広告で記事が消えるので、このブログは無理です 広告に×印もなくどうしようもないです 久しくお世話になりましたが、今日で終了させていただきます。
別府荘園北町団地の向かいで行政書士事務所を開業しています田邊誓司と申します。どうぞよろしくお願いいた
広告で記事が消えるので、このブログは無理です 広告に×印もなくどうしようもないです 久しくお世話になりましたが、今日で終了させていただきます。
061108 数珠玉を採らむに阻む草深野 我が生れし家の跡なる冬芒 川端が静まり返り冬に入る 眠らむとする両子山嗚呼故郷 白鷺ののびのび遊び仏里 (一反田其二)
最近動物と仲良く暮らしていますが、事務所には よく蟻がやってきます 普段は見逃しますが、今朝初めて交流しました 逃がすため行く先をとんとんと指で突きましたがう まくいかないので、偶然見つけた小さなパンくずを 前に置いたところ、それを持ち上げてどこかへ去っ て行きました 一日...
061107 涸川に釣糸垂らす橋の上 両子払の新橋 水澄んで双溪についぞ魚を見ず 遅れ出て小春蛙となりにけり 命ほのぼの冬の灯に生きてゐる 川の土手げに懐かしき小春かな (一反田)
061106 此のためにある柿一木柿紅葉 柿食へば昭和が遠し時の丘 愛犬の写真に語る秋の果て 秋蛙遊ぶ崩落の一反田 穭田や六歳我が凧上げし (中国)
061105文化の日5句 西武蔵三歌をまとむ文化の日 文化即ち客体化物文化の日 梅園の偉業ぞ正に文化の日 人間の「らしき生き様」文化の日 文化の日我は俳句を三昧す
061104 芳しく匂ふ刈田や駈けてみる 稲架(はざ)立つや棒高跳を促して 藁塚に凭れ吹きたりハーモニカ 暮れゆけば蜻蛉と共に家路かな 炊飯の煙をよけて秋茜 (条理)
061103 白粉花や店消長の鶴見坂 通草かなかくも豊かに種子孕み 秋茄子は妻と仲良く汁に食ふ 芋茎食ふ田舎ン坊を抜け切れず そこはかとなき秋時雨老が増す (実相)
061102 藪蘭の咲き初めてよりの孤独 仏陀曰く孤独は強し思草 素つ惚け何の思案か秋蛙 人知れず咲くはつつまし車前草は 大仰に何に斜るる大毛蓼 (秋時雨)
061101 行秋にいづこか夏日季狂ふ 秋灯下暇人豆腐でも食ふか 四季が今寒暑のニ季に神無月 もの思ふ即ち生きて秋思かな 揚羽去り庭はほとほと神の留守 (祖母との旅)
061031 早十月尽ですね光陰如矢(^^) 子を抱き折る実南天夢哀れ 晩秋の無機の天気に家籠る 秋の蝶名を呼ぶ我に羽ばたけり 暮方の空くれなゐに秋夕焼 さながらに空を燃して秋夕焼 (世相)
061030 実柘榴や宇露はいまだに血が流れ 木賊青あを三年坂は通ひ坂 霞ヶ関 吾亦紅我は孤独に夢を追ふ 水引の花傾ぎけり沼の青 等々力渓谷 野菊かな丘へ上れば文学碑 矢切 (恩師)
061029 日々に詠む儚事かな冬隣 終活の大方了んぬ身の秋思 薯蕷食ふや白蘭地酒に取り合せ 刀豆の味噌漬美味し母の味 秋桜や村には今も村時間 (福祉)
061028 おはようございます 皆様お疲れ様でした なかなか厳しいですね、新規参入の難しいバリアーの中 逆巻きて来る潮へと鰡挑む 秋行くや事務屋擬きは床に寝て 仏陀曰く孤独強しか秋寂し 腹式の呼吸を意志し打坐の秋 バチ鍬で掘れば香が立つ秋の土 (優しき流れ)
向かって左側(南東側)の校舎が短く、またトイレもなかったので、 建増し修正しました(^o^) また、校歌がみえにくいので、書き添えました。ほぼ昔どおりで、 仮想復活です(笑)
061027 竈馬汝が名はいとぞ似合ひたる 注.竈馬はカマドウマ 腹見せて守宮は玻璃を守るかな 遅れ来て揚羽も秋と行くらしき 黄を得たるリコリス居着く此岸かな 行秋や愛犬の亡き日々を積む (白蘭地酒)
懐かしくなったので、校歌を入れて改造し、歌1首を添えます(^o^) ちなみに、今はこの形は私の脳裡にしか残ってないです
061026 守宮をり窓に頭を出し猟り狙ふ 灯蛾猟る守宮上より下覗く とろろ飯此さへあれば苦を凌ぐ 去るとなきいとどよ汝何に生く 数珠玉の青き香りをポケツトに (無為)
