「ひとことを言ってくれない夢の中何ら現(うつつ)と変はらざりしが(新作)」新旧かな混じりで悔しい気持ちを表した(つもり)。終助詞を「が」ではなく「も」とするかも迷いどころ。不尽5202首目・・・ひとことを
ひとを、ひととき、ひとへに想ふ短歌がメインのブログです。作歌歴約二十年、かつては相聞(恋歌)、現在は専ら雜詠です。
「ひとことを言ってくれない夢の中何ら現(うつつ)と変はらざりしが(新作)」新旧かな混じりで悔しい気持ちを表した(つもり)。終助詞を「が」ではなく「も」とするかも迷いどころ。不尽5202首目・・・ひとことを
「ことさらに替へたる己がしじみ汁空の殻をば数ふも哀し(新作)」AtYoshinoya不尽5201首目・・・ことさらに
「心臓(ハート)から遠ざかるほど冷たしと今さら気づきあふ指先は(新作)」五句、、「指先よ」とせず、言い差しにした。不尽5200首目・・・心臓から
5199首目 大学ラグビー選手権決勝 ○帝京33-15早稲田●
桐蔭学園の同級生同士が両チームのキャプテンとなった決勝。後半風下になったことで冷静にプレーした帝京の勝利。四連覇おめでとうございます。「いたずらにフェイズ重ぬるばかりにてゴールラインはじわり遠のく(新作)」不尽5199首目大学ラグビー選手権決勝○帝京33-15早稲田●
人前で泣くこと憚られし頃尠(すくな)き例外として甲子園(5076)幾人(いくたり)か新しき星現れて一等星を目指し戦ふ(5079)酔ふほどの宴にあらずぷっつりとバックスクリーンの灯は消えぬ(5087)四年後を持たざる者と持つべき者渇く涙と渇かす涙(5096)記号ひとつ書き込む時間遅るるも感極まれりベンチのA子(5103)本年も名簿すらなき名鑑に応援の気運上がり難しも(5130)CSは勝つが負けよが本拠地の戦(いくさ)を是とす大勝すれども(5149)些(いささ)かに食傷したる咆哮も全き余地なき牧の勝鬨(かちどき)(5154)鬼神をも驚かしむる進化にて今宵天辺(てっぺん)横浜の星(5161)FWの離合集散反則(あやまち)をゆめ起こすまじとて抱く規律(ディシプリン)(5188)事為すに欠かせざる信(しん)より深く...スポーツ短歌19 2024年下半期
「微睡(まどろ)みを破りし唇(くち)の湿りにてああ約束事が今ひとつあり(新作)」、、またまたダブルベッド。不尽5198首目・・・微睡みを
「一線を引かれし夜は明け切りぬ喉(のみど)に落とせり深煎り珈琲(新作)」深煎りは、深入りとの掛詞、、。不尽5197首目・・・一線を
「今年こそ減らしたしとふ面持ちの善男善女ジム開きとて(新作)」毎年詠めそうな一首。(笑)不尽5196首目・・・今年こそ
毎年一月の2日と3日は、ラグビーと駅伝でテレビの前から離れられない。紺と白というお互いセカンドジャージでの見慣れない姿の戦い。テレビで見る限り前半の早稲田のラインディフェンスとダブルタックルは完璧だった。残念ながら、京産は見事に昨年のリベンジを早稲田に食らってしまった。「アタックがさも単調に思ほゆる紺を阻みし白き壁なり(新作)」さすがは、対抗戦全勝優勝のチーム。さて、ファイナル。帝京が同じチームに連敗するかどうか、、。「背負うもの大きならむや駅伝の六区の走者(ランナー)震へる腿よ(新作)」さて、箱根駅伝は、珍しく母校の露出度?が高く、その意味では結構楽しめた。まぁ、結果は青学の横綱相撲を見せつけたが、、。不尽5194.5195首目・・・大学ラグビーと箱根駅伝
「肩口が寒し布団を押さへまほし父の声思(も)ひ床につく夜(新作)」就寝時に亡父の声が聞こえてきて、詠んだ。不尽5193首目・・・肩口が
「真夜中に灯すラジオの歌声に引き戻さるるをしばし拒めど(新作)」言い差しの歌、、。数年来、柴田祐規子アナ(NHK)の声がなぜか耳障りがよく、とてもお気に入り。彼女が月1でアンカーを務める『ラジオ深夜便』は第4土曜日。つい夜更かししてしまう。不尽5192首目・・・真夜中に
「変わらずの救世軍の歌ふと深く落つる街角3℃とありて(新作)」、、分析になじまぬ心の動き不尽5191首目・・・変わらずの
5190首目・・・映画『勝ち切る覚悟〜日本一までの79日』を見る
「事為すに欠かせざる信(しん)より深く求め合ひしが頂上に立つ(新作)」まぁ、ベイのファンだけが見る作品である。ワンシーンずつだが、来年はソフバンのユニフォームを着ることとなった上茶谷と濱口の勇姿をみることができてよかった。不尽5190首目・・・映画『勝ち切る覚悟〜日本一までの79日』を見る
「パラパラと立ち読みなすが年の瀬の決まりごととて五黄の土星(新作)」師走には、某易断の本がやたら沢山陳列されるので、ついパラパラする。感想は、決まって「ふ〜ん」とか「へえ〜」の域を出ないのだが、、。不尽5189首目・・・パラパラと
「FWの離合集散反則(あやまち)をゆめ起こすまじとて抱く規律(ディシプリン)(新作)」フォワード戦の攻防の面白さを見るのは(スタジアムではなく)テレビ観戦に限る。貫くテーゼは、discpline.1月2日は、帝×明、京産×Wとなった。不尽5188首目・・・FWの
「お互ひの唇(くち)の湿りを感ずるは互ひの奥に渇きぞ宿しぬる(新作)」、、、ダブルベッド。不尽5187首目・・・お互ひの
「わたしからあたしになりてもう一度わたしになりて去りゆきし君(新作)」五句、一旦は、「別れたる君」と詠んだが、女性に主導権があったのを思い出して、改変。不尽5186首目・・・わたしから
