締め切りが迫ってきて、校正はやや焦っています。湖南省安化県の茶業について、戦前に出版された『支那省別全誌』湖南篇は大変良い参考書です。最近、中国では名前を変更…
お茶が大好き。中国茶、日本茶、日本茶道など書いています。毎月の茶会情報も。中国語、中華料理も
北京生まれ北京育ち。来日してから20年以上経ちます。2児の母。趣味はお茶。また船橋で小さな中国語教室と毎月一度中国茶茶会を運営。今年4月景徳鎮を旅しました。ただいまその様子を掲載中。
2011千両茶。桃源大葉種。安化黒茶にも大葉種があります。
メモです。雲南省博物館にて撮影20231112
2025社前六堡茶2種(アクタイ有りと無し)試飲(前半。外観鑑定練習)
外観鑑定:2025社前六堡茶2種(アクタイ有りと無し) ①六堡鎮農家茶。渥堆なしの荒茶。国家基準(GB)外。いわゆる六堡茶の荒茶(※)。それほどよれていなく、…
大昔、北京帰省の時購入した大理南澗茶廠の土林甲級沱茶。 100gの既製品で、時間とと共に少し水分が飛びました。今は99g。 少し削って小分けにして保存します…
ジンポー族(景頗族)についての紹介は少ない。ジンポー族の茶についての研究レポートはゼロに近い。ページ数が多くないが、『茶の民族誌』にジンポー族の茶について論じ…
《茶の民族誌》p18-20引用元@台湾総督府殖産局『印度支南半島ノ茶業』(1938)
昨日、「農林水産政策研究所」の図書館に行ってきました。1938年出版された『印度支那半島ノ茶業』は国会図書館にはなく、所蔵は「農林水産政策研究所中央合同庁舎第…
雨亭茶話⑩黒茶成分の話@「各種中国茶製品に含まれるteadenol類の含量調査」論文を再読
この分析は2012年の『日本食品化学学会誌』に掲載され、その内容の一部を抜粋します。分析サンプルは"分析には中国で生産されている各種茶製品(雲南省産プーア…
”タイ北部茶「ミェンmieng」(ミャンmiang)の茶摘みについての書物1930~1940年”
酸茶(日本では乳酸菌茶)のルーツを追い求めて、気づけば長い年月が流れていました。まだまだわからないことが山ほどあります。
産地:雲南省臨滄茶区。勐庫東半山にある村。村の名前は梁子村(主にラフ族の集落)。海抜2000m。特徴:近年「小冰島」と呼ばれ、甘みのある滋味を持つ。人気が出始…
《茶の民族誌》p17,78-79引用元@《緬甸の自然と民族》1944年頃のミャンマーの茶
”精霊信仰の黒傣族には、同じ傣族でも仏教の進行が見られず、茶より檳榔が日常生活に活きている。こうした実情を見ると、茶と仏教の結びつきは強く、それに加えて漢文化…
『茶の民族誌』p78の引用元:《景頗族社会歴史調査》(一)そしてジンポー族の2度煮茶製法
中国の少数民族である景頗(ジンポー)族は、日本語では「チンポー族」あるいは「ジンポー族」とも呼ばれ、現在は中国国内の雲南省西部、徳宏タイ・景頗族自治州を中心に…
『茶の民族誌』p69の引用元@松本信廣《日本民族文化の起源》卷2
国会図書館デジテルコレクションのオンライサイトで読める。⇒日本民族文化の起源 第2巻 (古代の舟.日本語と南方語) - 国立国会図書館デジタルコレクション(要…
十年前に友人が作った勐宋茶区の生餅。今の生餅によく見られる「新工芸」茶とは異なり、落ち着いた香りで、渋みもかなりやわらぎ、とても美味しい。寝る前なので、茶葉は…
抽出時間:1煎目20秒。2煎目30秒。3煎目30秒。小さい頃飲んだ酸梅湯のような酸味でした。
2025年の秋に第2回「黒茶展示会」を開催する予定です(同じ場所で)。詳細はまたゆっくりご案内します。****************************…