061025 メデイア涸れ時間が余る秋思かな 令和六年テレビが死にし長夜かな 海越えて来る秋潮の怒涛はも 倫理各々根づく根づかず冬隣 とろろ飯食ひたる後は又憂ふ (シロのクリスマス)
061024 移ろひはいづくも同じ帰燕かな とろろ汁人生正に此で宜し 我が友は秋揚羽なり天気良し 九一一の画像に涙神無月 芋玄論芋即己天高し (味噌和え)
061023 おはようございます 今日もよろしくどうぞ 逆恨み被害者カード秋深し 旅先は不正解禁そぞろ寒 侵略で切羽詰まりし秋思かな 今更の裸の大将薯蕷を掘る 表裏とふ二面の世界鰡飛べり (二句切れの律)
今し方起きました 今日もガッツでいきましょう(^^) 061022 秋深し遊び仲間の蝶いづく 人生に一つと言へばとろろ飯 長芋も大和も宜しとろろ飯 暗殺のいつか有耶無耶冬隣 そぞろ寒あべがー族が盛り返し (走馬灯)
061021 彼岸花四方に霊光発しつつ 大いなる飛来や秋の黒揚羽 秋日和庭に紫蜆来て 庭に来てしばし遊べや秋の蝶 育ちたる孖溪のほとり蓼の花 (昭和貧困)
061020 花茗荷きみ晩成の晴舞台 騙し合ひ政治が進む秋天下 メビウスの思考実験秋天へ 両子産田舎ン坊のとろろ飯 晩成のなく終るのか烏瓜 (床掘り)
上記の曲が、おかげさまでリリースになりました。 URLは、次のとおりです。よろしくお願いいたします(^o^) 今度のは、前より更にボーカル練習不足です笑
061019 汽笛鳴り旅心湧く秋の夜 そぞろ寒老の孤独を積み重ね 長夜かな外に女人の話し声 泡立草背高の背後退し 思考実験リコリスの黄の罠の中 (動物)
061018両子山芋掘5句 片昼に掘りしよ山芋一貫目 腕自慢 山芋を掘り両子寺に売りし日も 数人でバイト モトクロスして山に入り芋掘りし 両子山の斜り山芋太かりき 過去遠し山芋のみの故郷考 (瞳)
061017 定まりし居間の我が座に秋深し 老いたれば食ふのみ楽しとろろ飯 蓼咲いて野原擬きや庭の内 俳句三昧にて消すものに秋時間 深みゆく秋ふかみゆく老いに沁む (諍ひ)
061016 秋曇心もくもり引籠る 老いたれば人が苦手に露の家 梅園の一元気来よ秋高し 妻と我浸る各々の秋思かな 一生とは食ふためといふ秋思かな (分限)
061015両子村5句 山神社の裏は霊域椎拾ふ 水澄んで河童が去りぬ一ノ井手 矢ン竹は結界の内空気澄む 天高し山を出で来る飛機を待つ 晩成を焦るな軒の烏瓜 (日常)
061014 月草の咲いて幽けさ良呂庵 此の日頃生れしは小さし秋揚羽 我が坐る居間の一所の長夜なる 腰痛を辛うじて抜け秋高し 月夜茸生死牛耳る幽玄に (生き物)
060913 茅群に風遊びゐる由布野かな たもとほる真間の池辺の蓼の花 葛飾の索峰師匠秋野ゆく 秋深し一事を忘れ又一事 腰痛をほぼ抜けし我そぞろ寒 (素朴)
061012 硝子戸に暮るる曇やそぞろ寒 暑過ぎて遅れ咲なり曼珠沙華 十月やみち一路づつ行止り 大葉咲いて庭の差配を固めけり 犬子草寅さんの土手行かず久し (未解)
061011 無花果の梢の孤高人寄せず 柿食ふて今の命のありがたや 十薬茶煮る一時の秋思かな 秋深し貧重んじて打坐がある 引籠りして句を捻るそぞろ寒 (久保殿=クボドン)
061010 昔はこの頃が運動会だったので、運動会5句 運動会のダンスいつ手を握らむか 運動会子が鉄砲をパチパチと 運動会昼は桟敷の母が呼ぶ 運動会嫌でたまらぬランニング 運動会吹戻し笛間抜け笛 (川の如く)
061009 露草を咲かせ野原や庭一面 草草の中に大葉の花目立つ 花大葉そのまま庭の主になれ ここかしこ零余子の庭の山擬き 我に似ていたく狼狽へ穴惑ひ (かみ)
先ほど、何とかリリース申込にこぎつけました 今から、56年くらい前、兄が作曲家を目指して上京し 東京の疎外感のなか、自分に就いてきた白い子犬を 唱った曲で、それを私が詞を英訳し、シンプルなCDにしました 詞の英訳がよくないのか、うまく唱えてないですが、 青春の思い出として大...