「足つきの黒きボタンは僅かなる傾き持ちて掛け違はわれぬ(新作)」「掛け違ふすゑに取れたるこのボタン少し明るき糸を探しぬ(新作)」手先の不器用さは、父親譲りだ。ボタン付けは、玉留で、玉と生地の間に遊びがいつもできてしまう。2首目。足付きボタンは、穴あきボタンより、糸が目立ちにくい。一応、失恋歌ですが、、。ちょうど50年前、布施明は彼の『積木の部屋』で♪君にできることは、ボタン付けと掃除、、だけど満ち足りていた。♪と唄った。(作詞は有馬三恵子。)当時(今も?)は、ボタン付けは難易度☆ひとつということ、、でしょうか(汗)不尽5184-5185首目・・・ボタン2首
「会ひに行くときに限りて混んでゐるタコメーターのみ冷静なるや(新作)」師走、、安全運転で参りましょう。不尽5183首目・・・会ひに行く
5182首目・・・柴田淳~14thオリジナル・アルバム『901号室のおばけ』~
ほぼ4年ぶりのアルバムリリース。決して短くはないブランクの事情はある程度わかってはいたものの、変わっていなくて、(是非は措くとしても)「まずは安心した」が、正直なところ。大仰すぎる悲しみソングが少なくて、その裏返しの妙に明るい歌もない。次第に確かなことを歌いながら、エンディングとなる構成はまずまず。メジャーデビューから数えて24年目に入ったしばじゅん。3年目からリアルタイムでチェイスしてきて、彼女も、アラフィフ(48歳)になったか、と小嘆息。(ちなみに同じ年の女性歌手は、一青窈、hitomi。2001年デビューでは、中島美嘉。)応援し続けて参ります、、やっぱり。「直ちにはおかえりなどと言ふもんかたつぷり味わうまで言ふもんか(新作)」待ちくたびれ(忘れかけ?)てたんで、ちょっとセンシュアルな歌になった。不尽5182首目・・・柴田淳~14thオリジナル・アルバム『901号室のおばけ』~
「手書きなる名簿を見つけりそれぞれの人生あらむ生死すらまた(新作)」「IMEにては入力制限を受けむ君の名幾度か書きし(新作)」「選択的夫婦別姓の議論読む旧き名簿を傍らにしつ(新作)」捨てた、と思っていた名簿を見て詠んだ、、。不尽5179-5181首目・・・旧き名簿三首
「何の日ぞ調べざれども珍(めずら)かにふたつ知りたる師走の八日(新作)」パーソナルな出来事抜きだとそんな日はほとんどない。ちなみに「44年前の出来事」とは違い、「トラ・トラ・トラ」は現地時間では七日だ。不尽5178首目・・・何の日ぞ
「枯葉散り舞ひつ街路を埋めれども朽ちるは何処(いずこ)誰か知るべき(新作)」柄にもない歌なので、反語を使ってはみたが、下の句が甘い。(類型的)。不尽5177首目・・・枯葉散り
「常連の客もとりどりズージャより世間話をして立ち去りぬ(新作)」行きつけのジャズ喫茶は、都会とは異なるのんびり感。ときおり、全くジャズに興味がなさそうな客がカウンター席でマスターと世間話をしては帰って行く。いろんな人にとってのくつろぎスペース、これはこれで宜しいかな、と。不尽5176首目・・・常連の
「怒り顔のみは練習せざれども容易く為せるが腹立たしくも(新作)」自分だけかも、、いや昨今、最も簡単なのは、泣き笑いより、怒ることだろう。ただ、それは心底からの怒りではない、、が。不尽5175首目・・・怒り顔
「古来より求めらるるは真善美些(いささ)か知をば要するや真(新作)」真実を巡る議論(めくもの)。「形而下」の事象に過ぎぬとは言え、そもそも真実は熱狂とは無縁の冷然なもの。真は信たるべきも、信は必ずしも真ならじ。不尽5174首目・・・古来より
「かななれどみなぎる力一幅に頷きながら口ずさみをり(新作)」かな=仮名かなで短歌を詠んだ歌人会津八一は書家でもあった。自筆の短歌が表装された掛け軸を見て詠んだ。不尽5173首目・・・かななれど
田山花袋は、明治4年(1871年)生、昭和5年(1930年)没、60歳。今や「蒲団」で自然主義の先鞭をつけた記録のみが残り、記憶には残らないかの如き明治の文豪。また、芥川龍之介や正宗白鳥などから「下手くそ」呼ばわりされ、やはり不憫な感が拭えない田山花袋を更読みする。テキストは『定本花袋全集』、時系列に主だった作物40作を読む。全体の感想は、筋は派手な展開はないし、表現もケレン味もなく、乾いた感じ。まぁこれが花袋が標榜した「平面描写」なのだろう。花袋は小説家として名をなす以前に紀行文の名手として知られていたそうな。平面描写の下地は充分あったといえよう。四つ星以上をつけた作物は「縁」・「田舎教師」・「時は過ぎゆく」。「縁」(明治42年)は、「生」や「妻」と共に「蒲団」(明治40年)以後の花袋「自然主義三部作」...5172首目・・・田山花袋を更読みする。
「窓越しに行き交ふ通勤人(びと)の顔眺む働くこと斯くも憂し(新作)」駅ナカのコーヒーショップから平日の通勤ラッシュ時の人々の顔を見て詠う。(派手に句跨り、、(汗))不尽5171首目・・・窓越しに
「AIの想定内に属したる人間(ひと)と思はばふと安堵せり(新作)」出してくるサイトやおすすめリストなど、人工知能には勝てない?と悟った歌、、。不尽5170首目・・・AIの
「その昔遊び場なりし山門にゆきこのYU(ゆ)となむ落書きをせし(新作)」なぜ、ローマ字だったのか。習いたてだったのか、漢字で「由」だと生々しかったからか、、。不尽5169首目・・・その昔
「この人の何処に最後は触れしかと離(か)るる刹那の浅ましきとて(新作)」あぁ、浅ましや、、不尽5168首目・・・この人の
「ひとつきりの純喫茶なりいくつもの別れ話ぞ切り出されし哉(かな)(新作)」純喫茶が好きなのは雰囲気もさることながら、ピンの客が比較的多くて会話が少ないこと。不尽5167首目・・・ひとつきりの
「知らざるを嘆き遣りたる一日に知らぬ振りにて遣り過ごすこと(新作)」訳知り顔の歌はほぼ失敗作。とはいえ、年を重ねるほど大きくなる思い。不尽5166首目・・・知らざるを
