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いつも困っている https://torinico.hatenablog.com/

三人姉妹と妻と育児と家事と僕 いつも困っている日々を楽しく生きる!

長女が生まれてすぐにアメリカ(ボストン)に二年、双子が生まれて帰国しました。 育児も少し落ち着いてきたので、育児と主夫のブログをはじめてみました。 楽しんでいただければ幸いです。

トリニコ
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住所
名古屋市
出身
北海道
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2022/02/01

  • 落とし物に困る!<下>(ボストン篇)<Fワードは治安が悪い?>

    ベビーカーで寝ている長女を見ながら、妻と優雅にテラス席でコーヒーを飲んでいた。そこまでは良かったのだかけども、帰り道に違和感を感じた。 困ったことがあった。 アメリカでは、カードを使うことが多いし、紙幣も日本の紙幣と比べると少し小さい。そのため、日本で使っていた財布の代わりにアメリカ用にカードケースにマネークリップがついたような財布を買って使っていた。小さいカードケースということもあって、ズボンの前のポケットにいれてもかさばらない。そんなことから、僕は右のポケットに財布を入れていた。歩くと少し太ももに擦れる感覚がある。その感覚がなかった。 つまり、財布を落としたということ。 これはまずい、現金…

  • 落とし物に困る!<上>(ボストン篇)<忘れ物とか落とし物が増えている気がする>

    「オポチュニストが多い、と言われたけどよく分からなかった」(長女10ヶ月) 困ったことがあった。 ボストン生活も半年経って慣れてきた頃、長女をベビーカーに乗せて、妻とカフェのテラス席でコーヒーを飲んでいた。アメリカで買った大きいベビーカーで移動していると、普通のお店には入りにくい。ちょっとの段差なんかもあるし、店に入ったとしてもカフェなどの場合は狭いから身動きとるのも難しい。アメリカの場合は周りの人や店の人も、子連れにはとても優しいから、段差にしても、狭い通路にしても、多くの人が助けてくれるけれど、それでも、やっぱり外に席がある方がいい。 とはいえ、屋外の席は人気だ。冬が長いボストンの場合はと…

  • 上機嫌に困る!<下>(自閉症児篇)<茶色い物とうんちの違い>

    上機嫌に困る!<上>(自閉症児篇)の続きになります。 環境の変化に弱い自閉症児にちょっと過度かもしれないくらいに、ご機嫌伺いをしていたら、長女は、上機嫌と多感のアップダウンが激しくなってしまった。何が正解か分からないまま、手探りで引越準備をしていた。長女は上機嫌なのだけれど、どこか不安定になっていた。この不安定さは、なかなか人には伝わらない。僕もどうしたらいいのか分からないし、一見、機嫌のいい、そして明るい良い子にしか見えないのだから。 困ったことがあった。 上機嫌と多感のアップダウンは引越後もしばらく続いた。 引越してから10日以上経過した今は、妙な上機嫌はなくなり、落ち着いてきたようにも見…

  • 上機嫌に困る!<上>(自閉症児篇)<上機嫌と多感>

    「何かの前兆なのか?」(長女5歳3ヶ月) 困ったことがあった。 長女は自閉症だ。自閉症でなくても環境の変化はストレスを感じるけれども、自閉症児の場合はストレスの発散の仕方がうまくいかないのか、ちょっと変な感じになってしまうことがある。 大人だって引っ越しはストレスだし、環境の変化で鬱になる人もいるだろう。僕も環境の変化は苦手だし、引越の数ヶ月前から軽い不眠になっている。まあ、僕も自閉症なのだから、例をしてはふさわしくないかもしれない。 一般的には、幼児や子供は環境の変化に弱いとされているらしく、保育園であれば、慣らし保育、慣れ保育と呼ばれる配慮がある。この慣れ保育は保護者にとってはたまったもん…

  • ポイントに困る!<下>(主夫篇)<ためたポイントで何をする?>

    ポイントに困る!<上>(主夫篇)の続きです。 ポイントを集めることを、ポイ活とか言うらしいけれど、僕の場合は、普段は隠している部分が暴露されていくような気持ちになる。それでもなかなかやめられない、どうしても気になってしまう。 困ったことがあった。 2年間のアメリカ生活で染み付いてしまったメンバーズカード文化は、日本に帰るとそのままポイントカード文化へと変わった。ポイントとは淡白な関係を結んでいたはずなのに、僕はまたポイントを手にいれるためにガツガツやるようになった。 帰国したときには、何かと入り用だ。たくさん買わないといけない。楽天やらAmazon、それに家電量販店などで、どこが安いか、どこの…

  • ポイントに困る!<上>(主夫篇)<買い物って難しい>

    「ポイントが気になりすぎる」 困ったことがあった。 ポイントカードというものが出回ったのはいつからだろうか? 最初にポイントカードを作ったのは家電量販店やドラッグストアだったと思うけれど、買い物をしてポイントカードを提示すれば、ポイントというものがついて、次に何か買うときにポイントを使用して値引きされるシステムに、なんてお得なんだろうと驚いたものだ。 お店がポイントカードみたいなものをやることに対して、とくに違和感もなかった。ただ喜んでいた。何回か通うとコーヒーがもらえたり、500円引きになったりするようなカードもあった。 そんなポイントカード生活をしていたら、財布がポイントカードでパンパンに…

  • インテリアに困る!<下>(新築篇)<三井ホームにはインテリアコーディネーターがいる>

    インテリアに困る!<中>(新築篇)の続きです。 インテリアのことは分からないけれど、本棚だけは一丁前に分かるつもりでいる僕ら夫婦。そんな2人が納得した本棚だったのは、三井ホームだった。とあるハウスメーカーさんのパンフレットの本棚には洋書が陳列されていたけれども、タイトルの英語が何を意味するのか調べてないんだろうなあとか思ったりもした。でも、本棚だけでインテリアが分かるわけでもない。 困ったことがあった。 三井さんの街なかモデルハウスも2件ほど回った。それぞれ違う人が住んでいるかのような感じのインテリアだった。どちらもとてもよかった。営業さんに三井さんのインテリアみたいにしたいという話をしてみた…

  • インテリアに困る!<中>(新築篇)<三井ホームのインテリアに惹かれたこと>

    インテリアに困る!<上>(新築篇)の続きになります。 インテリアのセンスに自信のない僕らは、そもそもどんなインテリアが好きなのだろうかと話し合った。基本は同じような物が好きでも、少し調べてみたり、話し合ったりするだけで違う傾向が出てくる。それはそれでまたどうしたらいいのか分からない。きっとセンスがないからだ。 困ったことがあった。 僕らが三井ホームを選んだ理由は、自分たちのインテリアのセンスに問題を感じていたからだった。 ハウスメーカーを選ぶために、いくつかのモデルハウスを訪ねてみた。どのモデルハウスもインテリアに力をいれているから、きらきらして、素敵なお家ばかりだった。お金をかけたインテリア…

  • インテリアに困る!<上>(新築篇)<インテリアはどうしよう>

    「センスがない自信はある」 困ったことがあった。 インテリアの趣味がいい人というのがいる。僕はそういう人を尊敬してしまう。でも、この趣味がいいってどういうことなんだろう。 お店などに入って、統一感のあるインテリアを見ると、かっこいいし、趣味がいいと思う反面、そこに暮らしたいかどうかは別だったりする。なぜ、そんなかっこいいところに住みたいと思えないのか、僕も自分で分からない。もしかしたら、その統一感のあるカッコいい部屋で、自分だけが統一されていないような気がするからかもしれない。 とはいえ、ガチャガチャとした統一感のない場所に住みたいというわけでもない。たまに、ガチャガチャしながら統一感のあるお…

  • 帰国引越に困る!<下>(ボストン篇)<記憶もおぼろげな帰国引越>

    帰国引越に困る!<中>(ボストン篇)の続きです。 乳児を連れての引っ越しは記憶もおぼろ。細かいことが思い出せないのか、もう細かいことを気にしなくなっていたのかもわからない。ただただ大変だった。そしてその大変さは周囲の人にも伝わったのか、たくさんの人に助けてもらっていた。当時は、あまりにも大変すぎて、きちんとしたお礼も言えなかったこともある。数年経って、ありがたかったなあと思い出しています。 困ったことがあった。 渡米時にはバシネット席があると言われたり、やっぱりないと言われたりで使えなかったバシネットが、今度は使えた。乳児2人だからバシネットが使えて助かった。バシネットがないと抱っこすることに…

  • 帰国引越に困る!<中>(ボストン篇)<乳児が2人いる引越>

    帰国引越に困る!<上>(ボストン篇)の続きになります。 渡米は乳児は1人。これも大変だった。帰国は、乳児2人と幼児が1人。これは大変を超えて、なんだかわからなかった。どこか開き直っていたかもしれない。そんな僕らの帰国引越です。 困ったことがあった。 ボストンから日本への引っ越しは、日通とヤマトの二つだった。どちらにも見積もりのメールをしてみたけれど、日通からは返事すらなかった。そのため、ヤマト一択になった。そしてこのヤマトさんの対応が素晴らしすぎて、アメリカのいい加減な対応に慣れてきた僕に、ウォシュレット並みの日本文化の快適さを感じさせるものだった。ヤマトさん、すごい、感動しました、みたいな大…

  • 帰国引越に困る!<上>(ボストン篇)<乳児をつれて>

    「帰国時の記憶はあまりないです」(長女2歳5ヶ月、次女三女4ヶ月) 困ったことがあった。 渡米も帰国も乳児を抱えていた。渡米時は、長女が5ヶ月、帰国時は次女三女の双子が4ヶ月。乳児を抱えて長距離の移動なんてするもんじゃないとは思いながらも、二度もやってしまった。 渡米時は、はじめての育児ということもあって、乳児1人とはいえ苦労した気がする。基本的に抱っこしながら移動して、オムツやミルクにしても定期的にやらないといけない。キャビンアテンドさんたちは親切なので、ミルクのためにぬるいお湯を用意してくれたり、「お手洗いに行かれるときには抱っこしますよ」と言ってくれたりした。それでも疲れ果てて、東京から…

