小沼丹『山鳩』読了。 本作『山鳩』は、1980年(昭和55年)9月に河出書房新社から刊行された短篇小説集である。 この年
小沼丹『山鳩』日々の暮らしはいつか「思い出の連鎖」となって人生の物語を綴り始める
小沼丹『山鳩』読了。 本作『山鳩』は、1980年(昭和55年)9月に河出書房新社から刊行された短篇小説集である。 この年
喜多嶋隆『六本木バナナ・ボーイズ』バブル景気に沸く東京のハードボイルドな青春ライフ
喜多嶋隆『六本木バナナ・ボーイズ』『六本木シンデレラ』読了。 本作『六本木バナナ・ボーイズ』は、1988年(昭和63年)
ガルシア=マルケス『コレラの時代の愛』死に近づくほど「愛」はより深まるものだ
ガブリエル・ガルシア=マルケス『コレラの時代の愛』読了。 本作『コレラの時代の愛』は、1985年(昭和60年)に発表され
北海道銀行『吉井勇 生誕百年記念 ライラック歌集』札幌滞在中の吉井勇と札幌の歌
吉井勇は「リラ」の歌を詠んだことで、札幌の文学史に名前を残した歌人である。 1955年(昭和30年)6月。 歌人・吉井勇
庄野潤三「前途」大学と戦場との境界線で過ごしたモラトリアムな青春
庄野潤三「前途」読了。 本作「前途」は、1968年(昭和43年)10月に講談社から刊行された長篇小説である。 この年、著
「さっぽろライラックまつり」は、地元・札幌の文化人たちの酒盛りから始まった
1959年(昭和34年)に始まった「さっぽろライラックまつり」も、今年(2025年)で66年目を迎える。 現在では、すっ
さっぽろライラックまつりの季節は、札幌散策にぴったりの季節でもある。 本を読みつつ、札幌の街を歩きながら、ライラックの花
ウィリアム・サローヤン「パパ・ユーア クレイジー」10歳の息子と真剣に向き合った父親の物語
ウィリアム・サローヤン『パパ・ユーア クレイジー』読了。 本作『パパ・ユーア クレイジー』は、1957年(昭和32年)に
さっぽろライラックまつりの季節だからライラックを歌った札幌の歌を歌おう
札幌は「ご当地ソング」の多い街である。 ご当地ソングとは、地域の風物詩を盛り込んで旅情を演出する歌のことで、昭和時代の歌
渡辺淳一「リラ冷えの街」どんなに情熱的な不倫も夫婦関係を乗り越えることはできない
渡辺淳一「リラ冷えの街」読了。 本作「リラ冷えの街」は、1971年(昭和46年)5月に河出書房新社から刊行された長篇小説
『リラ冷え』の語源は、渡辺淳一の『リラ冷えの街』ではない。 渡辺淳一は、北大植物園を管理する辻井達一助教授の著作で「リラ
庄野潤三『絵合せ』文庫本では読むことのできない単行本オリジナル『絵合せ』の魅力
庄野潤三『絵合せ』読了。 本作『絵合せ』は、1971年(昭和46年)5月に講談社から刊行された短篇小説集である。 この年
『ボニータ! ボサノヴァ』カフェから始まったボサノヴァ・ブームの時代
2000年代の日本で、ちょっとしたボサノヴァ・ブームがあった。 震源地は、オシャレなカフェだったような気がする。 199
庄野潤三「ピアノの音」読了。 本作「ピアノの音」は、1997年(平成9年)4月に講談社から刊行された長篇小説である。 作
『フォーカス』(1988年)パパラッチに盗撮されて激昂するサリンジャー(69歳)の写真
1988年(昭和63年)、写真週刊誌『FOCUS(フォーカス)』に、パパラッチに盗撮されて激昂する作家(J.D.サリンジ
ショーロホフ『静かなドン』反戦フォーク「花はどこへ行った」を生んだロシアの戦争文学
ミハイル・ショーロホフ「静かなドン」読了。 本作「静かなドン」は、1926年(昭和元年)から1940年(昭和15年)まで
太宰治『ヴィヨンの妻』心の闇と向き合い続けた作家の最後の小説
太宰治『ヴィヨンの妻』読了。 本作『ヴィヨンの妻』は、1950年(昭和25年)に新潮文庫から刊行された短篇小説集である。