「高(たか)が否然れど読書というべきぞこのテーブルの高さに気が散る(新作)」行きつけのドトール店のテーブル高さが最も読書に集中できる。コメダ(統一されてるか?)も星野珈琲も、少し高すぎるのだ。ジャズ喫茶では読書はせず瞑想半分、居眠り半分である。不尽5165首目・・・高が否
「高級なる住宅街に迷ひ入る夕刊配達バイク軽やか(新作)」住んでいる土地の地域紙も夕刊紙は、今年度から廃刊になった。三大紙も配達を辞めた地方もあるとのこと。理由は宜無いところ。しかし、係ることは無縁(夕刊は読むべきもので、配達があるのが当たり前)の街区もあるのだろう。(「日本近代文学館」の帰路に、M区のK、S区のSを歩く羽目になって感じたこと。)不尽5164首目・・・高級なる
「帰らまほしからざる日いとくきやかに帰りたき日のおぼろぞ悔しき(新作)」ペシミストの性であろうか、、。不尽5163首目・・・帰らまほし
「流行語大賞候補のリスト見つ世間知らずとやや安堵せり(新作)」30語中全く知らず、皆目見当もつかぬのが18語。下の句は自虐ではなく、こんなことに心を動かされずとも、生活できていることの小市民的安堵(笑)。不尽5162首目・・・流行語
「鬼神をも驚かしむる進化にて今宵天辺(てっぺん)横浜の星(新作)」2024年のチームスローガンは「横浜進化」。さりとてCLIMAXのFINALからは、半ば口あんぐり状態。でも最終戦はベイらしく派手に決めた!一番大きな歓声を上げてしまったのは、、。最も感慨深かったのは、、。(7?8?回くらいの攻撃時にチラッと写ったこれ!)最高にジーンときたのは、、。果たせなかったリーグ優勝。まぁ、いつかするでしょう。(苦笑)弱かろうが、お得意の「ベイス☆ボール」を繰り広げようが、いつまでも応援してまいります。とりわけ楽しかった2024シーズン、ありがとうございました。I☆YOKOHAMA(__)m不尽5161首目・・・下剋上日本一成就
「雨やどり客は我(わ)のみがエヴァンスのヒアズ・ザット・レイニー・デー流れ来ぬ(新作)」『HereThat'sRainyDay』は、BILLEVANSの「Alone」のA面1曲目。5160首目・・・雨やどり
「通販のカタログ処分せざりしをやや悔いてをり衣替えかな(新作)」無駄遣い、、、四句のややが未練がましい、、(笑)。不尽5159首目・・・通販の
「旧友のブログに投稿躊躇へり去る者日々に疎し然(さ)もなむ(新作)」より根っこから言えば相手が友と考えていてくれたか、なんだが、、。(汗)不尽5158首目・・・旧友の
「歩くのが他人(ひと)より早い「はい」に◯(まる)信号変わりて飛び出すもまた(新作)」この問いは、なんとなく理解できるのだが、、。というより(もう些かサビつき気味だが)関西人の遺伝子やで、。不尽5157首目・・・歩くのが(続・問診票)
「復刻版ルビはあれども舊字體(きゅうじたい)手繰り調べつきやう花に向かふ(新作)」春陽堂(1925年~1927年)の復刻板で『鏡花全集(全十五巻)』を第一巻から読み始めた。旧かなづかいは読み慣れているものの、(総ルビ付きなので助かるのだが)漢字は、旧字体なので、新字体を手繰りよせつつゆっくり読め進める、、。不尽5156首目・・・復刻版
「珠玉とは物々しくも浮き身取り汁の輪帯びる玉子もどかし(新作)」そろそろ、おでんの季節。人それぞれ好みはあろうが、玉子が主役と信じて?いる。何と言っても、茹で玉子にするひと手間がかかっている。他のものは、単にぶち込むだけだし。とはいっても、おでん屋ではないので、出汁の色が全体に付くまでは、待っていられない、、、という歌。(笑)不尽5155首目・・・珠玉とは
5154首目・・・セ・リーグCSファイナルSt勝利!日本シリーズ進出!
慶事、再び!嬉しいに違いないんだけど、ファイナルStの1〜3戦までは、別のチームかと、、。(これは私の!?ベイスターズではないぞ、みたいな。)いずれにせよ、進出は投手陣の踏ん張り。(チーム名『世界一楽しいピッチャー陣』)ポストシーズンに、2+6+4(+α)も、ベイの試合が見られるなんて、儲けもんの一言に尽きる。「些(いささ)かに食傷したる咆哮も全き余地なき牧の勝鬨(かちどき)(新作)」(「き」で脚韻)不尽5154首目・・・セ・リーグCSファイナルSt勝利!日本シリーズ進出!
「安売りの『一生忘れない』逝くまでに一度は思ひ出さむどまりぞ(新作)」発語者のカタルシスに鼻白む、、。他人事にあらず、(汗)不尽5153首目・・・安売りの
「秒針はかくも遅きか鼓動より汝に会いたき態(てい)身に沁みぬ(新作)」追加で十八番系の歌、、下の句は、若干引き気味に詠んだ。不尽5152首目・・・秒針は
『双針(ふたはり)が重なる時刻求むべき式を書き留む心鎮めん(新作)」「計算式どほり双針重なるも真実(まこと)は二層構造、いまさら。(新作)」十八番系の歌である。不尽5150、5151首目・・・時計2首
「CSは勝つが負けよが本拠地の戦(いくさ)を是とす大勝すれども(新作)」慶事があった翌日は、スポーツ新聞を(最低2紙)買うことにしている。昨シーズンの今永のノーノー試合以来だ。3位通過のCSでは球団に実入りはないし、例え敗退しても、ファンの前で決着が付くのが区切りとしてはいいかも、な。・・・不遜な発言でございますが・・。(汗)さて、ファイナルSは、東とウィックが居ないので、スイープ(三連敗)も充分覚悟の上。でも、フォードがHRをぶち込んだので、ファイナルSでは、筒香に打ち納めの一発を期待するや切。蛇足だけど、阪神の監督就任ということで、来シーズンは、藤川球児さんの解説が聞けないので、テレビの野球中継を見る楽しみがひとつ少なくなるなぁ。不尽5149首目・・・セ・リーグCSファーストS勝利!
