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きみの靴の中の砂 (サヨナラ —— 旧 goo blog版) https://blog.goo.ne.jp/disinfectant1953

このサイトは "Creative Writing" の個人的なワークショップです。テキストは過去に遡り、随時補筆・改訂を行うため、いずれも『未定稿』です。

みなさんに感謝: アラン・ロブ=グリエ アルベール・カミュ 伊藤整 岩科小一郎 エリック・ホッファー 尾崎喜八 金子光晴 クロード・シモン ジャック・ケルアック 田村隆一 辻邦生 辻村伊助 永井荷風 久生十蘭 フィリップ・ソレルス 船知慧 ブルース・チャトウィン ポール・ヴァレリー ミシェル・ビュトール 森鷗外 森茉莉 吉田健一 ル・クレジオ ロラン・バルト

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2022/04/07

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  • ぼくよりサーフィンが好きかも知れない

    (op.20250131-3/Studio31,TOKYO)  ぼくは波によって乗る日・乗らない日を決めるけど、イチ子さんは波の高さによってボードをショートかロングか選ぶだけで、結構海に出て行く。もしかしたら、ぼくよりサーフィンが好きかも知れない。イチ子さんは、どちらかというとロングボードが手慣れていて、湘南でハングテンをやるサーファーは、イチ子さん以外、もう余り見かけなくなった。この日は台風が近いということで、ショートボードで遊んでいた。  【TheBeachBoys-GirlsOntheBeach】 ぼくよりサーフィンが好きかも知れない

  • だから、ぼくは眠りたかった

    (op.20250131-2/Studio31,TOKYO)手に馴染んだライカはこわれてしまうし、観るつもりでいたフィンランド映画には行きそびれるし、取材旅行とは言え、きみはケアンズへ行ってしまうし...。今日は、どの辺りか——昨日はデインツリー国立公園にいると言っていた。だから、ぼくは眠りたかった。眠れば、きみに逢えるかも知れないと思った。 【TheHollies-YesIWill】  だから、ぼくは眠りたかった

  • 『花祭り』の準備

    (op.20250131/Studio31,TOKYO) さて、節分が過ぎれば、もう春。この時期、巷の由緒ある庭園では、梅、桃、桜、それぞれの開花に合わせて『花祭り』の準備に忙しい。  【DocWatson-AlabamaJubilee】  『花祭り』の準備

  • サクラビールを飲みながら『かなさんどー(愛おしい)』の記事を書く

      監督とは同窓ということでプッシュ!明日、沖縄先行公開。  【映画『かなさんどー』本予告】  サクラビールを飲みながら『かなさんどー(愛おしい)』の記事を書く

  • 真理は『語らない部分』に隠されている

    (op.20250130-2/Studio31,TOKYO)人は真実とソウデナイことを織り交ぜて語りがち。しかし、良くも悪くも、真理は『語らない部分』に隠されていることが多い。【NossaAlmaCanta-Wave】 真理は『語らない部分』に隠されている

  • 夏のポラロイドに染み付いているのはきみの指紋?

    (op.20250130/Studio31,TOKYO)COVID‑19が流行る、そのまた何年も何年も前の、あの夏のポラロイドに染み付いているのはきみの指紋?鼻を寄せると微かにココナッツ・オイルの(ような...)匂い。  【MarthaReeves&TheVandellas-HeatWave】 夏のポラロイドに染み付いているのはきみの指紋?

  • ロコガール

    (op.20250129-3/Studio31,TOKYO)  コミュニティFMが、茅ヶ崎の波の現在を定時に知らせてくれる。凪いで、ひたすら暑い午后は、鉄砲道(幕府の射撃演習場への道)裏にあるバーガーショップで停滞する。今日のイチ子さんの私服は、更にロコガールらしい。  【MackeyFearyl-Nightbird】  ロコガール

  • 匙加減

    (op.20250129-2/Studio31,TOKYO)  人でも物でも長く付き合って慣れ親しんでくると、その扱いが次第に雑になるのも仕方がない。だからと言って、何もかも横並びにそうして良いわけではなく、慎重に見極めて匙加減をしていないと、後々取り返しの付かないことにもなりかねない。  【KirstyMacColl-Terry】 匙加減

  • ただ、それだけのこと

    (op.20250129/Studio31,TOKYO)「なんでハイ・キーで撮るの?ハイ・キーが好きなの?」とイチ子さん。「特別こだわってるわけじゃないけど、なるべく明るい光できみを撮りたいってことかな。ただ、それだけのこと」  【下町ノ夏-ペパーミント・ブルーの午後】 ただ、それだけのこと

  • ファンタジア —— 二月のイヴ

    (op.20250128-2/Studio31,TOKYO)  ファンタジア——二月のイヴ。  【LesleyGore-MyFoolishHeart】 ファンタジア——二月のイヴ

