一昨年、2022年の段階で長引く円安に不安を抱く人は多かった筈だ。あらゆる規制が撤廃されて以来、インバウンド需要に活気づいているとはいえ、自国通貨安が継続することは決して心地の良いことではない。 2023年後半に差し掛かっても1ドル149円台に留まる日々が続いていた。2024年1月現在も1ドル145円台が継続中だ。異次元緩和の出口を模索する時期である今、植田総裁がマイナス金利政策の解除を決断する可能性は十分あり得る。 ところで、いったいなぜこんなにも円安が続いているのだろうか?この自国通貨安を脱するときはいつ来るのだろう。どうすれば円高に持って行くことができるのだろうか。 この記事では長引く円…