chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
遊民ヤギ爺 https://blog.goo.ne.jp/yagi1854

俳句と映画のゆうゆう散歩

暫く休養後、久し振りブログに戻って来ました。何だか浦島太郎の気分です。 亦、宜しくご指導願います。

遊民ヤギ爺
フォロー
住所
港区
出身
西区
ブログ村参加

2015/07/05

arrow_drop_down
  • 二月尽

    令和4年2月28日(月)二月尽:二月終わる二月の尽きること。平年なら2月28日、閏年なら29日。尽の付く季語には「弥生尽」「九月尽」などがあるが、それぞれ弥生尽は陰暦三月の終り、「九月尽」は九月の終りの事で、行く春、行く秋を惜しむ気持ちが添う季語。これらに比し「二月尽」は歴史の浅い季語で、怱忙(そうぼう、忙しい)の間に2月が終わってしまったという感慨と、明けて仲春(3月)を迎えていよいよ春も定まるといった期待感と、喜びがこの季節に添うものといえる。ロシアのウクライナ侵攻から今日(28日)で5日となる。ロシア軍の爆撃から国外へ逃れる人々、脱出が叶わず家に籠る人達は空襲警報の度に(シェルター)等へ避難する、、、、。何時も犠牲になるのは弱者(幼児や女性等)ばかりである。中には果敢に武器(銃)を手にし徹底抗戦だと気張る...二月尽

  • 春寒し

    令和4年2月27日(日)春寒:春寒し、料峭春が立ってからの寒さ、余寒と同じであるが語感や気持ちのうえで微妙な違いがある。春寒には余寒ほど寒さの余韻はない。料峭は、春風が冷たく寒さを感じられること。二月も明日(28日)が末日、直ぐ三月、、、陽射しは少しずつ春めいて日向は心地佳いが、日が陰れば寒さにふるえる。寒暖の差も大きく、服装も様々で若者や子供達はTシャツ姿も目にするが、我々(年寄りの私も)は未だ未だ防寒具が手放せず、着ぶくれて過ごす。(寒暖に耐えられない)北京オリンピックが終り、このところ連日「ロシアのウクライナ侵攻」のニュースばかりだ、、、、。ウクライナを取り囲む様に、北側からベラルーシュ、ロシア国境から、ウクライナ東側ロシアに隣接するルカンスク州を一方的に独立させ、此処から進軍し、南のクリミア半島からミサ...春寒し

  • 三椏の花

    令和4年2月26日(土)三椏の花:結香の花中国原産で古くから日本に渡来している。三椏の栽培は室町時代頃からといわれ、和紙の原料としては「コウゾ」「ガンビ」が使われ、江戸の頃から三椏が広く使われるようになった。ジンチョウゲ科の落葉低木で、高さは約2m葉は8~15cmの長楕円形晩秋に落葉した後に枝ごとに一団の蕾を下向きに付ける。翌年の2~4月頃になると葉より先に黄色の筒状の花を咲かせる。花は切花にし、枝皮は上質の和紙の原料となる。枝が三叉する(みつまたとなる)のが特徴でこの名が在る。12月頃から蕾を生い、小型の蜂の巣のような蕾のままに越冬し、気温が高くなると開花が始まる。花は花弁のない萼片が筒状に発達した無弁花で、先端は四裂して、外面に白い綿毛が密生する。アカハナ三椏の花山野に自生し、日当たりの良い所より少し日陰に...三椏の花

  • 歌詠鳥

    令和4年2月25日(金)歌詠鳥:うぐいす日本で人に最も親しまれ、古来から詩歌にもよく詠まれている代表的な春の鳴禽である。ウグイス科に属し、雀大で身体は細く暗緑褐色(鶯色)をし、「梅に鶯」とも言われ、春の代表的な花と鳥を組み合わせた、縁起の良さを願う言葉である。姿よりも声音の称揚される鳥で、その鳴き声は地鳴きの「笹鳴」(冬の季語)に始まり、梅の咲く頃にホーホケキョと春を告げ、「春告鳥」、二月の第一声を「初音」と称して珍重するが次第に整って三月頃が最も美しい声音といわれる。巣や縄張り近くに外敵が現れると「ケキョケキョ」と何度も繰返すのが「鶯の谷渡り」で、春を過ぎる頃は「老鶯」という。繁殖期を過ぎ、地鳴き」に戻るのを「鶯音を入る」(夏の季語)俳人の夏井さつきさんの著書「絶滅寸前季語辞典」に「歌詠鳥」が記載されていたの...歌詠鳥

