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別府荘園北町団地の向かいで行政書士事務所を開業しています田邊誓司と申します。どうぞよろしくお願いいた
060620 抱籠を抱く愛犬撫でし位置 夏湯湯婆を抱き愛犬の死を偲ぶ 我が庭に遊ぶニひら斑蝶 耳鳴の蚊も鳴かぬ夜の時止る 大西洋の葡萄を得たり夏の夜 (自他)
060619 降る雨にひれ伏すもあり濃紫陽花 捩花や母の代理はこれに咲く 耳鳴か夜毎蚊の鳴く声疎む 文字摺のいつや何時やと花を待つ 入札し夜飲むコーラ喉冷す (健診)
060618 さみだれや納戸の隅の蚊帳溜り 十薬茶を煎じてゐたり火を忘れ 老人に付く危険あり五月雨るる 農の血が今では誇り五月雨るる 別離とは詩を生む力遠き夏 (老境)
豊国文字の古文書読解に挑戦していましたが、難解で、今回はこれ くらいで未完終了としたいと思います。以下、その結果です(^o^)
060617 真榊咲いて我が庭神の感喜満つ ゴキブリを逃ししばらく悔みけり 華語詩集を墨書芋仙の夏仕事 芋仙我夏には夏のとろろ飯 ゴキブリはゴキブリなりの幸ひか (華語翻訳)
060616 水多き様が「つ」なりや津波入梅 梅雨もしや津雨かも知れぬ「つ」の不思議 古代語の一文字の意を探る梅雨 出雲は月豊国は粒梅雨近し 水無月や水の古代語「み」なるべし (芋玄論:うげんろん)
060615 平面に立体の波飛沫く夏 夏の浜恋は遠くに見遣るのみ 砂日傘異世代の時流しをり べら釣つて原色あはれ日に晒し 入道雲老いたる我に囁かず (西欧)
途中経過ですが、難解でてこずっています。 どなたか知見をお持ちの方はご助言お願いいたします。
060614 七転八倒蜂辛うじて身を起こす 母植ゑし捩花咲けよ母よ咲け 梅雨に入る前のさながら梅雨晴間 日を反し梅雨晴に似る街路かな 警策の音に紛れて河鹿かな かつて狐塚興慶寺 (脳裡)
060613 迷ひ梅雨一寸先を皆知らず 天気も政治も 繕ひしもの総崩れ夏の鬱 晴雨疎らに空つ梅雨かといへば雨 暑を避けてブランデー飲む老の幸 雨蛙悟り顔して我に似る (六郷)
060612 ブルネルは孤高の勇士青き峰 家に居て蹌踉ける常や若葉寒 母を呼び捩花咲けと促しぬ 水打つて心は蝶となりゆけり 夏バテの黙せば直ぐに治りけり (名利)
060611 梅雨入の前の梅雨明らしき晴 政も天気も狂ひ水無月に 天草の匂泥壁の泥を練る 畦塗りを終へて小昼の粽食ふ 欲しけれどおくれと言へず巴旦杏 (デトツクス)
060610 羨しきろ力瘤出す入道雲 でんでん虫雨の降る日は傘楽し 母亡きに植ゑし捩花咲き上る 七変化して汝もか一人遊び 孤独ともたまには良かろ七変化 (サト婆)
060609 紙片の継接ぎが常夏炬燵 老人の暇消す仕事端居など 入院前の兄が汗拭き選句すと 団塊の世代末端草刈す ソーメンを啜るや時の消ゆる音 (御墓の掃除)
私のファンタジー的所見を寄稿します ご笑覧くだされば幸甚で(^o^)
060608 今日の分はノートを事務所に忘れているので即詠であしからず(^^) 未明食ふ一人つきりの冷奴 夏未明静寂は孤独か安寧か 入梅や(先取りで)宣言などはもう要らず 政治ごつこをする政治屋の溽暑かな 老我も昔遊びし夏休み BS朝日で車窓紀行という番組があり、なかなかい...
