早生玉ねぎ 2025年5月21日 植え替え遅くなったのと、苗が弱いのがいくつかあったのがやっぱり育たなくて、2割くらいはちびっ子。。。 それらは秋に再度植えてみよう。 6月には晩生玉ねぎ収穫かな。 2025年5月14日 早生玉ねぎ収穫 2025年5月10日 早生玉ねぎ、収穫して実家へ献上 2025年5月4日 早生玉ねぎ、初収穫
育児×哲学×社会学 ~父から息子へつなぎたい思想~ 「未来」のために「今」を手段化して生きてきた人生を反省し、外的な「意味」による支えを必要としないだけの、内的な「密度」をもった生き方を模索中。
「ひとりでも多く」のためか、「目の前のたったひとり」のためか
ビジネスモデルの出発点は、「目の前のたったひとり」の現実を変えることだと思う。 新卒の就活時は、「ひとりでも多く」のひとに貢献したいと思っていた。 貢献とは、経済活動の活性化で、経済を支える企業活動を支援して、企業活動が活発になることで日本に貢献する。 そのための職種がコンサルだ!と、ITコンサルの会社に入社した。 その後、外食企業に転職したが、その時も「ひとりでも多く」のためという考えは変わらなかった。 外食から教育業界へ転職し、あることをきっかけに意識が「目の前のたったひとり」のために変わった。 社会人大学院への入学がそのきっかけ。 30歳で社会人大学院に入ったが、私は年少の方だった。 4…
外食店長時代を思い出す。 大型店の店長を務めた時。その店の適正なアルバイトメンバーの人数は66名とされていた。それを目指して採用活動に勤しみ、40名までは採用できるのだが、それ以降なかなか増えない。 採用できたとしても、他のメンバーが辞めてしまい、40名の壁をなかなか突破できないでいた。 なぜだと考えた時に、自分ひとりで正対できる人数の限界が40人なんだという結論に達した。 できていたかどうかは、反省があるが、心がけとして、アルバイトメンバー一人一人と真剣に向き合いたいと考えていた。 彼ら彼女らがどんな夢を持っているのかをアルバイト採用面接では必ず聞いていたし、その夢とアルバイト経験がつながる…
※2020年8月19日 1歳半頃から息子と30ピースのパズルを一緒にやってます。 少しヒントは出しますが、一人で最後までできるようになりました。 一回15分〜20分くらいかけて完成させるのですが、完成した途端に、笑顔でひっくり返してバラバラにしてしまいます。 そして、何事もなかったかなように再開します。 せっかく作ったのに…。 と思いつつ、あの「風の便り」が蘇るのでした。 hiroshitasaka.jp 「砂絵」の絶対矛盾 チベット仏教に、砂絵曼荼羅というものがあります。 大切な儀式に際して、 仏教の僧侶たちが、 五色の砂を用い、七日間かけて、 極色彩の曼荼羅を描くのです。 この砂絵曼荼羅の…
ドラマ「半沢直樹」を見ていて、学生の頃父親からよく言われていた言葉を思い出した。 「権力」ではなく「権威」人になれ 外食で店長をやっていた時、よく考えていた。 アルバイトさんは、自分が店長という「権力」があるから、ついてきてくれているのか。 「私」という人間についてきてくれるのか。 御座敷で宴会対応をしていたメンバーに言われた事がある。 御座敷は、宴会の関係でバイト時間通りに終わる事は稀なため、残業をお願いすることもしばしば。 「延長(残業)する事はなんら問題ないんだけど、店長最近、ありがとうって言ってくれなくなったなぁ。店長きた頃はよく言ってくれてたのにぃ」 痛い一言だった。 その店に赴任し…
前回、「解消」ではなく「和解」ということを書いた。 ph.nowandhere.jp その「和解」の一つと思っている 師から学んだ言葉。 病とは、福音なり 「病」について一言 ⇒ 病とは、福音なり。 すなわち、病とは、単なる「不幸な出来事」ではない。それは、人間が、自身の在り方を深く見直し、生活を変え、体質を改善し、意識を高めていく、「良き機会」となる。— 田坂広志 (@hiroshitasaka) 2014年1月10日 この言葉を聞いた時、真っ先に浮かんだ 「闘病」 これは、心の置き場が「解消」の方向にある。 だから、病もこう言いながら暴れだすのだろう。 「認めてくれよ!」 結果、病に飲み込…