  • 海景、ターナーの色彩を求めて

    (op.20250128/Studio31,TOKYO)  英国の国民画家ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775-1851)は黄色好きで有名。人それぞれで(家族であっても)好きな色は異なるが、その理由はすでに解明されている。また、それぞれに好きな食べ物が異なるのも同じ理由だろう。アタシはターナー同様黄色好きだが、統計では日本人が好む色のベスト5に黄色は入っていない。  【映画『ターナー、光に愛を求めて(2014)』予告編】 海景、ターナーの色彩を求めて

  • 顔から火が出る

    (op.20250127-3/Studio31,TOKYO)  文章を書くのを趣味とするなら、出来れば若いうちから、なるべく錆の浮いていない言葉を選択する鍛練をしておくのが良い——経年劣化した日本語を不充分な精査で詩文などに使うと、後年読み返したとき、顔から火が出ることが多い。  【Skirt-標識の影・鉄塔の影】 顔から火が出る

  • モデル料はチョコモナカアイス

    (op.20250127-2/Studio31,TOKYO)  普通にシャッターを押せば普通に奇麗に撮れるものを、そうは写らないように工夫する努力。  【BobDylan-WhentheShipComesIn】 モデル料はチョコモナカアイス

  • とりわけなにをするともなく

    (op.20250127/Studio31,TOKYO)とりわけなにをするともなく、日長、爪にヤスリをかけて過ごすに近い日々ではあったのだが...。 【Maroon5-SundayMorning】とりわけなにをするともなく

  • 問題なしと思ったのはとんでもない勘違い

      逗子の高台。近くに古墳もあるイッちゃん(イチ子)のおじさんちの庭で。高一の夏休みは始まったばかり。宿題は七月中に済ませてしまって、あとは毎日海で遊んで暮らすのを問題なしとして合意。ところが問題なしと思ったのはとんでもない勘違いで、八月中に全然勉強しなかったため、新学期が始まったら一学期に習ったことを大分思い出せなくなっていて、その時になって問題が大いにあったのに気付いた。  【JoeCocker-I'llCryInstead】 問題なしと思ったのはとんでもない勘違い

  • 黄水仙のある部屋

    (op.20250126-3/Studio31,TOKYO)  水仙の開花時期が年ごとに異なる場合、それは前の季節に他の植物が地表を覆っていなかったことが疑われる。日当たりが良すぎると地中の温度が上がって球根が育たないからだという。ある年、地表のドクダミを駆除して、夏の間、地表に直射日光を当てていたら咲かず仕舞いの年があった。あるいは、開花が何ヶ月か遅れた年のことだったかも知れない。  黄水仙のある部屋

  • 本気にしない方が良い

    (op.20250126-2/Studio31,TOKYO)  16mmムービー・フィルムで撮影されたドキュメンタリーの編集時にカットされたポジから制作した写真。制作指標は、いつもの『他にない(写り方をしている)写真を作る』だけ。あとは楽しければ良い。結構な暇つぶしになる。『人生は死ぬときまでの暇つぶし』とは、とある落語家の名言。しかし、落語家とか作家などの言うことは本気にしない方が良い。  【TheValentinos-It'sAllOverNow】 本気にしない方が良い

  • ローマまで一昼夜

    (op.20250126/Studio31,TOKYO)  フィルム・カメラの時代から撮影データを残したことがほとんどないため、突然、古い写真を見つけても大雑把なことしか思い出せないことがある。これは恐らく、二十代最後の年に初めてイタリアへ行ったとき、香港で乗り換えの空き時間が予想以上にあったため、急いでタクシーで桟橋へ行って撮ったものだろう。そんなことが出来たのは、(直行便ではなく)安い乗り換え航空券だったため、乗り換え時の空き時間が途中それぞれにタップリあったからに過ぎない。結局、ローマまで一昼夜かかってしまった——食事時に航空会社を乗り替えると、両者共に食事が出るのには往生する。まあ、食べなければいい話なのだが...。  【JohnnyRivers-SecretAgentMan】 ローマまで一昼夜

  • 変わらず仲が良いのはなぜか

    (op.20250125-2/Studio31,TOKYO)  子供のある夫婦に比べ、子供のない夫婦が中年以降、変わらず仲が良いのはなぜか。  【BuffaloSpringfield-Rock&RollWoman】 変わらず仲が良いのはなぜか

  • ゼンザブロニカ

    (op.20250125/Studio31,TOKYO)  早春、休耕田や河原の土手、野原で、アドニスの化身『福寿草』やイソギクを探し、このカメラで撮影した思い出がある。文献によると、江戸時代は、今の東京郊外青梅が栽培地として記録されている。  ゼンザブロニカ

  • 今日は誰も言い出さない

       突堤で波が遮られているとは言え、外海に突き出したこの岬にしては、めずらしく穏やかな昼下がりの海。南中した陽を見上げ、「灯台まで泳ごう」とは、今日は誰も言い出さない。来週の今日は、もう学校が始まっている。  【白井貴子-抱きしめて】 今日は誰も言い出さない

