「かにママABA療育日記」第15作です。 妻の療育マンガは1年4カ月ぶりです。昨年は、妻はPTA役員としての活動や商業団体、町内会の用務が重なって多忙でしたし、ぼくも資格試験があったりと、慌ただしい一年でしたが、今年度に入ってからは夫婦ともちょっと心身に余裕が出てきました。 このマンガは「つみきの会」に入ったばかりですので、息子が2歳、今から10年前の頃の話です。見ていると、妻が一番苦しんでいた時期を思い出しま
「重度自閉症」「重度知的障害」と診断された息子の子育てや日常生活などをつづっています。息子は現在、特別支援学校中等部1年。2歳で診断を受け、ABA(応用行動分析)に基づく家庭療育を続けています。新潟県在住。「つみきの会」メンバー。
「重度自閉症」「重度知的障害」と診断された息子(2011年生まれ)との日常生活や療育などについて、夫婦で書いていきます。息子は非常にゆっくりと、しかし着実に「できること」が増えてきていて、将来のことを悩み始めたらきりがありませんが、いまは夫婦共々、たぶん息子も「幸せ」です。
「No FC」というChee さん(Saltbox)の呼び掛けに賛同します
いきなり「FC」と言われても何のことかピンとこない方も多いと思います。ぼくは一昨日まで知りませんでした。 「ファシリティテッド・コミュニケーション」(Facilitated Communication)の略で、介助者(Facilitator)を経由して行うコミュニケーションのことです。聞いたこともなかった用語です。 米国在住で「Saltbox 自閉症&自由ブログ」を運営されているCheeさんのツイートで初めて目にしました。https://t
ママの生死がかかった「添い寝禁止令」を息子はちゃんと守ってくれている
今お腹に強い衝撃が加わると、妻は即死してしまうそうです。本人がそう言っています。 さすがに即死することはないでしょうが、手術が終わってすぐの現段階でお腹に力が加わると激痛が走り、再入院となることは間違いないようです。 入院時に缶ビールを持ち込んだことはバレなかったようですが、そういうことをしそうな人間であることはドクターや看護師さんに見透かされていたのでしょう。 「この患者には強く言わないとダメだ」「ちょっと脅かした方がいい」と。 医療関係者
息子と妻とぼく、みんなそれなりに成長できたような気がする〜「エア父子家庭」を終えて
7日間にわたる「エア父子家庭」生活が終わりました。 妻の手術は成功し、術後も順調のようです。ありがたいことです。 車の運転や荷物の運搬、しゃがんでの草むしりなどがまだ禁止されていて、現時点では日常生活に制限があります。 大好きなビールも今は飲む量をセーブしていますが、半月もすれば以前と同じ日常生活に戻ることができるようです。 残された男2人は、こんな感じで過ごしてきました。写真=「エア父子家庭」の日常生活=2021年4月13〜
いくら奇声を上げても気兼ねしないでいい場所があることを忘れていた
これまでさんざん話題にしてきました「エア父子家庭」生活の最終日=妻の退院前日は、雨風が激しい荒天でした。 「アウトドア派」自閉症児の親としては、一番困るパターンです。 最近マイブームのサイクリングができないし、昨年よく出掛けた鉄道ウォーキングも今日はできません。 それほど寒くはないので、雨具を着て外遊びを強行する手も考えられるのですが、風が強すぎました。https://lovebeer-loveshibata.com/rehabilita
「本気を出す」ということを息子にどうやって教えていったらいいか考えてみたけれど、「別に教えなくてもいいかもしれない」と思い直した
どうアプローチしたら息子は「本気を出す」ようになるのか、真剣に考えた時期がありました。 まず、就学前に何度か受けたDQ判定の検査の時。 妻が家で教えている時には簡単にクリアする課題なのに、外ではできなくて低い評価になってしまったことが多かったです。 小学校に入ってからは、運動会のリレーやマラソン大会。 ちゃんと走れば早いのに、わざとキョロキョロしたりニヤニヤ笑ったりしていつも最下位でした。 マラソンは個人競技なのでいいのですが、リレーでこれをやられる
「専業主夫(主婦)あるある」早く言いたい〜「エア父子家庭」もうすぐ終了
