ポートフォリオの多様性を高めるために高配当株への投資もしてみようと思い立ったことを受けて、高配当株投資について調べてみた。今まで配当を重視してこなかったので配当についてまともに考えたことは無かったけど、改めて調べてみると、一番のポイントは次の点のように思った。すなわち、市場で決まる株価と違って、配当は企業が決める(企業は事前に予想も公表する)ということ。それゆえ、株価が上がる株を選ぶのは困難だけど...
さえないサラリーマンが 仕事×節約×投資 でアーリーリタイアを目指す自己満ブログ 個別株投資挑戦中
自己満ブログですが少しでも参考になることがあれば幸いです
「人口と世界」という日本経済新聞の記事の感想、2回目。人口減少下における公的年金の運用に関する話が気になった。日本やカナダ、欧州諸国などは現役世代が引退世代の生活を支える世代間扶養が基本だ。少子化が進む中、国民負担を増やさず年金を維持するには運用収益を高めるしかないが、人口減は経済の成長力を弱め、歴史的な金利の低下に拍車をかける悪循環を招く。ノルウェー政府年金基金は20年の運用益が1兆クローネ(12.4...
「人口と世界」という人口減少問題に関するシリーズ物の記事が日本経済新聞に掲載されており気になった。冒頭部分の抜粋。人類の爆発的な膨張が終わり、人口が初めて下り坂に入る。経済発展や女性の社会進出で、世界が低出生社会に転換しつつある。産業革命を経て、人口増を追い風に経済を伸ばし続けた黄金期は過ぎた。人類は新たな繁栄の方程式を模索する。少子化の原因として経済発展や女性の社会進出が挙げられているけど、それ...
「ストレスゼロの生き方 心が軽くなる100の習慣」(Testosterone 著)という本の感想、3回目。ストレス対策として挙げられていた「成長を、貫く」という話が気になった。 努力の報酬は成功ではなく「成長」だ。 悲しいかな、成功には限りがある。勝者がいれば敗者もいる。よって、成功をつかみ取れるか否かは運の要素も関わってくる。 成長は違う。人は正しい努力をすれば必ず成長する。 新しいことを学べば、鍛錬を積めば、...
「ストレスゼロの生き方 心が軽くなる100の習慣」(Testosterone 著)という本の感想、2回目。「他人の評価を気にするのを、やめる」と言う話が気になった。 自分の価値や幸せを他人の評価を軸にして測るようになると、地獄の始まりだ。 他人の評価なんてそのときの利害関係や気分次第でコロコロ変わる。そもそも、他人はあなたのことをそんなに真剣に考えていないし理解もしていない。自分にはまさに「他人の評価を気にする」...
「ストレスゼロの生き方 心が軽くなる100の習慣」(Testosterone 著)という本を読んだ。人間関係や仕事にもストレスを感じることがほとんどないという著者が、ストレスを軽減する方法(考え方)を100個紹介する内容。その100個の中で、「攻めの姿勢を、貫く」という話が特に気になった。 死ぬ気でやるな。殺す気でやれ。 死ぬ気でやるってのは負けること前提の弱者の思考だ。やる前から負ける覚悟してどうするよ? 勝ちたきゃ...
『ひろゆきが「無能は年収の半分のお金で暮らせ」と語る深いワケ』という記事がダイヤモンドオンラインに掲載されており気になった。いわゆる「お荷物社員」になってしまっているサラリーマンは、年収の半分で暮らして好きなことを仕事にしよう、というような話。 今の年収が700万円で、本当にやりたい仕事では400万円になる。その場合だと、まずやるべきことは、「今の会社のまま年収300万円の生活をすること」です。 なぜ、300...
「株価バブルの終焉は2021年に訪れる」という慶応義塾大学大学院准教授小幡績氏の記事が半年前のニューズウィーク日本版(2021年2月9日号)に掲載されていた。「問題は今がバブルかどうか、ということではなく、このコロナバブルがいつ弾けるのか」という話が気になった。問題は今がバブルかどうか、ということではなく、このコロナバブルがいつ弾けるのか、という点である。これは、2021年に弾ける。21年1月にバブルがさらに勢い...
先日放送されていたTV番組「カンブリア宮殿」にて、出演していたマーケター森岡剛氏の話が気になった。「売る」というよりも「勝手に売れるようにする」 この状況をつくるのがマーケティングの一番重要な使命僕はマーケターなので 消費者の本能を理解したい 本能さえわかれば プロダクトをどう作ればいいかが分かるマーケターが一番大事にしていることは 消費者すらも言葉にできない なぜ自分がその商品を買っているのかとい...
『総合商社 ――その「強さ」と、日本企業の「次」を探る』(田中隆之 著)という総合商社に関する本を読んだ。そもそも、総合商社とは何をしている企業なのか?以下3点について、ワールドワイドに・様々な業種で・川上から川下まで、幅広く展開している企業、というように理解した。1.商品取引2.事業運営3.事業投資このように幅広く展開することで、相乗効果を発揮できたり、リスクを分散できたり、儲かる分野をいち早く見...
