柚子風呂やフォークボールの握りして 十志夫今日は冬至。同人による定例句会をふくめ、今年最後の「あだち野」関連の句会だった。アンソロジーも全員に配布し終えて、主宰としての務めを全て果たした感じ。残りは、超結社の「細道(早稲田)句会」だけである。振り返
「春耕」11月号が送られてきた。同誌の「鑑賞・現代の俳句」のページに「角川俳句」9月号に載せた拙句が紹介されていて、それの御礼として送られてきたようだ。 黙祷で始まる句座や蟬しぐれ 十志夫(「角川俳句」9月号)「〈蟬しぐれ〉は夏の季語であるから、広島
1か月間取り組んできた①俳句大会の準備、②アンソロジーの編集、③月例会報の制作・・・の大半が終了し、やれやれである。残るは、来月の講演のレジメ作りのみ。とりあえず、これで本来の俳句作りに打ち込めそう。但し、もうすぐ「立冬」だというのに、25℃超えの夏
衆議院議員選挙の開票結果が出た。予想どおり、自民党の惨敗、立憲民主党の奮闘、国民民主党など一部の少数野党の躍進。自公での過半数が取れなかったので、国民、維新、参政、保守を巻き込んで、今後の政界の枠組みが大きく変わりそう。自民を批判してきたこれら野党の
今日からMLBのワールドシリーズが開幕する。しばらくは朝の野球観戦が楽しみだ。 肝臓に関する精密(血液)検査の結果が出た。「とくに問題なし」とのこと。特定検診の時の異常な数値は何だったのだろうか? とりあえずホッとする。結社のベテランで、会計の全てを
区の費用で毎年受けている「特定検診」の結果出た。AST(GPT)、ALT(GPT)の数値が異常だとの指摘を受ける。分かりやすく言うと、「肝臓」に異常値あり、とのこと。今までそんなことを言われたことはない。「精密検査を受けたほうがいい」との主治医からのお言
どこもかしこも「文化祭」が花盛りである。昨年から講師を引き受けている俳句教室の作品が飾られているというので、「島根住区センター」の文化祭へ顔を出してきた。俳句の他にも「書道」「華道」「俳画」などの作品が展示されていて、舞台ではダンス、民謡などの発表会
昨日(10月20日)のNHK俳句。選者は、木暮陶句郎「ひろそ火」主宰。ゲストは夢枕獏氏。兼題は「栗」。 栗山に在れば落日慌(あはただ)し 虚子例によって、今回も木暮主宰の作品(陶器)に季語(栗)を盛つた料理が紹介されていた。中身はジビエ(鹿の肉)
あるアンケートで、人間として「幸福度」が一番低い年齢は幾つか?という問いの答が「47歳」が一番多かったという。50歳を前にして、今後に対する何とはなしの不安が、日々の生活の中で頭をもたげてくる年齢なのだろう。自らの人生を振り返ってみても「確かにそうだな
なかなか作句の時間が取れないというコトは以前にも書いた。なんだかんだと忙しく、あっという間に一日が終わってしまう。月刊「俳句四季」に「俳人の一日」を報告させるの連載企画がある。(下)その企画にならって、このところの自分の一日の時間割を書くと、ざっとこ
ボケ防止のために自分なりに試しているコトが幾つかあるが、「4人の涼子」という方法がその一つ。「涼子」と名の付く女優を4人上げるというもの。「篠原涼子」「広末涼子」「米倉涼子」まですんなり出てくるのだが、もう一人の「国仲涼子」がなかなか出てこない。あきらめ
現在、「角川俳句」「俳句四季」「俳句界」「俳壇」を定期購読している。市販の俳句誌で主だったものは、この4誌である。「あだち野」の主宰を継承するまでは、それらの雑誌の投句欄に毎月投句していたので、各雑誌の選者の選に入るかどうか、結果の発表が楽しみであった
夏日(25℃)から一気の秋冷(17℃)に体調もおかしくなりそう。三日前には冷房を付けていたのに、昨日は暖房に切り替える寒さだった。おでん、なべ焼きうどん、すき焼き・・・「主夫」として日々の夕飯のメニューを考えるのもひと苦労する。これだけ寒くなると、朝風呂
「顔の原型」「好日」の石井稔氏から第ニ句集「顔の原型」(俳句アトラス)が届いた。感想をのべてお礼に替えさせていただく。 ①〈微笑みが顔の原型草の花〉からとった句集の題名からもわか るように、石井氏の俳句は月並みのそれではない。 読む人に句意が分かり
大学時代の親友の一人が老人ホームに入所することになった。認知症が進んで、とても面倒見切れなくなったとの家人からの報せが届く。1年ほど前からその兆候はあったが、最近になって急激に進行したとのこと。たびたび徘徊、妄想、暴言などもあって、娘さん夫婦が手を焼
アンソロジーの編集作業が佳境に入っている。今年の巻頭エッセイは、高野ムツオ氏、坂本宮尾氏、佐藤文香氏にお願いしている。楽しみ。その他、花王集、白梅集、青葉集、キャリア別の同人句も徐々に集まってきている。打ち込む数も膨大な数になる。10月までの俳句誌に載
TVプレバト「金秋戦」を見る。自分なりの感想を。10位 方向音痴ぐるぐるぐるぐる秋思 森口瑶子 テクニックに走りすぎ。9位 芝居小屋奈落の闇を虫時雨 梅沢富美男 「奈落の闇」を何とかしたい。8位 稲穂波合掌屋根を登りけり
10月1日。今日から郵便料金が改定される。 定型封筒の25g以下84円、50g以下94円が一律、110円に。ハガキが63円から85円。スマートレターが180円から210円。なべて20%から30%という値上げは、同人との郵便でのやり取りが欠かせない結社運営に
「ブログリーダー」を活用して、十志夫さんをフォローしませんか?
