chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
<クラシック音楽LPレコードファン倶楽部(LPC)> 
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2016/04/22

arrow_drop_down
  • ◇クラシック音楽LP◇絶頂期のエリー・アメリンクが歌うシューマン歌曲集

    ~シューマン歌曲集~きみにささぐop.25-1ことずてop.77-5あこがれop.51-1問いop.35-9わたしの美しい星op.101-4まつゆき草op.79-27新緑op.35-4時は春op.79-24牛飼いのおとめop.90-4森へのあこがれop.35-5最後の花も枯れてop.104-6ジャスミンの木op.27-4ちょうちょうop.79-2くるみの木op.25-3てんとう虫op.79-14小さいふくろうop.79-11森の語らいop.39-3ローレライop.53-2海の妖精op.125-1眠りの精op.79-13トランプ占いの女op.31-2ソプラノ:エリー・アメリンクピアノ:イエルク・デムス録音:1967年LP:テイチク(ハルモニアムンディレコード)ULS-3150-HこのLPレコードの帯に「アメ...◇クラシック音楽LP◇絶頂期のエリー・アメリンクが歌うシューマン歌曲集

  • ◇クラシック音楽LP◇忘れ去られた名指揮者パウル・ファン・ケンペン指揮ベルリン・フィルのベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」

    ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」指揮:パウル・ファン・ケンペン管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団録音:1953年5月26日~28日、ベルリンLP:日本フォノグラム(フィリップスレコード)13PC‐260これは、オランダとドイツで活躍した名指揮者パウル・ファン・ケンペン(1893年―1955年)の雄大な指揮の有様を存分に鑑賞できる貴重なLPレコードである。私は最初に、このケンペンの「英雄」のLPレコードを聴いた時、「これはフルトヴェングラーの指揮のレコードの間違えではないのか」と疑ったほどである。よく“フルトヴェングラーの前にフルトヴェングラーなし、フルトヴェングラーの後にフルトヴェングラーなし”と言われるぐらいフルトヴェングラーは傑出した指揮者で、誰も真似などできないと信じられていた。しかし、...◇クラシック音楽LP◇忘れ去られた名指揮者パウル・ファン・ケンペン指揮ベルリン・フィルのベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」

  • ◇クラシック音楽LP◇ウィーンの名手たちによるブラームス:ホルン三重奏曲/クラリネット三重奏曲

    ブラームス:ホルン三重奏曲クラリネット三重奏曲<ホルン三重奏曲>フランツ・コッホ(フレンチ・ホルン)ワルター・バリリ(ヴァイオリン)フランツ・ホレチェック(ピアノ)<クラリネット三重奏曲>レオポルド・ウラッハ(クラリネット)フランツ・クワァルダ(チェロ)フランツ・ホレチェック(ピアノ)発売:1964年LP:キングレコード:MH-5173LPレコードの音は、自然の滑らかさ、しかも温もりのある音質特性であるのが何より素晴らしい。ある人は「レコード以外の音が水道水とするなら、レコードの音は、こんこんと湧きいずる深い山峡の自然水のようだ」とLPレコードの音を評している。そんなLPレコードには、室内楽とはとりわけ肌合いが良さそうである。今回は、知る人ぞ知る的な曲とでも言える、室内楽の取って置きの名曲、ブラームス:ホ...◇クラシック音楽LP◇ウィーンの名手たちによるブラームス:ホルン三重奏曲/クラリネット三重奏曲

  • ◇クラシック音楽LP◇不世出の天才ピアニスト ディヌ・リパッティのモーツァルト:ピアノ協奏曲第21番、ピアノソナタ第8番/バッハ:パルティータ第1番

    モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番ピアノソナタ第8番バッハ:パルティータ第1番ピアノ:ディヌ・リパッティ指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン管弦楽:ルツェルン音楽祭管弦楽団LP:東芝音楽工業AB‐8048これは、僅か33歳でこの世を去った天才ピアニストのディヌ・リパッティ(1917年―1950年)を偲ぶLPレコードである。リパッティの特徴である、演奏が純粋な美しさに溢れ、あたかも天上の音楽を奏でるが如く、しかも、それらが常に背筋をぴーんと伸ばしたような構成美に貫かれた演奏を聴いていると、“不世出の天才ピアニスト”という言葉が自然と脳裏に浮かび上がる。もうこんなピアニストは出現しないのかもしれない。その意味でリパッティの遺した録音は、“人類の宝”と言っても決して言いすぎでないほど価値のあるものだ。リパッティは...◇クラシック音楽LP◇不世出の天才ピアニストディヌ・リパッティのモーツァルト:ピアノ協奏曲第21番、ピアノソナタ第8番/バッハ:パルティータ第1番

  • ◇クラシック音楽LP◇サンソン・フランソワのショパン:24の前奏曲/ 4つの即興曲

    ショパン:24の前奏曲4つの即興曲ピアノ:サンソン・フランソワ発売:1971年LP:東芝音楽工業AA‐8047ショパンが作曲した前奏曲は、「24曲の前奏曲」からなる作品に加え、独立曲2曲を合わせた合計26曲ある。このLPレコードに収録されているのは、「24の前奏曲」作品28である。これら24の作品は、いずれも小さな曲で、24の長短調すべてに対応する曲が含まれている。これは、バッハの平均律クラヴィーア曲集にある前奏曲に基づいたものと言われている。この24曲の前奏曲は、1839年1月にマジョルカ島で完成している。24曲全曲を通して聴いても少しの飽きが来ないのは、ショパンの天才の成せる業であろう。抒情的な曲や愛らしい曲に挟まれ、ショパンの激情が一挙にほとばしる曲もある。“ショパンのピアノ曲は花束の陰に大砲が潜ん...◇クラシック音楽LP◇サンソン・フランソワのショパン:24の前奏曲/4つの即興曲

  • ◇クラシック音楽LP◇フリッチャイ指揮ベルリン放送響のバルトーク:管弦楽のための協奏曲

    バルトーク:管弦楽のための協奏曲指揮:フェレンツ・フリッチャイ管弦楽:ベルリン放送交響楽団録音:1957年4月9、10日発売:1974年LP:ポリドールMH5055バルトークの管弦楽のための協奏曲は、1943年に作曲された5つの楽章からなる管弦楽曲で、バルトーク晩年の傑作である。バルトークの作品は、往々にして、難解であるか、あるいは民族色が濃く反映され、誰もが気楽に楽しめるといった大衆性が薄い作品が少なくない。ところが、この晩年の傑作である管弦楽のための協奏曲は、バルトーク独特のリズム感を失わず、しかも誰が聴いても親しみやすいメロディーが散りばめられ、しかもオーケストラの持つダイナミックスさを存分に発揮させるので、多くの愛好者を持っている曲なのである。この曲は、1943年当時ボストン交響楽団の音楽監督だっ...◇クラシック音楽LP◇フリッチャイ指揮ベルリン放送響のバルトーク:管弦楽のための協奏曲

  • ◇クラシック音楽LP◇グリュミオー・トリオ&マクサンス・ラリューのベートーヴェン:セレナード(作品8/作品25)

    ベートーヴェン:セレナード作品8(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための)セレナード作品25(フルート、ヴァイオリン、ヴィオラのための)弦楽三重奏:グリュミオー・トリオアルテュール・グリュミオー(ヴァイオリン)ジェルジ(ゲオルク)・ヤンツェル(ヴィオラ)エヴァ・ツァコ(チェロ)フルート:マクサンス・ラリュー録音:1968年9月13日、15日発売:1979年LP:日本フォノグラム(フィリップスレコード)13PC‐46ベートーヴェンは、バガテルや民謡のような小品も数多く作曲している。それらの作品は、滅多に演奏会では採り上げられないし、録音も少ないので、一般のクラシック音楽ファンは聴くチャンスに恵まれない。今回のLPレコードのセレナードも、それらの小品と同じとは言わないが、あまり聴くチャンスがない曲であろう。こ...◇クラシック音楽LP◇グリュミオー・トリオ&マクサンス・ラリューのベートーヴェン:セレナード(作品8/作品25)

  • ◇クラシック音楽LP◇モーツァルト:フェレンツ・フリッチャイ指揮ウィーン交響楽団のモーツァルト:交響曲第29番/第39番

    モーツァルト:交響曲第29番/第39番指揮:フェレンツ・フリッチャイ管弦楽:ウィーン交響楽団録音:1961年3月13、23、25日、ウィーン、ムジークフェラインザールLP:ポリドール(ドイツグラモフォン)MGW5177モーツァルトの交響曲第29番は、1773年の暮れからから翌年の春にかけて作曲された9曲の交響曲の中の一曲。5曲目までがイタリア風序曲の形式であるのに対し、残りの4曲はウィーン風の4楽章で構成され、第29番はこの3番目の曲として、ザルツブルクで作曲された。当時、この地にいたハイドンの5歳年下の弟のヨハン・ミヒャエル・ハイドン(1737年―1806年)の影響を強く受けた作品と言われている。ヨハン・ミヒャエル・ハイドンは、宮廷及び大聖堂オルガニストを務め、交響曲もモーツァルトと同じく40曲あまり遺...◇クラシック音楽LP◇モーツァルト:フェレンツ・フリッチャイ指揮ウィーン交響楽団のモーツァルト:交響曲第29番/第39番

  • ◇クラシック音楽LP◇スメタナ四重奏団&ヨセフ・スークのドヴォルザーク:弦楽五重奏曲 変ホ長調 作品97

    ドヴォルザーク:弦楽五重奏曲変ホ長調作品97弦楽五重奏:スメタナ四重奏団&ヨセフ・スーク(第1ヴィオラ)イルジー・ノヴァーク(第1ヴァイオリン)リュボミール・コステツキー(第2ヴァイオリン)ミラン・シュカンパ(第2ヴィオラ)アントニーン・コホート(第1ヴィオラ)発売:1977年8月LP:日本コロムビアOX‐1017‐Sドヴォルザークは、生涯に3曲の弦楽五重奏曲を残している。それらは、イ短調作品1(ヴァイオリン2、ヴィオラ2、チェロ)、ト長調作品77(ヴァイオリン2、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)、それにこのLPレコードに収録されている変ホ長調作品97(ヴァイオリン2、ヴィオラ2、チェロ)の3曲だ。この曲を作曲していた頃、ドヴォルザークは、ニューヨークのナショナル音楽院の院長に就任しており、アメリカに滞在...◇クラシック音楽LP◇スメタナ四重奏団&ヨセフ・スークのドヴォルザーク:弦楽五重奏曲変ホ長調作品97

  • ◇クラシック音楽LP◇ギーゼキングのモーツァルト:ピアノ協奏曲第20番/第24番

    モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番/第24番ピアノ:ワルター・ギーゼキング指揮:ハンス・ロスバウト(第20番)/ヘルベルト・フォン・カラヤン(第24番)管弦楽:フィルハーモニア管弦楽団LP:東芝音楽工業AB‐8064ワルター・ギーゼキング(1895年―1956年)は、ドイツの名ピアニスト。全盛時代は、楽譜に忠実に演奏する“新即物主義”のピアニストとして名声を博した。今、ギーゼキングのLPレコードを聴くと、特別な弾き方だとは感じられないが、当時は、ロマン派の名残であろうか、ピアニストの興の赴くまま、恣意的な演奏が普通であったようで、楽譜に忠実に演奏する“新即物主義”のピアニストは、珍しい存在であったのだ。しかし、ギーゼキングが“新即物主義”のピアニストだからといって、技巧一辺倒の機械的な演奏家かというと、実...◇クラシック音楽LP◇ギーゼキングのモーツァルト:ピアノ協奏曲第20番/第24番

  • ◇クラシック音楽LP◇ワルター&ベアトリス・クリーン夫妻によるフランス4手ピアノ作品集

    ミヨー:“スカラムーシュ”(2台ピアノ)フォーレ:“ドリー”(ピアノ連弾)ビゼー:“子供の遊び”(ピアノ連弾)ピアノ:ワルター・クリーンベアトリス・クリーンLP:ワーナー・パイオニアH‐4529VこのLPレコードは、ワルター・クリーン&ベアトリス・クリーン夫妻による“フランス4手ピアノ作品集”である。ワルター・クリーン(1928年―1991年)は、オーストリアのグラーツに生まれ、ウィーン音楽アカデミーで学び、またイタリアではミケランジェリに師事した。1951年「ブゾーニ国際コンクール」で入賞を果たす。1953年ウィーンでデビューし、同年「ロン=ティボー国際コンクール」で入賞。また、1953年には「ベーゼンドルファー賞」を受賞している。1969年アメリカでデビュー。初来日は1980年2月。モーツァルトやブラ...◇クラシック音楽LP◇ワルター&ベアトリス・クリーン夫妻によるフランス4手ピアノ作品集

  • ◇クラシック音楽LP◇カザルスをも凌駕すると言われたフォイアマンのドヴォルザーク:チェロ協奏曲

    ドヴォルザーク:チェロ協奏曲チェロ:エマヌエル・フォイアマン指揮:ミハエル・タウベ管弦楽:ベルリン国立歌劇場管弦楽団録音:1927年、ベルリンLP:キャニオン・レコード(ARTICORECORDS)YD‐3010その全盛時代には、カザルスおも凌駕するとまで言われたエマヌエル・フォイアマン(1902年―1942年)は、ロシア出身のオーストリアおよびアメリカで活躍した名チェリスト。フォイアマンが5歳の時の1907年に一家でウィーンへと移り住み、1914年11歳の時にフェリックス・ワインガルトナー指揮ウィーン・フィルと共演しデビューを飾る。1917年、フォイアマンはライプツィヒの高等音楽院で学び、その後、ギュルツェニヒ管弦楽団首席チェリストに就任。1920年にベルリンにおいてフルトヴェングラー指揮ベルリン・フィ...◇クラシック音楽LP◇カザルスをも凌駕すると言われたフォイアマンのドヴォルザーク:チェロ協奏曲

  • ◇クラシック音楽LP◇ドイツの名バリトン ハンス・ホッターが歌うブラームス歌曲集

    ブラームス:歌曲集メロディーのように日曜日恋歌とく来れかしわれらさまよいぬ喜びに満ちたぼくの女王よサッフォー風の頌歌ことづて夏の夕べ月の光セレナーデ郷愁(2):帰り道はどこ教会墓地にて帰郷さびしき森にありてお前がほほえめば裏切りバリトン:ハンス・ホッターピアノ:ジェラルド・ムーアLP:東芝音楽工業AB-8020このLPレコードの歌手のハンス・ホッター(1909年―2003年)は、ドイツ出身の名バリトン。ミュンヘン音楽大学で学び、1930年オペラにデビューを果たす。以後、プラハ国立歌劇場、ハンブルク国立歌劇場、バイエルン国立歌劇場などで活躍した。1947年ロンドンのコヴェントガーデン王立歌劇場、さらに1950年メトロポリタン歌劇場でもデビューを果たし、世界的オペラ歌手の地位を確立する。そして1952年からは...◇クラシック音楽LP◇ドイツの名バリトンハンス・ホッターが歌うブラームス歌曲集

