本番当日に気をつける事と数週間前から出来ること 親のサポートと本人の心構えなどなど
ウィーンでピアノ弾きと教師をしています。 オーストリア移住、人生半分をとうに超えました。 娘はヴァイオリニストでウィーン国立音楽大学院とザハール・ブロン・アカデミーの学生です。オーストリア・ウィーンの日常をお伝えしています。
よく質問されるのがこの「練習時間」についてです。 そしてアルアルですが「本気組」のご両親が、それとなく探るのが、同年代の子供の毎日の練習時間。 「一日に何時間くらいさらうの?」 最低何時間、なんて当然わかっていても、他所の子が気になるのは普
大人のピアノは特に呼吸を意識して毎日の練習を行うとばっちり、というおはなし
さて、実を言えば大人も子供もなく、プロだろうがアマチュアだろうが、演奏における呼吸はめちゃめちゃ大切なのですが、今日は大人のピアノ、にフォーカスして書いてみたいと思います。私は大人の生徒さんとレッスンするのがとても好きです。なぜかといえば「
先日から人生ほぼ初めての入院と小手術の体験記 ウィーンにて(2)の続きです。音楽に関係ないので、興味のない人はどばしてください。手術が終わって私達の病室に戻ってきたBさんも綺麗なオーストリア人。私よりひとつ年上です。返ってくるなり彼氏(ご主
9月はウィーンの新学期!大学の新学期はなんと10月で夏休みはまだまだ続くという驚き
さて、9月です。新学期です。日本は4月ですが、こちらは9月が新しい学期の始まりとなります。ピアノの生徒さんたちも、徐々にレッスンに戻ってきました。以前にも書きましたが、ある種の例外を除いて、趣味レベルの子供たちは夏のバカンスの間、ピアノのレ
はい、昨日の続きです。さあ、手術日前日となりました。キツく言われていたので、前の晩、9時からはもう飲まず食わずに徹しなければいけません。「食べない」というのはさほどキツく無いのですが、「飲まない」と言うのはキツイ。というか、間違って水とかコ
さて、幸いなことに、私は人生において大病とか怪我をしたことはありません。盲腸もまだあるし、スポーツをしないので骨折とかもなし。入院といえば、長女を出産した時にウィーンの病院に滞在したけれど、妊娠出産は病気じゃないし、安産だったので、まるでホ
ピアノでもヴァイオリンでも、大切な本番に備えて一番大切なことは身体と心の健康という件について
ピアノでもヴァイオリンでもチェロでもなんでも良いのですが、大切な本番を目前に控えて何よりも一番大切なことはなんでしょう?たくさん練習することでしょうか?いえいえ、沢山練習をするのは、日常であって、本番前にすることじゃないのです。大切なこと、
ピアノを習うメリットとはところで本当のところ、何だと思います?
*本文と全く関係ない、ウィーンのスーパーBILLAで売っているお菓子。柔らかいビスケットにカスタードが挟まっているのですが、これを冷蔵庫で冷やして食べると、美味しい!!!というのを発見してしまいました。豚のモトですが、どうぞ、お試しあれ*さ
音楽大学卒業したらみんなどうするの?日本の場合とオーストリアの違いと現実
オーストリアの音楽大学は乱暴に分けると、器楽演奏に重点を置くコンチェルト科(器楽科)と教育科に分かれます。他にもたくさんあるのですが、ここでは取り上げません。ウィーン国立音楽大学のウェブサイトには、下で挙げるような日本の音大のウェブサイトの
ピアノやヴァイオリン どうしても繰り返し腱鞘炎になる、完璧に癖になっちゃってる時の対処法とは
*写真はウィーンの有名なカフェ・ツェントラル。この人の列を見ると、観光客ばっちり復活!、と感じます。すごい人!!!*ふと思いついたので書いています。私もティーンエイジャーで良い先生に変わるまでは、めちゃめちゃな練習を数時間繰り返し、腕や手を
ピアノ 手の大きさ ピアノに向く手、向かない手はあるの?それはどんな手?
これはよく聞かれる質問です。私の答えは、小さい時からきちんとした指導者に指導されていれば、良い手は造られる、です。無理をせず、きちんと指導されると、それなりに手も広がるようになるし、体力もつきます。しかし、それは幼少から、と言うのがミソです
「本当にピアノが好きで自分の意志でレッスンに来ているからやった曲は忘れないの」といわれて感激した話
これはいつか、かなり久しぶりにレッスンに来た中学生女子の言葉です。もう、小学生の頃から数年教えていた女の子です
ピアノやヴァイオリン あがって震えがとまらなくて演奏できない、汗が止まらないという物理的障害への対処法はある?
