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竹とんぼ https://blog.goo.ne.jp/take10nbo

先達の秀句を味わいながら<br>自得の一句を求めて多作多捨です<br>古希すぎの晩学で楽しみながらの遅々緩歩です<br>

古希近くからの俳句入門 たくさん作ってたくさん捨てる、ついでに恥もたくさんかく これをずーっと続けています

小林たけし
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2019/03/30

1件〜100件

  • 第1回遊牧全国俳句通信句会の結果

    第1回Y結社全国俳句通信句会の結果基次さんの呼びかけで実現した全国規模の通信句会参加はメール利用に限られたことからふだんから親しくさせていただいているお名前がないのが寂しいが始めてお見受けする方から選をいただいたりでなかなか刺激的だ今回は記念の第一回というわけで何人の参加者がおられるかと期待は大きかった仁先生、伶代表も参加されていて18名の名前があった参加者は18名5句投句6句選(内特選1句)高得点句石を蹴る・・・・・・・・・・・・葉月選/9人消えし・・・・・・・・・・・・仁残り蚊や・・・・・・・・・・・・たけし選/6特選美絵さんの選評 ☆鬼簿とも言うが、亡くなった親しい人を想う時〈火〉のような過去もあったのかも知れない。今は〈残り蚊〉のような儚い思い出が切ない。胡桃割り・・・・・・・・・・・・仁選/5こ...第1回遊牧全国俳句通信句会の結果

  • 2022.9.13 鎌倉通信句会結果

    2022.9.13鎌倉通信句会結果Y結社の全国通信句会が今月から始まり、その投句〆切が15日なので投句する俳句が足りなくなって困っているなんとか10句を選んで半分ずつに割り振った全国の句会は参加数もメンバーも初回という事で皆目わからないこの鎌倉句会を大切にしたいと思っている今回も参加者は9人総投句数455句選特選1句を含む5句投句の5句選内1句特選〈高得点句〉4点10さるすべり・・・・・・・・・・・・恒子4点26慟哭の・・・・・・・・・・・・道郎4点38のぼる蟻・・・・・・・・・・・・浩*道郎さんの句は私も特選にいただた私の成績は・・・・・ざわざわと・・・・・・・・・・・・②特選収三さんの選評*船底に近い船室だろうか話し声がやまない。船窓からは名月が顔を出している。ほっとくつろげるひと時だ。処分せし・・・...2022.9.13鎌倉通信句会結果

  • 俳壇10月号 新句集の人々に新作7句掲載

    本阿弥書店から句集「裂帛」を出版したご縁で俳壇10月号にこのようなページを載せていただいた何人もの俳友から祝福のメッセージをいただいた俳句同好者のアンテナに敬意を払うことになった俳壇10月号新句集の人々に新作7句掲載

  • 2022.9.12㈪ 現代俳句協会栃木支部昴句会

    2022.9.12㈪現代俳句協会栃木支部昴句会 新型コロナの第7波の猛威はまだまだ強いが栃木県での行動規制はゆるんできて句会の催行は許されることになった それでも感染を危惧する人は欠席しているので平時よりは参加者は少ない男性は会長、満さんと私の3人だけだった 17名3句投句総投句数51句5句選内特選1句(2点カウント) 高点句④以上右肩が・・・・・・・・・・・・⑦富美子うたごえの・・・・・・・・・・・・⑥浩一待針の・・・・・・・・・・・・⑥璋子下り簗・・・・・・・・・・・・⑤冨美子上向きに・・・・・・・・・・・・⑤たけし残り蚊や・・・・・・・・・・・・⑤たけし秋日さす・・・・・・・・・・・・④堀絹糸で・・・・・・・・・・・・④洋子針穴を・・・・・・・・・・・・④廣子母校いま・・・・・・・・・・・・たけし*...2022.9.12㈪現代俳句協会栃木支部昴句会

  • 2022年9月3日 神田通信句会まとめ

    2022年9月3日神田通信句会まとめ投句参加者22名総投句数66句6句選特選1(2点カウント)を含む高得点句⑤点以上烏瓜・・・・・・・・・・・・⑫伶カデン実・・・・・・・・・・・・⑪伶永遠の・・・・・・・・・・・・⑥伶星流る・・・・・・・・・・・・⑨仁新米の・・・・・・・・・・・・⑥浩あけび口あけ・・・・・・・・・・⑤公子雁わたり・・・・・・・・・・・・・⑤公子ガリラヤは・・・・・・・・・・・・⑥池田狐の剃刀・・・・・・・・・・⑤浪岡落蝉や・・・・・・・・・・・・⑤たけし*特選公子さんの選評*力なく命たえだえの落蝉、まだ片翼は夢を飛んでいる。悲しい景*1句が高点句にランクインそれにしても伶さんの得点は尋常ではない私の成績赤とんぼ・・・・・・・・・・・・⓵葦の花・・・・・・・・・・・・⓪*新しみが全くない納...2022年9月3日神田通信句会まとめ

  • 2022年8月27日㈯ 新宿句会

    2022年8月27日㈯新宿句会通信句会に再移行しての句会投句〆切は月例句会日の第4㈯選句〆切は9月1日でその結果がメールにて報告されてくる今回も参加者は10名5句投句選句は6句(内特選1句)持ち点は⑦点私の成績いきざまを・・・・・・・・・・・・選/2(栗林・川森)百物語・・・・・・・・・・・・選/1(長井)旱星・・・・・・・・・・・・選/2(道郎・長井)高西風や・・・・・・・・・・・・秋すだれ・・・・・・・・・・・・たけし*無得点句が2特選句なし女性俳人の選はゼロこれは問題だ*総得点5は参加者10名中の5位タイで同位が3人高点句思い詰める・・・・・・・・・・・遠山選/6鬼胡桃・・・・・・・・・・・・・選/4ねぶた跳人・・・・・・・・・・・・工藤選/4*やはり新しい句材、新奇な表現あたりまえではこの句会は通...2022年8月27日㈯新宿句会

  • インターネット句会 俳句の輪 2022.08

    ブログ記事での発表も既発表句となるので記事中の作品は一部だけの表現にするようにとのアドバイスを頂いた句集上木以来投句は極端に減らしているので差しさわりはないのだがアドバイスにしたがうことにした前回は⑦得点句があって久しぶりに最高点をゲットしたが今回は低位い低迷だった・・・・・・・・・・・・吹きガラス③・・・・・・・・・・き物語⓵・・・・・・・・・・・・懺悔室⓵*無得点句がなかったのを可としてなぐさめることにしたが1句目煌きが安易すぎるとの指摘があったのは納得、まだまだ安易な表意があるのが明白だ。2句目、3句目は未完成作品のようでいただけない総投句数71句参加者18名総得点数の順位は10位タイ高得点順位は7位タイ来月は上位をと思っているインターネット句会俳句の輪2022.08

  • 2022年8月10日  野木俳句会の結果

    2022年8月10日野木俳句会の結果リアルの対面句会ができるようになったと思ったらまたまた新型コロナの感染爆発で7月は休会となり8月は通信句会となった今年度から担当が晶さんになっての初めての通信句会だ晶さんからは「頑張ってみる」との心強いメッセージをいただいていた投句案内、投句のまとめ、選句案内、選句のまとめ、一連の作業を終えてその結果が本日送付されてきた申し分のない仕上がり若干の危惧は杞憂に終わった晶さんのご苦労に感謝するばかりだ大きな拍手を送りたい総員18名各自3句投句の総投句数54句5句選高得点句⓸得点以上迎え火や君の選んだ服を着るたけし⑦波の音集めてたたむ白日傘鶴枝⑦ハンモック宇宙遊泳へと続く鶴枝⑤未だ解けぬ心の乱れ青蜥蜴鶴枝④子蟷螂物言いたげな網戸越し中山④日常を壊さる予感揚羽舞う和子④身の裡に...2022年8月10日野木俳句会の結果

  • 62回 白鷺俳句会 2022..8.16

    62回白鷺俳句会2022..8.16参加している句会は全部で7つコロナ禍の再燃ででほとんどが通信句会になったり休会なのだがこの白鷺句会はリアル句会を催行している参加7名(投句参加1名)4句投句総投句数28句前月に続いて、兼題<等>の1句が含まれる5句選(うち特選1)たけしの成績ざわざわと・・・・・・・・・・・・⓪からすうり・・・・・・・・・・・・⓵残り香は・・・・・・・・・・・・②伽見舞い・・・・・・・・・・・・③総得点⑥持点⑥を辛うじてクリア62回白鷺俳句会2022..8.16

  • 現代俳句協会本部のインターネット句会 8月

    現代俳句協会本部のインターネット句会8月 合同句会25回2句出句184人367句句 拙句の得点と選評 迎え火や君の選びし服ばかり⑤点・お盆になって、ふと気がつけば着ているものは先に逝った妻の揃えてくれたものばかり。早く逢いたい気持ちの募る迎え火の日。(祐)・切ない(こみかん)・切ないですね。(若水 烏瓜指切をする共犯者⓵点・「共犯者」とは面白い。自分一人だけの責任じゃないぞとの意思表示。(六甲虎吉) 会員限定16回3句出句57人171句 拙句の得点 母校いま男女共学からすうり⑦点・甲子園の高校野球をみても、元女子校・裁縫学校の高校も多々出場しています。烏瓜の色合いが鮮やかに目に浮かびます。(一清)・男子校が少子化により、共学になったのだろうか。蛮カラ学生の戸惑いが、からすうりに感じ取れる。(寺子屋).同感...現代俳句協会本部のインターネット句会8月

  • 2022.8.9 鎌倉通信句会結果

    2022.8.9鎌倉通信句会結果鎌倉句会は今回も通信句会になってしまった視力を思えば時間に制限のない通信句会は負担が軽いのだが句会はやはり生の合評が楽しいので、残念だった前回はリアル句会で目標達成という結果だったのだが今回は9人中最下位総得点②という結果それも浩さんの特選で採点者は一人だけというものだったのだから何も言えない今回は9人5句投句の5句選内1句特選〈高得点句〉6点34広島の・・・・・・・・・・・・美木*本句は私も特選にいただいた4点20昨日から・・・・・・・・・・・・仁*平易な表現そのまま受け取って良いのか悩んだ句私の成績は・・・・・伽見舞い・・・・・・・・・・・・②栗林浩さんの特選選評*通夜の夜、ご遺体に終夜付き添いながら、遠くで稲妻が一度だけ光ったのを見た。音はない。なにか故人に結び付けて...2022.8.9鎌倉通信句会結果

  • 神田通信句会まとめ 2022年8月9日

    7月は対面句会だったので私は不参加だったこの句会はまだ出席したことがない熟達者ばかりの句会なので気後れして勇気がないのだどの句会よりも低位低迷しているのだが・・・・・投句参加者23名総投句数69句7句選特選1(2点カウント)を含む高得点句⑥点以上白桃に・・・・・・・・・・・・伶⑪男来て・・・・・・・・・・・・仁⑥死を隠す・・・・・・・・・・・・鈴木⑥旱星・・・・・・・・・・・・池田⑥いもうとの・・・・・・・・・・・・吉岡⑥からすうり・・・・・・・・・・・・たけし⑥*特選道郎さんの選評幼きころ夕暮れまで遊び、親には内緒よと言いながら指切りをした遠い記憶。危ない切ない記憶にからすうりが効果的。*特選野村正孝さんの選評他の木にからみつき伸びていく白いレースのような烏瓜。ひらがな表記と指切りから、幼さと女性の印象...神田通信句会まとめ2022年8月9日

  • 2022年7月23日㈯ 新宿句会

    2022年7月23日㈯新宿句会今月からまた通信句会に戻ったリアルに句友と合評しながらこその句会なのだが通信句会は作句も選句も時間がかけられるメリットもある出席参加10名(含欠席参加1名)5句投句で総投句数60句6句選(内特選1)私の得点残り香はやっぱりシャネル懺悔室たけし選/2(栗林特選栗林さん特選の選評☆垢ぬけた海外詠でしょうか?シャネルに若干ありふれ感があるので、「やっぱりシャネル」を消して「夜間飛行か」とする手もありますかね。ただしこの句、結社によっては無季句とされる心配がありま火取虫芳名録にただ美智子たけし選/1(百磴の先に観音夏つばめたけし炎帝の槍の突き痕秋吉台たけしよびもどす風のあまがみ心太たけし*総得点3は参加者10名中の最下位だった、救いは同位が3人いた*最高点は⑦で栗林ん、総得点最高点は...2022年7月23日㈯新宿句会

