chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
arrow_drop_down
  • 茶話163 / 年末詣

    ウォーキングを始めて一週間が経った。気が向いた時に、景色を見ながら、あてもなく、のんびり歩くので、散歩といった方がいいのかもしれない。それでも、三日後あたりから筋肉痛が出始めたので効果はあるように感じる。二階に上がる階段も苦にならなくなった。大晦日の今日は氏神様の美具久留御魂神社(みぐくるみたま)へ。いつもなら元旦に初詣するが、結構な人出で混雑する。インフルエンザが流行っているので、空いている年末にゆっくりとお参りすることにした。昔は、夕方に神社へ行き、お堂にこもって新年を迎えた[年籠もり]した。今は、そうはいかないので、12月の中旬から大晦日までの間にお参りするのを[年末詣]という。一の鳥居をぬけても500mはある長い参道を歩く。宮の町中に入ると町会長をしている同級生に会う。夜中に年籠もりがあるから忙し...茶話163/年末詣

  • 茶話162 / 歩く

    一日に朝夕の二回、バイクで畑へ行く。そのうちのどちらかを歩くことにした。約700mで1000歩、往復すると2000歩になる。65歳~74歳だと一日に7,000歩以上は歩く必要があるという。毎日続けると死亡リスクが50%減るのだそうだ。先月からお世話になった掛かりつけ医へ月一の診断に行った。まずは、血圧。前回は180あったのが138。血糖血はさほど変わらないがA1cが-0.5減少。やはり薬はたいしたものだと実感。気分良くしてインフルエンザのワクチンも打ってもらった。その後にあったのが特定保健指導とやら。お決まりの塩分控えめ、野菜を多めの食事の話。酒は控えめに……というのは無くて、医師には我が気持ちが伝わっているのだと安心。「何か運動されていますか?」というので、「畑仕事くらいです」と答える。「それは運動には...茶話162/歩く

  • 茶話161 / 年の瀬

    昼でも一桁の温度、明け方には0度近くなる季節になってきた。耐えかねて湯たんぽを出した。寝る30分前に布団の中に入れる。寝る段になって布団にもぐり込み、まず、湯たんぽを抱いて、膝を立てて空間をつくり、布団全体に温かさがいきわたるようにする。5分もすると暖かくなるので、湯たんぽを足の方に移動して冷えた足を温める。その後は、湯たんぽを抱きかかえて寝る。湯婆(タンポォ)」という。「婆」は〈妻〉を指し、お湯の妻の意味になる。なんとも懐かしい暖かさだが、当の湯婆は午前3時ころには冷たくなり、現実に引き戻される。最期はやはり、自分の体温だけが頼りなのだと勘念して耐えて寝る。――○○様におかれましてはお健やかに新年を迎えられていると存じます。さて、私も高齢になり文字を書くのが億劫になってきました。つきましては、毎年の年賀...茶話161/年の瀬

  • 茶話160 / 古い奴だとお思いでしょうが

    四、五年ほど前までは、ほとんどなかったのに、最近、方向指示器(ウインカー)を出さない車が増えてきた。出しても右左折するのと同時に出す。こちらが直進しようとしている時に、対向車が突然右折してくると大きな事故につながる。ウインカーを出さない奴もそれがわかっているのだろう、左折する時に出さない。こちらが右折する(対向車と同じ方向に回る)時なら、少し待つだけで、事故にはなる可能性は低いからだ。めんどうくさい、かっこ悪いからウインカーを出さないらしい。右左折する30m手前から、ウインカーを出すことが義務付けられている。ウインカーを出さずに右左折をした場合、合図不履行違反となり、違反点数1点と反則金6000円(普通車)が科せられる。立派な交通違反、ルール違反なのだ。にもかかわらず、規則なんか守っているのはダサイと思っ...茶話160/古い奴だとお思いでしょうが

  • 茶話159 / 朝湯

    朝、目覚めて、まず、コーヒーをドリップして外に出る。玄関に据えた置き配用の椅子に座ってコーヒーをすする。山茶花の蕾が赤くなつているのにふと気づく。短い秋もそろそろ終わりか……。薄い墨で描いたようなちぎれ雲がいくつも西から東へ流れていく。やがて、雲の上端がうっすらと明かみをおびてくる。山の端から太陽が昇り、日の出を告げてくれる。そして、この朝日をいっぱい浴びる。それを日課にしている。太陽の上辺が地平線に一致する時刻を日の出という。しかし、我が地は東に1000m級の金剛山地に囲まれているので、山の端から太陽が現れる時刻は20分ほど遅く、それを日の出とよんでいる。早い話が、朝日を浴びる時間だ。春夏秋は、ほとんど畑で迎えるが、冬場は玄関の椅子に座って、コーヒーをすすりながら迎える。雨や曇りの日でも、それを日課にし...茶話159/朝湯

