『アバター』→『アバター:ジェームズ・キャメロン 3Dリマスター』
『アバター』(09)(2010.5.5.TOHOシネマズ日劇)ゲームの中にいるような感覚にアバター(仮想的な分身)として、衛星パンドラの先住民族の中に入り込んだ地球人のジェイク(サム・ワ―シントン)が、彼らに感化され、ミイラ取りがミイラになるという、『ダンス・ウィズ・ウルブズ』(90)を思わせるストーリー展開は、インディアン(善)対白人(悪)という、最近の西部劇をほうふつとさせる構図だ。また、最新兵器を持つ地球人とシンプルな武器で闘う先住民族という点では、ベトナム戦争の近代兵器(米軍)対ゲリラをほうふつとさせる。というわけでストーリー的に目新しさはないし、こうしたテーマをそれほど深く描いているとも思えない。これがジェームス・キャメロンの限界という言い方も出来ようが、3Dを徹底的に意識して作れば、ストーリー...『アバター』→『アバター:ジェームズ・キャメロン3Dリマスター』
2022/09/22 00:14