前回に続いて、池谷裕二著、「単純な脳、複雑な私」(朝日出版社)から、興味深かった箇所を引用してみる。リンク“右脳と左脳に違う単語を表示してみる。たとえば、左脳に時計、右脳にドライバー、と見せる。すると、目の前に並べられた物の中から、きちんと時計とドライバーを選べる。もちろん、本人には時計と表示されたことだけが意識にのぼる。左脳だからね。にもかかわらず、ドライバーも一緒に手に取る(内山注;ドライバー...
あなたがアーリーリタイアしたい動機は本当にそれ? ~ 「単純な脳、複雑な私」を読んで 後編
前回に続いて、池谷裕二著、「単純な脳、複雑な私」(朝日出版社)から、興味深かった箇所を引用してみる。リンク“右脳と左脳に違う単語を表示してみる。たとえば、左脳に時計、右脳にドライバー、と見せる。すると、目の前に並べられた物の中から、きちんと時計とドライバーを選べる。もちろん、本人には時計と表示されたことだけが意識にのぼる。左脳だからね。にもかかわらず、ドライバーも一緒に手に取る(内山注;ドライバー...
リタイア後のバイトは賃金にこだわらないほうが幸せ⁉ 「単純な脳、複雑な私」を読んで 前編
池谷裕二著、「単純な脳、複雑な私」(朝日出版社)の紹介。脳研究者である著者が母校で行った脳についての講義を書籍したもので、少し古い本なのだがこれが実におもしろい。リンクたとえば仕事の報酬と仕事のおもしろさとの関係について。ふたつのグループに単純作業を与えグループAには高めの報酬を、グループBには低めの報酬を与えると、どちらが仕事をおもしろく感じるのか?ぱっと考えるとAのような気がするが、実は低報酬の...
今の時代こそ知識知恵が求められていると思う~”大遺言(小学館)”を読んで
今日紹介するのは永六輔さんの孫、永拓実さんによる“大遺言”(小学館)。リンク永六輔さんが残した言葉をエピソードを交えて紹介している本で、心に染みるフレーズがたくさんある。“P32知識でしゃべらず、知恵でしゃべる。何を説明するかじゃない。何を伝えたいか考える。“いつの時代も知識と知恵とを混合している人は多い。ものを調べるのに書庫が必要だった時代と違い、ネットがこれだけ発達した現代においては、知識のもつ意味...
アーリーリタイア生活もそろそろ丸9年。相変わらずほぼ毎日走ってます!
僕の住むマンションは東に歩いて5分で川岸、南に30秒で大きな公園、西にしばらく行くと海、北に歩いて10分で飲み屋街という、なかなか恵まれたロケーションにある。この街に住み始めてもう30年以上たつが、あまりに快適で他の土地に住もうという気にならない。ジョギングは川岸が快適だ。芝生の上を走ってもいいが、その横には整備されたジョギングコースもある。散歩や子供たちと遊ぶのには公園。遊具スペースの奥には芝が広がっ...
当ブログでは以前から、「格差は少ない方がいい」と主張してきた。それは単に「貧しい人が気の毒だから」という人道的な理由から(ばかり)ではない。社会をより快適な場所にしていくためには、経済格差がブレーキになると考えるからだ。格差は心理を非合理的な方向に駆り立て、社会全体の資源を「不健全な消費競争」や「見栄の張り合い」へと向かわせるため、結果として社会全体の安定性と効率性が損なわれてしまう。今回は、格差...
人はどのようにして幸福感をえるのだろうか?人の幸福度を決めるのは、次に挙げる3つの要素しかない。① 遺伝によってすでに決まっている、幸福に対する感性 もちろん、これはまったく変えることができない。② 幸福になるための環境 社会的地位、資産、美醜などはここに含まれる。 変えることはできるが、そう簡単ではない。③ 幸福になるための、活動や考え方 例えば感謝の気持ちを忘れないとか、人に親切にするといった、...
今日、紹介するのは養老 孟司氏の対談集「老い方 死に方(PHP新書)」。対談相手のひとりである僧侶、南 直哉(じきさい)氏の発言から、興味深く感じた部分を引用する。リンク南氏が考える「死を受容する方法」のひとつは、「90歳を超えること」とのこと。90歳を超えると、人間、あまりクヨクヨしなくなるのか、苦労して死ぬ羽目には陥りにくくなるようだ、とのこと。では、どのような人がそこまで長生きしているか、自身の経験...
幸福度の半分は遺伝子で決まってしまうのなら、どうやって僕らは幸せを掴むことができるのだろうか?
人の幸福度はどのように決定づけられるのか、その知見を紹介する。まず、50%、人の幸福度の半分は「遺伝」によって決まるとされている。だから世の中には放っておいてもまず間違いなく幸福な人と、幸福になるのに大変な工夫が必要な人とがいることになる。遺伝が50%という割合は多くの人が想像するよりも、大きいのではないだろうか?この結論は双子の研究によって裏付けられている。遺伝子情報がほぼ100%同じ一卵性双生児と、5...
ケインズは「ある程度豊かになったら普通はFIREするよね」って考えていたみたいだよ!
少し古い本だが「じゅうぶん豊かで、貧しい社会(筑摩書房)」を興味深く読んだ。ちなみに 原題は「How much is enough?」というもの。原題のままのほうがシンプル、かつ鋭くていいのに、という気がしなくもない。リンク 序論からいきなり面白い。経済学者のジョン・メイナード・ケインズは、「技術が進歩するにつれ、単位労働時間当たりの生産量は増えるので、人々がニーズを満たすために働かなければならない時間はしだいに減り...
子供が20代のうちに相続をすませる⁉ それって逆に過酷な話に思えるけどな ~ 「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」のご紹介5
ビル・パーキンス著「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール(ダイヤモンド社)の続き。リンク今日が最終回。共感できなかった点について続ける。ゼロで死ねば遺産がなくなる。稼いだお金を子供へ残してはいけないのか、という疑問に著者は次のように答えている。p115~私は決して「子どたちに与えるべき金までを含めて、死ぬ前に使い果たすべきだ」などとは言っていない。子どもたちに与えるべき金を取り分けた後の...
お金は幸福を増やすよりも悲しみに対する緩衝材としてのほうが効くようです ~ 「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」のご紹介4
ビル・パーキンス著「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール(ダイヤモンド社)の続き。リンクこの本の論説にあまり共感できなかった点について、今日も続ける。p81多くの人が、死ぬ前に金を使い果たすのは怖いと考えている。私もそれには同意見だ。晩年を金の心配をしながら過ごしたい人などいない。誤解しないでほしいのだが、私は将来のために貯金すべきではないとは言っていない。必要以上に貯め込むことや、金を...
経験の積分量が充実した人生の目安? 「エンド」の効用を忘れずに ~ 「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」のご紹介3
一昨日から紹介しているのは、ビル・パーキンス著「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール(ダイヤモンド社)。リンク予告どおり、今日からはあまり共感できなかった点について述べる。p044人生は経験の合計だ。あなたが誰であるかは、毎日、毎週、毎月、毎年、さらには一生に一度の経験の合計によって決まる。最後に振り返ったとき、その合計された経験の豊かさが、どれだけ充実した人生を送ったかを測る物差しにな...
終わりを意識すれば時間をもっと活用できる!~ 「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」のご紹介2
昨日から紹介しているのは、ビル・パーキンス著「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール(ダイヤモンド社)。リンク今日は興味深い研究について引用。p195~もうじき失われてしまう何かについて考えると、人の幸福度は高まることがある。そのことをよく表す、大学一年生を被検者にした心理学の実験がある。一方のグループの学生には、30日後にキャンパスから遠く離れた場所に引っ越すことを想像させ、今後の30分後の...
キリギリスの飢え死は困るけどアリの生き方も愉快にはみえないぜ!~ 「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」のご紹介1
今日紹介するのは、ビル・パーキンス著「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール(ダイヤモンド社)。言わずと知れた大ベストセラーだ。「死ぬ時は資産額ゼロで」という主張はそれなりに過激に聞こえるがどうなんだろう? と手に取ってみた。リンク本書に興味をもってもらうには、「まえがき」からの引用が一番手っ取り早い。p3~まずは、有名なアリとキリギリスのイソップ寓話から始めよう。夏のあいだ、勤勉なアリ...
カビキラーで歯が立たなかったパッキン部のカビがきれいにとれた話
ガラス窓のパッキン部がカビて黒くなっているのが、ずっと気になっていた。FIREした今は豆に掃除しているので、こんなことにはならない。しかし当時、僕は開業医として忙しく、また妻も3人の幼い男の子の育児に奮闘していた。風邪をひかせたくないので冬はしっかり加湿。気がついた時にはガラス窓のパッキン部が黒くカビてしまっていた。カビキラーを使っても薄くならない(キッチンペーパーやサランラップで覆っても効果ゼロ)。...
お金がない! ~僕が生まれた時代から「お金より時間」のFIRE組っていたんだなあ。
29人の著述家によるエッセイアンソロジー「お金がない!(河出書房新書)」シリーズ、今日が最終回。リンク小説家、深沢七郎のエッセイ「かけすぎる生活費」から一部を抜粋。私は、人間は三日くらい働いて、あと十日くらいはぼーっとしているのがいいと思う。そのためには、生活程度を下げなければならない。贅沢をしてはだめだ。五万円する立派な背広を着るか、それとも二千五百円のジャンパーにするか、というとき、私なら五万円...
