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2014/09/26

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  • 野生の花 その3

    どこかで観たことのあるような花が、わが家の遊休地に咲いていた。貸していた土地が要らなくなったということで返されたもの。雪国仕様のドーム型ガレージが建っていた跡地で、わずかな広さだが更地にして返してもらったものの何かに利用する予定もない。調べてみたら、コウリンタンポポ(紅輪蒲公英)で、2020/7/20に『コウリンタンポポ』という記事を書いていた。コウリンという言葉から思い浮かぶのは降臨で、前の記事にも同じ発想で書いている。何年経とうが発想は変わらないのであれば成長がないようで、あまり面白くない。不気味な感じのする色で遊休地部分が赤く染まったら、それはそれで良い気がする。野生の花その3

  • 野生の花 その2

    ノビルと言えば自動的にを思い出すくらい、セットのような存在のアサツキ(浅葱)が葱坊主の薄皮(総苞)を破って咲き始めた。まだ残っている総苞が品の良い帽子に見えて、オードリーヘップバーンを想い出した。アサツキは敷地内の各所に生えてくるので、大切にしようなどと思えなくて、草刈りをするときに刈り飛ばすことが多いけれど、それでもいくらでも生えてくる。すぐ近所の奥さんが、『浅葱味噌が食べたくなったすけ、ちっとばか、くんねかね』と毎年やってくる。伸び切る前の若いものを掘り上げて根だけを切り外し、あとは総てを刻んで味噌を混ぜ酢も少し入れるだけだと言う。ご飯をいくらでも食べられるし、冷凍にしておいたら長く楽しめるとのことだった。見本を少し貰って食べてみたら、確かに年に一度の恵みだということが解った。球根は分蘖していくらでも...野生の花その2

  • 野生の花 その1

    三日前に取り上げたノビル(野蒜)の花を珍しいと思っていたのに、あちこちで見られるようになった。今までどれがノビルか分からなかったのだから、花の元にあるムカゴを集めて生える場所を決めたら良さそうだ。そうすれば、春に一度くらいは食べてみてノビルの味を知っておけば、話がでた時に、知ったふうに頷いたりできる。盛りの花を撮ってみたら、線香花火のようだ。花を摘んで逆さまに持ち『ほら、線香花火!』などと子どもなら言いそうなものだけれど、そんなことをした記憶はない。野生の花その1

  • ヒメジョオン(姫女苑)に蜜蜂

    ヒメジョオンは春にハルジオン(春紫苑)が咲き終わって、夏から秋に咲くのだと思い込んでいた。そうしたら、咲く時期はハルジオンと同時期に咲くという記述もあり、わが故郷ではヒメジョオンが少し咲き遅れるものの一緒に同じ場所で咲いているのをよく見る。ヒメジョオンの方が猛々しいというのか、背が高く咲き方が遅いので、立ち上がっている状態で引っこ抜いてきた。茎を持って力尽くでやると茎が丈夫なので切れることなく抜け、雑草を処理したという達成感を体で感じることができる。ところが昨日、私のニホンミツバチがヒメジョオンの花から花へと飛び移っては花粉なのか蜜なのか収集している様子を観た。そうなると、よほど体裁が悪いか通行の邪魔になるか、そんな理由でもなければ引っこ抜いたりできない。地べたでは蔓延るシロツメクサ(白詰草)に集るニホン...ヒメジョオン(姫女苑)に蜜蜂

  • スズメバチトラップに止まっていたシュレーゲルアオガエル

    効果があるのかどうか分からないけれど、毎春スズメバチトラップを仕掛ける。冬越しをして生き延び、春先に活動を始める各種スズメバチの女王蜂を罠に誘い込もうという仕掛け。簡単な比率では、酒:酢:ジュース(砂糖水で可)=3:1:1の割で作った液体をペットボトルの中に5cmほど入れる。ペットボトルの上の方にH型の切り込みを入れ、下は内部へ曲げ、上は外へ庇のようにそれぞれ90度曲げたのを、立木の枝にぶら下げておくだけのもの。1匹入ればフェロモンを嗅ぎつけてやってくるので、何匹も入る。入ったばかりと思われるオオスズメバチが2匹、出ようともがいているのが見えたのでボトルを立木から外した。すると今年初めて見るシュレーゲルアオガエルがボトルに張り付いて止まり休憩中の様子。そこで撮影してから、どこかに移させようと見回したら、ニ...スズメバチトラップに止まっていたシュレーゲルアオガエル

  • 墓場にノビル(野蒜)

    毎朝のウォーキングの始めか終わりに菩提寺の墓場を通る。わが家の墓の前の通路との隙間からノビルが生えて花が一輪咲いていた。ノビルは子どもの頃には、倉の前の大きな踏み石の前に生える草と記憶している。でも、大人になってから名は知っているものの、どれかこれかとノビルを観たことがない。無人となっていた生家を任されることになってから、自分のところに生えてくる植物の名はできるだけ知りたいと思い、調べることが多い。そうしてようやく名は馴染みだったのに実態を知らないできたノビルに出会った。出会ったのが自分の家の墓というのもなかなかの偶然だ。散歩途中の農道法面にこれが最近生えているのに気づいてはいたけれど、接写するには難しい位置だったので諦めていたのだった。花にムカゴを付けるという珍しい植物だ。ムカゴでクローンを作り、受粉で...墓場にノビル(野蒜)

  • クレーマーあるいはカスハラ その4

    もしも私がレシートを確認したりしなければ、何事もなかったように過ぎていたはず。でもそうなった時にスーパーの方では、鯵3尾と鰯3尾の数量違いとなり、金額集計では表面上間違いがないものの、どこでどうなったのか一応の追求なり逆算などが行われたのだろうか。そのようなややこしいことになる前に、客からの申告があれば全く助かったということになろうか。そんなこともチラリと考えながら、店長はどのように釈明をするのだろうかと待った。けれど、感じ良く『申し訳ありませんでした』と頭を下げるばかりなので、こちらとしても時間を取られるのが嫌さに、『レジのおねぇさんを余り責めないでくださいね』などという始末。PayPayの後払いクレジットで購入したのに差額は現金でもらったりして、ついでにサランラップももらって、クレーマーにはなり損ねた...クレーマーあるいはカスハラその4

  • クレーマーあるいはカスハラ その3

    やってきた店長は腰の低い明るい印象の好青年だった(好中年か)。電話の時に、見ながら話していたレシートはレジ番号とレシートNoを問われるまま伝えていたので、その控えというのか、管理ソフトからのコピーを持参してきていた。茶封筒に入れた差額現金の185円を取り出して、60円の3尾分で180円、シルバーデーの5%引きをした後に外税消費税の8%をかけてこのようになると説明する。そして、急いで当日やってくるということは、何かしらのお詫びの品も持参してくるのだろうとは予測していた。同級生とは『菓子折りでも持ってくるのかな?』と話していたのだが、金額が少ないだけにレジ袋に入れた細長い四角い箱はラップだった。ラップといえば、私はと使用時に切らして残念な経験があるので予備の買い置きをしている。ちょうど大の買い置き分が必要だっ...クレーマーあるいはカスハラその3

  • クレーマーあるいはカスハラ その2

    電話に出てきたのは店長だった。ひとしきり確認をしつつ謝った後に、差額をご返金するのでサービスカウンターに寄ってもらえないか、というようなことだった。それとも、これから返金に行くので、住所と名前を教えてくれないかとも言う。気になったのは、ペラペラと淀みなく話しながら、時々私のことを『奥さん』と呼ぶこと。『お客様』とは言わずに確かに奥さんと言うので、私にすればうわずった高音で話しているつもりはないのに、彼の癖なのだろうか。それともクレーマーとして現れる女性にはとりあえず、何回も『奥さん』と呼び掛けながら話すタイプの甘えん坊系なのかしら!?あらやだ。最後に〇〇さんの下の名前も教えて欲しいと言うので、ついついすぐに教えてしまったのだが、そこで(あ、男だったのか)と思ったのかどうか。来てくれると言うのなら、間違えた...クレーマーあるいはカスハラその2

  • クレーマーあるいはカスハラ その1

    昨日は町のスーパーはシルバーデーの5%引きにつき、恒例となっている農事の師の奥さんと買い出しに行ってきた。鮮魚コーナーで税別1尾120円の鯵にするか60円の鰯にするか迷った末に、鰯を3尾買った。先週は鯵にして塩焼きにしたので、今回は鰯を圧力鍋でやっつけてみようと思った次第。夕方、蜂仲間で釣り好きの同級生がやってきたので鰯を買ったことを話した。釣った獲物は必ず自分で捌く彼の長い講釈が始まったので、実戦で示してくれと言えば、よしきたと受けてくれた。鰯は柏崎の釣り場でこの頃たくさん釣れる時があるようだけれど、鯛を狙う彼は釣らないのだという。そうして言うには、店で売られている鰯がきれいなのは、網で獲られ流通の途中で鱗が取れてしまうからだと。釣ったばかりの鰯は鱗(コケと彼は言う)が多くて汚くて、処理に手間がかかるの...クレーマーあるいはカスハラその1

  • ピンク系ムラサキツユク(紫露草)にアブ(虻)

    朝のウォーキング中、農道脇にピンク系ムラサキツユクサが咲いていた。アブが張り付いていて食餌中だったので、静かに近づきアップで連写した。黄色い枕のような葯には花粉が入っていると言うのだが、その袋からどうやって花粉が出るか取り出すのだろうと思ったら、どうやら横に割れ目があるらしいと分かる。細い雌蕊の柱頭に吻(フン)を付けているアブもいるので、蜜か匂いを出しているのだろう。雄蕊の葯の割れ目から花粉を着け、次は雌蕊の柱頭に吻を当てたら、花の思う壺の受粉となるという仕掛け。雄蕊の花糸に付いている毛は1列に並んだ細胞で先端の細胞が分裂して発達していくのだとか。かなりズームアップして撮れたので、細胞が数珠繋ぎになっている様子が観て取れる。ピンク系ムラサキツユク(紫露草)にアブ(虻)

  • クロスジギンヤンマ(黒筋銀蜻蜓)の産卵

    梅雨入りしたので農事は気分よく休み、ぶらぶらと見回りをする。ビオトープでは銀ヤンマが産卵しているのでスマホを構えた。ギンヤンマにしてはずんぐりしているな、と思い調べてみるとクロスジギンヤンマ。ムギワラトンボ(シオカラトンボの雌)とギンヤンマの中間のようなトンボがいるのは分かっていたけれど、調べることはせずに今まで知らなかった。この歳になってクロスジギンヤンマという名のトンボがいたと知って、別に恥じることでもないけれど、昆虫好きの私としたことがと思う。クロスジギンヤンマ(黒筋銀蜻蜓)の産卵

  • この頃の身近な花

    通りすがりに気になって撮ってみたら意外に良いじゃないかと手前味噌の花たちを上げてみたい。昨年はすでに咲いていてブログに取り上げた、わが家のアジサイ(紫陽花)。これは他所で観るアジサイのどの種よりも奔放で野生的ではないかと思う。全体が青く染まり上がる前の、この初々しさが好ましい。ムラサキツユクサ(紫露草)は何と言っても花粉を包んでいるのだという黄色い葯が珍妙で面白い。前のお宅の化学教師が言うには、細胞質流動が観られるので観察実験に最適なのだとか。赤紫のムラサキツユクサも我が家に自生していて、ピンクと言った方が良いと思われるのも咲くのだが、私が刈りとばしてしまったのか今年はまだ見られない。それでも必ずどこかで咲き始めるはずなので、色を意識して配置換えの移植などしたら良いのかもしれないのだが、どうしたっていくら...この頃の身近な花

