「人がもし、物的生活の奴隷となることを止め、生命の根源へ目を向けるなら、もはや心を煩わす何ものもなく、深い平和が訪れます。どうか内在の神意によって、外的の煩いから離れ、一切生命の核心にある平和と真理を求められるよう。嵐が外に吹き荒れようと、内在の深い平和こそは、一切の力の根源です。そこから、人は必要な導きと支えを常に引き出すのです。平和は物を動かす力です。平和な心から正しい行為が出てきます。焦った...
霊の目をもって見れば、地上生活での行為がいかなる意図のもとに為されたかが明確に知れます。あなた方の魂は霊の目の前では裸も同然です。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回もシルバー・バーチ霊の霊訓の中の「”苦”の哲学」からの続きです。
安楽死は、スピリチュアリズムでも議論の的になっている問題なので、交霊会でも質問が出されました。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回もシルバー・バーチ霊の霊訓の中の昨日の続きです。”安楽死”についても、現代の関心事であると同時にスピリチュアリズムでも議論の的になっている問題ということで、ある日の交霊会でそれについての質問が出されました。ーーー回復の見込みのない患者を死なせる特権を法律によって医師に与えるべきだという考えをどう思われますか。 「私はすべての生命は神のものと申し上げております。肉体が滅び霊が解き放たれる...
今回もシルバー・バーチ霊の霊訓の中の”苦の哲学”からの抜粋です。当時ご主人を亡くしたばかりのご婦人にもこう語って聞かせられた。 「あなたもそのうち物的なつながりよりも霊的なつながりの方が大きいことを理解し始めることでしょう。ご主人はこの世にいた時よりもはるかにあなたにとって身近な存在となっておられます。地上人類が肉体的存在の消滅を大変な不幸として受け止めるのは、地上世界の進化が物的バイブレーショ...
シルバー・バーチ霊の交霊会では、サイキック・ニューズ紙の編集部に悩み事や質問が寄せられ、それを読み上げて、シルバー・バーチ霊が答えるということが集中的に行われることがあったようです。その中に愛する伴侶を失って悲嘆に暮れているという女性からのもので、いっそ死んでしまいたいという気持ちを綴った手紙が読み上げられ、これを司会者が代わって質問しました。 ーーーこの方のように最愛の伴侶に先立たれて生きる...
今回も昨日のシルバー・バーチ霊の霊訓からの「”苦”の哲学」の続きです。「一つひとつの体験があなたの人生模様を織りなしています。あなた方はとかく一時の出来事でもって永遠を裁こうとされます。つまり目先の矛盾撞着にとらわれ、人生全体を通して神の叡智の意図が織りなされていることを理解しません。調和を基調とするこの大宇宙の中であなた方一人ひとりが神の計画の推進に貢献しております。人生での出来事ーーー時には辛く...
向上進化は困難と正面から取り組み、それを一つひとつ克服していく中にこそ得られるものです。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回はシルバー・バーチ霊の霊訓の「”苦”の哲学」からの抜粋で、しばらく続けてみようと思います。「地上の人類はまだ痛みと苦しみ、困難と苦難の意義を理解しておりません。が、そうしたものすべてが霊的進化の道程で大切な役割を果たしているのです。過去を振り返ってご覧なさい。往々にして最大の危機に直面した時、最大の難問に遭遇した時、人生でもっとも暗かった時期がより大きな悟りへの踏み台になっていることを発見される...
「子供には神のことをどう説いて聞かせたらよいでしょうか」の質問のお答えが圧巻です!!シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回も前回の続きのシルバー・バーチ霊の霊訓の「神とは」からの最後の抜粋です。ーーー子供には神のことをどう説いて聞かせたらよいでしょうか。「説く人自らが全生命の背後で働いている力について明確な認識をもっていれば、それは別に難しいことではありません。私だったら大自然の仕組みの美事な芸術性に目を向けさせます。ダイヤモンドの如き夜空の哱の数々に目を向けさせます。太陽のあの強烈な輝き、名月のあの幽玄な輝きに...
宇宙の進化は無窮の過去から無窮の未来へ向けて延々と続いております。かつて何も無かったところへ突如として宇宙が出現したのではありません。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回も昨日の続きです。ーーー宇宙の隅々まで神が存在するのと同じように、我々一人一人にも神が宿っているとおっしゃるわけですか。「私の言う神は、全創造物に顕現されている霊の総体と離れて存在することはできません。残念ながら西洋世界の人は今もって人類の創造をエデンの園(アダムとイブの物語)と似たような概念で想像します。実際はそれとは全く異なるのです。宇宙の進化は無窮の過去から無窮の未来へ向けて延々と続いて...
