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  • アルカン:ピアノ曲 波打ち際の狂女の歌 25の前奏曲より

    ここ数日、眠りが浅いのだと思いますが、毎晩 午前1時、2時に目が覚め、家事や、音を立てないように、掃除をしています。 昨日の夜は、午前2時頃に目が覚め、回していた洗濯物を干し、次いで、たまっていた段ボールをひもでくくり、出勤時の荷物の準備(水筒2本、ハンカチ等)、そして、ボールペン字の書き取り練習(お気に入りの歌集のペン字による手本の写し、一日、一首ずつ書いて覚えています。)を、4時半までしていたら、疲れて、また眠くなり、再び眠りにつきました。 睡眠がやや不足していて、眠気でウトウト過ごした一日でした。少し暖かったこともあります。 業務も十分には、はかどらず、帰宅してから1時間半、夕寝?をして…

  • ポーランドの作曲家:グレツキの交響曲第3番 悲歌のシンフォニー

    高校を卒業した1993年 私が高校を卒業して、小遣いを貯め、吟味に吟味を重ねて、CDを購入していた時です。大学生の いとこのお兄さんと久しぶりに会い、進学のお祝いだから、何か欲しいもの買ってあげると言われ、このCDを選びました。 購入を決めた理由 CD店舗に足しげく通っていた私は、店舗で流れてくる、聴いたことのないほどの重々しい歩みのメロディと、第3楽章で歌われる何かしら、痛々しいながらも、心に刺さるほどの美しいメロディに魅了されていたからです。 集めていたクラシック音楽CDは、まだ、バッハ、ベートーヴェン、ショパンくらいの中、初めて現代音楽の分野の音楽を手に入れ、何度も聴きました。 世間でも…

  • 新境地:シフが、クラヴィコードで弾く バッハ

    クラヴィコードと私の出会い クラヴィコード という楽器を初めて聴いたのは、今から32年前の私が高校生の時、兵庫県 神戸の小さなサロンで、鈴木雅明氏の演奏による、バッハの「2声のインヴェンション と 3声のシンフォニア」でした。高校の同級生と聴きました。 初めて聴くクラヴィコードは、思っていたより小型の楽器でした。出る音は、とても繊細で、おどろきました。指の上下のタッチだけでなく、指の微妙な動きも、鍵盤から、音を発生させる場所へと、直接つながっていて、反映されるからです。 演奏会後、氏と話す機会があり、楽器も少し触らせていただきましたが、「一音を出すのが、難しい楽器だなあ」という感想をもちました…

  • チョ・ソンジン(pf):ヘンデル と ブラームスを弾く

    ヘンデルと聞いてまず思いつくのは、管弦楽曲「水上の音楽」、「王宮の花火の音楽」、ほかにも、「第12番までの合奏協奏曲集」、歌劇の「リナルド」、そしてなんといっても、バッハの宗教曲に比肩すると私は、見ている「メサイヤ」といったオラトリオです。 今回、聴くのは、2015年のショパン国際コンクールの優勝者、チョ・ソンジン演奏によるヘンデルの鍵盤楽器のための組曲集(第2番、第8番、第5番・・・調子の良い鍛冶屋が入った曲)と、ブラームス作曲の「ヘンデルの主題による25の変奏曲とフーガ」です。 少し前の話ですが、チョ・ソンジンのピアノと、バリトンのゲルネとによる歌曲集、(ワーグナー、プフィッツナー、R.シ…

  • 11年前、街の商店街での買い物、ベートーヴェン:英雄

    from:consolationsさん 2012年04月25日 04時24分38秒 ic 11年前、大阪市に、住んでいました。引越し先のその地域で、町を2時間ほど散歩した時のことです。すると、昔ながらの商店街があり、たこ焼き屋、洋品店のある一角に、カセットテープもおいているCD屋さんを見つけました。 クラシック音楽のコーナー棚があり、のぞいてみると、今まで、見たことのないCDが多くありました。すでに廃盤のCDもあり、ただ背帯の部分は、経年で太陽やけして黄ばんでいますが、思わず大人買いしてしまいました。 店の老夫婦も一度にこれだけ売れることもないのか、レジを打つ際、てまどり、2回打ち直して、印肉…

  • 古典派音楽とロマン派音楽の時代の架け橋

    「べートーヴェン と ベルリオーズ 交響曲 」・ベートーベンの交響曲第9番の初演は、1824年 5月7日 ウィーン一方・ベルリオーズ「幻想交響曲」の初演は、1830年12月5日 パリ音楽院を比較すると、古典派、ロマン派といった流れも、ある天才の登場により劇的に変遷するのがわかるような気がします。歴史の中での、ほんの6年違いで、すごい変動の起こった時代だと思います。 ベートーベンの交響曲第9番→古典様式に則しながらも、歓喜に寄せてで、自由な意思(ロマン派への橋渡し)をとげた。 一方、ベルリオーズの「幻想交響曲」は、交響曲の中でも、ロマン派の極致。 いま、ベートーヴェンの交響曲第1番の動画を聴いて…

