石原裕次郎が亡くなったとき、追悼盤と銘打ったシングルレコードが発売された。 1987年(昭和62年)8月のことである。
石原裕次郎「わが人生に悔いなし/北の旅人」肝臓がんとの闘病生活とハワイのレコーディング
石原裕次郎が亡くなったとき、追悼盤と銘打ったシングルレコードが発売された。 1987年(昭和62年)8月のことである。
矢口史靖「スウィングガールズ」スウィングすることとは、生きることである
矢口史靖「スウィングガールズ」読了。 本作「スウィングガールズ」は、2004年(平成16年)9月にメディアファクトリーか
石坂洋次郎「あいつと私」戦後日本の青春時代をリアルタイムで描いた青春小説
石坂洋次郎「あいつと私」読了。 本作「あいつと私」は、1961年(昭和36年)5月に新潮社から刊行された長篇小説である。
カニグズバーグ「Tバック戦争」現代の魔女狩りと戦った少女の自分探しの夏休み
エレイン・ローブル・カニグズバーグ『Tバック戦争』読了。 本作『Tバック戦争』は、1993年(平成5年)に刊行された長編
札幌まつりは、北海道神宮の例大祭である。 北海道神宮にはもちろん、中島公園にも多くの露店が並ぶ。 明治以来、札幌市民にと
「岩波少年文庫で読むケストナー」特製アクリルキーホルダー『エーミールと探偵たち』『ふたりのロッテ』
岩波少年文庫フェア2024は「岩波少年文庫で読むケストナーとドイツの作家たち」だった。 「特製アクリルキーホルダーを応募
年間300冊読む読書家が毎日愛用している最強の読書グッズ「三種の神器」
読書好きにとって、読書は趣味ではない。 食べることや眠ることと同じように、読書とは生きることなのだ。 快適な読書ライフを
野田知佑「のんびり行こうぜ」日本アウトドア界のカリスマが語る「野田友佑」という生き方
野田知佑「のんびり行こうぜ」読了。 本作「のんびり行こうぜ」は、1986年(昭和61年)7月に小学館から刊行されたエッセ
『クウネル(vol.39)』函館の食文化──朝いかの行商といか刺しの朝食
スルメイカ(真いか)は、函館の夏の風物詩だ。 「函館の朝は、いか刺しから始まる」とまで言われた時代。 そんな食文化も、今
「神薬」のガラス瓶コレクション──群青色の小さな壜に失われた時代がある
庄司太一の『びんだま飛ばそ』(1997)が出たころ、古いガラス瓶を集めるのが、ちょっとしたブームになった。 ガラス瓶と言
6月の札幌はアカシヤの季節。白い花咲くアカシヤの名所を名作を訪ねて歩いてみた。
6月の札幌は、アカシヤの季節である。 札幌まつりの頃、札幌の街では、アカシヤの白い花が満開になる。 アカシヤの花の季節は
浜田省吾『PROMISED LAND』私立探偵スペンサーやサリンジャーとの関係を読み解く
浜田省吾の名盤『PROMISED LAND 〜約束の地』(1982)は、アメリカ文学の影響を感じさせる。 『約束の地』と
ウイリアム・サロイヤン「わが名はアラム」生きることで詩を表現した人々の思い出
ウイリアム・サロイヤン『わが名はアラム』読了。 本作『わが名はアラム』は、1940年(昭和15年)に刊行された長篇小説で
初夏の北大祭で「ブルーグラス・ミュージックとは何か?」を研究する
北大祭は、北海道大学の学園祭である。 大学の学園祭なのに、札幌市民への定着度はすごい。 「ライラックまつり」「北大祭」「
円山で発見したオールド東陶のカップ&ソーサは札幌グランドホテル開業当時の食器か?
