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おだやか読書日記 https://theblankpage.hatenablog.com

国内海外問わずミステリ小説が好きな管理人の読書日記です。稀にミステリ以外にも、怪奇小説やSF小説、ユーモア小説などを読んだりもします。

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2024/01/14

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  • 購入本 2/29

    今月の購入本まとめ(新刊購入のみ、読了本込み) ヴィヴィアン・コンロイ『プロヴァンス邸の殺人』(ハーパーBOOKS) ホレス・マッコイ『屍衣にポケットはない』(新潮文庫) ジョン・バカン『三十九階段』(東京創元社) フランク・グルーバー『レザー・デュークの秘密』(論創海外ミステリ) マイケル・ホーム『奇妙な捕虜』(論創海外ミステリ) 馬伯庸『両京十五日1 凶兆』(ハヤカワ・ミステリ) はやみねかおる『少年名探偵 虹北恭助の新冒険』(星海社FICTIONS) アガサ・クリスティ『二人で探偵を』(創元推理文庫) 辻真先『本格・結婚殺人事件』(創元推理文庫) アヴラム・デイヴィッドスン『エステルハー…

  • 森川智喜『動くはずのない死体 森川智喜短編集』(光文社)

    収録作品 「幸せという小鳥たち、希望という鳴き声」 「フーダニット・リセプション 名探偵粍島桁郎、虫に食われる」 「動くはずのない死体」 「悪運が来たりて笛を吹く」 「ロックトルーム・ブギーマン」 どれ一つとして同じような話はなく、様々な趣向を凝らした本格ミステリ短編集でした。 お気に入りは「フーダニット・リセプション 名探偵粍島桁郎、虫に食われる」、「動くはずのない死体」、「ロックトルーム・ブギーマン」。 「フーダニット・リセプション 名探偵粍島桁郎、虫に食われる」は、2人の高校生が誤ってコーヒーをこぼしてしまったミステリ作家の原稿を推理によって復元してゆくお話。このシチュエーション、ロジカ…

  • ヴィヴィアン・コンロイ『プロヴァンス邸の殺人』(ハーパーBOOKS)

    あらすじ 1930年、スイスで寄宿学校の音楽教師をしているアタランテは、疎遠だったパリ在住の祖父が亡くなったことで莫大な遺産と館を受け継ぐことになった。しかし相続にあたり、祖父が秘密裏に続けていた探偵業を引き継ぐという条件が付されていた。 引っ越しを済ませたアタランテの許に早速ひとりの依頼人が現れる。伯爵との結婚を控えた依頼人は、伯爵の前妻の死は事故死ではないという警告の手紙を受け、真実を調べてほしいという。アタランテは身分を隠し、依頼人とともに披露宴が行われる南フランスの伯爵邸へ向かうが、そこには一癖も二癖もある招待客や親族ばかり。さらに地所内で密猟者の刺殺体が発見されてしまう。 あらすじか…

  • 紫金陳『検察官の遺言』(ハヤカワ・ミステリ文庫)

    あらすじ 地下鉄で騒ぎを起こした男が持つスーツケースの中に入っていたのは元検察官・江陽の遺体だった。男は著名な弁護士・張超で、元教え子である江陽の殺害を自供し、警察の捜査によってその証拠も見つかったことで事件は解決したかに思われた。しかし初公判で張超は突如犯行を否定し、捜査は振り出しに。なぜ張は自供を覆したのか、もし彼の主張が事実ならば真犯人は誰なのか、張の目的は何なのか。江陽殺害事件を調べるうちに、12年前の事件に繋がりがあることが判明し、その事件の裏に巨大な悪の存在が浮かび上がる。 素晴らしかったです!以前この作者の『悪童たち』を読んだときにも感じましたが、現代中国の社会の奥に潜む闇を暴く…

  • ジョン・バカン『三十九階段』(東京創元社)

    あらすじ 第一次世界大戦が目前に迫る英国。南アフリカから帰国した青年ハネーの前に謎のアメリカ人スカッダーが現れる。彼はあるスパイ組織によるギリシア首相カロリデス暗殺計画を知ってしまったとハネーに語ると、数日後、ハネーの部屋で何者かに殺されてしまう。警察から殺人の疑いをかけられると同時に、スパイ組織からも狙われることを恐れたハネーは、逃亡の旅に出ることを決意した。 英国冒険小説の古典的名作が、エドワード・ゴーリーのイラストともに復刊!いつか読みたいと思っていた作品がこんな魅力的な形で復刊されたとなれば手に取らざるを得ないでしょう。 結論から言うと、とにかくハネーの冒険譚が楽しい。道行く先で出会う…

  • ファビアン・ニシーザ『郊外の探偵たち』(ハヤカワ・ミステリ)

    あらすじ 30年以上殺人事件とは縁遠い平和なニュージャージー州郊外のガソリンスタンドで店員が殺害された。保存中の現場に偶然出くわし子どもがお漏らしをしてしまったことがきっかけで、元FBIのプロファイラーで現在第5子を妊娠中のアンドレアは、今は落ち目の新聞記者ケニーとともに事件の調査を始める。すると、50年前に発掘された骨と今回の事件が関連していることがわかってきて……。 タイトルからもわかる通りニュージャージー州の郊外を舞台に、2人の探偵役が活躍するミステリです。色々なテーマが盛り込まれていてとても面白かったです。 まず、舞台がアメリカの郊外ということ。そこは中国系やインド系の人々が多く暮らし…

  • 方丈貴恵『孤島の来訪者』(創元推理文庫)

    『時空旅行者の砂時計』に続く〈竜泉家の一族〉三部作の第二弾。 あらすじ 今では無人島となっている幽世島(かくりよじま)では、45年前、島にいた13人もの人々が殺されるという凄惨な事件が起こっていた。その事件を題材にしたテレビ特番のロケを行うため、出演者やテレビクルーなどの男女9人が幽世島を訪れる。 その中の一人である竜泉佑樹は、このロケを利用して幼馴染の復讐をするため、ロケ参加者の内の3人を殺害する計画を立てていたが、ターゲットの一人である海野が何者かに殺害されてしまう。自ら手を下すことに拘る竜泉は、探偵役となり犯人を捜し始める。 タイムトラベルというSF設定を活かした前作も面白かったが、今回…

  • 方丈貴恵『時空旅行者の砂時計』(創元推理文庫)

    主人公の加茂冬馬は、肺病を患った妻が重篤な状態に陥り絶望していた。すると突然謎の声が聞こえ、妻を救うには彼女の祖先を襲った“死野の惨劇”を阻止する必要があるという。いわれるがままに2018年から1960年にタイムスリップした加茂は、妻の祖母の双子の姉・文香とともに死野の惨劇を防ぐべく奔走するが、次々と不可能殺人が起きてしまう。 これは大変面白い本格ミステリだった。主な舞台が1960年の屋敷ということもあって、クラシカルな雰囲気もたまらなく良い。 そして特徴的なのが、タイムトラベルを取り入れたSFミステリでもあるというところ。この設定を破綻することなく謎解きに生かされていて、終盤の真相解明シーン…

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