  • 巣立ちはしたけれど嘴の黄色い仔燕

    田舎とは言え古い家ばかりではなく、しかるべき収入も財産もあるのだろうと思われる新築や改築済の綺麗な家も多い。そんなお宅はほぼ全部が燕に軒先を貸すのを嫌い、燕お断りのキラキラテープをスダレ風に下げている。それでも燕はローラー作戦訪問販売よろしく、黙認してくれる家に行き当たるようだ。そうして雛が巣立っても当然ながら空中に浮遊する虫を捕えるまでの飛翔力が身につくまでは、きょうだいがかたまって電線などに止まり、親が近づいたら黄色い嘴を目一杯アピールしてねだる。うちの周りを子育てに利用して飛び回っている燕には、私にすれば温かい視線を送るというわけにはいかない事情がある。蜜蜂を食うという話なのだが、わがニホンミツバチの飛翔は複雑な軌跡を描くので空中での捕獲は難しいとは思う。でも、『新女王が交尾のために空高く舞い上がっ...巣立ちはしたけれど嘴の黄色い仔燕

  • アナグマ(穴熊)が庭を横切る

    2週間ほど前からアナグマを見かけること3度、ついに証拠画像を撮ることができた。最初は、私が庭にいて何気なく家の裏の方角を見たら、奴は普通にテクテクと歩いたり止まったりしていて、スマホを出して構えようとする直前に縁の下に入って行ってしまった。2度目は茶の間の西側に毎年恒例の日避け用にネットを張り朝顔を這い上がらせる準備をしていた時のこと、どうしても縁の下に潜り込みたかったようで、私との距離わずか2mほどのところにダッシュで飛び込んできたのだった。3度目は1週間足らず前のこと、夜の20時頃だっただろうか、私のいる茶の間の下で音がするので、懐中電灯を持ってでて縁の下を照らしてみたら目が光った。そればかりか、照らし続けていたら、近づいてくるではないか。ライトで闘うことは無謀だろうと一瞬で判断し、かといってライトを...アナグマ(穴熊)が庭を横切る

  • 田の畔にオニタビラコ(鬼田平子)など

    早朝ウォーキングコースの農道脇にオニタビラコが咲いている場所がある。咲いているとしたけれど、早朝なのでいつだって律儀に閉じていて、つぼみの黄色が住宅地を日が暮れてから見下ろした景色に見える。間延びした田舎の生地に居て、都会の大規模住宅地を恋しがる気分など無いはずだけれど。圃場整備で出来たまっすぐなコンクリート農道は、田舎だからか一般車の抜け道や近道として利用されることはなく、農業従事者の軽トラックと農業機械車しか通らない。私の歩く時間帯はめったに地元の人も動かないので、ごくたまに軽トラックが行くだけ。5時半〜7時半なので、他の散歩をする人に出会ったこともなく、徒歩の私一人が早朝ウォーキングに利用するばかり。もしかしたら、農業以外の用で通行してはいけないという通達でもあるのだろうか、と思うくらい。前置きが長...田の畔にオニタビラコ(鬼田平子)など

  • 草抜きの間にまに

    しゃがんでする仕事は、立ち上がるのも横移動するのも多少の困難さがある。そうであれば必然的に、しっかりと同じ姿勢のままで一定程度の成果を必要とする。そんな動きの1つの草抜きの間にまに、目線の低さで普段は無視している花に注目したりする。根を張って踏ん張る強い草に混じってヒョロヒョロの草が生えていて花も付けていたら肉眼では細部が分からないのでスマホで撮り拡大してみると意外に可愛らしかったりして、『調べる』機能で今まで聞いたことのない名が出てくることがある。先端に青が見えるなぁ、程度にしか思わなかったが、拡大したら春先によく観るオオイヌノフグリ(大犬の睾丸)に似ていて色は少し濃い。それが『調べる』ですぐに判明したタチイヌノフグリ(立犬の睾丸)。姿がここまで違っても、同じ仲間だと花が似るということのようで、オオバコ...草抜きの間にまに

  • わが故郷のハコベはウシハコベ(牛蘩蔞)

    ハコベはどこにでもあるような気になっていて、気にも留めていなかった。でも以前、取り上げたような気がして検索したら、2025/1/18に宇治での散歩のことを書いた記事にコハコベ(小蘩蔞)の画像を載せている。それで何となく本日撮った画像と比較してみると、花の様子が少し違うので検討してみた。すると、わが故郷に生えているのは雌蕊(メシベ)が5個あるウシハコベであることが分かり、庭の各所や畑で撮って確認すると総てがウシハコベだ。宇治ではコハコベ、田舎でウシハコベ、春の七草のいわゆるハコベラにはまだ出会えていない。ウシハコベというのは牛運搬業者の商標にしたら良さそうだ。わが故郷のハコベはウシハコベ(牛蘩蔞)

  • 蛾と鴉の死骸など

    朝のウォーキングで農道を通行中に蛾の死骸に気づいた。胴体がなくて翅だけだったので死骸とは言いにくい。オオミズアオ(大水青)かオナガミズアオ(尾長水青)に違いないけれど、丸々とした胴体は、このあたりで時々観ることのあるフクロウ(梟)にでも食われたのではないかと思われる。ウォーキングの締めくくりは菩提寺の参道と墓場を通って帰るのだが、墓石の横にカラスの子が死んでいたのを見たのは数日前。傍らの杉の大木に作られた巣から落ちてしまったのだろうけれど、まだ羽根が育っていなくて軟着陸ができなかったものと思われる。後から思ったことだけれど、カラスの被害を防ぐためにダミーの死骸が売られているくらいだから、これをくくって下げたらどうだろう。カラスによる実害を感じたことはほとんどなくて必要性は感じないけれど、今年はトウモロコシ...蛾と鴉の死骸など

  • ミズタビラコ(水田平子)はムラサキ科キュウリグサ属

    キュウリグサ(胡瓜草)かと思ってみると、葉がかなり違うので、すぐに別物と判断した。調べてみるとミズタビラコはムラサキ科キュウリグサ属のものと判明。わがビオトープの近くに群生している姿は、なかなかに儚げで涼しげ。何々タビラコと付く植物には、オニタビラコ、コオニタビラコ、ヤブタビラコと別に3種があるようだ。オニタビラコはキク科オニタビラコ属で、後の2つはキク科ヤブタビラコ属だそうで、春の七草のタビラコはコオニタビラコだというからややこしい。田平子は田んぼに平に張り付くように生えるからなのだとか。ミズタビラコ(水田平子)はムラサキ科キュウリグサ属

  • マユミ(真弓)の花

    マユミの赤い果実は目立つし可愛らしいので、それができて初めてマユミだと認識する。今のこの段階は、そもそも花と言える状態ではない。マユミなどという可愛い名でありながら、この花はあまりに貧相ではないかいな。そのように思って調べてみると、雌雄異株とのことで、これは花芯が短いので雄花ということのようだ。マユミ(真弓)の花

  • 蔓延っても姿がそこそこなら許したい

    ちょっと前に同級生4人で、ある道の駅に寄って特別な目的もなく徘徊していた時のこと。1人が白くて華やかな花に目をとめて『買おうかな』と立ち止まった。画像をスマホで撮り奥さんに送信すると、『すごく増える花だから買って帰らないで・・・』という返事だったという。男女2人ずつ4人の同級生が今まで名も知らず、可愛くて良とした花だったけれど、彼の年下の奥さんはよく知っていて即却下。『へーっ』と顔を見合わせたのだったが、その2日ほど後に、草抜きをしていた時に手が止まった。雑草の中にその花、オルレアが咲いていた。何年も同じ場所を草抜きしていて気づかなかったのだから、どこかから種がなんらかの理由と方法で運ばれたか飛んできたとしか考えられない。調べてみると、零れ種で増えるとあるので、その辺りがオルレアだらけになってくれたらあり...蔓延っても姿がそこそこなら許したい

  • 思うようにいかないことばかり

    昔の牛乳箱を利用した巣箱を一昨年からだったか仕掛けているのに、そちらには全く小鳥の入る気配がない。それなのに、小鳥が巣を作ることなど想定外のミツバチ用巣箱の巣門開口部にキセキレイ(黄鶺鴒)とヤマガラ(山雀)が巣を作ってしまった。私が京都の病院での定期検査やその他の用のため、1週間留守にしている間に巣作りを始めたらしい。物置兼作業小屋の2階部分だが、私はしょっちゅう小屋に出入りする用があり、その度にキセキレイは周りで警戒していた。小屋の入り口は北側にあり、そのドアの真上なのでどうにも仕方がない。できるだけ見ないように急な動きをしないようにと努めていたけれど、だんだんと見られなくなり、ハシゴを掛けて観てみたら産卵はしていなかったので、早めに諦めたものと思われる。ところが、東側の巣門も何かが詰まっているのを発見...思うようにいかないことばかり

  • アヤメ(菖蒲)が咲き始めた

    1番に咲き始めたのはツートンカラーのジャーマン・アイリス。これはもらってきてからどこに植えようかと迷った末に小池の横にしたら、十分に水を吸い上げられる環境が良かったのか増えて、昔からここに生えていますという風情。その後すぐに、昔から勝手に生えている感じの黄色のアヤメが咲き、これも勝手に生えていて草刈機で薙ぎ払われるのをかろうじて免れている紺なのか紫なのか青なのかといった色のやつが咲いた。ところで、毎年これはハナショウブ(花菖蒲)なのかアヤメ(菖蒲)なのかカキツバタ(杜若)なのか迷って検索する。ハナショウブは黄色い筋、アヤメは網目模様、カキツバタは白い筋ということで、ジャーマンアイリスはともかくも、他の2つはアヤメに間違いない。アヤメ(菖蒲)が咲き始めた

  • スイバ(酸葉)の花を拡大で撮ると

    スイバに関しては、子どもの頃から馴染みなので、以前に2回取り上げて記事を書いた。2015年4月25日に『スイバの花』。2023年3月23日に『ギシギシ(羊蹄)とスイバ(酸葉)』。2回共に宇治での散歩中に見つけたことを記していて、やはりかなりズレがある。こちら十日町は今冬の大雪の影響もあって、春が遅くやってきたのでかなり遅い。今回は、自分の敷地内で草抜きをしていて、スイバの花が今まで観た感じと違うことに気づき、拡大してみようと思った。昔から馴染みのものだから注視注目したことなどなかったけれど、よくよく観ればカラフルなイソギンチャクの群生のようだ。たまたま焦点がまぁまぁ合って撮れたボケ方も味があるなどと偶然を楽しんだ次第。スイバ(酸葉)の花を拡大で撮ると