演奏家を目指す人にとって、ネックになるのがこの、「あがる」という現象です。私の知っているスペイン人は、ヴァイオリンがとても好きで音大も卒業したのですが、どうしても人前で弾くとぶるぶる震えあがってしまって、頭が真っ白になってしまって弾けなくな
ピアノ上達法 ピアノが上達するコツとは?といつも聞かれるのでその件について
よく「ピアノが上達するにはどうしたら良いですか?」という質問を見かけますが、私の答えはとても単純で「良い先生を
私の忍耐の切れる時。世の中には自分と違う人が思いのほか居るものだという話と、避ける方法
類は友を呼ぶとは良く言ったもので「愚痴ばっかり言っている人」には同じような人が集まるし「人様を僻んでばっかりいる人」の周りには同じような人が集まります。だから、そんな悪いオーラを持った人たちを近くに来させないためには、まず自分がそう言う人間
ピアノのレッスの人間関係、ほとんどのトラブルは、口に出して言わないことから始まると思うおはなし
本当にねえ、これに尽きると思うのです。「そんなこと、常識だと思うから言わなかった。」「知らない方が悪い」「紹介で私のところに来たのだから、知っていて当たり前」これらで若い頃の私は、何度失敗したことでしょう。なのでどんなに、「常識だよね」とか
日本の「ピアノ教室」とウィーンにおける「ピアノ教室」の大きな違いについて、私の感じること
日本でピアノ教室を運営していたり、音楽大学で教えている知人・友人の話を聞くたびに、日本とウィーン、ざっくり言えば欧州の「ピアノ教室」というものは、まったく違うものだと痛感します。今でこそ「X」となりましたが、旧Twitterでも生徒さんや親
生徒にピアノのレッスンで教えておくと、後々感謝される絶対イチオシの曲はなんでしょう?
はい、答えは簡単です。みんなが知ってる、簡単なアレ「ハッピーバースデー」です。しかしながらこの曲は、別にピアノの教本に出ている典型的な曲でもないし、なかなか教える機会もないと思います。どうしてこんなことを今日書いているかというと、今週レッス
「ブログリーダー」を活用して、ピアノ佳奈ドットコム・ウィーンさんをフォローしませんか?
本番当日に気をつける事と数週間前から出来ること 親のサポートと本人の心構えなどなど
何歳であっても、指導者がきちんとお仕事をして、習う方もきちんとやることをやってくれると、上達する、というお話
クラシック音楽とタトゥーについて
久しぶりに日常ブログ、4月のウィーンのお天気は狂ってますの巻
ヴァイオリニスト・ピアニストの卵は、なぜに爪もしくは指の皮をかじるの?優れものの水絆創膏「ササムケア」や「パワーキズパット」
今日は、「ピアノやヴァイオリン(きっと他の学科でも)複数の先生に習うということ」について、私の思うことを書いて
ピアノ教師にとって「才能のある子」「素質のある子」「教えやすい子」
音楽(海外)留学をするのに、語学は必要でしょうか?はい、絶対に必要です。
久々のブログ スイスから「お月謝」「レッスン料」について
外国、オーストリアでもどこでも良いのですが「移住したいな」と思う人の心をよぎることのひとつに、この「差別に対す
私は留学斡旋業を営んでいるわけでは、全くないのですが、定期的に音楽留学のご相談のメッセージをいただきます。 で
日本でいう、音楽大学の附属中学校・高校というものはオーストリアに存在しません、という話
ウィーンにてアパートのトラブル 蟻の被害について
あまりにブログが放置プレイ(悲しいほど死語)になっているので、ちょっと書きます。 別にお気楽なご隠居生活を送っ
私は欧州に住んで35年くらいになるし、子供達もここで生まれて育っているので、日本の平和な裕福な家庭で育った音大
昨日は、「自分で自分にレッスンする」というトレーニングについて触れましたが、同様に大切なトレーニングはこの、お
留学などでどうしても耐えられえない人と一緒にいなければいけない状態になってしまった時の対処法
ピアノにハマる生徒さんたちと、教える事のありがたさについて
きらいな楽器はありますか?面白い生徒嬢からの質問で思い出したこと
マウント取りはくだらないよ、というお話
新しい曲を始める時、あなたはどこから手をつけますか?はじめっから両手でいきなり、という方もいると思うし、左右別々に、など色々だと思います。そしてこれはもう、その人のレベルによって全然変わってきます。音大を卒業して、かなりの曲をこなしてきた人
