「打たずとも構わぬ非礼を詫びるのみ帰朝報告柵越え225(新作)」唸るほかない。明日は、ハマスタにGO!だ。不尽【番外】復帰戦で逆転V3ラン筒香
ひとを、ひととき、ひとへに想ふ短歌がメインのブログです。作歌歴約二十年、かつては相聞(恋歌)、現在は専ら雜詠です。
「二の腕の注射の痕は異なりて歳のへだたり愛しかたさへ(新作)」そろそろ長袖の季節、世俗的すれすれかな。ちなみに、ハンコ注射以前の世代に属している。不尽4631首目・・・二の腕の
「シャッターのスピード緩め逃れ去る自由与ふと嘘ぞ生しき(新作)」生し=未熟、不十分ある写真展を見に行った。凡百の意見だろうが、写真は俳句、絵画は短歌。写真は切取り方が生命。瞬発力は、短歌より遥かに要求される。天賦の才なるものは、俳人に多いと密かに考えている。一方、千年以上も続いて来た短歌の鷹揚で融通無碍な佇まい。それを『紡(つむ)ぐ』という言葉に置き換えて理解している。そこが短歌の魅力。、、とまぁ、偉そうに。恥不尽4630首目・・・シャッターの
「感謝してをります忖度とふ漢字書き取りぬ我一国民(いちこくみん)アーメン」本意でございます。、、ゆめお疑いあそばすな。も一度、アーメン。「感謝してをります忖度とふ漢字書き取り学部入試に受かりぬ」、、あれれ?。不尽【番外】・・・感謝二首
「バカヤローかく叫びなば正義とは愛の別名(アノニム)嗚呼クロッカス(新作)」一昨日、固有名詞の歌云々と書いたので、仕掛かり(で以前から残ってたの)を仕上げる。固有名詞たる由縁は、美樹克彦の『花はおそかった』。べラボーな定義してるけど、当時小学校に入りたての児童がこの曲を視聴(聴くだけじゃ駄目なんだよね)した感想を大人として翻訳すると、まぁこんな感じ。然りとて、(かおるちゃんに届けようとしたけど遅くなった)クロッカスを言い当てる自信は今も、ない。ヒヤシンスは、学研の『科学』の付録で水栽培した記憶があるけどね。(苦笑)てな具合に、ゴタクを並べなきゃならないのは、自慰的な駄歌。(恥)不尽4629首目・・・バカヤロー
「真昼間に月光聞きてふと涙落としたる君責めしを悔いぬ(新作)」まぁ、こういうおセンチでウェットな歌が、十八番。汗(門外漢ですが)ポリーニの『月光』(1991年版)を聴いて作りました、一応。笑でも、固有名詞の力を借りるのは、一面において、安直でもある。こんな歌も、、「イマジンは命令形だと奴が言う俺に足りないのはなんだろう。(新作)」不尽4627-4628首目・・・『月光』と『イマジン』
「露なることを畏れど千鳥踏む干潟の面(おもて)しかと濡れたり(新作)」『必殺仕事人』のEDが被さる景色にインスパイアされて作った。(苦笑)乾いてるようで湿っているような干潟、みたいな。不尽4626首目・・・露なる
「二間ほど先の男は椅子の影貧乏ゆすり為す視野検査近し(新作)」緑内障の疑いがあるので、予防的ではあるが、定期的に視野検査を受けている。結構緊張する。不尽4625首目・・・二間ほど
「中城ふみ子読本」を手に、帯広市内の歌人中城ふみ子所縁の場所を巡る旅。「民人(たみひと)がオペレペレケプ立ち拓く豚と一つ鍋ずしりと重し」『帯広発祥の地』碑帯広の語源は、オペレペレケプ(川尻がいくつも裂けているところ)と言われる。帯広の開拓は、他の道内の開拓地と異なり、民間人主導であった。「四つ角の名は数字付す東西(ひがしにし)南北(みなみきた)のみ迷わず歩く」帯広は、「条丁目制」の街。西は1から25条まであり、北に1から9丁目まで、南に1から42丁目までに及ぶ。東は1から15条まであり、北に1から3丁目まで、南に1から30丁目までに及ぶ。「東三条南三丁目にぞ帯広高等女学校ぞありき」ふみ子の母校「北海道庁立帯広高等女学校」は、帯広三条高等学校と校名が変わり、所在地も西23条南2丁目に移転している。「大輪は帯...4619-4625首目・・・帯広行
