新茶汲む空也もなかも鎮座して 市橋三岐子銀座の老舗和菓子店に「空也もなか」という「人気和菓子」があるが、先日の句会でそれが投句されてひとしきり話題になった。「食べたことがない」といったら、句の作者が送ってくれた。小ぶりの割に1個200円もする高級和菓
地球上のいたるところで大雨による川の氾濫などの水害が起きている。写真はネパールだが、インフラが不十分ということもあって100名以上の死者が出ているという。その他にもインドネシア、中国などでも大きな被害が出ているし、日本も例外ではない。自然の「怒り」なのか
一般の人が投票権を持たず、党員および党議員の投票で決まる今回の自民党総裁選挙が大盛り上がりの中、終了した。近々の総選挙、来年の参議院選挙に向けて誰が顔になったら有利なのか、議員ひとりひとりの思惑が入り乱れての結果である。人間模様が垣間見られて、非常に面白
夏横に去りて縦から秋来る 十志夫このところ、朝方の気温が20度を下回るようになり、慌てて厚手の毛布を取り出した。昼間の温度も25度を超えず、一気に本格的な秋の到来である。長い夏が終わり、やれやれと思っていたらが、ここ2、3日はぶり返しの残暑となっ
能登の人達にとっては、本来ならば大の里の優勝と大関昇進に湧いているはずなのに、現状は、正月の地震に続いて大雨被害に苦しんでいる。仮設の住まいも床上浸水になってしまった。 まさに弱り目に祟り目とは、こういうことだ。「心が挫けてしまった」という声に心が痛む。
残り12試合で、残り二本のホームラン。実は難しいと思っていた。しかし、この男、そんな心配をよそに、今日の試合で一気に3本を放って51本にまで突き抜けてしまった。今日は6打数6安打。3打席目が三塁でタッチアウトになった2塁打だったが、それがセーフだったら、
テレビ朝日、7時~9時。「昭和の名曲」切なさが止まらない恋愛ソング。20代の懐かしい青春時代の歌が次々と流れてきて、ついつい見続けてしまった。「神田川」「いちご白書をもう一度」「恋人よ」「なごり雪」など。当時の情景が思い浮かんでくる。その後につづく松田
更新の途絶えしblog 星月夜 十志夫少々夏バテ気味。近々更新します。
2~3日に一回くらいの割合で蜂谷初人氏と井上泰治氏の対談形式で発信されてくるYouTube「俳句のマナー」が面白い。それまでの作家個人の「俳句論」も参考になるが、今回の幅広い観点で論じている井上泰治氏の「助詞の活用」「助動詞の活用」などが、古典の俳句(多くは
きょうは誕生日だが、今更、目出度い歳ではない。このところ体調不良が続いていることもあって、逆にあと何年生きられるのだろう、という思いがよぎる。いうならば「引き算の人生」になってきている。
先日、発送を完了した「第150回・足立俳連俳句大会」の事前投句用紙が事務局に戻りはじめている。その打ち込みを担当しているので、暫くはパソコンの画面との格闘が続きそう。最近、目が悪くなってきている(老眼)のは、「アンソロジーの編集」「月次会報の編集」に1日
政治の季節である。TVを付ければ、どこもかしこも選挙報道ばかり。立憲民主党の代表が4人の中から23日に決定する。一方、自民党の総裁選挙も本格的に始まり、大挙9名以上が立候補を予定している。決戦投票が必至で、27日に上位2名の再投票で決まる。 立憲民主の4人
先日の大磯吟行のご縁で、結社誌「炎環」を送っていただいた。創刊は昭和64年1月、主宰は石寒太氏。「心語一如」がモットー。初学の頃に参加していた「街」の今井聖主宰と石主宰は、ともに加藤楸邨門下で兄弟関係にある。これも因縁か。それにしても、一読してそのボリ
一か月ほど続く米不足。そろそろ新米が出回り始めてくるはずなのに、わが地元のスーパーの棚には一向に並ばない。流通し始めたとしても例年より3割高になるらしい。 この米不足は6月頃から少しづつ始まっているのに、農水省は何の対策を講じずにきた。 備蓄米の放出を一
結社の主要メンバーの一人が2週間ほど検査入院するとの報せがあった。15キロも痩せたという。1日も早い快癒をお祈りするばかり。夏雲システムで月一回実施している句会のメンバーからもメールが届き、ご主人が急病になってしまい、暫く休会するという。足立俳連の幹事
