くれないほうせんか咲いたと聞いて夏日さけ紅さえざえ朝(あした)に見入る休日は関係ないと独り身は何時もの時間に朝餉のしたく夏日さけゴーヤのネット張られたる続く猛暑にあちこちで見る入選歌夏蝶のたわむれ追えば石段の足ままならず立葵
1件〜100件
くれないほうせんか咲いたと聞いて夏日さけ紅さえざえ朝(あした)に見入る休日は関係ないと独り身は何時もの時間に朝餉のしたく夏日さけゴーヤのネット張られたる続く猛暑にあちこちで見る入選歌夏蝶のたわむれ追えば石段の足ままならず立葵
駅前の白きむくげの並木道 飽きずに眺む行きも帰りも予報通り雷鳴とどろく昼つかた屋上の鳩がにわかに飛び立つ抜歯後の痛みのこりてストローで飲むコーヒーにしばし安らぐ明日の事は分からぬと思うその時に友のメールの元気でいてねこの頃は又蒸し暑い日が続いています。雨
廃屋の庭に咲きたる向日葵の夏草にまじりてひと際目立つ空青く夏日のつづくバス通りUVカットの日傘が行き交うニュース観て吐息つきつつこの朝もいつもと同じサラダを作る入選歌同郷の友よりもらう丸茄子は 信濃の郷の朝霧(きり)の味する
風わたる裏の垣根に沿いて咲く冴えて彩るあじさいの花夕暮れに家路につけば門前の花あかりする八重の十薬ふる郷の友へ電話をとスマホ開け気づけばチーちゃんこの世にいないほどほどに幸せそうに生きているチクリと痛む胸の野いばら八重の十薬(どくだみ)梅雨と言えば紫陽花
雨の後ピンク鮮やかブラシの木露の光て初夏をいろどるくれないの「ぐみの実」食べて遊びたる思い出遠く安曇野のさと夏の日の梅シロップと思いても長引くコロナに飲む人のなく入選歌公園のベンチに座して気晴らしに老鶯のこえ聴く「木漏れ日の森」
雨のあと垣根を覆うティカカヅラ ビーズのような玉露おとすつばめの巣久々なりてなつかしく雛の声聞く小机の駅愛らしきムギナデシコを摘む友の指先かろやか花とからめり臥す君を見舞えば指差し「見てごらん」庭の小雀(こがら)が春草つつく
待ちかねたサボテンの花開きたり皐月の風にゆさゆさ揺れる門前に誰をか待つがにしとやかにシャガの花咲く春のおわりに段ボール二つ届きぬ母の日に開ければそれぞれ匂い来る花久々に娘の家を訪のえば手料理で迎えお喋りはずむ ジャスミン ソー
久々に遊歩道行けば垣沿いのモッコウバラに黄蝶たわむる耳の遠い友に書きたる便箋は思い伝えんと花柄えらぶ折り紙の鶴を折りつつ親睦会 久々なりて笑顔のならぶ十七年 家族の猫も年老いて娘(こ)は懸命に介護に当たる荒草に混じりて咲きぬ踊子草 春野に踊るみじかきいの
黄蝶のたわむれ追えば石段の足ままならず芍薬の咲く逞しく生きたあかしを伝えたく酔わねば書けぬ子等への手紙年ごとに少なくなりぬ飲み友のワインふふみてニニ・ロッソ聴くつくし生え「がくえん橋」の土手の上 見るはなつかし安曇野の郷ようやく春本番になりました。春の花
ミモザの黄窓辺の瓶に溢る夜一人聴きいる「ショパンのワルツ」傍目には足りて気ままなわたしでも時折おそう侘しさは何!焼きりんごの美味しいみせのお喋りも友の話の聞き役となるストレッチ娘(こ)に教えられ日に三度その気になれど三日つづかずいよいよ桜も満開になりまし
珍しき姫金魚草の花みつけ風に泳ぎてとりどりに咲く墓参り石段のぼれば春陽さし 白梅紅梅 彩なして咲くヘルパーを週一と決め頼みたる満足八分 ありがたきかな第六波自粛の生活わびしくてウクレレを弾く「明日があるさ」ようやく春になり、バス通りの梅の花も満開で、何時
三年目花開きたるカトレアの可憐なすがた飽きずにみいる朝ぼらけ冬空に見る白き月今日は友の来そうな予感君の名の残るスマホを掌に消すに消されず忘れ草摘む冬空に飛び立つ鶴の美しくしばし見上げる釧路湿原いよいよ弥生三月。早いものですね。もう春ですと言いたいけど風が
公園の陽だまりに咲くストックのここだけ楽園コロナも忘る時折に憩いもとめて行く茶房甘きケーキにこころ安らぐ三年ぶりに花開きたる胡蝶蘭 窓辺にありて楽しみ見入る入選歌 駅前のクロガネモチの赤き実の並木を通ればわたしも染まる入選歌
いつしらに花開きたるアネモネの冷たき朝(あした)に春を呼ぶらんおもてなし友の来訪に香を焚き「あらいい香り」と楽し気にいう宅配の隣に届くダンボール甘き香りに蘭と書かれて寒き夜(よ)は冬大根の甘き味 ふろふきにして君とたべよう一月もはやおわり、もう2月です。
