「わたくし、生まれも育ちも東京葛飾柴又・・・」寅さんの口上みたいな一首だけど、なんじゃもんじゃの…
【今日の短歌】生れは甲州鶯宿峠に立っているなんじゃもんじゃの股からですよ(山崎方代)
「わたくし、生まれも育ちも東京葛飾柴又・・・」寅さんの口上みたいな一首だけど、なんじゃもんじゃの…
【今日の短歌】いにしへの奈良の都の八重桜けふ九重ににほひめるかな (伊勢大輔)
こちらの地方ではソメイヨシノはすっかり散ってしまいましたが、八重桜が綺麗に咲いています。遠くから…
きれいだろう桜色と同じトーンの水色の桜があれば 田中有芽子 ライトアップで七変化する桜を見ている…
【今日の短歌】筑波嶺の新桑繭の衣はあれど君が御衣しあやに着欲しも (作者不詳)
新桑繭とは、春に孵化した蚕 (春蚕)のこと。瑞々しい若葉を食べて育った春蚕の繭から採取される絹糸…
【今日の短歌】よもの山に木の芽はるさめふりぬればかぞいろはとや花のたのまむ(大江匡房)
よもの山に木の芽はるさめふりぬれば かぞいろはとや花のたのまむ 大江匡房 四方の山々に木の芽を膨…
【今日の短歌】日中を風通りつつ時折にむらさきそよぐ堅香子の花 (宮柊二)
可憐な薄紫の花は、その昔「堅香子」とも呼ばれていました。あんまり日が照っていると花…
【今日の短歌】ありがとうなんて言うのも今さらのような気がするけどありがとう (俵万智)
失ってから初めて気づく、当たり前が当たり前じゃなくなることの喪失感というのは、何の前触れもなく突…
読書日記 ※ネタバレあり 丸谷才一著「思考のレッスン」 ホームグラウンドを持つ、…
【今日の短歌】昆蟲は日日にことばや文字を知り辭書から花の名をつづりだす (塚本邦雄)
辞書から飛び出た蝶などの昆虫が言葉を紡いでいる。そんな3D映像がパッと浮かびます。この歌が収録さ…
【今日の短歌】ライナスの毛布になって包む夜のしんしん積もる二月のひかり (高田ほのか)
「ライナスの毛布」になって包んでいるのは主体なのか、夜なのか、あるいは“ひかり”な…
【今日の短歌】春の土もたげて青むものの芽よをさなき物の育つはたのし(窪田空穂)
雨が凍てついた大地を潤し、草木が芽吹き始める「土脉潤起」です。 「をさなき物の育つ…
【今日の短歌】蕗の薹ひっこり湧きて自尊心いら立ち腹立ち知らぬさみどり (大下一真)
人に優しくありたいとは思うけど、寛容になれない時もあるし、イラっとくることもあるし。徳の高い人ほ…
【今日の短歌】林床の落葉や小石押しのけて節分草の芽は出るという (前田康子)
この時期に花を咲かせる節分草。 咲いているのはロープの内側だし、小さいうえに俯き加…
【今日の短歌】我こそは新じま守よ沖の海のあらき浪かぜ心してふけ (後鳥羽院)
丸谷才一氏の「思考のレッスン」を読んでいたら、後鳥羽院が隠岐で詠まれた「我こそは新じま守よ沖の海…
【今日の短歌】ひと束の水菜のみどり柔らかくいつしかわれに茂りたる思慕 (横山未来子)
水菜はもともと生で食べられるぐらい葉も茎も柔らかいのが特徴だけど、「みどり柔らかく」とあるからま…
【今日の短歌】静かなる雨に散りたる山茶花の踏まれやすきを踏むなりわれも (伊藤一彦)
私にとって、山茶花(サザンカ)はそこらじゅうで目にするとても身近で馴染み深い存在です。ご近所には…
【今日の短歌】マフラーに顔をうづめて大寒の街を急げり風に向かひて (喜夛隆子)
大寒ですね。「マフラーに顔をうづめて」「大寒の街を急げり」そんな姿があちこちで見受けられたのでは…
【今日の短歌】蕗の薹ほこと涌きたる地の温さ人は知らざりもの履きしより (大下一真)
今もやっているかどうかわかりませんが、母校の小学校では、当時「はだし教育」なるものをやっていまし…
明けましておめでとうございます🎍 今年も宜しくお願い致します。 朝…