  • まぶしい転校生

     まぶしい転校生だった。まぶしすぎて、親しく話すなど、ついぞ卒業までできず仕舞い...。<palign="center"><fontcolor="#ff9900">*</font></p>二十年程たって同窓会の幹事をさせられたとき、消息不明だった彼女の実家に電話して現住所を尋ねたことがあった。口調からして恐らく御尊父だろう、「あれはもううちの娘でもなんでもないから、そういった件では、以後、電話しないでもらいたい」。父親の意に沿わない男とでも結婚したか...。所帯やつれしていないことを祈る。まぁ、ぼくの想い出の中のきみは、未だ『まぶしい転校生』であることに変わりはないのだが...。<palign="center">【Jan&Dean-TheNewGirlInSchool】</p> <ahref="https...まぶしい転校生

  • キャンベル・クラムチャウダー

      早く寝て夜中に目が覚めたりして、前の食事から六時間以上経っていると、人は通常お腹が空くことになっている。自室でお湯は直ぐに湧かせるので、準備さえあれば軽食は何でも用意できる。今年になってからは、思い出したようにクラム・チャウダーを連日飲んでいる。昔、アメリカ東海岸のボストンで仕事をしたとき、レストランで出された、名物のクラム・チャウダーが大層美味しかったので、一緒に仕事をしていた日本語を理解するカメラマンのケビンに、当地の女子は家庭でこれを作るのかと聞くと、そんな女はいない、みんな缶詰だという。スープが日本の味噌汁とイメージが重なっていたから、スープぐらい作らないのかと不思議に思って尋ねると、日本だって、麺ツユを自分の家では作らないだろうと言う。なんか、分かったような分かんないような返答だった。  【...キャンベル・クラムチャウダー

  • 梅雨の頃、ロウバイに似た白い小さな花を付ける

    (op.20250124/Studio31,TOKYO)  琉球諸島で防風林として使われるフクギは、梅雨の頃、ロウバイに似た白い小さな花を付ける。夏が終わりに近付くと、黄色い、美味しそうな実は、熟して銀杏のように路上に落ちる。落下したフクギの実は、銀杏の実同様、芳香は出さない。マンゴーの仲間というが、実際はコウモリしか食べない(というか、臭くて食べられない)。  【M.Tallstrom-FoggyMountainBreakdown】 梅雨の頃、ロウバイに似た白い小さな花を付ける

  • セスナが1機半

    イチ子さんからの葉書——引き出しの中から出てきた古い絵葉書には、ハワイ・ラナイ・シティ局の消印があった。『まるで街中の個人タクシーのようにセスナ機を運航する会社があります。HawaiiIslandsAircraftsと言って、一応、コーポレーションなんだけど、果てしなく個人経営に近いように見えます。所有する飛行機はセスナが1機半。その半分というのは修理中のが一機あって、この先、エンジンが回るかどうか、まだわからないからなんですって。社長兼パイロット兼エンジニア兼受付兼電話番を全部ひとりでやってるミューラーさんていう恰幅のいいオジさんが、そんなふうに説明してくれました。あなたと同じ、与太話が好きそうなオジさんでした。お誕生日、おめでとう。August29th,1996』【TheBeachBoys-Hawai...セスナが1機半

  • 『書くことがない』なんてあり得ない

    (op.20250123/Studio31,TOKYO)  子供の頃の夏休みの宿題、とりわけ絵日記には苦労した思い出しかない。しかし今なら、もし『絵日記描き』という職業があって、一枚描くごとに収入を得られるなら、迷う事なく生業にしていただろう。 『書くことがない』なんてあり得ない

  • 恋のエチュード(Les Deux Anglaises et le Continent)

    室内の温度は22~23℃を越えないように設定するのが好きだと毎年冬になるとイチ子さんが言う。湿度にもよるが、その温度だと首筋・背筋がいくらか肌寒く感じることがあって、そんな時は——ほとんど毎日 —— 充分に暖房が行き届かなかった昔の欧州人のように着るもので調節しようとぼくを誘う。その方が風邪をひかないと信じているようだ。理由はわからないが確かに風邪をひくことはほとんどなくなった。着るものは、ぼくは、お金のない貧乏大学生のように概ねフード付きのトレーナーを重ね着している。実際、大学生の頃からのものもあり、襟や袖もすり切れているが愛着があって棄てきれない。胸や背中にいろいろと書いてあるが、それを説明していると話が逸れるのでここでは触れるのは止めておこう。二十数年前、ロサンジェルスに居た頃に買ったものが多く、当...恋のエチュード(LesDeuxAnglaisesetleContinent)

  • 冬のいち日 —— 眺めて暖をとる

    (op.20250122/Studio31,TOKYO)  暑い時分に撮った写真や、その頃を描いた絵を引っ張り出してきて、眺めて暖をとる。これは、そんな一枚の絵画に過ぎないが、作者には、この場面・この瞬間にまつわる思い出が重なるので暖かみはひとしお。  【TheGoldenCups-WomanWoman】 冬のいち日——眺めて暖をとる

