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2020/02/16

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  • 50歳でアーリーリタイアする方法は、手取り収入の22%を運用に回すこと。

    今日はずばり、50歳でアーリーリタイアするための具体的な方法を紹介したい。人は20歳から働き始め、100歳で死ぬと仮定する。運用は世界株分散投資で行い、インフレ率+年利5パーセントを複利で得られるものと期待(歴史的には大体このくらいとされている)。貯めた端からどんどん運用を開始し、リタイア後の資産の取り崩しも運用を続けながら行う。昇給、インフレ、退職金、運用益に対する税金、さらに教育資金や住宅購入などのラ...

  • 「合格発表」を見に行ったことがない僕の悲喜こもごも

    僕は合格発表なるものを見に行ったことが人生で一度もない。遡ること40年前。高校受験の結果は午後1時から高校正面玄関で発表だったと記憶しているが、僕は郊外に住んでいたので自転車で飛ばしても片道30分くらいかかった。発表を見てすぐ帰るとなると往復で1時間自転車をこぐことになり、それはちょっときついなあ、と思っていたところ(自家用車で来ないよう通知でもあったのだろうか、親に車で送ってもらうという発想はなかった...

  • 地位財と非地位財。これがわかるとアーリーリタイアしたくなる!?

    今回は経済学者、ロバート・フランクによって提唱された、「人間のもっているものを地位財・非地位財の2つに分けて考える」というやり方を紹介する。地位財とは「周りとの比較により満足を得るもの」と定義され、資産や社会的地位の他に、家、車、高級な服といった所有物を指す。それに対し、非地位財は「他人との比較とは関係なく幸せが得られるもの」のことで、健康、自主性、自由、愛情などを意味し、物質的なものは含まない。...

  • 「結婚はするべきか?」と相談されるとき、僕が話す3つのこと ~ 幸福学と37パーセント理論

    平成以降、生涯未婚率はかなりの勢いで上昇してきている。価値観が多様化するのと同時に便利な世の中になり、ひとり身でも不自由を感じなくなったことが大きいのだと思う。結婚しない人が増えれば、そのことによる肩身の狭さもさらに減少する。となるとこの傾向は令和を通じて続くのでは? という気がしている。若い人から結婚するべきかどうか相談をうけることがある。そういうとき、僕が話すポイントは3つ。最初のふたつは、統...

  • 食費節約術 ~ FIRE医師のおすすめは……

    アーリーリタイア達成のためにはある程度の節制も必要だ。今日は家計の中で一番支出が多いとされている食費に切り込みたい。とはいえ「スーパーでいかに安く買うか」というようなノウハウはネット上にいくらでも記事があるので、ここでは書かない。僕からの提言は、「食事って本当に1日3回もいる?」というものだ。僕が大好きな作家、故・中島らもの話。彼がまだ若くて貧乏だったころ、少し離れたところにある役所のランチが安いこ...

  • やっぱり大切なのはお金より対人関係、と納得させられる数々のデータを紹介

    「幸福の測定―ウェルビーイングを理解する」の今日が最終回。今日は「幸福と人とのつながり」について紹介したい。p85~(略しながら引用)人とのつながりについて、幸福研究では家族、友人、隣人、そして同僚とのつながりが幸福度に対してプラスの影響を及ぼすことが指摘されてきています。興味深いことに、所得とのつながりを幸福度の観点で比較する際に、それを金銭価値で表現した研究があります。たとえばイギリスでの研究で...

  • 収入も資産も一定水準で幸福度は頭打ちになるのに、人生の評価は上がり続けるって矛盾だよね

    幸福とお金の関係をアップデート。昨日から「幸福の測定―ウェルビーイングを理解する」を紹介している。リンクまずは日本人にとってのお金と幸福度。お金と幸福度の関係については、海外でのデータを見せられてもピンとこないことがあるので、実際に日本で行われたデータというのはありがたい。まずは保有資産。額が増えるほど幸福度が上がる傾向はあるが、1億円から1億5000万円あたりで頭打ちで、1億5000万円以上だと少し下がって...

  • モノ消費による幸福を持続させるには、愛情を注ぐ対象にし続けること

    幸福とお金の関係をアップデート。「幸福の測定―ウェルビーイングを理解する」のご紹介。リンクまずは6pから一部を略した上で引用。幸福を高めるためには結局、何が重要なのでしょうか。ノーベル経済学賞を受賞している心理学者ダニエル・カーネルマンは彼の研究を振り返るインタビューで「幸福を高めるために我々は何ができるのか」という質問に対して回答しています。そこで彼は3つの要素を挙げています。1つ目は「時間の使い方...

  • お金はいずれどうでもよくなり、時間や交流が大切になってくる~「本当の大人」になるための心理学

    今日は「本当の大人」になるための心理学 心理療法家が説く心の成熟 (集英社新書)の紹介。著者は諸富祥疲彦さんという心理療法家。1963年生まれだから、僕より5歳年上ということになる。リンク共感するところが多いなと思いながら読み進めたのだが、それもそのはず、ユングやマズローからの引用が多い。僕の考え方もそれらの偉人たちから大きな影響をうけているので、この本の著者と似た思想になって当然ということになる。以下はA...

  • 一日中家にいると奥さんが嫌がらない?

    リタイアしたと周囲に告げると、わりとよくうけるのが「一日家にいると、奥さんが嫌がらない?」という質問だ。妻の方も同様に「ご主人がずっといると大変でしょう」と同情されることが多いそうなので、男女を問わず、「夫婦は適度に距離を置いた方が、妻にとっては快適なはず」と思っている人が多いことがうかがえる。確かに一日の大半を別々に過ごす生活を続けた後、急に一日中一緒にいることになれば、いくら惚れ合って結婚した...

  • 毎年春休みにグアムに行っていたから、この季節になると体がウズウズしてくる

    ああ、リゾートに行きたいよう!ということでまずは6年前の旧ブログ記事をプレイバック。***************************************【海、プールでとことん遊ぼう! もちろん昼からビール! でも食費はとことんケチるよ!】家族でグアムに行ってきた。子供たちの春休みを利用するのは、消去法による。冬休みは子供たちが所属している海洋クラブのスキー合宿があるし、第一、年末年始にか...

  • 自分のために物を買えない僕が、最後にした晴れがましい買い物と言えば……

    僕の貧乏性な性格と関連して、先日読み返した山口瞳のエッセイが興味深かったので引用する。山口瞳「男性自身」傑作選(新潮文庫)から。昭和60年頃に書かれたものだ。1600円のグローブは、おそらく中級品だろう。それでも私は非常に贅沢な買い物をしたように思った。ちょっと晴れがましいような気持ちになった。店から外へ出て、戦後になって初めて自分のグローブを買ったことに気づいた。(中略)自分の稼いだ金で自分のグローブ...

  • 肌色という色名は自文化中心主義であり、それがすべての肌の色を表現しているという思い違いにつながる……だろうか?

    昨日の記事では「バンドエイド」が色の異なる5種類の絆創膏を公表した事例から、肌色論争について書いた。その後、そういえば随分前に、肌色に関するエッセイを読んだことがあったなと思い出した。本棚を探したら、あった。高島俊男著「お言葉ですが・・・」(文春文庫)の60ページ。1995年と記されているから、今からちょうど四半世紀前に書かれたことになる。当時、肌色の名称は人種差別につながらないかという疑問の声が教育現...

