「二人だけ歌うマサムネもう少し上手な嘘でいいのにと現在(いま)。(新作)」FMで1995年の流行り歌が流れていた。スピッツの『ロビンソン』。(マサムネは、草野マサムネだ。)口語。終句の「現在(いま)」が全て。句点を付けて、軽い嘆息を表しているつもり。5259首目・・・ふたりだけ
ひとを、ひととき、ひとへに想ふ短歌がメインのブログです。作歌歴約二十年、かつては相聞(恋歌)、現在は専ら雜詠です。
「二人だけ歌うマサムネもう少し上手な嘘でいいのにと現在(いま)。(新作)」FMで1995年の流行り歌が流れていた。スピッツの『ロビンソン』。(マサムネは、草野マサムネだ。)口語。終句の「現在(いま)」が全て。句点を付けて、軽い嘆息を表しているつもり。5259首目・・・ふたりだけ
「楕円形(オーバル)の文字盤長き径下(お)るる針はもどかし細き手首は(新作)」終句を推敲前は、「細き手首よ」としていたが手首と針のつながりを少し意識させたかった。まぁ、何れにしても、句跨りの傷歌だが、、。不尽5258首目・・・楕円形(オーバル)の
「一度には生地が剥がれぬデニッシュの甘き打算に眼をそらしつつ(新作)」センシュアルな歌。下の句が甘っちょろくて決まってない。不尽5257首目・・・一度には
「床につき母を想へば母は子を思ひつ眠れぬ夜も在りけむ(新作)」母の夢を見ることはもう数年に一度くらいだ。去る者日々に疎しではなく、成仏している証だなぁ、と思うようにしている。「けむ」は過去推量。(推量の助動詞はほんとに難しい。)不尽5256首目・・・床につき
「白黒の銀幕の中棲み居たる汝(なれ)の瞳は何色ならむ(新作)」例えば『陽の当たる場所』でリズ(エリザベス・テイラー)を見たときの感想のような歌。不尽不尽5255首目・・・白黒の
「DVDケースに容れらるる名画貶めらるるばかりの軽さ(新作)」自分に取っての名画となると「思い出」という付加価値が付いているのである。なのに、何たる軽さよ、との嘆き歌。二束三文の◯◯◯◯のCDと比べて尚更の感。(まぁ、これは単に、ケースの材質の違いの所為なのだが、、(汗))不尽5254首目・・・彼の名画
「限りなく敷き詰めたきも隙生(うま)るる点描画をば恋へども冥し(新作)」西洋画の本をパラパラ見ていて詠む。新印象派(西洋画)の作品自体は明るい色調なのだが、、。不尽5253首目・・・ 限りなく
「五芒星(ごぼうせい)描けど傾(かたぶ)き鈍(なまくら)なる心に躙り寄る魔ぞ甘き(新作)」一筆で書けるが、そのせいか、歪になってしまう五芒星の形。不尽5252首目・・・五芒星
5251首目・・・映画『名もなき者、A COMPLETE UNKNOWN』を見る
ボブ・ディランが米フォーク界の寵児となってから、『エレクトリック』・ディランに舵を切るまでを描いた伝記的な作品。1960年から65年に当たる。洋楽を聞き始めたのが1972年頃なので、知ったかぶりをするつもりはない。とはいえ、後追いで、ディランの「70年代まで」の有名どころの曲は、ひととおりは知っている。ただ、あのクセのある声や歌唱に、難解な詩が相まって正直苦手だった。既にレジェンド扱いだったので、敬して遠ざける、みたいな存在だった。同時代的なシンパシィで聞いてきたコアなファン(現時点では70歳以上だろう)はともかく、日本国内で(大衆的な)認知度が高まったのは、初来日した78年以後ではなかったろうか。(『武道館』とタイトルされたライブ盤も出ている。)ともあれ、この映画、ボブ・ディラン(ティモシー・シャラメ)...5251首目・・・映画『名もなき者、ACOMPLETEUNKNOWN』を見る
「右肩の可動領域狭まりて汝を支へざる言ひ訳となす(新作)」「Frozenshoulder」とは言い得て妙だ。微妙にセンシュアルな歌のつもり、、。不尽5250首目・・・右肩の
5249首目・・・MLB開幕戦シカゴ・カブスVSロサンゼルス・ドジャース
「再びのハマのマウンド願ひつつ凱旋Shōtaに弥栄(いやさか)あれかし(新作)」試合結果など問題ではない。メジャーリーガー今永の勇姿が全て。数年後(?)を待ち焦がれるばかり。不尽5249首目・・・MLB開幕戦シカゴ・カブスVSロサンゼルス・ドジャース
「冬枯れの親水護岸河口までひとりとひとりでいいのだろうか(新作)」口語。文語なら結句は「よしとすべきや」か。だが、より莫とした気分や景色を出したかった。でも、濁音が多くて音的には調べがイマイチかな。不尽5248首目・・・冬枯れの
「嗚呼待てぬ然て然て待てぬ然さればこそ湯搔かんとして茹でにけるかも(新作)」料理、、。湯が沸騰するまで待てない性格?だ。結局、青物を茹でる羽目になることがしばしば。(汗)不尽5247首目・・・嗚呼待てぬ
「べきは当為べからずは禁止常並に右往左往をするやわが愛(新作)」一、二句ともに字余りの「傷」歌。恋という文字を使うのはもはや躊躇う年齢なのだろう。不尽5246首目・・・べきは当為
「嵩(かさ)がやや高きを朧に聞き分くる金曜四時の朝刊の音(新作)」ありがたいことに長年早朝四時に配達がある。金曜日は最も折り込み広告が多い日だ。不尽5245首目・・・嵩がやや
「君の名を書きて席待ちなす時の甘やかすぎる後ろめたさは(新作)」結句は間投助詞の「よ」でも意味に大差ないけど、、ね。不尽5244首目・・・君の名を
「識らざりて為し得ざらむことばかりにて気づけば鉄本繰りて休らふ(新作)」本屋に行くことが好きなのだが、根がペシミストなんで、凹んでしまうことが、ままある。そして、結局、鉄道本の棚にたたずむこととなる。さても、『鉄道ジャーナル』の休刊には驚いた。メカ音痴の文系人間や旅情派の鉄にとっては、『鉄ファン』や『鉄ピク』より、フィットする雑誌だったと思うのだが、、。不尽5243首目・・・知らざりて
「さあ吐けと迫れど海が恋しきか只管(ひたすら)口を割らざる浅蜊(あさり)(新作)」3%食塩水を作るのって、、面倒。不尽5242首目・・・さあ吐けと
