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HITO-OMOI(ひとおもい) https://blog.goo.ne.jp/oyedih922

ひとを、ひととき、ひとへに想ふ短歌がメインのブログです。作歌歴約二十年、かつては相聞(恋歌)、現在は専ら雜詠です。

oyedih922
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2020/03/29

  • 4771首目・・・柔らかき

    「柔らかき心目覚めつ刻みをり新じゃが新玉春キャベツかな(新作)」味音痴だが、包丁の当たりが心地よいので詠んだ歌。不尽4771首目・・・柔らかき

  • 4770首目・・・かき鳴らす

    「かき鳴らす若者いつも前のめり手を置く愚かなる生き物われ(新作)」4月25日は尾崎豊の命日。没後31年。者と物。若者は人間だが、さて、みたいな歌。不尽4770首目・・・かき鳴らす

  • 4767-4769首目・・・喫茶店三首

    「本日のコーヒーとのみ注文(オーダー)し豆の名と味区別つかざり(新作)」「皮切りの客となりせばマスターは己が好みの唄もの流しつ(新作)」「ラテアート下手と呼ぶにはいとほしや花崩るるまで文庫に耽る(新作)」(いとほし=気の毒)行きつけと呼んでもいい喫茶店が3軒ある。コーヒーチェーン、ジャズ喫茶、カフェレストラン。不尽4767-4769首目・・・喫茶店三首

  • 4776首目・・・相づちを

    「相づちを求むるそぶり然れど投ぐるボールやまなり過去に向かひて(新作)」FMで、拓郎の『春だったね』が流れたので詠んだ。拓郎は、三回目だけ、♪春だったんだね♪と歌う。不尽4776首目・・・相づちを

  • 4765首目・・・非は我に

    「非は我にありと認めむプラカード柔き拳で割らむとするも(新作)」お似合いのヘタレ歌、、汗。不尽4765首目・・・非は我に

  • 4764首目・・・幾粒の

    「幾粒の涙注がば頷かん斑(まだら)チューリップ茎太くして(新作)」斑入りのチューリップの花言葉は、、、。不尽4764首目・・・幾粒の

  • 4763首目・・・幾許の

    「幾許の痛点持てり棄つるとき感情線を指で辿りぬ(新作)」悲しみの数値化という無益な行為。不尽4763首目・・・幾許の

  • 4760-4762首目・・・水戸市内逍遙

    (水戸駅、水戸黄門助さん格さん像)「烈公の溢るる気迫にふさわしき咲き乱るる梅春の魁(さきがけ)(新作)」烈公とは、水戸藩第九代藩主徳川斉昭こと。(偕楽園、表門)(東西梅林)(好文亭楼閣よりの千波湖)「学びし場されど蟄居の身となりて至善はもはや瞑目にのみ(新作)」(弘道館正庁)(要石歌碑)行く末も踏みなたがへそあきつ島大和の道ぞ要なりける斉昭自詠。(至善堂御座の間)徳川慶喜は、大政奉還後、駿府に送還されるまでの間、至善堂に蟄居していた。「濠跡を貫く鉄路定府(じょうふ)をば強いられし水戸軽きを思ふ(新作)」二の丸と本丸を隔てる大堀切に敷かれた水郡線。水戸市はあまりにも徳川一色なので、私にとっては詩情がたいして動く街ではなかった。散歩もまさに逍遙だった。(050308-09)4760-4762首目・・・水戸市内逍遙

  • 4755-4759首目・・・水戸周縁逍遙

    (笠間稲荷神社大鳥居)「胡桃の木密なる中に御座(おわ)しなば神木となす笠間の稲荷(新作)」(笠間稲荷神社、笠間市)日本三大稲荷、胡桃下稲荷とも。「赤穂へと移封されしは祖父長直付き従ひしは祖父良欽(よしかね)ぞ(新作)」(大石邸跡の大石良雄(内蔵助)像)国替え前は笠間藩主であった浅野家。「赦されて結びし庵稲田郷聖典著し広がるこころ(新作)」(西念寺(稲田禅坊)、笠間市)教行信証御製作地親鸞上人は、後鳥羽上皇の御代に承元の法難により越後国国府(上越市)に流罪となっていた。今年が立教開宗800年目にあたるとされる浄土真宗。西念寺における『教行信証』の制作年からカウントしたものだ。「大波かあるいは小(さざ)波畏(かしこ)くも磯の鳥居に降り立たるるとき(新作)」(大洗磯前神社、大洗町)「日召の維新はならずも深浅の裂...4755-4759首目・・・水戸周縁逍遙

  • 4754首目・・・おもむろに

    「おもむろに息あわせたるレガッタの返す櫂(オール)の赤ぞまぶしき(新作)」風雨を気にせず長い橋を歩いて渡る季節、、ボート部が水上練習を再開。不尽4754首目・・・おもむろに

  • 【番外】・・・外しぬは

    「外しぬは恥ずかしやがて外さぬが恥ずかし宜(よろ)し大和(やまと)のわれら(新作)」「良し」ではなく「宜し」。まっ、いいんじゃね、ってとこ。不尽【番外】・・・外しぬは