060607 入るとも既に滅すとも今年梅雨 ナメクジが柿の幹食ひ生きてゐる 老人が夏も欠かさずちやんちやんこ 人死んで犬死んで又夏空ろ 寿命をば少し伸ばすか緑蔭は (神代文字考)
060606 文字摺咲く冥界よりの母の使者 入りもせぬのに梅雨晴の如き晴 故分かず躰の懈き溽暑けふ 知情意の未分の中や五月尽 かくまでに早苗の滑る水の面 (「ん」の文字)
060605 工作懸念 煽動をもはや抜け出て額の花 紫陽花や房の中にも敵を置き 安寧を揺るがすメディア暑苦し 混沌を煽れば沈め夏の海 工作の一つか今年も薔薇が咲く (良呂庵鶴見房)
閑人愚語(俳句自己判断目安) よき例 ひ 時を捉へたるとき ふ 常ならぬ把握例へば雪を赤きと見たときなど み 悲しみを物に委ねて言ひ得たるとき よ 歴史を詠み込めたるとき い 物をとほして愛を伝へ得たるとき 閑人愚語2 わろき例 平凡(只事)、陳腐(古い)、通俗、理屈、観念...
060604 鬱へ引く力振り切り青葉道 元気出せ我が曲試練夏負けず 夏の川古墓近きハカド堰 両子寺へ道真つ直に青田風 払より般若塚へと青田風 (良呂庵)
060603 緑闇いのちしんしん湧く無音 道祖神今は古刹の片陰に 夏未明妻の一族夢に来し 突風に死にしか揚羽蝶の来ず 角隠し自然優しく青山河 (耳鳴か)
060602 空ろとも虚ろとも我が夏心 耳鳴の常に田蛙真や偽や 散髪を妻に頼みて涼得たり ゴキブリを潰しし余韻足の裏 夏の夜老の寂しさいやまさる (歌詠み)
八重桜 (孤葉)
060601 平和棄て無謀のロシア暑苦し 屁理屈で戦自認の国暑し 触れしかば小さき星に団子虫 堅香子を見つつ城址の坂下る かつて片倉城址 蕺草のここにも浅川沿の路 平山城址公園駅からマリオンへ (ダリチョコさんへ)先ほどの返答の中、正誤をお願いします。 ...
060531 夢くるるフランスの酒暑に耐ふる コニャックを飲み暑気払けふも亦 緑闇しんしん御霊来る如し 冷したる新茶が美味し友讃ふ 青葉闇ものの命を癒しつつ (梅園先生)
060530 夜晴るる自解の空や緑闇 良君と別れしも過去若葉寒 老人に別れは応ゆ苗代寒 十薬茶冷たや元気をいただかな 赤と黄の疎らが美味しソーメンは (庭の木草)
060529 田植機のそろそろ父の手に負へず リヤカーで先づ粘土取溝浚 螢籠編みし姉やは嫁ぎけり 青葉してもはやお宮を隠したり 代田掻じるじるじると泥が泣く (観察)
060528 老友に所属は無用夏夜の宴 君予防我医務なりきビール美味し 夜振して知る川藪の奥深さ 蜥蜴さへ親しくなりぬ老人は 釣といふより青鷺と遊ぶかな (求不得苦)
060527 酸葉の薹食ふ子ら老いて昭和消ゆ 耳鳴か田蛙いつも天に鳴く 若葉せり恩師は黄泉に住み久し 麦刈つて田に芳しき風通ふ 麦秋や祖母(おほはは)逝きし日のやうに (変遷)
060526 しんしんと緑の闇が死へ誘ふ 昔から生きは行人青い山 夏肥大日常域の思考出て 愛犬亡き夏が衰退思考へと 我が一生この程度かな病葉よ (故郷)
060525 綺麗事は止めたとすする心太 氷菓見てはや上顎の歯が疼く 夏疾風老の未来を寂しうし 良君は神なりしかな緑闇 ローレンツ力あるも何故ある疑義薄暑 (星雲)
060524 暑に倦みていまだ人恋ふ我が居る 端居とて既に炎暑に取り込まる 甚平の用途もなくて生きてゐる 真砂女さんもう出せないね衣被 ビール飲みやつぱりわしは生きてゐる (神道の生き)
060523 喉冷やし十薬茶落つ六腑へと 幕切のよぎる未明の夏炬燵 昭和の子裸足で道を走りけり 食ふ物がなくてあり付き心太 鶴見嶺や炎を秘むる青深し (天使)
060522 松葉菊君こそ自由古里に 桃色の光に遊び松葉菊 蕗茂り陰に旅寝か山頭火 緑闇火打ちの音は耳鳴か 若葉光ほんに生きてゐて良かつた (能村登四郎句碑)
標記の神代文字を非力な私が解読に挑戦し、このほど終了する ことにしました。 私の力量では、これまでです。あとは國學院大學や地方の神官 様方に研究を委ねたいとおもいます。 感想としては、神社の由来に係る神々のことについて述べられ、 古文書が一断片であるだけに、神社との関りにつ...
