2月1日(土)曇後雨 退院して3427日 / 手術から3509日 雨がベランダを叩く音が聞こえ始めた。 しんしんと降る冬の雨は 寒さが心身にしみわたるようで。 5ヶ月ぶりの投稿。 今年の5月でようやく術後10年を迎えることになる。 6年目くらいからがんセンターでの検診が半年...
6月28日 (月) 曇 退院して2140日 / 手術から2222日 難しいことは分からないが、 iPS細胞から作られた神経細胞を脊髄損傷した患者に移植するという、 夢のような人類初の試みがなされるという。 これでその臨床研究がうまくいき、 損傷した神経が再生されて運動や感...
6月26日 (土) 曇後一時雨 退院して2138日 / 手術から2220日 この時期に目に映る景色が、 一年でいちばん好きかもしれない。 梅雨の長雨と紫陽花。 苗植えされたばかりの田んぼ。 そして、蛙の合唱。 それは我が心の原風景とも言うべきもの。 あらゆるものにとっての...
6月21日 (月) 晴 退院して2133日 / 手術から2215日 最近いやにいつまでも空が明るいなと感じていたが、 道理で今日は夏至だった。 おまけにとても暑くて、30度は優に超えていたようだ。 冬至の日には、カボチャ食べたりゆず湯に入ったり、 春分・秋分は、お墓参りし...
Break in the rainy season : 992
6月13日 (日) 曇 退院して2125日 / 手術から2207日 梅雨の中休み。 一面どんよりとした雲間から、時折薄日が差す。 少し蒸し暑い。 庭の紫陽花が盛りを迎えている。 沙羅樹の別名をもつ夏椿も、 次から次へと大きな白い花を咲かせているが、 開花後間もなく散ってし...
6月4日 (金) 雨後曇 退院して2116日 / 手術から2198日 近所の田んぼでは既に水が張られ、 田植えの日も近い。 しとしとと降り続く長雨。 時折田んぼを吹き渡る湿気をまとった風に 苗が揺れ、水面にさざ波が立つ。 着始めたばかりの夏の装いでは、肌寒さを覚える。 遠...
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2月1日(土)曇後雨 退院して3427日 / 手術から3509日 雨がベランダを叩く音が聞こえ始めた。 しんしんと降る冬の雨は 寒さが心身にしみわたるようで。 5ヶ月ぶりの投稿。 今年の5月でようやく術後10年を迎えることになる。 6年目くらいからがんセンターでの検診が半年...
8月26日(月)曇 退院して3268日 / 手術から3350日 パソコンの不調により、 以前の投稿からふた月半ほども経ってしまった。 また突然シャットダウンしてしまわないかと戦々恐々の投稿。 126年間でいちばん暑い7月を経験し、 最高気温は36度などというのが当たり前の夏...
6月14日(金)晴 退院して3195日 / 手術から3277日 夏に向かって暑くなりかけたなと 軽くため息などをついているうちに、 庭のシャラの木に涼やかな白い花がちらほらと咲き始めた。 別名は夏椿。 咲いているのは1日だけで、咲き終わると花首からぽとりと地面に落ちる。 桜...
5月19日(日)曇 退院して3169日 / 手術から3251日 昨日から左手人差し指に刺さったままのトゲが気になって、 何をするにも不快で不便な思いをしている。 今夜お風呂で散々ふやかしておいて、 安全カミソリで少しずつ皮膚を削って勝負しようと思う。 今のままじゃ痛くてギタ...
5月1日(水)雨 退院して3151日 / 手術から3233日 入院中の心身ともに苦しく絶望の淵にあった頃から、 ことあるごとに魂の支えとなり、 そして病むということを前向きにさせてくれた言葉がある。 玉島にある教会の牧師の詩。 今でも折に触れ、 自戒を込めて反芻する。 ...
4月24日(水)曇 退院して3144日 / 手術から3266日 今日、退院してから47回目のがんセンター通院日。 今日も行きの下道約50km、1時間10分の車中は、 これまで通り、験担ぎではないけれど「グレゴリオ聖歌」が厳かに流れる。 血液検査、上部内視鏡、頸部~胸部造影C...