  • 医者要らず或いは医者殺し

    この頃は毎日ビワ(枇杷)の葉茶を飲んでいる。おかげでどうのこうのという顕著な効果は実感としては無い。何も感じないで日常を過ごしているということは既に十分な効果を得ていると言えなくも無い。ビワは医者要らず或いは医者殺しと言われるそうだけれど、別のものにも同様に言われるのが在ると知った。それが地べたを這うように生えているキランソウ(金襴草)という地味なようでいて、なかなかに存在感のある濃さを持ったヤツ。ハルジオン(春紫苑)など背丈の高い雑草をを引き抜いていると隠れていたのが露わになるといった感じで見つかる。乾燥させたキランソウ5〜15gを水600mlが半量になるまで煎じ1日3回に分けて飲む、とある。時間を掛けて煎じるのは少々面倒だが、やれないことはない。ビワの葉茶なら、乾燥させた葉っぱをハーブティー感覚で淹れ...医者要らず或いは医者殺し

  • さる場所で猿にあう

    ミニ同級会ということでちょっと遠出をした。猿の名が地名にも付く場所で散策をしていたら猿にあった。餌付けはされていないようで、こちらを見て警戒しながら退散する風だった。京都の岩田山では餌付けされた日本猿と観光客の間でトラブルが発生したことを時に耳にする。岩田山に限らず、猿が客の持つ荷物をひったくったり何かをかっさらったりの決定的動画はいくらでも公開されている。そういう例を数多く見聞きし他ので、猿に甘い顔をして餌をやったりフレンドリーに接しようなどとは思わない。小6時に猿飼育ケージに飼われていた猿に、ヒトの真似をして公園に咲く藤の花を千切ってきて与えたことはある。猿は藤の花を好んで食べるのだが、そうして、藤の花が咲いている近くに10頭足らずの猿がいた。スマホを構えたらじっとしていてくれるといったこともなく、『...さる場所で猿にあう

  • 現在の姿と以前の姿 その2

    1週間前の5/19『草むらに野鳥の巣と卵』という記事を書いた。たまに傍を通り確認をして雛が孵り育つ姿を撮ろうと考えていた。今までたぶん5回ほど確認したと思うのだが、その度に親鳥は偽傷行動のたどたどしい飛び方で同じ方向に逃げていった。ちょっと確認するだけなので抱卵を諦めて放棄するようなことはしないだろうと考えていた。ところが昨日見たら、親鳥も居なければ卵も無くなっていたので、全くもって残念な結果となってしまった。蛇に呑まれたか鴉にやられたに違いない。もしも孵っていたのなら猫にやられた可能性も否定できないし、他の生き物、例えばネコ、アナグマ(穴熊)ハクビシン(白鼻芯)あたりかもしれない。ネコは三毛と白黒の2匹が我が物顔でウチの敷地内を徘徊している姿を観た。アナグマ(こちらではムジナと呼ぶ)はここ数日に縁の下を...現在の姿と以前の姿その2

  • 現在の姿と以前の姿 その1

    花木には真っ白い花を咲かせるのが多いような気がする。一昨日は散歩の終着地点で〆として撮った。そして昨日は庭の隅(密かに秘境と名付けている場所)でも同じ木を見つけて撮った。スマホの『調べる』機能で探してもなかなか『これだ』という画像に出くわさない。諦めかけた時に、瑠璃色の実が生ることを併記掲載してある記事に行き当たり、昨年末の情景を想い出した。確かに瑠璃色の実がついていて、『あおいとりことりなぜなぜあおいあおいみをたべた』の北原白秋作の歌詞を想い出したのだった。前にも調べていたのに全く忘れてしまっていて日々新た。これでまた今度の同定も完璧、サワフタギ(沢蓋木)に間違いない。邪魔なので切り倒したいところを昨年末は通行に支障のある枝の剪定にとどめた。今春こうして危機感からか満開となった花を見れば、ますます切り倒...現在の姿と以前の姿その1

  • 花木(かぼく)盛んな頃

    花を付ける木を花木ということは知っていたけれど、『かぼく』と読むとは意外な気がした。それはともかく、今は花木の花盛りでどれを取り上げたら良いかと迷う。華やかさ美しさを紹介したいなら、この時季のウチの周りでならピンクのタニウツギ(谷空木)だ。火事花などと言って嫌い、家には持ち込まないそうだが、サクサク検索の鬼のような人が教えてくれるには、お骨を拾う箸の材だとか。本日散歩中に撮って調べて、ちょっと心動かされたのがヤブデマリ(藪手毬)。ガクアジサイ(額紫陽花)に似ているので、仲間かと思いきや、似て非なるもののようだ。ガクアジサイはアジサイ属だが、ヤブデマリはガマズミ属とのこと。とにかく飾り花が蝶のようで可愛く面白い。花木(かぼく)盛んな頃

  • 花の上で交わる

    真っ白い房状の花の上でカミキリムシ(天牛)が交尾中だった。いつもの散歩コースの信濃川岸壁断崖上に生えている木の白い花。ミズキ(水木)あるいはクマノミズキ(熊野水木)のどちらかに違いないのだが、一瞬の切り撮りからでは決められない。カミキリムシはミドリカミキリかもしれないけれど、アオカミキリ族には多くの属があって云々とあるのでこれも数枚撮っただけで同定は到底出来そうもない。とにかく花の上で交尾中のカミキリムシが居て、メスは食餌中で交尾中ということになる。メスは食餌も後尾も同等の大事さなのに対し、オスは交尾が主目的に違いない。花の上で交わる

  • 霧の朝にタンポポ(蒲公英)綿毛

    霧の朝は歩き始めても、歩く目的といったものが自分の中に定まらない。景色がぼんやりしていることで、自分自身もすべからく曖昧なままで良いような気分になるのかもしれない。そうして、いつもなら大股歩き速足を意識したりするのだが、何も決め事を作らず足の向くままに任す。そんな歩き方をして、霧の向こうを撮り、山の様子を撮り、足元を観たらタンポポ(蒲公英)の綿毛が水滴をまとっていた。タンポポは花弁が落ち、綿毛のつぼみといった状態になってから、機が熟すとパッと丸い綿毛状態になるものと思われる。ところがその状態でも、夜になったら、あるいは寒くなったら、綿毛の先が閉じるようだ。まんまるなのに種の先の綿毛が完全に閉じた状態のものを見たことがある。今回は半開き(半閉じ)状態で朝霧に包まれ、霧吹きで吹いたような水滴を全体にまとったも...霧の朝にタンポポ(蒲公英)綿毛

  • 蜜蜂捕獲と言うけれど

    ニホンミツバチの分封(分蜂)は、女王蜂が約半数の働き蜂と働かない雄蜂を引き連れて巣を出ていくことだ。巣の中では出ていく女王蜂の娘である新しい女王蜂が誕生していて、群を引き継ぐ。分封した群が新天地を求めて逃げ去らないように、その群が入ってくれることを期待して待箱という新居を用意しておいて、そこへの入居を期待する。そうして上手く待箱に入居してくれたら、それを捕獲というのだが、確保ならまだしも、どうもいつも気分的に引っかかる。蜜蜂を飼っているという言い方すらも、もう飼育歴10年なのにしっくりこない。セイヨウミツバチは家畜化が進んでいて、飼育方法が確立しているのに対して、ニホンミツバチはそうはいってないので、飼っているというより、巣箱を提供して不具合がないように機嫌を損ねないよう世話をするという格好。分封しそうな...蜜蜂捕獲と言うけれど

  • スノウフレーク(Snowflake)

    最近はようやくスノーフレークという名を覚え、頭から出てくるようになった。しかしこれを昔からわが家ではスズランスイセン(鈴蘭水仙)と呼んできた。でも、和名はオオマツユキソウ(大待雪草)とのことだ。マツユキソウ(待雪草)はスノードロップ(Snowdrop)で確かにスノーフレークとよく似ている。待雪草と大待雪草はスノードロップとスノーフレークだから分かりやすくて納得できる。通名の鈴蘭水仙が私の中で消えて欲しいのだが、なかなか消えなくて困る。1週間留守にしたら、わが家の鈴蘭水仙が一斉に咲いていて、久々に納得の画像が撮れた。1週間前には咲いていなかったクレマチスとヤグルマソウ(矢車草)もついでに撮った。スノウフレーク(Snowflake)

  • 草むらに野鳥の巣と卵

    たったの1週間の不在で様々な変化が起きて、環境が劇的に変わってしまった。雨が降り気温も高かったようで雑草の繁茂が著しい。ビオトープ近くのそれらの雑草のひと叢の中、ほぼ地べたから小鳥が飛び出した。巣立ちしたばかりでまだ上手に飛べないといった感じで地面スレスレを飛んだ。飛び立った場所をよく観てみると巣があり卵があった。ということは、あのたどたどしい飛び方は、私を欺くための偽称行動に違いない。昔、そのような親鳥の行動を観たことがある。巣の卵、あるいは雛を危険から遠ざけるための決死の行動なのだ。全体が茶色だったから、ヒバリ(雲雀)かも知れない。卵を放棄しない程度に観察を続けたいと思う。草むらに野鳥の巣と卵

  • 尺取虫の擬態

    蘭のキンリョウヘン(金陵編)を吊るす手製の台に木の枝がくっついていた。と、思わせる擬態をしている尺取虫を見つけた。シャクガ(尺蛾)は種類が多いので、尺取虫から成虫を同定するのは難しいのではないかと思い、それは初めから諦める。そんなことより、こいつをチョンチョンと触ったりつついたりしたら動き出すのではないかと、やってみたが身を固くして堪えている。触ると木の枝とは全く違う柔らかさがあるので生き物だと分かる。それでも必死の擬態なのだから、その健気さにうたれ、観察して撮影するにとどめた。メダカは飼っているけれど、金魚とか鯉を飼っていたなら、つまみ上げて生き餌として投げ与えるところだ。全身は本当に木の枝そっくりな色合いと柄で、頭部は首を傾げて枝振りに似せているところなんか心憎い演出。でも、拡大して観れば芋虫そのもの...尺取虫の擬態

  • ドライブ日和 その5

    若い頃、私もヒッチハイクをしたことがあった。乗せてくれた人から自宅に連れて行ってもらい夕飯をご馳走になり泊めてもらったことも2回あった。駅の待合室で寝たり、バス停のベンチで寝たりもして、ずいぶん寒い思いもした。目的地を書いた紙をかざすなどと思いつかないというより、ヒッチハイクをする人すらほとんどいない半世紀以上も前のこと。そのことも少しだけ披露して、南條まではどうだったかを聞いてみた。山菜採りに行くというお婆さんに乗せてもらったのが嬉しかったらしい。蕎麦屋に連れていってもらってご馳走してもらったのか、十日町市の田舎にある『まるにし』という蕎麦屋を知っているかと言う。十日町は生まれ育ったところだけれど、私はまだまだ十日町をよく知らないモグリかも知れない。時間差はあれ、十日町橋を渡って来たと言うし、上越から海...ドライブ日和その5