太宰治『ヴィヨンの妻』心の闇と向き合い続けた作家の最後の小説
太宰治『ヴィヨンの妻』読了。 本作『ヴィヨンの妻』は、1950年(昭和25年)に新潮文庫から刊行された短篇小説集である。
サリンジャーの著作年表│日本で出版されたサリンジャーの本を発売年順に完全リスト化
J.D.サリンジャーの本を発売順に並べただけのシンプルな著作リスト(年表式)を作りました(「著作年表」です)。 『書名』
庄野潤三の本を発売順に並べただけのシンプルな著作リスト(年表式)を作りました(「著作年表」です)。 晩年の作品群が人気の
村上春樹の本を発売順に並べただけのシンプルな著作リスト(年表式)を作りました(「著作年表」です)。 発売順に村上春樹の作
小沼丹『お下げ髪の詩人』青春の日の出会いと別れを描いた「一期一会」の少女小説
小沼丹『お下げ髪の詩人(小沼丹未刊行少年少女小説集 青春篇)』読了。 本作『お下げ髪の詩人』は、2018年(平成30年)
小沼丹『お下げ髪の詩人』青春の日の出会いと別れを描いた「一期一会」の少女小説
小沼丹『お下げ髪の詩人(小沼丹未刊行少年少女小説集 青春篇)』読了。 本作『お下げ髪の詩人』は、2018年(平成30年)
小沼丹の全著書リスト(年表式)を作りました(著作年表です)。 「小沼丹の作品を読みたい」と考えている新しい読者の方の参考
村上春樹「海辺のカフカ」葛藤と空白の世界に居場所を探したモラトリアム少年の冒険
村上春樹「海辺のカフカ」読了。 本作「海辺のカフカ」は、2002年(平成14年)9月に新潮社から刊行された長編小説である
100分de名著『ねじまき鳥クロニクル』は絶対に見る価値のある番組だった
沼野充義『ねじまき鳥クロニクル(村上春樹)』(NHKテキスト「100分de名著」)読了。 本作『ねじまき鳥クロニクル(1
『par AVON 1988』村上春樹ロングインタビュー/作者が語った『ノルウェイの森』
『par AVON』1988(VOL.1 NO.1)に、村上春樹のロングインタビューが掲載されている。 当時は『ノルウェ
沼田元気「一杯の珈琲を飲むためだけに行きたくなる札幌・小樽カフェ喫茶店案内」で振り返る2000年代の札幌カフェ事情
札幌のカフェガイドは数多いが、「ここではない別の場所に行きたい人の為のガイドブック」として登場したのが、沼田元気『一杯の
高橋源一郎「さようなら、ギャングたち」中島みゆきに捧げる青春時代へのうらみ・ます
高橋源一郎「さようなら、ギャングたち」読了。 本作「さようなら、ギャングたち」は、1982年(昭和57年)10月に講談社
夏目漱石「坊っちゃん」エリート青年の転職物語を支えた「清」という名のヒロイン
夏目漱石「坊っちゃん」読了。 本作「坊っちゃん」は、1907年(明治40年)1月に春陽堂から刊行された作品集『鶉籠(ウズ
夏目漱石「坊っちゃん」エリート青年の転職物語を支えた「清」という名のヒロイン
夏目漱石「坊っちゃん」読了。 本作「坊っちゃん」は、1907年(明治40年)1月に春陽堂から刊行された作品集『鶉籠(ウズ
【深読み考察】村上春樹「街とその不確かな壁」自分の中の自分自身を信じろ!という強いメッセージ
村上春樹「街とその不確かな壁」読了。 本作「街とその不確かな壁」は、2023年(令和5年)4月に新潮社から刊行された長編
島崎藤村「春」親友や愛する女性の死を乗り越えて生きる若者の姿は『ノルウェイの森』に似ている
島崎藤村「春」読了。 本作「春」は、1908年(明治41年)10月に緑陰叢書第二篇として刊行された長篇小説である。 この
佐藤春夫「わんぱく時代」南紀少年の友情と初恋の延長線上にあった大逆事件
佐藤春夫「わんぱく時代」読了。 本作「わんぱく時代」は、1958年(昭和33年)6月に講談社から刊行された長篇小説である
『風天 渥美清のうた』フーテンの寅さんにとって俳句と映画は同じ人生の一幕だった