  • なんか不思議な感じがする

      いつもどおり朝食を向かい合って食べたのに、午后は別々に仕事で都内へ。ふたりとも車を使わず、茅ヶ崎からJR湘南新宿ラインを使ったから、帰途待ち合わせれば、都内で一緒にお酒も飲めるというわけだ。「家から遠く離れた場所で待ち合わせて会うって、なんか不思議な感じがするね」とイチ子さん。  【加藤和彦-日本の幸福】 なんか不思議な感じがする

  • 高校生の娘が作る夕飯のオカズ

      ひとつ屋根の下で生活していれば、「なんか食べたいものある?」と聞かれることは良くある。「竹輪を3センチくらいに輪切りにしたのを横に半分に割ったやつを油炒めにして醤油を絡めたやつ」とぼく。「なんなの?その、お母さんのいない父子家庭で、高校生の娘が作る夕飯のオカズみたいなのってwww」とイチ子さん。料理は凝ると失敗する確率が上がる。基本的なものを作っていれば日々大成功。  【CThePenFriendClub-Darlin'】高校生の娘が作る夕飯のオカズ

  • 水口イチ子が一番好きな歌

      寒い日はお燗した日本酒が美味しい。でも、家で日本酒を呑みきってしまった時はどうするか。良く代用するのは、HotButteredRum.もともとは英国で防寒飲料として飲まれていたようなものなので、基本的なレシピはあるにはあるが、実際は、そんなものどうでもいいような作り方をする。ダークラム或いはホワイトラム(本人の適量)+お湯(本人の適量)+砂糖(本人の適量)+無塩バター(親指の先程度の大きさをフロート)。水口イチ子は、平気で有塩バターを使うこともある。西瓜に塩を振るくらいだから、塩は糖分の敵ではないという考えから来ているようだ。昨日今日は、いきなりHotButteredRumを飲むことも多い。*今夜は、水口イチ子が一番好きだというChristopherCrossの『NeverBeTheSame』をエンド...水口イチ子が一番好きな歌

  • 羊を使った実験

      ツガイの羊を使った実験では、ペアの関係は三年でひと区切りするらしい。なんで人で実験しないのかは不明。きっと、研究者は羊のデータが欲しかったんだろうが、しかし、誰がその結果を必要とするのだろう。世の中には、お金になる研究とそうじゃないのがあるのは確か。この話に、イチ子さんはクスクス笑いっぱなし。  【LesleyGore-FoolsRushIn(WhereAngelsFearToTread)】 羊を使った実験

  • サンフランシスコのフィッシャーマンズワーフ

      サンフランシスコの漁師町フィッシャーマンズワーフ。世界中の漁師町同様、ここにも名物を食べさせる海鮮料理店が店を連ねる。ここのそれは、イチ子さんも一緒に描かれている看板にあるように『蟹』。欧米の作法では、茹でた蟹は溶かしバターに浸して食べる。ただし、日本人が大きな丸ごと一杯を溶かしバターだけで食べるのは難儀なことで飽きる!今は客が日本人と分かると醤油を持ってきてくれるが、昔は言って出てくれば良い方で、大方、その用意は無く、日本人の事情通達は、小さな容器に醤油を入れて持ち込んだという。今は、清酒も醤油も現地法人が生産している。  【RussWilloughby-GoAlltheWay】 サンフランシスコのフィッシャーマンズワーフ

  • 小さな夏の家

      祖母が若かった頃、等高線に沿って続くこの林道は、交通の便がいいため、知る人には長いこと一般道のように使われてきたという——いち時は舗装して県道に昇格させようかという話にもなりかけていたが、なぜか幅員だけが拡張されただけで舗装化は見送られてしまったようだ。かつて辺りには夏の家が散見された別荘地ではあったが、バブル崩壊後は次第に使われなくなって空き家も増えた——それ以前、都会では、この辺りに大きな別荘を持つことは出世のステイタスと言われたこともあったが、その世代がみんな他界して以降、価値観が変わり、続けて使おうという子孫も減ったのが事の真相のようだ。周辺は1964年以前の静けさを取り戻そうとしている。画家だった祖母は、林道よりも遙かに低い裾野に『小さな夏の家』を持っていた。最寄りの駅からは歩いて三十分ほど...小さな夏の家

  • ピーナッツバターといちごジャムのサンドウィッチ

      家から近い茅ヶ崎の海には、イチ子さんと四季を通じて頻繁に出かける。ボードを抱えて行くことがほとんどだが、散歩やピクニックでも行く。いずれにせよ、外食を予定しない限り、イチ子さんが作ったサンドウィッチを持っていくのだが、そのサンドウィッチは、家では作ることのない特別なものが用意される。米国製の無糖のピーナッツバターを塗って、補糖のためにいちごジャムをたっぷりと重ね塗りしたやつ。特に海から上がったあとに食べるそれは、口の中が塩っぱいので甘さはひとしおだし、疲労回復にも大いに役立つ。今日の海は風があって、波が綺麗に立ち上がりにくいという地域FMの情報だったので、海には入らずピクニックになった。  【ThePolice-DeDoDoDo,DeDaDaDa】 ピーナッツバターといちごジャムのサンドウィッチ

  • きみに書く物語

     新年になったからといって、何か変わったことがあるわけじゃない。いつもどおり日が昇る頃に目覚め、数行の文章が成り立つ程度のわずかな閃きがやって来ることを願う——そんな祈りにも似た思いと共にいち日が始まる。そのわずかな閃きが、『きみに書く物語』に膨らんだなら、今日いち日は幸せな時間になる。  【BeeGees-I'veGottaGetAMessageToYou】 きみに書く物語

  • すべてをあなたに!

