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2020/02/16

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  • 後悔が不全な煩悩である理由

    「4週間で幸せになる方法」という本を出している関係上、幸福に関係しそうな本を時々紹介している。今回紹介するのは小池龍之介著「読むうちに悩みが空っぽになる人生相談(王様文庫)」。リンク仕事でミスを指摘されると自分でも驚くほど過剰に反応し、またミスをしてしまう、との相談には……p117“仕事を指摘されると、誰しも「自己イメージ」が傷ついてグラつくものであります。なぜなら、「自分はちゃんと仕事もできるし、立派...

  • スティーブ・ジョブズ “他の誰かの人生を生きて、時間を無駄にしてはいけない”~幸せの名言

    今日はご存知、アップルの創業者のひとり、スティーブ・ジョブズ(1955年-2011年)。“君たちの時間は限られている。だから、他の誰かの人生を生きて、時間を無駄にしてはいけない。”僕らには、承認欲求という、半ば本能のような性質が備わっている。それが満たされないと、不快に感じたり、場合によっては、深く傷ついたりもする。でもそんなときは、「その相手に認めてもらうことは、自分にとってどのくらい重要だろう?」と自問し...

  • 気分がよくなりストレスが減り体にもいい。散歩は一石三鳥だそうだ。

    今回紹介するのは茂木健一郎著「幸福になる脳の使い方(PHP新書)」。著者はマスコミでの露出も多い脳科学者だから、あらためて説明する必要もないだろう。この本では脳科学者の立場から幸福について語っており、興味深い。今日はその中から「散歩の効用」の部分を引用する。“脳の奥の方にはデフォルト・ネットワークといういわばメンテナンス回路があるのですが、これがまさにボーッとしているときに活動し始めます。(中略)さら...

  • スティーブ・ジョブズの座右の書をご紹介「禅マインド ビギナーズ・マインド」

    今日紹介するのは、「禅マインド ビギナーズ・マインド(PHP)」。本の紹介はアマゾンから。世界24カ国以上で翻訳されてきた「禅の世界的名著」が、新訳となって登場!本書は、アメリカを拠点に禅を西欧世界へと広めることに大きく貢献した、禅思想家・鈴木大拙氏(1870〜1966年)とともに「二人の鈴木」と並び称される曹洞宗僧侶・鈴木俊隆氏(1904~1971年)による、禅の入門的講話集。坐禅の組み方から悟りの世界まで、禅の神...

  • 幸せになりたいなんて、いい加減にしてください!

    今日は前野隆司氏とアルボムッレ・スマナサーラ氏との共著「幸せの法則(サンガ)」を紹介する。スマナサーラ氏はスリランカ上座仏教長老。1980年に国費留学生として来日したのが縁となり、現在は日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教の伝達と瞑想指導に従事されている。一方の前野氏は慶應技術大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授となる。このふたりの対談は、なかなか噛み合わない。というか、スマナサーラ氏の対...

  • つまり2年あれば大学入試レベルの英語力は身につくってこと! 我が家英語学習法その3

    今日は英検準2級から2級への道のりについて。選んだのは高校生用の英語教材DUO(デュオ)セレクト。リンク378の例文が紹介され、例文1つあたり4つの重要語が覚えられるという効率の良さが売りだ。これを前回紹介した「例文で覚える中学英単語・熟語1800」で行ったのと同様に1日1頁(2例文)やっていけば、忙しくてできない日があることを計算に入れても、大体1年あればマスターすることができる。定期的、規則的に復習するのも前回...

  • 1日20分の英語学習を1年続ければ英検準2級が修得できる ~ 我が家の英語学習法その2

    昨日は僕が英語教育を重視する理由について述べた。今日は実際の勉強法について。これは子供への教育はもちろん、英語を話せるようになりたい大人にも活用してもらえるはずだ。まず手始めはローマ字。ローマ字から始めるデメリットもないわけではないが、やはり無難だし、日本人には馴染みやすい。それが終わったら本格的に学習をスタートする。語学の基本は、なんといっても基本文を暗記すること。しんどい作業だが、ここを飛ばし...

  • 僕が子供への英語教育を重視する理由 ~ 我が家の英語学習法その1

    僕は家族の英語教育に力を入れていて、3人の息子も妻も(笑)英検2級までもっている。特に三男は小学生のうちに取得していて、海外在住経験がないにしては中々のものなのではと自慢に思っている(息子の英語力を、ではなく僕の教育ノウハウを)。誰もほめてくれないので、僕は自分を積極的に褒めるのである。なにか文句あるか!などとクダを巻いてないで、早速本題に入りたい。まずは「僕が子供への英語教育を重視する理由」から。...

  • アーリーリタイア後の肩書をどうするか!? ~ retired も unemployed も日本語では“無職“になってしまう件

    今日は、リタイア後に生じるちょっとした問題について記しておこう。アーリーリタイアが一般的だからなのかどうかはわからないが、英語だと同じ「仕事をしていない」状態でもリタイアした場合はretired、職にあぶれている場合にはunemployedという具合にはっきりと区別することができるのに対し、日本語では「無職」という肩書ひとつしかないため、自己紹介をする時の肩書に困ることもありそうだ。ちなみに新聞の投書欄などでは、...

  • 相手が差し出す毒まんじゅうを食べる必要はない

    今日は引き続き、アルボムッレ・スマナサーラ著「「怒らないこと」。人の怒りの矛先が自分に向いた場合の対処法について紹介する。リンク“ののしっている相手に対して「ああ、そちらはすごく怒っているのだ。苦しいでしょうね。手も震えているようだ。簡単に怒るような性格みたいです。これからもいろいろたいへんなことに出あうでしょうね。それで大丈夫ですか? 心配ですよ」の気持ちで説明してあげればいいのです。”“いつも以...

  • 怒るのは誰のせいでもなく、自分のせい

    アルボムッレ・スマナサーラ師著「怒らないこと」の紹介。名著です。リンクまずは冒頭付近。“怒るのは簡単ですが、怒りっぱなしの人生はとても暗くて苦しいものです。楽しく気楽に幸せで生きていたいという夢を持ちつつも、それが一向にかなわないのは「ポストが赤いのにも腹が立つ」といった調子で、人生が怒り漬けになっているからです。幸福の仇敵である怒りについて、これから学んでみましょう。“どうすれば怒らずにすむのか。...

  • 受験で、そして受験以外の場面でも応用できる「要領のよさ」を身につけよう。

    「家庭が貧乏だと塾へも行けず、いい大学に行くチャンスはない」と不満をもつ人も多いらしい。僕自身は高校時代、塾へは夏季講習しか行っていない。それでも医学部に行けた、とドヤる意図はない。僕はIQが高いタイプではないので、高校の授業についていくのが精一杯で、さらに塾へ行くなど時間的に無理だっただけだ。そんな中、多くの医師が、「和田秀樹氏の受験マニュアルから『勉強の要領』を学んだから、塾には行かなかった」と...

  • 「あがり症対策」を書籍とテレビ番組からご紹介!

    鳥谷朝代著「12歳から始めるあがらない技術」を読んだ。リンク僕自身、どちらかといえばあがり症の部類に入ると思うが、社会に出て医師・作家として学会発表や講演をこなすにつれ、かなり太々しくなってきている。僕の3人息子では、しいていえば次男が大きなイベントの前には緊張しやすいのに加え、3男は通常のテストではまったく緊張しないのだが、面接など対人系のイベントではあがってしまう。でもまあ、その程度。というわけで...