  • ドライブ日和 その4

    敦賀インターを降りてからの深夜走行には慣れていて、それだけに飽きて眠くなることも多い。でも今回は他人を乗せて、しかも後ろに居る気配もあるので眠くならない。それでも退屈になったところで、大学生なのか、どこから出発したのか、山科で下ろされた後はどうするつもりかなどを聞いてみた。あまり詮索しないようにしつつ、彼が話に乗って饒舌に喋り始めたりしたら、それも嫌なので、その辺りを差し支えない程度でと前置きをして聞いた。*南魚沼市にある友人宅をスタートして大阪にヒッチハイクで行くということのようだ。*山科で降りたらJR山科駅が近いから大阪までだったら電車が便利だと説明したけれど、大阪から友達に迎えに来てもらうこともできるとのこと。*とにかく、公共交通機関を利用しないで大阪へと決めている・・。*大学4年生だが休学中とのこ...ドライブ日和その4

  • ドライブ日和 その3

    14時過ぎに出発して350kmの走行で10時間過ぎた間に、眠くてしょうがなくて休んだのは1度だけ。時々暇ひまにブラックブラックガムを噛み、ブラック缶コーヒーを飲み、スーパーで購入した各種三角おにぎりを食べ、特茶をすする。何が特に良かったということは解らないけれど、こういうこともあるのかと思う位に疲れを感じずに南條S.A.まで来ていた。そうして出発前のトイレに行く時に近寄ってきた若い男に話しかけられたのだが、彼は手に『大阪』と書かれたA4の紙を持っていた。180cm前後で痩せ型の普通にカッコ良くて、黒形のカジュアルを着て、中型リュックを肩に下げている。「大阪まで行きたいんですが・・・」と言うのに対し、見た目に悪い印象は無かったので、「変則的な行き方だけど京都の山科までだったら・・」と応えた。嬉しそうに「それ...ドライブ日和その3

  • ドライブ日和 その2

    出鼻をくじかれてドタバタした出発となったが、とにかくガソリンを満タンにしてからスーパーで食料を確保する。飲み物は『薫る・・・』とあるブラックコーヒーを2種類と『濃い』と謳う日本茶を1本買う。それがいつものことなのに濃いお茶がなぜか見当たらず、ちょっと高めの『特茶』を買ってみたら、これが大正解。思った以上に渋く濃くて、しかもどういう加減か、良く効いて眠くならず、一気に走る距離が伸びた。最近は眠くなったら直ぐに国道脇のパーキングスペースででも停めて仮眠をとる。高速に乗らずに並行した下道をできるだけ走るのを心掛けているのだが、今回も全行程の半分を下道で倹約した。しかも高速代は日曜祭日割引か深夜割引を使うので、今回も深夜0時には高速上に居るよう調整をする。時間は十分にあるので、上越から富山県境まで海岸沿いの8号線...ドライブ日和その2

  • ドライブ日和 その1

    昨日は誠にドライブ日和を実感する行程だった。もう少しで出かけようという時に、農事の師の奥さんから電話があって、かかりつけ医院に師を連れていってくれないかとのこと。何事かと問えば、次の日に内視鏡をすることになっているのに便が出ないと言って云々。連れて行って降ろすだけで良いなら20分足らずで可能だから、そちらを優先することに。私は自分の定期検査のため、宇治に向かうと言ってあったのだが、その出発するときに乗せていってもらえないかとイメージしたらしい。荷物を全部乗せたら助手席も後部座席も他人を乗せる余地はないので、少しくらいならと出発を遅らせることにする。もうすぐ89歳になる師はかなりガタがきていて杖をつかずには歩けない。それでも耕運機は掛けられるという不思議な現象が起きていた。とにかく、医院前で降ろし、取って返...ドライブ日和その1

  • 紫の花々が地べたにも木の上にも

    地べたにはスミレ(菫)にカキドオシ(垣通し)、木の上にはフジ(藤)にキリ(桐)。いつもなら咲くのはキリよりフジが先なのだが、以前にもあったことで、異常気象から同時開花だ。キリの咲く前にジャガイモは伏せよ、ということになっているようで、なんとか間に合った。4/27の記事『足元の花』でスミレサイシン(菫細辛)としているスミレに似て、葉の違うのを、また庭で見つけた。スマホが自信有りげにアメリカスミレサイシン(亜米利加菫細辛)と教えてくれる。葉は円心形のハート型が最大の特徴で、検索してみると花は色んなのがあり、全く同じ模様も載っていたので間違いない。カキドオシは昨夜インスタグラムで生でも食べられると言っていたので、今朝の散歩で家を出たところで試してみた。美味しいというものではないけれど、何かしら口寂しかったりした...紫の花々が地べたにも木の上にも

  • 白いスミレ(菫)の中にカキドオシ(垣通)

    いつもの散歩コースの地べたに、普通の紫のスミレが多い中、ところどころにかたまりとなって白いスミレがある。踏まないように、その辺りを歩くときは気を遣う。カキドオシが咲き始めていて、その白いスミレを撮ろうとしたら入ってしまった。受け口のカキドオシが白いスミレに『お前ら色がなんで抜けちまったの!?』とからかっているように見える。白いスミレ(菫)の中にカキドオシ(垣通)

  • 雑草生い茂る中での出会い

    散歩途中に他所様の宅地内の放置されている隅っこに、ムスカリのひと叢をスノーフレークが覗いている、といったシーンがあった。スギナが蔓延ったら、もうどうしようもない感じではあるけれど、背の高い雑草が混ざっていなければ、芝生より緑一色で悪くはない。そんな中にカタカナの目を惹く花が咲いているのは、なかなか良くて、このコラボレーションは撮らずにいられなかった。早朝なのでほぼ他人の目はないのだが、柵もない場所で道に面しているとは言え、宅地内を盗み撮りしている感じなので素早くさりげなく決行する。連日ムスカリに心が動く。雑草生い茂る中での出会い

  • 朝の現象とムスカリ

    魚沼丘陵の麓に位置するわが故郷は、山から日の出があるので朝は少し遅いということになる。もっとも十日町盆地というくらいなので日の入りは逆に早くて、地平線や水平線に日の出入りがある地方よりは1日が短い。昨日は霧の朝、日の出前に歩いていたら、山の端近辺から星が瞬くように光の漏れるのが見えた。歩きながら横目で見ているので、チラチラとした木漏れ陽という格好で太陽が見えているのだった。そのことよりも上向きの光芒に変な感じを覚えた。不思議というより面白さに何枚か撮ったのだが、逆光でありながら、木の影が霧のスクリーンに写っているのではないかと、書いている今の時点で想像する。いつものコースではなく、遠出して信濃川堤防を歩いてみたら、気嵐が湧き上がっていた。川幅は広いけれど流れが速くて川全体が瀬のような場所だったから、気嵐と...朝の現象とムスカリ

  • アケビ(木通)の雌花雄花

    タイトルの内容は拙ブログで取り上げたことがあったはずなので、ブログ内検索をしてみると、観たまま印象のままを書き下ろした記事が2つあった。子どもの頃は花にあまり関心がなくてアケビの花というものを、つい6年前に初めて知ったことが判る。2019/5/3『木の芽はアケビ属の新芽』2022/4/29『遠出して観てきたものその①アケビ(木通)の花』今年もアケビの新芽(こちらでは木の芽という)を採る時期がきて、花も同時に咲いた。雌花はミツバアケビ(三葉木通)の方が蠱惑的な魅力を感じ、雄花はアケビの方にオシャレなダンディズムを感じる。大きくてひとつだけ咲いているのが雌花で、小さく群がっているのが雄花。いずれも薄い色の方がアケビで濃い色の方がミツバアケビ。アケビ(木通)の雌花雄花

  • ヤマブキ(山吹)が咲き始めた

    1年前のここ数日の記事では、フジ(藤)が杉の木を覆うように枝垂れ咲いて、地上ではシャガ(著莪)が咲いていたのに、今年はその気配がない。夏日は時折あるけれど、いつまで経っても寒くて、遅かった雪消えを引きずっているようだ。ヤマブキはどうだったのか自分のブログ内検索をしてみると、早い年は4月28日で満開なら、遅い年は5月12日なので、あまり影響のない花のようだ。実をつけない花だから虫などは居ても居なくても良いわけか。とは言え、アップ画像を見てみると蚊が止まっていたはどういう理由があったのだろう。先日取り上げた、わが家の瀕死の桜の松月が長持ちして咲き続けている。夏日がやって来たりすると急に咲き急いで散るので、しばらくは寒くても良い。散歩途中で前方(北)と後方(南)の景色を水の張られた田に反映させて撮ってみた。毎朝...ヤマブキ(山吹)が咲き始めた

  • クロサンショウウオ(黒山椒魚)の孵化が始まる

    1ヶ月ほど前に散歩コースの溜池で見つけ、掬い上げてきたクロサンショウウオの卵が孵り始めた。卵塊をわがビオトープに入れただけで良いと思っていたのだが、オタマジャクシが田に群がるような姿をサンショウウオでも観られないかと考えた。観察するには白いケースが良いだろうと、百均で買い求め、卵塊の1つと水を少々入れたケースを2つ浮かせた。その後、採取した卵塊とは別に、量は少しだけれど、わがビオトープに卵塊が産み付けられているのを見つけ、自前でビオトープたる面目を保っていることが判明した。そちらはそのままなので徐々に卵の中で仔が成長しているはずで、先の他所からの分の仔がケース内で泳いでいるのが観られたのだ。尻尾を振って素早い動きはするが、オタマジャクシのような持続性はなく、端に隠れるように身を寄せ、なんらかの擬態なのか動...クロサンショウウオ(黒山椒魚)の孵化が始まる

  • わが家は椿の家

    わが家の表を飾るツバキ(椿)は赤と白のシンプルなタイプがかなり前から咲いている。普通過ぎるので記事にはしなかったのだけれど、ここにきてようやく、ピンク系と薄っすらピンク系が咲きだした。雪囲いをしなくても折れることなく毎春当たり前に咲くので、種類を調べようとまでは思わないできた。近所の歩いて行ける範囲で、うちほど椿のある家はないので、わが家は椿の家。道路際を全部椿にしてしまいたいと思ったりするが、どこまでやれるか。雪さえ降らなければ、すぐにでもできるのだが、そこそこの大きさに育ってしまわないと雪に負けるので、今までに挿し木も購入したものも根付かなかった。ふるさとの話になると、最後に必ず付け足すのは、雪さえ無ければ良いとこなんだけどね・・・。わが家は椿の家

  • ひそやかに瀕死の桜咲く

    今春はダメかもしれないと悲観的だった桜が大雪にもなんとか持ちこたえて咲いた。今まで八重桜をいろいろ観てきたけれど、うちの八重に勝る品の良さはちょっと見当たらない。などと手前味噌なことを感じつつ愛でてきたが、もう本当に今春が限界かと思うほどのダメージを幹に負っている。主幹の折れた部分が腐り、そこに居付く虫を狙ってキツツキ(啄木鳥)がほじくり傷を大きくしていく。もしかしたら順序が逆かもしれない。初めにカミキリムシ(天牛)が幹に穴を開け、その幼虫をキツツキがほじくり喰い、その繰り返しのあげく、主幹が折れたのだろう。そうして他の虫も居付き、またキツツキがつついて瀕死の限界がやってくる。それはともかく『八重桜の種類』で検索してみた。これも違うこれも違うと観ていって、最後に『松月』という種類にたどり着き、これこれ、き...ひそやかに瀕死の桜咲く