昨日からの続きで、29人の著述家によるエッセイアンソロジー「お金がない!(河出書房新書)」の紹介。リンク今日は漫画家であり江戸風俗研究家としても知られる杉浦日向子のエッセイ「江戸の、時間感覚・金銭感覚」から一部を抜粋。江戸時代の時間は不当時法です。日の出から日没までを六等分して、昼の一刻とし、日没から日の出までを同じく六等分して、夜の一刻としました。つまり、一刻の長さが、昼夜で異なることになります。...
なんとも直截なタイトルに興味を惹かれ「お金がない!(河出書房新書)」という本を手に取った。お金は人生にとってどれだけ重要なのかを問う、29人の著述家によるエッセイアンソロジーで、これが中々おもしろいので、本ブログでいくつか紹介したいと思う。リンク下記はエッセイスト、酒井順子によるエッセイ「お金」。一部を抜粋する。そんなある日、私はラオスに行く機会がありました。ラオスと言うと、国の名は知っていても、「...
予告通り、昨日の「行動」に続き、「思考」にも自由意志はないことを、科学的に解説する。http://media2.jp/enlightenment-c2/私たちの思考にも自由意志はない自由意志の欠如は、ここまで述べてきた「動作」だけではなく、私たちの「思考」にもあてはまります。記憶に関係している脳の部位「海馬」に細い電極を刺して、神経細胞の活動を調べてみた実験では、何かを思い出して意識にのぼる一・五秒前に、それに対応する神経細胞がす...
昨日に続いて、悟り、そして無我について。悟りとは、無我の体感的理解と考えて、大きく間違ってはいないと思う。無我――自分がないなんて、そんな馬鹿なと思う人が多いかもしれない。「われ思う、ゆえにわれあり」とうそぶく人もいるだろう。ところが、どうやら「自我」というのは我々の「思考」が作り出す、錯覚にすぎないようなのだ。今日は釈尊が説いた無我が、現代の科学でどのように捉えられているか、media 2 連載中の「一日...
当ブログ読者で「悟り」に興味がある人はどのくらいいるだろう?僕自身は座禅修行の末、臨済宗系団体・人間禅から正式に認可をうけた悟り人だし、その経験から、ある時点で悟りを開いておくことは、人生を豊かに切り開く上で極めて有用だと考えている。「でも悟りを開くって大変そう」とあなたは首を傾げていると思う(首を傾げてなかったらごめんなさい)。実は大変なのだ。忙しく働いているほとんどの人にとっては、非常に難しい...
著名人たちの運動事情 ~アンデシュ・ハンセン著「運動脳」のご紹介4
アンデシュ・ハンセン著「運動脳」の紹介を続ける。今日の最初のテーマは「頭の中からアイディアを取り出す」。本書では著名人たちの運動の仕方が紹介されている。(p252~)リンク・村上春樹は作品の執筆中は毎朝4時に起床し、午前10時まで仕事をする。昼食をとったのちに10キロのランニングを行い、それから水泳をする。・アルベルト・アインシュタインは、自転車をこいでいるときに相対性理論を思いついた。・日中、ベートーヴ...
子どもの学力アップにどう運動を取り入れるべきか ~アンデシュ・ハンセン著「運動脳」のご紹介3
一昨日から紹介しているのはアンデシュ・ハンセン著「運動脳」。予告通り今日は「学力と運動」について紹介したい。リンクまずはスウェーデンの小学校での実験。通常、体育の授業は週に2回なのだが、毎日行うクラスをつくって比較してみた。体育の授業の回数以外、条件はすべて一緒。すると結果は、p283~まず、毎日体育の授業を受けた生徒は、週に2回の生徒よりも体育の成績がよかった。これは当たり前の結果だ。予想外だったの...
運動脳マニュアルを要約して公開。そして瞑想について。 ~ アンデシュ・ハンセン著「運動脳」のご紹介2
昨日から紹介しているのはアンデシュ・ハンセン著「運動脳」。今日はこの本のまとめともいえる第10章「運動脳マニュアル~どんな運動をどのくらい」を要約して紹介する。リンクまず何よりも重要な点。それは、たとえわずかな1歩でも脳のためになる、ということだ。もちろん5分よりは30分のほうがいいが、5分でもまったく価値がないわけではない。あなたが楽しいと思える活動からしてみよう。より高い効果を望むなら、最低30分のウ...
脳を健康に保ちたいなら、負荷をかけた有酸素運動を継続すること! ~アンデシュ・ハンセン著「運動脳」のご紹介1
アンデシュ・ハンセン著「運動脳」を何回かにわたって紹介していく。リンクまずはアマゾンの著者紹介から概略を紹介。アンデシュ・ハンセン(Anders Hansen)精神科医。スウェーデンのストックホルム出身。カロリンスカ研究所(カロリンスカ医科大学)にて医学を、ストックホルム商科大学にて企業経営を修めた。現在は上級医師として病院に勤務するかたわら、多数の記事の執筆を行っている。主な著書に『スマホ脳』(新潮社)などがある...
当ブログ読者で「悟り」に興味がある人はどのくらいいるだろう?僕自身は座禅修行の末、臨済宗系団体から(一応)認められた悟り人だし、その経験から、ある時点で悟りを開いておくことは、人生を豊かに切り開く上で極めて有用だと考えている。「でも悟りを開くって大変そう」とあなたは首を傾げていると思う(首を傾げてなかったらごめんなさい)。そこで僕は、自分自身の悟り体験と、医師としての科学的知見をもとに、ほとんどの...
チアリーダー効果「1人でいるときよりもグループの中にいるときのほうが、人の顔は魅力的に見えるという現象」
認知バイアスとは偏見や先入観、固執断定や歪んだデータ、一方的な思い込みや誤解などを指す。今週は「認知バイアス事典(フォレスト出版)」から代表的な認知バイアスを紹介している。最終回の今日は「チアリーダー効果」。リンクチアリーダー効果とは集団のなかにいるときのほうが、個人がより魅力的に見える効果のこと。アメリカのテレビドラマ“How I Met Your Mother” に出てきた「チアリーダーたちは1人ずつで見るとそんなに...
確証バイアス「自分の考えや仮説に沿うような情報のみ集め、仮説に反するような情報は無視する傾向のこと」
認知バイアスとは偏見や先入観、固執断定や歪んだデータ、一方的な思い込みや誤解などを指す。今週は「認知バイアス事典(フォレスト出版)」から代表的な認知バイアスを紹介している。今回は「確証バイアス」。リンクSNSではよく、根拠のない情報が飛び交っている。たとえば「〇月〇日に大地震が起きる」のような非科学的な予想であっても、誰かが一旦それを信じてしまうと、それに合致するかのように思える情報ばかりよく調べて...
内集団バイアス「自分の所属する集団やその集団のメンバーを高く評価したり、好意的に感じたりすること」
認知バイアスとは偏見や先入観、固執断定や歪んだデータ、一方的な思い込みや誤解などを指す。今週は「認知バイアス事典(フォレスト出版)」から代表的な認知バイアスを紹介している。今回は「内集団バイアス」。リンク人は、自分が所属している集団(内集団)やその集団のメンバーのことを、そうでない集団(外集団)やそのメンバーよりも好意的に評価し、ひいきをする傾向があることがわかっている。この現象は、内集団バイアス...
気分一致効果「落ち込んだときには物事の悪い面ばかり見て、それをよく記憶する。逆に、うれしいときには良い面ばかり見たり記憶する」
認知バイアスとは偏見や先入観、固執断定や歪んだデータ、一方的な思い込みや誤解などを指す。今週は「認知バイアス事典(フォレスト出版)」から代表的な認知バイアスを紹介している。今回は「気分一致効果」。リンク次のような経験はないだろうか。朝、ちょっとした嫌なことが起きると、家のテレビで流れる悪いニュースばかり目に入るし、人と会っても相手の嫌なところばかり目につくような気がする。家に帰ってきた後もその日に...
藁人形論法「相手の主張を単純化したり、極端にするような操作をし、その歪めた主張に反論すること」
何が真実かという問題はとても複雑かつ深く、簡単に語れるものではない。しかしもしある程度世界を正確に把握したいと考えるのなら、認知バイアスは抑えておく必要がありそうだ。認知バイアスとは偏見や先入観、固執断定や歪んだデータ、一方的な思い込みや誤解などを指す。そこで今週は「認知バイアス事典(フォレスト出版)」からいくつか、代表的なものを紹介したい。リンク初回の今日は、藁人形論法。妻:もういい加減、タバコ...
今日のテーマは、「なんで皆、安易に何かをお勧めできるんだろう」という話。世のコミュニケーションは「お勧め」で溢れているが、よくよく考えてみると首を捻らざるをえない提案が多いのだ。例えば旅行。リゾートでの滞在を計画しているというと、「ビーチリゾートに行くなら、●●がお勧めだよ。すごくいい体験だった」とアドバイスを頂くことも多いが、そのときは(申し訳ないが)必ず聞かせてもらう。「今まで、いくつのビーチリ...
