お茶が大好き。中国茶、日本茶、日本茶道など書いています。毎月の茶会情報も。中国語、中華料理も
北京生まれ北京育ち。来日してから20年以上経ちます。2児の母。趣味はお茶。また船橋で小さな中国語教室と毎月一度中国茶茶会を運営。今年4月景徳鎮を旅しました。ただいまその様子を掲載中。
大昔、北京帰省の時購入した大理南澗茶廠の土林甲級沱茶。 100gの既製品で、時間とと共に少し水分が飛びました。今は99g。 少し削って小分けにして保存します…
ジンポー族(景頗族)についての紹介は少ない。ジンポー族の茶についての研究レポートはゼロに近い。ページ数が多くないが、『茶の民族誌』にジンポー族の茶について論じ…
《茶の民族誌》p18-20引用元@台湾総督府殖産局『印度支南半島ノ茶業』(1938)
昨日、「農林水産政策研究所」の図書館に行ってきました。1938年出版された『印度支那半島ノ茶業』は国会図書館にはなく、所蔵は「農林水産政策研究所中央合同庁舎第…
雨亭茶話⑩黒茶成分の話@「各種中国茶製品に含まれるteadenol類の含量調査」論文を再読
この分析は2012年の『日本食品化学学会誌』に掲載され、その内容の一部を抜粋します。分析サンプルは"分析には中国で生産されている各種茶製品(雲南省産プーア…
”タイ北部茶「ミェンmieng」(ミャンmiang)の茶摘みについての書物1930~1940年”
酸茶(日本では乳酸菌茶)のルーツを追い求めて、気づけば長い年月が流れていました。まだまだわからないことが山ほどあります。
産地:雲南省臨滄茶区。勐庫東半山にある村。村の名前は梁子村(主にラフ族の集落)。海抜2000m。特徴:近年「小冰島」と呼ばれ、甘みのある滋味を持つ。人気が出始…
《茶の民族誌》p17,78-79引用元@《緬甸の自然と民族》1944年頃のミャンマーの茶
”精霊信仰の黒傣族には、同じ傣族でも仏教の進行が見られず、茶より檳榔が日常生活に活きている。こうした実情を見ると、茶と仏教の結びつきは強く、それに加えて漢文化…
『茶の民族誌』p78の引用元:《景頗族社会歴史調査》(一)そしてジンポー族の2度煮茶製法
中国の少数民族である景頗(ジンポー)族は、日本語では「チンポー族」あるいは「ジンポー族」とも呼ばれ、現在は中国国内の雲南省西部、徳宏タイ・景頗族自治州を中心に…
『茶の民族誌』p69の引用元@松本信廣《日本民族文化の起源》卷2
国会図書館デジテルコレクションのオンライサイトで読める。⇒日本民族文化の起源 第2巻 (古代の舟.日本語と南方語) - 国立国会図書館デジタルコレクション(要…
十年前に友人が作った勐宋茶区の生餅。今の生餅によく見られる「新工芸」茶とは異なり、落ち着いた香りで、渋みもかなりやわらぎ、とても美味しい。寝る前なので、茶葉は…
抽出時間:1煎目20秒。2煎目30秒。3煎目30秒。小さい頃飲んだ酸梅湯のような酸味でした。
2025年の秋に第2回「黒茶展示会」を開催する予定です(同じ場所で)。詳細はまたゆっくりご案内します。****************************…
2016年に書いた文章をリブログします。*****************************************::新茶の季節。日本茶の新茶はすぐ買…
産地:雲南省シーサンパンナ州勐臘県瑶区瑶族郷苗旧寨村・蟒蛇箐エリア。行政区画上は勐臘県瑶区に属するが、地理的には易武鎮に近いため、俗に「易武蟒蛇箐茶」とも呼ば…
日本ではこれから新茶の季節を迎えますが、雲南では春茶の収穫がほぼ終了しました。私は毎年、味見程度ですが、晒青毛茶の新茶を送っていただいています。一昨日届いたの…
黒茶には種類が多くこれはただの一例、湖南黒茶の場合です。以前の黒茶講座時の資料をすこしだけ載せます。小規模の生産者の茯茶保管(熟成)部屋。時々一本取り出して開…