「地下アイドルオフステージで友人と談笑したり模試の結果(リザルト)(新作)」偶々出くわしただけで、もとよりチェイスする嗜好はない。(汗)不尽5241首目・・・地下アイドル
「愛しくも激しき流れ生(あ)れぬよう心の傾(かたぶ)き均(なら)してをれど(新作)」河口の街に住んでいるので気づきにくいが、川が流れているのは高低差があるからだ。未練がましい5句、、。不尽5240首目・・・愛しくも
「歌集をば立ちて読みたる女生徒の細胞ふつふつ粒だちたらむ(新作)」詩歌のジャンルでは、ここ一、二年くらい短歌がブームとの文字を時折り目にする。行きつけの大型書店(ジュンク堂)で、短歌本と俳句本の占めるスペースが逆転していて、そのことをやや実感する。弱・青年層の作歌が増えているとされている。そういえばジュンク堂でも、いわゆる若い人が歌集を立ち読みしている姿は何度も見かける。(一方、句集を手にしているの見かけたことは、一度もない。)ついでに書くと、月刊誌NHK短歌とNHK俳句の紙面を瞥見しても、短歌は明らかに若者を意識したページ数が多い(事の是非は於くとして)ようだ。とはいえ、あの「短歌研究」が隔月刊になるのには、驚いた。不尽5239首目・・・歌集をば
(猿沢池)(秋篠寺)(本堂)しめやかにかつしどけなく動き初む秋篠寺の伎芸天なり(法華寺)(本堂)(新薬師寺)(本堂)神将の宮比羅(くびら)大将剣を持て守り給はん新薬師寺かな*亥年の守護神は十二神将のうちの宮比羅(くびら)大将。(興福寺、中金堂)(南円堂)(三重塔)(猿沢池と南円堂)*五重塔は修復中二方から光を受くる阿修羅像影に交はる手と手は奇(あや)し(三笠山、冬季閉山中)三笠山若草匂はぬ冬なれば登りてまほろば見下ろし能はず(奈良公園)資料画像(奈良わくわくガイド様より)下枝は食べ尽くされて奈良公園高さ二メートルの鹿摂食線(ディアーライン)とぞ(070205-07)おわり5234-5238首目・・奈良行(その2)
(法隆寺廻廊の「胴張り」(エンタシス)円柱)(唐招提寺、金堂)(鑑真和上御廟)一命を賭して来たりし上人の願ひに叶ふる国となりぬや(法隆寺、中門)(中門廻廊)(金堂、五重塔)(夢殿)一念を細き御身にただ立てりすくとおおはすは百済観音(中宮寺、本堂)ああ頬にお触れあそばし指先と羨ましきぞ半跏思惟像(法輪寺、三重塔)(法起寺、三重塔(現存最古))(西大寺)(西大寺、本堂)(西大寺、東塔跡)大寺(おおてら)の威光数々西大寺今は鉄路の要衝地にて(070205-07)つづく5230-5233首目・・奈良行(その1)
「憧れをないものねだりと含められ気づけば含むる大人になりぬ(新作)」ジジィの繰言ってやつで、、駄作。不尽5229首目・・・憧れを
「この部屋がこんなに広かっただなんて眼を合わそうとしない言い訳(新作)」口語。(ひとり)カラオケご無沙汰してるなぁ、と気づいて作った。不尽5228首目・・・この部屋が
「へたうまの間柄にて君画きしラテアートそと解(ほぐ)れゆくかな(新作)」如何なる間柄を指すか、読み手に委ねよう。(笑)不尽5227首目・・・へたうまの
「弾かるるグラスの漣(さざなみ)伝播して離(か)るる心の弾み初めしか(新作)」一見技巧的だけど、あんまし中身ない歌。不尽5226首目・・・弾かるる
「啄木は一輪挿しを求めけむ疑はざりて店先に立つ(新作)」自己の煩悩として最も捨て去りたいのは、間違いなく、、「羨」。啄木歌の本歌取り。正直、啄木の芝居がかったナルシスト系の歌はあまり好きではないのだが、、『友がみなわれよりえらく見ゆる日よ花を買ひ来て妻としたしむ』不尽5225首目・・・啄木は
「フムフムと選手名鑑ページ繰り皮算用のほくほくほくと(新作)」今年の顔は、順当の牧さん。昨年は名鑑号を手にして、「(前略)・・・背番号4の彼を腐すつもりは毛頭ないけど、ルーキーが表紙ってとこで、もう今シーズンを象徴しとるやろ。・・・(後略)」と、このブログに書いたのだった。結果、2024シーズンは貯金わずか2の3位。だが、今シーズンの面子を見るとポジ要素が多すぎる。貯金2で終わるはずはないっ!。V争いすることは間違いあるまい。(・・・と、控えめに書いておく。)不尽5224首目・・・フムフムと
「等しきに飽き足らざるやもう一本線を重ぬる過ぎたる愛は(新作)」合同記号「≡」のこと。不尽5223首目・・・等しきに
「リーダーの目配せひとつ揺らせしめ弾ませしむるCOMBO(コンボ)なるかも(新作)」・・・使役助動詞「しむ」である。「ベース弾きロン・カーターには足らざれど長駆でビシバシ低音繰り出す(新作)」・・・リヴィング・レジェンドの身長は193cm(!)らしい。「口ずさむは何ぞや配達パートナー蕎麦屋の出前失せつつあれば(新作)」・・・『モーニン』のフレーズがアドリブで出たので、いわゆる『蕎麦屋の出前』の故事(?)に因んだ一首。(UberEatsでは、配達パートナーさんと呼ぶようだ。)不尽5220-5222首目・・・ジャズ・フェス
「立春の眼(まなこ)の氷ひび割れて例えば名前に菜がつく人の(新作)」贈答歌なのに、マイナー調になってしまった。寒波のせいと、ご容赦を、、。不尽5219首目・・・立春の
「饒舌にひとつの言葉待ち侘びつ心の洞を展げて止まじ(新作)」言いたいことは決まってるのだが、表現が下手な失敗作。不尽5218首目・・・饒舌に
「96(バウアー)が再び光臨せんと知るザ・プロフェッショナルわくわく止まじ(新作)」ま、バウアーが来たから即27年ぶりのセ・リーグ制覇できると思うほどお人好しではない。けれども、あのスリリングなパフォーマンスをも一度見ることのできるワクワク感たるや。不尽5217首目・・・96(バウアー)が