リヒテンベルク “永い幸福は、それがただ永くつづいているということだけで失われる。” ~幸せの名言
今日はドイツの科学者であり風刺家として知られるゲオルク・クリストフ・リヒテンベルク(1742年 - 1799年)の名言。“永い幸福は、それがただ永くつづいているということだけで失われる。”人が変化に適応する能力はとても高い。例えばテレビ画面。以前より大型のテレビを買った時、迫力を感じたのは最初だけで、あっという間に慣れてしまったという経験はないだろうか?これは心理学で「快楽順応」と呼ばれていて、同様に収入が増...
赤ちゃんみたいに「オギャー」とひと泣きして終わり。それでいいのだ。
今日紹介するのは、西村宗斎著「オギャーでいいのだ はなたれ和尚の好日法談(西日本新聞社)」。臨済宗の僧侶による文に感銘を受けた。リンクp59~ 看護学生への講演。生まれたばかりの赤ちゃんがオギャーと泣きますね。あれが悟りそのものなんです。皆さんの中にもこれから産婦人科で働かれるという方もいらっしゃると思いますが、赤ちゃんがオギャーと泣いている時に赤ちゃん本人は生まれてきたということさえ知らずにただオ...
自著「4週間で幸せになる方法―Twenty-eight tips to create joyful life」では、幸せに生きるための行動術や思考法を、幸福学、医学、心理学、哲学、伝統仏教といった幅広い分野から選び出し、その中から特に重要で、比較的簡単に実行できる28のアイディアを紹介している。毎日ひとつずつ課題をこなしていけば、4週間後には今よりずっと幸せになっている……はずだ。今日はお気に入り記事のひとつを抜粋して紹介したい。リンク7日...
スティーブ・ジョブズ“もし今日が最後の日だとしても、今からやろうとしていたことをするだろうか?”
今日はご存知、アップルの創業者のひとり、スティーブ・ジョブズ(1955年-2011年)。まずは、これ。ジョブズ氏が毎朝、鏡に映る自分に問いかけていたという言葉。“もし今日が最後の日だとしても、今からやろうとしていたことをするだろうか?”そして、「違う」という答えが何日も続くようなら、それは生き方を見直すサインだととらえていた。「その日が人間ドッグの予定だったらどうするの?」などというツッコミは勘弁してほしい。...
ここ10年で女性の美は多様性を帯びてきた……などと言って本当にいいのだろうか?
ここ10年でいろいろなことが変わった。その中で僕が注目すべきだと考えているのは、女性の美が多様性を帯びてきたということだ。細い子だって、胸の大きい子だって、自分の得意なところでアピールできる。昔は色白が美人の条件だったが、今は色黒だって問題ない。一時期のガングロは行き過ぎと思うが、日に焼けた女性の美しさは確実に市民権を得てきていると思うし、むしろ色黒の女性のほうが老けにくい気もする。僕からみると不美...
若いうちに資産を築けば長生きできるってデータがあるけど、あなたはどう思う?
JAMA Health Forumより。https://jamanetwork.com/journals/jama-health-forum/fullarticle/2782410In this cohort study of 5414 participants in the Midlife in the United States study, those who had accumulated a higher net worth by midlife had significantly lower mortality risk over the subsequent 24 years. In sibling and twin comparison models that controlled for shared early life experiences and genet...
今日は友人からうけるアドバイスについて。よく人の失敗談は、成功談より参考になる、と言われる。それはそうだろう。こうやったらからうまくいった、という話の場合、それをそのままなぞらなければならない。それだけでも容易でないのに加え、その人にはなかったマイナス要素が自分に生じた場合、それでご破算になってしまったりもする。失敗談なら教訓は「~を避ける」というものになるから、多くの場合シンプルで、とりあえず気...
ユダヤのことわざ “殴られた痛みはいつかなくなるが、侮辱された言葉は永遠に残る”
幸福に関する名言は、いい。知ることによって幸せになるだけではなく、ちょっとした雑学も身につくようになるから、もし気に入ったものがあったら、何かの折に友人にも披露して、ぜひ周囲も幸せにしてあげてほしい。今日はユダヤの格言。“殴られた痛みはいつかなくなるが、侮辱された言葉は永遠に残る”テーラワーダ仏教の長老、アルボムッレ・スマナサーラも著書『心は病気(サンガ)』の中でこう書いている。p43~“誰かに少しで...
スポーツ観戦は心躍るけど、自分の人生に直接の影響はないってこと、みんな気づいているよね?
子供の頃はプロ野球が好きだった。父と一緒によくテレビでナイターを見たし、新聞で当時贔屓だった阪神のゲーム内容や各選手の個人成績を新聞でチェックするのは朝一番の楽しみだった。阪神の試合がない日はそれだけで気分が乗らず、退屈に感じたものだ。しかしその後月日が流れ、中学生になったあたりで、突然、ひとつの想いが頭に浮かんできた。「阪神の成績なんて、僕の人生には何の関係もないじゃないか」と。そりゃあ勝てば選...
「4週間で幸せになる方法」という本を数年前に上梓したこともあり、本ブログでは幸福に関する名言を紹介している。今日はチョコラBBドリンクのCMコピーから。“世の中、バカが多くて疲れません?”若い人は知らないかもしれないが、1991年放送のエーザイ「チョコラBBドリンク」のCMで、女優の桃井かおりが画面の中から視聴者に向かって「世の中、バカが多くて疲れません?」と、持ち味である気だるい調子で語りかける。これが視聴者...
エルバート・ハバード “幸福とは習性である。それを身につけるがよい”
本ブログでは幸福に関する名言を時折紹介している。皆さんは読むことによって幸せになるだけではなく、ちょっとした雑学も身につくようになる。もし気に入ったものがあったら、何かの折に友人にも披露して、ぜひ周囲も幸せにしてあげてほしい。今日紹介するのはアメリカの編集者であり著述家、エルバート・ハバ-ド(1856-1915)。彼の名言はこれ。“幸福とは習性である。それを身につけるがよい。”幸福度を決定づける要素は、下の3...
今日は、高田好胤(1924年-1998年)。分かりやすい法話により「究極の語りのエンタテイナー」と呼ばれた、法相宗の僧侶だ。名言はこれ。“かたよらない、こだわらない、とらわれない”このうち「かたよらない」、「とらわれない」に関しては同意を得やすいと思う。偏った考えや行動が好感をもって迎えられることはまずないし、親しい人が何かにとらわれてしまっているのなら、抜け出すよう助言をするのが普通だ。しかし「こだわる」...
今年の「コスプレしても許される日」。皆さんはしっかりうつつを抜きましたか?
10月31日の昨日は多くのハロウィンイベントが開催されたようだ。僕自身はハロウィンでの思い出は多くないが、およそ30年前(!)、英語学校に努める友人にパーティーに誘われ、生徒でもないのに参加したことがある。「白衣を着ていけばいいの?」と聞いたら「まじめにやれ」と怒られたので、わざわざお化けの仮装道具を購入。「面倒くさいなあ」とグズグズの気分で会場に向かったものの、参加してみればそれなりに楽しいもので(酒が...
それにしてもFIREに対する批判って、レベルの低いものが多くない?
以前、こんなツイートが流れてきた。●FIRE?何だかなあ流行りのFIRE(経済的自立FIで早期リタイアRE)。必要資産は年収25倍、4%運用で年収分を賄うとか。でも…投資で早期25倍達成なら、支出もリスクも嗜好が変わるのが「心の会計」かと。しかもREって閉塞感の裏返し?脳のシワが間延びしそうREより、マネーを活かす言葉がほしいかな。再三書いて来たように、僕はFIRE信者ではないし、あまり影響をうけていない。というのも僕がアー...
自著「4週間で幸せになる方法―Twenty-eight tips to create joyful life」では、幸せに生きるための行動術や思考法を、幸福学、医学、心理学、哲学、伝統仏教といった幅広い分野から選び出し、その中から特に重要で、比較的簡単に実行できる28のアイディアを紹介している。リンク毎日ひとつずつ課題をこなしていけば、4週間後には今よりずっと幸せになっている……はずだ。今日はお気に入り記事のひとつを抜粋して紹介したい。6日...
今日は元内閣総理大臣にして、「昭和の妖怪」と呼ばれた岸信介(1896年-1987年)。長生きの秘訣について言った言葉。“転ぶな、風邪引くな、義理を欠け”転ぶな、風邪引くな、までは常識的な心掛けだから、やはりこの言葉のミソは、3つめの「義理を欠け」にあるのだと思う。一般的には酒の席をはじめ、義理で付き合うとどうしても体に負担がかかるから、という理由だと考えられているが、今日は僕流に違う角度から考えてみたいと思...
皆さんはお店での支払いをどうしているだろうか?僕のルールは明確で、基本はカード。カード払いで得たポイントはアマゾンでの支払いに使えるので、ここ数年、アマゾンではほとんどお金を使わずにすんでいる。ただし支払う場所が、「オーナーの顔が見え、かつ感じがいい店」では、必ず現金だ。彼らがカード会社に払う手数料は、利用者側が受けとるポイントより当然ながら高いし、料金を受け取るのも後日になってしまう。それでは気...