  • 痩せたい人こそ「よく食べて」ください

    今日はアルボムッレ・スマナサーラ著「心は病気(サンガ)」の3回目、最終回。リンクこの本で僕が特に好きな箇所は前回までにあらかた紹介し終えたのだが、今日、もう1回本書を取り上げたのは、なんとこの本では「仏教的なダイエット法」を紹介していて、それについて書きたかったから。「10日間くらい荒行をしなさい」なんてものでは、もちろんない。本書から抜粋する。p172-173“痩せたい人こそ、「よく食べて」ください。ここで...

  • 自分にできるのは自分のことだけです

    前回に引き続いて、アルボムッレ・スマナサーラ著「心は病気」のご紹介。リンク僕が好きなところを抜粋して紹介する。p58“あまりにも現実離れした基準や目的はつくらないことです。その代わりに、仕事や勉強をする喜びを味わう、子育てをして、生きていてよかったと思う。そんな自由な心と、毎日生きる喜びを味わう心を持ってほしいのです。それが本当の人生です。”p60“「まったくストレスがなく、リラックスしつつも集中してい...

  • 自分の心なんて弱くて脆くて全然大したことはない

    今日はスリランカ上座仏教長老、アルボムッレ・スマナサーラ氏の著書を紹介する。タイトルは「心は病気」。リンクなぜ心は病気か?本書で述べられていることは、「エゴが支配しているから」ということ。その病気を治すにはどうしたらいいか。「自我を捨てればいい」となる。p67“自我を捨てるということは、「自分の心は、弱くて脆くて大したことないものだ。どうでもよくてくだらない心だから、誰のものでもべつに同じだ」という...

  • 幸せの秘密兵器は「困難に直面したときに対処する態度や強さ」である

    昨日から紹介しているのは、ソニア・リュボミアスキー著「幸せがずっと続く12の行動習慣(日本実業出版社)」。著者は本の中で、「最も幸福な人々の考え方や行動パターン」を紹介している。p36~“・かなりの時間を家族や友人とすごし、その人間関係を大切にして楽しんでいる・誰に対しても感謝を表すことが苦にならない・同僚や通りすがりの人にまっ先に支援の手を差し伸べる場合が多い・未来を考えるときは、いつも楽観的である...

  • 幸福になるための最大の鍵とは? 科学的データから紹介する

    今回紹介するのはソニア・リュボミアスキー著「幸せがずっと続く12の行動習慣(日本実業出版社)」。リンク著者はカリフォルニア大学リバーサイド校の心理学教授。ポジティブ心理学でお薦めを1冊を選べ、と言われたらこの本になる。まずこの円グラフを見てほしい。以下、引用。p33~“おそらく、もっとも意外に思われるであろう結論をこの円グラフは示しています。「裕福か、貧乏か」「健康か、病気がちか」「器量がいいか、人並み...

  • あなたにとって完璧なリタイアのタイミングを科学的に検証してみよう!

    少し前の本だが「When 完璧なタイミングを科学する(講談社)」からの紹介。アーリーリタイアブログ的にちょうどいいと思ったのは、「仕事の辞めどき」という部分で、次の5つの質問のうち2つ以上ノーという答えが出たなら、仕事を辞めるべき時かもとのことだ。アーリーリタイアに興味がある人にはぜひやってみてもらいたい(ただし、これはリタイアではなく転職を前提としている)。1.次の就職記念日に、この仕事をしていたいだ...

  • 持ち家vs賃貸 生物学的に考えてみると……

    福岡伸一のエッセイが面白かったので、ご紹介。リンク家を持つ自由、持たない自由同じコストを払いつづけるなら家賃ではなく、ローンを払って最後は自分の持ち家になる方がよい。いやいや、人生、いつ何時、何が起きるかわからないから、巨額の借金など背負わず、住みたい場所に住めるほうがいい。持ち家VS賃貸は、住まいをめぐる永遠の論争らしいが、迷うときは生物学にまなぼう。登場するのは、ナメクジとカタツムリ。一見、ナメ...

  • チャールズ・リンドバーグ “何事が起ころうと、この瞬間を生きていることでたくさんだ。”~幸せの名言

    今日はチャールズ・リンドバーグ(1902~1974)。人類初の大西洋単独無着陸飛行に成功したことで有名だ。“なんと大洋の美しいことよ、なんと大空の澄んでいることか、点のような太陽、何事が起ころうと、この瞬間を生きていることでたくさんだ。”今この瞬間を生きることは、日々の幸福度を上げるためにとても有用だ。しかしご存知のとおり、それは容易ではない。心はすぐに「今」から抜け出し、未来や過去をあてどなくさまよってしま...

  • 高いものに慣れてはいけない ~グルメ達の気の毒な日常

    自著「幸せの確率―あなたにもできる! アーリーリタイアのすすめ(セルバ出版)」から、「高いものに慣れてはいけない ~グルメ達の気の毒な日常」という部分を紹介する。グルメほど馬鹿馬鹿しいものも少ないように僕には思える。うまいものになれてしまえば、「快楽順応」により、幸せを得にくくなってしまう。かといって、そんじょそこらのものではもはや満足できない。体にも懐にもきつい、悪循環が続くだけだ。食事は健康的...

  • クリスティナ・ロセッティ “覚えていて悲しんでいるよりも、忘れて微笑んでいるほうがいい”~幸せの名言

    今日はイギリスの詩人であり、画家、クリスティナ・ロセッティ(1830~1894)。ダンテの妹だそうだ。名言はこれ。“覚えていて悲しんでいるよりも、忘れて微笑んでいるほうがいい”以前、遺伝子プログラムに逆らって、楽観的になる方法があると書いた。この名言がそっくりそのまま当てはまるのだ。脳科学分野において、「物事は記憶しなければならない」という思い込みを捨てることにより、楽観的になれるとされている。幼少時から記憶...

  • 人間関係の問題は「相手」ではなく「自分の見方」から始まるー『自分の小さな「箱」から脱出する方法』を読んで

    今日紹介するのはアービンジャー・インスティチュート著『自分の小さな「箱」から脱出する方法』(大和書房)。リンク簡単にまとめると、人間関係のトラブルがなぜ繰り返されるのかを、「箱」という比喩を使って説明した本だ。この本でいう「箱」とは、簡単に言えば、自分を正当化するために相手を歪んで見る状態のこと。たとえば、妻が忙しそうにしているのを見て、「手伝ったほうがいいな」と思ったとする。しかし、面倒なので何...

  • 「集中力とは鈍感であること」って、気づいてました?~ 「出口版 学問のすすめ」より

    出口治明著「出口版 学問のすすめ」の紹介。今日が最終回。池谷裕二氏との対談部分から「集中力について」の部分を引用する。出口集中力とはそもそも何でしょうか。池谷集中力の正体は、意外に思われるかもしれませんが、鈍感であることです。日常生活では、物音がしたり、話し声が聞こえたり、スマホの画面が目に入ったりしますね。こういう、集中力をそぐものをディストラクターといいますが、それを無視する力が集中力です。野...