年の瀬は忙しないので、前もってコツコツと準備を進めていたものの、やっぱりなんだか慌ただしい大晦日…
NORAD Tracks Santa 公式サイト☆ 「Google Santa T…
【今日の短歌】柚子の実の皮をしむきて歯にかみぬさみしき心やらはむがため (石黒清介)
あったかい鍋物には欠かせない柚子胡椒。食べたくなるのは柚子大根。飲みたくなるのはホット柚子ドリン…
【今日の短歌】 茶碗など黙って洗う涙とはたまれば自然におちる液体 (畑 彩子)
このシチュエーションに至るまでの境遇は知る由もないけど、悔しい思いをしたり、何らかの理不尽な目に…
【今日の短歌】大銀杏ひと葉動かず秋雲の晴れたる下に黄なるしづけさ (金子薫園)
日差しに照らされた黄金色が、スカイブルーによく映えます。 昨日はなぜか風が強くて、…
【今日の短歌】秋くれて深き紅葉は山ひめのそめける色のかざりなりけり (藤原定家)
秋くれて深き紅葉は山ひめのそめける色のかざりなりけり 藤原定家 「山ひめ」というのは「竜田姫」のこと。紅葉が美…
【今日の短歌】死にともな嗚呼死にともな死にともな深きご恩の君を思えば (本多忠勝)
本多忠勝といえば、言わずと知れた徳川四天王のひとり。主君である徳川家康から「まこと…
【今日の短歌】柿の皮剥きてしまへば茶を入れぬ夜の長きこそうれしかりけれ (島木赤彦)
朝起きればまだ辺りは暗くて、17時を過ぎればもう日が暮れだして、すっかり日が短くなってきました。…
【今日の短歌】やどりせし人のかたみか藤袴わすられがたき香ににほいつつ (紀貫之)
やどりせし人のかたみか藤袴わすられがたき香ににほいつつ 紀貫之 我が家に泊まっていった人の形見か…
心が虚脱した状態のことを、ロシア語で「トスカ」と呼ぶらしい。小説家であり翻訳家でもあった二葉亭四…
コスプレさえき❤ 2023年ハロウィンver.
【今日の短歌】裏山の径をのぼりて木犀の香を嗅ぐころぞ秋はれわたる (斎藤茂吉)
秋風に乗って漂ってくる甘く芳醇な香り。今年もそんな金木犀の季節となりました。大好きな金木犀。秋と…
今日はいつになく星が綺麗に見える。燦然と輝く木星から少し離れたところに見えるのはプレアデス星団。またの名を“昴…
【今日の短歌】秋日ざし明るき町のこころよし何れの路に曲りて行かむ (窪田空穂)
秋日ざし明るき町のこころよし何れの路に曲りて行かむ (窪田空穂) 気温差が激しいの…
【今日の短歌】秋風にたなびく雲のたえ間より漏れ出づる月の影のさやけさ (左京大夫顕輔)
中秋の名月ですね。 夕方に少し雲行きが怪しくなりかけたけど、少し時間が経てば煌々と…
【今日の短歌】葛の花踏みしだかれて色あたらしこの山道を行きし人あり (釈迢空)
お試しで、葛の花茶・葛の花サイダー(炭酸というよりほぼジュースだったけど)作りに初挑戦してみまし…
【今日の短歌】どこまでが空かと思い結局は地上スレスレまで空である (奥村晃作)
どこまでが空かなんて意識することはそうなかったけど、確かに!と思わず頷いてしまう一首。奥村氏とい…
ある意味激レアで最高なライブと、熱々うまうまチャーハンで大勝利の1日😎'…
【今日の短歌】新しき黒もて黒を塗りつぶす分厚くわれの壁となるまで (大西民子)
生きていれば大なり小なり壁に直面するものだけど、授けられたものが平等でもなければ、理不尽に立ちは…
【今日の短歌】十余年わが書きためし草稿の跡あるべしや学院の灰 (与謝野晶子)
2023年の今日は、1923年(大正12年)に発生した関東大震災からちょうど100年目にあたりま…
【今日の短歌】ジャポニカの学習帖がひしめいてサファリパークのごとき教室 (伊波真人)
「ジャポニカの学習帖」といえば、大日本百科事典ジャポニカのタイアップ商品として販売された学習ノー…
8月下旬の今でこそ変わりやすい天候が続いているけど、7月はカラッと晴れた日が続いていて、なんだか夏を思い出した…