  • インターネット句会 俳句の輪 2022.07

    インターネット句会俳句の輪2022.07この句会はメンバー制なので、ここでの発表句は一般的には未発表扱のようである。各種大会などへの投句を止めているのだがときおり既発表と認定された経験があるので投句先は絞られる久しぶりの報告です交番はいつも空っぽ燕の巣⑦なんと総投句数80句の第一位でした*選評いただきました何度か困った覚えがあります。空っぽの交番と燕の巣の取り交わせが素敵です。あとの句は不評でした来し方に炎と灰と青岬⓵軍服を解きて漢のクールビズ顔認証一か八かのサングラsスこの3句はともに季語が適当でないように思われてならないインターネット句会俳句の輪2022.07

  • 61回 白鷺俳句会 2022..7.19

    61回白鷺俳句会2022..7.19停車するはずの無い快速電車が私の座っている駅のベンチの前に急停車してものものしいいでたちの救命具を携えた人々がやってきたあとで分かったことだが人が飛び込んで電車のフロントガラスが割れたという飛び込んだ人は電車の連結部分で発見されたその車両は私の座っていたベンチの直ぐ前方だったのには驚いたそんなこれやで電車はいつ発車か不明になった17日に79才になっての初めての句会前月句集上梓のお祝いをされている事もあって欠席はできない急遽次女に連絡して会場まで車で送ってもらったなんやかんやと世話をかける老人になっていることを又実感する参加7名(投句参加1名)3~4句投句総督数29句5句選(うち特選1)たけしの成績糸とんぼ時刻表なき渡し舟⑤サイレンは高校野球昼寝覚め②全身に光る流汗吹きガ...61回白鷺俳句会2022..7.19

  • 現代俳句協会本部のインターネット句会 7月

    現代俳句協会本部のインターネット句会7月合同句会22回2句出句179人358句句無得点句224句拙句の得点と選評糸とんぼ時刻表なき渡し舟⑮*なんと最近の不調を払拭最高点⑮を頂き、下記のうれしい選評をいただいた【選評】•糸トンボも乗船を待っているかの様。(よしむらえい志)•景色が浮かびます。(ツルキジ)•時間が止まっているかのような懐かしい日々よ(山田越風)•目の前に飛ぶ糸とんぼ。その先に時刻表等見当たらぬ船着き場。遠く去り行く渡し船。絶妙のカメラワーク。(思案橋紅明)•葛飾区矢切の渡しに行った時の事を思い出しました。すぐ目の前が反対岸なので二人でも船頭さんが出してくれました。(スカーレット)•中七、下五ののんびりした雰囲気と季語が相まって安らぎを感じます。(爽)•季語が働いています。(椋本望生)•糸トンボ...現代俳句協会本部のインターネット句会7月

  • 2022.7.12 鎌倉句会結果

    2022.7.12鎌倉句会結果鎌倉句会はリアル句会になって3回目だ6月報告できなかったが7人の句会で6句選、内特選1の内容での句会だったが私は総得点で②という期待外れの結果だった今回も7人席題1で6句投句の5句選内1句特選で進行した披稿は美木さん司会進行は仁先生総投句数は47句寛さんの5句の欠席投句が追加された高点句は以下の3句で私の1句がすべりこんだ夏至過ぎの・・・・・・・・・・・・仁③木槿白花・・・・・・・・・・仁③糸とんぼ・・・・・・・・・・・たけし③*仁先生の2句とは違う趣きの拙句だが評価された中六が議論になって盛り上がった私の他句の結果はいかのとうり顔認証・・・・・・・・・・・・⓪赤鉛筆も・・・・・・・・・・・・・・⓪傷心の・・・・・・・・・・・・⓵砂浜に・・・・・・・・・・・・子⓵ぶすぶすと・...2022.7.12鎌倉句会結果

  • 2022年5月28日㈯ 新宿句会

    2022年5月28日㈯新宿句会コロナ禍が落ち着いてきて対面句会になって2回目となる少し早めに新宿に着いて駅近くの牡蠣専門店で「牡蠣御膳」の昼食を頂いた会場近くのオープンテラスでコーヒーを飲みながら時間調整をして会場へ向かう家政会館2Fの会場はコロナを意識して換気が万全出席参加10名欠席参加2名5句投句で総投句数60句6句選(内特選1)私の得点卯の花腐し・・・・・・・・・②晩生は・・・・・・・・・・・・・②初つばめ・・・・・・・・・・・・⓵しあわせは・・・・・・・・・・・・⓵人の世に・・・・・・・・・・・・⓪*<卯の花腐し><初つばめ>の2句に主宰の選を頂いた総得点は⑥で特選葉なかった。総得点獲得推移休④③⑧⓪⑥平均4.2平均⑥を目標にしているがほど遠い前月の⓪が利いて五kる2022年5月28日㈯新宿句会

  • 晩学に小さき応え冬苺 たけし

    古稀を目前にした2012年ふと立ち寄った生涯学習センターでの俳句講座から丁度10年になる以来、新聞俳壇、雑誌などへの投句に合わせて地元の同好会への参加、結社への加盟などを経て作句数は6000句にもなる晩学に小さき応え冬苺こんな俳句を初学の際に作っている思うところあって全て新聞、雑誌、各種大会への投句を中止している結社誌への投句原稿と、句会での出句だけになっている新しい俳句的日常が出現してきていて俳句に苦しみことが無くなっているしばらくはこうした俳句を楽しみたい晩学に小さき応え冬苺たけし

  • 2022年5月25日  野木俳句会の結果

    2022年5月25日野木俳句会の結果1月は休会、2~3月は通信句会、4月は夏生先生が所用で欠席全員での対面は今年はじめてのくかいとなった和子会長のあいさつのあと設立35周年記念号から継続している「槐の風第4号」の配布を行った㋃に入会の小山内さんに続いて今月も2名の入会があった黒磯、宇都宮からの参加で句会は全県区の様相になってきたゲスト参加の浩二さんもいて総員17名各自3句投句の総投句数51句5句選司会進行は鶴枝さん、途中で10句だけ晶さんが担当した高得点句⓸得点以上初夏や・・・・・・・・・・・・晶⑨心太・・・・・・・・・・・たけし⑥夕闇の・・・・・・・・・・・・鶴枝⑤耳鳴りの・・・・・・・・・・・・慶三⑤一叢の・・・・・・・・・・・・和歌子④*晶さんの句は夏生講師の絶賛だったまだ1年たらずの経験という晶さん和歌...2022年5月25日野木俳句会の結果

  • 2022.05.23 栃木句会

    2022.05.23栃木句会ウィズコロナが定着してきたのかどこの自治体もそれなりの感染予防措置をすれば集会はフリーになって来ている会場は元小学校をリニアルした立派な施設だ今回は鶴枝さんが1年ぶりの参加で小山駅から同道した参加11名総投句数55句6句選司会進行は夏生代表と洋子編集長高点句③以上竹落葉・・・・・・・・・・・・④圭子永眠の・・・・・・・・・・・・⑥夏生戦争の・・・・・・・・・・・・③克子考えの・・・・・・・・・・・③洋子アルバムの・・・・・・・・・・・・③圭子夏帽子・・・・・・・・・・・③克子哲学の・・・・・・・・・・・・③圭子求むるは・・・・・・・・・・・・③たけし*高点句8句中圭子さんが3句、克子さんが2句とはただ脱帽だあとは代表と編集長と私が1句づつ高点句他の私の成績晩学は・・・・・・・・・・・...2022.05.23栃木句会

  • 61回 白鷺俳句会 2022..5.17

    61回白鷺俳句会2022..5.17参加8名(投句参加1名)3句投句総督数24句5句選(うち特選1)進行は浩二さん選句者は6人なので⑤得点で満票なのだが該当句はなかったたけしの成績青梅雨や気分いつしか草書体②初つばめ駅から見える次の駅③噴水のてっぺんのよう倦怠期②61回白鷺俳句会2022..5.17

  • 現代俳句協会本部のインターネット句会

    現代俳句協会本部のインターネット句会合同句会22回2句出句195人390句句無得点句216句拙句の得点と選評葱坊主みんな主役になるあした②選評・自己主張強そうですよね。(若水)戦いくたび高天井に大守宮⓵選評・古(いにしえ)の歴史を一匹の守宮によって表現された佳句。「高」、「大」によって更に時空が広がります。(健央介)無得点句が216句もあるのだから⓵得点も良とする会員限定15回3句出句59人177句拙句の得点止まらない象の足踏み花の冷え②選評・動物園の嘱目でしょう。花冷えと直接関係がないのですが、こういわれるとそう思われてきます。(森野稔)囀りや山ふところの水平ら⓵選評・キルケゴールの世界。何だか平和に感じるのは私だけ?でしょうか?(直井あまね)一閃の全景となる初蛍⓵この句会は無得点句が半分以上今回も94句総得...現代俳句協会本部のインターネット句会

  • 下野の東西南北春田風 たけし

    下野の東西南北春田風たけし春田】はるた◇「春の田」◇「春田道」◇「春田風」前年の秋に稲を刈りとった跡、春までそのままにしてある田。緑肥として、一面に蒔いた美しいゲンゲ田はよく見かける。また鋤き起して、まだ苗を植えてない田や、植んばかりに水が張っている状態も見かける。例句作者月出でゝ一枚の春田輝けり前田普羅減反は百も承知の春田打つ大沢南渓潮止めの水門閉づる春田かな五十嵐唐辛子みちのくの伊達の郡の春田かな富安風生水入れて春田となりてかゞやけり長谷川かな女よべ雨の諏訪のやしろの春田かな野澤節子野の虹と春田の虹と空に合ふ水原秋櫻子能登の海春田昃れば照りにけり清崎敏郎みちのくの春田みじかき汽車とほる飴山實雪嶺の春やいづこの田も日射す山口誓子下野の東西南北春田風たけし

  • きのうよりきょうの好日木の芽どき たけし

    きのうよりきょうの好日木の芽どきたけしこの季節日ごとに暖かくなり空気もやわらかくおだやかである人もみな機嫌よろしく和やかな好日だ(たけし)春(三春)・時候【木の芽時】このめどき◇「芽立時」(めだちどき)万樹ことごとく芽を出す春の季節。例句作者木の芽どき横顔かくも照るものか山崎為人夜の色に暮れゆく海や木の芽時原石鼎きのうよりきょうの好日木の芽どきたけし

  • ままならぬ動体視力つばめ来る たけし

    ままならぬ動体視力つばめ来るたけし今年も燕がやってきた毎年やってくるようになって15年はゆうになる燕の寿命は知らないが何代にもわたって来ているのだろう声を目でええ追うが動体視力がままならない(たけし)春(仲春)・動物【燕】つばめ◇「つばくろ」◇「つばくら」◇「つばくらめ」◇「乙鳥」(つばめ)◇「玄鳥」(つばめ)◇「燕来る」◇「初燕」◇「飛燕」(ひえん)◇「朝燕」◇「夕燕」ツバメ科の鳥。いわゆる燕尾状の2つに割れた長い尾が特徴的である。飛行が早く、飛びながら口を大きく深く開けて、昆虫類を食べる。日本には春飛来し、人家に営巣して、秋、南方に去る。玄鳥。つばくら。つばくらめ。初燕。例句作者燕の飛びとゞまりし白さかな松本たかし浮御堂浮いて燕を通しけり石田勝彦軒先の壺のいろいろ燕来る児玉喜代燕のゆるく飛び居る何の意ぞ高浜...ままならぬ動体視力つばめ来るたけし

  • 闇はしる修二会僧の脚まぶし たけし

    闇はしる修二会僧の脚まぶしたけし漆黒の闇に修二会の行者の素足がまぶしい(たけし)春(仲春)・宗教【修二会】しゅにえ(・・ヱ)◇「御松明」(おたいまつ)3月1日から14日間(もと陰暦2月1日より)、奈良東大寺で行う国家鎮護の法会。二月堂の法会はお水取りの行事として有名。修二会は修二月会の略で2月に修する意。例句作者修二会僧の佳き顔見ゆる又も見ゆ山田みづえ女身われ修二会の火の粉いただくや斎藤芳枝火が痩せて痩せて修二会の駆け廻る山口誓子修二会いま走りの行や床鳴らし村沢夏風修二会の奈良に夜来る水のごと角川源義つまづきて修二会の闇を手につかむ橋本多佳子闇はしる修二会僧の脚まぶしたけし