061008 半島の山畳なづき装へり 六郷の山又山の空気澄む 氏神の歳神社裏山化粧 三石に遠足の子ら宮遊び 両子山を仰ぎし子子孫孫紅葉 (腰痛)
061007 古里は時雨紅葉の化粧山 今年こそ何首烏芋をと乞ひ希ふ 芋仙とふ号を名乗りてとろろ飯 芋仙人芋仙は両子の産なるよ 山越しの薙野思はる芋の露 (俳壇断片)
061006 二年半の句会卒業草の花 老人は嘆く秋蝶来ぬ庭を 珍しき紋黄の飛来秋の庭 遠くまで広ごる空に秋の雲 盛り上り異様な秋の入道雲 (父の句)
061005 常世虫義眼が純を貫せとぞ さしあたり店頭が待つ実り柿 露地物の蜜柑晴々スーパーに 天高し飛機爆音を父は句に Xを老の遊みに秋高し (並揚羽蝶)
061004 六腑にも名月沁みて時止る 水流す庭をほろほろ秋の蝶 花茗荷君らに任す庭の隅 前よりか少しはましか長き夜 常世虫君は現を見透せる (英訳歌)
061003 伸び切つた視線と心秋の雲 秋空や老なる夢も雲に乗る 弛緩して優しい心秋の雲 虫時雨を聞ける気分や夜一人 今年又生き得て嬉し鰯雲 (錯誤)
061002 曼珠沙華誘ふ色の朱に満ち 長夜とも未明とも老ただ黙す 口伝に聞く曼珠沙華畦を占む 愛犬の死して二度目の秋深し 打坐なして何する我ぞ露の家 (波止)
昨日いっぱいで、鶴見句会を卒業しました 私には長いですが、2年半のお務めでした いま腰痛、時に狭心症、時に帯状疱疹に 悩むことあり、これでゆるりと蝶々さん との交流ができます(^o^)
061001 記録型俳句も楽し秋深む 赴くに委ねて遊び庭芒 ブラックバード久びさ聴けば天高し 馬肥ゆる我の一生は収束へ 十月や国の行方が謎となり (賜物)
060930 怠慢を抉るが如く秋の雷 秋雷は何の調和ぞ雨轟き 未明一閃何の決済秋の雷 生者には情も非情も秋の雷 天高し何故か朝から腹が減る (帰巣)
060929 並揚羽幼虫「常世虫」5句 芋虫の目が見つめゐる此岸かな 常世虫君の擬眼は身を守る 常世虫人は損得にて流る 常世虫君の擬眼に濁りなし 常世虫その眼に我の心澄む (変遷)
060928 虫しぐれ老耳は知らぬ夜一人 政治には民なかりけりただ長夜 蠢ける権謀に吹け秋の風 辛うじて俳道歌道糸瓜の忌 獺祭忌良呂庵亦それに似る (代替)
060927 秋潮の寥寥風の岬ゆく 子を託し舞へり番の秋揚羽 終活を了へて心身秋深し 秋冷をやうやく得たり真夜しじま 揚羽の子芋虫にけふ天高し (欠落)
060926 芋玄論一字一句が露の中 芋玄論文字の連山露けさよ 山芋の穂花の枯れて良夜かな 良夜けふ帯状疱疹まだ続く 名月や遥かな過去の別離の日 (番ひ)
最終推敲7回でもう私の限界です(^o^) それと譜面もあとで載せますね
060925 月光の足下にありぬ幽世界 平塚の叔父叔母の夢覚め月夜 芋玄論が早秋彼岸の身を諌む 叔父叔母の夢覚めて床月明 懐かしき夢覚めし床月光下 (耕耘機)
ほぼ完成したので、これから歌唱練習に励みます(^o^)
060924 秋彼岸天を軽んじてはならぬ 自覚 秋揚羽の子よ未熟子は死にゆくか 幼木に五頭も生まれ常世虫 秋時雨死にゆく者を悼みけり 秋時雨命全てを祈りけり (排気)
上記の、現時点での経過報告をします