ある日のコンベンションホールのアトリウム。市内に在る高校書道部の作品展に出くわした。揮毫(きごう)してあるのは、自作の短歌。50点ほどあったろうか。気に入った歌を、4点書き写す。今入れた麦茶のグラス結露する速さで高二の夏を占う色褪せた剣道防具しまう時夢の後先自分に問うた僕の名を祖父が忘れてしまうほど時の流れは人を待たないブーケトス任されたって結婚の幸せの意味まだわからない最後の歌が一番好きだ。完成度では一首目だろうし、二首目の上の句の静謐な感じも捨てがたい。だが、四首目の一切の理屈が無くて苛性に読み下した若さの勢い。口語の軽みがそれを引き立てている。「わからない」ことの潔さとともに、(いずれ?)「わかる」ことへのとまどいを感じる。、、、三首目を本歌取りして私の一首。「逆縁(ぎゃくえん)の後に呆けし祖母「...5216首目・・・書道展にて
(金峰山寺・蔵王堂)なすすべもなしと思はば拝むのみ蔵王権現漲りをりて*仁王門は修理中ありさまは異ならざりぬ塔尾(とおのおの)陵(みささぎ)異形の王と言へども(如意輪寺本堂)(後醍醐天皇塔尾陵)(楠公親子像)九字切る帝を思ひ北闕門(ほっけつもん)畏れ多くも都を思ふ(吉水神社)(北闕門)山峡(やまかい)の吉野を訪(おとな)ひ行き行けば正閏(正閏)問ふは厭わしきかな(吉野朝宮阯)(061111-13)(おわり)5212-5215首目・・・高野山・吉野行(その3)
(金剛峯寺、大玄関・小玄関)観光客(ツーリスト)カタコトで問ひ片言で答ふる僧侶大本山よ(金剛峯寺、正門)(金剛峯寺、主殿)(金剛峯寺、蟠龍庭)タペストリー求むるならば道筋を説く金剛界曼荼羅ぞかし印相と御面相との様相を篤と眺むる霊宝館よ高野山霊宝館内は、すべて撮禁。宿坊の精進料理とて些(いささ)かに箸使いをば気遣ひをりて(宿坊西方院)(061111-13)(つづく)5208-5211首目・・・高野山・吉野行(その2)
(壇上伽藍・根本大塔)参道に列々たるや供養塔苔深々と重々しきや(奥之院)杉木立抜けて聖域燈籠堂灯は明明とあたたかきかな(奥之院、御廟橋)これ以降撮禁エリア金色の大日如来源(みなもと)のかくも然も々々ありぬべきかも(壇上伽藍、中門)相応しき土地は何処と唐土(とうど)より投げし三鈷を受け止む枝よ(壇上伽藍、三鈷の松)(061111-13)(つづく)5204-5207首目・・・高野山・吉野行(その1)
「睡眠の質を問ひかくるサイトありたとへば汝(なれ)の夢を見しこと(新作)」何てことない歌なのだが、上の句と下の句の「着きぐあい」(=筋道の通りぐあい)は、5202首目より、気に入っている。ここいらが、作歌の難しさ・面倒さであるが、面白さのひとつ。不尽5203首目・・・ 睡眠の
「ひとことを言ってくれない夢の中何ら現(うつつ)と変はらざりしが(新作)」新旧かな混じりで悔しい気持ちを表した(つもり)。終助詞を「が」ではなく「も」とするかも迷いどころ。不尽5202首目・・・ひとことを
「ことさらに替へたる己がしじみ汁空の殻をば数ふも哀し(新作)」AtYoshinoya不尽5201首目・・・ことさらに
「心臓(ハート)から遠ざかるほど冷たしと今さら気づきあふ指先は(新作)」五句、、「指先よ」とせず、言い差しにした。不尽5200首目・・・心臓から
5199首目 大学ラグビー選手権決勝 ○帝京33-15早稲田●
桐蔭学園の同級生同士が両チームのキャプテンとなった決勝。後半風下になったことで冷静にプレーした帝京の勝利。四連覇おめでとうございます。「いたずらにフェイズ重ぬるばかりにてゴールラインはじわり遠のく(新作)」不尽5199首目大学ラグビー選手権決勝○帝京33-15早稲田●
人前で泣くこと憚られし頃尠(すくな)き例外として甲子園(5076)幾人(いくたり)か新しき星現れて一等星を目指し戦ふ(5079)酔ふほどの宴にあらずぷっつりとバックスクリーンの灯は消えぬ(5087)四年後を持たざる者と持つべき者渇く涙と渇かす涙(5096)記号ひとつ書き込む時間遅るるも感極まれりベンチのA子(5103)本年も名簿すらなき名鑑に応援の気運上がり難しも(5130)CSは勝つが負けよが本拠地の戦(いくさ)を是とす大勝すれども(5149)些(いささ)かに食傷したる咆哮も全き余地なき牧の勝鬨(かちどき)(5154)鬼神をも驚かしむる進化にて今宵天辺(てっぺん)横浜の星(5161)FWの離合集散反則(あやまち)をゆめ起こすまじとて抱く規律(ディシプリン)(5188)事為すに欠かせざる信(しん)より深く...スポーツ短歌19 2024年下半期
「微睡(まどろ)みを破りし唇(くち)の湿りにてああ約束事が今ひとつあり(新作)」、、またまたダブルベッド。不尽5198首目・・・微睡みを
「一線を引かれし夜は明け切りぬ喉(のみど)に落とせり深煎り珈琲(新作)」深煎りは、深入りとの掛詞、、。不尽5197首目・・・一線を
「今年こそ減らしたしとふ面持ちの善男善女ジム開きとて(新作)」毎年詠めそうな一首。(笑)不尽5196首目・・・今年こそ
毎年一月の2日と3日は、ラグビーと駅伝でテレビの前から離れられない。紺と白というお互いセカンドジャージでの見慣れない姿の戦い。テレビで見る限り前半の早稲田のラインディフェンスとダブルタックルは完璧だった。残念ながら、京産は見事に昨年のリベンジを早稲田に食らってしまった。「アタックがさも単調に思ほゆる紺を阻みし白き壁なり(新作)」さすがは、対抗戦全勝優勝のチーム。さて、ファイナル。帝京が同じチームに連敗するかどうか、、。「背負うもの大きならむや駅伝の六区の走者(ランナー)震へる腿よ(新作)」さて、箱根駅伝は、珍しく母校の露出度?が高く、その意味では結構楽しめた。まぁ、結果は青学の横綱相撲を見せつけたが、、。不尽5194.5195首目・・・大学ラグビーと箱根駅伝
「肩口が寒し布団を押さへまほし父の声思(も)ひ床につく夜(新作)」就寝時に亡父の声が聞こえてきて、詠んだ。不尽5193首目・・・肩口が
「真夜中に灯すラジオの歌声に引き戻さるるをしばし拒めど(新作)」言い差しの歌、、。数年来、柴田祐規子アナ(NHK)の声がなぜか耳障りがよく、とてもお気に入り。彼女が月1でアンカーを務める『ラジオ深夜便』は第4土曜日。つい夜更かししてしまう。不尽5192首目・・・真夜中に