『茶の民族誌』p249の引用元: 薩支輝「特区少数民族発展経済的思路」(1995)
松下智先生が石古坪村を訪ねたことを記録した記事。1993年当時の石古坪村は、一人当たりの年間収入が2500元と記録されており、昨年私が目にした裕福な石古坪の光…
『茶の民族誌』p220-221引用元:光緒20年《鬱(郁)林州志》に記載されている「茶泡」
「....更に泡茶は女人の製したもので、冬瓜を薄く切り、大きさ2寸位四角か圓となしそれに花木虫魚等の形を鏤刻し、白糖に漬け、日に晒して乾かし貯へたもので、来客…
昨年(2024年)に開催した黒茶展示会の様子を、少しだけアップします。日本茶インストラクター協会千葉支部の役員の方々や悠々茶館のメンバー達のおかげで大盛況でし…
『茶の民族誌』p217引用元:田曙嵐氏の『広西旅行記』の象県瑶族茶記述
金秀の西隣りの「象州」の茶については、確たる瑶族の茶の記述があった。それは:「瑶族と茶のかかわりについては、『広西旅行記』の随所に記録されており、『茶経』に記…
午後の一服休憩。 八角亭的冰島・糯伍小方磚(2022年生)香り:☆☆☆まろやかさ(甘み):☆☆☆☆渋み:☆☆ 糯伍(ヌオウー)は双江県勐庫鎮の北部に位置し、…
『茶の民族誌』p194引用元:『江華瑶族自治権概況』(1985)
今年3月に江華県を訪れたばかりで、江華県のヤオ族集落ー千年瑶寨は大変印象に残った。
昨日、旅のお茶の第二弾が届いた。旅の後半に訪れた農家の茶がほとんどで、箱を開けると、あの時、あの家であの農家の人が笑いながら語ってくれた話が、ふとよみがえった…
(2025年3月)中国茶旅レビュー⑯茶陵県のお茶企業といえば
前回のつづき(2025年3月)中国茶旅レビュー⑯茶陵県のお茶企業といえば 茶陵県に行くまでは、「茶陵の茶といえば雲陽山に茶の木がある」という程度の知識しかなか…
昨日、中国から船便で発送したお茶の荷が、ついに到着いたしました。3月には、茶陵と炎陵県の緑茶、石山茶、龍渣村ヤオ族の茶、そして江華県のヤオ族の「江華苦茶」な…
(2025年3月)中国茶旅レビュー⑭茶陵県にある南宋時代の防御城壁
前回のつづき。(2025年3月)中国茶旅レビュー⑭茶陵県にある南宋時代の防御城壁悠久の歴史を誇る茶陵県には、歴史書にも登場する雲陽山のほか、南宋時代の城壁や鉄…
金平県の正式名称は金平ミャオ族ヤオ族タイ族自治県。この古茶樹の場所は金平ミャオ族ヤオ族タイ族自治県馬鞍底郷鶏窝寨というヤオ族の集落に位置する。以前の関連記事2…
(2025年3月)中国茶旅レビュー⑬茶陵県訪問~神農の故郷、雲陽山の茶樹探訪
前回のつづき。(2025年3月)中国茶旅レビュー⑬茶陵県訪問~雲陽山の古茶樹を探す Date:20250313茶陵県の雲陽山を訪れた日は小雨が降っていた。宿泊…
炎陵県滞在の感想まとめ20250309-12 1宿:炎陵県には3泊滞在した。宿泊先は「炎陵和一麗呈酒店」を利用した。部屋やエレベーター前のスペースが広々として…
(2025年3月)中国茶旅レビュー⑩炎陵県の茶産地といえば「大院」~台湾茶農の話
前回の続き(2025年3月)中国茶旅レビュー⑧炎陵県の茶産地といえば「大院」~台湾茶人の話動画は炎陵県大院にある海抜1600mの亀龍窩茶園にて。2025年3月…
(2025年3月)中国茶旅レビュー⑨炎陵県中村瑶族郷ヤオ族の集落、龍渣村
前回のつづきやっとたどり着いた炎陵県のヤオ族集落ーー中村瑶族郷・龍渣村。書きたい内容は山ほどあるが、ここでは5000文字の感想文を省略して写真と簡単な解説で紹…
(2025年3月)中国茶旅レビュー⑧炎陵県中村瑶族郷梅岡村での発見~