「人間関係が下手な人」とは、 「人とぶつかってしまう人」のことではない。 「人とぶつかった後に、和解できない人」であり、 「人とぶつかった後に、和解の余地を残せない人」のことである。 『人間を磨く』p173 人間を磨く 人間関係が好転する「こころの技法」 (光文社新書)作者:田坂 広志光文社Amazon また、以前読んだ本にこんなことが書いてあった。 不安は消えない。 不安を消そうとすればするほど、不安は逆に大きくなる。不安があるという状態を認めて、それでもなお「目的本位」の行動に出なさい。 予期不安に悩むなら、あえて「恐怖突入」することで、意外と大したことなかったという経験を積んでいく。そう…
「逃げ」たっていいんだ。また、「挑め」ば ゴルゴ松本さんのこの言葉にかなり救われたと思う。 「逃げ」たっていいんだ。また、「挑め」ば あっ! 命の授業作者:ゴルゴ松本廣済堂出版Amazon 以前、師匠からこんな言葉を教えてもらった。 Unfinished Business 卒業していない課題は追いかけてくる 確かにその実感はある。 環境が変わった時、環境が変わる前に自分にとってネガティヴ要因だったものは、環境が変わった後も姿を変えて目の前に現れる。 本当に不思議だ。 ただ、ここで注意したいのは、Unfinished Businessは、「今、ここで」解決すべきものなのだろうか。 どこへ行ったっ…
2015年、突然脳がシャットダウンした。 頭の中に4つ画面があり、それを眺めている自分がいる。 1番左は過去の画面。反省をしている。 残りの3つは未来の画面。 今日これからどうするとか、 抱えている仕事のシミュレーションとかがされている。 4つ同時に動かしながら、手がそれに合わせて作業をしている。 事業立ち上げもこれから加速だ!という時に、画面4つじゃ足りないなと思って、5画面目を起動させようとした。 そこで負荷がかかりすぎたか、4つの画面が全部落ちた。 紹介された病院で、自律神経が乱れていて、その原因は低血糖と言われた。 そこから食事と運動の指導が始まった。 「真剣になっても、深刻になっては…
なぜ、1歳児が「湘南新宿ライン」と「東海道線」を見分けられたのか?
※2020年8月8日 息子は電車にハマってる。 1歳ころから、京急を「きゅっ」といいはじめたり、1歳4ヶ月頃にはドクターイエローをわりとはっきり発音したり。 今では、7-80種類の電車の名前を言い当てる(^^;)すごい(^^;) 1歳9ヶ月頃のできごとだった。 品川駅で 「東海道線!」 と言ったり、 「湘南新宿ライン!」 と言っていて、 明らかに言い分けているような気もする。 私が適当に名前を言うと、 「東海道線だよ!」 と怒られる(^_^;) やっぱり言い分けている。 なにかなぁと思って家に帰ってから電車の本を見て謎が解けた。 我が家にある電車の本では E233系=東海道線 E231系=湘南…
※2020/08/07 昨日は久しぶりに出社。 暑い。 本格的に夏が来た。 そして、マスクがしんどい。 周りを見渡せばしていない人を探す方が大変だ。 コロナが流行り始めの頃から言われている通り、自分が感染することの予防にはマスクはあまり意味がなく、飛散させないために有効ということなら、別に黙ってるんだからよくない? と、ちょっとバカらしくなってきてしまった。 それでも、突然くしゃみして、自分が無自覚感染者で飛沫感染源になるのも申し訳ないので、ハンカチを手元に用意してマスクを取った。 電車の中は、まるでこの寓話の「一つ目国」に自分が迷い込んだような気持ちになった。 周りの人を非難する気持ちは無い…