  • ニキータ・マガロフ(pf) スクリャービン エチュード全集

    今では、ネットを通して、CDを購入したり、また音楽を聴く時代の趨勢ですが、在庫が豊富な店舗型CDショップが、近くにあった時は、まさに「買い物にいく」の楽しみがありました。事前に、レコード芸術を読んで、今日はこれを購入すると、決めて買いに行くケースも多かったですし、棚に並ぶCDとの出会いが買い物の醍醐味でした。 ふと手に取り、私にとり、最高峰の愛聴版となったCDがこれです。[VALOIS]というレーベルから出ている1992年の録音です。 ① 最初の作品「エチュード OP.2の1」から、スクリャービンの世界に惹きこまれます。 和音の中から、メロディを歌わせる練習曲です。スクリャービン14歳の時の作…

  • ピアノ曲 ノクターンの創始者 ジョン・フィールド

    ショパンの音楽で、よく聴くのは、バラードと、ノクターン集です。今回は、そのノクターンについて書きます。 叙情的な小曲に「ノクターン、夜想曲」のタイトルを最初に用いたのはジョン・フィールドです。その手法を取り入れ、ショパンもノクターンを作曲しました。 1782年アイルランド、ダブリン生まれのジョン・フィールド。クレメンティに認められ、弟子になり、12歳でロンドンデビューしました。演奏スタイルは、若いときから、夢のようなロマンティックな表現を得意としたそうです。それにより、19世紀前半に最も人気が高いピアニスト、ピアノ作品の作曲家のひとりとなったのです。 フィールドの作曲した夜想曲は20曲です。リ…

  • 改めて自己紹介します。よろしくお願いします

    自己紹介します。 好きな作曲家:バッハ、シューマン。 習っていた楽器:ピアノ、クラシックギター 邦楽:玉置浩二さん、秦基博さん。家族が好きで聴いています。 趣味:将棋。居飛車党。得意戦法は急戦矢倉。将棋ウォーズ3級。 ペット:キンクマハムスター、かわいいです。よろしくお願いします。

  • フランソワのベートーヴェン ピアノソナタ

    ゆるゆるのべートーヴェン ピアノソナタ(月光・熱情 非愴)と評判だったCDがあり、ライナーノーツでも、そのように書かれており、びっくりしました。 この演奏は、独特なもので…という書き出しの記載にはじまり、フランソワの人物評も酒好きで、酩酊してコンサートに臨むこともあった逸話も載っています。 演奏を聴いて、べートーヴェンのソナタはこう弾かねばならないと、無意識に皆が縛られていると、思いました。バックハウス、ギレリス、ブレンデル、ケンプ、ポリーニ、どれを聴いても高い精神性と、強靭なタッチ、説得力があります。グールドは、全曲のうちいくつかは、高い評価を受けていますし、まあ納得もいきます。 では、この…

  • カッチーニ作曲、アヴェマリア・・・神々しい調べ

    30年ほど前、NHKのラジオ番組を聴いて、知らない曲を聴き、ノートに作曲者、曲名、感想をつけていました。それが私のクラシック音楽愛好の始まりでした。そこで気にいった曲を少しずつ買っていた次第です。 当時のCD、1枚2,500円が、学生であった私には高く、吟味して購入する必要があったのです。そのラジオ曲から流れる曲を、聞いた瞬間から、とりこになり、急いで、CDショップに買いに行った曲が、カッチーニのアヴェマリアです。 イタリアの作曲家のカッチーニ(1545〜1618)「アヴェマリア」は、一回聞くと、引き込まれます。階段をゆっくり登るような伴奏を背景に、神々しい調べで歌がうたわれます。 購入CDは…

  • レスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリア、たおやかな調べ

    レスピーギの音楽は、「ローマ3部作」のように、その日の気分で、やはり、重厚で重たいなあ 熱いなあと思うときはあります。 そういう時は、あまたある管弦楽曲の中で、優雅な曲を紹介します。レスピーギ作曲 「リュートのための古風な舞曲とアリア」です。サンタ=チェチーリア音楽院に通うことを日課としてしたレスピーギ。目的は、古い作品の研究でした。ある日イタリア音楽学者 キレゾッティという人が編纂した16世紀から18世紀のフランス・イタリアのリュート曲集を見つけます。 その図書館で埃をかぶっていた楽譜は、名曲の宝箱で、原曲のメロディ、旋律にレスピーギならではの近代オーケストレーションを行いました。古典の復古…

  • トスティの歌曲 松本美和子さん(ソプラノ)