4月22日(月)曇 退院して3182日 / 手術から3264日 「恥の多い生涯を送って来ました」 太宰の人間失格の中のあまりにも知られた一文。 ことあるごとに、 その一文が我がことのように頭の中を駆け巡る。 これまでの我が人生、 恥に恥を上塗りするような日々の積み重ねであっ...
4月12日(金)曇 退院して3172日 / 手術から3254日 薄桃の花びらが散り急ぐように風に舞う。 散りゆく姿さえもこんなに愛でられる花を他に知らない。 朝方は少し冷え込むものの、 お日様が昇ると既に初夏を思わせるような陽気だ。 先日は車中では暑くて冷房を効かせた。 山...
4月8日(月)曇 退院して3168日 / 手術から3250日 光は日、陰は月。 光陰矢のごとしとはよく言うけれど、 まったくその通りだ。 今日はプー、5度目の命日。 いまだにともに過ごした日々のさまざまを、 思い起こさない日はない。 振り返ってみれば、 奴が我が家にいた10...
2月8日(木)晴 退院して3108日 / 手術から3190日 暦の上では春ですが、、、。 立春とは名ばかりの、、、。 春浅く、、、。 そんな時候の挨拶が思い浮かぶ如月の頃。 音もなく粛々と降る冬の雨は、 身も心もしんしんと芯から冷えるようで、 しんみりと寂寥感が募る。...
1月24日(水)曇 退院して3093日 / 手術から3175日 目覚めてから何やら目映い気配に違和感を覚え、 カーテンを開けると一面の雪景色。 西風強く、瀬戸内海沿いの温暖なこの地域では珍しい寒々とした光景だ。 おかげで通常なら十数分の距離の歯医者へ行くのに、 40分もかか...
1月17日(水)晴 退院して3086日 / 手術から3168日 新年早々から芸能界の方々の訃報が立て続けに届き、 北陸では何千年に1度という大災害。 間髪入れず飛行場ではまるで映画のワンシーンのような惨劇。 どうかこれ以上の悲劇が繰り返されない穏やかな年でありますようにと ...
12月31日(日)曇時々雨 退院して3069日 / 手術から3151日 暖かい年末だ。 連日日中の気温が15度前後だなんて、 やはり身震いするほどの寒さでないと、 大晦日という雰囲気が希薄だ。 術後8年半が過ぎた。 10月の検診で、 今後PET-CTの必要はないでしょうとの...
11月30日(木)曇 退院して3038日 / 手術から3120日 山中での観光施設の管理の仕事を始めて、はや半年が過ぎた。 北海道から沖縄まで、全国各地からいろんな方々がやってくる。 ただ、老境に差しかかった方々の一人旅は、 一様にどこかさびしげで愁いを帯びている。 それは...
11月10日(金)雨 退院して3018日 / 手術から3100日 大病を得て4ヶ月にも及ぶ入院生活を過ごしたのは、 もう8年も前のことになってしまった。 当時の一喜一憂した場面が事あるごとに思い出されて、 今となってはなにやら懐かしい。 先日、入院に関わる各種書類をまとめて...
11月4日(土)晴 退院して3012日 / 手術から3094日 11月だというのにまだ夏日だなんて いったいどうなっているのかねえ。 古来から慣れ親しまれてきた季節ごとの風情が、 年々希薄になっていく。 立春、春分、夏至、大暑、秋分、冬至、大寒、、、。 太陽に基づいた二十四...
10月30日(火)晴 退院して3007日 / 手術から3089日 日中はまだ暑い暑いと嘆いているうちに、 ようやく朝晩本格的に冷え込んできた。 今朝は8度台にまで下がった。 おお、さむい。 今日は敬愛してやまない先輩Tさんの一周忌だ。 1年前の今日昼下がり、 訃報の知らせが...
10月24日(水)晴 退院して3001日 / 手術から3083日 もう10月も終えようというのに、 日中戸外でぞごぞと動いているとすぐに汗ばんでしまう。 車に乗るにもエアコンが要る。 暖かいでなく暑い。 その影響か、山の木々の色づきが遅れ気味のようだ。 猛暑に大雨。そして想...
10月10日(火)曇時々晴 退院して2987日 / 手術から3069日 神無月を迎えた途端すっかり秋めいて、 日差しの強さはまだ残るものの、空高く空気が爽やかだ。 朝晩はめっきりと肌寒く、夏布団の下にタオルケットを重ねる。 彼岸花が儚くもその短い開花の時を終え、 黄金色に色...