心というものは、あなた方のような身体だけに限られたものではありません。法則を通して働いているのです。心を脳味噌と切り離して考えないといけません。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回も昨日に続き、シルバー・バーチ霊の霊訓の中の「神とは」です。ーーーそれに心が具わっているわけですか。(ここでは
神とは一個の身体を具えた存在ではありません。法則です。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回も昨日のシルバー・バーチ霊の霊訓の続きです。ーーーそれを譬えて言えば、ある正しい概念があって、それが人によって間違って理解される使用されているようなものでしょうか。「その通りです。しかし、それも一歩ずつではあっても絶えず理想へ近づいていかねばなりません。完全は存在します。それを私は、あなた方は本当の自分のほんの一欠片ほどしか表現していないと申し上げているのです。もしも現在のその身体を通して表現...
完全な霊体を具えるに至れば完全性を発揮できるようになりますが、それには無限の時を要します。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回もシルバー・バーチ霊の霊訓の中の「神とは」の昨日の続きです。ーーー神は完全だとおっしゃいましたが、我々人間が不完全であれば神も不完全ということになりませんか。「そうではありません。あなた方は完全性を具えた種子を宿しているということです。その完全性を発揮するための完全な表現器官を具えるまでは完全にはなり得ないということです。現在のところではその表現器官がきわめて不完全です。進化して完全な表現器官...
神とは法則であり、法則がすなわち神です。ただ、あなた方は不完全な物質の世界に生活しておられるということです。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回はシルバー・バーチ霊の霊訓の中の「神とは」の中から抜粋してみました。ーーー神は完全無欠ですか。 「あなたのおっしゃる神が何を意味するかが問題です。私にとって神々は永遠不変にして全知全能の摂理としての宇宙の大霊です。私はその摂理にいかなる不完全さも欠陥も不備も見つけたことがありません。原因と結果の連鎖関係が完璧です。この複雑を極めた宇宙の生命活動のあらゆる側面において完璧な配慮が行き渡ってお...
人間は低い段階から高い段階へ向けて成長しようとする進化性をもった存在です。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回もシルバー・バーチ霊の霊訓の中の昨日の続きです。ーーーでも、葛藤と進歩、それに努力の必要性は常にあるわけでしょう。 「おっしゃる通りです。だからこそ私は先ほど言葉の解釈の仕方が問題だと申し上げたのです。自然界の常として、より高いものがより低いものを無くそうとします。人間は低い段階から高い段階へ向けて成長しようとする進化性をもった存在です。進化するためには光明に向けての絶え間ない葛藤がなけ...
邪と悪には二種類あるーーすなわち既得権に安住している利己主義者によって生み出されているものと、人類の未熟さから生まれるものとです。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回もシルバー・バーチ霊の霊訓の中からの抜粋です。ーーー葛藤や苦悩は霊的進化にとって不可欠なら、それは霊界においても必要なのではないでしょうか。なのに、あなたはそちらには悪と邪の要素が無いようにおっしゃっています。「ご質問者は私の申し上げたことを正しく理解していらっしゃらないようです。私は邪と悪には二種類あるーーこの”悪”という言葉は嫌いなのですがーーすなわち既得権に安住している利己主義者によって生...
今日の地上の不幸はその大半が自由意志による選択を間違えたことに起因しています。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回は昨日のシルバー・バーチ霊の霊訓からの続きです。ーーーわれわれ人間は(取り立てて人のためと説かなくても)常に世の中を良くしてきているということです。「でもそれは、世の中を良くしたいという願望に燃えた人がいたからこそですよ。魂に宿された神性が自然な発露を求めた人たちです。神の一部だからこそです。かりに今日要求したことが明日、法の改正によって叶えられても、明日はまた不満が出ます。進化を求めてじっと...
病気になるのは摂理に反したことをするからです。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回はシルバー・バーチ霊の霊訓からの抜粋で病気についてです。ーーー肉体の病気は霊的な進化を促進するかも知れませんが、同時にその逆もあり得る、つまり性格を損ねることもあるでしょう。「損ねることもあるし損ねないこともあります。どちらのケースもあります。病気になるのは摂理に反したことをするからです」ーーーではあなたは病気または病気に相当するものは絶対不可欠のものとおっしゃるわけですね。「いえ、私は病気に...