「変わらずの救世軍の歌ふと深く落つる街角3℃とありて(新作)」、、分析になじまぬ心の動き不尽5191首目・・・変わらずの
5190首目・・・映画『勝ち切る覚悟〜日本一までの79日』を見る
「事為すに欠かせざる信(しん)より深く求め合ひしが頂上に立つ(新作)」まぁ、ベイのファンだけが見る作品である。ワンシーンずつだが、来年はソフバンのユニフォームを着ることとなった上茶谷と濱口の勇姿をみることができてよかった。不尽5190首目・・・映画『勝ち切る覚悟〜日本一までの79日』を見る
「パラパラと立ち読みなすが年の瀬の決まりごととて五黄の土星(新作)」師走には、某易断の本がやたら沢山陳列されるので、ついパラパラする。感想は、決まって「ふ〜ん」とか「へえ〜」の域を出ないのだが、、。不尽5189首目・・・パラパラと
「FWの離合集散反則(あやまち)をゆめ起こすまじとて抱く規律(ディシプリン)(新作)」フォワード戦の攻防の面白さを見るのは(スタジアムではなく)テレビ観戦に限る。貫くテーゼは、discpline.1月2日は、帝×明、京産×Wとなった。不尽5188首目・・・FWの
「お互ひの唇(くち)の湿りを感ずるは互ひの奥に渇きぞ宿しぬる(新作)」、、、ダブルベッド。不尽5187首目・・・お互ひの
「わたしからあたしになりてもう一度わたしになりて去りゆきし君(新作)」五句、一旦は、「別れたる君」と詠んだが、女性に主導権があったのを思い出して、改変。不尽5186首目・・・わたしから
「足つきの黒きボタンは僅かなる傾き持ちて掛け違はわれぬ(新作)」「掛け違ふすゑに取れたるこのボタン少し明るき糸を探しぬ(新作)」手先の不器用さは、父親譲りだ。ボタン付けは、玉留で、玉と生地の間に遊びがいつもできてしまう。2首目。足付きボタンは、穴あきボタンより、糸が目立ちにくい。一応、失恋歌ですが、、。ちょうど50年前、布施明は彼の『積木の部屋』で♪君にできることは、ボタン付けと掃除、、だけど満ち足りていた。♪と唄った。(作詞は有馬三恵子。)当時(今も?)は、ボタン付けは難易度☆ひとつということ、、でしょうか(汗)不尽5184-5185首目・・・ボタン2首
「会ひに行くときに限りて混んでゐるタコメーターのみ冷静なるや(新作)」師走、、安全運転で参りましょう。不尽5183首目・・・会ひに行く
5182首目・・・柴田淳~14thオリジナル・アルバム『901号室のおばけ』~
ほぼ4年ぶりのアルバムリリース。決して短くはないブランクの事情はある程度わかってはいたものの、変わっていなくて、(是非は措くとしても)「まずは安心した」が、正直なところ。大仰すぎる悲しみソングが少なくて、その裏返しの妙に明るい歌もない。次第に確かなことを歌いながら、エンディングとなる構成はまずまず。メジャーデビューから数えて24年目に入ったしばじゅん。3年目からリアルタイムでチェイスしてきて、彼女も、アラフィフ(48歳)になったか、と小嘆息。(ちなみに同じ年の女性歌手は、一青窈、hitomi。2001年デビューでは、中島美嘉。)応援し続けて参ります、、やっぱり。「直ちにはおかえりなどと言ふもんかたつぷり味わうまで言ふもんか(新作)」待ちくたびれ(忘れかけ?)てたんで、ちょっとセンシュアルな歌になった。不尽5182首目・・・柴田淳~14thオリジナル・アルバム『901号室のおばけ』~
「手書きなる名簿を見つけりそれぞれの人生あらむ生死すらまた(新作)」「IMEにては入力制限を受けむ君の名幾度か書きし(新作)」「選択的夫婦別姓の議論読む旧き名簿を傍らにしつ(新作)」捨てた、と思っていた名簿を見て詠んだ、、。不尽5179-5181首目・・・旧き名簿三首
「何の日ぞ調べざれども珍(めずら)かにふたつ知りたる師走の八日(新作)」パーソナルな出来事抜きだとそんな日はほとんどない。ちなみに「44年前の出来事」とは違い、「トラ・トラ・トラ」は現地時間では七日だ。不尽5178首目・・・何の日ぞ
「枯葉散り舞ひつ街路を埋めれども朽ちるは何処(いずこ)誰か知るべき(新作)」柄にもない歌なので、反語を使ってはみたが、下の句が甘い。(類型的)。不尽5177首目・・・枯葉散り
「常連の客もとりどりズージャより世間話をして立ち去りぬ(新作)」行きつけのジャズ喫茶は、都会とは異なるのんびり感。ときおり、全くジャズに興味がなさそうな客がカウンター席でマスターと世間話をしては帰って行く。いろんな人にとってのくつろぎスペース、これはこれで宜しいかな、と。不尽5176首目・・・常連の
「怒り顔のみは練習せざれども容易く為せるが腹立たしくも(新作)」自分だけかも、、いや昨今、最も簡単なのは、泣き笑いより、怒ることだろう。ただ、それは心底からの怒りではない、、が。不尽5175首目・・・怒り顔
「古来より求めらるるは真善美些(いささ)か知をば要するや真(新作)」真実を巡る議論(めくもの)。「形而下」の事象に過ぎぬとは言え、そもそも真実は熱狂とは無縁の冷然なもの。真は信たるべきも、信は必ずしも真ならじ。不尽5174首目・・・古来より
「かななれどみなぎる力一幅に頷きながら口ずさみをり(新作)」かな=仮名かなで短歌を詠んだ歌人会津八一は書家でもあった。自筆の短歌が表装された掛け軸を見て詠んだ。不尽5173首目・・・かななれど
田山花袋は、明治4年(1871年)生、昭和5年(1930年)没、60歳。今や「蒲団」で自然主義の先鞭をつけた記録のみが残り、記憶には残らないかの如き明治の文豪。また、芥川龍之介や正宗白鳥などから「下手くそ」呼ばわりされ、やはり不憫な感が拭えない田山花袋を更読みする。テキストは『定本花袋全集』、時系列に主だった作物40作を読む。全体の感想は、筋は派手な展開はないし、表現もケレン味もなく、乾いた感じ。まぁこれが花袋が標榜した「平面描写」なのだろう。花袋は小説家として名をなす以前に紀行文の名手として知られていたそうな。平面描写の下地は充分あったといえよう。四つ星以上をつけた作物は「縁」・「田舎教師」・「時は過ぎゆく」。「縁」(明治42年)は、「生」や「妻」と共に「蒲団」(明治40年)以後の花袋「自然主義三部作」...5172首目・・・田山花袋を更読みする。