  • あげるに困る!<下>(自閉症児篇)<長女とお友達の関係>

    あげるに困る!<中>(自閉症児篇)の続きです。 長女とお友達の関係にどう介入すればいいのか、なかなか難しい。被害加害というのは、単純に割り切れるものでもないし、依存の関係というのも、必ずしも悪いということでもない。自立を重んじてみても、結局のところどこかで何かと依存関係を結ばなければ人は社会で生きていけないような気もする。難しい話になってしまいそうだ。 困ったことがあった。 そんな気持ちのまま、どうしていいか分からずに、また数ヶ月過ぎていた。 そしてまた、お友達のお母さんからお手紙が入っていた。今度はお手紙だけだった。お手紙にはまたヘアピンのことが書かれていたけれど、ヘアピンはなかった。 長女…

  • あげるに困る!<中>(自閉症児篇)<知的障害はカモられる?>

    あげるに困る!<上>(自閉症児篇)の続きです。 長女は物をあげてしまう。なぜあげてしまうのか、ただ優しいだけなのか、それとも何かがつらいのか、そんな自分の気持ちは、大人でも分からないかもしれない。何が起こっているのか、周囲が考えるしかないのかもしれない。 困ったことがあった。 長女のお友達は、同じクラスの子と比べてみても、言語的な発達が早い方だった。お迎えのときなどに会うと僕によく話しかけてくるし、長女が直接僕に伝えることができないような長女の保育園での振る舞いを教えてくれることもあって、とても感謝している。賢い子だなあとよく思わされる。そんな賢い子だからなのか、長女にヘアピンが返却されたこと…

  • あげるに困る!<上>(自閉症児篇)<すぐに何かをあげてしまう>

    「いただいたみたいですけれど、お返しします」(長女5歳4ヶ月) 困ったことがあった。 最近というか、1年以上前からだけれど、長女の物がなくなっていることがあった。1年以上前の長女は言葉が増えてきたとはいえ、まだ自分の気持ちや状況説明などができず、紛失物のことを長女に聞いても分からないことが多かった。そのため、当時の担任保育士さんに長女の紛失物のことを聞いたりしていたけれども、「探しておきますね」と言うことで、その後、紛失物が出てくることはあまりなかった。 子供の紛失物なので、高価な物ではないし、紛失したとしても騒ぐような物であるはずもない。僕にしても妻にしてもあまり気にせずに過ごしていた。また…

  • 引越準備に困る!<下>(主夫篇)<引越屋さんの見積もりと新居の準備>

    引越準備に困る!<中>(主夫篇)の続きです。 いままさに引越準備の最中です。もう何に困っているのかもよく分からない状態なので、ちょっと書きながら、この引越準備は大丈夫だろうかと確認していきます。 困ったことがあった。 引越をする際に早めにやっておいた方がいいのは、引越屋さんを決めることだと思う。僕は結構、早くから引越屋さんの見積もりをとるタイプだ。今回は4社の相見積もりを取った。 これがなかなか面白かった。 繁忙期ということもあって、どこも強気の値段だった。とはいえ、だいたい同じような値段になるところ、1社だけ倍以上の額になっていた。営業さんもびっくりしたようで、その値段の謎を見てみると、営業…

  • 引越準備に困る!<中>(主夫篇)<何度も引越をしている>

    引越準備に困る!<上>(主夫篇)の続きです。 何度も引越をしているけれどもなかなか慣れない。引越しは人生の変わり目に行われることが多い。結婚したり、離婚したり、再婚したり、渡米したり、子供が生まれたり、家を建てたり、そんな感じで人は引越をしている。何度引っ越しても慣れないのは、いつも引越すときの状況が違うからだろう。環境が大きく変わるような引越しはいつも大変だ。 困ったことがあった。 そして再婚。住んだところはとても狭くて、レンタルルームの荷物は入りそうもなかった。妻の荷物が大半だった。そんな中、長女が生まれ、妻の仕事で渡米することになった。このときの引越準備はとても大変だった。日本からアメリ…

  • 引越準備に困る!<上>(主夫篇)<また引越します>

    「引越は何度やっても大変だ」 困ったことがあった。 家を建てているということは、家ができたら引越するということだ。引越は何度やってもなかなか慣れない。 子供の頃にも何度か引越をした。記憶にない2回の引越と記憶にある2回の引越。合計4回。しかし、子供の頃の引越なんてものはとくに何もしていないのだから、大変ということもない。引越先に馴染むまでに少し時間はかかるかもしれないけれど、それはそれだ。 18歳の頃に家を出て、そのあとも転々としていた。10年後に一度目の結婚をするまでに4回くらい引越したかもしれない。とはいえ、これも一人暮らしの荷物だし、そもそも本以外の荷物はほとんど持っていなかった。若い頃…

  • 予算に困る!<下>(新築篇)<見直す設備と必要な設備、そして土地改良工事>

    予算に困る!<中>(新築篇)の続きです。 僕らにとって快適な家を立てるために、必要なものは残し、そうでないものはできるだけ削って予算を超えないように頑張っていた。そんな僕らの努力を消し飛ばすようなことが出てきてしまった。 困ったことがあった。 僕らの戦いをにこやかに見守っていた営業の紳士のSさんが、あるときとてもすまなそうに言ってきた。 「予算でご苦労されているところ、とても言いにくいことがありまして」 僕は、ふと思った。きっと何かが値上げだ、と。 「土地を調べたところ、半分くらいは固いいい土地だったんですけど、北側あたりに柔らかいところが出てきてしまったようで、改良工事が必要になってしまいま…

  • 予算に困る!<中>(新築篇)<家を広くしたら、見積もり金額も増える>

    予算に困る!<上>(新築篇)の続きです。 僕らが望む間取りにするには、建坪を増やす必要があった。それは家を広くするということで、施工面積が増えることになる。つまり、建設費用が増える。車購入を諦めて予算を増やすことにした。 困ったことがあった。 予算を500万円上げたら、42坪くらいまでどうにかやれることになった。でも、ギリギリだ。ギリギリの予算になった。ギリギリだけれども、40坪と比べると、42坪の方がやっぱり使いやすくなる。当たり前だけれども、少しでも広い方が良さそうに見えてしまう。これが50坪とかになると僕らには広すぎるように思えるけれど、5人家族で、在宅ワークが多めな家庭なら、42坪はな…

  • 予算に困る!<上>(新築篇)<新築予算は計画的に>

    「予定より500万円ほど増やすことになった」 困ったことがあった。 どんな買い物にしても予算というものがあるだろう。はじめて予算というのを気にしたのは、小学校の遠足でお約束のおやつは300円までという有名なおやつ予算だと思うけれど、当時は消費税があったかどうか分からないくらい昔なので、今では、330円になっているのかもしれない。そういえば、僕が小学校のときはバブルだったということもあって、物価がそれなりに高くて、マクドナルドのハンバーガーでも200円以上したと思うから、当時の300円と、デフレ後の300円では買えるものは違うだろう。いまはまた物価が上がっているから、300円予算で悩む小学生は増…

  • TDバンクに困る!<下>(ボストン篇)<口座開設と帰国後の住所変更>

    TDバンクに困る!<中>(ボストン篇)の続きになります。 アメリカ在住中に双子が生まれてしまった。それはアメリカ国籍を持つ子供が生まれたということになる。我が家にはアメリカ人が二人いるということもなる。それだけだとなんだか楽しそうだけれど、二重国籍というのは、それぞれの国でいろいろ手続きが必要になることがあるということだった。我が家の二人のアメリカ人のためにはアメリカでの銀行口座はあった方がいいみたいだ。 困ったことがあった。 そんなことから、僕らはTDバンクに口座を作ることにした。この口座作りのすったもんだはすでに書いたけれども、もう一度書くと、 TDバンクの口座を作るときに、支店のマネージ…

  • TDバンクに困る!<中>(ボストン篇)<二重国籍と銀行口座>

    TDバンクに困る!<上>の続きになります。 アメリカ生活をするときに、どの銀行で口座をつくればいいのか。答えは簡単で、大手の方が使いやすいし便利だと思うから、大手の銀行がいいとは思う。小さい銀行みたいなところで作るのも面白いけれども、国外からの送金などで、最初はちょっとバタバタしてしまう。そんな銀行の話も、もう関係ないかと思っていたら、銀行口座を新しく作ることになってしまった。 困ったことがあった。 アメリカの良い悪いはなかなか一口では言えないものだ。今でもアメリカが好きなのか嫌いなのか、僕には分からない。結構、好きだと思う。 そんなアメリカだけれど、また住みたいとは思わない。数ヶ月滞在するな…

  • TDバンクに困る!<上>(ボストン篇)<銀行口座はどこにする?>

    「子どもたちのために口座を作っておく」(長女2歳3ヶ月、双子2ヶ月) 困ったことがあった。 海外生活じゃなくても、銀行口座はとても大事なものだ。若い時にいろんな仕事を転々として、職場が変わる度にあちこちの銀行やら支店やらに口座を作らされて、あるとき1万円以下の口座は凍結されるだか、なくなってしまうとかいう噂を聞いて、どんな口座があったかなと調べてみると、6個くらいの口座を持っていた。 一つ一つの口座の残金を引き出したり、解約したりしたけれど、また新しく作ったりしたもんだから、口座の数としては、6個よりは減ったけれど、3つくらいはある。 アメリカに行ったときにも、銀行口座を作った。 僕も妻もアメ…

  • 待機児童に困る!<下>(自閉症児篇)<たった1人の対応が全てではないこと>

    待機児童に困る!<中>(自閉症児篇)の続きになります。 日進市子ども課とのやりとりは、なかなかな人の存在で話し合いは平行線。いつもであれば、僕の言っていることがおかしいのかなとか思ってしまうけれども、名古屋市との戦いの経験から、僕はちょっと頑張れるようになっていた。何事も経験かもしれない。今回はどんな経験になるのだろうか。 困ったことがあった。 日進市を擁護すると、名古屋市で長女の合理的配慮をめぐってもめたとき、名古屋市の人たちは誰も応援してくれなかった。誰もというのは言いすぎた。保育士の方の1人からは応援してもらっていた。ただ名古屋市の組織の人たちは社会福祉協議会から市議、名古屋市役所の他の…