蝋梅も睦月となればそろそろと花の開きて門前かざる散策の径を変えれば香りくる蠟梅の花冷えびえと咲く晴れた日は陽だまり求め集いたる日頃のストレス拭うかのごと「いらっしゃいよ」友に声掛け二人してかぼちゃ汁粉を雪の降る日にマンションの九階から眺めた雪景色です。早
ふっくらと水仙の蕾ひらきたる新春の花壇あさ陽に輝(て)りてスケボーで子らの遊びたる公園の喜々とした声小春日の午後きもの着て羽つきしたる遠き日のよみがえりくる冬空のもと年明けて駅伝観るはこうれいの楽しみとなりて、終わる正月山梨県側からみた富士山明けましてお
千両の日毎に色づく赤き実のみれば安らぐせまる年の瀬コンポート作りて友にプレゼント こんな自分が何故か楽しいドアー押せば茶房の中はぬくもりて人気少なく第九流れて帰りみち出会いたる犬は牧羊犬毛足の長くしばしたわむるいよいよ今年もあと僅かになりました。一人暮ら
迷わずに深紅ときめたシクラメン窓辺におきて聖夜を迎える一人でも楽しみたいとクリスマス ワインにピッザ チキンを添えて降りつづく山茶花梅雨の冷たくて一人こもりて甘酒をのむ大切な友の訃報に言葉なく パソコン画面なみだで霞む横浜のみなとみらいの二箇所のクリスマ
いつしらに煉瓦の家の垣に咲くピンクの山茶花 冬のはじめに公園に座して聴きいるガビチョウの声に癒さるる一人の休日折々の娘の電話にまじりたる猫の啼き声 赤児のように夕暮れの紅葉ずる公孫樹の向こうにはコンビニの灯り赤々めだつこの家の庭の山茶花ひそやかにこぼせる
名のとおり皇帝ダリアは誇らかに青空高く花ひらきたる朝夕の気温差おおきく着るも物も 秋になったり冬になったり京都へと旅好きな娘(こ)は一人にて紅葉がきれいとラインをくるる神護寺のライトアップの素晴らしく娘のライン惚れぼれと見る早いもので今年も残すところあと
朝夕の気温下がりてツワブキの黄の際立ちて日暮れ早める門前の花の手入れの老いし人麦わら帽子の蜻蛉が可愛いパンプスをスニーカーに代え四年経ち慣れれば平気とデパートへ行く茄子・トマト刻みつつ思う「ラタトゥユ」亡夫の知らない新しきメニューみやこわすれ日毎に秋めい
赤々とサルビアの咲く中庭の甘き香りに蜜蜂とび交う夕暮れのいつもの散歩に出会う犬今日はふり向き振り返りゆくバス停のベンチは何時も変わらねど今日のわたしのルージュがちがう入選日常を返してくださいのんびりと薬師池にいる亀を見たいから
探し物みつけたようにホトトギス 植木のかげにひそやかに咲く秋の夜の寂寥さそう虫の声わたしも共にウクレレを弾く久々に街を歩けば秋のいろ 華やぐ店内駅ビルのなか宣言が解かれたと聞けば早々と茶話会の予定聞きにくる友大分秋めいてきました。漸く緊急事態宣言も解除さ
あかあかと彼岸花咲く三輪の町秋の盛りとアキアカネ飛ぶ石段を登ればふれる萩の花しだれて咲きて妖しくゆれる誘われて友の車でみどり山 秋の田園トンボとあそぶお茶すれば三人三様 コーヒー・紅茶・ケーキにパスタ入選この頃は時短料理をレンジでと自粛疲れの程よい癒し
公園の花壇に咲きたるセロシアの色またいろを飽きずに見いる街角の植え込みに咲くタマスダレ花の白さに心寄せゆく自粛日に友訪ねくるはうれしくてクッキーを焼きていそいそと待つ大雨の残したものはガラス拭きかすみて見えぬ秋の青さよタマスダレこの頃は雨続きで嫌になりま
宙に咲く天使のラッパ香り良く見上げて楽しむ翁の庭で細やかなこころ遣いが嬉しくて友の持ち来る焼きたてのパン 久々に訪ね来し息子(こ)の寡黙なり帰る背なに見る亡夫(つま)のおもかげ団地内おぼえた筈でもまだ迷い夕陽を追いつつ家路につきぬ天使のラッパはエンジェル
赤あかと燃えるがごときハイビスカス 蘇りくるハワイの記憶昼下がり強き日差しの雨の後 人気なき道に蝉しぐれ降る友の部屋ゴーヤのカーテン日除けにと二つ実が付きうれしげに言う鉢植えにくれない静か芯長く伸びて妖しきハイビスカスの花
猛暑日といえどひるまず誇らかにダリアは咲きぬ色とりどりに一人居の話相手のなき日にはテレビのテロップ声出してよむ暑き日にダリア園にと誘われてあつさに負けて茶店で涼む友からのバースデーカード届きたるきれいな英字 外つ国の人これはパパさんの描かれた絵です。私へ