  • 茶話158 / 明日こそは

    二十代の半ば頃だったろうか。祖母が、「そろそろ結婚したら」というので、ある日の夕方、遠い親戚の女性を家に連れて来た。非のうち所の無い、実に整った顔立ちの、まことに綺麗な女性だった。「これからよろしくお願いします」か細い声だが、はっきりとした口調で女性が言った。しかし、当の私はまったく結婚なんぞする気がない。「結婚はまだ早いので」と、女性との話もそこそこに自分の部屋に閉じこもった。8時頃に、風呂に入ろうと風呂場に行った。裸になって、ドアを開ける。すると、あの女性が湯船につかっていた。「アッ!」という微かな声が漏れた。私は慌ててバスタオルを腰に巻いた。そして、声も出ずに、ドアも閉めずに、一目散に自分の部屋へ逃げ戻った。二、三分もしないうちに、ドタドタと足音がした。バァーンと私の部屋のドアが開いた。あの女性が立...茶話158/明日こそは

  • 茶話157 / 大胆不敵

    法事があって、終わった後に食事会があった。一般的には「お斎(おとき)」というが、関西では「仕上げ」という。少し酒が入ったので、帰りは知人(年下)に車で送ってもらった。家の前で車を降りる時、一瞬、迷った。お礼の言葉を何て言おうか?100%の人間関係ある友人や年下の親戚なら「ありがとう」で済む。50%ほどの人間関係で、年下の知人には何て言おうか?「ありがとうございます」は丁寧すぎる。「ありがとう」では失礼になる。一瞬迷って出た言葉が、「おおきに」「おおきに」は、関西弁で〈ありがとう〉の意味になる。古語の「おおきなり」の連用形で、〈大いに・たいへん〉の意味。だから、関西弁の「おおきに」の正式な言い方は、「大きに、ありがとうございます」になる。つまり、肝心な「ありがとう(タメ)」「ありがとうございます(敬語)」を...茶話157/大胆不敵

  • 茶話156 / わわわわわ

    わわわわわわわわわ……。日曜日に孫たちが来て、パソコンで記事を書いている私の周りをキャツキャと走り回る。自分の子どもだつたらなら「こら!うるさい!」と怒鳴る。しかし、我が子のようで我が子ではない、ペットのような孫だからそうはいかない。回転椅子から振り返って「危ないがな」と優しく言う。その瞬間、回転椅子の背もたれが、パソコンディスクに当たって、置いていたコーヒーカップが倒れた。それもキーボードの上にたっぷりと。わっ!驚いて、慌てて、キーボードを逆さにして、水、いや、コーヒーを流し落とす。パソコンを終了して、ドライアーで乾かす。わわわわわわわわわ……。次の日、ワードを開いて入力してみると異常がない。よかったよかった吉永小百合と、機嫌よく記事を書いてく。ところが、突然、どのキーを押しても入力出来なくなった。わっ...茶話156/わわわわわ

  • 畑/ちょっとだけよ

    庭のメダカ池のオモダカが色づいて枯れて、冬の到来を告げている。去年に「茶話76/目高」で書いた時は、本数が少なくてメダカも気持ちよさそうだった。ところが、今年は茂りすぎてメダカは窮屈そう。完全に枯れたら掃除しなければ……と楽しみにしている。というのは、オモダカはクワイの仲間で、地面の下にクワイのような芋ができて、食べられるのだとか。こんなに茂っていたら、さぞかしたくさんあることだろう。ちょっと小さいが、ちょっと楽しみ。畑はというと、ほとんどやるべきことをやってしまって、ほとんど冬休み状態。それでも、朝夕に畑へいかなければならない。というのは、メダカ。朝夕にエサをやらなければならないのだ。娘が知人からメダカの子どもをもらってきて、おすそ分けしてくれた。かなりレアなメダカだと言う。死なせてなるものかと、畑のビ...畑/ちょっとだけよ

  • 茶話155 / 秋の遠足

    今週は日・火・木と雨が降って畑に入ることが出来なかった。今日(金)も雨模様で、もはや冬眠状態。我が相方に、「遠足(弁当を買ってドライブ)に行こうか」と言うと、返事もしないで着替えに行く。その間、前の遠足は何時だったかと……思い出そうとしても思い出せない。遠足から帰って日記を見たら6月14日以来。なるほど、掛かりつけ医が引退して、薬を飲まなくなった時と一致する。そのあたりから血圧が180まで上がっていて、運転がおっくうになっていたのだ。それが、四日前に半年ぶりに医者に行って、薬をもらって、血圧が下がって、気分がよくなって、遠足に行く気持ちになったのだと納得した。とりあえず、あてもなく、竹ノ内峠を東へ(奈良方面)。唐楓の並木が見事に紅葉している。二上山の頂上の紅葉も綺麗だ。ならば、吉野の方へ向かおう!途中のス...茶話155/秋の遠足

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、八十八さんをフォローしませんか?

ハンドル名
八十八さん
ブログタイトル
河内国喜志村覚え書き
フォロー
河内国喜志村覚え書き

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用