  • 肌色論争について考える。肌色という名称は改めるべきだろうか?

    肌色論争について興味がある人はどのくらいいるだろうか? 論争の存在すら知らない人も多いかもしれない。まずは少し古い記事だが、読売新聞オンラインニュースより抜粋。“米ジョンソン・エンド・ジョンソンのブランド「バンドエイド」は10日、色が異なる5種類のばんそうこうをオンライン上で公表した。黒人死亡事件で人種差別への非難が高まる中、様々な人種の肌の色に合う商品を提供し、人種問題に積極的に対応する姿勢を示...

  • 過剰な欲望の本質を理解し、消滅させてしまおう

    自著「4週間で幸せになる方法―Twenty-eight tips to create joyful life」では、幸せに生きるための行動術や思考法を、幸福学、医学、心理学、哲学、伝統仏教といった幅広い分野から選び出し、その中から特に重要で、比較的簡単に実行できる28のアイディアを紹介している。リンク毎日ひとつずつ課題をこなしていけば、4週間後には今よりずっと幸せになっている……はずだ。今日はお気に入り記事のひとつを抜粋して紹介したい。**...

  • FIREで生じた日常のちょっとした変化についてまとめてみた

    アーリーリタイアして8年がたった。変わったことは、もちろん山ほどある。本を出し、講演をし、ヨガ・瞑想を試し、図書館に通い……。ただ今日はそういうことではなく、日常のちょっとした変化について書いてみたい。まず飲みに出る回数が減った。どうにもその気にならないのだ。おそらく、はけ口を求めるようなストレスがないからだと思う。聞いてもらいたい愚痴もない。日課にしている夕方のジョギング後に風呂に入ると、もうイケ...

  • アーリーリタイア達成に必要なのは「自らの欲望」に目を向けること。

    この記事を読んでいる人の中には、「もう少しのんびり生きたいとは思うけど、アーリーリタイアというのも極端な選択だなあ」と感じている人も多いだろう。僕がこのような「普通ではない」道を選んだのは、数々の知見に背を押されてのことで、そのひとつが仏教。僕が好きな伝統仏教は宗教とはされているものの、むしろ哲学的な側面が強いから、宗教嫌いの人も身構えずに読んでほしい。仏教ではずばり「人生は苦である」と説いている...

  • FIREに関しては相変わらず的外れな論評が目につくなあ―メタ思考のご紹介3

    今日は澤円著「メタ思考―『頭のいい人』の思考法を身につける(大和書房)」のご紹介、最終回。リンクFIREについての言及があったので紹介する。p90~少し前に、若い人を中心にアーリーリタイアメント、いわゆる「FIRE(Financial Independent, Retire Early)」が話題になり、そのときブロガーのちきりんさんが、音声プラットフォームの「Viocy」で配信されていました。彼女が聞いたところによると、アーリーリタイアメントをした...

  • 仕事をしている自分を自分の人生とイコールにする必要はない!―メタ思考のご紹介2

    昨日に引き続き、澤円著「メタ思考―『頭のいい人』の思考法を身につける(大和書房)」のご紹介。リンク今日はこの本の「序章」から気に入った文章を、それぞれ短く紹介したい。p16ひとつの会社の中でポジションや評価にこだわることは、人生にとって極めて小さい話だと思います。p17あるひとつのルールの中で勝ったからといって、それがそのまま人生の勝利につながるわけではない。この自明のことが、こと会社や仕事となると、...

  • 「外」の視点を獲得すれば自由になれる!―メタ思考のご紹介1

    澤円著「メタ思考―『頭のいい人』の思考法を身につける(大和書房)」のご紹介。リンク僕自身は今後何かビジネスを始める予定もなく、FIREし半ば世捨て人のような日々を送っているので、何もいまさらこの手の本を読む必要もなさそうなものだが、なんとなく気になって手に取ってみた。まずは「まえがき」から。p2会社では「若手」の立場でも、広い社会から見たら自分で判断して行動する一人前の経験を有していることもあります。会...

  • キリストは親切な変わり者!?~「この世に宗教は存在しない」より

    白鳥春彦著、「この世に「宗教」は存在しない (ベスト新書)」を紹介する。リンクちなみに僕は伝統仏教のファンだ。仏教はそもそも釈尊が瞑想の上たどりついた哲学で、それが中国経由で伝わるとともに宗教としての色合いを強めていったという経緯がある。だから日本で一般的な大乗仏教は「宗教」と呼んで差し支えないものとは思うが、伝統仏教(昔は小乗仏教と呼ばれた)については宗教と呼ぶべきか議論のあるところで、ここまでは...

  • 能動的趣味こそ幸せに繋がるであれば、アーリーリタイアは圧倒的に有利ということになる

    以前、より多くの幸福を感じるためには、増やすのではなく今現在「ゼロ」のことを始めたり、新たに獲得したりすることが大切だと書いた。今回はどのような活動や趣味が喜びに繋がりやすいのかについて、データを元に書いてみたい。幸福学における研究により、能動的な趣味の方が受動的なものよりも幸福度を上げることがわかっている。例えばテレビを見る、映画を見る、買い物をするといった娯楽は受動的趣味にあたり、あまり幸福度...

  • 古代ローマの哲人、セネカもアーリーリタイアを勧めていたとは!

    今日紹介するのは前田速夫著「老年の読書(新潮選書)」。リンク1995年から2003年まで文芸誌「新潮」編集長を務めた前田速夫氏が、老いについての良書を厳選して紹介するという一冊。個人的には、ローマの哲人セネカの言葉に感銘を受けたので、抜粋して引用したい。われわれの享ける生が短いのではなく、われわれ自身が生を短くするのであり、われわれは生に欠乏しているのではなく、生を蕩尽する、それが真相なのだ。多くの人間が...

  • 投資においてリスク・リターン率を上げる一番簡単な方法は徹底した分散だ

    アーリーリタイアを果たすためには、ある程度のお金が必要なのは間違いがない。まずは自著 “幸せの確率~あなたにもできる! アーリーリタイアのすすめ” で勧めている投資法について触れる。一言でいえば、現代ポートフォリオ理論にもとづいた世界株分散投資だ。「そんなの常識だろう?」という人は、ごめんなさい。でもこの本を書いた7年前には今ほど知られてはいなかったのだ(もちろんオルカンなんて略語もなかった)。とりあ...

  • 僕の節約術。「その服って本当に必要?」

    昨日の記事で「ラウド・バジェティング(loud budgeting)」について書いた。まだ正式といえる日本語での呼称はなく、「うるさい節約」、「節約アピール」あるいはちょっとお堅く「声高な予算管理」などと訳されているようだ。ついでというのもなんだが、今日は自著「幸せの確率―あなたにもできる!アーリーリタイアのすすめ」から、僕が実践し、かつお勧めしている節約術の一例を紹介したい。ブランドの服を着ることによって、他...

  • 今年の流行! ラウド・バジェティング(loud budgeting)って知ってますか?