  • 山菜としてヤブカンゾウ(藪萱草)の新芽を食べてみた

    5年ほど前に試しに食べてみたのだが、どのようにして食べたか、味はどうだったか全く記憶にない。とにかく採るのが面倒だったという記憶だけがあり、その後、面倒だったのは地表部を切り取ったからなのだと分かった。地中にある根からすぐ上の部分を切れば、葉がバラバラにならずに都合よく調理できるようだ。したがって、手シャベルの先を斜め45度で地中に刺し、茎を切断する。わざわざ山に入ったりせずに自分の敷地内に勝手に生えているのを1食のおかず分だけ採った。その気になったのは、耕運機を掛けていて、畑にでたヤブカンゾウの新芽が太くて、そのまま機械で粉砕するに忍びなかったから。検索すると、生でサラダにするのも良いが、サッと茹でるか蒸しておひたしか酢味噌和え・・・。となれば、おひたしが簡単だろうとやってみた。かなりきちんと洗ったつも...山菜としてヤブカンゾウ(藪萱草)の新芽を食べてみた

  • シダ(羊歯)類の季節

    オニゼンマイ(鬼薇)が、わが家の池の縁や竹藪の下に生える。食用のゼンマイと比べると、確かに見た目が鬼の様相で、だからか誰も手を出さない。でも食べられないことはないそうだ。それにしても羊歯といい薇といい、すっと書けたら嬉しい漢字だ。ゼンマイ干しが始まった。山で採ったら頭に付いている綿を取り除き、茹でて、干して、揉み揉みを繰り返し、カラカラモジャモジャに干からびさせて保存する。数ヶ月経つとアクが無くなるというのだったか、ヒジキ(鹿尾菜)の乾燥させたものとよく似た見た目となる。ウチでは干しゼンマイを戻して食べるのは正月料理としてだけだったような気がする。私は大好物だけれど、戻し方も難しく、その前に手に入れることもまれで、今や食べる機会は少ない。コゴミ(屈)は屈と書くのか。それより散歩中に他所様の放置された畑とか...シダ(羊歯)類の季節

  • 青木と言うけれど

    アオキは幹まで緑だから青木なのだが、雪の下になっても折れないしなやかさで、健気と感心するほどに常緑を保って雪の下から現れる。そんな青々とした木だけれど、今の時季、先端に緑のつぼみを膨らませて、そのまま青木なら緑の花になって欲しいところを少し華やいで色が着く。これで精一杯という地味さではあっても、シックとも言えなくもない感じ。都会で見るアオキはほとんどが斑入り葉タイプで、田舎のわが家でも表の目立つ場所には斑入りアオキが植っていた。でも斑入りはいつの間にか絶えて、普通のアオキが裏になんとなく生えている。邪魔になる場所に生えてしまったのは、躊躇いなく引っこ抜く。野放図に伸びるタイプではないので、あまり邪魔にはならないけれど、アオキはしょせん雑木でしかない。青木と言うけれど

  • 端正の反対語は不細工

    水仙は手をかけていないのに随所に咲いて分蘖(ぶんけつ)して増えている気がする。どこにでもあるほぼ黄一色のラッパ水仙は撮る気もしないけれど、時々イレギュラータイプがある。品種改良された高級金魚のフリルを思い出させる水仙が何本か咲いていた。これは端正という表現が当てはまるのかどうかなどと考えた。その他にも1〜2本しか咲いてはいないけれど、八重咲の、あまり他所では観ないのが咲いている。白に薄い橙色の八重咲は咲くべき場所ではないところに出たのを移植したもの。あとの2つの八重咲は今春になって初めて観た。種で増えるものではないから、印をつけておいて、球根を掘り上げて移植して咲くべきところに集めた方が良さそうだ。それで、端正の反対語はどういう表現だろうと調べて不細工に行き着いた。不細工なイレギュラーばかりにしたいと思っ...端正の反対語は不細工

  • 地味だけれど その2

    エンレイソウ(延齢草)がいつものように雪解けのこの時季、裏の木下闇にひっそりと咲いている。広い葉を思いきり開いて、昔、こんな3枚羽根の扇風機があった・・。その中心からポツンと首を伸ばしているのが地味なのに珍奇な花。延齢草の名と字は調べた時にそのまま記憶として残り、『あーまたエンレイソウが咲いたな』と、おめでたい気分で観ることができる。発芽から開花するまで10年かかり寿命は50年と教えてくれた人がいる。50年と聞いて、『人間五十年』を思い出すけれど、宿根草にも寿命があるということに意外な気がした。ウチのひと叢は誰が蒔いたとも植えたとも分からない、ほぼ自然発生的地生えなので、この場所でいつまでも毎春、同じ状態を見せ続けてくれるのだろう。地味だけれどその2

  • 地味だけれど

    アマガエル(雨蛙)がそこここで見られるようになったが、まだ冬眠から覚めたばかりで動きが緩慢。その様子では蛇に見つかれば逃げようがないと思うけれど、先日観たアオダイショウ(青大将)も同じ場所から動かない。やはり変温動物は気温が上がらなければ、思うように動けないということか。今のアマガエルはどれを見ても地味な色合いで、土の中に潜った状態から憩える葉っぱの上に至るのはまだ先のようだ。その前にやることがあるのは、わがビオトープ周りの田からの合唱を聴けば分かる。繁殖産卵時季だからゼラチン状の卵塊と孵化した小さなオタマジャクシを田の浅い水たまりに観られるのはもうすぐ。地味だけれど

  • 足元の花

    何年前からか同じ場所で青いキクザキイチゲ(菊咲一華)=キクザキイチリンソウ(菊咲一輪草)の花が咲いているのを裏のビオトープ脇で見る。他の草が蔓延る前の雪解け後わずかな間が、この手の儚げな仲間の勝負時。はじめに見つけた時は、文字通りに一輪草が一輪だけだったのだが、何となくこの場所を他より気を遣うからか増えてきたようで、今春は10輪ほど咲いている。これでまた、もっと大事にしようと考えてあれこれやると逆効果になるに違いない気がするので、さりげなくそっとしておくしかない。道路からわが家に車で入るコンクリートスロープの傍に、菫(スミレ)が咲いていた。宇治の散歩コースの道路の縁石周りに生えている一般的な濃い紫の菫ではなく、雪国仕様で儚げ。日本のすみれ族は約60種あるそうで、ちょっと検索したくらいでは同定は難しい。スマ...足元の花

  • 遠景 近景 足元

    昨日の朝もまた霧の中の散歩になるだろうと思い描きつつ起きたら、意外に晴れていて拍子抜けだった。信濃川が蛇行しているので、切り立つ崖上の農道も曲がっていて、ちょっとした出っ張りから遠景を観たらドローンからのフォーカスのようになった。田の雪は消えたが、部分的に苗代があるだけで、トラクターの農作業は始まっていない。約束していた温泉行きに、急な仕事が入ったからと言われ、他の人を当たったが皆さん都合が悪いと言うので1人で出かけた。川向こうの友人をいきなり誘ってみようとも考えて、彼の畑に寄ってみたが、何かしらの農作業を始めているに違いないと踏んだのに居なかった。仕方がないので、畑に隣り合ったブナ(橅)林の新緑を撮った。芝峠温泉『雲海』で独りじっくりと温泉らしい泉質と露天からの眺望とサウナを味わい尽くす。真っ直ぐ帰った...遠景近景足元

  • 霧雨の日

    いつもの農道で、ルリシジミ(瑠璃小灰蝶)が地べたに貼り付いてしまっていた。真夏日に近いような陽気になった折に羽化したものの、繁殖相手を探せたのかどうか、すぐに朝晩の寒さで力尽きたのだろうと思われる。蜘蛛も冬眠するのかどうか、卵で越冬して孵化したての小蜘蛛の作品だったのだろうか。『霧雨』と名付けられたネックレスはあるだろうかなどと思った。小さな溜池に水を供給する一段上がった湿地にひと叢だけの水芭蕉があった。水の流れに沿って並ばずに、おしくらまんじゅ状態にあると、らしさがなくて残念な姿だ。蕗の薹はすでにボケ始めたのもあるくらいに、どこにでも吹き出しているようになった。雌花は白っぽくクールで地味で、苦さが強い。蕗の薹は虫媒花なので、雄花は派手に黄色くて、虫を呼び寄せるための蜜も花粉も多いそうで、苦さは雌花より控...霧雨の日

  • 冬から春へ その3

    直径1m足らずのコンクリート丸池が異常な雪消えの遅さからようやく全体を表したのが数日前のこと。物置小屋を解体した折の廃材柱数本で覆いをしていた。角材の上に板材を乗せることをしなかったので、雪は入らないものの、解けた冷水が常に滴り落ち凍ったりもする中でメダカは毎冬を越してきていて、今回も数匹生き残っていた。睡蓮の根茎を全部ビオトープの方に移し、友人に頼みこんで手に入れた古代蓮の根を仕込んである。その根茎の一部が浮いてしまったのかと思うような物が浮いていて、引き上げてみたらコロコロとしたモグラ(土竜)。子どもの頃に1回だけ、学校の裏庭で同級生が捕まえた実物を見たことがあるだけの、あとはテレビでしか見たことのない生き物だ。屋敷のいたるところに一年中、小噴火といった形の新しい土の盛り上げは見るけれど実物に会ったこ...冬から春へその3

  • 霧の朝

    朝食を摂らないことにしたということは、作らないでよいということで、朝起きが楽になった。寝床であれこれ考えないでもよいので、ぐずぐずする理由がなく、むしろ、うずうずするくらいのもの。早く歩きたいと思うあまり、寒くて嫌だなということまで押しやられる。昨日は霧の朝だったから、いつもの気に入りコースから河向こうの景色を望むことができず、いつもの様子が歩くにつれて霧の中から現れるのを楽しんだ。積もっていた雪はほとんど消えて、桜がそこここに咲き始めた。雪に痛めつけられた雪国の桜は端正な樹形を保つことができず、折れたり曲がったり、それでも春の面目を保つために精一杯という風情。平成の大圃場整備で、ほとんどの田が耕地整理され、昔から続いた畔の曲線は消えた。どの田にも農業機械が入れるように農道ができて、散歩をするのはジグザグ...霧の朝

  • 冬から春へ その2

    3ヶ月余りの避寒から生家に戻って20日足らずだけれど、1m以上も積もっていた雪がほとんど消えてしまった。屋根の雪を落とした家周りや陽の差さない場所には極端に残ってはいても、ようやく春がやってきた気分。そうしてにょろりと姿を見せたのが若いアオダイショウ(青大将)。これも、いつもながらシマヘビ(縞蛇)かヤマカガシ(山楝蛇、赤楝蛇)かも知れないと迷い、今回も調べてみたので、たぶんアオダイショウで間違いない。普通ならこちらの気配を察してすぐ逃げるところを、冬眠から冷めたばかりで筋肉が思うようにいかないのか、動かなかった。生きているには違いないと思いながら、からかい半分、前に回り20cmほどまでスマホを近づけて撮っても反応がない。そこで尻尾を少し持ち上げたら口を開いて威嚇してきた。生きているのが確認できたので、それ...冬から春へその2