前回のつづき日時:2025年3月10日の撮影。翌日、計劃通りに、炎陵県にある唯一の少数民族の郷ーー中村瑶族郷を訪れた。県の中心地から中村瑶族郷までは車で約く5…
(2025年3月)中国茶旅レビュー⑦炎陵県には名茶がない?!天堂茶を知る
前回のつづき。炎陵県の「農貿市場」で売られているお茶。全体的な印象はかなり低ランクの緑茶または烏龍茶。この地域は台湾烏龍茶の品種が導入されており、商品のランク…
前回のつづき。前回の内容は(2025年3月)中国茶旅レビュー⑤江西省吉安県から湖南省株洲市炎陵県へ移動する**************************…
先月湖南省江永県千家峒を訪問しました。帰ってきて資料を整理しようと思ってヤフーやChatGPTを使って「千家峒」について検索してみることにしました。以下はCh…
吉州窯の焼物の話もしました。 開催日:2025年4月5日土曜日と6日日曜日時間:13:30~ 解散自由場所:船橋市東部公民館人数:8名限定(今回は定員を超え…
2013年の熟餅。味はかなりまろやかになり、殆ど渥堆臭がありません。包装紙に茶油がにじんできている。「「味最酽」の荒茶は主に「中壮茶青」(成熟した葉っぱ)を使…
解説:大益・勐海茶廠の製品ラインナップの中で、「象山」シリーズは2002年の「象山青」、2003年の「象山青」からスタート。その後2005,2006,200…
愛称は「格格gege」。「格格」は満州語で「姫」という意味です。解説:【生肖茶】とは毎年の12月になると、各プーアル茶メーカーは翌年の新年を祝うための新茶を作…
4/5茶会資料:大益2020年の7742生餅(2001年陳茶は荒茶)
解説:大益の7542レシピは生餅の定番として広く知られているが、「7742」レシピはあまり知られていません。「7742」シリーズは、501(2005年)を皮切…
大益「味最酽」シリーズは、2006年から2013年まで(2012年を除く)はほぼ毎年リリースされましたが、2013年以降は2017年に一度だけ発売されただけで…
(2025年3月)中国茶旅レビュー⑤江西省吉安県から湖南省株洲市炎陵県へ移動する
(2025年3月)中国茶旅レビュー⑤江西省吉安県から湖南省株洲市炎陵県へ移動する 湖南省株洲市の南部には、茶のゆかりの地ー茶陵県と炎陵県がある。『茶の民族誌』…
(2025年3月)中国茶旅レビュー④「知青」が作った東固緑茶
前回の続き。「知青」とは、中国現代史における用語で、「知識青年」の略称である。主に文化大革命(1966-1976年)の時期に使われた言葉であり、都市部の青年達…
(2025年3月)中国茶旅レビュー③江西省吉安市東固畲族郷の畲族集落を訪ねる
前回の続き。吉安市にシェ族の村があることを初めて知った。伍先生に「この辺りに瑶族はいませんか」と尋ねたところ、「ヤオ族はいませんが、シェ族はいます」との返事だ…
(2025年3月)中国茶旅レビュー②江西省吉安県の吉州窯を訪ねる
江西省吉安県には4泊した。日本から来た日本茶インストラクターKさんと吉安で合流し、一緒に吉安県を見物した。吉安県は江西省吉安市の管轄下にあり、江西省の中部に位…
今回は鉄道の利用が多かった。中国の鉄道は日本と比べて安いが、問題は目的地が都市の市内ではなく、その周辺の山村であることだ。その山村にたどり着くには、車をチャー…
2025年3月3日~25日の中国旅行から、無事に帰国しました。
マイ座右の銘の一つは☆答えが見つからないときは旅をする☆ それにしても、今回は三週間以上の中国滞在。長かったです。我が家のバルコニーの鉢植えのレンギョウは、見…
一昨日。友人と頤和園を散策。しなやかな柳の枝は見頃です。
夕べ、景東【古保森】茶業の何社長にイ族の茶を伺いながら、景東ヤオ族についてもいくつかの発見がありました(目から鱗の話は沢山)お茶は、まず熟茶を飲み、それから何…