鮮やかなブーゲンビリアの咲く道は君と歩いた思い出うかぶステイホーム人気なき午後のバス停に色づく鬼灯三つかぞえるどう見ても幸せそうに見えるらし それでいいのよ、それでいいのよマスクして眼鏡に帽子ハテ誰?解らぬままに相づちをうつこれは娘が寒川神社で頂いたお祓
雨の後さえざえと咲く梔子の香りただよい玉露おちる鮮やかに白く光ればまぶしくて梅雨の晴れ間の梔子の花みどり濃き垣根をまがれば遊水池 カエルの啼くを久々に聴く降る雨に思いとどまる外出の聴こえくるのはコロナのニュースこれは珍しいジャガイモの花です。ようやく梅雨
よろこびも悲しもあるふる里のクルクマの花ねんごろに咲く気まぐれな梅雨の天気にまどわされ咲いたひまわり散らずにのこる飲み会も茶話会さえも遠のきていつまでつづくコロナの自粛このマグカップは、私の愛用のマグカップです。漸く梅雨らしくなりましたが、以前のような降
雨止みて夏陽に映える紫陽花の玉のしずくがポタリと落ちる咲きながら登りてゆきぬ立葵 梅雨のこぬまに青空あおぐこの頃は時短料理をレンジでとステイホームの程よい癒し在りし日の「白州正子」が浮かびくる青きスーツを資料館に見る
人気なき茶房のまえにクレマチス匂うがごとく華やぎて咲き自粛日は吾が休養日と決めたれど空を見上げてシーツを洗う痛むこし電気かけつつ「晶子」を読むメランコリックな初夏の夜更けに旅好きな娘と二人で善光寺 亡兄の墓参に、老鶯の啼くクレマチスはテッセンと似ています
ダンボール二個がとどきぬ母の日にカーネーションが窓辺でわらうサボテンの大輪の花が咲き始め朝にピンクを五つかぞえる到来の筍ご飯の美味しくて一人では出来ぬ旬を楽しむ新しきスニーカー買えば弾む足 先ずはみどりの遊歩道を行くこの頃は、ステイ・ホームで、飽きあきし
廃屋の庭に咲きたるアイリスが今日の出会いをよろこびて笑む口ぐせの「生きているのね」と釧路から友のラインの自粛の日々にヒューヒューと風の啼く声聴きながらラインを返す「まだ死ねないよ」清々し朝のキッチンに焼きあがるパンの匂に元気をもらうジャーマン・アイリス、
恙なく今日もおわりと思うときピンクの牡丹音もなく咲くひこばえの桜花びら愛らしく公園の古木みちみちて咲く送り来た亡兄(あに)の葬儀の写真見てコロナで行けず掌合わす三密を避けて友との誕生会マスク片手にケーキを食べるともし火の光に照らす窓の外の牡丹にそそぐ春の
ふさふさと垣の上から顔を出すミモザアカシア人待ち顔に在りし日の君の庭に咲く紫木蓮今年も綺麗と風の頼りでコロナ禍で自粛といえど気の重くフジコヘミングのラ・カンパネラ聴くお花見はランチ楽しむテラス席 娘と二人今年のぜいたく今年は花々がみな早目に咲き始めました
三椏の小枝を一本(ひともと)頂けば又来て下さいと翁うれしげナグチャンパ インドの香を焚きながらしばし瞑想コロナも忘れひもすがら女子ゴルフ観る土佐コース 鶯啼くをなつかしくきくコンビニを右に曲がればボケの花深紅に染まる春のゆうぐれ春ですね。三椏の花は珍しく
こぶし咲く駅前ひろばは春めいて出会いと別れのマスクが目立つ久しくも帰らぬ里の春景色 菜の花咲いたあぜ道浮かぶ街なかを流れる女鳥羽の川渕の水仙が綺麗と友の便りに遠き日の信濃の郷の食卓に身欠きにしんの味噌煮なつかし N
八重に咲く梅のかおりの部屋に満ち友のみやげのほのぼの嬉しお陽さまがビタミンDをくれるから少し歩こう冬日さすなか白鷺の飛び立つ景ははじめてと北へ向かうをしばし目で追うマスクして眼鏡に帽子ハテ誰?わからぬままに相づちをうつ梅の花さやかに白く空蒼くつちはしめりて
冬木立冷たき風の渡りきて根本のパンジー肩よせて咲く豆まきも終わりて今日は立春 菜の花飾りコロナを忘るおはようと返らぬ言葉と知りながらつい口に出る習いとなりて懐かしき友の訛の声聞きて思い出すなり郷の雪景色ビロードのような花びらです。緊急事態宣言も一か月伸び
北陸の大雪のニュース告ぐる時 蝋梅の黄冷えびえ香るこの冬は小鳥も来ぬと欅の木ショウビタキ一羽飛び立つ年古れどお洒落の好きな吾なりて娘(こ)の作りたるピアス楽しむ真夜の二時机に向かう娘(こ)のためにシチュウを煮込みし若い日のわれ