8月21日(月)晴後曇 退院して2937日 / 手術から3019日 昔はお盆過ぎればてきめんに朝晩涼しくなって、 夕方になると赤とんぼが風に舞い しみじみと秋の気配を感じたものだが、 近頃はいつまでも酷暑が続く。 風情感じられる昔の季節感などはもう望むべくもないのか、 など...
6月14日(金)晴 退院して3195日 / 手術から3277日 夏に向かって暑くなりかけたなと 軽くため息などをついているうちに、 庭のシャラの木に涼やかな白い花がちらほらと咲き始めた。 別名は夏椿。 咲いているのは1日だけで、咲き終わると花首からぽとりと地面に落ちる。 桜...
5月19日(日)曇 退院して3169日 / 手術から3251日 昨日から左手人差し指に刺さったままのトゲが気になって、 何をするにも不快で不便な思いをしている。 今夜お風呂で散々ふやかしておいて、 安全カミソリで少しずつ皮膚を削って勝負しようと思う。 今のままじゃ痛くてギタ...
5月1日(水)雨 退院して3151日 / 手術から3233日 入院中の心身ともに苦しく絶望の淵にあった頃から、 ことあるごとに魂の支えとなり、 そして病むということを前向きにさせてくれた言葉がある。 玉島にある教会の牧師の詩。 今でも折に触れ、 自戒を込めて反芻する。 ...
4月24日(水)曇 退院して3144日 / 手術から3266日 今日、退院してから47回目のがんセンター通院日。 今日も行きの下道約50km、1時間10分の車中は、 これまで通り、験担ぎではないけれど「グレゴリオ聖歌」が厳かに流れる。 血液検査、上部内視鏡、頸部~胸部造影C...
4月22日(月)曇 退院して3182日 / 手術から3264日 「恥の多い生涯を送って来ました」 太宰の人間失格の中のあまりにも知られた一文。 ことあるごとに、 その一文が我がことのように頭の中を駆け巡る。 これまでの我が人生、 恥に恥を上塗りするような日々の積み重ねであっ...
4月12日(金)曇 退院して3172日 / 手術から3254日 薄桃の花びらが散り急ぐように風に舞う。 散りゆく姿さえもこんなに愛でられる花を他に知らない。 朝方は少し冷え込むものの、 お日様が昇ると既に初夏を思わせるような陽気だ。 先日は車中では暑くて冷房を効かせた。 山...
4月8日(月)曇 退院して3168日 / 手術から3250日 光は日、陰は月。 光陰矢のごとしとはよく言うけれど、 まったくその通りだ。 今日はプー、5度目の命日。 いまだにともに過ごした日々のさまざまを、 思い起こさない日はない。 振り返ってみれば、 奴が我が家にいた10...
2月8日(木)晴 退院して3108日 / 手術から3190日 暦の上では春ですが、、、。 立春とは名ばかりの、、、。 春浅く、、、。 そんな時候の挨拶が思い浮かぶ如月の頃。 音もなく粛々と降る冬の雨は、 身も心もしんしんと芯から冷えるようで、 しんみりと寂寥感が募る。...
1月24日(水)曇 退院して3093日 / 手術から3175日 目覚めてから何やら目映い気配に違和感を覚え、 カーテンを開けると一面の雪景色。 西風強く、瀬戸内海沿いの温暖なこの地域では珍しい寒々とした光景だ。 おかげで通常なら十数分の距離の歯医者へ行くのに、 40分もかか...
1月17日(水)晴 退院して3086日 / 手術から3168日 新年早々から芸能界の方々の訃報が立て続けに届き、 北陸では何千年に1度という大災害。 間髪入れず飛行場ではまるで映画のワンシーンのような惨劇。 どうかこれ以上の悲劇が繰り返されない穏やかな年でありますようにと ...
12月31日(日)曇時々雨 退院して3069日 / 手術から3151日 暖かい年末だ。 連日日中の気温が15度前後だなんて、 やはり身震いするほどの寒さでないと、 大晦日という雰囲気が希薄だ。 術後8年半が過ぎた。 10月の検診で、 今後PET-CTの必要はないでしょうとの...