4月15日に届いた花バラが入るとぐっと豪華になる深紅のバラ4本、ピンクのバラ3本、紫と白のスターチス、レースフラワーにタマシダスターチス(ハナハマサジ花浜匙)花びらに見える部分はガクで、真ん中にちょこんと頭を出している白や黄色の小さいものが花。ドライフラワーとしても使われる。おなじみのレースフラワー4日後の紫のスターチス。ガクの真ん中に白い小さな花が見えるスターチスをドライフラワーに追加してみた(明日UP)4月(2)の花
4月15日に届いた花バラが入るとぐっと豪華になる深紅のバラ4本、ピンクのバラ3本、紫と白のスターチス、レースフラワーにタマシダスターチス(ハナハマサジ花浜匙)花びらに見える部分はガクで、真ん中にちょこんと頭を出している白や黄色の小さいものが花。ドライフラワーとしても使われる。おなじみのレースフラワー4日後の紫のスターチス。ガクの真ん中に白い小さな花が見えるスターチスをドライフラワーに追加してみた(明日UP)4月(2)の花
伊岡瞬著『清算』(2023年11月30日KADOKAWA発行)を読んだKADOKAWAによる内容紹介明日、会社がなくなる。最後に残った2億円、俺がもらってもいいはずだ広告代理店「八千代アドバンス」は、経営悪化により、会社を解散し清算することが決まる。制作部の畑井伸一は、総務部長に任命され、経験のない会社解散の手続きを担当することに。そんな中、負債の返済用資金二億円が元社員と共に消えてしまう。虎の子の二億円の行方を捜す畑井の前に次々と巻き起こるトラブル。金を取り戻し、八千代アドバンスの秘密を“清算”することはできるのか?伊岡さんが「カドブン」で、本作について語っている。『倒産』は『やるだけやったけど、もうお手上げです』と白旗を上げてしまうケース。一方の『清算』は、債権者の合意を得た上で円満に会社を閉じる。ま...伊岡瞬『清算』を読む
4月19日、サクラ満開だ近づいて撮ると、八重桜4/13近づいてパチリ、ともかくサクラでしょう。4/19,近頃、ほうぼうで目立つハナミズキ。こちらもハナミズキ。ワシントンの桜の返礼に米国から送られたが、戦争中に全部伐採されてしまったと聞いた。心の狭さに泣けるモッコウバラの大木下にはコデマリ。小さなモコモコが可愛い4月11のツツジ。大部分が開花前4/17、別の場所のツツジ、既に満開だフォザギラ・マヨール(シロバナマンサク属)。白いブラシのような花と見えるが、じつは多数の雄しべで、花弁はない。これが雄しべなの?GoogleLensはアザレアとおっしゃるが、ツツジじゃない?図書館に飾られていた五月人形。念のため(?)GoogleLensで検索したら、55万円などと出て来て、びっくり。所要で杉並区役所へ。時間があっ...4月(3)の散歩
キャサリン・ライアン・ハワード著、法村里絵訳『遭難信号』(創元推理文庫M-ハ25-1、2018年6月29日創元社発行)を読んだ。裏表紙にはこうある。ハリウッドの脚本家を目指すアダムのもとに、海外出張に出かけ、突然音信不通になった恋人サラのパスポートが郵送されてくる。それには「ごめんなさい──S」とサラの字で書かれた付箋が貼られていたが、封筒の文字は別人のものだった。アダムは恋人の足跡を追って、千以上の客室を持つ豪華客船に乗り込み真相を探る──。巧みな構成と謎解きの妙味を味わえる衝撃のサスペンス。解説=穂井田直美。冒頭には、アダムが豪華客船から夜の海に飛び込む場面が描かれる。アダム・ダンはアイルランドのコークで芽がでないまま脚本を書き続け、ようやくハリウッドの大手映画スタジオに作品が売れた。しかし、一緒に暮...キャサリン・ライアン・ハワード『遭難信号』を読む
4月8日、まだまだ満開のサクラ散歩こちらにもズラリ、ズラリ良く見ると、葉が少し一本桜、枝、伸び伸びとサクラなの?いいえ、ハナズオウ(花蘇芳)です(Googlelens)拡大しました一面ツバキハナカイドウ(花海棠)ハボタン恵比寿の「サンタルチア/SantaLucia」でランチ鶏レバースパゲッティサラダセットのコーヒーを蹴って、+300円で〇〇ジュース二人で3千円少々と安くて美味しい。なにより恵比寿駅5分と便利で、住宅街入口で静か。一方、こちらは、花見時の4月6日(土)10時前。人並が押し寄せる直前の井の頭公園入口のスタバ。犬連れ散歩の人のたまり場。いつものドリップコーヒーSとスターバックスラテS井の頭線久我山駅を出る吉祥寺行き各駅久我山駅に入る井の頭線各駅4月(2)の散歩