5148 首目・・・映画「ワン・ハンド・クラッピング」を見る
映画の正式タイトルは、「ポール・マッカートニー&ウイングス-ワン・ハンド・クラッピング」。1974年8月に彼の「アビーロード・スタジオ」で収録されたものの、映像(と多くの音源)はお蔵になっていたもの。当時、ポールは、32歳。ウイングスのLPでは、「バンド・オン・ザ・ラン」('73)から「ビーナス・アンド・マース」('75)の間の時期に当たる。この頃は、「ミュージック・ライフ」を毎月、隅から隅まで一文字余さず読んでいた。だが、当時のLPは2200円と購入するには、やはり高価な代物だった。然りながら、ウイングスの「バンド・オン・ザ・ラン」もその前作の「レッド・ローズ・スピードウェイ」('73)も『所有』していた。リアル・ビートルズ体験はない('70年の解散から2年後あたりから洋楽を聴き始めた)のだが、'70年...5148首目・・・映画「ワン・ハンド・クラッピング」を見る
「問診票「他人(ひと)より食べるのが早い」お里が知れる気もすれど「はい」(新作)」「糖尿病」の罹患リスクに関する設問と最近知った、、、。不尽5147首目・・・問診票
「堂々たる橋脚やうやく立ち上がり傍ら退(の)くを拒むひとつ家(新作)」しばしば見かける風景、、そしてやがてすっかり忘れてしまう風景。不尽5146首目・・・「堂々たる」
本日、21回忌を迎えたが、格別のイベントはないようだ。ただ誕生日(存命なりせば65歳)を前に、逐次アナログ復刻されていたものの残っていた3枚がカラー盤でリリースとのこと。そんな3枚のうちの1枚、『BL'UEEYES』を久しぶりに聴く。1985年作品でベストを除くと8thアルバム。ミュージシャンとしてのキャリア全体から見ると中盤あたりだ。俗に言うジャズスタンダード集なのだが、幾つかの経緯を考えると、みきが一度はやってみたかったこと、なのだろう。意外とストレートな歌唱、もちろん松原みきテイストではあるけれど、、。B面1曲目の『Loveletters』が断然いい。SmoothでSweetで。リピート聞きしてしまう。4902首目・・・松原みき20回忌(遅っ、汗)いま一度、合掌。「小粋にも小生意気にもなる舌ざわりみ...5145首目・・・松原みき没後20年
「リスキリング無縁なりせばしげしげとカルチャースクール案内を見ぬ(新作)」『男の料理教室』がコロナで閉講になり復活の兆しもない。(おそらく経営サイドからはコスパがよくないのだろう。)講座の中身もさることながら、男だけで、気を遣わずともよく、余計なお喋りをせずに済んでよかったのだが。不尽5144首目・・・リスキリング
「鉄オタの宰相の報サンライズ出雲の停車駅を閲(けみ)する(新作)」石破さんの選挙区は鳥取一区。若かりし頃、ブルトレ特急出雲をさんざん利用したとのこと。ただ、山陰本線をひた走しった出雲と異なり、後継列車というべきサンライズ出雲は、伯備線経由で山陰本線に入るので、鳥取2区しか通らない。「出雲」のテールマーク「お友だち少なき人にわづかなる近しさ抱き支持率を見ゆ(新作)」不尽5142.5143首目・・・「鉄オタの、、」ほか
「小笠原流においては如何にせんするするつるりぽとり玉こん(新作)」玉蒟蒻は、西日本では手に入らないかも、だな。不尽5141首目・・・小笠原
「バスはまだ坂の高みに留まりて待ち草臥(くたび)れるるは女のみかは(新作)」ただの実景だが、松山千春の「恋」を意識して詠んでみた。「かは」=反語不尽5140首目・・・バスはまだ
「後ろ髪ひく女(ひと)ありて後戻り見せかけだけのスイッチバックかも(新作)」ジュンク堂に週2回は行く、鉄道本の棚に行く。ここんとこ毎回ページをめくるのは、丁寧に調べられているので、見入ってしまう。でも、高いので買わずに眺めるだけにしている。今んとこ。不尽5139首目・・・後ろ髪
「書かれたる調理の時間最寄駅徒歩十分の広告(アド)のごとしも(新作)」腕のせいか、器具のせいか、とまれ、レシピ記載の時間より早くできることは、ほぼ、ない。不尽5138首目・・・書かれたる
「一本の鎖に過ぎぬネックレスさえもこんなにこんがらがって(新作)」「焦るほど結びは硬く緊くして甲でも乙でもなきものと為る(新作)」ひとりとふたり、、不尽5136.5137首目・・・絡まり2首
「点々と置かるる街路樹鳥たちも安らぎ歩道は白斑(しろまだら)かな(新作)」鳥たちの落とし物、、不尽5135首目・・・点々と
「承認を為せば彼奴(あいつ)が共通の友となるらん逡巡したり(新作)」、、フェイスブック。チータの歌のように、『友達の友達はまた友達』、にすらなりたくない奴が居る。(笑)チータ、、水前寺清子です。念のため。(汗)不尽5134首目・・・承認を
「わがままと思ふほかなき崩し字の短冊橋よりはらり捨てにき(新作)」草書体をわがままと呼ぶ偏屈さ、、(汗)。不尽5133首目・・・わがままと
「雨宿り客は我のみエバンスのヒアズ・ザット・レイニー・デイ流れ来たりぬ(新作)」『Here'sThatRainyDay』は、ビル・エヴァンスの『アローン』(ソロアルバム)の一曲目だ。不尽5145首目・・・雨宿り
「お互ひに要なき人と思ひなしつつがなく終ふ時候の挨拶(新作)」サクサク、行きましょう。(笑)不尽5132首目・・・お互ひに
「来るはずのなきひとひとり改札口終着駅のとなりのとなり(新作)」どんどん削って行って立派に?寂しい歌になった。不尽5131首目・・・来るはずの
「本年も名簿すらなき名鑑に応援の気運上がり難しも(新作)」二部落ちしても、「昨シーズン2位」までなら写真抜きの名簿だけは載るんだけどねぇ、、。不尽5130首目・・・本年も
「Don'tSayGood-bye二度目は強がりになるはず然れど英明の息(新作)」(德永英明4thシングル「輝きながら…」より)1987年、この曲で德永のファンになった。あの時、英語で言えばよかったかなぁ、、。不尽5129首目・・・Don'tSay
「タワマンの影に憩ひつ次の影探す灼熱メガロボリスよ(新作)」「厳しい」より、「危険な」暑さという表現は、当たってると思う。不尽5128首目・・・タワマンの
「なまくらなる熱波となりぬビル風に煽られ目指す貴殿の御住居(おすまい)(新作)」地下道に潜りたいが、、住所がわからなくなる、(汗)不尽5127首目・・・なまくらなる
