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いつも困っている https://torinico.hatenablog.com/

三人姉妹と妻と育児と家事と僕 いつも困っている日々を楽しく生きる!

長女が生まれてすぐにアメリカ(ボストン)に二年、双子が生まれて帰国しました。 育児も少し落ち着いてきたので、育児と主夫のブログをはじめてみました。 楽しんでいただければ幸いです。

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2022/02/01

  • トコジラミに困る!<7>(主夫篇)<やっとトコジラミとの最終決戦>

    トコジラミに困る!<6>(主夫篇)の続きになります。 この長いトコジラミ日記もやっと最後になる。ネットなどによるトコジラミの生息場所の多くを僕は調査し、その度に、トコジラミを発見して駆除していた。トコジラミの習性は、まず暗所を好むということ、そして暗闇の中で寝る人を襲いやすい場所にいるということだ。そう考えれば、和室の場合は畳の間が良さそうだけれど、僕の場合は畳はあまりいなかった。多かったのは襖の裏と鴨居だった。夜になると、トコジラミたちは上の方から特殊空挺部隊よろしく落下して急襲してくるのかもしれない。そして吸い終わると、ゆっくりと襖を登っていくのかもしれない。軍事作戦のようにも思える。 ト…

  • トコジラミに困る!<6>(主夫篇)<トコジラミとの戦いは終わっていなかった>

    トコジラミに困る!<5>(主夫篇)の続きです。 前回までで、トコジラミとの戦いも終わり、このトコジラミ日記も終わるかに見えたが、まだ終わらなかった。トコジラミはまだいたのだ。双子のベビーベッドに始まり、ベビーカーの簡易ベッドにいたトコジラミ。当初は双子関連にトコジラミがいるのかと思っていたけれども、赤ちゃんや子供は、寝ているときに動き回るためトコジラミの被害を受けにくいということだった。トコジラミの被害を受けにくいということは、トコジラミに吸血されにくいということであり、それは同時に、トコジラミからすれば成長や繁殖に適した場所ではないということにもなる。そんなトコジラミは、吸血しやすい人を探し…

  • トコジラミに困る!<5>(主夫篇)<トコジラミは別の寝室にもいた>

    トコジラミに困る!<4>(主夫篇)の続きです。 トコジラミのことを思い出していたら、なんだかとても長くなってしまった。これからまだまだ続くのだけれども、ワイドショーの専門家が数分で話したことを僕はダラダラと細かいことを書いてしまう。トコジラミで困っている人がいたら、こんな感じで困っているやつもいると思っていただければ幸いだ。 双子の部屋で発見されたトコジラミは、今度は別の場所で見つかった。そして、発語ができない長女がトコジラミの被害にあっていた。僕は、深夜に長女に近寄るトコジラミを見つけた。 困ったことがあった。 翌日、布団を干したり、シーツを洗ったりするのはもちろんだけれど、押し入れの襖を外…

  • トコジラミに困る!<4>(主夫篇)<乳児の寝床からトコジラミが発見された>

    トコジラミに困る!<3>(主夫篇)(主夫篇)の続きになります。 双子が寝ている場所からトコジラミは発見された。しかし、双子がトコジラミの被害にあっているという感じはしなかった。トコジラミがどこから来たのかということも気にはなるけれども、そこに住んでいるトコジラミの状態もまた気になるものだ。トコジラミの生態を調べると、トコジラミは吸血し、脱皮を繰り返し成長していくということだったが、吸血できない状態では成長もしないらしい。そうなると、双子がトコジラミの被害にあまりあっていない場合は、トコジラミもまた増えていかないのではないだろうか。増えないのであれば、なぜいるのだろう、どういう状態でトコジラミは…

  • トコジラミに困る!<3>(主夫篇)<トコジラミはどこからきてどこへ行くのか>

    トコジラミに困る!<2>(主夫篇)の続きです。 帰国して最初の一年は東京郊外に住んでいたときに、トコジラミの被害にあった。最初にトコジラミを見たのは、双子が寝ているベビーベッドと双子が使用するベビーカーに取り付けができる乳児用の簡易ベッドだった。どちらかにトコジラミが棲みつき、双子にくっついて移動していると僕は考えた。問題はどちらにいたのだろう。簡易ベッドであれば、アメリカからなのか、エアビで止まったボロいアパートからなのか、保育園からなのかちょっと分からない。トコジラミはどこから来たのだろう。 困ったことがあった。 簡易ベッドよりも多くのトコジラミがいたベビーベッドになる。これは、長女が出産…

  • トコジラミに困る!<2>(主夫篇)<トコジラミはどこにいるのか?>

    トコジラミに困る!<1>(主夫篇)の続きになります。 数ヶ月前、テレビのワイドショーなどで最近、トコジラミが増えているという話題がよく出ていた。僕は害虫などがテレビで取り上げられるのが好きで、ついつい見てしまうのだけれども、トコジラミに関しては、二、三年前に経験したということもあって、ただの野次馬的な気持ちというより、当事者的な気持ちでトコジラミ関連の話を興味深く聞いていた。僕が見た番組では、害虫駆除の業者ではなく、そういう番組でよく出て来る専門家みたいな人の話だったということもあって、実際のトコジラミとの関係になると、ちょっと物足りない気がするものだ。まあ、ワイドショーはそういう実際に体験し…

  • トコジラミに困る!<1>(主夫篇)<トコジラミとの日々を思い出してしまった>

    「トコジラミと戦った日々のこと」 困ったことがあった。 数ヶ月前まで、テレビのニュースなどでトコジラミが話題になっていた。いまはあまりニュースで見かけなくなったけれど、トコジラミと戦ったことがある者からすれば、トコジラミとの戦いは、ちょっとやそっとで終焉するものではないことは経験上わかるから、きっと、ニュースとしての価値があまりなくなったというだけなのかもしれない。ニュースとしての価値がなくなったといって、トコジラミの流行がなくなるわけでもなく、また、トコジラミとの共生を多くの人が選んだということでもないだろう。いくら多様性といっても、トコジラミなど被害がある存在との共生は難しい。 僕は、いま…

  • 代理店に困る!<5>(ボストン篇)<FILSONはアメリカ本土から直接買えなくなった>

    代理店に困る!<4>(ボストン篇)の続きになります。 育児ノイローゼなどの自分がやや病的になってしまったときに、どのようにして立ち直るかというのは人それぞれだろう。心療内科などに行くのも一つだと思うけれど、僕はなんだか、昔から病院が嫌いだった。僕の心に起こっていることなのだから、僕の行動で治るはずだ、とまでは思っていないけれども、昔から、落ち込んだり、悩んだりすることの少ない僕のような人間は、よく言えば陽気、悪く言えば、まあ、お察しいただくとして、そんなタイプの僕の場合は、解決方法もちょっとバカげている。参考にする人はいないと思うけれど、ノイローゼになったときには思ってもみない出会いが自分を変…

  • 代理店に困る!<4>(ボストン篇)<FILSONと出会って、楽しくなった>

    代理店に困る!<3>(ボストン篇)の続きです。 妻の仕事で渡米した僕は帯同者の悲哀のようなモノを感じていた。育児と家事以外にやることはなく。まあ、在宅の仕事はあるにはあったけれども、現場に行けない僕はどんどん仕事を人に譲ってしまい、最初の数ヶ月で抱えていた仕事は終わってしまった。それはそれで読書ができると思っていたけれど、育児と家事と食事制限で読書する気力もなくなってしまった。社会との関係が切れたみたいな気持ちになって、いっそ、大自然の中で暮らしていると思い込んでみたらどうだろうかと考えるようになって、アウトドア用品店で大自然で暮らしているつもりを味わっていた。このバーナーはなかなかいいなあ、…

  • 代理店に困る!<3>(ボストン篇)<育児をしながら追い詰められたこと>

    代理店に困る!<2>(ボストン篇)の続きになります。 はじめての育児とはじめての長期海外滞在ということもあり、なんだか僕は追い詰められていた。社会から切り離されたような感覚が育児ノイローゼにはあるというが、まさにそんな感じだった。僕はもともとそんなに社会とのつながりを重視しないタチではあったけれども、糖尿病治療で大好きだった甘い物、甘い物を食べて読書をしているだけで僕は幸福を感じていたけれども、そんな甘い物も食事制限で食べられなくなり、当然、育児があるから飲みに行くわけにもいかず、といっても、支払い方法さえ知らない夜の街を出歩く気力もないまま、僕はノイローゼになっていた。乳児を抱えながら、窓の…

  • 代理店に困る!<2>(ボストン篇)<服は必要だから着るだけなのだろうか?>

    代理店に困る!<1>(ボストン篇)の続きになります。 突然、服の話をしはじめてしまった。読書くらいしか趣味がなった僕なのに、アメリカで育児をして帰国すると突然、服好きになってしまったものだから、帰国して知り合いに会うと不思議がられたものだ。わけを話すとちょっと複雑な顔をされる。友人に複雑な顔をされてしまうような僕と服との関係をちょっと書いてみようと思ったら思いの外長くなってしまった。 困ったことがあった。 渡米前に、糖尿病であることがわかった。アメリカでは徹底的な食事療法をやってみた。すると、体重が30キロ近く落ちてしまって、それまでの服、とくにズボンがブカブカになってしまった。服を買いに行く…

  • 代理店に困る!<1>(ボストン篇)<渡米と育児と家事とそして服>

    「好きなブランドができて育児ノイローゼが治ったこと」(長女1歳6ヶ月) 困ったことがあった。 僕は元々、洋服などに興味がなかった。というと語弊がある。高校生くらいまでは人並みに興味があった。洋服や靴が好きだった弟の影響もあって、当時の流行りのアメカジを見よう見まねで買ったりするくらいには、興味があった。ジーンズは、弟に言われるまま、リーバイスを履いたり、リーを履いたり、ブーツは、レッドウィングが買えなかったから、ホーキンスを買ってみたらインソールがボール紙だからか、すぐに靴の中が気持ち悪くなって、バイト代を貯めてレッドウィングのエンジニアブーツを買うくらいには、洋服や靴に対して人並みに、といっ…