060521 酸葉の薹天に届かず仆れけり 老人に全てが遠し青山河 ソは清楚祖先のソなり走馬灯 雨降るやあつけらかんと雨蛙 夏燕何を仕切るもしなやかに (宮畑社)
060520 夏の風頚椎を切る兄癒せ よくもまあ別れありたり老の夏 壮年の力をくれよ心太 入道雲その力を少しくれぬか 船形の文字は読めたり走り梅雨 (お詫び)
060519 姫女苑我もつつまし命生く すかんぽの薹背伸して天目指す 生き継ぐは皆同じかな揚羽らも 紫蘭咲き喫茶は閉めて久しかり つつじ咲く自営業なる昼餉時 (銀河)
060518 黒も黄も揚羽蝶今日は近く来ず 我が庭に生れ継ぐ子らの揚羽愛づ 揚羽待つ老の孤独を誰や知る 緑蔭に生気はいまだ降りゐたり 成田市に出でし文字解く薄暑かな (身辺)
060517 得体なき胸裡の不穏若葉寒 葉桜の注ぐ生気は求めざり 片陰をもはや歩まず車中良し 繰り上り五月に梅雨に入る入らず 揺るる時未来覗かせ新樹光 (歌詠み)
060516 緑蔭に今は普通となりし風 天井へ経済膨れ入道雲 生臭き蕺草を恋ふ老人か 路傍はや人知れず車前草の花 蟻ニ三出てゆきし実の苺食ふ (成田神代文字)
060515 初夏や昼は椎茸飯とする ささやかに狐蕎麦食ふ薄暑かな 毒排に十薬を摘む親しみて 十薬の花白じろと我を張らず 良君の逝きて一年の薄暑かな (友人に)
060514 雨雲の迫り来てゐて立夏かな 天気にも坂あるといふ立夏なり 緑蔭の暗さよ喰らへ世の憂ひ 公事あると仕切りて飛ぶやつばくらめ 置き配の物も濡らして走り梅雨 (自高の思想)
060513 コケキ即ち「来(く)の三次元」梅雨近し 姫女苑咲くや名ほどに華麗なく 蒲公英の穂絮も飛んでただの草 雨降つて心の中が梅雨になる 暗き雨そこまで梅雨は来てゐるの (蕺草)
060512 蚯蚓出て土の黒さは肥えてゐる 朝雲を越しゆかしめて鶴見岳 花穂立てて酸葉も我と呆くるか 隣家のカボス花の香盗み頃 蟻の列出で来る元は突き止めず (健忘症か)
060511 庭に出て揚羽を待つやきのふけふ 夏蝶を待つ老人の孤独かな 路のべの薔薇の紅和まさる しんしんと螢の闇が命生む 田蛙や今も天空とよもして (贅)
060510 そらみつ崩壊案ず初夏未明 初夏我は国を憂ふる沙一つ 母逝きてニ夏や故郷がモノクロに 新橋と呼ぶ古き橋螢狩 寝不足を居間に足し寝の薄暑かな (世代)
060509 最近私の俳句と短歌の恩師大熊索峰氏(ご健在葛飾在住・94歳)を思い出しよく散策した葛飾近辺の俳句を詠んでいます 川渡る我と遊べや都鳥 葦生より時をり聞こゆキジの声 沖の句の碑を置き蓴菜生ふる池 野菊碑の坂を下り来て緑蔭に 恋消えし夏の渚を歩みけり 注.索峰氏の...