  • 待機児童に困る!<中>(自閉症児篇)<子ども課に苦情の電話をしたこと>

    待機児童に困る!<上>(自閉症児篇)の続きになります。 障害児である長女、多胎児の次女三女の保活は難航してしまった。 もうこの一行でお察しの通り、 困ったことがあった。 僕らにとって、長女と三女を別園にして、次女を待機児童にするという日進市役所の決定は、障害児である長女への療育や発達支援を閉ざす道であり、長女次女の別園送り迎えのときに、三歳児の次女を自宅に1人留守番させる可能性が出てきてしまうということを示している。 もちろん、長女の療育にしても、次女を自宅に1人で留守番させないように頑張ってみるつもりではあるけれど、日進市の決定から推測すると、日進市は、障害児の療育を諦めさせ、多子、多胎児家…

  • 待機児童に困る!<上>(自閉症児篇)<3人中1人が待機児童だったこと>

    「障害児と兄弟児の状況」(長女5歳4ヶ月、双子3歳3ヶ月) 困ったことがあった。 僕らは名古屋市から隣の日進市というところに引っ越すことになった。名古屋市の保育園では長女の合理的配慮をめぐって数ヶ月揉めたということがあったため、引っ越しに関しては、「障害者差別解消法」などに基づいた方針を出している市に引っ越したいと思っていた。 引っ越しの候補に挙げていた市は、ジブリパークだけでなく、住みやすい街ランキングの上位に食い込んでいる長久手市と、こちらも住みやすい街ランキングの上位に入ったこともある日進市の二つだった。どちらの市も、「障害者差別解消法」や「障害児支援」などをやっていたということもあって…

  • 胃腸炎に困る!<下>(主夫編)<胃腸炎からミルク鍋>

    ランキング参加中男の育児・子育て 胃腸炎に困る!<中>の続きになります。 三女が保育園からもらってきた胃腸炎は、次女に感染した。妻も少しお腹が痛かったり、食欲不振になったようだけれども、最もひどかったのは僕だった。高熱のため関節も痛み、頭痛もあった。長女だけが元気だった。長女はたまに「お腹が痛い」と言っていたようだけれども、本当に痛いわけではなく、他の家族が「お腹痛い」と言っているから真似しているようだった。 困ったことがあった。 胃腸炎でボロボロになってしまって、育児はどうにか頑張ったけれど、家事は手抜きというよりも、ほとんど何もできなかった。食器を洗ったり、洗濯機を回したり、ゴミを捨てに行…

  • 胃腸炎に困る!<中>(主夫編)<胃腸炎が我が家で流行>

    胃腸炎に困る!<上>(主夫編)の続きになります。 久しぶりに飲みに行って帰ってくると、三女が胃腸炎になっていた。知らなかったとはいえ、呑気に飲んでいたことに自責の念を覚えながら、酔っ払いに病児の看病はできないものだった。そして、翌週から我が家で胃腸炎が蔓延した。 困ったことがあった。 月曜日、三女は保育園を休ませた。僕が在宅の仕事をしながら世話をしていた。病児保育はいっぱいだったからだ。妻は仕事に出た。胃腸炎というのは厄介で、風邪などのときであれば、子供は意外と寝ているものだから、様子を見ながら仕事ができる。しかし、胃腸炎の場合はそうも行かない、本人は吐き気で眠れないし、ちょっと油断すると吐い…

  • 胃腸炎に困る!<上>(主夫編)<保育園からもらってくるもの>

    「たまに保育園から感染症をもらってくる」 困ったことがあった。 子どもたち全員が保育園に通ってくれているおかげで、僕ら夫婦はとても助かっている。一昨年は障害児である長女の合理的配慮をめぐっていろいろあったけれども、いろいろを乗り越えてからは、長女にとっても僕らにとっても、保育園は欠かせない存在になっている。保育園がなかったら育児ができていたか自信がないというか、きっとブログなんか書く余裕はないだろうし、仕事もろくにできなかったと思う。保育園はとっても大事だ。 そんな保育園。ありがたいことの方が多いのは、それはそうなんだけれども、たまにありがたくないものをもらってくることがある。 感染性の何かだ…

  • 家事動線に困る!<下>(新築編)<親の顔を見ない場所が欲しかった>

    家事動線に困る!<上>(新築編)の続きです。 子供の頃、自分の部屋はおろか子供部屋もなく、寝るときは、一家4人が縦になって寝るような家だった。いつも親と一緒の部屋で18歳まで過ごしたのはそれなりにつらくて、僕も弟も中学生くらいになると外泊ばかりしていた。そんなこともあって、家を建てるなら、家族のコミュニケーションが減るとかどうとかそんなことよりも、子供たちの部屋を作るべきだと思っている。狭小住宅で育った僕ら兄弟は、結果的には、逞しく育ったのかもしれないけれども、危ないことも多かったし、人には言えないような経験もした。でも、ふと思うことがある。子供部屋があれば、もっと違ったことができたんじゃない…

  • 家事動線に困る!<上>(新築編)<間取りは家事動線が大事というけれども>

    「プライベート動線というのもある気がした」 困ったことがあった。 家事動線というのがある。家事をする際の動きのことだと思うけれど、家事にはどんな動きがあるのだろうか。 家事といえば、食事、掃除、洗濯、買い物あたりがメインになる。これをやるだけで大変だ。掃除の場合はキリがない。どこまで掃除するのか。風呂場、トイレの掃除、玄関の掃除やベランダの掃除は毎日できない。そうなると家事動線で主に考える掃除というのは毎日やるようなちょっとした掃除のことかもしれない。とはいえ、掃除に家事動線があるかどうかも僕はよく分からない。生活の同線を追うように掃除しているのだから、迷路みたいな家じゃない限り、掃除は家事動…

  • 孤独に困る!<下>(ボストン篇)<主夫、主婦の主張というほどでもないんだけれども>

    孤独に困る!<上>(ボストン篇)の続きになります。 見知らぬ、そして自分には縁もゆかりもない場所に、伴侶の都合で帯同するというのは、それなりに孤独になるもので、乳児の世話なんかしていたら、その孤独を埋め合わせるものすらなかなか見つからない。好きにしたらと言われても、何が好きなのかも分からなくなるもので、日頃の価値観のせいで何か有益なことをしようと思ってしまうものだから、また袋小路の孤独に捕まってしまう。そんなボストン生活、乳児育児の中で僕はどうしたらいいのだろうと思っていた。 困ったことがあった。 妻の仕事場は、海外で働いていた人が多い。多くの人が数年間、海外で勤めて、そして日本に戻ってくると…

  • 孤独に困る!<上>(ボストン篇)<ちょっと暗い話かもしれない>

    「妻が一時帰国したこと」(長女7ヶ月) 困ったことがあった。 妻の仕事でボストンに2年間ボストンに住んだ。ボストンに行くことは前から決まっていたし、決まっている中で長女が生まれた。幸いなのかなんなのかは分からないけれど、長女が5ヶ月過ぎてからの渡航ということで、長女もそして僕も妻と一緒に行くことになった。 長女が生まれる前は、アメリカに行ったらあれしよう、これしようなどと思っていた。その中には英語の勉強というのもあった。しかし、渡米前に長女が生まれて、日本での仕事も片付けて、乳児の育児をして、とバタバタとしていたら、アメリカに行ったら何をしようと考えていたことすら分からなくなって、気がついたら…

  • 新環境に困る!<下>(自閉症児篇)<自閉症と環境の変化>

    新環境に困る!<上>(自閉症児篇)の続きになります。 自閉症児の長女のことを書こうと思っていたら、僕の話ばかり書いてしまった。自閉症は遺伝すると言われるけれども、長女を見ていると僕の子供の頃を思い出してしまうことがある。僕も何か変化があるとその度に、パニックを起こして、癇癪なり夢遊病なり、お漏らしなどをしていた。 長女を見ることを自分を見ていることにもなるような気がしている。 困ったことがあった。 そして長女だ。 彼女は1歳半で自閉症と診断されている。環境の変化には敏感だ。にもかかわらず、彼女は生後半年くらいで日本からアメリカに行き、その後も一度引っ越し、2歳半くらいで帰国し、そして一年で今度…

  • 新環境に困る!<上>(自閉症児篇)<また引っ越すこと>

    「自閉症の長女に何度も引っ越しを体験させてしまっている」(長女5歳4ヶ月) 困ったことがあった。 新しい環境が好きという人もいれば、新しい環境は苦手な人もいるだろう。とくに自閉症というわけでなくても好き嫌いや苦手かどうかというのもあると思うけれど、好き嫌いや得手不得手のラインを超えてしまうものというのがある。 自閉症はそういう意味で、好き嫌いとか苦手とかのラインを超えて、新しい環境というものに対して恐怖というか、拒絶に近いものがある。 僕は診断は受けていないけれども、典型的な自閉症らしい。自覚というのはなかなか難しいもので、自分にとっては当たり前のことだから、それが何らかの症状であるということ…

  • 寒波に困る!<下>(主夫篇)<古い建物という言い方は欠陥住宅の婉曲表現なのか?>

    寒波に困る!<上>(主夫篇)の続きになります。 寒さに震えながらブログを書いています。 困ったことがあった。 この部屋だけでなく、出窓の仕様やさまざまな不備があるUR住宅。住まいセンターなどに相談しても「古い建物なので」ということで何もしてくれない。その住まいセンターは以前、結露を相談したときにも「居住者がいなければ結露は起きないので、結露は居住者の責任です」と言っていたところだ。それと、ガスファンヒーターは使わないように言ってきたところだ。契約書を見てもガスファンヒーターを使うなとは書いていない。URの人から、ガスファンヒーターを使わないように言われたと、ガス会社やガスファンヒーターの会社に…

