ここしばらく、風邪をひいたりして、 スローになっていました。 自分の思い通りにコトが運ばないというのは、 じつに忍耐のいることだと、 思いました。 元気でいられるっていうのは、
ここしばらく、風邪をひいたりして、 スローになっていました。 自分の思い通りにコトが運ばないというのは、 じつに忍耐のいることだと、 思いました。 元気でいられるっていうのは、
ピアニストは、音を扱う芸術家です。 ですから、耳を使うのが、一番大切なはずです。 それが、 ともすると、目の方が優先になっている時もあります。
ピアノを弾くのには、 脱力をしなくてはいけないと思っている方は多いです。 特に、先生に多いです。 ですので、そう言われた生徒さんは、
さて、 前回の、曲を通して言いたいことをよくわかっているといい、 というテーマについて。 いく人の方から、どうしたらいいのか、というような ご質問を受けました。
先日テレビで、心に残った言葉がありましたので、 書いておきます。 先週は、ちょっと風邪をひいていました。 やっと起き上がれるようになって、 まぁ、テレビも見られるようになった時。 とてもマニアックな世界を見せてくれる番組でした。 ラーメンを自作する人たちのコンテスト。
ピアノオンライン講座「ふだん塾」
ピアノ初心者の方から、たまに、 譜読みに時間がかかります、ということ聞きます。 譜読みに時間がかかるのは、 ある程度しかたありません。 私も、小さいころ、 譜読みの期間が苦手でした。 実は、今でも、あまりこの作業が好きではありません。
もっと、すっきりと、キビキビとした音で、 かっこよく弾きたいのに、と思います。 特に、 8分音符や、16分音符が並んている時。 そういう時は、ごたごたと考えずに、
音楽表現で、大事なことがあります。 ここを、押さえておくと、 上達が、ぐんぐん進むように思います。
ピアノでスケールを弾くときの動きで、 「指くぐらせ」という動きがあります。 それについては、私が日本で習ったのと、 フランスでよく聞く説明では、ちょっと違いがあります。 どうするのが理想的なのでしょう。
「スグルー」をご存じですか?(ピアノとは少しだけ関係がある)
先日、よく切れるギザギザナイフで、 パンを切っていましたところ、 パンのみならず、指先まで切ってしまいました。 あら大変、 しばらくは、ティシューを巻いて、 治るのを待たねばなりませんでした。 3、4日たって、 まぁ、表面的には大丈夫そうになりましたが、 切りどころが悪かったようです。 かなりの
私のところへピアノを習いに来る方で、 特に、再開なさった方。 初心者の方もそうですが、 レッスンを受け始めて、 「私にこんな才能があったんなんて」と、 驚かれる方がほとんどです。
ピアノオンライン講座「ふだん塾」
ピアノを習ってくときに、 「曲選び」という作業があります。 これは、なかなか奥が深いものだと、感じています。 曲のおかげで、モチベーションがグンと上がる生徒さんがあります。 もちろん、その逆もあります。 大きく分けて、 生徒さんに提案する曲には、
私が、ピアノ曲を弾く段階で、一番いやだなぁと思うのは、 譜読みの段階です。 新しい曲を始める、という、うれしさ。 音は耳に流れるのに、手が動かない、というもどかしさ。 テキトウに、弾いてみたいけど、 きちんとやらないと、この先苦労する、という切迫感。 そして、
けさ、ツイッターで(今はX) ベートーベンの言葉を一つ、 習いました。 「間違った音を奏でることは取るに足りないが、 情熱を持たずに演奏することは言語道断だ」ということです。
先日、「ふだん塾」受講生のMさんから、 うれしいお話を聞きましたので、 書いておきます。 Mさんは、北海道から受講なさっています。 20年ぶりにピアノ再開をされて、 これで2年になります。 いつも、着々と練習を重ねられて、 この2年で、またずいぶんレベルを上げられました。
ハノン練習曲は、有名なわりには、 近ごろのフランスクラシック界では あまり使われていないように見えます。 先日も、音楽院で話題になりました。 ある生徒さんが 「この16分音符、速く弾きたいんですけど、 できないんです」と。
ヨーロッパでも、日本でも、 クラシック音楽は、高尚な音楽、と考えている人に出会います。 その逆に、もっとラフな感じに、とらえておられる方にも出会います。 クラシック音楽会に行くときは、 ドレスアップしていきますが、 ロックコンサートだと、また違う装いにします。
女性がピアノを弾く時、ちょっとしたコツがあると思います。 国際コンクールなどで、 男性が賞を取ると、私は、その骨格、手の大きさに、 うらやましいという気持ちがしてしまいます。 もちろん、 きゃしゃな女性が賞を取ることだって、あるのです。
