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ヒカリの学習ノート https://hikari-note.hatenablog.com/

お金のライター青山曜だ。経済からお金の雑学、稼ぎ、溜めるための情報まで「お金」に関わるコラムを書いていくよ。みんなの大好きな「お金」が学べるブログを目指すので、ぜひ読んでみてくれ。

青山曜(あおやまひかり)
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2021/07/12

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  • 長引く円安を検証する 三極通貨に於ける日本円の立ち位置

    一昨年、2022年の段階で長引く円安に不安を抱く人は多かった筈だ。あらゆる規制が撤廃されて以来、インバウンド需要に活気づいているとはいえ、自国通貨安が継続することは決して心地の良いことではない。 2023年後半に差し掛かっても1ドル149円台に留まる日々が続いていた。2024年1月現在も1ドル145円台が継続中だ。異次元緩和の出口を模索する時期である今、植田総裁がマイナス金利政策の解除を決断する可能性は十分あり得る。 ところで、いったいなぜこんなにも円安が続いているのだろうか?この自国通貨安を脱するときはいつ来るのだろう。どうすれば円高に持って行くことができるのだろうか。 この記事では長引く円…

  • 令和のゴールドラッシュは狙えるか? 古いスマホの価値から考える都市鉱山に眠るチャンス

    久し振りの更新なのでお金とテクノロジーをメインテーマとして扱うこのブログらしい題材を記事にしたいと思う。タイトルにもある通り、今回扱う話は都市鉱山に見る令和のゴールドラッシュだ。 ゴールドラッシュと聞いてわたしたちが最初にイメージするのは現在のカリフォルニア州で発生し、後にアメリカ中に広まったブームのことだろう。ジェームズ・マーシャルという一人の大工がカリフォルニア州で砂金を発見したことに始まったゴールドラッシュは米国中を巻き込み、男女、大人と子供を問わずに多くの人々が一攫千金を夢見てカリフォルニアに集結した。結果は知っての通りで、巨万の富を築き上げた人は僅か数パーセントであり、95〜99%の…

  • 人々が労働から解放される未来 ― サム・アルトマンが目指すAI社会とベーシックインカム ―

    AI社会とベーシックインカム 大規模言語モデル(LLM)が話題となって久しい昨今、連日のニュースでChatGPTの名前を聞かない日はないほどだ。愚痴を聞いてくれたり、相談相手になってくれたりもするこの優秀なパートナーは、時には的確な回答を示してくれるだけでなく、ユーモアを交えた面白い返答もしてくれる。まるで人間のようなChatGPTは最初こそ称賛されていたのだけど、いざ賢いAIが身近に現れたことで人々の心に”ある不安”が浮かんだことは言うまでもないだろう。そう、テクノロジーの進化で必ず訪れる社会変化の一つ、機械による仕事の代替だ。産業革命以来、労働者たちが怯え、怒り、混乱してきた変革が、令和の…

  • Coinhive事件とは何か?その背後にある技術と問題点

    ここまで仮想通貨の歴史からビットコインを支える技術であるブロックチェーンまで紹介してきたけど、今日は暗号資産の運用に参入する上で知っておくべき事件について解説して行きたいと思う。 既に解決した過去の問題ではあるのだけど、技術の歴史の一端を学ぶことで将来のリスク管理に役立ててもらいたいと思う。それではさっそく見て行こう。 I. 本記事で扱うCoinhive事件について II. Coinhiveとは何か? 概要とサービス内容 Ⅲ.Coinhiveが引き起こした事件のあらましとWebサイトへの攻撃 IV. Coinhive事件が問題とするもの ウェブサイト訪問者のプライバシー侵害とセキュリティリスク…

  • 仮想通貨とブロックチェーン ~ビットコインを例に解説~

    前回に引き続き仮想通貨(暗号資産)について話していくつもりだ。タイトルにもある通り、今日は仮想通貨を支える仕組みであるブロックチェーンについて言及して行く。 最近はテクノロジー関連の話題を中心に扱っていたから、その視点を軸として経済や通貨に関連する話をしてみようと思う。ここでは知識ゼロの状態でも読み進められて、なんとなくでも良いから今話題の用語が理解できるようになることを目的にまとめてみた。深く学ぶつもりはないけどニュースが理解できる程度には単語の意味を知っておきたいという人には打って付けの記事だと思う。 それではさっそく順番に見て行こう。 ビットコインとブロックチェーン(Blockchain…