  • 人は訓練すれば外国語で考えるようになるのか?~「出口版 学問のすすめ」より 2

    昨日に引き続き、出口治明著「出口版 学問のすすめ」の紹介。今日は脳科学者・池谷裕二氏との対談部分から興味深かった個所を引用する。母国語と外国語について出口人間が物事を考えるときには母語を使っているので、僕は国語を大事にしなければいけないと考えているのですが、とある先生から、「いや、たとえばハンナ・アーレントの思想を理解しようと思えば、ドイツ語を勉強したほうがいいのでは?」と指摘されました。母国語以...

  • 得た知識を記憶に定着させる方法とは?~「出口版 学問のすすめ」を読んで

    出口治明著「出口版 学問のすすめ」を興味深く読んだ。知識を「覚える」方法について、出口氏はこう語っている。たとえばおもしろい本を読んだら、僕は周囲の人に「こんな本読んだで」「これはおもろいで」というように、その本の内容やおもしろかったポイントを話します。誰かに会うたびそういう話をするので、内容を覚えてしまうのです。(中略)アウトプットすることが大事なら、読書日記をつければいいじゃないかという意見も...

  • 幸せになりたければ愚か者との交流を避けるべし!

    スリランカ出身、テーラワーダ仏教の伝道師であるアルボムッレ・スマナサーラ氏と曹洞宗・藤田一照氏との対談集があると知り、手に取ってみた。リンク個人的に、「この方法なら簡単に自己成長できるんじゃない?」と感じたところを紹介する。発言はスマナサーラ氏のもの。p119~「吉祥経」という経典でした。人間が幸福になる道を教えているお経です。最初に、お釈迦様に、ある神が質問するのです。「幸福に達するためには、どう...

  • 昔は半日くらい人を待つことはよくあったよな、と言ったら、あなたは驚く? それとも、うなずく?

    昨年亡くなってしまったが、伊集院静という作家が好きだ。特に古いエッセイが好きで、時折本棚から引っ張り出しては眺めている。以下は「時計をはずして(文春文庫)」より抜粋(残念ながら現在は絶版)。“初めてスキー場に行ったのは、二十歳の頃だ。私はアルバイト先の社長と12月の31日に志賀の湯田中の駅前で待ち合わせをした。昼過ぎに湯田中の駅に着いた。大雑把な社長で、31日に湯田中の駅前でな、と言われた。何時に来るの...

  • 「当時はあまりテレビにでていなかった。田舎において、テレビに出ている出ていないは重要なことだ」

    昨日に引き続き、俳優、劇作家、演出家、脚本家、映画監督、コラムニストであり、劇団『大人計画』の主宰を務める鬼才によるエッセイを紹介。松尾スズキ著「人生の謎について(マガジンハウス)」。リンク裸の王様正月というのは晴れがましいものだが、それが毎年来るのが心底憂鬱だった時期がある。実家に帰るのが嫌だったのだ。父が死んで母は一人暮らしをしていたのだが、歳をとり、家族が集まる正月の支度をするのが億劫になり...

  • 「人生って、なんなんだ」 松尾スズキと共に迷宮でさまよえちゃう名著を紹介!

    松尾スズキという人がいる。俳優、劇作家、演出家、脚本家、映画監督、コラムニスト。劇団『大人計画』主宰、つまり阿部サダヲや宮藤官九郎のボスであり育ての親ということになる。しかし本人の立ち位置は微妙で、いまだ「メジャー」になりきれないところがあり、意外と世間には知らない人も多い。僕は以前から松尾スズキ氏の大ファンで、地方在住ゆえ舞台を見に行く機会こそないものの、彼が監督、または主演している映画や著作は...

  • 欧米よりアーリーリタイアが少ない理由は労働観ではなく労働慣習

    自著「幸せの確率―あなたにもできる! アーリーリタイアのすすめ(セルバ出版)」の紹介。今日引用するのは、「欧米よりアーリーリタイアが少ない理由は、労働観ではなく労働慣習」というタイトル。「日本人は労働から喜びを見い出す民族だ」というよくある論説を一蹴している。アーリーリタイアとまではいかなくとも、「仕事から幸せを感じなければならない」かのような脅迫観念にとらわれているようなら、ぜひご覧いただきたい...

  • あらゆる苦しみは外からではなく、自分の中で生み出される

    昨日に引き続き、小池龍之介の「苦しまない練習(小学館)」を紹介する。リンク小見出しは「悪魔から身を守る」p83~“隣の家に住む人の出す音がうるさかったら、「ああ、うるさい」とイライラする―そのような状態をブッダは悪魔の「軍隊」に攻め込まれる、という比喩で表しました。(中略)攻め込んできた軍隊は「音」そのものではありません。「音」に対してイヤだと考えなければ、苦しみませんし攻め込まれないのですから。音そ...

  • 人は人。操縦しようとしてはいけない。

    今回紹介するのは小池龍之介著「苦しまない練習(小学館)」。リンク一時期、かなりテレビで露出もしたので、ご存知の方も多いと思うが、人物像をウィキペディアから引用する。大阪府生まれ。東京大学教養学部卒業。大学ではドイツ地域文化研究分科で西洋哲学を専攻。その後、浄土真宗本願寺派教師課程で教師資格を取得。僧侶派遣アルバイトなどを経て、実父・小池法雄が住職を務める山口市の浄土真宗本願寺派正現寺副住職を務めて...

  • ユダヤのことわざ “明日のことを心配しすぎてはいけない。今日これから起こることでさえ わからないのだから”~幸せの名言

    今日はユダヤのことわざ。“明日のことを心配しすぎてはいけない。今日これから起こることでさえ わからないのだから。”まったくその通り。明日の試験が心配なあまりボーっとして歩いて、車に轢かれてしまうなんてことも、可能性としてはある。この理屈で言えば、数時間後のことを心配するのもナンセンス。僕らには、数分後に起こることだってわかっていないのだから。心配するのはもうやめて、楽観的に生きよう。アンケート調査を...

  • お金と幸福の関係をアップデート・後編 ~ お金はどう使えば幸せになれるのか

    前回は、「お金はいくらあれば十分幸せになれるのか」について考えた。ざっくりまとめれば、収入も資産も増えるほど幸福度は上昇する。ただし、その効果は次第に小さくなり、感情的幸福については年収3000万円前後、資産については2億円前後から、一つのプラトーに近づく可能性がある、という話だった。今日はお金と幸福の関係を、逆の方向から考えてみたい。同じ100万円を使うとして、どう使えば一番幸福になれるのか。こちらにつ...

  • お金と幸福の関係をアップデート・前編 ~いくらあれば幸せ? どうしたら達成できる?

    お金はいくらあれば幸せになれるのか。角度を変えて言い直せば、どの程度まで幸せはお金で買えるのか。そしてそれはどうやったら達成できるのか。これは多くの人にとって興味のある話だと思う。今回、お金と幸福の関係について、最新研究を交えながら徹底的に掘り下げてみたい。最初に断っておくが、今日の記事は長い。かなり長い。しかし、「お金と幸福の決定版!」といっても過言ではない内容にまとめ上げたつもりでいるので、興...

  • アメリカって妄想的な人間が集まってできた国なの? ――橘玲著「バカと無知」を読んで2

    昨日から紹介しているのは、橘玲著『バカと無知』(新潮新書)。リンクP248アメリカではこの当時、退行催眠で子どもの頃の抑圧された記憶にアクセスし、親からの性的虐待などのトラウマ体験を蘇らせる精神療法が大流行していた。これによって多くの親が、身に覚えのない虐待や「悪魔崇拝」で投獄される事態を招いた。不思議なのは、こうした異常な事態は日本はもちろん、フロイトの本場のドイツ・オーストラリアや、精神分析が普...