一つ、フランスでよく話題になることがあります。 marche harmonique という、和音進行です。 これが見つかったら、どう、ということはないのですが、 これをどう弾くか、ということを知っていると、 とても得になると思います。 では、どうすればいいのか。 答えは、 何も考えもせずに、 ただ
ピアノ練習の中には、 すぐに効果があらわれないものがあります。 ですので、 このようにずっと弾いていれば、いつかは ステキに弾けるようになるだろうと思っていらっしゃるのが わかります。 すぐには効果があらわれない、だから、 しんぼうづよく待ちます、とおっしゃいます。
先日、音楽院でのことです。 コンクールに弾く予定の曲について、 作曲家のことを面接で聞かれるかもしれないので、 調べておくこと、という宿題を出しておきました。 グリーグという作曲家について。 まじめなこの生徒さんは、 次の週、色々調べてきたことを教えてくれます。 でも、
先日、自動車を変えました。 問題は、今までギア付きだったのが、 今度はオートマチックになります。 それに、車体の形も違いますから、 感覚をつかむまで、ちょっと緊張します。 駐車するときなどは、誰かに手伝ってもらったり。
ひとつ、強力な練習法があります。 どうしても腕が疲れてしまって、弾きにくい、 というような時に、とても効果的です。 同時に、音の粒もそろいます。
昨日、ツイッター(今ではX)で、とても不思議な楽器を教えてもらいました。 ピアニストである私にとっては、 とても感激ものでしたので、書いておきます。 ポーランドの人が制作したものですが、 元のアイディアは、ダ・ビンチのものだそうです。 設計だけで、実現していなかったものを、 この人が製作。
今朝、スカイプで日本の方と遠隔レッスンをしていた時に、 「レッスンを録画しても良いでしょうか」とご質問がありました。 また、 対面レッスンの時にも、 録音なら結構です、とお話ししたことがあります。 さて、 私は、昔むかしの、昭和生まれです。 レッスンを録画する習慣はないのです。 だからそう感じるの
先日、ある方に、「うまくなるコツ」を教えてください、と 聞かれたので、しばらく考えてしまいましたが、 こうお答えしました。
ブルグミューラーという練習曲は、とてもいいと思います。 日本ではよく使われています。 ウイーン版では、日本の方が監修しているくらいです。 フランスではどうか、と言いますと、 私の知る限りでは、聞いたことがありません。 といって、感性が合わないということではありません。 フランスの生徒さんに提案して
発表会やら、 コンクールやら、試験など、本番があると、 どんな人でもよく練習します。 細かいことに気をつけて、 しばらく練習していますと、 だんだん、虫メガネで見ているようになってきます。 そして、全体像が見えなくなって、 ただ正確に弾いているだけになったりします。
YouTube で、 マルタアルゲリッチのインタビューを聞いたところによりますと、 彼女は、練習曲など弾いたことない、ということでした。 「なんで、練習曲なんて必要なの?」という顔をして、 対応している若いアルゲリッチが見えます。 なるほど、 この天才的なピアニストは、 練習曲などほったらかして、
きのうの音楽院のことです。 20代の女性です。 ピアノを再開している人です。 それが、たぶん、これはソルフェージュのクラスで そう思ったらしいのですが、 「リズムが下手」と、思い込んでいます。 私から見ると、 そんなことは、全然ないのですが。 楽譜を読むときに、リズムで頭を抱えたり、 間違うこと
これは、どんなレベルのピアノ曲でも効果があります。 曲の中で、手が移動するとき、 時間がかかってしまいます。 まず、 どの指をどのキーに置いていいか、 それを探すのに時間がかかる、という問題があります。 (和音など) これは、 繰り返し練習によって、クリアできるはずです。 体が暗記してくれます
新年のごあいさつ、申し上げます。 みなさまは、どんなふうに年末年始を すごされましたでしょうか。 思うように行かなかった方もあると思います。 私はといえば、 ちょっとフラフラしながら、ピアノお弾き初めをしました。 とつぜん、具合が変になったので、 どうしたことかと思っていましたが、 どうやら、
一年を振り返って、受講生の方のことを 思います。 そして、あぁ、この方は、 *こんな技術の面で上達なさった、とか、 *以前はこんなふうに弾いておられたのに、 今は、こんなふうになった、とか、 *こういう音が出せるようになった、とか、 *フレージングで、私が何も言わなくても、 こんなことを
