石原裕次郎が亡くなったとき、追悼盤と銘打ったシングルレコードが発売された。 1987年(昭和62年)8月のことである。
【旅行記】釧路時代の石川啄木を探して、初冬の釧路文学館と港文館を訪ねる
石川啄木を重要な観光資源にしている地域が、日本には(たぶん)二か所ある。 岩手県盛岡市と北海道釧路市である。 啄木の出身
庄野潤三『懐しきオハイオ』アメリカ・ガンビアの生活と家族の物語
庄野潤三『懐しきオハイオ』読了。 本作『懐しきオハイオ』は、1991年(平成3年)9月に文藝春秋から刊行された長篇小説で
加速する読書離れ! 社会人の読書はタイム・マネジメントとの戦いだ
文化庁の調査では、今年も日本人の読書離れの加速が確認された。 「月に一冊も本を読まない人」の割合が、全体の6割を超えたの
マーク・トウェイン「トム・ソーヤの冒険」小さな田舎町で生まれたアメリカン・ドリーム
マーク・トウェイン「トム・ソーヤーの冒険」読了。 本作『トム・ソーヤーの冒険』は、1876年(明治9年)に刊行された長篇
【偏愛】アンティークのビー玉は「未完成」ではあるけれど「B級品」ではない
古いモノを集めた、その最初が、古いビー玉だった。 別に、古いビー玉が好きだったわけではない。 古いモノを扱う、そのお店で
庄野潤三「エイヴォン記」ルーツ・オブ・庄野文学と孫娘フーちゃんの華やかなデビュー
庄野潤三「エイヴォン記」読了。 本作『エイヴォン記』は、1989年(平成元年)8月に講談社から刊行された長篇随筆である。
村上春樹『THE SCRAP 懐かしの一九八〇年代』ジャンクな時代
村上春樹『THE SCRAP 懐かしの一九八〇年代』読了。 本作『THE SCRAP 懐かしの一九八〇年代』は、1987
映画レビュー『丘の上の本屋さん』古本好きな人なら共感できるへの愛情
イタリア映画『丘の上の本屋さん』(2021)を観た。 古本屋が登場する映画には、わりかし悪くない作品が多い。 文学を通じ
小沼丹「更紗の絵」戦前・戦後の崩壊と復活を描いた自伝的青春小説が切ない
小沼丹「更紗の絵」読了。 本作「更紗の絵」は、1972年(昭和47年)6月にあすなろ社から刊行された長篇小説である。 初
庄野潤三「明夫と良二」児童文学で読む仲良し家族の歴史物語は長女の結婚から生まれた
庄野潤三「明夫と良二」読了。 本作「明夫と良二」は、1972年(昭和47年)4月に岩波書店から刊行された長篇小説である。
庄野潤三「明夫と良二」児童文学で読む仲良し家族の歴史物語は長女の結婚から生まれた
庄野潤三「明夫と良二」読了。 本作「明夫と良二」は、1972年(昭和47年)4月に岩波書店から刊行された長篇小説である。
『THE TIMERS 35周年祝賀記念品』ロック界のラスボスが叫んだ平和への祈り
『THE TIMERS 35周年祝賀記念品』を購入。 あれから35年が経ったなんて、なんか信じられないけど。 ロック界に
【深読み考察】村上春樹「眠り(ねむり)」車を揺さぶる黒い影の男たちは彼女自身の悲鳴だった
村上春樹「眠り」読了。 本作「眠り」は、1990年(平成2年)1月に文藝春秋から刊行された作品集『TVピープル』に収録さ
【深読み考察】村上春樹「かえるくん、東京を救う」アンナ・カレーニナと白夜の意味とは?
村上春樹「かえるくん、東京を救う」読了。 本作「かえるくん、東京を救う」は、2000年(平成12年)2月に新潮社から刊行
ケストナー「飛ぶ教室」友情・努力・勝利の少年ジャンプみたいなクリスマス物語
エーリッヒ・ケストナー「飛ぶ教室」読了。 本作「飛ぶ教室」は、1933年(昭和8年)に刊行された長篇小説である。 この年
ケストナー「飛ぶ教室」友情・努力・勝利の少年ジャンプみたいなクリスマス物語
エーリッヒ・ケストナー「飛ぶ教室」読了。 本作「飛ぶ教室」は、1933年(昭和8年)に刊行された長篇小説である。 この年
『華麗なるギャツビー』サントラで読み解くジャズ・エイジ(1920年代)と音楽的世界観
『ミュージック・フロム・バズ・ラーマンズ・フィルム 華麗なるギャツビー』は、2013年(平成25年)に公開された映画『華
映画レビュー『華麗なるギャツビー』ディカプリオの映画と原作小説とで違うところ
映画『華麗なるギャツビー(2013年版)』を観た。 本作『華麗なるギャツビー』は、F・スコット・フィッツジェラルドの長篇
【徹底解説】トルストイ「アンナ・カレーニナ」悲劇の不倫妻はなぜ鉄道自殺したのか?