  • ◇クラシック音楽LP◇ベイヌム指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団のシューベルト:交響曲第8番「未完成」/第3番

    シューベルト:交響曲第8番「未完成」交響曲第3番指揮:エドゥアルト・ファン・ベイヌム管弦楽:アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団録音:1957年5月23日~25日(8番)/1955年6月6日~9日、アムステルダム・コンセルトヘボウ発売:1976年LP:日本フォノグラム(フィリップスレコード)PC‐5511このレコードは、名指揮者エドゥアルト・ファン・ベイヌム(1901年―1959年)が、長年にわたり常任指揮者を務めた名門オーケストラ、アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団を率い、シューベルトの交響曲を録音したもの。ベイヌムは、オランダ東部の町アルンヘムで生まれ、アムステルダム音楽院で学び、最初はピアニストとしてデビューしたが、その後指揮者に転向した。1938年、メンゲルベルクとともにアムステルダム・...◇クラシック音楽LP◇ベイヌム指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団のシューベルト:交響曲第8番「未完成」/第3番

  • ◇クラシック音楽LP◇アイザック・スターンのバルトーク:ヴァイオリンソナタ第1番/第2番

    バルトーク:ヴァイオリンソナタ第1番/第2番ヴァイオリン:アイザック・スターンピアノ:アレキサンダー・ザーキン録音:1967年3月22日(第1番)、1968年11月27日(第2番)、ニューヨークLP:CBS/SONY18AC774名ヴァイオリニストであったアイザック・スターン(1920年―2001年)は、生まれはウクライナであるが、生後間もなく家族と共にサンフランシスコに移住したので、アメリカのヴァイオリニストとして知られている。サンフランシスコ音楽院でヴァイオリンを学び、1936年にデビューを果たす。以後、アメリカを代表するヴァイオリニストとして国際的に活躍。一方では、スターンは、教育者としても実績があり、パールマン、ズーカーマン、ミンツ、ヨーヨー・マ、ジャン・ワンなどを育てた。1960年には、カーネギ...◇クラシック音楽LP◇アイザック・スターンのバルトーク:ヴァイオリンソナタ第1番/第2番

  • ◇クラシック音楽LP◇ポール・パレー指揮デトロイト交響楽団のラヴェル&イベール管弦楽作品集

    ラヴェル:スペイン狂詩曲(夜への前奏曲/マラゲーニャ/ハバネラ/祭り)道化師の朝の歌なき王女のためのパヴァーヌラ・ヴァルスイベール:寄港地(ローマ、パレルモ/チェニス、ネフタ/ヴァレンシア)指揮:ポール・パレー管弦楽:デトロイト交響楽団録音:1962年発売:1976年LP:日本フォノグラフ(フィリップスレコード)このLPレコードは、ラヴェルとイベールの異国情緒たっぷりの音楽が、ポール・パレー指揮デトロイト交響楽団の演奏で聴ける楽しさ溢れる録音である。デトロイト交響楽団を世界有数のオーケストラに育て上げたことで知られるポール・パレー(1886年―1979年)は、フランス人の作曲家兼指揮者。パリ音楽院で学び、世界的な作曲賞であるローマ大賞を受賞。第一次世界大戦後から本格的な指揮者活動に入り、コンセール・ラムル...◇クラシック音楽LP◇ポール・パレー指揮デトロイト交響楽団のラヴェル&イベール管弦楽作品集

  • ◇クラシック音楽LP◇フランス人演奏家によるシューマン:ピアノ三重奏曲第1番/第3番

    シューマン:ピアノ三重奏曲第1番/第3番ジャン・ユボー(ピアノ)ヘンリ・マルケル(ヴァイオリン)ポール・トルトゥリエ(チェロ)発売:1976年LP:RVC(ΣRATO)ERA‐1098シューマンは、ピアノ三重奏曲として、第1番~第3番のほかに「幻想小曲集」の合計4曲を残している。このうち最も有名な曲がピアノ三重奏曲第1番である。これは1847年6月に、妻であるクララの誕生日を祝って書かれた曲で、メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲第1番とともにロマン派を代表するピアノ三重奏曲に数えられている。曲は4つの楽章からなり、全体にロマンの香りが濃く漂うが、ただそれだけではなく、強固な構成力と強靭な精神性にも貫かれており、現在でもピアノ四重奏曲、ピアノ五重奏曲と並び、シューマンの人気のある室内楽曲に数えられている。特に...◇クラシック音楽LP◇フランス人演奏家によるシューマン:ピアノ三重奏曲第1番/第3番

  • ◇クラシック音楽LP◇ピエール・モントゥー指揮ウィーン・フィルのブラームス:交響曲第2番

    ブラームス:交響曲第2番指揮:ピエール・モントゥー管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団発売:1976年LP:キングレコードGT9068このLPレコードは、巨匠ピエール・モントゥー(1875年―1964年)が、ブラームスを指揮した録音であるところに価値がある。というのは、モントゥーはフランス人でありながら、ブラームスを敬愛し、ブラームスが晩年の頃に本人の前で演奏をしたことを終生誇りにしていたというほど。つまり生粋のフランス人でありながら、ベートーヴェンやブラームスなどのドイツ・オーストリア系作曲家の作品も得意としていたのだ。そんな指揮者のピエール・モントゥーの経歴を見てみよう。フランス、パリ出身。パリ音楽院でヴァイオリンを学び、同時に指揮活動も行う。1906年にコロンヌ管弦楽団を指揮してデビューを飾る...◇クラシック音楽LP◇ピエール・モントゥー指揮ウィーン・フィルのブラームス:交響曲第2番

  • ◇クラシック音楽LP◇コレギウム・アウレウム合奏団によるモーツァルト:喜遊曲第11番/第10番

    モーツァルト:喜遊曲第11番/第10番室内合奏:コレギウム・アウレウム合奏団録音:1963年、ドイツ、キルヒハイム・フッガー城、糸杉の間LP:テイチク(ハルモニアムンディ)ULS‐3128‐H喜遊曲(ディベルティメント)は、社交会や宴会のときに、室内で独奏楽器群により演奏される音楽で、楽しい旋律に飾られ、内容も軽妙な作風の曲のことをいう。18世紀のドイツを中心に持て囃され、ハイドンやモーツァルトなどが盛んに書いた。通常4楽章以上の構成で、第1楽章はソナタ形式で書かれ、その他の楽章はメヌエットなどの舞曲が用いられる。楽器の編成は、弦楽器が中心で、それに管楽器が加わる。18世紀半ば以降は、弦楽四重奏曲や交響曲に関心が移り、喜遊曲は表舞台から徐々に姿を消すことになる。それでも後になりバルトークなどが作曲したこと...◇クラシック音楽LP◇コレギウム・アウレウム合奏団によるモーツァルト:喜遊曲第11番/第10番

  • ◇クラシック音楽LP◇カラヤン指揮ベルリン・フィルのバレエ組曲「コッペリア」/「レ・シルフィード」

    ドリーブ:バレエ組曲「コッペリア」ショパン(ダグラス編曲):バレエ組曲「レ・シルフィード」指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団LP:ポリドール(ドイツ・グラモフォン)2535189バレエ「コッペリア」は、ホフマンの短編小説「眠りの精」を基にドリーブが作曲し、1870年5月25日にパリのオペラ座で初演された。舞台となるのは、ハンガリーとポーランドの国境地帯にあるガリヴァという街。人形つくりのコッペリウスは、コッペリアと名付けた若い娘の人形をつくって2階の窓際に置いておいたことから物語が始まる。最後には、コッペリアの身代わりになったスワニルダが人形つくりの仕事部屋をめちゃくちゃにして、恋人のフランツと逃げて行く、というのが筋書き。ドリーブ(1836年―1891年)は、バ...◇クラシック音楽LP◇カラヤン指揮ベルリン・フィルのバレエ組曲「コッペリア」/「レ・シルフィード」

  • ◇クラシック音楽LP◇マスネのピアノの“秘曲”をアルド・チッコリーニが弾く

    マスネ:4手のためのピアノ曲集:「過ぎ去りし年」(第1集~第4集)第1集「夏の午後」第2集「秋の日々」第3集「冬の夕暮れ」第4集「春の朝」4手のためのピアノ曲:3つの行進曲聖母マリア―ガレリアの踊り第1組曲2つの子守歌ピアノ:アルド・チッコリーニ録音:1979年1月22日、3月15日、6月26日、12月13日LP:東芝EMIEAC‐50012このLPレコードは、名ピアニストのアルド・チッコリーニ(1925年―2015年)による、フランスの作曲家のマスネ(1842年―1912年)の“秘曲”とでもいうべき、いずれも4手のためのピアノ曲が収録されている。マスネというと直ぐに「タイスの瞑想曲」を思い浮かべるリスナーが多いのではないだろうか。マスネは、オペラ作曲者として19世紀末から20世紀の初めにかけて大変人気が...◇クラシック音楽LP◇マスネのピアノの“秘曲”をアルド・チッコリーニが弾く

  • ◇クラシック音楽LP◇ショーソン:交響曲変ロ長調/交響詩「祭りの夕べ」

    ショーソン:交響曲変ロ長調交響詩「祭りの夕べ」指揮:ミシェル・プラッソン管弦楽:トゥールーズ市立管弦楽団LP:東芝EMIEAC‐40184このLPレコードは、フランス人の作曲家エルネスト・ショーソンの2曲の作品を収めたものである。ショーソンというと「詩曲」が余りにも有名である反面、ショーソンのその他の作品を聴く機会が正直あまりなく、その作曲家像も我々日本人としては、いまいちピンとこないのではなかろうか。ショーソンは、大学で法律を学んだ後、24歳でパリ音楽院に入学する。叙情性と憂愁を含んだ独特の作風で作曲活動を展開し、ヴァイオリンとオーケストラのための「詩曲」、オーケストラ伴奏の歌曲「愛と海の詩」、交響曲変ロ長調のほか、多くの歌曲や室内楽曲を発表した。しかし、突然の事故で短い一生を終えることになる。それは、...◇クラシック音楽LP◇ショーソン:交響曲変ロ長調/交響詩「祭りの夕べ」

  • ◇クラシック音楽LP◇ロストロポーヴィッチのショパン:チェロソナタ /ショスタコーヴィッチ:チェロソナタ(ライヴ録音盤)

    ショパン:チェロソナタショスタコーヴィッチ:チェロソナタチェロ:ムスティスラフ・ロストロポーヴィッチピアノ:アレクサンダー・デデューヒン発売:1977年4月LP:日本コロムビアOZ‐7530‐BS(ライヴ録音盤)このLPレコードは、チェロの巨匠ロストロポーヴィッチ(1927年―2007年)が遺したライヴ録音という点で貴重な記録である。ロストロポーヴィッチは、「生の演奏でその真価を発揮するタイプの演奏家であった」と言われており、このLPレコードの存在価値は大きい。この辺のいきさつについて、このLPレコードのライナーノートで小石忠男氏が次のように書いている。「このレコードは、以上二人(ロストロポーヴィッチとデデューヒン)のコンビによる演奏会の実況録音で、聴衆のノイズや拍手、ちょっとした調弦の音までが収められて...◇クラシック音楽LP◇ロストロポーヴィッチのショパン:チェロソナタ/ショスタコーヴィッチ:チェロソナタ(ライヴ録音盤)

  • ◇クラシック音楽LP◇ターリッヒ指揮チェコ・フィルによるドヴォルザーク:交響曲第8番/ヤナーチェク(ターリッヒ編曲):交響組曲「利口な女狐の物語」

    ドヴォルザーク:交響曲第8番ヤナーチェク(ターリッヒ編曲):交響組曲「利口な女狐の物語」指揮:ヴァーツラフ・ターリッヒ管弦楽:チェコ・フィルハーモニー管弦楽団発売:1997年7月LP:日本コロムビアOW‐7704‐Sこれは、チェコの大指揮者のヴァーツラフ・ターリッヒ(1883年―1961年)を偲ぶLPレコードだ。どちらかと言えば“歴史的名盤”の範疇に入る録音なのかもしれないが、決して鑑賞に向かないほどでもなく、ターリッヒ指揮チェコ・フィルの名演を堪能することができる貴重な録音である。演奏しているチェコ・フィルは、最初に指揮をしたのがドヴォルザークであり、今日の世界的な一流オーケストラに育て上げたのがターリッヒであった。チェコの首都プラハには1881年に建てられたプラハ国民劇場があるが、同劇場のオーケストラ...◇クラシック音楽LP◇ターリッヒ指揮チェコ・フィルによるドヴォルザーク:交響曲第8番/ヤナーチェク(ターリッヒ編曲):交響組曲「利口な女狐の物語」

  • ◇クラシック音楽LP◇ベルリン弦楽四重奏団員によるベートーヴェン:弦楽三重奏曲第2番/第3番/第4番

    ベートーヴェン:弦楽三重奏曲第2番ト長調Op.9‐1第3番ニ長調Op.9‐2第4番ハ短調Op.9‐3弦楽三重奏:ベルリン弦楽四重奏団員カール・ズスケ(ヴァイオリン)カール=ハインツドムス(ヴィオラ)マティアス・プフェンダー(チェロ)LP:日本コロムビア(eurodisc)OQ‐7112‐K発売:1976年4月ベートーヴェンは、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロによる作品として、弦楽三重奏曲4曲とセレナーデ1曲の合計5曲を遺している。これらはいずれもベートーヴェンの20歳代の初期の作品に当る。これらの中で、1798年に完成したOp.9の3曲は、初期の作品とはいえ、モーツァルトの世界から抜け出し、いよいよベートーヴェンらしい顔を覗かし始めた頃の作品である。この3曲の弦楽三重奏曲は、中期から後期にかけてベートーヴェ...◇クラシック音楽LP◇ベルリン弦楽四重奏団員によるベートーヴェン:弦楽三重奏曲第2番/第3番/第4番