  • 寒波に困る!<上>(主夫篇)<この部屋はとても寒い>

    「寒さに弱くなったのかもしれない」 困ったことがあった。 夏は暑く、冬は寒い。これは当たり前のことなんだろうと思う。夏に暑いと文句を言っても仕方ないし、冬に寒いと言ってもどうにもならない、なのに夏に暑いと言って、冬に寒いと毎年のように言っている。 昨年の夏は暑かった。そして、一昨年の夏も暑かった。外が暑いのはもちろんだけれど、僕がついついボヤいてしまうのは、僕の仕事部屋のことだからだ。 エアコンに慣れた生活をしていると、仕事場などは、夏は涼しく、冬は暖かいというのが普通になっている。野外での仕事などをしているときには、もちろん例外で、そのときは夏は暑かったし、冬は寒い。 でも今の僕は在宅ワーク…

  • システムキッチンに困る!<下>(新築篇)<三井ホームならキッチンハウス?>

    システムキッチンに困る!<上>(新築篇)の続きになります。 家を建てるということは、どんなキッチンにするのかを考えるということでもあった。あまりキッチンのことを考えずに家を建てようとしていたものだから、キッチンをどうするかで頭がぐるぐるしてしまった。 困ったことがった。 三井ホームさんのモデルハウスで宿泊体験をした。そこのキッチンには前開きの食洗機が付いていた。ミーレかボッシュか忘れてしまったけれど、どちらかだった。これをつけたいと思ってしまった。前開きに慣れてしまうと、前開きの食洗機の良さが忘れられない。しかし、食洗機だけというわけにもいかない。そのキッチンの神々しさはなんということだろうと…

  • システムキッチンに困る!<上>(新築篇)<どんなキッチンにしよう>

    「Kitchen house(キッチンハウス)というのがあるらしい」 困ったことがあった。 我が家で最もキッチンを使うのは僕になる。料理をするのも、洗い物も、整頓も僕がやっている。排水溝の掃除も、鍋の柄の修理も、包丁を研ぐのも僕だし、サランラップの端が分からなくなったときに探し出すのも僕の仕事だ。そんな状態のキッチンを聖域と呼ぶ。 僕の聖域であるキッチンにも、妻が自由にしていい場所がある。そこには妻の好きなパスタや乾麺が何種類もある。乾燥ワカメやとろろ昆布もそこにある。そこは妻の領域だけれども、品薄になっているものがないかを確認して買い足すのは僕の役目だ。キッチンは僕の管理下にある。 そんなキ…

  • 公共空間に困る!<下>(ボストン篇)<公共性というのは最近のことかもしれない>

    公共空間に困る!<上>(ボストン篇)の続きになります。 ボストンにいると、年配の中国人のマナーの悪さという話を聞くことがある。しかし、それは何も中国人に限ったことじゃないような気もする。そもそも公共性というのはなんだろう、とそんなことを考えた。 困ったことがあった。 公共性がない、そう言われてみると、日本でもお年寄りにマナーの悪い人は多いという印象がある。公共性などが細かく言われるようになったのって、もしかしたら、そんなに昔のことじゃなくて、最近のことなんじゃないのか? という気持ちすらして来た。 ボストンの中国人のおじさんを擁護すると、日本人とはちょっと違った事情がある。 ボストンは保育園や…

  • 公共空間に困る!<上>(ボストン篇)<公共性ってなんだろう?>

    「公共空間の使い方」(長女1歳10ヶ月) 困ったことがあった。 文化の違いというのがある。国が違えば文化も違うというのもあるし、同じ国でも地域が変われば違ってくることもある。それに世代や育ってきた環境などの違いなども文化の違いとして出てくることもあるだろう。 食事や習慣などの文化の違いは、私的なことでもあるし、人がとやかく言うことでもない。 ボストンの大型中華系スーパーに行くと、文化の違いに圧倒されて、何度通っても飽きることがなかった。そこには中華系だけでなく、日本などのアジアの物もたくさんあったし、アフリカ系の友人もそこでしか買えないものがあると言っていた。きっと僕が知らないだけで世界各国の…

  • 発達障害に困る!<下>(自閉症児篇)<大人になってから診断されるのはつらいと思う>

    発達障害に困る!<上>(自閉症児篇)の続きになります。 名古屋市に発達障害総合診療研究センター(仮)ができるらしい。それはそれでいいことだと思う。子供のうちに適切な診断と療育があるだけで発達障害を持つ人はずいぶん生きやすくなると思う。 最近、僕の友人たちが発達障害と診断されて困った状態になっている。もし、彼らが子供のときに診断されて適切な助言をもとに生きていたら、もしかしたら少しは変わったのかもしれないとも思うことがある。 困ったことがあった。 発達障害は取扱がとても難しいと思う。僕の友人にも何人かいる。そして彼らは、40歳を過ぎたあたりで職場や人間関係にトラブってしまって、休職したり、離職し…

  • 発達障害に困る!<上>(自閉症児篇)<発達障害に対して思うこと>

    「名古屋市に発達障害総合診療研究センター(仮)ができるらしい」(長女5歳3ヶ月) 困ったことがあった。 育児と家事も終わってテレビを見ながら妻の職場の愚痴を聞いていたら、気になるニュースがやっていた。 2023年度中に「発達障害総合研究センター(仮)」というのが名古屋市にできるらしい。 発達障害などの調査、研究と、小中学校や保育所、学童保育などの職員などへの助言や、研修、支援プログラムの提供や、診療所や地域療育センターに専門医を確保して提携するということだった。 とてもいいことだと思う。僕らは、2022年度中に名古屋市から引っ越してしまうから、この新しい取り組みがどういうことになるのか体験する…

  • 落選に困る!<下>(主夫篇)<幼稚園という選択肢>

    落選に困る!<上>(主夫篇)の続きになります。 双子が保育園に落ちてしまった。つまり待機児童になった。保育園などに補助金が出ているように自宅保育にも補助金がでないものかと思ったりした。自宅保育に補助金を出すことで、待機児童や保育園、保育士不足などの問題も少しは改善されるのではないかとも思ってみたりした。 困ったことがあった。 もしかしたら、各家庭に園児並の補助金を出してしまうと、保育園が存続できなくなるという問題もあるのかもしれない。しかし、それはそれで本末転倒な気もする。補助金よりも多く稼ぐ人からすれば保育園の方が割安だから保育園に行かせたいというのもあるだろうし、保育園を運営させる必要がさ…

  • 落選に困る!<上>(主夫篇)<保育園に落ちてしまった>

    「3歳双子、保育園に落ちる」 困ったことがあった。 現在、長女と次女、三女は同じ保育園に通っている。名古屋市は比較的保育園の枠が余っているのか、あるいは、僕の住んでいる地域の保育園にゆとりがあるのか分からないけれど、同じ保育園に子供が3人通えているのはとても助かっている。 いま通っている保育園は、15;30分お迎えの人も多いことから、保護者がフルタイムという人も少ないことが分かる。つまり、点数が低くても保育園に入ることができるということだろう。また名古屋市の場合は、多胎児の加点などもあるので、双子は少しだけ保育園に入りやすいというのもある。いろいろな事情を加味して点数があるのは助かることでもあ…

  • 窓サッシに困る!<下>(新築編)<アルミ複合サッシという選択肢>

    窓サッシに困る!<中>(新築編)の続きになります。 気密性や断熱性の数値だけを見れば、樹脂サッシ一択となる。それに、窓サッシは家を作る上でも大きな役割を背負っている。だとすれば、たとえ、100万円ほど値上がりしたとしても樹脂サッシにすればいいじゃないか、と思うのもよく分かる。というか、僕はそう思っていた。 しかし、複合サッシも日々成長を遂げている。また、住む地域のことも考えなければならないだろう。果たして、僕の住む東海地域はそんなに寒いのか、またはそんなに暑いのか、どちらかといえば怖いのは地震じゃないだろうかなどと、そんなことを思いながら窓サッシで悩んでいた。 アルミ複合サッシ サーモスXが僕…

  • 窓サッシに困る!<中>(新築編)<一条さんの窓サッシによだれが出た>

    窓サッシに困る!<上>(新築編)の続きです。 高気密高断熱の家を建てるときに、窓サッシをどんな種類にするのかはとても悩ましい問題だ。木製サッシ、樹脂サッシ、アルミサッシ、アルミ複合サッシと選択肢は四つある。高気密高断熱にしたいなら、樹脂サッシ一択かもしれない。しかし、家づくりは一択なのにそれを選べない事情というのもあるものです。 困ったことがあった。 最初に建てた家では、木製サッシが無理だったというのもあって、樹脂サッシを選ぶことにした。そうそう、サッシも重要だけれども、窓ガラスを二重にするのか三重にするのかというのも大事なことになる。また二重、三重にした場合は、ガラスとガラスの間にガスを入れ…

  • 窓サッシに困る!<上>(新築編)<気密性断熱性のことばかり考える>

    「断熱性と言えば、窓サッシ」 困ったことがあった。 高気密高断熱の家を作るとなると、どんな断熱材か、断熱材の厚さはどんなもんか、断熱材の施工はどのくらい丁寧かなど、ついつい断熱材のことを考えてしまうけれども、断熱材以外で大事になってくるのは、「窓」になる。 もちろん、断熱材は大事だ。僕が1回目に家を建てたのは10年以上前になるけれども、当時は、グラスウールか吹き付けウレタンの二択のようか感じだった。当時のグラスウールは、湿気などで水分を吸収してしまうため、経年劣化が激しいと言われていた。そのため、吹き付けウレタンを選んだ。 吹き付けウレタンは見ているだけでも楽しい。しかし、これもいまではそんな…

  • 地域に困る!<下>(ボストン篇)<結局、日本人ファミリーが住みならどこがいいのか>

    地域に困る!<中>(ボストン篇)の続きになります。 ボストンには二年しか住んでいない。だからあまり知らないと言えば知らない。ただ、二年住んだくらいの範囲でなら分かることもあるし、渡米前の僕に伝えるのなら、という感じで相談にも乗ったりしている。 ボストンに住むのならどこがいいのだろうか。車もなかった僕らのボストン生活で思ったことなので、車生活の人はまた別の視点になると思う。 困ったことがあった。 最初に住んだモールデンは、ほどよく田舎な場所だった。日本人はほとんど見なかった。ボストンでできた友人に聞くと、モールデンは子育てしやすい街で有名ということだった。公園も多かったし、大型スーパーも二つあっ…