ヴィンテージのカップ&ソーサといえば、オールド・ノリタケ(日本陶器)が超有名だが、モダンなデザインに関しては東洋陶器も負
森田たま生誕地の文学碑と大正モダンな洋館「土屋邸」と玉翠園の「雪萌えパフェ」
2025年(令和7年)3月、中公文庫から、森田たまの『随筆 ふるさとの味』が刊行された。 森田たまは、札幌出身の女流作家
ファイヤーキングのマグカップ「スタアバックス珈琲」昭和レトロとアメリカ文化との融合
多くのコレクターがいることで知られる「Fire-King」(ファイヤーキング)の生産がアメリカで終了したのは、1986年
ロバート・B・パーカー「約束の地」遠くからは美しく見える人生にも汚い部分はある
ロバート・B・パーカー『約束の地』読了。 本作『約束の地』は、1976年(昭和51年)に刊行された探偵小説である。 この
ロバート・B・パーカー「約束の地」遠くからは美しく見える人生にも汚い部分はある
ロバート・B・パーカー『約束の地』読了。 本作『約束の地』は、1976年(昭和51年)に刊行された探偵小説である。 この
山口瞳「居酒屋兆治」全力で生きている不器用な男たちへの応援歌
山口瞳「居酒屋兆治」読了。 本作「居酒屋兆治」は、1982年(昭和57年)6月に新潮社から刊行された長篇小説である。 こ
飯田龍太『飯田龍太文集(第三巻・無名極楽)』読了。 本作『飯田龍太文集(第三巻・無名極楽)』は、1988年(昭和63年)
庄野潤三『小えびの群れ』読了。 本作『小えびの群れ』は、1970年(昭和45年)10月に新潮社から刊行された短篇小説集で
細野不二彦『あどりぶシネ倶楽部』自主映画に80年代の青春を賭ける若者たちの成長物語
細野不二彦『あどりぶシネ倶楽部』読了。 本作『あどりぶシネ倶楽部』は、1986年(昭和61年)9月に小学館(ビッグ・コミ
畔柳二美『姉妹』札幌の四季と貧しい人たちの暮らしを通して描かれる少女の成長
畔柳二美『姉妹』読了。 本作『姉妹』は、1954年(昭和29年)6月に大日本雄弁会講談社から刊行された長篇小説である。
小沼丹『山鳩』日々の暮らしはいつか「思い出の連鎖」となって人生の物語を綴り始める
小沼丹『山鳩』読了。 本作『山鳩』は、1980年(昭和55年)9月に河出書房新社から刊行された短篇小説集である。 この年
喜多嶋隆『六本木バナナ・ボーイズ』バブル景気に沸く東京のハードボイルドな青春ライフ
喜多嶋隆『六本木バナナ・ボーイズ』『六本木シンデレラ』読了。 本作『六本木バナナ・ボーイズ』は、1988年(昭和63年)
ガルシア=マルケス『コレラの時代の愛』死に近づくほど「愛」はより深まるものだ
ガブリエル・ガルシア=マルケス『コレラの時代の愛』読了。 本作『コレラの時代の愛』は、1985年(昭和60年)に発表され
北海道銀行『吉井勇 生誕百年記念 ライラック歌集』札幌滞在中の吉井勇と札幌の歌
吉井勇は「リラ」の歌を詠んだことで、札幌の文学史に名前を残した歌人である。 1955年(昭和30年)6月。 歌人・吉井勇
庄野潤三「前途」大学と戦場との境界線で過ごしたモラトリアムな青春
庄野潤三「前途」読了。 本作「前途」は、1968年(昭和43年)10月に講談社から刊行された長篇小説である。 この年、著
「さっぽろライラックまつり」は、地元・札幌の文化人たちの酒盛りから始まった
1959年(昭和34年)に始まった「さっぽろライラックまつり」も、今年(2025年)で66年目を迎える。 現在では、すっ
さっぽろライラックまつりの季節は、札幌散策にぴったりの季節でもある。 本を読みつつ、札幌の街を歩きながら、ライラックの花
ウィリアム・サローヤン「パパ・ユーア クレイジー」10歳の息子と真剣に向き合った父親の物語
ウィリアム・サローヤン『パパ・ユーア クレイジー』読了。 本作『パパ・ユーア クレイジー』は、1957年(昭和32年)に
さっぽろライラックまつりの季節だからライラックを歌った札幌の歌を歌おう
札幌は「ご当地ソング」の多い街である。 ご当地ソングとは、地域の風物詩を盛り込んで旅情を演出する歌のことで、昭和時代の歌
渡辺淳一「リラ冷えの街」どんなに情熱的な不倫も夫婦関係を乗り越えることはできない
渡辺淳一「リラ冷えの街」読了。 本作「リラ冷えの街」は、1971年(昭和46年)5月に河出書房新社から刊行された長篇小説