  • ◇クラシック音楽LP◇クレメンス・クラウス指揮ウィーン交響楽団のモーツァルト:セレナード第7番「ハフナー」

    モーツァルト:セレナード第7番「ハフナー」KV250(248b)1.アレグロ・マエストーソ~アレグロ・モルト2.アンダンテ3.メヌエット4.ロンド・アレグロ5.メヌエット・ガランテ6.アンダンテ7.メヌエット8.アダージョ~アレグロ・アッサイ指揮:クレメンス・クラウス管弦楽:ウィーン交響楽団録音:1951年LP:ワーナー・パイオニアH-5061Vモーツァルトのセレナード第7番は、「ハフナー」という愛称で親しまれ、一般的に「ハフナー・セレナード」で通用している。初演は1776年で、ザルツブルクの富豪で、市長でもあったハフナー家の結婚披露宴のためにモーツアルトが作曲した作品。後年、モーツァルトはハフナー家のためのセレナードをもう1曲作曲しており、その曲は、交響曲第35番「ハフナー」に使われている。このLPレコ...◇クラシック音楽LP◇クレメンス・クラウス指揮ウィーン交響楽団のモーツァルト:セレナード第7番「ハフナー」

  • ◇クラシック音楽LP◇スメタナ弦楽四重奏団のシューベルト:弦楽四重奏曲第14番「死と少女」 /ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲「アメリカ」

    シューベルト:弦楽四重奏曲第14番「死と少女」ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲「アメリカ」弦楽四重奏:スメタナ弦楽四重奏団録音:1954年(「死と少女」)/1958年(「アメリカ」)発売:1977年7月LP:日本コロムビアOW-7708-SこのLPレコードで演奏しているスメタナ弦楽四重奏団は、1943年にプラハ音楽院の学生のリベンスキー(第1ヴァイオリン)、コステツキー(第2ヴァイオリン)、ノイマン(ヴィオラ)、コホウト(チェロ)の4人により、最初プラハ音楽院四重奏として結成され、1945年になり、スメタナ弦楽四重奏としてデビューを果した。得意のチェコ音楽をはじめ、モーツァルト、ベートーベン、ハイドン、ブラームスやドビュッシーなど、幅広いレパートリーを持ち、世界各地での演奏活動によって多くのファンを魅了した。...◇クラシック音楽LP◇スメタナ弦楽四重奏団のシューベルト:弦楽四重奏曲第14番「死と少女」/ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲「アメリカ」

  • ◇クラシック音楽LP◇バックハウス・カーネギー・ホール・リサイタル(1954年3月30日)第2集

    ~バックハウス・カーネギー・ホール・リサイタル(1954年3月30日)第2集~ベートーヴェン:ピアノソナタ第32番ピアノソナタ第25番「かっこう」シューベルト:即興曲Op.142-2シューマン:幻想小曲集Op.12より第3曲「なぜに?」シューベルト(リスト編曲):ウィーンの夜会第6番ブラームス:間奏曲Op.119-3ピアノ:ウィルヘルム・バックハウス録音:1954年3月30日、ニューヨーク、カーネギー・ホール発売:1972年LP:キングレコード(ロンドン・レコード)MZ5099このLPレコードは、ドイツの大ピアニストのウィルヘルム・バックハウス(1884年―1969年)が、ニューヨークのカーネギー・ホールで行ったコンサートのライヴ録音の第2集(第1集は別掲)である。この夜のコンサートは、バックハウスのアメ...◇クラシック音楽LP◇バックハウス・カーネギー・ホール・リサイタル(1954年3月30日)第2集

  • ◇クラシック音楽LP◇ロベール・カザドシュのサン=サーンス:ピアノ協奏曲第4番/フォーレ:ピアノと管弦楽のためのバラード、前奏曲第1番/第3番/第5番

    サン=サーンス:ピアノ協奏曲第4番フォーレ:ピアノと管弦楽のためのバラード前奏曲より第1番/第3番/第5番ピアノ:ロベール・カザドシュ指揮:レナード・バーンスタイン管弦楽:ニューヨーク・フィルハーモニック録音:1961年10月30日/12月14日、ニューヨーク発売:1978年LP:CBS/SONY13AC400このLPレコードは、フランスを代表する作曲家サン=サーンスとフォーレの曲を、フランスの名ピアニストであったロベール・カザドシュ(1899年―1972年)が演奏し、フランスの香りが馥郁とするところが魅力となっている。カサドシュは、パリ音楽院で学び、1913年に首席で卒業。以後、世界を舞台に演奏活動を行う。ギャビー夫人と息子ジャンとの共演により、モーツァルトの「2台ピアノのための協奏曲」や「3台ピアノの...◇クラシック音楽LP◇ロベール・カザドシュのサン=サーンス:ピアノ協奏曲第4番/フォーレ:ピアノと管弦楽のためのバラード、前奏曲第1番/第3番/第5番

  • ◇クラシック音楽LP◇ジャン・マルティノンのボロディン:交響曲第2番/リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲 、歌劇「サルタン皇帝の物語」から行進曲

    ボロディン:交響曲第2番リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲歌劇「サルタン皇帝の物語」から行進曲指揮:ジャン・マルティノン管弦楽:ロンドン交響楽団発売:1980年LP:キングレコードGT9351このLPレコードでロンドン交響楽団を指揮しているのが、フランスの名指揮者ジャン・マルティノン(1910年―1976年)である。マルティノンは、リヨンに生まれ、パリ音楽院でヴァイオリン、作曲、指揮を学ぶ。パリ音楽院管弦楽団、ボルドー交響楽団などの首席指揮者などを歴任した後、シカゴ交響楽団音楽監督を経て、1968年からはフランス国立放送管弦楽団の音楽監督に就任する。しかし、これからという66歳で世を去ってしまう。マルティノンは、何と言ってもフランス音楽を振らせたら、右に出る者はいないと言われたぐらいフランス音楽との相...◇クラシック音楽LP◇ジャン・マルティノンのボロディン:交響曲第2番/リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲、歌劇「サルタン皇帝の物語」から行進曲

  • ◇クラシック音楽LP◇若き日のアシュケナージのシューベルト:ピアノソナタ第18番「幻想」

    シューベルト:ピアノソナタ第18番「幻想」D.894(Op.78)ピアノ:ウラディーミル・アシュケナージ録音:1970年、ロンドン・オペラ・センター発売:1977年LP:キングレコードSLA1131シューベルトのピアノソナタ第18番は、初版譜に“幻想曲”と書かれていたことから「幻想ソナタ」と呼ばれている。この曲はシューベルトのピアノソナタの中でも、内容的に優雅で、完成度も高い曲である。しかし一方、「冗長度が高く、演奏効果を出し難いピアノソナタ」という評価を下す向きもあることも事実。このLPレコードは、そんなシューベルトのピアノソナタを、ピアニスト時代の若き日のウラディーミル・アシュケナージ(1937年生まれ)が弾いた録音である。アシュケナージは、旧ソ連出身のピアニスト&指揮者である。1956年に「エリザベ...◇クラシック音楽LP◇若き日のアシュケナージのシューベルト:ピアノソナタ第18番「幻想」

  • ◇クラシック音楽LP◇セラフィン指揮ローマ国立歌劇場管弦楽団とロス・アンヘルスらのヴェルディ:歌劇「椿姫」ハイライト

    ヴェルディ:歌劇「椿姫」ハイライト前奏曲乾杯の歌想い出の日からああ、そはかの人か~花から花へ燃える心を天使のように清らかな娘がお命じのとおり~死ぬほかにプロヴァンスの海と陸闘牛士の合唱「マドリードから来た闘牛士」過ぎし日よさらばパリを離れてもし、清らかな娘さんが指揮:トゥリオ・セラフィン管弦楽:ローマ国立歌劇場管弦楽団独唱:ヴィオレッタ=ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘルス(ソプラノ)アルフレード=カルロ・デル・モンテ(テノール)ジェルモン=マリオ・セレーニ(バリトン)ガストーネ子爵=セルジオ・テデスコ(テノール)合唱:ローマ国立歌劇場合唱団LP:東芝EMIEAC‐30069ヴェルディの初期のオペラの傑作「椿姫」(オペラ本来の題名は「ラ・トラヴィアータ(道を踏みはずした女)」であるという)の物語の原作は、フ...◇クラシック音楽LP◇セラフィン指揮ローマ国立歌劇場管弦楽団とロス・アンヘルスらのヴェルディ:歌劇「椿姫」ハイライト

  • ◇クラシック音楽LP◇ヴァイオリンの名手ヘンリック・シェリングのヴァイオリン・リサイタル

    ~シェリング・ヴァイオリン・リサイタル~ルクレール:ソナタニ長調グルック:メロディーヴィタリ:シャコンヌロカテルリ:ラビリンスバルトーク:ルーマニア民族舞曲ドビュッシー:レントより遅くノヴァチェック:常動曲ブラームス:ハンガリー舞曲第17番マロキン:メキシコの子守歌リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行ヴァイオリン:ヘンリック・シェリングピアノ:チャールズ・ライナー発売:1975年LP:日本フォノグラム(PHILIPS)PC‐1518(SR‐90367)このLPレコードは、“シェリング・ヴァイオリン・リサイタル”と題されたヘンリク・シェリング(1919年―1988年)のヴァイオリン独奏によるアルバムである。ヘンリク・シェリングは、ポーランドの首都ワルシャワで生まれ、同国の世界的ヴァイオリンの大家フーベルマン(...◇クラシック音楽LP◇ヴァイオリンの名手ヘンリック・シェリングのヴァイオリン・リサイタル

  • ◇クラシック音楽LP◇アンドレ・クリュイタンス指揮パリ音楽院管弦楽団のルーセル:交響曲第3番/第4番

    ルーセル:交響曲第3番/第4番指揮:アンドレ・クリュイタンス管弦楽:パリ音楽院管弦楽団LP:東芝音楽工業AA‐7595アルベール・ルーセル(1869年―1937年)は、最初は印象主義の作風から始まり、その後新古典主義の作品を作曲するに至ったフランスの作曲家。当時、ラヴェルとともにフランス楽壇の重鎮として活躍した。ルーセルは、海軍に入り軍艦の経験を積む。1894年に海軍を退くと、パリで音楽の道を志し、ダンディなどに師事。ルーセルの作風は、初期作品は印象主義音楽に影響を受けたが、もともとは古典主義者であった。同時代のドビュッシーやラヴェル、サティの作風とルーセルとの作風の違いは、その強烈なリズム感と重厚なオーケストレーションにある。ラヴェルと同じようにルーセルもジャズにも興味があったようで、「夜のジャズ」とい...◇クラシック音楽LP◇アンドレ・クリュイタンス指揮パリ音楽院管弦楽団のルーセル:交響曲第3番/第4番

  • ◇クラシック音楽LP◇ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団他のブラームス:弦楽六重奏曲第1番/第2番

    ブラームス:弦楽六重奏曲第1番/第2番弦楽六重奏:ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団アントン・カンパー(第1ヴァイオリン)カール・マリア・ティッツェ(第2ヴァイオリン)エーリッヒ・ヴァイス(ヴィオラ)フランツ・クヴァルダ(チェロ)フェルディナンド・シュタングラー(第2ヴィオラ/第1番)ウィルヘルム・ヒューブナー(第2ヴィオラ/第2番)ギュンター・ヴァイス(第2チェロ)LP:東芝EMIIWB‐60045ブラームスは、弦楽四重奏曲にヴィオラ1、チェロ1を加えた弦楽六重奏曲を、第1番と第2番の2曲作曲している。弦楽四重奏曲を3曲しか作曲しなかったのに対し、弦楽六重奏曲は2曲作曲したということになる。これは、ベートーヴェンとは異なり、ブラームスの志向としては、弦楽四重奏曲よりは、より重厚な響きがある弦楽六重奏曲...◇クラシック音楽LP◇ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団他のブラームス:弦楽六重奏曲第1番/第2番

  • ◇クラシック音楽LP◇ギーゼキングとカンテルリ指揮ニューヨーク・フィルのベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」(ライヴ録音盤)

    ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」ピアノ:ワルター・ギーゼキング指揮:グィード・カンテルリ管弦楽:ニューヨーク・フィルハーモニック録音:1956年3月25日、ニューヨーク(ライヴ録音)発売:1980年LP:キングレコード(Cetra)SLF5013このLPレコードは、1956年3月25日にニューヨークで開催されたコンサートのライヴ録音である。ピアノはドイツ出身の巨匠ワルター・ギーゼキング(1895年―1956年)、指揮はイタリア出身で35歳の若さで飛行機事故で亡くなったトスカニーニの後継者と目されていた天才指揮者グィード・カンテルリ(1920年―1956年)、そして、管弦楽はニューヨーク・フィルハーモニックという、当時考え得る最高の演奏家達による演奏で、しかも、曲目はベートーヴェン:ピアノ協奏曲第...◇クラシック音楽LP◇ギーゼキングとカンテルリ指揮ニューヨーク・フィルのベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」(ライヴ録音盤)

  • ◇クラシック音楽LP◇リリー・クラウスのモーツァルト:ピアノソナタ第3番/第9番/第11番/幻想曲ニ短調K.397

    モーツァルト:ピアノソナタ第3番K.281ピアノソナタ第9番K.311ピアノソナタ第11番K.331幻想曲ニ短調K.397ピアノ:リリー・クラウスLP:東芝EMIEAC‐30132モーツァルトを弾かせたら、現在に至るまで、それらに並び得る者がいないというピアニストが3人いる。ディヌ・リパッティ(1917年―1950年)、クララ・ハスキル(1895年―1960年)、それに今回のLPレコードで弾いているリリー・クラウス(1903年―1986年)の3人だ。いずれも天性のモーツァルト弾きであり、演奏技巧がどうのこうのと言う前に、そのピアノ演奏から紡ぎ出す音楽自体が、モーツァルトの演奏に欠かせない活き活きとした光彩を帯びており、優美さ、典雅さ、純粋さ、いずれをとっても、天上の音楽と言えるほどの域に達している。リリー...◇クラシック音楽LP◇リリー・クラウスのモーツァルト:ピアノソナタ第3番/第9番/第11番/幻想曲ニ短調K.397

  • ◇クラシック音楽LP◇全盛期のカラヤン指揮ベルリン・フィルのモーツァルト:ディヴェルティメント第17番

    モーツァルト:ディヴェルティメント第17番指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団録音:1965年8月22日―23日、スイス、サン・モリッツLP:ポリドール(グラモフォンレコード)SE7005ディヴェルティメント(喜遊曲)とは、18世紀中頃に現れた器楽組曲で、深刻さや暗い雰囲気を持たず、明るく、軽妙で楽しい曲調の曲を指す。貴族の食卓・娯楽・社交・祝賀などの場で演奏され、楽器編成は特に指定はない。同じような曲調にセレナードがあるが、セレナーデが屋外での演奏用であるのに対し、ディヴェルティメントは主に室内での演奏用作品を言う。今回のLPレコードのモーツァルトのディヴェルティメント第17番は管弦楽用で、全部で20数曲あるモーツァルトのディベルティメントの中でも最も人気のある作...◇クラシック音楽LP◇全盛期のカラヤン指揮ベルリン・フィルのモーツァルト:ディヴェルティメント第17番