  • 地域に困る!<中>(ボストン篇)<子育て世代はどんな地域に住むのか?>

    地域に困る!<上>(ボストン篇)の続きになります。 どんな地域に住むのがいいのか、土地勘のない場所だとその地域のことなんて分からない。地域のことは分からなくても、自分たちのことなら少しは分かる。 困ったことがあった。 住む地域が問題になるのは、ファミリーになってからじゃないだろうか? 駅やスーパーの距離もあるけれども、地域の治安や、自治体の活動、行政サービス、保育園や学校など、一人のときであれば関係なかったことが中心になるし、地域の重要性は、助けが必要な状態になればなるほど比重が大きくなる。どんなところでもいいとは言えないものだ。 そしてファミリーといっても、夫婦二人だけなのか、子供は何人か、…

  • 地域に困る!<上>(ボストン篇)<どんな地域に住むのがいいのだろう?>

    「どんな地域がいいのかは、やっぱり人それぞれだと思う」(長女1歳6ヶ月) 困ったことがあった。 土地勘のない場所に引っ越すのはとても難しい。育った街であればどの辺が便利なのか、どんな雰囲気なのかは分かるし、仕事をするようになったり、別の地域で暮らすようになれば、東京なら東京のさまざまな地域の雰囲気や便利、不便なども分かるようにもなる。 僕は住む場所を相談されることが多い。東京であればいろんな場所に住んだし、いろんな場所で仕事もしたというのもあるから、東京の東側から西側まで、どんな感じなのかなどは一通り説明できる。もちろん、全く馴染みのない場所もあるから、どこでもというわけでもない。相談してくる…

  • パニック行動に困る!<下>(自閉症児篇)<長女のストレス対策なのだろうか?>

    パニック行動に困る!<上>(自閉症児篇)の続きなります。 長女が定期的に、かつ、よくやるようになった行動を巡って、これは一体なんだろうか、パニック行動なのかどうか、あれこれ考えました。 困ったことがあった。 考えてみると、次女三女との関係で長女は、癇癪を起こし、泣いていた。しかし、このところ、長女が癇癪を起こしているのを見なくなっている。その代わりに、「アムーケシケシ」をよくやっている。そして、そのうち、どこかに移動するとか、何かの切り替えが必要なときには必ずと言っていいほど「アムーケシケシ」と言っている。療育の帰りに自転車に乗せ、後ろから「アムーケシケシ」が聞こえたりもする。 心配になったの…

  • パニック行動に困る!<上>(自閉症児篇)<頻発するよく分からない行動>

    「これはパニック行動なのだろうか?」(長女5歳) 困ったことがあった。 自閉症児の長女は最近とても落ち着いてきた。言語認識などは平均よりも下回るとはいえ、それなりに言葉が使えるようになってきたというのもあって、本人も、最低限の欲求を伝えることができるようになったのか、以前のように癇癪を起こしたりすることはなくなってきた。 とはいえ、ちょっとしたことで泣き出してしまったり、突然、何の返事もしなくなったりすることはある。まあ、この辺も、自閉症児を見慣れていない人にとっては、子供はみんなそう、と言われてしまう範囲かもしれない。 そんな長女が5歳になるちょっと前から、繰り返しする行動がある。 急に、上…

  • 壁際に困る!<下>(主夫篇)<大掃除はカビ対策も忘れずに>

    壁際に困る!<上>(主夫篇)の続きになります。 我が家は大掃除というのを基本的にはしない。ただ、毎日小まめに掃除をして、気がついたら年が明けているというものだ。子供が小さい家はどこもそうかもしれない。子供を預かってくれるところがあるなら、年末に大掃除もできるかもしれないけれど、小さい子供が三人うごめいている我が家では日々の掃除が全てだ。 そんな中、冬は結露とカビに悩まされる。 困ったことがあった。 今回の件は、僕らが無防備すぎたというのがあるかもしれない。断熱性、機密性の低い部屋に住むためには、いくつか気をつけなきゃ行けないことがある。 結露対策は多くの人がしていると思う。結露グッズがたくさん…

  • 壁際に困る!<上>(主夫篇)<勝手にしやがれ! とは言えないものだ>

    「壁際に物を置いてはならないのか?」 困ったことがあった。 ブーツや鞄に白カビが繁殖してしまったことを前に書いた。それから一週間か、もう少し経っているけれど、まだカビに悩まされている。 ブーツに白カビが発生してしまった部屋は北側の部屋。我が家には北側の部屋が2部屋あって、角部屋は子供部屋になっている。子供の部屋には箪笥や棚などの収納は置いていないが、押し入れが一つある。 子供部屋は、帰国時に東京で買って、そのまま名古屋にもってきたダイキンのエアコンがある。そこそこいいやつで、0.5度の幅で温度の調整もできる。それに子供のために加湿機能付き空気清浄機もダイキンのいいやつを一緒に買ったというのもあ…

  • 打ち合わせに困る!<下>(新築編)<間取りで気になるところがある>

    打ち合わせに困る!<上>(新築編)の続きになります。 注文住宅を建てると、打ち合わせが大変だ。いろいろ話しても実際に見ているわけでもないから素人には分からない部分もたくさんある。じっくりと話し合う打ち合わせの日々は続く。そんな中、ずっと気になっている間取りがあった。 困ったことがあった。 出来上がった図面は一箇所だけどうしても気になる部分がある。とはいえ、それはもうどうしようもない部分だ。 うちは5人家族で、3人姉妹。それぞれに狭くてもいいから個室を作るというだけでもパンパンだ。トイレは各階に1つだし、洗面台も各階にとなると当然無理も出てくる。僕が不満というか気になっているのは、2階に上がった…

  • 打ち合わせに困る!<上>(新築編)<打ち合わせは大事>

    「打ち合わせに疲れてしまう」 困ったことがあった。 注文住宅を建てるとなると、打ち合わせが大事になってくる。間取りはもちろんだけれど、床材や壁、ドア、トイレ、キッチン、造作、玄関ポーチ、クローゼット、お風呂場に脱衣所、コンセントの位置から何から何まで細かい打ち合わせの日々が続く。 三井ホームさんの打ち合わせでは、施主の要望を最大限汲み取るため、また、言った言わないとか、確認ミスがないようにということで、web上でナビなどを使いながら進んでいく。ナビにはどこまで打ち合わせできたのか、次は何を話すべきかなどを確認することもできる。 しかし、家を建てるとなると、検討しなければならないことは山ほどあっ…

  • ビーンブーツに困る!<下>(ボストン篇)<返品文化いろいろ>

    ビーンブーツに困る!<上>(ボストン篇)の続きになります。 アメリカの返品文化、消費者文化の根底には、アメリカの職人精神があるような気がした。L.L.Beanがそのことを教えてくれた。しかし、文化というのはいい部分だけでもない、よくない側面も出てくることがある。そんなお話です。 困ったことがあった。 ビーンブーツでの返品経験から、アメリカでは返品が簡単に行えることを知った。返品がアメリカの消費文化を支えていると言ってもいいだろう。 その代わりというのか、Amazonなどで注文して届くものは不良品というか、買ってすぐに壊れる湯沸かし器とかそんなのもたくさんあった。すぐに返品する癖がついた。 僕ら…

  • ビーンブーツに困る!<上>(ボストン篇)<ビーンブーツのサイズ選び>

    「アメリカの返品あれこれ」(長女1歳2ヶ月) 困ったことがあった。 ネットでの買い物が増えると想像していたものとは違うということがある。そんなときに返品できるのはとても助かる。 Amazonなどでの注文は多くの場合、返品ができる。とはいえ、日本に住んでいると、返品はあまりしちゃいけないんじゃないか、とか思いやすい。 僕もアメリカに行く前は、多少、予想と違っていても返品はあまりしなかったし、そもそも返品の手続きが面倒だったりもするし、こちらで送料負担もしなければならないこともあったから、返品の方が面倒だと諦めていた。 僕がアメリカで最初に返品したのは、L.L.Beanのブーツだった。 L.L.B…

  • 虐待保育に困る!<下>(自閉症児篇)<虐待保育に気づけるようになりたい>

    昨年の長女の合理的配慮をめぐる一連のことはすでにブログに書いたことでもあります。先日報道された虐待保育のニュースを見ながら、いろいろと思うこともあって、また思い出しながら書いています。虐待保育は見過ごされ、問題だとも思われないことが多い。虐待を告発する声が上がったときに、その声を聞いてくれる人が近くにいれば助かる人もいると思う。そんなつもりで書いています。 虐待保育に困る!<中>(自閉症児篇)の続きです。 困ったことがあった。 各省庁からのお墨付きをいただいて、僕は名古屋市に反撃した。名古屋市の職員はのらりくらりと誤魔化す人が多いので、職員ハンドブックを片手に、そしてとある省庁の方からいただい…

  • 虐待保育に困る!<中>(自閉症児篇)<そもそも虐待だとは思っていない>

    虐待保育の報道を見ながら、昨年の長女と保育園のことを思い出していた。虐待とはどんなものが虐待となるのだろうか。また虐待をしている人に虐待という認識はあるのだろうか。そんなことを思いながらニュースを見ていた。 虐待保育に困る!<上>(自閉症児篇)の続きになります。 困ったことがあった。 虐待をしているという話をしても通じなかった。虐待だと思っていないのだ。 保育園からすれば、園全体のフォローをしている加配担当が他の学年が上のクラスの面倒を見ているから、そこに長女1人を混ぜているだけだし、長女のオムツがパンパンなのは、「おしっこした?」「オムツ換える?」と長女に言葉で聞いても返事ないからほっておい…