  • 未来を担う通貨の歴史を知ろう! 仮想通貨の始まりから現在まで

    仮想通貨 はじめに これから数回に分けて仮想通貨(暗号資産)関連の話をする予定だ。電子通貨である仮想通貨やそれを支えるブロックチェーン技術はテクノロジーであると同時に経済にも影響を及ぼす存在だ。本ブログは経済とテクノロジーを中心に扱っているので、無視できないテーマと言える。 この記事ではビットコインを中心に仮想通貨(暗号資産)とは何なのかを、歴史と今後の課題を含めて説明して行く。 はじめに 仮想通貨とは何か? 本記事で扱う仮想通貨の範囲と概要 なぜ仮想通貨なのか? 従来の通貨との違い ビットコインの誕生と歴史 ビットコインが生まれた背景とビットコインの発明者サトシ・ナカモトについて ビットコイ…

  • スターリンクが国境なき情報共有を実現する ―グローバル・インターネット時代の到来 ―

    starlink_top 久し振りの記事投稿は最新テクノロジーの話題から始めたいと思う。みんなはスターリンク(Starlink)という言葉を聞いたことがあるだろうか。簡単に説明すると世界中どこからでもアクセス可能な「衛星ブロードインターネット」のことで、現在、イーロン・マスク氏が率いるスペースX(SpaceX)社によって開発が進められている低軌道衛星インターネット提供サービスだ。 SpaceX began testing Starlink (its satellite constellation) in late 2020. First orders in early 2021.By the …

  • 自動運転技術の未来 「自動緊急回避システム」がより安全な走行を実現する

    自動運転技術の未来 今日は自動運転機能搭載の市販車両と次にやってくる最新技術について見て行こうと思う。以前にもこのブログでは最新テクノロジーの話題の一つとして自動運転を紹介しているんだけど、今回はテーマを絞って深堀して行くつもりだ。 自動運転搭載車両の現状 さて、遠い未来の話だと思われていた自動運転なのだが、ホンダは既に2022年には世界初となる自動運転技術レベル3を実現したレジェンドを販売している。こちらは運転支援機能として渋滞時に運転を支援してくれる「トラフィックジャムパイロット」が搭載されている。非常に魅力的なモデルではあるのだけど100台限定販売な上に価格が1千万円超えということから一…

  • テクノロジーが牽引する物流の未来

    テクノロジー牽引する物流の未来 今日は少し趣向を変えて、テクノロジーの側面から物流の未来を予想してみたいと思う。 これから20~30年でテクノロジーが飛躍的な進歩を遂げることは明らかだ。我々の日常生活は激変すると同時に、現存する職業の殆どが自動化され、街中の有り様はかつて見たことのない光景へと切り替わっていくことだろう。日々の商品売買はもちろん、人が生きて行く上で欠くことのできない医療、紛争解決手段である法律分野、学術研究など、歴史上、人の手を離れることのなかったあらゆる職業領域で何かしらの変革が起きることは間違いないと考えている。今日はその中でも特に物流にスポットを当てることによって、未来の…

  • NFT最初の一歩 ブロックチェーンゲームで資産形成

    もしあなたがNFT(非代替性トークン)に興味を持っているのなら、先ずは楽しみながら資産形成できるブロックチェーンゲームをお勧めしたい。理由は、簡単かつ“ほほ確実”な価値のある資産になるNFTが手に入るからだ。 ――NFTとは何か 敢えて資産になるNFTと強調したのは“資産にならないNFT”もあるからだ。 例えばNFTアート(イラスト等)を例に挙げるなら、シリアルNo.の付いた複製原画のデジタルVer.と説明すれば分かりやすいだろうか。要は絵師に価値があるからこそ、発行数量に限りのある複製原画にも価値があるのだ。 ――NFTは費用対効果の悪い副業 あなたが少しでも絵が描けて、パソコンやスマホの操…

  • リボ払いの危険性 - 金利に秘められた罠と歴史的な流れなど -

    タイトルの通り、今日のテーマは金利だ。いつもの経済の話と違って私たちに直接関係する身近なお金の話題になるね。特にこれからローンを組んだりカードを所有したりする新社会人にとっては大切な話になるので、良く聞いて欲しいんだ。 私たちの生きる資本主義経済の下で、特に力を発揮しているものが金融資本だ。難しい理屈を抜きにしても「政財界」という言葉からも察することができるように、資金力がそのまま政治経済を動かす原動力となり、やがて権力へと繋がって行くことは知っての通りだ。歴史的な出来事にも、経済やお金の流れが大きく関わっていることが少なくない。 普通に生活している自分たちには程遠い話に聞こえてしまうかも知れ…