足立俳句連盟の俳句大会の事前投句の募集を開始する。年2回(5月5日/11月/3日)の開催で、今度の秋季大会が区切りの第150回目を迎える歴史ある大会。特別選者は、俳人協会理事長の要職にある「沖」主宰・能村研三先生にお引き受けいただいている。前回は
9月1日、西新井ALIOで「あだち野」今年4回目の吟行を実施した。幸いなことに台風の影響のほとんどないまま実施できたが、前日の天気予報が気になった人が多く、当初の参加予定(30人)の半分になってしまった。「天・地・人」および「最高点」の3人自然を詠む吟行の多
今日9月1日は「防災の日」。スーパーの棚から「米」が消えた。1キロ入りの袋が一つ残っていたので、おもわず買ってしまったが、とんだ勘違いで、通常の米でなくモチ米だった”(-“”-)パック入りの「さとうのごはん」もすべて売り切れ、どこのものとも知らないメーカー
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新茶汲む空也もなかも鎮座して 市橋三岐子銀座の老舗和菓子店に「空也もなか」という「人気和菓子」があるが、先日の句会でそれが投句されてひとしきり話題になった。「食べたことがない」といったら、句の作者が送ってくれた。小ぶりの割に1個200円もする高級和菓
金子敦さんから第七句集「ポケットの底」(ふらんす堂)を頂いた。氏の俳句の特徴は、パステルカラーのような俳句の風合いと、外連のない良い意味での分かりやすさであろう。共鳴句を挙げて御礼とさせていただく。 着膨れてポケットの底遠くなる (表題句) 雨だれの真白
それはさて愛といふものソーダ水 十志夫婚約の報告と許可取りに孫の彼氏が来宅。昼食を囲んだあと、食後にYが抹茶を点ててもてなした。先日頂いた「空也もなか」を添えて7月に両家で顔合わせをすることになった。取り合えず二人はホッとしただろうが、此方も同様
折り返すための頂上雲の峰 十志夫 だいぶ前になるが、高尾山に登ったことがある。難易度の異なるいろいろなルートがあって、年間300万人が訪れるというから驚きだ。その数は世界一だとか。頂上でおにぎりを食べたり、地上を景色を楽しんだりしてもいつかは下
早稲田大学の関連施設で実施している月一回の細道句会に参加してきた。各結社の主宰をふくめ、ベテラン俳人による超結社句会である。いつも進行役を務めてくれているH氏が、きょうは体調不良で欠席。時間オーバーで事務所に注意されたが、参加者の協力のもと、何とか乗り切
大の里が初土俵からわずか十三場所で横綱昇進を決めた。緊張しがちな綱取り場所の前半をうまく乗り切り、気づけば全勝で13日目に優勝を決めるという快挙。日本人横綱は親方の稀勢の里以来、八年年ぶりである。能登の人達も喜んでいるだろう。 等伯のふるさとは能登春よ
足立俳連俳句大会の結果を表示する短冊一覧を足立区役所の1Fロビーに掲示してきた。参加者全員の一句ずつを短冊にしたもので、区主催の「美遊展」の1コーナーとして、5/19(月)~5/24(土)まで掲示される。さまざまな手続き、更新なとで区役所に訪れた人達が熱心
ロスアンゼルスの現地時間の5月17日は、昨年制定された「大谷翔平の日」。奇しくもこの日はエンゼルス戦で、岩手県出身の大谷、菊池、佐々木が一堂に会し、そこに山本が合流するという豪華な映像が届く。毎年6月が絶好調の大谷だが、今年は早くも5月がピークに。現
今週のNHK俳句は、声楽家の秋川雅史さんを迎えて、和田華凜「諷詠」主宰の担当の週。兼題は「祭(まつり)」で入選句は以下のとおり。第一席 御旅所の御輿の鈴の震へけり 吉田稜光 (京都府)第二席 祭笛弥勒のような口で吹き 藤井俊勝 (宮城県)第
二年ほど前から付き合い始めた孫の彼氏が、「今月の末頃に挨拶に伺いたいのですが、都合はよろしいでしょうか?」と言ってきたとYから報告があった。さて、いよいよか・・・。当然、親のところにも行くらしいが、ついでに祖父母の我々にも、挨拶に伺いたいということのよう
「推し」という言葉がある。言うならば「お気に入り」のタレントのこと。自分の場合でいえば、以前は「綾瀬はるか」。つい前までは「波瑠」。そして現在は、俄然「吉岡里帆」である。この間、かの「一茂」氏も番組の中で「吉岡里帆のファンなので会いたい」と言っていたなあ