【今日の短歌】生者なるわれにまだまだ幾人(いくたり)も生者は絡み お墓を洗ふ (片岡絢)
生きているうちはこの先も幾人の生者と絡むことになり、生者の私がここにいるのは、過去の生者である幾…
【今日の短歌】嫁として帰省をすれば待ってゐる西瓜に塩を振らぬ一族 (本田真弓)
西瓜に塩を振らぬ一族の中にいて、嫁の立場である主体がそのことにどのような思いを抱いているのか。一…
【今日の短歌】会えぬものばかり愛した眼球の終のすみかであれアンタレス (佐藤弓生)
夏の夜空を眺めれば、まずはわかりやすい夏の大三角形と蠍座を見つけるのですが、蠍座のちょうど心臓部…
花火~!🎆 夏だねぇ! pic.twitter.com/CWJC1mPrUo —…
【今日の短歌】言葉から言葉つむがずテーブルにアボカドの種芽吹くのを待つ (俵万智)
マンゴーの種を育ててみたら、根っこがちょろっと出てきました。SNSなどを通じて、俵…
【今日の短歌】すきまなくしげれる蓮の葉の池にぬきいでて立ちひらく蓮の花 (岡麓)
岡崎市・伊賀八幡宮にて。 葉の影にひっそりと鎮座していたり、葉からすくっとぬきいで…
【今日の短歌】牽牛(ひこほし)の思ひますらむこころより見るわれ苦し夜のふけゆけば (湯原王)
七夕ですね。こちらは先ほどから雨が降り出してきて、残念ながら天の川を見るのは難しそうです。雲がか…
【今日の短歌】半夏生 わたくしは今日頭上より雨かんむりをしづかにはづす 永井陽子
「チュウ(夏至)ははずせ、ハンゲ(半夏生)は待つな」 「ハンゲ(半夏生)は待つな」…
【今日の短歌】しゃべりつつ言葉を選ぶ立ち止まりムーンウォークをする感じにて (佐佐木幸綱)
受け答えするのにも、場合によっては頭の回転と瞬発力を要します。追いつかなくても、喋りながらも脳を…
【今日の短歌】花の名に定家は残り小さなるスクリュー型がいくつも散りぬ (前田康子)
「花の名に定家は残り」の「花の名」は定家葛 (テイケカズラ) のこと。「定家」とは藤原定家のことであり、謡曲 …
【今日の短歌】もの思へば沢の蛍もわが身よりあくがれ出づる魂(たま)かとぞ見る (和泉式部)
我が家からでもちらほらと見かけていたはずの蛍が、先日の集中豪雨に見舞われて以来、とんと姿を見せな…
【今日の短歌】蟷螂が蟷螂を食べ春先はみどりあふれる子蟷螂がおり (佐藤華保理)
二十四節気「芒種」の初候5日間 (2023年は6月6日~10日)は、蟷螂生(かまきりしょうず) …
【今日の短歌】ト音記号を最後に書きしはいつなりしか広げし白紙に雨音ひびく (河野裕子)
台風の影響もあって、今日は全国的に雨模様。こちら東海地方はすでに梅雨入りしておりま…
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【今日の短歌】水苑のあやめの群れは真しづかに我を癒して我を拒めり (高野公彦)
遺影の背景にぼんやりとそれらしきものが映っていて、亡くなった祖母を思…
【今日の短歌】水苑のあやめの群れは真しづかに我を癒して我を拒めり (高野公彦)
遺影の背景にぼんやりとそれらしきものが映っていて、亡くなった祖母を思…
【今日の短歌】我が姿たとへ翁と見ゆるとも心はいつも花の真盛り (牧野富太郎)
朝夕に草木を吾の友とせば心淋しき折節もなし 牧野富太郎 朝から晩まで植物を友とすれば心が淋しい悲…
【今日の短歌】おもしろきこともなき世を面白くすみなすものは心なりけり (高杉晋作)
「動けば雷電の如く発すれば風雨の如し、衆目駭然、敢て正視する者なし。これ我が東行高…
君をおきてあだし心を我がもたば 末の松山浪も越えなむ 詠み人知らず …
短歌連作サークル『あみもの』に投稿させていただいたことのある連作「ガーデン」を、話…