2016年に書いた文章をリブログします。*****************************************::新茶の季節。日本茶の新茶はすぐ買…
産地:雲南省シーサンパンナ州勐臘県瑶区瑶族郷苗旧寨村・蟒蛇箐エリア。行政区画上は勐臘県瑶区に属するが、地理的には易武鎮に近いため、俗に「易武蟒蛇箐茶」とも呼ば…
日本ではこれから新茶の季節を迎えますが、雲南では春茶の収穫がほぼ終了しました。私は毎年、味見程度ですが、晒青毛茶の新茶を送っていただいています。一昨日届いたの…
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締め切りが迫ってきて、校正はやや焦っています。湖南省安化県の茶業について、戦前に出版された『支那省別全誌』湖南篇は大変良い参考書です。最近、中国では名前を変更…
諸岡存の『茶経評釈』は、個人的には『茶経』の解釈書の中でも、情報量の豊富さと観察力の鋭さにおいて最も優れていると思う。ただ一つ難点がある――読みづらいのだ。 …
諸岡存氏の『茶経評釈』は大変重宝です。初版は戦時中の1941年。戦時中という、日本を取り巻く厳しい状況の中で、これほど素晴らしい書物が書かれたことには、ただ脱…
民国『湖北通志』巻14舆地志十四 藩封 第585页荆州雍州,此南朝所置。雍州治襄阳。雍州蛮,盘瓠之后也。种落布在諸郡县。訳:荆州と雍州は、南朝によって設置され…
メモです。サイト:中国省别全志(日本)09湖北省 - 道客巴巴 どうやら、日本の大正時代に出た『支那省別全志』は、中国のサイトにすべてアップされているようです…
「土家族の茶に関しては、土家族に限らず湖北省の山地、平地を問わず、「蛮」といわれた諸民族の動向の中から、土家族としての姿を見出さねばならない。『古代長江中游的…
"土家族の油茶については、恩施県地方に多く分布しているが、鄂西東部の長陽県方面の土家族にはみることができない。これについて、『土家族風俗志』には”茶,土家族生…
"しかし、前述の恩施県五峯郷の製茶法をみても、土家族固有の伝統的な製茶法とは思えない。つまり、土家族の茶は、土家族が住みつく前の民族による茶を継承しているので…
p64。『桐君録』についての解釈です。推定では、東晋から5世紀頃にかけて成立した書物ですが、後世には伝わらず、すでに散佚しています。諸岡氏によれば、この時代の…
巴山峽川は最も古い茶産地の一つであり、陸羽も訪ねたと推定されている。この地域は、湖北省巴東県から長江三峽を経て四川省川南の群山に至る一帯を指す。 巴山︰湖北省…
訳者注原書にはいくつか誤記があります。「転监年间」は「天監年間」の誤り、「任日方」は「任昉」、「【述昇记】」は「【述異記】」の誤記です。ここに訂正いたします。…
湖南省の「永順彭氏土司」については、『茶の民族誌』(p.154–155)に簡単な記載がある。土家族は地理的には、主に以下の地域に分布している: 湖南省・永順…
夕食はそばのジャンジャン面でした。
大豊町の碁石茶。摩訶不思議なお茶です。動画は2023年の夏でした。
中国の第7回人口普査(2020年)の統計によると、瑶族は言語、習俗、信仰の違いにより、4つの支系に分類される。すなわち、瑶語支系、苗語支系、侗水語支系、漢語方…
水族の茶に関する研究報告はほとんど存在しない。『茶の民族誌』第2章では記述が少ないものの、貴重な分析が含まれている。引用元は、1986年に刊行された『三都水族…
今日一枚ほぐして、今年の蟒蛇菁晒青毛茶と飲み比べてみようと。香りが良いですね。
貴州省にもう一つ土着民族はコーラオ族。このコーラオ族もベトナムの少数民族の一つです。ベトナム語はNgười Cờ Lao / 𠊛旗勞。動画はベトナム北部、ハザ…
