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2019/08/31

  • 白山吹と端午の節句

    垣沿いに理由などなくすがやかにシロヤマブキは風とたわむる友くるる筍ご飯に蕗そえて旬を楽しむ一人の夕餉そろそろと端午の節句の近づけば待合をかざる五月人形春の風やさしそうでもすさまじくベランダの植木ころがして去る速いものでもう4月も半ばを過ぎました。春の花〃

  • 紫の花とつれづれに

    かたくなな心をほぐすかに紫の十二単はほのぼのと咲く街路樹に添いて咲きたるアイリスのみんな見てよと色冴えて咲く春寒の夜更けに聴き入る「なごり雪」昭和のうたを懐かしくきく朝なさな腹式呼吸十回と決めて始まるわたしの一日(ひとひ)十二単アイリス四月になりました。

  • 桜草とつれづれに

    遠目には意外と目だたぬさくらそう愛らしき小花かた寄せて咲くリハビリの窓越しに見る黄水仙わが目と合いてニコッと笑ううっかりと食前薬のみわすれそれはそれよとケセラセラ歌う頂きし「おでん」を夕餉の膳にのせ友の心に痛みも忘る入選歌屑籠に入れたるレシート搔き出して

  • 菜の花と日々の思い

    心地よい風に揺らぎて菜の花の遊歩道かざる黄金のまぶし雛人形かざれば楽し独り居の老いてもひと時子供にかえる誘われて断る勇気もひつようと余生はのんびりウクレレをひく凍て空に鶴啼きわたる北の地の釧路湿原 飽きずにながむ釧路湿原2月は逃げると言いますが、本当に逃

  • 紅梅とつれづれに

    心地よく陽は周り来て紅梅の甘き香りのほほをなでゆくバレンタインに義理チョコ止めて吾がために生チョコ買う時代となりてこ娘とふたりランチ楽しむレストラン デザート運ぶはロボットなりて朝なさな花開きたるカトレアの愛らしき姿に元気をもらううちのミニカトレア漸く、

  • 水仙と寒の日

    寒のあさ耐えてほほえむ水仙の春はそこまで庭先に見る友逝きて浮かぶ面影しのびつつ仏前に参る水仙さくとき散歩みち出会いし犬は尾を振りて寒さは平気とはしゃぎていたり とも寒のあめ山もかすみて見えぬ午後 級友との電話元気たしかむだい

  • 蠟梅と年のはじめに

    気が付けば花開きたる蠟梅のレンガの家の門前にみる息子(こ)ら夫婦お赤飯をと届け来て年の初めの夕餉の膳に独り居の暮らしに馴れて二十余年気ままになるを少しゆるして「いらっしゃい」と友を招きてお汁粉を外は寒々北風のふく通学の行きも帰りも眺めてた松本城のそ

  • 万両とつれづれに

    明けましておめでとうございます。昨年は色々と楽しませて頂き有難うございました。今年も又宜しくお願い致します。さりげなく万両赤く色づきて淑気の庭に小雀(こがら)があそぶ持ち寄りのお菓子にお節の新年会久々に会い久々にわらう出ぬ名前頭かすめるあの人の顔はうかべ

  • エリカの花とつれづれに

    さりげなく今年も終わりとエリカ咲き風もひんやり紅の濃き独りでもツリーを飾れば寂しさを忘れて歌うジングルベルをこの頃の新しき歌にはなじめずにひたすら歌う昭和のエレジー 「その話もう、聞いたよ」と娘に言われいよよわれも と老いをみとめるエリカ紅エリカ白二子玉川

  • 秋の花と子供たち

    秋の日のネリネ花咲く公園に子等のはしゃぎてサッカーに興ずる行き着けの本屋の前のガーデンマム ピンク色濃く晴れやかに咲く うた こ 何気なく短歌止めようかとつぶやけば「止めたらボケる」と娘に励まされいつしらに

  • 柊木犀とつれづれに

    息子(こ)の家の柊木犀咲きほこり秋の陽あびて甘き香(か)放ち秋なれば友より届く甘き柿夕餉のデザートに郷をあじわう君逝きて四年経てども知らぬ気に庭の梢に椋鳥あそぶ節電と物の値上がり聞く度に戦後の暮らしよみがえりくる表参道の銀杏です。今日テレビで放映していま

  • ダリアの花と秋のおとづれ

    誘われてダリア園へと秋の日に華やぎて咲くを楽しみて見る柿の実がたわわに実るバス通り空の青さを通して眺む秋日和今が盛りとコキア咲く一人散歩のさくら公園オカリナのコンサート終わりて帰る道 星空ながめ余韻にひたる入選歌心電図の波の流れのとうとうと「ご立派」の声

