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2016/04/22

  • ◇クラシック音楽LP◇エド・デ・ワールト指揮ドレスデン国立管弦楽団のモーツァルト:行進曲K.237/セレナード第4番K.203

    モーツァルト:行進曲K.237セレナード第4番K.203指揮:エド・デ・ワールト管弦楽:ドレスデン国立管弦楽団ヴァイオリン:ウト・ウギ録音:1973年11月17日~23日、ドレスデン発売:1981年LP:日本フォノグラム(フィリップスレコード)このLPレコードで指揮をしているのが、オランダ出身のエド・デ・ワールト(1941年生まれ)である。エド・デ・ワールトは、名門アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団でオーボエ奏者として活躍。1964年「ミトロプーロス指揮者コンクール」で優勝した。その後、ニューヨーク・フィルでバーンスタインの副指揮者として1年間を過ごし、1973年にはロッテルダム・フィルの首席指揮者に就任。一方、ヴァイオリンのソロの演奏しているウト・ウギ(1944年生まれ)は、イタリア出身。ジョルジ...◇クラシック音楽LP◇エド・デ・ワールト指揮ドレスデン国立管弦楽団のモーツァルト:行進曲K.237/セレナード第4番K.203

  • ◇クラシック音楽LP◇バリリ四重奏団とウィーン・コンツェルトハウス四重奏団によるモーツァルト:弦楽四重奏曲第14番/第15番

    モーツァルト:弦楽四重奏曲第14番「春」弦楽四重奏曲第15番弦楽四重奏:バリリ四重奏団(第14番)ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団(第15番)発売:1964年LP:キングレコードMR5049モーツァルトは生涯で23曲の弦楽四重奏曲を書いた。それらは、次のような4つのグループに分けられている。第2番~第7番=「ミラノ四重奏曲」、第8番~第13番=「ウィーン四重奏曲」、第14番~第19番=「ハイドン四重奏曲」、第21番~第23番=「プロシャ王四重奏曲」。これらのうち、第8番以降はすべてウィーンで書かれている。モーツァルトの弦楽四重奏曲の先生に当る人はハイドンである。ハイドンこそが弦楽四重奏曲の古典的形式を完成させたのである。それは1789年に書き上げた6曲からなる「ロシア四重奏曲」と名付けられている弦楽四...◇クラシック音楽LP◇バリリ四重奏団とウィーン・コンツェルトハウス四重奏団によるモーツァルト:弦楽四重奏曲第14番/第15番

  • ◇クラシック音楽LP◇アンドレ・クリュイタンスのベートーヴェン:交響曲第4番/第8番

    ベートーヴェン:交響曲第4番/第8番指揮:アンドレ・クリュイタンス管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団LP:東芝EMI(SERAPHIM)EAC‐30003アンドレ・クリュイタンス(1905年―1967年)は、ベルギー、アントワープ出身の名指揮者。20歳を過ぎてからの活躍が、フランスを中心であったことでフランスの指揮者というイメージが強い。現に、ラヴェルの管弦楽曲集、ビゼーの「アルルの女」組曲、ベルリオーズの幻想交響曲や序曲「ローマの謝肉祭」、フォーレの「レクイエム」などが、現在でも不朽の名盤として遺されている。しかし、当時から、ドイツ・オーストリア音楽のきっちりとした構成力に対する理解力とアプローチにも高い評価がなされていた。つまり、フランスものはもちろん、ドイツ・オーストリア音楽にも本場の指揮者...◇クラシック音楽LP◇アンドレ・クリュイタンスのベートーヴェン:交響曲第4番/第8番

  • ◇クラシック音楽LP◇デムスとスコダのモーツァルト:4手のためのピアノソナタヘ長調K.497/ハ長調K.521

    モーツァルト:4手のためのピアノソナタヘ長調K.4974手のためのピアノソナタハ長調K.521ピアノ(連弾):イェルク・デムスパウル・バドゥラ=スコダ発売:1979年LP:日本フォノグラム(amadeo)13PC-225(AVRS6463)これは、モーツァルトの4手(連弾)のためのピアノソナタを4枚のLPレコードに収録した「モーツァルトの4手のためのピアノ作品全集」の中の第2集である。“4手のための”とあると連弾(1台のピアノを2人で演奏する)のほかに2台のピアノを2人で演奏する曲も含まれるが、ここでは、フリードリッヒ・グルダ(1930年―2000年)を含めて当時の日本で“ウィーンの三羽烏”と呼ばれていたイェルク・デムス(1928年—2019年)とパウル・バドゥラ=スコダ(1927年―2019年)の2人の...◇クラシック音楽LP◇デムスとスコダのモーツァルト:4手のためのピアノソナタヘ長調K.497/ハ長調K.521

  • ◇クラシック音楽LP◇リパッティのグリーク:ピアノ協奏曲/シューマン:ピアノ協奏曲

    グリーク:ピアノ協奏曲シューマン:ピアノ協奏曲ピアノ:ディヌ・リパッティ指揮:アルチェロ・ガリエラ(グリーク)/ヘルベルト・フォン・カラヤン(シューマン)管弦楽:フィルハーモニア管弦楽団録音:1947年9月(グリーク)/1948年(シューマン)、英国アビイ・ロード・スタジオLP:東芝EMIEAC‐60108このLPレコードは、ルーマニア生まれの不世出の天才ピアニストのディヌ・リパッティ(1917年―1950年)が、まだ体調が良かった頃、英国で録音された貴重な録音である。ディヌ・リパッティは、ルーマニアのブカレストに生まれ、1950年にスイスのジュネーブで僅か33歳でこの世を去った悲運のピアニストであった。1934年の17歳の時、リパッティは、ウィーンの国際コンクールに出場し2位になった。この時、審査員であ...◇クラシック音楽LP◇リパッティのグリーク:ピアノ協奏曲/シューマン:ピアノ協奏曲

  • ◇クラシック音楽LP◇モーリス・ジャンドロンのシューベルト:アルペジオーネ・ソナタ/ドビュッシー:チェロソナタ/ ベートーヴェン:「魔笛」の主題による7つの変奏曲

    シューベルト:アルペジオーネ・ソナタドビュッシー:チェロソナタベートーヴェン:「魔笛」の主題による7つの変奏曲チェロ:モーリス・ジャンドロンピアノ:ジャン・フランセ録音:1966年11月発売:1975年LP:日本フォノグラム(フィリップスレコード)PC‐1565モーリス・ジャンドロン(1920年―1990年)は、フランス、ニース出身の名チェリスト兼指揮者。ニース音楽院で学んだ後、パリ音楽院でパブロ・カザルスの薫陶も受けた。1940年代半ばからは、シェルヘンやメンゲルベルクらから指揮法を教わっている。第二次世界大戦後の1947年にプロコフィエフのチェロ協奏曲のヨーロッパ初演を行い、名声を高めた。モーリス・ジャンドロンは、教育にも熱心で、1954年からザールブリュッケン音楽大学のチェロ科教授となり、1970年...◇クラシック音楽LP◇モーリス・ジャンドロンのシューベルト:アルペジオーネ・ソナタ/ドビュッシー:チェロソナタ/ベートーヴェン:「魔笛」の主題による7つの変奏曲

  • ◇クラシック音楽LP◇ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮北ドイツ放送交響楽団のドヴォルザーク:弦楽セレナーデ/管楽セレナーデ

    ドヴォルザーク:弦楽セレナーデop.22管楽セレナーデop.44録音:1963年12月18日―22日、ハンブルグ大音楽堂指揮:ハンス・シュミット=イッセルシュテット管弦楽:北ドイツ放送交響楽団このLPレコードは、古今の弦楽セレナードの傑作の一つに数えられるドヴォルザークの「弦楽セレナーデ」(作品22)と管楽器群が活躍する「セレナード」(作品44)の2曲が収められている。「弦楽セレナード」の方は、ドヴォルザークが大家としての道を歩み始めた頃の33歳の時に作曲された曲であり、全部で5つの楽章からなっている。曲想は実に若々しく、曲全体が青春の喜びに溢れているといった感じが直接伝わってくる。今では弦楽セレナードと言うと直ぐにチャイコフスキーの曲を思い出すが、このドヴォルザークの曲は、明るくしかも楽しい曲調に終始し...◇クラシック音楽LP◇ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮北ドイツ放送交響楽団のドヴォルザーク:弦楽セレナーデ/管楽セレナーデ

  • ◇クラシック音楽LP◇スメタナ弦楽四重奏団+チェロ(ミロス・サドロ)のシューベルト:弦楽五重奏曲

    シューベルト:弦楽五重奏曲演奏:スメタナ弦楽四重奏団ヴァイオリン:イルジ・ノヴァークヴァイオリン:ルボミール・コステッキヴィオラ:ミラン・シュカンパチェロ:アントニーン・コホウトチェロ:ミロス・サドロ録音:1973年6月16日~21日、プラハLP:東芝EMIEAC-80005シューベルトは、生涯に3曲の五重奏曲を書いている。その1曲が有名なピアノ五重奏曲「ます」である。この「ます」は、実に明るく、伸び伸びとしたメロディーが印象的な室内楽曲であり、クラシック音楽ファンでもなくても知っている名曲だ。後の2曲は、1816年に書かれた弦楽四重奏にヴァイオリンを加えた編成のロンド、それに今回のLPレコードであるシューベルトの死の年の1828年(31歳)に書かれた弦楽五重奏曲である。この弦楽五重奏曲は1828年の8月...◇クラシック音楽LP◇スメタナ弦楽四重奏団+チェロ(ミロス・サドロ)のシューベルト:弦楽五重奏曲

  • ◇クラシック音楽LP◇ヨゼフ・カイルベルト指揮ハンブルク国立フィルのブルックナー:交響曲第9番

    ブルックナー:交響曲第9番(原典版)指揮:ヨゼフ・カイルベルト管弦楽:ハンブルク国立フィルハーモニー管弦楽団発売:1978年LP:キングレコードGT9180このLPレコードは、ドイツの名指揮者であったヨゼフ・カイルベルト(1908年―1968年)を偲ぶ1枚である。カイルベルトは、ドイツ人として生まれ、ウィーン近郊の地バーデンで活躍し、そしてプラハでチェコ音楽を学んだ。第二次世界大戦後のドレスデンまたベルリンにおいて、主にオペラ指揮者としてその才能を開花させ、バイロイト祝祭劇場において名声を確固なものとした。そして終焉の地は、ミュンヘンのバイエルンのオペラ劇場であった。ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」を振りながら、崩れるように倒れ、間もなく息を引き取ったという。カイルベルトの指揮ぶりは、派手な所がないと...◇クラシック音楽LP◇ヨゼフ・カイルベルト指揮ハンブルク国立フィルのブルックナー:交響曲第9番

  • ◇クラシック音楽LP◇フルニエ&グルダのベートーヴェン:チェロソナタ第1番/第2番

    ベートーヴェン:チェロソナタ第1番/第2番チェロ:ピエール・フルニエピアノ:フリードリッヒ・グルダLP:ポリドール(ヘリオドールレコード)MH5037ベートーヴェンのチェロソナタは全部で5曲あるが、第1番と第2番が前期、第3番が中期、第4番と第5番が後期に書かれており、ベートーヴェンの生涯にわたってつくられている。このLPレコードには、初期の作品である第1番と第2番が収められている。2曲とも初期の作品らしく、若々しく、力強い印象を受ける。この2曲は、ベートーヴェン26歳(1796年)の時に作曲されたもので、モーツァルトを思わせる古典的な雰囲気と同時に、中期以降のベートーヴェンを彷彿とさせる個性も時々顔を覗かせ、興味深い作品に仕上がっている。第1番は、全体を通してピアノのパートの活躍が目立つが、これはベート...◇クラシック音楽LP◇フルニエ&グルダのベートーヴェン:チェロソナタ第1番/第2番

  • ◇クラシック音楽LP◇チャールズ・グローヴズ指揮ロイヤル・リヴァプール・フィルのシベリウス:管弦楽秘曲集

    ~北欧の抒情シリーズシベリウス:管弦楽秘曲集~シベリウス:春の歌ダンス・インテルメッツォ森の精(管弦楽のための音画)パンとエコーアンダンテ・フェスティヴォヴァルス・ロマンティクカンツォネッタ美しい組曲(フルートと弦楽のための)田園組曲ロマンス指揮:チャールズ・グローヴズ管弦楽:ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団LP:東芝EMIEAC‐30357シベリウスの管弦楽曲というと、交響詩「トゥオネラの白鳥」を含むレンミンカイネン組曲(4つの伝説曲)、交響詩「フィンランディア」、交響幻想曲「ポホヨラの娘」、交響詩「タピオラ」、劇音楽/組曲「ペレアスとメリザンド」、劇音楽「テンペスト(嵐)」・・・などを思い浮かべる。そして、それらの曲の内容の素晴らしさに気づかされる。これらの曲は、いずれも北欧音楽特有の...◇クラシック音楽LP◇チャールズ・グローヴズ指揮ロイヤル・リヴァプール・フィルのシベリウス:管弦楽秘曲集

  • ◇クラシック音楽LP◇ブレンデルのシューマン:幻想曲/交響的練習曲

    ~ブレンデル・シューマン・アルバム~シューマン:幻想曲交響的練習曲ピアノ:アルフレッド・ブレンデル発売:1980年LP:キングレコード(VANGUARD)SLL1004このLPレコードは、もう引退してしまったが、現役時代は名ピアニストの名をほしいままにしていた、チェコ出身のアルフレッド・ブレンデル(1931年生まれ)のシューマンの2曲のピアノ独奏曲を録音したものである。シューマンのピアノ独奏曲は、これまで数多くのピアニストが録音してきているが、真にシューマンの精神を表現し得た録音は意外と多くないことに気づく。それは、シューマン独特のもやがかかったようなロマンの雰囲気に加えて、一方では評論家精神に満ちたような客観性の発露が曲の奥底に隠され、この相反する2つの精神構造が一つに合わせられた時だけ、豊かなシューマ...◇クラシック音楽LP◇ブレンデルのシューマン:幻想曲/交響的練習曲