神の意図は人間がより素晴らしい霊的生活への備えを地上生活において十分に身につけることです。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回はシルバー・バーチ霊の霊訓の「質問に答える」からの抜粋です。ーーー人間が寿命を完うせずに”死ぬ”ことを神が許されることがあるのでしょうか。「神の意図は人間がより素晴らしい霊的生活への備えを地上生活において十分に身につけることです。熟さないうちに落ちた果実がまずいのと同じで、割り当てられた地上生活を完うせずに他界した霊は新しい世界への備えが十分ではありません。」 寿命を完うしない死は要するに自...
神は正しいものの中にも、正しくないものの中にも、一切のものの中にいまし給う。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回は昨日の続きです。(問)人によって遺伝が強く働くのではないですか。ある人は他の者より楽々と善をなすことがあります。答「各人には自由意志があるのだから、これは難かしい質問だ。人が不正を行う時は、内心では不正だと知っている。その声に従うか従わないかは、本人の作り上げた人格によって定まる。罪はその及ぼす害悪に応じて悪さが定まる。(問)もし、罪はその結果が悪いというだけなら、心の中の罪は何でもないとい...
自由意志は法である。人はすべて自由意志が与えられている、唯神法の範囲内で生きなければならないということを除いては。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回も引き続き、シルバー・バーチ霊の霊訓の中のメソジスト派の牧師との対話からの抜粋です。(問)人間には自由意志があるとお考えになりますか。答「ある。自由意志は法である。」(問)でも時には、自分では何ともできない衝動で事をなすことがあります。とすると、意思は決定されているのではありませんか。それとも自由なのでしょうか。答「貴方はどう思いますか」 (問)自由だと思います。答「人はすべて自由意志が...
この世に苦痛や災禍があるのは、神の子である人類がこれを克服する道を学びとらんがためである。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回もシルバー・バーチ霊の霊訓の中のメソジスト派の牧師との対話からの抜粋です。(問)現代社会は不公平だと思いますが。答「いつかは世の事すべて、正される時が来る。いつかは、人はその手に天秤を持ち、自らその傾きを、正さねばならぬ時が来る。自ら蒔いたものを、自ら刈り取る、これが大自然の法、人はこの法から逃れることはできない。あるいは皆さんはこう考えることもある。あの人は傷が軽くて儲かったと。しかしそうで...
『人は自ら蒔いたものを、刈り取らねばならない』シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回はシルバー・バーチ霊の霊訓の中のメソジスト派の牧師との対話からの抜粋です。(問)今、Aは邪悪な生活を送ったままで世を終わり、Bは改心して正しく生きようと決心した。この両者には、他界に入ってからどんな相違が起こりますか。 答「それには聖書の言葉をもってお答えしよう。『人は自ら蒔いたものを、刈り取らねばならない』誰もこれを変えることはできない。人はそのありのままの姿をもって他界に入ってくるーーそ...
憑依とは、霊魂が原因ではなく、人間の側に原因があるということである。つまり人間がそういう憑依の条件を作るからである。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回はシルバー・バーチ霊の霊訓からの抜粋です。(問)地上で邪悪な生活を送り、他界に入ってからも悔い改めないということがありましょうか。答「それは大いにある。そういう状態のままで、何百年も、時には数百年もそうしている者が沢山いる。」(問)そういう霊魂が人間に害を及ぼすということがありますか。答「両者の間に引き合うものがあればそうなる。皆さんにぜひ知って貰いたいことは、霊魂の憑依とは、霊魂が原因ではな...
オーラとは人の目の前に開かれた書物。そこにはその人の言行や思想がすべて記録されている。オーラこそは永遠の審判者。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回もシルバー・バーチ霊の霊言集からの抜粋です。(問)オーラとは何ですか。答「オーラは媒体が発する波長からできている。オーラにもいろいろあるが、地上で知られているオーラとは、肉体のオーラと幽体のオーラである。あらゆる物にはオーラがある、その内に意識があろうとなかろうとオーラはある。オーラは媒体から出る波長だが、その媒体の状態に応じて、波長はさまざまである。だからオーラを見て、その意味が読みとれる人...
意識とは、正邪を見分ける魂の一部、秤(はかり)がどちらに傾くかを教えてくれる標準器。即ち、人間の魂の指標である。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回もシルバー・バーチの霊言集からの4つ抜粋してみました。(問)魂は肉体の内部にあるのですか。答「魂については、内とか外とかという言葉は妥当ではない。魂には内もなければ外もない。魂は全空間に充満している。魂とは意識である。魂は肉体によって限定されるものではない。それは無限を行き来し、進化の高所にまで達し得るものである。もし皆さんの魂が、幽体で遙かに旅行するとすれば、皆さんの魂はどこにあると言えるの...