※2020/08/05 「セミさん、しんじゃったのぉ、よしよし」 写真は先日カミキリムキのお墓を作った時のも こどもに「死」を、どう伝えたらいいだろう?と最近考える。 いよいよ夏らしい季節になり、セミがあちこちで鳴いている。そして、ベランダや玄関でまもなく最期を迎えるセミを見かけるようになった。 1ヶ月ほど前。 ちょうちょが道端で止まっていた。 元気がなさそう。 元気ないねぇ、と言いながらその場を立ち去った。帰り際にまだそのちょうちょがいたが、もう動かなくなっていた。 「ちょうちょさん、しんじゃったなぁ」 というと。 「ちょうちょさんしんじゃったの?」 しばらく黙って 「また、うごくんじゃない…
※2020年8月4日 ベランダから大きな声が聞こえて来る。 「みてぇ〜!おつきさまいたよー」 一昨日、昨日とお月様がとても綺麗だった。昨日は、「スタージェンムーン」という満月だったらしい。 数年前は、満月の日が記載されている手帳を使っていたくらい私は月が好きだ。 それが遺伝したのか、息子も月が好きで、月を見ると興奮する。ここ1ヶ月天気が悪くて月が見えなかったので、余計に嬉しかったのだろう。 30代の頃までは、24時間365日死ぬほど働いていた。集中しっぱなし、常に150%の力で生きていたと思う。 ただ、師匠に教わった。 「プロフェッショナルは、最高の集中力を発揮するために、最高のリラックス方法…
4歳7ヶ月 十数か所の腫れが「とびひ」だと思ったら全部「虫刺され」だった
9月12日月曜日 朝 あれ?虫刺され? 9月12日月曜日 夜 迎えにってびっくり、え?とびひ? 9月12日月曜日 寝る前 駆逐してやる... 9月13日火曜日 朝 指がカユイと言う息子 9月13日火曜日 そして、皮膚科へ 9月13日火曜日 薬局でもらった薬 まとめ 9月12日月曜日 朝 あれ?虫刺され? 「おはよう」と起きてきた息子の鼻の頭が赤くなっていた。 あれ?虫刺されか。 手と足にも数か所刺された跡がある。 日曜日に布団を干したが、まさか布団に虫が付着していたのか? ちゃんとはたいたはずだったのに。。。 申し訳ない気持ちになりながら、「サーチベビー」を塗って保育園に送り出した。 9月12…
「答えのない問いを問いつづける」のも大切だが「答えのない問いをどうしたら答えを出せる問いにできるか?」を考えることも大切かも
9月12日に誕生日を迎えました。 人生には、「答えのない問いを問い続けられる力」が必要ということを大切に生きてきましたが、それも大切であると考える一方で、「答えのない問いをどうしたら答えの出せる問いに変えることができるか?」ということも挑戦しがいがあるかもしれないと思った誕生日でした。 カントが言うことにかなり解釈を入れて言うと 人間の「経験」の域を超えた認識をするには、 「推論」するしかなくて、 推論をしていくときの立場は、突き詰めると2つの立場に集約されてしまうそうです。 一方は、独断論的立場 一方は、懐疑論的立場 独断論者は、世界は有限。最小単位はある。自由はある。必然的存在はある と言…
「理想理念」ではなく「納得せざるを得ない原理」を正当性の根拠に置く
カントは、「物自体」という概念をおき、 人は、「経験」を超え出た認識は不可能。 つまり、世界それ自体(物自体)を認識することは不可能と言った。 人間は、「経験」を超え出たところは「推論」するしか無いが、 「物自体」は認識できず、議論のスタンスは、2つの方向に集約されてしまうという。 一方向は、「独我論」に もう一方向は「懐疑論」に。 独我論者は、世界は有限。最小単位はある。自由はある。必然的存在はある と言うし、 懐疑論者は、世界は無限。最小単位はなし。絶対的自由はない。必然的存在もなし と言う。 どちらも推論の域を出ないし、証明できない。 なので、「理想理念」から議論を出発させると、必ず、信…
グローバルな人材になるためには、自国の事を理解している人であって欲しいと願っている。 なので、まずは日本神話からと思い、神話を読み聞かせているのだが、神社との関わりも深めようと一歳の頃から登園前の寄り道コースの一つに神社を入れている。 しばらく通っていたら、息子も自然と手を合わすようになってきた。 保育園の近くの神社はコノハナサクヤヒメを祀っている。なので、分からないだろうがなぜ人間に寿命ができたのかを話すこともある。 その神社は家からも近い神社なので、氏神神社と勝手に思い込み、初詣やお宮参り、私の厄除もそこでしたのだが、改めて神社庁に問い合わせたところ、まったく違う神社だったというオチだった…