060508 君消えて一年過ぐる薄暑かな 弔ひを祈りに変へて夏生きん 気楽とぞ強がる夫婦夏炬燵 天下る言霊を待つ夏炬燵 拘束首輪見つつ空しき薄暑なり (再エネ)
060507 風喰らひ派手に勢ふ鯉幟 緑蔭に老いし母娘の思ひ遣り 学帽に昔は吹きし夏の風 日の揺らぐ浅瀬の谷に蟹ゆらぐ 初夏や作務は厨の掃除から (沖縄停電)
060506 盛り上がる雲見え夏に入りにけり そろそろいいか心太にて昼酒も トラウマの今も鉦鳴る氷菓売 ラムネ茶屋今も残るか矢切河岸 水草の浮く手古奈池時湛ふ (情報占有)
060505 いつの間に老夫婦かな夏に入る 少年は既に老いたりついり前 著莪咲いて両子寺石橋胸中に 都会への夢衰退し夏団地 我が許を人あまた去り若葉潮 (同性愛法)
060504 揚羽見て時の連続に安心す 終活を了へ初夏に食ふ物案ず 列なして老の昇順若葉見る 鮠を食ひたし然して故郷遠くなり 緑蔭に残滓もなきか青春は (現在)
060503 蕗添へてナポレオン飲む偏屈か 揚羽来てやうやく心更新す 人生の下りの景か緑蔭も 隣家はカボスの蕾はや無数 蜆蝶をさなく飛べば慈しむ (諸行無常)
060502 葉桜もいつかその路歩まざり 薔薇咲いてもう盗人の近づけぬ 緑蔭に昔はありし都市探す 未明ふと田舎は蛍出る頃か 愛犬の亡き静寂や朝まだき (黒揚羽黒ちやん)
060501 良と呂のニ神と夢の夏隣 行春やあまたのうから友の去り つづまりは俳句の一生夏に入る 暦の立夏は5日 臥処での思考も巡る綠夜かな 庭は早梅の青実が活気づく (此の頃)
060430 つつじ咲いて隠居の記憶甦る 市花といふつつじ大紫ひらく 晩春の雲抜きん出て鶴見岳 一と月を繰り上りたり青梅は 行春を未明の耳鳴と送る (繰り上がる季)
060429 みなさんお疲れ様でした 今日を出発の日にしましょう 葉桜が愛狗の量子得て盛ん エントロピー葉桜目指し帰還せり 時間が止まりゐるよ今宵の緑闇 行春や頼られ頼るなき身にも 樟若葉歩いてゐれば明日となる (黄金週)
060428 必勝! 飯山あかり! 行春は多肉覇王樹ともにする 増えてゆくエケベリアかな夏隣 愛犬の御霊も灯り亀が鳴く 灯をともす粗四娘春送る 行春に多肉仙人掌又増ゆる (サボテン)
060427 忘れよと葉桜が言ふ彼の一事 山吹に見よ平安の詩心 転生し良帰れかし春の宵 ヘルパーが当事者にされ春愁に 春深し悩みも深し酒飲むか (南洲)
060426 明日より黄金週 Xを休むかどうか迷いましたが生きの証のようなものなので年末年始以外は投稿ということにしました(^^) 少し融けミルキーな道春銀河 天頂の一メートルへ酸葉薹 遅れ咲き犬のふぐりが青可憐 カボスの芽よく伸びくれよ蝶が来る 辛夷咲く北の大地の幻に (...
060425 愛犬の名残のいまだ夏隣 五本木に行かず久しや四照花 四照花はやまぼふしと読みアメリカハナミズキのこと わてほんまどないかしてや紫蘭咲く 姫神と男神神体山笑ふ 鶴見岳は男女二体のご神体 昭和平成令和と生きて夏隣 (らしさ)
060424 草は青弱きに与する性分に お人好しのみの一生に樟若葉 緞帳を見し日もありぬ四月行く 花菖蒲風やはらかな中に咲き 花菖蒲何か吉事のありやとも (愛犬)
060423 幼絵の川を越え飛ぶチユーリツプ チユーリツプ花の緑は君の夢 叔母の行くホームが決まる夏隣 蒲公英のほほけて我の老進む 犬ふぐり俺もやつぱり土が好き (湯たんぽ)
060422 無に帰すといふ理の謎や草青む 春ヒーターそこには愛犬良の霊 ハイデガーを地で行く独裁国落花 初蝶に遇ふそのための芹庭に 蜆蝶蝶言葉一言かけにけり (工作員)
060421 事務所への背戸路にして花馬酔木 凹みたる心を癒し樟紅葉 産業路無駄に広きに茅花咲く 関崎も今年で終り老の春 お人好しのみが取柄や落花晴 (花菖蒲)