「窓越しに行き交ふ通勤人(びと)の顔眺む働くこと斯くも憂し(新作)」駅ナカのコーヒーショップから平日の通勤ラッシュ時の人々の顔を見て詠う。(派手に句跨り、、(汗))不尽5171首目・・・窓越しに
「AIの想定内に属したる人間(ひと)と思はばふと安堵せり(新作)」出してくるサイトやおすすめリストなど、人工知能には勝てない?と悟った歌、、。不尽5170首目・・・AIの
「その昔遊び場なりし山門にゆきこのYU(ゆ)となむ落書きをせし(新作)」なぜ、ローマ字だったのか。習いたてだったのか、漢字で「由」だと生々しかったからか、、。不尽5169首目・・・その昔
「この人の何処に最後は触れしかと離(か)るる刹那の浅ましきとて(新作)」あぁ、浅ましや、、不尽5168首目・・・この人の
「ひとつきりの純喫茶なりいくつもの別れ話ぞ切り出されし哉(かな)(新作)」純喫茶が好きなのは雰囲気もさることながら、ピンの客が比較的多くて会話が少ないこと。不尽5167首目・・・ひとつきりの
「知らざるを嘆き遣りたる一日に知らぬ振りにて遣り過ごすこと(新作)」訳知り顔の歌はほぼ失敗作。とはいえ、年を重ねるほど大きくなる思い。不尽5166首目・・・知らざるを
「高(たか)が否然れど読書というべきぞこのテーブルの高さに気が散る(新作)」行きつけのドトール店のテーブル高さが最も読書に集中できる。コメダ(統一されてるか?)も星野珈琲も、少し高すぎるのだ。ジャズ喫茶では読書はせず瞑想半分、居眠り半分である。不尽5165首目・・・高が否
「高級なる住宅街に迷ひ入る夕刊配達バイク軽やか(新作)」住んでいる土地の地域紙も夕刊紙は、今年度から廃刊になった。三大紙も配達を辞めた地方もあるとのこと。理由は宜無いところ。しかし、係ることは無縁(夕刊は読むべきもので、配達があるのが当たり前)の街区もあるのだろう。(「日本近代文学館」の帰路に、M区のK、S区のSを歩く羽目になって感じたこと。)不尽5164首目・・・高級なる
「帰らまほしからざる日いとくきやかに帰りたき日のおぼろぞ悔しき(新作)」ペシミストの性であろうか、、。不尽5163首目・・・帰らまほし
「流行語大賞候補のリスト見つ世間知らずとやや安堵せり(新作)」30語中全く知らず、皆目見当もつかぬのが18語。下の句は自虐ではなく、こんなことに心を動かされずとも、生活できていることの小市民的安堵(笑)。不尽5162首目・・・流行語
「鬼神をも驚かしむる進化にて今宵天辺(てっぺん)横浜の星(新作)」2024年のチームスローガンは「横浜進化」。さりとてCLIMAXのFINALからは、半ば口あんぐり状態。でも最終戦はベイらしく派手に決めた!一番大きな歓声を上げてしまったのは、、。最も感慨深かったのは、、。(7?8?回くらいの攻撃時にチラッと写ったこれ!)最高にジーンときたのは、、。果たせなかったリーグ優勝。まぁ、いつかするでしょう。(苦笑)弱かろうが、お得意の「ベイス☆ボール」を繰り広げようが、いつまでも応援してまいります。とりわけ楽しかった2024シーズン、ありがとうございました。I☆YOKOHAMA(__)m不尽5161首目・・・下剋上日本一成就
「雨やどり客は我(わ)のみがエヴァンスのヒアズ・ザット・レイニー・デー流れ来ぬ(新作)」『HereThat'sRainyDay』は、BILLEVANSの「Alone」のA面1曲目。5160首目・・・雨やどり
「通販のカタログ処分せざりしをやや悔いてをり衣替えかな(新作)」無駄遣い、、、四句のややが未練がましい、、(笑)。不尽5159首目・・・通販の
「旧友のブログに投稿躊躇へり去る者日々に疎し然(さ)もなむ(新作)」より根っこから言えば相手が友と考えていてくれたか、なんだが、、。(汗)不尽5158首目・・・旧友の
「歩くのが他人(ひと)より早い「はい」に◯(まる)信号変わりて飛び出すもまた(新作)」この問いは、なんとなく理解できるのだが、、。というより(もう些かサビつき気味だが)関西人の遺伝子やで、。不尽5157首目・・・歩くのが(続・問診票)
「復刻版ルビはあれども舊字體(きゅうじたい)手繰り調べつきやう花に向かふ(新作)」春陽堂(1925年~1927年)の復刻板で『鏡花全集(全十五巻)』を第一巻から読み始めた。旧かなづかいは読み慣れているものの、(総ルビ付きなので助かるのだが)漢字は、旧字体なので、新字体を手繰りよせつつゆっくり読め進める、、。不尽5156首目・・・復刻版
「珠玉とは物々しくも浮き身取り汁の輪帯びる玉子もどかし(新作)」そろそろ、おでんの季節。人それぞれ好みはあろうが、玉子が主役と信じて?いる。何と言っても、茹で玉子にするひと手間がかかっている。他のものは、単にぶち込むだけだし。とはいっても、おでん屋ではないので、出汁の色が全体に付くまでは、待っていられない、、、という歌。(笑)不尽5155首目・・・珠玉とは
5154首目・・・セ・リーグCSファイナルSt勝利!日本シリーズ進出!
慶事、再び!嬉しいに違いないんだけど、ファイナルStの1〜3戦までは、別のチームかと、、。(これは私の!?ベイスターズではないぞ、みたいな。)いずれにせよ、進出は投手陣の踏ん張り。(チーム名『世界一楽しいピッチャー陣』)ポストシーズンに、2+6+4(+α)も、ベイの試合が見られるなんて、儲けもんの一言に尽きる。「些(いささ)かに食傷したる咆哮も全き余地なき牧の勝鬨(かちどき)(新作)」(「き」で脚韻)不尽5154首目・・・セ・リーグCSファイナルSt勝利!日本シリーズ進出!