【今日の短歌】ただ頼めたのむ八幡の神風に浜松が枝はたふれざらめや (武田信玄)
ただ頼めたのむ八幡(やわた)の神風に浜松が枝はたふれざらめや 武田信玄 (ただ(一心に)頼めとい…
【今日の短歌】思へどもなほ飽かざりし桜だに忘るばかりの深見草かな (後水尾院)
思へどもなほ飽かざりし桜だに忘るばかりの深見草かな 後水尾院 思ってもなお飽きることはない桜さえ忘れるほどの深…
【今日の短歌】虎杖のわかきをひと夜塩につけてあくる朝食ふ熱き飯にそえて (若山牧水)
気候がいいのでちょくちょく花めぐりしているのですが、それに加えて自分の中で起きているのがちょっと…
「村上春樹さん作中の短歌を勝手に推敲してみた」を勝手に真似てみました
村上春樹氏の新作『街とその不確かな壁』が発売されたということで、私も木下龍也氏を真似てやってみたくなったこれ↓…
【今日の短歌】久方の光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ (紀友則)
久方の光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ 紀友則 光やわらかな春の日に、なぜ…
明日から新年度かぁ。さて、エイプリルフールにどんな嘘つこうかな😜 — 朝倉冴希 (@dassa…
ウサちゃんが昨日帰ってしまい、完全なもふもふロスな私🐰 — 朝倉冴希 (@dassan34) …
今日は八百屋お七の日。 個人的に今年のサクラソングは、明菜ちゃんがカバーした「夜桜お七」 「夜桜お七」を作詞し…
pic.twitter.com/EzaMiAflt7 — 朝倉冴希 (@dassan34) March 27,…
【今日の短歌】紅に深くにほへる桜花雨さへ降りて色を染めける (詠み人知らず)
紅に深くにほへる桜花雨さへ降りて色を染めける 詠み人知らず 紅がとても映える桜花に雨が降り、さらに色を染め上げ…
【今日の短歌】もののふの八十(やそ)娘子(をとめ)らが汲み乱ふ(まが)寺井の上の堅香子(かたかご)の花 (大伴家持)
豊橋市・西川城址(カタクリ山)にて もののふの八十娘子らが汲み乱ふ寺井の上の堅香子の花 大伴家持…
【今日の短歌】国人ととつ国人と打ちきそふベースボールを見ればゆゝしも (正岡子規)
今年のWBCは見応えがありましたね。 準決勝・メキシコ戦での一点差からの逆転サヨナ…
【今日の短歌】恋ひ恋ひて逢へる時だに愛しき言尽してよ長くと思はば (大伴坂上郎女)
恋ひ恋ひて逢へる時だに愛しき言尽してよ長くと思はば 大伴坂上郎女 恋焦がれようやく逢えたときぐら…
ありふれた言葉だけれど何よりも伝えたいのは「ありがとう」です 朝倉冴希 当blog…
静岡県・可睡斎にて
【今日の短歌】牡丹花は咲き定まりて静かなり花の占めたる位置のたしかさ (木下利玄)
徳川家康ゆかりの地でも知られる可睡斎にて。※参照 可睡斎では32段もある段飾りが飾られるひなまつ…
【今日の短歌】影の濃い木と薄い木と見あたらぬ木があるひるの梅園をゆく (荻原裕幸)
向山梅林公園にて 梅が咲いているのを見かけてもじっくりと写真に撮るまでには至らなくて、今年になっ…
発売当時はそりゃもう夢中になって読み漁っていたSLUMDUNK。主人公はいわずもな…
ハートいっぱいの日でありますように❤ 君だけの特権だから特製のオムライスにはハート…
【今日の短歌】やはらかい水を降ろしてまづ春は山毛欅の林のわたしを濡らす (谷とも子)
散歩に出たら小雨がパラパラと。というより、小雨も想定内のうち。雨上がりでぬかるんでるし濡れやすく…
【今日の短歌】紅つばき爛漫たれば思ひ出づ舌を出すアインシュタインの顔 (小島ゆかり)
この地方では、今年は2月10、11日に行われる鬼祭が過ぎるとようやく寒さの峠を越えるとも言われています。国の重…