060420 愛犬の量子はいづく夏隣 海髪干して海村は皆働き手 清掃船黄に出航す春の湾 べら笠子小さくも良し釣了はんぬ 密漁と言ふなよ若布一本抜く 一般漁業権か (老人)
060419 八重桜桃色が降る下歩む 山吹に時代はかなりずれてゐる 戦争をしたがる馬鹿に春長くる パネル張り今年の山は笑はざり 電波盗られ山も盗られて春深し (X-エックス)
060418 赤茶けし海髪(おご)干して波止波無音 老いし青鷺老人我の魚を待つ 蒲公英のほほけて庭が季移る 湯の街の助演女優の八重桜 魚釣れぬ晩春の釣鳩と遊ぶ (志満先生)
060417 暖竹の筍伸ぶや潮の音 虎杖やここ関崎の我がいくり(いくりは岩礁) 魁けて著莪咲く旧市役所横 山吹の黄に咲き社協静かなり 諸葛菜咲き渚辺に恋心 (蛇崩)
060416 蕺草の芽の魚臭き噛みゐたり 昭和ほぼ何処にもなくて茗荷の子 未明覚め居間にさみしき春はやち 「らしい」とふ語は禁止とも桜散る 花仰ぐ日本の日本らしきもの (過程)
060415 春暁の駅故郷出て来し寝台車 そこここのとんがり帽子茗荷の芽 半義務の気楽さに鳴く遠雲雀 急がずに休んでお行き仏の座 蒲公英の黄も白も良し競り合ふな (関崎)
060414 清明やプラトニックの広野原 人はみな挫折を重ね青き踏む 時を消すための何でも春一句 二人一頭一頭の亡き春炬燵 苦しまず逝ければ至福落花はも (マーテル)
060413 白魚の中途半端を愛しけり 独活掘るや土の香りに涙して 目高をり川の端には淀みあり ガサガサをするクレソンの青を踏み 剽軽な顔で出でたりビリチョコが ビリチョコは国東両子弁でヨシノボリ (しづやかに)
060412 父母の亡き故郷に春の風 あまりにも歳月経たり花なづな 里川に鮠を釣らぬか友いづこ 春ヒーター老の季節は繰り下がり 春深し美味い物食ふのみの幸 (十薬茶茶2)
060411 しのび来る心筋の張り蕗の花 花桃の門や両子の払郷 清明の未明にひとり幽親し 花木枯れ写真の花と花見酒 落花して無常を更に言ひ張るか (十薬茶)
060410 厨まで侵略が居る花の昼 芽茗荷の下に愛狗の碗眠る 落胆もいつしか癒えて静か春 菜の花やこの国にまだ希望あり 老兄と老弟の春酒少し (実相寺)
060409 クルボアジエの萌ゆる勢ひ青き踏む 出過ぎなる蕺草の芽は茶に制す 蕺草の芽の厄介を薬にす 目の前に蕺草の芽を陰干す リンメイシアンツオンチヨンユエンマ春の鬱 (敬宮内親王殿下)
060407 やまざくら早赤茶けし葉が騒ぐ 目白来て葉から花へと遊ぶ昼 なりはひに着けと落花の散り急ぐ 花の昼うつつ真つことまほろばに 善悪も損得もみな花の昼 (デマ)
060407 春風やほぼ赤子なる我が向かふ 憧れはなほも東京春の雲 旅をせぬ日々とて踏むや春の土 連翹のとんとん拍子には咲かず 屯して蝌蚪は至福の時の中 (大嘘)
060406 しんしんと春茸の菌が榾に沁む 田平子が花穂立て旅に出よと言ふ 末端の俳人にして酸葉食む 時長けて早蒲公英が穂絮上ぐ 山桜盛んなる下四苦ひそむ (不穏)
060405 むしやむしやと蕺草の芽を食ふ男 サンタマリアの船形酒に春の雷 春昼に師の酒J.GAUVINを知る 生かじり蕺草の芽で身を惜しむ ひる返る燕は歴史めくれるか (山桜)
060404 春雷の遠くなりたる未明覚む 心いま内へ向かふに春の雷 轟きて何を諌むや春の雷 春雷の一閃時空過去に開く 政治家が民を欺く花の昼 (故志満先生施与)
060403 しづかさや無音たて糸春の雨 涅槃過ぎて為楽の雨のやはらかに 菜種梅雨かな我が庭の時移り 朝まだき目覚一響春雷す 闇を破る音けたたまし春の雷 (故志満先生施与)