060923 蟋蟀が確かに鳴くも耳鳴か する事を探し疲れて老の秋 しんしんと長夜の締まる時の音 釈迦牟尼の孤独の教へ老の秋 辛うじて得し朝涼に我還る (不足あらず)
060922寄稿 兄の句「クリスマスの思い出」の英訳歌をやり上げたく作業に入りました これでほんとの最終にします タイトルは、「Shiro’s Christmas」になりそうです(^^)
060922 秋分即詠5句 秋分の洗礼驟雨雷の音 未明より暑さ寒さの秋彼岸 秋揚羽の子を先づ案ず驟雨音 秋雨を下への流として肯ふ それにしても此の破天荒秋嵐 (侍)
060921 庭なかに露草咲いて両子めく 長ゝと長夜のながき時を消す 土中にて蠢きをらん彼岸花 秋深し墨池に溜まる生きの澱 彼の曲を作れつくれと蚯蚓鳴く (我)
060920 仏陀への偈の幻聴や獺祭忌 月光や墨池に注ぐ遠き声 楸邨の「遠き声硯は月を浴びゐたり」に和す 釈迦族の仁聞辿る枯野かも 音忘れ久しや秋の風鈴は 耳遠くなり幻聴の鉦叩 (悼九一一に)
060919 ずるずると残暑引きずるアメーバー 並揚羽蝶を愛づるは飛鳥より 揚羽紋二句 揚羽紋幼虫常世神(とこよがみ)なりき 白露過ぎ影を濃くする木草かな 過去背負ひ老一人行く九月かな (揚羽紋)
060918 愁へれば土に触れよと蚯蚓鳴く 此の家に住みて久しき白露かな 暖竹を過ぎて残暑の岩礁へ 自称関崎我が家の渚 幾度も来るは別離か秋揚羽 確かにて微かに鳴きし法師蝉 (並揚羽)
060917 乱れ世に優しき秋の蝶の舞 秋の野に遊ぶ思ひの庭遊び 穂草をば有難みつつ庭に抜く 風読まぬ人には吹くな秋の風 柘榴咲く歩けば見ゆる街の奥 (挑発)
060916 七十路の誰をか仰ぐ敬老日 白露とは先づは心に露が降る 桔梗(きちかう)や風の岬を旅の夢 街に居着きて零余子と暮らす二男かな 事務所にて秋暑を避くる擬き人 (百分之)
060915 喜ぶとなく朝涼に打坐をなす 秋混沌夫婦別姓ただ唱へ 馬よりも政治家肥ゆる憂ひかな 通じ合ひ庭に三度も秋の蝶 飛び去りては来る秋の蝶睦みあふ (引籠り)
060914 馬肥ゆる野を削り取り人も肥ゆ 日すがらに石と語らひ砧婆 灯火親しけふの俳句は良い出来か 秋意とふ木草の影に潜むもの 露草を自在に咲かせ我の庭 (辛抱)
060913 庭草も稔りの見ゆる白露かな 寂しさは二百二十日に発するか 明けやらぬ闇に灯を受け守宮の尾 流星の融けて落ちしは何埋む 此の村は良い所よと案山子立つ (国連)
060912 闇を織る虫の音親し君愛し 弱りたる耳に確かに鉦叩 持ちつ持たれつ半期戻しのお中元 鈴虫の言はでおくべき言はでおけ 花茗荷やうやく此処も風通ふ (無法)
060911 玻璃窓に守宮脚見え猟るかな 我が家を同じ塒や守宮君 未明より守宮狩する秋灯下 「トンボ君」つひ君付けの君となる あばら屋に蝶と暮らすも一生良し (毬藻)
060910 露草を庭に咲かせて郷を恋ふ 守宮さへ老には嬉し硝子窓 葡萄いただく紫の色有難み 秋深し老人は常人恋ふる 終活を終へれば空気澄みゐたり (揚羽の寿命)
060909 引きずつて残暑となりぬ得体無さ 虫しぐれ我が幻聴も楽しきろ 夜を長み未明の路を出勤す 代書屋を辞めて一気に老の秋 日本が崩れて浸る秋思かな (道徳)