  • 頬を打つ黒のネクタイ春寒し たけし

    頬を打つ黒のネクタイ春寒したけし今年も早や黒ネクタイを三度も結んだ斎場までの少しの道のりだが気は重い明日は我が身との想いもある頬を打つネクタイがやけに重たい(たけし)春(初春)・時候【春寒】はるさむ◇「春寒し」◇「寒き春」◇「春寒」(しゅんかん)◇「料峭」(りょうしょう)春になっても残る寒さ。「余寒」と同じであるが、「春寒」には「余寒」ほどの寒さの余韻はない。「料峭」は春の風(東風)により肌寒い様子をいう。例句作者料峭や括り直して野菜売る原光栄春寒し頷きあえる仏どち磯直道春寒し水田の上の根なし雲河東碧梧桐廊下よく拭かれし春の寒さかな赤尾冨美子春寒にゐるや少女の膝ゑくぼ加藤楸邨橋一つ越す間を春の寒さかな成美春寒し一朶の海苔は流れ行く前田普羅料峭や手燭のゆらぐ躙口谷口みちるさびしさと春の寒さとあるばかり上村占魚料峭...頬を打つ黒のネクタイ春寒したけし

  • 陽炎に子のはしゃぐ声忠魂碑

    陽炎に子のはしゃぐ声忠魂碑たけし2/15/2013作戦没者を祀る忠魂碑が春日を浴びて立っているその小高い築山を子供らがはしゃいでいる声がする姿は陽炎えいぇいて見えない忠魂碑と子供過去と未来希望と慚愧だ(たけし)春(三春)・天文【陽炎】かげろう(・・ロフ)◇「陽炎燃ゆる」◇「糸遊」(いとゆう)◇「遊糸」(ゆうし)◇「野馬」(やば)◇「陽焔」(ようえん)◇「かぎろい」◇「かげろい」春のうららかな日に、日射のために熱くなった空気で光が不規則に屈折されて物の形がゆらいで見える現象。糸遊。例句作者なりふりをかまわずにみなかげろえり中里麦外陽炎の草に移りし夕べかな臼田亜浪かげろふやほろほろ落つる岸の砂土芳万歩計つけて陽炎濃きところ中村菊一郎先頭は陽炎連れてゆくごとし鈴木とめ子犬放つうしろ姿や野かぎろひ及川貞海女あがり来るか...陽炎に子のはしゃぐ声忠魂碑

  • とめどなく邪念耳下に鳴く田螺 たけし

    とめどなく邪念耳下に鳴く田螺たけしなかなか寝付けない夜がある気づけばもう午前2時どうでもよいどうにもならない邪念がおしよせる鳴くはず田螺の鳴きつづけている(たけし)春(三春)・動物【田螺】たにし◇「田螺取」◇「田螺鳴く」タニシ科の淡水産巻貝。貝殻は卵円錐形で暗褐色、殻口は広く角質の蓋がある。卵胎生で6、7月頃子貝を生む。水田・池沼に産し、食用。古い時代の農村の動物性蛋白質の供給源として貴重な食品であった。例句作者籠をもる小さき田螺や水に落つ高浜虚子蓋とぢし田螺の暗さはかられず加藤かけい月の出のおそきをなげく田螺かな久保田万太郎田螺見えて風腥し水のうへ太祇白凰の塔の真下の田螺かな宮岡計次静さに堪えて水澄む田にしかな蕪村水入れて近江も田螺鳴くころぞ森澄雄拾ひのこす田螺に月の夕べかな蕪村民宿の椀の重さよ田螺汁小路紫狹...とめどなく邪念耳下に鳴く田螺たけし

  • 春眠の海にジュゴンとたわむれる たけし

    春眠の海にジュゴンとたわむれるたけし春の朝寝をむさぼっている感じが出ていればとの句2014年作の原句は<春眠や>だった(たけし)春(三春)・生活・行事【春眠】しゅんみん◇「春睡」(しゅんすい)◇「春の眠り」◇「春眠し」春の夜や曙の眠り心地のよさは格別のものである。唐の孟浩然の詩に「春眠暁を覚えず、処々啼鳥を聴く、夜来風雨の声、花落つること知んぬ多少ぞ」とあり。例句作者春眠の覚めつつありて雨の音星野立子春眠の覚めてさだかに遠き人中村汀女春眠といふ晩年の玉手箱岡田京花春眠の出口で人にはぐれけり大畑真喜春眠をぬけてま白き昼に出し上田五千石金の輪の春の眠りにはひりけり高浜虚子春眠のわが身をくぐる浪の音山口誓子春眠や自飯器すでに保温中桑谷友峰春眠の中をふはりと出てゆきぬ平井照敏腕白う伸べて春眠覚めやらぬ日野草城春眠の海にジュゴンとたわむれるたけし

  • 早まるな遅れはならず筆の花 たけしう

    早まるな遅れはならず筆の花たけしう何事も早すぎても遅すぐても良くない春を告げる土筆も同様だ早すぎれば小さなうちに摘まれて捨てられる遅ければ見向きもされないつくつくしが原句だったが分かりすぎるので筆の花に改作した(たけし)春(仲春)・植物【土筆】つくし◇「つくづくし」◇「つくしんぼ」◇「筆の花」◇「土筆野」◇「土筆摘む」◇「土筆和」杉菜の胞子茎で、つくづくし・つくしんぼ・筆の花ともいう。早春の堤や野原、畦の雑草の間に生え、群がっている。柔らかく濃厚な甘味があり、早春摘んで、土筆和えにしたり、佃煮・酢の物などにして食べる。土筆野。土筆摘む。筆の花。つくづくし。例句作者むきむきにつくし摘みゐてさみしけれ木下夕爾土筆野やよろこぶ母につみあます長谷川かな女土筆煮て飯くふ夜の台所正岡子規土筆なつかし一銭玉の生きゐし日加藤楸...早まるな遅れはならず筆の花たけしう

  • 切株に小さき胴吹きあたたかし たけし

    切株に小さき胴吹きあたたかしたけし朝詣を兼ねての散歩の途路春日を浴びながら切株に座すその切株に小さな花がまさに咲かんとの気配生きた春を感じた(たけし)春(三春)・時候【暖か】あたたか◇「春暖」(しゅんだん)◇「あたたけし」◇「ぬくし」暑すぎもせず、寒くもなく、程良い気温。春の快い温度。例句作者暖かや飴の中から桃太郎川端茅舎磯に出て今日の孤りは暖かき北登猛あたたかや子無き夫婦の箸づかひ神﨑忠あたたかし脚組み替へて待つことも草間時彦あたたかく乳児の歯にぞ噛まれゐる神田綾美肩に手をかけて話せば暖かし大場白水郎昨夜の雨溜めて仏足石ぬくし竹内牧火暖かといふそれだけで足ひをり能村登四郎一夜寝て暖か佐渡の置畳石川桂郎暖かし赤子は泣いて世に生る保坂リエ切株に小さき胴吹きあたたかしたけし

  • 啓蟄や万年床を裏返す たけし

    啓蟄や万年床を裏返すたけし2019/3/9作この季語はなじみやすいので例句も多い類句類想に陥りやすいので注意が必要だ掲句っはは3年前のもの古稀こえの老年には啓蟄も日常だ(たけし)春(仲春)・時候【啓蟄】けいちつ二十四節気の一つ。陰暦で2月の節。陽暦で3月6日ごろ。蟄虫(冬眠の虫)が戸を啓いて穴から出る意。春めいてくる頃である。例句作者啓蟄の雲にしたがふ一日かな加藤楸邨啓蟄のこゑ夢の世は夢のなか阿部誠文啓蟄や水槽の藻が泡を生み池田啓三啓蟄の煙が松の幹のぼる桂信子啓蟄や翅あるものも地を歩き檜紀代啓蟄や失せ物出ぬと占ひ師堀田幸子啓蟄や日はふりそゝぐ矢の如く高浜虚子紅いセーター着て啓蟄の詩ごころ小松崎爽青水あふれゐて啓蟄の最上川森澄雄啓蟄や生きとし生けるものに影斎藤空華啓蟄や万年床を裏返すたけし

  • ちいちゃんはヤングケアラー桃の花 たけし

    ちいちゃんはヤングケアラー桃の花たけし季語「桃の花」の解説をもてふと浮かんだ1句桃の花が邪気を払うここからの発想(たけし)【桃の花】もものはな◇「白桃」◇「緋桃」(ひもも)バラ科の落葉小高木。中国原産。4月頃、葉に先立って淡紅色または白色の五弁の、蘂が長く鄙びた愛らしい花を開く。桜や梅にくらべて花が大きい。果実は大形球形で美味。古くから日本に栽培、邪気を払う力があるとされた。雛祭には欠かせない花である。例句作者ゆるぎなく妻は肥りぬ桃の下石田波郷葛飾や桃の籬も水田べり水原秋櫻子桃花園へ降るふらんねるの太陽伊藤敬子傷舐めて母は全能桃の花茨木和生百姓に今夜も桃の花盛り永田耕衣鶏鳴も花桃ねむき彼方より飯田龍太桃咲いて隣りに赤子生まれさう山本洋子野に出れば人みなやさし桃の花高野素十イヴ居ずや砂地に桃の咲き満てり大高弘達に...ちいちゃんはヤングケアラー桃の花たけし

  • ひとり子のおはなしじようず紙雛

    ひとり子のおはなしじようず紙雛2018/2/7作雛の俳句はいくつも作ったがこれを超える作品はなかなか出来ない娘は二人いるが俳句ではひとり子にして成功と自賛している(たけし)春(仲春)・生活・行事【雛祭】ひなまつり◇「雛」◇「雛遊」◇「ひいな」◇「初雛」◇「内裏雛」(だいりびな)◇「土雛」◇「紙雛」◇「雛飾る」◇「雛菓子」◇「雛の灯」◇「雛の客」◇「雛の宴」◇「雛の宿」3月3日、桃の節句。女児のある家で幸福・成長を祈って雛壇を設けて雛人形を飾り、調度品を具え、菱餅・白酒・桃の花などを供える祭。雛遊び。雛人形。雛の燈。ひひな。例句作者厨房に貝があるくよ雛まつり秋元不死男航海を終へ来し父も雛の座に大郷耕花雛の日の鳥越といふ一軒家齊藤美規嫁せし子の雛が眠れる天袋小岩井清三雛の灯を消せば近づく雪嶺かな本宮哲郎ばうとある平...ひとり子のおはなしじようず紙雛

  • 三月を吐き出すやうに堰の音 たけし

    三月を吐き出すやうに堰の音たけし三月の声をきいたとたんい冬の名残は全く消えた光りも風も香も春である田畑をうるおす用水路の水の流れも速い堰を切るの文字通りの勢いだ三月をこれでもかといわんばかりに吐き出している(たけし)春(仲春)・時候【三月】さんがつ(・・グワツ)寒さは峠を越し気温は次第に上がって行く。日いちにちと確実に春の到来のを感じる。3月はまた卒業,別れの季節でもある。例句作者三月の甘納豆のうふふふふ坪内稔典三月や寝足りてけぶる楢林宮田正和三月の光の中の盲導犬花島陽子三月やモナリザを売る石畳秋元不死男いきいきと三月生る雲の奥飯田龍太三月や魚ゐるらしき瀬のひかり木附沢麦青三月を吐き出すやうに堰の音たけし

  • 三月を吐き出すやうに堰の音 たけし

    三月を吐き出すやうに堰の音たけし三月の声をきいたとたんい冬の名残は全く消えた光りも風も香も春である田畑をうるおす用水路の水の流れも速い堰を切るの文字通りの勢いだ三月をこれでもかといわんばかりに吐き出している(たけし)春(仲春)・時候【三月】さんがつ(・・グワツ)寒さは峠を越し気温は次第に上がって行く。日いちにちと確実に春の到来のを感じる。3月はまた卒業,別れの季節でもある。例句作者三月の甘納豆のうふふふふ坪内稔典三月や寝足りてけぶる楢林宮田正和三月の光の中の盲導犬花島陽子三月やモナリザを売る石畳秋元不死男いきいきと三月生る雲の奥飯田龍太三月や魚ゐるらしき瀬のひかり木附沢麦青三月を吐き出すやうに堰の音たけし

  • 鳥交る病院ばかりの予定表 たけし

    鳥交る病院ばかりの予定表たけしどうということもない日今日は予定が何もない日あったとしても定期診療の病院ぐらいのものだが春日にさそわれて庭へでてみた野鳥の囀りが喧しいほどだ(たけし)春(晩春)・動物【鳥交る】とりさかる◇「鳥つるむ」◇「鳥の恋」野鳥の繁殖期は春から初夏にかけてで、この期間に雌雄が求愛行動をし交尾する。例句作者国引の山に雲捲く鳥の恋角川源義鳥交る日に一便の滑走路山川安人鳥交る荒々しきは美しき今井杏太郎一人居のおそき朝餉や鳥交る谷島菊茶を点てて遊べば軒の恋雀草間時彦美しき切手の便り鳥交る仙入麻紀江鳥交る大河の空の白ぐもり高橋悦男独り居て鳥交る日の口渇く小谷伸子鳥交る病院ばかりの予定表たけし