東野圭吾『ブラック・ショーマンと覚醒する女たち』(2024年1月30日光文社発行)を読んだ。光文社によるあらすじ亡き夫から莫大な遺産を相続した女性の前に絶縁したはずの兄が現れ、「あんたは偽者だ」といいだす。女性は一笑に付すが、一部始終を聞いていた元マジシャンのマスターは驚くべき謎解きを披露する。果たして嘘をついているのはどちらなのか――。謎に包まれたバー『トラップハンド』のマスターと、彼の華麗なる魔術によって変貌を遂げていく女性たちの物語。連作短編集。『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』の続編にあたる。神尾真世:文光不動産リフォーム部勤務。30歳独身。神尾武史:探偵役。真世の叔父。バー『トラップハンド』(罠師)経営。米国でマジシャンとして活躍。陣内美菜:婚活中のとびきりの美人。相手を『トラップハンド...東野圭吾『ブラック・ショーマンと覚醒する女たち』を読む
4月1日に届いた花小さいがいろいろな花があってにぎやか2日後、アストロメリアが大きく開くブルースターが可愛い。咲き始めの花色は紫がかった薄青色で、次第に青みが強まり、咲き終わりはピンク色を帯びるという。おなじみのカスミソウ。これでも徐々に花が少し大きなり、黒みを帯びてくる。ブプレリューム。緑の花びらのように開いた部分は花を包む苞(ホウ)で、本当の花は苞の中にある黄色っぽい部分。4日後。アストロメリアはまだまだ頑張っているブルースターは薄青色からかすかに青みが強まった。茎を切ると、切り口から白いネバネバが出て来て往生する。カスミソウまん丸にならず、早やまばらになったブルースター12日後、ブプレリューム。睡蓮のような葉が可愛い。近くで見るとブルーパフュームに種のようなものがブルースターはピンクになって最期を迎...4月(1)の花
吉祥寺の中道通り入口の「ユニクロ」から歩いて7分(byGoogleMap)、「吉祥寺西公園」前にある菓子の製造・販売の「シャトレーゼ吉祥寺店」に入った。自転車でやってきたご婦人に「ここのお菓子、おいしいんですよ」と誘われたのだ。店名は「やつどき」だと言う。「え、何それ?」ホームページには「八ヶ岳発、大地のおいしさ。YATSUDOKIそれは、とっておきの「おやつの時間」」とある。「(お)やつどき」で、八ヶ岳、八つ刻(午後3時)でもあるらしい。どうでもいい話:店の正面には「CHATERAISE(シャトレーゼ)」とあるが、ガラスのドアには「やつどき」とあった。HPで見ると「やつどき」には吉祥寺店はなく、シャトレーゼに吉祥寺店があるのだが、吉祥寺だけは「やつどき」でもあるらしい。1階で買った菓子がおいしかったので...「やつどき」の菓子
まずは街の桜シリーズ4/64/6超満開4/74/74/8家々の塀際にはサクラよりハナカイドウ(別名カイドウ(海棠))が多い。4/4海棠街道を歩く4/44/4明るいピンクが満開だ!4/6若干濃いピンク4/64/7クレマチス4/6ツバキの花は大きい4/7ボㇳっと落ちて大きさを知る紅白のツバキ4/7紅白のボケ(木瓜)3/28ボケ、白ツバキ、赤ツバキ4/12最近では珍しいヤマブキ4/6貴女には実はなくとも美しい花がある。スジが目立つ葉もきれいじゃない。姫リンゴ?4/6利休梅?4/4花が終えようとしているミモザ4/4ツツジ?4/7トキワマガリバナ(常磐屈曲花)、別名イベリス、トキワナズナ4/6こんもりと紫いっぱいのパンジー。4/74月(1)の散歩
