昨日、江戸から明治時代へと人々を取り巻く環境がどう変わっていったかについて書いた。実は労働を取り巻く環境も大いに変わっている。以下は自著「幸せの確率~あなたにもできる!アーリーリタイアのすすめ」から引用。リンクフルタイム労働の歴史はたったの一五〇年! 昔のお気楽な働き方に学ぼう次に労働の歴史的な変遷についても触れてみましょう。そもそも人間は、いつから「生涯の大半を労働に捧げる」ことが普通だとされる...
今日 | 12/21 | 12/20 | 12/19 | 12/18 | 12/17 | 12/16 | 全参加数 | |
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フルタイム労働って最近始まった異常な事態という考え方もできるよね
昨日、江戸から明治時代へと人々を取り巻く環境がどう変わっていったかについて書いた。実は労働を取り巻く環境も大いに変わっている。以下は自著「幸せの確率~あなたにもできる!アーリーリタイアのすすめ」から引用。リンクフルタイム労働の歴史はたったの一五〇年! 昔のお気楽な働き方に学ぼう次に労働の歴史的な変遷についても触れてみましょう。そもそも人間は、いつから「生涯の大半を労働に捧げる」ことが普通だとされる...
江戸から明治時代の移行。庶民が大いにとまどったのは「時刻」だったとのこと。~伊集院静著「ミチクサ先生」を読んで
一周忌ということで、伊集院静氏の本を読み返している。今日紹介するのは夏目漱石の人生をつづった伝記的小説「ミチクサ先生」。リンク夏目漱石は1867年生まれだからぎりぎりで江戸時代の生まれ。小説の中で描かれていた江戸時代から明治時代への生活の変化が個人的にはとても興味深かった。そもそも文学分野での僕の読後感想に興味のある人はいないだろうから、当ブログでは本筋ではなく当時の生活に焦点を当てて紹介したい。p29...
あなたがアーリーリタイアしたい動機は本当にそれ? ~ 「単純な脳、複雑な私」を読んで 後編
前回に続いて、池谷裕二著、「単純な脳、複雑な私」(朝日出版社)から、興味深かった箇所を引用してみる。リンク“右脳と左脳に違う単語を表示してみる。たとえば、左脳に時計、右脳にドライバー、と見せる。すると、目の前に並べられた物の中から、きちんと時計とドライバーを選べる。もちろん、本人には時計と表示されたことだけが意識にのぼる。左脳だからね。にもかかわらず、ドライバーも一緒に手に取る(内山注;ドライバー...
フルタイム労働って最近始まった異常な事態という考え方もできるよね
昨日、江戸から明治時代へと人々を取り巻く環境がどう変わっていったかについて書いた。実は労働を取り巻く環境も大いに変わっている。以下は自著「幸せの確率~あなたにもできる!アーリーリタイアのすすめ」から引用。リンクフルタイム労働の歴史はたったの一五〇年! 昔のお気楽な働き方に学ぼう次に労働の歴史的な変遷についても触れてみましょう。そもそも人間は、いつから「生涯の大半を労働に捧げる」ことが普通だとされる...
江戸から明治時代の移行。庶民が大いにとまどったのは「時刻」だったとのこと。~伊集院静著「ミチクサ先生」を読んで
一周忌ということで、伊集院静氏の本を読み返している。今日紹介するのは夏目漱石の人生をつづった伝記的小説「ミチクサ先生」。リンク夏目漱石は1867年生まれだからぎりぎりで江戸時代の生まれ。小説の中で描かれていた江戸時代から明治時代への生活の変化が個人的にはとても興味深かった。そもそも文学分野での僕の読後感想に興味のある人はいないだろうから、当ブログでは本筋ではなく当時の生活に焦点を当てて紹介したい。p29...
あなたがアーリーリタイアしたい動機は本当にそれ? ~ 「単純な脳、複雑な私」を読んで 後編
前回に続いて、池谷裕二著、「単純な脳、複雑な私」(朝日出版社)から、興味深かった箇所を引用してみる。リンク“右脳と左脳に違う単語を表示してみる。たとえば、左脳に時計、右脳にドライバー、と見せる。すると、目の前に並べられた物の中から、きちんと時計とドライバーを選べる。もちろん、本人には時計と表示されたことだけが意識にのぼる。左脳だからね。にもかかわらず、ドライバーも一緒に手に取る(内山注;ドライバー...