森英介『風天 渥美清のうた』読了。 本作『風天 渥美清のうた』は、2008年(平成20年)7月に大空出版から刊行されたル
ヘレーン・ハンフ『チャリング・クロス街84番地』イギリス文学を通した古本屋と愛書家との心の交流
ヘレーン・ハンフ『チャリング・クロス街84番地 本を愛する人のための本』読了。 本作『チャリング・クロス街84番地 本を
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ヘレーン・ハンフ『チャリング・クロス街84番地 本を愛する人のための本』読了。 本作『チャリング・クロス街84番地 本を
庄野潤三「鳥の水浴び」懐かしい記憶と継承されていく家族の系譜
庄野潤三「鳥の水浴び」読了。 本作「鳥の水浴び」は、2000年(平成12年)4月に講談社から刊行された長篇小説である。
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庄野潤三「鳥の水浴び」読了。 本作「鳥の水浴び」は、2000年(平成12年)4月に講談社から刊行された長篇小説である。
村上春樹「アンダーグラウンド」日本の闇の中からオウム真理教があぶり出したもの
村上春樹「アンダーグラウンド」読了。 本作「アンダーグラウンド」は、1997年(平成9年)3月に講談社から刊行されたノン
「カレッジ・フォーク」は、なぜ、「カレッジ・ポップス」に変わってしまったのか?
カレッジ・フォークとは何か? 僕のカレッジ・フォークの歴史探索は、そんな素朴な疑問から始まった。 それは、カレッジ・フォ
風丸良彦『カーヴァーが死んだことなんてだあれも知らなかった』80年代アメリカ文学に捧げる鎮魂歌
風丸良彦『カーヴァーが死んだことなんてだあれも知らなかった──極小主義者たちの午後』読了。 本作『カーヴァーが死んだこと
井伏鱒二『かきつばた・無心状』短篇15篇収録の作品集、巻末解説は小沼丹
井伏鱒二『かきつばた・無心状』読了。 本作『かきつばた・無心状』は、1994年(平成6年)7月に新潮文庫から刊行された短
ユッコ症候群の時代にバズった『ノルウェイの森』と『男はつらいよ 寅次郎物語』
1986年(昭和61年)、岡田有希子の自殺から始まった「ユッコ・シンドローム」は、生きることに対する若者たちの疑問を浮き
「村上春樹の青春グラフティ」80年代の村上春樹現象は『ノルウェイの森』から始まった
1988年(昭和63年)は、村上春樹にとって特別な年だった。 前年の1987年(昭和62年)に刊行された『ノルウェイの森
小沼丹「井伏さんの将棋」小沼文学のエッセンスのような極上の文芸随想集
小沼丹「井伏さんの将棋」読了。 本作「井伏さんの将棋」は、2018年(平成30年)12月に幻戯書房(銀河叢書)から刊行さ
BRUTUS「切手デザインをなめんなよ!」と木下綾乃『切手な北古賀』で語る2000年代の切手ブーム
『BRUTUS(ブルータス)』2003年(平成15年)12月1号の特集は「切手デザインをなめんなよ!(切手は、アート&デ
渡辺水巴「妹」生涯を俳人の兄に尽くした妹(渡辺つゆ女)の俳句を読む
渡辺水巴「妹」読了。 本作「妹」は、1948年(昭和23年)2月に青磁社から刊行された俳句随想集である。 作者(渡辺水巴
【深読み考察】村上春樹『神の子どもたちはみな踊る』混沌とした時代の社会不安と向き合って生きる
村上春樹『神の子どもたちはみな踊る』読了。 本作『神の子どもたちはみな踊る』は、2000年(平成12年)2月に新潮社から
「『ライ麦畑でつかまえて』をつかまえた」伝説の作家サリンジャーが残したメッセージ
1980年(昭和55年)12月8日、ジョン・レノンが射殺された。 犯人(マーク・ディヴィッド・チャップマン)は、『ライ麦
井伏鱒二『集金旅行』日常世界から少しだけ離れた物語世界にある「心の安らぎ」