  • 宿下駄のびっこひゃっこや春の雪 たけし

    宿下駄のびっこひゃっこや春の雪たけし山間の温泉地のこと朝起きると雪が舞っている流石に3月ともなれば暖かく雪の叙景はうれしい眼福だ外に出て心なしか気がはしゃぎつっかけちゃ下駄のびこひゃっこもご愛敬だ(たけし)春の雪】はるのゆき◇「春雪」春になって降る雪。冬の雪と違い、溶けやすく、降るそばから消えて積もることがない。大きな雪片の牡丹雪になることが多い。例句作者忘恩の春の雪降り積りけり上田操春雪をふふめば五体けぶるかな加藤耕子火をすこし二階にはこぶ春の雪丸山しげる刈り込みの丸きへ丸く春の雪良知うた子湯屋までは濡れて行きけり春の雪来山うつすらと中洲のかたち春の雪広渡敬雄春雪のあとの夕日を豆腐売大串章春雪に火をこぼしつつはこびくる橋本鶏二春の夜の雪のひそかにしたたかに清水青風手鏡の中を妻来る春の雪野見山朱鳥宿下駄のびっこひゃっこや春の雪たけし

  • 耕や声のかさなる午後三時 たけし

    耕や声のかさなる午後三時たけし2月も下旬になると春耕だときおり冷たい風を感じながらも耕人の顔は華やいでいるように見える待ちかねた春、農作業をできる幸せの顔だお茶の時間が近づくと、あちこちで呼び交う声がする(たけし)春(三春)・生活・行事【耕】たがやし◇「耕」◇「耕す」◇「春耕」(しゅんこう)◇「耕人」◇「耕牛」(こうぎゅう)◇「耕馬」(こうば)◇「耕耘機」田返すの意。冬の間手入れをしない田や畑の土を起こして、植え付けの準備をする。かって、春の野良には、営々として鋤鍬をふる人や、牛や馬にすきをひかせて、着々と土を鋤起こして行く真剣な姿が見えたが、今では機械化され大分様子が違ってきた。例句作者遠目には耕しの鍬遅きかな福永鳴風耕して天にのぼるか対州馬角川源義耕してふるさとを捨てぬ一俳徒大木さつき耕していちにち遠き父祖...耕や声のかさなる午後三時たけし

  • 蕗の薹やっぱり空は青かった たけし

    蕗の薹やっぱり空は青かったたけし天候異変世情不安今日の平穏が明日は保証されていない空の青さに安堵する蕗の薹の安堵の気息(たけし)春(初春)・植物【蕗の薹】ふきのとう(・・タウ)◇「春の蕗」◇「蕗の芽」◇「蕗の花」きく科の多年草。早春まだ野山に雪が残っている頃、土手の上や藪影に、萌黄浅緑色の花穂を土中からもたげる。花の開かぬ前に摘み取って食べるとほろ苦い春の味がする。蕗味噌。例句作者花蕗をわけて石狩川となれ長谷川かな女襲ねたる紫解かず蕗の薹後藤夜半みほとけの素足はるけし蕗の薹原和子山峡をバスゆき去りぬ蕗の薹三好達治円墳の一処ほころび蕗の薹中山嘉代蕗の薹まじめな貌の山ばかり倉橋弘躬蕗の薹おもひおもひの夕汽笛中村汀女師弟ほどのへだたり蕗の薹二つ今瀬剛一水ぐるまひかりやまずよ蕗の薹木下夕爾蕗の薹傾く南部富士もまた山口青...蕗の薹やっぱり空は青かったたけし

  • どの顔も信じる未来龍太の忌 たけし

    どの顔も信じる未来龍太の忌たけしどの子にも涼しく風の吹く日かな飯田龍太今日の季語は龍太の忌平成19年2月25日没私はこの<どの子にも・・・>の句が最も好きな句だ本歌取りのようだが龍太の子供らへの深い愛の眼差しを感じ得た句(たけし)例句作者龍太の忌近づく梅の空まさを小坂智恵子朧より波の切先龍太の忌伊丹さち子梅の空ことに芳し龍太の忌遠井俊二紅白の梅の遅速も龍太の忌遠井俊二龍太忌や二月の谷に耳澄ます石川のぶよし龍太亡き虚空さまよふ春の鳶山口正どの顔も信じる未来龍太の忌たけし

  • 春の水五感に満たす花手水 たけし

    春の水五感に満たす花手水たけし手水舎に花手水なんとも春は爛漫である五感どれにも春を告げる(たけし)春(三春)・地理【春の水】はるのみず(・・ミヅ)◇「春水」(しゅんすい)◇「水の春」春の、満々たる水量の川や湖沼の水。感触は冷たくなく、ぬるむ水の感じである。例句作者春の水とは濡れてゐるみづのこと長谷川櫂暮れつつも物ながれゆく春の水多田裕計春水と行くを止むれば流れ去る山口誓子浮かぶものなく春水の平かに辻本斐山春水の鳴り流るるを子に跳ばす細見綾子春水や蛇籠の目より源五郎高野素十春水のほとりに麩屋のありにけり鈴木しげを両の手に提げてたぷたぷ春の水梅本豹太あふれんとして春水は城映す今瀬剛一一つ根に離れ浮く葉や春の水高浜虚子春の水五感に満たす花手水たけし

  • しばらくは生気のままに落椿 たけし

    しばらくは生気のままに落椿たけし見事な五弁の椿がポトリと落ちるその鮮やかな彩は生気そのままだ椿はおのれの落首を知らぬ気である(たけし)春(三春)・植物【椿】つばき◇「白椿」◇「紅椿」◇「藪椿」◇「山椿」◇「八重椿」◇「落椿」◇「乙女椿」◇「玉椿」ツバキ科の常緑樹。藪椿は暖地に自生、高さ数メートルに達する。春、赤色大輪の五弁花を開く。園芸品種が極めて多く、花は一重・八重、花色も種々。乙女椿は桃色で、八重。花はそのままのかたちで落ちるので,目に付き、根元に多く落花している様は美しい。例句作者落つるまで海鳴りきゝし椿ならん安達しげをふり出して雪ふりしきる山つばき森澄雄落椿まだ藪を出ぬ魂ひとつ丸山海道落椿まだ藪を出ぬ魂ひとつ丸山海道落椿われならば急流へ落つ鷹羽狩行落椿昨日は沖のごとくあり田川飛旅子ひとつ咲く酒中花はわが...しばらくは生気のままに落椿たけし

  • 三寡婆のなれそめ話春炬燵 たけし

    三寡婆のなれそめ話春炬燵たけし人生百年時代の到来とはいへ男は女より平均で10年ほど短命らしい残った寡婦はみな90才に近いのだがなんとも元気先だった夫が案ずることは何もない今日は今日とて三婆がそろった炬燵に入って先だった亭主との馴れ初めはなしに花を咲かせている(たけし)春(三春)・生活・行事【春炬燵】はるごたつ春になっても片付けてしまわずに、まだ使う炬燵。東京の2月の平均温度は摂氏4度ぐらいなので、相当に寒さを感じる。3月末ごろまでは炬燵が欲しい。例句作者忘れもののやうに母ゐる春炬燵猪口節子小説の女に惚れて春炬燵原赤松子火を足して人無き春の炬燵かな京極杞陽ひといろに湖昏れてゆく春炬燵斎藤梅子書を置いて開かずにあり春火燵高浜虚子ことば尻とらへられたる春炬燵神崎忠春炬燵風北寄りに変りけり永方裕子春炬燵みんな出かけてし...三寡婆のなれそめ話春炬燵たけし

  • 春兆す雲に零れる轍魚かな たけし

    春兆す雲に零れる轍魚かなたけし2月の寒さもどうにか和らいできた冬耕の轍に溜まった水たまりに小さな魚が蠢いている雲が映っていちぇまるでその雲から零れてきたよう(たけし)春(初春)・時候【春めく】はるめく◇「春動く」◇「春兆す」春らしい気候になる事。春めいてくる気配が感じられるのである。例句作者空も星もさみどり月夜春めきぬ渡辺水巴砂場に砂どかと足されて春きざす小林清之介春めきし山河消え去る夕かげり高浜虚子春めきてものの果てなる空の色飯田蛇笏水の影春めく障子あけにけり野村泊月片手ぶくろ失ひしより春めくや及川貞銭湯の春めく暖簾くぐりけり佐々木咲雪車立てて少し春めく垣根かな一茶草よりも影に春めく色を見し高木晴子春めくと雲に舞ふ陽に旅つげり飯田龍太春兆す雲に零れる轍魚かなたけし

  • 枝垂梅空の真澄を折り返す たけし

    枝垂梅空の真澄を折り返すたけし雲一つない真っ青に澄み切った空その下に見事な枝垂梅の古木思わず浮かんだ<折り返す>の表意でした(たけし)春(初春)・植物【梅】うめ◇「白梅」◇「野梅」(やばい)◇「飛梅」(とびうめ)◇「臥竜梅」(がりゅうばい)◇「枝垂梅」◇「老梅」◇「梅林」◇「梅園」バラ科の落葉高木。古く中国より渡来。百花にさきがけて開く花は、五弁で香気が高く、古来春を告げる花として、和漢の詩人、画家に、その清香、気品を愛されている。万葉時代は花といえば埋めであった。花の色は白・紅・薄紅、一重咲・八重咲など多様。例句作者此谷の梅の遅速を独り占む高浜虚子借景の天城嶺も暮れ梅月夜小川斉東語梅咲いて十日に足らぬ月夜かな暁台梅林の高さに夕日落ちんとす吉原一暁白梅のあと紅梅の深空あり飯田龍太我れ去れば水も寂しや谷の梅渡辺水...枝垂梅空の真澄を折り返すたけし

  • 雨水かな老農の採る塵芥 たけし

    雨水かな老農の採る塵芥たけし農作業の始動も近い用水路の水嵩は低いが堰に溜まった塵芥を老農夫が綺麗にしている雨水に相応しい光景だ(たけし)春(初春)・時候【雨水】うすい二十四節気の一。陰暦で正月の中頃。陽暦で2月18、19日ごろ。「雨水がゆるみ、草木の芽が萌え出るころ」の意。例句作者水をもて土を癒しぬけふ雨水辻美奈子扁桃腺赤々として雨水かな仲原山帰来亡命は雨水の頃に夜の闇に小野元夫雨水とは辞書を頻りに繰る一日澁谷道雨水かな老農の採る塵芥たけし

  • 春の潮追いて追われて老いにけり たけし

    春の潮追いて追われて老いにけりたけし海は勇気と挑戦のエールを惜しみない春潮は色も濃く香もこころなしか強いそのエールは退却や挫折を許さないトライ&トライの来し方に後悔はない(たけし)【春の潮】はるのしお(・・シホ)◇「春潮」春になると潮の色は藍色が淡くなり、明るく澄んでくる。干満の差が大きくなり、干潮時にはひろびろと干潟を残して落ちてゆく。例句作者春潮といへば必ず門司を思ふ高浜虚子春潮に飽かなく莨すひをはる横山白虹春潮を観る黒髪を身に絡み石原八束春潮の底とどろきの淋しさよ松本たかし累々と熔岩春潮のそこひまで小川斉東語水哭くや弥生十日の大潮に戸恒東人春潮に指をぬらして人弔う橋本多佳子春潮の入水に叶ふ色といふ吉田汀史春潮の上に月光の量を増す飯田龍太ひたひたと春の潮うつ鳥居かな河東碧梧桐春の潮追いて追われて老いにけりたけし

  • 春満月嘘にうなずく母ありき たけし

    春満月嘘にうなずく母ありきたけし昨年の2月の句会で主宰の特選を得た作句意は平明だが句会では好評だっただれにでも無条件に味方してくれる母が居た無き妣に寛大な春の月を取り合わせた(たけし)春(三春)・天文【春の月】はるのつき◇「春月」(しゅんげつ)◇「春月夜」◇「春満月」◇「春三日月」春の月は橙色を深めてぼってりとしている。いくぶんぼんやりとして、ほのぼのとした風情がある。例句作者酒蔵は酒醸しつつ春の月山田弘子熊笹に虫とぶ春の月夜かな前田普羅春の月一重の雲に隠れけり正岡子規春月の出にいとまある浜明り上田五千石もの忘れせし手つめたし春の月松村蒼石春月に瑪瑙色あり大伽藍森澄雄春の月寝つきたる子の涙あと福田和子春の月産湯をすつる音立てゝ石春満月嘘にうなずく母ありきたけし