吐く息の冷たき朝にも凜と咲く白水仙の花のかぐわし庭先に見る千両の朱き実の冬日に映えて年あらたまる て山の端の初日に向かい掌を合わせ吾が身の丈の幸せ祈る正月は年に一度の団欒の家族でかこむ華のテーブル白鳥が
年の瀬に賑わうはずの花屋でもしずもりて咲くシクラメンの花送りきた信濃のりんご今年がさいご 兄は逝きたり亡き兄のスマホのラインの既読文字見れば書きたく「元気でいてね」占いの七月生まれは佳き年と期待はずれて今年もおわる(これはみなとみらいのイルミネーションで
若き日の亡夫と二人のクリスマス、ポインセチア飾り貧しさ忘るライブでは「母へ」を歌うわが娘ドレス姿に目がしらぬぐう自粛して籠りていれど女ですたしなみなりと薄紅をひく名にしおう赤レンガ倉庫百年の時を刻みて未だにぎわう(これは有名な赤レンガ倉庫です)ポインセチ
秋薔薇はみなとみらいの丘に咲き心の疲れを癒してくれる晩秋の日暮れも早く暗い海 観覧車のかがやき窓より眺む潮鳴りの聴こえる筈なきホテルから見下ろす白波横浜埠頭秋風に枯葉まうなか昔日の面影残る中華街を行く娘と二人早速go toトラベルを利用して一泊のみのプチ旅行を
夕暮れに「乙女の祈り」流れきて山茶花咲く径ゆっくり歩くようやくに野分の去りて百舌鳥の啼く二声・三声 玻璃ごしにきくうす紫のホトトギス咲く君の庭 思い出だけが脳裏を駆ける木曜日わたしも観ているプレパトを笑いのある日 一人でわらうホトトギスの花もう十月も半ば
秋の日の風にゆらぎて酔芙蓉八重咲きなりて中庭飾る ぎんなん友よりの銀杏の写真送りきて「もう秋ですね」と添え書きのあり 「今行くよ」慌ただし気な娘の電話 秋刀魚のかば焼きやがて届きぬ浜辺にて見つけし小石愛らしくネックレスとなる秋の江の島十月もそ
おだやかな秋の日差しを浴びながらダリアは咲きぬ色とりどりにあいまいなテレビの情報嫌気さし「吾亦紅」を聴く秋の夕べに病む腰をかばいて立ちぬキッチンに今日は簡単しゃぶしゃぶにしよう年古れど気持ちは若くユニクロでくすんだ赤のパーカーを買うダリアが大変綺麗に咲き
墓参り終わりて降りる石段の萩の小枝がやさしくふれるこの角を曲がれば何処に行くだろう 白いむくげの咲く街角で娘(こ)と二人GO TOトラベル決めたけど楽しみと不安ないまぜになる紅白の饅頭届く秋の日に長生きも良しと蟋蟀の啼く(パワーストーンのブレスレット)朝夕
コスモスの花の群れ咲く洋館の吾が散歩みち飽きずにとおる一人居の食事はいつも手料理で古きガスレンジ労りつ使う新しきガスレンジ来てほのぼのと新婚気分でキッチンに立つ絵手紙に彼岸の花の「曼殊沙華」黄泉の国へと切手を貼りぬいつしかとこすもす咲きぬ草の中細雨の前の
秋なれば意味なく寂しなぐさめにりんどう買いて食卓かざるいつしらに料理番組好きになりスマホで写すレシピの画面一人居の朝餉の後のコーヒーは初給料の花柄カップでラウンジで料理持ち寄り友三人ランチを共にお喋りはずむ熱中症,コロナ禍をを気にしている毎日、少しばかり
あざやかな千日紅の花咲きて駅前広場をかざる八月なぐさめに花火の動画ラインから友を思いてしばし楽しむ第二波のコロナの週末わびしくてウクレレを弾く「夏の思い出」長芋のサラダを薦める「あさいち」に気づけば同じわたしの朝餉相変わらず暑い日が続いています。この頃は
梅雨明けの空は夏色あざやかにまちかねたごと向日葵の咲く朝顔の絵柄のついた便せんに元気でいますと友への便り一人居の夕餉は慣れても物寂し梅酒の氷がシュワっと笑うベランダに立ちて聴きいる蝉の声 コロナ禍つづけど束の間の平和これは珍しい赤い向日葵です。漸く関東も
ふる郷の垣根をかざりしオニユリの今朝も大きな花開きたり焙煎の香りただよう喫茶店媼つどいて少し賑やか元気か?と兄の電話の一声が自粛つかれの心をほぐすなつかしきスーダラ節を聴きながらコロナも忘れ手拍子を打つこれはオニユリですが名前とは関係なく綺麗な花です。コ
多摩川の土手に咲きたる撫子のそよ風吹けば可憐にゆれるうす桃のむくげの花の咲きにけり顔を知らない友のペンネーム梅雨まなか哀愁こもる裕次郎の「赤いハンカチ」懐かしくきく飲み会もお茶会さえも遠のきて何時までつづくコロナの自粛朝な朝な一枝折りてこの頃は乏しく咲き