  • クロッカス

    令和4年2月24日(木)クロッカス:春サフランアヤメ科の球根植物、地中海沿岸や小アジア原産アイガー北壁のクロッカス薬用に栽培されるサフランの仲間で、地下に短縮肥大した塊根状の球茎を持ち、地上には茎はなく細長い葉と花を開くための花柄しかない。花の色は黄、白、紫色等がある。春咲きと秋咲きに大別されるが、春咲きのものをクロッカスという。秋に購入した球茎を水栽培し、冬中花を楽しんだ後で土に下してやると、亦明くる年に忘れずに花芽を出して花を咲かせる。早春に松葉状の葉の間から花茎を出し、可憐な花を付ける。晩秋に咲くサフランは、花を薬用やスパイスとして使用するが、早春に咲くクロッカスは観賞用にのみ栽培される。球根を植える時期は10月~11月頃で、土を2cm位被せる。寒さに強く日当たりが良い場所なら、冬場に植えっぱなしでもよい...クロッカス

  • 天皇誕生日

    令和4年2月23日(火)天皇誕生日:天長節今日2月23日は令和天皇の誕生日です。日本の国民の祝日の一つ、1948年(昭和23年)、「国民の祝日に関する法律に天皇の誕生を祝う日として「天皇誕生日」を制定した。それ迄は「天長節」と呼ばれていたが、昭和天皇の誕生日の4月29日を「天皇誕生日」とした。1988年(昭和63年)に昭和天皇が崩御された後、明仁皇太子殿下が「平成天皇」を即位され、誕生日である12月23日に変更された。「国民の祝日に関する法律」には、「日付けが変更される」という条項がなく、1989年(平成元年)に法律を改正し昭和天皇の4月29日から、今上天皇(平成)の誕生日の12月23日へ変更される。更に、平成天皇が「生前退位」された2019年(平成30年)4月30日に徳仁皇太子殿下がり令和天皇へ即位されたが、...天皇誕生日

  • タラの芽

    令和4年2月22日(火)楤の芽:うどもどき、鳥止まらず楤は林道脇などの日当たりの良い山野に自生するウコギ科のの落葉低木。木の高さは2~5m、幹はあまり枝分かれせず真直ぐに立つ。葉や茎に棘が在るので別名に「鳥止まらず」の異名がある。春先に新芽が付く。これを「タラの芽」という。地方では、「タランボ」「オニノカナボウ」「タラッペ」などと呼ばれている・若芽は美味なので、昨今ではタラの木を栽培してその若芽を全国に販売して居り、スーパー等で簡単に手に入る様である。タラの芽の野生種は棘が多いが風味、香りが佳く美味である。タラの芽の天婦羅栽培種は棘の少ないものがあり、芽が大きく多く収穫出来るが風味は、野生種に比し落ちる様だが安価で手に入り易い。楤の木は、夏(8月頃)に枝先に長さ30~50cm程ある複総状の花序をつけ、多数の白い...タラの芽

  • 飯 蛸

    令和4年2月21日(月)飯蛸:コモチダコマダコ科の蛸、全長約25cm程の小型の蛸北海道南部以南の日本近海に広く分布する。両眼の間に菱形の模様がある。亦、第三腕基部付近に輪状の金色の紋がある。俗に頭といわれる丸い部分が胴体で、春先の産卵期に一杯に詰まった卵(≒100個)を茹でると飯粒の様なのでこの名が在る。亦、食感も飯粒の様打と言われる。別称をイシダコ、春潮魚ともいう。飯蛸は年中出回るが、春の産卵期のものが美味と言われ1~4月頃に大きく成長し子持ちとなるこの時期(初春)が旬とされ、季題とされる。胴(頭のような丸い部分)に卵がビッシリ雄の飯蛸は小ぶりで安いが、胴(頭の様な部分)に卵が詰まった子持ちの雌蛸は旨く、人気があり高級品となる。飯蛸は水深20m程までの浅い砂底に多く生息し、日中は岩陰等に身を潜め、夜間に活動し...飯蛸