  • 冬から春へ その1

    毎日大体同じコースを散歩していると冬に備えて囲い縛り覆って守ってきたものを解いていく過程が見られる。そうして生き物達も確実に増えてきたというのか、観られるようになってきた。空を飛翔するのは大型の鳥としては、トビ(鳶)とカラス(鴉)ばかりではなくここ数日で鷹(タカ)の仲間を数回観た。飛び方も違うし大きさと形も違うので分かるけれど、種類まではなかなか分からない。電線に止まっていたのはハヤブサ(隼)かチョウゲンボウ(長元坊)かノスリ(鵟)かチュウヒ(宙飛)か分からない。私の鷹類の知識としては、ミサゴ(鶚)とオオタカ(大鷹)ではなさそうだということだけが分かるだけ。双眼鏡を持ちあわせていなかったのが悔やまれるのだが、こいつは、この後に地上に降り立ち何かを掴んで飛び去った。冬から春へその1

  • 桜が咲き弁当を貰う

    わが家の桜はつい1週間ほど前に雪囲いの縄を解いた時、すでに1輪2輪と咲き始めていた。その後、冷え込む朝を何度か経て、全体のうちのひと枝だけが、5分咲きになった。全体で見れば1分咲きとも言い難いのに、ひと枝だけが早熟の狂い咲き。マルハナバチ(丸花蜂)が大きな黒い尻を見せて花に夢中だった。昨日はアシナガバチ(脚長蜂)も南瓜のポット蒔きを仕込んでいる時にやってきた。育苗用の土に惹きつける何かがあるのか、巣の材料となりそうだったのか。いずれにせよ、今年初めて観たマルハナバチもアシナガバチも、巣作りを始めたばかりの女王と思われる。昨日は寺の理事会があり、まだコロナとインフルエンザを理由に懇親会は開かれずに弁当を貰ってきた。自前の桜の花の下で独り宴会をするのでも良かったけれど、夕飯1食分を作らないで良いというだけで開...桜が咲き弁当を貰う

  • 爺婆合コンで『かけ流し温泉ゆくら』へ

    未亡人と人妻各1と人夫(ひとづま)2の4人は同級生後期高齢者爺婆。あと1週間もすれば雪も完全に消えて桜も見頃になろうというというほころび寸前。ちょっと早いので、その分すいていて、休憩所なんかほとんど貸切状態。昼寝をしたり風呂も2回入ったりソフトクリームを食べたりの数時間を過ごしてきた。残念だったのは、桜がまだだったということより、サウナがなくてサ活とならなかったこと。爺婆合コンで『かけ流し温泉ゆくら』へ

  • 急激な雪消え

    本当に全く持って急速というよりも急激な雪消えとなった。普通なら日々の変化は気づかなかったりするものだけれど、今春ばかりは目まぐるしく実感できる。昨日は、冬季積雪期間は閉鎖される農免道路がいきなり通行解除されていたので、気持ちよく距離を伸ばしてみた。一気に1万歩を歩くことは少ないのだが、9600歩の5.8kmまでいけた。その後、地面の露出に伴い、あれもこれもしたくなって動き回ったので、最終的に15000歩余りの10km弱を稼いだ。昨年まで、ここ田舎ではほぼウォーキングをしたことがなかった。それでも農繁期には自宅敷地内と隣接した田畑内だけで、いつも8000歩くらいは稼いでいたのだから、いかに効率悪くあちこち落ち着きなく動き回っていたことか。あえてわざとそのように、思いついたらすぐ別のことをやって運動としてきた...急激な雪消え

  • 急速に雪消え

    日がな一日というのは変わらない何かに使う表現だろうけれど、昨日は日がな一日クルクルと天気が変わり、雨になったり陽が差したり強風が吹いたりで、急速に雪消えが進んだ。散歩コースの高台から見下ろす景色も田が見え始めて水面となれば一変する。帰って手前の足元を見れば、植木の下の陽だまりにフクジュソウ(福寿草)が咲いている。春がやってきた。急速に雪消え

  • 下ろし立てのトレッキングシューズで春を探しに

    いつもの散歩コースを歩きながら雪消えの進む山を眺めることが多いのだが、徐々に確実に地肌が見えてきて興味深い。子どもの頃には隣市との境界を流れる川へと魚釣りや泳いだりするために、ひと山越えて行ったものだった。その道がよく分からなくなっていて、山自体が昔のようではなくなって荒れているように見える。雪が消えると共に山道らしき線が浮き出て来たので、断片的な景色の記憶を元に、おおよその見当をつけて分け入ることにした。いつものウォーキングシューズでは潅木の生い茂ってしまった道だったらしき坂を行くのは無理。トレッキングシューズを下ろす時が来た。道なき道を分け入っていくと、峠に『治山事業災害関連緊急治山工事』の杭が立てられてあった。少し下りていくと、確かに崖崩れで道が消えてしまっている。それでも昔遊んだ川は雪解け時による...下ろし立てのトレッキングシューズで春を探しに

  • ここ最近の色々

    一括りしにくい、ここ最近の色々を取り上げてみたい。川向こうに行く用事もあまりなくて、晴れ渡らなければ観ることのできない八海山が、用事もできてタイミングよく数日前に撮れた。信濃川上流の南西方面もなかなかくっきりと遠方の景色が見渡せることはないのだが、空が澄んでいて観えた山は妙高山なのだろうか。晴れた日曜日となれば、そこここで閉ざされていた間道を切り開く作業を投雪機でやっているのがみられる。もう1週間ほど前に凍渡りで山に行った折に見たフジ蔓。絡まった主を締め殺してしまった格好で芯が無い。逆に、太い蔓が絡まったまま枯れて千切れていても主は隆々と元気な場合もある。今は使われていない芋穴が散歩コースにある。昔は一定温度と湿度に保たれるのでサツマイモや里芋の冬季保存に利用されてきた。もしかして熊が冬眠に利用していたら...ここ最近の色々

  • JR飯山線

    線路がカーブしているので、踏切を少し離れるとトンネルと正しく対面できる。向こう側の見通せる短いトンネルは、子どもの頃にドキドキしながら川への近道として行き来した。正面を撮り終えて歩き出したら踏切の警報器が鳴り出し遮断棒が下りた。どちらから来るのだろうと、スマホを用意していたら、越後川口発の上り線のライトがトンネルの向こうに見えた。十日町方面への通勤通学者の利用する、私も3年間乗り続けた時刻の列車。当時は客車も貨車も多数連結したD51蒸気機関車だったけれど、今はせいぜい2輛のヂーゼルカー。1両の時も多くて、検索してみたら1両から4両編成とのこと。60年後の私がウォーキングなどをしながら、スマートフォンを構えつつ見送るなんて感慨深い。JR飯山線

  • 朝の散歩はいつも霧の中

    冷え込みはひどくなくなって、毎日やるようになった朝の散歩はいつも霧の中だ。わが家の前を通る子は隣の集落の小学生が1人だけで中学生はいない。クマ避けの鈴をランドセルに付けていて時々チリンと鳴る。自宅周りで雪消えを促す雪割りなどをやっていると、その子の通るのが見えて、『ああ散歩に行こう』という気になる。朝食を摂らないことにしたら、朝の行動が何をするにしても自然に移行できるようになった。昨日は、隣の集落からそのまた隣へと向かう道路脇で雪折れした木の裂け具合をズームアップ。なぜこんな裂け方をするのか理解に苦しむけれど、大蛇が大口を開けて対峙しているように見える。農業用水路脇の田んぼ畔に土筆(つくし)がびっしりと生えていた。子どもの頃に、一度だけ袴取りを手伝ったことがあるけれど、どんな味だったかの記憶はない。小さい...朝の散歩はいつも霧の中

  • 残雪

    今春は雪の消え方が遅いので、先々の農事にはかなり面倒な対応が必要なのではないか。残雪のせいで、春期が縮んでしまうから、ことごとく意図的な時間圧縮が必要だ。スーパーの大駐車場では、寄せ集めた雪に偶然の模様ができていた(1枚目)。国道のバイパスにもなっている農道は、農作業を始める雪消えが進まないので放置されている。ガードレールが現れたので除雪されて開通するのももうすぐだ(2枚目)。生活道路の雪はどんなに降雪があろうと、車が通れるよう行政が除雪するのだが、一時的に道路脇の田畑へ退けた雪の消えを促す均しと意図的な凸凹がセイウチの群みたいだ(3枚目)。夕方も朝と同様に霧が出るようになったのは、残雪の消え方が促進されている証なのだろうか。飯山線の線路も視界は50mほど(4枚目)。二つ隣の集落の墓場では雪に倒された灯籠...残雪

  • 日本三大薬湯に行って雪下人参を買う

    昨日は思い立ってニホンミツバチ愛好友人を連れ出して温泉に行ってきた。『じょんのび』と言う醤油のような色をした温泉に行こうと提案したのだが、芝峠温泉『雲海』にしようと決まった。ところが行ってみると、駐車している車が少なくてラッキーと思ったら、水曜日は定休日なのであった。下調べをしないので、そんなことになるのは、私にすればよくあること。そこで相棒の提案は、ここまできたら松之山温泉に行こうと言うことで、それに決定。松之山温泉は行ったことがあるけれど、旅館に泊まったことも温泉に入ったこともないので行ったことにはならない。もっけの幸いと乗ることにして、私の車で行ったのだが、元タクシードライバーの彼は自分が運転すると言い、これにも異存はない。私は運転に対して不満を言われることはあまりないのだが、同乗者により微妙に運転...日本三大薬湯に行って雪下人参を買う

  • 凍み渡り

    一昨日は良い天気で、昨晩はかなり冷え込んだ。そうなれば、積雪の残っているこの時季は必然的に凍み渡りのできる朝となる。独り暮らしとなったことで朝食を抜くことにしたら、ご飯の用意をしなくちゃという焦りから解放されてゆとりができた。と言うわけで、何の躊躇もなく雪の上をどこにでも好き放題に渡っていける凍み渡りをする。昨年はクマの目撃情報があって行きにくかった裏山(魚沼丘陵)をジグザグに歩いたり真っ直ぐに行ったりする。冷え込み方が少し足りなくて、杉林や大木の根元はしっかり凍っていないので歩かない。溜池や水路や小川の上を踏み抜いたら大変なことになるので、そこは分別を持って間際には近寄らない。雪が覆っていても下では大きえぐれた空洞が、当たり前に出来ているのだから。凍みた雪上でのスキーが楽しかった子どもの頃を想い出すけれ...凍み渡り

  • 嬉しい気分

    昨年までは敷地と畑とその周辺しか歩くことはせず、ちょっとした用でも車で行った。でも、今年からは、よほど遠くない限り、歩いて行くことにした。昨日はケアハウスにいる姉の通院順番取りのため、5時過ぎに起きて片道2kmを歩いた。往復でも目標の1万歩に足りないので、夕方、散歩ついでに墓に回ったら、今冬は石灯籠の笠石が乗ったまま無事。雪の多い冬はいつも、雪解け時に、地元の人は『引っ張る』という言い方をするのだが、普通では考えられない力が及んで雪が何かを落としたり壊したりする。灯篭の笠石はたぶん50kg位あり、1人で乗せようとしても無理だった。結果、人の力を借り、2人力でやっと乗せられる代物だから、丸太を3角に組もうかと昨年は考えていたのだがやらないでしまっていた。賭けだったけれど、今冬はラッキー、と言うことでかなり得...嬉しい気分