  • ◇クラシック音楽LP◇ロストロポーヴィッチ&リヒテルのブラームス:チェロソナタ第1番/グリーグ:チェロソナタ(ライヴ録音盤)

    ブラームス:チェロソナタ第1番グリーグ:チェロソナタチェロ:ムスティスラフ・ロストロポーヴィチピアノ:スヴィアトスラフ・リヒテル発売:1980年10月LP:日本コロムビアOW‐7220‐BS(ライヴ録音)ブラームスのチェロソナタは2曲あるが、このLPレコードには第1番のみが収録されている。この第1番ホ短調のチェロソナタは、はじめの2楽章が1862年に、終楽章が1865年にそれぞれ完成し、3つの楽章は全て短調で書かれている。全体にほの暗い叙情性を持った曲調であり、如何にもブラームスらしい内省的な優美さに貫かれた曲だ。一方、グリーグのチェロソナタは、グリーグが残した唯一のチェロソナタである。このチェロソナタは、3歳年上の兄ヨーンのために作曲したという。この曲は、グリーグの曲にしては珍しく、暗い情熱を内に込めた...◇クラシック音楽LP◇ロストロポーヴィッチ&リヒテルのブラームス:チェロソナタ第1番/グリーグ:チェロソナタ(ライヴ録音盤)

  • ◇クラシック音楽LP◇ベイヌム指揮アムステルダム・コンセルトヘボウのブラームス:交響曲第2番/第3番

    ブラームス:交響曲第2番/第3番指揮:エドゥアルト・ファン・ベイヌム管弦楽:アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団録音:1954年5月17日~19日(第2番)/1956年9月24日~25日(第3番)、アムステルダム・コンセルトヘボウ発売:1975年LP:日本フォノグラム(フィリップスレコード)PC‐1583このLPレコードは、巨匠エドゥアルト・ファン・ベイヌム(1901年―1959年)が、アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団を指揮し、ブラームス:交響曲第2番/第3番を録音したもの。ブラームスは、交響曲第1番の作曲に20年もの歳月を使ったのに対し、交響曲第2番の作曲は、僅か4ヶ月という短期間で書き上げてしまった。これは、第1番の評判が良く、大いに自身を深めたことによると思われる。作曲した場所は、オース...◇クラシック音楽LP◇ベイヌム指揮アムステルダム・コンセルトヘボウのブラームス:交響曲第2番/第3番

  • ◇クラシック音楽LP◇ボーザールトリオのシューマン:ピアノ三重奏曲第1番/第2番

    シューマン:ピアノ三重奏曲第1番/第2番ピアノ三重奏:ボザール・トリオメナヘム・プレスラー(ピアノ)イシドーア・コーエン(ヴァイオリン)バーナード・グリーンハウス(チェロ)LP:日本フォノグラム(フィリップスレコード)13PC‐165シューマンには、「歌曲の年」「交響曲の年」それに「室内楽の年」と呼ばれる年があり、それぞれのジャンルの曲を集中的に作曲した。「室内楽の年」と呼ばれる年は、1842年であり、この年に入ると、3曲の弦楽四重奏曲を一気に書き上げ、さらに、ピアノ五重奏曲、ピアノ四重奏曲という傑作を世に送り出している。しかし、ピアノ、ヴァイオリン、チェロによる「4つの幻想小曲」以外、この年には本格的なピアノ三重奏曲には手を染めていない。これは何故か?その理由は詳らかではない。私の推測にしか過ぎないが、...◇クラシック音楽LP◇ボーザールトリオのシューマン:ピアノ三重奏曲第1番/第2番

  • ◇クラシック音楽LP◇巨匠ブルーノ・ワルターが最後に我々に遺した珠玉のモーツァルト作品集

    モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク歌劇「劇場支配人」序曲歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」序曲歌劇「フィガロの結婚」序曲歌劇「魔笛」序曲フリーメースンのための葬送音楽指揮:ブルーノ・ワルター管弦楽:コロンビア交響楽団録音:アイネ・クライネ・ナハトムジーク(1958年12月17日)4つの序曲(1961年3月29日、31日)フリーメースンのための葬送音楽(1961年3月8日)LP:CBS/SONYSOCL1006このLPレコードは、巨匠ブルーノ・ワルター(1886年―1962年)が、最晩年に遺した一連の録音の一枚である。コロンビア交響楽団とは、ワルターの録音を後世に遺すために臨時に編成されたオーケストラの名称。このようなケースは他にあまり聞いたことがなく、それだけにワルターという指揮者は、当時別格の扱...◇クラシック音楽LP◇巨匠ブルーノ・ワルターが最後に我々に遺した珠玉のモーツァルト作品集

  • ◇クラシック音楽LP◇レオポルト・ウラッハのモーツァルト:クラリネット五重奏曲/フルート四重奏曲第1番

    モーツァルト:クラリネット五重奏曲フルート四重奏曲第1番クラリネット:レオポルト・ウラッハ<クラリネット五重奏曲>弦楽四重奏:ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団<フルート四重奏曲第1番>フルート:ハンス・レズニチェックヴァイオリン:アントン・カンパーヴィオラ:エーリッヒ・ワイスチェロ:フランツ・クヮルダ発売:1965年LP:キングレコードMH‐5202モーツァルト:クラリネット五重奏曲は、1798年に作曲され、同じ年の12月に初演された。この頃は、モーツァルトが金銭的にかなり厳しい時期であった。この時は、どうも妻の病気で資金を使い果たしたようである。この時以外にも、晩年のモーツァルトは、経済的にどん底にあったのは事実である。しかし、その真の原因は今に至るまで明らかになってはいない。モーツァルトに浪費癖が...◇クラシック音楽LP◇レオポルト・ウラッハのモーツァルト:クラリネット五重奏曲/フルート四重奏曲第1番

  • ◇クラシック音楽LP◇フリッツ・ライナー最後の録音 ハイドン:交響曲第101番「時計」/交響曲第95番

    ハイドン:交響曲第101番「時計」交響曲第95番指揮:フリッツ・ライナー管弦楽:臨時編成による交響楽団録音:1963年LP:RVC(RCA)RCL‐1001このLPレコードで指揮をしているハンガリー出身のフリッツ・ライナー(1888年―1963年)は、10年間にわたりシカゴ交響楽団音楽監督を務め、同楽団を一流オーケストラに生まれ変わらせたことで知られる。リスト音楽院に学び、バルトークやコダーイ等に師事したという。1909年、同音楽院を卒業後、ブダペストのコミック・オペラに入団し、ティンパニー奏者と声楽コーチを担当。フリッツ・ライナーの録音を聴くと、いつも歯切れのいい、軽快な指揮ぶりに感心させられるが、これはティンパニー奏者としての経歴からきているのではないかとも言われている。1922年のアメリカに渡り、シ...◇クラシック音楽LP◇フリッツ・ライナー最後の録音ハイドン:交響曲第101番「時計」/交響曲第95番

  • ◇クラシック音楽LP◇フランスの名バリトン スゼーが歌うシューマン:歌曲集「詩人の恋」/歌曲集「レーナウの詩による6つの歌曲」ほか

    シューマン:歌曲集「詩人の恋」美しい五月には僕のあふれる涙からばらに百合に鳩に太陽君の瞳に見入る時心を潜めようラインの聖なる流れに恨みはしない小さな花がわかってくれたらあれはフルートとヴァイオリンあの歌を聞くと若者が娘を恋しまばゆい夏の朝に僕は夢の中で泣いた夜毎君の夢を昔話の中から古い忌わしい歌歌曲集「レーナウの詩による6つの歌曲」鍛冶屋の歌わたしのばら出会いと別れアルプスの羊飼いの娘孤独暗い夜にレクイエム献呈(歌曲集「ミルテの花」より)東方のばら(歌曲集「ミルテの花」より)二人の擲弾兵バリトン:ジェラール・スゼー発売:1975年LP:日本フォノグラム(フィリップスレコード)PC‐1529(835146LY)シューマンの歌曲集「詩人の恋」は、シューマンの歌曲の年と言われる1840年に作曲された歌曲集である...◇クラシック音楽LP◇フランスの名バリトンスゼーが歌うシューマン:歌曲集「詩人の恋」/歌曲集「レーナウの詩による6つの歌曲」ほか

  • ◇クラシック音楽LP◇シュナイダーハン、シュタルケル、フリッチャイ、マゼールによるブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲/悲劇的序曲

    ①ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲ヴァイオリン:ヴォルフガング・シュナイダーハンチェロ:ヤーノシュ・シュタルケル指揮:フェレンツ・フリッチャイ管弦楽:ベルリン放送交響楽団録音:1961年6月3日~5日、ベルリン、イエス・キリスト教会②ブラームス:悲劇的序曲指揮:ローリン・マゼール管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団録音:1959年1月12日~14日、ベルリン、イエス・キリスト教会LP:ポリドールSE7902ブラームスは、ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲を1887年(57歳)の夏、スイスのトゥーン湖畔で書き上げた。それ以前に、2曲のピアノ協奏曲とヴァイオリン協奏曲、さらに第4交響曲も既に作曲を終え、最期の集大成の時期に差し掛かった頃の作品である。当時としては珍しい2つの楽器の協...◇クラシック音楽LP◇シュナイダーハン、シュタルケル、フリッチャイ、マゼールによるブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲/悲劇的序曲

  • ◇クラシック音楽LP◇巨匠リヒテルがベートーヴェン:ピアノソナタ第7番とバガテル集を弾く

    ベートーヴェン:ピアノソナタ第7番バガテル集(Op.33、119、126)ピアノ:スヴャトスラフ・リヒテル発売:1979年LP:ビクター音楽産業VICX‐1018このLPレコードでピアノを独奏しているスヴャトスラフ・リヒテル(1915年―1997年)は、圧倒的な技巧に加え、感覚的で鋭い表現力を持ち、しかも音そのものの粒が揃い、弱音から強音までダイナミックレンジが広いピアノ演奏で一世を風靡したロシアのピアニストであった。リスナーが一度でもリヒテルの演奏を聴くと、男性的で力強いピアニズムの一方で、その力強いピアノタッチからはとても想像も出来ないような繊細な表現力も併せ持っているので、たちまち完全に魅了されてしまうことになる。LPレコードからは、なかなか分りづらいが、実演では即興性にも長けていたピアニストであっ...◇クラシック音楽LP◇巨匠リヒテルがベートーヴェン:ピアノソナタ第7番とバガテル集を弾く

  • ◇クラシック音楽LP◇クララ・ハスキルのシューマン:ピアノ協奏曲/子供の情景/アベッグ変奏曲

    シューマン:ピアノ協奏曲子供の情景アベッグ変奏曲ピアノ:クララ・ハスキル指揮:ウイレム・ヴァン・オッテルロー管弦楽:ハーグ・フィルハーモニー管弦楽団LP:日本ビクター(PHILIPS)SFL‐7924このLPレコードのA面に収められたシューマンのピアノ協奏曲は、5年という長い月日を掛けて完成された。この協奏曲の第1楽章は、シューマンが31歳のとき「ピアノと管弦楽のための幻想曲」として作曲され、その後、2つの楽章が書き加えられ完成したもの。しかし、聴いてみると3つの楽章には統一感があり、一気に書かれた曲のような印象を持っている。シューマンは、ピアノ協奏曲を作曲するに当たり、名人風の協奏曲を狙ったのではなく、「交響曲と協奏曲と大きなソナタとを混ぜ合わせたような曲」づくりを目指したという。この曲の初演は、シュー...◇クラシック音楽LP◇クララ・ハスキルのシューマン:ピアノ協奏曲/子供の情景/アベッグ変奏曲

  • ◇クラシック音楽LP◇ランパル&ラスキーヌの”フルートとハープの夢の共演”

    ~ランパル&ラスキーヌ~フルートとハープ名曲集~作者不詳:グリーンスリーヴスクルムフォルツ:ソナタヘ長調ロッシーニ:序奏と変奏フォーレ:子守歌イベール:間奏曲ダマーズ:ソナタフルート:ジャン=ピエール・ランパルハープ:リリー・ラスキーヌ発売:1979年LP:RCVE‐1048このLPレコードは、フルートの名手であったジャン=ピエール・ランパル(1922年―2000年)とハープの名手であったリリー・ラスキーヌ(1893年―1988年)が共演して録音したもの。フルートとハープの組み合わせの曲は、モーツァルトの有名な協奏曲以外は、ありそうでいてあまりない、というより、あまり演奏されない楽器の組み合わせなのだ。そうであるからこそ、このLPレコードの存在自体が貴重になってくる。しかも、それぞれの奏者が超一流であるか...◇クラシック音楽LP◇ランパル&ラスキーヌの”フルートとハープの夢の共演”

  • ◇クラシック音楽LP◇バックハウスのモーツァルト:ピアノ協奏曲第27番(ライヴ録音)/ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番(ライヴ録音)

    モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番(ライヴ録音)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番(ライヴ録音)ピアノ:ウィルヘルム・バックハウス<モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番>指揮:カール・ベーム管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団<ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番>指揮:ハンス・ロスバウト管弦楽:ケルン放送交響楽団録音:1960年8月2日、ザルツブルグ音楽祭(モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番)1950年10月16日、ケルン(ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番)発売:1982年LP:キングレコードK22‐168ウィルヘルム・バックハウス(1884年―1969年)は、ドイツ出身のピアノの巨匠。1905年、パリで開かれたルビンシュタイン音楽コンクールのピアノ部門で優勝。スイスに帰化した後、1954年には米国...◇クラシック音楽LP◇バックハウスのモーツァルト:ピアノ協奏曲第27番(ライヴ録音)/ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番(ライヴ録音)