アーリーリタイアして10年近くたつが今でも繰り返し見る悪夢がふたつある
現在57歳。アーリーリタイアして10年近くたつが、今でも繰り返し見る悪夢がふたつある。リンクひとつは高校生に戻るというもの。ただし、なぜか年齢は今のまま。学校に行きたくないなあ、でも出席日数足りるかなあ、まずいなあ、とウダウダ思い悩むという、なんともしまりのない夢だ。実は高校時代、僕はけっこう学校をさぼった。不良だったわけではない。授業をうけるよりも、家で勉強をしたほうが効率がいいように思えたのだ。答...
デモクリトス “人間どもが幸福なるは、身体によるものにあらず、金銭によるものにあらずして、むしろ心の正しさと知恵の多さによる”
「4週間で幸せになる方法」という本を出したこともあり、本ブログでは幸福に関する名言を時折紹介している。皆さんは読むことによって幸せになるだけではなく、ちょっとした雑学も身につくようになる。もし気に入ったものがあったら何かの折に友人にも披露して、ぜひ周囲も幸せにしてあげてほしい。今日はデモクリトス。“人間どもが幸福なるは、身体によるものにあらず、金銭によるものにあらずして、むしろ心の正しさと知恵の多さ...
非生産的な娯楽を楽しむのにFIREから10年かかった、という話。
とある平日。天気がよかったので、妻に誘われドライブに出かけた。我が家から海までは車で5分。その後、海岸に沿って走ると、30分ほど行ったところにカーブドッチというワイナリーがある。ブドウ畑の中にいくつかのレストラン、ホテル、スパ、それに素敵な、図書館のようなブックショップが併設されており、気軽にリラックスした時間を楽しむことができるのだ。FIREしているし、近くにそんなところがあるなんていいね。よく行くん...
自著「4週間で幸せになる方法―Twenty-eight tips to create joyful life」では、幸せに生きるための行動術や思考法を、幸福学、医学、心理学、哲学、伝統仏教といった幅広い分野から選び出し、その中から特に重要で、比較的簡単に実行できる28のアイディアを紹介している。毎日ひとつずつ課題をこなしていけば、4週間後には今よりずっと幸せになっている……はずだ。リンク今日はお気に入り記事のひとつを抜粋して紹介したい。5日...
モーム “人間の不幸のひとつは、彼らがはや性的魅力を失ってからずっと以後まで、性欲だけが残っていることである”
幸福の名言、今日はウィリアム・サマセット・モーム(1874年- 1965年)。イギリスの小説家、劇作家で、医師でもある。同じく医師であり、作家でもある僕としては、大いに親近感を覚えるところである(イッショニスルナッテ)。彼の名言はこれ。“人間の不幸のひとつは、彼らがはや性的魅力を失ってからずっと以後まで、性欲だけが残っていることである。”僕の馴染みのバーに、スティングという店がある。カウンターだけの小さな店で...
自著「幸せの確率―あなたにもできる! アーリーリタイアのすすめ」で僕はこう書いている。リンク世間を見渡してみると、私には多くの親が子供にお金をかけ過ぎているように思えてなりません。将来のために十分な教育をうけさせてあげることは、もちろん重要です。しかし相当数の親が、親としての十分な責任を果たさないまま、お金を使うことによって、いい親のふりをしている、厳しく言うなら、お金に逃げているというようなこと...
今日は瞑想について書いてみる。自著「4週間で幸せになる方法」、あるいはこのブログを通じて、瞑想に興味をもってくれた人がどのくらいいるだろうか?いるとしたら、うまくいっているだろうか?僕自身が瞑想に興味をもち始めた頃、最初に困惑したのは、本によって言っていることがかなり違うと言う点。「無」を目指せ、という本もある一方、雑念が浮かんでもいいから、それに「気づき」を入れるのが肝心、という本もある。僕自身...
君にもいずれ死が訪れる。その時のために今しておくべきこととは?
最後にもう1回、小池龍之介編訳「超訳 ブッダの言葉(ディスカバートゥウェンティワン)」より。リンク最終回の今日は、「死と向きあう」から1本。“君にもいずれ、死が訪れる君にもやがて、身体が崩壊し、死が訪れるときがくる。その崩壊のときがくる前に、君に話しておくべきことがある。「欲しい欲しい、足りないよー」という欲望を手放して、安らぐこと。過去から貯めこんできた記憶への執着を手放して、軽やかに、今この瞬間...
今週取り上げてきたのは、小池龍之介編訳「超訳 ブッダの言葉(ディスカバートゥウェンティワン)」。リンク今日は「自由になる」から1本。“知識から自由になる内面を見つめる力や集中力や落ち着きといった能力を高めるトレーニングをするかわりに知識を増やそうとするのは、愚か者の証。哲学・政治学・経済学・心理学・文学・さまざまな言語なんかの知識をむやみに増やすことによって、記憶のメインメモリーは不必要な情報のノイ...
今週取り上げているのは、小池龍之介編訳「超訳 ブッダの言葉(ディスカバートゥウェンティワン)」。リンク今日は「友を選ぶ」から1本。“心の改善を目指す友と出会えなかったらもし君が、人生の道のりを歩むにあたって、心の改善を目指す友に出会えないなら。ともに心の成長に励める、そんな貴重な友に出会えないなら。せっかく征服した国を惜しみなくさらっと捨てる王様みたいに、ただ独りぼっちで歩むのが潔い。まるでインド犀...
今週取り上げているのは、小池龍之介編訳「超訳 ブッダの言葉(ディスカバートゥウェンティワン)」。リンク今日は「業(かるま)を変える」から1本。“君は、これまで君の心が思ったことの集合体君という存在は、過去に「何を考えたか」によって、その考えたり感じたりした内容が、ひとつひとつ心に蓄積されミックスされた結果のつぎはぎとして、今、ここに立っている。すなわち君とは、これまで君の心が思ったことの集合体。君が...
今週取り上げているのは、小池龍之介編訳「超訳 ブッダの言葉(ディスカバートゥウェンティワン)」。リンク今日は「比べない」から1本。“生意気さは苦しみを増幅させる生意気さは、君の苦しみを、知らず知らずのうちに増幅させる。自分の意見を押し通すことに成功してその味をしめてしまうと、君は前より一歩ほど、さらに生意気な言い方をするようになるだろう。このように、自分の意見を押し通そうとするなら、それに失敗すると...
今回紹介するのは小池龍之介編訳「超訳 ブッダの言葉(ディスカバートゥウェンティワン)」。ブッダが直弟子の出家修行者に説いていた内容を、現代人にも意味が体感できるように小池氏が意訳した力作で、190本のフレーズが12種類のテーマに分類されている。今週はこの本の中から毎日1つずつ、現代語に蘇ったブッダの言葉を紹介していきたい。初日の今回は「怒らない」の章から1本。リンク“もし君が、誰かに悪口を言われて傷つきそ...
「悟り」とは「実体として存在しないものを存在すると錯誤することの自覚」であったか
「悟り」の定義をご存じの方はいるだろうか?恐らくあまり多くはないと思う。そもそも仏教の経典上、悟りの定義ははっきりと述べられていないのだ。そんな中、比較的説得力のある説をみつけたので取り上げてみる。リンク南直哉著「超越と実存 『無常』をめぐる仏教史(新潮社)」。まずはアマゾンから内容をざっくりご紹介。私とは何か。死とは何か。仏教とは何か――。全身全霊の問いから始まった仏教探求の旅。ブッダから道元まで...
今回紹介するのはオーストラリアで緩和ケアに長く携わってきた看護師、ブロニー・ウェアによって書かれた、「死ぬ瞬間の5つの後悔」(新潮社)。リンク著者によると後悔トップ5の内容は、「自分に正直な人生を生きればよかった」、「働きすぎなければよかった」、「思い切って自分の気持ちを伝えればよかった」、「友人と連絡を取り続ければよかった」、「幸せをあきらめなければよかった」であり、逆に「もっとお金が稼ぎたかっ...
Newton「パラドックス大図鑑」の紹介も今日で最終回。今日はクイズ形式にはなっていないので、読み物として気楽に楽しんで欲しい(もちろん挑戦してもらってもかまわない)。犯人のいない殺人事件?A氏、B氏、C氏の3人が砂漠をさまよっている。あるところで3人は、それぞれ別の道を歩いていくことにした。実はA氏とB氏はC氏のことをひどくうらんでおり、殺意を抱いていた。別れる前の晩、A氏はC氏の水筒にこっそり毒を入れておいた...
答えは2分の1? それとも3分の1? おもしろかった数学クイズを2問紹介する。
昨日に引き続き、Newtonの「パラドックス大図鑑」から。はじめに紹介するのは数学者ジョセフ・ベルトランによる「ベルトランの箱」。あなたの前に箱が3つある。それぞれ箱の中央に仕切りがあり、左右2つの部屋に分かれている。箱のふたも左右別々に開けることができる。外からはこの中身は見えない。そして、あなたに以下のことが伝えられる。「3つの箱のうちの1つには左右両方とも金貨が、1つには左右両方とも銀貨が入っている。...
今日はNewtonの「パラドックス大図鑑」のご紹介。以下はAmazonでの紹介文。逆説、あるいはパラドックスとは正しい、あるいは一見正しく見える前提からおかしな結論が導きだされてしまうことです。前提や、途中の考え方がまちがっていたり、あるいは、パラドックスそのものはまったく正しいのに,結論をおかしいと思う私たちの直感がまちがっているということもあります。パラドックスは、言葉や数字、論理といった実体のないものも...