永井紗耶子『木挽町(こびきちょう)のあだ討ち』(2023年1月20日新潮社発行)を読んだ。新潮社の内容紹介ある雪の降る夜に芝居小屋のすぐそばで、美しい若衆・菊之助による仇討ちがみごとに成し遂げられた。父親を殺めた下男を斬り、その血まみれの首を高くかかげた快挙は多くの人々から賞賛された。二年の後、菊之助の縁者という侍が仇討ちの顛末を知りたいと、芝居小屋を訪れるが――。現代人の心を揺さぶり勇気づける令和の革命的傑作誕生!第169回直木賞受賞、第36回山本周五郎賞受賞「鬼笑巷談帖」第一幕から終幕までの6幕に先立ち、「木挽町の仇討」の概要1枚が「鬼笑巷談帖」としてまず語られる。1月31日、辺りが暗くなった頃、木挽町芝居小屋の裏手で一件の仇討ちがあった。雪の降る中、赤い振袖を被り、傘を差したまだ元服前の美しい若衆。...永井紗耶子『木挽町のあだ討ち』を読む
古矢永塔子著『ずっとそこにいるつもり?』(2024年10月30日集英社発行)を読んだ集英社の内容紹介念願だった映画の宣伝会社に転職した弥生。そんななか、夫から切り出された「ある提案」を受け入れられず、忙しさにかまけ、決断を先延ばしにしていた。だが、その日は確実に迫っていて……(「あなたのママじゃない」)。優良メーカーに内定が決まった大学生の健生。サークルで知り合った友達以上恋人未満の彼女から同棲を仄めかされるが、うやむやにしていた。そんなある日、アパートに帰宅すると、かつて池袋で共に暮らした美空が現れ……(「BEMYBABY」)。初対面なのに物怖じせず、屈託のない転校生の美月を前に、副担任の杏子の心はざわめいた。懸念されることの一つは、クラスの中心的人物で問題児でもある莉愛が虐めの標的にすることだったが…...古矢永塔子『ずっとそこにいるつもり?』を読む
吉祥寺の中道通りを10分ほど行くと、野原が広々と広がる「吉祥寺西公園」がある。一本の大木の周りに、幼稚園帰りだろうか、たくさんの親子が集まる。商業地のただなかにある広々とした公園には、ここぞとばかりさまざまな防災手段が備えられているようだ。吉祥寺西公園の手前に、ガラスとコンクリートの斬新な建物「MARGARETHOWELLCAFE」がある。マーガレット・ハウエルは英国を代表する、モダンクラシックを更新し続けるデザイナー。どうりで先客のお兄さんの頭が……。まだ11時半なので、広い店内に2組がいるだけ。席はご自由にと言われ、窓から外が良く見える席に着く。こちらから見るつもりが、窓のすぐそばを通る人からジロジロ見られる。12時半となり母子が集まりだす。子供はただただ走り回る。見ているだけでくたびれる。無駄に元気...吉祥寺・中道通りの「MARGARETHOWELLCAFE」でランチ
4月8日(月)11時、どういうわけか恵比寿駅から目黒川へ向かう。皀樹橋(さいかちばし)の歩道橋の上から目黒川の桜を眺める。中目黒方面へ目黒川をさかのぼる。それにしても見事な桜、人が集まるはずだ。日の出橋の上から川上を。河川監視用のカメラの箱が邪魔桜が川を渡って橋になりそう「立ち止まらないで」の看板も役に立たず。人並の間からスマホだけ突き出してパチリ。中目黒アトラスタワー(?)が見える中国語が飛び交う橋でUターンそれにしても、サクラ尽くしだった。帰って歩数計を見ると12,000歩。どっと疲れが出た。目黒川の桜・4月8日
パスポート登録顛末パスポートが今年の12月で切れることに気づき、更新するか迷った。81歳になっていまさらだが、当面海外旅行するつもりがあり、その他、例えば息子が外国で病気になって急遽などと考え、いざという時のために5年だけは更新しようと決めた。マイナポータルからパスポート更新手続きを始めたが、顔写真撮影でトラブル。我家の白いドアの前に立ってスマホで自撮りするのだが、何回撮っても、顔が大きすぎるなどと言われなかなかOKされない。どうも白髪頭と後ろのドアの区別がつかないらしい。「そんなでかい顔してないよ」と文句を言いながらバックに黒い布を下げた。こんどは顔が曲がっていますとおっしゃる。「ハイハイ、普段から曲がってるんですけど!だめだというのは差別じゃないの?」と言いながら、スマホを見ながらまっすぐにしようとす...パスポートを更新して、アフタヌーンティーで一休み