  • 4753首目・・・折り返しぬ

    「折り返しぬ裾を戻しつ踏み出せり然なりこの年春来にけらし(新作)」暖国の人には無縁の歌、、。五句は、持統天皇っす。汗。不尽4753首目・・・折り返しぬ

  • 4751.4752首目・・・さくら二首

    「ビルの名を一文字残し桜花窓を埋まむひとりの今年も(新作)」「咲くサクラ慈悲無く散りて忘れない彫らるる碑(いしぶみ)覆い隠せり(新作)」二首目は、アンジェラ・アキの『サクラ色』(2007)を聞いて作った。不尽4751.4752首目・・・さくら二首

  • 4750首目・・・六ヶ月

    「半年を隔てつ夢で会ふ人よじやあまたね猶(なほ)言ひ逸(そび)るれども(新作)」夢を見れば、必ず日記にメモをする。目覚めたら直ちに書き込む。だから夢の中身は、いつも日記の一行目だ。不尽4750首目・・・六ヶ月

  • 4749首目・・・開かれぬ

    「開かれぬまま戻されぬ付け文の乾ききらざる糊を押さへり(新作)」もったりした助動詞の多用が、「糊」のような歌。笑不尽4749首目・・・開かれぬ

  • 4748首目・・・宿の朝

    「宿の朝然(さ)て汝は仮初めやもしれぬ万古不易の陽の光浴び(新作)」いろんな解釈を容れる歌だと思う。「旅の宿仮初めの人ガラス窓時雨一条ずつ流れ落つ」とアレンジすると、『さざんかの宿』になる。苦笑不尽4748首目・・・宿の朝

  • 4747首目・・・旅立ちを

    「旅立ちをつと告げらるれば砂時計括られつつも粒落ち続きぬ(新作)」カウントダウン、、焦燥と冷静。不尽4747首目・・・旅立ちを

  • 4746首目・・・ふつふつと

    「ふつふつと熱滾(たぎ)り出で塊をなす令和の侍本懐遂げり(新作)」WBC決勝はリアルタイム完全視聴。30人(いや32人か、いやいや監督・コーチもか。)からなるチーム(=総和)の熱量が固まり(塊)となっていた。わが今永も試合を壊さずによかった。(勝利投手のおまけ付き。)不尽4746首目・・・ふつふつと

  • 4745首目・・・会へぬ意味

    「会へぬ意味定むるごとくじりじりと星座早見盤回しつるかな(新作)」三句が鍵だけど、、どうかなぁ。不尽4745首目・・・会へぬ意味

  • 4744首目・・・もうひとつ

    「もうひとつ左の鍵盤(キー)は君の音粒だちてゐるピアノソナタよ(新作)」このピアノソナタは、モーツァルトのこと。E・ヘブラーさんの二度目の録音のほう。(とはいっても、YouTubeで沢山アッブされてるからに過ぎない。)門外漢なんで失礼な表現かもしれないけど、音の隙間を聞いてる感覚。それを四句にした。不尽4744首目・・・もうひとつ

  • 4743首目・・・風切羽

    「風切羽つややかなるを置きざりに不連続線描き群を離れり(新作)」羽根ペンを見ていて浮かんだ一首。不尽4743首目・・・風切羽

  • 4742首目・・・川端康成を全集で更読みする。

    (川端康成(左)と横光利一(右))川端康成に対しては拭えない先入観がある。川端は郷土(大阪府茨木市)の偉人だ。ノーベル賞受賞時、私は児童だった。教室で先生は、彼がどんなに不幸な境遇であったか強調し、なのに頑張りましたと、熱く訴えた。さりとて、芥川や志賀などと異なり、川端には児童が読める作物がない。しかして私にとっての川端像は、『実にエライけど、実にかわいそうな人』なのだ。さて、4649首目・・・川端康成没後五十年試し読みで、と全集を読むと書いた。新潮社1980年版を選び、戦前に書かれた小説を、未結、未刊も含めて全て読む。(唯一の例外は、『名人』。なぜって囲碁に全く興味がないので。)なお、戦後を省いたのは、『中間小説』的な俗っぽさが感じられるから。(これとて、先入観なのだろうが、。)川端の作物は、家族もの、...4742首目・・・川端康成を全集で更読みする。

  • 4741首目・・・見限りを

    「見限りを言い放てども仄暗き階(きざはし)じりと降るぎごちなさ(新作)」言葉と裏腹の不安、、濁点を多用して詠った。不尽4741首目・・・見限りを

  • 4740首目・・・濡つとは

    「濡(そぼ)つとは問はれ今猶(いまなお)答ふるに彼の日解散コンサートの二人(新作)」1981年3月31日の出来事。そして、そのほぼ3年前のある3人の『最後のお祭り』との落差に暗然としてしまうのである。不尽4740首目・・・濡つとは

  • 4739首目・・・当たる肘

    「当たる肘待ちしバス停覚ゆるや残れど免許維持路線なり(新作)」(免許維持路線=バス路線を維持するために、僅かな本数だけ運行しているバス路線)初句、つい使ってしまう『触れる』を避けて、『当たる』で若い感じを詠んだ。不尽4739首目・・・当たる肘