  • ボランティア活動に人気があるのは自尊心を引き上げてくれるから? ――橘玲著「バカと無知」を読んで1

    今回は橘玲著『バカと無知』(新潮新書)。リンク橘氏の最近の著書は、科学的な文献を紹介し、そこに著者自身の見解を加える、というつくりのものが多い。この「著者自身の見解」がなかなかの曲者で、時としてあまりに独りよがりに思えることもある。このあたりをどう受け止めるかが、橘氏への好き嫌いの分かれ目になりそうだ。今日取り上げたいのは、「自尊心」について(第3章)。論文を引用しながら、橘氏はこのように解説する...

  • 「瞑想が必要な人」ほど「瞑想を入り口で否定してしまう」というはなはだ残念な状況について

    今日まで何回かにわたり、ビル・ゲイツ氏推薦の瞑想本、『頭を「からっぽ」にするレッスン(辰巳出版)』を紹介してきた。リンク最終日の今日は、いくつかの点を別の角度から述べたい。まずは著者、ブディコム氏によるTEDスピーチのご紹介。2013年とあるから約10年も前のものになる。スピーチは10分弱と短いので、瞑想に怪しげなイメージを持っている人はまずこれを見てみることをお薦めする(設定をいじると字幕もでる)。https:/...

  • よりよい人生を送るための「知恵」は決して本からは学べない……と説く本!

    引き続き、ビル・ゲイツ推薦の瞑想本、『頭を「からっぽ」にするレッスン(辰巳出版)』を紹介する。リンク今日は最後の部分を、少し長めに引用。p219~繰り返し―粘り強く続けるマインドフルネスは、自分の思考や感情とのつきあい方を根本から変えるものです。これがすばらしいことに思えるか、少々おそろしいことに思えるかはともかく、それは少しずつ何度も繰り返すことで起こります。つまり、気分にかかわらず定期的に瞑想する...

  • ひたすら瞑想をする必要はない。もっと柔軟でいいという発想に目からウロコが…。

    引き続きビル・ゲイツ氏推薦の瞑想本、『頭を「からっぽ」にするレッスン(辰巳出版)』を紹介する。繰り返し書いて来たように、本書での「瞑想はごく短時間でよい。むしろその短時間で得た感覚を日常生活にいかに生かすかが重要」という考えに大いに感銘をうけた。しかし昨日も書いた通り、それ以上踏み込んで、具体的なやり方を紹介することは本ブログでは避けたい。というのも僕の要約による半端な理解で瞑想をはじめると、失敗...

  • 著者が指導をうけた導師たちの言葉を紹介する ― 頭を「からっぽ」にするレッスンより

    昨日に引き続き、ビル・ゲイツ推薦の瞑想本、『頭を「からっぽ」にするレッスン(辰巳出版)』を紹介する。リンク僕が考えるこの瞑想法の肝は、「瞑想はごく短時間でよい。むしろその短時間で得た感覚を日常生活にいかに生かすかが重要」という発想。しかしそれ以上踏み込んで、具体的なやり方を紹介することは本ブログではおこなわない。というのも僕の要約による半端な理解で瞑想をはじめると、失敗に終わったり、あるいは大きな...

  • 瞑想はごく短時間でよい。むしろその短時間で得た感覚を日常生活にいかに生かすかが重要、との新発想。―頭を「からっぽ」にするレッスンより

    相変わらず座禅は続けている。そんな中、時に触れ読み返すのがこの本、『頭を「からっぽ」にするレッスン(辰巳出版)』だ。リンクまずはAmazonから著者の照会。プディコム,アンディイギリス保健医療委員会公認の臨床瞑想コンサルタント。元仏僧。大学在学中に僧を志しアジアに旅立つ。世界各地の寺院や僧院で修行を積んだのち、チベットの僧院で正式な仏僧となるが、2004年にイギリスに帰国。その後、瞑想普及のための団体“ヘッド...

  • 自分の機嫌は自分でとろう!

    斎藤孝著「上機嫌の作法」を興味深く読んだ。リンクまずは冒頭部分から引用。p11なんて無意味に機嫌の悪い人が多いのでしょう。(中略)くよくよして、むっとして、無気力でいて、何か新しいものが生まれるのでしょうか?私には、不機嫌さは「なんらかの能力が欠如しているのを覆い隠すため」だとしか考えられません。半ば同意。ただし不機嫌さは「なんらかの能力が欠如しているのを覆い隠すため」というより、もっと直截に「上機...

  • 怒りそうになったら、まず目先を相手から自分に向けてみよう~「怒らない、落ち込まない、迷わない」3

    一昨日から紹介しているのはアルボムッレ・スマナサーラ著「怒らない、落ち込まない、迷わない(幻冬舎)」。リンク最終回である今日のテーマは「怒らない練習」について。p172~まず、怒ってしまったときは、「いま、自分の心は容量オーバーになっているんだ」「怒っている自分は進化できない弱者だ」と認識してください。外に向いていた目を、自分自身に向ける。それが最初のステップです。続いて、「自分はいま怒っているんだ...

  • 「一切皆苦(いっさいかいく)」。すべてが苦だなんて大袈裟じゃない?~「怒らない、落ち込まない、迷わない」2

    昨日から紹介しているのはアルボムッレ・スマナサーラ著「怒らない、落ち込まない、迷わない(幻冬舎)」。リンク今日のテーマは「苦」。仏教では「一切皆苦(いっさいかいく)」、すなわちすべてのものは苦であると説きますが、これは納得しがたい人も多いでしょう。「仕事は苦痛だけど、その後で一杯飲みに寄るのは楽しいよ。ゴルフだって楽しみだし」という具合に。この本では仏教での「苦」がわかりやすく説明されていたので引...

  • 自我が錯覚というのは観念ではなく「事実」~「怒らない、落ち込まない、迷わない」1

    今日紹介するのはアルボムッレ・スマナサーラ著「怒らない、落ち込まない、迷わない(幻冬舎)」。リンク自我について。P48~自我ほど厄介な代物はありません。自我は誰もが持っていますが、この自我こそがあらゆる不幸のもとなのです。私たちは、言葉を理解していない赤ちゃんの頃から、「自分」という実感を持っています。音を聞けば「私は聞きました」、何かを見れば「私は見ました」、食事をすれば「私は味わいました」と無意...

  • 確かに勤労の義務は憲法で定められてはいるが、そもそも僕に憲法を遵守する義務がないことはおわかりか?

    以前、酒場でからまれたことがある。「アーリーリタイアなんて、法律違反だぞ! 国民には勤労の義務があるじゃないか!」そうなのだ。日本では、なんと勤労は義務として憲法に明記されている。実は法によって勤労が義務化されているのは世界中で数か国しかない。これはマッカーサー監督下で現憲法が作成された際、衆議院においてソビエト社会主義共和国連邦憲法の影響をうけていた社会党によって追加修正されたという説が有力だ。...

  • 「アーナパーナサティ瞑想法」のご紹介

    僕は様々な瞑想法を試してきたが、アーナパーナサティ瞑想法というのも中々おもしろい。プラユキ・ナテラボー、篠浦伸禎著「脳と瞑想(サンガ新書)」からご紹介。リンク面倒な決まりが少なく、かつサマタ瞑想、ヴィパッサナー瞑想が両方盛り込まれているのでバランスがいい。興味がある人は少ないかもしれないが(身も蓋もないw)、せっかくなので始めてみる。p17からを要約1 背筋を伸ばし、他の筋肉はゆるめて座る。仙骨をし...

