エレミヤの十字架
<そこで彼らはエレミヤを捕え、監視の庭にある王子マルキヤの穴に投げ込んだ。(エレ38:6)>正しい預言を取り次いだエレミヤ(38:2、3)をユダヤの首長たちは、迫害する。確かに、常識的理性的に考えて、カルデヤ人の手に下ることが救いであるという預言には違和感を覚えるが、神の知恵は、人間の知恵に優る。首長たちはこれを悟ることができなかった。悪人が善人を迫害するのは、今も昔も変わらない。モーセは民衆から、ダビデはサウルから、イエス様は同胞ユダヤ人から、パウロも同じくユダヤ人から迫害された。ここでは、正しいエレミヤが迫害される。具体的には、すでにゼデキヤ王によって監視の庭に閉じ込められていたエレミヤが…
2024/02/17 10:18