2月1日(土)曇後雨 退院して3427日 / 手術から3509日 雨がベランダを叩く音が聞こえ始めた。 しんしんと降る冬の雨は 寒さが心身にしみわたるようで。 5ヶ月ぶりの投稿。 今年の5月でようやく術後10年を迎えることになる。 6年目くらいからがんセンターでの検診が半年...
12月22日(木)曇一時晴 退院して2699日 / 手術から2781日 けうもまたこころの鉦を うち鳴らしうち鳴らしつつあくがれて行く (今日もまた、巡礼者が鐘を鳴らすように、 私も心の鐘を打ち鳴らしながら、あこがれの旅を行く) 若い頃、若山牧水...
12月17日(土)雨 退院して2694日 / 手術から2776日 氷雨。 蕭々と降り続く冬の冷たい雨は、 身も心も芯から凍えるようで。 昨夜、 生前故人に親しくしていただいた者数人が集い、 「偲ぶ会」を開いた。 黙祷を捧げた後、 乾杯。 なんかこんなときに「乾杯」でいいのか...
12月14日(水)曇一時雨 退院して2691日 / 手術から2773日 西高東低の気圧配置が容赦なくその本領を発揮している。 昨日夕方に吹き始めた風が夜半から凄まじくなり、 そのごうごうとうなる音に何度も目覚めた。 更には、昼前には強く降っていた雨が突然あられに変わり、 し...
12月7日(水)晴 退院して2684日 / 手術から2766日 師走を迎えた途端 朝晩の冷え込みがめっきり厳しくなり、 高い山々の中腹あたりにまでうっすらと白いものが降りてきている。 異常気象だなんだと言われるようになって久しいが、 自然の移ろいは確実に我々に季節の移り変わ...
12月1日(木)曇 退院して2678日 / 手術から2760日 〈大切なものは、いつだって、目には見えない。 人はとにかく、目に見えるものだけで判断しようとするけれど、 目に見えているものは、いずれは消えてなくなる。 いつまでも残るものは、目に見えないものなのだよ。 ...
「ブログリーダー」を活用して、taka1さんをフォローしませんか?
2月1日(土)曇後雨 退院して3427日 / 手術から3509日 雨がベランダを叩く音が聞こえ始めた。 しんしんと降る冬の雨は 寒さが心身にしみわたるようで。 5ヶ月ぶりの投稿。 今年の5月でようやく術後10年を迎えることになる。 6年目くらいからがんセンターでの検診が半年...
8月26日(月)曇 退院して3268日 / 手術から3350日 パソコンの不調により、 以前の投稿からふた月半ほども経ってしまった。 また突然シャットダウンしてしまわないかと戦々恐々の投稿。 126年間でいちばん暑い7月を経験し、 最高気温は36度などというのが当たり前の夏...
6月14日(金)晴 退院して3195日 / 手術から3277日 夏に向かって暑くなりかけたなと 軽くため息などをついているうちに、 庭のシャラの木に涼やかな白い花がちらほらと咲き始めた。 別名は夏椿。 咲いているのは1日だけで、咲き終わると花首からぽとりと地面に落ちる。 桜...
5月19日(日)曇 退院して3169日 / 手術から3251日 昨日から左手人差し指に刺さったままのトゲが気になって、 何をするにも不快で不便な思いをしている。 今夜お風呂で散々ふやかしておいて、 安全カミソリで少しずつ皮膚を削って勝負しようと思う。 今のままじゃ痛くてギタ...
5月1日(水)雨 退院して3151日 / 手術から3233日 入院中の心身ともに苦しく絶望の淵にあった頃から、 ことあるごとに魂の支えとなり、 そして病むということを前向きにさせてくれた言葉がある。 玉島にある教会の牧師の詩。 今でも折に触れ、 自戒を込めて反芻する。 ...
4月24日(水)曇 退院して3144日 / 手術から3266日 今日、退院してから47回目のがんセンター通院日。 今日も行きの下道約50km、1時間10分の車中は、 これまで通り、験担ぎではないけれど「グレゴリオ聖歌」が厳かに流れる。 血液検査、上部内視鏡、頸部~胸部造影C...