  • 4738首目・・・苦を前に

    「苦を前に卒業旅行多くして我はオフィス車両に乗り込む(新作)」目立たないけど、卒業旅行てのも、季節の風物詩ではなかろうか。初句がこなれてないねぇ。「就職」が苦って言い切るのもねぇ。笑不尽4738首目・・・苦を前に

  • 4737首目・・・ロッカーの

    「ロッカーの死因の推移談義せり成熟するやロックンロール(新作)」かつて70年代は、ロックミュージシャンが亡くなるのは、オーバードーズや事故での「若死」と相場が決まっていた。私のリアルタイムでいえば、マーク・ボラン、テリー・キャス、ロニー・ヴァン・ザンド、トミー・ボーリン、キース・ムーン、そして(まぁ、80年だけど。)ジョン・レノン。でも、年月ははるかに流れた。70才代で亡くなる方も珍しくない。世間相場並みになったとでも言おうか。毎週土曜日の朝にかけ流しているFM番組は、2.3週に一度、誰それが亡くなったといい、追悼曲を流している。この辺りは、かつて読んでいた短歌雑誌(歌人)やスイングジャーナル(ジャズミュージシャン)と同じというか追いついてきた様相だな、と感じてしまう。それを、あえて「成熟」と詠んだ。まぁ...4737首目・・・ロッカーの

  • 4735.4736首目・・・相合傘二首

    「性差なきビニール傘に俳優A俳優Bと相合傘せり(新作)」LGBTを想定するまでには至っておりません、、。ご容赦。「男傘されども濡れて了ふめり右手でそろと右肩寄せぬ(新作)」まぁ、昔ながらの?一首。汗不尽4735.4736首目・・・相合傘二首

  • 4734首目・・・汝が心

    「汝が心傾(かたぶ)きたるに接線(タンジェント)引きて確かむ術を畏るる(新作)」接線、、、「曲線」と「一点」で交わる「直線」。歌心をくすぐります。不尽4734首目・・・汝が心

  • 4733首目・・・ 三つまで

    「三つまで映りぬる星数へれどしずかに瞼閉じてしまひぬ(新作)」歌意はたいしたことない。五句の「とまどい」が全て。不尽4733首目・・・ 三つまで

  • 4732首目・・・骨組みが

    「骨組みが違ふと気づく寒き肩日付け変わはりぬ気づかざるまま(新作)」視覚も時間の感覚もないまま、触覚だけが残された。通俗すれすれ、、汗。不尽4732首目・・・骨組みが

  • 4731首目・・・横顔に

    「横顔に魅入られ与ふるポイントと言へなくもなしスカッシュコートよ(新作)」一対一の競技だが、相手と正対しないスカッシュ。四句は、複雑な心境の弁解。不尽4731首目・・・横顔に

  • 4730首目・・・溢るるも

    「溢(あふ)るるも滴り落つも噴き出すも誰も撰べざるかなしみの音(新作)」かなしみには「音」が伴っていると思う。不尽4730首目・・・溢るるも

  • テスト

    <ahref="https://blog.goo.ne.jp/oyedih922/e/5c3dda18c6f5060a79818d19a8f58eff">川端康成没後五十年試し読み</a>テスト

  • 4729首目・・・雨雲の

    「雨雲の切れ目明るみ追はずして今日は待ちなむ鼓動打てども(新作)」関西人の気性である「いらち」を諌める一首、、。(嘘やで、笑)不尽4729首目・・・雨雲の

  • 4728首目・・・ぎごちなく

    「ぎごちなくデンタルフロスを扱ひつ部分否定しか為さざりしこと(新作)」因みに、奥歯に挟まってるときには、ホルダータイプ(それもY字型)がいいと思う。不尽4728首目・・・ぎごちなく

  • 4727首目・・・来たいなら

    「来たいなら別にいいけど彼方より系統信号次々と青(新作)」目抜通りを運転中。遠くから来るのが、ピピピと発信される感じ。こういうのは、口語に限る。わかってる?もう来ないでね彼方より系統信号次々と赤!(笑)不尽4727首目・・・来たいなら

  • 4726首目・・・愛ひとつ

    「愛ひとつきりなりされど零(こぼ)るべし小さきてのひら覆ふてのひら(新作)」上の句は、句跨がりがあるわりには、調べが悪くないと思う、、どうかな。まぁ、歌意は凡庸だけどね。不尽4726首目・・・愛ひとつ

  • 4725首目・・・この区切り

    「この区切り秒と短し徒(いたづら)に狭間の君に置き換えてゐる(新作)」切れ切れになる思い出、、。「五分後に愛を告ぐると定むれば秒とは不思議で尊き単位」(3731首目)不尽4725首目・・・この区切り

  • 4724首目・・・ 親指と

    「親指と中指ほんのひとつまみ操らるるや君は香辛料(スパイス)(新作)」コロナ禍で通っていた男の料理教室が休講ののち、閉講となり、久しい。下の句は、やや通俗的かな。不尽4724首目・・・親指と

  • 4723首目・・・暗闇に

    「暗闇にfinと流れぬ席立つや逡巡触るる仲違いの指(新作)」逡巡したのは、席をたつことか、指にふれることか。そして、それは、片方だけか、ふたりともか。不尽4723首目・・・暗闇に