7日間にわたる「エア父子家庭」生活がもうすぐ終わります。 ママがいないことで息子のメンタルが不安定になることも想定していましたが、「いたずら」「大声」が少し増えた程度に収まっています。 もともと甘えん坊ですので、帰って来てからはずっとベッタリでしょうが、ここまでよくこらえてくれています。 立派です。環境の変化に戸惑っているのは、息子よりぼくの方かもしれません。 彼のおかげもあって、拍子抜けするほど平穏な日々を送ることができています。
ほとんどのものに無関心だった息子に物事を教えていくにはこの方法しかなかった(強化子選びの苦労)〜自閉症子育てマンガ「かにママのABA療育日記」005
「かにママABA療育日記」第5作です。妻が入院前に置いていったマンガをアップしました。 見ていると、一番苦しかった時期を思い出します。写真=新潟県村上市の山北地区にある川と海で遊ぶ息子=2016年5〜6月 いずれも美しい自然の中で遊ぶ息子の写真ですが、撮影したのは5月下旬と6月上旬。水遊びをするにはまだ肌寒い季節です。 当時の息子は4歳半。水遊びへの執着が激しく、休みのたびに海や
生まれて初めての「ママがいない7日間」が始まった〜「エア父子家庭」初日
1週間の「エア父子家庭」が始まりました。 入院前夜、「ママは病院でお泊まりするので1週間いなくなる」と伝えても息子の反応は薄く、1日経っても寂しがる感じはありません。 寝る時間も翌朝起きる時間も、いつもより早くてスムーズに進んでいます。 ママがいる時はすごく甘えん坊なのですが、いないならいないで、環境に対応できるのかもしれません。 妻は、環境が変わることによるストレスで「学校でトイレの失敗をするかもしれない」と心配していましたが、こちらも問題
引き継ぎの最中にかわいい訪問者が〜「エア父子家庭」スタート前日
この日は妻が学校への送り迎えをしました。 ぼくが行ってもよかったかのですが、PTAの関係で教頭先生に用事があるので私が行くとのことでした。 担任の先生には入院のことは話してあり、入院中の緊急連絡先としてぼくの携帯番号も伝えてあるそうです。 妻は、ウエルシアのTポイントが2倍になる毎週月曜に大量に買い出しをしてくるのが日課なのですが、今日はビールの135ミリリットル缶を3つ買ってきました。ずいぶんと小さいのを買ってきたねぇ飲まない
妻の入院&手術に伴うぼくの休みが始まりました。 妻の入院により息子のお世話が必要になる7日間の休みを会社に申請したのですが、制度的な休日やらローテーション職場特有の機械的に割り振られる休暇が合わさって、入院前2日と退院後1日がプラスされた計10連休となりました。 ありがたく休むこととしました。 妻は「何も心配していない」と言ってくれているのですが、漠然とした不安があります。 例えば、これが土日に妻が旅行に出掛けてぼくが息子と2人で留守番をする
自閉症子育てマンガ「かにママのABA療育日記」004〜お子さんのやる気を引き出すのに有効なもの(強化子)
「かにママABA療育日記」第4作です。1年4カ月ぶりの自閉症子育てマンガです。 このブログは、ABA(応用行動分析)による家庭療育を続けている妻の体験をマンガと文章でご紹介するために立ち上げたのですが、現時点で妻の投稿(マンガ)が4本、「場つなぎ」のつもりで書き始めたぼくの文章が144本と数が逆転してしまい、なんだかよく分からない状態が続いております。 手術が終わって退院したら、引き続き書いてくれると思われます
世界自閉症啓発デーに合わせてNHKのローカル局がやってくれた特集から地元の自閉症アーティストの成長を知る
4月2日が世界自閉症啓発デーであることを、ことしもすっかり忘れていました。 新型コロナウイルスのせいです。 われわれ家族は、田舎に住んでいることと「自分たちのことで精一杯」ということもあって自閉症啓発デーの活動に関わったことはありません。 それでも、この日が近づいてくると、いろんな団体のイベントの予定がSNSなどで上げられるのを観ては「頑張って啓発してくださる方々がいてありがたいなぁ」と毎年、心の中で感謝しておりました。 ことしは、この日の昼
生まれて初めて自分から「楽しかった」と言ってくれたので、うれしくなって自転車を買いに行った