4月22日(月)曇 退院して3182日 / 手術から3264日 「恥の多い生涯を送って来ました」 太宰の人間失格の中のあまりにも知られた一文。 ことあるごとに、 その一文が我がことのように頭の中を駆け巡る。 これまでの我が人生、 恥に恥を上塗りするような日々の積み重ねであっ...
4月12日(金)曇 退院して3172日 / 手術から3254日 薄桃の花びらが散り急ぐように風に舞う。 散りゆく姿さえもこんなに愛でられる花を他に知らない。 朝方は少し冷え込むものの、 お日様が昇ると既に初夏を思わせるような陽気だ。 先日は車中では暑くて冷房を効かせた。 山...
4月8日(月)曇 退院して3168日 / 手術から3250日 光は日、陰は月。 光陰矢のごとしとはよく言うけれど、 まったくその通りだ。 今日はプー、5度目の命日。 いまだにともに過ごした日々のさまざまを、 思い起こさない日はない。 振り返ってみれば、 奴が我が家にいた10...
2月8日(木)晴 退院して3108日 / 手術から3190日 暦の上では春ですが、、、。 立春とは名ばかりの、、、。 春浅く、、、。 そんな時候の挨拶が思い浮かぶ如月の頃。 音もなく粛々と降る冬の雨は、 身も心もしんしんと芯から冷えるようで、 しんみりと寂寥感が募る。...
1月24日(水)曇 退院して3093日 / 手術から3175日 目覚めてから何やら目映い気配に違和感を覚え、 カーテンを開けると一面の雪景色。 西風強く、瀬戸内海沿いの温暖なこの地域では珍しい寒々とした光景だ。 おかげで通常なら十数分の距離の歯医者へ行くのに、 40分もかか...
1月17日(水)晴 退院して3086日 / 手術から3168日 新年早々から芸能界の方々の訃報が立て続けに届き、 北陸では何千年に1度という大災害。 間髪入れず飛行場ではまるで映画のワンシーンのような惨劇。 どうかこれ以上の悲劇が繰り返されない穏やかな年でありますようにと ...
12月31日(日)曇時々雨 退院して3069日 / 手術から3151日 暖かい年末だ。 連日日中の気温が15度前後だなんて、 やはり身震いするほどの寒さでないと、 大晦日という雰囲気が希薄だ。 術後8年半が過ぎた。 10月の検診で、 今後PET-CTの必要はないでしょうとの...
11月30日(木)曇 退院して3038日 / 手術から3120日 山中での観光施設の管理の仕事を始めて、はや半年が過ぎた。 北海道から沖縄まで、全国各地からいろんな方々がやってくる。 ただ、老境に差しかかった方々の一人旅は、 一様にどこかさびしげで愁いを帯びている。 それは...
11月10日(金)雨 退院して3018日 / 手術から3100日 大病を得て4ヶ月にも及ぶ入院生活を過ごしたのは、 もう8年も前のことになってしまった。 当時の一喜一憂した場面が事あるごとに思い出されて、 今となってはなにやら懐かしい。 先日、入院に関わる各種書類をまとめて...
11月4日(土)晴 退院して3012日 / 手術から3094日 11月だというのにまだ夏日だなんて いったいどうなっているのかねえ。 古来から慣れ親しまれてきた季節ごとの風情が、 年々希薄になっていく。 立春、春分、夏至、大暑、秋分、冬至、大寒、、、。 太陽に基づいた二十四...
10月30日(火)晴 退院して3007日 / 手術から3089日 日中はまだ暑い暑いと嘆いているうちに、 ようやく朝晩本格的に冷え込んできた。 今朝は8度台にまで下がった。 おお、さむい。 今日は敬愛してやまない先輩Tさんの一周忌だ。 1年前の今日昼下がり、 訃報の知らせが...
10月24日(水)晴 退院して3001日 / 手術から3083日 もう10月も終えようというのに、 日中戸外でぞごぞと動いているとすぐに汗ばんでしまう。 車に乗るにもエアコンが要る。 暖かいでなく暑い。 その影響か、山の木々の色づきが遅れ気味のようだ。 猛暑に大雨。そして想...
10月10日(火)曇時々晴 退院して2987日 / 手術から3069日 神無月を迎えた途端すっかり秋めいて、 日差しの強さはまだ残るものの、空高く空気が爽やかだ。 朝晩はめっきりと肌寒く、夏布団の下にタオルケットを重ねる。 彼岸花が儚くもその短い開花の時を終え、 黄金色に色...