雨上がり夏日を浴びてたちあおい今朝にピンクを三つかぞえる続きたる自粛の暮らしに疲れはて少し派手めのTシャツを買う紫陽花のほのぼの見える夕暮れに夫は旅立ち花もみぬまましずかなるひとむらだちの葵さき入りこし園(その)の飴色の土
行付けの茶房の前のタイマツソウ香り放ちて優し気に咲くコロナ禍の自粛に疲れ癒したく「ハワイアン」を聴く初夏の夕暮れいつしらに二十年経ちぬ一人居も身に付きしものは寂しさと自由早いものでもう今年になって半年経ちました。アットいう間ですね。季節の進み方も早く夏の
うつむいて物言わずとも分かるがに西洋オダマキしとやかに咲く曇垂れて心も重く自粛をと一人籠りて「晶子」にふけるさよならと改札通る友の背の丸く見えれば寂しさの湧く西洋オダマキは、紫が主でピンク・白もありますが、余り見られません。この猫は息子夫婦が飼っている猫
匂うほどジャーマンアイリス咲きそろい蝶が舞い来る初夏の庭先「いよいよと林檎の花が咲きました」友の絵手紙ふる郷の景アルプスを背なに咲きたるれんげ草 遠き思い出安曇野の郷入選歌「あれ・これ・と代名詞だけで言わないで」娘に笑われ猫がふりむく
うららかな春の陽あびてラベンダーほのかな香りに心やすらぐ気まぐれな春の天気にまどわされ咲いたスズラン散らずに残る春の日にこのままいたいと公園のベンチに座して風の声を聴く灯り消し音なき世界に身をおきてひたすらに聴く母の鼓動を
散策の道を変えればシャガの花うす紫に匂いて咲きぬ美智子様のお好きな花と聴きしなり「安野光雅」の著書をひもとく欲しくなり二本(ふたもと)手折り瓶のさし食卓かざればコロナも忘る
忘れえぬ君と歩いた街角にレンギョウ群咲く弥生の尽日ベランダから見下ろすさくらはふんわりと風に揺らげばわたしもゆれるコロナ禍に心乱れておちつかず自粛しおれば春の雪ふる入選歌安曇野のリンゴの花の匂ふころ五月訪ひたし吾が郷なれば
たそがれてうす紫の匂うころ十二単はひそと咲きおりすがすがし夕べの雨に洗われて雪柳さくを公園にみる娘(こ)に送る花柄マスクの手作りに「素敵」と返しくるラインの嬉しかたすみの杉の木立のうす赤み枯草原にたんぽぽの萌ゆ
垣根からふんわり顔出すアカシアの咲くは早いと小雀(こがら)がつつく春一番過ぎたる朝(あした)のベランダに黄のクロッカス平然と咲く湯上りに蜂蜜入れたレモネード「ホットもいいね!」と君は言ったあかしあの花ふり落とす月は来ぬ東京の雨わたくしの雨
いつしらに花開きたる沈丁花かおりほのかに冬日差すなかキンカンの鈴生りとなる垣の上ヒヨドリ飛ぶをバスより眺む教えられ折り紙おりつつお喋りも楽しからずや今日の茶話会雨戸あけ手洗い居れば庭の闇に粉々匂ふ沈丁の花 正岡
馥郁と古木なりても梅の花の冬日あびつつはや咲きはじめ折り鶴を友の見舞いにと折り始め千羽は無理と金銀十羽あしたある昼食会の話題にと寅さんドラマ気を入れて観る鶯のなく声たえし梅園のおぼろ月夜に笛のねぞする 樋口一葉き
街路樹のねもとに咲きたるストックの冬陽をあびて今盛りなり小正月友と二人の新年会ワイン飲みつつ古里語る虎落笛吹く風つよく寝付かれず一人聴きいるラジオの落語悲しみをのり越えし人の玄関にストック甘く匂いていたり
中庭にここにいますと水仙の白き花びら春を待ちいる寂しさはしばし忘れて初春に娘と語る旅の計画カフェには冬薔薇の鉢とりどりに花に魅かれてレモンティーを呑む美しき素足の冬の来たりけりちらほらと咲く水仙の花 与謝野晶子明け
夕光の西に傾く窓外の千両の赤き実春を待ちいる くれない迷わずにシクラメンと決め紅の鉢を求め来 君をしのびて多摩川の蛇行見下ろす橋の上誰にも同じ秋の風吹く NHK短歌誌掲載もう今年も残すところあ
久々に娘とかこむなべ料理 少し早めのクリスマスとなる公園の花壇にネリネの花開き今年いっぱい咲いてと願う年経れば家族がへりて大いなる兄が一人居の吾を案ずるたまプラーザ駅の今年のクリスマスツリーです。もう今年も終わりに近づきました。クリスマスツリーもあちこち
遠くより黄の色目立つ石垣の石蕗と知る小春日の午後庭に植ゑて久しき石蕗秋寒く一茎の花咲かせたりけり 窪田空穂入選歌亡き夫の遺ししものは孤独のみビールの泡が知らずにこぼる