     1964年のアメリカ。ペンシルベニア州のある田舎町にパターソン電気商会はあった。ある日、ハイスクールを卒業して家業を手伝うガイ・パターソンのところに学生時代から知り合いでバンドをやっている友人が訪ねてきた。「今夜、バンドコンテストに出ることになっているんだけど、ドラマーが急に腕を骨折したから、今夜だけドラムを叩いてくれないか」と言う。*そのバンドの十八番のオリジナル曲——本来はバラードであるその曲を、ガイはテンポを無視して、強引にアップ・テンポでドラムを叩く。それにより乗りの良いロックンロールナンバーと化したその曲”ThatThingYouDo!(きみのすること!)”で、そのバンド『ザ・ワンダーズ』は念願の優勝を果たす。その夜以来、市内にあるイタリアン・レストランでのライブのアルバイト契約、さらにシング...すべてをあなたに!

  • その頃はもう、きっと半袖を着ているんだろうな

     「さあ、靴を洗うわよ」と言うとイチ子さんは、水道のあるバルコンの端までスニーカーを提げて移動する。屋根の風見鶏を見る上げると、今日は、南西の風——どおりで汗ばむと思った。「ウッドデッキのペンキは、今年は桜が咲くまでには塗り替えるよ。早く済ませないと、すぐに暑くなるし...」とぼく——その頃はもう、きっと半袖を着ているんだろうな...。  【下町ノ夏-夏の旅路】 その頃はもう、きっと半袖を着ているんだろうな

  • パット・モランのピアノ・トリオ

      「アタシがYouTubeでフォローしている人が新しいコンテンツをアップしていて、パット・モランのピアノ・トリオのレコードを聴かせてくれているのよ」とイチ子さんが嬉しそうに言う。続けて、「パットというニックネームは、男女共通で、男だとパトリック、女ならパトリシア。女子には他にパティーっていう、もうひとつ有名な呼び方もあるわね。でも、今日のパットは女子の方よ」とも。イチ子さんが、昔、お母さんから譲ってもらったLPレコードの中に、ちょうど同じレコードがあって、イチ子さんのお気に入りでもある一曲をこれから聴かせてくれるという。「ベースは、あなたの好きなスコット・ラファロよ。知ってた?」「知らない。まだ聴いたことない」  【PatMoran-InYourOwnSweetWay】 パット・モランのピアノ・トリオ

  • 季節はずれのビーチハウス

     沖縄の初夏を旅する。*那覇に着いた日の翌朝、ホテルのフロントにレンタカーを頼むと、わけもなく手配が付いたのは、いかにも観光立県らしかった。*結果的には曇天の多い車旅となった。通常イメージされる青く抜けた空も良いが、そろそろ梅雨が近いという空もいい。少なくとも東京のように重くのしかかってくる感じがない。*沖縄諸島には、観光ポスターからだけでは読み取れない特別な雰囲気がある。そうか...、ここは亜熱帯なのか...。*季節はずれのビーチハウス。ペンキを塗り替えさえすれば、毎年、新築のように化けて夏を迎えるのだろう。【TheRollingStones-HangFire】 季節はずれのビーチハウス

  • 港町Boy

    (op.20250114/Studio31,TOKYO)  港町Boy。  【Boy'sCLUB-港町Boy】 港町Boy

  • 救荒食

      昔の人は飢饉が迫ると、主食たる米・麦・芋などの代用として、クズ、ワラビ、カタクリの根から糖質を得ようとした。映画『北の零年(2004)』で、明治の初め、罰せられた徳島藩士達が北海道の未開拓地に追いやられた時分の真冬の描写に生々しいものがあって印象に残る。クズ、ワラビ、カタクリの文字を目にすると、食べものに困窮した昔の人達が、それらの粉をお湯に溶かしただけのものを食事の代わりにしていたことが思い出される。  救荒食

  • 一日の生活に必要なもの

    大戦前の欧州的ブルジョワジーの優雅な生活に身を置いたロラン・バルト。人生の長い時間を沖仲仕という重労働環境に生きたエリック・ホッファー。どちらの人生も今のぼく達には想像は難しい。しかし、そのふたりが同じようなことを言っている——『一日の生活に必要なものは、ほんの少しだけ』。  【NittyGrittyDirtBand-IShallBeReleasedfeaturingLarkinPoe】  一日の生活に必要なもの