FIREする人って “オトロバート” が多い気がするけど、あなたはどうだろう?
「オトロバート」という言葉を聞いたことがある人は、少ないと思う。僕も先日、子供たちにやらせている英語教材の記事で初めて知った。https://eikaiwa.dmm.com/app/daily-news/article/are-you-an-extrovert-an-introvert-or-an-otrovert/GzPKYJV3EfCVeDO7IZHcaw以下は要約。人は通常、外向的か内向的かのどちらかだと言われる。 外向的な人は大勢の人と過ごすのが好きな人だ。 また、内向的な人は通常、一人で過ごすことを好む人...
挨拶のもつ重要性をカーネルマンの「ピーク・エンドの法則」から説明する
昨日、「いってきます」と「おやすみなさい」を言うときは、できるだけ上機嫌でいるべきと書いた。なぜならそれが人生で最後に交わす言葉になる可能性が比較的高いから。いくらなんでも大袈裟だと感じた人も多いかもしれない。しかし、例えその後死ぬ運命にはいなかったとしても、これらの言葉を丁寧に交わす意義は大きいのだ。今日はそれについて、自著「4週間で幸せになる方法」から引用して紹介したい。リンク皆さんはピーク・...
「いってきます」と「おやすみなさい」は可能な限り上機嫌で言いなさい。
家族に定期的に話すことがある。どんなに機嫌が悪くても、たとえ喧嘩をしていても、「いってきます」と「おやすみなさい」は可能な限り上機嫌で言いなさい、と。だって次にまた会えるかはわからない、つまりその後、相手が死んでしまう可能性だってあるのだから。死を身近に感じる機会がほとんどない息子たちは「まさかあ」と笑う。そんなとき、僕は真顔で子供たちに説明する。父さんも母さんも、いつか死ぬ。多分君たちより先に死...
FIRE後の資産運用 ― 僕のアセットアロケーションを公開します
たまにリクエストを頂くので、僕のアセットアロケーションについてできるだけ簡潔に説明したい。まず、個人的特殊要因。①賃貸用不動産を所有していて、売却する予定がない②開業医時代、節●目的もあって貯蓄型の生命保険に多数加入しており、大半はまだ解約できない(やろうと思えばできなくはないが、条件が不利になる)。その上で、残る資産の大半は証券口座にあると思ってもらっていい。証券口座の中身は、まず株式が50%。オル...
今日は昨日紹介したダグラス・エイブラムス著「よろこびの書―変わりゆく世界のなかで幸せに生きるということ」にちょっと捕捉。リンクダライ・ラマとデズモンド・ツツによる対談を、著者が密着してまとめたこの本の本題からは逸れるのだが、参照されている内容が興味深かったのでその部分を紹介したい。p148“私は、大主教が言っていることを支持する驚くべき話を聞いた。スタンフォード大学の共感と利他精神研究センターの創設者...
今回紹介するのはダグラス・エイブラムス著「よろこびの書―変わりゆく世界のなかで幸せに生きるということ」。リンクダライ・ラマとデズモンド・ツツによる対談を、著者が密着してまとめたものだ。ふたりのノーベル平和賞受賞者による対談だから、中身が薄いわけがない。全編にわたり引用したい箇所だらけだが、そういうわけにもいかないので、「広い視点」をキーワードにしていくつか紹介したい。p190“ダライ・ラマと大主教(内...
僕が資産額をさして気にしないまま、日々を呑気に過ごせている理由
僕はアーリーリタイア後、資産額を把握しようとするのをやめた。なかなか信じてもらえないのだが、僕なりの理由がある。まず、アーリーリタイアを目指すと決めた時点で、徹底的に計算した。そのときは複数ある証券口座、銀行預金、そしてどの生命保険がいつ解約でき、いくら入るかまで、事細かくチェックした。その結果「あと2年働けば、贅沢な暮しを望まない限り、アーリーリタイアしても大丈夫なはずだ」と判断することになる。...
持ち家と賃貸では、どっちがお得? 僕なりの視点で比較してみる。
持ち家と賃貸とどちらが得か? との議論がある。リスクと期待リターンとの関係を理解していれば、さして難しい問題ではないと思うのだが、そこそこ経済に詳しそうな人までも加わって論争が繰り広げられる様子に驚かされることも。リスクを説明するために一旦不動産から離れ、自著「幸せの確率 あなたにもできる!アーリーリタイアのすすめ」から一部を引用する。仕事をすれば報酬を与えられること、そして、成功すればさらに多く...
今日で僕は57歳になる。もはや立派なアラ還ということになり、すなわち還暦も近い。やれやれ、とため息をついていてもせんないので、せっかくの誕生日、今日はこれまでのFIRE生活を振り返ってみたい。リタイアしたのが2016年2月だから、9年半の月日が流れたことになる。リタイア生活がたった9年半というのは、にわかには信じがたい。というのも労働者だった頃の記憶はかなり薄れ、9年どころか、10数年は仕事をしていない気分でいる...
自著「4週間で幸せになる方法」の宣伝もかねて(よっ、正直者!)、本ブログでは幸福の名言を紹介し、それについて幸福学のデータから解説を加えるという記事づくりをしている。ネタ探しの一環として、増井金典著『名言・格言・ことわざ辞典(ミネルヴァ書房)』という本を図書館で借りて読んだのだが、これがなんともすさまじい。リンクまずは名言、つぎにそれを言った人物名、最後に増井氏による解説が続く構成になっている。そ...
私立探偵・フィリップ・マーロウの名言を紹介する。渋いなあ。カッケエなあ。
「フィリップ・マーロウの教える生き方」の紹介。リンクフィリップ・マーロウは作家、レイモンド・チャンドラーが描く探偵で「長いお別れ」などで有名。この本はフィリップ・マーロウの言葉をまとめた、さしずめ名言集のような造りになっている。個人的に興味深く感じたものをいくつか並べてみる。「アルコールは恋に似ている」と彼は言った。「最初のキスは魔法のようだ。二度目で心を通わせる。そして三度目は決まりごとになる。...
クリスティナ・ロセッティ “覚えていて悲しんでいるよりも、忘れて微笑んでいるほうがいい”~幸せの名言
昨日の続きで、関連する名言の紹介。イギリスの詩人であり、画家、クリスティナ・ロセッティ(1830~1894)による名言。ちなみに彼女はダンテの妹だそうだ。“覚えていて悲しんでいるよりも、忘れて微笑んでいるほうがいい”前回、遺伝子プログラムに逆らって楽観的になる方法があると書いた。この名言がそっくりそのまま当てはまるのだ。脳科学分野において「物事は記憶しなければならない」という思い込みを捨てることにより、楽観的...
ユダヤのことわざ “明日のことを心配しすぎてはいけない。今日これから起こることでさえ わからないのだから”
久々の名言シリーズ。皆さんは読むことによって幸せになるだけではなく、ちょっとした雑学も身につくようになる。もし気に入ったものがあったら、何かの折に友人にも披露して、ぜひ周囲も幸せにしてあげてほしい。今日はユダヤのことわざ。“明日のことを心配しすぎてはいけない。今日これから起こることでさえ わからないのだから。”これもまったくその通り。翌日に控えた大事な会議が心配なあまりボーっとして歩いて、車に轢かれ...
今更だが、漫才コンビ「笑い飯」のひとりが仏教に関する活動をしていると知り、一冊、手に取ってみた。笑い飯哲夫訳「えてこでもわかる 般若心経 (ヨシモトブックス) 」。「サルでもわかる」ではなく「えてこでも」としている辺り、タイトルからして捻りが効いており、肝心の般若心経の解説も楽しく読むことができた。今日は本書から一部を紹介。リンク p26仏陀はまず、この世に見えているもすべてのものは、ボロくなっていくんだ...
「放下著(ほうげじゃく)」、放っておく。自我への執着が苦しみの元だよね。
一昨日から紹介しているのはアルボムッレ・スマナサーラ著「ブッダに学ぶほんとうの禅語(ALTER PRESS)」。昨日の「莫妄想(まくもうぞう)」に続き、今日は昨日も少し触れた「放下著(ほうげじゃく)」について引用。リンクp211~放下著(ほうげじゃく)――「放下著(ほうげじゃく)」、放っておくことができるということも、妄想しないということでしょうか?妄想しないことと放っておくこととは、それぞれポイントが違うキー...
「莫妄想(まくもうぞう)」、妄想するなかれ。転べば痛いけど、ただそれだけだよね。
昨日に引き続き、アルボムッレ・スマナサーラ著「ブッダに学ぶほんとうの禅語(ALTER PRESS)」。今日は肝心の内容について、一か所を引用して紹介したい。リンクp206~莫妄想(まくもうぞう)――スマナサーラ長老が瞑想指導のときによくおっしゃる「放っておけ」という言葉を漢字で書くと「放下著(ほうげじゃく)」になります。手放しなさい、放っておきなさいという意味ですね。それから、「莫妄想(まくもうぞう)」、妄...
僕が仏教に興味を持つようになったのは、ポジティブ心理学→瞑想→伝統仏教(テーラワーダ仏教)という流れで、読んだ書籍もほとんどが伝統仏教のものなのだが、アーリーリタイア後、いざ本格的に瞑想修行をしようと思っても、テーラワーダ仏教式の瞑想、すなわちヴィパッサナー瞑想を指導してくれるような施設は地元にはなく、東京近辺まで出かける必要があった。出不精の僕にとってはかなり高いハードルだ。そこで調べてみたところ...