リタイア後のバイトは賃金にこだわらないほうが幸せ⁉ 「単純な脳、複雑な私」を読んで 前編
池谷裕二著、「単純な脳、複雑な私」(朝日出版社)の紹介。脳研究者である著者が母校で行った脳についての講義を書籍したもので、少し古い本なのだがこれが実におもしろい。リンクたとえば仕事の報酬と仕事のおもしろさとの関係について。ふたつのグループに単純作業を与えグループAには高めの報酬を、グループBには低めの報酬を与えると、どちらが仕事をおもしろく感じるのか?ぱっと考えるとAのような気がするが、実は低報酬の...
幸福度の半分は遺伝子で決まってしまうのなら、どうやって僕らは幸せを掴むことができるのだろうか?
「人の幸福度はどのように決定づけられるか」についての知見を紹介する。まず、50%、人の幸福度の半分は「遺伝」によって決まるとされている。だから世の中には放っておいてもまず間違いなく幸福な人と、幸福になるのに大変な工夫が必要な人とがいることになる。遺伝が50%というのは多くの人が想像するよりも、大きいのではないだろうか?この結論は双子の研究によって得られている。遺伝子情報がほぼ100%同じ一卵性双生児と、5...
アーリーリタイア生活もそろそろ丸8年。相変わらずほぼ毎日走ってます!
僕の住むマンションは東に歩いて5分で川岸、南に30秒で大きな公園、西にしばらく行くと海、北に歩いて10分で飲み屋街という、なかなか恵まれたロケーションにある。この街に住み始めてもう30年以上たつが、あまりに快適で他の土地に住もうという気にならない。ジョギングは川岸が快適だ。芝生の上を走ってもいいが、その横には整備されたジョギングコースもある。散歩や子供たちと遊ぶのには公園。遊具スペースの奥には芝が広がっ...
人はどのようにして幸福感をえるのだろうか?人の幸福度を決めるのは、次に挙げる3つの要素しかない。① 遺伝によってすでに決まっている、幸福に対する感性 もちろん、これはまったく変えることができない。② 幸福になるための環境 社会的地位、資産、美醜などはここに含まれる。 変えることはできるが、そう簡単ではない。③ 幸福になるための、活動や考え方 例えば感謝の気持ちを忘れないとか、人に親切にするといった、...
今日、紹介するのは養老 孟司氏の対談集「老い方 死に方(PHP新書)」。対談相手のひとりである僧侶、南 直哉(じきさい)氏の発言から、興味深く感じた部分を引用する。リンク南氏が考える「死を受容する方法」のひとつは、「90歳を超えること」とのこと。90歳を超えると、人間、あまりクヨクヨしなくなるのか、苦労して死ぬ羽目には陥りにくくなるようだ、とのこと。では、どのような人がそこまで長生きしているか、自身の経験...
今の時代こそ知識知恵が求められていると思う~”大遺言(小学館)”を読んで
今日紹介するのは永六輔さんの孫、永拓実さんによる“大遺言”(小学館)。リンク永六輔さんが残した言葉をエピソードを交えて紹介している本で、心に染みるフレーズがたくさんある。“P32知識でしゃべらず、知恵でしゃべる。何を説明するかじゃない。何を伝えたいか考える。“いつの時代も知識と知恵とを混合している人は多い。ものを調べるのに書庫が必要だった時代と違い、ネットがこれだけ発達した現代においては、知識のもつ意味...
子供が20代のうちに相続をすませる⁉ それって逆に過酷な話に思えるけどな ~ 「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」のご紹介5
ビル・パーキンス著「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール(ダイヤモンド社)の続き。リンク今日が最終回。共感できなかった点について続ける。ゼロで死ねば遺産がなくなる。稼いだお金を子供へ残してはいけないのか、という疑問に著者は次のように答えている。p115~私は決して「子どたちに与えるべき金までを含めて、死ぬ前に使い果たすべきだ」などとは言っていない。子どもたちに与えるべき金を取り分けた後の...
