本番当日に気をつける事と数週間前から出来ること 親のサポートと本人の心構えなどなど
ウィーンでピアノ弾きと教師をしています。 オーストリア移住、人生半分をとうに超えました。 娘はヴァイオリニストでウィーン国立音楽大学院とザハール・ブロン・アカデミーの学生です。オーストリア・ウィーンの日常をお伝えしています。
インターナショナル・サマーアカデミー・モーツァルテウム2023年のご案内
さて、早いですね〜。もう、あちらこちらの夏のマスタークラスが開催されています。毎年ご紹介している、オーストリアはザルツブルク、モーツァルテウム音大で行われるインターナショナル・サマーアカデミー2023年も開催されています。娘はブロン先生のコ
ヴァイオリンの基礎 ときおり、ステージママは良い指導者だという件
*コロナ禍で娘が生徒ちゃんように駒を調整してもらったときに、面白がってマスク姿で撮った写真。いつも感じの良いウィーン楽友協会隣にあるウィーンフィル・御用達の工房、Ramsaierにて*ピアノのことばかり書いているので、たまにはヴァイオリンの
「ピアノ」という言葉をGoogle検索にかけると、続く候補の名詞が自然に上がってくるのですが「ピアノ」に続いて
ピアノの生徒さんからの提案は時にして目からウロコ シュランメル・ムジークって知ってますか?
大人の生徒さんと楽しくレッスンをする日々が続いています。レッスンが終わり、彼女が「あのね、ちょっとしたアイディアなんだけれど、簡単なウィーンのワルツみたいなものを弾いてみたいと思うの。もちろん、私に難しかったら全然いいんだけれど、どう思う?
住むのにクオリティーの最も高い街はウィーン(しかも数年連続)
昨日は「ウィーンは世界で最も不親切な街のひとつ」という悲しい記事を書いたので、今日は良いところを書いてみようと思います。ウィーンはもう何年も「居住するにあたってとてもクオリティの高い街ランキング」に名を挙げているのです。これは、犯罪や物価、
世界でいちばん(外国人に対して)不親切な都市のひとつにウィーンが選ばれたことは以前にもお話ししました。そして同時に、世界で最も住みやすい都市のひとつにも選ばれています。35年以上ここ、ウィーンに住んでいる私には「(外国人に対して)とても不親
ピアノでもヴァイオリンでも、ステージマナーあれこれ 素敵にスマートにこなすコツは?
以前にも何回か書いていると思いますが、ステージマナーのお話です。 「本気組」の子供たちが集まる門下では、ステー
楽器を専門に勉強し、音楽大学に行くようなレベルになると、演奏、または教える、ということが将来の生業になってきます。で、演奏家の場合はもちろんですが「弾いて(歌って)なんぼ」弾かなければ収入につながらない、ということです。はい、スキーに行きま
親が謙虚すぎることは子供にとってどうなんだろう問題。「いやいやいや、私、そう思ってないし」と言われませんか?
「コンクールでうちの子は賞が取れませんでした。でも良いんです。私はあの子の演奏に感動して涙が出ました。満足です!」みたいな事を親御さんが思っていると想定してみてください。私が子供だったら、どう思うだろう、と考えてみました。「うん、お母さんが
若い時にたくさん学べるありがたさ。多くのアカデミーや音楽祭に参加してみよう
さて、もうムスメもいい歳なので、ブログに親バカ日記〜、なんてやってる感じではないのですが、それでもたまには彼女の様子を書いてみようと思います。ムスメは現在、スペインのサンタンデールのアカデミーに参加しています。毎年、世界中から、公開オーディ
練習のやり方を変えるだけで演奏のレベルがアップするというお話
ピアノでもヴァイオリンでもチェロでもなんでも、各自ある程度の練習の仕方、というものがあると思います。今日は、それを見直してみてちょっと深掘りしたら、演奏のレベルがアップするかも、というおはなしです。ピアノであれば左右別々にゆっくり練習、それ
ウィーンの夏の様子 どのくらい暑いのか!忘れないうちに書いておく。やっぱり冬が良いかも〜
さて、ウィーンは今夏でとても暑いです(笑)といってもここは基本、一年のうちで暑い時期はとても短いのです。一応、どのくらい暑いのか、忘れないうちに書いておこうと思います。どうせすぐに夏は終わるので。。。例えば今日の最高気温は32度、最低気温は
音楽留学・海外旅行などで避けるべきこと「容姿について必要以上に褒めたり感想を述べる」
コロナも消滅し(一応)、観光客も留学も戻ってきました。今日は海外のタブー行動について触れてみたいと思います。相手の容姿やスタイルにふれること。これはもう、日本人の、特にオバさんタイプのアルアルです。本人は悪気がありません。無邪気に、フレンド
音大生とアルバイト ウィーンの音楽大学生がしているアルバイトは?