井の頭公園・私的第二標準木、例年一番早く開花、満開となるこの桜、4月6日(土)9時過ぎ既に満開と認定しました。左の桜も、遠くに見える桜も、ほぼ満開。まだ9時過ぎとはいえ土曜日、人がチラホラ。枝を見ても、蕾もほぼ見当たらず、満開。池のこちら側も、向こう側も見上げたって満開土曜日の9時半、場所取りが早くもシートを広げ読書?新入社員?長年咲くのがもっとも遅い七井橋の麓の私的第一標準木も、満開です橋から見ても満開橋の中ほどから見ると、両岸の桜が池への覆いかぶさる様子が良く分かる明日、4月7日(日)は大変な人出になるでしょう。お楽しみください。4月6日、井の頭公園の桜は満開
道路に沿って一面に咲いた鮮やか色のシバザクラ(芝桜)ミニスイセン(ミニ水仙)とムスカリハナニラの群生。薄紫もいいが、純白もいいね。葉はニラのような臭いがあるらしい。馬も酔うと言うアセビ(馬酔木)白いジンチョウゲ(沈丁花)白で裏側が赤いジンチョウゲ強風で大きく揺れるジャノメエリカ一瞬、風がおさまってパチリ。小さなピンクの壺型の花が咲き揃う。花の真ん中に黒い葯(やく:雄しべの先の花粉が入った袋)があることから蛇の目の名がある。ロドレイヤ。中国原産のマンサク科の常緑低木で、和名をシャクナゲモドキ。もどきはしつれいでしょう。花を覗くようにしてパチリ。鳥が下から蜜を吸っていたのだが、近づきすぎて逃げられた。カンヒザクラ(寒緋桜)。桜の原種の一つで、中国南部や台湾、沖縄などに分布する野生のサクラ。花は下を向いて咲き、...3月(4)の散歩
4月4日、今日はちょっと桜を求めて足を延ばす。大木だ!保育園児が遊ぶ公園は、大きな桜の木が満開。君たち、下ばっかでなく上も見てごらん伸び伸び枝を伸ばす公園桜電線が邪魔な公園桜道路に覆いかぶさる公園桜お屋敷の堂々たる唯我独尊桜こちらは高く聳えようとするお屋敷桜強風の中、頑張る桜、4景建物とコーディネートして鮮やかな桜。やっぱ、こーでぃねーと。年取って刈り込まれちゃったけど、まだまだ枝を張って元気天に背伸びする桜懸命に上流志向の桜こうズラズラみてくると、ちょっと寂しい刈り込まれた桜の古木溢れる花の桜。君は、海棠じゃなく桜だよね鮮やか色の桜こんなに小さい桜も、一丁前に頑張ってるよちょっといつもより足を延ばしたので、散歩道の桜じゃなく、桜散歩道。堪能しました。4月4日の散歩道の桜
キャサリン・ライアン・ハワード著、高山祥子訳『ナッシング・マン』(新潮文庫ハ-59-2、2024年1月1日発行)裏表紙にはこうある。12歳のとき、連続殺人鬼〈ナッシング・マン〉に家族を惨殺されたイヴ。唯一の生存者である彼女は成人し、一連の事件を取材した犯罪実録『ナッシング・マン』を上梓する。一方、偶然この本を読んだ警備員ジムは、自分の犯行であることが暴かれそうだと知り焦燥にかられていた――。犯人逮捕への執念で綴られた一冊の本が凶悪犯をあぶり出す!作中作を駆使し巧緻を極めた、圧巻の報復サスペンス。連続殺人犯であるジムが、実録本『ナッシング・マン』を初めて手にして驚く様子が、明朝体で表される。ついで、イブが書いた実録本『ナッシング・マン』が、表紙からなにからそのまま(ゴシック体で)作中作として書かれる。以下、...キャサリン・ライアン・ハワード『ナッシング・マン』を読む
雨が降りそうな2024年4月1日(月)8時半現在。私の井の頭公園・第二標準木、例年一番早く咲く左の木は満開、右は7分咲き?七井橋へ歩く途中、上を見上げると、ほぼ満開の木もある。シャガ(Irisjaponica)は満開。低地や人里近くの湿った森林に生える常緑多年草。池の向こう側にも満開の桜の木がある。「宴会は22時まで」の横断幕が見える。全体的にはまだまだ満開とは言い難い。七分咲き?池の向こう側も七分咲き。ということで、長年咲くのがもっとも遅い七井橋の麓の私の第一標準木は、三分咲き?井の頭公園の桜便り・4月1日
小学校何年生の時だっただろうか、クラス全員が交替で黒板の前に立ち、皆に何かの話をすることになっていた。僕の番になって、「目をつぶると決まって見える景色があります」と話し出した。その光景は、全体は真っ暗で真ん中に丸く夜空が見え、中心に満月が輝いている。どう考えても井戸の中から夜空の満月を眺めているとしか考えられない。そして、話を「将来、僕は井戸に飛び込むんじゃないかと心配しています」と終えた。なんて暗い話をする小学生だったのだろうか。しかしその後、井戸に飛び込むこともなく、無事に80歳までは、たどり着いた。そしてもはやこの光景が目に浮かぶことはない。最近時に目に浮かぶ光景は、子供の頃、よくボーと眺めていた庭の景色だ。暇を持て余し、八畳の客間から廊下越しに庭の木々を眺める。一番左手、雨戸の戸袋の脇には楓の木が...目を閉じると