  • 書斎に困る!<4>(新築編)<注文住宅は蔵書数の多い書斎が苦手かもしれない>

    書斎に困る!<3>(新築編)の続きです。 ハウスメーカーの営業さんと話していると、「夢の書斎」みたいなことを言ってくることが多々あった。しかし、彼らから勧められる書斎は、僕が望むような書斎ではなかった。僕が望んでいるのは、もはや「書庫」とでも呼ぶべきものであって、そんな仕事の書類とか、画集とかがオシャレに収納できる書斎などではなく、ぎっちりと、古本屋さんの棚のような本そして本みたいな本棚に囲まれた書斎、いや、書庫だった。キッチンの収納にはこだわるハウスメーカーさんも、書斎の、そして、本の収納にはあまりこだわってくれない。書斎にももう少しこだわったシステム本棚みたいなものを作って欲しいと思うけれ…

  • 書斎に困る!<3>(新築編)<作り付け本棚にすればよかった、とたまに思うこと>

    書斎に困る!<2>(新築編)の続きになります。 本好きで読書と本収集が趣味である僕は、長年、本と本棚のことをたくさん考えてきた。本棚は、今まで、10台近く利用している。中でもスライド式の本棚がとても気に入っていた。収納量はもちろんだけれど、奥の本も簡単に見ることができるというのは、僕にとっての本棚革命だった。最初に、スライド式本棚を買って本棚に本を並べたときの喜びは20年近く経った今でも覚えている。 しかし、スライド式本棚で、かつ、奥行きがあまりない文庫本特化型、そして高さが230cmまでいける本棚というのは探しても見つからなかった。そうなると作り付け家具しかないということになった。三井ホーム…

  • 書斎に困る!<2>(新築編)<本を集めてしまうタイプの本好きは大変だ>

    書斎に困る!<1>(新築編)の続きです。 僕は、本を集めてしまうタイプの本好きだ。本の内容だけでなく、本そのものが好きというのもある。もちろん、本を頻繁に買う言い訳として、好きな出版社を応援するとか、個人で蔵書して後世に伝える義務がある、とか妙なうわ言じみたことを半ば本気で思っているけれども、何と言いますか、出版不況と言われる中で好みの本を出版してくれる出版社が変わり者と言われるように、読者の方も、それくらいの妄想がなければならないのではないかと思う。 本を集めると、本の置き場所に困る。本の置き場所にどれくらい困り、そして本に囲まれることでどれくらい楽しんだかはさておき、引越しや環境の変化とと…

  • 書斎に困る!<1>(新築編)<本好きは、本に困っている>

    「本とともに生きる」 困ったことがあった。 僕はたくさん本を持っている。18歳の頃から少しずつ本を集め、趣味といえば読書くらいしかなかったのだから、本がたくさんあるのは仕方がない。古本屋に行って棚の上の方にある少々高めの本を手にいれるためにアルバイトを増やしたり、掛け持ちしたりして、高価といっても、そのときの僕には高価だった本を汗水垂らして買っていた。 そんな生活を何十年も続けると、当然のように、蔵書が増える。引越し先によっては本が入りきれなくなるので、もう本を買うのは控えようとか殊勝なことを思うこともあったけれども、唯一の趣味が読書なのだから、本を買うことをやめてしまうと、手持ち無沙汰もあっ…

  • 支援級に困る!<5>(自閉症児篇)<支援級と情緒級>

    支援級に困る!<4>(自閉症児篇)の続きになります。 もし、幼稚園や保育園、または入学時に支援級が勧められたら、支援級がどういうところなのかという説明を聞いてみるといいと思う。あまり行かないお店でクレジットカード付きのポイントカードを勧められたときのように、即座に拒否する必要もない。そして、育児をしていて、言われてみれば確かにちょっと、と思い当たる節があったら、専門医による診察を受けるのもいいかもしれないし、児童発達センターや療育センターに相談するというのもいいと思う。孤独な育児が、急に多くの人に見守られる育児に変わるチャンスかもしれない、とポジティブに捉えることができるかもしれない。僕はそう…

  • 支援級に困る!<4>(自閉症児篇)<支援級を選択することで、サポート体制が作れる>

    支援級に困る!<3>(自閉症児篇)の続きです。 子どもに軽度知的障害や発達障害があると分かったとき、あるいは指摘されたときに、通常級に行く方がいいのか、支援級に行く方がいいのかというのは、子どもの状態(精神状態も含めて)や家庭環境(保護者や周囲の理解も含めて)によって変わってくるため、どちらがいいとも言えない。また、幼稚園や保育園、そして小学校で発達障害等が指摘されたとしても、それを指摘にどの程度の妥当性があるのかというのも含めて検討する必要もある。専門医にしても、とくに発達障害となると診断が難しいらしく、医師によって変化することもある。 しかし、大事なのは、まず子どもの本人の状態がどうなのか…

  • 支援級に困る!<3>(自閉症児篇)<子どもの支援体制は保護者に一任すべきなのか?>

    支援級に困る!<2>(自閉症児篇)の続きです。 ちょっとデリケートな話題だ。子どもに軽度とはいえ障害があったり、発達障害があるということをすんなり認められる親というのはあまりいないだろう。また、支援級を勧められたときに、支援級がどういうものかも知らない状態で、すんなりと子どもの進路を支援級にすると決められる親も少ないと思う。子どもの進路を考えるためには、まずは保護者に適切な知識などがないと判断することもできないのは仕方のないことだ。 多くの親、保護者が、育てている子どもに対して、幸せになって欲しいと願うものだと思う。幸せのヴィジョンは人それぞれだろうから、とやかく言えることではないが、もしエリ…

  • 支援級に困る!<2>(自閉症児篇)<支援級ではなく通常級にした人の話>

    支援級に困る!<1>(自閉症児篇)の続きです。 小学一年生になった長女は、支援級に入った。療育センターや小学校からは、通常級にも行けるという話ではあったけれども、最終的に通常級に行くことになったとしても、まずは長女のサポート体制が構築されることが大事だと思った。「繋がっておく」と僕ら夫婦ではよく言っている。障害児や多胎児を育てていてよく思うのは、こちらから「困っています」「助けてください」と言わないと、行政含めてあまり助けてくれないということだ。本当に困っている事態に陥っていると人は助けを求められないものだから、というよりも、助けを求められないから困った事態になっているのかもしれないけれど、そ…

  • 支援級に困る!<1>(自閉症児篇)<長女は支援級に進みました>

    「通常級か、支援級か選ぶのは保護者だけれど・・・」(長女6歳6ヶ月、次女三女4歳5ヶ月) 困ったことがあった。 長女が小学校に入学した。軽度知的障害と自閉症が診断されているため、支援級に通っている。支援級で長女はのびのびとできているようだし、先生たちも自閉症や発達障害などに対する経験や知識が豊かな人もいれば、経験が少ない人もいるけれども、みなさん熱心に取り組んでくれている。僕らもこれまで家庭や療育でやってきたことを先生に伝えて、長女の小学校生活を充実させるチームを組んだような気持ちになっている。 長女が支援級に進むと言う話をすると、人によって反応がまちまちだ。教育関係の仕事をしている人でも、支…

  • おもちゃ部屋に困る!<4>(主夫篇)<おもちゃ部屋はどうすれば片付くのか?>

    おもちゃ部屋に困る!<3>(主夫篇)の続きになります。 三姉妹が使用するおもちゃ部屋は、なかなか片付かない。長女は片付けをするけれども、毎回のように、三女が散らかしたおもちゃを片付けることが嫌になることもあるらしい。これは大人だってそうだろう。普段偉そうなことを言っているのに、自分で粗相したトイレすら掃除できないという大人もいる。そういう人を見ると、僕だってイラつくことがある。そして偉そうな人というのは、だいたい、自分の不始末を人に任せるような人だったりするものだ。と、話がズレた。 長女は、自分の部屋を手に入れたため、おもちゃ部屋を使わなくなった。そうなると、次女と三女におもちゃ部屋の管理は任…

  • おもちゃ部屋に困る!<3>(主夫篇)<おもちゃ部屋を作っても・・・>

    おもちゃ部屋に困る!<2>(主夫篇)の続きになります。 幼児が3人いる我が家では、ほんの数十分でびっくりするくらいおもちゃが散乱していることがある。子どもによっては1人でも散らかし放題なタイプもいるかもしれないけれど、うちの三姉妹は、一人一人はそこまで暴れん坊じゃないとしても、3人いると集団心理が働くのか、やるときにはやりすぎてしまうくらいの散らかしっぷりだ。育児の困難さは、子どもの数を冪乗で算出する、とかそんな話もあったけれど、まあ、これは、その子の個性から離れた現象のようなものかもしれない。 児相さんからも、おすすめの「やりたい放題の部屋」がうちにはある。散らかしっぱなしの部屋だ。しかし、…

  • おもちゃ部屋に困る!<2>(主夫篇)<おもちゃのお片付けは大変だ>

    おもちゃ部屋に困る!<1>(主夫篇)の続きになります。 育児の困難さは、環境の違いなどによっても大きく変わるけれども、子どもの年齢や人数によっても大きく変わる。いま、僕が大変だなあ、と思っていることでも、乳児のときの大変さに比べれば、大変だと言うのも大袈裟でしかないし、困っていることなど、もう冗談みたいなものでしかない。しかし、乳児のときよりはマシになっているからといって、全く大変じゃないということになるわけでもない。育児には、それぞれに比べられない困ったことがあるものだと、いうことが分かってきたという感じだ。 困ったことがあった。 いま、育児で、僕が怒ること、口やかましくなってしまうことの大…

  • おもちゃ部屋に困る!<1>(主夫篇)<育児で困ることは、子どもの年齢で変わっていく>

    「おもちゃのお片付けとの戦い」 困ったことがあった。 家事と一口に言ってもいろいろとあるように、育児もまた何か一つを指すものでもない。乳児の世話であれば、授乳やミルクあげを想像してしまいがちだけれども、授乳は男の僕には分からないとしても、ミルクあげであれば、ミルクの買い出し、そしてそれに伴い、どのようなミルクにするのかを選定し、哺乳瓶にしても、さまざまなメーカーがあるし、乳児によって飲みやすいものも違ってくる。またプラスティック製品にするか、ガラス製品にするのかという違いもあるし、それぞれにミルクあげの手応えや、水切りの良さなのど洗い勝手の良さも変わってくるし、丈夫さもまた違っている。煮沸の頻…