  • 永遠の夏

    半年前...。梅雨明け十日の陽射しを受けて、湘南のモヤった海をふたりで見詰めていた夏の初め——七月最後の週末。今日もまた江ノ島を望む海沿いの道をサイクリングして来た——ぼく達は、いつまでも『永遠の夏』を生きよう。【TimePools-SheKnowsMeTooWell】永遠の夏

  • 最後の一本

      アメリカの禁酒法が解禁された直後、品不足のアメリカにスコットランドから大量に輸入されたウイスキーがこれで、それ以降、アメリカ・バーテンダー組合指定スコッチ・ウイスキーとなった。その縁あって、アメリカには品切れること無く補給しなくてはいけない運命を背負った。だが、コロナ時の宅飲みで消費量が増大し、原酒在庫が足りなくなった。そこで、アメリカ以外の国への輸出を制限或いは休止せざるを得なくなり、その中に日本も含まれた。日本には、J&Bがなくても困ることが無いほどのスコッチ・ウイスキーが入ってきているのもその大きな理由だろう。去年の秋頃までJ&Bファンは買い置きに走ったが、それも11月には国内流通在庫がなくなった。あるのは、ネット通販に関わっていない巷の酒屋の市場在庫のみ。このJ&Bは、新年早々、知人の酒屋で市...最後の一本

  • そのとき運良く、顔見知りのイチ子さんが通りがかったらしい

    馴染みの居酒屋の大将から連絡があって、イチ子さんが『関さば』を一本もらってきた。『関さば』の価値は入荷したその日いち日だけで、二日目からは『関さば』を名乗れない決まりになっているらしい。素人の口にも鮮度が落ちたのがわかるという——どれほど食通の素人か!。そうして価値が下落したあとの『関さば』は、味噌煮か塩焼きにされるのが末路らしく、食堂のランチメニューか高価な賄い、もしくは、それを納得済みの常連客へのサービス・メニューとして供されるという。居酒屋の大将が、宵越しのその『関さば』を前にして、「さて、どうしたものか...」と考えていたところへ運良く、顔見知りのイチ子さんが店の前を通りがかったらしい。  【MartinTallstrom-FreightTrain】 そのとき運良く、顔見知りのイチ子さんが通りがかったらしい

  • 「馬鹿も休み休み言え」

      インタヴュアーがある人にたずねた。「(あなたのお友達の)トルーマン・カポーティって世代を超えて読み継がれる作家だと思いますか」「馬鹿も休み休み言え」【映画『トルーマン・カポーティ真実のテープ』予告編】 「馬鹿も休み休み言え」

  • 夏に向けて折り返している

    朝光のコントラスト路地裏の空き地から子供達の声が聞こえる一月北半球の冬冬至も過ぎて季節はもう夏に向けて折り返している【PercyFaithOrchestra-GoodMorningStarshine】 夏に向けて折り返している

  • 『こんな頃』が本当にあった

      『こんな頃』が本当にあった。  【MinoriOno(menon)-はいからはくち】 『こんな頃』が本当にあった

  • インスピレーションが来ない!

    書けない時の作家・文筆家の言いわけは概ね詭弁で、書かないことへの言い逃れに過ぎないとスペインの作家エンリケ・ビラ=マタスは言う。『インスピレーションが来ない!』あのスタンダールでさえ、この台詞を使ったことがあるという。一番いけないのは書く習慣から遠ざかること。まとまったものでなくても、例えばX(twitter)やFacebookに自分の脳味噌で考えたことを取りまとめて、『日々』二百字ほど書き続けていれば、まず、その習慣は失われないらしい。できる(有能な)作家というのは道理をわきまえていて、例えば荷風の『日記』、または梶井基次郎の『手紙』など、『日々、書く習慣の維持を兼ねた仕事』が結果的にライフワークとして残った。【PaulMcCartney-PaperbackWriter】 インスピレーションが来ない!

  • 毎度聞く身も辛いわよ

    「元気なさそうな人に『元気してる?』って聞くのもおかしな話だけど、元気してる?」「アー、今日は悪い話がふたつある。どっちを先に聞きたい?」「そうね、だったら、結末がより情けない方の話から聞いてあげよう」「どうして情けない話だって判る?」「だって、あなたの悪い話って大抵はそんな話か噴飯物の話だし、しかも今日は、それがダブルだっていうじゃない。毎度聞く身も辛いわよ」【1910FruitgumCompany-SimonSays】 毎度聞く身も辛いわよ

  • イチ子、アンダルシアへ

    先週の日曜の午前中、水口イチ子が、「実は海外旅行専門誌の電子版が、内容は任せるから、三千二百字でエッセーを書いてくれって言うんだけど、困っているのは、アイデアがないんじゃなくて、どれを書くかで迷っているのよ」と言う。「持てる者の悩みってわけだね。アイデアがない悩みよりはだいぶ楽観的な問題だ。締め切りが来週っていうんなら兎も角だけど、そうやって潜在意識で揉んでいれば、そのうちに噴火するよ。最初の一行の切っ掛けさえつかめたら、その先は簡単なんじゃないか、きみなら」とぼく。「ところで、今日のランチは何にしましょうか」とイチ子が心配する時間。「横浜で洋酒の輸入商をしている友達がいるっていうの覚えてるよね。決算でストックヤード・セールをやるっていうんで先週行ってきた。アモンティリャードのめずらしいのを見つけたから、...イチ子、アンダルシアへ

