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竹とんぼ https://blog.goo.ne.jp/take10nbo

先達の秀句を味わいながら<br>自得の一句を求めて多作多捨です<br>古希すぎの晩学で楽しみながらの遅々緩歩です<br>

古希近くからの俳句入門 たくさん作ってたくさん捨てる、ついでに恥もたくさんかく これをずーっと続けています

小林たけし
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2019/03/30

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  • 花の月仮面を外す上戸下戸 丈子

    夜桜に酔うのは酒のせいばかりではない春の宵、花の宵ともなれば艶めくのは当然だ上戸も下戸も本性を隠さない花の月仮面を外す上戸下戸丈子

  • 春恨や五臓六腑のうらがえる 丈子

    春はたくさんのドラマがある季節来し方にパラパラ漫画のような喜怒哀楽があった忘れられない春恨も春恨や五臓六腑のうらがえる丈子

  • 大鯉の渦のかたちに花筏 丈子

    花のいのちはほぼ10日散った花びらを花筏とはなんとも詩情の言葉その下に大きな鯉がひしめいて渦をまいていた大鯉の渦のかたちに花筏丈子

  • 心字の池に花守通し鴨 丈子

    桜の芽吹くこの季節帰ることの無い鴨は心字の形の池に群れているまるで花守のように思える心字の池に花守通し鴨丈子

  • さよならはどれも生傷遠蛙 丈子

    来し方にはたくさんの別離があったそれぞれに感慨は深い思い出すたびにうずいてくるものがある蛙の声が遠くに聞こえるさよならはどれも生傷遠蛙丈子

  • 山葵田に富士湧水の息遣い 丈子

    富士山麓の吟行句湧水利用の豆腐料理を食したが近くに見事な山葵だがあった山葵田に富士湧水の息遣い丈子

  • 引き継ぐは父の無口と菊根分け 丈子

    無口な父の菊根分けを試してみたが早々にお手上げで父のようにはいかない談笑の記憶の無い父子だったが菊根を通じて会話している引き継ぐは父の無口と菊根分け丈子

  • 絶叫をかたちにすれば飛花落花 丈子

    所収句のなかで高い評価をいただいた一句絶叫と激しく散る桜の取合せが良かったのか絶叫をかたちにすれば飛花落花丈子

  • 白神に女樹木医イワウチワ 丈子

    白神のぶば林の散策案内は若い女性の樹木医だったイワウチワは岩団扇と書き、名前の通り団扇のような見た目のかわいらしい花です。白神に女樹木医イワウチワ丈子

  • 在来も渡来も問わず春の川 丈子

    ようやくぬるみだした春の川たくさんお命が動きだす在来種に多くの外国渡来種が混じりこんでいる在来も渡来も問わず春の川丈子

  • 鶏合せ水吹く祖父の目に気合 丈子

    祖父は軍鶏を何頭も飼育していてよく闘鶏に同行し、普段とは違う祖父の水を吹いて気合を入れる真剣な険しい面持をみた鶏合せ水吹く祖父の目に気合丈子

  • 夏近し額にの絆創膏 丈子

    晩春、元気な子供らはすっかり夏のふるまい額には元気印の×絆創膏夏近し額にの絆創膏丈子

  • 来し方はパラパラ漫画水かげろう 丈子

    ときおり町の温泉施設を利用する露天風呂が春光にきらめいている水紋をみていて浮かんだ一句所収句のなかでたくさんの方から選をいただいた来し方はパラパラ漫画水かげろう丈子

  • 荷風の忌竹の部首の字一千字 丈子

    荷風と竹の取合せに格別の意味はないふいに浮かんだフレーズこんなふうにできる俳句もあるんだな荷風の忌竹の部首の字一千字丈子

  • 囀りや山ふところの水平ら 丈子

    眠っていた山が囀りに春を知るふところにある川湖沼の水が平らにおだやかに呼吸する囀りや山ふところの水平ら丈子

  • 雛あられ紙表札に招かるる 丈子

    今年23才の孫娘が5才の頃彼女の部屋からお招きがあった部屋の前の歯「まいちゃん」と紙の表札雛あられをふるまわれた雛あられ紙表札に招かるる丈子

  • 春光やはずむ槌音地蔵小屋 丈子

    そろそろ春耕の頃になる朝の散歩に槌音を聞いた田畑を守り豊作を願う地蔵さまの小屋を村人が修繕している春光やはずむ槌音地蔵小屋丈子

  • 忘れ潮蟹はここでも忙しい 丈子

    忘れ潮とは潮が引いた後磯や干潟などにできる水溜まりを「潮溜(しおだまり)の事」句意はそこで忙し気な蟹をみたまんまの景忘れ潮蟹はここでも忙しい丈子

  • 思うほど自由のあらず残り鴨 丈子

    八十路になって日がなのフリータイムを愉しもうこれは裏切られている妻娘孫たちから用事を頼まれるふと残り鴨の心境を想った思うほど自由のあらず残り鴨丈子

  • 春満月嘘にうなずく母ありき 丈子

    秋とは異なる春の満月は愁いを感じる昔日の母への非礼の数々を偲んだ春満月嘘にうなずく母ありき丈子

  • 春光やドクターヘリのプロペラ音 丈子

    家人の定期診療に付き添って行く大学病ドクターヘリの駐機場があるおりからの春光の中降り立った人それぞれにそれぞれの春がある春光やドクターヘリのプロペラ音丈子

  • 少年の黙に父の手鶴帰る 丈子

    渡りの鶴が帰る季節鶴の群れに少年は息をのむ優しい父の手が肩に添えられる少年の黙に父の手鶴帰る丈子

  • 初つばめ谷中に古き煎餅屋 丈子

    孫娘の油彩画の展示会でよく谷中商店街を訪れるギャラリーの近くにそれは見るからに老舗の煎餅屋がある軒を行き交うつばめを観た初つばめ谷中に古き煎餅屋丈子

  • 春の雪一本杉は一行詩 丈子

    参道の奥の大きな杉のご神木おりから春雷たくさんの祈り戦天災をみてきた年月を一本一行に秘めて厳か春の雪一本杉は一行詩丈子

  • 昨日とは違う春愁河馬潜る 丈子

    春は何故か気だいような物憂いような春愁にとらわれる今日の春愁はきのうとは別物だ目前の河馬が潜ったのは偶然だろう昨日とは違う春愁河馬潜る丈子

  • ただならぬ象の足踏み春の月 丈子

    春はときめき、胸騒ぎ、たくさんの出会い、別離の季節象の足踏みがいつもと違う何の予兆?ただならぬ象の足踏み春の月丈子

  • 大男さまにならない日向ぼこ 丈子

    今日は節分で冬の季語は明日からはご法度だ日向ぼこに屈強な大男がどうみてもさまにならないなー大男さまにならない日向ぼこ丈子

  • 能面のひとへのまぶた寒月光 丈子

    真っ白な能面に寒月の鋭い日矢表情のはかれない能面の一重まぶたが美しい能面のひとへのまぶた寒月光丈子

  • 小雪や新聞店の薄明かり 丈子

    寒暁あけやらぬ寒さの中新聞店には白い息が飛び交っている朝刊配達員が忙しくたちいふるまう小雪や新聞店の薄明かり丈子

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