今回はシルバー・バーチ霊の霊言集から抜粋させて頂きました。(問)死の時、息が実際に止まった時、どんな事が起こるのですか。 答「もし魂の意識がはっきりしていれば、幽体が次第に抜け出ていくのが見える。次いで、ふと自分が霊の世界にいることに気付く。そこで、彼は自分を迎えに来てくれた霊達の存在に気付く。これは新生活を始めるに当たって、なかなか役立つことなのである。もし死の時、魂が意識を失っていれば、助...
祈るということは、叶えられるべき要求が自動的に授かるような条件を整えるために自分自身の波長を高めて、少しでも高い界層との霊的な交わりを求める行為です。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回も「質問に答える」の中からの抜粋です。ーーー祈りは叶えられるものでしょうか。「叶えられる時もあります。祈りの中身と動機次第です。人間はとかく、そんな要求を叶えてあげたら本人の進歩の妨げになる、あるいは人生観をぶち壊してしまいかねない祈りします。そもそも祈りとは人間が何かを要求してそれを我々が聞き、会議を開いて検討してイエスとかノーとかの返事を出すのとは違います。祈るということは、叶えられるべき...
いかなる立場の人間にも人のために為すべき仕事、自分の霊性を高めるべき好機(チャンス)、霊の成長を促進するための機会が与えられるものです。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回も「質問に答える」の中からの抜粋です。ーーー自分の思念にはすべて自分が責任を取らねばならないのでしょうか。「(精神障害などがある場合は別として)一般に正常と見なされている状態においては、自分の言動に全責任を負わなければなりません。これは厳しい試練です。行為こそが絶対的な重要性をもちます。いかなる立場の人間にも人のために為すべき仕事、自分の霊性を高めるべき好機(チャンス)、霊の成長を促進するため...
最高の愛には一かけらの利己性もありません。すなわち、その欲求を満たそうとする活動に何一つ自分のためにという要素がありません。それが最高の人間的な愛です。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回も「質問に答える」の抜粋で、愛について記されています。ーー愛とはなんでしょうか。「気が合うというだけの友情、趣味が同じということから生まれる友愛から、己れを忘れて人のために尽くそうとする崇高な奉仕的精神に至るまで、愛は数多くの形態を取ります。地上では愛Loveという言葉が誤って用いられています。愛とは言えないものまで愛だ愛だとさかんに用いる人がいます。ある種の本能の満足でしかないものを愛だと錯覚し...
今回も「質問に答える」の中からの抜粋ーー各自に守護霊がついているということですが、もしそうならば戦争の最中において守られる人と守られない人とがいるのはなぜでしょうか。「その時点での諸々の事情によって支配されているからです。各自に守護霊がいることは事実ですが、ではその事実を本当に自覚している人が何人いるでしょうか。自覚が無ければ、無意識の心霊能力を持ち合わせていない限り守護霊は働きかけることはできま...
一つの体験、一つの行為、一つの言葉、一つの思念にも、それがいかに小さいものであってもそれなりの意義があります。そのうちの一つが欠けても完全性を失います。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回も「質問に答える」の中から抜粋です。問「永遠の生命を考えると、地上でのこんな限られた物的体験に意義があるのでしょうか。」答「永遠も無数の小さな体験の総計から成り立つのです。一つの体験、一つの行為、一つの言葉、一つの思念にも、それがいかに小さいものであってもそれなりの意義があります。そうした細々とした体験の寄せ集めが永遠を作るのです。そのうちの一つが欠けても完全性を失います。例えば、二,三百名か...
今回は「質問に答える」という形の中からの抜粋です。問「霊的法則は霊界でも地上でも同じ作用をするのでしょうか。」答「違います。こちらでは同一レベルにまで進化した者同士の生活が営まれており、霊格による区別がはっきりしているからです。ですから地上のように比較対照というものがありません。各自がその霊格に合った階層で生活しており、程度の低い者と高い者とが一緒に暮らすということがありません。地上では精神的並び...
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「人がもし、物的生活の奴隷となることを止め、生命の根源へ目を向けるなら、もはや心を煩わす何ものもなく、深い平和が訪れます。どうか内在の神意によって、外的の煩いから離れ、一切生命の核心にある平和と真理を求められるよう。嵐が外に吹き荒れようと、内在の深い平和こそは、一切の力の根源です。そこから、人は必要な導きと支えを常に引き出すのです。平和は物を動かす力です。平和な心から正しい行為が出てきます。焦った...