レフ・トルストイ「アンナ・カレーニナ」読了。 本作「アンナ・カレーニナ」は、1875年(明治8年)から1977年(明治1
【徹底解説】トルストイ「アンナ・カレーニナ」悲劇の不倫妻はなぜ鉄道自殺したのか?
レフ・トルストイ「アンナ・カレーニナ」読了。 本作「アンナ・カレーニナ」は、1875年(明治8年)から1977年(明治1
カーラ・ブルーニ『ケルカン・マ・ディ〜風のうわさ』ウィスパー・ボイスと古民家カフェ森彦の思い出
カーラ・ブルーニ『ケルカン・マ・ディ〜風のうわさ』は、2002年(平成14年)に発表されたデビュー・アルバムである。 原
村上春樹「午後の最後の芝生」人妻との浮気セックスで恋人を失った男子大学生の喪失感と救済
村上春樹「午後の最後の芝生」読了。 本作「午後の最後の芝生」は、2024年(令和6年)9月に、スイッチ・パブリッシングか
三岸好太郎美術館『わがこころの街 好太郎と画家たちの札幌』大正~昭和初期のモダン札幌風景
道立三岸好太郎美術館の特別展『わがこころの街 好太郎と画家たちの札幌』を観てきた。 大正から昭和初期にかけての札幌風景を
ルースターズ『アンリリースド』サンハウスとストーンズから生まれたロックンロールバンドの原点
ルースターズ『unreleased(アンリリースド)』は、1987年(昭和62年)に発売された初期未発表作品集である。
小沼丹「不思議なソオダ水」高度経済成長期のサラリーマンの心を癒した、幻の酒場物語集
小沼丹「不思議なソオダ水」読了。 本作「不思議なソオダ水」は、1969年(昭和45年)11月に三笠書房から刊行された短篇
映画『アイ・ソー・ザ・ライト』心の闇を浄化したハンク・ウィリアムズのカントリーミュージック
映画『アイ・ソー・ザ・ライト』を観た。 本作『アイ・ソー・ザ・ライト』は、1940年代から1950年代にかけて活躍した人
安西水丸「普通の人」人間の闇を曝け出した現代の鳥獣戯画は笑いたいのに笑えない
安西水丸「完全版 普通の人」読了。 本作『完全版 普通の人』は、2021年(令和3年)8月にクレヴィスから刊行されたコミ
現代の清少納言・森田たまが生んだ「札幌では11月3日に初雪が降る」という美しい都市伝説の秘密
森田たまの随筆には「初雪伝説」とも言うべき、不思議な話がある。 それは「札幌では11月3日に初雪が降る」というものだ。
「ブログリーダー」を活用して、マロンさんをフォローしませんか?
石原裕次郎が亡くなったとき、追悼盤と銘打ったシングルレコードが発売された。 1987年(昭和62年)8月のことである。
矢口史靖「スウィングガールズ」読了。 本作「スウィングガールズ」は、2004年(平成16年)9月にメディアファクトリーか
石坂洋次郎「あいつと私」読了。 本作「あいつと私」は、1961年(昭和36年)5月に新潮社から刊行された長篇小説である。
エレイン・ローブル・カニグズバーグ『Tバック戦争』読了。 本作『Tバック戦争』は、1993年(平成5年)に刊行された長編
札幌まつりは、北海道神宮の例大祭である。 北海道神宮にはもちろん、中島公園にも多くの露店が並ぶ。 明治以来、札幌市民にと
岩波少年文庫フェア2024は「岩波少年文庫で読むケストナーとドイツの作家たち」だった。 「特製アクリルキーホルダーを応募
読書好きにとって、読書は趣味ではない。 食べることや眠ることと同じように、読書とは生きることなのだ。 快適な読書ライフを
野田知佑「のんびり行こうぜ」読了。 本作「のんびり行こうぜ」は、1986年(昭和61年)7月に小学館から刊行されたエッセ
スルメイカ(真いか)は、函館の夏の風物詩だ。 「函館の朝は、いか刺しから始まる」とまで言われた時代。 そんな食文化も、今
庄司太一の『びんだま飛ばそ』(1997)が出たころ、古いガラス瓶を集めるのが、ちょっとしたブームになった。 ガラス瓶と言
6月の札幌は、アカシヤの季節である。 札幌まつりの頃、札幌の街では、アカシヤの白い花が満開になる。 アカシヤの花の季節は
浜田省吾の名盤『PROMISED LAND 〜約束の地』(1982)は、アメリカ文学の影響を感じさせる。 『約束の地』と