井伏鱒二『集金旅行』読了。 本作『集金旅行』は、1957年(昭和32年)10月に新潮文庫から刊行された短篇小説集である(
井伏鱒二『集金旅行』日常世界から少しだけ離れた物語世界にある「心の安らぎ」
井伏鱒二『集金旅行』読了。 本作『集金旅行』は、1957年(昭和32年)10月に新潮文庫から刊行された短篇小説集である(
映画『リバー・ランズ・スルー・イット』と90年代のフライフィッシング・ブーム
1993年(平成5年)9月、映画『リバー・ランズ・スルー・イット』が大ヒットした。 翌年の夏から、日本には空前のフライフ
映画『リバー・ランズ・スルー・イット』と90年代のフライフィッシング・ブーム
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吉屋信子「底のぬけた柄杓─憂愁の俳人たち」人生の影の中に生まれた俳句の魅力
吉屋信子「底のぬけた柄杓─憂愁の俳人たち」読了。 本作「底のぬけた柄杓─憂愁の俳人たち」は、1964年(昭和39年)に新
福原麟太郎「野方閑居の記(福原麟太郎自選随想集)」読了。 本作「野方閑居の記(福原麟太郎自選随想集)」は、1964年(昭
福原麟太郎「野方閑居の記(福原麟太郎自選随想集)」読了。 本作「野方閑居の記(福原麟太郎自選随想集)」は、1964年(昭
ロバート・リンド「髭剃りの教訓」読了。 本作「髭剃りの教訓」は、1933年(昭和8年)にイギリスで発表されたエッセイであ
若き日のボブ・ディランを描いた青春映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』(2024)。 仮に、この映画
氷室冴子「雑居時代」多様性のシェアハウスで繰り広げられる女子高生の札幌エイティーズ
氷室冴子「雑居時代(上・下)」読了。 本作「雑居時代(上・下)」は、1982年(昭和57年)7月に集英社文庫(コバルトシ
庄野潤三「せきれい」畏友・小沼丹を失った喪失感と亡き友へ送る鎮魂歌
庄野潤三「せきれい」読了。 本作「せきれい」は、1998年(平成10年)4月に文藝春秋から刊行された長篇小説である。 こ
サリンジャー『大工よ、屋根の梁を高く上げよ シーモア─序章─』グラース・サーガを読み解くために
J.D.サリンジャー『大工よ、屋根の梁を高く上げよ シーモア─序章─』読了。 本作『大工よ、屋根の梁を高く上げよ シーモ
井伏鱒二「珍品堂主人」風に吹かれて生きていく男たちの女と骨董
井伏鱒二「珍品堂主人」読了。 本作「珍品堂主人」は、1959年(昭和34年)10月に中央公論社から刊行された長篇小説であ
『懐かしの60’sフォーク』村上春樹『ノルウェイの森』の挿入歌はフォークソング
村上春樹『ノルウェイの森』を読んで、僕は、古いフォーク・ソングを聴くようになった。 ブラザーズ・フォアやキングストン・ト
『懐かしの60’sフォーク』村上春樹『ノルウェイの森』の挿入歌はフォークソング
村上春樹『ノルウェイの森』を読んで、僕は、古いフォーク・ソングを聴くようになった。 ブラザーズ・フォアやキングストン・ト
【深読み考察】村上春樹「TVピープルの逆襲」高度情報社会の中で普通の日常を守ることの難しさ
村上春樹「TVピープル」読了。 本作「TVピープル」は、1990年(平成2年)1月に文藝春秋から刊行された作品集『TVピ
【文学散歩】庄野潤三も愛した老舗の名店「柏又」のうなぎランチと小田原文学散歩
庄野潤三は大の鰻好きだった。 大阪グランドホテル「竹葉亭」のうなぎ会席や、地元「益膳」のうな重など、庄野文学には、随所に
ゴーゴリ「死せる魂」我々自身こそが現代のチチコフかもしれない
ニコライ・ゴーゴリ「死せる魂」読了。 本作「死せる魂」は、1842年に「第一部」が刊行された長篇小説である。 この年、著
『週刊現代』デビュー当時の村上春樹はなぜ「都会派小説の作家」と呼ばれていたのか?