お金は幸福を増やすよりも悲しみに対する緩衝材としてのほうが効くようです ~ 「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」のご紹介4
ビル・パーキンス著「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール(ダイヤモンド社)の続き。リンクこの本の論説にあまり共感できなかった点について、今日も続ける。p81多くの人が、死ぬ前に金を使い果たすのは怖いと考えている。私もそれには同意見だ。晩年を金の心配をしながら過ごしたい人などいない。誤解しないでほしいのだが、私は将来のために貯金すべきではないとは言っていない。必要以上に貯め込むことや、金を...
経験の積分量が充実した人生の目安? 「エンド」の効用を忘れずに ~ 「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」のご紹介3
一昨日から紹介しているのは、ビル・パーキンス著「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール(ダイヤモンド社)。リンク予告どおり、今日からはあまり共感できなかった点について述べる。p044人生は経験の合計だ。あなたが誰であるかは、毎日、毎週、毎月、毎年、さらには一生に一度の経験の合計によって決まる。最後に振り返ったとき、その合計された経験の豊かさが、どれだけ充実した人生を送ったかを測る物差しにな...
終わりを意識すれば時間をもっと活用できる!~ 「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」のご紹介2
昨日から紹介しているのは、ビル・パーキンス著「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール(ダイヤモンド社)。リンク今日は興味深い研究について引用。p195~もうじき失われてしまう何かについて考えると、人の幸福度は高まることがある。そのことをよく表す、大学一年生を被検者にした心理学の実験がある。一方のグループの学生には、30日後にキャンパスから遠く離れた場所に引っ越すことを想像させ、今後の30分後の...
キリギリスの飢え死は困るけどアリの生き方も愉快にはみえないぜ!~ 「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」のご紹介1
今日紹介するのは、ビル・パーキンス著「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール(ダイヤモンド社)。言わずと知れた大ベストセラーだ。「死ぬ時は資産額ゼロで」という主張はそれなりに過激に聞こえるがどうなんだろう? と手に取ってみた。リンク本書に興味をもってもらうには、「まえがき」からの引用が一番手っ取り早い。p3~まずは、有名なアリとキリギリスのイソップ寓話から始めよう。夏のあいだ、勤勉なアリ...
カビキラーで歯が立たなかったパッキン部のカビがきれいにとれた話
ガラス窓のパッキン部がカビて黒くなっているのが、ずっと気になっていた。FIREした今は豆に掃除しているので、こんなことにはならない。しかし当時、僕は開業医として忙しく、また妻も3人の幼い男の子の育児に奮闘していた。風邪をひかせたくないので冬はしっかり加湿。気がついた時にはガラス窓のパッキン部が黒くカビてしまっていた。カビキラーを使っても薄くならない(キッチンペーパーやサランラップで覆っても効果ゼロ)。...
お金がない! ~僕が生まれた時代から「お金より時間」のFIRE組っていたんだなあ。
29人の著述家によるエッセイアンソロジー「お金がない!(河出書房新書)」シリーズ、今日が最終回。リンク小説家、深沢七郎のエッセイ「かけすぎる生活費」から一部を抜粋。私は、人間は三日くらい働いて、あと十日くらいはぼーっとしているのがいいと思う。そのためには、生活程度を下げなければならない。贅沢をしてはだめだ。五万円する立派な背広を着るか、それとも二千五百円のジャンパーにするか、というとき、私なら五万円...
昨日からの続きで、29人の著述家によるエッセイアンソロジー「お金がない!(河出書房新書)」の紹介。リンク今日は漫画家であり江戸風俗研究家としても知られる杉浦日向子のエッセイ「江戸の、時間感覚・金銭感覚」から一部を抜粋。江戸時代の時間は不当時法です。日の出から日没までを六等分して、昼の一刻とし、日没から日の出までを同じく六等分して、夜の一刻としました。つまり、一刻の長さが、昼夜で異なることになります。...