060402 ドービル飲んで異国の春の潮の音 春の句にあまねく沁みて老の影 ドービルからサンタマリアで春の旅 春の短詩意味のなければ祈りとす 優しかり日本蒲公英の花の白 (舵なき船)
060401 サンタマリアのドーヴィル〆めや燕来る 注.サンタマリアもドーヴィルもブランデーの銘柄です 吹く南風に心がそよぐ一日かな 万作のほぐれて黄なる幸の中 霞立つ朝間の街を出勤す 窓外に咲く山桜褒美とす (まほろば)
060331 木蓮の咲けりわぎもこゐる雅 優しくて囁く声す黄水仙 白木蓮が今年も声のなく話す 生くるには地べたが良いと犬ふぐり 水温み少し心の癒ゆるかな (安楽死法)
060330 きれいな身の君を偲べる涅槃かな 春愁を消さむ風池の局圧す まんさくの黄に解れ咲き愚を隠す 野遊びの代替にして庭に立つ 酸つぱさで腹を満たししギシギシか (元総理暗殺)
何かあと2時間を寝付けないので今日の分投稿します(^^) 060329 南風吹くや淡き希望を思はせて 日照雨にも希望のありと濡れてをり 芹摘んで故郷の昔果てしなし 梅の新葉いでていくつか実も見ゆる よく見れば三分咲きなり山桜 (変体仮名ほか)
060328 ポール卿よりのメールや春吉祥 句会せる窓外の木に目白かな 庭一面蕺草の芽に陥落す 菜の花や蘇軾の国が牙を剥く 菜の花の頃か蘇軾の中原も (山桜)
060327 守破離とふ習ひの流春幾度 春彼岸過ぎぬマフラー外さむか 宇に征きし大和もののふ春盛ん 人死ぬを鬼無頓着国霞む 露中日 蕗咲いていよいよ庭に蝶が来る (日本酒の会2)
060326 飯を食ふ形いろいろ花衣 街上に風の音なき花曇 蕗の花咲くらし萼の解れけり そこら中物打ち鳴らし春疾風 過ぎゆけばただの記憶と春一句 (日本酒の会1)
060325 侵略がそこに来てゐる春の波 うるはしき国へ街へと春の波 世が崩れゆくまのあたり霞むかな 年寄に時あり余る日永かな 菜の花や若きは外へ老内へ (統覚)
060324 龍天に鶴見嶺の背に雲が立つ 鷹鳩に化す申告を今年もし 蕺草の芽の立てば摘み見れば摘む 菜の花や荘園最後の空地にも 黒ちやんは黄ちやんはとぞ蝶を恋ふ (駄歌)
060323 思はざるどんでん返し春の乱 委細巨細は世の付物や春の更 旅に出でたし田平子の花咲けば 健気にも白花蒲公英株増やす 芹摘むや故郷を離れ五十年 (愛犬良君)
060322 血脈も自他の闇あり春の夜 時計音無機に刻んで春夜なる 春宵をのたうち廻る老男子 春一夜無福祉団に敗北す 蝶飛んで我が家の庭に生きてゐる (信頼)
060321 老介護頓挫となりぬ龍天に 金銭欲のヌエの誘惑春夜の怪 春深し魚腥草らしき生臭さ ドクダミを陰干ししたり新芽時 通説は開花時 老介護にてくたくたの目借時 (陰干)
060320 きれいなまま旅に出し君春彼岸 春宵は寂しさばかり君思ふ 電竸に気を紛はし春の夜 電竸は造語ネットオークション 落札し安けく眠る春の宵 菜の花や荘園郷に余す土地 (吾亦紅)
060319 虎猫がけふも出勤春麗ら 出ては摘むドクダミの芽や手に負へず 空吹かしのバイクが過ぐる日永かな なす事のなくて句を練る春の夕 ブランデー少し酔ひたり春の宵 (他力)
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061108 数珠玉を採らむに阻む草深野 我が生れし家の跡なる冬芒 川端が静まり返り冬に入る 眠らむとする両子山嗚呼故郷 白鷺ののびのび遊び仏里 (一反田其二)
最近動物と仲良く暮らしていますが、事務所には よく蟻がやってきます 普段は見逃しますが、今朝初めて交流しました 逃がすため行く先をとんとんと指で突きましたがう まくいかないので、偶然見つけた小さなパンくずを 前に置いたところ、それを持ち上げてどこかへ去っ て行きました 一日...
