Valsalva 網膜症

Valsalva 網膜症

Valsalva網膜症のページを更新バルサルバ網膜症とは、バルサルバ効果に伴ってまれに生じる出血性網膜症です。バルサルバ効果とは、息を止めていきむことにより筋肉が緊張し、いつもより重たいものをもてたり、血圧が上昇して心拍が早まることをいいます。一方で、いきむことにより胸腔内圧が急激に上昇するため静脈血が胸腔内へ還流できなくなり静脈圧が急激に上がります。その結果、網膜血管が破綻して出血するのがバルサルバ網膜症の原因となっています。バルサルバ網膜症の経過は良好なことが多く、ほとんどのケースでは安静にして経過観察をするだけで後遺症もなく回復します。今回の患者さんの場合も入院して安静を保った結果、一週間後には視力も1.0まで回復しました。原因としていきみがあったかどうかはっきりしませんでしたが、咳きや嘔吐などで発...Valsalva網膜症

2024/11/25 14:36