なんとも直截なタイトルに興味を惹かれ「お金がない!(河出書房新書)」という本を手に取った。お金は人生にとってどれだけ重要なのかを問う、29人の著述家によるエッセイアンソロジーで、これが中々おもしろいので、本ブログでいくつか紹介したいと思う。リンク下記はエッセイスト、酒井順子によるエッセイ「お金」。一部を抜粋する。そんなある日、私はラオスに行く機会がありました。ラオスと言うと、国の名は知っていても、「...
だから何なんだ? 悪いことをしたなんて、こっちは百も承知だよ!
以前にも書いたが、僕は若い時分にロンドンに住んでいたことがあるので、ある程度の英語を話す。今日は僕が失敗したり、落ち込んだりしたときに助けになっている、英語表現ベスト3を紹介したい。「なにもそこで英語を使うことはなくない?」という意見もあるかもしれない。これはうまく説明できないのだが、英語を使うと脳の何らかのスイッチが切り替わるように思えるのだ。前頭葉の辺りで「カチッ」と音がすることもある(これは...
以前から何度か書いてきているが、僕のメイン投資はMSCIコクサイに連動する株式インデックス投資信託。MSCIコクサイの対象は「日本を除く先進国株式」だから、日本株はあまり所有していない。なぜならば日本の将来を(経済的には)悲観ししているから。理由はいくつもある。イノベーションが起きにくい土壌、いつまでも撤廃されない無駄な規制、雇用流動性の低さ。特にいかんともしがたいのが諸外国と比べ異様なまでに低い労働生産...
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昨日、江戸から明治時代へと人々を取り巻く環境がどう変わっていったかについて書いた。実は労働を取り巻く環境も大いに変わっている。以下は自著「幸せの確率~あなたにもできる!アーリーリタイアのすすめ」から引用。リンクフルタイム労働の歴史はたったの一五〇年! 昔のお気楽な働き方に学ぼう次に労働の歴史的な変遷についても触れてみましょう。そもそも人間は、いつから「生涯の大半を労働に捧げる」ことが普通だとされる...
一周忌ということで、伊集院静氏の本を読み返している。今日紹介するのは夏目漱石の人生をつづった伝記的小説「ミチクサ先生」。リンク夏目漱石は1867年生まれだからぎりぎりで江戸時代の生まれ。小説の中で描かれていた江戸時代から明治時代への生活の変化が個人的にはとても興味深かった。そもそも文学分野での僕の読後感想に興味のある人はいないだろうから、当ブログでは本筋ではなく当時の生活に焦点を当てて紹介したい。p29...
前回に続いて、池谷裕二著、「単純な脳、複雑な私」(朝日出版社)から、興味深かった箇所を引用してみる。リンク“右脳と左脳に違う単語を表示してみる。たとえば、左脳に時計、右脳にドライバー、と見せる。すると、目の前に並べられた物の中から、きちんと時計とドライバーを選べる。もちろん、本人には時計と表示されたことだけが意識にのぼる。左脳だからね。にもかかわらず、ドライバーも一緒に手に取る(内山注;ドライバー...
池谷裕二著、「単純な脳、複雑な私」(朝日出版社)の紹介。脳研究者である著者が母校で行った脳についての講義を書籍したもので、少し古い本なのだがこれが実におもしろい。リンクたとえば仕事の報酬と仕事のおもしろさとの関係について。ふたつのグループに単純作業を与えグループAには高めの報酬を、グループBには低めの報酬を与えると、どちらが仕事をおもしろく感じるのか?ぱっと考えるとAのような気がするが、実は低報酬の...
「人の幸福度はどのように決定づけられるか」についての知見を紹介する。まず、50%、人の幸福度の半分は「遺伝」によって決まるとされている。だから世の中には放っておいてもまず間違いなく幸福な人と、幸福になるのに大変な工夫が必要な人とがいることになる。遺伝が50%というのは多くの人が想像するよりも、大きいのではないだろうか?この結論は双子の研究によって得られている。遺伝子情報がほぼ100%同じ一卵性双生児と、5...