インデックス投資をほったらかしすぎて失敗していることに今更気がついた・・・。SBI証券のポイントがいつのまにやらTポイントに移行しているようで、その設定ができてなかった自分は得られるはずのポイントを失っているようだ・・・。ほったらかしにできる点はインデックス投資の大きなメリットだと思うけど、しばしばいろいろ変えたがる証券会社のせいでおちおちほうっておけないよ・・・。まあでも、証券会社も変化し続けない...
『勝間和代は見た「年金でのんびり暮らそう」と考える老人ほど幸せになれない』という記事がプレジデント オンラインに掲載されており気になった。老後を明るく生きるためには、貯蓄や年金に頼って暮らすよりも、死ぬ寸前まで働き続けるべし、というような内容。記事からの抜粋。なぜ、私が死ぬ寸前まで働くということを推奨するかというと、答えは簡単です。アーリー・リタイアした人、あるいは年金生活に入った人などと交流したり...
「地球温暖化はウソ? 世論を動かす“プロ”の暗躍」というデンマークで制作された番組がNHKの「BS世界のドキュメンタリー」にて放送されていた。温室効果による地球温暖化の深刻さは30年以上前から主張されてきたけど、なぜ対応が遅れたのか?それは、(温暖化対策で不利益を被る)巨大石油会社などがシンクタンクを使うなどして温暖化に疑念を抱かせるように世論を動かしてきたため。簡単に言うとこのような話だったけど、特に印...
「陰謀論がなぜ広がるのか」という記事が日本経済新聞に掲載されていた。「陰謀論の原型は、カトリック教会が広めた悪魔」という話がとても印象的だった。陰謀論の原型は、カトリック教会が広めた悪魔だ。神は恵みと愛を人類に注ぐ。教会は神の代理で人びとに救いの手をさし伸べる。その割に税は重いし生活は苦しい。なぜだ? それはね、悪魔のせいなのさ。大天使が地に堕ち、神を逆恨みして悪魔になった。悪魔のせいで悪がはびこ...
先日も書いたように、一昨日から断酒実験をはじめてみた。さっそく、なんとなく物足りなさを感じてしまうことがあり、ついついお酒を飲みたくなってしまったり、また、ついつい甘いモノを食べてしまったりしてしまう。そこで、物足りなさをごまかす(吹き飛ばす、スッキリする)健康的な手段はないだろうかと考えてみた。とりあえず思いついたのは次の3つ。1.音楽を聴く2.運動をする3.掃除をする今後、物足りなさを感じたら...
盆休みも終わりに近づき、サラリーマン地獄の再開が迫ってきた・・・。そもそも、なぜいまだに人はこんなにもたくさん働かないといけないのだろうか?科学技術は発展し、仕事を奪われると言われるほどロボットやAIが進化してきたというのに・・・。改めて考えると、それは資本主義の社会だからなんだろう。資本主義の社会では富をめぐって競争し、その競争が社会の発展を促すことになる。科学技術がどんなに発展しようとも、ロボ...
「マンション、高騰が続く」という記事が日本経済新聞に掲載されていた。「高い家賃を払い続けるぐらいならマイホームを買った方がいい」というフレーズがあり、よく聞くような話だけど改めて気になった。都心の賃貸マンションに住んでいる共働き夫婦などは「高い家賃を払い続けるぐらいならマイホームを買った方がいい」と考える人もいるだろう。マンションのモデルルームなどで「家賃並みの返済額で買えます」というセールストー...
「投信番付」という日本経済新聞のコラムに国内株式インデックスファンドの過去3カ月の資金流出入額ランキング(過去2年間の資金流出入額も併記)が掲載されていた。ふ~んと読み飛ばしそうになったけど、ランキングをよくよく見ると意外な内容であり気になった。【気になった点】・上位が「eMAXIS Slim」などの超低コストなファンドではない(かろうじて「たわら」が8位)・トップ10のすべてが日経225(TOPIXがない)・過去3カ月...
「1兆ドルコーチ ――シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え」(エリック・シュミット、ジョナサン・ローゼンバーグ、アラン・イーグル 著、櫻井祐子 訳)という本を読んだ。グーグルのラリー・ペイジ氏やアップルのスティーブ・ジョブズ氏など、シリコンバレーの多くの経営者のコーチをしたという故ビル・キャンベル氏の教えについて書かれた内容。書かれている内容(経営者たちに対する教え)を強引に一言で...
『「そろそろ、お酒やめようかな」と思ったときに読む本』(垣渕洋一 著)という本を読んだ。「東京アルコール医療総合センター・センター長」という肩書の著者が書いた禁酒のすすめ。アルコールは精神的な効果はあるかもしれないが肉体的には毒でしかない、というような話が気になった。アルコールは脳に対しては「気分が晴れる」などの薬理効果はあるかもしれませんが、肉体的な健康という視点でのメリットはゼロ。いいことは一...
「寝ながら学べる構造主義」(内田樹 著)という本の感想、6回目。もっとも理不尽にふるまうものが権力者になる、というような話がとても印象的だった。人々が独裁者を恐れるのは、彼が「権力を持っているから」ではありません。そうではなく、「権力をどのような基準で行使するのか予測できないから」なのです。廷臣たちのうち誰が次に寵を失って死刑になるか、それが誰にも予測できないときに権力者は真に畏怖されます。これを...