060908 恵美ちやん信ちやん婆となりたり赤のまま 窓外に餌を待つ守宮尾をしならせ 台風一過蝶々さんは元気かな 夕餉いただく葡萄一房至福なる 秋深し神道を常拠所とし (自然の流)
060907 蓑虫の一糸に託し眠りけり 牛膝つけ作業人若々し 耳鳴で良し今聞きし鉦叩 松虫の強気ギリギリ手に負へず 刀豆の漬かりてなほも威厳あり (真理)
060906 手招きで秋の蝶呼ぶ庭遊び 眠りゐし仏を醒まし山津波 国東の潮と土の香梨貰ふ 土管いまボツクスカルバートえのこ草 空地に又一軒家建ち虫の墓 (山芋)
060905 芋の露濡れつつ薙野の山を越す みづみづと精霊蝗虫草の上 サルビアの紅に残滓の恋心 熱波をば止むる役目の台風来 譬ふれば鵯花になり生きむ (条理)
060904 夜長にて学ぶは楽しもの思ひ さしあたり未明の闇に秋潜む 玄関に腰下し見る草の花 秋の星過去は良かろと光りけり 菓子なくて昔食ひたり青し柿 (言葉)
今年の猛暑は異常、拓郎の夏休みを死語に感じました そんな訳で今日は夏休みの句を。拓郎の「麦藁帽子」は大分弁では「麦つ殻帽」なので方言で(^^) 060903 戻り来よ麦つ殻帽の夏休み 麦つ殻帽の夏休み今幻に 六十年経てば光や夏休み 麦つ殻帽もタブ網も夢夏死んで 親しきは秋の...
060902 等々力に行かず久しや蓼の花 水引や街より低き渓の池 変哲のなき家にして萩咲けり 恣縦葛を咲かせて忘れ道 露草の庭に咲くまま老い果つる (一元気其三)
060901 秋日傘しなやかにまだ日本有り 此の時分日本酒も良い衣被 小皿をば硯に使ひ洗ひけり 老の秋脚の弱りを如何とも 縁側に父の幻草雲雀 (一元気其二)
先にご紹介しましたオリジナルソングの MULL OF WIND ですが 今日ユーチューブに出ているのを確認しました お恥ずかしながら上記曲名で検索し 下手な歌をお聴きくだされば幸甚です(^o^)
060831 未明なる半眼に入る秋思かな 古里の土砂崩跡秋茜 仆れ伏し七島自農壊滅す 果てのなき推敲に倦む秋灯下 玄論が最後と訂す秋灯下 (一元気)
この台風よくわかりません いつか大人しくなってます 060830 台風来せめて炎暑を連れてゆけ 猛風雨台風家の裏表 をやみして又降る雨と台風中 唸りしに台風いつか眠りけり 畏みて畏みて待つ台風過 (連日三十度超)
060829 長夜へと入りゆく夕べ梵字書く 耳鳴か知れぬ秋の蚊鳴く声す 台風が来る揚羽君耐へてくれ 台風警報音量に心停まりさう 四方より風雨が迫る台風来 (精霊蝗虫)
060828 秋あかね空地一箇所の住宅地 月夜茸山の神なる畏れ秘め 数珠玉をポケツトに入れじやがじやがと 日に日に零余子太るを楽しめる えのこ草子供の夢は立たせおく (妖怪話)
060827 良夜かな月を支へて安曇星 星月夜黒洞のなき線上に ブラックホールを黒洞とす 年寄の愁ひは一つ秋灯下 鯊釣に行かねば死語の「いい形」 竈馬のつそりと我が卓上に (八大龍王)
060826 雨雲の上は確かに秋の雲 七十を越せば余生の冷奴 日記代りの俳句を好み秋の風 肩を張る必要はなし老の秋 メデイアの秋俳人が先生になつてゐる (国東六郷満山)