撮影:20240514 撮影場所:潮州鳳凰単叢博物館内(潮州鎮) 鳳凰単叢茶が好きな方だったら「宋種」というお茶をご存じだと思います。「宋種」は単叢茶の中で…
潮州古城はおいしい食べ物がたくさんある。「お勧めの店がありますか」と炭起こしを教えてくれた鳳凰単叢茶店の若店長に聞いたら美食街にある「瀛洲獅頭鵝」の店がよいと…
潮州古城の城楼ー広済楼。明の洪武三年(西歴1370年)に建てられ、600年以上の歴史を持つ。撮影:20240513
撮影:20240513 撮影場所:潮州古城牌坊街【茶山酒肆】店。綺麗な若い女性(店長?!)が潮州工夫茶の炭起こし方を教えてくれた。 その日学んだこと:①使う炭…
2024中国茶産地訪問⑩武夷山から潮州へ潮州古城を散策@20240513武夷山から潮州への移動は電車を使った。潮州は潮州古城牌坊街の近くにある民宿ー「梅香居」…
前回のつづき~2024中国茶産地訪問⑨武夷山市下梅村訪ねた日は小雨で写真はあまり積極的に撮らず。武夷山の下梅村は武夷山市武夷街道の管轄で武夷山市の中心部に位置…
(2024)7月月茶会の内容日時:7月6日土曜日と7月7日日曜日午後13:30~場所:船橋中央公民館内容:前半→《茶の民族誌》第1章雲南と周辺国のヤオ族の茶(…
2024中国茶産地訪問⑧武夷山星村鎮に美しい畲族村ー黎前村 武夷山滞在の三日目、すこし時間があったので武夷山風景区、即ち武夷山正岩茶地区からすこし離れたところ…
引き続き5月の中国茶産地訪問のレポートです。前回のつづき。 今回の武夷茶訪問は武夷山に三日間滞在した。滞在した日の夜は2回ほど陳永霖先生のお店&茶室をお邪魔し…
お茶請けその一:上海空港で購入した「五香豆」。北京で生活をしていた小さい頃によく食べたおやつ。日本にはいかり豆のようなおつまみはあるが、この「五香豆」は日本の…
本日の茶譜20240601-02① 冷茶:石古坪烏龍茶(荒茶)これは先月石古坪村を訪ねた時、村の茶農家・藍逸森さんの家で購入したもの。まだ荒茶の段階でこれか…
6月の月茶会は【《茶の民族誌》を読む】の2回目でした。今回は前月(2024年5月)の中国茶産地、武夷山と潮州の訪問報告に併せ、第5章福建北苑団茶、武夷山烏龍茶…
武夷山の茶師の中に劉という苗字の方が多い。中国国家級非物質文化遺産・武夷岩茶制作技芸伝承人、劉宝順氏(商品名は「幔亭」)、同じく伝承人劉国英氏(商品名は「岩上…
劉斌さんのお店でお茶を飲んでいたらグループの方が御当地の名物おやつ「光餅」を買ってきた。ぴりっと辛口でサクサクと薄いせんべいの食感。これは美味しかった。撮影:…
2024中国茶産地訪問④武夷山茶人劉斌氏の「武夷山郷愁記憶館」撮影:20240511武夷山滞在2日目。武夷山茶人劉斌氏の案内で「武夷山郷愁記憶館」を見学。この…
Date:20240510建甌市にて。県級市。つもり行政レベルは「県」。人口42万。建甌市に半日ほど滞在し、宋代点茶方式を復元する宋茶北苑·建州宋式点茶伝習所…
2024中国茶産地訪問②友人と落ち合わせして建甌へ前回の続き~本来なら高鐵の武夷山北駅を降り、そこでタクシーを拾い、武夷山北駅から約12㎞の所にある武夷山観光…
2024/5中国茶産地訪問①日本から武夷山への乗り継ぎ 日本から武夷山に行くには、いろいろルートがありますが、私は成田ー上海まで飛行機(上海で一泊)、翌日上海…
☆再度掲載☆ 昨日無事帰国しました。予定をしていた臨滄地方訪問はスケジュールの関係で今回行くことを辞めましたが、他の日程は武夷山ー潮州(鳳凰山、石古坪村)ー…
建瓯に向かっています@20240510