中高生のころ、音楽を聴くのが好きで毎日のように聴いていた。インターネットなどなかった時代、ド田舎に住んでいた自分の音楽に関する情報源はもっぱらラジオ(FM放送)であり、気に入った曲があれば街に出てCDを買っていた。今でも覚えているのは、QUEENのCDを聴いたとき、こんな音楽があり得るのかとちょっとした衝撃を受けてしまったこと(当時はまだ心が繊細だった・・・)。時は経って40代になったいま、休日にお酒を飲みな...
「寝ながら学べる構造主義」(内田樹 著)という本の感想、5回目。「あらゆる文明はおのれの思考の客観性指向を過大評価する傾向にある」という話が印象的だった。ある領域について概念や語彙が豊富であるということは、その集団がその領域に対して深く強い関心を持っている、ということです。「文明人」と「未開人」はその関心の持ち方が違うのであって、「文明人」が見るように世界を見ないというのは、別に「未開人」が知的に...
アーリーリタイアを目指している自分が心配していることとして、(事前の想定通りにならず)アーリーリタイア後にお金が足りなくなったらどうするか? というものがある。事前の想定通りにならない可能性が高い項目(予測困難な項目)として、例えば次のようなことが挙げられる。1.物価水準 (→想定より上昇してしまう恐れ)2.株価 (→想定より低迷してしまう恐れ)3.寿命 (→想定より長生きしてしまう恐れ)4.医療費...
アーリーリタイアを実現できるのは55歳くらいになりそうと前回書いたけど、それは今の収入(給料)を維持し続けた場合の話であり、残念ながらさえない自分にはその自信がない。そこで、55歳より前にリストラされた場合はどんな選択肢があるだろうかと考えてみた。なお、前回の記事と同様に以下の条件を想定している。・投資のリターンは0%(インフレと相殺)とする・年金は75歳から生活費の半分が支給されるとする・100歳まで生き...
『「1億貯めて年4%稼げば一生安泰」米国流FIREブームをマネする人を待ち受ける悲劇』という記事がPRESIDENT ONLINEに掲載されており気になった。FIRE(Financial Independence, Retire Early)に関する内容であり、要点を整理すると以下のようになりそうだ。■FIREの基本ルール・25年分の生活費を確保する・年4%のリターンを目指す(これら2つのルールにより元本は永遠に減らない(取り崩しなし))■「FIREの基本ルール」の課題...
集中投資の魅力と分散投資の大切さ 批判の魅力と中立の大切さ・・・
開催前は批判も多かった東京2020オリンピックも、一旦開幕してしまえば(政府の目論見通り?)競技に興味関心が移って批判は鳴りを潜めていたように思うけど、批判の勢いを挫いてしまうほど競技に人々を惹きつけたものは何だろうか?それはおそらく、選手たちがその競技にかける思いの強さなのではなかろうかと思うけど、では、思いがそんなに強くなるのはなぜだろうかと考えてみると、選手たちが人生のほとんどをその競技にか...
「寝ながら学べる構造主義」(内田樹 著)という本の感想、4回目。「自分の考え」は本当に自分が考えたことなのか? 以下の話が気になった。私がことばを語っているときにことばを語っているのは、厳密に言えば、「私」そのものではありません。それは、私が習得した言語規則であり、私が身につけた語彙であり、私が聞き慣れた言い回しであり、私が先ほど読んだ本の一部です。「私の持論」という袋には何でも入るのですが、そこ...
「寝ながら学べる構造主義」(内田樹 著)という本の感想、3回目。「ことばを発したあとになって、私たちは自分が何を考えていたのかを知る」という話が印象的だった。私たちはごく自然に自分は「自分の心の中にある思い」をことばに託して「表現する」というふうな言い方をします。しかしそれはソシュールによれば、たいへん不正確な言い方なのです。「自分たちの心の中にある思い」というようなものは、実は、言葉によって「表...
「寝ながら学べる構造主義」(内田樹 著)という本の感想、2回目。創作物が、その作り手自身が何ものであるかを規定し返す、という話が印象的だった。人間は行動を通じて何かを作り出し、その創作物が、その作り手自身が何ものであるかを規定し返す。生産関係の中で「作り出したもの」を媒介にして、人間はおのれの本質を見て取る、というのがマルクスの人間観の基本です。人間は生産=労働を通じて、何かを作り出します。そうし...
「寝ながら学べる構造主義」(内田樹 著)という本を読んだ。「構造主義」をひとことで言えば、に関する話が印象的だった。構造主義というのは、ひとことで言ってしまえば、次のような考え方のことです。私たちはつねにある時代、ある地域、ある社会集団に属しており、その条件が私たちのものの見方、感じ方、考え方を基本的なところで決定している。だから、私たちは自分が思っているほど、自由に、あるいは主体的にものを見てい...