街路樹の根元に咲きたる菊の花 秋を謳いつ青空あおぐ久々に編みて送りぬマフラーを長野は寒いと兄の便りの気にかかる賞味期限を確かめてまだ大丈夫とシチュウを作る秋立つとおもうばかりをわが宿の 垣の野菊は早咲きにけり
ガラスの樹ひかり放ちたる秋の日よ 思い出はるか美術館の庭青き空登る車窓にススキ穂の揺れるさざ波箱根路を行く火傷した指は痛いが思い込め焼きりんご作る雨の落とし子たまくしげ 箱根の山に夜もすがら 薄(ススキ)を照らす月のさやけさ
あいにくの雨に咲きたる金木犀夕べの風にゆれてただよう秋の雨足ばやにきて降りしきる書店の灯り滲みてみえる朝露を踏みしめ訪う玄関に君の靴あり在りし日のままさみしさはその色としもなかりけり真木立つ山の秋の夕暮れ
公園の片すみかざるセロシアの艶めくピンクにアキアカネ飛ぶ無花果のコンポート煮る日暮れどき甘き匂いに満ち満ちて 秋思い出は寂しさに替わる秋の夜の一人聴きいるショパンのワルツこぞよりも秋の目覚めぞなりにけるつもれる年のしるしなるらん
風にゆれはやも咲きたるコスモスの遊歩道に見る夏の終わりに痛むこし電気かけつつ晶子読むメランコリックな晩夏の夜更け側溝の中から顔だす雑草の黄色の小花秋をつげくる
九階の窓いっぱいの青空は私の宇宙 午後の長椅子家は九階にありますので見晴らしがよく虫も入らず青空がとても綺麗に見えます。まるで私に為の空のように・・・・・もう秋ですね。吹く風にも秋を感じます。掲載されますと励みになりますのでまたもっと頑張りたいと思います
自作の短歌と日々の想いを書いています。
ひまわりの黄色い笑顔が好きでした幼き頃の思い出たどる 遠雷のかすかに聴こゆる昼つ方夏のなごりとかき氷食む 掘割の水面に揺れる白き蓮 君在りしごと赤蜻蛉とぶ 水無月の青き空よりこぼれたる日の種に咲く日まはりの花
これは病院食です。 燃えるよなハイビスカスの朱きいろ萎えたる吾に笑顔よろしく 重湯から三分・七分粥と量の増え朝に夕にとひたすらに食む 又一つ年を取ったと思う朝「一つくらい」と小鳥のうたう 夏の花風のよすがに匂ふなり心とこ
ブラックジャック通称スカシユリ万葉公園の滝 久々に陽の差す庭にスカシユリ白蝶の舞えば夏の来たると いにしえの歌を訪ねて湯河原の万葉公園初夏の道 苔むした石段登ればゴーゴーと滝のしぶきに虹の輝く かたぶきてたてるを見れば人しれず物を
古里の河原に咲きし撫子の小さな風に素直にゆれる 夕餉どき太鼓の音に誘われて浮かれて見入る「東京音頭」 かき氷・綿菓子・やきとり店並び家族で賑わう夏のまつりの 久方の雨は降りしく撫子がいや初花に恋しきわが背
古里の梅の小枝にからまりて艶やかに咲く凌霄花 猫好きな息子夫婦はボランティア十五匹保護愛しいと言う 梅雨の夜一人静かに居たいときピーポーパーポー今日は三度目 高々とのうぜんかずら咲きにけりただにあわれと観つつ籠らむ
くれない 紅と白の花付けフェイジョアは幸せ招くと院長語る クリニックの前で 従弟らと年に一度の愉しみはみなとみらいの五階レストラン 梅雨晴れの夏日と言えど風涼し木陰で小
三角の積み木のような家々の薔薇が華やぐ小田急沿線 口ぐせの「生きているのね」と釧路よりラインの届く雨の休日 ヒューヒューと風の鳴く音聴きながらラインを返す 「まだ死ねないよ」 大きな
紫陽花の青が眩しき夏日には水が欲しいと囁きのきこえ 母子草気ままに歩む遊歩道母を慕うがに揚羽舞くる 新しきスニーカー買えば弾む足先ずは緑の並木を歩く 紫陽花も花櫛したる頭をばうち傾けてなげく夕ぐれ
くれないの躑躅群咲く君の庭甘き香りに蜜蜂飛び交うちらし寿司みやげに友の訪れる初夏を彩るなつかしき味爽やかな空気を破り鶯の鳴く声しきり朝のゴルフ場岩つつじ折りもてぞ見るせこが着しくれなゐ染めの色に似たれば
平成と令和をつなぐ青空に藤の花房満開となり いつの間に紫蘭咲き初むバス停にわたしも乗ると黄蝶舞いくる 同郷の友よりもらう春野菜なつかしき味香りも添えて 暮れぬとは思ふものから藤の花咲けるやどには春ぞひさしき
「ブログリーダー」を活用して、hanatankaさんをフォローしませんか?