フランスでは、 今年はノエル(クリスマス)のお休みに入るのが おそいです。 ぎりぎりまでお勉強して、 そして、ノエルの日を迎えます。 そのかわり、お正月は、めずらしくのんびり。 8日まで休みです。 いつもですと、 2日、3日くらいから仕事に入りますので、 ちょっと味気ない感じもするのです。
前回、Sさんの発表会のお話から、 どういう演奏を目指すか、というような話になりました。 考えてみますと、 音楽院でも、試験の時は、 みなさん緊張しますし、 「ちゃんと」弾けたらな、と思うわけです。 では、審査員の人たちは、 何を思っているかと言いますと、 レストランに行ったら美味しいものを食べた
Sさんが、「消化不良」とおっしゃりながら、 発表会本番の動画を送ってくださりました。 それを聴いてみますと。 たしかに、ミスタッチはあるものの、 流れが良いです。 それぞれの場面の表現が、クリアです。 よく歌ってらっしゃいます。 そして、歌い方に心がこもっているのでしょうね、 こちらのハートも
先日Sさんが、発表会で演奏なさいました。 「ふだん塾」受講生のSさんは、 関東でも対面レッスンの先生についておられます。 私も、オンラインや、 東京での対面レッスンで お手伝いしました。 そして、本番のあと、メッセージが来たのですが、 何やら、あまりうまく行かなかったと、 残念がっておられる。
ふだん、あまり気にしませんが、 ピアノ曲で、調の雰囲気をつかむことはできます。 そして、これを表現すると、 演奏がぐっと変わるのではないかと思います。 フランスでは「バイエル教本」をあまり使いませんが、 私は、たまに使います。 その中に、一曲の中で短調から長調に変わる曲があります。 そして、「先
これは、中級以上の話になります。 新しい曲に取りかかるときに、 他の人の演奏を聞くか、聞かないかで、 意見が分かれます。 きのうも、10代の生徒さんが、 「私のように、まだ経験のない者は、 他の人の演奏をきいて、練習するしかない」 と言っていました。 そういえば、 新しい曲の楽譜と一緒に模範の
年末、発表会やクリスマス会などで、 本番を準備なさっている方も多いかと思います。 本番では、ほとんどの方が緊張すると思います。 プロは緊張しないと思っている方もありますが、 実は、「ものすごく」緊張しています。 大きなホールの楽屋では、 前の演奏者が残していった、薬のカプセルの殻が、 散乱してい
曲を通して、何を伝えたいのか、 というようなことをお話ししました。 中には、それがよくわからなくて、 だからレッスンを受けています、という方があります。 そのお気持ちはよくわかります。 小鳥が卵からかえるとき、 ヒナは、中から口ばしで、殻をつつきます。 親鳥も、外側から口ばしで、殻をつつきます
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先日のことです。 友人と話していて、どうしてもわかってもらえないことが ありました。 ピアノを学ぶには、 技術を詳しく学ばなくてはならない、というのです。 だから、先生は、 長い年月をかけて、説明していかないと、と。 うーん。 一方、私は、レッスン中に、 技術の説明をしているのかどうか、といい
よくあることですが、 意外と聞き落とされてしまう音があります。 メロディを弾くときの、 リピート音です。 これは、ピアノの鍵盤上は、 とても易しいことなのです。 ですのであまり気を配らないのです。 ある大先生の、一回のみレッスンを受けた時、 注意されたことがあります。 あら、と思って、 もう一度
きのうは、 オンラインでも、 オンラクイン(音楽院)でも、 ガクンと、大きな上達をとげられた方がありましたので、 うれしかったです。 とてもハッピーな時間となります。 まぁ、これが楽しくて この仕事はやめられない、止まらない、となります。 どちらのケースも、 とたんに変化があったように見えます
ピアニストは、暗譜で弾くことが多いです。 それについては、 いろいろ言われています。 例えば、リストの肖像画を見ますと、 楽譜を見ながら弾いているものがあります。 バロック時代の絵画にも、 楽譜を見ながらチェンバロを弾く姿が あります。 また、 ソロですと、暗譜が必須なのに、 室内楽を演奏す
人前で弾く時のコツ、その2は、 2)場に慣れる、です。 もう曲は、まぁでき上がっているけれども、 当日のことが心配、という時。 本番の日から2〜3週間前から、 慣れる練習をしておくとよいです。 家で弾けたからといって、 本番でうまくいくとは限らないのは、 緊張したから、ということもありますが、