「再放送エンドロールで存命は切られし悪役のみとなり果つ(新作)」「心付けば歳の差ゆるり縮まりて昭和の俳優黒枠記事よ(新作)」かねがね(特に)新聞の訃報記事について、故人の生前の写真は複数あるだろうに、どのようにチョイスしているのだろう?また、写真の有り無しは、如何なる基準なのだろう?。とぼんやりとだが、考えている。不尽4617.4618首目・・・再放送ほか
「肉(しし)付きが似たる母娘は肩寄せり雄が遺せし咎(とが)怨むごと(新作)」少し官能的だけど、実景は新幹線車中で爆睡してた母娘を見ただけに過ぎぬ。これも寺山修司っぽいか、、な。(寺山修司記念館のパンフレットは手に入れて行った気になる。汗)不尽4616首目・・・肉(しし)付きが
『書をすてよ、町にでよう』ならぬだ。青森への旅行、ならば持っていくべき歌集は「寺山修司」。全歌集といえば、昔は思潮社版。はやぶさの車中で読めたのは、『空には、本』(第一歌集)のみだったが。元来、寺山的ギミックは嫌いではない。久しぶりに読んでアーシーなとこも、イケるなぁと感じ入る。(青森を目指してせいかなぁ。)乗換駅は野辺地。ここまで来て、修司の故郷、三沢に行かへんのか、と言われそうだが、目的地は、下北だ。「青年の働く血潮ふつふつとブラインドタッチで誰(た)を屠(ほふ)らんや(新作)」ちょっとだけ、修司風?不尽4615首目・・・『歌集をもてよ、旅にでよう』
「母提げし買い物かごはセロ縄の薄紫よ今日一日分(新作)」「応用を知らねば手には入れ難きカジキのレシピ手をこまねきぬ(新作)」昭和のあの買い物篭は、『セロ縄』なるものを編んであった(セロ縄編み)と知る。毎月入手するスーパーのレシピ集に、「カジキ」が時々出てくる。でも、私が住む土地では、とんと見かけない。不尽4613-4614首目・・・お買い物(二首)
「姉妹(きょうだい)を我持たざればお姉さん思ひ続くるアイドル歌手なり(新作)」「姉妹(きょうだい)を我持たざれば妹は得体が知れず謎めきてをり(新作)」「兄弟(きょうだい)も我持たざればかかる時励ましくるるや兄といふもの(新作)」「兄弟(きょうだい)も我持たざれば弟は母に似るべしかつて思ひき(新作)」生没年も含めて判る内に「血族」だけはと思い、家系図を作る。一人っ子で、兄弟姉妹がいないので「傍系」が少なくて、まだまだシンプルなほうかもしれない。『一人っ子』を寂しいと思ったことはほとんどなかったけど、兄弟姉妹で欲しかったのは、断然、「あね」の一択。まぁ、自分の弱さがでてるメンタリティだねぇ。不尽4609-4612首目・・・兄弟姉妹(けいていしまい)
「やみくもに一話完結させんとて分離式信号立ち竦みけり(新作)」歩車分離式の信号は待ち時間が長い。、、ので、できた歌。不尽4608首目・・・やみくもに
「複眼で宿り場探すは容易きか背戸の蜻蛉颶風近し(新作)」ふくがんでやどりばさがすはたやすきかせとのせいれいたいふうちかし基本、実景だけど、この手の歌は下手だねぇ。四句、五木ひろしの『浜昼顔』がよぎる。(この歌詞は、何と寺山修司だ。)不尽4607首目・・・複眼で
「ブログリーダー」を活用して、oyedih922さんをフォローしませんか?