「私共は幽界のモヤを越え、更に立ち込めた濃い地上の霧の中へ下って来ます。その時、目に映るのは、いかに多くの災いが恐怖によって引き起こされているか。そうです。目に映るのは、災いの源の多くが恐怖に根ざしているということです。人間の心は、未来の怖れ、明日はどうなるか判らないという不安で一杯です。皆さんは既にお判りと思うが、どんなに困ったこと、心煩わすことがあっても、それは一時のこと。自分が大切な教訓を学...
「人間が地上に生を享けた目的は、神の子である霊、これを外に発揮すること、神性の美を、終局おいて、物質の上に表現することです。人は心の中の秘処に進み入り、其処に神の子である神性を発見せねばなりません。自己内在の秘密を学び取らねばなりません。私達は、人が物質に過度に目を向けることを求めたりはしません。何よりも、内に深く深く隠れている、物質の背後にある、本当の創造力の秘密を人が求めることを、願っているの...
「人生には、時には、どうすることも出来ず困りきってしまう事が起こるものです。道が見つからず、決断がつきません。中には、この悩みの解決を、ある霊魂に訴えて、助けて貰おうとする人がいます。こういう人達は、自分を助けてくれるのは、その霊魂だけと思い込んでいるわけです。だが、それは間違いです。彼が助力を訴える相手の霊は、その霊だけに限りません。彼が目を向けるべき霊は、神です。その人がいつも崇敬を捧げている...
「我意と神から来る直観とは全く違ったものです。それを見分けるには、先ず何よりも、我を捨てることです。感情的なもの、欲望を去ることです。不統制の感情、これが直観を妨げる大敵です。波立つ水は影をこわし、何も映すことは出来ません。静かなる水面は、正しくその影を映します。同じ事です、よく統制された静かな平和な魂には、霊的世界が映ります。これが直観、内面の知です。神からの使者、天使達は、皆さんを助けるために...
「無言の友が、貴方の傍に居ます、霊の姿で、彼等は貴方の悩みも喜びも、また、あなたの魂の求めるところも、知り抜いています。一人っきりと、貴方は思っていても、貴方は一人ではないのです。魂の友、貴方の愛する者は、貴方の傍に立っています。一人と感じるのは、貴方が現実の生活で一人っきりであったり、またそういう意識を持つからです。貴方の霊はそんな枠を乗り越えて、愛する者と一つになることは可能なのです。ただ、そ...
「民族間、国家間の誤解や衝突によって、人間の心の平和も、信頼関係も閉ざされています。しかし、地上の人を超える視力でものを見る時、人間は内的には驚くべき成長を遂げつつあるのです。宇宙の星々の霊団から、地上に向けて、光明と愛の光線が投射されております。皆さんは、愛について語り合うことがありますね。しかし、高い世界から放射される愛の本当の力や秘密については、殆ど判っていません。そのような愛と光明と慈しみ...
「霊師達は、何よりも、皆さんが神に素直に身を委ねることを求める。と申しても、決して貴方の人生を苦労なしにしてやろうとか、目を開き意識を高めるに大切な人生勉強をなしにしてやろうとか、そういう事ではありません。心に善意を持ちなさい。素直になりなさい。進んで悩みも重荷も、貴方を見守り導いてくれる霊的な愛に委せてしまいなさい。無私の、援助を求める声があるところ、必ずや吾々はそれに応えることが出来ます。他者...
「地上にも、他界にも、霊師達が居られます。これら諸霊は、更に偉大な霊師達と結んで、宇宙に一大組織を形成しておられ、生命の諸階層で活動しておられます。この組織を大ホワイト霊団と申します。これら霊師達は、過去に様々の苦難をなめ、霊性を清められた結果、その輝きが神の使徒に相応しいホワイト(白色)となられたわけです。霊師達は、静寂の中に、いつも皆さんを待ち受けて居られる。もし出来ることなら、皆さんの目を開い...
「第二のことは、感謝です。神への感謝の念を絶やすことのないよう。これが完全な生に至る秘訣です。神への感謝の行いによって、人は神と道交するものですから。この世に生まれたことを神に感謝しなさい。この世に生を享け、そのおかげで貴方は神性発揮に歩一歩近づける、この事に感謝しなさい。決して一日一日をぼんやりと過ごすことのないよう、生活の一つ一つにその意義を学び取るようにして生きなさい。泥まみれになることが人...