鳴海章『路地裏の金魚』(光文社文庫な25-15、2013年3月20日光文社発行)を読んだ。裏表紙にはこうある。路地裏の金魚鳴海章(なるみ・しょう)四十二歳の有馬仙太郎は、製薬会社の営業マン。別れた妻に払う養育費の捻出に四苦八苦していた。ある晩、浅草での接待の後、観音裏の一杯呑み屋・金魚に立ち寄った。その店で、仙太郎は不思議な体験をする。便所を出ると、カウンターには若かりし日の父親が――。過去と現在を行き来し、仙太郎は競馬で一攫千金を狙う!疲弊したサラリーマンの鬱憤を晴らす爽快作!久坂部羊著『MR』にあったが、昔のプロパー(製薬会社の営業、現MR)は、医者への過剰な接待、ワイロなどやりたい放題で、あまりにひどく、業界が自主規制のコンプライアンスとMR制度を作った。本書『路地裏の金魚』の主人公・有馬仙太郎は製...鳴海章『路地裏の金魚』を読む
久坂部羊著『MR』(2021年4月15日幻冬舎発行)を読んだ。幻冬舎の宣伝は以下。患者が苦しめば苦しむほど、俺たちの給料は上がるんだよ。製薬業界の光と影を描いた医療ビジネス・エンタテインメント。著者渾身の最高傑作!「患者ファースト」のMRvs.儲けしか頭にないMR大阪に本社を置く中堅製薬会社・天保薬品。その堺営業所所長であり、MRの紀尾中正樹は、自社の画期的新薬「バスター5」が高脂血症の「診療ガイドライン」第一選択Aグレードに決定するべく奔走していた。決まれば年間売上が1000億円を超えるブロックバスター(=メガヒット商品)化が現実化する。ところが、難攻不落でMR泣かせの大御所医科大学学長からようやく内定を得た矢先、外資のライバル社タウロス・ジャパンの鮫島淳による苛烈な妨害工作によって、一転「バスター5」...久坂部羊『MR』を読む
久坂部羊著『砂の宮殿』(2023年3月17日KADOKAWA発行)を読んだ。KADOKAWAの紹介文は以下。「6,000万円ぐらい、命の値段としては高くもないだろう」外科医の才所准一は、大阪で海外富裕層向けの自由診療クリニックを運営している。抗がん剤・免疫療法の趙鳳在、放射線科の有本以知子、予防医学の小坂田卓という優秀な三人の理事とともに最先端のがん治療を提供し、順調に実績を重ねていたところ、久しぶりに訪ねてきた顧問が不審死を遂げる。これは病死か事故か、それとも――。高額な治療費への批判も止まず、クリニックに吹き荒れる逆風に、才所はどう立ち向かうのか。カエサル・パレスクリニックの理事才所準一(さいしょ):クリニックの設立者で理事長。44歳。がん細胞を可視化する「CCC法」(トリプルシー・メソッド)を実用化...久坂部羊『砂の宮殿』を読む
柚月裕子著『教誨(きょうかい)』(2022年11月30日小学館発行)を読んだ。小学館の内容紹介女性死刑囚の心に迫る本格的長編犯罪小説!幼女二人を殺害した女性死刑囚が最期に遺した言葉――「約束は守ったよ、褒めて」吉沢香純と母の静江は、遠縁の死刑囚三原響子から身柄引受人に指名され、刑の執行後に東京拘置所で遺骨と遺品を受け取った。響子は十年前、我が子も含む女児二人を殺めたとされた。香純は、響子の遺骨を三原家の墓におさめてもらうため、菩提寺がある青森県相野町を単身訪れる。香純は、響子が最期に遺した言葉の真意を探るため、事件を知る関係者と面会を重ねてゆく。「秋田児童連続殺人事件」をモデルとしている。2006年4月に小学校4年生の女子児童が中州での水死体で発見されたが、警察は事故として早々に捜査を打ち切った。しかし、...柚月裕子『教誨』を読む