「打たずとも構わぬ非礼を詫びるのみ帰朝報告柵越え225(新作)」唸るほかない。明日は、ハマスタにGO!だ。不尽【番外】復帰戦で逆転V3ラン筒香
「洗はんと抱き締むダウンの柔らかさ戻ると信ずる甘えなるかも(新作)」官能的なクリーニング、(笑)不尽5031首目・・・洗はんと
「ふりがなを得々ふれば知らぬ間に付きしが離(か)るる心ありしも(新作)」相聞のつもりが、作歌の際の自戒の歌になってしまった。不尽5030首目・・・ふりがなを
「白き羽根開き閉じては開く蝶まぼるあなたのなだらかな息(新作)」まぼる=見つめる菜の花畠、、。不尽5029首目・・・白き羽根
全集(筑摩書房1975年版)で、葉山嘉樹(1899年(明治33年)生、1945年(昭和20年)没)の全小説と8割方の随筆を読む。プロレタリア文学における葉山は、非共産系の労農派。機関誌の名から文戦派、描く対象から素材派とも呼ばれる。プロ文者には、「生活と芸術」の問題に思想が関わってくる。いわゆる「転向」問題だ。葉山も、1930年代初頭以来の思想弾圧により、東京における文筆生活に見切りをつける。東濃地方に居を移し、ゆるやか(?)に「転向」し、半農半作家生活に入る。葉山の作家活動は約20年。前半の10年がプロ文、昭和9年以降の後半10年余が民衆文学、農民文学となる。プロ文時代は「海に生く人々」・「淫売婦」・「セメント樽の中の手紙」が鉄板のベスト3。「海に生くる人々」の感想は、以前(4966首目)に書いたとおり...5028首目・・・葉山嘉樹を読む
「二人乗り許されざるを知らぬよに赦らされざるを識りたるふたり(新作)」街なかで自転車の男女の二人乗りを見た。なんだか久しぶりで妙に新鮮だった。不尽5027首目・・・二人乗り
観音崎まで行けば日本武尊伝説の走水神社に行くべきなのだが、、、スルー。神話から下世話に流れしまった。横須賀平和中央公園、、「これっきり坂」に向かう。「これっきり坂を下ればその言葉もはや縋らぬ捨て鉢乙女(新作)」『横須賀ストーリー』、、。これっきり坂はもちろん俗称。作詞家はこの坂をイメージしたらしいが、歌手は別の坂をイメージしていたなどの言説もある。いや、これは現代の神話かもしれぬ。俗称なので、案内板などはない。入口を間違って、これっきり坂を下る羽目になった。で、詠んだ歌。坂を下れば直ぐに京急の横須賀中央駅前。ホームの駅メロは当然『横須賀ストーリー』である。ここまで来れば行くかねばなるまい、追浜駅。「DOCKOFBAYSTARSYOKOSUKA」、ファーム練習場だ。「幾たりの若者漕ぎ出す大海ぞ上りてセ界の星...5038-5040首目・・・横須賀行(その2)
「辿り着きし君の扉のボタンにもatyourownrisk(自己責任)と透かせば書かれぬ(新作)」喫茶店で『TheLongAndWindingRoad』(ポール・マッカートニーのライブもの)がBGMで流れたのを聞いて詠うった。不尽5026首目・・・辿り着きし
YouTubeで、2週間限定全編放映。『時をかける少女』。とても好きなので、2日続けてみてしまう。「細くとも撓る身体(からだ)の若き娘(こ)の精神(こころ)の撓りいと安げ無し(新作)」やすげなし=きがかりだ。「石段を登るときにも下るときもつぼみの決意を宿せし知世(新作)」・・・坂のまち、尾道。不尽5024.5025首目・・・時は41年が流れた、、
「立てかけてゐるにすぎざる看板はお察し通り替ふるも易し(新作)」皮肉を通り越して馴れ合いの歌不尽5023首目・・・立てかけて
『入れ子なる人形最も小さきが笑つてゐると思ふべからず(新作)」マトリョーシカ、、皮肉なんだが下手歌なんで伝わらない。(汗)不尽5022首目・・・入れ子なる
「手を翳せ揺らせハマスタ応援歌アーチを架けむ我等が225(新作)」【前奏:横浜の空高くホームランかっとばせ筒香〜】さぁ打て筒香飛ばせ空の彼方横浜に輝く大砲かっとばせホームラン打とうが、打てまいが、ともかくよかった。例えボロボロになろうとも、他のユニフォームを着た筒香を見たくなかった。不尽5021首目・・・手を翳せ