「解答を求めんとして見上ぐれど糸口すらなし真青なる空(新作)」一点曇りなきことの陷阱。不尽5126首目・・・解答を
「闇に見る針の鋏角拡がりて体温奪ひあひたるひととき(新作)」あぁ、寝苦しい、、、。不尽5125首目・・・闇に見る
「住む人も行き交う人も多くしてコメ不足とや信じがたしも(新作)」同情も、況や批判もしないけど、日本も広いなぁ、という感想。不尽5124首目・・・住む人も
「常套句決まり文句に定型句使ひこなせし男(をのこ)の出世(新作)」組織の遊泳術、因みに私は金づちなので、海もプールも嫌いである。不尽5123首目・・・常套句
5116-5122首目・・・道南(松前・江差・函館)行(その3)
(元町公園からの眺め)箱舘戦争の゙足跡をいくつか辿る旅。③函館「侍の命尽きぬるも函館の顔役なるぞ榎本武揚(新作)」(五稜郭跡、箱舘奉行所、五稜郭タワー)「関門は亀田と箱館土方の生死(しょうじ)も分かちし一本木とぞ(新作)」(一本木関門跡、函館市若松町)(土方歳三最期之地碑)「幕末の技術官僚(テクノクラート)三郎助覚悟の最期いといと惜しや(新作)」(千代ケ岱陣屋跡)(中島三郎助父子最後之地碑、函館市中島町)「碧玉となりし御霊をはばかりて弔ふ碑(いしぶみ)されど高々(新作)」(碧血碑、函館市谷地頭町)(明治辰己実有此事立石山上以表厥志)「寺町の坂を息つき登りけり傷心惨目(しょうしんざんもく)の碑を拝まんとして(新作)」(高龍寺、函館市船見町)(傷心惨目碑)「函館の山はひとつの闇となり街の灯りのあたたかきかな(...5116-5122首目・・・道南(松前・江差・函館)行(その3)
5110-5115首目・・・道南(松前・江差・函館)行 (その2)
(開陽丸)箱舘戦争の゙足跡をいくつか辿る旅。②江差「松前や江差に向かふ鉄路なきキハの役目はながまれとかや(新作)」ながまれ(道南の方言)=のんびりして「バスで行かん江差松前消え失せしレールのルートをスマホで追ひつ(新作)」「人と船山の国より追分を伝へ運びて蝦夷地に至りぬ(新作)」(江差追分会館)(江差山車会館)「鰊漁守護せし姥神大神宮江差湊を見下ろし御座す(新作)」(姥神大神宮)「新たなる国興さんと蝦夷地をば榎本海軍ひた目指したり(新作)」(軍議中の榎本武揚(右端))「座礁せし開陽まじまじ土方は涙零しつ拳振るひぬ(新作)」(旧檜山爾志郡役所)(バルコニーから)(土方歳三嘆きの松)(060626-28)(つづく)5110-5115首目・・・道南(松前・江差・函館)行(その2)
5104-5109首目・・・道南(松前・江差・函館)行(その1)
(松前城三層天守、本丸御門)箱舘戦争の゙足跡をいくつか辿る旅。①松前「無高ゆえ湊の交易沖の口番所で粛々行なはれけむ(新作)」(沖之口番所跡、松前奉行所、松前藩屋敷)「許されて台地に築きし福山城最北最後の城郭となる(新作)」「総督の土方攻め込む陸と海たちまち落ちぬ福山の城(新作)」「国宝に定めらるれどあな惜しや三層天守焼失せしとや(新作)」「榎本が海軍来たりし海峡に大筒放つもすべなく落ちぬ(新作)」「法華寺の石段登り旧幕軍慰霊碑詣で我が名を記す(新作)」(法華寺)(060626-28)(つづく)5104-5109首目・・・道南(松前・江差・函館)行(その1)
今夏の選手権大会のベンチにも「女子」の姿が見られるようだ。私の住む地の代表校もそうだった。但し、ベンチに座るいわゆる「女子マネージャー」は、規則では「記録員」、すなわちスコアラーという位置づけだ。とはいえ、平成8年(1996年)までは、記録員はベンチ入りが認められなかった。その解禁とともに女子マネの姿を見かけることになった。中にはスコアは付けずに(付けられずに?)マネージャーに徹しているチームもあるやもしれぬ。(その場合は、従来どおりリザーブや部長先生(責任教師)がスコアを付けているんだろう。)また、リザーブにもなれなかった部員(ムードメーカーの如き)を充てているチームもいよう。それも一つの考え方だ。(但しユニフォームは着用できない。)一方、性別に拘らずワンチームとして汗を流してきた仲間である女子マネージ...5103首目・・・記号ひとつ
「海近きホームに結ふる願ひ事バックパッカー深呼吸せり(新作)」「同じ駅同じ夕陽を現在(いま)ひとりあの眩しさはうそではなかつた(新作)」「ジオラマでのぞみを操る少年の停まることをば考えざる夢(新作)」海岸線の長い国に住んでいるので、往復するだけで小旅行の気分である。(おわり)不尽5100-5102首目・・・鉄歌6首(その2)
「特急の赤きシートで童等(わらべら)は弾け跳ねたり夏休みかな(新作)」「見慣れたる海岸線を行く列車君とは異なる君想ひだす(新作)」「滑かなる弧を描き岐かるる引込線行手は叢(くさむら)夏の盛りよ(新作)」(つづく)5097-5099首目・・・鉄歌6首(その1)
「四年後を持たざる者と持つべき者渇く涙と渇かす涙(新作)」パリ五輪が終了したが、リアルタイムと録画を含めて、30分も視聴しなかった。実況アナウンサーの五月蝿い絶叫を聞かされると思うと、見る気が失せる。いきおい、ニュースやハイライト動画で済ませてしまった。歌意はありきたりだが、3句の「べき」は、ある意味残酷かつ無責任な歌といえようか。てな訳で、五輪短歌は、一首のみ。不尽5096首目・・・四年後を
「故郷の本家の仏壇抽斗の軍事郵便瞑目したり(新作)」「の」を繫ぐ歌は、基本的に駄歌とされている。不尽5094首目・・・故郷の
「ハイーハイゆるり宥めつ遠き道馬子唄合の手澄みわたりゆく(新作)」馬子唄(民謡)の゙合いの手の余韻に聞き惚れる。(俳句)馬子唄の合いの手労(いたわ)る夏の坂無季で詠むと馬子唄の合いの手人馬労(いたわ)れり短歌から引っ張ってくると、無季がいいと思うのだが。こんなとこが、季語による世界の制約を感じるか、拡張と見るか、延ては、俳句と短歌を取るかの分岐点かもしれない。不尽5093首目・・・ハイーハイ
短躯なりされど呵成に体内の熱吹き下ろすサキソフォニストサキホフォンじりじり熱し指と息帰り来たれば冷たきシーツ此のライブスペースにても弦弾(はじ)く引く手あまたのベーシストかな恍惚は無縁とばかりウォーキングベースを刻む手首は白し裏切りを続け続けり変拍子問はるる前にスティックを置く(以上、新作)ジャズフェスで会場を梯子。表現者としての彼等を見つめる。不尽5088-5092首目・・・ジャズフェス