  • ◇クラシック音楽LP◇ヴィットリオ・ネグリ指揮ローザンヌ室内管弦楽団のチマローザ:レクイエム

    チマローザ:レクイエム指揮:ヴィットリオ・ネグリ管弦楽:ローザンヌ室内管弦楽団独唱:エリ-・アメリンク(ソプラノ)ビルギット・フィニーレ(アルト)リチャード・ヴァン・ヴルーマン(テノール)クルト・ヴィドマー(バス)合唱指揮:アンドレ・シャルレ合唱:モントルー音楽祭合唱団発売:1979年LP:日本フォノグラム(フィリップスレコード)13PCー106(839752LY)ドメニコ・チマローザ(1749年―1801年)は、イタリアの作曲家。11歳でナポリ音楽院に入学。作曲したオペラ・ブッハ(喜歌劇)は約70曲を数える。その他、今回のLPレコードにあるレクイエム、そしてオラトリオ、チェンバロ・ソナタ、オーボエ協奏曲などを作曲した。美しい旋律が印象的で、チマローザと同年生れのゲーテは、彼の音楽を賞賛しているほか、フラ...◇クラシック音楽LP◇ヴィットリオ・ネグリ指揮ローザンヌ室内管弦楽団のチマローザ:レクイエム

  • ◇クラシック音楽LP◇ロベール&ギャビー・カサドシュによる四手のためのフランス・ピアノ音楽集

    ~四手のためのフランス・ピアノ音楽集~ドビュッシー:小組曲サティー:梨の形をした三つの小品シャブリエ:三つのロマンティックなワルツフォーレ:ドリーピアノ:ロベール・カサドシュギャビー・カサドシュ録音:1959年、フランスLP:CBS・ソニーレコードSOCM10ロベール・カサドシュ(1899年―1972年)は、フランスの名ピアニストで、パリ音楽院で学び、1931年に首席で卒業。1920年「ディエメ賞」を受賞。カサドシュは、同じくピアニストのギャビー夫人(1901年―1999年)と2人で“カサドシュ・デュオ”を結成し、4手ピアノ(連弾)作品を数多く録音したが、このLPレコードはその中の1枚。ドビュッシーの「小組曲」は、組曲に相応しい作品。4曲のほとんどが舞曲調の情趣を備えており、第1曲「小舟で」、第2曲「行列...◇クラシック音楽LP◇ロベール&ギャビー・カサドシュによる四手のためのフランス・ピアノ音楽集

  • ◇クラシック音楽LP◇キリル・コンドラシン指揮モスクワ・フィルのラフマニノフ:独唱、合唱と管弦楽のための詩曲「鐘」

    ラフマニノフ:独唱、合唱と管弦楽のための詩曲「鐘」指揮:キリル・コンドラシン管弦楽:モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団合唱指揮:アレキサンドル・ユルロフ合唱:アカデミー・ロシア共和国合唱団独唱:エリザヴェータ・シュムスカヤ(ソプラノ)ミハイル・ドヴェンマン(テノール)アレクセイ・ボルシャコフ(バリトン)発売:1977年LP:ビクター音楽産業ラフマニノフの独唱、合唱と管弦楽のための詩曲「鐘」は、米国の小説家で詩人のエドガー・アラン・ポーの詩を、ロシア象徴主義の詩人、コンスタンチン・バリモントがロシア語に訳したテキストに基づいて作曲された。人間の一生の移り行く姿が、トロイカに付けられた小さな鐘や寺院の様々な鐘の音に導かれながら表現される。当初は通常の交響曲として作曲されたため、“合唱交響曲”という名称が付くこ...◇クラシック音楽LP◇キリル・コンドラシン指揮モスクワ・フィルのラフマニノフ:独唱、合唱と管弦楽のための詩曲「鐘」

  • ◇クラシック音楽LP◇サンソン・フランソワのラヴェル:組曲「クープランの墓」/組曲「夜のギャスパール」

    ラヴェル:組曲「クープランの墓」前奏曲フーガフォルラーヌリゴードンメヌエットトッカータ組曲「夜のギャスパール」水の精絞首台スカルボピアノ:サンソン・フランソワLP:東芝音楽工業AB7055このLPレコードには、ラヴェルの代表的なピアノ組曲2曲が、サンソン・フランソワ(1924年―1970年)の見事なピアノ演奏で収録されている。幾多あるラヴェル:組曲「クープランの墓」および組曲「夜のギャスパール」の録音の中で、これほど鮮やかに演奏された例は、今日に至るまでほとんどないとさえ思われるような見事な出来栄えだ。この2つのピアノ組曲は、まず、その題名のユニークさ故、なかなか忘られない。「クープランの墓」のクープランとは、バロック時代の作曲家であるフランソワ・クープランのことであり、「墓」と言うのは、フランソワ・クー...◇クラシック音楽LP◇サンソン・フランソワのラヴェル:組曲「クープランの墓」/組曲「夜のギャスパール」

  • ◇クラシック音楽LP◇べルグルンド指揮ボーンマス交響楽団のシベリウス:劇音楽「ペレアスとメリザンド」/組曲「歴史的情景」第1番/劇音楽「白鳥姫」

    シベリウス:劇音楽「ペレアスとメリザンド」組曲「歴史的情景」第1番劇音楽「白鳥姫」指揮:パーヴォ・べルグルンド管弦楽:ボーンマス交響楽団このLPレコードは、2012年1月25日、82歳の生涯を閉じたヘルシンキ生まれのフィンランドの指揮者、パーヴォ・べルグルンド(1929年―2012年)がボーンマス交響楽団を指揮した録音である。左手で指揮棒を持つ指揮者としてでも有名であったパーヴォ・べルグルンドは、1962年~1971年の10年間は、フィンランド放送交響楽団の首席指揮者を務めた。さらに、1972年~1979年まで、このLPレコードでも演奏している英国のボーンマス交響楽団の首席指揮者、1975年~1961年ヘルシンキ・フィルの音楽監督兼首席指揮者を務めた。パーヴォ・べルグルンドは、北欧作曲家、特にシベリウスの...◇クラシック音楽LP◇べルグルンド指揮ボーンマス交響楽団のシベリウス:劇音楽「ペレアスとメリザンド」/組曲「歴史的情景」第1番/劇音楽「白鳥姫」

  • ◇クラシック音楽LP◇アンドレス・セゴビア門下生3人によるギター名曲集

    ~ギター名曲集~タルレガ:アルハンブラの想い出/アラビア風奇想曲アルベニス:入江のざわめき/レイエンダモーツァルト(ソル編):“魔笛”の主題による変奏曲スペイン民謡:ロマンスヴィラ=ロボス:前奏曲第1番ムダーラ:ファンタジアサンス:パバーナ&カナリオスリョベート:3つのカタロニア民謡(アメリア姫の遺言/盗賊の歌/聖母と御子)バッハ(セゴビア編):シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリンパルティータ第2番より)ギター:クリストファー・パークニング(タルレガ、アルベニス、スペイン民謡、ヴィラ=ロボス)アリリオ・ディアス(モーツァルト、サンス、リョベート、バッハ)オスカー・ギリア(ムダーラ)LP:東芝EMIEAC‐40033ギター音楽を聴くと何かほっとした気分に浸れる。ピアノやヴァイオリンそれに管楽器を聴くと、多かれ少な...◇クラシック音楽LP◇アンドレス・セゴビア門下生3人によるギター名曲集

  • ◇クラシック音楽LP◇コレギウム・アウレウム合奏団によるバロックの隠れた名曲ドゥランテ:合奏協奏曲集

    ドゥランテ:合奏協奏曲へ短調/ホ短調/ト短調/ハ長調指揮:ロルフ・ラインハルト弦楽合奏:コレギウム・アウレウム合奏団録音:1962年、南ドイツシュヴァーベン地方のキルヒハイム城「糸杉の間」LP:テイチク・レコード(ハルモニア・ムンディ)ULS‐3162‐Hバロック時代の著名な作曲家の作品は、これまでも聴いてきたが、今回のLPレコードのフランチェスコ・ドゥランテ(1684年―1755年)の作品は、私自身このLPレコードによって初めて聴くことができた。ドゥランテは、18世紀以前のイタリア音楽界で活躍した人で、ドメニコ・スカルラッティ(1685年―1757年)とともに、名高いナポリ楽派の始祖といわれたアレッサンドロ・スカルラッティ(1660年―1725年)の後継者になるであろうと言われていたほどの作曲家であった...◇クラシック音楽LP◇コレギウム・アウレウム合奏団によるバロックの隠れた名曲ドゥランテ:合奏協奏曲集

  • ◇クラシック音楽LP◇ケンプが弾くブラームス晩年の3つのピアノ小品集

    ブラームス:3つのインテルメッツォop.1176つのピアノ小品op.1184つのピアノ小品op.119ピアノ:ウィルヘルム・ケンプLP:日本グラモフォンSLGM‐1271ブラームスは晩年に、数多くのピアノ小品を残している。このLPレコードには、1892年に書かれた「3つのインテルメッツォop.117」「6つのピアノ小品op.118」「4つのピアノ小品op.119」の3つのピアノ小品集が収められている。これらの曲は、いずれも寂寥さや諦観といった、ブラームスが人生の最後に行き着いた枯淡の境地が切々と綴られている。ベートーヴェンは、人生の最後までピアノソナタの大曲を作曲し続け、正に死ぬまでピアノと格闘したたわけであるが、ブラームスはこれとは全く逆に、ピアノに語りかけるように自らの心情を吐露し、独白的で瞑想的なピ...◇クラシック音楽LP◇ケンプが弾くブラームス晩年の3つのピアノ小品集

  • ◇クラシック音楽LP◇仏のクラリネットの名手エティエンヌのモーツァルト:クラリネット協奏曲/クラリネット五重奏曲

    モーツァルト:クラリネット協奏曲クラリネット五重奏曲クラリネット:フランソワ・エティエンヌ指揮:モーリス・エウィット管弦楽:エウィット室内管弦楽団弦楽四重奏:ヴェーグ弦楽四重奏団録音:1941年(クラリネット協奏曲)/1952年(クラリネット五重奏曲)発売:1969年LP:東芝音楽工業AB‐8089クラリネットは、その音色が何か人々の郷愁を呼び覚まし、一度聴き始めるとなかなか忘れがたい印象をリスナーに与える管楽器だ。モーツアルトは交響曲でもクラリネットを巧みに取り入れ、効果を上げているが、クラリネットを使った協奏曲や室内楽でも傑作を残している(とは言え、モーツァルト自身はあまりクラリネットは好きではなかったという)。それが今回のLPレコードのクラリネット協奏曲とクラリネット五重奏曲であり、現在に至るまで、...◇クラシック音楽LP◇仏のクラリネットの名手エティエンヌのモーツァルト:クラリネット協奏曲/クラリネット五重奏曲

  • ◇クラシック音楽LP◇ボロディン弦楽四重奏団のチャイコフスキー:弦楽四重奏曲第1番/第2番

    チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第1番/第2番弦楽四重奏:ボロディン弦楽四重奏団LP:日本ビクターSMK‐7540このLPレコードで演奏しているボロディン弦楽四重奏団は、1944年にモスクワ音楽院の学生によって結成された。当時から「現代世界屈指のクヮルテット」と高い評価を得ていた。完璧なアンサンブルと極めて高い音楽性が特徴で、当時は「現代の弦楽四重奏曲演奏の一つの頂点を示すもの」とも言われた。作曲家のショスタコーヴィチとのゆかりが深く、しばしば作曲の相談を受けたという。また、ピアニストのスヴャトスラフ・リヒテル(1915年―1997年)とも長年にわたって共演を重ねてきたことでも知られる。そして、メンバーの入れ替わりを経て、世界で最も活動歴の長い弦楽四重奏団として、現在でも活発な演奏活動を続けている。ボロディ...◇クラシック音楽LP◇ボロディン弦楽四重奏団のチャイコフスキー:弦楽四重奏曲第1番/第2番

  • ◇クラシック音楽LP◇フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィルのブルックナー:交響曲第8番(ライブ録音盤)

    ブルックナー:交響曲第8番(ハース版)指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団録音:1949年3月15日、ベルリン、ティタニア・バラスト(ライヴ録音)発売:1977年LP:日本コロムビアOC‐7139~40‐RCブルックナーは、生涯9つの交響曲を作曲したが、この第8番は、ブルックナー自ら「最も美しい作品」と自負していたように、聴きこ込めば聴き込むほど、内容が充実した傑作交響曲であることが聴き取れる。そして、管弦楽の編成の規模が大きいことでも特筆できる作品だ。すなわち、4本のワーグナー・テューバやブルックナーとしては初めて用いた3台のハープ、トライアングルや6個のティンパニー、それに3管編成という、限りなく大きな編成で演奏されるのであるから、聴いていてその壮大なスケー...◇クラシック音楽LP◇フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィルのブルックナー:交響曲第8番(ライブ録音盤)

  • ◇クラシック音楽LP◇グルダのバッハ:イタリア協奏曲/モーツァルト:ピアノソナタ第15番/シューベルト:スケルツォ第1番、第2番/ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ

    バッハ:イタリア協奏曲モーツァルト:ピアノソナタ第15番シューベルト:スケルツォ第1番/第2番ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズピアノ:フリードリヒ・グルダ録音:1965年2月1日~4日、ウィーン発売:1979年LP:日本フォノグラム13PC-10(AVRS19029)このLPレコードは、オーストリア出身の名ピアニストであったフリードリヒ・グルダ(1930年―2000年)を偲ぶ1枚。息子のパウル・グルダは現在ウィーンを中心とするピアニストとして活躍し、時々来日していたのでお馴染みの方もおられよう。フリードリヒ・グルダの特徴は、何と言っても、その歯切れのいいピアノ演奏にある。まるでジャズ演奏を聴いているみたいというと、グルダを信奉してるリスナーからお叱りを受けるかもしれないが、このLPレ...◇クラシック音楽LP◇グルダのバッハ:イタリア協奏曲/モーツァルト:ピアノソナタ第15番/シューベルト:スケルツォ第1番、第2番/ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ

  • ◇クラシック音楽LP◇天才指揮者グィド・カンテルリのヴェルディ:レクイエム/テ・デウム

    ヴェルディ:レクイエムテ・デウム(聖歌四篇より第4曲)指揮:グィド・カンテルリ管弦楽:ボストン交響楽団ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団(テ・デウム)独唱:エルヴァ・ネリ(ソプラノ)クララマエ・ターナー(アルト)ユージン・コンリー(テノール)ニコラ・モスコーナ(バス)合唱:ニュー・イングランド音楽大学合唱団ウェストミンスター合唱団(テ・デウム)録音:1954年12月17日<ライヴ録音>(レクイエム)1956年4月1日<ライヴ録音>(テ・デウム)発売:1977年5月LP:日本コロムビア(ブルーノー・ワルター協会)OZ-7531~2-BSこのLPレコードは、トスカニーニの愛弟子で、トスカニーニをして「自分とそっくりの指揮をする者がいる」と言わしめた、航空機事故のため36歳で夭折した天才指揮者グィド・カンテ...◇クラシック音楽LP◇天才指揮者グィド・カンテルリのヴェルディ:レクイエム/テ・デウム