  • 4722首目・・・対義語を

    「対義語を探しつ生きて濁る今日明日や昨日や掴まず沈む(新作)」「濁る」が生きてるか、どうか。汗不尽4722首目・・・対義語を

  • 4721首目・・・戻らざり

    「戻らざり戻せざり否(いな)戻れまじ恋へば恋ふたび落ちぬ異次元(新作)」岸田総理のお言葉にいたく触発されて詠みました。汗ディスってないです、次元が異なるお話ですから。笑上の句は、「戻らない戻せないいや戻れない」が、気持ちしては素直やけど、口語文語混ざってしまうしなぁ。不尽4721首目・・・戻らざり

  • 4720首目・・・目覚むれば

    「目覚むれば放射冷却はじまりはいつも都合のよろしき言い訳(新作)」変温動物の哀しみ、、みたいな、笑不尽4720首目・・・目覚むれば

  • 4719首目・・・春野菜

    「春野菜しかと区別はつかねどもふき煮る夕べやや筋残りけり(新作)」蕗の筋を剥くのをちょっと手抜きしただけやのに、何を詠嘆しとんねん、笑些か牽強付会だが、安永蕗子の歌が好きである。硬質で筋!が通っていて、姿勢が正されること屡々である。不尽4719首目・・・春野菜

  • 4715-4718首目 中河内逍遙など(その3)

    (阪急石橋阪大前駅5号線ホーム)さて、中河内は一段落。男女愛、家族愛スポットを目指す。鉄男流には、JR東西線、片町線、阪急箕面線。諾(うべなふ)や恋の手本となりにけりお初天神掌(て)合わすふたり(お初徳兵衛像)(露天神社(お初天神)、大阪市北区)道すがら船見えねども口ずさむ太郎の一節野崎参りよ(お染久松の塚)(慈眼寺(野崎観音)、大東市)英世像孝養知りて仰ぐれば細き管より溢るる思ひ(野口英世博士像、箕面滝道)英世のいわゆる「琴の家の孝養」を数年前に知ってから、とても見たかった。心に滲みた。(箕面大滝)箕面を訪れるのは、実に半世紀以上振り。母と二人で来た箕面。おぼろな記憶ながら当時、驚いたことが二つ、あった。「もみじの天ぷら」と「闊歩する猿」だ。令和の今、、猿はもう見かけない。だが、もみじの天ぷらは健在だ。...4715-4718首目中河内逍遙など(その3)

  • 4712-4714首目 中河内逍遙など(その2)

    (石切剣箭(つるぎや)神社(石切さん))生徒までの期間は摂津(高槻市、茨木市)や北河内(守口市)で暮らしていた。そこで馴染みの薄い「中河内」のぶらり旅を決め込む。鉄男流に言うと、近鉄奈良線、近鉄大阪線、JR大和路線の旅。(但し、駅から徒歩圏内限定!)蜜月の勢ひ思ふ由義(ゆげ)寺跡寵愛受けしが悪人となる由義(弓削)は、道鏡ゆかりの地。因みに日本史の三悪人とは、道鏡、将門、尊氏。いわゆる皇国史観、、。(由義寺跡、八尾市)いと高き社格誇れどお笑いの神事行ふ河内一の宮枚岡神社の注連縄掛神事は、通称「お笑い神事」と呼ばれている。(枚岡神社、東大阪市)参道の店楽しくも急坂の帰りは怖し石切さんかも(石切剣箭神社、東大阪市)(050112-0114)(つづく)4712-4714首目中河内逍遙など(その2)

  • 4709-4711首目  中河内逍遙など(その1)

    (河内木綿伝承の地碑、近鉄八尾駅前)生徒までの期間は摂津(高槻市、茨木市)や北河内(守口市)で暮らしていた。そこで馴染みの薄い「中河内」のぶらり旅を決め込む。鉄男流に言うと、近鉄奈良線、近鉄大阪線、JR大和路線の旅。(但し、駅から徒歩圏内限定!)八尾御坊久宝寺御坊寺内町教えは礎(いしずえ)自ら治む(久宝寺御坊顕証寺、八尾市)(八尾御坊大信寺、八尾市)正調は知らざる我も盆踊りすなわち河内音頭を指すなり(常光寺、八尾市)志貫き拓きたる川を今日も甚兵衛誇らしげに見ゆ(中甚兵衛像(大和川治水記念公園)、柏原市)(築留三番樋)(050112-0114)(つづく)4709-4711首目 中河内逍遙など(その1)

  • 番外・・・吹雪くなか

    「吹雪くなか孤独(ひとり)歩みぬ防寒具たるマスク付け嗚呼われ日本人(新作)」滑稽と悲哀、相半ばの歌。不尽番外・・・吹雪くなか

  • 4708首目・・・敬称を

    「敬称を付けずに呼べば飛び石を越える雪空頬染めぬ(新作)」こっ恥ずかしい純愛もどき、、汗ただ、色は上下が灰色、中がうす紅色をイメージしている。肩書きを外して呼べば街灯り眼下にありてエアコンの音少し加工すると、下卑た屑歌になる、というか、これが元ネタ?苦笑不尽4708首目・・・敬称を