1980年代、村上春樹は「都会的な作家」だと言われた。 あるいは「都会小説の書き手」と呼ぶ人もあった。 若者に人気の、都
映画「ラストソング」吉岡秀隆が歌う主題歌と本木雅弘が歌う甲斐よしひろ&辻仁成
昔、『ラストソング』という日本映画があった。 プロのロックミュージシャンを目指した若者たちの青春物語。 そこに素晴らしい
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庄野潤三「早春」第二の人生を迎えた男たちの青春物語─洗練された聞き書き小説の完成形
庄野潤三「早春」読了。 本作「早春」は、1982年(昭和57年)1月に中央公論社から刊行された長篇小説である。 この年、
庄野潤三「ぎぼしの花」読了。 本作「ぎぼしの花」は、1985年(昭和60年)4月に講談社から刊行された随筆集である。 こ
井伏鱒二「荻窪風土記」庶民として生きた作家の最もリアルな自伝的エッセイ
井伏鱒二「荻窪風土記」読了。 本作「荻窪風土記」は、1982年(昭和57年)11月に新潮社から刊行された長篇随筆である。
『ホットドッグ・プレス』映画「風の歌を聴け」大森監督と原作者(村上春樹)の対談を読み解く
初めて映画化された村上春樹の作品は、デビュー作『風の歌を聴け』(1979)。 公開は1981年(昭和56年)12月で、監
スウィフト「ガリヴァー旅行記」人間否定の異世界転生体験が伝えたかったこと
ジョナサン・スウィフト「ガリヴァー旅行記」読了。 本作「ガリヴァー旅行記」は、1726年10月、イギリスのモットから刊行
『週刊プロレス』2.3札幌で長州力戦をぶち壊された藤波辰巳の青春タイトルマッチ
中島公園にあった「中島スポーツセンター」は、かつて、プロレスの聖地として知られていた。 とりわけ、有名な試合は、1984
『週刊プロレス』2.3札幌で長州力戦をぶち壊された藤波辰巳の青春タイトルマッチ
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真冬の札幌キノカフェ「友部正人・完全生音ライブ」ギターとブルースハープの衝撃
札幌「キノカフェ」で、友部正人のライブに参加してきた。 友部正人「銀座線を探して」発売記念完全生音ライブ。 マイクもアン
渡辺淳一「阿寒に果つ」天才少女画家の実在モデル(加清純子)の生き急いだ青春
渡辺淳一「阿寒に果つ」読了。 本作「阿寒に果つ」は、1973年(昭和48年)11月に中央公論社から刊行された長篇小説であ
『週刊朝日』村上春樹が谷崎潤一郎賞受賞パーティーで女性作家に囲まれていた件
『週刊朝日』1985年(昭和60年)11月1日号のグラビアに、村上春樹の写真が掲載されている。 見出しは「ほんとは『オバ
ドストエフスキー「罪と罰」史上最強の名作は「生きることの可能性」を伝えたかった
フョードル・ドストエフスキー「罪と罰」読了。 本作「罪と罰」は、1866年に刊行された長篇小説である。 この年、著者は4
パーランマウム「僕の右手」は失われたアイデンティティの象徴だった
今から20年前の2005年(平成17年)。 女子高生の歌うブルーハーツが話題となった。 リンダリンダ、終わらない歌、僕の
村上陽子「風のなりゆき」村上春樹夫人のヨーロッパ紀行写真集に夫は登場しない
村上陽子「風のなりゆき」読了。 本作「風のなりゆき」は、1991年(平成3年)2月にリブロポートから刊行された写真集であ
シューベルト『冬の旅』失恋男子が歌うセンチメンタル・ジャーニー聴き比べ
シューベルト『冬の旅』なら、ディースカウとムーアのコンビが定番。 特に、1962年(昭和37年)に録音されたものがいい。
太宰治『晩年』小説が好きすぎて狂った男たちはデフォルメされた自画像だった