  • 春服を買う好日のしるし たけし

    春服を買う好日のしるしたけし無為無聊の晩節刺激のない毎日だが久の外出町は明るく人の装いもすっかり春古い草臥れた服ばかりの自分に春服を買った余命を考えたら何もできない今日という好日の記念だ(たけし)春(三春)・生活・行事【春服】しゅんぷく◇「春服」(はるふく)◇「春の服」◇「春装」(しゅんそう)◇「春の着物」春になって身につける洋服のこと。明るい柄や色彩のものが多い。例句作者人形の春服人の前に立つ阿波野青畝春服や武家町ふかく鴎来る大峯あきら春の服買ふや余命を意識して相馬遷子春装に真間の継橋踰えゆけり大野林火春服を買う好日のしるしたけし

  • 涅槃西風ひと日かぎりの仏徒かな たけし

    涅槃西風ひと日かぎりの仏徒かなたけし仏教徒でなくとも仏像の前では厳粛な気持になる大きな足を投げ出して空を見上げる寝釈迦はあまり有難くないお姿だがなんでも聞いてくれそうな親しみがある今日只今だけの仏心をも疑わない気持ちの良い爽やかな風があたりを包んでくれている(たけし)春(仲春)・宗教【涅槃会】ねはんえ(・・ヱ)◇「涅槃」◇「お涅槃」◇「涅槃像」◇「涅槃図」◇「涅槃絵」◇「寝釈迦」(ねしゃか)◇「涅槃寺」◇「仏の別れ」◇「常楽会」(じょうらくえ)陰暦2月(今は3月)15日。釈迦入滅の日。涅槃像を掲げ遺教経を読誦し、涅槃会を営む。毎年この会のころ降る雪を「涅槃雪」といい、「雪の果」という。またこの頃吹く西風を「涅槃西風」と言っている。春の農事の初めの日として、祭日にしている地方も多い。例句作者山寺や涅槃図かけて僧一...涅槃西風ひと日かぎりの仏徒かなたけし

  • 魚は氷に上るハモニカはスナフキン たけし

    魚は氷に上るハモニカはスナフキンたけし魚氷上(うおこおりをいでる)七十二候がそのままの季語孤独の達人といわれるスナフキンも春が身近になってくるとハモニカの独唱に余念がない(たけし)春(初春)・時候【魚氷に上る】うおひにのぼる(ウヲ・・)春になって氷が割れ、魚が氷の上に躍り上るということ。中国古代の天文学による七十二候の一。陽暦で、おおよそ2月10日から19日の頃に当たる。例句作者魚は氷に上り鳴り出すオルゴール吉田鴻司山影や魚氷に上る風のいろ鷹羽狩行氷に上る魚や夕星したたれる六本和子魚は氷にのぼり宇宙に星生まる中村多阿子魚は氷に上るハモニカはスナフキンたけし

  • 三寡婆のなれそめばなし春炬燵 たけし

    三寡婆のなれそめばなし春炬燵たけし今日の季語は「春炉」だが「春炬燵」にしての1句「寡婆」は造語だが何故かふと浮かんだ言葉みな夫に先立たれたが元気に老境を楽しんでいる大声で笑いこける彼女らの姿を想像して欲しい(たけし)春(三春)・生活・行事【春炬燵】はるごたつ春になっても片付けてしまわずに、まだ使う炬燵。東京の2月の平均温度は摂氏4度ぐらいなので、相当に寒さを感じる。3月末ごろまでは炬燵が欲しい。例句作者小説の女に惚れて春炬燵原赤松子書を置いて開かずにあり春火燵高浜虚子春炬燵風北寄りに変りけり永方裕子借りて読む七番日記春炬燵黒田杏子家々の春の炬燵や三国町成瀬正とし火を足して人無き春の炬燵かな京極杞陽忘れもののやうに母ゐる春炬燵猪口節子ひといろに湖昏れてゆく春炬燵斎藤梅子飲食も目薬さすも春炬燵久力澄子春炬燵みんな出...三寡婆のなれそめばなし春炬燵たけし

  • 蝶一頭うかがうように川の色 たけし

    蝶一頭うかがうように川の色たけしうららかな春光どこからか初蝶が川の流れに沿って飛んでいるまるで川の色、香、音をうかがっているようだ春は本物かと確かめているのだろうか(たけし)春(三春)・動物【蝶】ちょう(テフ)◇「蝶々」◇「白蝶」◇「黄蝶」◇「しじみ蝶」◇「大紫」◇「小紫」◇「胡蝶」(こちょう)◇「紋白蝶」◇「紋黄蝶」◇「山蝶」いかにも春をおもわせる昆虫である。幼虫は毛虫・青虫の類で、草木を食べて成長し、蛹を経て成虫となる。一般に繭は作らない。種類が多く、日本だけで約250種を数える。昆虫界で最も美しい。蛾と違って昼間飛びあるき、止まるときは多く羽をたたむ。ぜんまいのような口をのばして花の蜜を吸う。胡蝶。かわらびこ。例句作者あをあをと空を残して蝶分れ大野林火山国の蝶を荒しと思はずや高浜虚子てふてふのひろげてゆき...蝶一頭うかがうように川の色たけし

  • 建国日捨てた活字が大写し たけし

    建国日捨てた活字が大写したけし神国日本は死語のはずだが戦後77年にもなると戦前を懐旧する人が偲ばれたりするあるはずのない神風まで信じる国民性捨てたままで良いものもあるはずだ(たけし)春(初春)・生活・行事【建国記念日】けんこくきねんび◇「建国の日」◇「建国祭」◇「紀元節」(きげんせつ)2月11日。国民の祝日の一つ。戦前は「紀元節」といい、四方拝・天長節・明治節とならんで四大節として祝われた。戦後廃止されたが、1966年、「建国記念の日」という名で復活した。例句作者着ぶくれて建国の日を肯ぜず轡田進身ほとりに本うづ高く建国日榊澄子大和なる雪の山々紀元節富安風生うつくしき墨絵の便り紀元節杉戸由紀子草の根に日のゆきわたる建國日三田きえ子轟々と建国の日の滝こだま吉田銀葉建国日捨てた活字が大写したけし

  • 初午や祠は餓鬼の秘密基地 たけし

    初午や祠は餓鬼の秘密基地たけし稲荷神社の奥には洞があることが多いその洞には姿は見えぬが餓鬼魍魎が蠢いているよくみれば自分に良く似た顔もいる欲の皮をさらけだして寛いでいる私ではないか(たけし)春(初春)・宗教【初午】はつうま◇「午祭」(うままつり)◇「一の午」◇「二の午」◇「三の午」◇「初午詣」(はつうまもうで)◇「福参」(ふくまいり)◇「初午芝居」(はつうましばい)◇「初午狂言」(はつうまきょうげん)2月初午の日(地方では陰暦2月)。京都の伏見稲荷大社の神が降りた日がこの日であったといい、全国で稲荷神社や稲荷の祠を祭る。稲荷信仰はもともと田の神の信仰で、全国に行きわたっており、屋敷神や同族神も稲荷であることが多い。例句作者初午やどの道ゆくもぬかるみて檜紀代はつ午や煮しめてうまき焼豆腐久保田万太郎初午や吹き抜け露...初午や祠は餓鬼の秘密基地たけし

  • 諍いの重石二日目の蓬餅 たけし

    諍いの重石二日目の蓬餅たけし犬も食わない諍いにたあいのない意地ををはりあって昨日の蓬餅が冷たくそのまんま捨てる勇気も無いが食う気にはなれないこの重石は容易に動かない(たけし)春(仲春)・生活・行事【草餅】くさもち◇「草の餅」◇「蓬餅」蓬の蒸した葉を入れて搗いた餅。これで餡を包んだのが蓬餅。昔は蓬の代りに母子草を用いた。例句作者草餅や足もとに著く渡し舟富安風生草餅の色濃きを食み雨ごもり岡本眸草餅を焼く天平の色に焼く有馬朗人草餅や川に栄えて過ぎし町川門清明草餅や川ひとすぢを景として鈴木真砂女助六のうはさあれこれ草の餅久保田万太郎草餅やもとより急ぐ旅ならず角川春樹諍いの重石二日目の蓬餅たけし

  • 狛犬の欠けた鼻先春浅し たけし

    狛犬の欠けた鼻先春浅したけし自宅からほどよい距離に鎮守宮がある朝のウオーキングでよく立ち寄る社だ小さな石の狛犬が迎えてくれるのだが片方の像の鼻先が欠けてそのままである折からの北風にふとこの句が浮かんだ(たけし)春(初春)・時候【春浅し】はるあさし◇「浅き春」◇「浅春」(せんしゅん)早春とほぼ同じであるが、春になって間がなく、まだ春らしい気配が十分に感じられないさま。例句作者木より木に通へる風の春浅き臼田亜浪白き皿に絵の具を溶けば春浅し夏目漱石春浅き峠とのみの停留所八木林之助春浅し一緒にのぞくマンホール根津芙紗春浅き水音めぐる都府楼址能村登四郎春浅き海へおとすや風呂の水飴山實春浅き甕を覗きて天見ゆる金子晉春浅し空また月をそだてそめ久保田万太郎春浅く火酒したたらす紅葉かな杉田久女春浅き水を渡るや鷺一つ河東碧梧桐狛犬の欠けた鼻先春浅したけし

  • 春の雨ささず終ひのをんな傘 たけし

    春の雨ささず終ひのをんな傘たけし2020年3月の作季語と句意がちかすぎるとの評もあったが私的には春雨にはこのくらいでいいかな」と思っているなんとなくくすりと笑ってもらえば十分(たけし)春(三春)・天文【春の雨】はるのあめ◇「春雨」3、4月頃、若芽の出る頃に静かに降る細かい雨。長雨になることが多い。例句作者春の雨博多の寿司のくづれをり角川源義貯炭場の細き真黒き春雨なり西東三鬼春の雨瓦の布目ぬらし去る細見綾子春雨の檜にまじる翌檜飯田龍太春雨を嘉すべく世に出でにけむ中里麦外春雨や喰はれ残りの鴨が鳴く一茶春雨の遅参の傘をどこへ置く嶋田麻紀春雨のかくまで暗くなるものか高浜虚子もつれつゝとけつゝ春の雨の糸鈴木花蓑春の雨ささず終ひのをんな傘たけし

  • 葬列にかの恋仇春の雷 たけし

    葬列にかの恋仇春の雷たけし高校時代のマドンナの訃報が届いた5年前には同窓会の世話役をかいがいしく行っていた親しく歓談したが、これが最後になった葬儀には何人かの同窓生も参列していたおりから遠く小さな春雷彼女のあいさつにように感じた彼女の当時の明るい姿がが偲ばれる(たけし)春(三春)・天文【春雷】しゅんらい◇「春の雷」◇「初雷」(はつらい)◇「初雷」(はつかみなり)◇「虫出し」◇「虫出しの雷」雷は夏に多いが、春に鳴る雷を言う。寒冷前線に伴う界雷の一種。夏の雷とちがい激しくない。例句作者ゲルニカの牛の涙や春の雷平野無石春雷や暗き厨の桜鯛水原秋櫻子虫出しや世を足早やとなるばかり岡本眸下町は雨になりけり春の雷正岡子規春の雷湯殿に帯を解きをれば鈴木真砂女虫出しの雷文豪の手紙かな千田百里虫出しやささくれだちし水の面岸田稚魚春...葬列にかの恋仇春の雷たけし

  • 中禅寺湖早春の風聴きに行く たけし

    中禅寺湖早春の風聴きに行くたけし10年ほど前の日光吟行宿泊の中禅寺金谷ホテルからだらだらと坂を下るとそこは直下に中禅寺湖朝の空気を胸いっぱいに収めたおりからの気持ちの良い風今日の季語でその時を想起した(たけし)春(初春)・時候【早春】そうしゅん(サウ・・)◇「春早し」春の初めの頃。立春後、2月いっぱいが早春に当たる。まだ寒さは厳しく、冬の気配が漂っているが、何となく春めいた感じがある。例句作者橋早春何を提げても未婚の手長谷川双魚早春の山笹にある日の粗らさ細見綾子あめんぼに早春の水とゞまらず佐野青陽人早春の野は一木と風と雲豊田都峰早春の風をさがして風見鶏岡澤康司早春のひびきとなりて貴船川遠藤若狭男早春の湾パスカルの青き眸よ多田裕計早春の庭をめぐりて門を出でず高浜虚子早春の入日林中の笹を染む水原秋櫻子中禅寺湖早春の風聴きに行くたけし