淡いピンクのツツジ。とても書けないが、漢字では躑躅葉っぱはヤマブキだと思ったが、花が白いので、Googleにお伺いをたてたら「シロヤマブキ」との事。フリージア??byGogleLensカロライナ・ジャスミンbyGogleLensハナズオウ(花蘇芳)byGogleLensハナカイドウ(花海棠)byGogleLens一般には「カイドウ」イロハモミジbyGogleLensアブチロン?byGogleLensサクラは老いてもなお美しい。葉っぱも、若芽は美しい。キンマサ?byGogleLens線路と線路の間につくし(土筆)。子供のころはどこにでも「つくしんぼう」があったが。久しぶりに渋谷に行ったら、キョロキョロ。子供の頃歩いて行った渋谷は?通勤で通っていたあの渋谷は?東西南北を考えて、おおまかな見当はついても、やけに...4月(1)の散歩
4月16日(日)12時。東京は良い天気。早や、綿菓子のようなモクモクの夏の雲。15時10分、黒い雲が西から襲ってくる。西の空はもう雨雲で、激しい雨音がする。16時。雨雲は東へ去ろうとしていて、西の空は明るくなってきた。16時40分。雨が塵も、黄砂も(?)取り払ってさわやかな空気に。富士山は残念ながら見えないが、丹沢の山々が見えてきた。17時30分。東の空は再び夏を取り戻した。雲を見ているうちに思いだした。子供の頃、よく激しい夕立があった。裏道での三角ベース野球を止めて恨めしく軒下から空を見ているうちに晴れて来て、まだパラパラ降っているのに「よし、またやろうぜ!」と始めたものだった。あれは、夏だったのだろうか、小学生の頃なのか、坊主頭の少年の姿がぼんやり浮かぶ。70年近く昔なのだから記憶がはっきりしない。夢...春の空
南欧料理「ル・ボン・ヴィボン(LeBonVivant)」でランチした。東急吉祥寺の北側を西に、大正通りに入り、アライ屋を右に西3条通りを行くと、こんな建物が見えてくる。前回、予約しないで訪れ、満席で断られた。ランチもコース料理のみなので予約した方が良い。モッコウバラのトンネルの中に入る前に、ボタンにご挨拶。右側にもやけに大きなボタンが。その向こうにも白とピンクのボタンがある。モッコウバラを見上げて、エントランスに入ると、やけに大きな花。店の人にアマリリスだと教えていただいた。相方に「アマリリスって何か聞いたことがあるね」と話しかけたら、「みんなで聞こう楽しいオルゴールを…という歌にあるじゃない」と言われた。「知らん!」と答えると、呆れられた。もとはフランス民謡で文部省唱歌だった。花いっぱいで店に入る前に興...南欧料理「ル・ボン・ヴィボン」でランチ
4月3日に届いた花。けっこう豪華に見える。白2、ピンク2、オレンジ、黄色、深紅の7本のガーベラ。淡いピンクのアルストロメリアと、白と深紅のアルストロメリア。大きく広がるカスミソウ。5日後、最盛期。それにしても、ガーベラって、毒々しいほど派手だ。オーストラリアの花屋の店先で山のように、あまりにも華麗に飾られていたインパクトに引っ張られているのだろうか。園芸種として発展した人工的、造花的な花と思い込んでいて、野外で咲いているイメージがない。反対にアルストロメリアは薄い花びらで、弱弱しく、どこか寂しく、高級感に欠ける。一本の茎にいくつもの花を咲かせて全体で豪華さを表現しているとも言える。一週間後。厳しく言えば、もはや老醜?4月(1)の花
浅田次郎著『日輪の遺産(新装版)』(講談社文庫あ70-30、2021年10月15日講談社発行)を読んだ。裏表紙にはこうある。その額、時価200兆円。敗戦後の日本を復興に導くため、マッカーサーから奪った財宝を隠す密命を日本軍は下す。それから47年。不動産業で行き詰った丹羽は、不思議な老人から財宝の在り処を記した手帳を託される。戦争には負ける。しかし日本はこれでは終わらない、今こそ日本人が読むべき、魂の物語。1990年代の話と、終戦まじかの話が交互に描かれる。1992年12月。破産寸前の地上げ屋の丹羽45歳は、大穴が出た有馬記念の府中競馬で奇妙な老人・真柴と初めて出会い、変な風に見込まれ、1冊の古い手帳を託された。病院から抜け出した真柴は飲めない酒を大量に飲んで丹羽の前で急死した。渡された手帳の見開きに「昭和...浅田次郎『日輪の遺産』を読む
