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ビールと祭りと療育と〜明るい重度自閉症・知的障害児とその両親の成長記録 https://lovebeer-loveshibata.com/

「重度自閉症」「重度知的障害」と診断された息子の子育てや日常生活などをつづっています。息子は現在、特別支援学校中等部1年。2歳で診断を受け、ABA(応用行動分析)に基づく家庭療育を続けています。新潟県在住。「つみきの会」メンバー。

「重度自閉症」「重度知的障害」と診断された息子(2011年生まれ)との日常生活や療育などについて、夫婦で書いていきます。息子は非常にゆっくりと、しかし着実に「できること」が増えてきていて、将来のことを悩み始めたらきりがありませんが、いまは夫婦共々、たぶん息子も「幸せ」です。

かにママ
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新発田市
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新潟県
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2019/11/22

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  • 障害者施設で働いた経験が障害者への理解に結びつかなかった〜やまゆり園障害者殺傷事件より009

    この死刑囚が「津久井やまゆり園」に就職したのは2012年12月、「障害者を抹殺できる」などと書いた手紙を衆院議長公邸に届け、園を自主退職に追い込まれるとともに措置入院させられたのは16年2月、事件を起こしたのはその5カ月後の16年7月。この3年7カ月で、どのような心境の変化があったのか。働き始めた頃は「年収300万、安い」とぼやきながらも「障害者はかわいい」「暴れたら止めるのが大変だけど慣れるとかわいいんだ」と友人たちに言い、また就職で悩む後輩には、「仕事はお金では

  • 「強者」どころか「リア充」「フツー」の座からも滑り落ち、「弱者」になっていく恐怖〜やまゆり園障害者殺傷事件より008

    匿名であるのをいいことに強者になったつもりで弱者を叩くという行為は、ネットの世界でよく見掛ける「ネトウヨしぐさ」とでも呼ぶべき動物的な営みといえますが、この死刑囚からはそういう卑怯な人々と違って、自らの「弱者」性と向き合おうとする律儀さや真面目さが感じられます。ツイッターを見ても、彼は非常に強がっています。刺青もそうですが、社会的に弱者化していく自分を認めたくないという思いが強くて、その結果、強がりをこじらせて障害者排除という発想に行ってしまったのではないかという気

  • 子どもの療育をやっていたおかげで二日酔いの朝にラクができたというお話

    平安時代末期の仏教説話みたいなタイトルですが、そんな感じの内容です。 夏に家族全員がコロナにかかり、息子の身辺自立のレベルが上がったという話を前に書きました。https://lovebeer-loveshibata.com/rehabilitation/self-reliance/ 春には妻が手術のため入院し、会社を休んで1週間まるまる息子と2人で生活したこともありました。日常生活が変化することでパニックになるかもしれないと覚悟していましたが、こ

  • 自らを「強者」と同一視して貧困者を軽蔑したり障害者をバカにしたりする「持たざる者」たち〜やまゆり園障害者殺傷事件より007

    前回は 「障害の社会モデル」について書きました。https://lovebeer-loveshibata.com/rehabilitation/yamayuri006/ メーデーのデモに参加したフリーターが「生きさせろ!」と叫んだのが2006年、この事件が起きたのがちょうど10年後の2016年。そこから5年余りが経ちましたが、日本の貧困化はさらに進んでいると実感します。「生理の貧困」という言葉すら出てきました。いま貧困問題の当事者で支援が必要な人

  • 自閉症児が広い歩道を自転車で走る際に気をつけるべきこと

    前回は、自閉症児である息子とサイクリングロードを一緒に走る時にぼくが気をつけていることを書きました。https://lovebeer-loveshibata.com/rehabilitation/crisis-prevention/ この記事をアップした直後に、サイクリングロード内ではないのですが、過去最大級の「ヒヤリ・ハット」事例があり、いろいろと反省させられました。 戒めの意味も込めて、ここに記録を残しておこうと思います。 以下に図示

  • 「全員がすでに障害者になっている」という問い掛けをどう受け止めるか〜やまゆり園障害者殺傷事件より006

    新潟市中央区で先月、被害者の父親でやまゆり園家族会前会長の尾野剛志さんをお招きした「津久井やまゆり園障害者殺傷事件を考え続ける学習会」があり、会員の方々とご一緒させていただきました。 5年以上も遅れて事件について学び始めたぼくに参加の機会を与えてくださり、感謝しております。学習会については、先日書きました。https://lovebeer-loveshibata.com/rehabilitation/yamayuri004/ 事件を風化させてはい

  • 障害児を加害者にしないでサイクリングロードを楽しむために保護者が気をつけること

    写真=落ち葉に覆われた赤谷サイクリングロード=2021年11月、新潟県新発田市息子の「ことし最大の楽しみ」であるサイクリングの季節が終わろうとしています。 雪が降り始めるまでが勝負です。冬の間、体を思い切り動かせて没頭できる代わりの何かを探さなければいけません。 以前、障害児である息子が事故に巻き込まれずに安全に自転車に乗るため、伴走者であるぼくが気をつけていることについて書きました。https://lovebeer-lovesh

  • ネット社会が始まる前からあった「強者=著名人・文化人」による障害者差別〜やまゆり園障害者殺傷事件より005

    差別をしたがる人間は「差別を正当化するための理屈」を探すーという話を少し前に書きました。https://lovebeer-loveshibata.com/rehabilitation/yamayuri003/一般的に過激といわれるような発言で賞賛されていたり注目されたりという世間の反応を見て、自分もその中に入りたい、実行者になりたい、という気持ちだった。「元職員による徹底検証 相模原障害者殺傷事件」(西角純志著、明石書店)P269より引用 事件を

  • すごくいい強化子「ブドウ」があったのに全く活用しないままシーズンが終わってしまった

    強化子というのは、ABA(応用行動分析)に基づく療育で使う「ごほうび」のことです。食べ物、おもちゃ、特定の行為(ハグするなど)、なんでもいいのですが、本人が喜んで励みになるようなものです。 息子の家庭療育を担っている妻によると、この強化子を探すのにいつも苦労しているそうです。 同じものを多用しすぎるとすぐ飽きてしまって効果が薄れてしまいます。常に複数の強化子する必要があるのですが、ただでさえ興味の幅が狭い自閉症児の「好きなもの」を見つけていく作業は、確かにし

  • 親亡き後を見据えた知的障害者の「生き方」「住まい」について、大先輩から教えていただいた〜やまゆり園障害者殺傷事件より004

    10月24日に新潟市中央区で開かれた「津久井やまゆり園障害者殺傷事件を考え続ける学習会」に参加しました。 「事件に関する本を読み始めた」とこのブログで書いたところ、以前仕事でお世話になった方からお声掛けいただきました。事件から5年以上経った今でも地元・新潟で「考え続ける学習会」が開催されていることに感動しました。 講師は、被害者の父親でやまゆり園家族会前会長の尾野剛志さんと、障害者自立支援団体「自立生活企画」(東京)代表の益留俊樹さんのお二人でした。

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