  • それでも楽天カードは必要か? 楽天経済圏で失敗しないための準備

    今日は久し振りに身近なお金の話、生活改善関連の話題に触れていこう。息抜きとして気楽に流し読んでもらいたい。 だいぶ時間が空いてしまったんだけど、以前に一度だけ楽天経済圏の必須アイテムと攻略法について話していたと思う。まだ読んでない人には先にそちらの記事にも目を通して欲しい。 hikari-note.hatenablog.com 過去にも楽天カードが楽天経済圏攻略の必須アイテムであることを説いているんだけど、ある程度楽天のサービスを知っている人は「楽天銀行デビットカードで代用できないのだろうか?」と疑問に感じた人もいると思う。 結論から言ってしまうと、楽天ポイントを貯めたいのであれば楽天銀行デビ…

  • 日本の医業 医療法人に「持ち分」が与える影響

    近年、病床数のひっ迫が問題となっている。例の感染症が原因の一つではあるが、それ以外にも高齢化による医療需要の増加や医療人材の確保など、国民の健康に関わる問題が多く存在する。今日はそんな日本の医療について病院経営の観点から検討して行きたいと思う。 まず確認しておきたいのは、日本の医療供給で「公」が占める病床の割合はわずか3割ということだ。残り7割の病床は私営に任せられている。一方、医療保険は「公」が牽引していて、ドイツやフランスと同様に社会保険方式を取っている。医療財政を支えるものは社会保険料が6割で残りは税金だ。 日本の医療の優れたところはフリーアクセスにある。初診・再診費用の負担こそあるが、…

  • 少子高齢化時代の医療と財源 社会保障は崩壊するのか

    機能別社会保障給付費の推移 ※出典 国立社会保障・人口問題研究所「令和元年度版 社会保障費用統計」 今日はタイトルにもある通り、少子高齢化時代の医療と財源に関する話をしていこうと思う。この問題はテレビやネット上でも度々話題に上がっているから有名だろう。年金や健康保険(広義の医療政策)を取り巻く諸問題は、常に少子高齢化を念頭に議論されてきた。 これ以上高齢化が進むと若い世代が年金をもらえなくなってしまう! 高齢者のせいで医療費が嵩んで財政破綻を引き起こしてしまう! 社会保障費の増大で日本経済が崩壊する! こうした問題提起の後はいつものように財源確保のために増税しよう。或いは、高齢者の負担を増やし…

  • 人工知能が人類を滅ぼす? AIソフィアの発言は本当か

    AIに興味を持った人であれば必ず彼女の存在に辿り着いていることだろう。そう「人類を滅ぼす」と答えたことでも有名なAIソフィアだ。インタビュー映像を見る限りでは、AIなりのジョークを飛ばしているかのようにも受け取れるが、人類との戦争を予感させる発言だとして恐怖を抱く人々がいることも確かだ。その一方で、彼女は超知能を備えたAIが実現した未来を危惧するイーロン・マスク氏の発言に対しても独自の見解を述べ、人工知能が科学の発展等、人類に大きく貢献する存在でであることを強調している。こうしたAIらしからぬ矛盾した発言もまた興味深い。 意思を持つかのように流暢に、ときとしてユーモアを交えて人と対談できる、そ…

  • お金は労働を促すツール? - モズラーの名刺モデルから読み解く貨幣の役割

    今日のテーマは「貨幣の役割」だ。簡単なようで難しいテーマでもあるので、分かりやすく説明するためにも「モズラーの名刺モデル」を使わせてもらうことにする。その中では多くの人が誤解している税金の意味についても説明するつもりだ。 いつもみたいな経済の話というよりは“お金の雑学”に近いものなので、気楽に読んでもらえたらと思う。 早速本題に入るんだけど、みんなは“お金”とは何なのか真剣に考えたことはあるだろうか。「通貨」の概念は、今から4000年以上前、古代メソポタミアで既に存在していたと言われている。国境を超え、形を変えながらも、人類共通の価値として存在するお金の力は遺伝子にまで深く刻み込まれているのか…