  • 蕗の薹

    令和4年2月20日(日)蕗の薹:蕗の芽蕗はキク科の多年草、早春にいち早く地中から萌黄色の花茎を出し、その外側は大きな鱗の様な濃赤紫色の葉で幾重にも包まれている。これが蕗の薹である。ほろ苦い風味と香りが在り、蕗味噌や天婦羅などで食される。雌雄異株で雄花は黄白色、雌花は白色。日本の方言では蕗の薹を色々な呼び名があり、青森県の津軽地方では「ばっけ」と言い、秋田県では「ばっけ」「ばんけ」「ばっきゃ」、山形県の庄内地方では「ばんけ」という。亦、北海道のアイヌ語では「マカヨ」と言われるそうだ。蕗の花期は、早春の葉が地表に出ないうちに花茎が伸びだす。これを「蕗の薹」と呼ぶ。蕗の薹は鱗状の苞葉で包まれて居り、茎先に散房状の多数の頭花(筒状花)を付ける。花茎は5~10mm程。今年もまた蕗の薹が届いた。ここ数年、岐阜の山地に出掛け...蕗の薹

  • 雨 水

    令和4年2月19日(土)雨水二十四節気の一つ、陰暦では立春の後の十五日目陽暦では今日、2月19日にあたる。時候としては「気雪散じて水と為る」とも、「土脉潤起」ともいわれ「降る雪が雨に変わり、積もった雪が解けて土が潤い始める頃」という。草木が芽生える頃で、昔から農耕の準備を始める目安の日とされて居り、「春一番が吹く頃」とも言われている。然し本格的な春の訪ずれには未だ遠く、北日本では大雪の予報も出されている。亦、昔から「雨水に雛人形を飾り始めると良縁に恵まれる」と言う伝えが在ることから、この日に雛人形を飾る事がお勧めとされているようである。今日は、午前中は薄日も在り昨日に比し温かな土曜日となり、公園には子供達の声も聞かれたが、、、、午後には、予報通りに雨が降り出して慌てて帰る子等も。3時過ぎには、帰宅する学生が雨に...雨水

  • うぐいす餅

    令和4年2月18日(金)鶯餅柔らかな薄い餅で餡を包み、青きな粉を塗したもの端をやや尖らせて鶯に似せてあり見た目も春の到来を感じ、趣が在る。うぐいす餅は、餅(亦は求肥)などで餡を丸く包み楕円形にして左右を引っ張り、うぐいすを象る。うぐいす粉を青大豆からきな粉を作り、まぶして仕上げる最近では、よもぎを混ぜた生地を使う店もあるようだ。うぐいす餅の由来は、天正年間(1580年代)の頃に、大和郡山(現、奈良県)の郡山城主の豊臣秀長(秀吉の弟)が、秀吉を招き茶会を催した。その際に作った餅菓子を秀吉が大層気に入り、「この餅を鶯餅と名付けよ」と、菓子名を下賜したといわれている。現在もこの地(郡山城の前)に和菓子屋「菊屋」を構えて、この菓子「鶯餅」を作り続けている。本家菊屋の鶯餅「御城之口餅」菊屋では、搗いた餅に普通のきな粉(黄...うぐいす餅

  • 潮路句会1月

    令和4年2月17日(木)潮路句会・新年初句会より、場所:大手コミュニテイ・センター参加者:8名(内1名不在投句)、欠席1名兼題:新年、当季雑詠赤らみて日輪を抱く冬芽かな玲子潮路抄弾かれて負独楽の息切れにけり玲子風花の日に輝うて消えにけり美保子追ひかける手よりも速き雪ばんば青魚初空に輝き放つダイヤ富士政子楠を抱きし両手の冷たさよ千里朝の雪音吸ひ込みて降りしきる輝子松ヶ枝の葉先に満つる淑気かな美智子寒柝の余韻残りて眠る街ヤギ爺※雪ばんば:綿虫の別称、雪蛍雪ばんばは、地方に依り雪の降る夜に現れる妖精のこと山梨県、愛媛県等に伝わる民話から、、、、。潮路句会1月