  • ピザの差し入れ

    ピザなどとは縁のないような、まるで似つかわしくない男なのに、レンガでピザ焼き用の釜を手作りした同級生がいる。ニホンミツバチを飼う蜂仲間になったので交流は頻繁なのだが、彼が昨日ピザの差し入れをくれた。ピザ屋のピザのようには周囲が盛り上がっていないので、それを言うと、まだ雪が消えないので釜を使えないだと言う。ストーブで作ったと言うのだが、1次発酵がどうの2次醗酵がこうのと講釈をたれる。夕飯1食分儲かったので、食べる直前に自分の石油ストーブで再加熱した。載っているチーズが溶け始めるまで待つことにしたが、いつまでも溶けないので食べ始めたが、硬いクッキーのようになってしまった。右の皿は、同じくストーブで作った鶏胸肉ハムなのだが、水っぽいのでフライパンで少し焼いたら妙な味になった。何かが必要で、何かが余分なのだろうと...ピザの差し入れ

  • ラジオ体操など

    避寒中の本宅での3ヶ月余りは毎日youtubeのラジオ体操を第3まで否応なしに続けた(させられた)。10分間真面目にやると、カッカまではいかないけれどポッポくらいの程よい体温上昇と体ほぐしになる。こちらの生家に来ても独りでやろうと、来る間際、スマホに画像を撮った。それをパソコンに移し、クラウドの容量を食うと考えて、その後、外付けハードディスクに移した。そして昨日、始めようかと開いてみたら、動画が消えていて、始まりの画像しかないという大失敗。やる気をこのまま萎ませるのは残念なので、Wi-Fiのないこちらではスマホのテザリングでネットラジオ体操を映してやった。Youtubeをパソコンに保存させるにはどうしたら良いかと調べてみたら出来そうだったのでやってみた。結果、第1の途中から録画できた、のは良いけれど、なぜ...ラジオ体操など

  • 古里で早朝散歩

    ずっと続けてきたウォーキングを一昨日と昨日とやらないでしまったので、本日は起きてから、何はともあれ早朝散歩をしてみた。こちらに来るようになって10年余り、家から歩き出す散歩というのは、ほぼしたことがない。散歩は暇人のやることで、私にすれば、やるべきことはいくらでもあるので、そちらに気が向かなかった。でも今回は、避寒中にせっかく習慣となった散歩をやめてしまってはもったいない。今年は山に行くという目的もあるので体力作りに早足大股ウォーキングは続けるべし。霧の朝だったから、菓子折りの箱を開けた時にある薄紙を通したような景色だった。世の中がモノクロになっていて、映画の始まりにこんなシーンがあった。レインコートを着た男がやってくる、あるいはライトを点けた古ぼけたセダンが進んでくる、といった感じ。雪の解けた土手に蕗の...古里で早朝散歩

  • 何が哀しくてわざわざ

    夜が明けた頃合いに長野新潟の県境に差し掛かったが、寒くて桜なんぞ気配もない。道の駅『花の駅千曲川』でトイレを拝借。日本一綺麗なトイレというのを見附長岡の道の駅で経験したけれど、あそこよりも綺麗で広々として最高。生家に着いたら、まだまだ積雪1m状態で、雪の消えた部分にカマキリの卵嚢を発見。地上50センチくらいのところに産みつけていたから、全くの見込み違いのいい加減な親だったに違いない。何が哀しくてわざわざ

  • 新学期始まる

    バスを使わずに2km余りの道をJR駅目指して歩いた。ソメイヨシノは1分咲きから5分咲きくらいまでところどころで見られる。小学校の校門横にある枝垂れ桜が良い具合に咲いていて、周りのソメイヨシノはもう少しで満開かというところだから入学式にはちょうど良いだろう。隣り合わせの保育園では入園式の記念撮影が行われていた。手前の黒い式服の人たちは保育士か。保育園でも、こんな式が行われるのかと、微笑ましい光景と思いながらも、なんだかなぁという気もした。ほとんど生まれたばかりのような生き物に、人間社会でのルールや公共の秩序が教え込まれていく最初の儀式なのかも知れない。近くの民家に大きなボケ(木瓜)の木が満開だったが、最近教えてもらった東洋錦だろうか。真っ赤な花も咲いていて、先祖返りをしたのか、元はこれだったのがだんだんと薄...新学期始まる

  • アイゼンを貰う

    裏山を徘徊する時にも落ち葉の積もっている場所ではアイゼンが欲しいと思うことが多かった。雪山を登山するような本格的なものではなくて、田舎で山菜採りをする時にも斜面で使い、田畑の法面の草刈りにも使えるようなものが欲しいと思った。歩いて買い物に行ける範囲は往復で6km程度だけれど、その範囲にスポーツ店が撤退してなくなってしまった。農機具を豊富に売っているようなホームセンターでも、豊富な種類の靴を置いてる靴店でも尋ねたけれどアイゼンは扱っていなかった。困ったなと思っていたところ、家人の知人から思いがけなくも貰うことができた。外見からも話し振りからも90歳近いとはとても思えない元気なお婆さまが、もう使うことはないからと、たくさんの思い出話を付けて・・・。さっそく、裏山を徘徊するときに履いている靴に嵌めようとしたら、...アイゼンを貰う

  • 元SMAP中居案件を一般庶民が邪推する

    昨年の蝉の蛻(もぬけ)の殻がまだしがみついていた。一人の人気タレントによるセクシースキャンダルが、起用テレビ局に、芸能界全般に、全テレビ局に、マスコミ全体に、男女雇用均等不備全般へと問題が広がっている。フジサンケイグループ側の会見をチラチラ観ていると、なんでこの自分がこんな場に居なくてはならないのだと戸惑いつつあからさまな不愉快顔で応える首脳陣の表情がドラマチックだ。長年君臨したらしいドンが退任(解任ではなさそう)し、役員に女性も数人入っていたが、その程度で刷新と新生への道筋ができたとは思えない。せめて男女役員比を半々にするとか、女男比2:1にするとか、女性を社長にあるいは会長にあるいはグループ代表にするなどをすべきだった。カミングアウトしている性的少数者も社外取締役の中に1人は入れるべきかも知れない。そ...元SMAP中居案件を一般庶民が邪推する

  • コブシ(辛夷)とツバキ(椿)と告知

    強い香りが遠くまで届いているのは、たいていの場合がジンチョウゲ(沈丁花)。コブシの香りを感じ取ることはあまりなかったのだが、低い位置まで花の付いている終わりがけの木が公園にあって、嗅いでみると強く匂うことが分かった。モクレン科はみな良い匂いがするということは知っていたけれど、しっかりと実感した。それよりも、コブシの花びらの裏側は赤っぽい筋が入っているんだな、とこちらは初めて認識した。昨年だったか、ひだの密なこのツバキが住宅街の石垣に植えられているのを観て撮った。今年も撮りたいと思ったのだけれど、その住宅街のどこだったのかはっきりとした記憶がなくて、もしかしたら今年は花をつけなかったのかどうか、探し出せなかった。ところが別の場所で大きな木のこのツバキの花を咲かせている家があった。坂道で擁壁から頭上に、大輪の...コブシ(辛夷)とツバキ(椿)と告知

  • 3匹の亀

    山科川縁で甲羅干しをする3匹の亀を向こう岸に見つけて不思議を感じた。子孫を残すためには、雌雄どちらか或いは双方で相手のフェロモンを感じ取って接近交尾するのは間違いない。それでも亀が連れ立って泳いでいるシーンは観たことがないので、鳩のように番(つがい)となることはなく、その時期だけの接触なのだろう。山科川の下流でつながっている木幡池には亀が多数いるけれど、動き回るのは単独で、甲羅干しの時だけ群れる。亀は目だけで、他の亀を亀と認識していて、臆病な亀が群れて甲羅干しをしていることを仲間の亀として認識しているようだ。甲羅干しをするのに適した場所を巡って争うということはしないけれど群れるのは、快適フェロモンといったものを発しているのだろうか。人の気配などを感じると次々にドボンと水中に逃げ込むのだが、群れることによっ...3匹の亀

  • いつもの山歩き その2

    舗装された道を峠まで登り切らずに、手前から、尾根筋へ行けるように見える、なだらかな沢を上がっていくことにした。平面的にはショートカットになるけれど、道という道は無く倒木も多く起伏も激しい。それでも、とにかく少しでも早くアスファルト道路から外れたいので未知のコースを作る。川のゴミを見ないで済むし、人の痕跡のない山懐に入りこんでいるだけで安らぎを得られる。しばらく道なきコースを登ると、ハヤブサ(隼)が狩った獲物の羽毛をむしったに違いない痕跡があった。ヤブツバキの小さな赤い花がその中に落ちていたりして、象徴的シーンになっていた。思惑通りに尾根に辿り着くことができて、あとはイノシシが地面を掘り返した跡なども撮ったが、思うほど立体感のない画像となり分かりづらいので割愛。予定通りに下山しての帰宅途中にボケ(木瓜)とギ...いつもの山歩きその2

  • いつもの山歩き

    雨が降りだす前に、いつもの山歩きをしようと峠までの府道を登っていたら、両側の斜面にヤブツバキ(薮椿)が目立つようになっていて、ヤマザクラ(山桜)も咲いていた。谷を流れる日野川はいつもと変わらず投げ捨てられたゴミだらけ。これらのゴミが大雨で一気に流れ下ったら、平地でひどい状況が現れてしまうのだろうか。13年前の2012年のお盆に起きた宇治豪雨では、中腹にあった一軒家が跡形もなく流された。その時の私は帰省していて実態を知らず、ゴミが全て流されたかどうかも確認していない。あの雨は、バケツをひっくり返したという言い方をそのまま実感したと後で家人に聞いた。山越えの道は各所で崩れて寸断され、山自体も形が変わったほどと聞いたけれど、まさかそれは盛り過ぎだろうと疑ったものだった。救急車が後ろからやってきて坂を登って行った...いつもの山歩き

  • スマホでバード・ウォッチング・フォーカスはこの程度

    水路の中を歩くキセキレイ(黄鶺鴒)は瞬時もじっとしていることがなく、警戒心も強いので、スマホではこんなブレ画像がせいぜい。珍しくシロハラ(白腹)と思われる鳥が水路内を歩いているところに出くわした。こいつは真冬に枯葉を嘴でパッパッとはね飛ばして虫探しをするところが観られるのだが、川底に降りて川虫を探すこともあるのか。スーパー入り口を照らすように設置されたセンサー付きライト(?)にツバメ(燕)が巣作りを始めていた。ツバメは3日ほど前に今年初めて飛翔する姿を見たのだが、それにしても巣作りスピードが速すぎるので古巣を修繕し始めたところかも知れない。巣の真下のコンクリート床には、糞害喚起の赤いコーンが置いてあった。カワズザクラ(河津桜)はもう撮らなくてもいいか、と思いつつ見ていたらヒヨドリ(鵯)が居たので、結局スマ...スマホでバード・ウォッチング・フォーカスはこの程度

  • 水管橋とコブシ(辛夷)とハクモクレン(白木蓮)