「安売りの『一生忘れない』逝くまでに一度は思ひ出さむどまりぞ(新作)」発語者のカタルシスに鼻白む、、。他人事にあらず、(汗)不尽5153首目・・・安売りの
「秒針はかくも遅きか鼓動より汝に会いたき態(てい)身に沁みぬ(新作)」追加で十八番系の歌、、下の句は、若干引き気味に詠んだ。不尽5152首目・・・秒針は
『双針(ふたはり)が重なる時刻求むべき式を書き留む心鎮めん(新作)」「計算式どほり双針重なるも真実(まこと)は二層構造、いまさら。(新作)」十八番系の歌である。不尽5150、5151首目・・・時計2首
「CSは勝つが負けよが本拠地の戦(いくさ)を是とす大勝すれども(新作)」慶事があった翌日は、スポーツ新聞を(最低2紙)買うことにしている。昨シーズンの今永のノーノー試合以来だ。3位通過のCSでは球団に実入りはないし、例え敗退しても、ファンの前で決着が付くのが区切りとしてはいいかも、な。・・・不遜な発言でございますが・・。(汗)さて、ファイナルSは、東とウィックが居ないので、スイープ(三連敗)も充分覚悟の上。でも、フォードがHRをぶち込んだので、ファイナルSでは、筒香に打ち納めの一発を期待するや切。蛇足だけど、阪神の監督就任ということで、来シーズンは、藤川球児さんの解説が聞けないので、テレビの野球中継を見る楽しみがひとつ少なくなるなぁ。不尽5149首目・・・セ・リーグCSファーストS勝利!
5148 首目・・・映画「ワン・ハンド・クラッピング」を見る
映画の正式タイトルは、「ポール・マッカートニー&ウイングス-ワン・ハンド・クラッピング」。1974年8月に彼の「アビーロード・スタジオ」で収録されたものの、映像(と多くの音源)はお蔵になっていたもの。当時、ポールは、32歳。ウイングスのLPでは、「バンド・オン・ザ・ラン」('73)から「ビーナス・アンド・マース」('75)の間の時期に当たる。この頃は、「ミュージック・ライフ」を毎月、隅から隅まで一文字余さず読んでいた。だが、当時のLPは2200円と購入するには、やはり高価な代物だった。然りながら、ウイングスの「バンド・オン・ザ・ラン」もその前作の「レッド・ローズ・スピードウェイ」('73)も『所有』していた。リアル・ビートルズ体験はない('70年の解散から2年後あたりから洋楽を聴き始めた)のだが、'70年...5148首目・・・映画「ワン・ハンド・クラッピング」を見る
「問診票「他人(ひと)より食べるのが早い」お里が知れる気もすれど「はい」(新作)」「糖尿病」の罹患リスクに関する設問と最近知った、、、。不尽5147首目・・・問診票
「堂々たる橋脚やうやく立ち上がり傍ら退(の)くを拒むひとつ家(新作)」しばしば見かける風景、、そしてやがてすっかり忘れてしまう風景。不尽5146首目・・・「堂々たる」
本日、21回忌を迎えたが、格別のイベントはないようだ。ただ誕生日(存命なりせば65歳)を前に、逐次アナログ復刻されていたものの残っていた3枚がカラー盤でリリースとのこと。そんな3枚のうちの1枚、『BL'UEEYES』を久しぶりに聴く。1985年作品でベストを除くと8thアルバム。ミュージシャンとしてのキャリア全体から見ると中盤あたりだ。俗に言うジャズスタンダード集なのだが、幾つかの経緯を考えると、みきが一度はやってみたかったこと、なのだろう。意外とストレートな歌唱、もちろん松原みきテイストではあるけれど、、。B面1曲目の『Loveletters』が断然いい。SmoothでSweetで。リピート聞きしてしまう。4902首目・・・松原みき20回忌(遅っ、汗)いま一度、合掌。「小粋にも小生意気にもなる舌ざわりみ...5145首目・・・松原みき没後20年
「リスキリング無縁なりせばしげしげとカルチャースクール案内を見ぬ(新作)」『男の料理教室』がコロナで閉講になり復活の兆しもない。(おそらく経営サイドからはコスパがよくないのだろう。)講座の中身もさることながら、男だけで、気を遣わずともよく、余計なお喋りをせずに済んでよかったのだが。不尽5144首目・・・リスキリング
「鉄オタの宰相の報サンライズ出雲の停車駅を閲(けみ)する(新作)」石破さんの選挙区は鳥取一区。若かりし頃、ブルトレ特急出雲をさんざん利用したとのこと。ただ、山陰本線をひた走しった出雲と異なり、後継列車というべきサンライズ出雲は、伯備線経由で山陰本線に入るので、鳥取2区しか通らない。「出雲」のテールマーク「お友だち少なき人にわづかなる近しさ抱き支持率を見ゆ(新作)」不尽5142.5143首目・・・「鉄オタの、、」ほか
「小笠原流においては如何にせんするするつるりぽとり玉こん(新作)」玉蒟蒻は、西日本では手に入らないかも、だな。不尽5141首目・・・小笠原
「バスはまだ坂の高みに留まりて待ち草臥(くたび)れるるは女のみかは(新作)」ただの実景だが、松山千春の「恋」を意識して詠んでみた。「かは」=反語不尽5140首目・・・バスはまだ
「後ろ髪ひく女(ひと)ありて後戻り見せかけだけのスイッチバックかも(新作)」ジュンク堂に週2回は行く、鉄道本の棚に行く。ここんとこ毎回ページをめくるのは、丁寧に調べられているので、見入ってしまう。でも、高いので買わずに眺めるだけにしている。今んとこ。不尽5139首目・・・後ろ髪
「書かれたる調理の時間最寄駅徒歩十分の広告(アド)のごとしも(新作)」腕のせいか、器具のせいか、とまれ、レシピ記載の時間より早くできることは、ほぼ、ない。不尽5138首目・・・書かれたる
「一本の鎖に過ぎぬネックレスさえもこんなにこんがらがって(新作)」「焦るほど結びは硬く緊くして甲でも乙でもなきものと為る(新作)」ひとりとふたり、、不尽5136.5137首目・・・絡まり2首
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「二人だけ歌うマサムネもう少し上手な嘘でいいのにと現在(いま)。(新作)」FMで1995年の流行り歌が流れていた。スピッツの『ロビンソン』。(マサムネは、草野マサムネだ。)口語。終句の「現在(いま)」が全て。句点を付けて、軽い嘆息を表しているつもり。5259首目・・・ふたりだけ