【今日の短歌】花の香を風のたよりにたぐへてぞ鶯さそふしるべにはやる (紀友則)
花の香を風のたよりにたぐへてぞ鶯さそふしるべにはやる 紀友則 (梅の)花の香を風の便りに添わせて…
【今日の短歌】青春の鬼に再び守らるる禁獄の身となるよしもがな (与謝野晶子)
青春の鬼に再び守らるる禁獄の身となるよしもがな 与謝野晶子 子供のように無邪気なだ…
松平家・徳川将軍家の菩提寺として名高い大樹寺。桶狭間の戦いで今川勢が討ち敗れ、松平元康(徳川家康)が大高城から…
【今日の短歌】煮込みゐるカレーの背筋がぴんとたつガラムマサラのこのひと振りに (竹浦道子)
煮込みゐるカレーの背筋がぴんとたつガラムマサラのこのひと振りに 竹浦道子 カレーに限らず、ひと振…
【今日の短歌】目覚めたら息まっしろで、これはもう、ほんかくてきよ、ほんかくてき (穂村弘)
今日から大寒。「冬はつとめて」つまり早朝がいいとも言われていますが、明け方はとにかく冷え込みます…
【今日の短歌】真中の小さき黄色のさかづきに甘き香もれる水仙の花 (木下利玄)
冬になると、我が家の周辺にもぽつぽつと水仙の花が咲きます。正月花にすると縁起がいいとされているの…
【今日の短歌】白き餅われは呑み込む愛染も私ならずと今しおもはむ (斎藤茂吉)
白き餅われは呑み込む愛染も私ならずと今しおもはむ 白い餅を私は呑み込んでおり、執着もなければ私で…
明けましておめでとうございます🎍 何年か振りの元旦休みなので、初日…
2022年ももう終わりですね。皆様にとってどんな年だったでしょうか。今年最後となるblogを読ん…
MerryChristmas♪ 皆様、よきクリスマスをお過ごし下さい。  …
【今日の短歌】時過ぎて色の褪せたるもみぢ葉のそのありのまま水面に映る (来嶋靖生)
そろそろ紅葉シーズンも終わりですね。 今年は京都などに紅葉狩りに行くことができまし…
【今日の短歌】家ならば妹が手まかむ草枕旅に臥やせるこの旅人あはれ (聖徳太子)
滋賀県・西教寺より 恩師である高麗の僧・慧慈和尚のために、聖徳太子が…
【今日の短歌】わが国のたちなほり来し年々にあけぼのすぎの木はのびにけり (昭和天皇)
あけぼのすぎ(曙杉)とは、メタセコイアの和名。落葉樹であるこれまで採掘されてきたセコイアやヌマスギだと思われて…
【今日の短歌】奥山のいはがきもみぢちりぬべし てる日の光みる時なくて (藤原関雄)
紅葉や「みかえり阿弥陀」で有名な、京都にある永観堂禅林寺へ足を運んできました。 藤原関雄は平安初…
【今日の短歌】いむといひて影にあたらぬ今宵しもわれて月みる名や立ちぬらむ (西行)
いむといひて影にあたらぬ今宵しもわれて月みる名や立ちぬらむ 西行 忌むべきものと言われてその光…
【今日の短歌】筑摩江や芦間に灯すかがり火とともに消えゆくわが身なりけり (石田三成)
関ケ原の戦いに敗れ、三成が今まさに斬首されようとしているときのこと。三成が喉が渇いたので水を飲み…
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「わたくし、生まれも育ちも東京葛飾柴又・・・」寅さんの口上みたいな一首だけど、なんじゃもんじゃの…
こちらの地方ではソメイヨシノはすっかり散ってしまいましたが、八重桜が綺麗に咲いています。遠くから…
きれいだろう桜色と同じトーンの水色の桜があれば 田中有芽子 ライトアップで七変化する桜を見ている…
新桑繭とは、春に孵化した蚕 (春蚕)のこと。瑞々しい若葉を食べて育った春蚕の繭から採取される絹糸…
よもの山に木の芽はるさめふりぬれば かぞいろはとや花のたのまむ 大江匡房 四方の山々に木の芽を膨…
可憐な薄紫の花は、その昔「堅香子」とも呼ばれていました。あんまり日が照っていると花…
失ってから初めて気づく、当たり前が当たり前じゃなくなることの喪失感というのは、何の前触れもなく突…