僕の住むマンションは東に歩いて5分で川岸、南に30秒で大きな公園、西にしばらく行くと海、北に歩いて10分で飲み屋街という、なかなか恵まれたロケーションにある。この街に住み始めてもう30年以上たつが、あまりに快適で他の土地に住もうという気にならない。ジョギングは川岸が快適だ。芝生の上を走ってもいいが、その横には整備されたジョギングコースもある。散歩や子供たちと遊ぶのには公園。遊具スペースの奥には芝が広がっ...
人はどのようにして幸福感をえるのだろうか?人の幸福度を決めるのは、次に挙げる3つの要素しかない。① 遺伝によってすでに決まっている、幸福に対する感性 もちろん、これはまったく変えることができない。② 幸福になるための環境 社会的地位、資産、美醜などはここに含まれる。 変えることはできるが、そう簡単ではない。③ 幸福になるための、活動や考え方 例えば感謝の気持ちを忘れないとか、人に親切にするといった、...
今日、紹介するのは養老 孟司氏の対談集「老い方 死に方(PHP新書)」。対談相手のひとりである僧侶、南 直哉(じきさい)氏の発言から、興味深く感じた部分を引用する。リンク南氏が考える「死を受容する方法」のひとつは、「90歳を超えること」とのこと。90歳を超えると、人間、あまりクヨクヨしなくなるのか、苦労して死ぬ羽目には陥りにくくなるようだ、とのこと。では、どのような人がそこまで長生きしているか、自身の経験...
今日紹介するのは永六輔さんの孫、永拓実さんによる“大遺言”(小学館)。リンク永六輔さんが残した言葉をエピソードを交えて紹介している本で、心に染みるフレーズがたくさんある。“P32知識でしゃべらず、知恵でしゃべる。何を説明するかじゃない。何を伝えたいか考える。“いつの時代も知識と知恵とを混合している人は多い。ものを調べるのに書庫が必要だった時代と違い、ネットがこれだけ発達した現代においては、知識のもつ意味...
ビル・パーキンス著「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール(ダイヤモンド社)の続き。リンク今日が最終回。共感できなかった点について続ける。ゼロで死ねば遺産がなくなる。稼いだお金を子供へ残してはいけないのか、という疑問に著者は次のように答えている。p115~私は決して「子どたちに与えるべき金までを含めて、死ぬ前に使い果たすべきだ」などとは言っていない。子どもたちに与えるべき金を取り分けた後の...
ビル・パーキンス著「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール(ダイヤモンド社)の続き。リンクこの本の論説にあまり共感できなかった点について、今日も続ける。p81多くの人が、死ぬ前に金を使い果たすのは怖いと考えている。私もそれには同意見だ。晩年を金の心配をしながら過ごしたい人などいない。誤解しないでほしいのだが、私は将来のために貯金すべきではないとは言っていない。必要以上に貯め込むことや、金を...
一昨日から紹介しているのは、ビル・パーキンス著「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール(ダイヤモンド社)。リンク予告どおり、今日からはあまり共感できなかった点について述べる。p044人生は経験の合計だ。あなたが誰であるかは、毎日、毎週、毎月、毎年、さらには一生に一度の経験の合計によって決まる。最後に振り返ったとき、その合計された経験の豊かさが、どれだけ充実した人生を送ったかを測る物差しにな...
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今日紹介するのは、ビル・パーキンス著「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール(ダイヤモンド社)。言わずと知れた大ベストセラーだ。「死ぬ時は資産額ゼロで」という主張はそれなりに過激に聞こえるがどうなんだろう? と手に取ってみた。リンク本書に興味をもってもらうには、「まえがき」からの引用が一番手っ取り早い。p3~まずは、有名なアリとキリギリスのイソップ寓話から始めよう。夏のあいだ、勤勉なアリ...
ガラス窓のパッキン部がカビて黒くなっているのが、ずっと気になっていた。FIREした今は豆に掃除しているので、こんなことにはならない。しかし当時、僕は開業医として忙しく、また妻も3人の幼い男の子の育児に奮闘していた。風邪をひかせたくないので冬はしっかり加湿。気がついた時にはガラス窓のパッキン部が黒くカビてしまっていた。カビキラーを使っても薄くならない(キッチンペーパーやサランラップで覆っても効果ゼロ)。...