『リラ冷え』の語源は、渡辺淳一の『リラ冷えの街』ではない。 渡辺淳一は、北大植物園を管理する辻井達一助教授の著作で「リラ
庄野潤三『絵合せ』文庫本では読むことのできない単行本オリジナル『絵合せ』の魅力
庄野潤三『絵合せ』読了。 本作『絵合せ』は、1971年(昭和46年)5月に講談社から刊行された短篇小説集である。 この年
『ボニータ! ボサノヴァ』カフェから始まったボサノヴァ・ブームの時代
2000年代の日本で、ちょっとしたボサノヴァ・ブームがあった。 震源地は、オシャレなカフェだったような気がする。 199
庄野潤三「ピアノの音」読了。 本作「ピアノの音」は、1997年(平成9年)4月に講談社から刊行された長篇小説である。 作
『フォーカス』(1988年)パパラッチに盗撮されて激昂するサリンジャー(69歳)の写真
1988年(昭和63年)、写真週刊誌『FOCUS(フォーカス)』に、パパラッチに盗撮されて激昂する作家(J.D.サリンジ
ショーロホフ『静かなドン』反戦フォーク「花はどこへ行った」を生んだロシアの戦争文学
ミハイル・ショーロホフ「静かなドン」読了。 本作「静かなドン」は、1926年(昭和元年)から1940年(昭和15年)まで
太宰治『ヴィヨンの妻』心の闇と向き合い続けた作家の最後の小説
太宰治『ヴィヨンの妻』読了。 本作『ヴィヨンの妻』は、1950年(昭和25年)に新潮文庫から刊行された短篇小説集である。
太宰治『ヴィヨンの妻』心の闇と向き合い続けた作家の最後の小説
太宰治『ヴィヨンの妻』読了。 本作『ヴィヨンの妻』は、1950年(昭和25年)に新潮文庫から刊行された短篇小説集である。
サリンジャーの著作年表│日本で出版されたサリンジャーの本を発売年順に完全リスト化
J.D.サリンジャーの本を発売順に並べただけのシンプルな著作リスト(年表式)を作りました(「著作年表」です)。 『書名』
庄野潤三の本を発売順に並べただけのシンプルな著作リスト(年表式)を作りました(「著作年表」です)。 晩年の作品群が人気の
村上春樹の本を発売順に並べただけのシンプルな著作リスト(年表式)を作りました(「著作年表」です)。 発売順に村上春樹の作
小沼丹『お下げ髪の詩人』青春の日の出会いと別れを描いた「一期一会」の少女小説
小沼丹『お下げ髪の詩人(小沼丹未刊行少年少女小説集 青春篇)』読了。 本作『お下げ髪の詩人』は、2018年(平成30年)
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小沼丹『お下げ髪の詩人(小沼丹未刊行少年少女小説集 青春篇)』読了。 本作『お下げ髪の詩人』は、2018年(平成30年)
小沼丹の全著書リスト(年表式)を作りました(著作年表です)。 「小沼丹の作品を読みたい」と考えている新しい読者の方の参考
村上春樹「海辺のカフカ」葛藤と空白の世界に居場所を探したモラトリアム少年の冒険
村上春樹「海辺のカフカ」読了。 本作「海辺のカフカ」は、2002年(平成14年)9月に新潮社から刊行された長編小説である
100分de名著『ねじまき鳥クロニクル』は絶対に見る価値のある番組だった
沼野充義『ねじまき鳥クロニクル(村上春樹)』(NHKテキスト「100分de名著」)読了。 本作『ねじまき鳥クロニクル(1
『par AVON 1988』村上春樹ロングインタビュー/作者が語った『ノルウェイの森』
『par AVON』1988(VOL.1 NO.1)に、村上春樹のロングインタビューが掲載されている。 当時は『ノルウェ
沼田元気「一杯の珈琲を飲むためだけに行きたくなる札幌・小樽カフェ喫茶店案内」で振り返る2000年代の札幌カフェ事情
札幌のカフェガイドは数多いが、「ここではない別の場所に行きたい人の為のガイドブック」として登場したのが、沼田元気『一杯の
高橋源一郎「さようなら、ギャングたち」中島みゆきに捧げる青春時代へのうらみ・ます
高橋源一郎「さようなら、ギャングたち」読了。 本作「さようなら、ギャングたち」は、1982年(昭和57年)10月に講談社
夏目漱石「坊っちゃん」エリート青年の転職物語を支えた「清」という名のヒロイン
夏目漱石「坊っちゃん」読了。 本作「坊っちゃん」は、1907年(明治40年)1月に春陽堂から刊行された作品集『鶉籠(ウズ