  • ◇クラシック音楽LP◇プーランクのヴァイオリンソナタ/2つのクラリネットのためのソナタ/チェロソナタ

    プーランク:ヴァイオリンソナタ2つのクラリネットのためのソナタチェロソナタヴァイオリン:ユーディ・メニューインピアノ:ジャック・フェヴェリエクラリネット:ミシェル・ポルタルモーリス・ギャベーチェロ:ピエール・フルニエ録音:1972年11月22日、25日(ヴァイオリンソナタ)1972年3月1日(2つのクラリネットのためのソナタ)1971年11月3日、29日(チェロソナタ)LP:東芝EMIEAC‐40135主にドイツ・オーストリア系音楽の作曲家の作品を中心に聴いているリスナーにとっては、プーランク(1899年―1963年)の作品は、少々”奇妙な”印象の音楽に聴こえるはずである。フランス音楽の典型のようなプーランクの音楽は、モーツァルトやベートーヴェン、ブラームスの作品を愛好する人々にとっては、鬼門とも言える音...◇クラシック音楽LP◇プーランクのヴァイオリンソナタ/2つのクラリネットのためのソナタ/チェロソナタ

  • ◇クラシック音楽LP◇シューリヒト指揮ウィーン・フィルのモーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」/シューベルト:交響曲第8番「未完成」

    モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」シューベルト:交響曲第8番「未完成」指揮:カール・シューリヒト管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団発売:1980年LP:キングレコード:K15C8007ドイツの名指揮者カール・シューリヒト(1880年―1967年)は、第二次世界大戦後、ウィーン・フィルと共に米国およびヨーロッパツアーを行ったが、これが大成功を収め、世界的に注目を浴びることになる。日頃から指揮者に対しては冷たいウィーン・フィルの楽団員も、シューリヒトだけには一目置いて、特別に敬愛していたという。このように、シューリヒトは、高齢になって知名度が上がり、プロの楽団員たちに尊敬されるほどの真の力を持った指揮者だったのだ。シューリヒトの録音を聴くと、いずれも颯爽とした速いテンポに貫かれており、流れるよう...◇クラシック音楽LP◇シューリヒト指揮ウィーン・フィルのモーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」/シューベルト:交響曲第8番「未完成」

  • ◇クラシック音楽LP◇ジノ・フランチェスカッティのクライスラー名曲集

    ~クライスラー名曲集~クライスラー:愛の喜び愛の悲しみレシタティーヴォとスケルツォ・カプリースウィーン綺想曲中国の太鼓美しきロスマリンプニャーニのスタイルによる前奏曲とアレグロボッケリーニのスタイルによるアレグロロンディーノボルポラのスタイルによるメヌエットロンドンデリーの歌ヴァイオリン:ジノ・フランチェスカッティピアノ:アルトゥール・バルサムLP:CBS/SONYSOCU59このクライスラー名曲集のLPレコードで演奏しているヴァイオリストのジノ・フランチェスカッティ(1905年―1991年)は、日本でも数多くのファン(ただし、一度も来日歴は無い)を持った、名ヴァイオリニストであった。フランス人とイタリア人の血を引いているためか、イタリア的な明るさと、フランス的な優雅さとが混ざり合って、独特な雰囲気を醸し...◇クラシック音楽LP◇ジノ・フランチェスカッティのクライスラー名曲集

  • ◇クラシック音楽LP◇チェコの巨匠 ヴァツラフ・ノイマン指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のグリーグ:劇音楽「ペール・ギュント」

    グリーグ:劇音楽「ペール・ギュント」①ノルウェーの婚礼の行列(第1幕)②序曲、花嫁の略奪とイングリッドの嘆き(第2幕)③山の魔王の殿堂にて(第2幕)④オーゼの死(第3幕)⑤序曲、朝の気分(第4幕)⑥アラビアの踊り(第4幕)⑦アニトラの踊り(第4幕)⑧ソルヴェーグの歌(第4幕)⑨序曲、ペール・ギュントの帰郷(第5幕)⑩ソルヴェーグの子守歌(第5幕)指揮:ヴァツラフ・ノイマン管弦楽:ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団発売:1974年LP:日本フォノグラム(フォンタナ・レコード)FG‐259ノルウェーの作曲家グリーグは、同じくノルウェーの劇作家のイプセンから、自作の詩劇「ペール・ギュント」の付帯音楽を作曲して欲しいという申し出に応え、苦心の末、5幕38場の戯曲に23曲の付帯音楽を書いた(1874年~75年)...◇クラシック音楽LP◇チェコの巨匠ヴァツラフ・ノイマン指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のグリーグ:劇音楽「ペール・ギュント」

  • ◇クラシック音楽LP◇名テナー ムンテアヌーのシューマン:歌曲集「ミルテの花」全曲

    シューマン:歌曲集「ミルテの花」全曲1.きみにささぐ2.自由な心3.くるみの木4.だれかが5.西東詩編「酌亭の書」から―ただひとりいて6.西東詩編「酌亭の書」から―手あらく置くな7.はすの花8.お守り9.ズライカの歌10.ハイランドのやもめ11.花嫁の歌「おかあさま、おかあさま」12.花嫁の歌「あの人の胸に」13.ハイランドの人々の別れ14.ハイランドの人々のこもり歌15.ヘブライの歌から「心は重く」16.なぞ17.ヴェネチアの歌「静かに船を」18.ヴェネチアの歌「広場を風が」19.大尉の妻20.遠く、遠く21.ひとり残る涙22.だれも23.西の国で24.あなたは花のように25.東の国のばら26.終りにテノール:ペトレ・ムンテアヌーピアノ:フランツ・ホレチェック発売:1978年8月LP:日本コロムビアOC...◇クラシック音楽LP◇名テナームンテアヌーのシューマン:歌曲集「ミルテの花」全曲

  • ◇クラシック音楽LP◇カラヤン指揮ウィーン・フィルのドヴォルザーク:交響曲第8番「イギリス」

    ドヴォルザーク:交響曲第8番「イギリス」指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団発売:1977年LP:キングレコードGT9131ドヴォルザークは、有名な交響曲第9番「新世界から」を書く4年前に、着手から僅か3カ月で完成させたのが、今回のLPレコードの交響曲第8番「イギリス」である。ドヴォルザークの研究家として名高い評論家のショウレック氏は、その著書「ドヴォルザークの生涯と作品」の中で「この曲は、男性的表現を持ち、直接にボヘミアの自然とチェコの民族から発生したものであるかのように素直に表現されている。彼の生命力と芸術的な円熟のみならず、彼の人格的および国民的特性の円熟を確証する最も典型的な作品である」と高く評価している。全9曲あるドヴォルザークの交響曲の中でも最もスラブ色...◇クラシック音楽LP◇カラヤン指揮ウィーン・フィルのドヴォルザーク:交響曲第8番「イギリス」

  • ◇クラシック音楽LP◇ジャン=ジャック・カントロフ&ジャック・ルヴィエによるドヴュッシー/ラヴェル:ヴァイオリンソナタほか

    ラヴェル:ヴァイオリンソナタフォーレの名による子守唄ドヴュッシー:ヴァイオリンソナタラヴェル:ツィガーヌヴァイオリン:ジャン=ジャック・カントロフピアノ:ジャック・ルヴィエ発売:1977年LP:RVC(仏コスタラ出版社)ERX‐2317このLPレコードには、フランスの大作曲家のドヴュッシーとラヴェルのヴァイオリンとピアノのために書かれた全ての作品が収められている。意外に少ないと感じられるかもしれないが、2人ともロマン派の作曲家が得意としたヴァイオリンとピアノのための作品を、晩年に至るまで、あまり快くは思ってなかったようである。ところがこのLPレコードに収められた4曲の作品はいずれも優れたもので、特にドヴュッシー:ヴァイオリンソナタは、このLPレコードのライナーノートに「ドヴュッシーが彼の才能の頂点に立って...◇クラシック音楽LP◇ジャン=ジャック・カントロフ&ジャック・ルヴィエによるドヴュッシー/ラヴェル:ヴァイオリンソナタほか

  • ◇クラシック音楽LP◇ロリン・マゼール指揮クリーブランド管弦楽団のベルリオーズ:交響曲「イタリアのハロルド」

    ベルリオーズ:交響曲「イタリアのハロルド」指揮:ロリン・マゼール管弦楽:クリーブランド管弦楽団ヴィオラ:ロバート・ヴァーノン録音:1977年10月2日発売:1978年LP:キングレコードSLA1168ベルリオーズの交響曲「イタリアのハロルド」には、如何にもベルリオーズらしい作曲の経緯がある。ベルリオーズの有名な「幻想交響曲」は、1830年12月に初演されたが、当時大きな話題を集め、その話を聞きつけて「幻想交響曲」を聴き、いたく感激した一人に、超人的技巧で名を馳せていた大ヴァイオリニストのパガニーニがいた。当時パガニーニは、ストラディバリウスのヴィオラの銘器を入手したが、これといったヴィオラ用の協奏曲がなかったため、ベルリオーズに新しいヴィオラ協奏曲の作曲を依頼したのであった。ところが出来上がった第1楽章の...◇クラシック音楽LP◇ロリン・マゼール指揮クリーブランド管弦楽団のベルリオーズ:交響曲「イタリアのハロルド」

  • ◇クラシック音楽LP◇若き日のパウル・パドゥラ=スコダとバリリ四重奏団員らによるシューベルト:ピアノ五重奏曲「ます」

    シューベルト:ピアノ五重奏曲「ます」ピアノ:パウル・パドゥラ=スコダバリリ四重奏団員ワルター・バリリ(ヴァイオリン)リドルフ・シュトレング(ヴィオラ)エマヌエル・ブラベッツ(チェロ)コントラバス:オットー・リューム発売:1977年7月LP:日本コロムビアOS‐8003‐AWシューベルトのピアノ五重奏曲「ます」ほど、日本人に愛好されているクラシック音楽はないであろう。それほどポピュラーな曲ではあるが、楽器の編成が、ピアノに加え、コントラバス、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロがそれぞれ一つずつという少々変わったものになっている。通常のピアノ五重奏曲は、ピアノに弦楽四重奏という編成となっているのが普通であるが、シューベルト:ピアノ五重奏曲「ます」は、これとは少々異なる。この理由として考えられているのが、この曲の作...◇クラシック音楽LP◇若き日のパウル・パドゥラ=スコダとバリリ四重奏団員らによるシューベルト:ピアノ五重奏曲「ます」

  • ◇クラシック音楽LP◇ジョージ・ウェルドン指揮によるグリーグ:ホルベルク組曲(ホルベルク時代から) /二つの悲しき旋律 /ノルウェー舞曲 /抒情組曲

    グリーク:ホルベルク組曲(ホルベルク時代から)二つの悲しき旋律ノルウェー舞曲抒情組曲指揮:ジョージ・ウェルドン管弦楽:フィルハーモニア管弦楽団(ホルベルク組曲/二つの悲しき旋律)ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(ノルウェー舞曲/抒情組曲)LP:東芝EMIEAC‐30166これは、グリークの管弦楽曲を収録したLPレコードであるが、どの曲もグリークの魅力的な旋律が存分に込められた曲であり、グリークという北欧の大作曲家の素顔を知ることができる。「ホルベルク組曲」のホルベルクとは、デンマークの文学の父と呼ばれたルードヴィ・ホルベア男爵を指す。グリークと同郷のノルウェーのベルゲン出身で、コペンハーゲン大学の教授を務め、デンマークの古典文学を興し、高めたことで知られる。その頃、ノルウェーは、独立しておらず、デンマー...◇クラシック音楽LP◇ジョージ・ウェルドン指揮によるグリーグ:ホルベルク組曲(ホルベルク時代から)/二つの悲しき旋律/ノルウェー舞曲/抒情組曲

  • ◇クラシック音楽LP◇クララ・ハスキルのモーツァルト:ピアノ協奏曲第13番/ピアノソナタ第2番/「キラキラ星」の主題による変奏曲

    モーツァルト:ピアノ協奏曲第13番ピアノソナタ第2番「キラキラ星」の主題による変奏曲ピアノ:クララ・ハスキル指揮:ルドルフ・パウムガルトナー管弦楽:ルツェルン祝祭弦楽合奏団録音:1960年5月5日~6日、ルツェルン、ルカ教会、ゲマインデザールLP:ポリドール(ドイツグラモフォン)MGW5263クララ・ハスキル(1895年―1960年)は、ルーマニア出身の名ピアニスト。15歳でパリ音楽院を最優秀賞を得て卒業し、ヨーロッパ各地で演奏活動を展開するが、1913年に脊柱側湾の徴候を発症し、以後、死に至るまで病苦に苦しめられることになる。このために当初は正統な評価を受けることは少なかった。しかし、第二次世界大戦後の1950年を境に一躍脚光を浴び始め、カラヤンなど著名な指揮者や演奏家に支持されると同時に、フランスをは...◇クラシック音楽LP◇クララ・ハスキルのモーツァルト:ピアノ協奏曲第13番/ピアノソナタ第2番/「キラキラ星」の主題による変奏曲

  • ◇クラシック音楽LP◇ピエール・バルビゼ 、クリスチャン・フェラス 、パレナン弦楽四重奏団のショーソン:「果てしない歌」/「ピアノ、ヴァイオリンと弦楽四重奏のための協奏曲(コンセール)」

    ショーソン:「果てしない歌」「ピアノ、ヴァイオリンと弦楽四重奏のための協奏曲(コンセール)」ピアノ:ピエール・バルビゼヴァイオリン:クリスチャン・フェラス弦楽四重奏:パレナン弦楽四重奏団ジャック・パレナン(第一ヴァイオリン)マルセル・シャルパンティエ(第二ヴァイオリン)ドゥネス・マルトン(ヴィオラ)ピエール・ペナスウ(チェロ)ソプラノ:アンドレエ・エストポジートLP:東芝EMIEAC‐40125フランスの作曲家であるエルネスト・ショーソン(1855年―1899年)は、我々日本人にとっては、フォーレほどは馴染はないのかもしれないが、「詩曲」の作曲家と言えば、「あの曲の作曲家なのか」と誰もが頷くことになる。それは「詩曲」を一度聴けば、その繊細で、夢の中を歩いているかのような、文字通り“詩的”な音楽との出会いに...◇クラシック音楽LP◇ピエール・バルビゼ、クリスチャン・フェラス、パレナン弦楽四重奏団のショーソン:「果てしない歌」/「ピアノ、ヴァイオリンと弦楽四重奏のための協奏曲(コンセール)」