*ちいさいですが、中央に写っているのはベートーヴェンの像*「○○くんが最近新しいアルバイトをみつけたよ」と、娘が言うので、「なに?」と聞いてみると、ウィーンフィルの団員のドッグ・シッターだそう。彼らは高給取りなので、なかなか良いアルバイトに
あっという間の1周年記念 大人の生徒さんからのありがたいお言葉と薔薇のお花
大人の生徒さんですが、レッスンに可愛いピンクの薔薇を数本、私にプレゼントしてくださいました。「あら、なんで?誕生日じゃないけれど。。。」と不思議がる私に、「今日はあなたにピアノを習い始めて、ちょうど1年目の記念日なの。それで、こんなに楽しく
日本と欧米の音楽大学における門下事情の違いと、教授へのアプローチ方法
日本の音楽大学などでの門下事情と欧米(本当にざっくりですみません)の違いを、ちょっと書いてみたいと思います。
留学するのにいちばん大切なことはなんでしょう?それは「食事」さあ、何を食べよう!!!
*パン屋さん、DerMannのチーズケーキシュネッケ。美味しいけれど、こんなものばっかり食べてたらだめ〜(と自分に言っているワタシ)*昨年から娘の行動範囲がウィーン・スイスだけでなく、スペインにも広がり、海外滞在が非常に多くなっています。そ
「私になんて良いピアノは必要ないの、下手だから、安いモノで充分!」という考えについて
私のところに訪れた、大人でクラシックピアノを始めたいという女性が最初に言った言葉です。正確にいうと、彼女は「中古の安い電子で充分」と言いました。これを聞いた時「おお、こっち(欧州)でもそう考える人がいるんだ!」と本当に驚きました。日本のSN
「私になんて良いピアノは必要ないの、下手だから、安い電子で充分!」という考えについて
私のところに訪れた、大人でクラシックピアノを始めたいという女性が最初に言った言葉です。これを聞いた時「おお、こっち(欧州)でもそう考える人がいるんだ!」と本当に驚きました。日本のSNSでは「上手になってからもっと良い電子ピアノを買おう」とか
「ブログリーダー」を活用して、ピアノ佳奈ドットコム・ウィーンさんをフォローしませんか?
本番当日に気をつける事と数週間前から出来ること 親のサポートと本人の心構えなどなど
何歳であっても、指導者がきちんとお仕事をして、習う方もきちんとやることをやってくれると、上達する、というお話
クラシック音楽とタトゥーについて
久しぶりに日常ブログ、4月のウィーンのお天気は狂ってますの巻
ヴァイオリニスト・ピアニストの卵は、なぜに爪もしくは指の皮をかじるの?優れものの水絆創膏「ササムケア」や「パワーキズパット」
今日は、「ピアノやヴァイオリン(きっと他の学科でも)複数の先生に習うということ」について、私の思うことを書いて
ピアノ教師にとって「才能のある子」「素質のある子」「教えやすい子」
音楽(海外)留学をするのに、語学は必要でしょうか?はい、絶対に必要です。
久々のブログ スイスから「お月謝」「レッスン料」について
外国、オーストリアでもどこでも良いのですが「移住したいな」と思う人の心をよぎることのひとつに、この「差別に対す
私は留学斡旋業を営んでいるわけでは、全くないのですが、定期的に音楽留学のご相談のメッセージをいただきます。 で
日本でいう、音楽大学の附属中学校・高校というものはオーストリアに存在しません、という話
ウィーンにてアパートのトラブル 蟻の被害について
あまりにブログが放置プレイ(悲しいほど死語)になっているので、ちょっと書きます。 別にお気楽なご隠居生活を送っ
私は欧州に住んで35年くらいになるし、子供達もここで生まれて育っているので、日本の平和な裕福な家庭で育った音大
昨日は、「自分で自分にレッスンする」というトレーニングについて触れましたが、同様に大切なトレーニングはこの、お
留学などでどうしても耐えられえない人と一緒にいなければいけない状態になってしまった時の対処法
ピアノにハマる生徒さんたちと、教える事のありがたさについて
きらいな楽器はありますか?面白い生徒嬢からの質問で思い出したこと
マウント取りはくだらないよ、というお話
新しい曲を始める時、あなたはどこから手をつけますか?はじめっから両手でいきなり、という方もいると思うし、左右別々に、など色々だと思います。そしてこれはもう、その人のレベルによって全然変わってきます。音大を卒業して、かなりの曲をこなしてきた人