夏目漱石「坊っちゃん」エリート青年の転職物語を支えた「清」という名のヒロイン
夏目漱石「坊っちゃん」読了。 本作「坊っちゃん」は、1907年(明治40年)1月に春陽堂から刊行された作品集『鶉籠(ウズ
【深読み考察】村上春樹「街とその不確かな壁」自分の中の自分自身を信じろ!という強いメッセージ
村上春樹「街とその不確かな壁」読了。 本作「街とその不確かな壁」は、2023年(令和5年)4月に新潮社から刊行された長編
島崎藤村「春」親友や愛する女性の死を乗り越えて生きる若者の姿は『ノルウェイの森』に似ている
島崎藤村「春」読了。 本作「春」は、1908年(明治41年)10月に緑陰叢書第二篇として刊行された長篇小説である。 この
佐藤春夫「わんぱく時代」南紀少年の友情と初恋の延長線上にあった大逆事件
佐藤春夫「わんぱく時代」読了。 本作「わんぱく時代」は、1958年(昭和33年)6月に講談社から刊行された長篇小説である
『風天 渥美清のうた』フーテンの寅さんにとって俳句と映画は同じ人生の一幕だった
森英介『風天 渥美清のうた』読了。 本作『風天 渥美清のうた』は、2008年(平成20年)7月に大空出版から刊行されたル
ヘレーン・ハンフ『チャリング・クロス街84番地』イギリス文学を通した古本屋と愛書家との心の交流
ヘレーン・ハンフ『チャリング・クロス街84番地 本を愛する人のための本』読了。 本作『チャリング・クロス街84番地 本を
ヘレーン・ハンフ『チャリング・クロス街84番地』イギリス文学を通した古本屋と愛書家との心の交流
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庄野潤三「鳥の水浴び」懐かしい記憶と継承されていく家族の系譜
庄野潤三「鳥の水浴び」読了。 本作「鳥の水浴び」は、2000年(平成12年)4月に講談社から刊行された長篇小説である。
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村上春樹「アンダーグラウンド」日本の闇の中からオウム真理教があぶり出したもの
村上春樹「アンダーグラウンド」読了。 本作「アンダーグラウンド」は、1997年(平成9年)3月に講談社から刊行されたノン
「カレッジ・フォーク」は、なぜ、「カレッジ・ポップス」に変わってしまったのか?
カレッジ・フォークとは何か? 僕のカレッジ・フォークの歴史探索は、そんな素朴な疑問から始まった。 それは、カレッジ・フォ
風丸良彦『カーヴァーが死んだことなんてだあれも知らなかった』80年代アメリカ文学に捧げる鎮魂歌
風丸良彦『カーヴァーが死んだことなんてだあれも知らなかった──極小主義者たちの午後』読了。 本作『カーヴァーが死んだこと
井伏鱒二『かきつばた・無心状』短篇15篇収録の作品集、巻末解説は小沼丹
井伏鱒二『かきつばた・無心状』読了。 本作『かきつばた・無心状』は、1994年(平成6年)7月に新潮文庫から刊行された短
ユッコ症候群の時代にバズった『ノルウェイの森』と『男はつらいよ 寅次郎物語』
1986年(昭和61年)、岡田有希子の自殺から始まった「ユッコ・シンドローム」は、生きることに対する若者たちの疑問を浮き
「村上春樹の青春グラフティ」80年代の村上春樹現象は『ノルウェイの森』から始まった
1988年(昭和63年)は、村上春樹にとって特別な年だった。 前年の1987年(昭和62年)に刊行された『ノルウェイの森
小沼丹「井伏さんの将棋」小沼文学のエッセンスのような極上の文芸随想集
小沼丹「井伏さんの将棋」読了。 本作「井伏さんの将棋」は、2018年(平成30年)12月に幻戯書房(銀河叢書)から刊行さ
BRUTUS「切手デザインをなめんなよ!」と木下綾乃『切手な北古賀』で語る2000年代の切手ブーム
『BRUTUS(ブルータス)』2003年(平成15年)12月1号の特集は「切手デザインをなめんなよ!(切手は、アート&デ
渡辺水巴「妹」生涯を俳人の兄に尽くした妹(渡辺つゆ女)の俳句を読む
渡辺水巴「妹」読了。 本作「妹」は、1948年(昭和23年)2月に青磁社から刊行された俳句随想集である。 作者(渡辺水巴
【深読み考察】村上春樹『神の子どもたちはみな踊る』混沌とした時代の社会不安と向き合って生きる