  • 新築アパートメントに困る!<4>(ボストン篇)<新築の考え方がちょっと違うのかもしれない>

    新築アパートメントに困る!<3>(ボストン篇)の続きになります。 ボストンに来ている駐在員たちの環境とても良いと思った。でなければ、新築のアパートメントになんか住めない。そんな待遇の良さから、ちょっとエリート意識やセレブ意識に勘違いして目覚めてしまう人もいるにはいるけれども、セレブなアパートメントに住んでいても、水圧が低かったり、故障続きだったりすることを直視すると、これはセレブとかエリートとかで浮かれる前に、生活者として地に足をつけよ、と浮かれた夫をたしなめる良妻もいたりする。 僕らは、そもそもボロいアパートメントに住んで、倹約生活をしながら、乳児の世話から妻の妊娠、そして双子の出産などもあ…

  • 新築アパートメントに困る!<3>(ボストン篇)<新築アパートメントの諸問題>

    新築アパートメントに困る!<2>(ボストン篇)の続きになります。 ボストンのとくに僕が住んでいたあたりは学生が多いというのもあるのか、そういう新築アパートメントはほとんどなく、古い建物を改装してお洒落にしていたり、あるいは、うちのように、古いアパートメントがそのままボロいアパートメントになっているか、という感じだった。それに、そこは住宅地でもあるから、戸建てが多い場所で、戸建てを間借りしている人も多かったと思う。学生であれば気楽だけれど、家族がいるとなると、少々不便を感じるところでもあった。 ボロいアパートメントに住んでいると、新築のアパートメントが眩しく感じる。新築アパートメントには、庭があ…

  • 新築アパートメントに困る!<2>(ボストン篇)<新築アパートメントには個人の洗濯機がある>

    新築アパートメントに困る!<1>(ボストン篇)の続きになります。 僕らはボストンでボロいアパートメントに住んでいた。住めば都というわけでもないが、汚さもボロさも次第に慣れていった。なにより、ボストンの高すぎる家賃を考えれば、僕らはボロいアパートですらもギリギリというか、ちょっときついくらいの家賃だった。 僕らと同じような環境で、同じようにボロいアパートメントに住んでいる妻の同僚もいた。その家族のアパートメントの見た目は僕らのアパートメントよりもボロくはないけれど、暖房設備が壊れているということからも、ボロアパートメントの称号に相応しいと思う。アパートメント自体は僕らのアパートメントと比べられな…

  • 新築アパートメントに困る!<1>(ボストン篇)<ボストンのボロいアパートメント>

    「僕らが困った話ではないけれど、お国柄を感じたこと」 困ったことがあった。 いや、僕らが困ったわけではないため、正しくは、友人たちに困ったことがあった、というべきかもしれない。何に困っていたのかというと、新築アパートメントについて困っている友人が何人かいた、ということになる。 僕らがボストンで二年近く住んだアパートメントは、古びたところで、階段のタイルは剥がれ、廊下のカーペットもところどころとれている。部屋の中も掃除はしているけれども、何回も重ね塗りされた壁や、年季の入った冷房(ボストンで冷房を使うことはあまりない。一年を通して二週間あるかないかの使用だった)、ちょっと危険な臭いのするベランダ…

  • 空調メンテに困る!<4>(新築篇)<全館空調の施工状態はとても大事>

    空調メンテに困る!<3>(新築篇)の続きになります。 全館空調のメンテナンスに際して、お金のことばかり気にしていた僕は、メンテナンスのお兄さんから、施工の状態について言われて、お金のことばかり考えていたことを反省した。そう、三井ホームの施工管理の兄貴は、とても親身な方で、僕が現場にいけないときなども、細かく写真を撮ってくれていた。また、見えない部分こそ私たちが目を光らせますので、と言ってくれて、僕が聞いていない部分まで詳しく教えてくれた。三井ホームさんとの家づくりでよかったのは、こういうところの安心感だった。その信頼が、今回のデンソーさんのメンテナンスで裏付けられた気がした。 とくに困ったわけ…

  • 空調メンテに困る!<3>(新築篇)<全館空調の有償メンテナンスプラン>

    空調メンテに困る!<2>(新築篇)の続きになります。 個別エアコンを毎年、自分で掃除をしていた。掃除スプレーなどの実費もそれなりにするし、自分で掃除をやるとなると、カビや虫などの清掃が十分にできている自信もない。また、機械のメンテナンスとなると、エアコンについて調べたこともほとんどないので全くできなかった。ただ、あの冷媒とでもいうのだろうか、銀色の薄い板がびっしり並んでいる部分が好きだったというくらいで、冷媒がどうなってこうなるのか、みたいな仕組みも調べないままエアコンを使っていた。そんな僕の年に一度の清掃よりも、業者に頼んだ方がいいと思って、見積もりをとると、1台あたり以上だったと思う。もっ…

  • 空調メンテに困る!<2>(新築篇)<個別エアコンか全館空調か、メンテナンス費用で考える>

    空調メンテに困る!<1>(新築篇)の続きになります。 僕はあまりコスパだけで物事を考えないようにしている。しているのだけれども、周囲の細々したことに関しては、ついついコスパで考えてしまうということもある。家そのものに関しては、コスパだけで考えると、注文住宅なんて建てる必要がないという話になってしまうから、注文住宅を建てていることが、すでにコスパというよりも、自分たちの満足の方を優先させているというのがある。しかし、そんな満足のため、という中にも、コスパやリスクも考えないわけではない。家を建てるときに考えることはたくさんあるけれども、設備の中でコスパやリスクの議論が比較的されやすいのが、全館空調…

  • 空調メンテに困る!<1>(新築篇)<全館空調の有償メンテナンス>

    「全館空調のメンテナンス費は高いのか安いのか」 困ったことがあった。 我が家は、デンソーの全館空調を採用している。全館空調がいいのか、個別エアコンがいいのかは、ずいぶん悩んだけれども、個室が多い我が家の場合は、全館空調のメリットの方が大きいと判断して、全館空調にした。空調関係の仕事をする弟からは、全館空調はやめておけ、と言われてはいたけれども。 全館空調の良さは、全館が一定の温度になるというのはもちろんなんだけれども、僕らにとって大きいのは、室内がすっきりするということだった。個室が多いが、それぞれの個室は狭いため、そこにエアコンがつくとなると、なかなかの圧迫感になってしまう。子供たちの部屋の…

  • パブコメに困る!<4>(自閉症児篇)<パブコメは要約され、大事な部分はカットされる>

    パブコメに困る!<3>(自閉症児篇)の続きになります。 何度も書いているけれども、日進市全体に不満があるわけではない。日進市の公立保育園には二つ通ったけれども、どちらも素晴らしい保育園だった。とくに何が素晴らしいかというと、保育士のみなさん一人一人の気遣いが素晴らしいものだった。まるで、日進市役所の、きつい言い方をすれば、差別的な施策や態度の尻拭いをするかのように、現場の方達は誠実に、そしておもいやりのある対応をしてくださっていた。保育園とそして保育士のみなさんにはいつも感謝している。また、障害者センターの相談支援員の方も、親身に相談に乗ってくださり、僕の質問や指摘に関しても一生懸命調べてくだ…

  • パブコメに困る!<3>(自閉症児篇)<日進市ではパブコメはどんな扱いなのか>

    パブコメに困る!<2>(自閉症児篇)の続きです。 日進市の納得するには難しい施策のあれこれを論っていく中で、これまでもパブコメも読むようになった。僕がしているような指摘はすでに以前のパブコメに書かれていたり、僕がした指摘よりも強烈な言葉が書かれていたりもした。保育園の定員について民間への忖度をやめろ、というのもあった。ほんとそれ、と思いながら読んでいた。 困ったことがあった。 保育園関係のパブコメ、子育て系、そして障害者系のパブコメを読んでいると、何度も同じようなことが指摘されながらも、指摘内容がわかっているのかわかっていないのか、それともただ、抑圧的に裁量権を振りかざしているだけなのか、とな…

  • パブコメに困る!<2>(自閉症児篇)<独立独歩の日進市>

    パブコメに困る!<1>(自閉症児篇)の続きになります。 僕は日進市への苦情や不満が溢れるほど出てくる。よくもまあ、これだけ何度も言えると自分でも思うことがあるけれども、人間が大好きな僕のような者は、人とはどこかで分かり合えるという幻想がある。そのため、諦めるということを知らない。話し合って、僕の方に非があるのなら、喜んで受け入れて、直していきたいと思うと同時に、なんど考えてもちょっと納得がいかないというときには、しつこく何度も問い続けてしまうところがある。僕も少々歳をとり、プライベートな関係ではあまりそういうことをしなくなったけれども、自分の子供などに関することになると、納得できないことは納得…

  • パブコメに困る!<1>(自閉症児篇)<またまた日進市のこと>

    「何のためのパブコメなのだろう」(長女6歳4ヶ月、双子4歳3ヶ月) 困ったことがあった。 僕が住む日進市はなかなかクセが強い市だ。どんなふうにクセが強いかというのは、これまでも何度も書いているけれども、障害児と双子の三姉妹が三つ別々の保育園になっていることを「適切に処理している」と豪語してしまうだけでも、クセの強さの片鱗は見えると思うし、保育園の入園に対して障害児、多胎児、多子に対する優先利用等の配慮は一切しない、と明言して、恥じることはないというクセの強さだ。国などの方針など関係ないというのが日進市になる。日進市民である前に、国民である僕にとっては、ちょっとついていけない市だ。 ちなみに、日…