「楕円形(オーバル)の文字盤長き径下(お)るる針はもどかし細き手首は(新作)」終句を推敲前は、「細き手首よ」としていたが手首と針のつながりを少し意識させたかった。まぁ、何れにしても、句跨りの傷歌だが、、。不尽5258首目・・・楕円形(オーバル)の
「一度には生地が剥がれぬデニッシュの甘き打算に眼をそらしつつ(新作)」センシュアルな歌。下の句が甘っちょろくて決まってない。不尽5257首目・・・一度には
「床につき母を想へば母は子を思ひつ眠れぬ夜も在りけむ(新作)」母の夢を見ることはもう数年に一度くらいだ。去る者日々に疎しではなく、成仏している証だなぁ、と思うようにしている。「けむ」は過去推量。(推量の助動詞はほんとに難しい。)不尽5256首目・・・床につき
「白黒の銀幕の中棲み居たる汝(なれ)の瞳は何色ならむ(新作)」例えば『陽の当たる場所』でリズ(エリザベス・テイラー)を見たときの感想のような歌。不尽不尽5255首目・・・白黒の
「DVDケースに容れらるる名画貶めらるるばかりの軽さ(新作)」自分に取っての名画となると「思い出」という付加価値が付いているのである。なのに、何たる軽さよ、との嘆き歌。二束三文の◯◯◯◯のCDと比べて尚更の感。(まぁ、これは単に、ケースの材質の違いの所為なのだが、、(汗))不尽5254首目・・・彼の名画
「限りなく敷き詰めたきも隙生(うま)るる点描画をば恋へども冥し(新作)」西洋画の本をパラパラ見ていて詠む。新印象派(西洋画)の作品自体は明るい色調なのだが、、。不尽5253首目・・・ 限りなく
「五芒星(ごぼうせい)描けど傾(かたぶ)き鈍(なまくら)なる心に躙り寄る魔ぞ甘き(新作)」一筆で書けるが、そのせいか、歪になってしまう五芒星の形。不尽5252首目・・・五芒星
ボブ・ディランが米フォーク界の寵児となってから、『エレクトリック』・ディランに舵を切るまでを描いた伝記的な作品。1960年から65年に当たる。洋楽を聞き始めたのが1972年頃なので、知ったかぶりをするつもりはない。とはいえ、後追いで、ディランの「70年代まで」の有名どころの曲は、ひととおりは知っている。ただ、あのクセのある声や歌唱に、難解な詩が相まって正直苦手だった。既にレジェンド扱いだったので、敬して遠ざける、みたいな存在だった。同時代的なシンパシィで聞いてきたコアなファン(現時点では70歳以上だろう)はともかく、日本国内で(大衆的な)認知度が高まったのは、初来日した78年以後ではなかったろうか。(『武道館』とタイトルされたライブ盤も出ている。)ともあれ、この映画、ボブ・ディラン(ティモシー・シャラメ)...5251首目・・・映画『名もなき者、ACOMPLETEUNKNOWN』を見る
「右肩の可動領域狭まりて汝を支へざる言ひ訳となす(新作)」「Frozenshoulder」とは言い得て妙だ。微妙にセンシュアルな歌のつもり、、。不尽5250首目・・・右肩の
「再びのハマのマウンド願ひつつ凱旋Shōtaに弥栄(いやさか)あれかし(新作)」試合結果など問題ではない。メジャーリーガー今永の勇姿が全て。数年後(?)を待ち焦がれるばかり。不尽5249首目・・・MLB開幕戦シカゴ・カブスVSロサンゼルス・ドジャース
「冬枯れの親水護岸河口までひとりとひとりでいいのだろうか(新作)」口語。文語なら結句は「よしとすべきや」か。だが、より莫とした気分や景色を出したかった。でも、濁音が多くて音的には調べがイマイチかな。不尽5248首目・・・冬枯れの
「嗚呼待てぬ然て然て待てぬ然さればこそ湯搔かんとして茹でにけるかも(新作)」料理、、。湯が沸騰するまで待てない性格?だ。結局、青物を茹でる羽目になることがしばしば。(汗)不尽5247首目・・・嗚呼待てぬ
「べきは当為べからずは禁止常並に右往左往をするやわが愛(新作)」一、二句ともに字余りの「傷」歌。恋という文字を使うのはもはや躊躇う年齢なのだろう。不尽5246首目・・・べきは当為
「嵩(かさ)がやや高きを朧に聞き分くる金曜四時の朝刊の音(新作)」ありがたいことに長年早朝四時に配達がある。金曜日は最も折り込み広告が多い日だ。不尽5245首目・・・嵩がやや
「君の名を書きて席待ちなす時の甘やかすぎる後ろめたさは(新作)」結句は間投助詞の「よ」でも意味に大差ないけど、、ね。不尽5244首目・・・君の名を
「識らざりて為し得ざらむことばかりにて気づけば鉄本繰りて休らふ(新作)」本屋に行くことが好きなのだが、根がペシミストなんで、凹んでしまうことが、ままある。そして、結局、鉄道本の棚にたたずむこととなる。さても、『鉄道ジャーナル』の休刊には驚いた。メカ音痴の文系人間や旅情派の鉄にとっては、『鉄ファン』や『鉄ピク』より、フィットする雑誌だったと思うのだが、、。不尽5243首目・・・知らざりて
「さあ吐けと迫れど海が恋しきか只管(ひたすら)口を割らざる浅蜊(あさり)(新作)」3%食塩水を作るのって、、面倒。不尽5242首目・・・さあ吐けと
「地下アイドルオフステージで友人と談笑したり模試の結果(リザルト)(新作)」偶々出くわしただけで、もとよりチェイスする嗜好はない。(汗)不尽5241首目・・・地下アイドル
「愛しくも激しき流れ生(あ)れぬよう心の傾(かたぶ)き均(なら)してをれど(新作)」河口の街に住んでいるので気づきにくいが、川が流れているのは高低差があるからだ。未練がましい5句、、。不尽5240首目・・・愛しくも
「打つほどに遍く心に届きしが打つほど離れし近くの心(新作)」このまま、一件落着っぽく終わるのか、、やや気がかりだが、、。不尽5017首目・・・打つほどに
「日記をば読み返しをり掘り起こせば墓の深さはまちまちなりて(新作)」日記はある意味、記憶の捨て場。ただ記憶の深浅は自ずと異なる。不尽5016首目・・・日記をば
「犬猫の区画は供花(くげ)が密にしてペットは愛のみ遺せり方(かた)や(新作)」供花が疎らな人の区画。人に対しては死んでも「憎」や「怨」を断つことができないのだろう。不尽5015首目・・・犬猫の