6人乗り。思茅汽車站から始発。景東県までは3時間半。唐代の《雲南記》として知られる《蛮書》には、「茶出銀生城界諸山」という記述があります(茶は銀生城界の諸山で…
景東行きのバスを待っている間、お昼を食べました牛肉麺と棒棒鶏。鶏肉は黄色であることは雲南、いや中国での鶏肉料理の特徴です。量が多くて1/3しかたへられませんで…
今日の鉄道移動は【中老鉄道】を利用します。さて【万象】の日本語はなんでしょうか、
20250319昆明ある出版社にて。万難を乗り越えてやっと記念すべき日に迎えました。お昼は羊肉のビーフ。
昨日、念願の江永清渓村のヤオ族学者田先生に会うことができました。江永県清渓村は陶淵明の桃花園記に書かれている風景はここではないかと思わせる世外桃源的な小さな村…
江永県千家洞元代古戦場。この場所で元の朝廷がある理由でヤオ族と大きな戦を繰り返し、結果、ヤオ族は政府軍に負け、やむ得ずここから出て周辺に散らばっていった。地元…
江永県に昼ごろ到着。半日車をチャターして周辺のヤオ族村の茶を探訪する予定です。お昼は猪杂碎(豚の内臓など)のビーフ麺。とても美味しかったです。ここもタクシーの…
湘江沿岸の風景です。もうすぐ永州駅です。初めて訪ねます。
2年の記事。やっと湖南省株洲の茶陵県と炎陵県を訪ねた。 ……………………2022:2/24の記事。この一週間ずっとこの地図を眺めていた。湖南省の東部には株…
茶陵県から南下し、永州に移動中。永州の江華のヤオ族県に行く予定で、交通の不便なところである。初めて行くので現地の友人に移動方法をいろいろ聞いたが、やはり実際移…
非売品だが、お代を払って少し裾分けしてもらいました。現在廠江古樹茶は県の管轄下で、摘みと製造を行い、村の人々も飲むことがない。このお茶は例の古樹の種を拾って植…
昨日、四川南川大茶樹に逢った時の興奮が、蘇った。車で山道を1時間を走って登山口(入り口らしいものがなく、地元の人の案内がないとわからない)からさらに40分を山…
朝一の電車で隣の県、茶陵県へ向かう。7時11分の電車だが、6時半から駅ドアを開ける。何というのんびりの生活。駅は大きいだが、日本のローカル線の感じだ。お客さん…
2025吉州炎陵茶陵永州景東の旅20250310この日、車をチャターして主に炎陵県南部のヤオ族村の茶を訪ねるというプランだった。車をチャターして1日600元、…
2025吉州炎陵茶陵永州景東の旅@神農が眠る場所のそばにあるヤオ族村
2025吉州炎陵茶陵永州景東の旅20250310今日は炎陵県中村ヤオ族郷を訪ねる。106国道を走って1時間の後、郷道149に入って土の道になる。
2025吉州茶陵永州景東の旅④友人陶芸家、伍映山先生の耕泥坊再訪
2025吉州茶陵永州景東の旅④20250306吉州窯陶芸家伍先生の工房を再訪初めてここを訪ねたのは2013年。中の様子はそれほど変わりがなく伍先生の作品は大分…
広東省博物館③越窯、河南魯山窯、吉州窯そして広東省ゆかりの古窯
リブログです。20190530の日記。………前回の続き。今度は隋唐から宋遼金までの陶磁器。テーマは「瓷国崛起ーー陶磁器大国としての発展期」 “盛唐という言葉を…
2025吉州茶陵永州景東の旅③20250306吉州窯博物館を見学。この日あいにく小雨。地元の陶芸家友人の案内で吉州窯博物館へ向かう。日本では天目茶碗の窯として…
2025吉州茶陵永州景東の旅②20250305夜ホテルに荷物を置いて地元の陶芸家夫婦と合流し、地元のレストランで吉州郷土料理を頂きました。どれも健康的で美味し…
20250305@吉安北京から江西省の吉安市に移動中。飛行機をやめ、高鉄を使いました。10時間直行便。850元あたり。高鉄の中で微信で停車駅周辺のレストランの…