  • ◇クラシック音楽LP◇ベスト・オブ・ジーリ イタリア歌劇名アリア集

    ~ベスト・オブ・ジーリイタリア歌劇名アリア集~チレア:歌劇「アルルの女」第2幕より「ありふれた話(フェデリーコの嘆き)」マスネー:歌劇「マノン」第3幕より「消えされ、やさしいおもかげよ」マスカーニ:歌劇「ロドレッタ」第3幕より「ああ、あの人を再び小屋の中に」ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」第3幕より「見よ、恐ろしい火を」ドニゼッティ:歌劇「愛の妙薬」第1幕より「なんと可愛い人だ」プッチーニ:歌劇「マノン・レスコー」第2幕より「ああ、マノン、またしてもそむくのか」ジョルダーノ:歌劇「アンドレア・シェニエ」第3幕より「わたしは兵士だった」レオンカヴァレロ:歌劇「道化師」第2幕より「もう道化師じゃない」プッチーニ:歌劇「トスカ」第3幕より「星も光りぬ」マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より母との...◇クラシック音楽LP◇ベスト・オブ・ジーリイタリア歌劇名アリア集

  • ◇クラシック音楽LP◇フェレンツ・フリッチャイのリスト:交響詩「前奏曲」/スメタナ:交響詩「モルダウ」/ラフマニノフ:「パガニーニの主題による狂詩曲」

    リスト:交響詩「前奏曲」スメタナ:交響詩「モルダウ」ラフマニノフ:「パガニーニの主題による狂詩曲」指揮:フェレンツ・フリッチャイ管弦楽:ベルリン放送交響楽団(「前奏曲」「パガニーニの主題による狂詩曲」)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(「モルダウ」)ピアノ:マルグリット・ウェーバー(「パガニーニの主題による狂詩曲」)録音:1959年9月23日(「前奏曲」)/1960年23日―24日(「モルダウ」)/1960年6月3日―8日(「パガニーニの主題による狂詩曲」)、ベルリン、イエス・キリスト教会LP:ポリドールSE7810このLPレコードは、昔から現在に至るまでリスナーに人気が高い、リスト:交響詩「前奏曲」、スメタナ:交響詩「モルダウ」、それにラフマニノフ:「パガニーニの主題による狂詩曲」の3曲を、名指揮者フ...◇クラシック音楽LP◇フェレンツ・フリッチャイのリスト:交響詩「前奏曲」/スメタナ:交響詩「モルダウ」/ラフマニノフ:「パガニーニの主題による狂詩曲」

  • ◇クラシック音楽LP◇アメリンクのモーツァルト:「踊れ、喜べ、幸な魂よ」/シューベルト:ゲーテ歌曲集

    モーツァルト:モテット「踊れ、喜べ、幸な魂よ」シューベルト:ゲーテ歌曲集ミニヨンの4つの歌君よ知るや南の国ただあこがれを知る者だけが私に言わせないでこの装いを許したまえ恋人の手紙恋人のそばに野ばら美しい恋人ソプラノ:エリー・アメリンクオルガン:レスリー・ピアーソン指揮:レイモンド・レパード管弦楽:イギリス室内管弦楽団ピアノ:ダルトン・ボールドウィン発売:1975年LP:日本フォノグラム(フィリップスレコード)PL‐1330(6598114)エリー・アメリンク(1933年生まれ、本名:エリザベート・サラ・アーメリング)は、オランダのソプラノ歌手で、1996年に引退してしまったので、現在は、その歌声を聴くことはできないが、現役時代のその澄んだ歌声を、このLPレコードでは存分に聴くことができる。アメリンクは、ソ...◇クラシック音楽LP◇アメリンクのモーツァルト:「踊れ、喜べ、幸な魂よ」/シューベルト:ゲーテ歌曲集

  • ◇クラシック音楽LP◇ベルリン・フィル八重奏団のモーツァルト:セレナード第13番/喜遊曲第15番

    モーツァルト:セレナード第13番「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」ディヴェルティメント第15番演奏:ベルリン・フィルハーモニー八重奏団発売:1974年LP:日本フォノグラフ(フィリップス・レコード)X-5536(839708)モーツァルト:セレナード第13番「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」は、1787年に完成された。この頃モーツァルトは、歌劇「ドン・ジョバンニ」の作曲に取りかかっていた。モーツァルト自身が自作の目録に「小さな夜の曲」(ドイツ語で、それぞれ「Eine=冠詞(英語でいうa)」「kleine=小さい」「Nacht=夜」「Musik=音楽」という意味)という題名を付けたこのセレナードは、もともと全部で5楽章あったものが、いつの間にか第2楽章メヌエットが除かれ、その後どこに行ったかも不明のまま...◇クラシック音楽LP◇ベルリン・フィル八重奏団のモーツァルト:セレナード第13番/喜遊曲第15番

  • ◇クラシック音楽LP◇バリリ四重奏団のベートーヴェン:弦楽四重奏曲第3番/第4番

    ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第3番ニ長調op.18-3弦楽四重奏曲第4番ハ短調op.18-4弦楽四重奏:バリリ四重奏団発売:1965年LP:キングレコードMR5089バリリ四重奏団は、1954年に結成された弦楽四重奏団である。その洗練されたウィーンスタイルと柔軟さに溢れた豊穣な音、そして4人の息がピタリと合い、安定し、しかも奥ゆかしい表現力などが高く評価され、当時随一の人気を誇っていたクァルテットであった。第1ヴァイオリンがウィーン・フィルのコンサートマスターのワルター・バリリ(1921年―2022年)、第2ヴァイオリンがウィーン・フィルの第2ヴァイオリンの首席奏者のオットー・シュトラッサー、ヴィオラがウィーン・フィルの首席ヴィオラ奏者のルドルフ・シュトレンク、そしてチェロがエマヌエル・ブラベッツの各メン...◇クラシック音楽LP◇バリリ四重奏団のベートーヴェン:弦楽四重奏曲第3番/第4番

  • ◇クラシック音楽LP◇懐かしきマエストロ達の指揮によるウィーン・フィルのウィンナーワルツの名曲

    ~ウィンナ・ワルツの楽しみ~ヨハン・シュトラウスⅡ:ワルツ「美しき青きドナウ」ヨハンⅡ&ヨゼフ・シュトラウス:ピチカート・ポルカヨハン・シュトラウスⅡ:皇帝円舞曲ヨゼフ・シュトラウス:かじ屋のポルカヨハン・シュトラウスⅡ:常動曲レハール:ワルツ「金と銀」ヨハン・シュトラウスⅡ:アンネン・ポルカヨハン・シュトラウスⅡ:トリッチ・トラッチ・ポルカヨハン・シュトラウスⅡ:ワルツ「ウィーンの森の物語」ヨハン・シュトラウスⅠ:ラデツキー行進曲指揮:ウィリー・ボスコフスキーヨーゼフ・クリップスヘルベルト・フォン・カラヤンハンス・クナッパーツブッシュ管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団ツィター:アントン・カラス発売:1981年LP:キングレコードK18C‐3012このLPレコードは、わが国でも御馴染みの曲が多いウ...◇クラシック音楽LP◇懐かしきマエストロ達の指揮によるウィーン・フィルのウィンナーワルツの名曲

  • ◇クラシック音楽LP◇フルトヴェングラーのベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」(足音入りライヴ盤)

    ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」(足音入りライヴ盤)指揮:ウィルヘルム・フルトヴェングラー管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団独唱:エリザベート・シュワルツコップ(ソプラノ)エリザベート・ヘンゲン(アルト)ハンス・ホップ(テノール)オットー・エーデルマン(バス)合唱:バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団録音:1951年7月29日発売:1965年LP:キングレコード(ウエストミンスター)MR5089毎年12月ともなると日本中でベートーヴェンの「第九」が演奏され、日本における年中行事の一つとなってからかなりの年月が経つ。本家のヨーロッパではというと、ベートーヴェンの「第九」は、そう滅多に演奏される曲ではなさそうで、何か特別なイベントがあった際に演奏されるようである。逆に言うと、そのスケールの大きさや内容の...◇クラシック音楽LP◇フルトヴェングラーのベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」(足音入りライヴ盤)

  • ◇クラシック音楽LP◇カール・リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管弦楽団のバッハ:「クリスマス・オラトリオ」BWV248(抜粋)

    バッハ:「クリスマス・オラトリオ」BWV248(抜粋)「歓呼の声を放て、喜び踊れ!」(第1曲、合唱)「大いなる主、おお強き王」(第8曲、バス・アリア)「ああ、わが心より尊びまつる嬰児イエスよ」(第9曲、コラール)「シンフォニア」(第10曲)「さし出でよ、おお美わしき朝の光よ」(第12曲、コラール)「喜べる羊飼いらよ、急げ」(第15曲、テノール・アリア)「眠りたまえ、わが愛しまつるもの」(第19曲、アルト・アリア)「いと高きところには栄光、神にあれ」(第21曲、合唱)「ひれ伏せ、感謝もて」(36曲、合唱)「インマヌエル,おお甘きことばよ!」(第38曲、バス・レスタティーヴォとソプラノ・コラール)「答えたまえ、わが救いよ」(第39曲、ソプラノ・アリア)「いまや汝らの神の報復は」(第64曲、コラール)指揮:カー...◇クラシック音楽LP◇カール・リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管弦楽団のバッハ:「クリスマス・オラトリオ」BWV248(抜粋)

  • ◇クラシック音楽LP◇若き日のピリス、東京での録音 モーツァルト:ピアノソナタ第11番/幻想曲ニ短調/ピアノソナタ第16番/ロンドイ短調

    モーツァルト:ピアノソナタ第11番「トルコ行進曲つき」K.331幻想曲ニ短調K.397ピアノソナタ第16番K.545ロンドイ短調K.511ピアノ:マリオ・ジョアオ・ピリス録音:1974年1月~2月、東京、イイノホールLP:日本コロムビアOX‐7010‐Nある時、世界のピアニストの頂点を極めた一人となり、現在では第一線を引退したピリス(正しくはピレッシュ)のコンサートを聴く機会得た。その演奏は、力強く、説得力を持った、そして何よりも年輪を感じさせるそのピアノ演奏に接し、昔、LPレコードで聴いた耳にとっては、何とも懐かしさが込み上げてきてしょうがなかった。このLPレコードもその一つであるのであるが、私は、ピリスの録音したLPレコード、CDを聴いて初めて、真のピアノ演奏の美しさに触れることができたのだと思う。今...◇クラシック音楽LP◇若き日のピリス、東京での録音モーツァルト:ピアノソナタ第11番/幻想曲ニ短調/ピアノソナタ第16番/ロンドイ短調

  • ◇クラシック音楽LP◇フリッツ・ライナー指揮ウィーン・フィルのブラームス:ハンガリー舞曲集/ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集

    ブラームス:ハンガリー舞曲集(第5、6、7、12、13、19、21、1番)ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集(第1、3、8、2、1番)指揮:フリッツ・ライナー管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団発売:1975年LP:キングレコードGT9038このLPレコードには、ブラームスが大衆的な人気を得た作品であるハンガリー舞曲集と、ブラームスがその才能を高く評価し、何かと支援を続けたドヴォルザークのスラヴ舞曲集の2つの舞曲集が収められている。そして、そのメリハリのある指揮ぶりで一世を風靡した名指揮者フリッツ・ライナー(1888年―1963年)が、名門ウィーン・フィルを指揮したという、ある意味では贅沢極まりない録音なのである。ブラームスの作風は、その多くが大衆的な人気とは遠く離れたところにあるわけであるが、このハンガ...◇クラシック音楽LP◇フリッツ・ライナー指揮ウィーン・フィルのブラームス:ハンガリー舞曲集/ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集

  • ◇クラシック音楽LP◇デ・ロス・アンヘルスが歌う珠玉の歌曲小品集

    ~デ・ロス・アンヘルス歌の世界~メンデルスゾーン:歌の翼グリーク:汝を愛すブラームス:子守歌ドヴォルザーク:わが母の教え給いし歌(「ジプシーの歌」より)マルティーニ:愛の歓びアーン:恋する乙女ドリーブ:カディスの娘古謡:アイルランドの子守歌サデロ:シチリアの子守歌イラディエール:ラ・パロマオヴァーレ:青い鳥ルーナ:スペインからやってきた娘(サルスエラ「ユダヤの若者」より)チャピ:カルセレラス(サルスエラ「セベテの娘」より)ソプラノ:ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘルス指揮:ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス管弦楽:シンフォニア・オブ・ロンドンLP:東芝EMIEAC‐30187ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘルス(1923年―2005年)は、スペイン・バルセロナ出身の名ソプラノ歌手。1947年のジュネーヴ...◇クラシック音楽LP◇デ・ロス・アンヘルスが歌う珠玉の歌曲小品集

  • ◇クラシック音楽LP◇バックハウスとカンテルリ指揮ニューヨーク・フィルのベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番(ライヴ録音)

    ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ピアノ:ヴィルヘルム・バックハウス指揮:グィード・カンテルリ管弦楽:ニューヨーク・フィルハーモニック録音:1956年3月18日、ニューヨーク(ライヴ録音)発売:1980年LP:キングレコード(Cetra)SLM5012ヴィルヘルム・バックハウス(1884年―1969年)は、ドイツ生まれの大ピアニスト。ニックネームは“鍵盤の獅子王”。この名の通り卓越した演奏技法と堂々としたスケールの大きなピアノ演奏は、当時一世を風靡した。ベートーヴェンなどドイツ・オーストリア系の作曲家の作品では、圧倒的名演を聴かせる反面、武骨ともいえるその演奏スタイルが功を奏しない曲もあった。指揮のグィード・カンテルリ(1920年―1956年)は、36歳で飛行機事故で亡くなったイタリア出身の天才指揮者。あ...◇クラシック音楽LP◇バックハウスとカンテルリ指揮ニューヨーク・フィルのベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番(ライヴ録音)