  • 虐待保育に困る!<上>(自閉症児篇)<虐待保育はそこらじゅうにあると思う>

    「ちょっとやそっとじゃ変わらない」(長女3歳8ヶ月) 困ったことがあった。 5歳になってお喋りが止まらない長女だけれど、4歳になるまではほとんど発語もなく、言われた言葉を理解するのも難しかった。発達相談や療育などに通って、アドバイスをもらい、長女が過ごしやすい環境を整えるというのが、僕ら保護者の役割だった。 保育園に通うことになった。僕らの仕事のこともあるけれども、集団生活は長女の発達を促すためにもいいということだった。 軽度知的障害で自閉症の診断がある長女を受け入れてくれる保育園があるのか心配だったけれど、東京の場合は障害児がどうのこうのというより、保育園の枠が埋まっていることで希望の園に入…

  • カビに困る!<下>(主夫篇)<ブーツに白カビが繁殖していた>

    カビに困る!<上>(主夫篇)の続きになります。 冬になったからといって、カビが繁殖しないわけじゃない。結露の多い北側の部屋なんかは要注意だ。カビ退治だけで一週間ほど家事が増えてしまった。 去年は壁の結露で、URの管理事務所や住まいセンターに相談しても結露は居住しているから起こることなので居住者の責任と言わてしまって、話が通じなかったので、UR本社に連絡したら、通常の生活をしていて支障をきたすなら無償で工事するということだった。 工事の人は、これは構造的に問題がありますねえ、ということで無償工事になった。もちろん、アルミサッシの結露は「居住者の責任」ということで毎日掃除している。それはそれでやっ…

  • カビに困る!<上>(主夫篇)<冬になっても安心できない>

    「結露はカビを呼ぶ」 困ったことがあった。 掃除洗濯料理だけが家事じゃない。ゴミ捨てや整理整頓だけが家事じゃない。衣類の修繕や靴磨き、おもちゃを直したりするのも家事だし、南京虫やスズメバチなどの害虫駆除も家事だったりする。そしてこの時期というか少し前くらいには、衣替えも家事だ。 衣替えは、年に2回という人もいれば、季節ごとにやる人もいる。うちの場合は、年に4回だ。春、夏、秋、冬と衣替えをする。最近は秋が短いような気がするので、秋の衣替えが終わって1ヶ月くらいで冬の衣替えをしている気がする。 冬物は部屋の奥やクローゼットの奥にあることが多い。そのため変な皺がついたまま放置されていることもあるし、…

  • 解約に困る!<下>(新築篇)<一条工務店の仮契約を解約したときの返金は?>

    解約に困る!<上>(新築篇)の続きになります。 三井ホームと本契約したということもあって、本命だった一条工務店さんとの仮契約を解約することになりました。一条工務店の仮契約はメリットもたくさんあった。デメリットは解約や返金などの不安くらいだった。僕は解約することになってしまったけれども、一条工務店さんで建てたい!という人は、まず仮契約をしちゃってもいいかもしれない。100万円必要だけれど。 困ったことがあった。 仮契約の解約について、他のブログなどを見てみた。 解約後、2週間くらいで全額100万円戻ってきたとか、印紙代200円引かれただけで999800円戻ってきたとか、そんな爽やかな解約報告があ…

  • 解約に困る!<上>(新築篇)<仮契約は安心?>

    「一条工務店さんとの仮契約を解約したこと」 困ったことがあった。 三井ホーム、一条工務店、スウェーデンハウスの3社で悩んだ結果、三井ホームと本契約を結んだ。 スウェーデンハウスについてはあまり書かなかったけれども、これはもう、なんていいますか、僕のあこがれのハウスメーカーがスウェーデンハウスさんだったし、考え方も好きだ、メンテナンスがちょっと大変だとしても、最近は手入れをするような暮らしが好きというのもあって、僕は惹かれていた。なにより、ヘンマベストというセミオーダーの商品は、お値段も抑えめで、話を聞けば意外と間取りも変更できるというのも魅力だった。 しかし、問題は、耐震性と言いますか、一条さ…

  • 長期休暇に困る!(ボストン篇)<ボストン、どんな部屋に住みますか?>

    「管理人さんを待ちながら」(長女1歳2ヶ月) 困ったことがあった。 ボストンの冬は寒い。部屋の中で寒さをそんなに感じないのは、ボストンあたりのアパートメントは寒冷地用ということで、気密性が高いというよりも、ボイラーをガンガンに炊いて、部屋中が暖かかったからだろう。 部屋の中だけで見れば、東京の冬よりもボストンの冬の方が暖かく過ごせたと思う。 最初の冬は、ちょうど今くらいの時期、寒くなってきたと思ったので、部屋の設定温度を上げてみたけれども、いつまで経っても寒かった。管理人さんが長期休暇に出ていたということもあって、誰に相談することもできなかった。管理人室には、誰が書いたか分からないけれども、 …

  • ST(言語療法)に困る!<下>(自閉症児篇)<STも療育も合う合わないというのがある>

    ST(言語療法)に困る!<上>(自閉症児篇)の続きなります。 長女の言語認識が成長してきたこともあって、いろいろと長女の気持ちや考えが聞けるようになってきました。発語まで時間がかかった長女の言葉をできるだけ尊重したいと思ってしまいます。でも、それはそれで、どうしたらいいのかと思うことの多い日々です。 困ったことがあった。 そういえば、3歳の頃に通っていた療育の一つもとても嫌がったことがあった。そのときは言葉がまだ言えなかった。療育の前まで行くと激しく泣いてしまって「やだー」と泣き叫んでしまって受付で引き返すことになった。入り口で激しく抵抗したのは初めてだったけれども、その療育で長女はいつも泣い…

  • ST(言語療法)に困る!<上>(自閉症児篇)<長女の発語は順調です>

    「STに最近、通わなくなってしまった」(長女4歳6ヶ月) 困ったことがあった。 長女は月に一度、ST(言語療法)に通っていた。 軽度知的障害や、自閉症児は言語認識の発達が遅れていることも多いため、STに通うことになる。 ボストンにいたときにも、言語療法士が毎週うちに来てくれていたし、帰国してからも、長女の障害には、言語療法が必要だということで、STに毎月通っていた。 名古屋に来てからも毎月STに通っていたのだけれども、長女が4歳になったあたりから通う回数が減ってしまい、ついには通わなくなってしまった。 これにはいくつか原因がある。 STの予約はいつでもできるわけでもない。電話予約のタイミングを…

  • 申請書に困る!<下>(主夫編)<名古屋市から一歩出るだけで、役所の対応はまるで違う>

    申請書に困る!<上>(主夫編)の続きになります。 名古屋市から別の市に引越ために保育園利用申込書を一式まるまる出すことになった。いつもは妻が書いていたけれども、今回は僕が全部書いた。引越先の市役所はどんなところだろうかと緊張しながら自転車で向かった。 妻の入院という想定外な出来事が起こってしまった週。 困ったことがあった。 保育園利用申込は、市役所の中の会議室が会場になっていた。三つか四つくらいのブースに分かれて担当者がついていた。 「お子様は何人ですか?」と受け付けで聞かれた。受付の方は番号札を1枚持っていた。 「3人です。来年度5歳と3歳の双子で合わせて3人です」 えっ、という反応だった。…

  • 申請書に困る!<上>(主夫編)<引っ越しの度に、保育園利用申込書が必要だ>

    「保育園利用申請書の提出」 困ったことがあった。 妻が入院してしまった原因の一つは過労だったと思う。家事や育児は主に僕がやっているけれども、子供たちはママが大好きなものだから、子供の甘え担当は妻になっていた。1人くらいなら甘えられるのも悪くはないのかもしれないけれども、3人に甘えられるのは休みなく、エンドレスに、ずっと「ママー、ママー」「抱っこー、抱っこー」「見てー、見てー」と要求されつづけるものだから、子供といる間は休む間もない。 それに子供たちは妻がいるときに要求が強まる。朝は僕がいても妻が引っ張りだこになっている。僕はルーティンをこなすように、家事をしていることが多い。 10月に入ってか…

  • 本契約に困る!<下>(新築編)<値引き交渉の果てに...ついに決着!>

    本契約に困る!<中>(新築編)の続きになります。 本契約の場所は、僕らが建てたいと思っている商品ルーカス。雰囲気に飲まれながら、僕らの要望を思いっきり反映した設計図が提出された。もうすぐに契約したいと思うような高揚感の中で、どきどきの見積もり。見積もりはすべてを覆す可能性がある。 困ったことがあった。 設計図のあとは、見積もり。これも破壊力が大きかった。大きな値段の変更になりそうなオプションはほとんど網羅しているとはいえ、予算から500万円ほどはみ出ている。そう、一条さんの見積もりはなんとか予算内だったのだから、三井さんだとはみ出る。 「この見積もりから、ご紹介いただいたということもあって、こ…

  • 本契約に困る!<中>(新築編)<契約前に要望を取り入れた設計図が出てきた>

    本契約に困る!<上>(新築編)からの続きになります。 一条工務店さんと三井ホームさん、どちらと本契約を結ぶのか、何が決めてになるのか、予算はもちろん大事なことだけれども、見積書だけで判断することもできないのが、家づくりの大変なところです。 困ったことがあった。 一条工務店さんでオプションを入れると坪単価80万円くらいになった。三井さんなら90万円。一条さんの方が安いのはもちろんだけれども、思ったより、一条さんが安くないのか、三井さんが高くなかったのか。もちろん、この後、ニッチやら棚やら電子錠とかなんやかんやとあって、実際には、もう100万円くらいは高くなるかもしれないことを考えると、現在の三井…

  • 本契約に困る!<上>(新築編)<一条工務店か三井ホームか、ギリギリまで悩む>

    「僕の使命は予算内まで値切ること」 困ったことがあった。 一条工務店で家を建てるか、それとも三井ホームか、はたまたスウェーデンハウスかと僕の心は揺れていた。妻は三井ホームさんに早々と心を奪われてしまったので、三井ホームさんが優勢だった。ただ、三井ホームさんでネックになるのは予算だった。 今回家を建てようと検討することになったのは、一条工務店さんの営業Yさんに妻が話しかけられたというのがある。一条工務店は僕も興味があったし、アメリカにいたときにも一条工務店の広告を見たことがある。「家は、性能。」というキャッチフレーズは、一度、高気密高断熱の家に住んだ人ならすぐにピンとくる。 僕が1回目に建てた家…