    あまり疑問も感じないまま見過ごしてきたけれど、昨日は川を跨いでいる水道の管が気になった。水道橋とは言わないだろうと思いつつ検索したら、なるほどと納得の水管橋だった。細い用水路などは単純な管だけで、両端に後光のような忍び返しが付けられている。山科川に架けられた頑丈な造りの水管橋は、トラス何何だろうと見当をつけて検索したら、逆三角トラス補剛形式と言われるものだと分かった。こういう構造物を見るとどうしたって、覗いてみたくなり、人目も構わずしゃがんで撮った。公園のコブシがついに開いて、これは山に自生していて春を告げる花なのになぁ、と雪国の田舎を想う。小学校の校門横には年季の入った太い幹ながら低く剪定されているハクモクレンが大降りに端正に満開状態だった。コブシもハクモクレンも全体を撮ると背景が写り過ぎたり、空の明る...水管橋とコブシ(辛夷)とハクモクレン(白木蓮)

  • 桜と団地

    大きな団地内を通り抜けていたら、中心広場に2種類の桜が咲いていた。濃い方は河津桜で、薄い方は染井吉野ではなく、何かと何かの交雑種なのだろうと思われる。濃くも薄くもなく、花弁は乱れながら混み過ぎず孤高を保っている気配。アップで撮ったらなかなかで、毎春これを観るためにここを通ることにしたいと思うほど。広い団地内にはいくつか広場や公園があり、春休みなのに子ども達のいない空間もあった。たまたまなのか、人気がないのか何だかもったいない。桜と団地

  • 春の陽気

    桜はまだかと探し歩いていて、これは梅ではないなと否定から入り、軸が付いていることも確認できたので、間違いなく桜。ソメイヨシノ(染井吉野)ではないし、他所さんのブログでよく観るカワヅザクラ(河津桜)に違いない。それにしても、いきなり満開を観たのは、ここしばらくの陽気から当然のように、遅れがちだった春を挽回する勢いなのだろう。撮る時にズームアップしているのだが、それでも電線が入ってしまい残念だった。編集のクリーンアップからブラシという機能を使ってみたら、あっさり電線を消すことができた。何とまぁという簡単さで、これから撮り方が変わっていくかも知れない。常緑樹に掛けた小鳥の巣が、周りの落葉樹の新葉がまだなので透けて見えていた。人も車もよく通る道の近くだが、金網フェンス内で目に触れにくく、カラスに襲われにくいはずの...春の陽気

  • 判別しにくい花と蛾

    黄色い花が木に咲いていて、マンサク(万作、満作)ではないし何だったかなと検索して、そうだったサンシュユ(山茱萸)だと気づく。ところが西洋サンシュユなのか、ただのサンシュユなのか判別できない。道からはみ出すと足元にも小さな花が咲き始めていて、でもアップに堪える端正な花はなかなか探せない。検索してみると、ミチタネツケバナ(道種漬花)なのか、ただのタネツケバナなのかが分からない。小さい花をしゃがんで撮るのは、人目を気にして1、2枚しか撮らないので決め手の細部が写っていない。両方とも毎年同じように注目して記事にしてということを繰り返すうちに分かって来るだろうと期待する。先日、ナナホシテントウ(七星天道虫)を見つけ、昨日は蛾を今年初めて撮った。検索すると、FinlandDartMothと出て、クリックしたら英語の論...判別しにくい花と蛾

  • ミモザの満開がようやく

    ミモザが咲いているのを観ると、必ず2種類のうちのどちらだろう、と思う。別名ギンヨウアカシア(銀葉金合歓)は文字通りに葉が銀色であり、フサアカシア(房金合歓)の葉は緑だという。花は咲き方が密なのがギンヨウアカシアで、そうでないのがフサアカシアのようだ。ネット画像との比較から、私がバス通りで観たのはギンヨウアカシアに違いないが、葉の方は確かに銀色っぽいが緑っぽくもある。背後にぼんやり写っている丸い葉の木はポポラスというユーカリだ。両方ともオーストラリア原産だから、その家には、かの国への思い入れとか深い思い出があるのかも知れない。木幡小学校にハクモクレン(白木蓮)が咲きそうになっていたけれど、ヒヨドリ(鵯)の仕業と思われる齧り痕がいくつかあって茶色に変色していた。寒い間はイソヒヨドリ(磯鵯)が目立っていたが、急...ミモザの満開がようやく

  • 裏山歩き最短コース

    もしかしたら春分の日で休みだから、裏山を歩く人はいるかも知れないと思いながら出発した。ところで春分の日は、春の彼岸の中日ということで祭日なのだろうと思いつつ、祝日とどう違うのかと検索した。日曜以外の旗日は祝日法で決まっている国民の祝日だそうだ。それなら年末年始はどうなのか、元旦だけが祝日で、29、30、31、2、3日は休日に関する法律で休日で、法律上、祭日は無い。いきなり横道に逸れた、閑話休題、結果、山中では小鳥がたまに飛び回るばかりで、いつもと同じく誰とも会わなかった。タヌキの溜め糞がひと山と、土をほじくり返した痕ばかりが目立った。山道に積もった落ち葉の下に湧いたミミズをイノシシが鼻で地面を掘り探しては食っている証拠。湧いたといっても、何も無いところからは発生しないわけで、脚とか鼻先にミミズの卵がくっつ...裏山歩き最短コース

  • 冷たい春雨

    南岸低気圧は本州の太平洋側に大雪をもたらすのだそうで、冬に逆戻りの気候だった。宇治も雪予報だったけれど、ひたすら寒いばかりで雪は降らず冷たい春雨となった。最近の鉄道網も道路網も大げさな予防的措置を取るので、私も雪に備え、蘭の上に被せ物をしたり庇の下に避難させたりした。結局、氷点下までは気温が下がらなかったので、取越し苦労に終わった。雨マークも消えたので散歩がてら、水汲み(スーパーの無料ミネラルウォーターサービス)に行く。距離を稼ぐための遠回りをしつつキョロキョロしたけれど、わがテリトリー内に桜の開花は見られなかった。代わりに梅は各種それぞれ1分咲きから満開まで色々と揃っていた。数日前にも取り上げた枝垂れ梅が満開になっていたので、アングルと切り取りでまとめてみた。異様なくらい寒く感じたのと、昼飯時になりそう...冷たい春雨

  • 10k m1500歩の徘徊

    雨の心配なく晴れ上がったので、久々に裏山を歩いた。府道242号線のくねくねアスファルト道を長坂峠まで上がってから、ようやく尾根筋の山歩きが始まる。谷筋を流れる小川は日野岳から流れくだるわけではないのに、なぜか名は日野川。道に沿っている川に車からポイ捨てする不届き者が多いようでゴミだらけ。道に沿うのではなく、川が谷を作り、その谷川に沿って峠越えの道ができたはずで逆か。原付バイクまで捨ててあったが、これは事故だったのかもしれない。山歩きになってから、小鳥の巣が落ちていたのだが、メジロ(目白)か、シジュウカラ(四十雀)かヤマガラ(山雀)のものと思われる。再利用することがないのなら、葉のないこの時季にはどこにでも空きの巣が見られそうなものだけれど、そんなことはないので、結構リユースされている気がする。落下してしま...10km1500歩の徘徊

  • なんとなく変

    散歩エリアの中で1番大きな幹線道路の歩道を歩いていて、何となく変な景色を観た。川岸に大きな茶色の犬が、流れを背にしてお座りをしている様子。読み書きにメガネは要るけれど遠目は効く方なのだが、鉄道橋のコンクリート橋脚と比べると犬が大き過ぎる。それなら何だろうと土手を歩いて向かっていくと、犬の姿はだんだん崩れ、灌木に引っかかったゴモクの集合なのだと判明した。拍子抜けだったので、コンクリート護岸を斜めに少し降りて鉄道橋をくぐった。すると上りと下りの鉄道橋の隙間(撮り鉄ファンなら喜びそうな場所)に立つことができた。危険区域に入り込んだわけでも、柵を乗り越えたわけでもなく、変なスポットにすぽっとハマり込んだ具合。向かってくる電車は駅に近過ぎて撮りにくかったけれど、去っていく電車はまぁまぁの出来。エノキタケ(榎茸)は束...なんとなく変

  • 啓蟄から春分へ

    先日の晴れ間に道路脇のコンクリート部分上をせわしく動く赤い点を見つけた。動きを止めるのを見計らって撮ったのだが、確かめるまでもなくナナホシテントウ(七星天道虫、七星瓢虫)。今春初めて観た虫らしい虫だなと思いつつ、啓蟄の春、芸術の秋などと心でつぶやく。ちなみに、啓蟄は二十四節気の1つで3月初めから3月中旬頃のこととあるので特定の日ではなく、ある半月間であり、次は春分の半月間。サザンカ(山茶花)が盛大に花びらを散らすのも終わりかけで、次はオトメツバキ(乙女椿)と思われるつぼみが膨らみ始めていた。拡大して見ると、愛らしいと見えたのも何だか生々しい凝縮といった感じだ。アセビ(馬酔木)の花が、どうしてここまでと思うほどの混み方で咲いていた。ドウダンツツジ(灯台躑躅)だったかな、ネジキ(捩木)だったかな、などと見当違...啓蟄から春分へ

  • 大安の日に解体やら棟上げやら不稔性やら

    昨日は散歩を始めてすぐに解体現場に差し掛かった。解体現場というのは、建築現場とは違って、殺伐とした非情を漂わせている。とは言うものの、巨大な爪が屋根を引き剥がしたり無茶苦茶にするのを観ると、破壊衝動が満たされたりもする。その後しばらく歩いていたら、今度は木槌で材木を叩いている乾いた音が聞こえてクレーンも見えた。建て前棟上げをやっているのが見てとれて、別の場所でも同様の音が聞こえた。大安に違いないと思ってカレンダーを見ると、やはり大安で、一昨日のホワイトデーは仏滅だった。そんなこんなで歩いていたら、そこの町内で管理しているらしい花壇に水仙が咲いていた。ラッパの中を除いたら、雄蕊が3本だったので、これは3倍体だからだろうか、などと思った。水仙は種ではなく球根でしか増えないのは知っていたので確認してみると、種子...大安の日に解体やら棟上げやら不稔性やら

  • 海鼠腸(このわた)作って海鼠子(このこ)作らず

    寿司屋が調理している動画を観て海鼠腸は作ったのだが、他の記事と比べることをしなかったので、せっかく在ったのに卵巣を捨ててしまっていて、卵巣の塩辛である海鼠子を作らないでしまった。それで、結局のところ海鼠(なまこ)8個からできた腸だけの海鼠腸の量が画像の倍の2皿だけ。塩を振ってよく混ぜて、茶漉しに入れておいて、落ちた水分を捨ててはまたかき混ぜるのを5日ほどしてから日本酒を飲みながら食べてみた。三代珍味だとか言うのだが、微妙な香りと微妙な味は、なんと申しましょうか曰く言い難い代物であった。砂は完全に除去されていたけれど塩が足りなかったようで、でもいまさら足すわけにもいかず、ポン酢などを入れたら台無しになりそうでもあった。初めてのことでありしっかり味を記憶したので、次にどこかで食べる機会でも有れば、比較できるの...海鼠腸(このわた)作って海鼠子(このこ)作らず

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