  • 立春大吉自前の護符を新たむる たけし

    立春大吉自前の護符を新たむるたけし毎年立春のこの日護符を作る半紙でお札をつくりそこに立春大吉にちなんだ言葉を墨書する現役の頃は商売繁盛や金運、災難除けなどを作ったが現在は報恩感謝と災難除けだけになっている以前は朝湯に入り新しい下着に身を包んで厳粛な気持ちで臨んだが今はそこまで拘らない自前の護符を新ためる習慣はこれからも続けていくつもりだ春(初春)・時候【立春】りっしゅん◇「春立つ」◇「春来る」◇「立春大吉」(りっしゅんだいきち)二十四節気の一。陰暦1月の節で陽暦の2月4日頃。その前日が節分。暦の上ではこの日より春となる。例句作者立春のその後の寒さ言ひ合へる石塚友二立春をきのふに夜の雨降れり児玉喜代立春やポンプ井戸より水飛び出大野朱香森抜けてくる立春の鳥の声中新井みつ子立春大吉神田の町に手風琴加古宗也立春や月の兎...立春大吉自前の護符を新たむるたけし

  • 身の内にしぶとく百鬼年の豆 たけし

    身の内にしぶとく百鬼年の豆たけし身の内に鬼がいるこうした句はよく見かけて新しみがない鬼を百鬼にして良しとしたが節分も鬼やらいもしっくりこないところ年の豆の子季語を知って収まったしぶとさが年の豆で通底したのではないか(小林たけし)冬(晩冬)・時候【節分】せつぶん年の豆/鬼打豆/豆打/鬼の豆/年男/年女/福豆/年取豆豆はやす/鬼は外/福は内節分とは本来、季節の移り変わる時、すなわち立春・立夏・立秋・立冬の前日を称するが、今では特に立春の前日を言う。この日の夕暮れ、柊の枝に鰯の頭を刺したものを戸口に立て、鬼打豆と称して炒った大豆をまく習慣がある。災いや魔を除いて、新しい春を迎えようとする行事であり、どこかに春の来る明るく浮かれた気分が混在するようである。例句作者節分や博物館の日本刀福島壺春転読の僧の気合や節分会斎藤朗...身の内にしぶとく百鬼年の豆たけし

  • 湯婆に安堵の蛇腹子守唄 たけし

    湯婆に安堵の蛇腹子守唄たけし湯婆は湯たんぽだと知らなかったが当て字の意味合いは納得できる湯婆で1句と思ったがもう死語に近い存在なのでこんなノスタルジックな句になった幼児期の残像だ(小林たけし)【湯婆】たんぽ◇「湯婆」(ゆたんぽ)中に湯を入れて、布製の袋で包み布団の中で身体を温める暖房器具。ブリキ製、陶製の半円筒形が主。例句作者目ざむるや湯婆わづかに暖き正岡子規湯婆こぼす垣の暮雪となりにけり飯田蛇笏もう娶るなし湯たんぽのあばら骨藤田あけ烏湯婆や忘じてとほき医師の業水原秋櫻子みたくなき夢ばかりみる湯婆かな久保田万太郎湯たんぽをたしかめて足眠りけり千葉仁爪先より夢に入りゆく湯婆かな永方裕子湯婆と書けば書いたで笑われる宇多喜代子投錨と思ふ湯婆でありにけり松山足羽湯婆に安堵の蛇腹子守唄たけし

  • 寒鯉に鉸めたごとき緋色かな たけし

    寒鯉に鉸めたごとき緋色かなたけし初案は寒鯉の鉸きりたっる緋色かなどうも寒水の厳粛な静寂寒が表現できないでいたが鉸めるという鉄板を叩いて繋ぎ言葉を発見して用いてみたらこの句になった本人は理由なく気に入っているやはり俳句は語彙の豊富を持ち合わせないとだめのようだ(小林たけし)冬(晩冬)・動物【寒鯉】かんごい(・・ゴヒ)◇「寒鯉釣」◇「凍鯉」(いてごい)◇「冬の鯉」コイは各地の湖沼・河川に棲息し、水温が下がると動きも鈍り、深みに集まって越冬する。寒の頃にとれたコイは寒鯉と呼ばれ、身が引き締まり、脂ものって最高とされる。「あらい」や「鯉こく」として賞味される。例句作者寒鯉の居ると云ふなる水蒼し前田普羅寒鯉の一擲したる力かな高浜虚子寒鯉のふたつのひげを思ひ寝る三橋敏雄金泥の全身ねむる冬の鯉正木ゆう子水底に昼夜を分ち冬の鯉...寒鯉に鉸めたごとき緋色かなたけし

  • 寒卵まさかと思う双子かな たけし

    寒卵まさかと思う双子かなたけし句意は平明、明瞭何かしあわせ気分になるこうした些事に感じる感性を失いたくないと思う句としては双子を自分の子としても良いだろう(小林たけし)冬(晩冬)・生活・行事【寒卵】かんたまご◇「寒玉子」鶏が寒中に産んだ卵のこと。卵はもともと滋養に富んでいるが、特にこの時期のものが良いといわれている。例句作者寒玉子一つ両手にうけしかな久米三汀寒卵薔薇色させる朝ありぬ石田波郷大つぶの寒卵おく襤褸の上飯田蛇笏寒卵二つ置きたり相寄らず細見綾子つつましく日を過しをり寒卵森澄雄寒卵割る一瞬の音なりき山口波津女寒卵割れば直ちに自転かな星野紗一ぬく飯に落して円か寒玉子高浜虚子寒卵まさかと思う双子かなたけし

  • 咳ぶけば失禁のごと狼狽える たけし

    咳ぶけば失禁のごと狼狽えるたけしコロナ禍の市井みなマスクして黙の人混み咳などすれば大顰蹙だ失禁したかのように狼狽ええる(小林たけし)【咳】せき◇「咳く」(しわぶく)◇「咳く」(せく)風邪の症状のひとつ。気管支が寒気に刺激されても出る。例句作者ジャズの中咳を落してわが過ぎぬ石田波郷行く人の咳こぼしつゝ遠ざかる高浜虚子咳熄んで大きな石をみつめゐる菅原鬨也咳をして言ひ途切れたるままのこと細見綾子ふるさとはひとりの咳のあとの闇飯田龍太咳くと胸の辺に月こぼれきぬ角川源義咳の子のなぞなぞあそびきりもなや中村汀女妻の留守ひとりの咳をしつくしぬ日野草城そこここに虚子嫌ひゐて咳払ひ鷹羽狩行咳ぶけば失禁のごと狼狽えるたけし

  • 切干や稜線尖る妙義山 たけし

    切干や稜線尖る妙義山たけし切干の季語を用いての作句ははじめてだ切干→空→風→山の連想からの1句こうした作り方もあるか?(小林たけし)冬(三冬)・生活・行事【切干】きりぼし大根、さつまいもの保存方法のひとつ。切ったものを筵などの上に晒してつくる。切り方により輪切り干し、千切り干しなど。季語においては大根をさす。例句作者切干や家郷捨てたるにはあらず小島健切干やいのちの限り妻の恩日野草城切干の煮ゆる香座右に針仕事高浜虚子切干の夜目にも白く浦貧し鈴木泊舟切干大根ちりちりちぢむ九十九里大野林火切干のむしろを展べて雲遠し富安風生切干刻んで根が生えたやう老婆の座加藤楸邨切干や稜線尖る妙義山たけし

  • 毛糸帽ひとりが好きでさみしくて たけし

    毛糸帽ひとりが好きでさみしくてたけしこの句の主人公には誰もがなれる最近はこのような平易なすっきりした句が詠めなくなっているキャリアは時に邪魔になるのかも知れない自分的には捨てられない1句になっている2016年冬に詠んだもの角川平成俳壇岩岡中正氏の選にて佳作入選した(小林たけし)冬(三冬)・生活・行事【毛糸編む】けいとあむ◇「毛糸」◇「毛糸玉」セーター、マフラー、手袋などを毛糸で編むことをいう。機械編みもあるが、女性が編み棒で一目一目編むことが本意であろう。例句作者離れて遠き吾子の形に毛糸編む石田波郷毛糸玉まろぶ日差のある方へ黛執毛糸編む一つ想ひを追ひつづけ波多野爽波母となる日の遠からず毛糸編み遠藤若狭男毛糸あめば馬車はもしばし海に沿ひ木下夕爾家のこと何もせぬ娘が毛糸編む口友静子久方の空いろの毛糸編んでをり久保田...毛糸帽ひとりが好きでさみしくてたけし

  • 褞袍から見上げた記憶父の髭 たけし

    褞袍から見上げた記憶父の髭たけし褞袍はもう死語にちかいのではないだろうか丹前はきくこともあるが同一物には思えない褞袍の方があたたかい感じがして掲句のような思老いがあるこれは私の実体験だったはずだが定かではない(小林たけし)冬(三冬)・生活・行事【褞袍】どてら◇「丹前」綿を厚くした袖広の防寒着。「どてら」は江戸名、関西地方では「丹前」という。例句作者昨今の心のなごむ褞袍かな飯田蛇笏汐風呂に千鳥きく夜や貸どてら岡野知十病み暮らす月日も古りし褞袍かな稲田都穂山茶花を愛す褞袍にくつろいで遠藤梧逸声高に湯の町をゆく褞袍かな渋沢渋亭褞袍の脛打つて老教授「んだんだ」と加藤楸邨褞袍から見上げた記憶父の髭たけし

  • 鉄塔の四肢の地団駄寒九朗 たけし

    鉄塔の四肢の地団駄寒九朗たけし小寒から九日目を寒九というその寒さを寒九郎と呼ぶ送電塔が吹く虎落笛足元は寒さに凍えて地団駄を踏んでいるようだ(小林たけし)冬(三冬)・時候【寒し】さむし◇「寒さ」◇「寒気」◇「寒冷」漠然と、寒いこと、またその程度を言い、寒き朝、寒き夜などと用いられる感覚的な冬の季語。しかし、「寒」の字を付した熟語は秋・春にも多く、さらに転じて貧しさ、賤しさを現すこともある。用例には「寒さかな」を座五に据えたものが多い。例句作者日雀来てすぐ去る寒き日なりけり水原秋櫻子二十世紀過ぎてしまひぬただ寒し桂信子切支丹坂を下り来る寒さかな芥川龍之介下北の寒きほくろに酔はされし菅原鬨也馬小屋に馬のをらざる寒さかな茂木連葉子無言館に入るは英霊訪ふ寒さ鈴木榮子鐘の音のとどのつまりの寒さかな山田真砂年埴輪より寒げなる...鉄塔の四肢の地団駄寒九朗たけし

  • 性悪の強情ぞろい泥大根 たけし

    性悪の強情ぞろい泥大根たけし泥大根を洗った経験はないが川水や堀水で大根を洗いながら農家の主婦が笑顔を交わしながらの姿を報道などでよく見かけた二股に分かれたもの澄んずまりでやたら太いものそれぞれに個性がありそう性悪も強情もそれは個性だ(小林たけし)冬(三冬)・植物【大根】だいこん◇「だいこ」◇「おおね」◇「すずしろ」◇「赤大根」◇「大根畑」ダイコンの古名「おほね」は、今日の「大根足」とは大いに異なり、女性の白いつややかな腕の枕詞であった。七草の清白(すずしろ)の呼び名も、かつてのダイコンのイメージを伝える。ダイコンは、漬けたり、干したり、煮たり、卸したりと、その用途は広く、根の大きな白い野菜として、特に冬の味覚となっている。例句作者畑大根皆肩出して月浴びぬ川端茅舎晩年も父欲し大根おろしつつ岡部六弥太身を載せて桜島...性悪の強情ぞろい泥大根たけし

