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  • 2月の散歩花

    このところ寒さもあって散歩もさぼりがち。歩数計で計算してみる。1月は72,417歩で一日平均2,336歩、2月は19日現在、一日平均2,614歩。昨年9月~12月は一日平均2,921歩だったのに比べて、明らかに散歩不足だ。4000歩が目標だ。冬ということで花が少ない上に、散歩不足で写真、話題が少ない。マーガレット?アルペン・アスター?画像検索に頼らず、このくらいの花は一目で名前が分かるようになりたい。同上?小さなチューリップ。これでも十分大人なのだろう。何か健気で、愛おしくてじっと見てしまう。下の画像をGoogle画像検索してみたら、「fence」と出て来た。確かに「柵」なのだが、「君!真面目過ぎるよ」。ちなみに、花だけ切り取って検索すると、誰でもわかる「gardenrose」園芸バラと正解。溢れるような柑橘類...2月の散歩花

  • 町田そのこ『52ヘルツのクジラたち』を読む

    町田そのこ著『52ヘルツのクジラたち』(2020年4月25日中央公論新社発行)を読んだ。自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚(きこ)は東京から逃げるように移り住んだ大分県の海辺の町で、同じように母親から虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年と出会う。貴瑚は52と名付けた少年を助けようと奮闘し、友人、町の人々などと少しずつ触れ合い、助けられる中で、孤独で、裏切られてきた二人ともが新しい物語を作っていくことになる。「52ヘルツのクジラ」は、他のクジラが聞き取れない高い周波数で鳴くので、たくさんの仲間がいても他のクジラには何も声が届かない孤独なクジラ。2021年本屋大賞受賞。三島貴瑚(きこ):キナコ。母は弟の真樹しか愛さず、虐待される。5年前、21歳だった貴瑚は義父の介護に明け暮れていた。事件が起こり祖母の家だった...町田そのこ『52ヘルツのクジラたち』を読む

  • お酒はなくとも、チョコレートがいっぱい

    病でも中毒が理由でもないし、宗教上の理由でもないのだが、ここ数年、私はアルコールを一切飲まないことにしている。人生の大切な楽しみを何故と問われても、お酒が好きでもないのだから仕方がない。夏のコップ一杯の冷えたビールは正直うまいと感じるが、2杯目からは惰性で飲むだけだ。このところ控えている楽しい歓談も、私は酒なしで充分だし、普段と違い陽気になって、自分自身を十分コントロールできない状態になるのは私の流儀ではない。脱線だが、40年前までタバコを吸っていた。といってもときどき禁煙してみて、禁煙できることを確かめてからまた喫煙していた。当時は禁煙が趣味だと言っていた。要するに自分をコントロールできないのが嫌なのだ。子どもが生まれてから禁煙し、以後まったくタバコは吸っていない。ということで、私は甘党だが、歳と共に“甘さ控...お酒はなくとも、チョコレートがいっぱい

  • 伊坂幸太郎『ペッパーズ・ゴースト』を読む

    伊坂幸太郎著『ペッパーズ・ゴースト』(2021年10月30日朝日新聞出版発行)を読んだ。朝日新聞出版の宣伝文句。中学の国語教師・檀は、猫を愛する奇妙な二人組「ネコジゴハンター」が暴れる小説原稿を、生徒から渡される。さらに檀先生は他人の未来が少し観える不思議な力を持つことから、サークルと呼ばれるグループに関わり始め……。最新刊『逆ソクラテス』より1年半ぶり、最新長編『クジラアタマの王様』より2年3ヶ月ぶりとなる、著者最新刊。作家生活20周年超の集大成となるような、一大エンターテインメント長編です。この伊坂作品を待っていた!猫の虐待者(ネコジゴ)を捕まえて制裁を加えるネコジゴハンターの2人「ロシアンブル」と「アメショー」が富豪の罪村に制裁を加えるところから始まる。ただし、この2人が登場する場面は鞠子が創作している小...伊坂幸太郎『ペッパーズ・ゴースト』を読む

  • 2月(1)の花

    2月7日に届いた花スイートピーが、淡いピンク2本、ピンク、白2本、黄色2本、紫2本。紫のアネモネ2本、リューココリーネ2本と、サンデリーホワイト1本。左下の紫のアネモネは、このあと茎が折れて、花は蕾のままドライフラワーに。紫のリューココリーネは元気。ピンクのスイートピーが美しい。松田聖子が歌ったときは、まだ「赤いスイートピー」は無かったと聞いたが?右上と左下のまだら紫のスイートピーはじっと見ると何か不気味。翌日には早くも最盛期。今月はちょっと寂しい。生き残ったアネモネも5日後には、滅びの前の美しさに。2月(1)の花