日本人の幸福度が低い一番の理由は、他人に寛容になれないからだそうだ。
古い記事だが、国連の関連団体による「「世界幸福度報告」より。日本の幸福度は156カ国・地域中58位で、昨年より4つ順位を落として過去最低となったとの内容が記されていた(記事は現在は削除)。日本人の幸福度は意外と低く、上位は毎年、ほぼ北欧の国々で占められていることは、このブログでも再三書いてきたとおりだ。以下は記事からの抜粋。“報告の基になったデータは米ギャラップ社の世論調査で、各国・地域の各3千人...
今日紹介するのは加谷珪一著「本気で考えよう!自分、家族、そして日本の将来」(幻冬舎新書)。「物価高、低賃金に打ち勝つ秘策」「生活の攻め【資産形成】と守り【年金理解】を確立せよ」といったサブタイトルがついていて、常識的な良書ではあったが、当たり前の内容が多く、あまり勉強にはならない、というのが正直な感想。とはいえ最終章「お金に振り回されない人生を送るために」の部分は中々読み応えがあった。この章で紹介...
「4週間で幸せになる方法」という本を出している関係上、幸福に関係しそうな本を時々紹介している。今回紹介するのは小池龍之介著「読むうちに悩みが空っぽになる人生相談(王様文庫)」。リンク仕事でミスを指摘されると自分でも驚くほど過剰に反応し、またミスをしてしまう、との相談には・・・p117“仕事を指摘されると、誰しも「自己イメージ」が傷ついてグラつくものであります。なぜなら、「自分はちゃんと仕事もできるし、...
スティーブ・ジョブズ “他の誰かの人生を生きて、時間を無駄にしてはいけない”~幸せの名言
「4週間で幸せになる方法」という本を出している関係上、ブログでも幸福に関する名言をときどき紹介している。皆さんは読むことによって幸せになるだけではなく、ちょっとした雑学も身につくようになる。もし気に入ったものがあったら、何かの折に友人にも披露して、ぜひ周囲も幸せにしてあげてほしい。今日はご存知、アップルの創業者のひとり、スティーブ・ジョブズ(1955年-2011年)。“君たちの時間は限られている。だから、他の...
気分がよくなりストレスが減り体にもいい。散歩は一石三鳥だそうだ。
今回紹介するのは茂木健一郎著「幸福になる脳の使い方(PHP新書)」。著者はマスコミでの露出も多い脳科学者だから、あらためて説明する必要もないだろう。この本では脳科学者の立場から幸福について語っており、興味深い。今日はその中から「散歩の効用」の部分を引用する。“脳の奥の方にはデフォルト・ネットワークといういわばメンテナンス回路があるのですが、これがまさにボーッとしているときに活動し始めます。(中略)さら...
つまり2年あれば大学入試レベルの英語力は身につくってこと! 我が家英語学習法その3
今日は英検準2級から2級への道のりについて。選んだのは高校生用の英語教材DUO(デュオ)セレクト。リンク378の例文が紹介され、例文1つあたり4つの重要語が覚えられるという効率の良さが売りだ。これを前回紹介した「例文で覚える中学英単語・熟語1800」で行ったのと同様に1日1頁(2例文)やっていけば、忙しくてできない日があることを計算に入れても、大体1年あればマスターすることができる。定期的、規則的に復習するのも前回...
1日20分の英語学習を1年続ければ英検準2級が修得できる ~ 我が家の英語学習法その2
昨日は僕が英語教育を重視する理由について述べた。今日は実際の勉強法について。これは子供への教育はもちろん、英語を話せるようになりたい大人にも活用してもらえるはずだ。まず手始めはローマ字。ローマ字から始めるデメリットもないわけではないが、やはり無難だし、日本人には馴染みやすい。それが終わったら本格的に学習をスタートする。語学の基本は、なんといっても基本文を暗記すること。しんどい作業だが、ここを飛ばし...
僕が子供への英語教育を重視する理由 ~ 我が家の英語学習法その1
僕は家族の英語教育に力を入れていて、3人の息子も妻も(笑)英検2級までもっている。特に三男は小学生のうちに取得していて、海外在住経験がないにしては中々のものなのではと自慢に思っている(息子の英語力を、ではなく僕の教育ノウハウを)。誰もほめてくれないので、僕は自分を積極的に褒めるのである。なにか文句あるか!などとクダを巻いてないで、早速本題に入りたい。まずは「僕が子供への英語教育を重視する理由」から。...
一昨日からやる気が出ず、ダラダラと過ごしている。どうにも調子が悪いのだ。一番わかりやすいのが体の重さ。力が入らない感じで、ちょっとした作業が一々億劫だ。テレビニュースを見る時間が長い。これなぞ、勉強熱心に聞こえるかもしれないが、僕にとっては完全に不調の証し。単に楽だから眺めているにすぎない。2日連続で食事中に舌を噛んだ。これは体調不良に気づくためのわかりやすい手掛かりで、脳の調整機能が低下している...
スティーブ・ジョブズの座右の書をご紹介「禅マインド ビギナーズ・マインド」
今日紹介するのは、「禅マインド ビギナーズ・マインド(PHP)」。本の紹介はアマゾンから。世界24カ国以上で翻訳されてきた「禅の世界的名著」が、新訳となって登場!本書は、アメリカを拠点に禅を西欧世界へと広めることに大きく貢献した、禅思想家・鈴木大拙氏(1870〜1966年)とともに「二人の鈴木」と並び称される曹洞宗僧侶・鈴木俊隆氏(1904~1971年)による、禅の入門的講話集。坐禅の組み方から悟りの世界まで、禅の神...
前野隆司氏で最後にもうひと記事。今日は前野氏とアルボムッレ・スマナサーラ氏との共著「幸せの法則(サンガ)」を紹介する。スマナサーラ氏はスリランカ上座仏教長老。1980年に国費留学生として来日したのが縁となり、現在は日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教の伝達と瞑想指導に従事されている。一方の前野氏は、前回紹介した「幸せのメカニズム」の著者で、肩書は慶應技術大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授...
昨日から紹介しているのは、前野隆司著「幸せのメカニズム(講談社現代新書)」。前回、「やってみよう!」因子について説明したので、今日はそのほかの因子について、わかりやすい箇所を抜粋して紹介する。第2因子 「ありがとう!」因子p146“きのうまでよりも幸せになるために。それは、今日から、一歩を踏み出し、何か新しい出会いを始めることです。つまり、「つながりと感謝」を伸ばすこと。これが、幸せのためのステップな...
昨日、一昨日と前野隆司氏によるネット記事を紹介した。せっかくなのでついでに(失敬)ご著書にも触れたい。「幸せのメカニズム(講談社現代新書)」。日本語で幸福学について読みたければ、まず手に取るべき教科書のような本だ。この本では幸せになるための項目を4つの因子として紹介している。第1因子 「やってみよう!」因子第2因子 「ありがとう!」因子第3因子 「なんとかなる!」因子第4因子 「あなたらしく!」因...
資産は失う恐怖と表裏一体 ~ 金持ちになるデメリットについて
昨日に引き続き、日本での幸福学の第一人者、前野隆司氏によるネット記事「金持ちになると実はストレスも膨らむ納得の訳」の紹介と解説を行う。今回は金持ちになるデメリットについて。まずは記事からの引用。何不自由ない生活ができるようになると、次は家が欲しい、ベンツが欲しい、別荘が欲しい、自家用飛行機が欲しい、世界中のブランドを買い占めたい……と、きりがなくなるものです。お金持ちになっても、上には上がいることが...
金持ちは意外と幸せではない……らしい。限界効用逓減とフェヒナーの法則で説明する。
少し古いものになるが、幸福についてのネット記事。https://toyokeizai.net/articles/-/427848?display=b筆者は前野隆司氏。日本での幸福学研究の第一人者と言っていいだろう。今日はこの記事を解説しながら紹介したい。■800万円を超えると幸福度は変わらなくなる 「もっとお金があれば幸せになれるのに……」 誰もがそう思いがちですが、本当でしょうか。もちろん、食べるものも着るものもろくに買えない貧困状態は不幸ですから、...
「悟り」に興味がある人はどのくらいいるのだろうか? 世間が狭い僕にはよくわからない。でも生きるという行為はそれだけでずいぶん疲れるものだから、ストレスを減らして安穏に生きたいという人は一定数いるはずだと想像している。ではなぜ、悟ろうと頑張っている人や、悟りの境地を目標に掲げている人を見聞きする機会がないのか。それは恐らく、ほとんどの人が最初から無理だと思っているから。あるいは、無理とまでは言わなく...
前回に続いて、池谷裕二著、「単純な脳、複雑な私」(朝日出版社)から、興味深かった箇所を引用してみる。リンク“右脳と左脳に違う単語を表示してみる。たとえば、左脳に時計、右脳にドライバー、と見せる。すると、目の前に並べられた物の中から、きちんと時計とドライバーを選べる。もちろん、本人には時計と表示されたことだけが意識にのぼる。左脳だからね。にもかかわらず、ドライバーも一緒に手に取る(内山注;ドライバー...