29人の著述家によるエッセイアンソロジー「お金がない!(河出書房新書)」シリーズ、今日が最終回。リンク小説家、深沢七郎のエッセイ「かけすぎる生活費」から一部を抜粋。私は、人間は三日くらい働いて、あと十日くらいはぼーっとしているのがいいと思う。そのためには、生活程度を下げなければならない。贅沢をしてはだめだ。五万円する立派な背広を着るか、それとも二千五百円のジャンパーにするか、というとき、私なら五万円...
昨日からの続きで、29人の著述家によるエッセイアンソロジー「お金がない!(河出書房新書)」の紹介。リンク今日は漫画家であり江戸風俗研究家としても知られる杉浦日向子のエッセイ「江戸の、時間感覚・金銭感覚」から一部を抜粋。江戸時代の時間は不当時法です。日の出から日没までを六等分して、昼の一刻とし、日没から日の出までを同じく六等分して、夜の一刻としました。つまり、一刻の長さが、昼夜で異なることになります。...
なんとも直截なタイトルに興味を惹かれ「お金がない!(河出書房新書)」という本を手に取った。お金は人生にとってどれだけ重要なのかを問う、29人の著述家によるエッセイアンソロジーで、これが中々おもしろいので、本ブログでいくつか紹介したいと思う。リンク下記はエッセイスト、酒井順子によるエッセイ「お金」。一部を抜粋する。そんなある日、私はラオスに行く機会がありました。ラオスと言うと、国の名は知っていても、「...
以前にも書いたが、僕は若い時分にロンドンに住んでいたことがあるので、ある程度の英語を話す。今日は僕が失敗したり、落ち込んだりしたときに助けになっている、英語表現ベスト3を紹介したい。「なにもそこで英語を使うことはなくない?」という意見もあるかもしれない。これはうまく説明できないのだが、英語を使うと脳の何らかのスイッチが切り替わるように思えるのだ。前頭葉の辺りで「カチッ」と音がすることもある(これは...
以前から何度か書いてきているが、僕のメイン投資はMSCIコクサイに連動する株式インデックス投資信託。MSCIコクサイの対象は「日本を除く先進国株式」だから、日本株はあまり所有していない。なぜならば日本の将来を(経済的には)悲観ししているから。理由はいくつもある。イノベーションが起きにくい土壌、いつまでも撤廃されない無駄な規制、雇用流動性の低さ。特にいかんともしがたいのが諸外国と比べ異様なまでに低い労働生産...
僕の住むマンションは東に歩いて5分で川岸、南に30秒で大きな公園、西にしばらく行くと海、北に歩いて10分で飲み屋街という、なかなか恵まれたロケーションにある。この街に住み始めてもう30年以上たつが、あまりに快適で他の土地に住もうという気にならない。ジョギングは川岸が快適だ。芝生の上を走ってもいいが、その横には整備されたジョギングコースもある。散歩や子供たちと遊ぶのには公園。遊具スペースの奥には芝が広がっ...
人はどのようにして幸福感をえるのだろうか?人の幸福度を決めるのは、次に挙げる3つの要素しかない。① 遺伝によってすでに決まっている、幸福に対する感性 もちろん、これはまったく変えることができない。② 幸福になるための環境 社会的地位、資産、美醜などはここに含まれる。 変えることはできるが、そう簡単ではない。③ 幸福になるための、活動や考え方 例えば感謝の気持ちを忘れないとか、人に親切にするといった、...
年末も近いし、何か晴れやかなことがしたいなあと考えていたところ、古い記憶と共に突然ひらめいた。馬刺し!僕がまだ研修医だったころの話。全国規模の学会で初めて発表することになり、熊本に行った。とてつもなく緊張した発表を終え、その後の打ち上げで馬刺しを食べた。脂がのっていて、実に濃厚。衝撃のうまさだった。僕の住むエリア(東日本)でも、馬刺しは生産されている。しかし熊本で食べた馬刺しはまったく別物に思われ...