さえない自分にとって、「継続は力なり」は「塞翁が馬」と双璧をなす貴重な教えだと思っている。この貴重な教えに従い、これまでも次のようことを継続してきた。1.さえない人生2,辛い仕事3.地味な積立投資最近、この「継続は力なり」の大切さに改めて気付かされたことがある。それは、YouTubeで見かけた「人間椅子」という日本のバンド。30年以上活動しているバンドのようだけど、(不遇の時代を乗り越えて)数年前からYouTu...
『「寝そべり族」と中国の危機』という記事が日本経済新聞に掲載されていた。中国の「寝そべり族」に関する話が気になった。最近、中国の若者の間では、ストレスに耐えながら必死に働かなければならない仕事はごめんだとする「寝そべり族」が増えている。この傾向は、過去40年以上、国民による最大限の努力を引き出し結集させることで、驚異的な経済成長を遂げてきた中国の発展モデルに対するアンチテーゼだ。中国各地の大都市に住...
「考える力をつける本」(畑村洋太郎 著)という本を読んだ。東京大学名誉教授である著者(専門は機械工学)が、「考える力」の身に付け方について書いた内容。「自分の頭で考える」ことの重要性に関する話が気になった。もし私が、「いまいちばん身につけたほうがいいと思う『力』は何ですか?」という質問を受けたなら、その答えがこの本のタイトル、「考える力」なのです。では、「考える力」というのはいったいどういうもので...
「プロ弁護士の思考術」(矢部正秋 著)という本の感想、7回目。「俯瞰」の視点をもつことの大切さについて書かれており気になった。高所に立って「風景」を見ることは、全体を見渡すだけでなく、自己を客観視するために大切である。高所から風景を見る大切さについては、多くの人が、「全体像を見よ」「遠くを見よ」「鳥の眼をもて」「俯瞰する視点から見よ」などさまざまな表現で語っている。俯瞰とはみずからを高所に置き、状...
「プロ弁護士の思考術」(矢部正秋 著)という本の感想、6回目。「漫然と悩むことをやめ、現状でとり得るオプションを考えることに精神を集中することが決定的に大切」という話が気になった。人間は深刻な問題に直面すると、感情的に反応するようにできている。周章狼狽してしまい、有効な対策を考える心の余裕もなくなる。だから、漫然と悩むことをやめ、現状でとり得るオプションを考えることに精神を集中することが決定的に大...
「プロ弁護士の思考術」(矢部正秋 著)という本の感想、5回目。予想外は必ず起きる、という話が印象的だった。一般にわれわれは偶発事の起こる可能性をほとんど考慮しない。現在の延長上に未来を単純に予測し、予想外のことが起きると、右往左往し適切な対処がとれない。人知にも科学にも、限りがある。この自明のことを忘れて、あたかも、未来を予測できるとか、因果をコントロールできると考えるのは、幻想にすぎない。だから...
「プロ弁護士の思考術」(矢部正秋 著)という本の感想、4回目。「共感」には二種類ある、という話が気になった。共感性がないと、他人を理解することも、他人の行動や反応を予測することもできない。社会心理学者の山岸俊男氏によれば、共感性には、「情緒的共感性」と「認知的共感性」の二種類があるという。ここでは氏の説を参考に、情緒的共感性とは、「他人の痛みを自分の痛みとして感じ、他人の喜びを自分の喜びとして感じ...
「個人の運用、公的年金に学ぼう」という記事が日本経済新聞に掲載されており気になった。世界最大の機関投資家である年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)に個人投資家も学ぶべきことがある、とのことで次の3点が挙げられていた。1.長期志向の投資スタンス2.オーソドックスな資産配分(国内株式、海外株式、国内債券、海外債券への均等配分)3.インデックス運用への傾斜アルコールを投入された頭が(意に反して)斜...
「プロ弁護士の思考術」(矢部正秋 著)という本の感想、3回目。「具体的に考える」ことの重要性について書かれており印象的だった。人間は一般に、理性より感情に基づいて行動する。だが、感情は具体的思考となじまない。従って、具体的な手順を考えることは、理性の入口に立っているということである。感情は、具体的に物事を考えることで整理される。具体的に考えると、現実的になる。精神論のような粗雑な思考が入り込む余地...
仕事が苦痛で仕方がない自分にとって、休日が始まるときの“わくわく感”は半端なく、その影響で土日は3時間も寝ないうちに目が覚めてしまって一旦目が覚めるとなかなか寝付けない(恥ずかしながら遠足前の小学生のようなイメージ・・・)。普段の週末でもそうなので、長期休暇ともなるとなおさらだ。大人になるとわくわくすることもあまりなくなってくるけど、仕事が苦痛だからこそこのような“わくわく感”を毎週のように得られるわ...
「プロ弁護士の思考術」(矢部正秋 著)という本の感想、2回目。「直視する」ことについて書かれており印象的だった。直視するためには、既成の価値観から自由にならなければならない。道徳、権威、常識、建前を疑うことなしに物事を直視することはできない。既成の価値観を捨て、物事に即して考えてこそ、直視が可能となる。しかし、即物的思考は「冷徹だ」とか「皮相的だ」と謗られることを覚悟しなければならない。人は幻想と...