柚子風呂やフォークボールの握りして 十志夫今日は冬至。同人による定例句会をふくめ、今年最後の「あだち野」関連の句会だった。アンソロジーも全員に配布し終えて、主宰としての務めを全て果たした感じ。残りは、超結社の「細道(早稲田)句会」だけである。振り返
このところ、老いに関する書き込みが続くがご容赦願いたい。★ ★ ★つくづく時代に遅れているなぁ、と思うことが幾つかある。ポイ活、LINE、交通系ICカード、NISA・・・等々、使えば便利(得)だろうなぁと頭では分かっていても、生来が面倒くさいことが嫌いな
をちこちに師走の気配そろひをり 十志夫残暑が終わったと思えば、短い秋が通り過ぎて一気に冬になってしまった。振り返れば、今年もいろいろなことがあったなぁ。創刊主宰の一枝先生を筆頭に、先輩、同年代、年下もふくめ、多くの人達が旅立たれた。西田敏行さん
あだち野アンソロジー(2020年版)より転載。一句鑑賞★ ★ ★ ★感謝 村井栄子 俳句を始めてから四半世紀以上になる。もし私に俳句がなかったら、どんな人生だったろうか? 自分の思うようにならない時など、世間や家族に対して不平不満を並
あだち野アンソロジー(2020年版)に特集した「一枝伸の世界」を2回にわたって転載する。 ★ ★ ★ その(1) 外連なき十七音 矢作十志夫「あだち野」を創刊して以来、一枝伸主宰が貫いてきた俳句信条は「客観写生の確立」である。対象をじ
今年の初めから病気療養中だった一枝伸「あだち野」創刊主宰が、12月11日に逝去いたしました。生前ご懇意にしていただいた方々に略儀ながらblogを借りてご報告いたします。享年92歳。★ ★ ★平成9年、「蘭」(野澤節子・創刊主宰)、「扉」(土生重次・創刊主宰)の
交通事故のニュースには、決まって「高齢者の運転による事故・・・」いう形容詞がつく時代。なのに、ある調査報道によると、70代の人間の大半が「自分は運転がうまい」と思っているというのだから、始末が悪い。自らを振り返ると、技術よりも視力の減退によることが原因
毎年、「あだち野アンソロジー」の表紙(水彩画)でお世話になっているサンデーKUこと遠藤恵裕さんから、お手製のカレンダーが届いた。NPO法人の依頼でKUさんが描いた境水道の絵(魚や景色)をもとにして制作されている。 KUさんとは、15年ほど前、鳥取県境
「涼しき廬」 33句 「角川俳句」 9月号 7句噴水を足裏でふさぐ反抗期やんわりと握る静けさ昼寝の子我が影の貼りついてゐる酷暑かな黙祷で始まる句座や蟬しぐれ定まらぬ国境の麦熟れてをり「解なし」てふ答ありけり蟻地獄遠雷や下の名前が出
毎年、この時期になるとblog句集として最新作をまとめることにしている。今年で16回目になる。2023年秋~2024年秋の71句。 「シンクに花束」 38句時に背で告ぐることあり十三夜言の葉をひろげて選りぬ夜長かな夕暮れに囲まれてゐる大花野松手入ながめて
現在、2種類の血圧関係の薬を飲んでいる。2か月に一回、主治医による診察も受けているが、薬を飲み忘れると、上が150を超えることが度々ある。昨今、病気により句会を休むメンバーが増え始めていて、先月も風呂場で倒れて緊急搬送(脳溢血)されたメンバーがいる。
「あだち野」のメンバーが、第31回俳人協会・俳句大賞の準賞を獲得した。 墓洗ふきれいな水を惜しみなく 岡田みさ子派手な句ではないが、先人への限りない愛情を感じる一句であることが評価されたのだろう。「澄み切った空気と水の流れる自然に囲まれた中で
閉ぢ込めし憤怒あれこれ年の暮 十志夫今年も残すところ1か月。いろいろあった1年。来年は、「昭和100年」にあたる。Z世代からすれば、「昭和」は、われわれが感じる「明治」のような感覚だろう。ひょっとしたら「江戸時代」かも‼昨今、SNSが時代を大