今日のお話は、全く初心者の人よりも、中級以上の、ある程度譜面がスラスラ読める人以上にあてはまるかもしれません。「あーあ、譜読みが遅いわ、いやんなるわ」と思っていらっしゃる方、ピアノから離れて、もっと違う観点で考えてみてください。そのポイント
思い起こせばもう数十年前、私は子供時代になんてまあ、沢山の好きでもない曲を弾いていたんだろうと思います。当時の日本では、ピアノの先生に「この曲は嫌いです。やりたくない」なんて口が裂けても言えません。与えられたものを、「やらなければいけないも
ムスメ関係で交友が始まったあるご夫婦のお話です。表現の仕方がわからないので「良い人間」と書いたのですが、本当にどう表現していいかわからない、とにかくこの人達がとても「良い人達」なのです。そして、そのご夫婦の周りのご友人達も「良い人達」具体的
子供の頃にピアノを習っていて、大人になって再開したくなった、もしくは、全くピアノを触ったことがないのだけれど、
その男の子が一番初めにうちに来たのは、約4歳の時でした。日本の子供は2、3歳であっても芦田愛菜ちゃん(さん)さながら、頭が良くて、おしゃべりも大人顔負け!という子がいますが、こちらでは(とざっくり言って良いのかも疑問だけれど)子供はまだまだ
そのものずばり、お題通りです。それがピアノやヴァイオリンでなくても同じです。大昔の話です。私がサラリーマンだった頃、当時のある上司が、自分があるファイナンスの資格試験に合格する為、毎朝ミーティングで私達にレクチャーをしました。名目は、「会社
*写真は本文と関係ないけれど、ムスメとランランさん昨日は音大の教授試験を見ての「理想の教授とは」でしたが、昔書いたものをちょっと引っ張り出してきました。私はピアノの教師ではあるものの、一般の企業で働いた経験もあります。なので、「理想の上司」
ウィーン国立音楽大学は国立であるため、ほぼすべての試験は公開で行われます(これは音大の事務局が私に言ったので本当)私が喜んで足を運ぶのは、ヴァイオリンの教授の試験です。まずは自分の演奏、30分。そして2人の違う生徒のレッスンをします。合計2
昭和の時代と違い、今は「人と自分を比べることはやめよう」という考えが広がっています。昔は「あの人に負けるな!」とか「誰よりも我慢する事が美徳!!」といった価値観が賞賛されましたが、現代ではこれらを全て受け入れることは問題視されます。さらに「
これは大人になってからピアノを始めた人から良く聞く言葉です。 「一生懸命に毎日練習して、頑張ってるんだけれど、
娘は現在ウィーンからマドリードに留学中です。私のように東京からウィーンという距離に比べれば、たった2時間のフライトで何が留学だよと突っ込みたくもなりますが、まあ、一応留学です。生まれて初めてひとり暮らしを経験し、違う言語の中で、違うメンタリ
「あの人って、何でもバリバリ弾けるのよ!」「あ〜、早くショパンの木枯らしエチュードがバリバリ弾けるようになりたい!」「バリバリ弾けてカッコいい!!!」こういう言葉を日本ではいつも耳にしてきたし、私も日本に居たときは普通に言っていたと思います
わたしのピアノの生徒さんは、本当に例外なしにみんな「頭が良い」です。いわゆる、ざっくりと「子供」の生徒さんは、私と譜読みや部分練習をしている間に、さっさと暗譜しちゃうから「次までに暗譜しておいてね」なんて言ったことないし、ティーンエイジャー
写真は娘のメトロノーム。昔はよく、練習中に大バトルをして、ブン投げて、壊して、買ってを繰り返していましたが、今はそれも懐かしい(?)思い出です。メトロノームさん、心からごめんなさい。幸い、今はもう、何年も新しいメトロノームを買っていません。
これは、本当に絶対にそう!と言いたいのは、私が食いしん坊で食べることが大好きだからです。 という自分勝手な解釈
プロであっても、大人になってから新しいことを始めるのは「歳のせいで無理だ!!!」と思い込み、決めつけている人は、結構います。ある、もうかなり昔に引退したコレペティの先生は「絶対に新しい曲はやらない!(なぜなら歳を取っちゃってできないから)と
いろいろな親御さんがいるのですが、それはズバリ、 「子供がピアノを楽しそうに弾いていて、幸せなこと」 だと思い
弾けないところ、覚えにくいところ、そんな所はちょっと時間をかけたり、工夫をするだけであっという間に弾けるように
ある日、うちに新しく来た小学校低学年の生徒くん。うちに来る前に2年間、毎週ピアノを習っていたそうですが、楽譜を