  • ◇クラシック音楽LP◇ハンス・ホッターのシューベルト:歌曲集「白鳥の歌」

    シューベルト:歌曲集「白鳥の歌」愛の便り兵士の予感春のあこがれセレナードわが宿遠い国で別れアトラス彼女の姿漁師の娘まち浜辺にて影法師鳩の使いバリトン:ハンス・ホッターピアノ:ジェラルド・ムーア発売:1967年LP:東芝音楽工業AB‐8009シューベルトの歌曲集「白鳥の歌」は、1828年、つまりシューベルトの死の年に作曲された個々のリート作品を集め、死の翌年に発刊されたもので、「美しき水車屋の娘」や「冬の旅」のように最初からまとまりを持った物語の連作詩に作曲されたものとは異なる。白鳥は死の前に美しい鳴き声で一声鳴くと言われていることから「白鳥の歌」と名付けられたもの。「白鳥の歌」は、「美しき水車屋の娘」と「冬の旅」と並び、シューベルトの三大歌曲集として昔から多くのリスナーから愛されているが、この有名な「白鳥...◇クラシック音楽LP◇ハンス・ホッターのシューベルト:歌曲集「白鳥の歌」

  • ◇クラシック音楽LP◇カザドシュ親子3人によるモーツァルト:3台のピアノのための協奏曲/バッハ:3台のピアノのための協奏曲ほか

    モーツァルト:3台のピアノのための協奏曲バッハ:3台のピアノのための協奏曲イタリア協奏曲ピアノ:ロベール・カザドシュギャビー・カザドシュジャン・カザドシュ指揮:ユージン・オーマンディ管弦楽:フィラデルフィア管弦楽団LP:CBS/SONY13AC1065親子共演の録音はそう珍しくはないが、両親と息子の3人の共演ともなると、あまり聞いたことがない。そのあまりないことがこの録音では、実現しているのである。ロベール、ギャビーカザドシュ夫妻とその息子のジャン・カザドシュの3人が、ピアノの共演をこのLPレコードで行っている。モーツァルト:3台のピアノのための協奏曲は、「ハフナー・セレナード」が書かれた年に作曲された曲で、伯爵夫人と2人の令嬢のために書かれたものである。つまり、素人のために書かれた曲であるので、特に深い...◇クラシック音楽LP◇カザドシュ親子3人によるモーツァルト:3台のピアノのための協奏曲/バッハ:3台のピアノのための協奏曲ほか

  • ◇クラシック音楽LP◇ジャン・ユボーとヴィア・ノヴァ四重奏団のフォーレ:ピアノ五重奏曲第1番/第2番

    フォーレ:ピアノ五重奏曲第1番/第2番ピアノ:ジャン・ユボー弦楽四重奏:ヴィア・ノヴァ四重奏団ジャン・ムイエール(ヴァイオリン)エルヴェ・ル・フロク(ヴァイオリン)ジェラール・コセ(ヴィオラ)ルネ・ベネデッティ(チェロ)発売:1976年LP:RCV(ΣRATO)ERX‐2220フォーレの音楽は、わが国においては、どちらかというと、いわゆる“通”と言われる人々にファンが多いように思う。フォーレの「レクイエム」の熱烈な愛好家はいるが、数的にそう多いわけではない。その理由は、同世代のワーグナーなどが強い個性で人気を集めているのに対し、フォーレの音楽は、強く自己を押し出すことはせず、音楽的にも無調音楽など革新な試みとは一線を画し、伝統的、古典的な立場を取り続けたからだろう。しかし、その一方で、高貴さ、崇高さという...◇クラシック音楽LP◇ジャン・ユボーとヴィア・ノヴァ四重奏団のフォーレ:ピアノ五重奏曲第1番/第2番

  • ◇クラシック音楽LP◇ユージン・オーマンディ指揮フィアデルフィア管弦楽団の“ヨハン・シュトラウス2世 ワルツ・コンサート”

    ヨハン・シュトラウス2世:ウィーンの森の物語美しく青きドナウ南国のバラ春の声皇帝円舞曲ウィーンかたぎ酒・女・唄指揮:ユージン・オーマンディ管弦楽:フィラデルフィア管弦楽団LP:CBS/SONYSOCL1067これは、ヨハン・シュトラウス2世の作曲したワルツの名曲を選りすぐったもので、かつて一世を風靡したユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団が演奏しているLPレコードである。ヨハン・シュトラウス2世の父、ヨハン・シュトラウス1世は、ランナーとともに独力でワルツを普及させた先駆者の一人として、今にその名を遺している。父親は苦労して音楽家として生計を営んでいたためか、息子が音楽家になることを快く思っていなかったようだ。そんな中、母親はヨハン・シュトラウス2世の音楽的才能を見抜き、こっそりと息子に期待...◇クラシック音楽LP◇ユージン・オーマンディ指揮フィアデルフィア管弦楽団の“ヨハン・シュトラウス2世ワルツ・コンサート”

  • ◇クラシック音楽LP◇メンデルスゾーン/ブラームス:無伴奏合唱名曲集

    ~メンデルスゾーン/ブラームス:無伴奏合唱名曲集~メンデルスゾーン:春の祭り(ウーラント詩)霜がおりて(ハイネ詩)おとめの墓の上に(ハイネ詩)五月の歌(ヘルティ詩)春のきざし(ウーラント詩)さくら草(レナウ詩)秋の歌(レナウ詩)いこいの谷(ウーラント詩)追憶(作者不詳)春をたたえて(ウーラント詩)春の歌(作者不詳)ブラームス:夜の見張りⅠ(リュケルト詩)夜の見張りⅡ(リュッケルト詩)最後の幸福(カルベック詩)ロスマリン(「子供の不思議な角笛」より)セレナード(ブレンターノ詩)風が吹く(ハイゼ詩)わたしの心の思い出のすべて(ハイゼ詩)ダルトゥラの墓場の歌(ヘルダー詩)やさしい恋人(ハイゼ詩)背の曲がったヴァイオリン弾き(ライン地方の民謡)指揮:ウォルフガング・フロンメ合唱:ケルン・コレギウム合唱団ソプラノ:...◇クラシック音楽LP◇メンデルスゾーン/ブラームス:無伴奏合唱名曲集

  • ◇クラシック音楽LP◇”シベリウス・スペシャリスト”名指揮者 ベルグルンドのシベリウス:管弦楽曲集

    シベリウス:交響詩「フィンランディア」劇音楽「クオレマ」から「悲しき円舞曲」交響詩「ポポヨラの娘」劇音楽「クオレマ」から「鶴のいる情景」交響詩「タピオラ」指揮:パーヴォ・ベルグルンド管弦楽:ボーンマス交響楽団LP:東芝EMIEAC-30351フィンランドの名指揮者のパーヴォ・ベルグルンド(1929年―2012年)は、3度のシベリウス:交響曲全集を完成させるなど、シベリウスの専門家として名高いが、これはそんなベルグルンドの”シベリウス・スペシャリスト”としての真価がぎっしりと詰まったLPレコードだ。ベルグルンドは、最初ヴァイオリニストとしてフィンランド放送交響楽団に入り、その後指揮者に転向したようだ。フィンランド放送響首席指揮者、ボーンマス響音楽監督、ヘルシンキ・フィル首席指揮者、ストックホルム・フィル首席...◇クラシック音楽LP◇”シベリウス・スペシャリスト”名指揮者ベルグルンドのシベリウス:管弦楽曲集

  • ◇クラシック音楽LP◇若き日のベロフ&コラールによるブラームス:ピアノ連弾曲集

    ブラームス:ワルツ集op.39愛の歌op.52aシューマンの主題による変奏曲op.23ピアノ:ミッシェル・ベロフジャン=フィリップ・コラール録音:1979年4月12日~13日/12月20日、フランス、パリLP:東芝EMIEAC‐90042これは、2人のフランスの名ピアニストが、若き頃にブラームスのピアノ連弾曲を録音した珍しいLPレコードである。つまり、ブラームスのピアノ連弾曲自体そう頻繁に演奏される曲ではない上、フランス音楽を得意の2人のピアニストがブラームスを弾くという、二重の意味で珍しいのである。結論からいうと、ブラームスの重厚さが、フランス人の2人のピアニストの演奏によって、新たな魅力を発散し、心躍るような楽しいLPレコードが出来上がった。「ワルツ集」と「愛の歌」の2曲は、ブラームスにも、こんな快活...◇クラシック音楽LP◇若き日のベロフ&コラールによるブラームス:ピアノ連弾曲集

  • ◇クラシック音楽LP◇ロストロポーヴィッチ&カラヤン指揮ベルリン・フィルのドヴォルザーク:チェロ協奏曲/チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲

    ドヴォルザーク:チェロ協奏曲チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲チェロ:ムスティスラフ・ロストロポーヴィッチ指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団録音:1968年9月21、23、24日、ベルリン、イエス・キリスト教会ムスティスラフ・ロストロポーヴィッチ(1927年―2007年)は、旧ソ連のアゼルバイジャン共和国の出身で、カザルスと並び20世紀を代表するチェリストとして名高い。モスクワ音楽院で学び、全ソビエト音楽コンクール金賞、バッハの無伴奏チェロ組曲の演奏でスターリン賞を受賞するなどの輝かしい受賞歴を有し、一演奏家として以上の評価を与えられた大演奏家である。その後米国に渡り、指揮者活動などするうち、ソ連政府より国籍を剥奪されてしまうが、それも1990年には国籍を...◇クラシック音楽LP◇ロストロポーヴィッチ&カラヤン指揮ベルリン・フィルのドヴォルザーク:チェロ協奏曲/チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲

  • ◇クラシック音楽LP◇ウェラー弦楽四重奏団のモーツァルト:弦楽四重奏曲第21番/第23番(「プロシャ王セット第1/3」)

    モーツァルト:弦楽四重奏曲第21番「プロシャ王セット第1」弦楽四重奏曲第23番「プロシャ王セット第3」弦楽四重奏:ウェラー弦楽四重奏団ワルター・ウェラー(第1ヴァイオリン)アルフレード・シュタール(第2ヴァイオリン)ヘルムート・ヴァイス(ヴィオラ)ルートヴィヒ・バインル(チェロ)発売:1979年LP:キングレコードGT9257モーツァルトは、全部で23曲の弦楽四重奏曲を遺している。このうち、第2番~第7番は「ミラノ四重奏曲」、第8番~第13番は「ウィーン四重奏曲」、第14番~第19番は「ハイドン・セット」、第21番~第23番は「プロシャ王セット」と名付けられている。「ミラノ四重奏曲」は、1772年に父と共に行った第3回目で最後のイタリア旅行の途中さらにミラノ到着後に書かれ、ディヴェルトメント風の性格を帯び...◇クラシック音楽LP◇ウェラー弦楽四重奏団のモーツァルト:弦楽四重奏曲第21番/第23番(「プロシャ王セット第1/3」)

  • ◇クラシック音楽LP◇フルトヴェングラーが遺した不朽の名盤 ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」

    ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団録音:1944年発売:1970年7月LP:日本コロムビアDXM-101-UCこのLPレコードは、第二次世界大戦中にフルトヴェングラーがウィーン・フィルを演奏した、いわゆるまぼろしの録音といわれていたもので、戦後(1953年)、米国のマイナーレーベルであったレコード会社「ウラニア」から突如発売され(通称:ウラニア盤)、世界のクラシック音楽ファンの度肝を抜いた歴史的名盤である。幸いに当時ドイツの録音技術は世界最高のレベルにあり、既にテープ録音が可能な状態で、このLPレコードも、現在聴いても通常の鑑賞には一向に差し支えないレベルにある。これにより、“神様”フルトヴェングラーの指揮ぶりが克明に捉えら...◇クラシック音楽LP◇フルトヴェングラーが遺した不朽の名盤ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」

  • ◇クラシック音楽LP◇パレナン弦楽四重奏団のフランク:弦楽四重奏曲 ニ長調

    フランク:弦楽四重奏曲ニ長調弦楽四重奏:パレナン四重奏団LP:東芝EMIEAC-40144セザール・フランク(1822年―1890年)は、ベルギー出身で、フランスで活躍した作曲家、オルガン奏者である。1837年、パリ音楽院に入学。その後、教会オルガニストとして地道な演奏活動を送る。その間、作曲活動を行い、交響曲ニ短調、ピアノ五重奏、ヴァイオリンソナタ、歌曲「天使のパン」など、現在我々がしばしば耳にする名曲を生み出したのである。このため他の作曲家とは異なり、華やかなイメージとは程遠く、禁欲的な教会音楽家としてのイメージの方が定着している。セザール・フランクは、ネーデルラント連合王国のリエージュに生まれ、1837年にパリ音楽院に入学し、作曲、ピアノ、オルガン等を学ぶ。1858年に就任したサント・クロチルド聖堂...◇クラシック音楽LP◇パレナン弦楽四重奏団のフランク:弦楽四重奏曲ニ長調

  • ◇クラシック音楽LP◇ヤッシャ・ハイフェッツのメンデルスゾーン/チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

    メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ヴァイオリン:ヤッシャ・ハイフェッツ指揮:シャルル・ミュンシュ管弦楽:ボストン交響楽団発売:1975年LP:RVC(RCAコーポレーション)SX-2710「パガニーニのあとにパガニーニなし、ハイフェッツのあとにハイフェッツなし」と称えられた“ヴァイオリニストの王”ヤッシャ・ハイフェッツ(1901年―1987年)は、ロシアに生まれ、12歳でベルリンでデヴューを果たした神童であった。ロシア革命のとき米国に亡命し、1925年には米国の市民権を得ている。その後、世界各国で演奏活動を行い、その名を不動のものにしていく。ハイフェッツの演奏は、極限まで技術的に完璧に磨き上げられ、時には“冷たい”とも評されるほどであった。しかし、今このLPレコードを...◇クラシック音楽LP◇ヤッシャ・ハイフェッツのメンデルスゾーン/チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

  • ◇クラシック音楽LP◇フィッシャー=ディースカウのシューマン:リーダークライス(op.39/op.24)

    シューマン:リーダークライスop.39(アイヘンドルフ詩)1.見知らぬ土地で2.間奏曲3.森の語らい4.静けさ5.月夜6.美しい見知らぬ土地7.城の上で8.見知らぬ土地で9.憂い10.たそがれ11.森の中12.春の夜シューマン:リーダークライスop.24(ハイネ詩)1.わたしが朝起きると2.気もそぞろ3.木陰をさまよい4.いとしい恋人5.悲しみのゆりかごよ6.待て、あらくれた船乗りよ7.山と城が水に映って8.初めは望みもなく9.ミルテとバラの花でバリトン:ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウピアノ:ジェラルド・ムーア/ヘルタ・クルストLP:東芝音楽工業AB・7101シューマンの作品39の「リーダークライス」は、詩人ヨーゼフ・フォン・アイヘンドルフ(1788年―1857年)の詩に付けたリートである。こ...◇クラシック音楽LP◇フィッシャー=ディースカウのシューマン:リーダークライス(op.39/op.24)

  • ◇クラシック音楽LP◇リヒテルによるチャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番/ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番/ラフマニノフ:24の前奏曲から6曲

    チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番6つの前奏曲(24の前奏曲から第12番,第13番,第3番,第5番,第6番,第8番)ピアノ:スヴャトスラフ・リヒテル<チャイコフスキー>指揮:ヘルベルト・カラヤン管弦楽:ウィーン交響楽団<ラフマニノフ>指揮:スタニスラフ・ヴィスロツキ管弦楽:ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団録音:1962年9月、ウィーン、ムジークフェラインザール<チャイコフスキー>1959年4月、ワルシャワ・フィリハーモニー<ラフマニノフ>LP:ドイツグラモフォンMGX9983~4(2枚組)このLPレコードの第1枚目は、1962年にウィーンで録音されたものである。スヴャトスラフ・リヒテル(1915年―1997年)のピアノ、カラヤン指揮ウィーン交響楽団によるチャイコフス...◇クラシック音楽LP◇リヒテルによるチャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番/ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番/ラフマニノフ:24の前奏曲から6曲

  • ◇クラシック音楽LP◇「聖母の宝石」~ 楽しいオーケストラ・コンサート

    ~「聖母の宝石」楽しいオーケストラ・コンサート~ヴォルフ=フェラーリ:歌劇「聖母の宝石」間奏曲第1番ヴェルディ:歌劇「椿姫」第1幕への前奏曲マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲メンデルスゾーン:劇音楽「真夏の夜の夢」から「結婚行進曲」ケテルビー:管弦楽曲「ペルシャの市場にて」グリーグ:劇音楽「ペール・ギュント」から「ソルヴェイグの歌」ウェーバー:歌劇「魔弾に射手」から「舞踏へのお誘い」シベリウス:交響詩「フィンランディア」ムソログスキー:管弦楽曲「はげ山の一夜」指揮:パウル・ワルター/アンタール・ドラティ/ウィレム・ファン・オッテルロー管弦楽:ウィーン交響楽団ほか発売:1974年LP:日本フォノグラム(フォンタナレコード)FG-209クラシック音楽の中心をなすのは、交響曲とか協奏曲、それ...◇クラシック音楽LP◇「聖母の宝石」~楽しいオーケストラ・コンサート

  • ◇クラシック音楽LP◇ベイヌム指揮コンセルトヘボウのブルックナー:交響曲第5番(ライヴ録音盤)/シューベルト:交響曲第6番

    ブルックナー:交響曲第5番(原典版)シューベルト:交響曲第6番指揮:エドゥアルト・ファン・ベイヌム管弦楽:アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団録音:1959年3月12日(ブルックナー)/1957年5月22日、25日(シューベルト)LP:日本フォノグラフ(フィリップスレコード)13PC-176~77(M)(6542126/127)このLPレコードは、オランダの名指揮者エドゥアルト・ファン・ベイヌム(1901年―1959年)が指揮したブルックナー:交響曲第5番のライヴ演奏に、スタジオ録音のシューベルト:交響曲第6番をカップリングしたものである。ライヴ録音の方は、1959年と今から50年ほど前のものであり、当時はまだライヴ録音は珍しく、音質も良くないのが普通であったが、このLPレコードは、少々我慢して聴けば...◇クラシック音楽LP◇ベイヌム指揮コンセルトヘボウのブルックナー:交響曲第5番(ライヴ録音盤)/シューベルト:交響曲第6番

  • ◇クラシック音楽LP◇ケンプのシューベルト:4つの即興曲op.90/4つの即興曲op.142

    シューベルト:4つの即興曲op.904つの即興曲op.142ピアノ:ウィルヘルム・ケンプ録音:1965年9月1日~3日、ハノーヴァー、ベートーヴェン・ザールLP:ポリドール(独グラモフォン)MG‐2122シューベルトの合計8つの即興曲は、類なき簡潔性と完成度の高さ、それに美しいメロディーとが相俟って、現在に至るまであらゆるピアノ曲でも最も人気の高い作品の一つとなっている。シューベルトの即興曲は、自筆の楽譜が存在しておらず、およそ1927年から1928年9月ごろまでに書き上げられたと考えられている。作曲の動機やいきさつについては一切明らかになっていない。しかし、それらはすべてシューベルトの偉大な天分による作品であることだけは明らかなことで、それだけに、現在に至るまで数多くの録音が残されており、これからもこの...◇クラシック音楽LP◇ケンプのシューベルト:4つの即興曲op.90/4つの即興曲op.142

  • ◇クラシック音楽LP◇バレンボイム・ピアノ&指揮のモーツァルト:ピアノ協奏曲第26番「戴冠式」/第27番

    モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番「戴冠式」K.537ピアノ協奏曲第27番K.595ピアノ&指揮:ダニエル・バレンボイム管弦楽:イギリス室内管弦楽団録音:1974年5月23~24日(第26番)/1967年1月3日~4日(第27番)LP:東芝EMIEAC‐85058このLPレコードでピアノ演奏と指揮を兼務(いわゆる弾き振り)しているダニエル・バレンボイムは、もともとピアニストの出身なのであるが、1966年から指揮者デビューを果たし、現在では指揮者をメインに演奏活動を行っている。このLPレコードは、バレンボイムがまだピアニストを中心に演奏活動をしていた頃の録音であり、このコンビによるモーツァルトのピアノ協奏曲全曲録音の中の1枚で、バレンボイムがピアノと指揮の両方を行っている。2曲とも演奏内容は、いかにもバレン...◇クラシック音楽LP◇バレンボイム・ピアノ&指揮のモーツァルト:ピアノ協奏曲第26番「戴冠式」/第27番

  • ◇クラシック音楽LP◇ウラッハとウィーン・コンツェルトハウス四重奏団のブラームス:クラリネット五重奏曲

    ブラームス:クラリネット五重奏曲クラッリネット:レオポルド・ウラッハ弦楽四重奏:ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団発売:1964年LP:キングレコード(Westminster)MH5152ブラームス:クラリネット五重奏曲は、ブラームス晩年の室内楽の傑作である。クラリネットと弦楽四重奏が相互に語り掛けるように演奏を繰り広げていくのだが、その醸しだす雰囲気は、ブラームスがこれまで歩んできた人生について、いろいろと思いを馳せながら、静かに回顧するかのような様相を帯びたもので、実に奥深い内容に心の底から共感することができる。この曲の創作の切っ掛けとなったのは、当時、クラリネットの名手であったリヒャルト・ミュールフェルト(1856年―1907年)との出会いであったという。ブラームスは、ミュールフェルトのクラリネッ...◇クラシック音楽LP◇ウラッハとウィーン・コンツェルトハウス四重奏団のブラームス:クラリネット五重奏曲

  • ◇クラシック音楽LP◇カール・リステンパルト指揮ザール放送室内管弦楽団のモーツァルト:セレナード第7番「ハフナー」

    モーツァルト:セレナード第7番「ハフナー」指揮:カール・リステンパルト管弦楽:ザール放送室内管弦楽団ヴァイオリン:ゲオルグ・フリードリヒ・ヘンデル発売:1979年LP:RCV(コスタラ出版社)E‐1043モーツァルトは、セレナードを13曲、ディベルティメントを17曲を作曲している。セレナードやディベルティメントとは、どのような音楽を指すのであろうか。これらの音楽は、もともと18世紀の王侯貴族が結婚式などの祝祭用や娯楽に用いたものであった。一般的に軽く、明るく、楽章の数は、普通ソナタや交響曲と比べ多く、配列は急―緩の対照で、独奏楽器との協奏的な楽章やメヌエット的な楽章が含まれている。要するにバロックな組曲的要素と古典派的な音楽の要素を併せ持った折衷的音楽と言えるもの。そして、ディベルティメントが室内での食事...◇クラシック音楽LP◇カール・リステンパルト指揮ザール放送室内管弦楽団のモーツァルト:セレナード第7番「ハフナー」

  • ◇クラシック音楽LP◇サンソン・フランソワのプロコフィエフ:ピアノソナタ第7番「戦争ソナタ」/スクリアビン:ピアノソナタ第3番

    プロコフィエフ:ピアノソナタ第7番「戦争ソナタ」スクリアビン:ピアノソナタ第3番ピアノ:サンソン・フランソワLP:東芝EMIEAC‐70094プロコフィエフ(1891年―1953年)は、学生時代からロシアを代表する世界的作曲家としてその名を知られていたが、その後起こったロシア革命のため祖国を後にし、日本経由で欧米に亡命した。さらにその後は革命後の旧ソ連に戻り、表面的には当時の政府の意向を取り入れて作曲活動を続けた。逆に旧ソ連政府も既に世界的な大作曲家として知られていたプロコフィエフに対しては、他の芸術家にしたような露骨な圧力を掛けなかったようである。そんな中、ドイツ軍のソ連侵攻が始まり、これを基に作曲されたのがピアノソナタ第7番「戦争ソナタ」である。当時、プロコフィエフは、それまでの作曲様式をかなぐり捨て...◇クラシック音楽LP◇サンソン・フランソワのプロコフィエフ:ピアノソナタ第7番「戦争ソナタ」/スクリアビン:ピアノソナタ第3番

  • ◇クラシック音楽LP◇巨匠トスカニーニ指揮NBC交響楽団のベートーヴェン:交響曲第1番/第2番

    ベートーヴェン:交響曲第1番交響曲第2番指揮:アルトゥーロ・トスカニーニ管弦楽:NBC交響楽団録音:カーネギー・ホール(第1番:1951年12月21日/第2番:1949年11月7日、1951年10月5日)発売:1973年LP:ビクター音楽産業(RCA)SRA‐8004(M)アルトゥーロ・トスカニーニ(1867年―1957年)は、イタリア出身の指揮者で、フルトヴェングラーやワルターなどとともに一世代を築いた大指揮者であった。その指揮ぶりは、あいまいな表現を一切排除したものでありながら、その曲の核心を突いた演奏に終始し、その後の指揮界に大きな影響を残している。それが、現在の指揮者にも連綿として引き継がれ、今現在においても、トスカニーニの精神は残されていると言っても過言ではないほどだ。このLPレコードのライナー...◇クラシック音楽LP◇巨匠トスカニーニ指揮NBC交響楽団のベートーヴェン:交響曲第1番/第2番

  • ◇クラシック音楽LP◇ルーマニアの名ヴァイオリニスト ローラ・ボベスコ ヴァイオリン小品集を弾く

    ~ローラ・ボベスコ珠玉のヴァイオリン小品集~ラフマニノフ:ヴォカリーズコレルリ:テンポ・ディ・ガヴォッタヴィニャフスキー:伝説曲パラディス:シチリア舞曲サラサーテ:サパテアードラフ:カヴァティーナグルック:ガヴォットヴュータン:夢想フォーレ:アンダンテラモス:ガト(アルゼンチン舞曲)ヴァイオリン:ローラ・ボベスコピアノ:セルジュ・ベマンLP:テイチク(IPGレコード)KUX-3191-PGローラ・ボベスコ(1921年―2003年)は、ルーマニア出身の名ヴァイオリニスト。1934年にパリ音楽院に入学し、わずか12歳でヴァイオリン科の1等賞をとり人々を驚かせたという。1937年「イザイ・コンクール」(現「エリザベート王妃国際音楽コンクール」)で金賞を獲得し、以後、世界的に名が知られるようになる。特にフランスの...◇クラシック音楽LP◇ルーマニアの名ヴァイオリニストローラ・ボベスコヴァイオリン小品集を弾く

  • ◇クラシック音楽LP◇ヘンリック・シェリングのベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲/ロマンス第2番

    ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ロマンス第2番ヴァイオリン:ヘンリック・シェリング指揮:ハンス・シュミット=イッセルシュテット管弦楽:ロンドン交響楽団発売:1980年LP:日本グラモフォン(フィリップスレコード)13PC‐266(6570303)ヘンリック・シェリング(1918年―1988年)はポーランド出身で、その後、メキシコに帰化した名ヴァイオリニスト。ベルリン、パリで学び、第2次世界大戦後にメキシコ市民権を得ている。その演奏スタイルは、正に正統派を絵で書いたようであり、実に堂々としていて、どのような曲でも真正面から取り組む真摯な演奏姿勢により、当時の多くの聴衆から圧倒的支持を得ていた。正統的演奏スタイルといっても、少しも堅苦しい所はなく、ヴァイオリンの持つ人間味溢れる音色を存分に表現することに長け...◇クラシック音楽LP◇ヘンリック・シェリングのベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲/ロマンス第2番

  • ◇クラシック音楽LP◇夭折した伝説の天才ピアニスト ディヌ・リパッティのショパン:ワルツ集(全14曲)

    ショパン:ワルツ集(全14曲)ピアノ:ディヌ・リパッティ発売:1962年9月LP:日本コロムビアOL‐3101ショパンは、生涯で18曲のワルツを作曲したと言われるが、生前に出版されたのはわずか8曲であり、そして現在、通常演奏されるのは14曲である。当時、ワルツは大衆音楽としてウィーンなどで盛んに演奏され、ヨハン・シュトラウスなどがもて囃されていた。そんな大衆音楽としてのワルツに対して反発したのがショパンなのである。ショパンのワルツは、貴族趣味に貫かれてはいるが、時には舞踏のための音楽というより、精神的な面により重点が置かれた音楽ということにその存在意義がある。このLPレコードで、このショパン:ワルツ集を弾いているのは、夭折した天才ピアニストのディヌ・リパッティ(1917年―1950年)である。ディヌ・リパ...◇クラシック音楽LP◇夭折した伝説の天才ピアニストディヌ・リパッティのショパン:ワルツ集(全14曲)

  • ◇クラシック音楽LP◇クルト・レーデル指揮ミュンヘン・プロ・アルテ室内管弦楽団によるバッハ:「音楽の捧げもの」

    バッハ:「音楽の捧げもの」1.3声のリチェルカーレ2.王の主題による無限カノン3.王の主題による各種のカノン4.上方5度のフーガ・カノニカ5.2声のカノン6.4声のカノン7.6声のリチェルカーレ8.トリオ・ソナタ9.無限カノン指揮:クルト・レーデル管弦楽:ミュンヘン・プロ・アルテ室内管弦楽団ヴァイオリン:ヴォルフガング・マルシュナーフルート:クルト・レーデルチェロ:ヴィルヘルム・シュネラーチェンバロ:レオナード・ホカソン発売:1979年LP:RVCE‐1006このLPレコードの「音楽の捧げもの」は、アマチュアのフルーティストであり作曲家でもあったプロイセンのフリードリッヒ大王(1712年―1786年)に献呈した作品である。ポツダムの宮殿にいたフリードリッヒ大王は、対位法の大家であり、鍵盤楽器の即興演奏では...◇クラシック音楽LP◇クルト・レーデル指揮ミュンヘン・プロ・アルテ室内管弦楽団によるバッハ:「音楽の捧げもの」