  • 銀座三丁目 2009

    (op.20091006/Studio31,TOKYO)  銀座三丁目2009  銀座三丁目2009

  • 東京 23時19分

    (op.20241223/Studio31,TOKYO)  東京23時19分  【PaulDavis-CoolNight】 東京23時19分

  • 辺戸岬

      週日の沖縄県北部は、他県からの観光客を除けば、沖縄県民の数はことのほか少ない。「ドライブ・デートでしか行くことはないかな」と那覇の友人は言った。  【BertieHiggins-KeyLargo】 辺戸岬

  • 湘南・茅ヶ崎の里山

    (op.20240826/Studio31,TOKYO) 湘南・茅ヶ崎の里山。 【AnitaKerrSingers-NeverMyLove】 湘南・茅ヶ崎の里山

  • 夏の終わり

    (op.20240829/Studio31,TOKYO)  夏の終わり。  【Sonny&Cher-TheBeatGoesOn】 夏の終わり

  • 腰越の家 パーゴラのある庭

      海が見える腰越の家。パーゴラのある庭。そろそろお昼ご飯を考える時間。  【Chad&Jeremy-ASummerSong】 腰越の家パーゴラのある庭

  • 体型に合わせて服を選ぶ

      若くて体力と気力に余裕があれば、何をするにも無理が利く。しかし、歳をとってそれらが下降線をたどり始めると、事情は変わってくる。そんな時、未だ若い頃と同様に無理が利くはずと信じている人は、遅かれ早かれ挫折感を味わうのが道理。推移する体型に合わせて服を選ぶように、それぞれの年代の体力・気力に合った処世術を手に入れる必要がある。  【angels-ThroughTheFire】 体型に合わせて服を選ぶ

  • にわか雨なんかじゃなくてスコールよ、スコール!

      1978年頃。沖縄・北谷の砂辺海岸近く。「これは、にわか雨なんかじゃなくて、スコールよ、スコール!」大騒ぎのイチ子さんであった。  【TheBeachBoys&KathyTroccoli-ICanHearMusic】にわか雨なんかじゃなくてスコールよ、スコール!

  • 石垣島 平久保崎灯台まで1.7km

    (op.20250107-1/Studio31,TOKYO)  石垣島平久保崎灯台まで1.7km  <ahref="https://blogmura.com/profiles/11138716?p_cid=11138716"><imgsrc="https://blogparts.blogmura.com/parts_image/user/pv11138716.gif"alt="PVアクセスランキングにほんブログ村"/></a>石垣島平久保崎灯台まで1.7km

  • 打たれ強くなろう

    捨てる、失う、結果は同じでも、本意か不本意かの差は大きい。後者は自ら立ち上がるしか解決方法はなさそう。打たれ強くなろう。【ChetBaker-Serenity】 打たれ強くなろう

  • ナゴヤ駅

    きみが『めーえき』と言うから、パスツールとかジェンナーの話かと尋ねると、新幹線下りホームの『きしめん』屋の話だという。ナゴヤ駅

  • あれから三十年以上経ったある日

    大岡昇平編求龍堂版(1972)『富永太郎詩畫集』繙読。昭和四十七年当時、限定八百部一万五千円のこの本は、ぼくには高価で買えなかった。あれから三十年以上経ったある日、そのうちの一冊が、あの頃の倍近い金額でようやくぼくのものになった。それ以来いつも、その詩畫集は、ぼくの寝床から手の届くところにあり続ける。<ahref="https://blogmura.com/profiles/11138716?p_cid=11138716"><imgsrc="https://blogparts.blogmura.com/parts_image/user/pv11138716.gif"alt="PVアクセスランキングにほんブログ村"/></a>あれから三十年以上経ったある日

  • 鏡開きと『ニュルンベルクのマイスタージンガー』

     真昼なり。『ニュルンベルクのマイスタージンガー』を聴きながら眠りかける。鏡開きまであと何日だったか...。  鏡開きと『ニュルンベルクのマイスタージンガー』

  • 胸騒ぎの午後

    (op.20240804-1/Studio31,TOKYO)夏休み。胸騒ぎの午後であった。  【ClevelandHighSchool-BeTruetoYourSchool】 胸騒ぎの午後

  • 自分の立場

    あなたは、今のご自分の立場をおわかりになってらっしゃるんですか?<ahref="https://blogmura.com/profiles/11138716?p_cid=11138716"><imgsrc="https://blogparts.blogmura.com/parts_image/user/pv11138716.gif"alt="PVアクセスランキングにほんブログ村"/></a>自分の立場