備忘録として、私の句集名及び収録句数を整理したので、ここに アップロードしておきます。 ご覧のとおり、これらをまともに出版すると破産する、との苦し い事情があります。まじめな俳人の心情として参考までに(^o^)
060825 秋深し時間を消すが老仕事 鈴の音や海を見てゐる鯊釣女 遍路行く御弘法様の谷越して 水澄んで美しきもの寂に入る 朱を帯び今年の芒なびかざり (秦家)
060824 墓処とふ堰堤の下寒蝉鳴(かんせん)鳴く 我が懺悔禾(いね)の即ち登(みの)らぬか 先師又遠くなりたり黄月忌 黄月忌は八月八日歌人佐藤佐太郎の忌日 一生かな祭る鳥なき鷹に似て 晩熟が君も似合ふぞ烏瓜 (蝶との交流)
060823 釣られたるぎぎう憐れやはたはたと 我が耳のいつとしもなく地虫鳴く 山里の日暮嘆くか鹿の声 鮭上るオシンコシンの滝壺へ 赤蜻蛉も一度我も遊びたし (庭に来る友)
060822 咫尺まで来る秋蝶を慈しむ 水やるを分りゐるらし秋の蝶 秋蝶を狗の転生と思ひ初む 辛うじて夕べ少しの鰯雲 蟷螂の生き延びゐたか斧振上げ (対消滅)
060821 新秋の二年目を行くペットロス 盆過も居座る残暑もう知らず いつかしら黄揚羽を我が孫とする 秋の山百合藪となりたる庭飾り 甘草の庭に故郷の美を持ち来 (黒洞=ブラックホール)
060820 霧晴れて然別湖が我と居る 道端の蓼ならよろし我が一生 キ大将に詣でる子分秋に入る 戻り来し空を分捕る百日紅 押売に似て居座れる残暑かな (発動機)
060819 秋団扇我に似てゐる部屋の隅 秋冷を喜び朝の打坐をなす 悲しき雨音知るやカナダの雨音と 英語の美 吹き晴れて運動会は火薬の香 運動会ダンス近づき胸弾む (幻聴か)
060818 残暑とふしんがりの武士侮れぬ 木へ移しそつと油蝉の夏送る 行夏の蝉を惜しみて木に放つ 青春と同じ心に夏送る 秋に入り愛狗と更に遠くなる (収束)
060817 仰向けの油蝉拾ふ事務所前 転がれる蝉は定と肯ふか 持ち帰り木切に蝉を留めてやる 指濡らし蝉に末期の水をやる 梅の木に留めて蝉との別離かな (環境)
060816 良君が逝き二年目の虫時雨 本心は我に聞こえぬ虫時雨 鉦叩も鳴きゐん未明ただ無音 劣化先づ国連おもふ秋思かな エアコンに残暑を吐かせ発車せり (ネット社会)
今朝いい写真が偶然撮れたので載せますね(^o^)
060815 秋風裡譬へば我の生き様も 馴染まざる世に生き来り秋に入る 朝涼の至福に浸り句を捻る 只管打坐して十余年有我の秋 悟り得ず悟りを知らず只に秋 (人生の内)
「ブログリーダー」を活用して、gyoudenhoshaのブログさんをフォローしませんか?
広告で記事が消えるので、このブログは無理です 広告に×印もなくどうしようもないです 久しくお世話になりましたが、今日で終了させていただきます。
061108 数珠玉を採らむに阻む草深野 我が生れし家の跡なる冬芒 川端が静まり返り冬に入る 眠らむとする両子山嗚呼故郷 白鷺ののびのび遊び仏里 (一反田其二)
最近動物と仲良く暮らしていますが、事務所には よく蟻がやってきます 普段は見逃しますが、今朝初めて交流しました 逃がすため行く先をとんとんと指で突きましたがう まくいかないので、偶然見つけた小さなパンくずを 前に置いたところ、それを持ち上げてどこかへ去っ て行きました 一日...