きのうは、人前で弾くのはそう簡単ではない、 というお話でした。 自分一人で、 自分の家では、こんなに弾けるのに。 という悔しい気持ちは、私も経験がありますので、 よくわかります。 さて、 どうすればいいかというと、 これも、訓練のようなことができます。 大きく分けて 1)準備すること 2)
きのう、音楽院でのことです。 中学生の男の子です。 前回、ちょっとイマイチでしたので、 今週は、ちゃんと弾けるようになるのが課題でした。 弾く前に 「先生、先週は、家に帰ってもう一度弾いたら、 ちゃんとミスなしで弾けたんです」と、言います。 ちょっと、「抗議」の雰囲気のする言い方です。 あらま、
どうやったら「音楽的に」ピアノを弾けるようになるでしょうか。 私は、そのことにずいぶん悩んできました。 いろいろな試行錯誤を重ねてきました。 フレージングが、主な悩みの種となります。 これさえしっかりできていれば、、、と 思ってしまいます。 てっとりばやく、フレージングを成功させるには、 どうす
「音楽的」に弾きましょうと言われても、 なかなかどうして良いかわからない時。 前回はフレージングについて書きました。 きょうは、 強弱について。 とても簡単そうに見えますし、 実際、簡単だと思います。 ひとつ、大切なことは、 「オーバー気味に」強弱をつける、ということです。
きのうは、「音楽的に弾く」ための、第一歩のお話をしました。 メロディと伴奏の、音質と音量のバランスがとれたら、 次は、 メロディを、少し考えてみます。 どのように「歌うか」。 これまた、「歌って、歌って」と 先生に言われた覚えがあります。 といって、ピアノを弾きながら歌うのでは、 うまくいきま
ピアノを弾いていて、 日本でも、フランスでも、よく 「音楽的に」と先生に言われたことがあります。 そうは言われても、 どういうことが音楽的なのか、よくわかりません。 ピアノの楽譜は音楽ではないのでしょうか、と 突っ込みたくなります。 そして、大体、 どのようにすれば音楽的になるのかも 教えてくれ
先日、生徒さんのお母様が心配して、 お話に来られました。 ちょっと、思うように進まないケースです。 とても若いお子さんですので、 私としては、何も、無理して今始めなくとも、 もうしばらくたってから、 あらためて開始してもいいのではないか、と ちょっぴり、 思っていたのです。 でも、 ちっちゃな生
人生を生きていますと、 次から次へと、色々なことが起こったりします。 そんな時には、 あんまりがんばらずに、 マイペースを尊重するのがいいと思います。 ピアノは、長いこと続けていると、 もっともっとおもしろくなります。 ですので、いろいろな出来事や、 モチベーションの上がり下がりがあっても、 まぁ
ピアノのレベルが上がってきますと、 いつの日か、ソフトペダルを使う日がやってきます。 ウナコルダとも呼ばれています。 これはグランドピアノの場合、 ふだんは 一つのハンマーが3本の弦を叩くところが、 1本のみの弦を叩くことから、きています。 (現代のピアノでは、2本の弦) さて、 ソフトペダル
いちがいに、スタッカートと言っても、 いくつか種類があります。 私は、3つくらいあると思います。 1)まず、これは、古典派に多いですが、 まれにですが、 スタッカートが 小さなアクセントのように扱われていることがあります。 もちろん、ノンレガートで弾くのです。 そして、少し強めにはっきりと弾く
このごろでは、オンラインでも、対面でも、 私のところでは、 大人の初心者の方が増えています。 どういう理由だかは、よくわかりませんが、 私としては、とても嬉しい現象です。 なぜ嬉しいのかと言いますと、 大人の方が、 ものすごくモチベーションを持ってらっしゃるからです。 すると、 色々なことが、わ
前回は、「脱力の仕方」についてお話ししました。 さて、 弾きやすい姿勢でいるためには、どう座ったらいいのでしょうか。 1) まず、高さです。 高さは、手を鍵盤に置いたときに、 腕が、だいたい水平になっているのがいいと思います。 これは、肩で調節するのではなく、 椅子の高さで調節します。
よく聞かれますが、ピアノを弾いていて、 どのように脱力するのか、ということがあります。 結論から言いますと、 私の感じでは、「脱力しよう」と思っても、 あまりうまくいかないということです。 まず、感覚として、 「ピアノを弾きながら、脱力している状態」 というのをあまりよくつかめません。 それでも
秋晴れの、気持ちいい日本から戻りますと、 フランスは、いつもどおり湿っぽい秋になっていました。 これからクリスマスに向けて、 ちょっとうす暗い毎日です。 さて、日本で、 受講生の方一人が、お話ししてくださったことがあります。 「ふだん塾」オンラインレッスンの特徴の一つです。 お仕事に忙しく、