  • ◇クラシック音楽LP◇ “チェロの貴公子” ピエール・フルニエのチェロ小品集

    ~ピエール・フルニエのチェロ小品集~フランクール:アダージョとアレグロハイドン:メヌエットウェーバー:ラルゲットとロンドショパン:夜想曲op.9‐2リムスキー=コルサコフ:太陽への讃歌熊/くまばちは飛ぶシューマン:アダージョとアレグロバッハ/グノー:アヴェ・マリアチャイコフスキー:感傷的なワルツブラームス:野の寂しさポッパー:よう精の踊りドヴォルザーク:ロンドop.39サン=サーンス:白鳥パガニーニ:モーゼの主題による変奏曲チェロ:ピエール・フルニエピアノ:ラマール・クラウソン録音:1969年1月8日~10日、ミュンヘン、プレナーザールLP:ポリドール(独グラモフォン2544184)SE7810ピエール・フルニエ(1906年―1986年)は、フランスのチェリストで“チェロの貴公子”と呼ばれ、その優雅な演奏...◇クラシック音楽LP◇“チェロの貴公子”ピエール・フルニエのチェロ小品集

  • ◇クラシック音楽LP◇ルイ・フレモー指揮パイヤール室内管弦楽団のカンプラ:レクイエム(死者のためのミサ曲)

    カンプラ:レクイエム(死者のためのミサ曲)第1曲入祭唱第2曲キリエ第3曲昇階唱第4曲奉納唱第5曲サンクトゥス第6曲アニュス・デイ第7曲拝領唱指揮:ルイ・フレモー管弦楽:パイヤール室内管弦楽団独唱:エディット・ゼーリヒ/ジョスリーヌ・シャモナン(ソプラノ)アンドレ・ムーラン/ジャン=ジャック・ルジュール(テノール)ジョルジュ・アブドゥーン(バス)合唱:フィリップ・カイヤール合唱団ステファヌ・カイヤー合唱団チェロ:ジャン・ドゥフェリューフルート:マクサンス・ラリューオルガン:マリー=クレール・アランチェンバロ:アンヌ=マリー・ベッケンシュタイナー録音:1960年2月9日~11日、パリ、マロニト教会LP:RVCREL-1507アンドレ・カンプラ(1660年―1744年)は、フランスの作曲家で、丁度リュリとラモー...◇クラシック音楽LP◇ルイ・フレモー指揮パイヤール室内管弦楽団のカンプラ:レクイエム(死者のためのミサ曲)

  • ◇クラシック音楽LP◇アリシア・デ・ラローチャの“グリーク/メンデルスゾーン・ピアノリサイタル”

    グリーグ:夜想曲op.54-4ピアノソナタop.7メンデルスゾーン:奇想曲op.33-1厳格な変奏曲op.54ピアノ:アリシア・デ・ラローチャ録音:1971年1月LP:キングレコード(ロンドンレコード)K18C-9142アリシア・デ・ラローチャ(1923年―2009年)は、スペイン、バルセロナ出身の名ピアニスト。地元でグラナドスの愛弟子であるフランク・マーシャルに師事。5歳で初舞台を踏んでから、世界各地で演奏活動や録音活動に活躍した。19世紀から20世紀のスペインの作曲家であるアルベニス、グラナドス、ファリャ、モンポウなどを得意にしていたほか、モーツァルト、ショパン、シューベルト、シューマンなどでも優れた演奏を披露し、録音も数多く遺している。その演奏スタイルは、明快で情熱的な輝かしいピアノタッチに加え、理...◇クラシック音楽LP◇アリシア・デ・ラローチャの“グリーク/メンデルスゾーン・ピアノリサイタル”

  • ◇クラシック音楽LP◇ルイ・フレモー指揮パイヤール室内管弦楽団のジル:レクイエム

    ジル:レクイエム~独唱、合唱と管弦楽のための~指揮:ルイ・フレモー管弦楽:パイヤール室内管弦楽団独唱:ナディーヌ・ソートゥロー(ソプラノ)アンドレ・マラブレラ(バス)レミー・コラツッツァ(テノール)クサヴィエ・ドゥブラ(バス)合唱:フィリップ・カイヤール合唱団チェンバロ:アンヌ=マリー・ベッケンシュタイナーオルガン:マリー=クレール・アラン発売:1980年LP:RVC(コスタラ出版社)REL-1509ジャン・ジル(1668年―1705年)は、フランスのバロック音楽の作曲家で、37歳という若さで一生を終えたこともあり、あまり馴染みのある作曲家とは言えない。しかし、ジルが作曲したこのLPレコードに収録されているレクイエムだけは例外で、同じくフランス出身のバロックの作曲家のアンドレ・カンプラ(1660年―174...◇クラシック音楽LP◇ルイ・フレモー指揮パイヤール室内管弦楽団のジル:レクイエム

  • ◇クラシック音楽LP◇イヴリン・クロシェによるフォーレ:ヴァルス・カプリス第1番~第4番/即興曲第1番~第5番/マズルカop.32

    フォーレ:ヴァルス・カプリス第1番~第4番即興曲第1番~第5番マズルカop.32ピアノ:イヴリン・クロシェLP:ワーナーパイオニアH‐4516VこのLPレコードは、女流ピアニストのイヴリン・クロシェの繊細で優雅な演奏を存分に堪能することができる。イヴリン・クロシェ(1934年生まれ)は、フランス出身。イヴォンヌ・ルフェビュール門下生でパリ音楽院を1等賞で卒業後、スイスで学ぶ。モスクワの「チャイコフスキー国際コンクール」に出演し、優秀賞を受賞。その後、スイスでその演奏を聴いたルドルフ・ゼルキンが彼女を弟子としてアメリカに招き、アメリカでマールボロ音楽フェスティバルなどに出演。ボストン交響楽団をはじめ、世界的なオーケストラと共演するなど活躍。また、来日した折には、その独特のピアノ演奏で日本の聴衆も魅了した。フ...◇クラシック音楽LP◇イヴリン・クロシェによるフォーレ:ヴァルス・カプリス第1番~第4番/即興曲第1番~第5番/マズルカop.32

  • ◇クラシック音楽LP◇フリッチャイ指揮ベルリン放送交響楽団のロッシーニ:スターバト・マーテル(悲しみの聖母)

    ロッシーニ:スターバト・マーテル(悲しみの聖母)指揮:フェレンツ・フリッチャイ管弦楽:ベルリン放送交響楽団独唱:マリア・シュターダー(ソプラノ)マリアンナ・ラデフ(アルト)エルンスト・ヘフリガー(テノール)キム・ボイル(バス)合唱:RIAS室内合唱団/聖ヘトヴィッヒ大聖堂聖歌隊録音:1954年9月16日~19日、イエス・キリスト教会LP:ポリドールSE7810ロッシーニは、当時、ベートーヴェンが嫉妬するくらい圧倒的な大衆的人気が高かった作曲家であった。しかし、歌劇「ウィリアム・テル」を作曲した後、事実上作曲家を引退してしまい、趣味の料理などに没頭したという。ところが、この「スタバート・マーテル」の作曲が舞い込んだときだけは例外で、これは作曲しようとロッシーニは思い立ったのであった。「スターバト・マーテル」...◇クラシック音楽LP◇フリッチャイ指揮ベルリン放送交響楽団のロッシーニ:スターバト・マーテル(悲しみの聖母)

  • ◇クラシック音楽LP◇カスリーン・フェリアー&ワルターによるシューマン:歌曲集「女の愛と生涯」/マーラー:リュッケルトの詩による3つの歌

    シューマン:歌曲集「女の愛と生涯」1.彼に会って以来2.彼は誰よりも素晴らしい人3.分からない、信じられない4.わたしの指の指輪よ5.手伝って、妹たち6.やさしい人、あなたは見つめる7.わたしの心に、わたしの胸に8.今、あなたは初めてわたしを悲しませるマーラー:リュッケルトの詩による3つの歌1.わたしはこの世に忘れられ2.ほのかなかおりを3.真夜中にコントラルト:カスリーン・フェリアーピアノ&指揮:ブルーノ・ワルター管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団録音:1949年9月、エディンバラ音楽祭のBBC放送による発売:1978年LP:キングレコードMX9044このLPレコードは、世界のクラシック音楽界の声楽と指揮をそれぞれ代表する2人が歴史的な出会いの後に生まれた貴重な録音である。英国生まれのコントラル...◇クラシック音楽LP◇カスリーン・フェリアー&ワルターによるシューマン:歌曲集「女の愛と生涯」/マーラー:リュッケルトの詩による3つの歌

  • ◇クラシック音楽LP◇フェレンツ・フリッチャイ指揮ベルリン放送交響楽団のモーツァルト:大ミサ曲 ハ短調 K.427

    モーツァルト:大ミサ曲ハ短調K.427キリエグローリアクレードサンクトゥス指揮:フェレンツ・フリッチャイ管弦楽:ベルリン放送交響楽団独唱:マリア・シュターダー(ソプラノ)ヘルタ・テッパー(アルト)エルンスト・ヘフリガー(テノール)イヴァン・サルディ(バス)合唱:聖ヘトヴィッヒ大聖堂聖歌隊録音:1959年9月30日、10月4日、10月10日LP:ポリドールMH5048モーツァルトは、カトリックのラテン語の典礼文に付けた教会音楽を生涯に3曲作曲した。一曲は、モテット「アヴェ・ヴェルム・コルプス」、もう一曲は、有名な「レクイエム」、そして今回のLPレコードの「大ミサ曲ハ短調」である。この大ミサ曲は、誰からの依頼ではなく、自発的に作曲した作品で、初演は1783年8月25日。未完成ながら演奏時間は1時間を超え、その...◇クラシック音楽LP◇フェレンツ・フリッチャイ指揮ベルリン放送交響楽団のモーツァルト:大ミサ曲ハ短調K.427

  • ◇クラシック音楽LP◇ベルリン弦楽四重奏団のモーツァルト:弦楽四重奏曲第18番/第19番「不協和音」

    モーツァルトは、1782年から2年の歳月を費やして、6曲からなる弦楽四重奏曲「ハイドンセット」を作曲し、ハイドンに献呈した。これは、ハイドンが1781年に、古典主義的ソナタ形式を完成させることになる弦楽四重奏曲「ロシア四重奏曲」を発表したことに触発されたものと言われている。6曲とは、弦楽四重奏曲第14番~第19番のことであり、このLPレコードでは、このうち、第18番と第19番「不協和音」が収録されている。第18番は1785年1月10日に完成し、演奏時間が30分を超す曲で、ベートーヴェンがフーガの勉強をした曲としても知られている。この曲と続く第19番「不協和音」は、ハイドンを自宅に招いて聴かせるために急いで書かれたもののようだ。しかし急いで書かれたとは到底思えず、第18番は地味ながらも内容は実に堂々とした弦...◇クラシック音楽LP◇ベルリン弦楽四重奏団のモーツァルト:弦楽四重奏曲第18番/第19番「不協和音」

  • ◇クラシック音楽LP◇シャルル・ミュンシュ指揮ボストン交響楽団のベルリオーズ:幻想交響曲(1955年録音の幻の名盤)

    ベルリオーズ:幻想交響曲指揮:シャルル・ミュンシュ管弦楽:ボストン交響楽団録音:1955年発売:1980年LP:RVC(RCA)RCL‐1022名指揮者のシャルル・ミュンシュ(1891年―1968年)が遺したベルリオーズ:幻想交響曲の録音は、全部で6つある。古い順から挙げると、①1940年代:フランス国立放送管弦楽団(SPレコード)②1955年:ボストン交響楽団③1962年:ボストン交響楽団④1966年:ブタペスト交響楽団⑤1967年10月:パリ管弦楽団⑥1967年11月:パリ管弦楽団。このうち、普段聴くのは、多分⑤か⑥の録音であろう。⑤はセッション録音で、その1か月後のライヴ録音が⑥であり、今日この2つの録音がミュンシュの「幻想」の名盤として高い評価を得ている。今回のLPレコードは、我々が滅多に耳にしな...◇クラシック音楽LP◇シャルル・ミュンシュ指揮ボストン交響楽団のベルリオーズ:幻想交響曲(1955年録音の幻の名盤)

  • ◇クラシック音楽LP◇バルトーク:2台のピアノと打楽器のためのソナタ/2台のピアノのための7つの小品(「ミクロコスモス」より)

    バルトーク:2台のピアノと打楽器のためのソナタ2台のピアノのための7つの小品(「ミクロコスモス」より)1ブルガリアのリズム2和声のトリルのエチュード3ペルペートゥム・モービレ4短いカノンと転回5新しいハンガリア民謡6半音階的インヴェンション7オスティナートピアノ:カティア・ラベック/マリエル・ラベック打楽器:シルヴィオ・グァルダ/ジャン=ピエール・ドゥルーエ発売:1976年LP:RVC(RCAコーポレーション):ERX‐4006(STU‐70642)1973年に書かれた、バルトークの「2台のピアノと打楽器のためのソナタ」は、現代音楽の雰囲気が存分に漂い、モーツァルトやベートーヴェン、ブラームスなどの古典派やロマン派の音楽とは、大分雰囲気が異なるが、ワグナーやマーラー、さらにはシェーンベルクの作品の延長線上...◇クラシック音楽LP◇バルトーク:2台のピアノと打楽器のためのソナタ/2台のピアノのための7つの小品(「ミクロコスモス」より)

  • ◇クラシック音楽LP◇黄金コンビ ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団のシベリウス:交響曲第1番/交響詩「トゥオネラの白鳥」

    シベリウス:交響曲第1番交響詩「トゥオネラの白鳥」指揮:ユージン・オーマンディ管弦楽:フィラデルフィア管弦楽団イングリッシュホルン(ソロ):ルイス・ローゼンブラットLP:CBS/SONYSOCT16シベリウスは、生涯に7つの交響曲を書いた。このほかにクレルボ交響曲と名付けられた曲がある。ドイツ・オーストリア系を除き、ベートーヴェン以来これほど体系立って交響曲を書いた作曲者はいなかった。それだけにシベリウスは、作曲家として歴史に残る偉大な仕事を成したと高く賞賛されている。7つの交響曲の中では、第2番が最もポピュラーで聴く機会も多い。このLPレコードに収められた交響曲第1番は、第2番に次いで聴きやすい内容となっている。そのためリスナーの中でクラシック音楽を聴き始めて間もないジュニアクラスでも充分楽しめるし、同...◇クラシック音楽LP◇黄金コンビユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団のシベリウス:交響曲第1番/交響詩「トゥオネラの白鳥」