「凡打あり美技あり三桁(みけた)の番号を背負ふ彼等の止まざる競争(新作)」ファーム戦を連日観戦。三桁背番号の「育成選手」は、一軍の公式戦には出場できない。彼等がスタジアムでプレーする姿と出会えるのは、ファーム戦だけた。2日間で100番、116番、133番、144番、193番と5人の育成選手がプレーする姿を見た。当面の目標達成は、二桁背番号=「支配下登録選手」なのだろう。Hangin.threedigits!Bravo!Fabulous!Shōta!初登板6回2安打無失点9奪三振勝利投手!不尽5014首目・・・凡打あり
「壁つくりタメを産み出し面で打つ悩めど十(とお)に七はしくじる(新作)」ファーム戦を観戦。バッターの素振りの練習を見ていると、圧倒的にアッバースイングが多いことに気づく。今更ながら「フライボールレボリューション(革命)」を実感する。いかなるスイングが理想なのかは、おそらく結論が出ない奥深い議論なのだろう。不尽さて、明日はいよいよShōtaのメジャー公式戦のデビュー戦だ!5013首目・・・タメ作り
「エッセンシャルワーカー今日もリアカーで小路小路を巡りて届けり(新作)」エッセンシャルワーカーと位置付けるなら、ふさわしい処遇がなされるべきである。まぁ、横文字が持ち出されてくる時は、大抵目眩しに使われるのが、オチなのだが。さりとて、一介の市井人としてはこんな程度の応援はしている。・お急ぎ便は使わない。・配達日時は指定する。・送料無料はなるべく避ける。(物流業者が泣いているかもしれないから)最後にもひとつ、荷物の受取時、ドライバーに「ご苦労さま」と礼を言う。(置き配は使わない)不尽5012首目・・・エッセンシャル
「商品がカートにあります知らされぬ節約なせしとしばし安堵す(新作)」4996首目(3/6)の続き?五句のしばしが胆。不尽5011首目・・・商品が
最後に、約半世紀ぶりに「西ノ京」に行く。薬師寺と唐招提寺を(近いのでセットで)参詣する予定だったが。薬師寺だけで圧倒されてしまう。唐招提寺は、改めて、だ。「脇侍たる日光月光だにありがたや況んや中尊薬師如来をや」(薬師寺金堂)物理的な大きさだけでなく、ググッとエネルギーが迫ってくるようなこの存在感たるや。また、大講堂には、「仏足石歌」碑があるが、撮禁だ。たいして意味もわからぬまま、石に向かって拝むばかり。(薬師寺大講堂)さて、藥師寺といえば、高田好胤!、、いやいや徳永英明だ!『徳永英明薬師寺LIVE(2007年5月)」・・・金堂と大講堂の間に立って、徳永英明の気分になって、空を見上げた。(笑)「立ち上るボーカリストの声青き空somedaysomewhere身に舞ひ落ちん」(薬師寺東塔)(薬師寺玄奘塔)(奈良...5009.5010首目・・・南山城、奈良行(その5)
(畝傍山頂上、199メートル)橿原神宮脇から畝傍山に登ってみる。(橿原神宮、深田池)天香久山は、ヤブのせいで視界が悪くはっきりと確認できなかった。(耳成山)「畝傍山登りて耳成見ゆれども香具山見えざり心安きかな」香具山は畝火ををしと耳梨と相争ひき神代より〜以下略」(『万葉集』巻一13)(060111-14)つづく5008首目・・・南山城、奈良行(その4)
(石上神宮楼門)「カミとヒト隔てがあるは道理にて石上社の禁足地かな」(石上神宮拝殿)(天理市、石上神宮)「祭神が鎮まる山に手を合わす本殿持たざる大神神社(おおみわじんじゃ)」(大神神社拝殿)(桜井市、大神神社)(060111-14)つづく5006.5007首目・・・南山城、奈良行(その3)
(聖林寺山門)「邪な心兆さん愚者我さえ容るるや国宝観音菩薩」(聖林寺本堂)(桜井市、聖林寺)近代的に改修された観音堂で有名すぎる国宝十一面観音菩薩とふたり?きり?になって思わず詠んだ歌。(無論撮禁だが、本堂の仏間に写真が飾ってある。)「文殊さまお乗り賜ひし獅子像の豪快極まる眼鼻口かな」(安倍文殊院本堂)(同金閣浮御堂)(特別史跡、西古墳)(桜井市、安倍文殊院)(060111-14)つづく5004.5005首目・・・南山城、奈良行(その2)
「白毫(びゃくごう)も螺髪(ほはつ)もつけず艷やかに坐します御仏蟹満寺かな」(蟹満寺本堂)(木津川市、蟹満寺)「大伽藍絶ゆれどひとり冴え冴えと十一面のみほとけぞ立つ」(観音堂)(家康公伊賀越えの道標)(京田辺市、大御堂觀音寺)ご住職みずからご説明をいただいた。昨年秋に続いて、南山城の主だった寺院を巡った。この滋味深いエリアはひとまず区切り。(060111-14)つづく5002.5003首目・・・南山城、奈良行(その1)
「処世本無用の身にぞ成り果てどふと思ひ出づドクトル奈良林(新作)」ええ年こいてるし、思考も硬直化してるから処世本など無用の沙汰だ。さて、人生初のハウ・ツー本といえば、パブロフの犬的に奈良林祥センセの世代である。処世ではなく、処性か?笑ついでに、狂歌「阿部進(カバゴン)にハレンチ学園奈良林」不尽5001首目・・・処世本
「菜の穂をば見つめてゐたり足止めつそうか微かに揺れていたんだ(新作)」一区切り。五千首目。口語混じり。、、相聞歌。不尽(photobycourtesyofNahoko)5000首目・・・菜の穂をば
「誰(た)もかつて匿(かく)し持ちしが融け失せて未明手探り秘密基地かな(新作)」四句、、夢の中不尽4999首目・・・誰(た)もかつて
「戦死者の骸(むくろ)は数として残り遺族は身罷り零となりにけり(新作)」プロレタリア文学を読んだ所為なのだが、日清戦争期から満州事変あたりの歴史に関心を向けている。満蒙、シベリア、朝鮮、台湾などへ外地に出兵(出張っていく)していく理由や過程など。(まぁ、アカデミックには一定の結論がでてるだろうし、深入りするつもりないんで、新書を乱読するに過ぎないけどね。汗)てな訳で、『朝日歌壇』じみた柄に合わない歌である。苦笑不尽4998首目・・・戦死者の
「誰(た)も己(おの)が特等席を占めつ在り暖かき冬光の図書館(新作)」暖冬、、五句は少し力技か、、。不尽4997首目・・・誰も己が
「憂ひをば咎(とが)と定めて押し遣るや服飾カタログ早春号かな(新作)」まぁ、そのまんまの歌。不尽4996首目・・・憂ひをば
「店閉じて伽藍堂(がらんどう)なる4℃(ヨンドシー)映すは我の影ひとつのみ(新作)」街歩きするとやはり車で流してるのとは異なる風景が見えてくる。4℃は、ヨンドシーである。相聞歌。不尽4995首目・・・店閉じて
「もて余す怒りの捨て場大胆に尻尾落とせりすまぬ大根(新作)」人参ではもの足りぬ、、汗。不尽4994首目・・・もて余す