太宰治『晩年』読了。 本作『晩年』は、1936年(昭和11年)6月に砂子屋書房から刊行された短篇小説集である。 この年、
ラングストン・ヒューズ「七十五セントのブルース」と友部正人「乾杯」は絶望の歌だ
友部正人の「乾杯」は、日本中の注目を集めた「あさま山荘事件」をモチーフに、偽善的な現代社会への絶望を歌ったトーキング・ブ
檀一雄「小説 太宰治」女郎屋通いで育まれた若き作家たちの友情
檀一雄「小説 太宰治」読了。 本作「小説 太宰治」は、1964年(昭和39年)に審美社から刊行された長篇小説である。 こ
村上春樹に学ぶダッフルコート/札幌の冬はアイビー・ファッションで乗り切ろう
札幌の冬にはダッフルコートが似合う。 寒い雪の日にも、ダッフルコートは活躍してくれる。 それに、ダッフルコートは、あの村
『クウネル』庄野潤三インタビュー/静かなブームの家族小説家に学ぶ身の丈ライフ
創刊時代の『クウネル』に、庄野潤三のインタビューが掲載されている。 当時、庄野潤三の家族小説は、若い女性に「静かなブーム
3KINGS「りんご畑は永遠なのさ」藻岩山麓に果樹園が広がっていた友部正人の札幌時代
3KINGS「りんご畑は永遠なのさ」は札幌の歌だ。 友部正人のストロベリー・フィールズは、懐かしい札幌の中にある。 藻岩
80年代ビーチ・ボーイズで村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス』の世界観を楽しむ
村上春樹の『ダンス・ダンス・ダンス』(1988)には、ザ・ビーチ・ボーイズの音楽が登場している。 今回は『ダンス・ダンス
シェクリー「不死販売株式会社」生きることの意味を問う未来転生オカルト物語
ロバート・シェクリー「不死販売株式会社」読了。 本作「不死販売株式会社」は、1958年(昭和33年)に発表された長篇小説
平中悠一「ギンガム・チェック」懐かしくて新しい80年代のカルチャーライフ
平中悠一『Boy in his GINGHAM-CHECK(ギンガム・チェック)』読了。 本作『ギンガム・チェック』は、
【歌詞考察】友部正人「グッドモーニングブルース」現代の発売禁止歌の意味を読み解く
友部正人のベスト・アルバム『シングル コレクション』が発売された。 ミディ在籍時にリリースされた全シングル曲に加え、自主
井伏鱒二『太宰治』読了。 本作『太宰治』は、1989年(平成元年)11月に筑摩書房から刊行された随筆集である。 この年、
『片岡義男と一緒に作ったブルータス』雑誌からライフスタイルを学んだ僕たちの世代
インターネットのなかった80年代、若者たちの知的好奇心を満たしてくれるものが雑誌だった。 特に、男性情報誌と呼ばれるカル
【徹底考察】ドストエフスキー『悪霊』村上春樹が認めたの読み解き方
フョードル・ドストエフスキー『悪霊』読了。 本作『悪霊』は、1873年(明治6年)に刊行された長編小説である。 この年、
『CADILLAC』80年代が生んだ本格派ロカビリーバンドのツッパリ・ソング
キャディラック(CADILLAC)のベスト・アルバム『ゴールデン・ベスト 1986-1989 MOON YEARS』を聴
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小沼丹『山鳩』読了。 本作『山鳩』は、1980年(昭和55年)9月に河出書房新社から刊行された短篇小説集である。 この年
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渡辺淳一「リラ冷えの街」読了。 本作「リラ冷えの街」は、1971年(昭和46年)5月に河出書房新社から刊行された長篇小説