8月21日(月)晴後曇 退院して2937日 / 手術から3019日 昔はお盆過ぎればてきめんに朝晩涼しくなって、 夕方になると赤とんぼが風に舞い しみじみと秋の気配を感じたものだが、 近頃はいつまでも酷暑が続く。 風情感じられる昔の季節感などはもう望むべくもないのか、 など...
6月14日(金)晴 退院して3195日 / 手術から3277日 夏に向かって暑くなりかけたなと 軽くため息などをついているうちに、 庭のシャラの木に涼やかな白い花がちらほらと咲き始めた。 別名は夏椿。 咲いているのは1日だけで、咲き終わると花首からぽとりと地面に落ちる。 桜...
5月19日(日)曇 退院して3169日 / 手術から3251日 昨日から左手人差し指に刺さったままのトゲが気になって、 何をするにも不快で不便な思いをしている。 今夜お風呂で散々ふやかしておいて、 安全カミソリで少しずつ皮膚を削って勝負しようと思う。 今のままじゃ痛くてギタ...
5月1日(水)雨 退院して3151日 / 手術から3233日 入院中の心身ともに苦しく絶望の淵にあった頃から、 ことあるごとに魂の支えとなり、 そして病むということを前向きにさせてくれた言葉がある。 玉島にある教会の牧師の詩。 今でも折に触れ、 自戒を込めて反芻する。 ...
4月24日(水)曇 退院して3144日 / 手術から3266日 今日、退院してから47回目のがんセンター通院日。 今日も行きの下道約50km、1時間10分の車中は、 これまで通り、験担ぎではないけれど「グレゴリオ聖歌」が厳かに流れる。 血液検査、上部内視鏡、頸部~胸部造影C...
4月22日(月)曇 退院して3182日 / 手術から3264日 「恥の多い生涯を送って来ました」 太宰の人間失格の中のあまりにも知られた一文。 ことあるごとに、 その一文が我がことのように頭の中を駆け巡る。 これまでの我が人生、 恥に恥を上塗りするような日々の積み重ねであっ...
4月12日(金)曇 退院して3172日 / 手術から3254日 薄桃の花びらが散り急ぐように風に舞う。 散りゆく姿さえもこんなに愛でられる花を他に知らない。 朝方は少し冷え込むものの、 お日様が昇ると既に初夏を思わせるような陽気だ。 先日は車中では暑くて冷房を効かせた。 山...
4月8日(月)曇 退院して3168日 / 手術から3250日 光は日、陰は月。 光陰矢のごとしとはよく言うけれど、 まったくその通りだ。 今日はプー、5度目の命日。 いまだにともに過ごした日々のさまざまを、 思い起こさない日はない。 振り返ってみれば、 奴が我が家にいた10...
2月8日(木)晴 退院して3108日 / 手術から3190日 暦の上では春ですが、、、。 立春とは名ばかりの、、、。 春浅く、、、。 そんな時候の挨拶が思い浮かぶ如月の頃。 音もなく粛々と降る冬の雨は、 身も心もしんしんと芯から冷えるようで、 しんみりと寂寥感が募る。...
1月24日(水)曇 退院して3093日 / 手術から3175日 目覚めてから何やら目映い気配に違和感を覚え、 カーテンを開けると一面の雪景色。 西風強く、瀬戸内海沿いの温暖なこの地域では珍しい寒々とした光景だ。 おかげで通常なら十数分の距離の歯医者へ行くのに、 40分もかか...
1月17日(水)晴 退院して3086日 / 手術から3168日 新年早々から芸能界の方々の訃報が立て続けに届き、 北陸では何千年に1度という大災害。 間髪入れず飛行場ではまるで映画のワンシーンのような惨劇。 どうかこれ以上の悲劇が繰り返されない穏やかな年でありますようにと ...
12月31日(日)曇時々雨 退院して3069日 / 手術から3151日 暖かい年末だ。 連日日中の気温が15度前後だなんて、 やはり身震いするほどの寒さでないと、 大晦日という雰囲気が希薄だ。 術後8年半が過ぎた。 10月の検診で、 今後PET-CTの必要はないでしょうとの...