  • ①内面への気づき、②集中、③無執着の「ま、いっか」。瞑想修業はこれだけで十分!(というかこれだけでも大変)

    小池龍之介著「解脱寸前」の紹介。今回が最終回。リンク今日は日々を「瞑想的」に生きるための、僕が知る中でもっとも実践的なアドバイスを紹介する。p217 解脱寸前――おわりに より(前略)その素朴さとは、こんな感じです。日々、人に優しくして己を損なわないように戒めを守りつつ、内面を観察し、集中や無執着の訓練をする。以上!という具合。結局のところ、どんなに心の本質について理論的にスッキリ理解したりしても、そ...

  • 思考の全体を司るCEOのような「私」はどうやら「いない」らしい

    引き続き小池龍之介著「解脱寸前」の紹介。リンクp108 「私は、いません」より抜粋。(前略)いかにマインドフルネスを洗練させてみましても、心の中にポコポコ生じてくる思考を観察すれば観察するほど、①まず一瞬先に思考が生じ、②ほんの一瞬遅れないし、もっとも早くて同時にそれに気づく、という、決して先回りできない順番でしか、気づけないことが分かるはずです。マインドフルネスと集中力が高まれば高まるほど、思考が生...

  • 自由意志は存在せず、思考は脳の各所で自動生成されたものにすぎない!?

    昨日の「イワク」解説に引き続き、今日は小池龍之介著「解脱寸前」の本体を紹介する。リンクp104「考えをスルーする練習」より。この心の中に発生するいろいろな考えと見解は、自分で作っているものではなく、それゆえ自分のものでもない。(中略)私たちにとって、優しく気配りもできると、大変に良い印象を与えている、Aさんという知人がいたと仮定します。そして私たちの家族や友人といった身近な存在がもしも、「Aさんって...

  • 解脱寸前と公言し旅に出て、解脱できなかった小池氏の「イワクつき」本を紹介します。

    今日紹介するのは小池龍之介著「解脱寸前」。え、あのイワクつきの……と反応された読者もいると思う。実はこの本は僕のお気に入りのひとつで、今まで何回も読み返している。しかし「イワク」部分が気になって、あまり取り上げずにきた。現在、僕自身が坐禅瞑想にはまっているのもあり、再度紹介してみたい。リンクまずは小池氏の紹介。アマゾンから。1978年生まれ。出家名は空朴。東京大学教養学部卒業。月読寺(神奈川県鎌倉市)住職...

  • FAT, LEAN, BARISTA, COAST。FIREにはいろいろな種類があるそうだ。

    開業医をしていた僕がクリニックを後輩に譲ったのが10年前、47歳の頃。そのような決断をした経緯や資産形成術を半年かけてまとめ、原稿を出版社へ持ち込んだところ、反応は実に冷たいものだった。「アーリーリタイアなんて、普通の人ができるわけないでしょう」「そんなの、誰も興味をもちませんよ」「どの程度のマーケットがあるか理解してますか?」僕自身は今後、人々が物質的豊かさより、違う種類の充足を求めるようになると考...

  • サピエンス全史のユヴァル・ハラリ氏は毎日2時間瞑想をしてるって知ってた? ~ 坐禅を愛する著名人たち

    個人的に座禅や瞑想にはまっていることは再三書いてきた。さて、瞑想を好む(好んだ)有名人というと、誰の顔が浮かぶだろう?まずはApple創業者、スティーブ・ジョブズ。ジョブズはインドで仏教に傾倒し、カリフォルニアに戻った後、曹洞宗の禅僧である鈴木俊隆を導師として禅を学んだ。実際、下のような言葉を残している。https://www.goodreads.com/quotes/668031-if-you-just-sit-and-observe-you-will-see-howただ座って観察...

  • 「宝くじが当たったら何に使うか?」 を聞けば、その人の幸福度が見えてくる。

    随分前の話になる。 飲み屋のカウンター席でひとり、ぽーっと飲んでいたら(これが至福の時なのですな)、後ろのテーブル席から女性数人の話し声が聞こえてきた。ふりかえって見たわけではないので確かなことはわからないが、声の感じからすると僕と同じ40~50歳代だろうか。ひとりの女性が年末ジャンボ宝くじについて熱弁している。どうやら以前、前後賞を合わせた賞金額が10億円に増額されたことに不満があるらしい。主な理由は...

  • ノルウェイの森ではなくノルウェイ製の家具? それとも下ネタ? ビートルズの名曲を巡る論争があるって、知ってましたか?

    村上春樹著「雑文集(新潮社)」の中にとびきりおもしろいエッセイがある。タイトルは「ノルウェイの木をみて森を見ず」というもの(タイトルもまた、うまいなあ)。リンクビートルズの名曲「ノルウェイの森(原題;NORWEGIAN WOOD)」において、「NORWEGIAN WOOD」は何を意味するのかというのがテーマだ。多くの人は知っていると思うが、村上春樹の同名の長編小説はビートルズのこの曲を題材にしている。ノルウェーの森は実際に聴...

  • アーリーリタイアをして好きなことだけをして生きるようになったら、時間の流れ方が変わった。

    アーリーリタイアをして好きなことだけをして生きるようになったら、時間の流れ方が変わった。1日という単位で区切れば、時間の流れは明らかに早くなった。文章を書いたり、坐禅をしたり、部屋を磨いたり(坐禅修行の一環)、本を読んだり、運動に打ち込んだりしていると、あっという間に夕刻になる。夕食時には酒を飲み、後は家族とのんびり過ごす。そんなふうに過ごせば、すぐに寝る時間だ。あっという間に1日が終わってしまう。...

  • 空腹が最高の調味料なら、快適なリタイア生活を送っていると娯楽から得られる悦びが減るのではないか?

    「空腹は最高の調味料」とよく言う。僕はこれに完全に同意する。腹が減っていないときに食べる料亭の料理より、腹ペコのときにかきこむ牛丼のほうがうまいに決まっている。同様に、部屋の整理をしているとき、出てきた本を読み返したり、アルバムのページをめくったりするのには麻薬のような楽しさがある。「こんなことをしている場合じゃないんだけどな」という気持ちがスパイスになり、その時をよりかけがえのないものにするのだ...

  • 坐禅が中々うまくいかない人にアドバイス!

    今日紹介するのは藤田一照、伊藤比呂美による対談「禅の教室(中公新書)」。曹洞宗僧侶である藤田氏が質問に答える形で進行していて、坐禅についていいアドバイスが多くみられたので、紹介したい。リンクp82~さらに問題なのは「これじゃいけない。これは座禅になっていない」と自分を責めだしたりすることです。そうなると、どんどん悪循環に入っていって、坐禅が自分で自分を攻撃する戦場になってしまうんですよ。(中略)なぜ...

  • 体は絶え間なく流れていく流体である。「動的平衡」のご紹介。

    禅の実践者として、仏教の「無我」については何度か書いてきた。この「無我」と似たことを積極的に提唱している科学者がいる。提唱されている概念は「動的平衡」で、提唱している科学者は福岡伸一という生物学者。著作は多いのでどれを紹介するか迷うところだが、コンパクトにまとまっている点を評価し、下記書籍から引用する。リンクp53~皆さんは、自分の体は個体だと思っているでしょう。でも、少し長い時間軸で見てみると、絶...