061107 涸川に釣糸垂らす橋の上 両子払の新橋 水澄んで双溪についぞ魚を見ず 遅れ出て小春蛙となりにけり 命ほのぼの冬の灯に生きてゐる 川の土手げに懐かしき小春かな (一反田)
061106 此のためにある柿一木柿紅葉 柿食へば昭和が遠し時の丘 愛犬の写真に語る秋の果て 秋蛙遊ぶ崩落の一反田 穭田や六歳我が凧上げし (中国)
061105文化の日5句 西武蔵三歌をまとむ文化の日 文化即ち客体化物文化の日 梅園の偉業ぞ正に文化の日 人間の「らしき生き様」文化の日 文化の日我は俳句を三昧す
061104 芳しく匂ふ刈田や駈けてみる 稲架(はざ)立つや棒高跳を促して 藁塚に凭れ吹きたりハーモニカ 暮れゆけば蜻蛉と共に家路かな 炊飯の煙をよけて秋茜 (条理)
061103 白粉花や店消長の鶴見坂 通草かなかくも豊かに種子孕み 秋茄子は妻と仲良く汁に食ふ 芋茎食ふ田舎ン坊を抜け切れず そこはかとなき秋時雨老が増す (実相)
061102 藪蘭の咲き初めてよりの孤独 仏陀曰く孤独は強し思草 素つ惚け何の思案か秋蛙 人知れず咲くはつつまし車前草は 大仰に何に斜るる大毛蓼 (秋時雨)
061101 行秋にいづこか夏日季狂ふ 秋灯下暇人豆腐でも食ふか 四季が今寒暑のニ季に神無月 もの思ふ即ち生きて秋思かな 揚羽去り庭はほとほと神の留守 (祖母との旅)
061031 早十月尽ですね光陰如矢(^^) 子を抱き折る実南天夢哀れ 晩秋の無機の天気に家籠る 秋の蝶名を呼ぶ我に羽ばたけり 暮方の空くれなゐに秋夕焼 さながらに空を燃して秋夕焼 (世相)
061030 実柘榴や宇露はいまだに血が流れ 木賊青あを三年坂は通ひ坂 霞ヶ関 吾亦紅我は孤独に夢を追ふ 水引の花傾ぎけり沼の青 等々力渓谷 野菊かな丘へ上れば文学碑 矢切 (恩師)
061029 日々に詠む儚事かな冬隣 終活の大方了んぬ身の秋思 薯蕷食ふや白蘭地酒に取り合せ 刀豆の味噌漬美味し母の味 秋桜や村には今も村時間 (福祉)
061028 おはようございます 皆様お疲れ様でした なかなか厳しいですね、新規参入の難しいバリアーの中 逆巻きて来る潮へと鰡挑む 秋行くや事務屋擬きは床に寝て 仏陀曰く孤独強しか秋寂し 腹式の呼吸を意志し打坐の秋 バチ鍬で掘れば香が立つ秋の土 (優しき流れ)
向かって左側(南東側)の校舎が短く、またトイレもなかったので、 建増し修正しました(^o^) また、校歌がみえにくいので、書き添えました。ほぼ昔どおりで、 仮想復活です(笑)
061027 竈馬汝が名はいとぞ似合ひたる 注.竈馬はカマドウマ 腹見せて守宮は玻璃を守るかな 遅れ来て揚羽も秋と行くらしき 黄を得たるリコリス居着く此岸かな 行秋や愛犬の亡き日々を積む (白蘭地酒)
懐かしくなったので、校歌を入れて改造し、歌1首を添えます(^o^) ちなみに、今はこの形は私の脳裡にしか残ってないです
061026 守宮をり窓に頭を出し猟り狙ふ 灯蛾猟る守宮上より下覗く とろろ飯此さへあれば苦を凌ぐ 去るとなきいとどよ汝何に生く 数珠玉の青き香りをポケツトに (無為)
061025 メデイア涸れ時間が余る秋思かな 令和六年テレビが死にし長夜かな 海越えて来る秋潮の怒涛はも 倫理各々根づく根づかず冬隣 とろろ飯食ひたる後は又憂ふ (シロのクリスマス)
061024 移ろひはいづくも同じ帰燕かな とろろ汁人生正に此で宜し 我が友は秋揚羽なり天気良し 九一一の画像に涙神無月 芋玄論芋即己天高し (味噌和え)
240117 冬晴も石は心を開かざる 冬草の悲しみを踏み通ひ路 くつきりと四国が見ゆる冬の沖 沖寒し白く大きな船が去る わたつみの悲しみ冬の雲映し (リベラル)
240116 連作の誓子の偉業冬北斗 冬天の下重おもと市街域 冬街路心を重く支配され 街樹もつ冬芽に未だ明日見えず 良君の声を聞いたり寒の夢 (都会)