「高鳴きのひばり翔けあがる菜畠は春よりほかに容れるものなし(新作)」自然詠が苦手。自然を愛でる能力に欠けてるのだと自認。つくづく俳句向きではない。小理屈を捏ね回して57577を作っております。(汗)不尽5020首目・・・高鳴きの
「捨つるものことさら忘れものとして忘れまほしき旅立つ重さ(新作)」まやかし、、、。不尽5019首目・・・捨つるもの
「ポスティング7年8年FA権「I✭YOKOHAMA」(あいらぶよこはま)形容(かたち)さまざま(新作)」筒香の件、出戻りなるか大詰めの段階。取っても守るとこないぞ、いやいやTAはどうせ怪我する、来季は佐野がFAだ、とか。精神衛生上、極めてよろしくないのである、、。不尽5018首目・・・ポスティング
「打つほどに遍く心に届きしが打つほど離れし近くの心(新作)」このまま、一件落着っぽく終わるのか、、やや気がかりだが、、。不尽5017首目・・・打つほどに
「日記をば読み返しをり掘り起こせば墓の深さはまちまちなりて(新作)」日記はある意味、記憶の捨て場。ただ記憶の深浅は自ずと異なる。不尽5016首目・・・日記をば
「犬猫の区画は供花(くげ)が密にしてペットは愛のみ遺せり方(かた)や(新作)」供花が疎らな人の区画。人に対しては死んでも「憎」や「怨」を断つことができないのだろう。不尽5015首目・・・犬猫の
「凡打あり美技あり三桁(みけた)の番号を背負ふ彼等の止まざる競争(新作)」ファーム戦を連日観戦。三桁背番号の「育成選手」は、一軍の公式戦には出場できない。彼等がスタジアムでプレーする姿と出会えるのは、ファーム戦だけた。2日間で100番、116番、133番、144番、193番と5人の育成選手がプレーする姿を見た。当面の目標達成は、二桁背番号=「支配下登録選手」なのだろう。Hangin.threedigits!Bravo!Fabulous!Shōta!初登板6回2安打無失点9奪三振勝利投手!不尽5014首目・・・凡打あり
「壁つくりタメを産み出し面で打つ悩めど十(とお)に七はしくじる(新作)」ファーム戦を観戦。バッターの素振りの練習を見ていると、圧倒的にアッバースイングが多いことに気づく。今更ながら「フライボールレボリューション(革命)」を実感する。いかなるスイングが理想なのかは、おそらく結論が出ない奥深い議論なのだろう。不尽さて、明日はいよいよShōtaのメジャー公式戦のデビュー戦だ!5013首目・・・タメ作り
「誰(た)も春の椿事(ちんじ)と言はざる快進撃誰(たれ)が相手ぞ日本シリーズ(新作)」交流戦もそろそろなんで、一首。いいぞ!今永!がんばれ!ソト!まってるぞ!健二朗!数ヵ月後に笑い話になるような予感が拭えない(哀しい性である)ので、番外!汗。不尽【番外】・・・誰(た)も春の
「訣別のメールを流石に消去せりあかずの踏み切り熱きこめかみ(新作)」流石なり=そうはいっても、やはりおセンチMAXにするなら、初句は「お別れの」。笑不尽4777首目・・・訣別の
「遅寒に牡丹のごときシュシュ落ちて止まれぬ決意この女(ひと)もまた(新作)」下の句の思い込みが、ならでは、、。不尽4776首目・・・遅寒に
「改行のたびに減衰する愛に気づかれざらむゲルボールペン(新作)」「嘘を書くときの替え芯0.9mm(コンマ9ミリメートル)ぞ愛滴らせ(新作)」文字を手書きするのは、多いほうだろう。まぁ、悪筆だが。ただ、昨日の懸想文は、アンドロイドで書いた?メールだったが、、。不尽4774.4775首目・・・手紙2首
「そくそくと溶けゆかん虹惜しむまじつと出会ひたるよろこびをこそ(新作)」一昨日のNHKFM『ジャズ・トゥナイト』(キース・ジャレット集)のラストナンバーは、『虹の彼方に』だった。不尽4773首目・・・そくそくと
「選ばれつ川面を滑る花びらに帰らう告げざるままふたりして(新作)」初句が鍵。花びらはもちろん一枚とは限らない。不尽4772首目・・・選ばれつ
「柔らかき心目覚めつ刻みをり新じゃが新玉春キャベツかな(新作)」味音痴だが、包丁の当たりが心地よいので詠んだ歌。不尽4771首目・・・柔らかき