  • 収入に関しては、家庭環境による差は若い時だけらしい ~ 親ガチャについて考える3

    親ガチャについて最終回。昨日予告したとおり、今日は収入に寄与する要素について。リンクまず前提として、遺伝の影響は子供の頃は大きく成長と共に小さくなりそうなものだが、実際は逆らしい。図は認知能力について、これまでに研究され発表された様々なふたごのデータをまとめたメタ分析の結果です(Haworth, et al., 2010)。児童期から成人期初期にかけて、遺伝の影響は40%から60%に上昇し、環境は共有環境も非共有環境もそれ...

  • 才能は遺伝の影響が、学校の成績は遺伝、家庭環境の両方が影響するらしい ~ 親ガチャについて考える2

    親ガチャについての続編。リンクまずは図をみてほしい。下の段ではそれぞれの性質への寄与率について、上から非共有環境(緑)、共有環境(赤)、遺伝(青)の比率がまとめられている。以下は引用。いくつかの例外はあるものの、ほぼすべての心理的・行動的特徴に遺伝の影響があり、その大きさは30~50%、ものによってはもっと大きいのもあります。とにかくほぼ普遍的にあるが、だからといって遺伝によってすべてが決まっているの...

  • 才能は遺伝の影響が、学校の成績は遺伝、家庭環境の両方が影響するらしい ~ 親ガチャについて考える2

    親ガチャについての続編。リンクまずは図をみてほしい。下の段ではそれぞれの性質への寄与率について、上から非共有環境(緑)、共有環境(赤)、遺伝(青)の比率がまとめられている。以下は引用。いくつかの例外はあるものの、ほぼすべての心理的・行動的特徴に遺伝の影響があり、その大きさは30~50%、ものによってはもっと大きいのもあります。とにかくほぼ普遍的にあるが、だからといって遺伝によってすべてが決まっているの...

  • 遺伝の影響を調べる「双子の研究」ってどんなもの? ~ 親ガチャについて考える1

    親ガチャという言葉が一時期流行った。ググってみるとこんな解説が。「子どもは親を自ら選ぶことはできない」という意味です。 人生を大きく左右する家庭環境や境遇などは運任せだということを指します。人によって定義は違うようだが、受け継いだ遺伝子より家庭環境に重点をおいた論説が多いように見受けられる。心地よい話ではないが、確かに真実。そして遺伝や家庭環境がその人の才能や人格に与える影響力の度合いは、ある程度...

  • アメリカはなんとかなっても、日本のような国が一番ひどい目にあうのではなかろうか? 「知能低下の人類史」を読んで 4

    エドワード・ダットン、マイケル・A・ウドリー・オブ・メニー著「知能低下の人類史: 忍び寄る現代文明クライシス(春秋社)の紹介。リンクここまで3回にわたり、産業革命以降、人類の遺伝的な劣化によって知能が低下してきたらしという内容を紹介してきた。(1回目から読みたい方はこちらから https://fire-earlyretire.com/blog-entry-793.html )では今後人類はどのような運命をたどるのか?著者らの見解は極めて悲観的だ。p258...

  • 人類の知能低下を示すこれだけの根拠! 「知能低下の人類史」を読んで 3

    エドワード・ダットン、マイケル・A・ウドリー・オブ・メニー著「知能低下の人類史: 忍び寄る現代文明クライシス(春秋社)の紹介。リンク1回目は古来より人類がいかにして知能を上げてきたかについて、2回目は産業革命以降、人類の遺伝的な劣化によって知能が低下していく機序について紹介してきた。3回目の今日は、人類の知能が低下している根拠について。(1回目から読みたい方はこちらから https://fire-earlyretire.com/blog-...

  • 世の中が平和で平等になると、淘汰されるべき遺伝子が残ってしまうという不都合な真実。「知能低下の人類史」を読んで 2

    エドワード・ダットン、マイケル・A・ウドリー・オブ・メニー著「知能低下の人類史: 忍び寄る現代文明クライシス(春秋社)の紹介。リンク1回目の昨日は人類がいかにして知能を上げてきたかについて書いた。https://fire-earlyretire.com/blog-entry-793.html2回目の今日は、産業革命以降、人類の遺伝的な劣化によって知能が低下していく機序について、概略を第1章から抜粋。p9医学は急速に進歩し、かつて3人に1人が成人すること...

  • 人類の知能は産業革命をピークに低下し続けるって説、知ってましたか? 「知能低下の人類史」を読んで 1

    エドワード・ダットン、マイケル・A・ウドリー・オブ・メニー著「知能低下の人類史: 忍び寄る現代文明クライシス(春秋社)」を紹介する。産業革命以降、人類の遺伝的な劣化によって知能が著しく低下してきており、近い未来に現在の文明は急速に崩壊するだろうとの主張。内容は過激で、ところどころ不快ですらあるのだが、ある程度納得せざるをえないだけの科学的データが盛り込まれている。リンクまず本書では、人類の誕生から産...

  • フリーチェ “人生は学校である。そこでは幸福よりも不幸のほうがよい教師である”

    毎度おなじみ、幸福に関する名言。皆さんは読むことによって幸せになるだけではなく、ちょっとした雑学も身につくようになる。もし気に入ったものがあったら、何かの折に友人にも披露して、ぜひ周囲も幸せにしてあげてほしい。今日はロシア・ソ連邦の文芸学者、ウラディミール・マキシモヴィチ・フリーチェ(1870~1929)。“人生は学校である。そこでは幸福よりも不幸のほうがよい教師である”これはその通りだと思う。僕らは不幸、...

  • ジャン=ジャック・ルソー “この世の生活の幸福を求める私たちの計画はすべて幻想なのである。”

    今回はフランスの哲学者、ジャン=ジャック・ルソー(1712年- 1778年)の名言。“この世の生活の幸福を求める私たちの計画はすべて幻想なのである。”本当にその通りだと思う。僕自身、医師としてフルタイムで働いていた頃はそれによって強いストレスを抱えていて、大幅に仕事を縮小したいと考えていた。僕にはまだ当分は扶養が必要な3人の子供がいるから、それを実現するにはある程度の資産が必要になる。そのために、より仕事に励...

  • 三谷幸喜氏が勧める「読書感想文の書き方」を実際に試してみると……

    夏休み本番。宿題の読書感想文で苦労している小中学生、そして親御さんも多いかと思う。そこに着目したのであろう。数年前の今頃、テレビ番組「情報7daysニュースキャスター」で日本を代表する脚本家、三谷幸喜が「読書感想文の書き方」をアドバイスしていた。僕自身大いに楽しんだし、多くの視聴者から好評を得たようだ。三谷氏が説く読書感想文の書き方とは以下の5つ。① どう思ったかではなく、自分がどう変わったかを書く。② あ...

  • 自分に幸せを与えてくれる活動。あなたにとっての「究極の通貨」とは?

    今回紹介するのはタル・ベン・シャハー著「ハーバードの人生を変える授業(大和書房)」。著者は心理学博士で、本書発行当時のデータだと、イスラエルのヘルツリヤ学際センターで教鞭をとっている。この本からは、「お金を理解する」という項を紹介する。p188ダニエル・カーネルマンの研究からの引用。“高収入があると幸せになると広く思われていますが、それは幻想にすぎません。平均以上の収入のある人は比較的人生に満足はして...