240115 伝へざる自由の詭弁凍てわたる 国好きを右翼と貶す世の寒さ 南より北かも知れぬ冬北斗 十余り七の法のまほらに生き睦月 嘘是盗の真行き渡れ寒昴 (スルー)
240114 人日や彼の日けぶりし夕時雨 餅二つ入れて七草力粥 狗の居ぬ床残像揺らぐ寒さかな 見守の介添近し松の明け いつまでか行田法舎年明けて (意志)
240113 とろろ飯いづれ一生は土で良し 日常は無機に過ぐるや七日粥 六神とふ丸薬併せ七日粥 帰郷の宴七日粥までもう少し 兄と我微妙に競ふ今年酒 (録音)
240112 ニ世界を行きつ戻りつ鳰潜る 笹子鳴く村は無音に支配され 国東路枯れて仏の碑(いしぶみ)へ 枯木立しんと守るは蕗の寺 昼昏き鬼の背割を北風(きた)と過ぐ (唐鋤星)
240111 七草より五日生日歳を捨つ 一月は歳捨て去つて赤子なり 顧みて別離の一生松明くる 末広の力あるかも七日粥 人日は昭和天皇偲ばるる (母国は)
240110 災害に明けし今年よ凪ぎたまへ 寒天に蕗の薹の子見守れる 平凡と非凡雷同年明けて 何もなき姿が清し冬一木 冬麗にまとふ不浄を晒さむか (過程)
240109 四狗八狗の年去りにけり辰来る 何出来ぬ爺嘆くのみ冬の地震(なゐ) 甲辰の年初を地震に飛機の慘 歳旦の地震日常を打ち砕く 無力我嘆くことから事始 (看取り)
240108 もの書いて涙耐へたり初明り 良き物を少し今年もナポレオン しんしんと狗が去り甲辰年来る 甲辰の年の空気や悲喜の淵 唐鋤に誓ふ今年の純情を (世情)
240107 かくしつつ冬麗を愛で老を積む 壮絶な狗との別離の年を越し 黒ちやんに黄ちやんいづこ年明くる 拝金を疎みて年が改まる 峠越す思ひにけふの七日粥 (破夢)
240106 冬の蚊の今宵は白き天使かな 命をば俳句になして知る寒さ 上手くなき俳句が宜し冬一木 裸木やひそむ力を枝の先 裸木の何もまとはぬ懺悔かな (初夢)
240105 争はぬ生きゆゑ孤高大旦 辰年の明けたり天に近寄ろか 血圧の薬揃ふる事始 真似事の坐禅も久し坐り初め 静寂埋め冬蚊の音か耳鳴か (画人白昌叔母に)
いよいよ仕事始です。今年は年初から災害事故と厳しい年ですが、負けず乗り越えていきましょう。改めて御見舞と哀悼の意を表します。 240104 山の秀に大人の御霊か初明り 良君の噛みしグラス蓋年の明け ケロンパの蓋のグラスに今年水 淑気降れ世に安寧を注ぐがに 映像の辰の落し子初...
231227 では明日よりお休みとなります皆様よいお年を(^^) 権謀も揺動も去れ大晦日 損得と愛欲に澄め冬銀河 怨念は鎮まらぬのか年の暮 大人逝きて破茶滅茶の国大寒波 十余り七をちの法を尊み初明り (つづき) 行火抱き良君夢に来てくれな ヒーターの音ぼうぼうと頭が呆ける ...
(年末年始のお知らせ) 当方、次により年末年始のお休みとさせて いただきます 本年は大変ご愛顧下さり感謝申し上げます 来年もよろしくお願いいたします 仕事(ブログ)納め 12月28日 仕事始め 1月 4日 休みは今月28日-来年1月 3日
231226 いつ知らにサンタの側の聖夜かな 及ばざる塩狩峠聖夜けふ 愛ほしき狗を逝かしめて聖夜とは 一年の悔吹き散らせ虎落笛 蜜柑食ひ父の海村ふと思ふ (乱世)
231225 木枯が海へ傾く坂下る ヒーターの音する居間に追寝せり 蜜柑食ふ種のなければ優しくて 一カ月蕾なりしがお茶の花 都市も亦自然の内と虎落笛 (文化比較)
231224昭和の餅搗三 餅搗は戦後農家の幸福の象徴故この篇まで 石臼に餅を捏ねゐる父真顔 搗き上げて悲鳴の父が酢餅食ふ 蟇(ひき)居着く土間の井戸側餅を搗く 餅搗の音一年の区切の音 餅搗の音一年が完遂す (両国)
231223昭和の餅搗ニ 餅搗の三十臼に届かざり 雑煮餅父兄我の各十個 餅搗の未明の音で夢覚めき 蒸釜の五段の米が蒸し上る 搗上げて先づ橙の酢餅より (先師)