くれないほうせんか咲いたと聞いて夏日さけ紅さえざえ朝(あした)に見入る休日は関係ないと独り身は何時もの時間に朝餉のしたく夏日さけゴーヤのネット張られたる続く猛暑にあちこちで見る入選歌夏蝶のたわむれ追えば石段の足ままならず立葵
駅前の白きむくげの並木道 飽きずに眺む行きも帰りも予報通り雷鳴とどろく昼つかた屋上の鳩がにわかに飛び立つ抜歯後の痛みのこりてストローで飲むコーヒーにしばし安らぐ明日の事は分からぬと思うその時に友のメールの元気でいてねこの頃は又蒸し暑い日が続いています。雨
廃屋の庭に咲きたる向日葵の夏草にまじりてひと際目立つ空青く夏日のつづくバス通りUVカットの日傘が行き交うニュース観て吐息つきつつこの朝もいつもと同じサラダを作る入選歌同郷の友よりもらう丸茄子は 信濃の郷の朝霧(きり)の味する
風わたる裏の垣根に沿いて咲く冴えて彩るあじさいの花夕暮れに家路につけば門前の花あかりする八重の十薬ふる郷の友へ電話をとスマホ開け気づけばチーちゃんこの世にいないほどほどに幸せそうに生きているチクリと痛む胸の野いばら八重の十薬(どくだみ)梅雨と言えば紫陽花
雨の後ピンク鮮やかブラシの木露の光て初夏をいろどるくれないの「ぐみの実」食べて遊びたる思い出遠く安曇野のさと夏の日の梅シロップと思いても長引くコロナに飲む人のなく入選歌公園のベンチに座して気晴らしに老鶯のこえ聴く「木漏れ日の森」
雨のあと垣根を覆うティカカヅラ ビーズのような玉露おとすつばめの巣久々なりてなつかしく雛の声聞く小机の駅愛らしきムギナデシコを摘む友の指先かろやか花とからめり臥す君を見舞えば指差し「見てごらん」庭の小雀(こがら)が春草つつく
待ちかねたサボテンの花開きたり皐月の風にゆさゆさ揺れる門前に誰をか待つがにしとやかにシャガの花咲く春のおわりに段ボール二つ届きぬ母の日に開ければそれぞれ匂い来る花久々に娘の家を訪のえば手料理で迎えお喋りはずむ ジャスミン ソー
久々に遊歩道行けば垣沿いのモッコウバラに黄蝶たわむる耳の遠い友に書きたる便箋は思い伝えんと花柄えらぶ折り紙の鶴を折りつつ親睦会 久々なりて笑顔のならぶ十七年 家族の猫も年老いて娘(こ)は懸命に介護に当たる荒草に混じりて咲きぬ踊子草 春野に踊るみじかきいの
黄蝶のたわむれ追えば石段の足ままならず芍薬の咲く逞しく生きたあかしを伝えたく酔わねば書けぬ子等への手紙年ごとに少なくなりぬ飲み友のワインふふみてニニ・ロッソ聴くつくし生え「がくえん橋」の土手の上 見るはなつかし安曇野の郷ようやく春本番になりました。春の花
ミモザの黄窓辺の瓶に溢る夜一人聴きいる「ショパンのワルツ」傍目には足りて気ままなわたしでも時折おそう侘しさは何!焼きりんごの美味しいみせのお喋りも友の話の聞き役となるストレッチ娘(こ)に教えられ日に三度その気になれど三日つづかずいよいよ桜も満開になりまし
珍しき姫金魚草の花みつけ風に泳ぎてとりどりに咲く墓参り石段のぼれば春陽さし 白梅紅梅 彩なして咲くヘルパーを週一と決め頼みたる満足八分 ありがたきかな第六波自粛の生活わびしくてウクレレを弾く「明日があるさ」ようやく春になり、バス通りの梅の花も満開で、何時
三年目花開きたるカトレアの可憐なすがた飽きずにみいる朝ぼらけ冬空に見る白き月今日は友の来そうな予感君の名の残るスマホを掌に消すに消されず忘れ草摘む冬空に飛び立つ鶴の美しくしばし見上げる釧路湿原いよいよ弥生三月。早いものですね。もう春ですと言いたいけど風が
公園の陽だまりに咲くストックのここだけ楽園コロナも忘る時折に憩いもとめて行く茶房甘きケーキにこころ安らぐ三年ぶりに花開きたる胡蝶蘭 窓辺にありて楽しみ見入る入選歌 駅前のクロガネモチの赤き実の並木を通ればわたしも染まる入選歌
いつしらに花開きたるアネモネの冷たき朝(あした)に春を呼ぶらんおもてなし友の来訪に香を焚き「あらいい香り」と楽し気にいう宅配の隣に届くダンボール甘き香りに蘭と書かれて寒き夜(よ)は冬大根の甘き味 ふろふきにして君とたべよう一月もはやおわり、もう2月です。
蝋梅も睦月となればそろそろと花の開きて門前かざる散策の径を変えれば香りくる蠟梅の花冷えびえと咲く晴れた日は陽だまり求め集いたる日頃のストレス拭うかのごと「いらっしゃいよ」友に声掛け二人してかぼちゃ汁粉を雪の降る日にマンションの九階から眺めた雪景色です。早
ふっくらと水仙の蕾ひらきたる新春の花壇あさ陽に輝(て)りてスケボーで子らの遊びたる公園の喜々とした声小春日の午後きもの着て羽つきしたる遠き日のよみがえりくる冬空のもと年明けて駅伝観るはこうれいの楽しみとなりて、終わる正月山梨県側からみた富士山明けましてお
千両の日毎に色づく赤き実のみれば安らぐせまる年の瀬コンポート作りて友にプレゼント こんな自分が何故か楽しいドアー押せば茶房の中はぬくもりて人気少なく第九流れて帰りみち出会いたる犬は牧羊犬毛足の長くしばしたわむるいよいよ今年もあと僅かになりました。一人暮ら