しばらくの間、「ふだん塾」はおいとまをいただいていましたが、 本日より、オンライン再開いたします。 この2週間ほどは、一時帰国。 東京で、オンライン受講生の方と、 対面のレッスンを行ないました。 初めてお会いする方もありました。 でも、 いつもオンラインでレッスンをしていますので、 何となく、「
ただいま「ふだん塾」は、おいとま中です。 11月7日に、再開いたします。 それまで、みなさん、
ピアノ曲を練習していて思いますが、 上手くいかない時の方が、 圧倒的に多いのではないかと思います。 まずは、片手ずつ、よっちらほっちら。 次に両手で。 これが、またややこしい。 ゆっくり、ゆっくり、ころんでは起き上がって、 進んでいきます。 もう何十年もこれをやっているので、 少しは慣れてい
わたしの勤めている音楽院には、 色々な土地からやってきた人が多いです。 まずは、私。 日本からフランスに来たのです。 一方、生徒さんの方には、 ヨーロッパあちこち、 アフリカ大陸、 アメリカ大陸、 もちろんアジアも。 中には、アルバニアやコモールという国など、
音楽院では、 毎年、新しい生徒さんが入ってきます。 その中には、たまに、 ◯年以上ブランクがあります、という 再開の方もあります。 最初のレッスンではわかりませんが、 しばらく進むうちに、だんだん以前のことが 話題になります。
ピアノで一つの曲を習い始めるとき。 「どの段階でペダルを使うのですか?」 という質問を受けます。 結論を先に言ってしまうと、 これは、最後の最後だと思います。 1)まずは、片手ずつ。 2)次に、両手で。 3)次に、音色、曲の流れなどを考えて、 曲作りをしていきます。 そのあたりでペダルも使い始め
ピアノの練習は、地道に続けていきますと、 必ず、上達します。 それは、老若男女、どんな人でもです。 ただ、 たまに、なんとなくモチベーションが下がったりすることもあります。 そういう時には、 1)ちょっと一息入れる。 ということもできます。 思い切って、ピアノの練習はお休みにします。 大事なの
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これを言ってもあまり信用されませんが、 ミスタッチを減らしたかったら、 わざとミスタッチをやらかしながら 練習するのがいいです。 説明しますと、 ミスタッチをするときに、 あまりにも「正確に弾こう、正確に」と思いすぎて、 体に力が入ってしまうことがあります。
先日は、ピアノの音色を決めるものについて、 お話ししました。 あと、もう一つ不思議なことがあります。 ピアノの音色が、 ピアニストによって変化しているようだということです。 これは、科学的にどう説明できるのか? よくわかりませんが、 ピアノテクニシャンも同じことを言いますので、 私の気のせいだけ
ピアノの音色を決定するものは、 もちろん、私たちピアニストの弾き方です。 今日は、ちょっと角度を変えて、 楽器のことを考えに入れて、のお話です。 私は、長いこと、 楽器というのは、 *木の共鳴板と、 *金属の弦で、 響きが決まるものだと思っていました。
ピアノを練習している時に、 知っておくと得するコツがあります。 それは、 ミスタッチをしてしまった時のことです。 「あ、ミスタッチをしてしまった、 そうならないように練習しよう」という考えが起こります。 そして、 そこを繰り返す。
先日、高校時代の友人とパリで落ち合いました。 高校以来、まったくの音信不通でしたから、 おしゃべりすることは、たくさん! 高校時代には彼がフルート、 私がピアノという形で、 アンサンブルをよく楽しんでいたのです。 そして、彼が思い出していうには、 「あなたはよく、バッハのことを熱く語っていたね」
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今日は、前にも登場したことのある 「きらさん」というオンライン受講生の方のお話です。 こんなうれしいメッセージをいただきました。 「3ヶ月プログラム、最終分の 録音よろしくお願い致します。 3ヶ月プログラム、ありがとう ございました。 この3ヶ月は、貴重な体験でした。 樹海の糸は、私には難し
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「ふだん塾」受講生のお一人、野ばらさん(アメリカ在住)は、 近ごろ、グンと上達されたように感じます。 それは、ふだんからコツコツ練習なさっている、 その賜物です。 それに加えて、 拍を優先していく、という練習をなさったことで、 さらにグンと、かもしれません。 きっと、ご本人もそのように感じられて