  • 一切を手放すには「ただする」ことが肝要―ネルケ無方著「読むだけ禅修行」

    今日、紹介するのはネルケ・無方「読むだけ禅修行(朝日新聞出版)」。リンクネルケ無方はこんな方(Amazon紹介欄より)1968年3月1日、旧西ドイツ・ベルリン生まれ。7才の時、母と死別してから人生に悩む。16才で坐禅と出合う。高校時代から禅僧になる夢を抱いて、坐禅道場に通い続ける。1990年、春は京都大学の留学生として来日、秋から兵庫県の但馬地方にある曹洞宗・安泰寺に上山。半年間の禅修行。大学のドクター...

  • アンドレ・ジッド「幸福になる秘訣は快楽を得ようとひたすらに努力することではなく 努力そのもののうちに快楽を見出すことである」

    今日はノーベル文学賞も受賞したフランスの作家、アンドレ・ジッド(1869年- 1951年)の名言。“幸福になる秘訣は快楽を得ようとひたすらに努力することではなく 努力そのもののうちに快楽を見出すことである。”これも本当にその通りだと思う。手前みそではあるが、自著

  • ラッセル vs ショーペンハウアー 「関心や活動の対象は多い方がいい? 少ない方がいい?」

    幸福に関する名言シリーズ。今日は2つの名言を比較してみる。ひとつはイギリスの哲学者、ラッセル。“人間は、関心を寄せるものが多ければ多いほど、ますます幸福になるチャンスが多くなる。”片やドイツの哲学者、ショーペンハウアーはこう言っている。“すべての物事を限局するのが幸福になるゆえんである。われわれの限界、活動範囲、接触範囲が狭ければ、それだけわれわれは幸福であり、それが広ければ、苦しめられ不安な気持ち...

  • ユダヤのことわざ「自分の力ではどうにもならないことは心配するな」

    今日はユダヤの格言。“自分の力ではどうにもならないことは心配するな。”「そんなのは当たり前」と思う人も多いかもしれないが、実はこれは意外とできていないことが多い。例えば上司が暴君で、それによってあなたの幸福感が損なわれているとする。これを自分で解決するとしたら、① 上司や人事課にかけあい、上司の、あるいは自分の所属部署を変えてもらう② 会社を辞めるのどちらかしかない。このどちらかを選択できるのなら、そ...

  • ベルナール・フォントネル「幸福の最も大きな障害は、過大な幸福を期待する事である」

    今日はフランスの著述家、ベルナール・フォントネル(1657年- 1757年)。多宇宙論の啓蒙書、『世界の多数性についての対話』が当時のヨーロッパ諸言語に訳され、知識階級に影響を与えた……そうだ(キイタコトモナイヨ)。さて、氏による名言はというと。“幸福の最も大きな障害は、過大な幸福を期待する事である。”ありきたりと言えばありきたりだが、これは本当に大切なポイントだと思う。自著、

  • ヒトは自作自演の映画を鑑賞しているだけなのに、その事実に気づいていない ~ 夢を叶えるために脳はある 3

    一昨日から紹介しているのは池谷裕二氏による著書「夢を叶えるために脳はある(講談社)」で今日が最終回。リンクp541~僕らの脳は、生まれて以来、ピピピ信号しか受け取ったことがない。ピピピ以外の存在を知らない。ということは、脳の外部に「現実の世界(とされるもの)が存在する」という仮定に、根拠がないことになる。(中略)脳のピピピ信号の向こう側に、どうして、現実世界なるものが存在すると仮定できるのだろうか。...

  • 僕らの脳は生まれて以来ピピピ信号しか受け取っていない ~ 夢を叶えるために脳はある 2

    昨日に引き続き、池谷裕二氏による著書「夢を叶えるために脳はある(講談社)」のご紹介。リンクまず、アノテーションとは?p261人工知能の内部は抽象的な数字の世界。徹底的に意味が排除された、無味乾燥で味気ない世界だ。そこに意味を与えて、温かみと膨らみを持たせているのはヒトだ。無から有、冷から温を創るなんて、まさにヒトは創造神だね。このように、数字の羅列に現実的な意味を与えることを、「アノテーション(注釈...

  • ヒトにとって「わかる」とは「恣意的に焦点を絞り、その中でルールを見出すこと」に過ぎない~夢を叶えるために脳はある 1

    今日から3回にわたり、池谷裕二氏による著書「夢を叶えるために脳はある(講談社)」を紹介したい。最初に断っておくが、この本は670ページにも及ぶ大作で、しかも前半で紹介した知見を利用しつつ、後半で回収、まとめていくという、ミステリーにも似た凝ったつくりになっており、その面白さをブログで簡潔にまとめるのは不可能だ。当ブログでできるのはせいぜい「つまみ食い」程度。興味が湧くようならぜひ本自体を手に取って頂き...

  • 仕事は幸福な人生を築くために重要なのか?

    今回は昨日からの続きで、バートランド・ラッセルから考える、労働と幸せとの関係について。前回書いたように、ラッセルは「怠惰への賛歌」の中で、「勤労の道徳は奴隷の道徳であるが、近代世界は、奴隷を必要としない」と語っている。リンクところが、である。その数年前に執筆された、現在でも世界的にも有名な「幸福論(岩波書店)」ではこう語っているのだ。「仕事は幸福な人生を築くために重要なものである」、と。さきほど紹...

  • 勤労の道徳は奴隷の道徳であるが、近代世界は奴隷を必要としない

    今回紹介するのはバートランド・ラッセル著「怠惰への賛歌(平凡社ライブラリー)」。ラッセルといえば有名なのは昨日紹介した「幸福論」だが、これはそれより数年後に書かれている。そこにはこんな文章が。“勤労が望ましいものだということを確かに証明していると思う多くのことがらは、この制度から生まれたのであるが、産業革命前のものだから、近代社会にはあてはまらない。近代の技術によって、或る限度内のひまは、少数の特...

  • 熟考したら、あとは修正しないというテクニック。だって優柔不断くらい不毛なものはないもの。

    今回紹介するのはラッセル著「幸福論(岩波文庫)」。アランやヒルティの「幸福論」と並んで三大幸福論と称される、世界的に有名な名著だ。イギリスの哲学者でノーベル文学賞受賞者でもあるラッセルが58歳のときに書いたもので、他の幸福論と比べても理知的な印象が強い。人生の達人たるラッセルの智慧の宝庫だと言えるだろう。第5章「疲れ」からいくつか引用してみる。p79“きちんとした精神は、ある事柄を四六時中、不十分に考え...

  • 熟練した瞑想者たちが実感する「思考」の正体とは?

    「作話シリーズ」、今回が最終回。ここまでは実験の数々によって、人間が理由を説明するとき、その多く(あるいはすべて)が作話なのだろうと書いてきた。今日はそれを別の角度から掘り下げる。瞑想の達人、小池龍之介の著書から、瞑想が進んだ状態での「思考」について紹介したい。リンクこの心の中に発生するいろいろな考えと見解は、自分で作っているものではなく、それゆえ自分のものでもない。前項ではそう記しましたけれども...

  • 僕らはみんな「ウソばかりついていて」かつ「自分では真実と思いこんでいる」

    昨日までは分離脳および海馬損傷患者での実験を例示し、僕ら人間が常日頃からいかに嘘ばかりついているかを説明した。しかし中には、「分離脳や海馬損傷というのはそもそも一般の脳とは異なる特殊な話では?」と訝しく思っている人もいることだろう。というわけで、今日は脳障害がない一般人での実験を紹介する。まずはこの本から。リンクp102~買い物客に四つのパンティーストッキングを見くらべてもらい、もっともいいものを一...