  • 4707首目・・・知己と呼ぶ

    「知己と呼ぶ彼(か)も我(わ)を呼ぶや消息を賀状のほかに知る由なきに(新作)」いわゆる、年賀状じまいをちらほらといただく昨今。不尽4707首目・・・知己と呼ぶ

  • 4706首目・・・ゴンドワナ

    「ゴンドワナ大陸復元試みる厠の地図を見つつ渺渺(びょうびょう)(新作)」貼ってあります。(汗)ウクライナの場所を時々確認します。不尽4706首目・・・ゴンドワナ

  • 4705首目・・・英訳と

    「英訳と英会話との狭間にてkissyoukissonyouNoregrets、Right?(新作)」Uh-huh.不尽4705首目・・・英訳と

  • 4704首目・・・豊作を

    「豊作を占ふ術なく真空のパック裂きつつ目出度しとする(新作)」「鏡餅の割れ多ければ豊作」、、関係ないけど、「みかん箱」っていつ頃からあんなに小さくなったんやろ?そのくせ、はるか昔に比べると、みかんの糖度が上がってる。気のせいやろか。不尽4704首目・・・豊作を

  • 4703首目・・・急(せ)きてゐる

    「急(せ)きてゐる足音聞きてかく急(せ)かしむる悦びは小刻みに濃し(新作)」相聞。聴覚の歌。大切な人の足音は不思議とわかるものだ。不尽4703首目・・・急(せ)きてゐる

  • 4702首目・・・気づかざる

    「気づかざる独善ゆゑに函の中生き物黙(もだ)し萎れつきぬは(新作)」閉塞感は、肥大化する独善のため。「冷蔵庫のほうれん草、萎びちゃったなぁ。」とも、言える。笑不尽4702首目・・・気づかざる

  • 4701首目 大学ラグビー選手権決勝 ○帝京73-20早稲田●

    「太太とされど靭たる規律(ディシプリン)磨き尽くして頂き立てり(新作)」個々のフレアだけでなく、組織としての規律が支配しているのが、ラグビーの魅力。しかし、帝京大学ラグビー部のキャプテンともなれば、その重圧は、想像するだに身震いしてしまう。不尽4701首目大学ラグビー選手権決勝○帝京73-20早稲田●

  • スポーツ短歌2022年下半期

    (三笘の一ミリ)野球5、ラグビー2、サッカー1、相撲1の計9首「四横綱四人(たり)の大関皆勤し給金直しぬ誰か信ずべき」4566「退きて外野(そと)より見ゆるストライクゾーンはさらに小さき的なり」4576「グローブを持ち替へ登るマウンドの先に我(わ)よりも強(こわ)ばるる捕手」4577「ワンサイドゲームの救援(リリーフ)汚れなき姿で立てり乱れしマウンド」4583「半拍を置き宣したり主審(アンパイア)見逃し三振背番号十八」4584「反撃は今日で止めども心奥の横浜ブルー色深めたり」4643「己(おの)が見ゆ一条スーパードリブラーピッチの芝を滑りゆく球(新作)」4675「ギャップ衝く右フランカーこじ開けたるスペースたちまち群がるフォワード」4680「われ先にされど違はず塊(かい)としてもはや敵陣二十二メートル越ゆ...スポーツ短歌2022年下半期

  • 4700首目・・・小さくなる

    「小さくなる姿労(いたわ)りつつ収むる鉄道写真家背中(せな)の広さよ(新作)」今、最も乗りたい路線は、根室が終点の花咲線(釧路~根室間の根室本線)。北方領土を見ておきたいから、だ。(ただ、雪は一切見たくないから冬はまっぴら後免だが、、。)同じ端っこでも稚内を目指す宗谷本線は、食指が動かない。きっと海が見えないせいだろう。不尽4700首目・・・小さくなる

  • 4698.4699首目・・・乗り物二首

    「すれ違ふ運命(さだめ)の函に乗り合はせ偶(たま)さか眸を交はせば火照り(新作)」「山上駅撚らるる索条緊(かた)くして信は日常にかくもあるべし(新作)」ロープウェイとケーブルカー。不尽4698.4699首目・・・乗り物二首

  • 4697首目・・・片付かぬ

    「片付かぬ事ども指折る年の夜に指を折らざるままゐる君は(新作)」いきなり、年末かよっ、、。まぁ、らしい歌ということで、ご勘弁。さて、君は何処に居るのか?。不尽プチ目標(昨年の森鴎外に続いて)今年が没後100年に当たる有島武郎の読破!。好きなのである。4697首目・・・片付かぬ

  • 4696首目・・・われ先に

    「われ先にされど違はず塊(かい)としてもはや敵陣二十二メートル越ゆ(新作)」結局、年明けの準決勝は京産はワセダ、帝京は筑波。段柄のアカクロと紺赤だから、京産がセカンドジャージを着るんだろうなぁ。不尽4696首目・・・われ先に

  • 4695首目・・・敢へて眼を

    「敢へて眼を瞑り探る手諍ひが凝(こご)り始めたる芯に届きぬ(新作)」胆は五句。芯に触れたりでは、少し弱い。さて、問題は、届いてからである。不尽4695首目・・・敢へて眼を