    まずは記事を紹介。2024年、新たなトレンドが動き始めている。「loud budgeting」だ。すでにTikTokにおいて、「#loudbudgeting」は1000万回以上の再生回数を記録しており、今後も急速に広まっていくことが予想される。なんでも、「自分の貯蓄目標を周りに共有し、お金の節約について声を上げる」ことを促していく考え方なのだそう。どうやら今年は浪費の衝動を真っ向から否定し、冷静なお金の使い方がはじまる年になるかもしれない...

  • 【我が家お薦めのお手軽料理本】 ベスト3 ~ おいしくて簡単な本を厳選しました!

    当ブログで紹介している料理がおいしそうだとお褒めの言葉をいただくことが多い。レシピを紹介してほしいとの声もある。しかしほとんどの人は見当がついていると思うが、作っているのは僕ではなく妻だ。僕も学生時代にはレストランやバーの厨房でバイトをしたので、多少は料理の心得もあるのだが、結婚してからは完全に遠ざかっている。そこでできる範囲でリクエストにお答えしようと、妻にお薦めの料理本を訊いてみた。以下、ラン...

  • ネガティブな感情を引きずらない習慣づくり

    自著「4週間で幸せになる方法―Twenty-eight tips to create joyful life」では、幸せに生きるための行動術や思考法を、幸福学、医学、心理学、哲学、伝統仏教といった幅広い分野から選び出し、その中から特に重要で、比較的簡単に実行できる28のアイディアを紹介している。リンク毎日ひとつずつ課題をこなしていけば、4週間後には今よりずっと幸せになっている……はずだ。今日はお気に入り記事のひとつを抜粋して紹介したい。**...

  • 山崎元氏による名著を批判⁉ ~ 世界株分散投資における日本株比率について考えてみる

    自著、”幸せの確率~あなたにもできる! アーリーリタイアのすすめ” はamazonでも販売されていて、今までに多くのカスタマーレビューをいただいている。中で一番「役に立った」の票数が多いのは、DOG_EYEさんという方によるものだ。リンクその一部を抜粋させていただく。“人生の残り時間を意識し、その残り時間でなにをやりたいのか?それを自覚することの大切さを、この著書は教えてくれます。そして、著者の辿ったアーリーリタ...

  • 「もっと日本株をもっておけばよかった!」と後悔している人はいませんか?

    年初から日本株、特に日経平均株価の上昇が著しい。新NISAの影響かと思いきや、実は日本人の投資先はオールカントリーやS&Pが中心で、日本株は売り越し。買っているのは主に外国人らしい。オールカントリーだとアメリカ株が63%で日本株は6%に過ぎない。アメリカ株も上がってはいるのだが、円安分の上乗せを含めても日本株ほどの勢いはないので、「こんなことなら日経平均連動型投資信託も買っておけばよかった!」と後悔してい...

  • “幸せの確率 ~ あなたにもできる! アーリーリタイアのすすめ” について解説する

    今日は自著 ”幸せの確率” について解説する。一言でいえば、「アーリーリタイアについて」の本であり、僕の知る限りでは、日本で最初に出版されたアーリーリタイア本だ。「アーリーリタイアなんて、一部の金持ちか成功者に限った話だろう?」と思う人もいるかもしれないが、断じて違う。「あなたにもできる! アーリーリタイアのすすめ」というサブタイトルを入れたのは、その点を強調するため。この本ではアーリーリタイアするた...

  • 株で損するなんてありえない! ~株式で「確実」に利益を出す方法について持説を述べる

    僕はリタイアした医師だ。専業トレーダーでもなければ、経済学者でもない。だから、その程度の話として聞いてほしい。多くの人が株で損失を出すという。残念に感じるのと同時に、実は不思議にも思っている。ほんの少しの知識さえあれば、株で損などするわけがないと僕は考えているからだ。特にアーリーリタイアした人やその希望者には、堅実な投資が求められるはずだから、素人考えなのは百も承知の上で自分の考えを書いてみる。ま...

  • いやはや痛烈! 無明とは生存本能のことであったか! ~「ごまかさない仏教(新潮社)」

    昨日のテーマ、「悟り」に関連してもうひと記事佐々木閑、宮崎哲弥両氏による著書 「ごまかさない仏教(新潮社)」を紹介する。リンクまずは宮崎氏による「はじめに」から、少し長めに引用する。ユヴァル・ノア・ハラリによる世界的ベストセラー『サピエンス全史』には、仏教に関する興味深い記述がみえる。「心はたとえ何を経験しようとも、渇愛をもってそれに応じ、渇愛はつねに不満を伴うというのがゴータマの悟りだった。心は...

  • 瞑想以外で悟りの境地に達するための「効率的」な方法とは?

    いわゆる「悟りの境地」に興味のある人は多いと思う(多くないよ、というご批判には耳を傾けず淡々と続ける)。従来からそれには瞑想が重要と考えられてきた。瞑想が脳のどの部位に、どのような影響を及ぼすかは、様々な研究によって解明されつつあり、一番顕著なのは、前頭葉(論理的思考、計画、感情および自意識の機能をうけもち、人間を人間たらしめている部分)の機能が一時的に低下すること。さらに神経解剖学者ジョン・ボル...

  • 格差が広がると中間所得層がレジャーにお金を回せなくなる理由~幸せとお金の経済学3

    ロバート・H・フランク著、「幸せとお金の経済学」(フォレスト出版)から。今回が最終回。リンク前回書いたように経済格差が広がると、人が非地位財にお金を回しにくくなるという。なぜか?まず富裕層がより豊かになり、より豪華な家を建てるようになる。そうするとそれより少し下の層は、それに近い家を建てるようになる。より大きな邸宅が近くにあれば、「さほど仰々しいと感じない家の大きさ」の基準が変わる人がでてくるとい...

  • 人は他人より広い家に住みたがるが他人より長い休暇を欲するわけではない~幸せとお金の経済学2

    ロバート・H・フランク著、「幸せとお金の経済学」(フォレスト出版)の続き。リンク前回のおさらいで、「地位財」と「非地位財」について説明する。地位財は「主に周囲との比較により満足を得るもの」で、資産、家、車、社会的地位などが該当する。非地位財は、「他人との比較とは関係なく幸せが得られるもの」で、具体的には健康、自主性、社会への帰属意識、良質な環境、自由、愛情など、個人の安心・安全な生活のために重要と...

  • ピアジェの時計で悦に入っていたら、ドゥ・グリソゴノでマウンティングされる!(笑) ~ 幸せとお金の経済学1

    ロバート・H・フランク著、「幸せとお金の経済学」(フォレスト出版)の紹介。リンク内容を解説する前に、まずは「地位財」と「非地位財」について知ってもらう必要がある。地位財は「主に周囲との比較により満足を得るもの」で、資産、家、車、社会的地位などが該当する。非地位財は、「他人との比較とは関係なく幸せが得られるもの」で、具体的には健康、自主性、社会への帰属意識、良質な環境、自由、愛情など、個人の安心・安...

  • 金森氏の(昔の)エッセイから、幸せな生き方を再チェックしてみよう

    金森重樹という人がいる。行政書士・不動産投資顧問で東大法学部卒。25歳の時に1億2000万円の借金を負うが、マーケティングの技術を活用して35歳で借金を完済。その後、行政書士として脱サラし、不動産、建設、ホテルチェーン、医療法人、福祉事業などグループ年商100億円の企業グループのオーナーとなる、という派手な経歴の持ち主だ。PRESIDENT Online に連載をもっており、最近はダイエットに関する記事が多いのだが、以前はお...