「昔、東方の賢人達が星の導きで、イエスの元に至りました。もし貴方がその星に至りたいなら、どうしても胸に温めて貰いたい二つの事があります。許しと感謝、これです。これが天国の門を開く鍵です。いとも単純な鍵、この教訓を身に付けぬ者は、誰一人天国の門をくぐることは出来ません。イエスは申しました『私達に背く者を私達が許すように、私達の過ちも許し給え』と。許すことは難しい。しかしどうしても人が学び取らねばなら...
「貴方の内に宿る神性に気付く事は、何ものにも勝る霊的経験です。それは貴方の霊的諸媒体の浄化に役立ちます。ひるがえって、貴方の肉体の健康にも有効なのです。人間は四六時中、自分の乗る車ーーーつまり肉体・幽体・霊体などの媒体ーーーの浄化をすすめる事が出来ます。それが貴方の未来の地上生活や他界での生活の有り様を決定します。生命の幾段階が、神の子である貴方を待ち受けています。盲目ではその美を見ることは出来ず...
「皆さんは霊的進歩の道を選びました。そこで毎日こう祈っています、「神よ、私を見捨てないで下さい。私がつまずくことのないように、誘惑に会うことがないように。神よ、私に力を、悪魔のささやきにも挫けぬ力をお与え下さい」と。それにも拘わらず、貴方がたはつまずき、しばしば悪魔の世俗のささやきに負け、神の道を、愛の道を見捨ててしまいます。なぜ、魂はこうした誘惑に耐えねばならないのでしょうか。その答えは簡単、試...
「常に、心の静穏を保つように努めなさい。心から争いと恐怖の思いを消しなさい。これは、愛を学ぶにつれ、出来るようになるものです。師を求めて荒野へ行った、ある新入りの信者の話があります。師はその者を受け入れこう言いました。入門者はすべて、絶えず霊的進歩を目指す強い心構えがなければいけないと。この新入りの弟子は、人並み以上にそうした強い願望を持っていました。しかし唯一、一番大事なものを欠いていました。つ...
「人は神秘を学べば、何か道が開けると思いがちです。だが、霊的神秘は言葉で魂に伝わるものではありません。それは行為です。貴方がその神秘に触れるための行為によるのです。世の全ての書を読み、知識を知り尽くしても、人は依然無力です。それに至る道は唯一つ、日常の貴方の生活如何です。どんなに願い、憧れ、欲求しても無駄です。肝心なのは人類への現実の奉仕です。それがつまらない床掃除であったり、人の嫌がる仕事であっ...
「魂の試練は四種類あります。それは人間の霊的要素と関係しています。第一は『水』の目覚めです。この試練を経る者は『水』の要素を獲得したわけで、その日以後、感情の統制者となります。第二段階は思考の統制です。真と偽、黒と白、表と裏、高い心か低い心かを見抜く思考の修練です。これは『空』の目覚めで、これを経て心の見分け方を身に付けます。次に『火』の目覚め、これは愛の訓練、愛の力の聡明な使い方の修練です。最後...
「個人の問題も、人類の問題も、その回答はすべて、神の意に身を委ねるところにあります。貴方の内在の声『神の意なさるべし』これに従うところにです。しかし、人が神の意のままに従うことはなかなか難しいことです。人は未だ霊的進歩の途上にあるわけですから。それに、自己の力を過信している場合は、とりわけ難しい事です。神に仕えようと思う者は、誰しも重荷と試練に耐えねばなりません。それは、貴方が多くの魂の役立つ者と...
「人の師たること、救世者たること、その資質は限られた少数の人だけのものではありません。神の子はすべて、内にその可能性を秘めています。そして、貴方がたこそ、その神の子、人の師、救世者たり得る資質をもつものです。貴方には自由意志があります。貴方は霊性の開顕に必要な最高な状況に置かれています。それは貴方が神の偉大な計画の部分だからです。一粒の種子の中に、やがて花開く、花のすべての美が隠されています。種子...
「夜空に目を向ければ、広大な星空の拡がりに目もくらみます。しかし、人は空のほんの外側を見ているにすぎないのです。大空の星の一つといえど、一つの偉大な魂ーーー神と私達は呼びますがーーーその指揮下にあるのです。神は星々の命、その活動をみそなわし給う。この太陽系にある無数のもの、それは神の愛の通路です。それらもまた奉仕に生きることによって、同じ愛と同胞性の真理を表現しています。一枚の蝶の翅を思ってみられ...