  • 東野圭吾『透明な螺旋』を読む

    東野圭吾著『透明な螺旋』(2021年9月10日文藝春秋発行)を読んだ。文藝春秋BOOKSの作品紹介は以下。シリーズ第十弾。最新長編。今、明かされる「ガリレオの真実」。房総沖で男性の銃殺遺体が見つかった。失踪した恋人の行方をたどると、関係者として天才物理学者の名が浮上した。警視庁の刑事・草薙は、横須賀の両親のもとで過ごす湯川学を訪ねる。「愛する人を守ることは罪なのか」ガリレオシリーズ最大の秘密が明かされる。秋田から東京に出て来た女性がバーテンをしていた矢野弘司と知り合い妊娠した。しかし結婚前に矢野は突然病死し、女性は生まれた女の子を児童養護施設前に籠に入れ、上に乗せた人形の背中に名前を書いて、置いた。島内園香は上野の生花店での仕事を終えて、母・千鶴子が待つアパートへ帰宅したが、まだ50前の母は倒れていて死亡した。...東野圭吾『透明な螺旋』を読む

  • 朝倉かすみの略歴と既読本リスト

    朝倉かすみ(あさくら・かすみ)1960年北海道生まれ。2003年「コマドリさんのこと」で第37回北海道新聞文学賞を受賞。2004年「肝、焼ける」で第72回小説現代新人賞を受賞し作家デビュー。2009年『田村はまだか』で吉川英治文学新人賞を受賞。2017年『満潮』が山本周五郎賞候補2019年『平場の月』で山本周五郎賞受賞、直木賞候補。他に、『ロコモーション』、『てらさふ』、『ぼくは朝日』、『声出していこう』、『夏目家順路』、『恋に焦がれて吉田の上京』、『静かにしなさい、でないと』、『にぎやかな落日』など。朝倉かすみの略歴と既読本リスト

  • 朝倉かすみ『にぎやかな落日』を読む

    朝倉かすみ著『にぎやかな落日』(2021年4月30日光文社発行)を読んだ。光文社の紹介文誰もがいつかこんなふうに感じる。北海道で独り暮らしをするおもちさん、83歳。夫は施設に入り、娘は東京から日に二度電話をくれる。実は持病が悪化して、家族がおもちさんの生活のすべてを決めていくことに。不安と苛立ちと寂しさと、懐かしさと後悔とほんのちょっとの幸せと、揺れては消える老境の心情が、静かに切々と迫ってくる。ベストセラー『平場の月』の著者が、ひとりの老女の内面に寄り添う、新たな代表作。おもちさん:主人公。島谷(しまや)もち子。夫の勇さんは特養に入り、82歳から一人暮らし。本当はまち子だったが届ける時に、「ま」と「も」を間違えて(まともでなく)、「もち子」なった。時々記憶が飛ぶまだらぼけ状態。糖尿病で食事管理が必要だが、つい...朝倉かすみ『にぎやかな落日』を読む

  • 柚月裕子『ミカエルの鼓動』を読む

    柚月裕子著『ミカエルの鼓動』(2021年10月10日文藝春秋発行)を読んだ。文藝春秋BOOKSの作品紹介この者は、神か、悪魔か――。気鋭の著者が、医療の在り方、命の意味を問う感動巨編。大学病院で、手術支援ロボット「ミカエル」を推進する心臓外科医・西條。そこへ、ドイツ帰りの天才医師・真木が現れ、西條の目の前で「ミカエル」を用いない手術を、とてつもない速さで完遂する。あるとき、難病の少年の治療方針をめぐって、二人は対立。「ミカエル」を用いた最先端医療か、従来の術式による開胸手術か。そんな中、西條を慕っていた若手医師が、自らの命を絶った。大学病院の闇を暴こうとする記者は、「ミカエルは人を救う天使じゃない。偽物だ」と西條に迫る。天才心臓外科医の正義と葛藤を描く。プロローグは、誰かが北海道・旭岳で遭難し、雪に倒れ、以下の...柚月裕子『ミカエルの鼓動』を読む

  • 大宮八幡宮で初詣

    節分の日になって初詣。不要不急でない3回目のワクチン接種で出かけたあと、足を延ばしたのです。なお、早い方が良いのでワクチンは1,2回目に続いてモデルナを選択しました。量は1,2回目の半分でした。相方は、注射あとが腫れて、熱も出て、おとなしくしていてようやく3日目に通常に戻りました。私は腫れもせず、熱もなく、まったく何もなく、憎らしそうな目でにらまれました。大宮八幡宮は、奥州の乱(前九年の役)を鎮圧した鎮守府将軍・源頼義公が、行きに誓った通り康平6年(1063)、京都の石清水八幡宮より御分霊をいただいて、ここに神社を建てた。これが当宮の創建。主祭神は応神天皇。この地の大宮という地名は、当宮の神域が広大であったことから名づけられたという。現在でも境内が15000坪あるという大きな八幡宮だ。南参道から入り、結婚式場・...大宮八幡宮で初詣

