受けつがれる「思い」とは「よき時を思う」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。これまでずっと読みつづけている作家は何人かいるが、この方もそのひとり。久しぶりに新刊が出たので、さっそく読んでみた。29歳の綾乃は、90歳になる祖母の徳子から赤銅色の端渓の硯を譲られる。16歳で最初の結婚をした徳子は結婚後わずか2週間ほどで出征した夫を失い、教師となったあと綾乃の祖父と再婚した。逸品の硯ばかりでなく、来歴を持つさまざまな品物を孫たちに譲り始めた...
2023/02/07 15:25
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