  • レンガに困る!<下>(ボストン篇)<僕は頼りない壁だし、レンガも頼りない壁だった>

    レンガに困る!<上>(ボストン篇)の続きになります。 寝ようとすると咳が止まらなかった。副交感神経とかなんとかかんとかなのかとか思ってみたものの、冷たい風が吹くと咳が出るというのは、風が吹けば桶屋が儲かるというほどのバタフライエフェクトでもなくて、わかりやすい作用反作用みたいなものだった。隙間風の代表格は窓だろうと、僕は窓を塞いだ。それでも、 困ったことがあった。 窓からの隙間風はなくなった。でも寝る時にヒューっと継続的に冷たい空気が僕の喉を刺激する。咳は止まらない。 ちなみに、僕は有害でない男らしさを追い求めるところがあって、妻と長女を窓際や外壁側に寝させるようなことはしない。窓側は夏は暑い…

  • レンガに困る!<上>(ボストン篇)<隙間風はボストンの思い出>

    「レンガの隙間に穴が開いているのかな?」(長女1歳2ヶ月) 困ったことがあった。 帰国してもう3年くらい経ってしまって、ボストンの思い出も薄れてきてしまった。思い出が薄れると、ボストンの日々が楽しいことばかりだったような気がするのが、思い出補正というもので、そういった補正をなくしてくれるのが、忘れられない経験だったりする。 先週くらいから咳が止まらなくなった。妻の入院騒ぎで、子供たち3人と寝るようになって、僕の布団が三姉妹の誰かに奪われる日々が続いた。朝、掛け布団を奪われた僕が寒さで起きることが日課のようになっていた。 そして妻が退院する日、僕は喉をおかしくしてしまった。熱は平熱、咳も鼻水もな…

  • 取り組みに困る!<4>(自閉症児篇)<いまでも結局「蕎麦ときしめん」だ>

    取り組みに困る!<3>(自閉症児篇)からの続きになります。 名古屋市での子育ては自閉症児じゃなくても、余所者には難しいかもしれない。じいじばあばがいない、頼れる人がいない、というのは、身内共同体のような地域では異質になりやすい。困っている人は自己責任が問われてしまうような地域だ。身寄りもないなら出てけと思われるような地域だ。ということで、発想の転換が必要だった。 困ったことがあった。 発想の転換というものはあるもので、名古屋のとくに下町あたりだからこそ、こんなことになっているんだと思うし、こんな状態でもおかしいと思うのは少数者でしかない、つまり地域環境の問題だ。僕だって、ずっとこの辺に住んで、…

  • 取り組みに困る!<3>(自閉症児篇)<名古屋では三世代が同じ地域にいることが前提になっている>

    取り組みに困る!<2>(自閉症児篇)の続きになります。 名古屋市の障害児保育の環境も昔に比べれば良くなってきているそうだ。しかし、そもそも崇高な理念のもとに作られた統合保育なるものがうまく運用できているかは謎だ。謎というよりも、ちょっと違うんじゃないかと思うことの方が多い。グレーゾーンなことが多い統合保育という制度を保護者はどう受け止めていけばいいのだろうか。 困ったことがあった。 名古屋市の統合保育は制度として瑕疵があることは、名古屋市役所も僕とのやりとりで認めた。もちろん、「予算のせいでできていないことがある」という言い訳つきではある。このことも、最初は認めてもらえなかった。僕が統合保育つ…

  • 取り組みに困る!<2>(自閉症児篇)<感謝の気持ちのハードル>

    取り組みに困る!<1>(自閉症児篇)の続きになります。 自閉症児や障害児を保育園に預かってもらえている、と思うのはどういうことなんだろうか、僕に感謝の気持ちが足りないのか、僕がただ傲慢なやつなのか、名古屋に来てから悩む日々でした。 困ったことがあった。 嫌な気持ちになる人もいるのだろうけど、ボストンや東京では、長女のような自閉症児、軽度知的障害児を預けるにあたって、診断も受けて、加配申請もすれば、保育園に入園するには当然のこととして扱われた。違和感のようなものもなかった。当然の権利として、変に感謝することも、へりくだる必要もない。もちろん、障害児に対して熱心に取り組んでいたり、通常の保育ではや…

  • 取り組みに困る!<1>(自閉症児篇)<名古屋といっても地域差がある>

    「時代と地域によって変わる自閉症児の環境」(長女5歳) 困ったことがあった。 自閉症で軽度知的障害の長女が3歳の頃に、名古屋市に引っ越すことになった。名古屋の前はボストンと東京で長女は育っている。 ボストンでの長女へのケアは満足のいくものだったということもあって、東京では少し違和感があった。とはいえ、東京で通っていた療育は素晴らしいところだったし、当初は療育を子供のストレスなどへの配慮から反対していた保育園の園長も話せば理解してくれたし、そこの保育士も自閉症児への理解が必要だと思ったらしく、療育への見学や個人的な勉強をしてくれた。長女が引っ越しのために少し早い退園になったときには担任の先生が涙…

  • 入院に困る!<下>(主夫篇)<入院かワンオペか、我が家の比較>

    入院に困る!<上>(主夫篇)の続きです。 育児と仕事のバランスというか、価値観というか、なんというのかは、なかなか共通認識というのがとりにくいものだ。最近は、育児と仕事に対する向き合い方が似ている人と仲良くなっているような気がする。 そんなこんなで、妻の入院とワンオペの続きになります。 困ったことがあった。 問題は育児だ。 普段から妻の仕事が忙しいときはワンオペに近い状態になる。とはいえ、妻の出張でもない限りは、夜遅くでも妻が帰ってきて、長女と寝てくれたりする。その間に僕はゴミ捨てやら保育園の準備やらができる。しかし、完全なワンオペとなると、ちょっとしたことができなくなる。部屋は徐々に汚れ、家…

  • 入院に困る!<上>(主夫篇)<妻が入院してしまったこと>

    「つまり、ワンオペだ」 困ったことがあった。 妻はしばらく前から腰が痛いと言っていた。 「ぎっくりかも」 育児をしていると腰痛になることが多いので、夫婦の会話でよくでるのが「ぎっくり」とか「腰痛」とか「腰が痛い」というものだ。 長女が生まれたばかりの頃、湯の入っているベビーバスを持ち上げてぎっくり腰になった。そのときは断りきれずに引き受けた仕事もあったけれども、立ち上がれないということで仕事を休む連絡をした。 「またまた大袈裟だなあ」 そんな反応だった。そもそも、子供が生まれたばかりだからということで何度も断った仕事だし、それでもフォローもするからやってほしいと言われてしぶしぶ引き受けた仕事だ…

  • 土地契約に困る!(新築編)<土地の値段が下がったこと>

    「突然の値引きにびっくりした」 困ったことがあった。 困ったというよりは嬉しくて言葉に詰まって困ったというような、困ってない方の困ったことシリーズなんですけれども、土地売買についてです。土地の会社から契約日を決めるとかなんとかの電話がかかってきたわけですけど、そのときに、 「土地の値段なんですが、売主さんと話し合って、お値引きさせていただくことになりました」 そんなことってあります? 値上げなら嫌だけど、というか突然値上げされたら契約しないけれど、土地購入の申し込み後に、値下げってあります? もうその値段で買うって僕らは言っているというか、申し込んでいるにもかかわらず。 僕は電話口で固まってし…

  • 出羽守に困る!(ボストン篇)<なんだか嫌なやつになってしまうこと>

    「帰国をしたら嫌な感じの人になってしまった」(長女2歳6ヶ月、双子5ヶ月) 困ったことがあった。 出羽守(でわのかみ)という言葉がある。この言葉は、年配の方から教えてもらった言葉なんだけれども、実際の地域を指すのではなくて、「どこどこ<では>こうだ」みたいな感じで、他の場所をすぐ出してしまう人ことらしい。 もちろん、他の場所との比較というのは大事だし、それによって得られるものも多くある。とはいえなんでもかんでもというわけにもいかないだろうし、同じ国や制度の中での比較ならまだ問題の解決になることがあっても、文化も制度も違うような国の話を急に言われても困ることもある。 「日本はこうだよね、アメリカ…

  • 親心に困る!<下>(障害児篇)<自分の子になると認めにくくなる>

    親心に困る!<中>(障害児篇)の続きです。 障害児を取り巻く環境はいろいろだ。保護者もいろいろだし、保育士もいろいろだ。子供に健やかに育って欲しいと思うけれども、健やかに育てられる環境を自分たちだけで作るのは大変だ。 困ったことがあった。 妻の従姉妹に、2人保育士がいる。身内に保育士が多いというのもあって、保育園や保育士のついていろいろな話を聞くこともある。1人の従姉妹は妻と仲も良く、育児のアドバイスもよくもらっているし、保育士として素晴らしい人だろうなあと僕も思ったことがある。もう1人の従姉妹は、ちょっと難しい人で、自然体で人を利用するタイプ。そんな嫌な方の従姉妹が加配担当になったということ…

  • 親心に困る!<中>(障害児篇)<加配制度と統合保育は誰のためにあるのだろう>

    親心に困る!<上>(障害児篇)の続きです。 障害を認めることで使える制度も増えてくる。名古屋市のように制度があっても対応がいい加減な場所だと大変かもしれないけれども、それでも、制度があるというのは大きなことだと思う。 障害を認めることの困難さをどう乗り越えたらいいのだろうか。 困ったことがあった。 最近になって、こういった軽度の障害の件数が増えているという話があるけれども、それは単に、子供の障害を認めたくない! という親が減ってきたというのもあるかもしれないし、保育園や小学校などの取り組みが軽度の障害について考えるようになってきたというのもあるかもしれない。 親が子の障害を認めないという問題は…