「貴方が病気の時、また、貴方の愛する者が病んでいる時、貴方は自分の霊を高めて、キリスト、その輝く存在に触れることも可能です。本当にこれが出来さえすれば、一切の病気も痛みも治癒します。キリスト神霊は医師です。キリスト神霊はイエスを通じて、これを行ってみせました。この創造主の治癒力は、今もなお示され続けております。貴方は明日のことが気になりますか。行くべき道が分からないのですか。怖くて一歩が踏み出せな...
ーーー人種によって、身体的・精神的な相違があるのは何故ですか。「それは気候風土、生活様式や社会習慣の相違による。同じ親から生まれた二人の子供の場合も、離れて育って生活環境が違うと、同様な相違がおこる。これは精神的に全く違ってくるからだ」 ーーー人類はそれぞれ別の地域に出現したのですか。「そうだ。しかもそれぞれ時代を違えて出現した。これが人種による相違の一原因である。原始時代の人間は、いろいろな...
ーーー人間の始祖は一人ですか。「いや違う。アダムは人間の始祖ではない。また地上に人間を増やした唯一人の人ではない」 ーーーアダムはいつ頃の人か分かりますか。「西暦紀元前約4000年」 [注解] 伝説では有名なアダムとは、過去にしばしば起こった地殻大変動を生き延びて、現在種族の建設者となった者の中の一人であった。人類発生以来の進歩が、近々6000年前のアダムの時から行われたとすれば、人類の進歩はものす...
ーーー地上に生命が誕生したのはいつ頃ですか。「初めは混沌とした状況であった。混沌の中で、要素が混合された。漸次、これら要素がその処を得、その後、次々と変わる地球の状況の応じて、生物の各段階が現れた」 ーーーこれら生物は何処から来たのですか。「これら生物の種子は地球そのものの中にあって、適当な出現の時を待っていた。有機質はある力によって初めバラバラになっていたが、その力の停止と共に集合し、地上生...
ーーー宇宙は創造されたものですか。それとも神のように初めから存在していたのですか。「確かなことは、宇宙は自成した筈はないということ。では初めから在ったのかというと、それでは神の作品とは言えなくなってしまう」[注解] 吾々の理性によると、宇宙が自らを創ったとは考えられない。また偶然に出来たとも考えられないから、結局、神の創造と言わざるを得なくなる。 ーーー神はどのようにして宇宙を創造されたのですか...
ーーー宇宙空間は無限ですか。それとも有限ですか。「無限である。境界があると考えてみよう。ではその境界の向こうに何があるだろうか。こう考えていくと何もかも分からなくなる。しかしながら、これ以外にどう考えたらよろしいか。従ってどう考えてみても、無限という観念に行き着く。唯この無限という観念は、人間の小さな頭では、とても理解できるものではない」 ーーー絶対の真空というものが、どこかの空間に存在するの...
ーーー鈍重さは物質の本性ですか。「その通り。但し、それは人間が知っている物質の本性であって、宇宙的液状体としての物質の本性ではない。このエーテル的で精妙な物質は、人間からみると重さはない。しかし、これは物質の原理である」[注解]鈍重性は相対的な性質である。宇宙諸天体の引力空間の彼方には、重さなどというものはない、そこに上も下もないように。 ーーー物質は一つの要素からできているのですか、それとも幾...
ーーー霊と物質は別物ですか。それとも、霊は物質の持つ諸性質の単なる一つにすぎないのですか。たとえば、色は光の、音は空気の、それぞれ一性質でありますように。「霊と物質とは全く別物である。しかし、霊と物質の結合があって初めて、物質に知的活動が与えられるのである」 ーーーこの霊と物質の結合は、霊の発顕はつげんにも必要なのですか。(ここで言う霊とは、抽象的に知的原理の意味であって、個性をもった霊魂の意...
ーーー物質は神とともに、永遠より存在したのですか。あるいは、ある時期に創造されたのですか。「神のみが知り給う。しかしながら唯一つ、諸君の理性に訴えて言えることは、愛と慈悲の源泉である神は、一時も休まれることがないということ。いかに深く、神の活動の始原にさかのぼって想像をたくましくしても、いやしくも神が一瞬たりとも、その活動を停止なされたことがあり得ようか」 ーーー物質の一般的な定義として次のも...
ーーー人間は、未知なものの神秘を明らかにする日が来るのでしょうか。「もし人間が浄化を遂げるなら、神秘の扉は一部分開かれるであろう。しかし、あるものに限って、これを理解するには、いま人間に備わっていない能力が必要とされるであろう」 ーーーでは、科学が進歩しても、人間は大自然の神秘の一部を知ることが出来ないのですか。「科学的能力は、人間の進歩の手段として、人間に与えられているものである。しかしそれ...