  • システムベッドに困る!<5>(主夫篇)<腰痛必至のシステムベッド1人組み立て>

    システムベッドに困る!<4>(主夫篇)の続きになります。 長女の部屋を作るために、まずは、長女の部屋予定地にある変則三段ベッドを解体し、隣の部屋に移動させ、そしてまた組み立てなかければならない。この変則三段ベッドにしたって、一年前に運送のお兄さんたち2人で組み立てたものだ。それを、四十路を超えた、ガタイだけがいいおっさんが1人で解体から組み立てをやるのだから、面倒な気持ちになるのも仕方ない。なんだかんだと理由をつけて、長女の部屋作りを延期していた。しかし、毎夜のように自分の部屋の進捗が気になる長女の「お部屋の話」に罪悪感を覚えるようになって、長女の部屋のために変則三段ベッドを移動させた。少し腰…

  • システムベッドに困る!<4>(主夫篇)<システムベッドというものがあるらしい>

    システムベッドに困る!<3>(主夫篇)の続きになります。 長女の部屋作りのために、長女がどんな部屋にしたいのか聞いた。最初のうちは、「デコレーションしたい」「天使のライトにしたい」と部屋作りの根幹に関わることというよりも、部屋ができたあとにどうするのかという話から進まなかったということもあって、長女に絵を描いてもらったり、工作してもらって、どんな部屋にしたいのか教えてもらうことにした。長女は言葉になると細かい部分しか説明できないのだけれど、絵や工作となると、大きなイメージを最初に作ることができる。もちろん、絵にしても長女が時間をかけるのは老眼の僕にはちょっと何が描いてあるのかわからないような細…

  • システムベッドに困る!<3>(主夫篇)<長女の部屋作り>

    システムベッドに困る!<2>(主夫篇)の続きです。 三姉妹が同じ部屋で眠ることに、長女と次女から不満の声が上がった。それは三女のうるささだった。三女は夜中に騒ぎ出すこともあるし、毎日のように早く起きて次女を起こす。そして、三女自身は眠くなるのか、お休みのときなどは午後になると眠さで不機嫌になってイタズラをしたり、喧嘩をしたりする。まったく迷惑なタイプの子供なのだけれど、こういう子の可愛さもあるにはある。大人からすれば可愛げのある三女だが、長女や次女からすれば、うんざりすることもあるらしい。 三女のことだけが原因ではないと思うけれど、長女が1人部屋を欲しがるようになった。長女の自立心として僕とし…

  • システムベッドに困る!<2>(主夫篇)<長女の独寝に向けて>

    システムベッドに困る!<1>(主夫篇)の続きになります。 僕らの家は、将来的に子ども一人一人の個室ができるような間取りにしていた。とはいえ、個室が必要になるのは、もう少し後になると思っていた。長女は1人で眠ることに怯えていたし、双子は双子で離れ離れになることを嫌がっている。しかし、そんな親の予想を裏切り、長女の独立心は育まれ、いつの間にか1人で寝たいと言うようになってきた。ずいぶん先の話になるだろうけれど、こんな感じで長女が家を出たいというようになるのかもしれないと、10年以上先のことをふと妄想したら、妻が笑っていた。 長女は、生まれてから、ボストン、東京、そして名古屋でも、僕らと一緒に寝てい…

  • システムベッドに困る!<1>(主夫篇)<長女の部屋を作る!>

    「次の日は腰痛確定」 困ったことがあった。 我が家は、三人姉妹がそれぞれの部屋を持てるような間取りになっている。一つ一つの部屋は狭いけれども、それぞれ4畳となっている。子供たちが小さいときに家を建てることを考えると、いくつか選択肢があるようにも思った。ひとまずは大きな部屋を作って、成長したらそれを分割して、それぞれの部屋にするというのもその一つだろう。しかし、それは子どもが2人であれば想像つくけれど、3人となると、想像がつかない。 大きな部屋を分割して、2部屋にするという場合、たとえば、12畳の部屋にドアを二つつけて、真ん中で区切れるようにするというのがある。すると、6畳の部屋が二つになるとい…

  • 予防接種に困る!<3>(ボストン篇)<ボストンでのインフルエンザ予防接種>

    予防接種に困る!<2>(ボストン篇)の続きです。 日本とアメリカでは、多少、予防接種の種類や時期が違っている。日本の母子手帳を見ながら、アメリカで予防接種を受けようとすると、なんかちょっと違うなあ、と思うこともある。日本では分けられている予防接種が一緒になっていたりとかそんな違いでもある。 乳幼児だけではない予防接種として馴染みのあるインフルエンザの予防接種にしても、日本とアメリカでは、ちょっと様子が違っていた。 困ったことがあった。 乳幼児の予防接種とは違うのかもしれないけれど、ボストンで見た光景の一つとして、「FUL SHOT」という看板がある時期になると、よく見かけるというのがある。フル…

  • 予防接種に困る!<2>(ボストン篇)<麻疹などの予防接種はMR、アメリカではMMR>

    予防接種に困る!<1>(ボストン篇)の続きです。 乳幼児は、予防接種のスケジュールが立て込んでいる。子供を産んだ場所にそのまま住んでいるのであれば、区役所なり市役所なり、予防接種の問診票なども送られてくるけれども、引っ越しが多いと、ちょっと手続きを忘れてしまったりして、問診票が届かないということもある。母子手帳とにらめっこしながら、定期的に予防接種の計画を立てなければならない。 また、僕らのように、日本とアメリカで乳幼児の育児をした場合は、両国の予防接種の違いなどからちょっとした混乱に陥ることもある。そう、僕らはちょっと混乱した。 困ったことがあった。 僕がなぜ、いまさらのように、ボストンでの…

  • 予防接種に困る!<1>(ボストン篇)<アメリカと日本の予防接種事情>

    「アメリカと日本で予防接種を受けると混乱する」(長女2歳5ヶ月、双子4ヶ月) 困ったことがあった。 子どもが生まれてからすることに、予防接種というのがある。乳児検診やなにやらとこなしていくと、次々に予防接種を受けることになる。乳児育児の記憶は大変すぎたのか、いま思い出そうとしても、なかなか思い出せないけれども、ヘロヘロとしながら、区役所で説明を受けたり、病院などに行って予防接種を受けたことをぼんやりと思い出す。 長女が生まれたのは、日本だった。最初の予防接種がなんだったか忘れてしまったけれども、もちろん、母子手帳を見れば記載があるから、母子手帳を見ればすぐに分かることでもある。手元にないという…

  • 確定申告に困る!<7>(新築篇)<僕は税務署が大好き>

    確定申告に困る!<6>(新築篇)の続きです。 家を建てたいと妻が言い出したとき、僕はすぐに住宅ローンの種類を調べ、簡単審査をやり、各種助成金、補助金、そして住宅ローン控除について調べた。土地やハウスメーカーなどを調べるのは、その後だった。 補助金は、こどもみらいなんとかが無事取れた。そして本命の住宅ローン控除となる。これに関しては、補助金や助成金の類とは違って予算がなくなり次第終了ということでもない。年度によって変更があるにしても、住宅ローン控除が発表されている年度内に条件を満たせば、あとは手続きをして控除される。 住宅ローン控除の初年度のみ確定申告で住宅ローン控除の申請が必要となる。それが、…

  • 確定申告に困る!<6>(新築篇)<住宅ローン控除と確定申告>

    確定申告に困る!<5>(新築篇)の続きです。(予約投稿の日時を間違えてしまったため、日時訂正しました!) 長々と、10年以上前の家づくりと今の家づくりの金額の違いについて書いていた。金額上だけ見れば、500万円以上の違いが出ていても、性能などの進化は500万円以上の価値があるのかどうかは、意見が分かれるとは思うけれど、僕自身としては、500万円の値上がりは物価や消費税だけの理由による金額だけの値上げとも思えなかった。そう、品質や性能が上がっているのであれば、値上げにも納得ができることもあるという話だ。 とはいえ、500万円以上の値上げを喜んでいるというのでもない。やはり500万円以上の値上げは…

  • 確定申告に困る!<5>(新築篇)<家の値段は上がったけれど、住宅ローン控除がある!>

    確定申告に困る!<4>(新築篇)の続きです。 10年以上前に建てた家と、今の家では、同じような延面積、施工面積にもかかわらず、500万円以上の違いがあった。今の家の方が高い。これだけを見れば、10年で家の値段は500万円以上高くなっているのだから、家を建てるのは馬鹿らしいという気持ちになる人もいるだろう。たしかに金額だけを見れば、馬鹿らしい。500万円で何ができるかといえば、松坂牛はさておき、結構、良い車が買えてしまうだけでなく、子供の学費で考えれば、私学の大学に四年間くらい通える学費に匹敵してしまう。500万円は大金だ。 お金だけを見れば、持ち家派と賃貸派の終わりなき戦いのように、一つの基準…

  • 確定申告に困る!<4>(新築篇)<10年前の家づくりと今の家づくりの金額について>

    確定申告に困る!<3>(新築篇)の続きになります。 何度も書いているけれども、僕は10年以上前に、東京に家を建てている。そのときは、東京の山手線の駅から徒歩5分くらいというのもあって、土地の値段がとても高かった。たしか、当時、土地の値段は底値だと言われているときに、真偽はさておき、ちょっと急いで土地を探してかった。そのあと数年で土地の値段がみるみる上がっていったので、不動産投資としてならベストなタイミングだったのかもしれない。とはいえ、その土地は離婚とともに僕には関係のない土地になったから、いまその土地がどのくらいの金額になっているのかは、僕は知らないし興味もない。土地の値段は場所にもよるから…

  • 確定申告に困る!<3>(新築篇)<住宅ローン控除を最大限に受けたい>

    確定申告に困る!<2>(新築篇)の続きです。 家は高い買い物とも言われる。高すぎて買い物という感覚が合わないような気がするくらい高い買い物だ。しかし、高い買い物だからこそ、買う前に調べることがある。高い買い物だからこそ、買う物自体だけでなく、買うという行為を促進させようと、あの手この手の優遇措置みたいなものもある。普段の買い物でも、ポイントが最大限つくように決まった曜日や日にち、そしてポイントアップキャンペーンを狙うように、家を建てる場合も、助成金や補助金などがある期間に建てた方がいい。住宅ローンの返済がクレジットカード決済できればポイントがたくさん貯まるのになあ、とポイ活妄想をしてしまうのは…