2016年11月17日のblogから稲垣きくの★ ★ ★ ★「俳句四季」2013年11月号~12月号掲載の河内静魚氏の論考を参考にしつつ、「稲垣きくの」の俳句と半生をたどる。「美人俳人」といえば、誰もが、4T (汀女、立子、鷹女、多佳子)の一人橋本
一昨日のblogに5年前のコメントを再掲載するにあたって、以前のものを読み返していたら、以下のような内容の書き込みが出てきた。面白い内容だったので、参考までに再掲載する。 ★ ★ ★ ★ ★ ★2016年11月17日 blog鈴木真砂女と稲垣
久し振りにお会いした句友から、自分の5年前のblogのコピーを見せられた。「財布の中に入れて時折読み返している」とのこと。驚くとともに恐れ入る話。帰宅してから、自分のblogを検索して、見せてもらったその記事を捜してみたら出てきた。以下、再掲載してみる。 ★
昨日、外苑の銀杏並木を見たあと、浅草鷲神社の三の酉に立ち寄った。「三の酉まである年は火事が多い」という話は、寒くなって火を使う機会が増えるため火の用心を呼びかける説と、浅草の鷲神社の帰りに吉原に繰り出し遊んでくる殿方を脅すために女性陣が考え出した知恵だと
11月のもろもろの仕事がおわり、この1週間はようやく俳人として句作の時間が戻ってきた。ここぞとばかりに、今日1日で神宮外苑と浅草鷲神社(三の酉)の2か所にプチ吟行に出かけてきた。先ずは、神宮外苑の報告から。 道路に出ての写真撮影。会話を聞いていると半分以上は
「2024年版・あだち野アンソロジー」が納品された。例年より1か月早かったのは、印刷所を変えたことでスムーズに進行したから。京都が本社の会社だが、デザイナーのTさんの頑張りで入稿から5日で納品という速さだった。400部だが、メンバーへの配布と句友に配布
11月も終わりだというのに、太平洋側は暖かい秋が戻ってきたかのような1日だった。反対に日本海側は雨雲が北から南に伸びていて、列島の真ん中で天気がくっきりと二分されている。今夏の猛暑によって日本海側の海水温が例年より高く、発雷確率が高い状況らしい。(写真右)
あだち野アンソロジー誌上で、毎回話題となるのが巻頭のエッセイである。第11号は、 櫂未知子「群青」共同主宰、 吉田千嘉子「たかんな」主宰、北大路翼「りぼん句会」代表のお三方にお願いした。いずれも興味深い内容なので、3回にわたって転載紹介させていただく。★ ★
あだち野アンソロジー誌上で、毎回話題となるのが巻頭のエッセイである。第11号は、櫂未知子「群青」共同主宰、吉田千嘉子「たかんな」主宰、北大路翼「りぼん句会」代表のお三方にお願いした。いずれも興味深い内容なので、3回にわたって転載紹介させていただく。★ ★ ★
あだち野アンソロジー誌上で、毎回話題となるのが巻頭のエッセイである。第11号は、櫂未知子「群青」共同主宰、吉田千嘉子「たかんな」主宰、北大路翼「りぼん句会」代表のお三方にお願いした。いずれも興味深い内容なので、3回にわたって転載紹介させていただく。★ ★ ★
とある知人から、アンソロジーの返礼として365日分の俳句が収録された「日めくりカレンダー」(神野紗希さん監修)が送られてきた。1月1日は、「稲畑汀子さん」、大晦日は、「鈴木真砂女さん」。 幸せの待ち居る如く初暦 稲畑汀子 去年今年いのち一
大谷翔平騒動がひと段落した。ドジャースへの移籍が決まった12月19日は、18歳の時の日本ハム入り、23歳のエンジェルス入り、そして今回の29歳でのドジャース入りのすべてが、おなじ日だったとか。不思議な因縁である。ところで、アメリカ人の「ドジャース」の発音
年末恒例のblog上での句集も今年で15年目を迎えた。 矢作十志夫・第15句集 (その2)54句【秋】22句 コマ送るやうに車窓を豊の秋 馬の耳かすかに動き秋に入る高層の小さき緑地や鳥渡る菜園に二坪の秋来たりけり大伯父の
