折々に過ぎ行く人の顔光るビルの間からの朝陽の中を折々に過ぎ行く人の顔光るビルの間からの朝陽の中を歌う風・・・913千葉甫
冷えこんだ今日も間もなく午後の四時雲は夕陽の色帯びてきて冷えこんだ今日も間もなく午後の四時雲は夕陽の色帯びてきて歌う風・・・478千葉甫
暗いまま来ている朝に目を凝らす時計は告げる寝過ごしたのを暗いまま来ている朝に目を凝らす時計は告げる寝過ごしたのを歌う風・・・477千葉甫
灯を消して瞼閉じれば何時からか降り出している夜半の雨音灯を消して瞼閉じれば何時からか降り出している夜半の雨音歌う風・・・476千葉甫
急速に気温下がってくる今宵掛けた眼鏡のつるの冷たさ急速に気温下がってくる今宵掛けた眼鏡のつるの冷たさ歌う風・・・475千葉甫
相次いで届いた喪中はがきにはいずれも行年九十二歳相次いで届いた喪中はがきにはいずれも行年九十二歳歌う風・・・474千葉甫
はらはらと路上へ下りて来た雀自らの影踏みつつ弾むはらはらと路上へ下りて来た雀自らの影踏みつつ弾む歌う風・・・473千葉甫
舌打ちのような警報音が来てドアを透かしていた冷蔵庫舌打ちのような警報音が来てドアを透かしていた冷蔵庫歌う風・・・472千葉甫
この頃は応答なしが口癖となってしまったこのコンピューターこの頃は応答なしが口癖となってしまったこのコンピューター歌う風・・・471千葉甫
この宇宙に残った最後の人類が地球人だという説を聞くこの宇宙に残った最後の人類が地球人だという説を聞く歌う風・・・470千葉甫
数出せばどれか当るというように詐欺のメールが来ている今日も数出せばどれか当るというように詐欺のメールが来ている今日も歌う風・・・469千葉甫
何事も時間に従い過ぎてゆく一日がまた私から去る何事も時間に従い過ぎてゆく一日がまた私から去る歌う風・・・468千葉甫
次々に今日もメールを削除する読むべきものはほとんど無くて次々に今日もメールを削除する読むべきものはほとんど無くて歌う・・・467千葉甫
もう鳴るか鳴るかと待っているチャイム鳴らないままに日が暮れてくるもう鳴るか鳴るかと待っているチャイム鳴らないままに日が暮れてくる歌う風・・・466千葉甫
剪定をされている木の切り口の放つ匂いの鋭さに会う剪定をされている木の切り口の放つ匂いの鋭さに会う歌う風・・・465千葉甫
常日頃上がり下りする階段の傾斜恐れるこの夜は不意に常日頃上がり下りする階段の傾斜恐れるこの夜は不意に歌う風・・・464千葉甫
カーテンの隙間を抜けて来る陽ざし赤くて今朝は空気の冷えるカーテンの隙間を抜けて来る陽ざし赤くて今朝は空気の冷える歌う風・・・463千葉甫
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折々に過ぎ行く人の顔光るビルの間からの朝陽の中を折々に過ぎ行く人の顔光るビルの間からの朝陽の中を歌う風・・・913千葉甫
カーテンを大きくめくって入ってくる朝(あした)の風の涼しさを吸うカーテンを大きくめくって入ってくる朝(あした)の風の涼しさを吸う歌う風・・・912千葉甫
早朝の雨後の舗道に音も無く三羽、四羽の雀の弾む早朝の雨後の舗道に音も無く三羽、四羽の雀の弾む歌う風・・・911千葉甫
雷鳴が虚ろに一度あったあと静かに過ぎて行く朝の刻(とき)雷鳴が虚ろに一度あったあと静かに過ぎて行く朝の刻(とき)歌う風・・・910千葉甫
午後からは晴れる予報の暮際に短い時間の陽ざしがあった午後からは晴れる予報の暮際に短い時間の陽ざしがあった歌う風・・・909千葉甫
眼の隅を走った影に目をやった床には何も無く夜が更ける眼の隅を走った影に目をやった床には何も無く夜が更ける歌う風・・・908千葉甫
頭からかぶりつくがに解体をされて見慣れた家は無くなる頭からかぶりつくがに解体をされて見慣れた家は無くなる歌う風・・・907千葉甫
人影の無い路上から朝かげを弾いて飛び立つ雀が一羽人影の無い路上から朝かげを弾いて飛び立つ雀が一羽歌う風・・・506千葉甫
色褪せた写真にあるのは記憶からすっかり消えていた一場面色褪せた写真にあるのは記憶からすっかり消えていた一場面歌う風・・・904千葉甫
窓の外よぎって行った紋白蝶雨はすっかり上がったようだ窓の外よぎって行った紋白蝶雨はすっかり上がったようだ歌う風・・・904千葉甫
お喋りな一羽と聞いている一羽二羽の雀が電線に居てお喋りな一羽と聞いている一羽二羽の雀が電線に居て歌う風・・・903千葉甫