人間的自由の条件-ヘーゲルとポストモダン思想-の要点引用ちょっとずつ
更新履歴 2022/09/15 近代の人間本質――「他者の欲望」と「普遍的承認ゲーム」 更新履歴 第一章 資本主義・国家倫理 『トランスクリティーク』のアポリア 資本主義というアポリア カントの「物自体」について 未来の他者とは誰か 「他者」の原理と超越項 資本主義への根本的懐疑 正当性と相互承認 「自由」 批判の逆説 資本主義への対抗原理 反システムとアソシエーション 近代社会とルールゲーム 第二章 絶対知と欲望―近代精神の本質 ヘーゲルと絶対精神の体系 コジェーヴのヘーゲル論と現代思想 『精神現象学』と近代の人間―行為する「理性」 ハーバーマス―「主観性の哲学」と「対話の哲学」 近代の人間…
2019年4月から保育園に通い始めた息子。 当時1歳2ヶ月。 息子のことをとてもかわいがってくれて、息子もその先生が大好きだった。 ただ、2020年3月で保育園を辞めてしまい、4月からその姿を見ることはなくなってしまった。 最初は、 「きょう、まきこ先生いないよぉ」 と言っていて、居ないことをどう説明してあげれば分かるのかと迷いながら、 「今日は、お休みかなぁ」 と、言っていた。 しばらく経って、寝床でいつものごとく、振り返り会をやっていると ph.nowandhere.jp おもむろに言いだした。 「まきこ先生、すきぃ」 切ない瞬間だ。。。 「そうかぁ、まきこ先生好きかぁ。また会えるといいね…
また、妻の話。 以前こどもの「安全基地」になるという事を書いたが、その延長の話し。 ph.nowandhere.jp 妻と息子のやりとりを見ていて、なるほどなぁと思ったのが、叱っても最後は「ありがとう」で終わっていること。 こどもからすると、いいも悪いもあまりわからず、ただただ一生懸命やっていることが多く、悪気はない。 昨日も、ティッシュ箱からティッシュを3枚ほど取り出して、おもむろに妻の膝を拭いた。 「何してるの?もったいないでしょ!」と叱る妻。 「ぬれてるよ。拭いてあげた」 と得意げな息子。膝が濡れてて拭いてあげたようだ。実際は、息子が膝に「ブー」とやったから息子のツバなのだが(^_^;)…
教育においてIT技術を活かしていく動きが活発になっている。特にここ数年は学習にAIを活かす流行になっている。 この事は良い面もあると思う。例えば、試験など短期的な目標があり、それまでに苦手を洗い出して効率よく潰したいという時は、AIの力を借りるのは、確かに良いと思う。 ただし、生涯の学びにおいて、すべてAI学習に代替しようと思うのは少し違う気がしている。 気になるのは、学びを「効率化」しようとする姿勢。 「最小の努力で、最大の結果を得る」 この事は、一見価値が高そうに思う。 でも想像してみて欲しい。何か問題を解いたら、AIから「あなたの苦手はこれです。次はこの問題をやってみましょう」と提案され…
以前も書いたが、僕が中学3年生から大学3年生までの約7年間父親が単身赴任をしていた。 ph.nowandhere.jp それでも毎週末家に帰って来て、夜中になると、近くのラーメン屋などに連れていってくれて、そこから父と息子タイムだった。 父はよく「反省会」やるぞと言っていた。 その週の出来事を話し、その時どう思ったのか、どうすればよかった、次はどうするかを主に話した。 父がいない平日は、それを一人で頭の中でやることが多くなった。 その経験からも、父と息子の「反省会」というのは、とても大切だと実感している。 息子の寝かしつけをなるべく担当している。最近は寝付きが悪く、4-50分かかるので、ついつ…
「意味」が見つからないから良き生が送れないのではなく、 逆に、良き生を送れていないから「意味」にすがろうとするのだ