061107 涸川に釣糸垂らす橋の上 両子払の新橋 水澄んで双溪についぞ魚を見ず 遅れ出て小春蛙となりにけり 命ほのぼの冬の灯に生きてゐる 川の土手げに懐かしき小春かな (一反田)
061106 此のためにある柿一木柿紅葉 柿食へば昭和が遠し時の丘 愛犬の写真に語る秋の果て 秋蛙遊ぶ崩落の一反田 穭田や六歳我が凧上げし (中国)
061105文化の日5句 西武蔵三歌をまとむ文化の日 文化即ち客体化物文化の日 梅園の偉業ぞ正に文化の日 人間の「らしき生き様」文化の日 文化の日我は俳句を三昧す
061104 芳しく匂ふ刈田や駈けてみる 稲架(はざ)立つや棒高跳を促して 藁塚に凭れ吹きたりハーモニカ 暮れゆけば蜻蛉と共に家路かな 炊飯の煙をよけて秋茜 (条理)
061103 白粉花や店消長の鶴見坂 通草かなかくも豊かに種子孕み 秋茄子は妻と仲良く汁に食ふ 芋茎食ふ田舎ン坊を抜け切れず そこはかとなき秋時雨老が増す (実相)
061102 藪蘭の咲き初めてよりの孤独 仏陀曰く孤独は強し思草 素つ惚け何の思案か秋蛙 人知れず咲くはつつまし車前草は 大仰に何に斜るる大毛蓼 (秋時雨)
061101 行秋にいづこか夏日季狂ふ 秋灯下暇人豆腐でも食ふか 四季が今寒暑のニ季に神無月 もの思ふ即ち生きて秋思かな 揚羽去り庭はほとほと神の留守 (祖母との旅)
061031 早十月尽ですね光陰如矢(^^) 子を抱き折る実南天夢哀れ 晩秋の無機の天気に家籠る 秋の蝶名を呼ぶ我に羽ばたけり 暮方の空くれなゐに秋夕焼 さながらに空を燃して秋夕焼 (世相)
061030 実柘榴や宇露はいまだに血が流れ 木賊青あを三年坂は通ひ坂 霞ヶ関 吾亦紅我は孤独に夢を追ふ 水引の花傾ぎけり沼の青 等々力渓谷 野菊かな丘へ上れば文学碑 矢切 (恩師)
061029 日々に詠む儚事かな冬隣 終活の大方了んぬ身の秋思 薯蕷食ふや白蘭地酒に取り合せ 刀豆の味噌漬美味し母の味 秋桜や村には今も村時間 (福祉)
061028 おはようございます 皆様お疲れ様でした なかなか厳しいですね、新規参入の難しいバリアーの中 逆巻きて来る潮へと鰡挑む 秋行くや事務屋擬きは床に寝て 仏陀曰く孤独強しか秋寂し 腹式の呼吸を意志し打坐の秋 バチ鍬で掘れば香が立つ秋の土 (優しき流れ)
向かって左側(南東側)の校舎が短く、またトイレもなかったので、 建増し修正しました(^o^) また、校歌がみえにくいので、書き添えました。ほぼ昔どおりで、 仮想復活です(笑)
061027 竈馬汝が名はいとぞ似合ひたる 注.竈馬はカマドウマ 腹見せて守宮は玻璃を守るかな 遅れ来て揚羽も秋と行くらしき 黄を得たるリコリス居着く此岸かな 行秋や愛犬の亡き日々を積む (白蘭地酒)
懐かしくなったので、校歌を入れて改造し、歌1首を添えます(^o^) ちなみに、今はこの形は私の脳裡にしか残ってないです
061026 守宮をり窓に頭を出し猟り狙ふ 灯蛾猟る守宮上より下覗く とろろ飯此さへあれば苦を凌ぐ 去るとなきいとどよ汝何に生く 数珠玉の青き香りをポケツトに (無為)
061025 メデイア涸れ時間が余る秋思かな 令和六年テレビが死にし長夜かな 海越えて来る秋潮の怒涛はも 倫理各々根づく根づかず冬隣 とろろ飯食ひたる後は又憂ふ (シロのクリスマス)
061024 移ろひはいづくも同じ帰燕かな とろろ汁人生正に此で宜し 我が友は秋揚羽なり天気良し 九一一の画像に涙神無月 芋玄論芋即己天高し (味噌和え)
060620 抱籠を抱く愛犬撫でし位置 夏湯湯婆を抱き愛犬の死を偲ぶ 我が庭に遊ぶニひら斑蝶 耳鳴の蚊も鳴かぬ夜の時止る 大西洋の葡萄を得たり夏の夜 (自他)