年末恒例のblog上での句集も今年で15年目を迎えた。矢作十志夫・第15句集 (その1) 62句【新年】4句ぱたぱたと返るオセロや初昔御降りの音なく庭を清めたる狂ひなき主従の間合ひ猿廻し何もせぬこと愉しめりお元日 【春】16句まだ固き湖面のひ
十二月八日おそらく今日の日のごとし82年前のきょう、ハワイの真珠湾を日本の空軍が襲撃して太平洋戦争が始まった。 あやまちはくりかへします秋の暮 三橋敏雄 蟬しぐれもはや戦前かもしれぬ 攝津幸彦世界中を眺めていて、人間の愚かさは、当時の状況とな
「俳人協会」の機関紙である「俳句文学館」(12/5号)が届く。会員(1万5000名)を対象にした年1回の俳句大会の結果発表が掲載されていた。総投句数は、協会会員の約4割(5937名)になるという。その中から、大賞、準賞、プラチナ賞(高齢者対象)の3句が選
久し振りに「NHK俳句」をみた。今週の選者は夏井いつきさん。兼題の「おでん」に対して、「コンビニのおでん●●」という句が600句もあったという。おでんはもはや家庭で作るものではなく、コンビニでかうものらしい。凡句を脱するには、「コンビニで買う」「コンビニのお
:複数の結社から毎回「結社誌」を送っていただいている。発行サイクルは、月刊のもの、隔月刊、季刊のものと様々だが、定期的に刊行するということは大変な作業である。会員数の多い結社であれば支部句会ごとに責任者がおり、作業分担が可能だが、少人数の結社ではそうもいか
今日、11月29は「肉の日」。おいしいステーキでも食べたいところだが、そんなノンビリしたことを言ってはおられない時代のようだ。夕方のニュースで、「AIを利用すれば、フェイクボイスが意のままに作れる・・」という報道を聞いて愕然とする。著名人ならば、TVなど
久し振りに大学時代の親友5人で会食。浜松、浦和、川崎、藤沢、そして東京の私と、住まいがバラバラなので、中間地の小田原に集合する。5人の接点は、一人が住んでいた静岡県人寮に入り浸って遊んでいた関係である。卒業して半世紀もたつが、一年に一回くらいのペースで集
月末は恒例の超結社「細道句会」が開かれる早稲田へ出かける。主宰数名を含むベテラン俳人が、のべ20数名近く参加する句会なので、とても勉強になる。基本は「夏雲システム」による運営なので、北は青森、西は高松の人たちが、PCの上で投句および選を行う方式なのだが、
久しぶりに、地元・炎天寺の「一茶まつり」に出かけてきた。かつては全国の小中学生から20万句もの投句のある一大イベントだったのだが、コロナ禍以来、全国規模の大会は中止を余儀なくされてしまった。 天国はもう秋ですかお父さん 塚原 彩 交通事故
昨夜、いきなりアラームが鳴り始める。北朝鮮が予告時間より1時間ほど早くミサイルを発射して沖縄上空を通過するという。地上波、BS、すべてのTV局が一斉にそれに関連した内容の画面に切り替わった。その数は10局あまり。「建物のなか、または地下に避難してください
「いちょう」は季語なのかどうかが、ときどき句会で話題になる。漢字にすれば「銀杏」「公孫樹」と表記するが、このままでは歳時記に載っていない。したがって季語ではないというのが一般的な意見。(あくまで歳時記編集者の見解という意味で)季語にするには「銀杏黄葉(い
Yが「風炉」(左)を閉じて「炉開き」の準備を始めている。これも季節を感じる我が家の年中行事である。 十能の炭あばれをり雪催ひ 十志夫
新しいパソコンと格闘している。基本的なデータ移動はしてもらったのだが、無線RUNの設定とか、写真の取り込み方法とかが中々うまくいかなくて、悪い癖であるトライ&エラーでキーをたたき続けていたら、ドツボに嵌ってしまった。十時間ほどかけて何とかすべて収まったが
毎月、血圧を下げる薬をもらいに地元の小さな病院に出向いている。大病院でない、いわゆる町医者である。 一般的に薬を貰う時は、医師による診察をそのつど義務づけられているが、その病院では、慣例として2回に1回は「診察なしの薬だけ」で、OKとなる