ウイリアム・サロイヤン『わが名はアラム』読了。 本作『わが名はアラム』は、1940年(昭和15年)に刊行された長篇小説で
北大祭は、北海道大学の学園祭である。 大学の学園祭なのに、札幌市民への定着度はすごい。 「ライラックまつり」「北大祭」「
ヴィンテージのカップ&ソーサといえば、オールド・ノリタケ(日本陶器)が超有名だが、モダンなデザインに関しては東洋陶器も負
2025年(令和7年)3月、中公文庫から、森田たまの『随筆 ふるさとの味』が刊行された。 森田たまは、札幌出身の女流作家
多くのコレクターがいることで知られる「Fire-King」(ファイヤーキング)の生産がアメリカで終了したのは、1986年
ロバート・B・パーカー『約束の地』読了。 本作『約束の地』は、1976年(昭和51年)に刊行された探偵小説である。 この
ロバート・B・パーカー『約束の地』読了。 本作『約束の地』は、1976年(昭和51年)に刊行された探偵小説である。 この
山口瞳「居酒屋兆治」読了。 本作「居酒屋兆治」は、1982年(昭和57年)6月に新潮社から刊行された長篇小説である。 こ
骨董収集に挑戦してみたいけど、教えてくれる人がいない! 骨董品のことを、もっと勉強したい! 骨董品に関する本を読みたい!
江別の本屋さんに、新潮文庫の豆本ガチャがありました。 何に使うでもないけれど、つい欲しくなってしまうミニチュア雑貨。 文
今回の青春ベストバイは、スワロフスキーのハリネズミです。 購入から20年以上が経つけれど、輝きはあの頃のまま。 上質のも
たくぎんのテレビCMで、中島みゆきの曲が流れていました。 画面に登場しているのは、俳優の吉岡秀隆さん。 あの頃、たくぎん
札幌で生産されている「メイド・イン・サッポロ」のアイテムをまとめてみました。 札幌限定の食べ物は、お土産としても人気があ
今回の青春ベストバイは、オリンパス・ペンです。 小学生でも安心して使うことのできたハーフサイズカメラ。 2000年代のカ
今回の青春ベストバイは、昭和レトロなスピッツ人形です。 昭和30年代、飼い犬として全国でブームとなったスピッツ。 犬のマ
ウディ・アレン監督のオシャレトロな恋愛コメディ『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』が面白くない? そんなことはありません
久しぶりに友部正人でも聴こうかと思ったら、レコードもCDもない。 引越しを繰り返すうちに処分してしまったらしい。 仕方が
Kiwi FM のプレイリストを手に入れた。 Kiwi FM っていうのは、映画『波の数だけ抱きしめて』に登場する架空の
1970年代から1980年代にかけて、日本のアーチストが録音した作品の中から、AORっぽい曲を聴けるアルバムを年代順に揃
ラブマシーンのデビューシングル「お前は夢の中」は、1981年(昭和56年)発売。 発売元は、日本最古のロック専門レーベル
「あいみょんなんて知らない」というおじさんは、今すぐあいみょんを聴くべき。 特に、若い頃に浜田省吾が好きだったおじさん。
NHK「SONGS」で、さだまさしを観た。 別に、録画予約していたわけじゃない。 NHKは常に自動録画しているので、必然
浜田省吾は俺たちの青春のサウンドトラック。 ピークは1986年(昭和61年)発売の『J.BOY』。 そして、アルバム『J
夏が近づくと『波の数だけ抱きしめて』を観たくなる。 音楽が素晴らしいんだよなあ。 もちろん、1982年の空気感も好き。
おじさんは、古い歌が好き。 でも、夏には、最近の歌だって聴きたいと思う。 てなわけで、おじさん向け、21世紀の夏歌ベスト
夏の朝はLUCKY TAPES(通称ラッキー)。 アルバム『dressing』は、爽やかなソウル・ポップを聴かせてくれる
「ユウイチが死んだってよ」 あいつのメッセージを見たとき、僕はユウイチという名前の少年を、すぐには思い出すことができなか
「おまえ、ヤマタツ知ってるか?」と言ったのは、下宿の先輩だった。 先輩と言っても、同じ大学の1年生で、二浪していた彼は、