060619 降る雨にひれ伏すもあり濃紫陽花 捩花や母の代理はこれに咲く 耳鳴か夜毎蚊の鳴く声疎む 文字摺のいつや何時やと花を待つ 入札し夜飲むコーラ喉冷す (健診)
060618 さみだれや納戸の隅の蚊帳溜り 十薬茶を煎じてゐたり火を忘れ 老人に付く危険あり五月雨るる 農の血が今では誇り五月雨るる 別離とは詩を生む力遠き夏 (老境)
豊国文字の古文書読解に挑戦していましたが、難解で、今回はこれ くらいで未完終了としたいと思います。以下、その結果です(^o^)
060617 真榊咲いて我が庭神の感喜満つ ゴキブリを逃ししばらく悔みけり 華語詩集を墨書芋仙の夏仕事 芋仙我夏には夏のとろろ飯 ゴキブリはゴキブリなりの幸ひか (華語翻訳)
060616 水多き様が「つ」なりや津波入梅 梅雨もしや津雨かも知れぬ「つ」の不思議 古代語の一文字の意を探る梅雨 出雲は月豊国は粒梅雨近し 水無月や水の古代語「み」なるべし (芋玄論:うげんろん)
060615 平面に立体の波飛沫く夏 夏の浜恋は遠くに見遣るのみ 砂日傘異世代の時流しをり べら釣つて原色あはれ日に晒し 入道雲老いたる我に囁かず (西欧)
途中経過ですが、難解でてこずっています。 どなたか知見をお持ちの方はご助言お願いいたします。
060614 七転八倒蜂辛うじて身を起こす 母植ゑし捩花咲けよ母よ咲け 梅雨に入る前のさながら梅雨晴間 日を反し梅雨晴に似る街路かな 警策の音に紛れて河鹿かな かつて狐塚興慶寺 (脳裡)
060613 迷ひ梅雨一寸先を皆知らず 天気も政治も 繕ひしもの総崩れ夏の鬱 晴雨疎らに空つ梅雨かといへば雨 暑を避けてブランデー飲む老の幸 雨蛙悟り顔して我に似る (六郷)
060612 ブルネルは孤高の勇士青き峰 家に居て蹌踉ける常や若葉寒 母を呼び捩花咲けと促しぬ 水打つて心は蝶となりゆけり 夏バテの黙せば直ぐに治りけり (名利)
060611 梅雨入の前の梅雨明らしき晴 政も天気も狂ひ水無月に 天草の匂泥壁の泥を練る 畦塗りを終へて小昼の粽食ふ 欲しけれどおくれと言へず巴旦杏 (デトツクス)
060610 羨しきろ力瘤出す入道雲 でんでん虫雨の降る日は傘楽し 母亡きに植ゑし捩花咲き上る 七変化して汝もか一人遊び 孤独ともたまには良かろ七変化 (サト婆)
060609 紙片の継接ぎが常夏炬燵 老人の暇消す仕事端居など 入院前の兄が汗拭き選句すと 団塊の世代末端草刈す ソーメンを啜るや時の消ゆる音 (御墓の掃除)
私のファンタジー的所見を寄稿します ご笑覧くだされば幸甚で(^o^)
060608 今日の分はノートを事務所に忘れているので即詠であしからず(^^) 未明食ふ一人つきりの冷奴 夏未明静寂は孤独か安寧か 入梅や(先取りで)宣言などはもう要らず 政治ごつこをする政治屋の溽暑かな 老我も昔遊びし夏休み BS朝日で車窓紀行という番組があり、なかなかい...
060607 入るとも既に滅すとも今年梅雨 ナメクジが柿の幹食ひ生きてゐる 老人が夏も欠かさずちやんちやんこ 人死んで犬死んで又夏空ろ 寿命をば少し伸ばすか緑蔭は (神代文字考)
060606 文字摺咲く冥界よりの母の使者 入りもせぬのに梅雨晴の如き晴 故分かず躰の懈き溽暑けふ 知情意の未分の中や五月尽 かくまでに早苗の滑る水の面 (「ん」の文字)
060605 工作懸念 煽動をもはや抜け出て額の花 紫陽花や房の中にも敵を置き 安寧を揺るがすメディア暑苦し 混沌を煽れば沈め夏の海 工作の一つか今年も薔薇が咲く (良呂庵鶴見房)
閑人愚語(俳句自己判断目安) よき例 ひ 時を捉へたるとき ふ 常ならぬ把握例へば雪を赤きと見たときなど み 悲しみを物に委ねて言ひ得たるとき よ 歴史を詠み込めたるとき い 物をとほして愛を伝へ得たるとき 閑人愚語2 わろき例 平凡(只事)、陳腐(古い)、通俗、理屈、観念...