理事が集まって第151回「足立俳句連盟」俳句大会の結果報告の作成と発送を行った。欠席投句された人たちに、特別選者、ゲスト選者の特選結果と点盛を済ませた投句一覧とをスマートレターで発送するもの。年々、会場に足を運べない人が増えているが、こうした報告を丁
blogを始めて15年になる。最初は、PCに詳しい友人に手伝ってもらってHPを開設した。その中で俳句の発表(記録)ページとともに、日記のページを設けて綴っていた。その作業がだんだん億劫になり、俳句の作品は作品として、日記は日記として別々に管理するようになり、
:今朝(5/11)の「NHK俳句」を見ていて思ったこと。岸本尚毅氏の使っていた「夏の虹」という表現が気になった。結社の句会では「春うらら」という表現をたびたび諫めている。「うらら」は春の季語だから、「馬から落ちて落馬する」という類の重複であるから、というのがその
「母の日」は国によってまちまちだが、一般的には5月の第二日曜日が多いようだ。何故5月なのかということや、カーネーションを贈る習慣などは、南北戦争(1861年~)の時代まで遡る。当時「母の仕事の日」(Mother's Work Days)というボランティア団体を結成したアン・
私が「主夫業」であることをご存知の「あだち野」の同人から新鮮な筍を頂戴した。最近では、いろいろな野菜、総菜を頂く事が多く、有難い限り。新鮮な筍は「刺身」でも食べられるらしい。これは少し時間が経っていて無理かも。 また聞くところによると、数少ない「白筍」は
第151回「足立俳句連盟」俳句大会が無事終了した。全381句の中から、特別選者の高橋健文「好日」主宰の天地人には以下の句が選ばれ、表彰された。因みに「天賞」は、あだち野メンバー。メデタシ、メデタシ。 天賞 等伯のふるさとは能登春よ来い 竹内 祥
スーパーの店内に「菖蒲」が並んでいた。柚子、ワイン、薔薇、牛乳・・・風呂の楽しみ方には色々ある。効能のほどは知らないけれど、なんとなく癒しにはなる。著名な医学博士から「身体から油分を除かない方が健康にいい」という話を聞いて、ここ十数年、入浴時において石
足立区の花火大会は、その規模に於て東京でも有数の花火大会である。毎年7月に実施されていたが、異常気象で雨にたたられるコトが多くなり、昨年などは雷雨中止となってしまった。区民が残念がるのは勿論だが、入念に準備をしてきたスタッフも無念だろうし、失う費用もバカ
早いもので、もう五月。好天が続いていたが久し振りの御湿りの一日になった。ところで、最近、おかしな事件、残忍な事件が多すぎる。毎日毎日、次から次に新しい殺人事件がニュースとして流れてきて、昨日までの事件にとって代わってしまう。もはや「安全な国、日本」が「物
船便にまぎれて漂着してきたのか、徳之島では特定外来生物の「シロアゴガエル」が大量繁殖して困っているというニュース。従来から生存する「アオガエル」などの生態系に悪影響をもたらしかねない事態に、地元では必死に駆除を始めるも、その繁殖力が半端ではないらしい。
先週末、超結社のメンバー17名による「細道句会(早稲田句会)」に参加してきた。地方からの投句者もいるので、句会の場に参加する人間は、毎回10名程度である。数名の主宰をはじめ、各結社のベテラン俳人ばかりなので、事前投句される119句(一人7句)は
先日の足立俳句連盟・理事会の場で、さる1月30日に急逝された前会長の後任に就くように改めて要請される。一旦、会長という職務を引き受けてしまえば、結社「あだち野」の月2回の本部月例会や、4か所の住区センターでの支部句会の運営にも支障をきたすし、自分
一茶ゆかりの俳句寺として知られる炎天寺俳句大会「青葉まつり」が6/9に開催される予定。 例年どおり特別選者を高野ムツオ「小熊座」主宰が務め、地元からの選者として私も加わることになっている。選をするのはよしとして、「特選者に選者から色紙(または短冊)を
足立連盟主催の「俳句大会」に投句された396句の中から、参加者ひとり一句ずつの短冊を俳連理事が分担して書き終えた。(写真上)投句者本人ではなく理事10名で分担して筆で書いたもので、足立文化団体連合会主催の「美遊展」の参加作品として、20日(月)か