  • 馬酔木の花

    令和4年2月16日(水)馬酔木の花:あしび、あせびツツジ科の常緑小低木、高さは3m早春に白色の壺状の花を多数開き、累々と房状に垂れる。山地の乾いた土地に好んで自生し、人家の庭にも植えられる。牛馬が食べると痺れて酔ったようになるので馬酔木という。標準的な和名は「あせび」という。葉は煎じて殺虫剤になるとても有毒な植物である。本州・四国・九州の暖地に生息し、園芸品種には桃色もある。木材は堅く、薪炭材や細工物に使用される。秋(9,10月)、扇球状の実が成り、熟すると黒くなる。実や葉は有毒であり、花言葉は「危険」「清純な心」と、旨い花言葉を付けたものだ。(何方が造るのだろう)名古屋の東山植物園に、「万葉の道」と言う名の散策路が在る。吟行に訪れると必ず通る小径、、、、季節の植物があり、静かな森の中を歩くと喧噪を忘れさせる。...馬酔木の花

  • わかめ

    令和4年2月15日(火)若布:わかめ、めかぶとろろ褐藻類コンブ科の海藻、北海道室蘭以南から九州迄分布。葉は褐色または暗褐色で、全長1~3mにもなる。中央の中肋から左右に幅広の葉状部が広がる。胞子によって芽が出て春先から初夏にかけて繁茂する。若芽刈は2~4月が盛んで、若芽刈船が出て竹竿の先に鎌を付けてた道具で若芽を刈る。海藻大国日本(中日新聞、日曜版より引用)日本や韓国等の東アジアの国々では、古くから海藻を食べる食文化が定着しているが、欧米などでは一部(英国北部、アイルランド、ノルウエー、カナダ、ニュージーランド、アラスカ等)を除き、海藻を食べる習慣がない。日本では食材として重要なワカメは、海外では異なる。ワカメの胞子が海中で広がり繁殖し、貨物船等のスクリューに海藻が絡まったり、牡蠣やムール貝等の養殖に多大な被害...わかめ

  • 国府宮はだか祭り

    令和4年2月14日(月)国府宮はだか祭り:儺追神事愛知県稲沢市の尾張大国霊神社(国府宮)に於いて、毎年恒例の「国府宮はだか祭り」が行われました。正式名称は「儺追神事」と言い、1250年前の奈良時代(767年)に称徳天皇の勅令により全国に在る国分寺で「悪疫退散」の祈祷が行われた際に、尾張国府宮の「尾張大国霊神社」に於いて祈祷をした事より始まったと在れる。尾張地方に春を呼ぶ祭りとして定着し、「裸の寒祭り」が結び付いて江戸時代に現在の形になった。神男、決定「儺追」は、儺を負う人(神男)を仕立て「儺負捕り」と称して、裸男が揉みあう形態になったとされている。祭りの開始は旧暦の正月13日、42歳の厄年の男を中心に、サラシの褌に白足袋姿の数千人が集まり、寒さを吹き飛ばすために揉みあい「神男」に触れるとご利益が得られると言われ...国府宮はだか祭り

  • 名古屋港水族館

    令和4年2月13(日)名古屋港水族館久方ぶりに名古屋港水族館へ出かける。マンションの排水管改修工事のため、一日トイレが使えない。老い二人、トイレが近く一日寒さを凌ぐにはと出かけた。子供達の所は二人とも、受験シーズンで慌ただしく迷惑をかけられない。(止むを得ない)カミさんと二人、何年ぶりだろう、、(孫達が成長、受験だ)コロナ過の水族館、休日(土・日・祝)は予約制だが平日は予約の必要なし、、、、、二人共、敬老手帳(65歳以上)を見せ半額(千円)で入館。さぞや閑散と思いきや、意外と賑わいを見せている。小学校の団体(社会科実習)があるものの彼らと別行動をすれば、広い館内スムーズ(密を避けられる)である。小さな子の手を引く家族連れ、平日にも拘わらず若いカップルの姿も多く所々でスマホ(記念写真)、、、、、。イルカの骨格標本...名古屋港水族館