息子は昨年秋から自転車に乗るのがマイブームで、学校から帰ってくると、家の周り200メートル四方を自転車でぐるぐる回るのが日課となっていました。 降雪期の中断を経てもブームは終わっておらず、先月から再開しています。 わが家には、妻のママチャリと息子用と計2台の自転車があり、3人で近所を回る時は、ぼくが自転車に乗り、妻が歩いてコースを先回りするーというパターンが多かったです。 同級生の女の子が遊びに来てくれた際には、キックスケーターでわれわれ3人に付き合
自閉症・知的障害児の数が増えているのは「いいこと」なのかもしれない
ニュースを見ていると「〜が過去最多を更新」なんて表現がよく出てきます。 しかも、「増えない方がいいのに」と思うようなネガティブな感じのものが毎年毎年、最多を更新しています。 ネットから記事の見出しを拾ってみました(引用先をクリックすると記事に飛びます)。児童虐待事件、過去最多の2133件 死亡も最多61人朝日新聞デジタル(2021.3.11)より子どもの虐待 19万件超 児童相談所の対応件数 最多を更新NHK WEB(2020.11.18)よ
重度自閉症児に留守番をしてもらっても大丈夫な場合、絶対にダメな場合
1年ぐらい前から、息子に10分ぐらいのお留守番をしてもらえるようになりました。 画期的なことです。 例えば、ぼくが早朝出勤で午前5時台の電車に乗らなければならなくて、妻に駅まで送ってもらう時。 息子は一緒に車に乗って「お見送り」をしてくれるのですが、眠い時は「るすばんこする!」と言って、家でお布団に入ったまま待っていてくれます。 以前は、車で家を出る時間を逆算して早い時間に息子を起こすか、寝ぼけた息子を無理やり車に乗せるかしていました。
「ものを投げる」という問題行動を消したら、「ものを並べる」という問題なし行動が出てきた
少し前に「ドアへの執着がいつまでたっても消えない」という趣旨の話を書きましたが、思い返してみると、いつの間に消えていった「執着」「問題行動」もいろいろありました。 「ものを投げる」というのもそうでした。写真=ゲームセンターのボールプールで遊ぶ息子。いくらボールを投げても注意されないので、彼にとってはパラダイスのような場所だったはずです。当時2歳1カ月、保健所で診断名が付く直前です=2014年1月、新潟県長岡市 未満児の頃、近所の児童館に連れて行っても
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「かにママABA療育日記」第15作です。 妻の療育マンガは1年4カ月ぶりです。昨年は、妻はPTA役員としての活動や商業団体、町内会の用務が重なって多忙でしたし、ぼくも資格試験があったりと、慌ただしい一年でしたが、今年度に入ってからは夫婦ともちょっと心身に余裕が出てきました。 このマンガは「つみきの会」に入ったばかりですので、息子が2歳、今から10年前の頃の話です。見ていると、妻が一番苦しんでいた時期を思い出しま
支援校中等部への登下校はバスのため(しつこい)、4月上旬の入学式以来、一度も学校に行っておりません。妻は先日、保護者面談で行ってきましたが、近所の小学校に通っていた6年間はずっと妻かぼくが一緒に登下校していたので、いまだに不思議な感覚です。 小学生の頃は、妻が5年間ずっとPTA役員をやり、図書館ボランティアを続けていたことから、学校とは極めて濃密な付き合いで、ぼくもそれなりに顔が知られていたようです。 ぼくは夜勤を含むローテ勤務のため、平日休みのことも多く
もういなくなってしまいましたが、先月の上中旬にかけ、家の近所にずいぶんと鳴くのが上手なウグイスが居ついて、楽しませてくれました。田舎とはいえこんな住宅街には珍しい。 今回は、息子の「鳴き声」について。「泣く」ではなく、「鳴く」。 こちらは昨日サイクリングに出かけた際に録音したものです。 この「鳴き声」を発するようになったのは半年ぐらい前からで、それほど声が甲高くない息子が、裏声?を使って「ぴよ~ん」と発声しています。ぼくも、真似しようとずっ
いよいよゴールデンウイークも後半!というか、ぼくの場合はローテーション勤務でカレンダー関係ないのですが、ようやく休みに入りました。市内のホームセンターには野菜苗が大量に出回り、そろそろ買ってきて庭の家庭菜園に植えないと出遅れてしまいます。 ことし何を植えるか、ラインナップをまだ決めていませんが、「これだけは二度育てない!」という野菜ははっきりしています。備忘録も兼ねてそれらを挙げていきます。イラストは、AI(Microsoft Copilot)に描いていただきまし