おもしろうてやがて悲しき鵜舟哉 芭蕉コロナ以来、数年ぶりに日本の伝統行事である鵜飼いが復活するという。俳句にもしばしば登場する行事なので、一度は見てみたいと思っているものの一つ。最近、こうした伝統行事に「動物虐待」の批判が起きることがあ
古い人間なので、近年の「キャッシュレス時代」になかなか付いていけない。様々なカードを使い分けて生活している人たちの頭の構造は一体どうなっているのだろう。どのカードを使えば、どれだけ得なのかが瞬時に判断できる能力には恐れ入ってしまう。また、すべ
「冷し中華」が無性に恋しくなる時期である。 うずたかく冷し中華を活けにけり 十志夫先日とある句会に投句したが、まったく理解されなかった。滝つぼに活けるのが「滝」なら-ば、冷し中華も皿に活けるのである。毎日、料理を担当している人間にしかピンと
5/12~5/13、句友の結社が企画した飯田蛇笏、龍太親子の「山廬」を訪ねる吟行にゲスト参加してきた。結社「雲母」の本陣で、以前から一度は出掛けたいと思っていた場所だ。結社主宰5人を含めて、総勢16名。前日に「石和温泉」に到着し、チェックインまで
「俳句界」5月号に掲載されている「百鳥」創刊30周年に関する特集記事を興味深く読ませていただいた。誌面では、多くの俳友によって大串章主宰の「俳句との関わり、俳句観」が語られていて、たびたび「抒情」「恒心」というフレイズが登場してくる。大串主宰が一番
来週予定している「山廬庵」吟行でいく「石和温泉」までの特急列車の確認と予約のために新宿まで出掛けてきた。緑の窓口には外国人が列をなしていて、言葉の問題もあってなのか、通訳担当者がいるものの、なかなか窓口が進まない。オーバーツーリズムの影響がこんなと
日々忙しくなってきて、吟行の機会が減ってくると身の回りの生活関連ばかりに句材を求めるようになってしまう。また、そうした身の回りのテーマに対し、写生というより主観的な表現やアイロニカルな視点で作る句が多くなってくる。こうした傾向は、只事俳句を避けるための
人体冷えて東北白い花盛り 金子兜太 (『蜿蜿』(1968)所収)この兜太の代表句に対する清水哲男氏の評がある。(増殖する俳句歳時記)「(中略)ここには春とは名のみの寒さにかじかんでいる主情的な自分と、そんな自分を含めた
5月5日、恒例の足立俳句連盟主催の俳句大会が開催された。昭和25年にスタート。以後、富安風生、西東三鬼、中村草田男ら、錚々たる選者を迎えて、春秋年2回開催されてきている。今回の特別選者はNHKの俳句番組でおなじみの櫂未知子さん。そのネームバリュ
人体冷えて東北白い花盛り 金子兜太 (『蜿蜿』(1968)所収)この兜太の代表句に対する清水哲男氏の評がある。 (増殖する俳句歳時記)「(中略)ここには春とは名のみの寒さにかじかんでい
伊藤強一句集「枯野」を紹介したこのblog(4/28)を読んだ人から、句集を注文するにはどうしたらいいか、という問い合わせがきた。定年退職後に俳句を始めたという点。 家族を詠む句が多いという点。自然句より生活句が好みだという点。言われてみれば、その
昭和の時代のメーデーの舞台は日比谷公園。壇上に立った革新政党の党首が鉢巻をして大声で賃上げを要求する。 そしてその後は、旗を掲げてシュプレヒコールの中をデモ行進するというスタイルだった。いつの頃からか、そんな深刻さが消えて、GW恒例の儀式(イベント)とな
4月29日の祝日の変遷が複雑なので、wikipediaで調べてみる。昭和前半まで天皇誕生日は「天長節」と呼ばれていた。「天は長く地は久し」(老子)からとった言葉で、天地が永久であるように天皇の治世も続くようにという意味が込められているのだとか。そのため天長節は、明治
「伊藤強一句集」(俳句アトラス・刊)を送っていただいた。感想を記して御礼とさせていただく。★ ★ ★ ★ ★「伊藤強一句集」(俳句アトラス・刊)定年を機に俳句を始められる人は多い。作者もその一人で半世紀近く勤めた信金を退職引退した67歳
今月の「細道句会(早稲田句会)」は、遠方(栃木県)からの出席者がいたため久し振りの賑わいだった。ただし個人的には、自分では分かるだろうと思って出した句が、意外と理解されず無点のオンパレードだった。投句7句のうち、選を頂いたのは一句のみという体たらく。俳句