北京の幼なじみに教えてもらった歌。…话谢过 路借过 你是你 我是我话谢过 路借过 你是你 我是我诚如先生所说 每颗心都有瑕潇洒不是不怕 是愿付出代价…
ご参加の皆様、ありがとうございました。テキストの熟茶基礎知識①~③は、私が考えた中で熟茶を理解するうえで最も参考になるポイントです。私も勉強中です。皆様と一緒…
いわゆる老六安でしょう、10年前香港の英記茶そうで買ったのです。店の人が老六安と言っていました。昨日の茶会のクイズ茶はこのお茶でした。今日のクイズ茶は別の黒茶…
飲みやすくためのパッケージデザインが抜群です。もちろん良さはパッケージだけではないですが、昨日の守興昌はこちらでした。今日は新着です。プーアル茶への理解はまず…
雨亭茶話②1973年前のプーアル茶には生茶や熟茶のいい方がなく。。。
1973年以前のプーアル茶には、生茶や熟茶と言った呼び方はなく、ただ普洱茶と呼ばれていました。北京の我が家にも普洱はなく普段はジャスミンティーで来客の時はちょ…
3月の茶会は今週末にあります。お天気はよさそうですので、お気をつけてお出かけください。今回は、プーアル熟茶の話についてお話ししながら、異なる後発酵製法によって…
『茶の民族誌』p187湖南沪渓県武山盤瓠における引用:嘉慶『湖南通志』
引用原文:武山在县西百八十里(一统志)高可万仞,山半有槃瓠(盤瓠)石窟,中有一石,狗形,云是槃瓠之遗像。
『茶の民族誌』p187無時山茶樹における引用元:「大明一統志」巻65
『大明一統志』(だいみんいっとうし)は明王朝(1368-1644)、第八代皇帝、英宗の時代に完成した勅撰地理書。。全90巻。『茶の民族誌』p187に引用した内…
『茶の民族誌』p.186梅山蛮の引用元:張雄の「王安石開辺湖南“蛮”地述論」
page186に引用した張雄の「王安石開辺边湖南“蛮”地述論」。雑誌《民族研究》.(1990年1月号)より。赤い枠内は引用された部分です。一つ注意すべき内容で…
《茶の民族誌》p.186梅山蛮の引用元:『瑶族簡史』(1983)
『茶の民族誌』第三章湖北・湖南の茶と民族page186“【安化の梅山蛮】湖南省は、中国有数の茶産地であったが、その中心地は安化県にあった。安化県は、長沙市の西…
「茶書を読む茶会」今年4月~6月のお知らせ:4月は特別茶会を開催いたします。土日、両日の内容は異なりますのでご注意ください。開催日:4月5日土曜日13:30~…
『茶の民族誌』p.185の引用元:『支那省別全誌 』湖南省における貴重な「猺茶」記録
ヤオ族の茶における記録は稀ではあるが、注意深く探せば見つかるものですね。『茶の民族誌』を読むと発見の連続です。**************2019年8月の撮影…
雑誌【民族研究】(1990年第5期)に舒向今氏の《五溪蛮地的先秦文化》寄稿(p.58)がある。「湖南省に漢族が定住する以前には、現在、苗族、瑶族、侗族等漢族か…
『茶の民族誌』p.181の引用元:《後漢書・馬援傳》より「五渓蛮」とは
中国語サイトでみることができる。湖南省に住む「蛮族」は、主として五渓に住む人たちであり、その主たる民族は、盤瓠伝説を持つ民族である、と記されている。(『茶の民…
『茶の民族誌』p.171の引用元:『支那省別全誌 』第十巻・湖南省(1918)
締め切りが迫ってきて、校正はやや焦っています。湖南省安化県の茶業について、戦前に出版された『支那省別全誌』湖南篇は大変良い参考書です。最近、中国では名前を変更…
『茶の民族誌』p.169-170の引用元:《清代社会経済史研究》(重田徳 1995)
”湘中紅黒茶区を代表する茶産地、安化県は湖南省の先進茶産地であることはもちろんのこと、中国の名茶産地としても広くしられており、明代から清代にかけては、中国最大…
『茶の民族誌』p165の「万洋山」(ワンヤンシャン)はどこ?