  • ◇クラシック音楽LP◇ルービンシュタイン&ガルネリ弦楽四重奏団のシューマン:ピアノ五重奏曲

    シューマン:ピアノ五重奏曲ピアノ:アルトゥール・ルービンシュタイン弦楽四重奏:ガルネリ弦楽四重奏団アーノルド・スタインハート(第1ヴァイオリン)ジョン・ダリー(第2ヴァイオリン)マイケル・トリー(ヴィオラ)デヴィッド・ソイヤー(チェロ)発売:1969年LP:日本ビクターSRA-2523このLPレコードは、シューマンの室内楽の名品「ピアノ五重奏曲」をアルトゥール・ルービンシュタイン(1887年―1982年)とガルネリ弦楽四重奏団が演奏している。この曲は、シューマンの代表的な室内楽作品で、ピアノと弦楽四重奏のために書かれている。1842年の9月から10月にかけてのわずか数週間のうちに作曲され、妻のクララ・シューマンに献呈された。同年中に3曲の弦楽四重奏曲とピアノ四重奏曲を作曲しており、シューマンの“室内楽の年...◇クラシック音楽LP◇ルービンシュタイン&ガルネリ弦楽四重奏団のシューマン:ピアノ五重奏曲

  • ◇クラシック音楽LP◇ヘンリック・シェリングのブラームス:ヴァイオリン協奏曲

    ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ヴァイオリン:ヘンリック・シェリング指揮:アンタル・ドラティ管弦楽:ロンドン交響楽団録音:1962年、ロンドン発売:1980年LP:日本フォノグラム(フィリップスレコード)13PC‐267(6570304)幾多の名盤がひしめくブラームス:ヴァイオリン協奏曲の中でも、このLPレコードは、今でも一際、その大きな存在感を示している名盤中の名盤と言っていいだろう。ヴァイオリンのヘンリック・シェリング(1918年―1988年)と指揮のアンタル・ドラティ(1906年―1988年)のコンビによる演奏は、ドイツ音楽の正統派の頂点に立つ存在と言って過言でない。このLPレコード聴いていると、最近の演奏が如何にこじんまりと纏まり過ぎているかを痛感せずにはいられない。このLPレコードでの悠揚迫らざる...◇クラシック音楽LP◇ヘンリック・シェリングのブラームス:ヴァイオリン協奏曲

  • ◇クラシック音楽LP◇オイストラフ&オボーリンの名コンビによるベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第8番/第2番/第4番

    ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第8番/第2番/第4番ヴァイオリン:ダヴィド・オイストラフピアノ:レフ・オボーリン録音:1957年、パリ発売:1977年LP:日本フォノグラム(フィリップスレコード)X‐5690ヴァイオリンのダヴィド・オイストラフ(1908年―1974年)は、ロシアのオデッサ生まれ。オデッサ音楽院で学び、同音楽院を1926年に卒業後、直ぐに演奏活動を開始。1935年「ヴィエニアスキ国際コンクール」第2位、そして1937年には、「イザイ国際コンクール(現エリーザベト王妃国際音楽コンクール)」に優勝して、世界的にその名を知られることになる。1938年にはモスクワ音楽院の教授に就任。1949年までは旧ソ連内での活動に留まっていたが、1950年以降になると西欧各国での演奏活動を積極的に展開するよ...◇クラシック音楽LP◇オイストラフ&オボーリンの名コンビによるベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第8番/第2番/第4番

  • ◇クラシック音楽LP◇ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団のプロコフィエフ:交響曲第5番

    プロコフィエフ:交響曲第5番指揮:ジョージ・セル管弦楽:クリーヴランド管弦楽団録音:1959年10月24日、31日LP:CBS/SONY13AC797セルゲイ・プロコフィエフ(1891年―1953年)は、現在のウクライナ生まれのロシア人作曲家。サンクトペテルブルク音楽院で学ぶ。ロシアが革命の嵐に包まれる中、1918年、プロコフィエフはアメリカへの移住を決意。シベリア・日本を経由してアメリカへ5回渡り、さらにパリに居を移す。20年近い海外生活の後、1936年に社会主義のソヴィエトへ帰国。このように何回も海外移住をを繰り返し、最期には祖国に帰還できたということは、当時のソ連政府がプロコフィエフの行動を黙認するしかなかった、ということであろう。つまり、それほどプロコフィエフの世界的な名声が高かったことの証だ。1...◇クラシック音楽LP◇ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団のプロコフィエフ:交響曲第5番

  • ◇クラシック音楽LP◇フランス・ブリュッヘンのブロックフレーテ(リコーダー)によるバロック音楽名演集

    ①ヴィヴァルディ:ブロックフレーテ、オーボエ、ヴァイオリン、ファゴットと通奏低音のための協奏曲②バード:5声部のブラウニング“青葉”―5本のブロックフレーテのための―③シンプソン:4声部のリチェルカーレ“愛しいロビン”―ガンバ、ブロックフレーテ、ガンバ/ヴァージナルのための―④モーリー:哀しみのファンタジア(2声部)―ブロックフレーテ、ガンバのための―⑤モーリー:狩りのファンタジア(2声部)―ブロックフレーテ、ガンバのための―⑥パーチャム:ブロックフレーテと通奏低音のためのソロ⑦ヴァン・エイク:“ダフネ”による変奏曲⑧ラヴィーニュ:ブロックフレーテと通奏低音のためのソナタ「ラ・バルサン」⑨ダニカン=フィリドール:ブロックフレーテと通奏低音のためのソナタ⑩テレマン:ファンタジア―無伴奏フルートまたはヴァイオ...◇クラシック音楽LP◇フランス・ブリュッヘンのブロックフレーテ(リコーダー)によるバロック音楽名演集

  • ◇クラシック音楽LP◇ジャン・マルティノン指揮フランス国立放送管弦楽団のビゼー:交響曲第1番/組曲「美しきパースの娘」 /小組曲「子供の遊び」

    ビゼー:交響曲第1番組曲「美しきパースの娘」小組曲「子供の遊び」指揮:ジャン・マルティノン管弦楽:フランス国立放送管弦楽団録音:1971年2月、パリLP:ポリドール(グラモフォンレコード)MGW5154(2544100)交響曲と言うと直ぐに、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンなどの古典派やマーラーやブルックナーなどのロマン派のドイツ・オーストリア系の曲が思い浮かぶ。それでは、フランス系の交響曲を挙げてみなさいと言われると・・・ベルリオーズの「幻想交響曲」ぐらいしか思い浮かばない人も少なくない。今回のLPレコードは、そんなドイツ・オーストリア系偏重の交響曲の中で、フランス系の交響曲として、ベルリオーズの「幻想交響曲」と並んで気を吐いている、ビゼーの交響曲第1番である。ビゼーと言えば、オペラ「カルメン」が...◇クラシック音楽LP◇ジャン・マルティノン指揮フランス国立放送管弦楽団のビゼー:交響曲第1番/組曲「美しきパースの娘」/小組曲「子供の遊び」

  • ◇クラシック音楽LP◇スメタナ四重奏団+ヨゼフ・スークのモーツァルト:弦楽五重奏曲第2番/第6番

    モーツァルト:弦楽五重奏曲第2番/第6番演奏:スメタナ四重奏団イルジー・ノヴァーク(第1ヴァイオリン)リュボミール・コステツキー(第2ヴァイオリン)ミラン・シュカンパ(第2ヴィオラ)アントニーン・コホウト(チェロ)ヨゼフ・スーク(第1ヴィオラ)録音:1981年6月15日~21日、プラハ、芸術の家ドヴォルザーク・ホール発売:1981年LP:日本コロムビアOF‐7011‐NDモーツァルトの弦楽五重奏曲は、有名な第3番と第4番を含んで全部で6曲ある。第1番は、モーツァルトが17歳の時のザルツブルグ時代の曲である。何故、モーツァルトが弦楽四重奏曲でなく、弦楽五重奏曲を作曲したのかは、未だもって明らかにはなっていない。五声部の曲にチャレンジをしたかったのか、あるいは誰からかの依頼を受けたのかもしれない。第2番はその...◇クラシック音楽LP◇スメタナ四重奏団+ヨゼフ・スークのモーツァルト:弦楽五重奏曲第2番/第6番

  • ◇クラシック音楽LP◇ハンス・クナッパーツブッシュ指揮ウィーン・フィルのブルックナー:交響曲第5番

    ブルックナー:交響曲第5番指揮:ハンス・クナッパーツブッシュ管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団発売:1977年LP:キングレコードGT9091これは、ブルックナーという、ドイツ音楽の中でも最もドイツ音楽臭い大作曲家の傑作、交響曲第5番を、これもワーグナーやブルックナーの演奏にかけては右に出る者はいないと言われた巨匠ハンス・クナッパーツブッシュが、ウィーン・フィルを指揮したLPレコードである。ブルックナーが作曲した9つの交響曲の中でも、この第5番は、全体がみごとな構成美に形づくられており、まるで壮大な建築物を仰ぎ見るような重々しい迫力は、聴くものを圧倒せずにおかない。そして何よりも、ブルックナーのカトリック教徒としての深い信仰心が滲み出ており、リスナーは知らず知らずのうちにブルックナーの精神的な内面...◇クラシック音楽LP◇ハンス・クナッパーツブッシュ指揮ウィーン・フィルのブルックナー:交響曲第5番

  • ◇クラシック音楽LP◇ドヴォルザークの室内楽曲の名品、ピアノ五重奏曲と弦楽四重奏曲第7番

    ドドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲弦楽四重奏曲第7番ピアノ:エディット・ファルナディ弦楽四重奏:バリリ四重奏団ワルター・バリリ(第1ヴァイオリン)オットー・シュトラッサー(第2ヴァイオリン)ルドルフ・シュトレング(ヴィオラ)エマヌエル・ブラベッツ(チェロ)発売:1976年8月LP:日本コロムビア(ウェストミンスター名盤コレクション)OW‐8045‐AWドヴォルザークの作品を挙げるとなると、「新世界交響曲」や「アメリカ弦楽四重奏曲」などが直ぐに思い浮かぶ。これらの作品は、さしずめ大広間に置かれた、多くの人に愛される一般的な名曲とすると、このLPレコードに収められたピアノ五重奏曲と弦楽四重奏曲第7番は、奥座敷にひっそりと置かれ、ドヴォルザークの作品をこよなく愛する人向けの名曲と言える存在。ドボルザークのピアノ三...◇クラシック音楽LP◇ドヴォルザークの室内楽曲の名品、ピアノ五重奏曲と弦楽四重奏曲第7番

  • ◇クラシック音楽LP◇ヴィオッティ:ヴァイオリン協奏曲第22番とピアノとヴァイオリンのための二重協奏曲

    ヴィオッティ:ヴァイオリン協奏曲第22番ピアノとヴァイオリンのための二重協奏曲ヴァイオリン:ズザンネ・ラウテンバッハーピアノ:マルティーン・ガリング指揮:C.A.ビュンテ管弦楽:ベルリン交響楽団発売:1970年7月LP:日本コロムビアMS‐1087‐VXこののLPレコードは、18世紀末に南イタリア出身の名ヴァイオリニストとして名を馳せたジョヴァンニ・バティスタ・ヴィオッティ(1758年―1824年)が作曲したヴァイオリン協奏曲第22番とピアノとヴァイオリンとオーケストラによる二重協奏曲である。昔は、ヴィオッティのヴァイオリン協奏曲第22番は、ラジオ放送されるケースがちょくちょくあり、ちょっとした有名な曲であった。ヴィオッティは、優れたヴァイオリニストとしてのほか有能な教育者でもあり、彼の門下生からは数多く...◇クラシック音楽LP◇ヴィオッティ:ヴァイオリン協奏曲第22番とピアノとヴァイオリンのための二重協奏曲

  • ◇クラシック音楽LP◇ウィーン・フィルハーモニー弦楽四重奏団によるシューベルト:弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」/第10番

    シューベルト:弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」弦楽四重奏曲第10番弦楽四重奏:ウィーン・フィルハーモニー弦楽四重奏団ウィリー・ボスコフスキー(第1ヴァイオリン)オットー・シュトラッサー(第2ヴァイオリン)ルドルフ・シュトレンク(ヴィオラ)ロベルト・シャイヴァン(チェロ)発売:1979年LP:キングレコードGT9254このLPレコードで演奏しているウィーン・フィルハーモニー弦楽四重奏団は、ウィリー・ボスコフスキー(1909年―1991年)をはじめとして、当時のウィーン・フィルの首席奏者達による、ウィーン弦楽派の最高峰に位置する弦楽四重奏団であり、ヴォルフガング・シュナイダーハン(1915年―2002年)やワルター・バリリ(1921年―2022年)という歴代のコンサートマスターによるムジーク・フェライン弦楽四...◇クラシック音楽LP◇ウィーン・フィルハーモニー弦楽四重奏団によるシューベルト:弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」/第10番

  • ◇クラシック音楽LP◇巨匠オットー・クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団のブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」

    ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」(1953年版)指揮:オットー・クレンペラー管弦楽:フィルハーモニア管弦楽団発売:1956年LP:東芝音楽工業AA‐7270ブルックナーは、全部で11曲の交響曲を書いているが、通常は第1番から、未完成に終わった第9番までの9曲が演奏される。これら9曲の交響曲の中で、ブルックナー自身によりニックネームが付けられた曲が、この第4番の「ロマンティック」なのである。ブルックナーの交響曲は、いずれも重厚感たっぷりで、重々しく長大な曲ばかりであり、そう気軽に聴くことは出来そうもない曲ばかりである。その理由は、ブルックナーが敬虔なカトリック信者であることと切り離しては考えられない。教会音楽、なかんずくオルガンに対するブルックナーの思い入れは強いものがあり、ブルックナーの交響曲...◇クラシック音楽LP◇巨匠オットー・クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団のブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」

  • ◇クラシック音楽LP◇ヨセフ・スークのヴィヴァルディ:調和の幻想

    ヴィヴァルディ:調和の幻想ヴァイオリン協奏曲ト長調Op.3の3ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.3の6ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.3の二つのヴァイオリンのための協奏曲イ短調Op.3の8ヴァイオリン協奏曲ホ長調Op.3の12ヴァイオリン:ヨセフ・スーク第2ソロ・ヴァイオリン:グナール・ラルサン指揮:ルドルフ・パウムガルトナー弦楽合奏:ルツェルン弦楽合奏団録音:1976年9月16日、19日、スイス、ヴァインフェルト会議堂発売:1977年9月LP:日本コロムビアバロック時代のイタリアの大作曲家ヴィヴァルディの協奏曲集「調和の幻想」Op.3は、1712年に作曲されたが、この作品でヴィヴァルディの名は一躍有名になった。このLPレコードには、全部で12曲からなる「調和の幻想」の中から5曲が、ヨセフ・スークのヴァイオリン...◇クラシック音楽LP◇ヨセフ・スークのヴィヴァルディ:調和の幻想