迷わずに深紅ときめたシクラメン窓辺におきて聖夜を迎える一人でも楽しみたいとクリスマス ワインにピッザ チキンを添えて降りつづく山茶花梅雨の冷たくて一人こもりて甘酒をのむ大切な友の訃報に言葉なく パソコン画面なみだで霞む横浜のみなとみらいの二箇所のクリスマ
いつしらに煉瓦の家の垣に咲くピンクの山茶花 冬のはじめに公園に座して聴きいるガビチョウの声に癒さるる一人の休日折々の娘の電話にまじりたる猫の啼き声 赤児のように夕暮れの紅葉ずる公孫樹の向こうにはコンビニの灯り赤々めだつこの家の庭の山茶花ひそやかにこぼせる
名のとおり皇帝ダリアは誇らかに青空高く花ひらきたる朝夕の気温差おおきく着るも物も 秋になったり冬になったり京都へと旅好きな娘(こ)は一人にて紅葉がきれいとラインをくるる神護寺のライトアップの素晴らしく娘のライン惚れぼれと見る早いもので今年も残すところあと
赤あかと燃えるがごときハイビスカス 蘇りくるハワイの記憶昼下がり強き日差しの雨の後 人気なき道に蝉しぐれ降る友の部屋ゴーヤのカーテン日除けにと二つ実が付きうれしげに言う鉢植えにくれない静か芯長く伸びて妖しきハイビスカスの花
猛暑日といえどひるまず誇らかにダリアは咲きぬ色とりどりに一人居の話相手のなき日にはテレビのテロップ声出してよむ暑き日にダリア園にと誘われてあつさに負けて茶店で涼む友からのバースデーカード届きたるきれいな英字 外つ国の人これはパパさんの描かれた絵です。私へ
鮮やかなブーゲンビリアの咲く道は君と歩いた思い出うかぶステイホーム人気なき午後のバス停に色づく鬼灯三つかぞえるどう見ても幸せそうに見えるらし それでいいのよ、それでいいのよマスクして眼鏡に帽子ハテ誰?解らぬままに相づちをうつこれは娘が寒川神社で頂いたお祓
雨の後さえざえと咲く梔子の香りただよい玉露おちる鮮やかに白く光ればまぶしくて梅雨の晴れ間の梔子の花みどり濃き垣根をまがれば遊水池 カエルの啼くを久々に聴く降る雨に思いとどまる外出の聴こえくるのはコロナのニュースこれは珍しいジャガイモの花です。ようやく梅雨
よろこびも悲しもあるふる里のクルクマの花ねんごろに咲く気まぐれな梅雨の天気にまどわされ咲いたひまわり散らずにのこる飲み会も茶話会さえも遠のきていつまでつづくコロナの自粛このマグカップは、私の愛用のマグカップです。漸く梅雨らしくなりましたが、以前のような降
雨止みて夏陽に映える紫陽花の玉のしずくがポタリと落ちる咲きながら登りてゆきぬ立葵 梅雨のこぬまに青空あおぐこの頃は時短料理をレンジでとステイホームの程よい癒し在りし日の「白州正子」が浮かびくる青きスーツを資料館に見る
人気なき茶房のまえにクレマチス匂うがごとく華やぎて咲き自粛日は吾が休養日と決めたれど空を見上げてシーツを洗う痛むこし電気かけつつ「晶子」を読むメランコリックな初夏の夜更けに旅好きな娘と二人で善光寺 亡兄の墓参に、老鶯の啼くクレマチスはテッセンと似ています
ダンボール二個がとどきぬ母の日にカーネーションが窓辺でわらうサボテンの大輪の花が咲き始め朝にピンクを五つかぞえる到来の筍ご飯の美味しくて一人では出来ぬ旬を楽しむ新しきスニーカー買えば弾む足 先ずはみどりの遊歩道を行くこの頃は、ステイ・ホームで、飽きあきし
廃屋の庭に咲きたるアイリスが今日の出会いをよろこびて笑む口ぐせの「生きているのね」と釧路から友のラインの自粛の日々にヒューヒューと風の啼く声聴きながらラインを返す「まだ死ねないよ」清々し朝のキッチンに焼きあがるパンの匂に元気をもらうジャーマン・アイリス、
恙なく今日もおわりと思うときピンクの牡丹音もなく咲くひこばえの桜花びら愛らしく公園の古木みちみちて咲く送り来た亡兄(あに)の葬儀の写真見てコロナで行けず掌合わす三密を避けて友との誕生会マスク片手にケーキを食べるともし火の光に照らす窓の外の牡丹にそそぐ春の
ふさふさと垣の上から顔を出すミモザアカシア人待ち顔に在りし日の君の庭に咲く紫木蓮今年も綺麗と風の頼りでコロナ禍で自粛といえど気の重くフジコヘミングのラ・カンパネラ聴くお花見はランチ楽しむテラス席 娘と二人今年のぜいたく今年は花々がみな早目に咲き始めました
三椏の小枝を一本(ひともと)頂けば又来て下さいと翁うれしげナグチャンパ インドの香を焚きながらしばし瞑想コロナも忘れひもすがら女子ゴルフ観る土佐コース 鶯啼くをなつかしくきくコンビニを右に曲がればボケの花深紅に染まる春のゆうぐれ春ですね。三椏の花は珍しく
こぶし咲く駅前ひろばは春めいて出会いと別れのマスクが目立つ久しくも帰らぬ里の春景色 菜の花咲いたあぜ道浮かぶ街なかを流れる女鳥羽の川渕の水仙が綺麗と友の便りに遠き日の信濃の郷の食卓に身欠きにしんの味噌煮なつかし N
八重に咲く梅のかおりの部屋に満ち友のみやげのほのぼの嬉しお陽さまがビタミンDをくれるから少し歩こう冬日さすなか白鷺の飛び立つ景ははじめてと北へ向かうをしばし目で追うマスクして眼鏡に帽子ハテ誰?わからぬままに相づちをうつ梅の花さやかに白く空蒼くつちはしめりて