「中国株、マネー流出加速」という記事が日本経済新聞に掲載されていた。中国株からマネーが流出しているとのことで気になった。中国株からマネーが急速に流出している。中国当局の規制がIT(情報技術)プラットフォーム企業から教育産業まで広がっているためだ。2022年に共産党大会を控える習近平(シー・ジンピン)指導部は、長期政権に向けて国民の支持を得ようと、独占的な地位を築いた大企業への統制を強める。中国株を巡る...
「プロ弁護士の思考術」(矢部正秋 著)という本を読んだ。30年以上の弁護士経験をもとに培ってきた思考術について書かれた内容。「局所最善」が「全体最悪」になることがある、という話が特に印象的だった。目先の仕事に優秀な人物でも、局所しか見えない人は実に多い。いや、目先にとらわれるからこそ、その場では優秀なのだろう。だが、「局所最善」が「全体最悪」になることがあるのが、ビジネスの難しさである。勤務不良の部...
「同一労働同一賃金は正義か」という記事が日本経済新聞に掲載されていた。「無差別圏」という言葉が出てきて気になった。米国の経営学では、賃金は何に対する対価かについて議論されてきた。職務(ジョブ)に対する対価であるという見方に対して、命令を受容する範囲に対する対価だという見方がある。定められた職務を超えて追加報酬なしで遂行する仕事の範囲を無差別圏と呼ぶ。この無差別圏の広さが賃金水準を決める。無差別圏が...
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ポートフォリオの多様性を高めるために高配当株への投資もしてみようと思い立ったことを受けて、高配当株投資について調べてみた。今まで配当を重視してこなかったので配当についてまともに考えたことは無かったけど、改めて調べてみると、一番のポイントは次の点のように思った。すなわち、市場で決まる株価と違って、配当は企業が決める(企業は事前に予想も公表する)ということ。それゆえ、株価が上がる株を選ぶのは困難だけど...
個別株投資を始めてから約4カ月、これまでは成長株や割安株への投資を実施してきたつもりだけど、ここにきて、ポートフォリオの多様性をさらに高めていくべく、高配当株への投資にもチャレンジしてみることにした。といっても、投資している銘柄のうち、いであ(9768)の平均取得単価に対する予想配当利回りは4.6%であり、高配当と言えるレベルなのかもしれない。まあでも、いであは割安株として投資したつもりであり、高配当を狙...
「楽しみながらがっちり儲かる 優待バリュー株投資入門」(みきまる 著)という本の感想、7回目。「マーケットタイミングを計らずに、常にフルインベストメントで臨む」という話が気になった。全体相場の下落を想定して運用資産の現金比率を高めておき、実際に下がった時に受けるダメージを低減すると同時に、全体相場の下落に伴って割安になった銘柄の購入信金に充てる。一見、非常に賢明な対応に感じられますが、そもそも株式...
「楽しみながらがっちり儲かる 優待バリュー株投資入門」(みきまる 著)という本の感想、6回目。逆張り投資に関するジョン・テンプルトン氏の言葉が紹介されており印象的だった。「いつも同じ資産を選んではならないし、いつも同じ銘柄選択手段を取ってはならない。投資家は常に柔軟でなければならず、固定観念にとらわれてはいけない。長期にわたって最大のリターンを確保するには、人気のある証券や手法から人気のないものに...
「楽しみながらがっちり儲かる 優待バリュー株投資入門」(みきまる 著)という本の感想、5回目。分散投資の是非に関する話が気になった。 「卵は一つのカゴに盛るな」という投資格言を目にしたことのある方も多いでしょう。確かに、カゴを落として卵が全部割れてしまったら悲惨です。実際、投資家として駆け出しのヒヨッコだった時に大きな損失を被らずに済んだのは、分散投資をしていたことが大きかったと思います。 ですが...
「楽しみながらがっちり儲かる 優待バリュー株投資入門」(みきまる 著)という本の感想、4回目。銘柄選定について、優れた投資家の模倣は有効な手段、という話があり気になった。運用成績が良好な投資信託のファンドマネジャーや腕利きの個人投資家が保有する銘柄の中から、自分の評価基準を満たすものをとり入れるべし、というような話。やっている人はやっている話のようにも思えるけど、「盗作は罪である」という社会的倫理...
「楽しみながらがっちり儲かる 優待バリュー株投資入門」(みきまる 著)という本の感想、3回目。多彩なポートフォリオを作るべし、という話の中で、ボロ株も組み込んでおくべし、というようなことが書かれており非常に印象的だった。多くの投資家は、株式市場の環境悪化や持ち株の値下がりで一度つまづくと、途端に運用成績を落としたり、精神的に落ち込んだりして、最悪の場合は、“退場”に至ることもあります。普段からポート...
「楽しみながらがっちり儲かる 優待バリュー株投資入門」(みきまる 著)という本の感想、2回目。学問的な研究で有効性が確認されているアノマリー(経験則)として、①小型株効果②割安株効果③モメンタム効果の3つがあると書かれており気になった。さらに気になったのは、モメンタム効果だけは、市場で認知された後も効果が弱まったり消失したりせずに、逆に効果が強まっていく、というようなことが書かれていたこと。モメンタム...