息子が支援学校中等部に入って3週間が過ぎました。それなのに、親はというと、まだ飽きずにバス通学の話をしています。この世は美しい。なぜなら、バス通学があるからバス通学はリリンが生んだ文化の極みだね 下の言葉は、エヴァオタじゃないと意味不明かと思われますが、説明は省略いたします。バス通学がうれしすぎて夫婦ともども「頭がいかれている」ことさえ伝われば十分ですので。 サイトを整理していたら、2年半前に書いた記事を見つけました。ht
われわれ家族が住んでいる市の祭りは毎年、8月末に3日間の日程で行われます。で、小規模ですが町内会の神輿渡御が祭り初日に合わせる形で催されます。そうなのです、社労士試験ともろにバッティングするんです。 初めて受験した一昨年(2022年)、祭り担当の町内会役員の方に電話しました。神輿の日の前後にちょうど県外で用事がありまして、地元を離れますので、ことしは参加できません。申し訳ないです m(__)m この年は不合格で、「早く受からないと、いつまでたっ
新卒で今の会社に入って20年間ずっと外勤でした。交換した名刺はすべて、もらった順にナンバリングしてJpeg画像に変換して保管してあります。 6000枚超あります。このうち、社労士の肩書が入っている名刺は、20世紀末に仕事でお世話になった方の1枚だけです。調べ直しておりませんが、はっきり記憶していて間違いありません。 この方はもうお亡くなりになっていますが、当時は市会議員でその関係でやり取りしただけで、社労士の業務について話題にしたことはありません。身内にも
新卒から現在まで続けている仕事に関連した業種でフリーランスor起業というのを将来の選択肢から消して、「障害者福祉系」という方針を定めたのはいいんだけれど、今までの職歴を捨てたアラフィフの全裸中年男性に今さら何ができるのか? いま流行っているみたいだし、放課後等デイサービスの経営とかはどうか? グループホームみたいな福祉系アパートはどうか? でも経営とかの知識はないし資格もないし、そもそもカネがないからなぁ。宝くじが当たるか大地主に転生すれば可能か。だけど
「アムステルダムの朝は早い」なんてコピーを使ったインスタントコーヒーのテレビCMが昔ありましたが、どこの国だろうと都市だろうと朝は早いわけで、これは今で言うところの「進次郎構文」(小泉進次郎さんがいかにも使いそうな言い回し)の「走り」だったという位置づけになるかもしれません。 「アムステルダムの朝は早い」に匹敵する「当たり前のことだから言われなくて分かっているわ!😤」ってのに、「障害児の親にリタイヤはない」があります。ええ、ぼくは死ぬまで息子の面倒をみますし、死ぬ
前回の⓪とは別の観点から書いてみます。 障害者、とりわけ知的障害者は「流動性に乏しい」と言われることがあります。 生まれた街で親とずっと暮らし、親が転勤族(死語か?)で一緒に引っ越しを繰り返す方もおられるでしょうが、多くは生まれたまちでそのまま年を重ね、「ついのすみか」として決めた施設が遠方にあれば引っ越してそこで生涯を終えるーというケースが一般的なのではないでしょうか。 わが息子に引き付けて考えてみても、自動車の運転免許を取る可能性はないでしょう
以前も書いたような気がしますが、社労士試験に向けた学習を始めた2年以上前からこのブログはほったらかしにしていました。その間は旧Twitterがオンライン上の主な居場所となり、息子の子育てのことなども、そちらに書いてきました。 合格して少し時間に余裕ができてブログを再びいじり始め、リニューアルして「労働・社会保険、福祉」「資格・学習」と新たなカテゴリーも新設したため、それに合わせた記事も書こうと思います。これがその1本目です。 このブログを以前からご覧になっ
息子が市内の特別支援学校中等部に通い始めて4日が経ちました。 これまでは自宅から歩いてすぐの小学校で、同じ顔ぶれの同級生と6年間過ごしてきました。それゆえ、学校が遠いわ知らない人ばかりだわでストレスをため込み、不安定になるかもと覚悟していましたが、全くそんな様子はありません。さすがサイクリングで鍛えているだけあるわ。 またバスの話です。 妻はといえば、バス通学が許可されたことがうれしすぎて、家で5分おきぐらいに「バスに乗って学校に向かっているんだね