  • 【画像あり】 松本人志さんの「遺書」には「『無理やりやられた』では笑いの邪魔になる。記者会見する気になった」と記されていた!

    年末に「週刊文春」がお笑いコンビ「ダウンタウン」松本人志(敬称略)についての「性的行為強要疑惑」を報じ、マスコミは大変な騒ぎになっている。記事で女性は、下のように語っている(原文ママ)。「私は『ホント、すみません、すみません』と必死に拒否しながらも『一度射精させれば襲われなくなるかもしれない』と防御策を考えました。何度も抵抗した後、右手だけで応えるようにしていたんですけど、しゃがみ込んだ途端に口に...

  • ヘミングウェイ “善とは何か。後味の良いことだ。悪とは何か。後味の悪いことだ。“

    今日はアメリカの小説家、ヘミングウェイ(1899年 - 1961年)の名言を紹介する。“善とは何か。後味(あとあじ)の良いことだ。悪とは何か。後味の悪いことだ。“善悪と言われると、そもそもその言葉をどう定義するかによって大きく判断が異なるため、是非を分析するのは難しいが、これを幸福の観点から考えれば、後味は非常に重要であることがわかっている。行動経済学者、ダニエル・カーネルマンは学生を被検者にして次のような実験...

  • FIRE生活の近況報告。かつてないほどのんびりしてます!

    アーリーリタイアして今月でちょうど8年。最近は日々、のんびりと過ごしている。のんびりはずっとだろ、と思われるかもしれないが、意外にそうでもなかった。アーリーリタイア直後は出版の夢を果たすべく、執筆のかたわら原稿の売り込みにも奔走した。それに後輩医師に継いでもらった医院での診察。どうしても僕に診てほしいという奇特な患者さんもいたため、毎週、水曜日の午前中だけ診察を続けた。それを辞めたのが一昨年の11月...

  • 宝くじなんてまず当たらないし、当たっても悲惨な末路が待っているだけ! ~ 「1億円当たった人の末路」を読んで 後編

    前回に続いて、鈴木信行著「宝くじで1億円当たった人の末路」(日経BP社)の紹介。表題になったテーマについては、マネーフォーワード取締役の瀧俊雄氏にインタビューしている。結論から言うと、「しっかりとした準備をしないかぎり、宝くじなんかに当たると、一家離散、貧困化、人生の目的喪失など、ろくなことにはならない」のだそうだ。リンク普通に考えればバラ色に思える宝くじ当選が、なぜそのような悲劇をもたらすかという...

  • 人と群れることで得られる幸福感は幻想なのか⁉ ~「宝くじで1億円当たった人の末路」を読んで 前編

    幸福学の研究では、地域コミュニティとの密接な関わりは大きく幸福度に貢献するとされている一方で、仏教では下手な関わりをもつくらいなら、ひとりで気高く生きろと説いており、相反する。では、僕らは人との繋がりがもつ重要性をどのようにとらえたらいいだろうか? と前回書いた。そこで参照したい本が、鈴木信行著「宝くじで1億円当たった人の末路」(日経BP社)だ。リンクこの本では表題の宝くじをはじめ、「子供を作らなか...

  • アーリーリタイア後の人とのつながりは重要? それとも不要?~「頭の決まりの壊し方」を読んで 後編

    前回に引き続き、小池龍之介著「頭の決まりの壊し方」について。リンクこの本ではさまざまな「常識」が本当かどうかを、仏道の観点から検証している。たとえば、「説明すれば誤解は解けるのか?」という命題について。“p21~この心は「好きになりたい」「嫌いになりたい」というフィルターによって、世界をありのままには見ずに誤解し続けることを原動力にしていると申しても過言ではないのですから。誤解を正すことは、その意味...

  • 心が平穏になると、いわゆる「娯楽」があまり必要でなくなるらしい~「頭の決まりの壊し方」を読んで 前編

    アーリーリタイアしてから8年たつが、もともと希薄だった欲望がさらに弱まっているようで、戸惑うことがある。そんな中、久々に手に取った本に、興味深い内容が記されていた。「頭の決まりの壊し方」小池龍之介著。リンク僧侶である小池氏によると、瞑想修行が続くとそのようになるものだとのこと。該当する部分を引用する。“p197~心が平穏になり、我が身1つで幸福感を感じられるようになってくるに従って、「何かが足りない」と...

  • 考えてもわからないが実は体は知っているという話~「認知バイアスー心に潜むふしぎな働き」を読んで

    今日紹介するのは「認知バイアスー心に潜むふしぎな働き」(講談社)。タイトル通り「認知バイアス」についての本。様々な実験についての引用が大半でさほどオリジナリティはないのだが、有名な知見がぎゅっとつまっているので、普段これらのデータに接する機会がない人にはお勧めだ。個人的に好きな個所を紹介する。p147~目の前に円柱の形のグラスが2つある。2つは高さは同じだが、幅(直径)が異なり、AのグラスがBのグラ...

  • 俺が遊べば金になる!(キリッ)-計画的偶発性理論について

    一昨日、金融所得の税率(株取引などで得られる利益)が20%から30%に引き上げられた場合、僕のような「インデックス投資でFIRE」派がどの程度の痛手をこうむるかについて計算した。結論は、「同レベルの生活を続けるなら、毎年14%多く売却、換金しなければならない。そのレベルの資産減少額が許容できない場合には生活費を12.5%下げるしかない」という、はなはだシビアなものになった。これに対する防衛策のひとつとして、昨日...

  • アーリーリタイアにはのり代が必要。年金を勘定に入れるのはやめよう!

    昨日、金融所得の税率(株取引などで得られる利益)が20%から30%に引き上げられた場合、僕のような「インデックス投資でFIRE」派がどの程度の痛手をこうむるかについて計算した。結論は「同レベルの生活を続けるなら、毎年14%多く売却、換金しなければならない。そのレベルの資産減少額が許容できない場合には生活費を12.5%下げるしかない」という、はなはだシビアなものになった。これに対処するにはどうしたらいいのか?自著...

  • 金融所得の税率を30%に引き上げた場合、投資家はどの程度の痛手をこうむるのか?

    近年、国家財政への危機感からか、金融所得課税の引き上げが時折話題に上る。SNSのいわゆる「株クラ」からの意見は当然批判的なものが多く、「投資するインセンティブを失う人が多いのでは」「庶民が逆転するチャンスを奪わないで」といったコメントが中心だ。金融所得課税が引き上げられた場合、投資家はどのていどの負担を強いられるのか、試しに電卓を叩いてみた。株で1000万円の税引後利益を達成したいとする。その場合、どの...

  • 世界3大○○の3つめで迷う件

    以前友人たちと酒席で、日本のロック/ポップ史に大きな影響を与えたミュージシャンを3人上げるとしたら、誰になるだろうという話で盛り上がった。桑田圭介は間違いなく入るだろう。松任谷由美も固い。しかしもうひとりというところで、大きく意見が分かれた。僕としては、フォークからもひとりということで井上陽水を挙げたのだが、山下達郎、矢沢永吉、坂本龍一など、さまざまな名前がでた。皆が同意できる3人目というのは、なか...