池谷裕二著、「単純な脳、複雑な私」(朝日出版社)の紹介。脳研究者である著者が母校で行った脳についての講義を書籍したもので、少し古い本なのだがこれが実におもしろい。リンクたとえば仕事の報酬と仕事のおもしろさとの関係について。ふたつのグループに単純作業を与えグループAには高めの報酬を、グループBには低めの報酬を与えると、どちらが仕事をおもしろく感じるのか?ぱっと考えるとAのような気がするが、実は低報酬の...
今日紹介するのは永六輔さんの孫、永拓実さんによる“大遺言”(小学館)。リンク永六輔さんが残した言葉をエピソードを交えて紹介している本で、心に染みるフレーズがたくさんある。“P32知識でしゃべらず、知恵でしゃべる。何を説明するかじゃない。何を伝えたいか考える。“いつの時代も知識と知恵とを混合している人は多い。ものを調べるのに書庫が必要だった時代と違い、ネットがこれだけ発達した現代においては、知識のもつ意味...
僕の住むマンションは東に歩いて5分で川岸、南に30秒で大きな公園、西にしばらく行くと海、北に歩いて10分で飲み屋街という、なかなか恵まれたロケーションにある。この街に住み始めてもう30年以上たつが、あまりに快適で他の土地に住もうという気にならない。ジョギングは川岸が快適だ。芝生の上を走ってもいいが、その横には整備されたジョギングコースもある。散歩や子供たちと遊ぶのには公園。遊具スペースの奥には芝が広がっ...
当ブログでは以前から、「格差は少ない方がいい」と主張してきた。それは単に「貧しい人が気の毒だから」という人道的な理由から(ばかり)ではない。社会をより快適な場所にしていくためには、経済格差がブレーキになると考えるからだ。格差は心理を非合理的な方向に駆り立て、社会全体の資源を「不健全な消費競争」や「見栄の張り合い」へと向かわせるため、結果として社会全体の安定性と効率性が損なわれてしまう。今回は、格差...
人はどのようにして幸福感をえるのだろうか?人の幸福度を決めるのは、次に挙げる3つの要素しかない。① 遺伝によってすでに決まっている、幸福に対する感性 もちろん、これはまったく変えることができない。② 幸福になるための環境 社会的地位、資産、美醜などはここに含まれる。 変えることはできるが、そう簡単ではない。③ 幸福になるための、活動や考え方 例えば感謝の気持ちを忘れないとか、人に親切にするといった、...
今日、紹介するのは養老 孟司氏の対談集「老い方 死に方(PHP新書)」。対談相手のひとりである僧侶、南 直哉(じきさい)氏の発言から、興味深く感じた部分を引用する。リンク南氏が考える「死を受容する方法」のひとつは、「90歳を超えること」とのこと。90歳を超えると、人間、あまりクヨクヨしなくなるのか、苦労して死ぬ羽目には陥りにくくなるようだ、とのこと。では、どのような人がそこまで長生きしているか、自身の経験...
人の幸福度はどのように決定づけられるのか、その知見を紹介する。まず、50%、人の幸福度の半分は「遺伝」によって決まるとされている。だから世の中には放っておいてもまず間違いなく幸福な人と、幸福になるのに大変な工夫が必要な人とがいることになる。遺伝が50%という割合は多くの人が想像するよりも、大きいのではないだろうか?この結論は双子の研究によって裏付けられている。遺伝子情報がほぼ100%同じ一卵性双生児と、5...
少し古い本だが「じゅうぶん豊かで、貧しい社会(筑摩書房)」を興味深く読んだ。ちなみに 原題は「How much is enough?」というもの。原題のままのほうがシンプル、かつ鋭くていいのに、という気がしなくもない。リンク 序論からいきなり面白い。経済学者のジョン・メイナード・ケインズは、「技術が進歩するにつれ、単位労働時間当たりの生産量は増えるので、人々がニーズを満たすために働かなければならない時間はしだいに減り...
ビル・パーキンス著「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール(ダイヤモンド社)の続き。リンク今日が最終回。共感できなかった点について続ける。ゼロで死ねば遺産がなくなる。稼いだお金を子供へ残してはいけないのか、という疑問に著者は次のように答えている。p115~私は決して「子どたちに与えるべき金までを含めて、死ぬ前に使い果たすべきだ」などとは言っていない。子どもたちに与えるべき金を取り分けた後の...
ビル・パーキンス著「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール(ダイヤモンド社)の続き。リンクこの本の論説にあまり共感できなかった点について、今日も続ける。p81多くの人が、死ぬ前に金を使い果たすのは怖いと考えている。私もそれには同意見だ。晩年を金の心配をしながら過ごしたい人などいない。誤解しないでほしいのだが、私は将来のために貯金すべきではないとは言っていない。必要以上に貯め込むことや、金を...
一昨日から紹介しているのは、ビル・パーキンス著「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール(ダイヤモンド社)。リンク予告どおり、今日からはあまり共感できなかった点について述べる。p044人生は経験の合計だ。あなたが誰であるかは、毎日、毎週、毎月、毎年、さらには一生に一度の経験の合計によって決まる。最後に振り返ったとき、その合計された経験の豊かさが、どれだけ充実した人生を送ったかを測る物差しにな...
昨日から紹介しているのは、ビル・パーキンス著「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール(ダイヤモンド社)。リンク今日は興味深い研究について引用。p195~もうじき失われてしまう何かについて考えると、人の幸福度は高まることがある。そのことをよく表す、大学一年生を被検者にした心理学の実験がある。一方のグループの学生には、30日後にキャンパスから遠く離れた場所に引っ越すことを想像させ、今後の30分後の...
今日紹介するのは、ビル・パーキンス著「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール(ダイヤモンド社)。言わずと知れた大ベストセラーだ。「死ぬ時は資産額ゼロで」という主張はそれなりに過激に聞こえるがどうなんだろう? と手に取ってみた。リンク本書に興味をもってもらうには、「まえがき」からの引用が一番手っ取り早い。p3~まずは、有名なアリとキリギリスのイソップ寓話から始めよう。夏のあいだ、勤勉なアリ...
ガラス窓のパッキン部がカビて黒くなっているのが、ずっと気になっていた。FIREした今は豆に掃除しているので、こんなことにはならない。しかし当時、僕は開業医として忙しく、また妻も3人の幼い男の子の育児に奮闘していた。風邪をひかせたくないので冬はしっかり加湿。気がついた時にはガラス窓のパッキン部が黒くカビてしまっていた。カビキラーを使っても薄くならない(キッチンペーパーやサランラップで覆っても効果ゼロ)。...
29人の著述家によるエッセイアンソロジー「お金がない!(河出書房新書)」シリーズ、今日が最終回。リンク小説家、深沢七郎のエッセイ「かけすぎる生活費」から一部を抜粋。私は、人間は三日くらい働いて、あと十日くらいはぼーっとしているのがいいと思う。そのためには、生活程度を下げなければならない。贅沢をしてはだめだ。五万円する立派な背広を着るか、それとも二千五百円のジャンパーにするか、というとき、私なら五万円...
昨日からの続きで、29人の著述家によるエッセイアンソロジー「お金がない!(河出書房新書)」の紹介。リンク今日は漫画家であり江戸風俗研究家としても知られる杉浦日向子のエッセイ「江戸の、時間感覚・金銭感覚」から一部を抜粋。江戸時代の時間は不当時法です。日の出から日没までを六等分して、昼の一刻とし、日没から日の出までを同じく六等分して、夜の一刻としました。つまり、一刻の長さが、昼夜で異なることになります。...
なんとも直截なタイトルに興味を惹かれ「お金がない!(河出書房新書)」という本を手に取った。お金は人生にとってどれだけ重要なのかを問う、29人の著述家によるエッセイアンソロジーで、これが中々おもしろいので、本ブログでいくつか紹介したいと思う。リンク下記はエッセイスト、酒井順子によるエッセイ「お金」。一部を抜粋する。そんなある日、私はラオスに行く機会がありました。ラオスと言うと、国の名は知っていても、「...
予告通り、昨日の「行動」に続き、「思考」にも自由意志はないことを、科学的に解説する。http://media2.jp/enlightenment-c2/私たちの思考にも自由意志はない自由意志の欠如は、ここまで述べてきた「動作」だけではなく、私たちの「思考」にもあてはまります。記憶に関係している脳の部位「海馬」に細い電極を刺して、神経細胞の活動を調べてみた実験では、何かを思い出して意識にのぼる一・五秒前に、それに対応する神経細胞がす...
昨日に続いて、悟り、そして無我について。悟りとは、無我の体感的理解と考えて、大きく間違ってはいないと思う。無我――自分がないなんて、そんな馬鹿なと思う人が多いかもしれない。「われ思う、ゆえにわれあり」とうそぶく人もいるだろう。ところが、どうやら「自我」というのは我々の「思考」が作り出す、錯覚にすぎないようなのだ。今日は釈尊が説いた無我が、現代の科学でどのように捉えられているか、media 2 連載中の「一日...
今日、紹介するのは養老 孟司氏の対談集「老い方 死に方(PHP新書)」。対談相手のひとりである僧侶、南 直哉(じきさい)氏の発言から、興味深く感じた部分を引用する。リンク南氏が考える「死を受容する方法」のひとつは、「90歳を超えること」とのこと。90歳を超えると、人間、あまりクヨクヨしなくなるのか、苦労して死ぬ羽目には陥りにくくなるようだ、とのこと。では、どのような人がそこまで長生きしているか、自身の経験...