『茶の民族誌』pa164-165茶陵郷は、現在の湖南省の省都長沙市から南東約150-160キロほどにある「酃県」にある。東に江西省の万洋山と接し、西は隣安仁、…
『茶の民族誌』p.164の引用元:安井正太郎の『湖南』(1905)
「湖南省は禹貢荊州の域。周末(周王朝のこと。紀元前1046 - 紀元前256年)の所謂楚にして、秦代には黔中、長沙郡の地たり。西漢には長沙、桂陽、武陵、零陵四…
「土家族の茶に関しては、土家族に限らず湖北省の山地、平地を問わず、「蛮」といわれた諸民族の動向の中から、土家族としての姿を見出さねばならない。『古代長江中游的…
「土家族の油茶については、恩施県地方に多く分布しているが、鄂西東部の長陽県方面の土家族にはみることができない。これについて、『土家族風俗志』には”茶,土家族生…
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大昔、北京帰省の時購入した大理南澗茶廠の土林甲級沱茶。 100gの既製品で、時間とと共に少し水分が飛びました。今は99g。 少し削って小分けにして保存します…
ジンポー族(景頗族)についての紹介は少ない。ジンポー族の茶についての研究レポートはゼロに近い。ページ数が多くないが、『茶の民族誌』にジンポー族の茶について論じ…
昨日、「農林水産政策研究所」の図書館に行ってきました。1938年出版された『印度支那半島ノ茶業』は国会図書館にはなく、所蔵は「農林水産政策研究所中央合同庁舎第…
この分析は2012年の『日本食品化学学会誌』に掲載され、その内容の一部を抜粋します。分析サンプルは"分析には中国で生産されている各種茶製品(雲南省産プーア…
酸茶(日本では乳酸菌茶)のルーツを追い求めて、気づけば長い年月が流れていました。まだまだわからないことが山ほどあります。
産地:雲南省臨滄茶区。勐庫東半山にある村。村の名前は梁子村(主にラフ族の集落)。海抜2000m。特徴:近年「小冰島」と呼ばれ、甘みのある滋味を持つ。人気が出始…
”精霊信仰の黒傣族には、同じ傣族でも仏教の進行が見られず、茶より檳榔が日常生活に活きている。こうした実情を見ると、茶と仏教の結びつきは強く、それに加えて漢文化…
中国の少数民族である景頗(ジンポー)族は、日本語では「チンポー族」あるいは「ジンポー族」とも呼ばれ、現在は中国国内の雲南省西部、徳宏タイ・景頗族自治州を中心に…
国会図書館デジテルコレクションのオンライサイトで読める。⇒日本民族文化の起源 第2巻 (古代の舟.日本語と南方語) - 国立国会図書館デジタルコレクション(要…
十年前に友人が作った勐宋茶区の生餅。今の生餅によく見られる「新工芸」茶とは異なり、落ち着いた香りで、渋みもかなりやわらぎ、とても美味しい。寝る前なので、茶葉は…
抽出時間:1煎目20秒。2煎目30秒。3煎目30秒。小さい頃飲んだ酸梅湯のような酸味でした。
2025年の秋に第2回「黒茶展示会」を開催する予定です(同じ場所で)。詳細はまたゆっくりご案内します。****************************…
2016年に書いた文章をリブログします。*****************************************::新茶の季節。日本茶の新茶はすぐ買…
産地:雲南省シーサンパンナ州勐臘県瑶区瑶族郷苗旧寨村・蟒蛇箐エリア。行政区画上は勐臘県瑶区に属するが、地理的には易武鎮に近いため、俗に「易武蟒蛇箐茶」とも呼ば…
日本ではこれから新茶の季節を迎えますが、雲南では春茶の収穫がほぼ終了しました。私は毎年、味見程度ですが、晒青毛茶の新茶を送っていただいています。一昨日届いたの…