「楽しみながらがっちり儲かる 優待バリュー株投資入門」(みきまる 著)という本を読んだ。株主優待に興味は無かったものの、通勤電車で読む投資本がなくなってきたため、図書館でたまたま目についたこの本を期待せずに(読む本が無いよりかはましかと思い)借りてみた。タイトルからして株主優待がメインの本だと勝手に思っていたけど、読んでみると、株主優待の本というよりもバリュー株投資の本であり(バリュー株投資を成功...
年始(2024年1月4日)から始めた個別株投資も4カ月が経過した。投資資金は当初の100万円から徐々に増やしていったものの、現在の500万円で当初から運用していたと仮定すると(株式投資分以外は現金ポジションにしていたと仮定すると)、この4カ月間のリターンは11.8%(500万円 → 559万円)となる。全体的に相場が良かったこともあり、今のところはできすぎなくらいに順調に推移しているように思われる。しかし、投資の成績の良し...
今週は、日置電機(6866)とヨネックス(7906)を新規追加し、合計10銘柄になった。日置電機は、追加してからの3日間で大きく上昇し、約17%の含み益となっている。ちょうどタイミングが良くラッキーだったようだけど、来週は下げに転じることも考えられるため、あまりあてにしないようにしておきたい。また、いであ(9768)も10%近く上昇したこともあり、全体では約3%(約17万円)の上昇となった。投資をはじめてからのリターン...
このゴールデンウィーク休暇中、新たに日置電機(6866)やヨネックス(7906)に投資をしたけど、最終候補に残っていた7銘柄の中にそれら2銘柄の他にSHOEI(7839)もあった。直近の業績が伸びていなかったため今後の業績も心配になり投資を見送ったものの、SHOEIは好印象な企業だった。例えば、SHOEIのホームページを見ていたら、経営方針の冒頭に次のように書かれていた。長期的視野での経営を可能にするためには...
このゴールデンウィーク休暇中に買った株について3回にわたって書いてきたけど、追加で今朝も売買した(これで最後のつもり)。まず、一昨日に100株ずつ買ってみたばかりの下記6銘柄を、ポートフォリオが煩雑になってしまったことに嫌気がさして売却。浅はかな買いだったと反省。売却3359 cotta3939 カナミックネットワーク6099 エラン6184 鎌倉新書 6200 インソース7191 イントラスト次に、同じく一昨日100株だけ買って、...
大学の理工系学部に女子枠ができるというニュースを目にすることが増えたように思う。専業主夫願望の強い自分としては、主婦(主夫)に男子枠ができないだろうかと思ってしまうけど、それよりも、リタイア者にサラリーマン枠ができた方が良いのかも・・・。さて、ポートフォリオの話である。以前、「理系おじさん銘柄 VS 文系女子銘柄」という記事でも書いたように、投資している銘柄のうちクラシコム(7110)は理系おじさんである...
前々回と前回に書いたように新たな株に投資したけど、ポートフォリオの多様性を高める観点から海外売上比率の高い銘柄を優先した。そのため、海外売上比率の低い銘柄は、銘柄選定の途中段階で一律除外していた。しかし、せっかく途中まで選定していたので利用しないのももったいないと思い直し、海外売上比率の低い銘柄のうち最低購入額が10万円未満で、かつ、成長率とPERのバランスやIR資料の内容から株価が上がっていくのでは...
前回書いたように新たな株(日置電機 6866)を購入したけど、銘柄選びの最終段階で気になった銘柄がもう1つあった。それはヨネックス(7906)であり、バドミントン用品の世界大手。気になったポイント1.中国での販売が好調とのことで、最高益が続いている2.バドミントンはインドや東南アジアでも盛んなようで※、今後の重点地域としてインドを挙げている3.2年前に就任した現社長は米国の大学や企業で働いた経歴もある30代半...
ゴールデンウィーク休暇に突入して以来、会社四季報等を見てめぼしい銘柄を探してきた。今回は、ポートフォリオの多様性を高めたいという思いもあり、海外売上比率の高い銘柄を優先的に探した。その結果、これはと思える銘柄が1つ見つかったため、本日買い注文を出し、無事に買うことができた。その銘柄は、電気測定器メーカーの日置電機(6866)であり、日置電機製の計測器は仕事でも使うことがある(技術系の方はHIOKIと書...
「初心者でも勝率99%の株ポートフォリオ戦略」(山本潤 著)という本の感想、6回目。投資哲学についての話の中で、「株式投資とは少数派のゲーム」という表現が出てきて印象的だった。 投資家には、確固たる投資哲学が必要です。なぜなら、人は弱い生き物であり、強い意見に流され、多数派についてしまうからです。 株式投資における哲学とは、人に流されないための教えです。 多数派に流されず、絶えず少数派であろうとする...
