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おだやか読書日記 https://theblankpage.hatenablog.com

国内海外問わずミステリ小説が好きな管理人の読書日記です。稀にミステリ以外にも、怪奇小説やSF小説、ユーモア小説などを読んだりもします。

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2024/01/14

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  • レックス・スタウト『編集者を殺せ』(ハヤカワ・ミステリ)

    仕事の多忙と体調不良で本が全く読めなかった期間が長かったので、あまり重すぎない古典ミステリを読みました。ものはネロ・ウルフシリーズの長編作品。 ウルフとはライバル関係のクレイマー警部がある事件の被害者宅にあった名前を羅列したメモについて意見を訊きたいと、珍しくウルフの事務所にやってきます。その六週間後、出版社に勤める娘をひき逃げで殺された男性が依頼にやってきて、娘が書いた手紙を見たウルフはクレイマーの持っていたメモに載っていた名前の男に殺された娘が雇われていたことを指摘します。アーチーがその男を追って行動していると、先回りされたかのように第三の殺人を目の当たりにしてしまう。 幻の小説の原稿を巡…

  • 出久根達郎『出久根達郎の古本屋小説集』(ちくま文庫)

    収録作品 古本屋のにおい 「猫じゃ猫じゃ」 「カーテンのにおい」 「書棚の隅っこ」 古本をあきなう 「おやじの値段」 「腹中石」 「紙魚たりし」 「背広」 「セドリ」 「えっぽどのこと」 思い出のページ 「本の家」 「焼き芋のぬくもり」 「金次郎の愛読書」 「江戸っ子」 「住吉さま」 「親父たち」 本の劇場 「そつじながら」 「赤い鳩」 「饅頭そうだ」 「送り火ちらほら」 最後の本 「シオリ」 「雪」 「東京駅の蟻」 「無明の蝶」 古本屋小説というのが面白そうで手に取った一冊です。恥かしながら作者の名前は初めて知りました。なんと直木賞まで受賞されている方だとは。さらに、元々古書店主ということで…

  • 一穂ミチ『スモールワールズ』(講談社文庫)

    収録作品 「ネオンテトラ」 「魔王の帰還」 「ピクニック」 「花うた」 「愛を適量」 「式日」 「スモールスパークス(あとがきにかえて)」 ネットの紹介で気になっていた一冊。普段あまり読まないタイプの作家さんなので自分に合うか少々不安だったのですが、買ってよかった!読んでよかった!いやぁ、とても面白かったです。個人的ベストは「魔王の帰還」。次いで「花うた」、「愛を適量」。「ピクニック」も捨てがたい。 「魔王の帰還」は身長190センチ近い体格の良さと岡山弁が強烈なインパクトを放つ姉・真央が、秘密を抱え出戻ってきたところから始まるお話で、高校生の弟の視点から語られます。姉のキャラクターが大好きで、…

  • 泡坂妻夫『11枚のとらんぷ』(創元推理文庫)

    あらすじ アマチュア奇術クラブがショーのラストに披露した〈人形の家〉。その仕掛けから飛び出すはずの女性が姿を消し、その後マンションの自室で撲殺死体となって発見された。その死体の周りには、同じクラブ員の鹿川が著した奇術小説集『11枚のとらんぷ』で使用されている小道具が毀された状態で散乱していた。 奇術師としても活躍していた作者だからこそ書くことのできた奇術×ミステリの傑作でした。 本書は三部構成になっていて、第Ⅰ部ではマジキクラブによるショーから死体発見まで、第Ⅱ部は作中作の『11枚のとらんぷ』、第Ⅲ部では世界国際奇術家会議へと舞台を移し解決編となります。 第Ⅰ部では奇術クラブの特徴的なメンバー…

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