    19世紀のイタリアでは、オペラが最高の盛り上がりを見せていた時期です。オペラを作ってこそ、作曲者として認められる時代でした。 そうした世間の風潮に流されず、ひたすら、わが道をいくで、活躍したのが、歌曲作曲家フランチェスコ・パオロ・トスティです。ローマを根拠地として、作曲活動を行なった人です。 私が、この作曲家に興味を持った理由は、若い時分、音大生の友人が声楽科の友人を紹介してくれるというので、その方が、当時、レッスンで、トスティに取り組んでいると聞き、話が盛り上がるよう、予習するためでした。1枚だけCDを買い、今でも時々聴いています。 彼がナポリの音楽院で学び始めたのは、才能を認められた11歳…

  • J.S.バッハ=ブゾーニ編曲 シャコンヌ 聴き比べ

    前の記事に続いて、編曲版です。 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 二短調 よりシャコンヌをブゾーニが編曲した版は、ピアノ楽器の性能を、最大限に発揮し、活用した編曲だと思います。 今から、25年ほど前、ドイツの楽譜出版社であるブライトコプフ・ウント・ヘルテル社のピアノ楽譜を買い、今、久しぶりに、CDを聴きながら、楽譜をたどっています。 (大阪のササヤ書店で購入しました。 表紙うらに、タグが未だ付いていて、1,360円と書かれています。当時は、円高。1ドル90円くらいだったでしょうか。あいまいな記憶ですみません。) (1) まず、シューラ・チェルカスキーの演奏で聴きます(ニンバスレー…

  • グラナドス:12のスペイン舞曲 第2番オリエンタル ピアノ原曲 と ギター編曲で聴く

    近代スペイン民族主義学派を確立した エンリケ・グラナドス。 この作曲家のピアノ作品「12のスペイン舞曲」のなかでも 第2番の、「オリエンタル」は、哀愁をまとった曲風で、夢見心地の世界にいざなってくれます。標題の、オリエンタルは、中近東の周辺を指すようです。 先日、なんとなく棚から、CDを手に取り、聴いていたら、あまりの憂いある、かつ落ち着いた調べに、思わず作品と、曲名を確認しました。 fontec レーベルから出ている 益田正洋 氏によるギター編曲版による演奏でした。 続いて、もともとは、ピアノ曲なので、ピアノの棚を、あるかどうか探したところ、ピアノ曲も持っていました。 熊本マリ さん演奏の「…

  • 中古レコード屋めぐりで出会った バリトン歌手のアリア集

    今から、12~13年前、中古CD・レコード屋へ行くのがすごく楽しみでした。 すでに廃盤になっている掘り出し物や、ふと目に留まったCDが、これを逃すともう聴くことは出来ないという思いにかられ、思わず買っていました。 新譜ではめぐりあえない演奏に会う機会が、ぐっと増えていた気がします。 つい先日、住んでいる街を散歩していて、大通りの普段気づかない場所に、中古CD屋を見つけ、入りました。店主は一人で、洋楽、邦楽、ジャズなど、まだ買い取ったばかりで、うず高く積まれたCDもありました。 クラシック音楽の棚を一通り、見たところ、知らないバリトン歌手のCDが目に留まりました。店主が一人いて、何も買わずに店を…

  • シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 様々な演奏で聴く

    ピアノ協奏曲は、聴いていて心地よい曲が多いです。その中でもロマン派の名曲があります。シューマンのピアノ協奏曲イ短調。1841年に完成させた「ピアノと管弦楽曲のための幻想曲」を第1楽章に用いて、4年後に2楽章を追加創作し、3楽章のコンチェルトを完成させました。 第1楽章オーボエのやわらかいメロディで、始まり、ピアノが、オーケストラの伴奏にとけこみながらも、ロマンあふれる曲を奏でます。クラシック音楽というジャンルをこの際、はずして、音楽一般の中でとらえたとしても、これほど聴き手の心を魅了する音楽はないと思います。第2楽章 「間奏曲」緩除楽章。おおらかな調べです。第3楽章 リズミカルな舞曲調の曲です…

  • ヒンデミット:前庭に最後のライラックが咲くとき

    「愛する人々へのレクイエム」という標題がついています。音楽は、前奏曲と11の楽章から構成されています。 ロバート・ショウ指揮、アトランタ交響楽団と合唱団によるCDを聴いての感想です。 この演奏を指揮しているロバート・ショウが、ヒンデミットに委嘱し、創作された作品です。 ヒンデミットは、第二次大戦終戦直前に亡くなった第32代 大統領フランクリン・D・ルーズベルトの追悼と第二次大戦の犠牲者への追悼をこめて作曲しました。 テキストは、詩人ホイットマンのリンカーンを偲んだ長編詩「前庭に最後のライラックが咲くとき」をテキストにしたレクイエムです。テキストは、英語ですが、ドイツの合唱音楽の伝統に立った作品…

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