今日紹介するのは永六輔さんの孫、永拓実さんによる“大遺言”(小学館)。リンク永六輔さんが残した言葉をエピソードを交えて紹介している本で、心に染みるフレーズがたくさんある。“P32知識でしゃべらず、知恵でしゃべる。何を説明するかじゃない。何を伝えたいか考える。“いつの時代も知識と知恵とを混合している人は多い。ものを調べるのに書庫が必要だった時代と違い、ネットがこれだけ発達した現代においては、知識のもつ意味...
ビル・パーキンス著「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール(ダイヤモンド社)の続き。リンク今日が最終回。共感できなかった点について続ける。ゼロで死ねば遺産がなくなる。稼いだお金を子供へ残してはいけないのか、という疑問に著者は次のように答えている。p115~私は決して「子どたちに与えるべき金までを含めて、死ぬ前に使い果たすべきだ」などとは言っていない。子どもたちに与えるべき金を取り分けた後の...
ビル・パーキンス著「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール(ダイヤモンド社)の続き。リンクこの本の論説にあまり共感できなかった点について、今日も続ける。p81多くの人が、死ぬ前に金を使い果たすのは怖いと考えている。私もそれには同意見だ。晩年を金の心配をしながら過ごしたい人などいない。誤解しないでほしいのだが、私は将来のために貯金すべきではないとは言っていない。必要以上に貯め込むことや、金を...
一昨日から紹介しているのは、ビル・パーキンス著「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール(ダイヤモンド社)。リンク予告どおり、今日からはあまり共感できなかった点について述べる。p044人生は経験の合計だ。あなたが誰であるかは、毎日、毎週、毎月、毎年、さらには一生に一度の経験の合計によって決まる。最後に振り返ったとき、その合計された経験の豊かさが、どれだけ充実した人生を送ったかを測る物差しにな...
昨日から紹介しているのは、ビル・パーキンス著「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール(ダイヤモンド社)。リンク今日は興味深い研究について引用。p195~もうじき失われてしまう何かについて考えると、人の幸福度は高まることがある。そのことをよく表す、大学一年生を被検者にした心理学の実験がある。一方のグループの学生には、30日後にキャンパスから遠く離れた場所に引っ越すことを想像させ、今後の30分後の...
今日紹介するのは、ビル・パーキンス著「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール(ダイヤモンド社)。言わずと知れた大ベストセラーだ。リンク本書に興味をもってもらうには、「まえがき」からの引用が一番手っ取り早い。p3~まずは、有名なアリとキリギリスのイソップ寓話から始めよう。夏のあいだ、勤勉なアリは冬の食料を蓄えるためにせっせと働いた。一方の気楽なキリギリスは自由に遊んで過ごした。やがて冬が到...
僕にとって2冊目の本となる”4週間で幸せになる方法 Twenty-eight tips to create joyful life”。昨日に続いて、アマゾンの自著ページからその内容を紹介する。今日は、「出版社からのコメント」という欄。“日々の生活から幸せを感じられない・・・。幸福の本は何冊も読んだのに、さっぱり効果がない・・・。と嘆く、そんな人に朗報!!1日たった5分の読書で、幸せ習慣がばっちり身につくのが本書の特徴です。著者は医師として、作...
僕にとって2冊目の本となる“4週間で幸せになる方法 Twenty-eight tips to create joyful life”。リンク今日はアマゾンの自著ページからその内容を紹介したい。“内容紹介幸せに生きるための行動術や思考法を、幸福学、医学、心理学、哲学、伝統仏教といった幅広い分野から選び出し、その中から特に重要で比較的簡単に実行できる28のアイディアが紹介されています。 毎日1つ、5分程度で読める分量の記事を読み、その内容を意識しな...
滅多に物を買わない僕だが、先日、ブラック・フライデーの特売を期に、エアロバイクを買った。理由は3つ。ひとつは、子供が勉強前、あるいは勉強中に漕ぐと能率が上がるらしいから。以下は過去の記事からの引用。子どもの学力アップにどう運動を取り入れるべきか ~アンデシュ・ハンセン著「運動脳」のご紹介3総合的に見れば、あらゆるデータは同じ結論に行きつく。運動をすれば頭がよくなる。だが、知能指数の高さと相関性があっ...