ーーー神とは、宇宙と別個に在るものですか。また一説によると、神とは宇宙のもつ力と知の結果生じたものと言っていますが、そうですか。「後者の説が本当とすれば、神はもはや神ではない。神が結果であって万物の原因ではないということになるから。神が結果であり、また同時に原因でもあるという筈はあるまい。神は実在する。これを疑ってはいけない、これが一番の基本点である。またこれ以上に出てはならない、出れば迷路に入っ...
ーーー神の本質を人間は知ることが出来ますか。「それは出来ない。人間にはそれを理解する感覚が欠けている」 ーーーでは、神の神秘を理解できるようになりますか。「心の目が物質で曇らされなくなって、進歩して神に近づけば、神を見、神を理解するようになろう」 ーーーもし、神の本性を知ることが出来なくても、神の相貌のいくらかを理解できるようになれましょうか。「ある程度はできる。人が物質を超越していくにつ...
ーーー物が形成された第一原因は、物質の本性の中にあるとは言えませんか。「もしそうだとすれば、物質の本性の原因は何かということになり、常に他に第一原因がなければならない」 ーーー物の形成の第一原因は、物質が偶然に結合したという、いわば偶然説がありますが、これは如何でしょう。「これも愚説である。常識のある人なら、偶然を知的動因と考えることが出来ようか。偶然とは何か。そのようなものは存在しない」&nbs...
神について(神と無限)ーーー神とは何ですか。「神とは至上の英知、一切の第一原因である」 ーーー無限とは何ですか。「始めもなく、終わりもなく、未知なるもの。未知なるものはすべて無限である」 ーーー神は無限と言ってよろしいですか。「それは完全な定義とは申せない。人間の言葉は有限であり、人智を越えるものを定義することは難しい」 ーーー神の存在の証拠は何でしょう。「結果があるからには、必ず原因...
ーーー現段階では心臓移植は必ず失敗に終わると考えてもよろしいでしょうか。「実験そのものは成功するケースもあると思います。ただ私が気がかりなのは、実験そのものが霊的にみて間違った方向へ進みつつあることです。その方向は人間の幸福のために献身すべき人が選ぶべき道ではないということです。現段階のやり方では健康は得られません。健康とは調和状態のことです。今の医学者のやっていることは一時的な部分品の継ぎ合わせ...
ーーー霊的観点から見て心臓移植をどう思われますか。「何ごとも動機が大切です。移植が純粋に生命を永らえさせるためである場合が確かにあります。が、実験を重ねていくうちに実験そのものの興味が先行して肝心の目的を忘れている場合があります。興味本位で無抵抗の動物を残酷な実験に使用することは、霊的観点から言うと褒められた行為ではありません。人間の健康は残酷な行為からは得られません。これまでナゾとされている大自...
ーーー死体は火葬にした方がいいでしょうか。「絶対に火葬がよろしい。理由にはいろいろありますが、根本的には、肉体への執着を消す上で効果があります。霊の道具としての役割を終えた以上、その用のなくなった肉体のまわりに在世中の所有物や装飾品を並べてみたところで何になりましょう。本人を慰めるどころか、逆にいたずらに悲しみや寂しさを誘うだけです。人間は、生命の灯の消えたただの物質となった死体に対してあまりに執...
ーーー病気は教訓として与えられるのだとか人間性を築くためだとか言う人がおりますが、本当でしょうか。「言っていること自体正しいのですが、
ーーー例えば脳神経に異常をきたしてノイローゼのような形で自殺したとします。霊界へいけば脳がありませんから正常に戻ります。この場合は罪はないと考えてよろしいでしょうか。「話をそういう風に持って来られると、私も答え方によほど慎重にならざるを得ません。答え方次第では私がまるで自殺した人に同情しているかのような、あるいは、これからそういう手段に出る可能性のある人に口実を与えていることになりかねないからです...
別の日の交霊会では、親戚の者が自殺をしてしまったという人からの投書が読み上げられた。その最後に「自殺行為は霊的進歩の妨げになるのでしょうか」という質問があった。これに対してシルバーバーチが「もちろんです」と答えると ーーー神は耐え切れないほどの苦しみは与えないとおっしゃったことがありますが、自殺に追いやられる人は、やはり耐え切れない苦しみを受けるからではないでしょうか。「それは違います。説明の...