吉祥寺Berrycocoでランチした。末広通り駐車場向かいの本店ではなく、吉祥寺丸井1階のスタンドだ。ここで注文し、この共通席で食べる。これが注文の品。果物と生クリームたっぷりの1,500円程度のお手軽ランチでした。Berrycocoでランチ
天祢涼(あまね・りょう)著『彼女が花を咲かすとき』(光文社文庫あ59-1、2017年12月20日光文社発行)を読んだ。裏表紙にはこうある。花の街として知られる地方都市・光咲(こうさき)市。花屋「あかり」を経営する榊竜は、客たちから花に詳しい少女・美咲の噂を耳にする。三つ編みの可憐な少女は謎解き名人で、花にまつわるトラブルを必ず解決するというが…。ある科学者が植物に対する画期的な研究を進める中、花に導かれ、少女と人々が絆を結んでいく。切なさと感動が溢れるファンタジー&ミステリー。間章をはさんだ5章からなる連作短編集。「二月花あるところ泥棒あり」公民館の臨時職員渡会純平は花を定期購入していて、受付カウンターに飾っていた。「日にちが経たった花を捨てるんだったら下さい」という小2の佐藤雅晴くんに、純平は「誰かひと...天祢涼『彼女が花を咲かすとき』を読む
雫井脩介(しずくい・しゅうすけ)1968年愛知県生まれ。専修大学文学部卒。大学卒業後、出版社で編集者、社会保険労務士事務所などで勤務。2000年『栄光一途』で第4回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。2005年に『犯人に告ぐ』で第7回大薮春彦賞を受賞、吉川英治文学新人賞候補。2016年『望み』で山田風太郎賞候補2022年『クロコダイル・ティアーズ』で直木賞候補その他、『虚貌』『火の粉』『クローズド・ノート』『ビター・ブラッド』『つばさものがたり』『検察側の罪人』。雫井脩介の略歴と既読本リスト
雫井脩介著『クロコダイル・ティアーズ』(2022年9月30日文藝春秋発行)を読んだ。文藝春秋BOOKSの作品紹介【第168回直木賞候補作】ベストセラー作家、雫井脩介による「究極のサスペンス」この美しき妻は、夫の殺害を企んだのか。息子を殺害した犯人は、嫁である想代子のかつての恋人。被告となった男は、裁判で「想代子から『夫殺し』を依頼された」と主張する。犯人の一言で、残された家族の間に、疑念が広がってしまう。「息子を殺したのは、あの子よ」「馬鹿を言うな。俺たちは家族じゃないか」未亡人となった想代子を疑う母親と、信じたい父親。家族にまつわる「疑心暗鬼の闇」を描く、静謐で濃密なサスペンスが誕生!「家族というのは、『お互いに助け合って、仲睦まじく』といった一面が取りざたされることも多いですが、そうじゃない部分もあり...雫井脩介『クロコダイル・ティアーズ』を読む
塀下に並ぶチューリップこちらはムスカリムスカリで縁取られたちょっと寂しいパンジー公園の入口にはパンジーラッパスイセンの鉢4つリナリア・マロッカナって何、Googleさん?深紅のツバキ小さいが数で対抗するピンクのツバキモクレンジンチョウゲ(沈丁花)ボケアセビ(馬酔木)ギョウリュウバイ?リキュウバイ(利休梅)??知らんばいトキワマンサク別のトキワマンサクに近づいてパチリサクラかな?都内でもはずれとなるとこんな昔懐かしい場所もガード下にたくさんの雪を持ち込んで雪まつり3月(2)の散歩
伊与原新著『オオルリ流星群』(2022年2月18日KADOKAWA発行)を読んだ。カドブンの内容紹介「あのときのメンツ、今みんなこっちにいるみたいだぜ」「まさか、スイ子か?なんでまた?」スイ子こと、山際彗子が秦野市に帰ってきた。手作りで太陽系の果てを観測する天文台を建てるというのだ。28年ぶりの再会を果たした高校時代の同級生・種村久志は、かつての仲間たちと共に、彗子の計画に力を貸すことに。高校最後の夏、協力して巨大なタペストリーを制作した日々に思いを馳せるが、天文台作りをきっかけに、あの夏に起きたことの真実が明らかになっていく。それは決して、美しいだけの時間ではなかった。そして久志たちは、屈託多き「いま」を自らの手で変えることができるのか。行き詰まった人生の中で隠された幸せに気付かせてくれる、静かな感動の...伊与原新『オオルリ流星群』を読む