「猫鳴きて真夏日来むと隣家(となりや)の赤きトタンの屋根見下ろしぬ(新作)」アメリカには真夏日という概念はなさそうだな。不尽5087首目・・・猫鳴きて
連敗が止まったと嬉しがるのも、何だかなぁ、、。いくらなんでも、ここまでは想定外。CS進出、黄色信号。4連敗目のG戦を現地観戦したが、スコア(1−2)以上に感じた地力の差。まぁ、(2度となかろう)ヤスアキの先発とフォードの初安打初HRを見れたのが記念。たまたまなのだが、ホテルの部屋は特等席クラス。(笑)「酔ふほどの宴にあらずぷっつりとバックスクリーンの灯は消えぬ(新作)」(060727)不尽5086首目・・連敗は「9」で終止符。
「不器用を呪ひし夏あり虫取りの網から容易く逃げおほす蝉(新作)」いわゆる「麦わら帽の少年」はめっきり見なくなった。高級品になってしまったんだろうなぁ。不尽5085首目・・・不器用を
北海道旅行の『はやぶさ』車中で読もうと求めた文庫本は、『天の夕顔』(昭和13年)。年上の女のエゴイズムに半生を棒に振った男の愚行とも言うべき恋愛譚。いや、恋愛は当事者以外にして見れば、ある意味愚行やに知れぬ。ストイックな関係を際立たせる為に手紙が効果的に使われている。愛し合う事が最終目標なのに、その途中経過である相手を思うこと自体が肥大化し、目的化してしまっている。いやいや、それがプラトニックというものか。山に籠って研ぎ澄まされていく感覚の中で女を思い詰め、自己語りで女を『神格化するに至る」と書く。病膏肓というのは簡単だが、いやいやいや、ちょっぴり頷いてしまう。一方、女は、人生そのものも、エゴイステックに閉じてしまう。女を思慕しながら鎮魂するラストは夕顔の花言葉を暗示し、甘いと言われようがそこそこ決まって...5083.5084首目・・・中河与一『天の夕顔』を読む
「故郷の訛を漏らす人と居て自ず弛みぬ心の留め金(新作)」まぁ、誰にでもあること。不尽5083首目・・・故郷の
「閉店のカウントダウン今日こそは看板娘に別れを告げん(新作)」まさかジェンダー云々とか言われないだろうなぁ。不尽5082首目・・・閉店の
「四十(しじゅう)年振りに会う友郷里にて社長の奴を呼び捨てにせり(新作)」近年になり奇跡的?にラインでつながっていたので、やたらめったら再会の感激というほどではない。(が、物理的距離はとてつもなく離れている。)「どちらかがこの世にいなくなるまで、あと一回くらいは会いたいものだ。」とお互い納得して別れる。不尽5081首目・・・四十年
「老獪と若気のいたり何れ採る賢人もはや御座(おわ)しまさねば(新作)」老醜は埒外だが、、。「よりましに投じませうと促さるる反らしたる胸薄き選良(新作)」選良はもはや死語、、。こんなことを詠みたくて歌を作ってるのではないので、番外。(笑)不尽【番外】2首
「夢で会ふ異性視線を反らさずに此度も許さざるまま去にぬ(新作)」ことさら、「異性」というひっかかりのある語を使っただけの歌。不尽5080首目・・・夢で会ふ
2023前半戦83試合43勝38敗2引首位3差2024同時点83試合43勝39敗1引首位1差何と!CSに出られるかもしれないというシーズン当初にはおよそ想定外の事態!。この時点で昨年は今永・バウアー二人で12勝。今年はジャクソンとケイ、そして石田裕太郎の新加入三人で12勝。と穴埋め。そして、打では、やはり蒼彗天(オースチン)。てなわけで、今シーズンは勝敗関係なく純粋に試合を楽しめると安心していたのに、、。勝ち負けが気がかりでどうもくつろがない。(笑)まぁ、優勝の心配はしていない。巨人だと予想してる。でも、最低2試合余計に楽しめるから、ここまで粘ってるなら3位でいいからCSに行ってほしいものだ。筒香がHRをスタンドに放り込んでCS進出を決めることを夢見ているのだが、、。それにしても、新戦力の選手たち(外野手...5079首目・・・幾人か
「二時打ちし柱時計にうつつにぞ三時打てるが夢にて会ひぬ(新作)」昭和の柱時計は、いや壁掛時計ですら、1時間毎に(時刻の数だけ)時を打っていた記憶がある。(就寝するときには、時報のスイッチを切る、、。)不尽5078首目・・・二時打ちし
「とりあへず番組流せ本を出せ関知いたさぬ観光公害(新作)」京都(市)に縁を持つ者として、(現在の)府知事と市長双方の゙中高の同窓生として、一首。京都(市)がキラーコンテンツ故といえば聞こえはいいが、上の句のような安直さが現象の一因に思えて仕方がない。遠くからぼんやり考えるだけだが、シニカルに過ぎるだろうか。(まぁ、海外からのツーリストはもっと構造的な原因もあるのだろうが、、。)如何に優秀な先輩、後輩の彼等とて、「本質的」な改善は困難だろう。むしろ、期待するほうが酷というものだろう。まぁ、出来は、理屈っぽい下手な主張してる駄目歌。今日は、祇園祭の前祭の宵山だ。不尽5077首目・・・京都オーバーツーリズム考
甲子園球場誕生100周年に因むNHKの特番を視聴。中でも名場面投票結果は興味深かった。まぁ、今どきこんな投票するのは、30代以上か、野球小僧だけとは思うが。「1961年第43回夏の報徳学園対倉敷工」とか「1958年第40回夏の坂東・村椿」などが漏れてるのは時代の変遷だなぁ。このうち、第54位に関することは、【番外】8月12日の原辰徳にこのブログで以前書いたことがある。渋いと感じたのは、第50位。実は、リアルタイム視聴の記憶がある最古が、この試合だ。白黒テレビかけ流していただけなのだが、本盗の場面は確かに記憶している。(最も当時は野球のルールも分かってはいなかったが。)そんなに有名な試合であったか、と。一方、「1989年第61回春決勝の上宮のサヨナラエラー」とか「1998年第80回夏の宇部商の延長15回サヨ...5076首目・・甲子園100周年
「水飛沫君は切れぎれ今日もまた目を閉ずなかれまだ此処に居る(新作)」切れぎれになるふたり。ただ、ひとりはまだ目を見開いたままだ。不尽5075首目・・・水飛沫
「放置にはあらざり寧(むし)ろ見殺しの事ども例へば我の五七五(新作)」箴言めいた歌は大抵が駄歌。七七の下の句ができない「シューベルト7番」(笑)が常にある。不尽5074首目・・・放置には
「ブログリーダー」を活用して、oyedih922さんをフォローしませんか?