  • ◇クラシック音楽LP◇アレクセイ・チェルカーソフのチャイコフスキー:ピアノ小品集「四季」

    チャイコフスキー:ピアノ小曲集「四季」1月:炉辺にて(プーシキンの詩)2月:冬おくりの祭り(ウャーゼムスキーの詩)3月:ひばりの歌(マイコフの詩)4月:雪割草(マイコフの詩)5月:白夜(フェートの詩)6月:舟歌(プレシチェイエフの詩)7月:草刈り人の歌(コルツォフの詩)8月:取り入れ(コルツォフの詩)9月:狩り(プーシキンの詩)10月:秋の歌(トルストイの詩)11月:トロイカ(ネクラーソフの詩)12月:クリスマス週間(ジュコフスキーの詩)ピアノ:アレクセイ・チェルカーソフ録音:1973年7月、モスクワLP:ビクター音楽産業VIC‐5509このチャイコフスキーの愛すべき12曲からなるピアノ小曲集「四季」は、“12の性格的な小品”という副題が付けられている。作曲の切っ掛けは、ペテルブルグにあるある出版商から音...◇クラシック音楽LP◇アレクセイ・チェルカーソフのチャイコフスキー:ピアノ小品集「四季」

  • ◇クラシック音楽LP◇サンソン・フランソワのベートーヴェン:ピアノソナタ「悲愴」「月光」「熱情」

    ベートーヴェン:ピアノソナタ第8番「悲愴」ピアノソナタ第14番「月光」ピアノソナタ第23番「熱情」ピアノ:サンソン・フランソワ発売:1970年LP:東芝音楽工業ASD‐3サンソン・フランソワ(1924年―1970年)は、天才肌の名ピアニストであった。ショパンやドビュッシー、それにラヴェルの演奏をさせたら当時、フランソワに匹敵するピアニストはいなかった。フランス人の両親の間にドイツで生まれ、1938年パリ音楽院に入学し、マルグリット・ロン、イヴォンヌ・ルフェビュールに師事。1940年に同音楽院を首席で卒業後、1943年に第1回の「ロン=ティボー国際コンクール」で優勝。その後世界各地で演奏活動を行い、名声を高めた。しかし、フランソワは、酒とたばこを愛した人であり、「酒はやめるがタバコはやめられない」と言い、こ...◇クラシック音楽LP◇サンソン・フランソワのベートーヴェン:ピアノソナタ「悲愴」「月光」「熱情」

  • ◇クラシック音楽LP◇ホルンの名手アラン・シヴィルのモーツァルト:ホルン協奏曲全集/ホルンのためのコンサートロンド変ホ長調K.371

    モーツァルト:ホルン協奏曲全集ホルン協奏曲ニ長調K.412ホルン協奏曲変ホ長調K.447ホルン協奏曲変ホ長調K.417ホルン協奏曲変ホ長調K.495ホルンのためのコンサートロンド変ホ長調K.371ホルン:アラン・シヴィル指揮:ルドルフ・ケンペ管弦楽:ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団発売:1975年LP:RVCGGC‐1129このLPレコードは、モーツァルトの有名な4つのホルン協奏曲とホルンのためのコンサートロンドを、ホルンの名手であったアラン・シヴィル(1929年―1989年)が、名指揮者ルドルフ・ケンペ指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の伴奏で録音した、記念すべき一枚である。アラン・シヴィルは、イギリス出身のホルン奏者。指揮者のトーマス・ビーチャムによって、デニス・ブレイン(1921年―1957年)の次...◇クラシック音楽LP◇ホルンの名手アラン・シヴィルのモーツァルト:ホルン協奏曲全集

  • ◇クラシック音楽LP◇夭折の天才ピアニスト ディヌ・リパッティのショパン:ピアノソナタ第3番、バルカロール、マズルカ第32番、 ノクターン第8番

    ショパン:ピアノソナタ第3番バルカロールマズルカ第32番ノクターン第8番ピアノ:ディヌ・リパッティ発売:1962年9月LP:日本コロムビアOL‐3103これは、ルーマニアのブカレストに生まれた、夭折の天才ピアニスト、ディヌ・リパッティ(1917年―1950年)を偲ぶLPレコードである。「偲ぶ」というと単なる懐古趣味と思われがちだが、リパッティに限っては、このことは当て嵌まらない。このLPレコードは、今もってショパン:ピアノソナタ第3番の録音の中でも、1,2を争う名盤と私は信じている。さらに同じLPレコードのB面に収められた3つの小品、バルカロール、マズルカ第32番、ノクターン第8番についても、今もってこれに真正面から対抗できる録音は数少ない。リパッティは、ショパンを弾かせたら他の追随を許さない天性の閃きを...◇クラシック音楽LP◇夭折の天才ピアニストディヌ・リパッティのショパン:ピアノソナタ第3番、バルカロール、マズルカ第32番、ノクターン第8番

  • アルテュール・グリュミオーのショーソン:詩曲/サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ、 ハバネラ/ ラヴェル:ツィガーヌ

    ショーソン:詩曲サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソハバネララヴェル:ツィガーヌヴァイオリン:アルテュール・グリュミオー指揮:マニュエル・ロザンタール管弦楽:コンセール・ラムルー管弦楽団録音:1966年3月(ショーソン/ラヴェル)、1963年4月(サン=サーンス)、フランス、パリ発売:1980年LP:日本フォノグラム(フィリップスレコード)13PC‐242このLPレコードは、フランコ・ベルギー楽派の泰斗アルテュール・グリュミオー(1921年―1986年)が、ショーソン、サン=サーンス、ラヴェルのヴァイオリンとオーケストラのための名曲を収録した一枚。グリュミオーは、ベルギーに生まれ、ブリュッセル王立音楽院で学ぶ。その後、パリに留学してジョルジュ・エネスコに入門。デュボアとエネスコに学んだグリュミオー...アルテュール・グリュミオーのショーソン:詩曲/サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ、ハバネラ/ラヴェル:ツィガーヌ

  • ◇クラシック音楽LP◇ブタペスト弦楽四重奏団+第2ヴィオラ:ワルター・トランプラーのブラームス:弦楽五重奏曲第1番/第2番

    ブラームス:弦楽五重奏曲第1番/第2番弦楽五重奏:ブタペスト弦楽四重奏団+第2ヴィオラ:ワルター・トランプラーヨーゼフ・ロイスマン(第1ヴァイオリン)アレクサンダー・シュナイダー(第2ヴァイオリン)ボリス・クロイト(第1ヴィオラ)ワルター・トランプラー(第2ヴィオラ)ミッシャ・シュナイダー(チェロ)録音:1963年11月14日~15日(第1番)/1963年11月21日、26日(第2番)、アメリカ、ニューヨークLP:CBS/SONYSOCL1138ブラームス:弦楽五重奏曲第1番は1882年に、そして弦楽五重奏曲第2番は1890年に、それぞれ完成している。第1番は、如何にもブラームスの作品らしく、緻密で内向的な性格の曲。地味ではあるが完成度の高さでは、ブラームスの室内楽曲の中でも屈指の作品とも言える。どちらか...◇クラシック音楽LP◇ブタペスト弦楽四重奏団+第2ヴィオラ:ワルター・トランプラーのブラームス:弦楽五重奏曲第1番/第2番

  • ◇クラシックLP◇シュナイダーハンのモーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番/第5番

    モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番/第5番「トルコ風」ヴァイオリン:ヴォルフガング・シュナイダーハン指揮:ハンス・シュミット=イッセルシュテット管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(第4番)北ドイツ放送交響楽団(第5番)LP:ポリドールKI7306このLPレコードは、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第4番と第5番を、ウィーンの名ヴァイオリニストであったヴォルフガング・シュナイダーハン(1915年―2002年)が演奏した録音である。モーツァルトは、ヴァイオリン協奏曲の作曲を若い時に集中し、以後、死に至るまでヴァイオリン協奏曲は作曲せず、ピアノ協奏曲を作曲することになる。ピアノ協奏曲の質の高さと量の多さを考えると、後年になってからもヴァイオリン協奏曲にも執着して欲しかったようにも思えてくる。ヴァイオ...◇クラシックLP◇シュナイダーハンのモーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番/第5番

  • ◇クラシック音楽LP◇グレン・グールドのシェーンベルクのピアノ小品集

    シェーンベルク:3つのピアノ曲Op.115つのピアノ曲Op.236つのピアノ小品Op.19ピアノ組曲Op.25ピアノ曲Op.33a/Op.33bピアノ:グレン・グールド録音:ニューヨークLP:CBS/SONY18AC971カナダ出身のグレン・グールド(1932―1982年)は、1964年のシカゴ・リサイタルを最後にコンサート活動からは一切身を引いてしまう。この理由については、いろいろ詮索されているが、これ以降、没年まで、グールドはレコード録音及びラジオ、テレビなどの放送媒体のみの音楽活動に集中することになる。そして1981年、バッハの「ゴルトベルク変奏曲」を再録音した後の1982年10月4日、脳卒中により死去した。享年50歳。リヒテルは、グールドを「バッハの最も偉大な演奏者」と評したという。そんなグールド...◇クラシック音楽LP◇グレン・グールドのシェーンベルクのピアノ小品集

  • ◇クラシック音楽LP◇閨秀ハーピスト アニー・シャフランによるドビュッシー/ラヴェル/ピエルネ/フォーレのフランス音楽ハープ名曲集

    ドビュッシー:神聖な舞曲と世俗的な舞曲ラヴェル:序奏とアレグロピエルネ:ハープ小協奏曲フォーレ:即興曲Op86ハープ:アニー・シャフラン指揮:アンドレ・クリュイタンス管弦楽:パリ音楽院管弦楽団ヴァイオリン:ティッシュ&シモンヴィオラ:レキャンチェロ:ベクスフルート:カラシェクラリネット:ブータール録音:1965年11月LP:東芝EMIEAC‐40110このLPレコードは、フランス音楽の中でも極上のハープの音色思う存分味わえる一枚である。豊穣な香りのワインにも似て、ハープの響きは、この世ので聴く天上の音楽とでも言ったらいいのであろうか。ところでハープという楽器は我々にとって親しみのある楽器ではあるのだが、いつ頃から今の形のハープが定着したのであろうか。その辺を、このLPレコードのライナーノートで、三浦淳史氏...◇クラシック音楽LP◇閨秀ハーピストアニー・シャフランによるドビュッシー/ラヴェル/ピエルネ/フォーレのフランス音楽ハープ名曲集

  • ◇クラシック音楽LP◇若き日のピリス、モーツァルト:ピアノソナタ第8番/幻想曲ニ短調/ピアノソナタ第11番「トルコ行進曲付き」(日本録音盤)

    モーツァルト:ピアノソナタ第8番幻想曲ニ短調ピアノソナタ第11番「トルコ行進曲付き」ピアノ:マリア・ジョアン・ピリス録音:1974年1月~2月、イイノ・ホール(東京)LP:DENONOX‐7054‐NDマリア・ジョアン・ピリス(マリア・ジョアン・ピレシュが正確な表記。1944年生まれ)は、ポルトガル出身の女性ピアニスト。1953年から1960年までリスボン大学で作曲・音楽理論・音楽史を学んだ後、西ドイツに留学。1970年に、ブリュッセルで開かれたベートーヴェン生誕200周年記念コンクールで第1位。この間に、個人的にケンプの薫陶を受ける。室内楽演奏にも力を入れ、1989年よりフランス人ヴァイオリニストのオーギュスタン・デュメイと組みツアーを行う。モーツァルトのピアノ・ソナタ集の録音により、1990年に「国際...◇クラシック音楽LP◇若き日のピリス、モーツァルト:ピアノソナタ第8番/幻想曲ニ短調/ピアノソナタ第11番「トルコ行進曲付き」(日本録音盤)

  • ◇クラシック音楽LP◇新ウィーン楽派の3人(シェーンベルク/ベルク/ウェーベルン)の編曲によるヨハン・シュトラウスのワルツ集

    ヨハン・シュトラウス:皇帝円舞曲(シェーンベルク編曲)南国のばら(シェーンベルク編曲)酒、女、歌(ベルク編曲)宝石のワルツ(ウェーベルン編曲)室内楽:ボストン交響楽団室内アンサンブルジョーゼフ・シルヴァースタイン(第1ヴァイオリン)マックス・ホバート(第2ヴァイオリン)バートン・ファイン(ヴィオラ)ジェール・エスキン(チェロ)ジェローム・ローズン(ハルモニウム)ギルバート・カリッシュ(ピアノ)ドリオ・アントニー・ドワイアー(フルート)ハロルド・ライト(クラリネット)録音:1977年4月3日、ボストン、シンフォニー・ホールLP:ポリドール(ドイツ・グラモフォン)2530977(MG1194)これは、大変愉快なLPレコードだ。というのは、あのヨハン・シュトラウスのワルツの名曲を、何とシェーンベルク、ベルク、ウ...◇クラシック音楽LP◇新ウィーン楽派の3人(シェーンベルク/ベルク/ウェーベルン)の編曲によるヨハン・シュトラウスのワルツ集

  • ◇クラシック音楽LP◇名メゾ・ソプラノ クリスタ・ルードヴィッヒのブラームス/ワーグナー/マーラー歌曲集

    ブラームス:「アルト・ラプソディー」ワーグナー:「ヴェーゼンドンクの五つの詩」天使とまれ!温室で苦悩夢マーラー:「五つの歌」わたしはこの世に忘れられて真夜中にうき世の暮らしほのかな香り美しいトランペットの鳴り渡るところメゾ・ソプラノ:クリスタ・ルートヴィッヒ指揮:オットー・クレンペラー管弦楽:フィルハーモニア管弦楽団合唱:フィルハーモニア合唱団(ブラームス)録音:1962年3月21日、23日(ブラームス)1962年3月22日、23日(ワーグナー)1962年2月17日、18日(マーラー)LP:東芝EMIEAC‐40118ブラームスの通常言われる「アルト・ラプソディー」の正式な名称は「アルトと男声合唱とオーケストラのためのラプソディー」であり、ブラームス36歳の作品。テキストは、ゲーテの詩「冬のハルツの旅」か...◇クラシック音楽LP◇名メゾ・ソプラノクリスタ・ルードヴィッヒのブラームス/ワーグナー/マーラー歌曲集

  • ◇クラシック音楽LP◇ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィルのチャイコフスキー:交響曲第5番