  • 親心に困る!<上>(障害児篇)<まずは障害を認めることからかもしれない>

    「障害を認めた方がいいのか、それとも障害を認めない方がいいのか」(長女4歳11ヶ月) 困ったことがあった。 発達障害や自閉症、軽度知的障害などの障害は、小さいうちには、それが障害かどうかなかなか分からない。はじめての育児などの場合は、兄弟姉妹と比べることもできないので、「こういうものか」と思ってしまうようなこともある。 健診で分かることもある。ただ日本の場合は、発達が遅れていても「様子見」と言われることが多い。3歳をすぎたあたりで「障害」が言われたりするらしい。 らしい、と言ってしまうのは、長女の場合は、生後半年で渡米したというのもあって、アメリカ、それも教育などには先端的な考えを持っている人…

  • 繰り返しに困る!(主夫篇)<次女は同じことを繰り返して言うタイプ>

    「次女のこだわりは僕に似ている」 困ったことがあった。 うちは三人姉妹だ。長女と双子の次女三女という構成の三人姉妹となっている。 年の近い三人姉妹でもそれぞれ個性があるのは当たり前かもしれないけれど、長女のような自閉症の症状は別にしても、似ていたり、全く似ていなかったりすることもある。 三人姉妹の性格で似ている部分を挙げてみようと思うと、どこが似ているのかちょっと探すのが難しい。長女と三女は人の世話をするのが好きだし、長女と次女は人を笑わせるのが好き、次女と三女はしつこいくらいに同じことをアピールする。 次女と三女がしつこいくらいに要望をアピールするようになったのは、彼女たちの性格というよりも…

  • 2軒目の経験に困る!<下>(新築篇)<二階リビングもいろいろだ>

    2軒目の経験に困る!<上>(新築篇)の続きです。 注文住宅のことを調べていると、はじめての注文住宅を建てたブログが多い。住み心地を比べるときは、その前に住んでいたアパートやマンションや古い家と比べてしまう。高気密高断熱で建てたら、間違いなく、居心地がいい。これだけは言える。しかし、間取りはどうだろう。大きくはリビングを二階にするかどうかということが僕が気にしている部分。二階リビング、二階水回りはやっぱりやだと思っていた。 二度目の家づくりはどうなることやらということで、 困ったことがあった。 一回目の家づくりでいやだったのは、2階だ。2階に浴室と洗濯室があって、ウォークインクローゼットと主寝室…

  • 2軒目の経験に困る!<上>(新築篇)<家を建てるのは二度目だ>

    「2階リビングだけはいやだ、と思っていた」 困ったことがあった。 注文住宅を建てるということのメリットに、間取りをいじれるというのがあると思う。僕らにしても、仕事や子供の人数から、マンションはもとより建売だとちょっと難しいというのがあったので注文住宅にすることになった。 僕は10年くらい前に家を一軒建てている。離婚してその家と僕は無関係になった。それはさておき、今度また家を建てる。10年くらいの短い期間で家を2軒建てている人にはあまり会わないし、ブログなどで注文住宅を調べても、多くの人ははじめての注文住宅だったりする。 はじめて家を建てるときには、高気密高断熱とか、回遊性とか、収納、採光、2階…

  • 道案内に困る!<下>(ボストン篇)<道案内ひとつでも考えさせられる>

    僕は道を聞かれやすい。地図も苦手だし、知らない場所でも道を聞かれてしまう。話しかけやすいタイプなのか、道に詳しい感じなのか、または暇そうに見えるのか、とかあるけれども、人に話しかけられるのは結構好きです。 そんな僕の道案内の続きです。 困ったことがあった。 仕事で海外に行ったときにも道を聞かれることがあった。僕は明らかに旅行者みたいなバッグを持っているのに道を聞かれることもある。そんなときは、旅行者であることを知らせればだいたい笑顔でお別れだ。 ボストンで新居が見つかって、住み始めて1週間くらいして、この辺にはどんなものがあるんだろうと散歩をしていた。家の近所。歩いて5分もしない場所。そこで道…

  • 道案内に困る!<上>(ボストン篇)<道を聞かれるタイプ>

    「引越してきたばかりなので分かりません」(長女8ヶ月) 困ったことがあった。 僕はなぜだか知らないけれども、よく道を聞かれる。どこにいてもよく聞かれる。と、書いてみてから気がついたけれども、名古屋に引越してきてからは一度も聞かれたことがない。 なぜ名古屋では道を聞かれないのだろうか。もちろん、道を聞かれても分からない地名ばかりだし、僕の方が道を聞きたいくらいだというのがあるけれども、そもそも最近、人に道を聞くということは減ったのではないだろうか。 多くの人はスマートフォンを持っている。グーグルマップでもなんでもいい、地図アプリを使えばいいだけだ。 昔は、老若男女関係なく道を聞かれた。 友人と歩…

  • 「ランキングに困る!」<下>(自閉症児篇)<嫌だから出てくよ、名古屋市から>

    「ランキングに困る!」<中>からの続きになります。名古屋市の不寛容性は一朝一夕でできたものじゃない。寛容性という価値観がそもそもない。合理的で功利的、そんな中学生マインドが名古屋ではマジョリティだ。人文的なものに対して価値を与えていないのかもしれない。確かに、人文的なものは意味わからないし、無駄のような気がするだろう。誰も得しないこともある。ただ考えることだけが目的にもなる。それはある種の余裕がなければできないことかもしれない。名古屋で言ってもしかたないことだ、と思った。 困ったことがあった。 「嫌ならな出ていけ」という田舎風の不寛容さに従って、名古屋を出て行くことにした。ネットなどで見てみる…

  • 「ランキングに困る!」<中>(自閉症児篇)<嫌なら出てけ、名古屋から>

    都道府県寛容性ランキングというのがあった。最下位の島根のことよりも、大都市を有しながら13位である愛知県の方が不穏なものを感じてしまう。という話を「ランキングに困る!」<上>で書きました。その続きになります。困ったことがあった。名古屋の人は、名古屋の悪口を言われると、「嫌なら住むな」「出てけ」というような反応をしがちだ。不寛容さのお手本みたいな反応だ。都市というのは、好きで住むというよりも、学業や仕事などの関係で仕方なく住むことがあるから都市になっている。これがど田舎の何もないようなところであれば、「嫌なら住むな」と言われたら、そうか、と思える。嫌でも住まないといけない人たちが集うから都市にな…

  • 「ランキングに困る!」<上>(自閉症児篇)<都道府県、寛容性ランキング>

    「名古屋からは出て行くことにした」(長女4歳9ヶ月) 困ったことがあった。 長女の障害者差別解消法による合理的配慮をめぐって、名古屋の保育園と揉めた。そして、社会福祉協議会、市役所、保護者の会、市議、新聞社などの名古屋で頼れるところは全部頼ったけれども、名古屋に関係するところは全滅だった。長女の合理的配慮がなされるようになったのは、厚生労働省や内閣府、総務省からの助言と、名古屋市への踏み込んだ説明によるところが大きく、名古屋でだけで考えていたら、僕はきっと市役所で大暴れすることになってしまったろう。 僕は名古屋で生きて行くつもりだったし、障害児に対する名古屋市の取り組みがどの程度のものかという…

  • 誕生パーティーに困る!(主夫篇)<幼児3人だと誕生パーティーも難しい>

    「長女は誕生パーティーがしたいらしい」 困ったことがあった。 お誕生会とか誕生パーティーをというのはどうしたらいいのだろうか。 アメリカなどでは施設を貸し切ったり、公園などで誕生パーティーをすることが多く、何度か参加したことがある。日本だと自宅で行うのが一般的かもしれない。 長女が誕生パーティーに誘われた。長女のお友達は、長女以外に同じ年の友達がいないそうで、長女にどうしても来て欲しいと言っていたそうだ。 お友達はインド人だ。 インド人のお友達は、日本語があまりできない。そのため、保育園では孤立してしまうみたいだった。長女も発語が遅れていたため日本語というか言葉は話せずにいた。そんなことから、…

  • 建売住宅に困る!<下>(新築篇)<一条さんと三井さんの値段の差とは>

    つづきになります。 一条さんの建売は素晴らしいんじゃないかと、またもや一条さんの良さに気がつきながらも、我が家に必要なのは、性能はもちろん良いにこしたことはないけれども、やっぱり間取りが一番に気になるところだった。 そんなことから、一条さんの契約前のプランにはがっかりしていた。契約前のプランというのは、セミオーダーみたいなプランしか出てこないのであれば仕方ないかとも思っていた。少なくとも、一条さんの場合は、施主の希望が反映されていない間取りプランしかない。設備の性能に関してはあれだけ熱心に語ってくれた営業Yさんも間取りになると、静かになってしまう。施主としてはちょっと不安になる。 それにもう一…

  • 建売住宅に困る!<中>(新築篇)<一条さんは仮契約でも設計士がつかない>

    一条さんの宿泊体験のお家は建売住宅として販売されていた。これがなかなか素晴らしい建売で、性能の良さと汎用性の高い間取りはとてもいいと思いました。しかし、我が家は少々面倒な間取りの要望がある。マンションや建売を選べなかったのは、妻と僕が在宅が多いので仕事部屋を2つ、子供3人に個室を作ってあげたいというのがあった。金のかかる家族構成だと思う。 そんなこんなで一条さんの宿泊体験のお家を見ていた。一条さんから出された間取りのプランはセミオーダー用みたいだった。 困ったことがあった。 一条さんのプランにはわけがある。一条さんは本契約にならないと設計士がつかない。そのため、営業さんが出すプランはセミオーダ…

  • 建売住宅に困る!<上>(新築篇)<三井さんの打ち合わせの後に一条さんの打ち合わせ>

    「一条さんの建売って素敵じゃないか」 困ったことがあった。 三井ホームさんとの住設打ち合わせが終わって、すっかりキッチンハウスの虜になってしまった僕と、夢の洗面台に出会えた妻は、興奮も冷めやらぬうちに、一条さんのベテラン営業のYさんのお出迎えで、一条さんの宿泊体験の家に向かっていた。 一条さんの宿泊体験はとても人気がある。そのためいくら一条さんと仮契約をしていようが、予約でいっぱいの宿泊体験に申し込むのも難しい。一条さんの宿泊体験ができないということで、三井さんの宿泊体験に行ってしまったことから、三井さんに魅力を感じて、一条さんと並ぶ候補になってしまったのだから、何がどうなるかは分からないもの…

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