今日紹介するのは永六輔さんの孫、永拓実さんによる“大遺言”(小学館)。リンク永六輔さんが残した言葉をエピソードを交えて紹介している本で、心に染みるフレーズがたくさんある。“P32知識でしゃべらず、知恵でしゃべる。何を説明するかじゃない。何を伝えたいか考える。“いつの時代も知識と知恵とを混合している人は多い。ものを調べるのに書庫が必要だった時代と違い、ネットがこれだけ発達した現代においては、知識のもつ意味...
ビル・パーキンス著「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール(ダイヤモンド社)の続き。リンク今日が最終回。共感できなかった点について続ける。ゼロで死ねば遺産がなくなる。稼いだお金を子供へ残してはいけないのか、という疑問に著者は次のように答えている。p115~私は決して「子どたちに与えるべき金までを含めて、死ぬ前に使い果たすべきだ」などとは言っていない。子どもたちに与えるべき金を取り分けた後の...
ビル・パーキンス著「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール(ダイヤモンド社)の続き。リンクこの本の論説にあまり共感できなかった点について、今日も続ける。p81多くの人が、死ぬ前に金を使い果たすのは怖いと考えている。私もそれには同意見だ。晩年を金の心配をしながら過ごしたい人などいない。誤解しないでほしいのだが、私は将来のために貯金すべきではないとは言っていない。必要以上に貯め込むことや、金を...
一昨日から紹介しているのは、ビル・パーキンス著「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール(ダイヤモンド社)。リンク予告どおり、今日からはあまり共感できなかった点について述べる。p044人生は経験の合計だ。あなたが誰であるかは、毎日、毎週、毎月、毎年、さらには一生に一度の経験の合計によって決まる。最後に振り返ったとき、その合計された経験の豊かさが、どれだけ充実した人生を送ったかを測る物差しにな...
昨日から紹介しているのは、ビル・パーキンス著「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール(ダイヤモンド社)。リンク今日は興味深い研究について引用。p195~もうじき失われてしまう何かについて考えると、人の幸福度は高まることがある。そのことをよく表す、大学一年生を被検者にした心理学の実験がある。一方のグループの学生には、30日後にキャンパスから遠く離れた場所に引っ越すことを想像させ、今後の30分後の...
今日紹介するのは、ビル・パーキンス著「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール(ダイヤモンド社)。言わずと知れた大ベストセラーだ。「死ぬ時は資産額ゼロで」という主張はそれなりに過激に聞こえるがどうなんだろう? と手に取ってみた。リンク本書に興味をもってもらうには、「まえがき」からの引用が一番手っ取り早い。p3~まずは、有名なアリとキリギリスのイソップ寓話から始めよう。夏のあいだ、勤勉なアリ...
ガラス窓のパッキン部がカビて黒くなっているのが、ずっと気になっていた。FIREした今は豆に掃除しているので、こんなことにはならない。しかし当時、僕は開業医として忙しく、また妻も3人の幼い男の子の育児に奮闘していた。風邪をひかせたくないので冬はしっかり加湿。気がついた時にはガラス窓のパッキン部が黒くカビてしまっていた。カビキラーを使っても薄くならない(キッチンペーパーやサランラップで覆っても効果ゼロ)。...
29人の著述家によるエッセイアンソロジー「お金がない!(河出書房新書)」シリーズ、今日が最終回。リンク小説家、深沢七郎のエッセイ「かけすぎる生活費」から一部を抜粋。私は、人間は三日くらい働いて、あと十日くらいはぼーっとしているのがいいと思う。そのためには、生活程度を下げなければならない。贅沢をしてはだめだ。五万円する立派な背広を着るか、それとも二千五百円のジャンパーにするか、というとき、私なら五万円...
昨日からの続きで、29人の著述家によるエッセイアンソロジー「お金がない!(河出書房新書)」の紹介。リンク今日は漫画家であり江戸風俗研究家としても知られる杉浦日向子のエッセイ「江戸の、時間感覚・金銭感覚」から一部を抜粋。江戸時代の時間は不当時法です。日の出から日没までを六等分して、昼の一刻とし、日没から日の出までを同じく六等分して、夜の一刻としました。つまり、一刻の長さが、昼夜で異なることになります。...
なんとも直截なタイトルに興味を惹かれ「お金がない!(河出書房新書)」という本を手に取った。お金は人生にとってどれだけ重要なのかを問う、29人の著述家によるエッセイアンソロジーで、これが中々おもしろいので、本ブログでいくつか紹介したいと思う。リンク下記はエッセイスト、酒井順子によるエッセイ「お金」。一部を抜粋する。そんなある日、私はラオスに行く機会がありました。ラオスと言うと、国の名は知っていても、「...
以前にも書いたが、僕は若い時分にロンドンに住んでいたことがあるので、ある程度の英語を話す。今日は僕が失敗したり、落ち込んだりしたときに助けになっている、英語表現ベスト3を紹介したい。「なにもそこで英語を使うことはなくない?」という意見もあるかもしれない。これはうまく説明できないのだが、英語を使うと脳の何らかのスイッチが切り替わるように思えるのだ。前頭葉の辺りで「カチッ」と音がすることもある(これは...
以前から何度か書いてきているが、僕のメイン投資はMSCIコクサイに連動する株式インデックス投資信託。MSCIコクサイの対象は「日本を除く先進国株式」だから、日本株はあまり所有していない。なぜならば日本の将来を(経済的には)悲観ししているから。理由はいくつもある。イノベーションが起きにくい土壌、いつまでも撤廃されない無駄な規制、雇用流動性の低さ。特にいかんともしがたいのが諸外国と比べ異様なまでに低い労働生産...
アンデシュ・ハンセン著「運動脳」のご紹介。今日が最終回。リンクなぜ運動が脳にここまで重要なのか? ひとつの仮説が紹介されている。p343~人類の歴史を1日に短縮すると、私たちは午後11時40まで狩猟採集生活を送っていた。そして工業化社会が始まったのは、午後11時59分40秒。1日が終わるまで、あと20秒というときだ。(中略)ほかの生物が進化を遂げる年月を思えば、人間の進化がいかに気の遠くなるような年月を要するかが...
アンデシュ・ハンセン著「運動脳」の紹介を続ける。今日の最初のテーマは「頭の中からアイディアを取り出す」。本書では著名人たちの運動の仕方が紹介されている。(p252~)リンク・村上春樹は作品の執筆中は毎朝4時に起床し、午前10時まで仕事をする。昼食をとったのちに10キロのランニングを行い、それから水泳をする。・アルベルト・アインシュタインは、自転車をこいでいるときに相対性理論を思いついた。・日中、ベートーヴ...
一昨日から紹介しているのはアンデシュ・ハンセン著「運動脳」。予告通り今日は「学力と運動」について紹介したい。リンクまずはスウェーデンの小学校での実験。通常、体育の授業は週に2回なのだが、毎日行うクラスをつくって比較してみた。体育の授業の回数以外、条件はすべて一緒。すると結果は、p283~まず、毎日体育の授業を受けた生徒は、週に2回の生徒よりも体育の成績がよかった。これは当たり前の結果だ。予想外だったの...
アンデシュ・ハンセン著「運動脳」を何回かにわたって紹介していく。リンクまずはアマゾンの著者紹介から概略を紹介。アンデシュ・ハンセン(Anders Hansen)精神科医。スウェーデンのストックホルム出身。カロリンスカ研究所(カロリンスカ医科大学)にて医学を、ストックホルム商科大学にて企業経営を修めた。現在は上級医師として病院に勤務するかたわら、多数の記事の執筆を行っている。主な著書に『スマホ脳』(新潮社)などがある...
前回、伊集院氏の「バランスの悪さ」はこの後、作家として有名になっていくにつれ、さらに顕著になっていくように思えた、と書いた。それも踏まえながら最終回・10回目のテーマは伊集院氏の「暴れっぷり」について。なぎさホテル時代の話だから30歳前後。その頃の私は人とよく悶着を起こしていた。詞を書いては文句を言い、演出をしては怒鳴り、酒を飲んでは喧嘩している、どうしようもない男だった。そんな私のそばにKはじっと座...
昨年の11月24日、肝内胆管癌で亡くなった伊集院静氏が40歳代のころ、週刊文春で連載していた「二日酔い主義」から氏の生き様を紹介している。僕自身、もちろん伊集院氏ほど破天荒ではなかったものの、周囲との折り合いがつかず、酒に逃げることも多い時期だったので、共感し、ときには大いに励まされもした。9回目のテーマは伊集院氏のファッションについて。1990年だから、40歳。車窓からお堀端の風景を見ていると、目の前の夫人...
昨年11月24日、肝内胆管癌で亡くなった伊集院静氏が40歳代のころ、週刊文春で連載していた「二日酔い主義」から氏の生き様を紹介している。僕自身、もちろん伊集院氏ほど破天荒ではなかったものの、周囲との折り合いがつかず、酒に逃げることも多い時期だったので、共感し、ときには大いに励まされもした。8回目の今日のテーマは伊集院氏の「寝床」について。伊集院氏が20代後半から30代半ばまで「逗子なぎさホテル」に住んでいた...