    チャイコフスキー:交響曲第5番指揮:エフゲニ・ムラヴィンスキー管弦楽:レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団録音:1960年11月9日~10日、ウィーン・ムジークフェライン・ザールLP:ポリドール(ドイツ・グラモフォン)SE7910エフゲニー・ムラヴィンスキー(1903年―1988年)は、旧ソ連時代に活躍したロシアの大指揮者。1924年レニングラード音楽院に入学し、作曲と指揮を学ぶ。同音楽院を1931年に卒業後、レニングラード・バレエ・アカデミー・オペラ劇場(現マリインスキー劇場)で指揮者デビューを果たす。1938年ソ連指揮者コンクールに優勝後、直ちにレニングラード・フィルハーモニー交響楽団の常任指揮者に就任。当時、低迷していた同オーケストラの立て直しに着手し、最終的には同オーケストラを一流のオーケスト...◇クラシック音楽LP◇ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィルのチャイコフスキー:交響曲第5番

  • ◇クラシック音楽LP◇ラフマニノフ自作自演の歴史的名盤

    ~ラフマニノフ自作自演集赤盤復刻シリーズ~ラフマニノフ:前奏曲Op.3の2(1928年4月4日)前奏曲Op.33の7(1940年3月18日)前奏曲Op.32の7(1940年3月18日)前奏曲Op.32の6(1940年3月18日)前奏曲Op.23の10(1940年3月18日)ユーモレスクOp.10の5(1940年4月9日)W.R.のポルカ(1928年4月4日)セレナードOp.3の5(1936年1月3日)メロディOp.3の3(1940年4月9日)楽興の時Op.16の2(1940年3月18日)前奏曲Op.32の3(1940年3月18日)練習曲Op.32の2(1940年3月18日)ひなげしOp.38(1940年3月18日)オリエンタル・スケッチ(1940年3月18日)音の絵Op.39の6(1925年12月16日)...◇クラシック音楽LP◇ラフマニノフ自作自演の歴史的名盤

  • ◇クラシック音楽LP◇フルトヴェングラー指揮&ピアノ伴奏と3人の名歌手たちによるライヴ録音

    ①マーラー:さすらう若人の歌バリトン:ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー管弦楽:ベルリン、フィルハーモニー管弦楽団録音:1953年8月12日、ザルツブルク・フェスティヴァル(ライヴ録音)②R.シュトラウス:森の幸福愛の賛歌誘惑冬の恋テノール:ペーター・アンダース指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団録音:1942年2月15日、17日、ベルリン(ライヴ録音)③ヴォルフ:春にアナクレオンの墓私を花で覆って下さい私のふさふさした髪の陰で意地悪な人たちはみなジプシーの娘ソプラノ:エリーザベト・シュワルツコップピアノ:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー録音:1953年8月12日、ザルツブルク・フェスティヴァル(ライヴ録音)発売:1...◇クラシック音楽LP◇フルトヴェングラー指揮&ピアノ伴奏と3人の名歌手たちによるライヴ録音

  • ◇クラシック音楽LP◇創設者フリーダー・ベルニウス指揮シュトゥットガルト室内合唱団のシューマン:合唱曲集

    シューマン:合唱曲「ロマンス」第1集作品69①タンブリーンを打ち鳴らす女②森の乙女③修道女④兵士の花嫁⑤海の精⑥聖堂合唱曲「ロマンス」第2集作品91①ローズマリーの花②陽気な狩人③水の精④見捨てられた乙女⑤布を漂す女の夜の歌⑥海の中に3声の女声のための3つの歌作品114①挽歌②トリオレット(三行詩)③箴言詩合唱曲「ロマンスとバラード」第3集作品145①鍛冶屋②尼僧③歌手④ジョン・アンダースン⑤鷲鳥の番をする少年のロマンス指揮:フリーダー・ベルニウス合唱:シュトゥットガルト室内合唱団ピアノ:ハルトムート・ヘルソプラノ:クリスツィーナ・ラキフルート:コンラート・ヒルツェルホルン:ヨハネス・リツコフスキーLP:東芝EMIEAC‐40146シューマンは、1847年から幾つかの合唱団の指揮を手掛け始めるが、そうした...◇クラシック音楽LP◇創設者フリーダー・ベルニウス指揮シュトゥットガルト室内合唱団のシューマン:合唱曲集

  • ◇クラシック音楽LP◇カラヤン指揮ベルリン・フィルによるロッシーニ:弦楽のためのソナタ集

    ロッシーニ:弦楽のためのソナタ集第1番/第2番/第3番/第6番指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団録音:1968年8月17日~21日、スイス、サンモリッツ、ヴィクトリア・ホールLP:ポリドール(ドイツ・グラモフォン)SE8006このLPレコードに収められたロッシーニ:弦楽のためのソナタ集は、1804年、ロッシーニが僅か12歳の時に作曲した弦楽四重奏のための作品である。弦楽四重奏曲といってもヴィオラは使われずに、ヴァイオリン2、チェロ、コントラバスという異例の楽器編成が取られた。何故このような編成となったかは謎であるが、どうも当時、芸術パトロンをしていたアマチュアのコントラバス奏者のために書いたため、というのが事の真相らしい。この弦楽四重奏曲を基に弦楽合奏用に編曲した...◇クラシック音楽LP◇カラヤン指揮ベルリン・フィルによるロッシーニ:弦楽のためのソナタ集

  • ◇クラシック音楽LP◇バリリ弦楽四重奏団のベートーヴェン:弦楽四重奏曲第8番「ラズモフスキー第2番」/「大フーガ」op.133

    ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第8番「ラズモフスキー第2番」「大フーガ」op.133弦楽四重奏:バリリ弦楽四重奏団発売:1963年LP:キングレコード(ウェストミンスター)WXO‐1バリリ弦楽四重奏団は、若きウィーン・フィルのコンサートマスターのワルター・バリリ(1921年―2022年)を中心に1945年に結成された。1950年代末に解散するまでの間、ウィーンコンツェルトハウス弦楽四重奏団とともに、当時のウィーンを代表する弦楽四重奏団として活躍した。特に、ベートーヴェン、モーツァルト、シューベルトなどの演奏において定評があった。途中、ヴィオラ奏者とチェロ奏者は交代したが、第1ヴァイオリンのワルター・バリリと第2ヴァイオリンのオットー・シュトラッサー(1901年―1996年)は、解散するまで変更はなかった。そ...◇クラシック音楽LP◇バリリ弦楽四重奏団のベートーヴェン:弦楽四重奏曲第8番「ラズモフスキー第2番」/「大フーガ」op.133

  • ◇クラシック音楽LP◇エーリッヒ・クライバー指揮パリ音楽院管弦楽団のチャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」

    チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」指揮:エーリッヒ・クライバー管弦楽:パリ音楽院管弦楽団録音:1953年11月発売:1975年LP:キングレコードSOL5013クライバーという名前を聞けば、多くの人は指揮者のカルロス・クライバー(1930年―2004年)のことを思い浮かべるであろう。カルロス・クライバーは、名指揮者として高い評価を受けていたから当然であるが、今回のLPレコードの指揮者のクライバーは、カルロス・クライバーの父親のエーリッヒ・クライバー(1890年―1956年)なのである。エーリッヒ・クライバーは、オーストリアのウィーン出身で、1920年代から30年代にかけての10年以上もベルリン国立歌劇場の音楽監督を務めた歴史上の大指揮者。ヤナーチェックの「イエヌーファ」やベルクの「ヴォツェック」を初演...◇クラシック音楽LP◇エーリッヒ・クライバー指揮パリ音楽院管弦楽団のチャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」

  • ◇クラシック音楽LP◇エーリッヒ・クンツのドイツ愛唱歌集

    ~エーリッヒ・クンツのドイツ愛唱歌集~シューマン:二人のてき弾兵ブラームス:眠りの精シューベルト:笑いと涙リスト:愛の夢レーがー:マリアの子守歌シューベルト:音楽に寄すシューマン:くるみの木ベートーヴェン:自然における神の栄光ジルヒャー:ローレライリスト:ローレライモーツァルト:すみれベートーヴェン:君を愛すヴォルフ:主顕祭ヴォルフ:眠れる幼な児イエスブラームス:セレナードシューベルト:シルヴィア寄すバリトン:エーリッヒ・クンツ指揮:アントン・パウリク管弦楽:ウィーン国立歌劇場管弦楽団発売:1982年LP:キングレコード(VANGUARD)K18C‐9294エーリッヒ・クンツ(1909年―1995年)の名前を聴くと我々の世代は、ウィーン国立歌劇場のバリトン歌手という肩書きより、「ドイツ学生の歌大全集」(S...◇クラシック音楽LP◇エーリッヒ・クンツのドイツ愛唱歌集

  • ◇クラシック音楽LP◇ゲザ・アンダ&フリッチャイ指揮ベルリン放送交響楽団のバルトーク:ピアノ協奏曲第2番/第3番

    バルトーク:ピアノ協奏曲第2番/第3番ピアノ:ゲザ・アンダ指揮:フェレンツ・フリッチャイ管弦楽:ベルリン放送交響楽団録音:1959年9月10日、15日、16日(第2番)/1959年9月7日~9日(第3番)、ベルリン、イエス・キリスト教会LP:ポリドールSE7102(ドイツ・グラモフォンMG2221)バルトークは、生涯で3曲のピアノ協奏曲を作曲したが、このLPレコードにはそのうち第2番と第3番とが収められている。第2番は、1930年から1931年にかけて作曲された曲。ロマン派のピアノ協奏曲に慣れた耳には、最初に聴くと違和感に捉われるが、何回か聴いていくとピアノを打楽器のように扱う面白さや飛び跳ねるような軽快なリズム感に共感を覚えるようになってくる。ロマン派のピアノ協奏曲では朗々としたメロディーが奏でられ、そ...◇クラシック音楽LP◇ゲザ・アンダ&フリッチャイ指揮ベルリン放送交響楽団のバルトーク:ピアノ協奏曲第2番/第3番

  • ◇クラシック音楽LP◇フランスの名ピアニスト ヴラド・ペルルミュテルのショパン:ワルツ集(全14曲)

    ショパン:ワルツ集(全14曲)第5番「大ワルツ」/第7番/第8番/第1番「華麗な大ワルツ」/第9番「別れのワルツ」/第4番「華麗なワルツ」/第13番/第3番/第14番/第10番/第11番/第12番/第6番「子犬のワルツ」/第2番「華麗なワルツ」ピアノ:ヴラド・ペルルミュテル録音:1962年10月、ジュネーヴLP:日本コロムビアOW‐7874‐PKこのLPレコードでピアノを弾いているフランス出身のヴラド・ペルルミュテル(1904年―2002年)は、若い頃にラヴェルに直接師事したこともあることから、“ラヴェル弾き”といった評価をされるケースが多かった。このことは、1950年代(モノラル)と1970年代(ステレオ)の2度にわたり、ラヴェルの全ピアノ曲をレコーディングしていることからも裏付けられる。同時に、アルフ...◇クラシック音楽LP◇フランスの名ピアニストヴラド・ペルルミュテルのショパン:ワルツ集(全14曲)

  • ◇クラシック音楽LP◇ネヴィル・マリナー指揮アカデミー室内管弦楽団のモーツァルト:喜遊曲K.136/K.137/K.138/セレナータ・ノットゥルナK.239

    モーツァルト:喜遊曲K.136喜遊曲K.137喜遊曲K.138セレナータ・ノットゥルナK.239指揮:ネヴィル・マリナー弦楽合奏:アカデミー室内管弦楽団発売:1980年LP:キングレコードK15C‐8060弦楽合奏:アカデミー室内管弦楽団このLPレコードに収められたモーツァルトが作曲したK.136、K.137、K.138の3つの喜遊曲は、モーツァルトが第2回目のイタリア旅行(1771年8月13日~1771年12月16日)から帰って、第3回目の旅行(1772年12月24日~1773年3月13日)に持参すべく用意された作品だとも言われている。一方、このLPレコードのライナーノートで向坂正久氏は、「モーツァルトは、イタリア旅行のみやげ話をこれらの喜遊曲にまとめ、モーツァルト16歳の誕生日(1月27日)に集まった...◇クラシック音楽LP◇ネヴィル・マリナー指揮アカデミー室内管弦楽団のモーツァルト:喜遊曲K.136/K.137/K.138/セレナータ・ノットゥルナK.239

  • ◇クラシックLP◇リリー・クラウスのシューベルト:ピアノソナタ第16番/第13番

    シューベルト:ピアノソナタ第16番op.42(D.845)ピアノソナタ第13番op.120(D.664)ピアノ:リリー・クラウス発売:1976年LP:キングレコードSQL2023シューベルトは、歌曲の王と言われるほど多くの歌曲の名作を作曲しているが、このほか宗教曲、交響曲、室内楽曲、ピアノ曲でも多くの傑作を生み出した。ピアノ曲では即興曲や楽興の時、さすらい人幻想曲などがポピュラーな曲として知られているが、忘れてはならないものに21曲のピアノソナタがある。特に後期のピアノソナタは、ベートーヴェンのピアノソナタにも匹敵する名作として専門家からは高い評価を受けている。このLPレコードは、シューベルトの遺したピアノソナタのうち、ピアノソナタ第16番と第13番の2曲が収録されている。ピアノソナタ第16番は、1825...◇クラシックLP◇リリー・クラウスのシューベルト:ピアノソナタ第16番/第13番

  • ◇クラシック音楽LP◇フルトヴェングラー指揮ウィーン・フィルのベートーヴェン:「コリオラン」序曲/シューマン:交響曲第1番「春」(ライヴ録音盤)

    ベートーヴェン:「コリオラン」序曲シューマン:交響曲第1番「春」指揮:ウィルヘルム・フルトヴェングラー管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団録音:1951年10月29日、ミュンヘン、コングレス・ホール(ライヴ録音)発売:1978年LP:キングレコード(LONDON)MX9011このLPレコードは、フルトヴェングラー(1886年―1954年)が遺したライヴ録音盤といういうことで大変貴重な録音であり、また、発売された当時は、新たに発掘されたフルトヴェングラーの録音であるということで、フルトヴェングラー・ファンが小躍りして喜んだLPレコードでもあったのだ。LPレコード化に際しては、バイエルン放送局のテープが使われたという。録音時の1951年は、まだ第二次世界大戦の惨禍が癒えていない時期であり、フルトヴェング...◇クラシック音楽LP◇フルトヴェングラー指揮ウィーン・フィルのベートーヴェン:「コリオラン」序曲/シューマン:交響曲第1番「春」(ライヴ録音盤)

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、<クラシック音楽LPレコードファン倶楽部(LPC)> さんをフォローしませんか?

ハンドル名
<クラシック音楽LPレコードファン倶楽部(LPC)> さん
ブログタイトル
<クラシック音楽LPレコードファン倶楽部(LPC)> 
フォロー
<クラシック音楽LPレコードファン倶楽部(LPC)> 

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用