  • 山小屋に終生の友雪月夜 たけし

    山小屋に終生の友雪月夜たけし20代前半まではよく山を歩いたとぃのは中級程度の登山も経験した尾瀬の山小屋で出会ったAは生涯の友となり50年後の現在も親しく交流があるあの時の雪月夜は忘れられない(小林たけし)冬(晩冬)・天文【雪】ゆき◇「小雪」◇「深雪」(みゆき)◇「六花」(むつのはな)◇「雪の花」◇「粉雪」◇「積雪」◇「根雪」◇「細雪」(ささめゆき)◇「小米雪」(こごめゆき)◇「雪月夜」◇「雪景色」◇「暮雪」(ぼせつ)◇「飛雪」(ひせつ)◇「雪明り」月・花とともに日本の三大季語の一つ。古くから冬を代表する伝統的な美として意識され続けている。したがって雪に関わる言葉は沢山生まれ、雪の結晶の形から雪の質、その降りかた、暮しの中での雪等々、枚挙に遑がないほどである。詠み手の思いや感じ取り方を生かした季語の選定に心がけた...山小屋に終生の友雪月夜たけし

  • 山小屋の一会終生雪月夜 たけし

    山小屋に終生の友雪月夜たけし20代前半まではよく山を歩いたとぃのは中級程度の登山も経験した尾瀬の山小屋で出会ったAは生涯の友となり50年後の現在も親しく交流があるあの時の雪月夜は忘れられない(小林たけし)冬(晩冬)・天文【雪】ゆき◇「小雪」◇「深雪」(みゆき)◇「六花」(むつのはな)◇「雪の花」◇「粉雪」◇「積雪」◇「根雪」◇「細雪」(ささめゆき)◇「小米雪」(こごめゆき)◇「雪月夜」◇「雪景色」◇「暮雪」(ぼせつ)◇「飛雪」(ひせつ)◇「雪明り」月・花とともに日本の三大季語の一つ。古くから冬を代表する伝統的な美として意識され続けている。したがって雪に関わる言葉は沢山生まれ、雪の結晶の形から雪の質、その降りかた、暮しの中での雪等々、枚挙に遑がないほどである。詠み手の思いや感じ取り方を生かした季語の選定に心がけた...山小屋の一会終生雪月夜たけし

  • ひとり子のまあるい背中寒椿 たけし

    ひとり子のまあるい背中寒椿たけし寒椿で詠んだ句はなかった今日の日めくりカレンダーは「寒椿」すと浮かんだ1句である私の幼年期の懐旧だ母を待門口に寒椿があった記憶寒さに背中はまるくなっていた(小林たけし)冬(晩冬)・植物【寒椿】かんつばき◇「冬椿」春の花である椿が、寒中に真紅の花を咲かせたもの。寒気に耐えて咲く寒椿には健気なイメージがある。しかし一方で、カンツバキという植物学上の種類も存在し、八重咲きのサザンカに似た赤い花をつける。これは本来冬季に花を咲かせるサザンカの仲間であり、花は「落つ」ではなく、花弁がぱらぱらと「散る」。例句作者寒椿落ちたるほかに塵もなし篠田悌二郎寒椿赤し一揆の血が流れ関口ふさの冬椿落ちたる音もなかりけり鷲谷七菜子汲みたての水揺れてゐる寒椿桂信子ふるさとの町に坂無し冬椿鈴木真砂女汐入りの池あ...ひとり子のまあるい背中寒椿たけし

  • 竜の玉忌明けの朝の深眠り たけし

    竜の玉忌明けの朝の深眠りたけし実際の私のことである母の七回忌を無事に済ませた翌朝心地用疲れと安堵感で朝寝をむさぼった竜の玉の斡旋は突然のひらめきだが自分は気に入っている母もやすらかにの感じがあるのではないか(小林たけし)冬(三冬)・植物【竜の玉】りゅうのたま◇「蛇の髯の実」(じゃのひげのみ)◇「竜の髯の実」ジャノヒゲ(別称リュウノヒゲ)の実を指す。公園の花壇や歩道の縁などによく植えられているが、冬になると艶やかなコバルト色の種子が目に付く。直径7mmほどの種子は、床に落すとよく弾むので「はずみ玉」の名もある。例句作者故郷はいつも夕暮れ竜の玉今城知子わが胸のうちにもあるぞ竜の玉青柳志解樹人ごゑの坂下りて来る龍の玉小笠原和男人の手に惜しみ返しぬ竜の玉皆吉爽雨少年の夢老年の夢竜の玉森澄雄竜の玉深く蔵すといふことを高浜...竜の玉忌明けの朝の深眠りたけし

  • 狼に永久の哀愁寒の月 たけし

    狼に永久の哀愁寒の月たけし狼が冬の季語とは知っていたが狼だけでは季節感が乏しい害獣として駆除された狼だがその遠吠えの姿に哀愁を感じてならない寒の月を斡旋したがどうだろう(小林たけし)冬(三冬)・動物【狼】おおかみ(オホ・・)◇「山犬」食肉目イヌ科イヌ属。まさにイヌの祖先。ニホンオオカミはすでに明治38年に絶滅したとされる。家畜を襲うことから害獣とされたり、毛皮が高値で取引されたこともその一因であろう。しかし一方でオオカミを神の眷属として祀る神社もある。人間との深い関わりを示す例であろう。例句作者狼の声そろふなり雪のくれ丈草天に天狼日本狼死に絶えし島世衣子沼涸れて狼渡る月夜かな村上鬼城狼や剣のごとき月の弦細木芒角星山河荒涼狼の絶えしより佐藤鬼房狼に永久の哀愁寒の月たけし

  • 大寒の朝は大股三千歩 たけし

    大寒の朝は大股三千歩たけし朝の弱い孫を誘って毎朝ウオーキングをしていた時期があった3日坊主でなかなか習慣づかない孫だったが朝のウオ^キングは2年近くつづいた記憶があるその頃の1句だ私にとっては大切な1句となった今から思えば孫が私を鍛えていたのかもしれない彼はもう今年27才になる(小林たけし)冬(晩冬)・時候【大寒】だいかん二十四節気の一つ。小寒に続く1月20、21日頃からの15日間を云う。陰暦では12月中であり、まさに厳寒の時季。しかし寒くはあるが、空には早春のひかりが宿り始めており、梅の便りも聞こえてくる。例句作者大寒の埃の如く人死ぬる高浜虚子大寒の犬急ぐなり葛西橋殿村莵絲子大寒の紅き肉吊り中華街池田秀水大寒のここはなんにも置かぬ部屋桂信子大寒の一戸もかくれなき故郷飯田龍太大寒の入日野の池を見失ふ水原秋櫻子大...大寒の朝は大股三千歩たけし

  • 雪雲やかそけき父の荼毘けむり たけし

    雪雲やかそけき父の荼毘けむりたけし先日のお弔い遺された子息と荼毘の煙を目で追ったおりからの寒気に今にも雪になりそうな気配だった(小林たけし)初時雨】はつしぐれ冬の初めに降る時雨のこと。時雨とは、もともと晩秋から初冬にかけて少時間降る雨のことだが、「初」を冠することでいよいよ時雨の季節に入ったとの感慨を強くする。さびしさとともに、一すじの華やぎも詠いこめられている。雪雲やかそけき父の荼毘けむりたけし

  • 通夜灯り冬満月のうすっぺら たけし

    通夜灯り冬満月のうすっぺらたけし旧知が急逝縁戚は九州ということで小さな家族葬だったコロナ禍ということもあって参集者も少なく読経も簡易なものに感じられた通夜の帰途おりからの満月で夜空は煌々としていたがなにかうすっぺらに感じられた(小林たけし)冬(三冬)・天文【冬の月】ふゆのつき◇「月冴ゆる」◇「月氷る」◇「寒月」◇「冬満月」◇「寒満月」◇「冬三日月」◇「寒三日月」冬の月は悽愴な美しさをたたえる。さびしく、美しく、透徹している様は、他の季節の月からは味わえない。「寒月」は本来的には冬の月と同意だたが、さらに凍てつき、冷え冷えとした月の感じが強い。寂寥感はさらに増す。通夜灯り冬満月のうすっぺらたけし

  • 手を摶つて粉はらふ昼寒日和 桂信子

    手を摶つて粉はらふ昼寒日和桂信子はらう粉は何男粉だろうかと思わせる寒日和あまりみかけない季語の対語として浮かぶのは雪、花やはり雪片か作者の明るい表情が映ってくる(小林たけし)【冬晴れ】ふゆばれ◇「冬日和」◇「冬晴るる」冬の冴えわたった晴天。語感は、その晴れようの鋭さ、厳しさを伝える。冬晴れの下でのくっきりとした物象のたたずまいには印象鮮明なものがある。例句作者半世紀過ぎたる社屋寒晴れぬひびのせつこ寒晴のどつと来てゐる涅槃像桜木久子寒晴の以後はつつしむ箇条書森早和世寒晴やあはれ舞妓の背の高き飯島晴子寒晴や嬰のまばたきひびくごと住谷不未夫寒晴や観音様の薄き胸山尾かづひろ寒晴れの粘土めきたる病み上がり赤羽根めぐみ禽獣とゐて魂なごむ寒日和西島麦南手を摶つて粉はらふ昼寒日和桂信子

  • 底冷えが卓の四脚を匍ひあがる 富安風生

    底冷えが卓の四脚を匍ひあがる富安風生はんぱなお寒気が部屋中に満ちているそれでもいよいよ寒気は強まってついには卓袱台の脚を這いあがってくるような作者はどうにもやりきれないみたことのない擬人化だ(小林たけし)【底冷え】そこびえ身体のしんそこまで冷えることや、そういう感じの寒さをいう。「冷たし」同様、皮膚に感じる感覚的な寒さをいうが、即物的な印象は薄い。例句作者そこ冷えの夜ごとは筆のみだれけり石橋秀野眠りても底冷に置く耳ふたつ橋本榮治底冷えに水音のしてゐたるかな猿山木魂比叡暮るゝより底冷のはじまりぬ岸風三楼底冷えの底に母病むかなしさよ井戸昌子底冷や詫びて仏間を丸く掃く青木久美子底冷の洛中にわが生家残る村山古郷底冷えが卓の四脚を匍ひあがる富安風生

  • マフラーやうれしきまでに月あがり 岸本尚毅

    マフラーやうれしきまでに月あがり岸本尚毅作者にとってこのマフラーは特別だ思い出のものかそれとも持ち主の匂い体温の温もりの残る借りたマヒラーかうれしきまでの月あかり本人の弾む心は明解だがその所以は読み手の想像力次第だ(小林たけっし)【襟巻】えりまき◇「マフラー」防寒のため首に巻くもの。毛糸、絹、毛皮などが素材。現在は「マフラー」の呼称が一般的。例句作者襟巻の紅きをしたり美少年尾崎紅葉襟巻の狐が抱くナフタリン桃澤正子襟巻やうしろ妻恋坂の闇小川千賀襟巻やしのぶ浮世の裏通り永井荷風襟巻や思ひうみたる眼をつむる飯田蛇笏風の子となるマフラーの吹流し上田五千石襟巻やほのあたたかき花舗のなか中村汀女霧ひらく赤襟巻のわが行けば西東三鬼汽車にねむる襟巻をまきかへにけり川上梨屋襟巻の狐の顔は別に在り高浜虚子マフラーやうれしきまでに月あがり岸本尚毅

  • ひたひたと寒九の水や廚甕 飯田蛇笏

    ひたひたと寒九の水や廚甕飯田蛇笏廚甕は台所に置かれる水甕のこと寒の最中の廚甕のようすだおそらく水野音はしないのだろうがよんどころない寒さを「ひたひたと」の措辞を用いたのだ水と寒さにかかる絶妙な詠みといえる(小林たけし)【寒の水】かんのみず(・・ミヅ)◇「寒水」(かんすい)◇「寒九の水」(かんくのみず)寒中の水はとりわけ冷たい。その冷たい寒の水に古人は霊妙な効力があると信じた。特に寒中九日目の水を寒九の水と言い、それを飲めば、風邪や胃腸病に良く効き、身体を丈夫にすると信じられていた。例句作者仏にも寒九の水をたてまつる森澄雄焼跡に透きとほりけり寒の水石田波郷寒水に豆腐沈めしままの闇赤尾恵似焦土より寒水はしり出づるかな加藤楸邨寒の水飲めばたやすく心満つ殿村莵絲子米二合研ぎ澄むまでや寒の水佐久間鮎子寒の水ごくごく飲んで...ひたひたと寒九の水や廚甕飯田蛇笏