  • ◇クラシック音楽LP◇天才サンソン・フランソワの “ドビュッシー ピアノ名曲集”

    ~ドビュッシーピアノ名曲集~ドビュッシー:喜びの島前奏曲第1巻第8曲「亜麻色の髪の乙女」第10曲「沈める寺」第11曲「パックの踊り」第12曲「ミンストレル」レントより遅く「ピアノのために」より「プレリュード」「サラバンド」「トッカータ」練習曲第11曲「アルペジオのための曲」ベルガマスク組曲第3曲「月の光」第4曲「パスピエ」ピアノ:サンソン・フランソワLP:東芝EMIEAC‐30060サンソン・フランソワ(1924年―1970年)は、フランス出身の名ピアニスト。コルトーにピアノの才を見い出され、パリ音楽院に入学し、マルグリット・ロンに学ぶ。1943年に第1回「ロン=ティボー国際コンクール」で大賞を受賞。日本には都合3回来日し、その名人芸を披露している。私は当時、サンソン・フランソワのショパン演奏のLPレコー...◇クラシック音楽LP◇天才サンソン・フランソワの“ドビュッシーピアノ名曲集”

  • ◇クラシック音楽LP◇ピエール・モントゥー指揮ウィーン・フィルのシューベルト:「ロザムンデ」から/メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」から

    シューベルト:劇付随音楽「ロザムンデ」から序曲/間奏曲/バレエ音楽第1番/同第2番メンデルスゾーン:劇付随音楽「真夏の夜の夢」から序曲/スケルツォ/夜想曲/結婚行進曲指揮:ピエール・モントゥー管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団発売:1980年LP:キングレコードK15C8016シューベルトの劇付随音楽「ロザムンデ」は、ヘルミーナ・フォン・シェジー夫人の4幕の戯曲「キプロスの皇女ロザムンデ」の劇音楽をシューベルトが依頼され、5日で作曲したもので、全部で10曲からなる。初演に際しては、序曲にシューベルトがその少し前に書いた歌劇「アルフォンゾとエストレルラ」の序曲が転用されている。その後、この曲は演奏される機会がなかったが、シューベルト自身がピアノ四手用に編曲した際に、序曲を戯曲「魔法のたて琴」の序曲に...◇クラシック音楽LP◇ピエール・モントゥー指揮ウィーン・フィルのシューベルト:「ロザムンデ」から/メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」から

  • ◇クラシック音楽LP◇バリリ四重奏団のベートーヴェン:弦楽四重奏曲第14番

    ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第14番弦楽四重奏:バリリ四重奏団ワルター・バリリ(第1ヴァイオリン)オットー・シュトラッサー(第2ヴァイオリン)ルドルフ・シュトレンク(ヴィオラ)エマヌエル・ブラベッツ(チェロ)発売:1965年LP:キングレコードMR5096バリリ四重奏団は、1954年に結成された名高い弦楽四重奏団である。このLPレコードが録音された当時のメンバーは、第1ヴァイオリンがウィーン・フィルのコンサートマスターのワルター・バリリ、第2ヴァイオリンがウィーン・フィルの第2ヴァイオリン首席奏者のオットー・シュトラッサー、ヴィオラがウィーン・フィルのヴィオラ首席奏者のルドルフ・シュトレンク、そしてチェロのエマヌエル・ブラベッツであった。バリリ四重奏団の演奏の特徴は、何といってもウィーン風のスタイルにある...◇クラシック音楽LP◇バリリ四重奏団のベートーヴェン:弦楽四重奏曲第14番

  • ◇クラシック音楽LP◇フルトヴェングラー指揮ウィーン・フィルのベートーヴェン:交響曲第6番「田園」

    ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団LP:東芝音楽工業AB・8057ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(1886年―1954年)は、ドイツの指揮者として、過去の指揮者の中でも別格的存在であり“神様”みたいな存在だ。当時、フルトヴェングラーが一度オケの練習場に姿を現せば、それだけでオケの全員がそれまでの演奏とは違うレベルの高い演奏をしたという。要するにカリスマ的存在であったわけである。我々リスナーにとってもフルトヴェングラーの存在は偉大そのものであり、私などは今でも、それまでの姿勢を正し、正座して聴かなければならいような雰囲気を感じてしまうのである。そんな“神様”のフルトヴェングラーが、ベートーヴェンの「田園」をウィーン・フィルを...◇クラシック音楽LP◇フルトヴェングラー指揮ウィーン・フィルのベートーヴェン:交響曲第6番「田園」

  • ◇クラシック音楽LP◇旧東独の名演奏家たちによるブラームス:ワルツ集「愛の歌」「新・愛の歌」

    ブラームス:ワルツ集「愛の歌」1.いってくれ、世にも愛らしい少女よ(四重唱)2.巌の上を水が流れる(四重唱)3.おゝ、女というものは(テノール、バス)4.夕べの美しいくれないのように(ソプラノ、アルト)5.緑のホップのつるが(四重唱)6.一羽の小さな、かわいい小鳥が(四重唱)7.とてもうまくいっていた(ソプラノ、アルト)8.お前の瞳がそんなにやさしく(四重唱)9.ドナウの岸辺に(四重唱)10.おゝ、なんとおだやかに(四重唱)11.いいや、ぼくは世間の奴らと(四重唱)12.錠前屋よ、起きろ(四重唱)13.小鳥が大気をそよがせて飛ぶ(ソプラノ、アルト)14.ごらん、波がなんと明るいことか(テノール、バス)15.夜鶯があんなに美しく歌っている(四重唱)16.恋は真っ暗な、深い穴だ(四重唱)17.歩きまわるんじゃ...◇クラシック音楽LP◇旧東独の名演奏家たちによるブラームス:ワルツ集「愛の歌」「新・愛の歌」

  • ◇クラシック音楽LP◇イタリアオペラの名指揮者トゥリオ・セラフィン指揮ローマ歌劇場管弦楽団のロッシーニ序曲集

    ~ロッシーニ序曲集~歌劇「どろぼうかささぎ」序曲歌劇「絹のはしご」序曲歌劇「ウィリアム・テル」序曲歌劇「セビリャの理髪師」序曲歌劇「セビリャの理髪師」から「嵐の音楽」歌劇「セミラーミデ」序曲指揮:トゥリオ・セラフィン管弦楽:ローマ歌劇場管弦楽団録音:1963年10月4日~7日、ローマ、RCAスタジオLP:ポリドールSE7810ロッシーニ(1792年―1868年)は、イタリアの作曲家であるが、ウィーンに滞在したときなどは、かのベートーヴェンを上回る人気を得ていたという。私はロッシーニの名を聞くと、もっと年代が後の作曲家というイメージがあり、ベートーヴェンの時代に活躍したと聞いてもどうもぴんとこない。その理由の一つは、今回のLPレコードでも聴ける、いかにもイタリア人らしく明るく陽気な人気歌劇を数多く作曲したこ...◇クラシック音楽LP◇イタリアオペラの名指揮者トゥリオ・セラフィン指揮ローマ歌劇場管弦楽団のロッシーニ序曲集

  • ◇クラシック音楽LP◇ローラ・ボベスコのモーツァルト:ヴァイオリンソナタ第37番/第38番/第41番

    モーツァルト:ヴァイオリンソナタ第37番ヴァイオリンソナタ第38番ヴァイオリンソナタ第41番ヴァイオリン:ローラ・ボベスコピアノ:ジャック・ジャンティ録音:1981年1月LP:テイチク(LIBERORECORD)KUX-3212-Lローラ・ボベスコ(1921年―2003年)は、ルーマニア出身の女性の名ヴァイオリニスト。パリ音楽院で学び、15歳でベルギーの「イザイ・コンクール」(世界3大コンクールの一つ「エリザベート国際コンクール」の前身)で優勝した実力者であった。また、コンセール・イザイを主宰し、仏伊の古典音楽の権威者でもあった。ベルリン・フィルの女性ゲスト・ソリストとして最多の出演回数を誇るほどの当時人気のヴァイオリニストの一人として活躍した。演奏内容は、フランス風の上品な雰囲気が身上であり、女性ヴァイ...◇クラシック音楽LP◇ローラ・ボベスコのモーツァルト:ヴァイオリンソナタ第37番/第38番/第41番

  • ◇クラシック音楽LP◇ネヴィル・マリナー指揮アカデミー室内管弦楽団のビゼー:交響曲ハ長調/プロコフィエフ:交響曲第1番「古典」

    ビゼー:交響曲ハ長調プロコフィエフ:交響曲第1番「古典」指揮:ネヴィル・マリナー管弦楽:アカデミー室内管弦楽団オーボエ:ニール・ブラック発売:1981年LP:キングレコードK18C‐9203このLPレコードには、ビゼーとプロコフィエフのともに第1番の交響曲が収録されている。これはなかなか良いカップリングだと思う。ビゼーは歌劇「カルメン」や劇音楽「アルルの女」など、不朽の名作の作曲者として知られているが、交響曲も3曲書いたと言われている。しかし、現在残っているのは通常第1番と呼ばれている、この曲だけだ。17歳の時に作曲した草稿がたまたまパリ音楽院において発見され、日の目を見ることになった。聴いてみると若々しさに溢れた内容となっており、実に聴きやすいし、何といっても聴いていると自然に心が浮き浮きとしてくるのが...◇クラシック音楽LP◇ネヴィル・マリナー指揮アカデミー室内管弦楽団のビゼー:交響曲ハ長調/プロコフィエフ:交響曲第1番「古典」

  • ◇クラシック音楽LP◇アルテュール・グリュミオーのヴァイオリン名曲集

    ~ヴァイオリン名曲集~クライスラー:愛のよろこび/愛の悲しみ/美しきロスマリンモーツァルト:メヌエットマスネー:タイスの瞑想曲ドヴォルザーク:ユーモレスクベートーヴェン:ト調のメヌエットシューマン:トロイメライモーツァルト(クライスラー編):ロンドシューベルト:セレナードアルベニス(クライスラー編):タンゴフォーレ:夢のあとにドヴォルザーク:わが母が教えてくれた歌シューベルト:アヴェ・マリアヴァイオリン:アルテュール・グリュミオーピアノ:イストヴァン・ハイデュー録音:1973年、アムステルダム発売:1977年LP:日本フォノグラム(フォンタナ・レコード)PL-23私は「クラシック音楽がどうして好きなのですか?」問われたら、昔はむきになって、ベートーヴェンが如何に素晴らしいかを喋り、シューベルト、ブラームス...◇クラシック音楽LP◇アルテュール・グリュミオーのヴァイオリン名曲集

  • ◇クラシック音楽LP◇カラヤン指揮ウィーン・フィルのリヒャルト・シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」

    リヒャルト・シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団発売:1980年LP:キングレコードK15C8026カラヤンの遺した録音は膨大な量に及ぶと思うが、その中で万人が賛同する演奏の一つが、このリヒャルト・シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」ではなかろうか。つまり、カラヤンの指揮の特質とこの曲の持つ特質とがぴたりと一致し、感動的な名演を繰り広げているからである。カラヤンの指揮の特質は、極限までオーケストラを精緻に演奏させ、曖昧さや余計な贅肉を削ぎ落とし、明快な言葉で語り尽くす、そんな感じの指揮ぶりである。そして、この計算し尽くされた演出効果を、オーケストラに最大限発揮させる“魔術”をカラヤンは備えているので...◇クラシック音楽LP◇カラヤン指揮ウィーン・フィルのリヒャルト・シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」

  • ◇クラシック音楽LP◇ブルーノ・レオナルド・ゲルバーのブラームス:ピアノソナタ第3番/2つのラプソディー第2番

    ブラームス:ピアノソナタ第3番2つのラプソディー第2番ピアノ:ブルーノ・レオナルド・ゲルバーLP:東芝EMIEAC‐70043ブルーノ・レオナルド・ゲルバー(1941年生まれ)は、父親がオーストリア人で、21歳の時にアルゼンチンに来て、そのまま居ついたという。一方、母親の方はイタリアとフランスの混血という血筋。15歳でパリに留学し、マルグリット・ロンに入門し、ロン最後の弟子となる。「ロン=ティボー国際コンクール」では第3位に入賞したが、彼こそ優勝にふさわしいと物議を醸したほどの実力の持ち主。ベートーヴェンやブラームスの演奏を得意とし、フランスの音楽雑誌のディアパソン誌により「今世紀最も偉大な100人のピアニスト」の一人に選らばれていることからもこのことが裏付けられよう。1968年以来、度々来日公演を行って...◇クラシック音楽LP◇ブルーノ・レオナルド・ゲルバーのブラームス:ピアノソナタ第3番/2つのラプソディー第2番

  • ◇クラシック音楽LP◇ルドルフ・ケンペ指揮ミュンヘン・フィルのシューベルト:交響曲第9番「ザ・グレート」

    シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレート」指揮:ルドルフ・ケンペ管弦楽:ミュンヘン・フィルハーモニック録音:1968年5月22日、27日LP:CBSソニー13AC956シューベルトの交響曲第9番「ザ・グレート」が完成したのは、自身の死の8か月前、ベートーヴェンが死去してから約1年の後のことある。シューベルトは、ベートーヴェンを崇拝していたこともあり、何としてもベートーヴェンに比肩できる交響曲を書いておきたいと考えていた。そして完成したのが「ザ・グレート」である。それだけに自信作であったと思われるが、当時の評判は捗々しいものではなかった。唯一、メンデルスゾーン指揮のライプツィヒ・ゲヴァントハウスでの演奏会において評価されたぐらいだったという。しかしシューマンは、この交響曲をして「天国的長さ」という有名な言葉...◇クラシック音楽LP◇ルドルフ・ケンペ指揮ミュンヘン・フィルのシューベルト:交響曲第9番「ザ・グレート」

  • ◇クラシック音楽LP◇名ソプラノ エリー・アーメリングが歌うシューベルト・リート・リサイタル

    ~シューベルト・リート・リサイタル~シューベルト:夕映えの中でD.799星op.96-1D.939夜と夢op.43-2D.827愛らしい星D.861ロザムンデのロマンスop.26D.792,3b孤独な男op.41D.800子守歌op.24-2D.527シルヴィアにop.106-4D.891少女D.652愛の歌D.429愛は裏切ったop.23-1D.751リュートに寄せてop.81-2D.905花の便りD.622男というのは悪者よ!op.95-3D.866至福D.433ソプラノ:エリー・アーメリングピアノ:ダルトン・ボールドウィン録音:1973年8月21日~22日、アムステルダム、コンセルトヘボウLP:日本フォノグラム(フィリップスレコード)18PC‐84(6500704)シューベルトのリートを歌う、このL...◇クラシック音楽LP◇名ソプラノエリー・アーメリングが歌うシューベルト・リート・リサイタル