  • 誤った貨幣観が分断を招く-お金のプール論に溺れる人々-

    思うところがあったので、改めて「貨幣観」に焦点を当てた記事を書くことにした。 経済関連の話題は過去にも何度か取り上げているし、いわゆる「国の借金」と呼ばれるものの正体や国債の取り扱い、税金の意味についてはその都度触れているんだけど、貨幣論を中心に話を進めたことはなかったので、この機会にまとめてみたいと思う。 あるインフルエンサーの発言とそれに対する反応を見ていると、世の中にはまだまだ誤解している人が多いことを痛感した。そうした発言や思想に至る根本的な原因はすべて“財源は税金で賄われている”という誤った貨幣観にあるんだ。件の人物を批判している人たちでさえ同じ貨幣観を持っていることには衝撃を受けた…

  • 紙幣と硬貨が無くなる未来 新しい決済手段 デジタル通貨の行方

    今日のテーマは中央銀行デジタル通貨、CBDCだ。法定通貨のデジタル化については筆者も過去の記事で少しだけ触れたことがあるね。それだけ現在では期待が持たれている分野なんだ。未来のテクノロジーを語る上では避けられないテーマだから「お金」の知識に限定されるものではない。全ての人が知っておくべき未来像の一つなので、多くの人に知っておいて欲しい。 CBDCとはCentral Bank Digital Currency の略で、その名の通り中央銀行が発行するデジタル法定通貨だ。発行元が中央銀行ということは米国であればFRB、日本であればBOJ、つまり日銀ということになるね。私製通貨である電子マネーとは性質…

  • テクノロジーで激変する未来を知る ー AIと脳を融合するNeuralinkとは ー

    人工知能研究者で未来学者のレイ・カーツワイルは、シンギュラリティの到来した2045年の世界を大胆に予測した。その著書が発表された当時は、あまりにも奇想天外な未来予想に多くの批判が集まったが、20年近くが経過した現在、高速インターネット技術やVRメガネは現実のものとなっている。実現時期についても、概ねカーツワイルの予想が的中しているんだ。ここで気になるのが、次に実現する未来予想が何になるのかだ。カーツワイルが記した2045年の未来は、テクノロジーが身近なものとなった現在を生きる我々にとってもまだまだSFな世界だ。特に医療分野の進化は医療の存在を根底から覆すようなとんでもない予測を打ち立てている。…

  • 未来の仕事とお金 加速するテクノロジーの進化と向き合い方 後編

    前回に引き続き、現在予想されているテクノロジーの進化に目を向けながら、仕事とお金の在り方と向き合い方について見て行きたいと思う。 急速なテクノロジーの発展を肌で感じている現代人からすると、昨今のAI(人工知能)熱は信憑性があるように感じられる。しかし、歴史を振り返ればこれで3度目のブームだ。今回も一時的な熱狂で終わってしまうのか、それとも三度目の正直で、今度こそSFのような世界が実現するのか、今後の動向に注目したいところだ。 今日は、そんなAIの発展について、現実味を帯びている話を取り上げていく。自分たちの仕事やスキルと照らし合わせながら、新しいパートナーである人工知能との向き合い方について考…

  • 未来の仕事とお金 加速するテクノロジーの進化と向き合い方 前編

    タイトルの通り、今日から2回に分けてテクノロジーの進化について語って行くつもりだ。以前の記事でも話した通り、一見するとこのブログが対象テーマとしている「お金」の話とはあまり関連性がないように思うかも知れないけど、実は深く関わってくる問題なんだ。何故なら、投資や権利収入のような不労所得を除けば多くの人がお金を得るための手段として仕事をしているからだ。職に就くために懸命に学び、資格を取り、スキルを生かして金脈を掴む。会社員であってもフリーランスであってもそこに違いはない。一時期は英語、IT、会計の3技能が現代人の“三種の神器”として注目されていたんだけど、そんなトレンドにも変化が訪れつつある。先の…

  • 2割の努力で天才に勝て AI時代の生き残り方

    私たちの能力、いわゆる「才能」と呼ばれるものは遺伝によって生まれながらに決定さているため、後天的に獲得することは不可能に近い。最近になってようやくDNAと才能の関係性が注目されるようになってきたが、かつての学校教育では努力を美徳とする傍迷惑な教えが横行していた。後就職氷河期を迎え、現実を突き付けられることではじめて“努力に無駄な時間を費やしてしまった”ことを後悔した者も少なくないだろう。 なぜお金のブログでこんなテーマを持ち出したのかといえば、才能と努力は仕事とお金に直結する要素だからだ。凡人が現実的に掲げられる目標は『一生飢えることなく最低限の努力で“人生逃げ切る”』ことだと筆者は考えている…