息子は無事に市内の支援学校中等部に入学することができました。 「地域の子どもたちと同じ場所で過ごす経験を」ということで、小学校は自宅から歩いて3分の小学校(支援学級)に通わせました。これまでの6年間は大勢の健常児に交じる形でしたが、これからは生徒みんなが何らかの障害があって、先生方やスタッフも「障害児・者と関わるプロ」ですので、いろいろと安心です。 近所の小学校(支援級)から市内の支援校中等部というコースは息子を小学校に入ったことから決めていましたが、妻と
1月に受けた発達検査の結果を聞きに、自宅から100キロほど離れた医療機関(療育園)へ家族3人で行ってきました。帰りに職場に寄ってそこから夜勤でしたので、なかなかハードな1日でした。 結果としては、知的障害は重度ということで、評価は変わっていませんでした。この医療機関で5年前に受けた時より発達年齢が1歳ちょっと上がっていたので、息子はこの5年間で健常児換算すると1年分の成長をしたことになります。 結果自体は、親として常に接している中で「実感通り」といったところ
数日前、息子とサイクリングロードを走っていたら、聞いたことがない呪文のような言葉を繰り返していました。うっすらとメロディーも付いていました。 「君が代」でした。そうか、卒業式の練習で覚えたのか。「苔のむすまで」の部分だけヘビーローテーションしていましたので、全体を通して歌えるようになったのかは分かりませんが… 早いもので、息子が近所の小学校(支援級)に通ってもう6年となりました。 障害の種類も傾向もいろいろですので、比べても意味はないのですが、この
先日コメントをいただいたのを機に、5カ月ぶりぐらいにWordPressを開いてみました。 このブログを立ち上げてから数年が経ち、息子も再来週には小学校(支援学級)を卒業し、来月からは支援学校中等部に進みます。親の加齢と比較して、子どもの成長は早いものです。 ブログを立ち上げ、定期的に記事を書いていた当時とは、取り巻く状況が大きく変わってきています。 息子はもう12歳で、「早期療育」という年齢はとっくに過ぎております。とはいえ、妻は療育的アプローチは続
先日コメントをいただいたのを機に、5カ月ぶりぐらいにWordPressを開いてみました。 このブログを立ち上げてから数年が経ち、息子も再来週には小学校(支援学級)を卒業し、来月からは支援学校中等部に進みます。親の加齢と比較して、子どもの成長は早いものです。 ブログを立ち上げ、定期的に記事を書いていた当時とは、取り巻く状況が大きく変わってきています。 息子はもう12歳で、「早期療育」という年齢はとっくに過ぎております。とはいえ、妻は療育的アプローチは続
サイトのメンテナンスをしたついでに、もう1本書いてみます。 ことしの春、息子は初めて美容院で髪を切ることができました。2歳から家庭療育を始めて9年余、偏食はほぼなくなりトイトレも完全終了しましたが、「髪を切る」はずっと進展がありませんでした。 偏食ややトイレに比べ、それほど切羽詰まっていなかったため、「是が非でも」という気持ちが薄かったということもあります。 息子の散髪については、過去にも書いたことがあります。https://lovebee
前回の投稿から約半年ぶりになりました。ことしの8月下旬に社会保険労務士(社労士)試験を受け、今月上旬に合格が発表され、ようやく落ち着いてきました。 試験勉強を始めた2021年末から常に「心ここにあらず」といった状態が続いていて、子育てブログを書く心理的余裕がなく、ほかにもいろんなことをほったらかしにしていました。ようやく日常が再開され始めた感じです。 社労士に関しては、身近に資格を持っている人もおらず、全くなじみのない分野だったのですが、「息子が20歳になっ
前回の投稿から約半年ぶりになりました。ことしの8月下旬に社会保険労務士(社労士)試験を受け、今月上旬に合格が発表され、ようやく落ち着いてきました。 試験勉強を始めた2021年末から常に「心ここにあらず」といった状態が続いていて、子育てブログを書く心理的余裕がなく、ほかにもいろんなことをほったらかしにしていました。ようやく日常が再開され始めた感じです。 社労士に関しては、身近に資格を持っている人もおらず、全くなじみのない分野だったのですが、「息子が20歳になっ