村上春樹『神の子どもたちはみな踊る』読了。 本作『神の子どもたちはみな踊る』は、2000年(平成12年)2月に新潮社から
「『ライ麦畑でつかまえて』をつかまえた」伝説の作家サリンジャーが残したメッセージ
1980年(昭和55年)12月8日、ジョン・レノンが射殺された。 犯人(マーク・ディヴィッド・チャップマン)は、『ライ麦
井伏鱒二『集金旅行』日常世界から少しだけ離れた物語世界にある「心の安らぎ」
井伏鱒二『集金旅行』読了。 本作『集金旅行』は、1957年(昭和32年)10月に新潮文庫から刊行された短篇小説集である(
井伏鱒二『集金旅行』日常世界から少しだけ離れた物語世界にある「心の安らぎ」
井伏鱒二『集金旅行』読了。 本作『集金旅行』は、1957年(昭和32年)10月に新潮文庫から刊行された短篇小説集である(
映画『リバー・ランズ・スルー・イット』と90年代のフライフィッシング・ブーム
1993年(平成5年)9月、映画『リバー・ランズ・スルー・イット』が大ヒットした。 翌年の夏から、日本には空前のフライフ
映画『リバー・ランズ・スルー・イット』と90年代のフライフィッシング・ブーム
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吉屋信子「底のぬけた柄杓─憂愁の俳人たち」人生の影の中に生まれた俳句の魅力
吉屋信子「底のぬけた柄杓─憂愁の俳人たち」読了。 本作「底のぬけた柄杓─憂愁の俳人たち」は、1964年(昭和39年)に新
福原麟太郎「野方閑居の記(福原麟太郎自選随想集)」読了。 本作「野方閑居の記(福原麟太郎自選随想集)」は、1964年(昭
福原麟太郎「野方閑居の記(福原麟太郎自選随想集)」読了。 本作「野方閑居の記(福原麟太郎自選随想集)」は、1964年(昭
ロバート・リンド「髭剃りの教訓」読了。 本作「髭剃りの教訓」は、1933年(昭和8年)にイギリスで発表されたエッセイであ
若き日のボブ・ディランを描いた青春映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』(2024)。 仮に、この映画
氷室冴子「雑居時代」多様性のシェアハウスで繰り広げられる女子高生の札幌エイティーズ
氷室冴子「雑居時代(上・下)」読了。 本作「雑居時代(上・下)」は、1982年(昭和57年)7月に集英社文庫(コバルトシ
庄野潤三「せきれい」畏友・小沼丹を失った喪失感と亡き友へ送る鎮魂歌
庄野潤三「せきれい」読了。 本作「せきれい」は、1998年(平成10年)4月に文藝春秋から刊行された長篇小説である。 こ
サリンジャー『大工よ、屋根の梁を高く上げよ シーモア─序章─』グラース・サーガを読み解くために
J.D.サリンジャー『大工よ、屋根の梁を高く上げよ シーモア─序章─』読了。 本作『大工よ、屋根の梁を高く上げよ シーモ
井伏鱒二「珍品堂主人」風に吹かれて生きていく男たちの女と骨董
井伏鱒二「珍品堂主人」読了。 本作「珍品堂主人」は、1959年(昭和34年)10月に中央公論社から刊行された長篇小説であ
『懐かしの60’sフォーク』村上春樹『ノルウェイの森』の挿入歌はフォークソング
村上春樹『ノルウェイの森』を読んで、僕は、古いフォーク・ソングを聴くようになった。 ブラザーズ・フォアやキングストン・ト
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村上春樹『ノルウェイの森』を読んで、僕は、古いフォーク・ソングを聴くようになった。 ブラザーズ・フォアやキングストン・ト
【深読み考察】村上春樹「TVピープルの逆襲」高度情報社会の中で普通の日常を守ることの難しさ
村上春樹「TVピープル」読了。 本作「TVピープル」は、1990年(平成2年)1月に文藝春秋から刊行された作品集『TVピ
【文学散歩】庄野潤三も愛した老舗の名店「柏又」のうなぎランチと小田原文学散歩
庄野潤三は大の鰻好きだった。 大阪グランドホテル「竹葉亭」のうなぎ会席や、地元「益膳」のうな重など、庄野文学には、随所に
ゴーゴリ「死せる魂」我々自身こそが現代のチチコフかもしれない
ニコライ・ゴーゴリ「死せる魂」読了。 本作「死せる魂」は、1842年に「第一部」が刊行された長篇小説である。 この年、著
『週刊現代』デビュー当時の村上春樹はなぜ「都会派小説の作家」と呼ばれていたのか?