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庄野潤三『絵合せ』読了。 本作『絵合せ』は、1971年(昭和46年)5月に講談社から刊行された短篇小説集である。 この年
2000年代の日本で、ちょっとしたボサノヴァ・ブームがあった。 震源地は、オシャレなカフェだったような気がする。 199
庄野潤三「ピアノの音」読了。 本作「ピアノの音」は、1997年(平成9年)4月に講談社から刊行された長篇小説である。 作
1988年(昭和63年)、写真週刊誌『FOCUS(フォーカス)』に、パパラッチに盗撮されて激昂する作家(J.D.サリンジ
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太宰治『ヴィヨンの妻』読了。 本作『ヴィヨンの妻』は、1950年(昭和25年)に新潮文庫から刊行された短篇小説集である。
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J.D.サリンジャーの本を発売順に並べただけのシンプルな著作リスト(年表式)を作りました(「著作年表」です)。 『書名』
庄野潤三の本を発売順に並べただけのシンプルな著作リスト(年表式)を作りました(「著作年表」です)。 晩年の作品群が人気の
『宝島』1983年(昭和58年)8月号に、村上春樹の処女短編集『中国行きのスロウ・ボート』の書評が載っている。 おもしろ
『カセットテープ・ダイアリーズ』を観た。 イギリス在住のパキスタン人の男子高校生が、ブルース・スプリングスティーンに影響
夏が近くなって、最近の彼は山下達郎ばかり聴いている。 昨年購入したオールタイムベスト盤が、彼のお気に入りだった。 [it
夏の夜にお勧めのアルバムが、原田知世の『Summer breeze』。 1970年代の洋楽カバー・アルバムで、リゾート感
大型連休の前半は、東京へ行ってゴロゴロしてきた。 札幌から東京まで出かけて行って、ゴロゴロしてきたと言うと笑われそうだけ
バブル時代の元気な洋楽を聴きたい! 80年代の隠れた名曲を探している! そんな方には、JOLEENの「Tokyo Gir
サークルの後輩女子が、後輩男子と仲良くなっているらしい。 1988年、僕は怖い物知らずの大学3年生で、彼女は花の大学2年
今回の青春ベストバイは、エコーズの『Good-bye GENTLE LAND』です。 1987年のCDなのに、まるで現代
「♪今夜だけでもシンデレラボーイ~」なんていう曲で女子高生がバブリーダンスを踊り、1980年代がにわかに脚光を浴びたのは
みんな大好きサザンオールスターズ。 バブル世代の必需品。 でも、ずっと聴き続けているのは、地味曲「わすれじのレイド・バッ
最近、なぜか「ブラック・キャッツ」という古いバンドの音楽を聴いています。 1980年代前半に活躍した、1950年代的なロ
今回の青春ベストバイは、SIONのアルバム『螢』です。 1992年(平成4年)9月23日発売。 おすすめは、何と言っても
今回の青春ベストバイは、anan増刊だった『クウネル vol.1』です。 2002年4月1日号。 特集タイトルは「ここか
今回の青春ベストバイは、えびなみつるさんの『星を見に行く――はじめてのスターウォッチング』です。 百武彗星にヘールボップ
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今回の青春ベストバイは、「週刊少年チャンピオン」1980年4・5号(1980年1月21日・28日号)です。 目玉は何とい
なんとなくチャーリー小林を読みたくなって、ブックオフで『こち亀』第8巻を購入。 チャーリー小林の初登場は「ひな祭りロック