  • 自著はあくまでも「実践書」なので、知識を得ようという向き合い方だと効果は減ります……

    自著”4週間で幸せになる方法 Twenty-eight tips to create joyful life”について、読者の方からの感想が今でも時折届く。概ね好意的なものが多く、安心している。しかしそんな中にも、2種類の読者がいることに気づいた。1つめは本書のインストラクション通りに、まるで修行僧のように進めている人。本書は1日に1つ、5分程度で読める分量の文章を読んで、そこに気をつけながら1日を過ごすというやり方を前提にして書いた。そうす...

  • 幸福感には収入より自己決定度が重要であり学歴は幸福感につながりにくい……らしい。

    少し古いものだが、現代ビジネスで西村和雄・神戸大学特命教授と八木匡・同志社大学教授が自らの研究結果を記事にしている。https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58124重要なポイントは、以下の3つ。・自己決定度、年収ともに幸福感と相関するが、自己決定度の方が影響は大きい・年収は確かに幸福度と相関するが、年収の増加率ほどは幸福感は増加せず、1100万円以上になると幸福度の上昇をもたらさなくなる・学歴は幸福度に有意...

  • 寛大さは人のためならず!? アート・マークマンら著 「この脳の謎、説明してください!」 を読んで

    今回紹介するのはアート・マークマン、ボブ・デュークという2人の心理学者によって書かれた、「この脳の謎、説明してください!(青土社)」。リンク自著「4週間で幸せになる方法」では、「寛大であることは心身の健康によく、落ち込みのリスクやストレスを減らし、人間関係を強める作用があるとされている」と紹介している。一方、「この脳の謎、説明してください!」のほうでは、違う角度から寛大である意義を説明していて、興...

  • お金があれば幸せになれるのか? というテーマを古今東西の哲学を通じて読み解いていく

    今回紹介するのはフレデリック・ルノワール著「お金があれば幸せになれるのか ―幸せな人生を送りたい人への21章(柏書房)」。古今東西の哲学者たちの思想から、幸せとは何かと読み解いていく。リンク最後のほうから引用。p261“私なりに幸福を定義するとしたら、「人生を愛せること」という一言で表せるだろう。その意味は、自分が今ここで送っている人生、喜びが得られる安定した人生に限らず、不確かさも含めた、人生そのものを...

  • サラリーマンの小遣いは40年前に比べてほぼ3分の2になっているようだ

    池波正太郎著『男の作法(新潮文庫)』に、編集者たちとのこんな会話があった。リンクp135“ここだけの話だけど、きみたちの小遣い、月にいくら?(だいたい4、5万・・・というところです・・・)それじゃ大変でしょう。(もう、大変なんです・・・)“たったこれだけの会話だが、読んでいて思わずのけぞった。この本の出版が1984年だから、会話が交わされたのはその1~2年前のはずだ。今から40年も前の話であり、まだバブル景気に...

  • 手紙とは文字のならんだ紙でも、文章の羅列でもない。誰かのために発するこころの「声」だ。

    新聞などに掲載される人生相談。昨日はひどい例を紹介したが、すばらしい回答もたくさんある。今日は今まで読んだ中で、ピカイチのものを紹介する。この回答には本当にシビレた。「人生相談」を読んでシビレルなど、なかなかできる体験ではないので、ぜひ皆さんと共有したい。30代の女性会社員。実家の掃除をしていたら、1通の手紙を発見。10年以上前に他界した、当時84歳の祖父からの手紙でした。小学校の頃に母親が死に、幼い弟...

  • 人生相談の回答者さん。安易な回答をしていると、相談者の人生を破壊するよ!

    紙の新聞をとる人が減っていると聞く。1か月で4,000円くらいかかるし、紙ごみの処理も面倒。おまけに今はネットで大体の情報は仕入れられるし、その方が早い。僕も以前は数紙とっていたのが現在は一紙のみ。しかしこれまで止めることは考えていない。朝、子供たちが朝食をとる傍らで、カプチーノを飲みながら紙面をめくるのは大好きな時間で、これがネット記事を見ながらとなると僕としてはしっくりこない。そしてアーリーリタイア...

  • なぜワークライフバランスを整えるだけではなく、アーリーリタイアが必要だったのか? う~ん、いい質問です!(笑)

    今日も雑誌取材の話の続き。取材の中で記者から、「アーリーリタイアという、考えようによっては極端な選択肢を取るのではなく、働く時間を減らしてワークライフバランスを整えようとは思わなかったのか?」との質問をうけた。いい質問だと思う。実はそのことについては、かなり考えた。僕は開業医だったら、開院時間を自分で決めることができる。だから、たとえば労働時間を半分にし、週5回、午前中だけ診察し、午後は休みという...

  • 欧米ではアーリーリタイアが急増中! いわゆる「FIREムーブメント」を再度紹介してみる。

    昨日、以前うけた取材について書いた。勉強熱心な記者さんで、FIREムーブメントについてもコメントを求められたのだが、僕はこれについては詳しくないし影響も受けていない。というのも僕がアーリーリタイアし「幸せの確率~あなたにもできる! アーリーリタイアのすすめ」を上梓したのはこのムーブメントの随分前なのだ。今ではアーリーリタイアという言葉より、むしろFIREのほうがよく目にするようになっている。今日はFIREにつ...

  • 「子供たちに歩ませたいベストな人生とは何か」というテーマで取材を受けた時の話

    ある雑誌から、「これからの子供たちに歩ませたい、ベストな人生とは何か」というテーマで取材を受けたことがある。ワークライフバランスが取れていればいいのか、やりがいのある仕事に就ければいいのか、とにかく年収が高ければいいのか、様々な視点から「幸せな働き方」を探るという内容とのこと。その中で、「アーリーリタイアすることが幸福を掴む一つの選択肢ではないか」という内容を盛り込むことになり、僕に白羽の矢が立っ...

  • 昼寝の科学的にベストな方法とは?

    このところ紹介しているのはダニエル・ピンク著「When 完璧なタイミングを科学する」。リンク今回は「昼寝」についての5つのステップを紹介したい。1.午後の谷の時間を見つける。多くの人にとって、起床からおよそ7時間前後に当たるのだそうだ。僕の場合は起きるのが午前6~7時だから、午後1~2時がベストタイミングということになる。2.静かな環境をつくる。耳栓も有効だ。3.コーヒーを1杯飲む。摂取してから約25分は、カ...

  • 起き掛けのコーヒーは非効率的って知ってました?

    昨日から紹介しているのはダニエル・ピンク著「When 完璧なタイミングを科学する」。リンク興味深く感じた知見を取り上げたい。p31“「論理的判断」はランチタイムまでに成人が午前中にこの種の思考力を最高に発揮することは、山ほどの証拠によって裏づけられているとのこと。午後以降に重要な決定をせまられたときは、可能であれば翌日まで時間をとったほうがよさそうだ。p62“起きぬけにコーヒーを飲んではいけない”目覚めると...

  • 中年期にもっとも不幸になるのは、世界共通の傾向? いえいえ、それどころか霊長類共通なのです!

    今日紹介するのはダニエル・ピンク著「When 完璧なタイミングを科学する」。著者はクリントン政権下でゴア副大統領の首席スピーチライターを務めたこともある人物だ。リンクタイトルの通り、この本ではさまざまな行動の「タイミング」について、科学的な検証を行っている。その中でまず目を引いたのが、「幸福度は50歳で最低になる」という部分。ちなみに僕もその辺りの年齢だ。アメリカで34万人を対象に調査を行ったところ、20代...