  • 確定申告に困る!<2>(新築篇)<家を建てたいと思ったときに最初に調べること>

    確定申告に困る!<1>(新築篇)の続きになります。 家が欲しいと思ったとき、住宅展示場に行ったり、ネットで調べたり、カタログ請求をしたり、あるいは設計事務所に相談してみたり、立地の良いところにある建売の近くを散歩したり、あるいは素敵な中古物件を見てみたりと、家のことばかり考えて行動してしまう。しかし、その前に調べておいた方がいいのは、助成金や補助金、税制優遇等などだ。初生金や補助金は各自治体でやっているところもあるから、検討中の地域の補助金なども調べておいた方がいい。そして、住宅ローン控除などトータルの金額が大きい制度はしつこいくらいに調べておいた方がいい。 各種補助金、助成金、そして住宅ロー…

  • 確定申告に困る!<1>(新築篇)<住宅ローン控除ってなんだろう?>

    「とても助かる住宅ローン控除だけれど、どうやるの?」 困ったことがあった。 この数年のうちに家を建てようと計画した人たちにとって気になる話題といえば、住宅ローン控除とか住宅ローン減税と言われる税制優遇措置だろう。僕も家を建てようと思ったとき、ハウスメーカーや土地を探すより前に、補助金や助成金、税制優遇などがどうなっているのかを調べた。同時に、住宅ローンと住宅ローン控除についても調べていた。 妻からすれば、ハウスメーカーも土地も探していないのに、住宅ローンや各種補助金、税制優遇を僕が調べている理由が、ただ僕が気にしいなだけ、という感じだったみたいだけれども、どんな住宅ローンが組めるか、いくらまで…

  • 問題の共有に困る!<7>(自閉症児篇)<長女の障害特性と、三女のADHD傾向>

    問題の共有に困る!<6>(自閉症児篇)の続きになります。 長女と物の関係は、姉妹間のトラブルや、友人間のトラブルよりも、トラブルが起きたときの長女の様子がおかしいということを気づかせてくれた。怒るわけでも、泣くわけでもなく、悲しむこともなく、無反応、無関心になってしまって、お気に入りのスカートであっても、はじめからなかったかのような反応になっている。これはどういうことなのだろう、と今もずっと気になっている。そういえば、長女が帰国した2歳の頃、お気に入りのぬいぐるみを甥に貸した直後、目の前で破かれたときにも、泣きもせず、怒りもせず、無表情、無反応になっていた。 困ったことがあった。 療育センター…

  • 問題の共有に困る!<6>(自閉症児篇)<物のトラブルがうまく解決しないこともある>

    問題の共有に困る!<5>(自閉症児篇)の続きになります。 長女の新しいお友達がうちに遊びに来て、想像以上に荒らし周り、物を壊し、長女のオモチャと三女の服を持って帰ってしまった。それくらいであれば、まだいいし、これくらいであれば、子供のやることだから、という範囲でもある。しかし、そういうことが起こったときに、保護者がどういう対応をするかによって、その後の付き合いのしやすさというのは変わる。僕や妻は、子供たちがいたずらをしてしまったときには謝罪し、また、うちの子たちが何かをしたとき、たとえば、冷蔵庫を開けてしまったり、勝手に食べ物をとって食べようとしたときには、叱って欲しいと、最初にお願いしている…

  • 問題の共有に困る!<5>(自閉症児篇)<新しいお友達との物のトラブル>

    問題の共有に困る!<4>(自閉症児篇)の続きになります。 長女が転園した先の新しいお友達も、以前、長女と仲良くなったお友達とどこか似ていた。とてもハキハキしていて、サービス精神旺盛、口がうまくて、どこかませている。ちょっと話しただけで、頭の回転がいいのがわかる。これはうちの三女にも同様の性質を感じている。大人相手にもものおじせずに、きちんと話すことができる。多少の生意気な口調も、子供特有の愛らしさで大人たちの口元を緩ませる。好奇心旺盛でリーダーシップをとる。将来有望な感じがするお友達だ。 そんなお友達が遊びに来てくれて、長女はとても喜んだ。しかし、我が家は彼女に荒らされていた。入っちゃいけない…

  • 問題の共有に困る!<4>(自閉症児篇)<問題意識が共有されていない場合は難しい>

    問題の共有に困る!<3>(自閉症児篇)の続きになります。 物のトラブルは、普通の子供たちの中でもよく起こることだと思うし、そんなに気にする必要はないと思う人もいると思う。「子供同士のやることだから」というものだ。とはいえ、子供同士で自然にルールを覚えていける子もいれば、大人になっても物のトラブルが絶えない人もいる。会社のお金を横領したりする人などがいるのも、きっとこの自他の区別が苦手な人なんだろうと思う。子供同士とは言っても、小学生あたりでも自他の区別が苦手な子は、僕が子供時代にもたまにいたし、そういう子供はいじめられる、とまではいかなくても、一緒に遊ぶのを避けられるような状態なっていた。ガキ…

  • 問題の共有に困る!<3>(自閉症児篇)<障害特性について理解がある保護者はありがたい>

    問題の共有に困る!<2>(自閉症児篇)の続きになります。 以前、通っていた保育園で仲の良いお友達とも、長女が物のトラブルがあった。長女は長女でとくに気にしていない様子には見えるけれども、親としては、その物自体の金額的な価値というより、その物自体を気に入っていた長女の笑顔とか大切にしていた振る舞いなどを思い出してしまうから、たかが物と言っても、長女の思い出の一つがなくなったような気持ちになってしまうものだ。逆に言えば、長女があまり気に入っていないオモチャなどは新品に近い状態でも欲しい人がいたらあげてしまう。僕らも、そんな感じで友人家族から「気に入らなかったオモチャ」をもらうこともあった。物のトラ…

  • 問題の共有に困る!<2>(自閉症児篇)<友達同士での物のトラブル>

    問題の共有に困る!<1>(自閉症児篇)の続きです。 子供はみんなそう、と言えばそうなのかもしれないし、物のトラブルは大人にだってあることだ。まあ、大人になってから「あげた」「あげてない」などのトラブルや、人の物を執拗に欲しがるというのは、何かしらの障害があるんだろうと思う。実際、僕の周囲で人の物に対しておかしいなと思う人の特徴をネットで調べてみれば、すぐにADHDやパーソナリティ障害の項目がヒットする。そんな困った友人の中の1人は社会に出てトラブルが続き、鬱になり、心療内科に行ったらADHDと診断された。いい大人になっても、人の物を執拗に欲しがり強引に持っていってしまったり、飲み会などで珍味を…

  • 問題の共有に困る!<1>(自閉症児篇)<自閉症児の物のトラブル>

    「長女のスカートをお友達が履いている」(長女6歳2ヶ月、双子4歳1ヶ月) 困ったことがあった。 以前から、長女の周辺では物に対するトラブルがときどき起こっていた。このトラブルは姉妹間で起こっている分には、僕らが介入できるからいいとしても、長女のお友達と物の貸し借りや譲渡等の取引が行われているときには、事実関係の確認なども困難であることから介入が難しい。 長女が3歳くらいの頃は、保育園の物を持ってきてしまうことや、友達からもらったシールを持ってくることがあった。当時は、長女も発語できないということもあって、保育園に確認していた。誰からもらってきたのか聞いても長女は名前を言えないので、まずは仲良さ…

  • 食洗機用洗剤に困る!<5>(主夫篇)<僕がいまイチオシの食洗機用洗剤>

    食洗機用洗剤に困る!<4>(主夫篇)の続きになります。 食洗機には、業務用と家庭用という大きな違いがまずある、ということはおいといて、ご家庭で使うときには、卓上かビルトインかという違いもある、そのこともおいといて、ビルトインの場合には、日本製か海外製で悩んでいる人も多くいると思う。大きな違いとしては、日本製が引き出し式で温風などによる乾燥機能があり、海外製は前開き式で乾燥機能がないというのがあるだろう。この辺の使い勝手については以前も書いたけれど、庫内は比較的広い前開き式の方が、洗い物の大半を食洗機で行おうという人には便利だと思う。僕は前開き派だ。 とはいえ、日本で暮らすのとアメリカで暮らすの…

  • 食洗機用洗剤に困る!<4>(主夫篇)<食洗機用洗剤は洗ったあとにも残っているか?>

    食洗機用洗剤に困る!<3>(主夫篇)の続きになります。 食洗機と食洗機用洗剤の話をしていたはずなのに、いつの間にか哺乳瓶の話になっていた。それはそれで仕方のないことで、乳児の育児において、哺乳瓶洗いはおむつ替えと並んで比重の大きい作業でもある。ミルクをあげるためには哺乳瓶が必要だし、そのためには何度も洗う必要がある。また煮沸消毒などもしなければならないものだから、なんだかしょっちゅう哺乳瓶を洗っている。1人目のときには疲れ果てていたからか、注意散漫になってしまって哺乳瓶が玄関ドアまで飛んでいってしまったり、洗っていない哺乳瓶が並んでいる姿を見て愕然としたりしていた。その後、双子が生まれたときは…

  • 食洗機用洗剤に困る!<3>(主夫篇)<乳児育児と食洗機>

    食洗機用洗剤に困る!<2>(主夫篇)の続きになります。 食洗機が好きな僕は、どんな食器もまずは食洗機で洗ってみるというチャレンジャー精神がある。食洗機が家事、いわゆるシャドウワークからの解放のために誕生したという物語が好きということもあって、家事や育児からの解放者としての食洗機を存分に味わおうとしている。となると、乳児育児の中でも重要な哺乳瓶洗いに食洗機を使ってみたくなるというのも人情だ。母乳至上主義の方には申し訳ないけれど、母乳がでない存在であるところの僕にとっては、ミルクと哺乳瓶は僕の育児には欠かせないということで主義に反する話をしてしまってもうしけないけれども、我慢していただきたい。しか…

  • 食洗機用洗剤に困る!<2>(主夫篇)<日本製と海外製の違い>

    食洗機用洗剤に困る!<1>(主夫篇)の続きになります。 僕は食洗機が好きだ。16歳の頃に業務用の食洗機に出会ってから、食洗機を見るとワクワクする。食洗機なんてどれも同じだという意見を尊重しないわけじゃないけれども、そう、確かに、皿が洗えればいいという意見は全くその通りなのだけれども、どんなふうに洗うのか、洗ったあとがどうなっているのかという違いがある。日本製の食洗機は温風付き、乾燥機能付きの食洗機が主流で、これは日本のライフスタイルに合っていると思う。こまめに洗う日本の家庭では、そんな食洗機がいい。アメリカで使っていた食洗機には温風もないし、乾燥機機能なんて洒落たものはなかった。 困ったことが…