  • 白 梅

    令和4年2月12日(土)梅:白梅バラ科の落葉低木、中国原産で日本へは8世紀頃渡来した。多数の園芸品種があるが早春、葉に先立って前年の枝の葉腋に1~3個ずつ花を付ける。梅には様々な品種があるが、白梅の方が紅梅より早く、毎年1~3月頃に開花する。五弁の花は香気が高く、平安時代に以降には特に花の香りを賞で、詩歌にも詠まれるようになった。万葉集では、梅の歌は萩に次いで人気が高く、春の花を代表するものとなった。詠み方も細やかで殊に匂いを多く詠む様になる。花の色は白、薄紅、紅など、一重、八重咲き等と多種ある。梅の中でも白色、一重の花を付ける野梅は最も多く分布して居り、今でも多くの庭園、梅園などに植えられている。梅一倫一輪ほどの暖かさ服部嵐雪と、梅の咲き出す頃の季節感がよく詠みこまれたこの句は梅の咲き初める頃を表し、親しまれ...白梅

  • 建国記念の日

    令和4年2月11日(金)建国記念の日:紀元節二月十一日は建国記念の日です。第二次世界大戦で日本が敗れるまでは「紀元節」といわれた。神武天皇即位の日とされる日を陽暦に換算したものであるが、終戦後の1948年(昭和23年)に廃止された。1966年(昭和41年)に「建国記念の日」として政令公布され、翌1967年(昭和42年)から国民の祝日となった。世界では「建国記念日」を法律で定めて祝日とする国は多いが、何を持って建国記念日とするかは国により異なる。日本では、建国記念の日(紀元節)は、神倭伊波礼比古命(カムヤマトイワレビコノミコト)が神武天皇として、初代天皇に即位した日とされている。建国記念の日は日本が建国された日を指すものではなく、日本という国が建国された事象(事の成行き・様子)その事をお祝いする日である。大國魂神...建国記念の日

  • 寒 晒

    令和4年2月10日(木)寒晒:寒曝米などの穀類、馬鈴薯などを粉にして寒中の水に幾度もつけて、更に寒気に晒すことをいう。また、それによって精製された粉末のこと。糯米を石臼でひき寒中の水で洗い,数日水に晒した後に乾したものが白玉粉であるが、白玉粉そのものを「寒晒」「寒晒粉」と呼ぶこともある。寒の水で晒した物は余分な脂肪が流れ、きめの細かな上質の粉となる。現代では、ほぼ全行程が機械化されたが季節感は残る。そば粉等の寒晒しや、紙漉きに用い楮(コウゾ)の寒晒しなどもこの寒い時節に行われている。今朝の中日新聞に「飛騨染めの寒ざらし」の記事が載った。岐阜県飛騨地方の祭り衣装などに施す「飛騨染」の仕上げ作業の寒ざらしが、高山市に在る「ゆはら染工」で最盛期を迎えている。年明けから始まった作業は三月中旬まで続く。飛騨染めは岩や金属...寒晒

  • 山茱萸の花

    令和4年2月9日(水)山茱萸の花:春黄金花ミズキ科の落葉小高木、高さ≒3m早春、小枝の先に黄金の小さな花が珠のように集まる。庭木として観賞用に植えられる。和名は、「春黄金花」(ハルコガネバナ)と言う名がある。晩秋になると紅色の楕円形のグミの実に似た果実を付けるので、別名を「秋珊瑚」とも呼ばれる。江戸の享保年間に中国から朝鮮半島を経由して渡来した。当時は薬用として栽培され、漢方薬の山茱萸として滋養強壮に用いられた。名古屋の東山植物園へ行き、「万葉の里」の山道を散策していると、野辺一帯に山茱萸の花の鮮やかな黄色が現れ、花の少ない山道をパッと明るく華やかせてくれる、、、、今日の1句(俳人の名句)さんしゅゆの花のこまかさ相ふれず長谷川素逝山茱萸の花