  • 成人式終りし大き雪片よ 飯名陽子

    成人式終りし大き雪片よ飯名陽子作者は成人式出席の本人だろうと想像する雪片は見慣れた景なのだが晴着を着た作者には不思議に新鮮に感じたそんな感覚を素直に詠んだのだろう(小林たけし)【成人の日】せいじんのひ◇「成人祭」◇「成人式」例句作者八方の嶺吹雪きをり成人祭福田甲子雄成人の日の華やぎにゐて弧り楠本憲吉成人の日の大鯛は虹の如し水原秋櫻子成人の夜を家継がぬ子が泊る萩原麦草山に来て成人祭の焚火あと吉田鴻司帆株に成人の日の風鳴れり原田青児道に弾む成人の日の紙コップ秋元不死男かなしくも成人の吾子ひるがへり岸田稚魚足袋きよく成人の日の父たらむ能村登四郎成人式終りし大き雪片よ飯名陽子

  • まっ白いセーターを着て逢いにゆく 伊藤政美

    まっ白いセーターを着て逢いにゆく伊藤政美逢うはその相手は恋人か思い人とされる白いセーターに作者の意図がうかがわれるその意図は読み手に委ねられている(小林たけし)【セーター】◇「カーディガン」毛糸で編んだ防寒用衣服。カーディガンも含む。例句作者セーターにもぐり出られぬかもしれぬ池田澄子セーターに小さな毛玉父母いない田中朋子受付の花瓶に似合いそうなセーター赤羽根めぐみ妻知らぬセーターを着て町歩く本井英長男のセーター着こなし妻笑顔渡部健まっ白いセーターを着て逢いにゆく伊藤政美

  • 椰子の実になってみたくて初の旅 佐中真澄

    椰子の実になってみたくて初の旅佐中真漂泊も火宅もならず鰯雲たけしこんな句を詠んだことがあったがだれしも晩年になると叶わなかったこんな思いがあるようだ掲句もそんな気風を感じさせる(小林たけし)初旅】はつたび◇「旅始」◇「旅行始」新年初めての旅行。旅始。旅行始。例句作者ちょっといい未来へ一歩旅始山口紀子初旅や五分遅れし掲示板重盛千種初旅や防犯ベルをテストせり遠藤古都女夢中なり船の初旅はじまれり倉田しげる椰子の実になってみたくて初の旅佐中真澄椰子の実になってみたくて初の旅佐中真澄

  • 野の色のうるみ出しけり七日粥 中村正幸

    野の色のうるみ出しけり七日粥中村正幸句意は明解うるみだすの措辞が秀逸椀のなかでの七種が目にやさしい(小林たけし)【七種粥】ななくさがゆ◇「七日粥」◇「若菜粥」一月七日に、七種類の野草を摘んで粥に入れて食し、一年の無病息災を願う古来より伝わる行事。例句作者天暗く七種粥の煮ゆるなり前田晋羅むさし野に摘みし若菜の粥なれば下村梅子七草に更に嫁菜を加へけり高浜虚子七草の粥のあをみやいさぎよき松瀬青々吹くたびに緑まさりて七日粥小沢初江小障子に峠の日あり七日粥木村蕪城野の色のうるみ出しけり七日粥中村正幸

  • しなやかにとぐろ巻きたく寝正月 大木あかり

    しなやかにとぐろ巻きたく寝正月大木あかりどこへも出かけずに家ごもりの正月とぐろをしなやかに巻きたいとは?作者の願望であって実際は多忙なのではないだろうかと推察するしなやかが不思議な味わいを感じさせて面白いしなやかな肢体は猫を想像させるがそれでは俳句にならない(小林たけし)【寝正月】ねしょうがつ(・・シヤウグワツ)元旦や正月の休みに何処にも出かけず、寝て過すことをいう。例句作者ゆふぐれの机ありけり寝正月藤田あけ烏寝正月なれと天地広くゐる森澄雄旅行書の南海青し寝正月大島民郎次の間に妻の客あり寝正月日野草城初夢の唯空白を存したり高浜虚子ふるさとにのこす名もなく寝正月古舘曹人透きとほる葛湯さみしき寝正月中村苑子しなやかにとぐろ巻きたく寝正月大木あかり

  • 38回神奈川県現代俳句協会俳句大会

    穴まどいちかごろ地球は不整脈⑥朴落葉賞罰のなき大往生⓸鎌倉の句会に参加している縁で38回を数える神奈川現代俳句協会の主催する俳句大会に出稿参加している今回は2句応募して2句とも入選した掲句の⑥⓸はそれぞれの得票数だ⑦票で入賞圏内、ちょっと届かなかったちなみに投句総数は131369句1位の俳句得票は⑰いつか捨てたボクが枯野で生きていた敏夫38回神奈川県現代俳句協会俳句大会

  • 寒肥を足さねばならぬ吾の俳句 たけし

    寒肥を足さねばならぬ吾の俳句たけし珍しい季語に遭遇自宅の窓から毎日眺める冬田がある冬の農作業をときおりみかけるこの季語で1句をつくってみたのだが・・・・・・(小林たけし)【寒肥】かんごえ◇「寒肥」(かんぴ)◇「寒ごやし」寒中、樹木や田畑に肥料を施すこと。土に養分を与え、次の収穫に備えるためのもの。例句作者つきまとう死者の一言寒肥す鈴木六林男寒肥を撒きて百姓光りけり伊丹三樹彦寒肥舟あまた葛飾の野にのぼる山口青邨寒肥を地にすりかつぐ老の意地杉しげる風の中寒肥を撒く小走りに松本たかし寒肥や花の少き枇杷の木に高野素十音一つなくて兄をり寒肥撒く神蔵器寒肥をまくといふよりたたきつけ今瀬剛一寒肥を足さねばならぬ吾の俳句たけし

  • 地霊みな狼(ヌクテ)の貌をして伏せる 橋本喜夫

    喜夫地霊みな狼(ヌクテ)の貌をして伏せる橋本喜夫不用意に踏んでいる地表だが地霊は厳然としてそこに在る厳かでいて不気味(小林たけし)【狼】おおかみ(オホ・・)◇「山犬」食肉目イヌ科イヌ属。まさにイヌの祖先。ニホンオオカミはすでに明治38年に絶滅したとされる。家畜を襲うことから害獣とされたり、毛皮が高値で取引されたこともその一因であろう。しかし一方でオオカミを神の眷属として祀る神社もある。人間との深い関わりを示す例であろう。例句作者大神と触れ狼を売りにゆく宇多喜代子狼が出そうに鏡研き上げ松井国央狼の残響のごと釣瓶落し白石司子狼の目に中世の風ありぬ月野ぽぽな狼は亡び木霊は存ふる三村純也管くぐる狼しろがねに濡れて岡田一実絶滅のかの狼を連れあるく三橋敏雄地霊みな狼(ヌクテ)の貌をして伏せる橋本喜夫

  • 炬燵から行方不明となりにけり 岩淵喜代子

    炬燵から行方不明となりにけり岩淵喜代子炬燵にうずくまるとそこは別天地全てを放棄して時間を忘れる家人が呼んでも返事も億劫になるそんな気分がよく表現されている(小林たけし)炬燵】こたつ◇「切炬燵」◇「置炬燵」◇「炬燵切る」◇「炬燵櫓」(こたつやぐら)◇「堀炬燵」家庭で長年使われている暖房家具。もともとは囲炉裏を切った上に櫓をのせ蒲団を掛けたのがはじまり。現代では電気炬燵がほとんど。冬の一家団欒の場として日本人の生活にとけこんでいる。例句作者あでやかな炬燵蒲団につまずきぬ市川恵子なんとなく入りし炬燵の花模様吉田成子一人用炬燵に痒いメロスの足大畑等休日の炬燵の中に討ち死にす吉原波路句を玉と暖めてをる炬燵かな高浜虚子炬燵に穴のこして海を見にゆけり大石雄鬼炬燵に顎のせ友恋か山恋か矢島渚男炬燵ぬくし奇なる話を交しいて真木早苗...炬燵から行方不明となりにけり岩淵喜代子

  • 齢のみ自己新記録冬に入る 三橋敏雄

    齢のみ自己新記録冬に入る三橋敏雄措辞は平明でなめらかだがその意味は深く身に染みる新記録になんとも切ない哀れがある季語は動かない(小林たけし)【立冬】りっとう◇「冬立つ」◇「冬に入る」◇「冬来る」◇「今朝の冬」二十四節気の一つ。陽暦では11月8日頃で、この日から冬に入るとされる。日差が弱くなり、日暮も早い。特に立冬の日の朝は冷気を体感することも多く「今朝の冬」などと言われる。例句作者冬に入る農婦いんぎん禍福なく飯田蛇笏凪ぎわたる地はうす眼して冬に入る飯田蛇笏墨を磨る心しづかに冬に入る桂信子水中に滝深く落ち冬に入る桂信子水甕の水に浮く塵冬に入る桂信子羽ばたきの音をかさねて冬に入る桂信子齢のみ自己新記録冬に入る三橋敏雄

  • くらがりへ人の消えゆく冬隣 角川源義

    くらがりへ人の消えゆく冬隣角川源義読者によって上五の「くらがり」は自由な解釈を赦されそうだ私は黄泉につづく暗がりのように思えた消えるこれは客観的凝視に感じる冬隣は自分自身の自覚のようだ(小林たけし)【冬隣】ふゆどなり◇「冬近し」◇「冬を待つ」冬が間近に迫った暮秋の気配を指す。厳しく長い冬を前にしたはかなさと、年末を控え何かあわただしさもある語。例句作者蓼科は被く雲かも冬隣石田波郷昼めしの精進揚や冬隣川上梨屋押入の奥にさす日や冬隣草間時彦冬近き日のあたりけり鳶の腹白雄交番の似顔絵手配冬隣関利治隠岐の山皆冬近き姿かな敗天公灯を消してかんばせに冬近づきぬ森澄雄七色に繰り出す投網冬隣岡田史乃赤松の高きに日差冬隣藤田あけ烏炒り塩のそこらに跳ねて冬隣近恵くらがりへ人の消えゆく冬隣角川源義

  • ヤングケアラーちいちゃんは汗っかき たけし

    ヤングケアラーちいちゃんは汗っかきたけし第11回とちぎ蔵の街俳句大会にて桑原まさ子先生の選をいただきました両親や祖父母を介護している子供たちがいるちいちゃんの汗はたくさんのことを語っている時事俳句にとらえていただけtれば本意なのだが地元ということもあって送付いただいた作品集には句会で交流の方々のお名前が多数見受けられました俳句が地元に根づいていることを実感しますヤングケアラーちいちゃんは汗っかきたけし

  • 地下街に鮮魚鮮菜文化の日 鷹羽狩行

    地下街に鮮魚鮮菜文化の日鷹羽狩行地下街そのものが文明文化の象徴のようだがそこで鮮魚鮮菜を販売している景自然とは大きく乖離した場所でという不思議作者の痛烈な風刺画をみるようだ(小林たけし)【文化の日】ぶんかのひ(・・クワ・・)◇「文化祭」◇「明治節」(めいじせつ)11月3日。国民の祝日。戦前は明治節とされたが、戦後、自由と平和を愛し、文化を進める日とされた。学校ではこの日を中心に文化祭行事がある。「明治節」は明治天皇の誕生日で昭和23年に文化の日となったが、戦前の人々にとっては特別に懐かしい日である。例句作者つつがなく目鼻耳口文化の日隈元拓夫イグアナの散歩をさせる文化の日本杉康寿ゴム毬に昔へそあり文化の日横坂けんじサンバに乳ゆれて難波(なんば)や文化の日竹岡一郎一条を一茶と読めり文化の日金子野生兄弟の理系文系文化...地下街に鮮魚鮮菜文化の日鷹羽狩行

  • 一本のくさりに縋る紅葉山 中村克子

    一本のくさりに縋る紅葉山中村克子作者は見事な紅葉にさそわれて気づけば山中深くに迷い込んでいる一本の鎖にすがっているのは作者かはたまた紅葉の樹木そのものか(小林たけし)【紅葉】もみじ(・・ヂ)◇「紅葉」(こうよう)◇「夕紅葉」◇「もみづる」◇「色葉」(いろは)◇「村紅葉」◇「谷紅葉」◇「紅葉山」◇「紅葉川」◇「雑木紅葉」(ぞうきもみじ)秋半ばより木の葉が赤や黄色に色づくこと。楓、蔦、漆、櫨などの紅葉が美しい。霜が降りると紅葉は一段と美しさを増す。色がほんのり薄く染まりはじめたころのものを「薄紅葉」という。まだらの色づきが趣深い。また楢、櫟、欅などの雑木が色づくことを「雑木紅葉」という。手近な紅葉を示す語。例句作者三度まで許す積りや蔦紅葉仰木節子不知火の海見えわたる紅葉かな八重津沙汰王人の世から諸鳥の世へ紅葉する中...一本のくさりに縋る紅葉山中村克子

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