「初心者でも勝率99%の株ポートフォリオ戦略」(山本潤 著)という本の感想、5回目。バリュー株投資(PBRやPERが低い株への投資)に関する次の話が気になった。 バリュー投資家に対する私のイメージは、「いつも下方修正で参っているな」です。当たり前の話ですが、長期の利益が見通せない銘柄ばかりでポートフォリオを組めばどうなるかは明白です。業績はぐちゃぐちゃ、不景気になると無配転落の懸念が出てきます。 多くの指...
「初心者でも勝率99%の株ポートフォリオ戦略」(山本潤 著)という本の感想、4回目。分散投資とポートフォリオ運用の違いについて書かれており気になった。 私の見る限り、ポートフォリオ運用ができている投資家はほとんどいません。 分散投資をしている方は多いのですが、ポートフォリオ運用にはなっていないのです。 ポートフォリオ運用とは、多様性が豊かな銘柄群により構成されたるバランスの良い分散投資です分散投資と...
このまま順調にいけば、あと5年ちょっとくらいでアーリーリタイア資金が貯まりそうに思うものの、特に仕事面においては順調にいく自信がなく、(アーリーリタイア達成前に)リストラに遭うのではと恐れている。社会的にも終身雇用から転職前提雇用(通称ジョブ型雇用、極端にいうとリストラをしやすくするための雇用制度?)に移行していくようだし、特にさえない自分はなおさらリストラに遭う自信がある。なお、40代50代の転職事...
「予想や見通しで物価は動く」という日本経済新聞の記事の感想、2回目。言葉は信用が大事、という話が気になった。人々の予想や期待をつかさどることができれば、景気と物価の安定に資するはずです。ただ、内心を動かす政策ですから、怪しさがつきまといます。権力者は消費者や企業の予想や見通しを管理することができるのでしょうか。ポイントは信用です。 (中略) 人々の予想を動かすには、言葉を使うしかありません。言葉は貨...
「予想や見通しで物価は動く」という記事が10回にわたって日本経済新聞に掲載されていた。「予想の自己実現」という話が気になった。プロレスラーで政治家でもあったアントニオ猪木氏は、リング上などで「元気ですか」と叫びました。そして「元気があれば何でもできる」と続きます。この言葉は経済学に強い示唆を与えます。念が通じるということです。景気には念が通じるという不思議な性質があります。人々が楽観的な見通しを持て...
『「1年後、まだ今の仕事をしていたいか?」に即答できない人が定年後に思い知る想像以上に大きいツケ』というプレジデント・オンラインの記事の感想、4回目。定年時に愕然とする事態は避けたい、という話が気になった。自分の年齢とともに、思考も価値観も働き方もアップデートしていくべきなのに、その更新を怠り、惰性で働き続けていったツケは、65歳の定年時に確実に表れます。再就職したくても、「やりたい仕事」も「できる仕事...
『「1年後、まだ今の仕事をしていたいか?」に即答できない人が定年後に思い知る想像以上に大きいツケ』というプレジデント・オンラインの記事の感想、3回目。日本型「終身雇用制度」の限界に関する話が気になった。昭和の「働き方」や「雇用」は、もはや持続可能ではなくなりました。日本企業の多くが日本型「終身雇用制度」から、欧米型「ジョブ型雇用」へと舵を切り始めています。昔は企業が社員とその家族の生活を保障してきまし...
『「1年後、まだ今の仕事をしていたいか?」に即答できない人が定年後に思い知る想像以上に大きいツケ』というプレジデント・オンラインの記事の感想、2回目。「たそがれ研修」という言葉が出てきて気になった。皆さんは、「たそがれ研修」という言葉をご存じですか。企業が40~50歳代の自社の社員たちに、セカンドキャリアを考えてもらうために用意する様々なプログラムや研修のことです。 (中略) 「セカンドキャリア研修」などと...
『「1年後、まだ今の仕事をしていたいか?」に即答できない人が定年後に思い知る想像以上に大きいツケ』という記事がプレジデント・オンラインに掲載されていた。岡本祥治氏の著書「LIFE WORK DESIGN」の一部を再編集したものとのこと。冒頭に次のような話が書かれており気になった。「非情な首切りを考えている企業なんて、一部の特殊な企業だけだろう」こう考えているビジネスマンに、いま警鐘が鳴り響いている。みらいワークスの岡...
4月末の金融資産を確認すると貯金も株式も過去最高を更新しており、右肩上がりの気持良いグラフになっている。とはいえ、昨今のインフレや円安を考えると、金融資産は本当に過去最高と言えるのだろうか? 改めて考えてみた。ここ2年間の金融資産・物価・為替の変動を確認してみると以下のようになる。・金融資産:約20%アップ・物価:多くの食品で10~20%程度アップしている印象(食品以外はあまり買わないので不明)・...
「進化の謎を数学で解く」(アンドレアス・ワグナー 著、垂水雄二 訳)という本の感想、2回目。進化について書かれたこの本を読みながら、進化はインデックス投資にも通じるところがある話だなと改めて思った。というのも、生物が突然変異と自然淘汰によって進化していくように、インデックスも構成銘柄の入れ替え(旬な銘柄の新規組み入れと旬を過ぎた銘柄の除外)によって進化していくから。そのように考えると、インデックス投...