  • 多額の借金から逃れる方法と注意点、今後の法改正等

    かつて法律職界隈で「クレサラ」案件が盛り上がりを見せていたことは筆者の記憶の中では新しい。今でもたまに「過払い金請求」の宣伝を目にするけど、既にほとんどの債務者が回収してしまっているからこの案件で儲けるのは難しいのではないだろうか。 2000年代初頭にはヤミ金問題が大々的に取り上げられて、法改正も行われた。それに伴う被害者救済の破産手続きなどで、当時は弁護士だけでなく司法書士に相談する人も多かっただろう。 そんなわけで今日の話題は借金返済回避についてだ。一応ここではお金に関連する話を行って行くので、債務の取り扱いについても守備範囲内ということになる。実例を基に、特に低所得の債務者が注意するべき…

  • 新しい通貨の普及と課題 デジタル通貨時代に先駆けて

    今日は「お金の雑学」として未来の通貨について話して行く。最近はテレビを見ていても新型コロナウイルス関連のニュースが多いから、どうしても他の問題に関心が向き難くなっているんだけど、その最中にあっても政府はデジタル通貨の研究を着々と進めているんだ。理由は中国のデジタル人民元の実現が迫っているからなんだけど、そこには基軸通貨の交代など様々な要因がある。2024年には新紙幣に切り替わるのに何故今になってと思うかも知れないけど、私たちの価値観がどうであれ、時代は移り変わり、金融システムも転換期を迎えて行く。新時代の通貨を受け入れるかどうかを議論する前に、先ずは従来の通貨と向き合いながら、改善点を模索して…

  • モバイルSuicaのチャージトラブルに遭遇したときの対処法

    「その他」の項目では経済・ビジネスと同様に筆者の興味対象でもある電子マネーやガジェットに関する話題を取り上げていくつもりなんだけど、今回の記事がモバイルSuicaになってしまったのはお察しの通りだ。多少なりとも電子マネーに詳しい人は予想していたトラブルかも知れない。 2021年3月20日の午前11時から翌日3月21日の午前7時までの約20時間に渡ってモバイルSuicaの大規模なメンテナンスが行われたことは、各種メディアが広く取り扱っていた話題だから知っている人も多いだろう。筆者もその一人だった。ちょうど電子マネー関連の記事を取り上げるつもりでいたし、私的にモバイルSuicaの導入を検討していた…

  • 楽天経済圏入門 必須アイテムと攻略法

    この「お金の雑学」コーナーでは、副業や節約といった“お金を稼いで貯める”ために必要な知識も紹介するつもりだ。筆者のプロフィールにもある「身近なお金の話」をここで取り上げていくことになる。 第1回目のテーマはタイトルにもある「楽天経済圏」だ。 お金や節約の話に興味がある人なら聞き覚えのある言葉かも知れないね。 楽天経済圏の必須アイテム SPUでブーストをかける 楽天カードは学生や主婦でも作れる、クレカ入門者に優しい審査となっている。 他のポイントサイトとの組み合わせ&アプリの活用 楽天経済圏参入者は要確認!楽天カードSPU還元率の一部変更について 楽天でんきのSPUキャンペーンが終了する 楽天ゴ…

  • MMT(現代貨幣理論)補足 後編

    ヒカリの学習ノートにようこそ。 今日の内容もMMT(現代貨幣理論)の補足説明だ。 日本と海外の学派ではしばしば主張が食い違うため、両者が立場を異にすることが時々指摘されている。ここでは何故そのようなことが起きているのかについて解説して行く。 まだ過去の記事を読んでいないという人には、以下の内容を参考にして欲しい。 hikari-note.hatenablog.com hikari-note.hatenablog.com 過去の記事では政府による国債発行の仕組みや財政出動による公共投資とその有用性について説明することで、いわゆる「国(政府)の借金」と言われているものが問題ではないことを簡潔に説明…