  • 4694首目・・・防音の

    「防音の部屋で踞(うずくま)り聞く鼓動やはり機械であつてはならぬ(新作)」下の句のトーンは、自分らしくないね。「やはり機械になりさがつてゐる」か、やっぱ。(汗)不尽4694首目・・・防音の

  • 4693首目・・・冷やさるる

    「冷やさるるクリームチーズの歯向かひすら許さざるかも渇ききる唇(くち)(新作)」ドトールに居た時、詠んだ。不寛容の歌。痴話喧嘩の歌かも、、笑。不尽4693首目・・・冷やさるる

  • 4690-4692首目・・・静岡横断紀行(その3)

    (久能山東照宮)「これぞ良しいや待てしばし往きたれど戻りぬ雲と富士はありなむ(新作)」~日本平夢テラスからの富士山~「神廟に亡骸(なきがら)あるやあらざるや神には些末なり久能山(新作)」~久能山東照宮~(神廟)「どうするもかうするほかなき家康の三方敗走楠の洞(ほら)(新作)」~浜松八幡宮~(雲立楠)『どうする家康』、、当然、見ません。戦いや権謀術数は文化の香りしないので。ちと、テーマのない旅だったかなぁ。(041124-1127)不尽4690-4692首目・・・静岡横断紀行(その3)

  • 4686-4689首目・・静岡横断紀行(その2)

    (三保の松原、羽衣の松)「町に湧き街流るるは源兵衛川心鎮ませ整わしむるや(新作)」~源兵衛川~「治承四年金木犀の芳しき未だ漂はざれば兵挙ぐ(新作)」~三嶋大社~「なにゆゑに下るや天女知らねども峰を愛でつつ降ると信ずる(新作)」~三保の松原~(三保の松原、神の道)「職業(プロ)集団川越人足旅人を裁く術(すべ)思(も)う大井川かな(新作)~島田宿(大井川川越遺跡)~(041124-1127)(つづく)4686-4689首目・・静岡横断紀行(その2)

  • 4681-4685首目・・・静岡横断紀行(その1、グルメ編)

    「鰭の先すみずみ清らかなる水に満たされし君愛でつつ食みぬ(新作)」~三島のうなぎ蒲焼き~「重なりて肩寄せあひたる桜えびサクと噛みたる由比港かな(新作)」~由比の桜えび丼~「揚げられし水域各々異なれどひとつ袋に鮪を容れぬ(新作)」~焼津のマグロ盛合せ~「はんぺんは白からずして日焼けせし若人のごとき弾む歯ごたえ(新作)」~静岡おでん~「素嬪の汝に見(まみ)えし朝のよにおずおず箸を挿れる白焼き(新作)」~浜松のうなぎ白焼き~まぁ、食レポみたいなもんで、詩情は欠けるよねぇ。(苦笑)(041124-27)(つづく)4681-4685首目・・・静岡横断紀行(その1、グルメ編)

  • 4680首目・・・ギャップ衝く

    「ギャップ衝く右フランカーこじ開けたるスペースたちまち群がるフォワード(新作)」キョーサン(京産)とテイキョー(帝京)のファイナルを期待している、、けど。不尽4680首目・・・ギャップ衝く

  • 4679首目・・・色つけて

    「色つけて貰へど高々ここどまり街角似顔絵画きの娘よ(新作)」基本、自虐歌だが、叔父さんには優しい専門学校の生徒さんだったということで、歌になった。不尽4679首目・・・色つけて

  • 4677.4678首目・・・封印二首

    「如何やうに名付られども詮ずれば流行歌(はやりうた)かもワンコインの棚(新作)」「輝けど投げ売られたるVOCALIST遂げざる思ひを封印しつつ(新作)」二つある常用のスーパーマーケットの一つには、BOOK・OFFが2階にある。本もCDも、チェックする棚を決めている。過日、普段は見ることのない500円や300円の棚に徳永英明や岡村孝子を見つけ、軽い眩暈を覚えた(ちょっと大袈裟やな、笑)ので、二首。思い返すと、平成への改元少し前から二千年初頭まで、ミュージックシーンには一瞥もせず、徳永と岡村ばかり聴いていた。(あと、永チャンも少し。)徳永を聴かなくなったのは、彼が初回のもやもや病で休養した時あたりだったと記憶する。それゆえ、彼の現在地を全く知らない。でも、、少なくとも徳永'ボーカリスト'英明は、私が求める彼で...4677.4678首目・・・封印二首

  • 4676首目・・・落葉樹

    「落葉樹窓を疎(まば)らに遮りぬ秋深くして見え始むるは(新作)」これも「言い指し」の歌。熱くなっていた時には見えなかったものがある、、というイメージ。不尽4676首目・・・落葉樹

  • 4675首目・・・己(おの)が見ゆ

    「己(おの)が見ゆ一条スーパードリブラーピッチの芝を滑りゆく球(新作)」肝は、初句と二句。選ばれし者だけに見える道、、みたいな。だが、下の句が凡庸。不尽4675首目・・・己(おの)が見ゆ