読書日記 ※ネタバレあり 丸谷才一著「思考のレッスン」 ホームグラウンドを持つ、…
辞書から飛び出た蝶などの昆虫が言葉を紡いでいる。そんな3D映像がパッと浮かびます。この歌が収録さ…
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雨が凍てついた大地を潤し、草木が芽吹き始める「土脉潤起」です。 「をさなき物の育つ…
人に優しくありたいとは思うけど、寛容になれない時もあるし、イラっとくることもあるし。徳の高い人ほ…
この時期に花を咲かせる節分草。 咲いているのはロープの内側だし、小さいうえに俯き加…
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水菜はもともと生で食べられるぐらい葉も茎も柔らかいのが特徴だけど、「みどり柔らかく」とあるからま…
私にとって、山茶花(サザンカ)はそこらじゅうで目にするとても身近で馴染み深い存在です。ご近所には…
大寒ですね。「マフラーに顔をうづめて」「大寒の街を急げり」そんな姿があちこちで見受けられたのでは…
今もやっているかどうかわかりませんが、母校の小学校では、当時「はだし教育」なるものをやっていまし…
明けましておめでとうございます🎍 今年も宜しくお願い致します。 朝…
年の瀬は忙しないので、前もってコツコツと準備を進めていたものの、やっぱりなんだか慌ただしい大晦日…
気候がいいのでちょくちょく花めぐりしているのですが、それに加えて自分の中で起きているのがちょっと…
村上春樹氏の新作『街とその不確かな壁』が発売されたということで、私も木下龍也氏を真似てやってみたくなったこれ↓…
久方の光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ 紀友則 光やわらかな春の日に、なぜ…
明日から新年度かぁ。さて、エイプリルフールにどんな嘘つこうかな😜 — 朝倉冴希 (@dassa…
ウサちゃんが昨日帰ってしまい、完全なもふもふロスな私🐰 — 朝倉冴希 (@dassan34) …
今日は八百屋お七の日。 個人的に今年のサクラソングは、明菜ちゃんがカバーした「夜桜お七」 「夜桜お七」を作詞し…
pic.twitter.com/EzaMiAflt7 — 朝倉冴希 (@dassan34) March 27,…
紅に深くにほへる桜花雨さへ降りて色を染めける 詠み人知らず 紅がとても映える桜花に雨が降り、さらに色を染め上げ…
豊橋市・西川城址(カタクリ山)にて もののふの八十娘子らが汲み乱ふ寺井の上の堅香子の花 大伴家持…
今年のWBCは見応えがありましたね。 準決勝・メキシコ戦での一点差からの逆転サヨナ…
恋ひ恋ひて逢へる時だに愛しき言尽してよ長くと思はば 大伴坂上郎女 恋焦がれようやく逢えたときぐら…
ありふれた言葉だけれど何よりも伝えたいのは「ありがとう」です 朝倉冴希 当blog…
静岡県・可睡斎にて
徳川家康ゆかりの地でも知られる可睡斎にて。※参照 可睡斎では32段もある段飾りが飾られるひなまつ…
向山梅林公園にて 梅が咲いているのを見かけてもじっくりと写真に撮るまでには至らなくて、今年になっ…
発売当時はそりゃもう夢中になって読み漁っていたSLUMDUNK。主人公はいわずもな…
ハートいっぱいの日でありますように❤ 君だけの特権だから特製のオムライスにはハート…
散歩に出たら小雨がパラパラと。というより、小雨も想定内のうち。雨上がりでぬかるんでるし濡れやすく…
この地方では、今年は2月10、11日に行われる鬼祭が過ぎるとようやく寒さの峠を越えるとも言われています。国の重…
花の香を風のたよりにたぐへてぞ鶯さそふしるべにはやる 紀友則 (梅の)花の香を風の便りに添わせて…