  • 食洗機用洗剤に困る!<1>(主夫篇)<食洗機用洗剤のことを考える>

    「食洗機の洗剤と息抜きについて」 困ったことがあった。 我が家では、食洗機を使っている。家を建ててから納入まで三ヶ月から半年かかると言われたボッシュの食洗機、そして一ヶ月待つ度に1万円値引きされるという食洗機で3年ほど待てば実質無料になる食洗機は、三ヶ月ほど待って納品された。そのときの僕は、食器洗いで月に1万円稼いでいたことになる。 僕と食洗機の付き合いは長いというのは前に書いた。16歳のときに割烹料理屋でバイトをしたときにはじめて食洗機を使い、その後も、食洗機のある飲食店でバイトした。僕は食洗機が好きでどの職場でも食洗機マスターとして頑張った。食洗機内の清掃もし、パーツも綺麗にし、排水溝もピ…

  • 暖房に困る!<5>(新築篇)<全館空調の冬の贅沢な悩み>

    暖房に困る!<4>(新築篇)の続きです。 全館空調の冬は、快適だった。危惧された底冷えもほぼなく、湿度は何もしないと低いけれども、50%くらいであれば加湿器を使えば維持できる。結露の発生は、ペアグラスのアルミ複合サッシだからだと思うけれど、深夜から早朝に加湿器をつけっぱなしにすると結露が発生してしまう。結露の発生は2階リビングを中心にしたところなので、寝る時にはリビングの加湿器をちゃんと消せばいいというだけでもある。1階は結露が発生していない。また、結露といっても、ちょこっとだけなので、いちいち拭かなくても気がついたら消えている。冬になると毎朝30分以上、結露との戦いに明け暮れていた僕からすれ…

  • 暖房に困る!<4>(新築篇)<全館空調の冬、室内の乾燥や結露はどんな感じ?>

    暖房に困る!<3>(新築篇)の続きになります。 一条の営業さんから言われていた「全館空調だと床が冷える」ということは、事実ではあった。事実ではあったけれども、営業さんが動き入りで示してくれた「ひえっ!」と言って足の裏を見つめるような冷たさではなかった。それに玄関や洗面所、脱衣所がある1階は床も暖かい。脱衣所の床が冷たかったらいやだったかもしれないけれど、冬だというのに、風呂上がりの次女や三女は眠いときなどは床に寝そべっている。贅沢な話だ。強いていうなら、2階のリビングの床が少し冷たかったので、絨毯を敷いた。絨毯好きの僕としては満足している。あとは、いつか、コタツがここにくるのかもしれない。その…

  • 暖房に困る!<3>(新築篇)<コタツのことは忘れよう>

    暖房に困る!<2>(新築篇)の続きになります。 床暖房に惹かれていた僕がいる。僕はポカポカする床でゴロゴロしたいと思うようになってしまった。こんなことは若い時には全く思わなかったことだ。お爺さんに近づいているのか、猫に近付いているのかはさておき、床暖房の暖かさ考えていたら、そうか、コタツでもいいんじゃないか、などと思うようになってしまった。コタツはいつでも導入できるし、ニトリかなにかにソファで使えるコタツなるものまであった。全館空調にコタツという鬼に金棒な豆まきシーズンのたとえになってしまった。まずは全館空調の暖房のことだけを考えよう。 困ったことがあった。 床暖房がないと、床は冷たいのか? …

  • 暖房に困る!<2>(新築篇)<狭い部屋が多い場合は全館空調になるのかもしれない>

    暖房に困る!<1>(新築篇)の続きです。 高気密高断熱の家であるのなら、全館空調はいらない、というのは前に建てた家で思ったことだった。中心になる部屋の個別エアコンでどうにかなるものだし、家族が少ない場合は、人がいる場所なども限られている。全館空調のようにいない部屋まで冷暖房する必要もない。しかし、小さな部屋多く、家族も多いとなると、全館空調の方が便利な間取りにもなる。家のように、各ハウスメーカーが切磋琢磨しているようなものでは、建てる人、住む人のライフスタイルが合うハウスメーカーを選ぶことが大事なような気がした。設備の違いの優劣は生活してみないと分からない部分もある。そんなことから、全館空調の…

  • 暖房に困る!<1>(新築篇)<全館空調で過ごす冬はどんな感じだろうか?>

    「全館空調は快適だ、あったかい、あったかいけれど」 困ったことがあった。 我が家は全館空調を採用している。空調関係の仕事をしている弟からは、「全館空調はやめておけ」と言われたし、一条工務店の営業さんからも全館空調の問題点は聞いていた。それに前に一度建てた家でも、高気密高断熱の家であるなら、全館空調は不要だという結論に至っていた。全館空調にしたのは、弟の意見に逆らうためでも、一条さんの営業さんのネガティブトークに反発したわけでもないし、一度、家を建てたことがある経験から必要だと思ったというのでもない。どちらかと言えば、いまでも家を建てるなら全館空調ではない方がいいと思っているくらいだ。 それでも…

  • いい加減に困る!<5>(ボストン篇)<いい加減で面倒臭いアメリカが好きらしい>

    いい加減に困る!<4>(ボストン篇)の続きになします。 アメリカは、日本人というか、神経質な僕からすると、いい加減すぎる。いい加減さにイライラして、不満たらたらだ。しかし、どういうわけか、その不満などを言葉に乗せて、ここがおかしい、これはこうじゃないか、みたいな話をしていくと、怒ってしまう人もいるが、多くの場合は、だんだんと仲良くなって、しまいには、いい加減さのせいで困らせられたのに、いい加減さのおかげで満足したりもした。一つだけ言えるのは、アメリカは面倒臭い国だということだ。いちいち理屈をひねって交渉しなければならないのだから、面倒臭い国なのだ。そして、僕は、神経質でありながらも、議論などの…

  • いい加減に困る!<4>(ボストン篇)<いい加減な国では話し合いこそが重要だ>

    いい加減に困る!<3>(ボストン篇)の続きです。 僕が住んでいたアパートメントの管理人さんはとてもいい加減な人だった。いい加減な人であるが故に、いい加減な状況に対する対応もいい加減にやってくれる人だった。いい塩梅という意味でのいい加減のようなところもあるけれど、きっとこの管理人さんが日本にいたら、住民たちからの苦情の嵐だけでなく、管理会社の面接にも落ちるのだろう。きっと面接に2時間くらい遅れるのだろうから。そんないい加減な管理人さんを育んだいい加減な国であれば、もっと混乱が起きそうなものだけれど、なんだかんだといい塩梅に回っているのは、論理に基づいた話し合いを重視しているからかもしれない。論理…

  • いい加減に困る!<3>(ボストン篇)<いい加減であってもなんとかなる国>

    いい加減に困る!<2>(ボストン篇)の続きです。 TDバンクは銀行だ。銀行であれば、システムはしっかりしている、と僕も思っているし、運用している人たちも思っている。しかし、しっかりしたシステムであっても操作をするのは人間だ。アメリカでは、この操作をする人が日本人の感覚からするといい加減というか、ちょっとそれ訴えられたりするんじゃないの? みたいに思えることをしちゃう人がいる。イメージのアメリカは訴訟大国ということになっているけれど、実際のアメリカは、訴訟の前に、論理的な話し合いで解決していることも多くあるように思う。日本だと、論理的な話し合いを一方がしたとしても、相手が論理を嫌う場合は、話し合…

  • いい加減に困る!<2>(ボストン篇)<いい加減な国でも論理や理屈は好きらしい>

    いい加減に困る!<1>(ボストン篇)の続きになります。 自分が育った環境から離れて生活をしてみると、異なる文化、習慣に不満を抱いてしまうことも多々ある。もともと、ちょっと神経質な僕は、ふだん簡単にできていたことが、よく分からない理由でできなかったりするときに、イライラとして文句を言ってしまう度量の狭さがある。しかし、考えてみれば、異文化じゃなくても、なんだかおかしいと思うことには、子供の頃から、理屈をこねて批判してきた。まあ、屁理屈と言われて僕の理屈は黙殺されてばかりだったけれど、三つ子の魂なんとやらで、いまでも屁理屈ばかりこねている。 アメリカでも屁理屈をこねまわしていた。TDバンクで口座を…

  • いい加減に困る!<1>(ボストン篇)<いい加減な国だけれど良い加減になること>

    「他所から来た人は、だいたい来た土地に不満があるものだ」(長女6ヶ月) 困ったことがあった。 はじめて他所の文化の中で生活する人というのは、多かれ少なかれ不満を抱くモノだ。僕のように、東京で育ち、ほんの数ヶ月くらいの海外を含めた滞在はあるにしても、一年、二年としかも現地で子育てなどをした経験のない者は、ままにならない移住先に戸惑いを覚えたり、苛立ちを覚えたりもする。移住先が言語も異なり、文化、習慣も異なる異国の地であれば、不満というのか文句というのか、生活のちょっとしたことが思うようにいかないことに苛立つことも増えてしまう。 もちろん、海外で数年暮らした経験がある方や、若いときに遠くから身寄り…

  • 移住先に困る!<8>(自閉症児篇)<育児のしやすい市町村の見極め方>

    移住先に困る!<7>(自閉症児篇)の続きになります。 とても長くなってしまった。この話はこれで終わりになります。これまでボストンで二つの市、東京で二つの市区、愛知に来て名古屋市で育児をした。とくに、ボストンでは自閉症児に対する市のケアが手厚かった。帰国後の東京郊外の市では、障害児はもとより多胎児に対しても保育園の優先利用だけでなく、定員を増やすなどの対応をしてもらっていた。名古屋市の場合は、行政としては障害児の受け入れは行い、双子をバラバラの園にしないという方針があった。名古屋の場合は、保育園の主任がちょっとやべえ奴だったため行政の問題というより、ちょっと変わった人に出会ってしまった問題なのか…