  • ホトトギスの花とつれづれに

    道端の植木にまじりてひっそりと淡きむらさきのホトトギス咲く心地よい疲れに沁みるレモネード甘く酸っぱいリハビリのあとこの夏の蝉の亡骸いくつみたか覚えていない秋のはじめに入選歌高齢者の多き団地の昼しずかとうがらしの実の赤く色づく

  • 萩の花 秋です

    墓参にときざはし昇れば萩の花 君が呼ぶがにはらりと触れる母さんと呼びて彼岸の空見上げ「そちらも萩が咲いていますか」駅前の並木を通れば焼き芋の秋の匂にススキ穂たれるしんみりと秋の夜長に「行かないで」 玉置浩二の歌声によう娘の大事な猫の「こむぎ」です萩は秋の

  • 月下美人の花とつれづれに

    今か今かと待つ日暮れ時一夜花の月下美人 妖艶に咲く荒草に混じりて咲きぬつゆ草の青のすがしく秋天に映え こ 隔日に「元気ですか」と電話くるる娘はそれなりに吾を気遣う こらご無

  • 桔梗の花と夏のおわりに

    むらさきの桔梗の花の咲くころは日暮れも早く鱗雲うかぶジージーと窓を通して蝉のこえ中ではわたしがキーボード打つ絵手紙の残暑見舞いはもう来ないチーちゃん天(そら)へ旅にでたから茜映ゆ空はたちまち暮れゆくを「がくえん橋」からしばし見ている観賞用とうがらし早いも

  • 百日紅とつれずれに

    はやばやと百日紅さく君の庭思い出だけが脳(なずき)を駆ける地下鉄の片倉町のアナウンスさるすべり咲く君のいた街旅好きな娘は一人で厳島元気でいますとラインのくるる台風の残したものはガラス拭き陽ざしさえぎる雨のあしあとさるすべりは百日紅と書きますが、百日間咲く

  • 鳳仙花と思いのままに

    くれないほうせんか咲いたと聞いて夏日さけ紅さえざえ朝(あした)に見入る休日は関係ないと独り身は何時もの時間に朝餉のしたく夏日さけゴーヤのネット張られたる続く猛暑にあちこちで見る入選歌夏蝶のたわむれ追えば石段の足ままならず立葵

  • むくげの花と日々の思い

    駅前の白きむくげの並木道 飽きずに眺む行きも帰りも予報通り雷鳴とどろく昼つかた屋上の鳩がにわかに飛び立つ抜歯後の痛みのこりてストローで飲むコーヒーにしばし安らぐ明日の事は分からぬと思うその時に友のメールの元気でいてねこの頃は又蒸し暑い日が続いています。雨

  • 向日葵とわたし

    廃屋の庭に咲きたる向日葵の夏草にまじりてひと際目立つ空青く夏日のつづくバス通りUVカットの日傘が行き交うニュース観て吐息つきつつこの朝もいつもと同じサラダを作る入選歌同郷の友よりもらう丸茄子は 信濃の郷の朝霧(きり)の味する

  • 紫陽花とつれづれに

    風わたる裏の垣根に沿いて咲く冴えて彩るあじさいの花夕暮れに家路につけば門前の花あかりする八重の十薬ふる郷の友へ電話をとスマホ開け気づけばチーちゃんこの世にいないほどほどに幸せそうに生きているチクリと痛む胸の野いばら八重の十薬(どくだみ)梅雨と言えば紫陽花

  • ブラシの木と思い出

    雨の後ピンク鮮やかブラシの木露の光て初夏をいろどるくれないの「ぐみの実」食べて遊びたる思い出遠く安曇野のさと夏の日の梅シロップと思いても長引くコロナに飲む人のなく入選歌公園のベンチに座して気晴らしに老鶯のこえ聴く「木漏れ日の森」

  • ティカカズラの花とつれづれに

    雨のあと垣根を覆うティカカヅラ ビーズのような玉露おとすつばめの巣久々なりてなつかしく雛の声聞く小机の駅愛らしきムギナデシコを摘む友の指先かろやか花とからめり臥す君を見舞えば指差し「見てごらん」庭の小雀(こがら)が春草つつく                   

  • サボテンとつれづれに

    待ちかねたサボテンの花開きたり皐月の風にゆさゆさ揺れる門前に誰をか待つがにしとやかにシャガの花咲く春のおわりに段ボール二つ届きぬ母の日に開ければそれぞれ匂い来る花久々に娘の家を訪のえば手料理で迎えお喋りはずむ ジャスミン ソー

  • モッコウバラと思いのままに

    久々に遊歩道行けば垣沿いのモッコウバラに黄蝶たわむる耳の遠い友に書きたる便箋は思い伝えんと花柄えらぶ折り紙の鶴を折りつつ親睦会 久々なりて笑顔のならぶ十七年 家族の猫も年老いて娘(こ)は懸命に介護に当たる荒草に混じりて咲きぬ踊子草 春野に踊るみじかきいの

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