「ひとことを言ってくれない夢の中何ら現(うつつ)と変はらざりしが(新作)」新旧かな混じりで悔しい気持ちを表した(つもり)。終助詞を「が」ではなく「も」とするかも迷いどころ。不尽5202首目・・・ひとことを
「ことさらに替へたる己がしじみ汁空の殻をば数ふも哀し(新作)」AtYoshinoya不尽5201首目・・・ことさらに
「心臓(ハート)から遠ざかるほど冷たしと今さら気づきあふ指先は(新作)」五句、、「指先よ」とせず、言い差しにした。不尽5200首目・・・心臓から
桐蔭学園の同級生同士が両チームのキャプテンとなった決勝。後半風下になったことで冷静にプレーした帝京の勝利。四連覇おめでとうございます。「いたずらにフェイズ重ぬるばかりにてゴールラインはじわり遠のく(新作)」不尽5199首目大学ラグビー選手権決勝○帝京33-15早稲田●
人前で泣くこと憚られし頃尠(すくな)き例外として甲子園(5076)幾人(いくたり)か新しき星現れて一等星を目指し戦ふ(5079)酔ふほどの宴にあらずぷっつりとバックスクリーンの灯は消えぬ(5087)四年後を持たざる者と持つべき者渇く涙と渇かす涙(5096)記号ひとつ書き込む時間遅るるも感極まれりベンチのA子(5103)本年も名簿すらなき名鑑に応援の気運上がり難しも(5130)CSは勝つが負けよが本拠地の戦(いくさ)を是とす大勝すれども(5149)些(いささ)かに食傷したる咆哮も全き余地なき牧の勝鬨(かちどき)(5154)鬼神をも驚かしむる進化にて今宵天辺(てっぺん)横浜の星(5161)FWの離合集散反則(あやまち)をゆめ起こすまじとて抱く規律(ディシプリン)(5188)事為すに欠かせざる信(しん)より深く...スポーツ短歌19 2024年下半期
「微睡(まどろ)みを破りし唇(くち)の湿りにてああ約束事が今ひとつあり(新作)」、、またまたダブルベッド。不尽5198首目・・・微睡みを
「一線を引かれし夜は明け切りぬ喉(のみど)に落とせり深煎り珈琲(新作)」深煎りは、深入りとの掛詞、、。不尽5197首目・・・一線を
「今年こそ減らしたしとふ面持ちの善男善女ジム開きとて(新作)」毎年詠めそうな一首。(笑)不尽5196首目・・・今年こそ
毎年一月の2日と3日は、ラグビーと駅伝でテレビの前から離れられない。紺と白というお互いセカンドジャージでの見慣れない姿の戦い。テレビで見る限り前半の早稲田のラインディフェンスとダブルタックルは完璧だった。残念ながら、京産は見事に昨年のリベンジを早稲田に食らってしまった。「アタックがさも単調に思ほゆる紺を阻みし白き壁なり(新作)」さすがは、対抗戦全勝優勝のチーム。さて、ファイナル。帝京が同じチームに連敗するかどうか、、。「背負うもの大きならむや駅伝の六区の走者(ランナー)震へる腿よ(新作)」さて、箱根駅伝は、珍しく母校の露出度?が高く、その意味では結構楽しめた。まぁ、結果は青学の横綱相撲を見せつけたが、、。不尽5194.5195首目・・・大学ラグビーと箱根駅伝
「肩口が寒し布団を押さへまほし父の声思(も)ひ床につく夜(新作)」就寝時に亡父の声が聞こえてきて、詠んだ。不尽5193首目・・・肩口が
「真夜中に灯すラジオの歌声に引き戻さるるをしばし拒めど(新作)」言い差しの歌、、。数年来、柴田祐規子アナ(NHK)の声がなぜか耳障りがよく、とてもお気に入り。彼女が月1でアンカーを務める『ラジオ深夜便』は第4土曜日。つい夜更かししてしまう。不尽5192首目・・・真夜中に
「変わらずの救世軍の歌ふと深く落つる街角3℃とありて(新作)」、、分析になじまぬ心の動き不尽5191首目・・・変わらずの
「事為すに欠かせざる信(しん)より深く求め合ひしが頂上に立つ(新作)」まぁ、ベイのファンだけが見る作品である。ワンシーンずつだが、来年はソフバンのユニフォームを着ることとなった上茶谷と濱口の勇姿をみることができてよかった。不尽5190首目・・・映画『勝ち切る覚悟〜日本一までの79日』を見る
「パラパラと立ち読みなすが年の瀬の決まりごととて五黄の土星(新作)」師走には、某易断の本がやたら沢山陳列されるので、ついパラパラする。感想は、決まって「ふ〜ん」とか「へえ〜」の域を出ないのだが、、。不尽5189首目・・・パラパラと
「FWの離合集散反則(あやまち)をゆめ起こすまじとて抱く規律(ディシプリン)(新作)」フォワード戦の攻防の面白さを見るのは(スタジアムではなく)テレビ観戦に限る。貫くテーゼは、discpline.1月2日は、帝×明、京産×Wとなった。不尽5188首目・・・FWの
「お互ひの唇(くち)の湿りを感ずるは互ひの奥に渇きぞ宿しぬる(新作)」、、、ダブルベッド。不尽5187首目・・・お互ひの
「わたしからあたしになりてもう一度わたしになりて去りゆきし君(新作)」五句、一旦は、「別れたる君」と詠んだが、女性に主導権があったのを思い出して、改変。不尽5186首目・・・わたしから
「足つきの黒きボタンは僅かなる傾き持ちて掛け違はわれぬ(新作)」「掛け違ふすゑに取れたるこのボタン少し明るき糸を探しぬ(新作)」手先の不器用さは、父親譲りだ。ボタン付けは、玉留で、玉と生地の間に遊びがいつもできてしまう。2首目。足付きボタンは、穴あきボタンより、糸が目立ちにくい。一応、失恋歌ですが、、。ちょうど50年前、布施明は彼の『積木の部屋』で♪君にできることは、ボタン付けと掃除、、だけど満ち足りていた。♪と唄った。(作詞は有馬三恵子。)当時(今も?)は、ボタン付けは難易度☆ひとつということ、、でしょうか(汗)不尽5184-5185首目・・・ボタン2首
「会ひに行くときに限りて混んでゐるタコメーターのみ冷静なるや(新作)」師走、、安全運転で参りましょう。不尽5183首目・・・会ひに行く
ほぼ4年ぶりのアルバムリリース。決して短くはないブランクの事情はある程度わかってはいたものの、変わっていなくて、(是非は措くとしても)「まずは安心した」が、正直なところ。大仰すぎる悲しみソングが少なくて、その裏返しの妙に明るい歌もない。次第に確かなことを歌いながら、エンディングとなる構成はまずまず。メジャーデビューから数えて24年目に入ったしばじゅん。3年目からリアルタイムでチェイスしてきて、彼女も、アラフィフ(48歳)になったか、と小嘆息。(ちなみに同じ年の女性歌手は、一青窈、hitomi。2001年デビューでは、中島美嘉。)応援し続けて参ります、、やっぱり。「直ちにはおかえりなどと言ふもんかたつぷり味わうまで言ふもんか(新作)」待ちくたびれ(忘れかけ?)てたんで、ちょっとセンシュアルな歌になった。不尽5182首目・・・柴田淳~14thオリジナル・アルバム『901号室のおばけ』~