2019年この本を読んで、人生の「意味」の他に人生の「強度」という事を考えるようになった。 この世からきれいに消えたい。―美しき少年の理由なき自殺 (朝日文庫)朝日新聞社Amazon ボクら世代は、人生の「意味」を見出す事を良しとする教育を受けてきたのではないかと思う。そして、僕はその「意味」を仕事に求める生き方をしてきたと思う。 結婚して息子が生まれて、独身の頃のように24時間365日仕事をするという生活はできなくなった。そのことで、自分の存在価値が縮減してしまうのではないかという感覚に襲われる時もあった。 その迷いの中、この本と出会った。そして、仕事を通じて人生の「意味」を見出すという生き…
ある日の登園中の話。 自転車でいつもながら話してると急に 「息子くん、民衆のうたた好きだよ」と言い出した。 民衆のうたたとは、レミゼラブルの「民主の歌」のことで、クイーンの「We Will Rock You」や「ボヘミアンラプソディ」の次に息子がハマってる曲。 お!いいねぇと思って 「じゃ、一緒に歌おうか」っていうと 「いいよっ」 ってなぜか上から(^_^;) 「せーの、Do you 」と歌い出したら、 「んーパパ!パパっ!ちがう!ちがうよ!」 と、言いだす。 「え?Do you hear the people sing?でしょ?」と、言うと。 「ちがうよ」 と言うので、 「なんで?」と聞くと…
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早生玉ねぎ 2025年5月21日 植え替え遅くなったのと、苗が弱いのがいくつかあったのがやっぱり育たなくて、2割くらいはちびっ子。。。 それらは秋に再度植えてみよう。 6月には晩生玉ねぎ収穫かな。 2025年5月14日 早生玉ねぎ収穫 2025年5月10日 早生玉ねぎ、収穫して実家へ献上 2025年5月4日 早生玉ねぎ、初収穫
ニンニクに、オレンジさび病が出てきたので、 枯れてきたものから、ちょっと予定より早いけど試しに収穫 割と立派で安心した!
2025年5月15日 結球開始! 2025年5月15日 結球開始! しかし、キャベツの価格は下がっている💦
小森谷浩志さんの『禅的マネジメント』を再読した。 ZEN 禅的マネジメント作者:小森谷浩志内外出版社Amazon 東洋思想である「十牛図」と、西洋のマネジメント論、心理学、成人発達理論を織り交ぜながら、禅的マネジメントとは何かが論じられていく。 両極の統合、矛盾を矛盾のまま受け入れる強さ、今を乗り越えて包む姿勢―― これからの社会を生きていくうえで、大切になる態度を教えてくれる本だ。 毎回再読のたびに新たな示唆をいただくが、今回は「おわりに」の一節が、なぜか強く響いた。 「浩志、みんなに、よろしく言ってくれ」 お父様の最期の言葉である。 この言葉を読んだとき、呪術廻戦・渋谷事変編で、ななみんが…
早く、何者かになりたいと思っていた20代 精神の限界と自己承認への転回 そして、自己越境へ 自己越境という感覚 早く、何者かになりたいと思っていた20代 24時間365日働くことで、数か月で店長になり、数年で本部の課長職についた。 仕事を通して自己実現したい。 世の中に貢献したい。 そう強く思っていた。 「会社の成長スピードと自分の成長スピードが合わなくなったら会社を辞めます。」 なんて、生意気な事も口にした。 存在対効果。 これが、僕の20代のキーワードだった。 30歳で会社を辞めて、大学院で学んだ。 そこで出会った恩師は、講演を開けば数百名を集めることができる方だ。 その恩師が、大学院で十…
今日も「庭の話」より 庭の話作者:宇野常寛講談社Amazon 「弱い自立」の定義 「弱い自立」をどう進めていくか ① 評価のハードルを下げる ② 共同体に縛られず、開かれた関係性を持つ ③ 「働く」と「制作」の関係を見直す ④「ついで」の論理を活かす ⑤ プラットフォームを内破し、新しい環境を作る 「弱い自立」についてのまとめ 所感 家庭菜園という「庭」 ロスジェネ世代の現実 最低限の生活の安定が必要 自分にできることは何か? 「弱い自立」の定義 「弱い自立」とは、従来の「強い自立」(自己完結的な独立や完全な自己責任の意識)とは異なり、多様な関係性の中で緩やかに自立していく生き方を指す。 宇野…