「指そり」は、よくない、と先生にいわれて、 そうならないよう努力します。 手のアーチ、のことも、気をつけます。 ですが、 上手に弾いている人をみると、 指がそっている! アーチも、関係なさそうでもある! と、 思うことがあります。
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ピアノ曲を仕上げるというのは、 わりと長い工程です。 というのが、わかっていますから、 私は、なるべく近道(?)で行こうとします。 その時、 仕上がった曲をYouTubeなどで聞いて、 それをお手本にしていくのは、 あまり近道とはいえません。 家を建てる工程をたとえに取りますと、
連続オクターブは、レガートの時も、強くノンレガートの時も、 難しそうに見えますが、 意外と簡単に成功させられます。 1)まず、レガートの時。 これは、手が大きい人の方が、 ラクにできます。 小さな人は、気の毒ですが、 できるだけ手でつなげることができたら、あとはペダルで 補います。
ピアノを習っていて、つかんでおくといい感覚があります。 それを、見事に、つかまれた受講生の方がありますので、 書いておきます。 数ヶ月前に、「ふだん塾」へ来られた、 大人初心者の方、Pさんです。 ゆくは、ポップス系の曲を、 楽譜を見て、自分で弾けるようになりたい、と、 ただいま、基礎を、ガンガン練
クレッシェンド記号には、 *文字で cresc. と書いてある場合と、 *アクセント記号が、長くなったような記号と、 2つあります。 主に、 cresc. と書いてあるときに、 たぶん、これは気持ち的に「強くしなくては」と 思うせいか、 すぐ、ここで強くしてしまいがちになります。 それだ
ピアノをソロで弾いていますと、 時には、 むずかしければ、ノロノロ、 うまくいけば、スラスラ、と進んでしまいます。 まるで、道路のように、 渋滞があれば、ノロノロ、 そうでなければ、スラスラ。
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ピアノ演奏で、強弱というのは、 頭で理解するのは、簡単です。 ただし、できているようで、 できていないこともあります。 それは、楽器のせいもあるかもしれません。 あまり強弱の出ない楽器というのは、あります。 それにしても、 ここを「弱く弾きたい」とか 「強いエネルギーで」というような意図があると
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オンラインレッスン「ふだん塾」では、 動画のやり取りは、マイペースで、ということになっています。 お仕事を持っている方、 子育て中の方、 お忙しい方、 いろいろですが、 どなたも、マイペースで動画を送ってくださればいいのです。 (それが特色です)
ピアノ曲を仕上げるには、ずいぶんの努力が必要になります。 譜読みから始まって、 片手ずつの練習だとか、 ゆっくり練習だとか、 退屈で、眠くなってしまうようなことも、 しなくてはならないこともあります。 でも、 どうしてそんなことを、やってのけられるのかというと、 その先に、楽しみが待っている、とい
ピアノ練習では、くり返し練習が、 とても効果があります。 ということは、頭でわかっていても、 なかなか、くり返しをしないで、 すぐに次のパッセージに行きたくなってしまうのですが。 そして、 そのくり返し練習のしかたです。 ここを、しっかりと押さえておけば、 あとは、ただ、くり返していれば良い、と
先日、「ふだん塾」の受講生の方から、 キラキラした、 嬉しいメッセージが届きましたので、 ご紹介します。 ***** 「早々にみていただき、ありがとうございます ブルグミュラー(18の練習曲op. 109)、 時間かかってもいいので掘り下げます。
きのうは、音楽院で、 新しいピアノの先生のリクルート面接の審査に立ち会いました。 教育実技の審査というのが、 私の役割でした。 幾人かの応募者が、 初めて出会う生徒さん2人に、レッスンをするのです。 持ち時間は3分。
もし、あなたがピアノを弾きたくて、 大人になって、 ピアノを弾くことをお選びになったとしたら。 それは、ピアノの才能が、 あなたの中にあるから、と思います。 つまり、 この先、もし石ころだらけの道だったとしても、 ちゃんと歩いていける、ということです。
ピアノを弾いていて、 先生に「もっと音楽的に」と言われて、 私は、ずいぶん悩んだことがあります。 音楽を演奏しているのですが、 その上、「音楽的に」と言われても、 何がどうなのかよくわからなくなります。