キラリナ京王吉祥寺4階のここは今年1月に次いで2回目。カフェ(コーヒースタンド?)で簡単なランチした。右手と奥に席がある。写真の後ろの席からは5階を見上げ、窓際の席からは、4階とそう高くもないのだが、一番左手にかすかに「ユニクロ吉祥寺店」、その右に「吉祥寺パルコ」、正面右手に「東急吉祥寺店」、正面に「コピス」、そして一番右手に「ヨドバシ吉祥寺店」と吉祥寺の大きな建物が一望できる。窓の下には総武線のホームが見下ろせる。私の注文は洋梨の焼きタルトとAndブレンド相方はチーズケーキlとデカフェ皿が気になってひっくり返す。フランスの「スタジオエム(studiom’)のルポゼ菓子皿」らしい。窓の下に総武線が止まった。パンタグラフが上からじっくり見える。今度は東西線。よく見るとパンタグラフの細かいところが少し違う。パ...キラリナの「AndCafeSacai」で2回目のランチ
4月3日10時前、三鷹台駅を出発し、神田川沿いをさかのぼる。やけに派手なサクラ?近接してもサクラ?白いサクラ?なんでもサクラに見えるが、こちらはハナミズキ?アスファルトの隙間から花を咲かせているど根性「メマツヨイグサ」(文責グーグルレンズ)井の頭公園に入り、定点観測地点のひょうたん橋のたもとの、いつも早く開花するサクラは既に散り終えている。池は花筏(はないかだ)でいっぱい。スワンボートが航跡を残す。対岸のサクラは先端がもう水の中。染井吉野は寿命60年(?)と聞いたが、70年以上のご高齢の井の頭公園のサクラはいつまで花を咲かせてくれるのか?競争しようぜ!七井橋たもとの、いつも咲き始めが遅いサクラはまだ花が残っている。ところどころに桜色が残るがあの明るさは陰ってしまった井の頭池。4月3日(月)10時、それでも...井の頭公園花便り-4月3日
3月20日に届いた花青、赤、白と3本のアネモネ。白いアネモネを近接撮影。近づいてまじまじと見るたびに、神の御業に恐れ入ります。花びらの細かい小じわまで趣が伝わる。赤いアネモネ。チューリップ、ピンク、黄色、オレンジ、薄紅のチューリップ。オレンジのチューリップの中を覗き込むと、これまた不思議な光景。薄紅のチューリップは八重。花びらが薄くてかそけきリューココリーネ。つる状のコデマリ。下向きの花を寝転がって下からパチリ。2日後、最盛期か?茎の下の方なのでカットしたコデマリも捨ててなるものかと一輪挿しへ。3月(2)の花
最終3日目の11時過ぎ、二条城へ東大手門から入った。余りにも頑丈な大手門。大手門を入って南に歩くと、唐門が登場。この装飾の華美なこと!唐門を入ると広場に成っていて、二の丸御殿と車寄が見える。車寄(二の丸御殿の出入り口)二の丸御殿は、将軍の上洛の際の居館。第15代将軍慶喜による大政奉還が発表された。全6棟の建物から成り、江戸初期の書院造として国宝となっている。狩野派による障壁画は2千面あり、そのうち1016面が国の重要文化財だ。御殿内は見どころも多いが、撮影禁止のため詳細ははぶく。是非直接ごらんあれ。再び、出入り口を出た後は、以下の図の赤線のごとく進む。広場のモコモコの桜。火事などの緊急事態を知らせるために京都所司代屋敷に置かれていた釣鐘。二の丸庭園の松なぜか庭園には松ばかりだが、1本だけ桜があった。二の丸...満開の京都(4)最終回二条城
今日は最後の三日目、午前中は王道の金閣鹿苑寺。入場券を求めて並んでいると、前方の屋根の上、遠くに、舎利殿の鳳凰が見えた。これがゲットした入場券。「お~、見えた見えた金閣寺舎利殿!」どこに行ってもスマホを構えて撮る人ばかりで嫌になる。この写真は何で撮ったの?ようやく隙間を見つけて前へ出てパチリ。中三の修学旅行以来だから、金閣寺は65年振り?記憶がおぼろげだが、清水寺へ行ったという証拠写真がわがパソコン内にあった。やっぱり混んでいる。絵葉書のような写真。1397年足利三代将軍の義満が舎利殿(金閣)を中心とした「北山殿」を造った。一階は金張りしてなかったとは知らなかった。横から。これが鳳凰。デザイン化されている。この後はお庭を巡る。鏡湖池です。見てやってください。庭だってなかなかのものです。金ぴかでないけど。入...満開の京都(3)金閣寺