支援校中等部への登下校はバスのため(しつこい)、4月上旬の入学式以来、一度も学校に行っておりません。妻は先日、保護者面談で行ってきましたが、近所の小学校に通っていた6年間はずっと妻かぼくが一緒に登下校していたので、いまだに不思議な感覚です。 小学生の頃は、妻が5年間ずっとPTA役員をやり、図書館ボランティアを続けていたことから、学校とは極めて濃密な付き合いで、ぼくもそれなりに顔が知られていたようです。 ぼくは夜勤を含むローテ勤務のため、平日休みのことも多く
もういなくなってしまいましたが、先月の上中旬にかけ、家の近所にずいぶんと鳴くのが上手なウグイスが居ついて、楽しませてくれました。田舎とはいえこんな住宅街には珍しい。 今回は、息子の「鳴き声」について。「泣く」ではなく、「鳴く」。 こちらは昨日サイクリングに出かけた際に録音したものです。 この「鳴き声」を発するようになったのは半年ぐらい前からで、それほど声が甲高くない息子が、裏声?を使って「ぴよ~ん」と発声しています。ぼくも、真似しようとずっ
いよいよゴールデンウイークも後半!というか、ぼくの場合はローテーション勤務でカレンダー関係ないのですが、ようやく休みに入りました。市内のホームセンターには野菜苗が大量に出回り、そろそろ買ってきて庭の家庭菜園に植えないと出遅れてしまいます。 ことし何を植えるか、ラインナップをまだ決めていませんが、「これだけは二度育てない!」という野菜ははっきりしています。備忘録も兼ねてそれらを挙げていきます。イラストは、AI(Microsoft Copilot)に描いていただきまし
息子が支援学校中等部に入って3週間が過ぎました。それなのに、親はというと、まだ飽きずにバス通学の話をしています。この世は美しい。なぜなら、バス通学があるからバス通学はリリンが生んだ文化の極みだね 下の言葉は、エヴァオタじゃないと意味不明かと思われますが、説明は省略いたします。バス通学がうれしすぎて夫婦ともども「頭がいかれている」ことさえ伝われば十分ですので。 サイトを整理していたら、2年半前に書いた記事を見つけました。ht
われわれ家族が住んでいる市の祭りは毎年、8月末に3日間の日程で行われます。で、小規模ですが町内会の神輿渡御が祭り初日に合わせる形で催されます。そうなのです、社労士試験ともろにバッティングするんです。 初めて受験した一昨年(2022年)、祭り担当の町内会役員の方に電話しました。神輿の日の前後にちょうど県外で用事がありまして、地元を離れますので、ことしは参加できません。申し訳ないです m(__)m この年は不合格で、「早く受からないと、いつまでたっ
新卒で今の会社に入って20年間ずっと外勤でした。交換した名刺はすべて、もらった順にナンバリングしてJpeg画像に変換して保管してあります。 6000枚超あります。このうち、社労士の肩書が入っている名刺は、20世紀末に仕事でお世話になった方の1枚だけです。調べ直しておりませんが、はっきり記憶していて間違いありません。 この方はもうお亡くなりになっていますが、当時は市会議員でその関係でやり取りしただけで、社労士の業務について話題にしたことはありません。身内にも
新卒から現在まで続けている仕事に関連した業種でフリーランスor起業というのを将来の選択肢から消して、「障害者福祉系」という方針を定めたのはいいんだけれど、今までの職歴を捨てたアラフィフの全裸中年男性に今さら何ができるのか? いま流行っているみたいだし、放課後等デイサービスの経営とかはどうか? グループホームみたいな福祉系アパートはどうか? でも経営とかの知識はないし資格もないし、そもそもカネがないからなぁ。宝くじが当たるか大地主に転生すれば可能か。だけど
「アムステルダムの朝は早い」なんてコピーを使ったインスタントコーヒーのテレビCMが昔ありましたが、どこの国だろうと都市だろうと朝は早いわけで、これは今で言うところの「進次郎構文」(小泉進次郎さんがいかにも使いそうな言い回し)の「走り」だったという位置づけになるかもしれません。 「アムステルダムの朝は早い」に匹敵する「当たり前のことだから言われなくて分かっているわ!😤」ってのに、「障害児の親にリタイヤはない」があります。ええ、ぼくは死ぬまで息子の面倒をみますし、死ぬ