真昼間の路上に影を落とす木の下行くときの初夏の風真昼間の路上に影を落とす木の下行くときの初夏の風歌う風・・・902千葉甫
没ちてゆく夕陽が間もなくマンションの端からここへ伸びてくるころ没ちてゆく夕陽が間もなくマンションの端からここへ伸びてくるころ歌う風・・・901千葉甫
雑木と呼ばれている木の伐採をされつつ強く匂いを放つ雑木と呼ばれている木の伐採をされつつ強く匂いを放つ歌う風・・・900千葉甫
人間の住む暖かさ無い家が増殖しつつ消えるわが町人間の住む暖かさ無い家が増殖しつつ消えるわが町歌う風・・・899千葉甫
記念日の意識乏しくゴールデン・ウィーク過ぎて行く淡々と記念日の意識乏しくゴールデン・ウィーク過ぎて行く淡々と歌う風・・・898千葉甫
花水木通りの今日は花びらの白散りまべるところどころに花水木通りの今日は花びらの白散りまべるところどころに歌う風・・・897千葉甫
スピードを上げて電動車椅子で味わう薫る風の感触スピードを上げて電動車椅子で味わう薫る風の感触歌う風・・・896千葉甫
祖母からの種子で咲かせた日の還る歩道の花壇のパンジーを見て祖母からの種子で咲かせた日の還る歩道の花壇のパンジーを見て歌う風・・・895千葉甫
灯を消せば家を包んでいる音のあっていつしか降り出した雨灯を消せば家を包んでいる音のあっていつしか降り出した雨歌う風・・・894千葉甫
昨日も一昨日もしたことを今日もしている恐らく明日も昨日も一昨日もしたことを今日もしている恐らく明日も歌う風・・・744千葉甫
下りて来た一羽の雀コンビニと私の間を弾んでよぎる下りて来た一羽の雀コンビニと私の間を弾んでよぎる歌う風・・・743千葉甫
来る風が雨の匂いを帯びてきてコンピューターから外へ眼をやる来る風が雨の匂いを帯びてきてコンピューターから外へ眼をやる歌う風・・・742千葉甫
一週に一回顔を合わせての挨拶のみで三年となる一週に一回顔を合わせての挨拶のみで三年となる歌う風・・・741千葉甫
度の合わぬ眼で仰ぐ空飛んで行く一つの影は恐らく鴉度の合わぬ眼で仰ぐ空飛んで行く一つの影は恐らく鴉歌う風・・・740千葉甫
炎を見ることはなくなったこの頃は電子レンジで日々足りていて炎を見ることはなくなったこの頃は電子レンジで日々足りていて歌う風・・・739千葉甫
足踏みをしてゴキブリを追い払い深夜間近の階段上る足踏みをしてゴキブリを追い払い深夜間近の階段上る歌う風・・・738千葉甫
足の裏刺した痛みは昨夜まで私の指の爪の切れ端足の裏刺した痛みは昨夜まで私の指の爪の切れ端歌う風・・・737千葉甫
蒸し暑い夜となりつつ窓外の音高まって降り続く雨蒸し暑い夜となりつつ窓外の音高まって降り続く雨歌う風・・・736千葉甫
それぞれの声色持って声交す二羽の鴉が居る窓の外それぞれの声色持って声交す二羽の鴉が居る窓の外歌う風・・・735千葉甫
若い人に私の若い日のことを話した後の残る寂しさ若い人に私の若い日のことを話した後の残る寂しさ歌う風・・・734千葉甫
食前に服む一錠を忘れたと食事半ばに気がつく今日も食前に服む一錠を忘れたと食事半ばに気がつく今日も歌う風・・・733千葉甫
灯点したその瞬間にゴキブリが足元間近から突っ走る灯点したその瞬間にゴキブリが足元間近から突っ走る歌う風・・・732千葉甫
閉じた眼に揺らぐ明暗窓際へ伸びた木の葉に風の出てきて閉じた眼に揺らぐ明暗窓際へ伸びた木の葉に風の出てきて歌う風・・・731千葉甫
古くから知っている名が唐突に記憶の中の空白となる古くから知っている名が唐突に記憶の中の空白となる歌う風・・・730千葉甫
一日が間もなく終る今日もまた結末の無い幾つかあって一日が間もなく終る今日もまた結末の無い幾つかあって歌う風・・・729千葉甫
声交わす鴉の群れの中空に屯していて今日の夕映え声交わす鴉の群れの中空に屯していて今日の夕映え歌う風・・・728千葉甫
うたた寝の覚めて暫く現在の時間へ定着までを漂ううたた寝の覚めて暫く現在の時間へ定着までを漂う歌う風・・・727千葉甫
目覚めても目覚めてもまだ闇の中朝は誠に遠くにあって目覚めても目覚めてもまだ闇の中朝は誠に遠くにあって歌う風・・・726千葉甫
アナログの二つの時計それぞれに少し異なる時間を見せるアナログの二つの時計それぞれに少し異なる時間を見せる歌う風・・・725千葉甫