  • MMT(現代貨幣理論)補足 前編

    ヒカリの学習ノートにようこそ。 今日はカテゴリー「経済」で投稿した記事「MMT(現代貨幣理論)を知る」に関する補足説明の前編だ。 hikari-note.hatenablog.com 前の記事では国債発行と財政出動の仕組みを簡単に解説することで、いわゆる国(政府)の借金と言われているものが懸念事項ではないこと、景気の回復への後押しこそ優先するべきことだと伝えてきたんだけど、そもそもMMTと対極を成す主流派の貨幣論との比較をしていなかったので、何がどう違うのか分からないという読者も多かったと思うんだ。そんな疑問に応えるべく、今日から2回に分けて、主流派とMMT派の貨幣感の違いや日本と海外のMMT…

  • 音声SNSはビジネスで使えるのか? Clubhouse(クラブハウス)のこれから

    ヒカリの学習ノートを読んでくれてありがとう。 今日は、今注目を集めている音声SNSアプリClubhouse(クラブハウス)について、ビジネスでの有用性を主眼に置いて見て行きたいと思う。アプリの使い方や特徴については既に他の人が記事にしているみたいだから、気になった人は各自で調べてみて欲しい。 先行者利益を狙う著名人の動き 行動心理学のお手本のようなトレンド 政界にもインタラクティブメディア(対話・双方向型の媒体)を活用する時代が来るのか? 会社の会議で活用する 早速Clubhouse(クラブハウス)をはじめたい! 先行者利益を狙う著名人の動き 田村淳やホリエモンなどの著名人はもちろん、ビジネス…

  • 一般歳出と国債費について

    ヒカリの学習ノートにようこそ。 ここまで3回に渡って財政赤字とクラウディングアウトといったMMTを取り巻く諸問題や疑問を抱かれている点について説明してきたんだけど、今回は財務省の資料を見ながら不明点をまとめることにしたよ。 以前の記事をまだ読んでいないという人は、ここで説明する内容に目を通した後でも構わないから、一度確認してみて欲しい。 *出典 財務省HP「これからの日本のために財政を考える」(https://www.mof.go.jp/zaisei/current-situation/index.html)より では、早速本題に入ろうか。 毎年、国の予算はだいたい100兆円程度が一般会計から…

  • MMT(現代貨幣理論)を知る

    ヒカリの学習ノートにへようこそ。 今日は、前回までの記事でも話題に挙げていたMMT(現代貨幣理論)について説明して行こうと思う。 デフレ下の現在、経済を語る場面ではこの用語が頻発するし、数々の議論が展開されていることは、ネットやテレビのニュースを見て気付いていると思うんだけど、そもそも「MMTって何なんだ?」って人が多いと思うんだ。たぶん、テレビや新聞、雑誌なんかでは主流派経済学者や評論家によるMMT批判の方が目立っているから、なんとなく怪しい理論のように思われているかも知れない。筆者が目にする情報も、殆どが否定的な見解だった。特に銀行家や投資家にはMMTアレルギーの人が多い印象だ。 とはいえ…

  • 財政赤字とクラウディングアウト-MMTを知る前に-後編

    ヒカリの学習ノートにようこそ。 お待たせしたね、今日は「財政赤字とクラウディングアウト-MMTを知る前に-」の後編に入るよ。後の記事で学ぶMMTの予習も兼ねて、国債発行と財政出動の仕組みについても触れて行くことにしよう。 少し前までは「1000兆円の借金がある」とか「将来世代にツケを残してはいけない」とか言われていたけど、最近では本気にしている人は少なくなってきたんじゃないかな。まぁ、実際のところは、我々国民の「借金」から国や政府の「借金」という認識に置きかえられているに過ぎなくて、財政赤字は危険なものなんだという認識に変わりはないようだけどね。そういう人たちが、前回話した「クラウディングアウ…

  • 財政赤字とクラウディングアウト-MMTを知る前に-前編

    いつもヒカリの学習ノートを読んでくれてありがとう。 今日は「財政赤字とクラウディングアウト-MMTを知る前に-」と題して、前後編に渡って政府の財政出動の仕組みについて話して行こうと思う。 分かりやすいようにタイムリーな話題から引っ張ってくるのなら、2020年から日本でも猛威を振るっている新型コロナウイルス感染拡大に対応するための「緊急経済対策」を例に上げることが出来るだろう。 一律10万円の支給を実現するために、先ずは財源を確保しなければいけなかったんだけど、それは2020年度の補正予算案の組み替えと赤字国債の発行によって賄われたんだ。ニュース記事を調べてみると、なんとなくネガティブな印象が伝…