前回の⓪とは別の観点から書いてみます。 障害者、とりわけ知的障害者は「流動性に乏しい」と言われることがあります。 生まれた街で親とずっと暮らし、親が転勤族(死語か?)で一緒に引っ越しを繰り返す方もおられるでしょうが、多くは生まれたまちでそのまま年を重ね、「ついのすみか」として決めた施設が遠方にあれば引っ越してそこで生涯を終えるーというケースが一般的なのではないでしょうか。 わが息子に引き付けて考えてみても、自動車の運転免許を取る可能性はないでしょう
以前も書いたような気がしますが、社労士試験に向けた学習を始めた2年以上前からこのブログはほったらかしにしていました。その間は旧Twitterがオンライン上の主な居場所となり、息子の子育てのことなども、そちらに書いてきました。 合格して少し時間に余裕ができてブログを再びいじり始め、リニューアルして「労働・社会保険、福祉」「資格・学習」と新たなカテゴリーも新設したため、それに合わせた記事も書こうと思います。これがその1本目です。 このブログを以前からご覧になっ
息子が市内の特別支援学校中等部に通い始めて4日が経ちました。 これまでは自宅から歩いてすぐの小学校で、同じ顔ぶれの同級生と6年間過ごしてきました。それゆえ、学校が遠いわ知らない人ばかりだわでストレスをため込み、不安定になるかもと覚悟していましたが、全くそんな様子はありません。さすがサイクリングで鍛えているだけあるわ。 またバスの話です。 妻はといえば、バス通学が許可されたことがうれしすぎて、家で5分おきぐらいに「バスに乗って学校に向かっているんだね
息子は無事に市内の支援学校中等部に入学することができました。 「地域の子どもたちと同じ場所で過ごす経験を」ということで、小学校は自宅から歩いて3分の小学校(支援学級)に通わせました。これまでの6年間は大勢の健常児に交じる形でしたが、これからは生徒みんなが何らかの障害があって、先生方やスタッフも「障害児・者と関わるプロ」ですので、いろいろと安心です。 近所の小学校(支援級)から市内の支援校中等部というコースは息子を小学校に入ったことから決めていましたが、妻と
1月に受けた発達検査の結果を聞きに、自宅から100キロほど離れた医療機関(療育園)へ家族3人で行ってきました。帰りに職場に寄ってそこから夜勤でしたので、なかなかハードな1日でした。 結果としては、知的障害は重度ということで、評価は変わっていませんでした。この医療機関で5年前に受けた時より発達年齢が1歳ちょっと上がっていたので、息子はこの5年間で健常児換算すると1年分の成長をしたことになります。 結果自体は、親として常に接している中で「実感通り」といったところ
数日前、息子とサイクリングロードを走っていたら、聞いたことがない呪文のような言葉を繰り返していました。うっすらとメロディーも付いていました。 「君が代」でした。そうか、卒業式の練習で覚えたのか。「苔のむすまで」の部分だけヘビーローテーションしていましたので、全体を通して歌えるようになったのかは分かりませんが… 早いもので、息子が近所の小学校(支援級)に通ってもう6年となりました。 障害の種類も傾向もいろいろですので、比べても意味はないのですが、この
先日コメントをいただいたのを機に、5カ月ぶりぐらいにWordPressを開いてみました。 このブログを立ち上げてから数年が経ち、息子も再来週には小学校(支援学級)を卒業し、来月からは支援学校中等部に進みます。親の加齢と比較して、子どもの成長は早いものです。 ブログを立ち上げ、定期的に記事を書いていた当時とは、取り巻く状況が大きく変わってきています。 息子はもう12歳で、「早期療育」という年齢はとっくに過ぎております。とはいえ、妻は療育的アプローチは続
先日コメントをいただいたのを機に、5カ月ぶりぐらいにWordPressを開いてみました。 このブログを立ち上げてから数年が経ち、息子も再来週には小学校(支援学級)を卒業し、来月からは支援学校中等部に進みます。親の加齢と比較して、子どもの成長は早いものです。 ブログを立ち上げ、定期的に記事を書いていた当時とは、取り巻く状況が大きく変わってきています。 息子はもう12歳で、「早期療育」という年齢はとっくに過ぎております。とはいえ、妻は療育的アプローチは続