「進化の謎を数学で解く」(アンドレアス・ワグナー 著、垂水雄二 訳)という本を読んだ。「進化」を引き起こしていると考えられている「突然変異」と「自然淘汰」について、「自然淘汰」に比べるとよくわかっていない「突然変異」の謎を解き明かそうとする内容。「突然変異」の謎を解くカギとして「頑強さ(robustness)」というキーワードが出てきて気になった。「頑強さ(robustness)」とは何か? 次のように理解した。例えば...
昨日からゴールデンウィーク休暇に突入しており、せっかくなので楽しいことを考えようと思い、アーリーリタイアの実現時期について改めて考えて(妄想して)みた。細かいことは気にせず以下のような条件を仮定して、アーリーリタイア可能な時期を算出。【条件】・生活費や仕事からの収入は現状維持(リタイア以降は収入ゼロ)・貯金と先進国株への積み立てペースも現状維持(リタイア以降はゼロ)・先進国株の年率リターンは4%、...
『となりの億り人 サラリーマンでも「資産1億円」』(大江英樹 著)という本の感想、5回目。この本の最後の部分に次のようなことが書かれており気になった。第1章で紹介した米国の名著『となりの億万長者』にも「自分を律する強い精神力を持つこと、これが何よりも重要なのだ」とあります。だとすればお金持ちになるために必要なことは「金儲けのノウハウを得ること」ではなく、自分自身の生活スタイルや思考を変えることなの...
『となりの億り人 サラリーマンでも「資産1億円」』(大江英樹 著)という本の感想、4回目。投資について、この本では投資信託よりも成長株の長期保有を勧めているけど、投資信託の欠点として大きなリターンを期待できないことが挙げられていた。前述したように投資信託の最も大きなメリットは分散投資でリスクを下げることにあります。ところが大きなリターンを得ようとすればそれなりにリスクを負わなければ不可能ですから、...
『となりの億り人 サラリーマンでも「資産1億円」』(大江英樹 著)という本の感想、3回目。投資について、この本では(投資信託よりも)成長株の長期保有を勧めており気になった。普通の人が株式投資で資産形成をするにあたって最も再現性があり、かつ高い実績をあげ得るのは②の成長株の長期保有だと思います。現実に株式投資で資産を作った人たちで最も多くの成功事例はこのパターンです。ではなぜ、成長する企業の長期保有が...
『となりの億り人 サラリーマンでも「資産1億円」』(大江英樹 著)という本の感想、2回目。「再現性」という言葉が出てきて気になった。億り人になるための方法はひとつではありませんが、実際に自らが努力してそれを目指すにあたっては、重要なキーワードがあります。それは“再現性”です。再現性とは何か?『デジタル大辞泉』を見ると「科学実験などにおいて、所定の条件や手順の下で、同じ事象が繰り返し起こったり、観察さ...
『となりの億り人 サラリーマンでも「資産1億円」』(大江英樹 著)という本を読んだ。証券会社の営業職として多くのお金持ちを見てきた著者が、「億り人」(1億円以上の資産を築いた人)になるための思考・行動について紹介する内容であり、具体的には次のようなことが書かれていた。■サラリーマンの場合・天引きの習慣が身に付いている・天引きで一定額貯蓄できたら投資に回す・周りに流されずに自分の頭で考える■自営やフリ...
『インデックス投資への「妄信」がなんとも危険な訳』という記事が東洋経済オンラインに掲載されており気になった。児玉一希氏の書籍『株式投資2年生の教科書』から一部抜粋・再構成した内容とのことで、積立投資を20年継続できるか?というような話が書かれていた。積立投資を20年継続するにあたっての懸念事項として、次のようなことが挙げられていた。1.資産が増えるのには時間がかかる(増えるペースは遅い) (年平均5%...
「(日本人)」(橘玲 著)という本の感想、7回目。無限責任が日本を無責任社会にした、という話が書かれておりなるほどと思った。日本では、いったん「責任」を負わされ、スケープゴートにされたときの損害があまりにも大きいので、誰もが責任を逃れようとする。その結果、権限と責任が分離し、外部からはどこに権力の中心があるのかわからなくなる。このようにして、天皇を“空虚な中心”とする、どこにも「責任」をとる人間のい...
「(日本人)」(橘玲 著)という本の感想、6回目。なぜか日本社会には、神や教会のような超越的なものが存在しない、というような話が気になった。本書の冒頭で、国際的な比較において、日本人が突出して権威や権力を忌避していることを指摘した。この異常な数値は、日本人が世界でもっとも世俗的な国民であることから説明できる。 (中略) 「権威や権力はより尊重されるべきだ」との回答の上位には、コロンビア、グアテマラ...
「(日本人)」(橘玲 著)という本の感想、5回目。自分らしい生き方は不安定で脆く、常に自己管理が求められる、というような話が印象的だった。 「私らしく」を唯一の価値基準とする生き方は、「自分」を土台にして立っているようなものだ。自分を参照しながら自分の将来を決断するという無限ループ的な構造を「再帰的」という(「再帰」とはループのことだ)。「再帰的近代」ではすべてのひとがこの無限ループ状態に陥ってい...