  • 4674首目・・・ばかばかしい

    「ばかばかしい恋などひとつもないってば先ず告げられぬ改行なきまま(新作)」上の句を口語、下の句を文語としたが、オール口語だと下の句は、「先ず告げられる改行なしに」。肝は、四句。割りとしょっぱい歌、である。不尽4674首目・・・ばかばかしい

  • 4673首目・・・弔辞をば

    「弔辞をば読まるるほどに微笑みて裸樹たる幹のかくも太きや(新作)」死してなお知る人の大きさ。不尽4673首目・・・弔辞をば

  • 4672首目・・・かかる夜

    「かかる夜いたずらごとなり哲学は片隅に居着く涙の雫(しずく)(新作)」いたずらごと=無意味なこと。NSPの代表曲のあの曲が、FMから流れてきて、『ごめん、ごめん』と歌ってたらできた。四句の動詞は「棲む」ではありきたりかな。五句が弱い。ありきたり。不尽4672首目・・・かかる夜

  • 4671首目・・・どちらとも

    「『どちらともいえない』クリックする夜も罪なきカンチの歯は真白なり(新作)」久しぶりに放映してるので、ほぼ知り尽くしてるとはいえ、全回、見てしまう、、。『東京ラブストーリー』。四句の「罪なき」は、無邪気なという意味で置いた。(「無邪気な」でもいいけど短歌には、やっぱ向いてない言葉。)若い頃は、何たる優柔不断と思っていた完治も、(自分と彼の年齢があまりに離れてしまうと)単に無邪気なんだなぁと思えてくる。ただ、無邪気が故の「罪」も、否応なしにある、訳で。(個々の登場人物への好悪(とりわけ、『関口さとみ』への)はひとまず措くとして)とびきりの名シーンと感じ、毎回心にずしりと響くのが、第9話のラスト間近。さとみの『でも、、行かないで』(二回目の『行かないで』)という台詞とその時のさとみの表情。その第9話は明日、、4671首目・・・どちらとも

  • 4670首目・・・冬繕ひ

    「冬繕ひ毛羽立つゆゑに素の肌を知りて知らざる肌のあること(新作)」「言いさし」が短歌の魅力のひとつ。ただ、言いさして詠むのは存外難しい。まぁ、本首は、所詮低級品だが、、。不尽4670首目・・・冬繕ひ

  • 4669首目・・・夕間暮れ

    「夕間暮れ鮮(あたら)しく在る切り株に閉じざる指紋を当てつ悼みぬ(新作)」以前から、指紋を詠んだ歌がいくつかある。唇に指立て静かに脈を採るこの世にひとつの弓状紋で最終章のページ繰るとき親指と小指の指紋擦れあふ手のひらの小ささ比べあひたればわずかに擦れある渦状紋実は、指を詠った歌はもっと多い。「末端フェチ」である。不尽4669首目・・・夕間暮れ

  • 4668首目・・・追い着けど

    「追ひ着けどまた追ひ掛くる秒針のごとく見えざる釘に打たるる(新作)」腕時計の赤い長針を見ていて詠んだ一首。結句は、わざと「体言止め」にしてみた。不尽4668首目・・・追い着けど

  • 4667首目・・・窓越しに

    「窓越しに互(かた)みに悔ひを言ふまじき如何に重ねど余白は生れし(新作)」窓越しとはスマホのディスプレイ。もちろん、相聞歌である。不尽4667首目・・・窓越しに

  • 4666首目・・・残照に

    「残照に沼の水面の影崩れ潜る思ひに触るるや水鳥(新作)」三句の実相(!)は「影薄れ」だろうが、四句と意味付けしたかった。不尽4666首目・・・残照に

  • 4665首目・・・牽かるるも

    「牽かるるも腰曲がりたる嫗(おうな)持つリード撓ませビーグル歩む(新作)」主語は犬。主人に負担をかけないように散歩する賢きビーグル。歌意を上手く表現できてないと思う。五句も動くなぁ。添削必至の歌ってとこ。不尽4665首目・・・牽かるるも

  • 4664首目・・・通り雨

    「通り雨待つこと知らぬ少年の駆けだす下肢はくの字に撓(しな)りぬ(新作)」静止画像としては、「曲がりぬ」だらうけど、動画(実景)としては、五句。不尽4664首目・・・通り雨

  • 4663首目・・・候補者の

    「候補者の声を間遠に聞く部屋で不信任の手を掴みをり(新作)」未練がましい歌、、とだけ。不尽4663首目・・・候補者の

  • 4662首目・・・気づかれず

    「気づかれず翌朝脚指潜らせり所詮たかだか生体認証(新作)」女性優位の歌、、とだけ。不尽4662首目・・・気づかれず

  • 4660.4661首目・・・日記二首

    「新しき三年日記を購ひぬ過去を産み出す千余の区切り(新作)」「夢日記愚かなりとて已めれども印を付けぬ或る人の夜のみ(新作)」六冊目の三年日記を購入した、、。不尽4660.4661首目・・・日記二首

  • 4659首目・・・対訳を

    「対訳を誰(た)が望むや現在(いま)ストリーミング然(さ)なりTheTimesTheyAreA-Changin’(新作)」半分、爺の繰り言かも、、。つうかこんな歌自体、Dylanに失笑されちまうか。(対訳と聞けば、LP時代の「落流鳥(おちるとり)」さん、を思い出す世代です。)不尽4659首目・・・対訳を