今日のお話は、全く初心者の人よりも、中級以上の、ある程度譜面がスラスラ読める人以上にあてはまるかもしれません。「あーあ、譜読みが遅いわ、いやんなるわ」と思っていらっしゃる方、ピアノから離れて、もっと違う観点で考えてみてください。そのポイント
思い起こせばもう数十年前、私は子供時代になんてまあ、沢山の好きでもない曲を弾いていたんだろうと思います。当時の日本では、ピアノの先生に「この曲は嫌いです。やりたくない」なんて口が裂けても言えません。与えられたものを、「やらなければいけないも
ムスメ関係で交友が始まったあるご夫婦のお話です。表現の仕方がわからないので「良い人間」と書いたのですが、本当にどう表現していいかわからない、とにかくこの人達がとても「良い人達」なのです。そして、そのご夫婦の周りのご友人達も「良い人達」具体的
子供の頃にピアノを習っていて、大人になって再開したくなった、もしくは、全くピアノを触ったことがないのだけれど、
その男の子が一番初めにうちに来たのは、約4歳の時でした。日本の子供は2、3歳であっても芦田愛菜ちゃん(さん)さながら、頭が良くて、おしゃべりも大人顔負け!という子がいますが、こちらでは(とざっくり言って良いのかも疑問だけれど)子供はまだまだ
そのものずばり、お題通りです。それがピアノやヴァイオリンでなくても同じです。大昔の話です。私がサラリーマンだった頃、当時のある上司が、自分があるファイナンスの資格試験に合格する為、毎朝ミーティングで私達にレクチャーをしました。名目は、「会社
*写真は本文と関係ないけれど、ムスメとランランさん昨日は音大の教授試験を見ての「理想の教授とは」でしたが、昔書いたものをちょっと引っ張り出してきました。私はピアノの教師ではあるものの、一般の企業で働いた経験もあります。なので、「理想の上司」
ウィーン国立音楽大学は国立であるため、ほぼすべての試験は公開で行われます(これは音大の事務局が私に言ったので本当)私が喜んで足を運ぶのは、ヴァイオリンの教授の試験です。まずは自分の演奏、30分。そして2人の違う生徒のレッスンをします。合計2
昭和の時代と違い、今は「人と自分を比べることはやめよう」という考えが広がっています。昔は「あの人に負けるな!」とか「誰よりも我慢する事が美徳!!」といった価値観が賞賛されましたが、現代ではこれらを全て受け入れることは問題視されます。さらに「
これは大人になってからピアノを始めた人から良く聞く言葉です。 「一生懸命に毎日練習して、頑張ってるんだけれど、
娘は現在ウィーンからマドリードに留学中です。私のように東京からウィーンという距離に比べれば、たった2時間のフライトで何が留学だよと突っ込みたくもなりますが、まあ、一応留学です。生まれて初めてひとり暮らしを経験し、違う言語の中で、違うメンタリ
「あの人って、何でもバリバリ弾けるのよ!」「あ〜、早くショパンの木枯らしエチュードがバリバリ弾けるようになりたい!」「バリバリ弾けてカッコいい!!!」こういう言葉を日本ではいつも耳にしてきたし、私も日本に居たときは普通に言っていたと思います
わたしのピアノの生徒さんは、本当に例外なしにみんな「頭が良い」です。いわゆる、ざっくりと「子供」の生徒さんは、私と譜読みや部分練習をしている間に、さっさと暗譜しちゃうから「次までに暗譜しておいてね」なんて言ったことないし、ティーンエイジャー
写真は娘のメトロノーム。昔はよく、練習中に大バトルをして、ブン投げて、壊して、買ってを繰り返していましたが、今はそれも懐かしい(?)思い出です。メトロノームさん、心からごめんなさい。幸い、今はもう、何年も新しいメトロノームを買っていません。
これは、本当に絶対にそう!と言いたいのは、私が食いしん坊で食べることが大好きだからです。 という自分勝手な解釈
プロであっても、大人になってから新しいことを始めるのは「歳のせいで無理だ!!!」と思い込み、決めつけている人は、結構います。ある、もうかなり昔に引退したコレペティの先生は「絶対に新しい曲はやらない!(なぜなら歳を取っちゃってできないから)と
いろいろな親御さんがいるのですが、それはズバリ、 「子供がピアノを楽しそうに弾いていて、幸せなこと」 だと思い
弾けないところ、覚えにくいところ、そんな所はちょっと時間をかけたり、工夫をするだけであっという間に弾けるように
ある日、うちに新しく来た小学校低学年の生徒くん。うちに来る前に2年間、毎週ピアノを習っていたそうですが、楽譜を