今日、紹介するのは養老剛司氏の対談集「老い方 死に方(PHP新書)」。対談相手のひとりである僧侶、南 直哉(じきさい)氏の発言から、興味深く感じた部分を引用する。リンク南氏が考える「死を受容する方法」のひとつは、「90歳を超えること」とのこと。90歳を超えると、人間、あまりクヨクヨしなくなるのか、苦労して死ぬ羽目には陥りにくくなるようだ、とのこと。では、どのような人がそこまで長生きしているか、自身の経験か...
29人の著述家によるエッセイアンソロジー「お金がない!(河出書房新書)」シリーズ、今日が最終回。リンク小説家、深沢七郎のエッセイ「かけすぎる生活費」から一部を抜粋。私は、人間は三日くらい働いて、あと十日くらいはぼーっとしているのがいいと思う。そのためには、生活程度を下げなければならない。贅沢をしてはだめだ。五万円する立派な背広を着るか、それとも二千五百円のジャンパーにするか、というとき、私なら五万円...
昨日からの続きで、29人の著述家によるエッセイアンソロジー「お金がない!(河出書房新書)」の紹介。リンク今日は漫画家であり江戸風俗研究家としても知られる杉浦日向子のエッセイ「江戸の、時間感覚・金銭感覚」から一部を抜粋。江戸時代の時間は不当時法です。日の出から日没までを六等分して、昼の一刻とし、日没から日の出までを同じく六等分して、夜の一刻としました。つまり、一刻の長さが、昼夜で異なることになります。...
なんとも直截なタイトルに興味を惹かれ「お金がない!(河出書房新書)」という本を手に取った。お金は人生にとってどれだけ重要なのかを問う、29人の著述家によるエッセイアンソロジーで、これが中々おもしろいので、本ブログでいくつか紹介したいと思う。リンク下記はエッセイスト、酒井順子によるエッセイ「お金」。一部を抜粋する。そんなある日、私はラオスに行く機会がありました。ラオスと言うと、国の名は知っていても、「...
以前にも書いたが、僕は若い時分にロンドンに住んでいたことがあるので、ある程度の英語を話す。今日は僕が失敗したり、落ち込んだりしたときに助けになっている、英語表現ベスト3を紹介したい。「なにもそこで英語を使うことはなくない?」という意見もあるかもしれない。これはうまく説明できないのだが、英語を使うと脳の何らかのスイッチが切り替わるように思えるのだ。前頭葉の辺りで「カチッ」と音がすることもある(これは...
以前から何度か書いてきているが、僕のメイン投資はMSCIコクサイに連動する株式インデックス投資信託。MSCIコクサイの対象は「日本を除く先進国株式」だから、日本株はあまり所有していない。なぜならば日本の将来を(経済的には)悲観ししているから。理由はいくつもある。イノベーションが起きにくい土壌、いつまでも撤廃されない無駄な規制、雇用流動性の低さ。特にいかんともしがたいのが諸外国と比べ異様なまでに低い労働生産...
アンデシュ・ハンセン著「運動脳」のご紹介。今日が最終回。リンクなぜ運動が脳にここまで重要なのか? ひとつの仮説が紹介されている。p343~人類の歴史を1日に短縮すると、私たちは午後11時40まで狩猟採集生活を送っていた。そして工業化社会が始まったのは、午後11時59分40秒。1日が終わるまで、あと20秒というときだ。(中略)ほかの生物が進化を遂げる年月を思えば、人間の進化がいかに気の遠くなるような年月を要するかが...
アンデシュ・ハンセン著「運動脳」の紹介を続ける。今日の最初のテーマは「頭の中からアイディアを取り出す」。本書では著名人たちの運動の仕方が紹介されている。(p252~)リンク・村上春樹は作品の執筆中は毎朝4時に起床し、午前10時まで仕事をする。昼食をとったのちに10キロのランニングを行い、それから水泳をする。・アルベルト・アインシュタインは、自転車をこいでいるときに相対性理論を思いついた。・日中、ベートーヴ...