Kindleで読了後、ハイライトをchat GPTに読み込ませて、まとめを行なっている。 庭の話作者:宇野常寛講談社Amazon 今回は、庭の成立条件 『庭の話』における「庭」の成立条件 宇野常寛氏の『庭の話』では、「庭」という概念が、現代のプラットフォーム社会に対抗する新しい場として提示されています。本記事では、その「庭」が成立するための条件を整理してみます。 1. 人間外の事物とコミュニケーションを取る場所であること プラットフォームは人間同士の相互評価(承認の交換)の場ですが、「庭」は人間と人間外の事物(自然、動植物、環境など)が関わる場所でなければなりません【1173】。 2. 人間外…
昨日は、恩師田坂先生の講演に久しぶりに参加した。 久しぶりにお目にかかれて嬉しかった。 この講演の内容は、田坂広志アカデメイアの登録者に後日無料配信されるとのこと。 「田坂広志アカデメイア」は、2025年1月に開設されたオンライン学習プラットフォームで、田坂広志先生の著作、講演、対談、テレビ出演など、多岐にわたるコンテンツを誰でも自由に学べる場を提供している。 hiroshitasaka-akademeia.com ちょうど読み終えた宇野常寛氏の「庭の話」とも重なり、 私の中ではかなり問題意識が深まり改めて参加してよかったと思っている。 庭の話作者:宇野常寛講談社Amazon 所感は、40…
「真理の探究」を続けて3回読んだ。 かなり、思考がぐるぐる回っている。 真理の探究 仏教と宇宙物理学の対話 (幻冬舎新書)作者:佐々木閑,大栗博司幻冬舎Amazon 真理の探究 kindle版 仏教は、本来的に意味を持たない自分の人生を、自力で意味づけしていこうという宗教 P146 現在の科学的世界観の世の中で生きる私たちは、そういった自分の死後にとって都合よく組み上げられた死生観の実在性を信じることができないという点にあります。 そしてそういった絶対者、救済者の存在を信じられない人にこそ、釈迦の仏教が説く 「誰も生きる意味を与えてくれない世の中で、絶望せずに生きるためには、自分の力で生きる意…
センスの哲学 (文春e-book)作者:千葉 雅也文藝春秋Amazon カラオケの採点で、「GLAY」を歌っても、常に80点台だ。 ただ、僕のGLAYを聴いて泣いてくれた人が数人いる。 つまり、僕のGLAYは、「下手ウマ」なのかもしれない。 千葉雅也さんの「現代思想入門」「勉強の哲学」に引き続き、「センスの哲学」を読んだ。 これまたとても面白く、刺激を受けた。 「センス」という言葉をいろいろな角度から説明して定義していく。 しかも、最初から確定的に定義せず、まずはこう考えてみましょう。という大きい枠から徐々に「センス」の核心に迫っていく。 センスを磨くための姿勢として、 再現思考をやめる。 「…
千葉雅也さんが自分と同じ1978年生まれと知り、急に親近感湧いていくつか本を買ってしまった。 まず「勉強の哲学」という本を読んだが、とても面白い。 勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版 (文春文庫)作者:千葉 雅也文藝春秋Amazon 難しい内容を、身近な言葉で、レベルを落とさず説明されているのがすごい。 際限なき勉強を有限化せよという。 深く勉強することは、「ノリを悪くする」ことだという。 今いる環境には、いわゆる「ノリ」があり、なんとなくそう振る舞う事が正解というお作法的なものがある。それを「ノリ」と呼んでいる。 わかりやすい。 環境ごとに「ノリ」があり、その「ノリ」に合わせる事を求…