黒茶には種類が多くこれはただの一例、湖南黒茶の場合です。以前の黒茶講座時の資料をすこしだけ載せます。小規模の生産者の茯茶保管(熟成)部屋。時々一本取り出して開…
建瓯に向かっています@20240510
建瓯に向かっています@20240510
光緒《海陽県志・雑録》より「永楽五年(1407)冬十一月,畲蛮雷文用等来朝(見)。初,潮州府有称畲長者,即猺类也。(潮州)衛卒謝輔尝言:海陽県鳳凰山諸処畲遁…
勐庫大雪山↑ユーチューバー「深入勐库大雪山!老高尋茶」の勐庫大雪山古茶樹の動画。動画の最後にやっと会えたのは(8:00分辺り)樹齢2700年の勐庫大茶樹。この…
瓦依那X任素汐《大梦》だれかの一生の人生を歌っています。誰でしょうか
やぶきたの原木。2024年4月の様子。静岡に行く度、見に行きますが、あまり大きくならないですね。你看世间朗朗有光照留了树荫送我乘凉我们都在享受前人的智慧。有时…
雲南省西部に位置する保山市は年間茶生産量としてシーサンパンナ州とほぼ同じ、6-7万トンだが、知名度に関してはシーサンパンナよりかなり低く、特に名茶としてあげら…
前回は同治13年《韶州府志》物産を引用して、韶関や英徳の土着茶を紹介した。頁をめぐると今度《潮州府志》を用いて潮州の茶について述べている。著者が県誌、府志を頻…
『茶の民族誌』第4章嶺南の茶と民族第5節広東省の茶産地p243「英徳紅茶」について以下のように引用している。(青字)「(同治13年、1874)《韶州府志》の物…
1985年の中国茶業の専門雑誌《中国茶葉》に広東省北部瑶族の茶について貴重な記録を発見。以下の内容はこの雑誌からの転載。「连南,连山两县地处五岭南麓,位于广东…
昨年の六月(2023年6月25-27日)、友人のお誘いで、熊野古道の番茶農家を訪ねた時、購入したお茶。だいぶ時間が経っていましたが、昨日の記録です。一つ目は「…
桜が満開の今頃、湖北省恩施から今年の新茶が来た。中国国産の蒸し製緑茶、恩施玉露。摘みは3月12日。特級。外観は「形似松針、色澤翠緑」(形状は松葉の如き、色澤は…
『茶の民族誌』第4章嶺南の茶と民族p234-235「南越国、そして「蛮夷」、さらに漢族等が織りなしてきて広東省の歴史文化を、それぞれ、ときほぐすことはできない…
「嶺南文化」は狭義では広東省地方の文化を指す。広義では南粤、中国南部の「五嶺」(嶺南山脈)より南の全ての地方文化を指す。中国国内では広東省、広西チワ族自治区(…
『茶の民族誌』p225-226:(青字は原書の記述)「鉄鍋の炒り蒸し茶は、主として茶団(団茶)の原料となる散茶を造るもので、直径一メートル、深さ三十センチの鉄…
静心在家校对译文。对仡佬族知道的很少。若不是松下先生的指引,很少將制茶与少数民族的历史文与化联系起来,即使知道也是很皮毛,很道听途说。总是在说一句话,茶是一扇…
中国少数民族の檳榔習慣は《茶の民族誌》の中でよく語らているテーマである。中国では、近年檳榔習慣についての論文はすこし見られるようになったが、まだまだ研究成果が…
『茶の民族誌』第4章「嶺南の茶と民族」(page217)の引用(青字)「金秀瑶族自治県に住む瑶族には、茶が欠かさないものになっているが、金秀周辺に住む瑶族につ…
『茶の民族誌』第4章「嶺南の茶と民族」(page213)の引用(青字)現在の金秀瑶族自治県成立に関しては、その周辺諸県にそのつど分属されてきた経緯がある。明代…
『茶の民族誌』第4章「嶺南の茶と民族」(page212)の引用(青字)“茶之属。茶之叶制茗不异武彝。向来姜七姜八两都颇收其利。冷水茶出三叉山,味美。仙人茶出…