「かき鳴らす若者いつも前のめり手を置く愚かなる生き物われ(新作)」4月25日は尾崎豊の命日。没後31年。者と物。若者は人間だが、さて、みたいな歌。不尽4770首目・・・かき鳴らす
「本日のコーヒーとのみ注文(オーダー)し豆の名と味区別つかざり(新作)」「皮切りの客となりせばマスターは己が好みの唄もの流しつ(新作)」「ラテアート下手と呼ぶにはいとほしや花崩るるまで文庫に耽る(新作)」(いとほし=気の毒)行きつけと呼んでもいい喫茶店が3軒ある。コーヒーチェーン、ジャズ喫茶、カフェレストラン。不尽4767-4769首目・・・喫茶店三首
「相づちを求むるそぶり然れど投ぐるボールやまなり過去に向かひて(新作)」FMで、拓郎の『春だったね』が流れたので詠んだ。拓郎は、三回目だけ、♪春だったんだね♪と歌う。不尽4776首目・・・相づちを
「非は我にありと認めむプラカード柔き拳で割らむとするも(新作)」お似合いのヘタレ歌、、汗。不尽4765首目・・・非は我に
「幾粒の涙注がば頷かん斑(まだら)チューリップ茎太くして(新作)」斑入りのチューリップの花言葉は、、、。不尽4764首目・・・幾粒の
「幾許の痛点持てり棄つるとき感情線を指で辿りぬ(新作)」悲しみの数値化という無益な行為。不尽4763首目・・・幾許の
(水戸駅、水戸黄門助さん格さん像)「烈公の溢るる気迫にふさわしき咲き乱るる梅春の魁(さきがけ)(新作)」烈公とは、水戸藩第九代藩主徳川斉昭こと。(偕楽園、表門)(東西梅林)(好文亭楼閣よりの千波湖)「学びし場されど蟄居の身となりて至善はもはや瞑目にのみ(新作)」(弘道館正庁)(要石歌碑)行く末も踏みなたがへそあきつ島大和の道ぞ要なりける斉昭自詠。(至善堂御座の間)徳川慶喜は、大政奉還後、駿府に送還されるまでの間、至善堂に蟄居していた。「濠跡を貫く鉄路定府(じょうふ)をば強いられし水戸軽きを思ふ(新作)」二の丸と本丸を隔てる大堀切に敷かれた水郡線。水戸市はあまりにも徳川一色なので、私にとっては詩情がたいして動く街ではなかった。散歩もまさに逍遙だった。(050308-09)4760-4762首目・・・水戸市内逍遙
(笠間稲荷神社大鳥居)「胡桃の木密なる中に御座(おわ)しなば神木となす笠間の稲荷(新作)」(笠間稲荷神社、笠間市)日本三大稲荷、胡桃下稲荷とも。「赤穂へと移封されしは祖父長直付き従ひしは祖父良欽(よしかね)ぞ(新作)」(大石邸跡の大石良雄(内蔵助)像)国替え前は笠間藩主であった浅野家。「赦されて結びし庵稲田郷聖典著し広がるこころ(新作)」(西念寺(稲田禅坊)、笠間市)教行信証御製作地親鸞上人は、後鳥羽上皇の御代に承元の法難により越後国国府(上越市)に流罪となっていた。今年が立教開宗800年目にあたるとされる浄土真宗。西念寺における『教行信証』の制作年からカウントしたものだ。「大波かあるいは小(さざ)波畏(かしこ)くも磯の鳥居に降り立たるるとき(新作)」(大洗磯前神社、大洗町)「日召の維新はならずも深浅の裂...4755-4759首目・・・水戸周縁逍遙
「おもむろに息あわせたるレガッタの返す櫂(オール)の赤ぞまぶしき(新作)」風雨を気にせず長い橋を歩いて渡る季節、、ボート部が水上練習を再開。不尽4754首目・・・おもむろに
「外しぬは恥ずかしやがて外さぬが恥ずかし宜(よろ)し大和(やまと)のわれら(新作)」「良し」ではなく「宜し」。まっ、いいんじゃね、ってとこ。不尽【番外】・・・外しぬは
「折り返しぬ裾を戻しつ踏み出せり然なりこの年春来にけらし(新作)」暖国の人には無縁の歌、、。五句は、持統天皇っす。汗。不尽4753首目・・・折り返しぬ
「ビルの名を一文字残し桜花窓を埋まむひとりの今年も(新作)」「咲くサクラ慈悲無く散りて忘れない彫らるる碑(いしぶみ)覆い隠せり(新作)」二首目は、アンジェラ・アキの『サクラ色』(2007)を聞いて作った。不尽4751.4752首目・・・さくら二首
「半年を隔てつ夢で会ふ人よじやあまたね猶(なほ)言ひ逸(そび)るれども(新作)」夢を見れば、必ず日記にメモをする。目覚めたら直ちに書き込む。だから夢の中身は、いつも日記の一行目だ。不尽4750首目・・・六ヶ月