  • 6つのアップルパイ。6人全員が1つずつ取ったのに皿の上に1つ残っているのはなぜ? ~思考実験3

    一昨日から紹介しているのは笠間リョウ著「思考実験BEST50(総合法令出版)」。リンク僕自身は思考実験にそれなりに詳しいので、知っている設問が多かったが、良問がわかりやすく解説してあるので、思考実験にあまりなじみのない人や、家族、友人と一緒に楽しむには実にいい1冊だと思う。僕自身、息子たちに何題か出題し、楽しい時間を過ごすことができたので、子供たちにウケが良かったものの一部を紹介していて、今日が最終回。...

  • 隣室のストーブに点火できる本物のスイッチは3つのうちのどれ? ~ 思考実験2

    昨日から紹介しているのは笠間リョウ著「思考実験BEST50(総合法令出版)」。リンク僕自身は思考実験にそれなりに詳しいので、知っている設問が多かったが、良問がわかりやすく解説してあるので、思考実験にあまりなじみのない人や、家族、友人と一緒に楽しむには実にいい1冊だと思う。僕自身、息子たちに何題か出題し、楽しい時間を過ごすことができたので、子供たちにウケが良かったものの一部を紹介する。本物のスイッチはどれ...

  • 地表に直接巻かれたロープと1m浮かせて巻かれたロープの差ってどのくらい? ~ 思考実験1

    今日紹介するのは笠間リョウ著「思考実験BEST50(総合法令出版)」。リンク僕自身は思考実験にそれなりに詳しいので、知っている設問が多かったが、良問がわかりやすく解説してあるので、思考実験にあまりなじみのない人や、家族、友人と一緒に楽しむには実にいい1冊だと思う。僕自身、息子たちに何題か出題し、楽しい時間を過ごすことができた。子供たちにウケが良かったものの一部を本ブログで紹介したい。地球に巻かれたロープ...

  • 嫌いな仕事をする人は失業者よりも不幸せ!? ~ 残酷すぎる成功法則 3

    前々回からの続きで、ベストセラー「残酷すぎる成功法則」(エリック・パーカー著 飛鳥新社)の紹介。リンク今日は仕事についての知見を紹介していく。“p285~職がない状態は、若死にするリスクをじつに63%も高めるという。(中略)では退職はどうだろう? こちらは「正しい」失業ではないか? それは違う。退職は認知機能の低下、心臓疾患、ガンの発症につながる。こうした影響は、老化によるものではなく、活動的に職務に携...

  • 美人が得なのは自己肯定感が高まるから? ~ 残酷すぎる成功法則 2

    前回に引き続き、ベストセラー、「残酷すぎる成功法則」(エリック・パーカー著 飛鳥新社)から、興味深く感じた知見を紹介していく。リンク“p129調査によると、私たちは自分を最大限幸せにすることではなく、簡単なことを選んでしまいがちだという。(中略)人は、いつでも楽であることを求めるが、実は本当の幸せをもたらすのは刺激である。”大いに同感。余暇で考えてもテレビやネットといった受動的な娯楽は幸福感をもたらさ...

  • 自分の死に際について考えることの重要性 ~ 残酷すぎる成功法則 1

    少し前の本だが、ベストセラー「残酷すぎる成功法則」(エリック・パーカー著 飛鳥新社)を紹介する。この本では世の中のありとあらゆる「成功ルール」を最新の証拠(エビデンス)をもとに検証している。主たるテーマは、以下の5つだ。1. 成功するにはエリートコースを目指すべき?2. 「いい人」は成功できない?3. 勝者は決して諦めず、切り替えの早い者は勝てないのか?4. なぜ「ネットワーキング」はうまくいかないのか?5. 「で...

  • 新聞の読者投稿欄も、読んでみるとなかなか面白い

    昨日、新聞の人生欄について書いた。今日は読者の投書欄について。投書欄のほうは毎日読むわけでもないが、タイトルが面白そうなら時には目を止める。以前、こんな投書に出会った。2人で1人分 認めて「少量メニューあれば」の投書に同感しました。大病後、食が細くなった妻との外食はメニュー選びに頭を悩ませます。余りをいつも私が食べることになり、肥満が心配です。ですから、ミニサイズを用意している店を見つけるとうれし...

  • 自分と同じような人と結婚したい、と思う人も世の中多いのだろうか? ~新聞の人生相談欄より

    アーリーリタイアしてから読むようになったのが、新聞の「人生相談」。現役医師として忙しくしていた時は気にもとめなかったが、時間ができて読むようになったら、これがなかなか面白い。自分が回答者だったらなんて言うだろう? と考えてから、解答欄をチェックすると面白さも倍増する。「なるほど、そうきたか」と思うこともあれば、「僕のほうがよっぽど回答者向きだな」とニヤリとすることもある。この人生相談欄で、以前、40...

  • 「忙しい」は錯覚にすぎない

    自著「4週間で幸せになる方法―Twenty-eight tips to create joyful life」では、幸せに生きるための行動術や思考法を、幸福学、医学、心理学、哲学、伝統仏教といった幅広い分野から選び出し、その中から特に重要で、比較的簡単に実行できる28のアイディアを紹介している。リンク毎日ひとつずつ課題をこなしていけば、4週間後には今よりずっと幸せになっている……はずだ。今日はお気に入り記事のひとつを抜粋して紹介したい。「忙...

  • 好きなことをやったほうが成果も上がりやすいというシンプルな事実

    前回から紹介しているのは池谷裕二著「できない脳ほど自信過剰」。リンク今回は、子供や部下の教育・育成に参考になりそうな部分を2か所、引用の上紹介する。p34“博士らは65人の若者たちにテレビゲームで立体迷路を練習してもらい、翌日にどれほど覚えているかをテストしました。ここでは1日目の学習に3つの異なる条件を用いています。① 成功したらそれに応じた報酬金が得られる。② はじめに報酬金が一定額与えられ、失敗する...

  • 「電脳習慣病」と呼ばれる新しい病

    昨日、SNS利用と幸福度について書いた。そういえば、池谷裕二氏もそんなことをどこかで書いていたはず・・・と探したら、あった。「できない脳ほど自信過剰(朝日新聞出版)」。リンク少し長めに引用する。p103“人の脳には、食欲と同じく、関係性欲求の本能も強く備わっています。他人とのコミュニケーションを本能的に欲します。実は、これが現代においては、別の問題を生み出します。本能は、ブレーキよりもアクセルが強いもの...

  • Facebookを使えば使うほど人は悲観的になる

    今回紹介するのはマイク・ヴァイキング著「デンマーク幸福研究所が教える「幸せ」の定義(晶文社)」。リンク「世界一幸せな国」と呼ばれるデンマークで「幸福研究所」のCEOを務める著者による本。どちらかというと、あまり幸福学の知見に触れたことのない人に向けて書かれたもののようだ。この中で、SNSと幸福との関係が興味深かったので、引用する。p163“この調査によると、たとえばFacebookの利用と生活満足度には、明らかな相...