  • 銀行による信用創造の仕組みと金融緩和

    ヒカリの学習ノートにようこそ。 さて、今日も一緒にお金の勉強をしていこうか。 タイトルを見て「これ知ってる!」と思った人もいるかも知れない。それもその筈、今から説明する内容は高校の政治経済の学習範囲だからだ。 どうして今更「政経」の授業に立ち返るのかというと、お金の仕組みを学ぶ上で基礎となる大切な知識が学べるだからだ。 早い段階から信用創造を学ぶことで世の中のお金の流れが理解できるから、政経の学習範囲そのものは悪くはないんだけど、ごく稀に市中銀行の信用創造とMMT(現代貨幣理論)をごっちゃにしている人を見かけるんだよ。 MMTの話はまた別な記事で説明するので、先ずは両者の違いを理解するためにも…

  • 政府の負債をチャラにできる?国債のキャンセルは可能か 後編

    今日もヒカリの学習ノートを読んでくれてありがとう。 前回に引き続き国債のキャンセル方法とそれを実行した場合に起こり得る問題点、また、その解決策について一緒に検討して行きたいと思う。 この題材を初めて読む人は前回の記事「政府の負債をチャラにできる?国債のキャンセルは可能か 前編」を先に読んでおいて欲しい。 今回題材にしている「国債のキャンセル」とは、日銀の資産として計上されている国債(政府の負債)、俗に言う“国の借金”をどうにかして無くすことはできないだろうかと思案した米国の経済学者、ジョセフ・E・スティグリッツ教授によって提案されたアイディアだ。 巨額の政府債務(日銀の資産である国債)から生じ…

  • 政府の負債をチャラにできる?国債のキャンセルは可能か 前編

    ヒカリの学習ノートを読んでくれてありがとう。 今日は「政府の負債をチャラにできる?国債のキャンセルは可能か」と題して、現在日本政府が抱えている債務(バランスシート上では日銀の資産)である国債を帳消しにする方法と、それを実行した場合に発生する諸問題について解説して行くよ。 先ず始めに、提案されている国債のキャンセル方法は2通りあるんだ。1つ目は、米国の経済学者でありノーベル経済学賞受賞者でもあるジョセフ・E・スティグリッツ教授が、2017年3月14日に来日した際に、経済財政諮問会議の場で提案したものだ。詳しくは次回の記事で話すんだけど、簡単に説明すると、日銀のバランスシートから丸ごと国債を抜き取…

  • お金はどうやって生まれるの?「通貨発行益」の仕組み(後編)

    ヒカリの学習ノートにようこそ。今日は前回に引き続き、お金を作ることで得られる利益「通貨発行益」について説明していくよ。 前回は、日本政府が発行する硬貨と日銀が発行する紙幣には、利益を得る仕組みに大きな違いがあると話したよね。 政府が発行する硬貨(10円玉や100円玉など)に関しては、製造原価を除いた金額がそのまま「通貨発行益」になる。 一方、日銀が発行する紙幣に関しては、額面から製造原価を差し引いた金額が「通貨発行益」になるような単純な仕組みではないんだ。 製造原価との差額が利益になるという考え方は、あくまでも政府が発行する硬貨にのみ当てはまる式であることを理解する必要がある。 さて、ここから…

  • お金はどうやって生まれるの?「通貨発行益」の仕組み(前編)

    ヒカリの学習ノートにようこそ。今日はタイトルにもある通り、私たちが日々の生活の中で使っている“お金”というものがどうやって生み出されているのかについて説明していくよ。 今回この話を選んだ理由は、あるとき筆者が目にした「1万円札1枚の原価はたったの22円です!(ドーンッ)」みたいな呟きがバズっていたからなんだ。何がそんなにウケたのか分からないんだけど、これってつまり「この借用証書1枚の値段はたったの22円です!(ドーンッ)」って呟いたのと本質的には何も変わらないんだ。だって、1万円札っていうのはそもそも日銀が発行している借用証書だからね。 ※1万円札の製造原価はおよそ22~24円の幅で増減する …