  • 満 作

    令和4年2月8日(火)満作:金縷梅マンサク科の落葉小高木高さは3~6m各地の山に自生し早春、葉に先立って黄色い線状の捻じれた四弁花が枝いっぱいに咲く。早春の山野に「先ず咲く」が訛ってマンサクという。亦、枝枝に咲き満つことから満作(マンサク)との説もあるようだ。紐状の黄色い花が、稲の豊年満作を思わせるからともいわれている。野の趣があり、花の時期が早いので季節感を重んじる茶花として、生けることも多いようである。蒴果は卵状球形(楕円形)で二つに裂け、光沢の在る黒い種子をはじき飛ばす。葉は菱状の楕円形で、縁には波状の鋸歯がある。葉は吐血剤として使用される。白鳥庭園では、池の畔の雪吊を背にして満作の花が時折の風に、黄色の花をゆらしていた。今日の1句満作の細やかにはためけるヤギ爺満作

  • 北方領土の日

    令和4年2月7日(月)北方領土の日今日2月7日は、北方領土の日だそうである。1981年(昭和56年)日本政府が北方領土の返還運動の推進と国民の関心と理解を深めることを目的に閣議決定し制定した。北方領土は現在ロシアが実効支配している国後島・択捉島・歯舞群島・色丹島の四島を指す。記念日とした日付は日本(江戸幕府)とロシア(帝政ロシア)の間で、最初に国境の取決めを行ったのが1855年(安政元年)の「日露和親条約」の締結日に由来。伊豆の下田において調印されたこの条約では、当時の日本では「日魯和親条約」と表記されていた。この条約では北方領土は、日本の領土として認められていた。北方領土国後島:1489㎢、根室半島と知床半島の中間、沖合16km択捉島:3167㎢、日本最北端、過ってサケ、マスの加工場有る歯舞群島:95㎢、樹木...北方領土の日

  • 冴え返る

    令和4年2月13日(日)冴え返る:寒もどり春先、すこし暖かくなりかけたと思うと急にまた寒さがぶり返すことをいう。「冴ゆ」は、光・音・色などの澄むという意味があり、寒さでも冷えが伴う冬の季語で「冴え返る」の寒さにもそうした感じがある。殊に春先の寒暖の気温の変化が大きくなり、戸惑うことが多くなることをいう。一旦緩んだ地上の凍てもふたたび基に戻るので「冴返る」とも「寒が戻る」とも言われている。寒さがぶり返すと、ゆるんだ気持ちが再び引き締まり、万象が冴え返る感じを表す。昨夜から降り出した(降ったり、止んだり)雪は明け方迄降り続き、この地でも少し積雪が在った。車や公園も白くなり、家並みは薄っすら雪化粧、、、、道路には積雪はなく、時折走る車もゆっくり、静かな日曜日である。新聞ガコトリ、早速玄関へ向かう。北京五輪、日本メダル...冴え返る

  • コロナワクチン接種

    令和4年2月5日(土)コロナワクチン3回目接種先日(2月3日)、コロナワクチン3回目の接種を終えた。前回(昨年6月17日)の2回目接種から7カ月半を経過し、予想していたより早く接種が出来たことに感謝したい。予定時間(12時)より30分程早く接種会場(診療所)到着。一般診療の方が数名残って居り、待合室へ案内される。次々に接種者が来られ、予定の10名が揃い受付開始、、、看護士より、受診票のチェックと諸注意を受けて間もなくして順番に呼ばれ(私が最初)診察室へ入る。この日は、私は冬のコートの下に半袖のTシャツ1枚、腕を捲り揚げ、「力を抜いて、ダラッと腕を下げて下さい、、、」アッという間(ものの1分)に終了した。「15分程、そのまま待機してください」看護士の指示に従う。皆さん弁えて居られ厚着はせず、スムーズに接種が進む、...コロナワクチン接種