  • アーリーリタイアすると酒量が減る!? ~ 正月はよく飲み、よく食べた…と言いたいところなのだが。

    我が家は以前から外食をほとんどしないかわりに、家での料理にはわりとお金を使う。年末年始はご馳走ずくしだった。つまみのようなものが多いから、酒もすすむ……はずなのだが。以前はつまみと酒で、飽きることがなかった。酒量だって時間をかけて飲めば1升半くらいはいけた。ところがこのところ、うまくペースがつかめなくなってしまった。まず、つまみの濃い味に疲れてしまう。最初こそおいしく感じるものの、じきに舌が、そして...

  • 幸福度の半分は遺伝子で決まってしまうのなら、どうやって僕らは幸せを掴むことができるのだろうか?

    「人の幸福度はどのように決定づけられるか」についての知見を紹介する。まず、50%、人の幸福度の半分は「遺伝」によって決まるとされている。だから世の中には放っておいてもまず間違いなく幸福な人と、幸福になるのに大変な工夫が必要な人とがいることになる。遺伝が50%というのは多くの人が想像するよりも、大きいのではないだろうか?この結論は双子の研究によって得られている。遺伝子情報がほぼ100%同じ一卵性双生児と、5...

  • アーリーリタイア本。人によって気に入ってくれるところが違うのが興味深い。

    “幸せの確率~あなたにもできる!アーリーリタイアのすすめ”を上梓してから早7年。色々な方からメールやコメントを通じて感想をいただいてきた。すると興味深いことに、気に入ってもらえるもらえる個所が人によってかなり異なることがわかった。今日はそのことについて書いてみたい。まずは、本書の冒頭である、プロローグ。人間の生存率について。ここではある日僕が実際に見た悪夢と、それによって「生存率」に目を向けるように...

  • 今年の目標はずばり坐禅! その理由を説明する。

    さて、去年最後のブログの続き、なぜ僕が今さら坐禅にはまっているのか、その理由を書きたい。どうやら僕らが感じている「確固たる自我」は脳がつくりだした幻想にすぎないらしいのだ。これはスピリチュアルの怪しげな言説ではなく、多くの心理学者や脳科学者が科学的知見として指摘しており、僕自身はもはや疑う余地はないと思っている。興味がある方は下にリンクを貼った2つのシリーズをチェックしてほしい。確固たる自我などな...

  • 2023年が終わろうとしている ~ 個人的振り返りと来年への展望を記す。

    2023年が終わろうとしている 。アーリーリタイア生活8年目。今年もいい年だった。春には家族で初の沖縄旅行。これは同時に人生初のパッケージ・ツアーでもあった。長男が大学進学のため上京する時期であり、下の子供たちも学校のスケジュールがまちまちであったため、日程は5日間しかとれなかったが、それでもさすがパッケージ・ツアーで、実に充実した内容になった(子供たちの春休みを利用して、初の沖縄旅行に行ってきた)。ア...

  • セミリタイアしたことにより感じているデメリットを率直に書いておく

    FIREして8年近くなる。 “幸せの確率~あなたにもできる! アーリーリタイアのすすめ” という本を上梓したくらいだから、もちろんアーリー/セミ・リタイア万歳! のタイプなのだが、それでも月日がたつにつれ、デメリットも浮き彫りになってきた。今日はそのことについて書きたい。まず、当たり前だが「忙しい合間にやるからこその幸せ」が、ほぼ皆無になった。バーでのストレス発散の一杯、疲れた自分をあやすようにして見るテレ...

  • リタイアすると生活リズムが崩れやすくなるので注意が必要?

    アーリーリタイアすると生活のリズムが崩れないかとたまに聞かれる。答えはというと、僕の場合は崩れない。まず朝は6時前には起きて、45分間の座禅をワンセット。座禅を始めてから、起きる時間は現役医師時代より早い。妻は朝が弱いので、その後、7時に家族を起こすのは僕の役目だ。起床後は子供たちの世話を焼きながら新聞に目を通し、カプチーノを2杯飲む。ちなみに現役時代は朝はしっかり食べ昼を抜くことが多く、自著“幸せの...

  • フルタイム労働って最近始まった異常な事態という考え方もできるよね

    昨日、江戸から明治時代へと人々を取り巻く環境がどう変わっていったかについて書いた。実は労働を取り巻く環境も大いに変わっている。以下は自著「幸せの確率~あなたにもできる!アーリーリタイアのすすめ」から引用。リンクフルタイム労働の歴史はたったの一五〇年! 昔のお気楽な働き方に学ぼう次に労働の歴史的な変遷についても触れてみましょう。そもそも人間は、いつから「生涯の大半を労働に捧げる」ことが普通だとされる...

  • 江戸から明治時代の移行。庶民が大いにとまどったのは「時刻」だったとのこと。~伊集院静著「ミチクサ先生」を読んで

    先日、肝内胆管癌で亡くなった伊集院静氏の本を読み返している。今日紹介するのは夏目漱石の人生をつづった伝記的小説「ミチクサ先生」。リンク夏目漱石は1867年生まれだからぎりぎりで江戸時代の生まれ。小説の中で描かれていた江戸時代から明治時代への生活の変化が個人的にはとても興味深かった。そもそも文学分野での僕の読後感想に興味のある人はいないだろうから、当ブログでは本筋ではなく当時の生活に焦点を当てて紹介した...

  • 一面の銀世界に思うこと

    先週、地元新潟にも雪が降り一面の銀世界となった。開業医時代は雪を楽しむ余裕などほとんどなかった。雪の予報を聞いて反射的に考えるのは、渋滞により長くなる通勤時間と、医院駐車場の除雪作業。それらを逆算した上で、かなり早い時間に家を出なければならない。リタイアした今は、それを考えなくてよくなった。マンション住まいなので、雪かきも駐車スペースを少し手伝う程度。雪で困っている方には申し訳が、のんびりと雪景色...

  • あなたがアーリーリタイアしたい動機は本当にそれ? ~ 「単純な脳、複雑な私」を読んで 後編

    前回に続いて、池谷裕二著、「単純な脳、複雑な私」(朝日出版社)から、興味深かった箇所を引用してみる。リンク“右脳と左脳に違う単語を表示してみる。たとえば、左脳に時計、右脳にドライバー、と見せる。すると、目の前に並べられた物の中から、きちんと時計とドライバーを選べる。もちろん、本人には時計と表示されたことだけが意識にのぼる。左脳だからね。にもかかわらず、ドライバーも一緒に手に取る(内山注;ドライバー...

  • リタイア後のバイトは賃金にこだわらないほうが幸せ⁉ 「単純な脳、複雑な私」を読んで 前編

    池谷裕二著、「単純な脳、複雑な私」(朝日出版社)の紹介。脳研究者である著者が母校で行った脳についての講義を書籍したもので、少し古い本なのだがこれが実におもしろい。リンクたとえば仕事の報酬と仕事のおもしろさとの関係について。ふたつのグループに単純作業を与えグループAには高めの報酬を、グループBには低めの報酬を与えると、どちらが仕事をおもしろく感じるのか?ぱっと考えるとAのような気がするが、実は低報酬の...

  • 僕の「科学的知見」に基づいた日常を紹介します!