日曜日に大学ゼミOBOG会に参加させていただいた。 現役生、OBOG生合わせて100名ほどの盛会となった。 私はこのゼミの1期生だったので、まさかこんな大所帯になっているとも知らず、とても驚いた その会で先生が言っていた、言葉が鳴り響いている。 「このゼミが生徒たちの戻れる場所であってほしい。何もしてあげられないかもしれないけど、話だけはうんうんと聞いてあげられるから」 先生が発するその姿勢から本当に思ってくれていると感じ、生徒たちから慕われれている姿をみると、それは真実と思えた。 1期生は、少なくとも僕は、立ち上げの期でこのあと20数年もゼミが続くことなど想像もしていなかったし、後輩たちのた…
夏休みの宿題ドリルで、国語の文章読解が、一年生ながらなかなかゴツい。 最近はこんなレベルなのかと思う。 学童保育で学習時間が設けられているので、そこで夏休みの宿題やってくるように言っていて、割とちゃんとやってくるのだが、めずらしく 「国語わからないところあったから、パパに教えてほしい」 と、言ってきたので隣で見ていた。 問題文を音読して、問題を読む。 記憶でばしばし解答を書いていく息子。 え?なんなの?センス系? センス系なので、文章に書かれている内容そのまま書くので、ちょっと言い回しを変えないと答えにならないところは惜しいが間違える。 「問題文にさ、問題に書いてあること線引くと見つけやすいよ…
ルパン三世の名言。 SNSを見ていたら広告動画が目に止まった。 「一度きりの人生好きに自由に生きたらいい」 という言葉に違和感があると、以前投稿したが、 同じくらい違和感があるのが、 「あなたは、あなたの人生の主人公」 という言葉だ。 主人公。。。 そんなこと思えないよ。 自分より能力高い人はたくさんいるし、 成功しているように見える人もいる。 世の中を動かすような仕事をしている人を間近にみて、自分が人生の主人公なんて、到底思えない。 というのが一点。 もう一点は、ヘーゲルが 「白と言った瞬間に、その裏には白ではないという事も同時に意味している」 という趣旨の事を書いていて、妙に納得したこと。…
もう、パパの「背中」を見せる必要はないのかもしれない。 4/1から入学式までのこの1週間。 新しい環境に飛び込む君を見て、そう思えた。 4/1 学童保育に初登園。 80名を超える新しいお友達のいる部屋に、後ろを振り返ることもなく勇ましく入っていく君の「背中」を見送り、心配しているのは大人だけだと反省した。 新しい環境になって初めての週末。 今年の桜はいつもより遅くて、ショッピングモールから家まで桜を見ながら帰ったね。 君は電動自転車の後部座席から降りて走り出し、ついには家まで走り切ってしまった。後から調べたらショッピングモールから家までは、2.2キロ。 走る君の「背中」を見ながら、正直とても驚…
君は「空」という言葉を聞くとき どのような空を思い浮かべるだろうか? 青空だろうか? 夕焼けに染まる赤い空? 満天の星が広がる夜空? いつか登った山の頂上から見た空? どこまでも続く水平線が綺麗だった浜辺の空? 毎朝、登園の時に見た新幹線の線路越しの空だろうか。 パパの背中が邪魔で新幹線が見えなかったのはゴメンて。 電車好きの君だから、念願叶って乗れたロマンスカー展望席から眺めた空や 上野東京ライングリーン車の2階席から見える空と言うかもね。 「空」という簡単な言葉ですら、 人によって思い浮かべる「空」は違う。 パパが思い浮かべている「空」と 君が思い浮かべる「空」は まったく同じ「空」ではな…
訂正可能性の哲学 ゲンロン叢書 作者:東浩紀 株式会社ゲンロン Amazon 訂正可能性の哲学 ゲンロン叢書by 東浩紀 ぼくはいまの政治は、世界的にも国内的にも、また古典的な政治においてもネットの争いにおいても、「友」と「敵」の観念的な対立に支配されていると考えている。 Read more at location 30 したがって、その対立を抜け出すことが決定的に重要である。『観光客の哲学』では、その認識のうえで、「観光客的な連帯」こそが脱出の鍵となり、新たな連帯のモデルは「家族」に求められるという主張を展開した。 Read more at location 31 観光客の哲学』では、観光客…