何回か書いていることですが、 「私は、クラシックピアニストですが、 ヒップホップダンスも、やっています」 と、言うと、 びっくりされることが多いです。 それを始めたのは、 55才の時です。 けれど、 始めるまでに、何年もかかりました。 ぐだぐだ、迷っていたのです。
よくあるご質問です。 ペダルの使い方が、よくわからない、ということです。 実は、ペダルは、 譜面に書いてあるとおりに、きちんとやっても、 うまくいかないことがあります。
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ここしばらく、風邪をひいたりして、 スローになっていました。 自分の思い通りにコトが運ばないというのは、 じつに忍耐のいることだと、 思いました。 元気でいられるっていうのは、
ピアニストは、音を扱う芸術家です。 ですから、耳を使うのが、一番大切なはずです。 それが、 ともすると、目の方が優先になっている時もあります。
ピアノを弾くのには、 脱力をしなくてはいけないと思っている方は多いです。 特に、先生に多いです。 ですので、そう言われた生徒さんは、
さて、 前回の、曲を通して言いたいことをよくわかっているといい、 というテーマについて。 いく人の方から、どうしたらいいのか、というような ご質問を受けました。
先日テレビで、心に残った言葉がありましたので、 書いておきます。 先週は、ちょっと風邪をひいていました。 やっと起き上がれるようになって、 まぁ、テレビも見られるようになった時。 とてもマニアックな世界を見せてくれる番組でした。 ラーメンを自作する人たちのコンテスト。
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ピアノ初心者の方から、たまに、 譜読みに時間がかかります、ということ聞きます。 譜読みに時間がかかるのは、 ある程度しかたありません。 私も、小さいころ、 譜読みの期間が苦手でした。 実は、今でも、あまりこの作業が好きではありません。
もっと、すっきりと、キビキビとした音で、 かっこよく弾きたいのに、と思います。 特に、 8分音符や、16分音符が並んている時。 そういう時は、ごたごたと考えずに、
音楽表現で、大事なことがあります。 ここを、押さえておくと、 上達が、ぐんぐん進むように思います。
ピアノでスケールを弾くときの動きで、 「指くぐらせ」という動きがあります。 それについては、私が日本で習ったのと、 フランスでよく聞く説明では、ちょっと違いがあります。 どうするのが理想的なのでしょう。
先日、よく切れるギザギザナイフで、 パンを切っていましたところ、 パンのみならず、指先まで切ってしまいました。 あら大変、 しばらくは、ティシューを巻いて、 治るのを待たねばなりませんでした。 3、4日たって、 まぁ、表面的には大丈夫そうになりましたが、 切りどころが悪かったようです。 かなりの
私のところへピアノを習いに来る方で、 特に、再開なさった方。 初心者の方もそうですが、 レッスンを受け始めて、 「私にこんな才能があったんなんて」と、 驚かれる方がほとんどです。
ピアノオンライン講座「ふだん塾」
ピアノを習ってくときに、 「曲選び」という作業があります。 これは、なかなか奥が深いものだと、感じています。 曲のおかげで、モチベーションがグンと上がる生徒さんがあります。 もちろん、その逆もあります。 大きく分けて、 生徒さんに提案する曲には、
私が、ピアノ曲を弾く段階で、一番いやだなぁと思うのは、 譜読みの段階です。 新しい曲を始める、という、うれしさ。 音は耳に流れるのに、手が動かない、というもどかしさ。 テキトウに、弾いてみたいけど、 きちんとやらないと、この先苦労する、という切迫感。 そして、
けさ、ツイッターで(今はX) ベートーベンの言葉を一つ、 習いました。 「間違った音を奏でることは取るに足りないが、 情熱を持たずに演奏することは言語道断だ」ということです。
先日、「ふだん塾」受講生のMさんから、 うれしいお話を聞きましたので、 書いておきます。 Mさんは、北海道から受講なさっています。 20年ぶりにピアノ再開をされて、 これで2年になります。 いつも、着々と練習を重ねられて、 この2年で、またずいぶんレベルを上げられました。
ハノン練習曲は、有名なわりには、 近ごろのフランスクラシック界では あまり使われていないように見えます。 先日も、音楽院で話題になりました。 ある生徒さんが 「この16分音符、速く弾きたいんですけど、 できないんです」と。