  • EU(欧州連合)と共通通貨ユーロの目的 後編

    ヒカリの学習ノートにようこそ。今回も引き続き「EU(欧州連合)と共通通貨ユーロの目的」について話して行くよ。前回はユーロ圏とは何かについて、英国のユーロ脱退のニュースを交えて説明したね。今回は更に踏み込んで、そもそもユーロ圏というものが何故生まれたのか、そこに隠された真の目的に迫っていくよ。 突然だけど、みんなは「マンデルフレミングモデル」って知っているかな? 経済に興味のある人には馴染みのある言葉かも知れないね。これは、MMTを否定する主流派(新古典派)経済学者や評論家が反論手段の一つとして使っている理論で、簡単に説明すると、財政赤字が拡大すると(国債を購入することでお金のプールが減るから)…

  • EU(欧州連合)と共通通貨ユーロの目的 前編

    ヒカリの学習ノートを読んでくれてありがとう。 今日はEU(欧州連合)とは何なのか?について説明していくよ。 みんなも知っての通り、英国は今年(2020年)1月31日、午後11時(現地時間)にEUを離脱したよね。これにより47年間に及ぶ欧州共同体メンバーとしての役割を終えることとなる。2016年の国民投票で勝利した離脱派の悲願が遂に成就したんだね。 とはいえ、今年末までの移行期間中は、引き続きEUの法律に従って貿易を進めて行くことになる。 同時に、英国は多くの課題を抱えることになるだろう。離脱後もEU側との関係は将来に渡って続くわけだ。これまではEUという単一経済圏で自由に人と物を行き来させてき…

  • フリーランスのための消費税入門(インボイス制度を知る!)第4章

    「ヒカリの学習ノート」を読んでくれてありがとう。ここでは一学生ライターである私、青山曜が、毎回暮らしとお金にまつわるテーマを扱い、なるべく分かり易く説明していくよ。 さぁ、いよいよ最終章だ。今日はインボイス制度について言及するから、これまでの説明を踏まえた上でよく聞いて欲しい。 さっそく、今回の最初のテーマである「消費税って誰が収めるの?」について話して行こう。 ここまで読んできた人なら分かるだろうけど、事業者、個人を問わず、4要件を満たす国内取引であれば誰にでも消費税というものはかかるんだ。一部例外として、医療費等が除外されているんだけど、基本的には誰にでも消費税はかかるんだよね。輸入品であ…

  • フリーランスのための消費税入門(インボイス制度を知る!)第3章

    「ヒカリの学習ノート」にようこそ。今日もまた消費税の勉強をして行くよ。 前回の最後に話したと思うけど、消費税でも課税対象になる取引っていうのが決められているんだ。日常的な買い物ではほぼすべての取引が課税対象だからあまり気にしたことはないかも知れないけど、中には消費税の対象から外されている取引(不課税)も存在する。 条件としては、以下に挙げた4要件すべてを満たしたものが課税対象となる。具体的な内容を順番に見て行くとしよう。 要件その1:国内取引であること 先ず、大前提として日本国内の取引であることが必要となる。 当然だよね。例えば、アメリカでスティーブがサンドイッチを買ったとしても日本の消費税法…

  • フリーランスのための消費税入門(インボイス制度を知る!)第1章

    私の名前は青山曜(あおやまひかり)、しがない学生ライターだ。ここでは世の中に広めたい、多くの人に知って欲しいと思った情報を共有して行く。主に経済関連の話題が中心になると思うが、先に述べた通り私もまだ勉強中の身だ。ここで紹介する知識はあくまでも個人が学んだ情報をまとめたものに過ぎない。そのことをよく理解した上で活用して欲しい。 今日は昨今話題となっている「インボイス制度」について、なるべく分かり易く簡潔に説明して行こうと思う。あちこちで税理士やフリーランサーも説明している知識なので、既に理解しているという人もいるだろう。その方たちは当然「消費税の仕組み」も把握しているのだろうから、敢えてこのノー…

  • フリーランスのための消費税入門(インボイス制度を知る!)第2章

    「ヒカリの学習ノート」を読んでくれてありがとう。今日も引き続き、消費税の話をしていくよ。 さて、突然だけど、本当に消費税って10%なのだろうか? 何を言い出すかと思うかも知れないけど、消費税の中身を知らない人はこの事実を知らなかったりするから、一応説明しておこうかな。 消費税の税率は厳密には10%じゃないんだ。 その内約は以下の通り… 「消費税(国税)」7.8% + 「地方消費税(地方税)」2.2% この二つの税を足し合わせると10%になるというわけだ。 と、まぁ、現実はこんな内容なんだけど、世間一般では消費税は10%として認識されているからね。わざわざ細かく分けてしまうとややこしくなるから、…

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