    本ブログでは日々をより快適に過ごすための様々なアイディアを紹介している。今日は僕が実際にそれらをどのように取り入れているか紹介したい。まずは朝。6時前に起きて身支度を整え、この季節だと白湯で乾燥ショウガを摂取。生のショウガを加熱乾燥させることで脂肪を燃焼させ身体に熱を生み出す働きが強まるため、朝のような体温が低い時間帯の摂取が効果的だ。意外に思われる方も多いかもしれないが、生のショウガを食べると汗...

  • アーリーリタイア生活もそろそろ丸8年。相変わらずほぼ毎日走ってます!

    僕の住むマンションは東に歩いて5分で川岸、南に30秒で大きな公園、西にしばらく行くと海、北に歩いて10分で飲み屋街という、なかなか恵まれたロケーションにある。この街に住み始めてもう30年以上たつが、あまりに快適で他の土地に住もうという気にならない。ジョギングは川岸が快適だ。芝生の上を走ってもいいが、その横には整備されたジョギングコースもある。散歩や子供たちと遊ぶのには公園。遊具スペースの奥には芝が広がっ...

  • 金持ちになるよりずっと簡単な「幸せになる方法」とは

    人はどのようにして幸福感をえるのだろうか?人の幸福度を決めるのは、次に挙げる3つの要素しかない。① 遺伝によってすでに決まっている、幸福に対する感性 もちろん、これはまったく変えることができない。② 幸福になるための環境 社会的地位、資産、美醜などはここに含まれる。 変えることはできるが、そう簡単ではない。③ 幸福になるための、活動や考え方 例えば感謝の気持ちを忘れないとか、人に親切にするといった、...

  • 馬刺しに囲まれて生活している

    年末も近いし、何か晴れやかなことがしたいなあと考えていたところ、古い記憶と共に突然ひらめいた。馬刺し!僕がまだ研修医だったころの話。全国規模の学会で初めて発表することになり、熊本に行った。とてつもなく緊張した発表を終え、その後の打ち上げで馬刺しを食べた。脂がのっていて、実に濃厚。衝撃のうまさだった。僕の住むエリア(東日本)でも、馬刺しは生産されている。しかし熊本で食べた馬刺しはまったく別物に思われ...

  • 今の時代こそ知識知恵が求められていると思う~”大遺言(小学館)”を読んで

    今日紹介するのは永六輔さんの孫、永拓実さんによる“大遺言”(小学館)。リンク永六輔さんが残した言葉をエピソードを交えて紹介している本で、心に染みるフレーズがたくさんある。“P32知識でしゃべらず、知恵でしゃべる。何を説明するかじゃない。何を伝えたいか考える。“いつの時代も知識と知恵とを混合している人は多い。ものを調べるのに書庫が必要だった時代と違い、ネットがこれだけ発達した現代においては、知識のもつ意味...

  • 子供が20代のうちに相続をすませる⁉ それって逆に過酷な話に思えるけどな ~ 「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」のご紹介5

    ビル・パーキンス著「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール(ダイヤモンド社)の続き。リンク今日が最終回。共感できなかった点について続ける。ゼロで死ねば遺産がなくなる。稼いだお金を子供へ残してはいけないのか、という疑問に著者は次のように答えている。p115~私は決して「子どたちに与えるべき金までを含めて、死ぬ前に使い果たすべきだ」などとは言っていない。子どもたちに与えるべき金を取り分けた後の...

  • お金は幸福を増やすよりも悲しみに対する緩衝材としてのほうが効くようです ~ 「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」のご紹介4

    ビル・パーキンス著「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール(ダイヤモンド社)の続き。リンクこの本の論説にあまり共感できなかった点について、今日も続ける。p81多くの人が、死ぬ前に金を使い果たすのは怖いと考えている。私もそれには同意見だ。晩年を金の心配をしながら過ごしたい人などいない。誤解しないでほしいのだが、私は将来のために貯金すべきではないとは言っていない。必要以上に貯め込むことや、金を...

  • 経験の積分量が充実した人生の目安? 「エンド」の効用を忘れずに ~ 「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」のご紹介3

    一昨日から紹介しているのは、ビル・パーキンス著「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール(ダイヤモンド社)。リンク予告どおり、今日からはあまり共感できなかった点について述べる。p044人生は経験の合計だ。あなたが誰であるかは、毎日、毎週、毎月、毎年、さらには一生に一度の経験の合計によって決まる。最後に振り返ったとき、その合計された経験の豊かさが、どれだけ充実した人生を送ったかを測る物差しにな...

  • 終わりを意識すれば時間をもっと活用できる!~ 「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」のご紹介2

    昨日から紹介しているのは、ビル・パーキンス著「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール(ダイヤモンド社)。リンク今日は興味深い研究について引用。p195~もうじき失われてしまう何かについて考えると、人の幸福度は高まることがある。そのことをよく表す、大学一年生を被検者にした心理学の実験がある。一方のグループの学生には、30日後にキャンパスから遠く離れた場所に引っ越すことを想像させ、今後の30分後の...

  • キリギリスの飢え死は困るけどアリの生き方も愉快にはみえないぜ!~ 「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」のご紹介1

    今日紹介するのは、ビル・パーキンス著「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール(ダイヤモンド社)。言わずと知れた大ベストセラーだ。リンク本書に興味をもってもらうには、「まえがき」からの引用が一番手っ取り早い。p3~まずは、有名なアリとキリギリスのイソップ寓話から始めよう。夏のあいだ、勤勉なアリは冬の食料を蓄えるためにせっせと働いた。一方の気楽なキリギリスは自由に遊んで過ごした。やがて冬が到...

  • 自著”4週間で幸せになる方法”の「売り」をアマゾンから引用する(後編)

    僕にとって2冊目の本となる”4週間で幸せになる方法 Twenty-eight tips to create joyful life”。昨日に続いて、アマゾンの自著ページからその内容を紹介する。今日は、「出版社からのコメント」という欄。“日々の生活から幸せを感じられない・・・。幸福の本は何冊も読んだのに、さっぱり効果がない・・・。と嘆く、そんな人に朗報!!1日たった5分の読書で、幸せ習慣がばっちり身につくのが本書の特徴です。著者は医師として、作...

  • 自著”4週間で幸せになる方法”の「売り」をアマゾンから引用する(前編)

    僕にとって2冊目の本となる“4週間で幸せになる方法 Twenty-eight tips to create joyful life”。リンク今日はアマゾンの自著ページからその内容を紹介したい。“内容紹介幸せに生きるための行動術や思考法を、幸福学、医学、心理学、哲学、伝統仏教といった幅広い分野から選び出し、その中から特に重要で比較的簡単に実行できる28のアイディアが紹介されています。 毎日1つ、5分程度で読める分量の記事を読み、その内容を意識しな...

  • 滅多に物を買わない僕がエアロバイクを購入した理由とは⁉

    滅多に物を買わない僕だが、先日、ブラック・フライデーの特売を期に、エアロバイクを買った。理由は3つ。ひとつは、子供が勉強前、あるいは勉強中に漕ぐと能率が上がるらしいから。以下は過去の記事からの引用。子どもの学力アップにどう運動を取り入れるべきか ~アンデシュ・ハンセン著「運動脳」のご紹介3総合的に見れば、あらゆるデータは同じ結論に行きつく。運動をすれば頭がよくなる。だが、知能指数の高さと相関性があっ...

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40代でアーリーリタイアした医師が考える幸せ論
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