  • 永福町の「鮨 三河屋」でランチ

    始めての永福町駅前。ランチ処を探してウロチョロ。12時23分、ラーメン店「永福町大勝軒」には長い行列。行列嫌いな私は当然パス。隣の昔の我家のような板壁の店は?道路を渡ってみると、「鮨三河屋」とある。ちょっと怪しげな雰囲気で、不安だったが、メニューに1050円とあったので、町のお寿司屋さんだろうと、入ってみた。店内は7名ほどのカウンターの他に席が2,3テーブル、小さな店だ。カウンターの前のメニュー。「特上」「極上」は何故かパスし、「特選」なのに安いのが気に入って、私は「特選ちらし」。久しぶりの味噌汁が極上。いや、もちろんちらしも、ネタも美味しかったです。値段の割に。相方は、「特選にぎり」。少食の相方から、2貫回って来て、お腹一杯。店員さんも気さくで、店の外観はともかく、手軽な店だ。我々の後から、3,4組次々と入っ...永福町の「鮨三河屋」でランチ

  • 野澤幸司『妄想国語辞典』を読む

    野澤幸司著『妄想国語辞典』(2019年6月9日扶桑社発行)を読んだ。扶桑社による内容紹介世の中にないけれど、これから生まれてくるかもしれない日本語の辞典コトバを職業とする著者が、世の中にないコトバを勝手につくり出し、勝手に広めていく企画をコツコツ続けてきました。現在、ヴィレッジバンガードのフリーペーパーで連載中の「22世紀の言葉」から、えりすぐりのコトバを集め、さらに新しいコトバを追加したものが1冊の本に!本書のイメージキャラクターとして、『カメラを止めるな!』の主人公・日暮隆之を演じた濱津隆之さんの撮りおろしクラビアも多数掲載。《コトバの例》●伸びしろ採用【意味】一か八かの選択【例文】敵のディフェンダーも必死に向かってくる。無難に行っても無意味だ、伸びしろ採用してかないと。●ペティナイフでマグロ解体【意味】弱...野澤幸司『妄想国語辞典』を読む

  • 「Cafe野田」でランチ

    井の頭線の三鷹台駅前でランチ処を探す。南口すぐの「SubLime」は、井の頭公園内の店や、五日市街道沿い北町の店に入ったことがあるが、学生などが多い気楽な店だ。ラーメン屋「田祭木」の手前を小田急OXの方へ歩いてみるが、土曜日の昼前なのに閉まっている店が多い。唯一開いていた蕎麦屋「美たけ庵」はいかにも昔ながらの町のお蕎麦屋さん風でパス。駅前通りの坂を南へ登ってみる。登り切ったところの「Kitchen放蕩」は前から隠れた名店風で気になっていたのだが、放蕩が過ぎたか、ますますさびれた風で(失礼)、パス。結局、何もなくて駅前に戻り、井の頭線の南側の道を久我山方面へ歩く。すぐの小道を右に曲がり、登りかけたところに「ごはんとお酒」とある「さんまる食堂」を見つけた。見たことがない店(昨年4月開店)だと、張り切って入ったら、満...「Cafe野田」でランチ

  • 中山七里『境界線』を読む

    中山七里著『境界線』(2020年12月15日NHK出版発行)を読んだ。NHK出版の商品紹介は以下。「誰にでも境界線がある。越えるか、踏みとどまるか」中山七里2018年刊行の『護られなかった者たちへ』と同じく宮城県警捜査一課を舞台に、東日本大震災による行方不明者と個人情報ビジネスという復興の闇を照らし出していく。震災によって引かれてしまった“境界線”に翻弄される人々の行く末は、果たして。「どんでん返しの帝王」・中山七里が挑む、慟哭必至の骨太の社会派ヒューマンミステリー小説。《あらすじ》2018年5月某日、気仙沼市南町の海岸で、女性の変死体が発見された。女性の遺留品の身分証から、遺体は宮城県警捜査一課警部・笘篠誠一郎の妻だったことがわかる。笘篠の妻は7年前の東日本大震災で津波によって流され、行方不明のままだった。遺...中山七里『境界線』を読む

  • 吉祥寺で蕎麦屋を求めて

    吉祥寺にはお蕎麦屋が少ない。(1)東急吉祥寺9階の「神田まつや吉祥寺店」は神田須田町の老舗の唯一の支店で、毎朝、店内で打つ手打ちそばは美味しいのだが、混むのが難点だ。(2)吉祥寺駅南口出てすぐの井の頭ビルのB1F「手打ちそばほさか」は評判が良い店だが、狭くて、このご時世では入る気がしない。(3)コピス吉祥寺A館B1Fの「そば処善左衛門」はまあまあ。(4)「きそば中清(なかせい)」は五日市街道に西五条通りがぶつかるところにあって、評判は良いが、駅から遠すぎる。(5)サンロードアーケードのシュープラザビルB1Fにある「吉祥寺砂場」は、よかげな店で、今度行ってみよう。(6)アトレ東館1F「武吉志(たけよし)」は安くて手軽だが、目指して入る店でもない。(7)井の頭通り、丸井前の「つけ麺専門店三田製麺所」は年寄向きではな...吉祥寺で蕎麦屋を求めて

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