昔の映画をフラッシュバック、振り返ります。脳裏に刻まれた映画のワンシーン、セリフ。映画史に残る金字塔。人生とともに歩んできた映画。洋画が中心のシネマ総覧。どうぞお越しください。
「こちらカプリコン・コントロール。室内13度、湿度43%、PCディスク温度、外部ファンなし40度。 視界よし快晴。風速2メートル、北北西の風。 朝食、8枚切りトースト2枚。 体温、血圧、血糖値等、問題なし。中性脂肪180。 朝立ち、アリ。」
ダスティン・ホフマン主演。 これもある意味では映画史に残る金字塔だろうと思う。 役者を走らせるというのは映像としてとても新鮮だ。 追跡や逃亡とは違うもの、走ること自体へのフォーカスは記憶に強く残る。 そこを中心にナチの残党にからむ陰謀、残忍で執拗な追求
男の中の男、それがジョンウェインだ。 誰もが認める西部劇の英雄である。 だがこの映画は違う。この映画が、ジョンウェイン主演だと思っている人が多くて驚いたことがある。 主演はアランラッドという人だ。 芸能一家として一族は多くの人々がその名前をあちこちに刻
長い長いストーリーだ。 果てしのないように思えるストーリーには結局、「人間誰しも独りぼっち希望が肝心だ、」そんな達観しか残らないような気がして、あまり記憶にも残っていない。 小説なら楽しく読め、日常に添い遂げるようにして物語は進んだろう。 本を読みなが
この映画がどんな映画だったか、覚えている人は少ないかも知れません。 ジャガーノートは「帳面」の「ノート」ではありません。 不吉なヒンドゥー今日の神様のひとりです。 船に爆弾が仕掛けられたことが告げられ、乗客の命と引き換えに身代金が要求されます。 この爆
この名前を覚えている人がどれだけいるだろうか。 正確には映画というよりテレビドラマだったのだが、デジタル化過渡期の時代を風のように駆け抜けた作品としてどうしても記憶に残っている。 映画で見たのではないかという印象さえある。 デジタルの波、コンピューティ
戦争映画でも史実をベースにして生まれた映画、史実を忠実になぞったもの、テーマは戦争であっても、完全な空想というものに分けられる。 ファンタジーとしての戦争映画というものだ。 これは何も戦争が怖い、戦うことから逃避したいから作られる娯楽ではない。 戦争と
海というのは人類にとって最後のフロンティアだと言われる。 宇宙は広いが、それと同じぐらい海というのは広い。 つい忘れてしまいがちなことだ。 「月に中国政府が進出を計画している」なんて聞くとついぞっとしてしまう。 あの独裁国家が、いずれ月を壊し
夢をホラーの要素にした発想は素晴らしい。 「夢オチ」ではない。夢で殺されるというプロットだ。 夢というのは逃れられないものがある。夢から醒めなければそれは死を意味する。 夢に入り込まれ、眠りと共に夢の中で殺され、そうなったら終わりだというのは秀
タクシードライバーで「スポーツ」というポン引きがいた。 結局デニーロによって殺されてしまったが、ジュディフォスターの情夫だった。 娘を篭絡し、甘い囁きでカラダを売らせる情夫。 まだ年端の行かないジュディは騙されていることも分からず、ただ混乱ととまどい、
死んでロボットとなった警官の活躍。 今やオーストラリア出身の俳優は多いが、映画もオーストラリア発のものも当たり前になってきた。 最初はマッドマックスだったろうか。そしてロボコップへと続く。 常にどこかしら少しズレた、ハリウッド映画とは違うテイストのもの
LGBTの話が昨今は話題だが、オカマの話ではない。 女装して職にありつくことで、様々なLGBTの様相が炙り出されてしまうという話。 隠れたものがホフマンの登場をキッカケにして露呈してゆく。 おかしくもあり、真実をよくついている。 みなが隠していることが露になる
吸血鬼の物語は、キリスト教の影響下、西洋世界では大きなのテーマのひとつだ。 キリスト以前の神話の世界、不老不死、一族という歴史、悪魔と神、誘惑。 あるいはこれを「七つの大罪」になぞらえてもよいかも知れない。 七つの大罪とは傲慢、憤怒、嫉妬、怠惰、強欲、
ジェームスボンド役で印象の深い人だが、幅広い作品に登場した。 ロジャームーアという人も面白い人だ。 いつもユーモアのある役柄を演じていた記憶がある。 この作品はコワモテを演じたと言われているが、やはりどこか愛嬌がある役柄だった。 「男には多少の愛嬌が必
実に見事なオカマ役。 ロビン・ウィリアムスのコメディアンとしての才能をいかんなく発揮した作品になっている。 ただ、そうは言っても、実は男にとってはオカマの演技というのは簡単なものだ。 たいていの男優というのは不思議とオカマっぽい演技ができてしまう。 指
ベトナム戦争に従軍したDJの物語。 巻き込まれるようにしてその場に立ち続けた男。 ロビン・ウィリアムズの扱いは、最近まで微妙なものであり、ありていに言えば彼は無視され続けていた。 彼は数々の名演技と俳優としてのキャリアを積み重ねたにもかかわらず、突然
キリスト教の世界には数々の聖なる遺品がある。 「ロンギヌスの槍」というのはキリストを磔にし、とどめを刺した槍だ。 そこにキリストの血がついているため、その槍を持つものは世界を手に入れるとされた。 オスマントルコが所有し、ヒトラーもこれを狙い、割れたひと
未来世紀ブラジルに影響を受けた部分が見られる映画。 週末、そしてタイムスリップ、様々な絶望的な雰囲気とともにストーリーが進む。 そしてパンデミックが起きる近未来。 今のコロナ感染拡大のもと、我々はこの映画に衝撃を受けるはずだ。 この映画でブラッド・ピッ
素晴らしく頭がキレる人なんかそうはいない。 厳しく冷たい人がいるというのもイメージに過ぎない。ゲッコーという名前はバブルの頃にフィクションでありながら高らかに鳴り響いた。 世の中はたいていは政治力を使って遣り繰りしている連中ばかり。 根回し、ささやき、
金字塔を打ち立てる。 そういう意味では、雪原なんかがあると決まって「ファーゴみたいな映画」と、いつからかその雰囲気を評される代名詞のようになった。 だから、金字塔ではあったと言える。 静かで、絶望的なほど穏やかで、そしてどうしようもなく喜劇的だ。 そ
事実か、妄想かギリギリの狭間に観客を誘い惑わす。 こういう観客が混乱する映画は好きだ。 知恵比べみたいなもの。映画に没入できる。もちろん、映画を観た後になって思うことだから、「後味がいい」というやつ。 映画のタイトルは実際に警察でも使われる用語のようで
ベトナム戦争はアメリカにとって様々な副産物をもたらした。 大勢の若者が命を落としたが、 戦争には常に意味がある。その死は無駄な死ではなかったはずだ。 クチというベトナム、ホーチミン郊外の戦闘地の跡には、ベトナムのゲリラたちが掘った蟻の巣のように張り巡らさ
単に宇宙モンスターものだったエイリアンが、その描写力で金字塔を打ち立てると、監督らは新たな深みへと踏み出そうとする。 単なる宇宙冒険では済まされないものが欲しくなった。 人類はどこから来たか、この宇宙にエイリアンがいるのなら人間もまたエイリアンだ
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