朝顔は闇の底に咲く・五木寛之/感想レビュー・要約など

朝顔は闇の底に咲く・五木寛之/感想レビュー・要約など

人間というもののなかには、光と影というふたつの面がある。 そして、リヤカーを引っ張っていくふたつの車輪のように、 そのふたつがあってはじめて人生というものは成り立っているのかもしれない。 私たちはもういっぺんちゃんと、悲しむこと、人間らしく泣くこと、そして深い愁いに沈むこと、寂しさに徹すること、こういう心持ちを、取り戻す必要がありそうな気がするのです。 朝顔は闇の底に咲く/五木寛之/東京書籍 五木寛之さんの本を良く読んでいた時期がありました。 そして、また再び読みたいと思ったのは、 「本当に疲れ切ってしまった人は、後ろ向きでもいいんじゃないだろうか」 という趣旨の言葉をとある記事で読んだからで…

2023/08/07 11:00