  • 4658首目・・・二時間を

    「二時間を経てば消します伝言板書き換へたる女(ひと)見つめし雨の日(新作)」主語たる人物も待っている。かつて、駅には「伝言板」なるものが存在していた。不尽4658首目・・・二時間を

  • 4657首目・・・長葱に

    「長葱に牛蒡顔出すエコ・バッグスマホで探すグローサリー・トート(新作)」男の買い物歌である。この歌の他にも、いわゆるエコバッグは、マチが狭くて困ることがある。重ね並べしてないしゃぶしゃぶ肉のトレーとかね。(汗)不尽4657首目・・・長葱に

  • 4656首目・・・何を捨て

    「何を捨て何を失ひ此処に在る小さき土偶と差し向かひたり(新作)」土偶と対峙しての感慨。不尽4656首目・・・何を捨て

  • 4655首目・・・其は未練

    「其は未練いと悔しきやわかれ唄するりと歌ひ能はざるかも(新作)」コロナ禍で避けていたが、二年余ぶりに「ひとりカラオケ」をする。通ってた店は、コロナ禍で閉店したので、新店だ。常人と等し並み、加齢で高音が出なくなっている。ブランクもあり、尚更だ。・・三句は、「さらり」ではありきたりなので。さて、「わかれ唄」とは、因幡晃の『別涙』(わかれ)である。(十八番と言うのは、ちと烏滸がましい。)不尽4655首目・・・其は未練

  • 4653.4654首目・・・爪先と踝

    「直立の二足歩行を始めしが実に触れんとて覚(さと)りし爪先(新作)」「両脚を揃へつ座る繊維越し内踝(くるぶし)は牽制しあへり(新作)」今、川端康成を読んでる所為?この手の歌。汗不尽4653.4654首目・・・爪先と踝

  • 4652首目・・・天辺が

    「天辺(てっぺん)が見当たらぬほど青き空地に在り為すは斯程(かほど)の恋よ(新作)」一応、実感の歌なんだけど、この手の対比は、ありがちだね。不尽4652首目・・・天辺が

  • 4651首目・・・発音で

    「発音で舌の有り処を気遣ふにいかにせんとや今宵のくちづけ(新作)」官能的な一首に見えるが、決意しているものの、未遂段階のウブな中学生の歌である。笑かの昔、E・バーグマンは、G・クーパーに『鼻が邪魔にならないかしら』と言ったが、まぁ、習うより慣れよということでありますな。汗不尽4651首目・・・発音で

  • 4650首目・・・駆け下る

    「駆け下る非常階段踊り場に早く着きたし先に汝より(新作)」五句は「汝より先に」がこなれてるんだろうけど、切迫感を出そうと。そう、逢瀬の場所は、(屋上でも、地上でもなく)踊場なのである。不尽4650首目・・・駆け下る

  • 4649首目・・・川端康成没後五十年試し読み

    試し読みとは、ノーベル賞作家に失礼千万。(苦笑)(新規購入した)『川端康成初恋小説集』と(積読状態だった)『掌の小説』を手にする。『掌の小説』は(戦後作品は除いた)九十作をほぼ二度読み。二度とも⭕が付いたのは、家族やその死にまつわる『日向』、『盲目と少女』、『妹の着物』。(いずれも終戦間際だが)滋味がある『小切』、『ざくろ』。幻想的な作物では、『処女の祈り』、『屋上の金魚』、『母国語の祈祷』。まぁ、九十作もあれば誰でもいくつかは自分にフィットする作物があるに決まってるよね。お次は、表紙に惹かれて衝動買いの『川端康成初恋小説集』。チャプター「Ι」には、「ちよ」こと伊藤初代という少女との恋愛話が、これでもかとばかり集められている。正直言って大同小異なのだが、繰り返し書かずには居られなった川端の思いを汲み取るべ...4649首目・・・川端康成没後五十年試し読み

  • 4648首目・・・なだらかに

    「なだらかに装ふニット女子(をみなご)に日射しは優しくあらねばならぬ(新作)」装いに迷う季節の変わり目を歌う、肝は、初句。やや官能的。初めは、下の句を「日射しは優しくあれよあれかし」としていた(そのほうがクラシカル短歌っぽいけど。)のだが、トーンをより高くした。不尽4648首目・・・なだらかに

  • 4646.4647首目・・ズブロッカ二首

    「ズブロッカ飲み続くるなり朋ぽつり言葉遺しつ故郷(くに)に帰りぬ(新作)」「生硬き心に突き立てつつ干しし硬からぬ茎容るるズブロッカ(新作)」永年、大都会で暮らしてきた友人が故郷に戻るのを見送った。もとより男同士故、別れはウェットではない。されど、たったひとつのアイテムで、思い出は、芋づる式に甦るものである。不尽4646.4647首目・・ズブロッカ二首

  • 4645首目・・・抜きん出て

    「抜きん出て弾む踊り子(ダンサー)末梢に着く血ただちに心に還らん(新作)」ストリートパフォーマンスを眺めて浮かんだ。不尽4645首目・・・抜きん出て

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