1980年代、村上春樹は「都会的な作家」だと言われた。 あるいは「都会小説の書き手」と呼ぶ人もあった。 若者に人気の、都
映画「ラストソング」吉岡秀隆が歌う主題歌と本木雅弘が歌う甲斐よしひろ&辻仁成
昔、『ラストソング』という日本映画があった。 プロのロックミュージシャンを目指した若者たちの青春物語。 そこに素晴らしい
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庄野潤三「早春」第二の人生を迎えた男たちの青春物語─洗練された聞き書き小説の完成形
庄野潤三「早春」読了。 本作「早春」は、1982年(昭和57年)1月に中央公論社から刊行された長篇小説である。 この年、
庄野潤三「ぎぼしの花」読了。 本作「ぎぼしの花」は、1985年(昭和60年)4月に講談社から刊行された随筆集である。 こ
井伏鱒二「荻窪風土記」庶民として生きた作家の最もリアルな自伝的エッセイ
井伏鱒二「荻窪風土記」読了。 本作「荻窪風土記」は、1982年(昭和57年)11月に新潮社から刊行された長篇随筆である。
『ホットドッグ・プレス』映画「風の歌を聴け」大森監督と原作者(村上春樹)の対談を読み解く
初めて映画化された村上春樹の作品は、デビュー作『風の歌を聴け』(1979)。 公開は1981年(昭和56年)12月で、監
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石原裕次郎が亡くなったとき、追悼盤と銘打ったシングルレコードが発売された。 1987年(昭和62年)8月のことである。
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骨董収集に挑戦してみたいけど、教えてくれる人がいない! 骨董品のことを、もっと勉強したい! 骨董品に関する本を読みたい!
江別の本屋さんに、新潮文庫の豆本ガチャがありました。 何に使うでもないけれど、つい欲しくなってしまうミニチュア雑貨。 文
今回の青春ベストバイは、スワロフスキーのハリネズミです。 購入から20年以上が経つけれど、輝きはあの頃のまま。 上質のも
たくぎんのテレビCMで、中島みゆきの曲が流れていました。 画面に登場しているのは、俳優の吉岡秀隆さん。 あの頃、たくぎん
札幌で生産されている「メイド・イン・サッポロ」のアイテムをまとめてみました。 札幌限定の食べ物は、お土産としても人気があ
今回の青春ベストバイは、オリンパス・ペンです。 小学生でも安心して使うことのできたハーフサイズカメラ。 2000年代のカ
今回の青春ベストバイは、昭和レトロなスピッツ人形です。 昭和30年代、飼い犬として全国でブームとなったスピッツ。 犬のマ
ウディ・アレン監督のオシャレトロな恋愛コメディ『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』が面白くない? そんなことはありません
久しぶりに友部正人でも聴こうかと思ったら、レコードもCDもない。 引越しを繰り返すうちに処分してしまったらしい。 仕方が
Kiwi FM のプレイリストを手に入れた。 Kiwi FM っていうのは、映画『波の数だけ抱きしめて』に登場する架空の
1970年代から1980年代にかけて、日本のアーチストが録音した作品の中から、AORっぽい曲を聴けるアルバムを年代順に揃
ラブマシーンのデビューシングル「お前は夢の中」は、1981年(昭和56年)発売。 発売元は、日本最古のロック専門レーベル
「あいみょんなんて知らない」というおじさんは、今すぐあいみょんを聴くべき。 特に、若い頃に浜田省吾が好きだったおじさん。
NHK「SONGS」で、さだまさしを観た。 別に、録画予約していたわけじゃない。 NHKは常に自動録画しているので、必然
浜田省吾は俺たちの青春のサウンドトラック。 ピークは1986年(昭和61年)発売の『J.BOY』。 そして、アルバム『J
夏が近づくと『波の数だけ抱きしめて』を観たくなる。 音楽が素晴らしいんだよなあ。 もちろん、1982年の空気感も好き。
おじさんは、古い歌が好き。 でも、夏には、最近の歌だって聴きたいと思う。 てなわけで、おじさん向け、21世紀の夏歌ベスト
夏の朝はLUCKY TAPES(通称ラッキー)。 アルバム『dressing』は、爽やかなソウル・ポップを聴かせてくれる
「ユウイチが死んだってよ」 あいつのメッセージを見たとき、僕はユウイチという名前の少年を、すぐには思い出すことができなか
「おまえ、ヤマタツ知ってるか?」と言ったのは、下宿の先輩だった。 先輩と言っても、同じ大学の1年生で、二浪していた彼は、