ヨーロッパでも、日本でも、 クラシック音楽は、高尚な音楽、と考えている人に出会います。 その逆に、もっとラフな感じに、とらえておられる方にも出会います。 クラシック音楽会に行くときは、 ドレスアップしていきますが、 ロックコンサートだと、また違う装いにします。
"お知らせ" ふだん塾は、ただいまバカンス中です。 受講生のみなさんは、たっぷり静養なさってください。 また5月のはじめに、再開いたします。
なんでも前向きにとらえて、 ポジティヴでいることは、いいことでしょう。 ところが、 たとえば、企業などで、 すべての人がポジティヴでいると、 その企業がつぶれてしまうということです。 ピアノも同じように思います。 音楽院という組織で働いていますと、
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ピアノだけでなく、他の楽器でも、 リズムを変えて練習する、というやり方があるようです。 例えば、16分音符が連なっているところ。 これを、 均一に、 粒をそろえて弾きたい時。 タッタ、タッタ、と付点にして弾きます。 それができたら、
ただいま、そういう生徒さんが、幾人かあるのですが、 ピアノを練習していると、ときに、 ものすごく、ぐっと上達する時期があります。 それは、まるで、 プロペラ機から、 ジェットエンジン飛行機に変わったような感じ。
以前にも書きましたが、 バッハを練習していれば、ピアノが上手くなると思って、 特効薬のように考えている人があります。 特に、ピアノの先生がそう考えてらっしゃるケースが。 こんなに美しく、 カッコイイ音楽はない、と思うのですが。 残念なことに、 バッハをまじめに弾けるようになれば、 自然に上手に
ご存知の方もありますが、 ムスリムの文化圏では、ただいまラマダーンが行われています。 日ののぼっている時間帯は、 食べることもしませんし、 お水さえも飲みません。 フランスには、ムスリムの人口が多いですから、 その雰囲気も、よく伝わってきます。 私の生徒さんの中にも、 ラマダーンを行う人が数人
*私の生徒さんの中に、 「暗譜でないと弾けない」と思っている人がいます。 その人は、 楽譜を読むのがとてもヘタだと思っているのです。 私から見れば、そんなことは全くないのですが。 平均よりも、譜読みがうまいくらいです。 それでも本人は、 そう思い込んで、 せっせと暗譜して、必ず暗譜で弾くのです
ピアノ曲の暗譜について、私は、 必ずしも暗譜する必要はないと思っています。 それでも、暗譜で弾けるというのは、 便利ですし、 なにより、楽しいものです。 さて、 暗譜のしかたについては、 人によって、とても違いますので、 レシピのようなものはないのです。
私も、小さい時には、そのように思っていたのですが、 譜読みが終わったら、 次は、曲想をつける。 まぁ、曲を作り上げていく順序としては、これでいいのです。 ですが、 「曲想」を、おまけのように、 あったらなお良い、くらいに考えるのは、 困ります。
山登りをしていると、 フーフー言いながら、苦しい思いをして、 一歩一歩登っていくと、 たまに、とつぜん目の前が開けて、すごい景色が見えたりします。 感激ものです。 そこでは、ちょっと休憩して、 その瞬間を楽しみます。 そして、 また、歩き始めます。 つまらない道を、 ただひたすら、足元ばかり見
ある曲を上手に弾きたいと思うあまり、 がんばって練習して、ドロ沼状態におちいった経験は、 よくあります。 繰り返し、繰り返し弾きこんでみますが、 弾けば弾くほど、 技術ばかりが先行して、 いったい何を言っているのか、 何を表現したいのか、 自分でもわからなくなったりします。
ペダルの使い方について。 たいていの方は、上手に、きれいに使ってらっしゃいます。 ひとつ、傾向としては、 ペダルを踏み換えすぎる、ということがあります。 あまりにも、にごるのをおそれて、 几帳面にかえてしまう方が多いです。
音楽院の生徒さんで、 若いというのに くたびれてばっかりいる女の人がいました。 ともかく、か弱くて、 横になってばかりいました。 ところが、最近は、 けっこう元気そうですし、 ピアノの音もしっかり、響くようになってきているのです。 きのう、そんな話題になりました。
どういう教則本を使うか、 もしくは、どういう練習曲を使うか。 これは、 私が教師の職を得たときに、 フランスの恩師に尋ねたことです。 その時の、先生の答えは。。。
とても嬉しいことがあったので、書いておきます。 音楽院の生徒さんの中に、 とっても内気で、緊張してしまう人がいます。 19才の女性。 ピアノが大好きなのですが。
体の調子のせいで、レッスンをお休みしなくてはならない時は、 ゆっくり休むのが、一番! そうでなくて、 やむを得ず、の時は、 残念に思ったりします。