  • 移住先に困る!<7>(自閉症児篇)<不安材料があるにはあった移住先>

    移住先に困る!<6>(自閉症児篇)の続きになります。 移住先候補として有力だったのは、愛知県日進市だった。市の総合計画や条例なども読んだ。転入者を入れるために商業や宅地開発を精力的に行なっている市ということもあって、名古屋の下町で感じたような閉鎖性、排他性もあまりないだろうとも思った。実際、いま住んでいるところは、転入者が多いということもあって、下町独特のあの感じはない。しかし、しかしだ、だからといって、障害児や多胎児の育児がしやすい市であるかどうかというのはまた別の問題だ。下町の人情味があればひょんな縁から近所の人が助けてくれるかもしれない、というのはさておいて、愛知県日進市の保育園の申込み…

  • 移住先に困る!<6>(自閉症児篇)<障害児や多胎児の育児に適した移住先を探した>

    移住先に困る!<5>(自閉症児篇)の続きです。 障害児や多胎児の育児には、僕らのように頼れる身内がいない場合は行政の手助けが何よりも必要だということを痛感していた。ボストンでも東京でも行政の支援、配慮でとても助けられていた。名古屋の場合は、行政は配慮などをしようとしても、たまたま出会ってしまった現場の人の個性の強さと、内部的な結束の強さで知られる名古屋気質が悪い方向に流れてしまって、ごまかしと隠蔽が度重なりややこしくなってしまった。とはいえ、名古屋市はそれなりに聞く耳があった。僕の対応は課長になり、すぐに返事もしてくれた。そして専門家を有した話し合いで、妥当性や要求の意味、そして現状を理解する…

  • 移住先に困る!<5>(自閉症児篇)<名古屋における障害児の育児を取り巻く環境>

    移住先に困る!<4>(自閉症児篇)の続きです。 名古屋での障害児、多胎児の育児に関しては、名古屋市や区役所ではそれなりの配慮や支援がある。名古屋市になると、東京、大阪に並ぶ都市という矜持もあるからか、都市が抱える多様性のために障害児や発達障害に対する支援や施策をより充実させようとしている感じでもあった。一つの目安となる保育園の利用申し込みの利用調整においても、多胎児や障害児に対しては、政府通知や方針に従っているようだった。市役所としては国の基準を満たしたいというのがあるのだろう。とはいえ、豊田市などのように独自路線でさらに考えた配慮を行うというところまではやっていない印象がある。 困ったことが…

  • 移住先に困る!<4>(自閉症児篇)<障害児や多胎児に対する各市町村の配慮や対応>

    移住先に困る!<3>(自閉症児篇)の続きになります。 現在の移住先、愛知県日進市で障害児や多胎児の育児をすることはあまりおすすめできない。障害者手帳があったとしても療育を受けられる日にちは東京や名古屋では20日以上だったのに、日進市では5日となる。このことは僕らと同様に日進市に転入、移転してきた保護者たちも驚き、そして怒ったという。まだ先日の市議会でも一般質問の項目にそのままズバリで書いてあった。多胎児に対しても外出サポート的な支援があるにはあるけれども、それでとても助かったという人もそんなにいないだろう。最低限の支援をする、という方針だ。もちろん、市の財源などもあるのだから、できることもあれ…

  • 移住先に困る!<3>(自閉症児篇)<障害児や多胎児育児は市町村でかなり変わる>

    移住先に困る!<2>(自閉症児篇)の続きです。 僕は移住先選びに失敗してしまった。失敗と言えるのは、何度も引越しをし、いくつもの市町村で障害児や多胎児に対する市町村の対応を味わってきたから言えることなんだと思う。いま住んでいる愛知県日進市における市役所の対応は、障害児や多胎児に対して厳しいものだった。市の総合計画や条例、要領なども読んで調べていたのに、結果的に、障害児や多胎児を育てにくい市に移住してしまった。失敗を嘆いても仕方ないが、他の方には失敗して欲しくないということもあって、この件に関して長々と書いている。参考までに、他の市区町村ではどうだったのか思い出してみよう。 困ったことがあった。…

  • 移住先に困る!<2>(自閉症児篇)<障害児や多胎児が育てやすい移住先はあるのか?>

    移住先に困る!<1>(自閉症児篇)の続きです。 移住先を探すにあたって、障害児や多胎児を育てる家庭の場合は、立地や交通の便などよりも、各市町村がどんな施策を行なっているのかということがとても大事に思えてくる。しかし、なぜ障害児や多胎児に対して、政府や各市町村は配慮や支援をするのだろう。それは単に、妊娠出産、そして子育てをする上で、誰であっても障害児や多胎児を育てることになることがあるからだ。特定の誰かに便益を図るものではないことから配慮や支援が検討されている。つまり、障害児や多胎児を考えると、出産や子育てにはリスクがあると思われているからだ。 困ったことがあった。 障害児や多胎児がリスクになる…

  • 移住先に困る!<1>(自閉症児篇)<移住先に失敗しないために>

    「障害児が育てにくい市町村を見破る」(長女4歳8ヶ月、双子2歳7ヶ月) 困ったことがあった。 僕らは何度か引っ越しをしている。結婚して現在までとなると大小合わせて7回ほどの引っ越しをしている。日本国内で4カ所の市区、アメリカでは2ヶ所の市を経験した。日本でもアメリカでも市や区ごとに異なる施策を行なっているため、文化や習慣の違いよりも、各市区町村がどのような取り組みを行なっているのかという違いから、良かったと思うこともあるし、残念な思いをすることもある。ちなみに、土地を買って家まで建てた現在の市は、施策や対応となると、最も子育てや障害児、多胎児に対して厳しい市だった。それでいて、「子育てしやすい…

  • 子乗せ自転車に困る!<5>(主夫篇)<ボロボロになった子乗せ自転車>

    子乗せ自転車に困る!<4>(主夫篇)の続きになります。 自宅から保育園まで徒歩3分程度の名古屋では子乗せ自転車の活躍の機会があまりなかった。子供たち3人が自宅から最も近い保育園に通えたことはとてもよかったし、保育園の主任には悩まされたけれども、政府の基準や方針などを客観的基準に取り入れている名古屋市の保育園入園基準であったため、保育園の送迎は障害児と多胎児がいる多子世帯の僕らはとても配慮されていたと思う。子乗せ自転車が活躍しないというのは、それはそれでいいことなんだと思う。子乗せ自転車だけじゃなく、車などを利用しなくても徒歩で保育園に通える方がいい。交通事故のリスクや熱中症のリスク等々を考えれ…

  • 子乗せ自転車に困る!<4>(主夫篇)<3人乗り子乗せ自転車が大活躍している>

    子乗せ自転車に困る!<3>(主夫篇)の続きです。 前と後ろに子供が乗せられるブリヂストンのビッケポーラーは、前に子供を乗せていない状態でも雨の日は多い日などには便利だった。また何かしら物を落としてしまう幼児でも、カバーがしっかりしていれば、チャイルドシート内に落ちているので、いつの間にか靴が片方ないということもなかった。子育てを便利にするのが子乗せ自転車だ。路駐が気になる僕でも子乗せ自転車なら駐輪スペースは比較的多くあるためどこにいくにも不便を感じることもなかった。しかし、あまりにもハードに使うことになると、車の方がいいなあと思うこともあった。 困ったことがあった。 名古屋市にいたときにはそん…

  • 子乗せ自転車に困る!<3>(主夫篇)<子乗せ自転車はsymaで買った>

    子乗せ自転車に困る!<2>(主夫篇)の続きです。 保育園の送迎のため、子乗せ自転車を買うことになった。いまどきの子乗せ自転車は安定感もあるし、安全性も考慮されている。どのメーカーもこだわりをこれでもかこれでもかと積み込んでいるので、きっとどこのメーカーのものを選んでもいいのだろう。保育園などで他の方の子乗せ自転車を見ると、これいいなあ、と思うことがある。違いと言えば、前のチャイルドシートがメインになったものか、後ろがメインか、という違い。前のシートがメインのものはカゴがつけられないことが多い。歳の差がある兄弟姉妹であれば、後ろのシートをメインにして、前は後付けにしてカゴがあるタイプがいいように…

  • 子乗せ自転車に困る!<2>(主夫篇)<保育園別園は子乗せ自転車で乗り切る>

    あけましておめでとうございます。去年はとても困ることが多かったので、今年はあまり困らない年になればいいなあと思います。 子乗せ自転車に困る!<1>(主夫篇)の続きです。 幼児3人の移動手段となると、きっと車一択になるのだろう。しかし車社会で生活していなかった者にとって、免許は身分証代わり程度のものでしかなく、車の運転は不慣れだ。僕はいぜん、東京の道が狭いところに住んでいた。狭い道に囲まれていることもあって、小さい車を所持していた。車庫の周囲が難しくて何度も練習していたら小回りだけは得意になった。それもこれも小さい車だからできたことだ。小回りに慣れてきた頃、いつもの難しい箇所に歩行者が現れ、身振…

  • 子乗せ自転車に困る!<1>(主夫篇)<子乗せ自転車使ってます>

    「子乗せ自転車をまた買うことになった」 困ったことがあった。 子乗せ自転車というのがある。前や後ろにチャイルドシートをつけた自転車のことで、育児の味方として多くの人に愛されている。いや、愛されているというよりも、必要に迫られて利用しているという方がいいのかもしれないけれども、幼児と移動する際に心強い味方となっており、主に、保育園の送迎に使っている人が多いのではないだろうか。 ボストンから帰国して、東京に一年ほど住むことなったときに、長女の通う保育園がそこそこ遠いことから、子乗せ自転車を買うことにした。もちろん、帰国したときに、車を買おうかと考えなくもなかった。子乗せ自転車よりも、幼児乳児の移動…