  • 記憶障害患者に本人は覚えていない出来事について尋ねると、どんな返事が返ってくるだろうか?

    ――作話――人間がいかに理由をでっち上げ、かつ自分でそれに気づかないでいるか、という話の続き。今日は海馬という脳の部位が損傷を受けた人での実験について下記書籍から紹介する。リンクp170~「海馬」という脳部位がある。海馬という脳部位が損傷を受けた患者さんを見ると、興味深いことがいくつかわかる。海馬は記憶をつくる場所だ。だから海馬が作動しないと記憶が形成されない。でも、それ以外の脳機能は正常だ。(中略)さ...

  • 分離脳での実験で僕らの「作話癖」は白日の下にさらされる

    昨日、僕はFIRE生活からたった2年で仕事に戻った人物が挙げた3つの撤退理由を、「作話だろう」と半ば断じた。https://fire-earlyretire.com/blog-entry-1154.html読者の中には反感を覚えた人もいるのではなかろうか?確かに記事を通してしか知らない人物の、ひょっとしたら真摯かもしれない発言を、僕が詳細を把握しないまま「作話」と推測するのは妙に聞こえるかもしれない。しかし僕は特に彼の発言に限って不信に感じているわけ...

  • FIRE卒業の理由って言い訳がましいものが多くありません?

    「たった2年でFIRE卒業をした男性が語る、早期退職で見失った3つのもの」という興味深い記事をみつけたので、紹介の上、僕の考えを述べたい。https://www.businessinsider.jp/post-269525まずは序文から。FIRE(経済的自立、早期退職)もいいことばかりではない。少なくとも、37歳で引退したトニー(本人の希望で名字は伏せる)にとっては、いいことばかりではなかった。トニーはソフトウェア開発者として高収入を得ながら支出を切...

  • ローラン “誰もが幸福についてしゃべる。 しかしそれを知っている人はほとんどいない”

    今日はフランス革命における指導者の1人であり、ジロンド派の女王と呼ばれた、マダム・ジャンヌ・ローラン(1754年 - 1793年)による言葉。“誰もが幸福についてしゃべる。 しかしそれを知っている人はほとんどいない。”確かに当時はそうだっただろう、と思う。哲学者や宗教家が、特に根拠なく幸せを語っているだけで、どの考えが核心をついているかは、つきとめようがなかった。でも今は幸福学という学問がある。これは幸福感や生...

  • アンティステネス “「人間最高の幸福とは何か」「幸せに死ぬことだ」”

    今日は古代ギリシャの哲学者、アンティステネス(紀元前444年 - 紀元前365年)による言葉。“「人間最高の幸福とは何か」「幸せに死ぬことだ」”ありきたりと言えばありきたりなセリフであり、すっと聞き流すこともできる。でもこれって案外、深い言葉かもしれない。幸せに死ぬためには、死ぬときに幸せに感じられるようなコンディションづくりが必要になる。では、どのような行いが死ぬときの幸せに通じるだろうか?「たくさん金儲...

  • 「人生で覚えておくべき数字」 これって信用していいのかな?

    たまにSNSで「人生で覚えておくべき数字」というものを見かける。内容はというと、① 第一印象は3秒で決まる② 記憶は24時間後に74%消える③ 6分の読書でストレスが68%軽減される④ 行動は21日、思考は180日で習慣化される⑤ 週2回以上の筋トレで死亡率が23%減る⑥ 30秒のハグで33%のストレスが軽減される⑦ 20分の仮眠で8時間分の疲労回復⑧ 心配ごとの96%は起こらない⑨ 集中力の限界は90分どれも確かにインパ...

  • ユダヤのことわざ “他人を幸福にするのは、香水をふりかけるようなものだ。 ふりかけるとき、自分にも数滴はかかる”

    「4週間で幸せになる方法」という本を出しているのもあり、本ブログでは幸福に関する名言を紹介している。皆さんは読むことによって幸せになるだけではなく、ちょっとした雑学も身につくことになる。もし気に入ったものがあったら、何かの折に友人にも披露して、ぜひ周囲も幸せにしてあげてほしい。リンク今日は、ユダヤのことわざ。他人を幸福にするのは香水をふりかけるようなものだ。 ふりかけるとき自分にも数滴はかかる。この...

  • ドイツのことわざ “幸福は婦人に似ている。若い者を好み、移り気だ”

    今日紹介するのはドイツのことわざ、“幸福は婦人に似ている。若い者を好み、移り気だ。”これは最初、あまりに意味がわからなくて笑ってしまった。そもそも夫人は若い者を好むのか? そして、移り気なのか? それは人によるだろう、という気がする。幸福が移り気、というのはわかる。幸せな気分が、ほんのちょっとした出来事で消えてしまうことは誰しも経験があるだろう。これはほとんどの場合、気のもちようで解決できるのだが、...

  • 若いときに左翼でない者は心がない。年を取っても左翼である者は頭がない……って言われてもなあ。

    「20歳で左翼であるのはいいが、40歳になってもそれは知的障害だ」というツイートが目に入った。スペインからの投稿だ。この手の意見はわりとあって、「若いときに左翼でない者は心がない。年を取っても左翼である者は頭がない」という言い回しも聞いたことがある。そんなこともあって、久々に阿川弘之著「国を思うて何が悪い(講談社文庫)」を手に取ってみる気になった。出版当初はかなり右寄りの本と認識されたはずだが、社会全...

  • “幸福はまず何より健康のなかにある”

    今日は、G・W・カーチスによる言葉。ちなみに僕はこの人について、この言葉の他には何も知らないし、ネットで探しても情報はない。以前紹介したダンデミス同様、名言界隈(?)のみで有名という人が実はポツポツいるらしい。なんとも不思議な話だ。https://fire-earlyretire.com/blog-entry-223.htmlしかもカーチス氏の場合はその名言もしょぼい。“幸福はまず何より健康のなかにある。”いかにもありがちな健康第一説だが、せっかく...

  • あがり症の人は「不安の内容を書き出すだけでパフォーマンスが上がる」と聞いて実験してみた。

    池谷裕二著「寝る脳は風邪をひかない(扶桑社)」を紹介してきたが、今日が最終回。リンクタイトルは「あがり症の人は不安を書き出すこと」。あがり症の人にとって朗報となる研究が、2011年1月の『サイエンス』誌に掲載されました。シカゴ大学のベイロック博士の論文です。(中略)ベイロック博士は、高等学校の生徒106名に対して、期末試験でこの事実を確認しました。テスト直前に10分の時間を与え、次の試験科目のどの部分がどう...

  • イメージトレーニングはスポーツだけでなくダイエットにも効果的って知ってました?

    昨日に引き続き、池谷裕二著「寝る脳は風邪をひかない(扶桑社)」からの紹介。リンク今日は「イメージトレーニングはダイエットにも効果的!?」から。イメージトレーニングは、スポーツのみならず、ダイエットにも効果があるらしいというから驚きです。2010年12月の『サイエンス』誌に掲載されたカーネギーメロン大学のモアウェッジ博士の研究です。あたかも食べたかのようにイメージするだけで、食べたいという欲求が減るといいま...

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