  • 創作家本人が何を楽しみに制作しているかは作家それぞれ

       写真好きにもタイプがあって、撮影までは同じであっても、その先の作業が『暗室作業好き』と『パソコン編集好き』に分かれる。また、その志向が生涯続くかというとそんなことはなく、それぞれの過程を楽しむという両刀使いもいる。文筆家にも執筆より推敲が楽しいという人もいるから、創作家本人が何を楽しみに制作しているかは作家それぞれ。  【TheBeachBoys-LittleHonda】 創作家本人が何を楽しみに制作しているかは作家それぞれ

  • 大晦日、午後十一時

    (op.20250104-1/Studio31,TOKYO)大晦日、午後十一時。 大晦日、午後十一時

  • 日々ランチに通う馴染みのカフェ

      湘南の海沿いで、家の近く、日々ランチに通う馴染みのカフェがあると便利なのは、夏、海に入る入らないに関わらず、水着の上にサックドレスを着ていれば難なく店に入れること(ビーチハウスじゃないから、さすがに水着で店に入るのはマナー違反)。このカッコなら、知り合いのサーフィン仲間に誘われて急に海に入ることになっても都合が良い。尚こんな場合、サックドレスは一般的な安価な水着隠しよりは、街中でも違和感のない体裁の良いものである方が作法に叶う。  【中村雄士-SurferGirl】 日々ランチに通う馴染みのカフェ

  • 夏まであと半年

      夏の写真、とりわけ海で写した写真は腐るほどあるのに、冬の写真は探すのに苦労する。雪の写真なんて千枚に一枚くらいあるだろうか。夏まであと半年。  【EachOtaki-CobraTwist】 夏まであと半年

  • 文筆家C.W.ニコルがウェールズの寄宿学校の生徒だったとき

      水口イチ子の意見では、表題作よりも『庄司船長と五木の子守唄』の方が好きだそうだ。確かに甲乙付け難い。<palign="center"><fontcolor="#ff9900">*</font></p>文筆家C.W.ニコルがウェールズの寄宿学校の生徒だったとき、一年下にローリングストーンズのブライアン・ジョーンズがいたとインタヴューで答えていた。 <ahref="https://blogmura.com/profiles/11138716?p_cid=11138716"><imgsrc="https://blogparts.blogmura.com/parts_image/user/pv11138716.gif"alt="PVアクセスランキングにほんブログ村"/></a>文筆家C.W.ニコルがウェールズの寄宿学校の生徒だったとき

  • 寒月皎皎として窓外真昼の如し

      昼餉ののち、荷風散人が大正七年の作『雨蕭蕭』をば繙読すること夕刻に至る。夕餉を為してより古き拙作の写真原版整理夜半に至る。夜更けて書屋の窓より眺めるに、寒月皎皎として窓外真昼の如し。 寒月皎皎として窓外真昼の如し

  • イチ子さんのトースト・サンドウィッチ

     食パンは、パン食文化圏の人々のセオリーどおり『八枚切り』をトーストするのが好きだけど、外国人の多い東京でさえ、外食で饗されるパンは、ほとんどが我が国の作法に則り六枚切り——日本人が柔らかい食感を好むのは、炊きたてのご飯や突きたての餅の影響を受けているかららしい。焼いて硬くなった耳を嫌がる風潮もそんなところから来ているようだ(仏蘭西人とはまったく逆の解釈だね)。ところで、休日のブランチをイチ子さんが担当すると、時折、こんなトースト・サンドウィッチを作ってくれる。市販品のサンドウィッチの規格品とは違うから、具材はランダムに用いられる。二度同じものは出てこない。【大比良瑞希-SundayMonday】イチ子さんのトースト・サンドウィッチ

  • 能登・人に知られぬ日本の辺境

     水晶のように透きとおった冬の大気を呼吸しながら帰る夜道、見上げる星座は空に高い。2007年、こんなニュースがあった。《【ワシントン発1月8日共同】あそこのご主人、プルート(冥王星)されたんですってー。北米英語の研究者でつくる《米国方言学会》はこのほど、2006年の『ワード・オブ・ザ・イヤー(今年の言葉)』に『降格』を意味する『プルート』を選んだ。2006年8月に国際天文学連合総会で冥王星が惑星から格下げになったことを受け、米国では冥王星を示す名詞『プルート』が『降格させる』という他動詞として使われるようになったという。選考委員長でジョージア州立大のウェイン・グロウカ教授は『宇宙からのノミネートだった』とジョークを交え『《米国方言学会》が科学的な関心に焦点を合わせたのは良いことだ』とコメントした。》***...能登・人に知られぬ日本の辺境

  • 早くもなつかしい思い出のよう

    (op.20250101-3/Studio31,TOKYO)  たった一週間前のクリスマスの出来事が、早くもなつかしい思い出のよう。  早くもなつかしい思い出のよう

  • 早起きしたのか夜更かししたのか

    (op.20250101-2/Studio31,TOKYO) 終夜運転の神社。日の出は、午前6時51分。参拝者は、早起きしたのか夜更かししたのか。 早起きしたのか夜更かししたのか

  • 謹賀新年 2025

    (op.20250101-1/Studio31,TOKYO) 謹賀新年 謹賀新年2025

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