  • 子供部屋に困る!<5>(新築篇)<1人部屋と子供の自立心>

    子供部屋に困る!<4>(新築篇)の続きです。 年の近い子供のたちの部屋割りにはなかなか頭を悩まされた。それぞれの特徴も違う。また長女の障害特性のことも考えなければならないということもあって、すっきりとした答えがでなかった。家を建てるにしても、子供たちがもう少し大きくなってからなら、それぞれの意見を聞いて間取りを考えることもできたかもしれないけれども、家の打ち合わせのときには、まだ幼児。本人たちは「1人はやだ」くらいの状態だ。みんなで遊ぶ方が楽しいし、言って終えば、年中、ボールプールみたいな場所に住みたいというのが幼児だ。まだ家というのがピンと来ていない。二段ベット、三段ベッドに最も憧れた長女も…

  • 子供部屋に困る!<4>(新築篇)<1人部屋はいつから必要になるのだろうか。>

    子供部屋に困る!<3>(新築篇)の続きになります。 子供の部屋をどうするかというときに、アメリカ式であれば、乳児の部屋を乳児の成長に合わせて変化させていけばいいのだろうけれど、子供3人でそんなに年齢歳がないというか、次女三女は双子だったということもあって、部屋の配分というのがちょっと分からない僕らにはちょっとした難問だった。 困ったことがあった。 僕ら夫婦も何度も話し合った。僕らの場合は、最終的には1人の部屋が必要だろうと考えていた。ただ、いつからか、というのが問題になっていた。僕としては小学生から1人の部屋が必要だと思っていた。妻としては、小学生の低学年のうちは1人の部屋はいらないのではない…

  • 子供部屋に困る!<3>(新築篇)<子供部屋は一つで十分という意見もあるかもしれないが>

    子供部屋に困る!<2>(新築篇)の続きです。 子供3人だとしても子供部屋は一つで十分という考え方もあるだろう。国民的アニメのサザエさんであれば、男女の兄弟であるところのカツオとワカメは子供部屋一つだし、国民的アニメのちびまる子ちゃんにしても姉妹は子供部屋一つだ。他にも国民的アニメで兄弟姉妹が出てくるものに子供部屋一つというのはたくさんあるだろう。もしかしたら、それは漫画的物語をやりやすくするために、子供部屋ということで子供的世界を描きやすくした、ということかもしれないが、子供部屋ひとつに兄弟姉妹がいることというのは、不憫なことだと思う人は少ない。しかし、一人っ子も多い今日この頃、オンラインの何…

  • 子供部屋に困る!<2>(新築篇)<乳児のための部屋は必要だと思った。>

    子供部屋に困る!<1>(新築篇)の続きです。 育児をするにあたって、快適に、というレベルの話ではなく、必要な物として、子供部屋というのがあると思う。アメリカなどでは生まれたての子供に1人の部屋を用意するという考えが根強い。もちろん、アメリカとはいえ狭い部屋で暮らしている人もいるのだから全てというわけではないが、乳児に対して1人の部屋を与えるということに対して疑問を差し挟む人はあまりいない。実際、乳児のための部屋があると、乳児専用部屋ということもあって事故になりそうな物を置かないようにすることができるし、窓やドアもロックしやすい。乳児の安全性確保のために乳児から部屋が与えられるということなんだろ…

  • 子供部屋に困る!<1>(新築篇)<子供の数と部屋の数>

    「子供3人だから困るのか、三姉妹だから困るのか、双子だから困るのか」 困ったことがあった。 僕らが家を建てることになったいくつかある理由の中に3人の子供にそれぞれ部屋を与えるためというのがある。もちろん、子供部屋だけでなく、在宅で仕事をすることが多い妻と僕にも部屋が必要だし、小さくてもいいから布団の上げ下げをしないで済むような寝室も欲しいというのもあった。そんな要望を満たせるような住宅は、注文住宅くらいしかなかった。最低でも6LDKというとんでもない数の部屋、まるでお屋敷だ。 しかし、現実問題として、そんなご立派なお屋敷を建てるというのは無理だし、中古だとしても気の遠くなるような金額であること…

  • 双子出産に困る!<5>(ボストン篇)<双子の誕生。妻の計画通りだった>

    双子出産に困る!<4>(ボストン篇)の続きになります。 妻プランは順調だった。ただ、そのプランの中で僕がわたわたとしているだけだった。渡米前に最初の子供を産み、ボストンにいるときにも出産する。子供の数は合計3人という妻の計画は、もっとも短い期間で達成されることになる。このスピード感についていけないが、ついていくしかない。何があってもいいようにするには、僕は僕で準備をしなければならない。英語ができないのであれば、翻訳機を使う、とかそんな準備だ。しかし、そんな僕の不安のための準備などを嘲笑うかように、妻の計画は順調に進む。出産では、通訳システムも機能しないまま、不安の出産立会いとなった。もし何かあ…

  • 双子出産に困る!<4>(ボストン篇)<出産は不安がいっぱい、そして海外出産>

    双子出産に困る!<3>(ボストン篇)の続きになります。 妻の計画通りに、1人目は渡米前に出産した。妻の計画では子供は5人欲しいということだったけれど、子供5人は現実的ではないということから、妻の計画は子供3人となったが、これも現実的ではないという話し合いで2人になった。そして妻の計画通りにアメリカ在住中に2人目を妊娠した、と思ったら、双子だった。妻の希望通り、子供は3人、そして予定通りアメリカ在住中の出産となった。なぜ、こうも妻の思い通りになるのだろうか。異国の地での妊娠、出産という難事を前に僕はバタバタとしていた。病院では男たちの友情が芽生えつつあった。 困ったことがあった。 アメリカの病院…

  • 双子出産に困る!<3>(ボストン篇)<まさかの双子妊娠。妻の計画遂行能力>

    双子出産に困る!<2>(ボストン篇)の続きです。 妻の人生計画においては、子供は5人ということだった。どこまで本気かは分からない、そしてなぜ子供を5人欲しいのか、理由を聞くのも怖くて聞けなかった。ただ、1人目の妊娠と育児だけで手いっぱいな僕からすれば、5人というのは過労死ラインだということは分かった。妻は5人はさすがに無理そうだから、3人にするという新たなプランを打ち出してきた。妻には、頼むから、後1人だけにしてくれ、子供は全部で2人にしてくれ、とお願いし、妻もしぶしぶ子供2人という家族計画に従ってくれた。しかし、実際に、妊娠してみると、双子だった。 困ったことがあった。 とはいえ出産。どんな…

  • 双子出産に困る!<2>(ボストン篇)<妻の計画的な第一子出産、そして渡米>

    双子出産に困る!<1>(ボストン篇)の続きです。 妻の人生計画は順調だった。僕と出会う前にしても周囲の人たちからは、計算高いと思われるくらいに、順調に計画を進めている。もちろん、そばでみていると、その順調さの中には、計算高さというよりも、目的をはっきりもち、そのための準備を入念に行っている、というのが分かるから、ただ単に計算高いというよりも、ちゃんとやっている、ということなんだろう。しかし、結婚出産となると、ちゃんとやる、ということがなかなかできないことでもある。にもかかわらず、妻の出産は計画通りだった。 困ったことがあった。 そんな妻の人生計画には、子供が5人欲しいというのがあったらしい。子…

  • 双子出産に困る!<1>(ボストン篇)<妻の人生計画は順調だ>

    「双子はボストンで生まれた」(長女2歳1ヶ月、双子誕生) 困ったことがあった。 妻は人生に愛されていると言われることが多いらしい。そう言われることの原因の一つが、人生計画が妻の思い通りに行っていると周囲に思われている、というのがある。人生計画というのはままにならないものだけれども、妻の場合は周到な計画をしているわけでもないのに、まるで周到な計画をしているかのような結果になることが多い。僕の場合は、よく人からタイミングが悪い人と言われる。 タイミングの悪さ、と言ってもなんだか伝わりにくいかもしれない。僕はいわゆるロストジェネレーションと一時期、言われた世代だ。進学のタイミングでバブルが弾けてしま…

  • 続・クレーマーに困る!<5>(自閉症児篇)<市役所とのやりとりで、利益を得ている人がいる>

    続・クレーマーに困る!<4>(自閉症児篇)の続きです。 僕はいつの間にか、悪魔の証明に誘導されていたのかもしれない。相手が誠実で論理的な人であれば、僕をクレーマーとするからには、クレーマーである理由を示すだろう。しかし、市役所とその代理人は、僕がクレーマーであることを証明せずに、僕をクレーマーとし、僕が僕自身でクレーマーでないことを証明したとしても、市役所とその代理人が僕をクレーマーであるとする限りにおいて、僕はクレーマーではないと相手に認めさせることができない。これは、友人関係などでは起きることかもしれないし、友人関係はそもそも論理的な関係でもないことから考えれば、ある程度はしかたない。友人…

  • 続・クレーマーに困る!<4>(自閉症児篇)<優遇系クレーマーにされたこと>

    続・クレーマーに困る!<3>(自閉症児篇)の続きです。 市役所とその代理人から、情報公開請求系クレーマーと、個人的に優遇を強要する優遇系クレーマーという二つのジャンルのクレーマーとして認定されている。情報公開請求系クレーマーに関しては、判例をもとに代理人に話すと、情報公開請求系クレーマーとしての扱いはされなくなった。その代わりに、優遇系クレーマーとして扱われている。もしここで、僕が市長と話したいみたいなことを言ったら、上司出せ系クレーマーにもされてしまうだろう。なぜ、僕が優遇系クレーマーにされているのか、わけを代理人に聞いてみた。 困ったことがあった。 代理人は、個人的な優遇を強要している、と…

  • 続・クレーマーに困る!<3>(自閉症児篇)<個人的に優遇を強要するクレーマー疑惑>

    続・クレーマーに困る!<2>(自閉症児篇)の続きです。 役所がクレーマーに認定する場合、いくつかの代表的な例がある。情報公開請求系クレーマー、個人的な優遇を強要するという優遇系クレーマー、あとはなんだろう、カスタマーハラスメント系とか、上司を出せ、市長を出せ系のクレーマーだろうか。しかし、こうしてクレーマーとして扱ってしまえばクレーマーでしかないけれども、果たして本当にクレーマーなのかどうかは怪しい。サービス業などで働いていると、職場でクレーマーとして扱われている人がよくよく話を聞いてみればクレーマーじゃなく、こちらの対応に問題があった、なんてこともよくあった。さて、優遇系クレーマーにされてし…

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