ふとした契機からプロレタリア文学を読む破目に、、。三大プロ小説と言えば、鉄板は『海に生くる人々』・『太陽のない街』・『蟹工船』。『海に生くる人々』葉山嘉樹(1926年、大正15年)文章がこなれてない、としばしば感じる。だが、それが却って船内労働の過酷さや混沌とした水夫達の思いを伝える。ストライキの決起に至るまで、至ってからも、必ずしも一枚岩ではない登場人物たちの心のゆらぎがよく伝わる。内容はややセンチメントな箇所もあるが、三作の中では、作者のほのかは暖かみを感じる。再読する気持ちが起きる。『太陽のない街』徳永直(1929年、昭和4年)労働争議の勃発から鎮圧までを体験をもとに、リアリスチックに描く作物。場面の転換が目まぐるしくて人物の性格の掘り下げが今ひとつで感情移入しずらい。ただこのスピード感はとても共感...4966首目・・・呼吸(いき)すれど
「コロココロ芽キャベツたまさか転がりて汚れてなほも甘きか郷土(新作)」はじめて料理したら案外おいしかったんで一首。不尽4965首目・・・コロココロ
「文字以前さりとて隠せざる気持ちオムレツに這ふケチャップの痕(新作)」まぁ、あるわね。こんなこと。ない?笑不尽4964首目・・・文字以前
「袈裟懸けに烏は横切り闊歩せり侮りたるに謀(たばか)られしか(新作)」上の句の、してやられた感がすべて。不尽4963首目・・・袈裟懸けに
「図書館の蔵書につきたる開き癖間々(まま)疎ましきこだわる力(新作)」拘りと拘泥の線引きは難しい。自分では気づかない心の動きであろうから。不尽4962首目・・・図書館の
「五年後に戻らまほしと蔦の這ふ球場(ボールパーク)に送らんShōta(新作)」WrigleyField(シカゴ・カブスの本拠地)筒合がMLBに行くときと少し気分が異なる。向こう最長4年間は優勝できなくなったのはほぼ間違いないので、我がベイに復帰することを切に望む次第。不尽4961首目・・・五年後に
「お百度を踏むに足らざる願ひとて触るるは一度膝丈の石(新作)」寺社で「お百度石」を見ると、本堂との隔たり(一回分の距離)をつい目測してしまう。汗不尽4960首目・・・お百度を
宝厳寺参道石段(竹生島、長浜市)「港より四半刻なれど降り立てば心ここちよく震へ騒ぎぬ」竹生島(長浜市)「秀頼公何を願ひて移築せりかくも堂々宝厳寺唐門」宝厳寺唐門宝厳寺本堂「拝所にて授かる土器(かわらけ)投ずるに鳥居潜れば願ひぞ叶はん」都久夫須麻神社本殿宮崎鳥居「険しきにあらねど広き園城寺数多の宝抱へて久し」園城寺(大津市)総門園城寺観音堂「名鐘を撞かまほしきは道理にて無料にあらぬも道理なるかな」三井の晩鐘「閼伽井屋(あかいや)の三井の霊泉湧き出づる音妙なりてしばし聞き入る」三井の霊泉(051123-24)おわり4954-4959首目・・・滋賀行(その2)
(百済(ひゃくさい)寺本坊庭園)百済寺赤門「石垣の参道行かば仁王門秘仏と知るも本堂目指す」百済寺(東近江市)石垣参道「秀次公拓きし堀に降り立ちて近江の商ひ殷賑を思(も)う」八幡堀(近江八幡市)「戦国の戦場(いくさば)なりしも高月の人々仏を御守り続けし」「重々しき化仏載せれど渡岸寺(どうがんじ)観音様の涼しき顏(かんばせ)」渡岸寺観音堂(長浜市)山門渡岸寺観音堂(長浜市)本堂「鏡面に倒しまに映ゆる高月の火除け観音二度掌を合はせり」高月観音堂(大円寺)、(長浜市)十一面千手観音立像(051123-24)つづく4949-4953首目・・・滋賀行(その1)
「今しばしまつげに留むひとしづく落つる速さを知らしめんとす(新作)」下の句が決まらない。うむむ、、。不尽4948首目・・・今しばし
「崩れつつなほ形なす砂時計粒子が宿す産み出す力(新作)」円錐の美しさを詠んだ。不尽4947首目・・・崩れつつ
「アカペラで『YES-YES-YES』唄ひしも軛(くびき)は解けざる許されぬ恋(新作)」年末に恥じかき歌。『YES-YES-YES』は、もちのろん、オフコースのナンバー。オフコースといえば、『さよなら』辺りからぐぐっと右肩上がりで、絶頂期のまま解散したアリスに取って代わったという印象だが、今年は、谷村新司が鬼籍に入った。程なくして、もんたよしのり、大橋純子と、立て続けに、、。あっという間に『夏女ソニア』は、永遠に生で聞けなくなった。(ちなみに、大橋純子のヒット曲では『サファリナイト』が一番好き。)2024年は、(ひとり)カラオケにもっと行こうと思う。改めて、年末に合掌。不尽4946首目・・・アカペラで
「氷雨にて思ひきりし人切れ切れにディステニーとふ英語で溶かせり(新作)」上の句、佳山明生。下の句、マイラバ(MyLittleLover)、汗。不尽4945首目・・・氷雨にて
「逢引きに割かるる行数数えなば何れか捨てむ捨つるべきかも(新作)」恋愛小説読書中、、。選ぶではなく、捨てる、である。不尽4944首目・・・逢引きに
「ぎっしりと肩組みあへど不揃ひが産み出す隙間灯り落ちたり(新作)」山田太一さん(11月29日没)の追悼について、女優高橋ひとみの記事を読んで一首。『ふぞろいの林檎たち』(「1」だけ)は、『男たちの旅路』と同様、かなり思い入れがある。両作とも、後に、当時、大和書房から出ていた『山田太一作品集』というシナリオ本を購入したほどだ。『ふぞろい林檎たち』の高橋ひとみといえば、中井貴一演じる仲手川良雄に接客した個室マッサージ嬢が彼女だったシーンを鮮烈に覚えている。「え''え''っっ、、」である。(こんなかわいい娘出てくるはずあらへんやろ、と、、。汗)ユーチューブでそのシーンを見返すと、高橋ひとみ演じる伊吹夏恵は、何と!「エリー」という源氏名の名札を付けているではないか!不尽4943首目・・・ぎっしりと
「オリエントブルーの車両淡海(おうみ)行くかつて纏ひしは西武イエロー(新作)」「夜勤明けと思しき人等乗り込みてしばし揺らるるローカル私鉄(新作)」「見上ぐれど音のみ聞こゆる新幹線事もなげなり古参の鉄路(新作)」過日、近江鉄道に初乗車。『西武イエロー』(近江鉄道は、西武鉄道グループ)の塗替えが意外に進んでいるとの感。琵琶湖をイメージさせるかの塗色はなかなかいい。新幹線との並走区間があるのは不知だった。高架の真横ゆえ、新幹線からはE席でも見づらいせいかもしれぬ。ご他聞に漏れず、近江鉄道さんも、経営難のようだ。不尽写真が飛んでしまった!画像なし。トホホ。4940-4942首目・・・近江鉄道三首
「テレビ塔昇りて偏(ひとえ)に叫びしも離ればなれの減衰地点(新作)」久しぶりに名古屋のテレビ塔を見上げたので、一首。ただ、栄のランドマークのこの塔から、もう電波は飛んでいない。不尽4939首目・・・テレビ塔
「無踏切地下化高架化目(ま)の当たり駆ける電車が消えつつある街(新作)」はいはい、鉄男歌。不尽4938首目・・・無踏切
「甘やかな懐柔されど抗へぬ背を向けし汝が紡ぐハミング(新作)」スキャットやヴォカリーズよりくぐもっている分、誘因する力をハミングにはあると思う。不尽4937首目・・・甘やかな
「公理抱く数学者等を羨めり汝に証を立て続けしが(新作)」数学における公理は(定理と異なり)証明できないものである、、、とか。不尽4936首目・・・公理抱く