四十九日を通して見えた父の強さと優しさ
一昨日、姪っ子の四十九日の法要があった。 法要後、親族一同でお寿司屋さんで食事を共にし、温かな時間を過ごした。 姪っ子は高校を卒業して上京し、専門学校を出た後、一人で懸命に働いていた。 彼女の生活は忙しく、帰省は年に数回、正月とかゴールデンウィークくらいだった。 私の両親は、内孫に逢える限られた機会をとても楽しみにしていた。 寿司屋を出ると、父が駐車場で親戚みんなに向かって「私に力がないばかりにこんなことになってしまって申し訳ない」と頭を下げていた。 86歳の父が、自らを責める言葉を発する姿に、心が痛んだ。 父は、孫の死を悲しみつつも、子を亡くした息子夫婦の支えになろうと不器用ながらも頑張って…
2024/03/05 08:15