  • 立 春

    令和4年2月4日(金)立春:春来る春、最初の二十四節気の節にあたる。太陽黄経が315度の日で陽暦の2月4日頃。実際には未だ寒く、草木の芽吹きやコートを脱ぐなどの本当の春お到来は未だ先の事のようで、今朝も早々にストーブを点けた。今朝の気象庁の発表では、また真冬の寒気が到来し、週末には名古屋の平野部でも積雪の恐れが在るとの予報。「早春賦」に在る様に「春は名のみの風の寒さや」である。とはいえ立春と聞き、今日から春なのだと思うと気配もやわらぎ先駆けて春を味わう気分となる。句仲間からは「先日の吟行で、梅が咲き始め万作もそろそろ、、、そうそう、笹なき(鶯)を初めて聞いて感動した」とのメール。暦の上での立春は、寒さのドン底で春が立ち、「春寒」等と言って寒さにうち震える事も多い。唯、立春は寒さの中に光の強まりにより、いち早く春...立春

  • 節 分

    令和4年2月3日(木)節分:豆撒き本来は、二十四節気の気候の移り変る立春・立夏・立秋・立冬の前日の総称である。それが次第に立春の前日の年越しの夜を指す様になった。立春の前日に冬と春との分かれ目、旧年中の厄払いをする。豆を撒く年越し行事は、文武天皇の御代からはじまる。二十四節気は立春から始まり、「大寒」を以って一巡するが、その大寒の最終日が「節分」で、翌日が立春なので待ちに待った新しい春を迎える喜びに浮き立つ気分がある。この夜、邪気を追放させるために家々では戸口や窓に、焼いた鰯の頭と柊の枝を挿したり、鬼打ち豆と称して炒った豆を撒き亦、自分の年の数だけ豆を食べる習慣がある。豆撒きは、宮中で行われた「追儺式」に起源を持つと言われる。追儺式では、殿上人が鬼に扮した舎人を追い回し、桃の弓に葦の矢を番えて射たという。大晦日...節分

  • 探 梅

    令和4年2月2日(水)探梅:梅探る、春信漢詩では「観梅」梅林や庭園の梅を見ることであるのに対し、「探梅」とは雪深い山野に梅を尋ねることをいう。宋の陸遊は、「僧は約す渓橋探梅を共にする」と呼んだ。亦、「春信」とは春の知らせのことで、春が訪れ花開き鳥が鳴くことという。早梅を探って山野を歩き廻るのが探梅または探梅行という。名所といわれる所の梅林の花を見るのとは、少し違う様だ。観梅:梅見梅の花を愛でること。但し梅の花は古来、その姿・形よりも清楚な匂いに注目されて来た様である。元禄10年(1697年)刊行の有賀長伯著「花のまさご」にも、「梅は花の色よりも匂ひを賞翫(しょうがん)するよし也」と記述されている。人々は早春に、馥郁と香る梅を愛でに出かけるのである。万葉集の巻十にも、既に「ももしきの大宮人は暇あれや梅を挿頭してこ...探梅

  • なめこ

    令和4年2月1日(火)滑子:なめこ広葉樹の山毛欅(ぶな)や楢(なら)等の倒木や切り株等に生じる茸。野生のものは香りが在り、傘は半球形で後に扁平となり、その大きさは3~8cmくらいである。天然もの全体に茶褐色でぬめりに覆われている。寒さに強く早くから東北地方で栽培され、今ではオガクズ等を用いて大量に出回るようになったが、風味に乏しい。普通あナメスギタケ、ヌメリスギタケなどの事をこう呼ぶが地方に依っては他の茸のことを指すので紛らわしい。現在流通しているものの殆どは、菌床栽培品であるが過っては平箱で種菌接種後、自然状態と変わらぬ環境下で、屋外でも栽培が行われていた。菌床栽培、今では栽培期間を短くするために、空調管理された室内で、「平箱」「ブロック」「ビン」栽培が行われている。菌床の培地は広葉樹のオガクズに粉糠や衾(ふ...なめこ

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、遊民ヤギ爺さんをフォローしませんか?

ハンドル名
遊民ヤギ爺さん
ブログタイトル
遊民ヤギ爺
フォロー
遊民ヤギ爺

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用