  • ◇クラシック音楽LP◇ペーター・マーク指揮ロンドン交響楽団のメンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」/交響曲第3番「スコットランド」

    メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」交響曲第3番「スコットランド」指揮:ペーター・マーク管弦楽:ロンドン交響楽団発売:1980年LP:キングレコードK15C‐80561829年4月、メンデルスゾーンは、ロンドン・フィルハーモニック協会から招待を受け、ロンドンでの演奏旅行の後、スコットランドの旅を楽しんだが、このときの印象を基に作曲したのが、序曲「フィンガルの洞窟」と交響曲第3番「スコットランド」なのである。ロンドンに招かれたときにメンデルスゾーンは20歳であり、その才能は若いときから人々を魅了していたことがこのことからも分る。イギリス旅行から帰った4年後に「フィンガルの洞窟」、8年後に交響曲第3番「スコットランド」が作曲されている。2曲とも大自然が巧みなオーケストレーションによって描き込まれた作品で...◇クラシック音楽LP◇ペーター・マーク指揮ロンドン交響楽団のメンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」/交響曲第3番「スコットランド」

  • ◇クラシック音楽LP◇ウィルヘルム・ケンプのバッハ名演集

    バッハ(ケンプ編):半音階的幻想曲とフーガBWM.903コラール前奏曲:来たれ異教徒の救い主よ~18のコラール集BWM.659よりコラール:主よ、人の望みの喜びよ~教会カンタータ第147番よりコラール前奏曲:わが心からの望みBWM.727もろ人声あげBWM.751喜べ、愛する信者よBMW.734aシチリアーノ:フルート・ソナタ第2番BWV.1031コラール:目をさませと呼ぶ声が聞こえ~教会カンタータ第140番よりピアノ:ウィルヘルム・ケンプ録音:1953年3月発売:1976年LP:キングレコードSOL5030ウィルヘルム・ケンプ(1895年―1991年)は、ドイツの伝統的ピアニストの最後の巨匠と呼ぶに相応しい存在であった。そのピアノ演奏は、誠実さに溢れたものであり、決して表面的な演奏に終わらず、作曲家が楽...◇クラシック音楽LP◇ウィルヘルム・ケンプのバッハ名演集

  • ◇クラシック音楽LP◇キリル・コンドラシン指揮モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団のショスタコーヴィチ:交響曲第5番「革命」

    ショスタコーヴィチ:交響曲第5番「革命」指揮:キリル・コンドラシン管弦楽:モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団録音:1964年、ソヴィエト連邦、モスクワ、コンセルヴァトワール大ホールLP:ビクター音楽産業VIC‐5168旧ソ連の大作曲家ショスタコーヴィチ(1906年―1975年)は、生涯で15曲の交響曲を作曲した。この第5番は「革命」の名で親しまれており、現在でもコンサートにおける人気作品の一つに挙げられる。ショスタコーヴィチは幼少から才能を開花させた人だったらしく、恩師のグラズーノフから「我らがモーツァルト」という名称を付けられていたことからも分かる通り、若い頃からその才気を存分に発揮させていたことを窺わせる。そのまま有り余る才能を、何の抵抗もなしに発揮し続けていれば、現在の我々は、今あるショスタコーヴィ...◇クラシック音楽LP◇キリル・コンドラシン指揮モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団のショスタコーヴィチ:交響曲第5番「革命」

  • ◇クラシック音楽LP◇ポール・パレー指揮デトロイト交響楽団のラヴェル:クープランの墓/道化師の朝の歌/亡き王女のためのパヴァーヌ/マ・メール・ロア

    ラヴェル:クープランの墓(プレリュード/フォラーヌ/メヌエット/リゴードン)道化師の朝の歌亡き王女のためのパヴァーヌマ・メール・ロア(眠りの森の美女のパヴァーヌ/一寸法師/パゴダの女王レドロネット/美女と野獣の対話/妖精の園)指揮:ポール・パレー管弦楽:デトロイト交響楽団発売:1979年LP:日本フォノグラム(フィリップスレコード)13PC‐76このLPレコードは、「在りし日の名指揮者ポール・パレー&デトロイト交響楽団による名演」「原曲が全てピアノ曲の管弦楽曲版」「マーキュリーによる優れた録音技術」―の3点を特徴に持つ録音。ポール・パレー(1886年―1979年)は、フランス・ノルマンディーの出身の作曲家兼指揮者。パリ音楽院で学び、1911年には自作のカンタータでローマ大賞を受賞したというから作曲家として...◇クラシック音楽LP◇ポール・パレー指揮デトロイト交響楽団のラヴェル:クープランの墓/道化師の朝の歌/亡き王女のためのパヴァーヌ/マ・メール・ロア

  • ◇クラシック音楽LP◇ゲヴァントハウス弦楽四重奏団のハイドン:「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」op.51(弦楽四重奏曲版)

    ハイドン:「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」op.51(弦楽四重奏曲版)序奏ソナタⅠ「父よ、彼らをお許しください。なぜなら彼らは何をしているかを自分でも分かっていないからです」(ルカの福音書23章34節)ソナタⅡ「アーメン、私はあなたに言う。今日、あなたは、私とともに天国にいるであろう」(ルカの福音書23章43節)ソナタⅢ「女よ、これがあなたの子です。弟子よ、これがあなたの母です」(ヨハネの福音書19章26節-27節)ソナタⅣ「わが神よ、わが神よ、何ゆえ私を見捨て給うたのか」(マルコの福音書15章34節)ソナタⅤ「私は渇いている」(ヨハネの福音書19章28節)ソナタⅥ「これで終わった」(ヨハネの福音書19章30節)ソナタⅦ「父よ、御手に私の霊をゆだねます」(ルカの福音書23章46節)地震弦楽四重奏:ゲヴァ...◇クラシック音楽LP◇ゲヴァントハウス弦楽四重奏団のハイドン:「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」op.51(弦楽四重奏曲版)

  • ◇クラシック音楽LP◇ギレリスとヨッフム指揮ベルリン・フィルのブラームス:ピアノ協奏曲第1番

    ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ピアノ:エミール・ギレリス指揮:オイゲン・ヨッフム管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団録音:1972年6月12日―13日、ベルリン、イエスキリスト協会LP:ポリドール(ドイツグラモフォン)MGX7065ブラームスのピアノ協奏曲第1番を初めて聴いた時、私は第1楽章のおどろおどろしい出だしに、緊張感で思わず見まがえたことを思い出す。それほどこのピアノ協奏曲は、通常のピアノ協奏曲と異なり、何か交響曲を聴いているようにも思えてくる。最初にこの曲を聴いた聴衆も、大分驚いたらしく、不評だったという(拍手は2、3人?しかなかったと、このLPレコードのライナーノートで浅里公三氏は書いている)。しかし、その後、徐々にこの曲の真価が認められ、今ではピアノ協奏曲の代表的な一つに数えられる程の名曲と...◇クラシック音楽LP◇ギレリスとヨッフム指揮ベルリン・フィルのブラームス:ピアノ協奏曲第1番

  • ◇クラシック音楽LP◇往年の名コロラトゥラ・ソプラノ リタ・シュトライヒの愛唱歌集

    ヨハン・シュトラウスⅡ世:円舞曲「春の声」サン=サーンス:「うぐいすとばら」ヴェルディ:「煙突掃除夫」(歌曲集「6つのロマンス」の第4曲)ゴダール:「ジョスランの子守歌」(歌劇「ジョスラン」から)アルディーティ:「パルラ(語りたまえ)」ヨハン・シュトラウスⅡ世:「侯爵さま」(喜歌劇「こうもり」op.56から)ヨハン・シュトラウスⅡ世:田舎娘の役ならば(喜歌劇「こうもり」op.56から)ヨハン・シュトラウスⅡ世:円舞曲「ウィーンの森の物語」スッペ:愛はやさし(喜歌劇「ボッカチオ」から)ドヴォルザーク:月に寄せる歌(歌劇「ルサルカ」から)マイアベーア:影の歌(歌劇「ディノーラ」から)ソプラノ:リタ・シュトライヒ合唱:RIAS室内合唱団指揮:クルト・ゲーベル管弦楽:ベルリン放送交響楽団録音:1958年5月19日~23...◇クラシック音楽LP◇往年の名コロラトゥラ・ソプラノリタ・シュトライヒの愛唱歌集

  • ◇クラシック音楽LP◇ギトリスのパガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番/第2番「ラ・カンパネラ」

    パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番/第2番「ラ・カンパネラ」ヴァイオリン:イヴリー・ギトリス指揮:スタニスラフ・ヴィスロツキ管弦楽:ワルシャワ国立フィルハーモニー交響楽団発売:1980年LP:日本フォノグラフ(フィリップスレコード)13PC‐282イタリアの名ヴァイオリニストであったパガニーニは、同時に作曲家でもあり、生涯で6曲のヴァイオリン協奏曲を作曲している。その中で、現在しばしば演奏されるのが、このLPレコードに収録されている第1番と第2番で、このほかには第4番も演奏されることがある。パガニーニのヴァイオリン協奏曲、とりわけ第1番は、私がクラシック音楽ファンの切っ掛けとなった曲の一つであり、思い出深い曲なのである。昔は、この第1番の協奏曲は、ラジオを付ければ必ずといっていいほど流れていた曲で、いわばクラ...◇クラシック音楽LP◇ギトリスのパガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番/第2番「ラ・カンパネラ」

  • ◇クラシック音楽LP◇ハリーナ・チェルニー=ステファンスカのショパン名曲集

    ショパン:ポロネーズ第3番「軍隊」夜想曲第2番/第5番ワルツ第1番「華麗なる大円舞曲」/第3番「華麗なる円舞曲」/第6番「子犬のワルツ」マズルカ第5番/第17番即興曲第4番「幻想即興曲」プレリュード第15番「雨だれ」練習曲第3番「別れの曲」/第12番「革命」ピアノ:ハリーナ・チェルニー=ステファンスカ録音:1963年5月30日、東京・日本グラモフォン青山スタジオLP:ポリドール(ドイツグラモフォン)MGW526820世紀を代表する女流ピアニストの一人ハリーナ・チェルニー=ステファンスカ(1922年―2001年)は、ポーランドのクラクフ出身。ベートーヴェンの弟子で教則本でも有名なチェルニーの血筋を引いているという。ポーランドの文化使節として日本にも何度も訪れ、コンサートだけでなく、マスタークラスや教育活動に熱心に...◇クラシック音楽LP◇ハリーナ・チェルニー=ステファンスカのショパン名曲集

  • ◇クラシック音楽LP◇ブルーノー・ワルター指揮コロンビア交響楽団のブラームス:交響曲第4番/悲劇的序曲

    ブラームス:交響曲第4番悲劇的序曲指揮:ブルーノー・ワルター管弦楽:コロンビア交響楽団録音:1959年2月2、4、6、9、12日(ブラームス:交響曲第4番)1960年1月23日(ブラームス:悲劇的序曲)発売:1979年LP:CBSソニー23AC553コロンビア交響楽団とは、名指揮者ブルーノー・ワルターが引退したことに対して、是非ともステレオ録音を残してほしいという要望に応えて、臨時に結成されたオーケストラの名前である。このような例は、過去に例がなく、如何にワルターが当時愛された指揮者であったかを裏付けるものである。その一連のワルター指揮コロンビア交響楽団の録音の中でも、特筆されのが今回のLPレコードである。ブラームス:交響曲第4番の録音は、実にゆっくりとしたテンポで演奏される。何かワルターが自らの心の奥にある思...◇クラシック音楽LP◇ブルーノー・ワルター指揮コロンビア交響楽団のブラームス:交響曲第4番/悲劇的序曲

  • ◇クラシック音楽LP◇名ソプラノ歌手 ネタニア・ダヴラツが歌うカントルーブ:歌曲集「オーヴェルニュの歌」

    カントルーブ:歌曲集「オーヴェルニュの歌」<Part1>第1集野原の羊飼いのおとめバイレロ三つのブーレ(泉の水/どこへ羊を放そうか/あちらのリムーザンへ)第2集(その1)羊飼いのおとめアントゥエノ羊飼いのおとめと馬に乗った男捨てられた女第2集(その2)二つのブーレ(わたしには恋人がいない/うずら)第3集紡ぎ女牧場を通っておいでせむしこもり歌女房持ちはかわいそう第4集(その1)ミラベルの橋の上おおいこどものためにソプラノ:ネタニア・ダヴラツ指揮:ピエール・ド・ラ・ローシュ管弦楽団:ピエール・ド・ラ・ローシュ指揮の管弦楽団発売:1977年LP:キングレコードSLA6223このLPレコードは、フランスの作曲のジョセフ・カントルーブ(1879年―1957年)が作曲した歌曲集「オーヴェルニュの歌」を、一躍世界的に有名にし...◇クラシック音楽LP◇名ソプラノ歌手ネタニア・ダヴラツが歌うカントルーブ:歌曲集「オーヴェルニュの歌」

  • ◇クラシック音楽LP◇ネヴィル・マリナーのモーツァルト:「戴冠式ミサ」K.317/リタニア「聖母マリアのための」K.195

    モーツァルト:ミサ曲「戴冠式ミサ」ハ長調K.317リタニア(拝礼曲)「聖母マリアのための」ニ長調K.195指揮:ネヴィル・マリナー管弦楽:アカデミー室内管弦楽団独唱:イレアナ・コトルバス(ソプラノ)ヘレン・ワッツ(コントラルト)ジョン・シャーリー・カーク(バリトン)ロバート・ティーア(テノール)合唱:スコラ・カントルム発売:1972年LP:キングレコード(英ARGO)K18C‐9218このLPレコードには、ネヴィル・マリナー(1924年―2016年)の指揮で、ミサ曲「戴冠式ミサ」ハ長調K.317およびリタニア「聖母マリアのための」ニ長調K.195という2曲のモーツァルトの宗教曲が収められている。モーツアルトの宗教曲というと「レクイエム」が突出して有名で、現在、コンサートで度々取り上げられている人気作品として誰も...◇クラシック音楽LP◇ネヴィル・マリナーのモーツァルト:「戴冠式ミサ」K.317/リタニア「聖母マリアのための」K.195

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