圧倒的な力の差を感じたり、想像を超えすぎたものを見た時に、今自分が悩んでいたり、イライラしたり、落ち込んでいたりしていることが、なんだかとても小さな事に感じて、思わず笑ってしまう事はないだろうか。 それは幼児でもそうなのかなという経験をした。 先日の週末のはなし。 午後から、息子とデートだった。 常々、パパの会社みたいとか、大学見たいと言われてきたので、この機会に連れて行こうかと計画した。 東武鉄道博物館 ↓ 明治大学リバティータワー ↓ 家の近くでくら寿司 というプランで数週間前に息子と決めた。 そして、事件は東武鉄道博物館で起こった。 お土産コーナーにあったオモチャが欲しくなり、ねだりだし…
5歳のこどもから質問を受けたとき、詩的・物語的に答えるか、科学的に答えるか、いやどちらかではなく、どちらもこたえようかとその時々で考えるが、やはり、なんで?なんで?を突き詰めると、最後は科学的知では答えられない想像的知で答えざるを得なくなることに気づく。 昨日は、久しぶりに雷がすごかった。雷がまだまだ怖い息子。 カーテン閉めて!トイレついてきて!パパもリビングにいて!と、彼なりに雷に対応しようと考えているのがかわいい。 その時息子から質問をされる。 「どうして、雨はふるの?」 寝床で週の半分は本を読むが(その殆どは電車だ) 4歳ころから中学生の理科の教科書をつかって、宇宙や太陽や地球、天気や地…
先週末は、運動会だった。 年少のときは、「土曜日は、保育園休みのはずだ!」という言い訳で、グラウンドのフェンスの端っこで皆が踊ったり、競技したりしている様子を見ているだけで、年長のお兄ちゃんが、励ましてなんとか全員リレーには参加したという息子。 年長の今回は、むしろヒーロー的な立場になり、なんともこどもの成長というのは大人の想像を軽く超えてくる。 こどもの限界を簡単に親が決めちゃだめだと改めて思わされる事になった。 年長さんのメインイベントで毎年障害物競走がある。 その中で、縄跳び10回跳ぶゾーンが設けられている。 年長さんで縄跳びを10回跳ぶのはこうも難しいものなのかと思うほど、多くのこども…
もう、パパの「背中」を見せる必要はないのかもしれない。 4/1から入学式までのこの1週間。 新しい環境に飛び込む君を見て、そう思えた。 4/1 学童保育に初登園。 80名を超える新しいお友達のいる部屋に、後ろを振り返ることもなく勇ましく入っていく君の「背中」を見送り、心配しているのは大人だけだと反省した。 新しい環境になって初めての週末。 今年の桜はいつもより遅くて、ショッピングモールから家まで桜を見ながら帰ったね。 君は電動自転車の後部座席から降りて走り出し、ついには家まで走り切ってしまった。後から調べたらショッピングモールから家までは、2.2キロ。 走る君の「背中」を見ながら、正直とても驚…
君は「空」という言葉を聞くとき どのような空を思い浮かべるだろうか? 青空だろうか? 夕焼けに染まる赤い空? 満天の星が広がる夜空? いつか登った山の頂上から見た空? どこまでも続く水平線が綺麗だった浜辺の空? 毎朝、登園の時に見た新幹線の線路越しの空だろうか。 パパの背中が邪魔で新幹線が見えなかったのはゴメンて。 電車好きの君だから、念願叶って乗れたロマンスカー展望席から眺めた空や 上野東京ライングリーン車の2階席から見える空と言うかもね。 「空」という簡単な言葉ですら、 人によって思い浮かべる「空」は違う。 パパが思い浮かべている「空」と 君が思い浮かべる「空」は まったく同じ「空」ではな…
訂正可能性の哲学 ゲンロン叢書 作者:東浩紀 株式会社ゲンロン Amazon 訂正可能性の哲学 ゲンロン叢書by 東浩紀 ぼくはいまの政治は、世界的にも国内的にも、また古典的な政治においてもネットの争いにおいても、「友」と「敵」の観念的な対立に支配されていると考えている。 Read more at location 30 したがって、その対立を抜け出すことが決定的に重要である。『観光客の哲学』では、その認識のうえで、「観光客的な連帯」こそが脱出の鍵となり、新たな連帯のモデルは「家族」に求められるという主張を展開した。 Read more at location 31 観光客の哲学』では、観光客…